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ボブインターナショナル (その8)

その1その2その3その4その5その6その7

小室「なんでボクを亜美に会わせられないの! ボクが誰だか知ってるの?」
杉本「あ、いやあのですね…! 鈴木さんは控え室で衣装に着替え中ですので
   ちょっと今はこちらへ呼べないんですよ…ええ。 申し訳ありませんが
   お席の方でお待ち頂けますか? あ、ワインをご用意いたしますね♪」
小室「キミ知ってるぅ? 名前のアタマに『世界』がついちゃう日本人は5人
   だけなのよ? 世界のキタノ、世界のサカモト、世界のハヤオミヤザキ
   世界のプリンセステンコー、そして最後に、世界の…わかるでしょ?」
杉本「世界の…車窓から?」
小室「うんうん、石丸謙二朗のナレーションが抜群に…    殺すよ? 
   消しちゃいますよ? フリーザの口調で、業界から消しちゃうよキミ?
   この世界のTKが、ライブ前に彼女へ声をかけたいと言ってるんだ!」
杉本「あ、それは光栄ですッ! では僕が責任持って、彼女へお伝えします♪
   ピーという発信音の後にメッセージをどうぞ! ピーッ!」
小室「ゴホン…。 あ、あー…なんで昨夜は店に来なかったのかなハニー?」
杉本「伝言が終わりましたら、シャープを押してください。」
小室「ちょッ…! まだ終わってないよッ!! えっとね、えっとね…!」
杉本「早くしてくださいね? 録音は3秒後に切れます。 3… 2… 」
小室「えッ!? わわわわわわ、ちょっと待ってッ!! あ、あ、あのッ…」 
杉本「ツーツーツー。 はいメッセージをお預かりいたしました。 では僕も
   忙しいですから、これで…。 あとはライブでお楽しみくださいね♪」
 スタスタスタ…  ガチャッ バタンッ… ふぅ…
鈴木「あ、小室の座敷女オヤジ、なんか言ってました?」
杉本「ええ。 『あの壷をキシリア様に…あれはよい壷だ。』と、一言。」
鈴木「なんじゃそりゃ? でもまあ、うまく追っ払ってくれてアリガトね♪
   精神集中しなきゃいけない大事な時間だもんね。 うーし頑張るぞ!」

 ザワザワ…  チラッ ヒソヒソ…
鈴木「うっわ… 明らかに税金ちゃんと払ってなさそうなオッサンが、掃いて
   捨てるほど集まってますね…! マジで大物ばかりじゃないッスか…?
   やだな私、こんな緊張した気持ちで舞台に上がるのは、去年のツアーの
   浜松ステージで、加護に衣装の中へウナギ入れられた時以来ですよォ。
   あの時は歌ってる最中、いつ黒くて長いモノがショートパンツから顔を
   出すかヒヤヒヤしてたもんねー…。アハハ♪ 懐かしィー!」
杉本「あの客席の顔ぶれを見て、そんな冗談が出るようなら安心ですね♪」
鈴木「…いや、全然ジョークじゃないんですけど…。 生ウナギですがな。」
杉本「あ、今日は鈴木さんの御家族もご招待したんですよ。ホラあちらに!」
鈴木「知ってる。 さっきSMEの社長と客席で胸ぐら掴みあってたから。」
杉本「…大丈夫ですか?」
鈴木「いやまあ…法廷では頻繁にある、ちょっとしたスキンシップですから。
   オイオイ! なんでうちのママ、吉本の社長に手品を披露してるんだ?
   そういえば先日、ハンズへ買い物行ってきたとか電話で言ってたな…!
   ま、まさかあのババアッ…!? ごめん、ちょっと殴ってくるわ!」
杉本「いえいえ!御家族の話じゃなくてッ! 鈴木さんが…大丈夫ですか?
   ライブを前に、心の準備は… 迷いや…恐怖はないのかなって…。」
鈴木「へ? そんなもんないですよ。 大丈夫ッスよ! まあ確かに、緊張は
   してますけどねー。 ウナギも衣装に入ってないし、5期メンの踊りを
   後ろでヒヤヒヤ見ることもないですもん今日は。 安心してください♪
   ガツンとカッコいいライブを、会場のみなさんにお見せしますよ!!」
杉本「そうですか…。」
鈴木「アハハ! 声はちゃんと出ますから、不安な顔してないでくださいよ!
   わ、もう開演30分前ッ!? ちょっと私トイレッ!!」(ダッ!)
杉本「…僕が不安なのは… そういうことじゃないんだけどな…。」


 ザワザワ… シュパァアア! ザワザワザワザワッ!! ウオオオオ!!

全員『 努力ッ!! 未来ッ!! ア、ビュティフォースタァーッ!! 』

 ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッ!!

飯田「努力ッ!! 平和ッ!! ア、ビュティフォースタァアアアーッ!!」
  (カッ飛ばしていくよ、みんなッ!! 観客の熱気に負けんなよォ!?)
安倍「ハヒホォッ!!」(んだ!! ヤンジャンさんの分も声出すべッ!!)
石川「カモォオオオオンヌッ!! …いっくぞオルァァアアアーッ!!!」

夏 「クスッ! 体調悪そうだっかたから心配してたけど…こりゃまた。」
藤本「さすがッスね…! シュトロハイムが13人って感じッスよッ!!」
松浦「スゴい気迫ですねー♪ 愛ちゃんなんか、いつもの2倍マタ開いてます
   よォー? あ、保田さんがアドリブでロボットダンス始めましたー♪」
夏 「ブッ!!? なッ…なにやってんだ保田ァアアアアーッ!!!!!」
村田「そういえばさ? 今日は会場に鈴木のファンって来てんのかなぁ?」
中澤「そらぁ〜ヤンヲタ兼モーニング娘。ファンがぎょうさん来とるやろォ?
   んまあ少なくとも、メロンファンよりはたくさん来とるやろうねー。」
夏 「あれ? 中澤来てたのォ? 今日はオフだったんだアンタ。」
中澤「出演者、出演者ッ!! ワシも新曲歌うプログラムなっとるやろッ!」
斉藤「なんですとッ!? じゃあ何ですか姐さん! ファンタで例えるなら、
   ウチらがファンタメロン、鈴木はメジャーなファンタグレープってこと
   ですかいなッ!? じゃあそういう姐さん、貴方は炭酸飲料の何!?」
中澤「ワシは…あれや。 昔は王道、今でも地味な人気のスプライトや…。
   コラコラ!みっちゃんを指さして三ツ矢サイダー言うたらアカンッ!」

中澤「ヤンジャンのファンなぁ…。 ホンマはアイツのファン達は、今頃
   新宿の方でやっとるヤンジャンのライブへ行きたかったんやろうな。」
柴田「あっちは業界関係者しか観れないライブなんですよね…?」
藤本「だったらファンは、こっちの武道館ライブに来るしかないですもんね。
   寂しいんだろうな…。 ヤンジャンさんのいないステージを見つめて
   いるのって。 他の娘。ファンも、今日はヤンジャンさんの卒業ライブ
   になると、最近までそう信じていたらしいですからねぇ。」
夏 「だからさ… ステージで歌ってるアイツラも、それをわかっているから
   あんなに頑張ってるんだよ。 声を張り上げて、満面の笑顔でさ?
   鈴木の姿がない寂しさを、会場のファンに感じさせないようにね…。
   見てやんな、あの5期メン達の顔? もう立派なプロの面構えだよ。」
中澤「そやなぁー…。 自分のためじゃなく、客のこと考えて歌うように
   なったら、もう一人前や。 客の顔しっかと見て、りりしいええ目を
   しとるがな新メン達…。 紺野に高橋、新垣に… お、お… 尾崎?」
 ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアー!!
 しっあわせに なり〜たい〜ッ♪♪♪
小川「あッなたを守ってあーげーたァアーいッ!!」
  (わぁ! 先輩を応援する横断幕が、客席にあんなにいっぱいッ…!!)
高橋「本当のッ気持ちはきッッッッと!! 伝ぁわるゥー はずッ!!」
  (あの横断幕がリズムで揺れるほどの歌を、客席まで伝えるダスッ!!)
紺野「ゴォッ!! ゴォッ!! ゴォッ!! グォオオオオオーッ!!」
  (こッ…紺野、人生過去最大のデシベル出してまぁーすッ!!!)
ネコ「ウィーニャラァーンッ!!」(ウニャッ!!)
新垣(そッ! そこ、リサたんのパートでしょバカネコォオオオーッ!!!)

中澤(4期達が初めてあんな顔したんは、ワシが辞めた直後やったなあ…。)


 ザワザワ… ヒソヒソ…
A社長「鈴木亜美のソロなぁ… ホンマのとこ、どうでっしゃろ?
    確かにモームスのグラビアなんか見るかぎりには、まあ…ええ女に
    なったなぁっちゅう感はありまっせ? せやけどなぁ…」
B監督「私、女優としては、彼女使えると思いますよ? ええ。 裁判前に
    出演したドラマでは好演してましたからね。 最近は色気も出てきま
    したし。 なにより元モー娘。の看板は、少なくとも今年いっぱいは
    数字の取れる看板でしょ? 正直、歌には期待してませんな。」
C歌手「あれ? みなさん今日のライブの歌なんか、特に興味ないって感じ?
    ひどいな〜アハハ! ダメですよ〜ちゃんと歌聴いてあげないと!」
D局長「そういうキミも、今日はここに集まったVIPな方々に、名刺をくばる
    ためだけに来たんだろう? …あ!これは○○社長! ごぶさたして
    おりますッ! ささっ! あちらでワインでも御一緒に! ハハハ」
E作曲家「う〜ん歌ねえ… はっきり申しまして、あの大勢のモー娘。の中で
     彼女の声を確認する作業は… まあ、してませんけどね。」
C歌手「たぶん歌唱力なんて昔と変わってないでしょ? まあ同じ歌手として
    鈴木亜美の歌い手としてのキャパシティは、だいたいわかりますけど
    ねー。 んまぁ〜…今日は生暖かい目で聴いてあげましょ?」
小室 「ヒック… いいよ。 鈴木亜美は。 キミ達が思うよりずっと…。」
C歌手「いやいやいや小室さんッ! お元気そうでー♪ ロスからお帰りに?
    アハハハ! もちろん、小室さんがッ! 世界のビッグTKが育てた
    鈴木亜美さんですものッ!! その実力はもちろんッ! ええッ!」
D局長「小室さんッ! ごぶさたしておりますぅーッ!! あ、けっこうお酒
    飲まれてますねえ? ダメですよぉーこんな安い場のお酒なんか飲ん
    でしまっちゃ! この後ぜひお食事でも!いい店に御招待します♪」
小室 「静かに座ってなよ…ヒック。まもなく彼女のライブが始まるんだ…」


 ザワザワザワ…
鈴木「さってと♪ いっよいよ私の出番だなっと! ブハハ! なんか会場が
   大学の新勧コンパみたく盛り上がってるみたいですねー。 すでに急性
   アルコール中毒で運ばれたバカもいるんですって? いやはや…。」
杉本「……す、すみません! やはり会場にお酒を出した僕の判断が間違って
   ました…! 鈴木さんの歌声の真価を届かせるための大事な機会でした
   のに…! 僕はバカだ…! あんな酔っぱらいの群れの中に、鈴木さん
   を放りこむことになるなんて…! 僕はバカだッ…! バカだッ…!」
鈴木「…杉本さんが私のために、たくさん…たくさん頑張ってくれたのは
   知っています。 私にも気を使って、会場のお客さんにも気を使って。
   板挟みで大変だったでしょ? 大丈夫! この後は安心して、ドッシリ
   椅子に座って私のライブを見ていてくださいよ♪ 成功させますよ!」
杉本「鈴木さん…。」
鈴木「私ね… 感謝してる! 杉本さんにすっごく感謝してるんだ!
   他人が自分を必要としてくれること…自分なんかを頼ってくれること…
   その喜びを私に与えてくれたもの、杉本さんは。 
   ほら一時期、裁判で歌手引退中は… ファン以外は誰も私のこと求めて
   くれなかったじゃない? 寂しかったんだ、あの時期は…。
   でも今は必要とされてる喜びで、幸せな気持ちで胸いっぱいなのよ私?
   ヘヘッ… 最初にその喜びを与えてくれたのはアイツラだけどね…。」
杉本「モーニング娘。の… みなさんですね…?」
鈴木(コクッ…)「今日は恩を返しますよ。 いいライブにしましょうッ!!
   じゃあスタッフのみなさんッ! 演奏始めてちゃってくださいッ!!」
杉本「えッ…演奏ッ!? あ、いや、その前にお客さんに挨拶をッ…!!」
鈴木「…杉本さん。 私、鈴木亜美は歌手ッスよ? 歌がアイサツさッ!!
   『酒の酔い以上に、歌で酔わせてやれッ!』 姫ならそう言うねッ!」


 ザワザワザワ…
A社長「…はよ始まらんかなぁ? ワシ早よ終わって、どっかオネーチャン
    のおる店に行きたいわぁ〜。 歌舞伎町ここから近いやろ?」
D局長「歌舞伎町ならいい店知ってまっせ! ダハハ、よければ御一緒に…」

 BE TOGETHER… BETOGETHER…♪

B監督「お、いきなり始まりましたよ? 懐かしいな、このイントロ…」
C歌手「あ… 出てきた。 鈴木亜美だッ…!」

鈴木「………。」(ゴゴッ… ガコゴッ… ゴコッ…)

D局長「歌わないのか…? 演奏始まってるのに、マイク位置直してるぞ?」
A社長「なんやぁ? アイドルならお客さまにニコリと笑顔の一つでもッ…」

鈴木(スゥー……)

A社長「笑顔の… 一つで… も……」(ゴクッ…)
C歌手「……ッ!!」(ゴクッ…!)

鈴木 『 Give it!!!!!!!! to me!!!!!!!! all of your night!!!!!!!!! 』

杉本「いッ…いきなりサビ前から始めちゃったァッ!! あわわわわッ!!
   バ、バンドッ!! 鈴木さんの方に曲合わせてッ!! 早くッ!!」

鈴木「…揺れてる君のdancin'shadow♪ 瞳くぎづけ…♪」(ニヤリ…)

 Be together Be together 確かな
  Say you love me Say you love me 夜明けを…♪
   Be together Be together 抱き締め
    Shake!!Shake!! Shake my soul…♪ 

杉本「はぁああ… ヒヤヒヤしたぁ…ッ!! し、心臓に悪いよ…ッ!!」
 スタスタ…
鈴木「ふぅ! 1曲目終わり! すぐ次の曲に行かなくちゃ♪」
杉本「すすすすす鈴木さんッッッッ!!!!
   打ち合わせ通りにやってもらわないと困りますッ!! こっちは寿命
   百年縮まって、チキン・ジョージ博士もビックリ状態ですよッ!!」
鈴木「アハハハ! 出始めはガツンと行きたかったのよ! ほら、バンドの
   みんなも親指立ててるじゃない? 面白かったでしょ?」(グッ!)
杉本「…勢いに乗られるのはいいですけど…ぼ、暴走はやめてくださいね?
   今日は客層がアレなんですから! モーニング娘。のファンみたいに
   ノリがわかる方ばかりじゃないんですからね!?」
鈴木「もう遅いかも。 お客さん静まり返っちゃった♪ ひいたのかな?」

 シーン…
B監督「………。」(ポォー…)
C歌手「…ハ、ハハ。 な、なんか感じ変わったかな彼女? 気のせい?」
D局長「…わ、私、いつもモー娘。で加護ちゃんしか見てなかったから…」
E作曲家「……かなり声の伸びがいいですよ彼女。 知らなかったな…。」
小室 「ヒック…なら今夜彼女を知るがいいさ。 鈴木亜美の変貌に気付く
    のが遅れると、ボクみたいな酔いどれピエロになってしまう…。」
A社長「え…ええオンナや…! 鈴木亜美はあんなええ女やったんかッ!!」


 ウォオオオオオオーッ!! ワァアアアアアアアアアアアーッ!!
飯田「武道館に集まってくれたみんなッ!! コンバンワァアアーッ!!」
 ウォオオオオオオーッ!! カァーオリィイイイイイインッ!!
安倍「みなさん盛り上がってますかぁーッ!? 週の真ん中水曜日ッ!!
   真ん中モッコリ安倍なつみでぇーすッ!! モーリマンマンッ!!」
 ウォオオオオオオーッ!! モォーリマンマーンッ!!

夏 「…いや、ちょっと待て。 安倍の挨拶、おかしいだろアレ…!?」
中澤「アカンわ…悪い予感がするで! あのコら熱を入れ過ぎて、いつもの
   素の自分が押さえ効かなくなっとる可能性あるがな…!!」
大谷「いつものアイツラってオイ。 も…問題ありすぎじゃんかッ!!」

矢口「ヤグチマリでーすッ!! ハイみなさん御一緒にィーッ!?
   Lッ!! Oッ!! Lッ!! Iッ!! LOLIーッ!!!!
   会場からロリコン臭がプンプンするぜぇーッ!! 死ねぇーッ!!」
 ウォオオオオオオーッ!! 死にまぁあああああああああーすッ!!
高橋「はい奥さんッ!! モーニング娘。のさだまさし、高橋愛ダスッ!!
   ご主人が遅く帰ってきた時に、冷えた惣菜のコロッケをレンジでチン☆
   それでは夫婦の愛も冷めきってしまうダスよォ? ぜひコンサートが
   終わった今夜ッ!! おふとんの中でッ!! ご主人の手をそ〜っと
   握ってあげてくださいなッ!! 寝返り打った瞬間に、可愛いベビー
   ができるかもしれないダスよォーッ!? インサートOKーッ!?」
 ウォオオオオオオーッ!! 童貞インサート無縁坂ァアアーッ!!

松浦「客も全然ひきませんねー。 すんごーく盛り上がってますよぉー?」
夏 「誰か殴って止めて来い…。 保田の番が来る前に…。マジで…。」

後藤「1階席のみんな、2階席のみんな、ダフ屋で5万円で買ったみんな、
   ペンライトと間違えてペンタゴンのコスプレしちゃってるみんなァ!
   私達が見えてるかァアアアアーいッ!? 後藤真希でぇーすッ!!」
 ウォオオオオオオーッ!! 見えてまぁああああああああーすッ!!
吉澤「☆印のマスクかぶって、前が見えるわけねえだろゴルァアアーッ!!
   吉澤ひとみだぁーッ!! 今、生ヨッスィ様を見て『あれ?ヨッスィ
   また太った?』って思ったヤツ、1歩前に出ろコノヤロォーッ!!」
 ザザッ!!
吉澤「ぜッ…全員かいッ!! 武道館が揺れたじゃねーかクソヲタ共ッ!!
   そんなお前らが大好きだァーッ!! 次のデブ、どーぞぉーッ!!」
 ウォオオオオオオーッ!! 白熊ワッショォオオオオオーイーッ!!
辻 「ハーイ!二の腕ぷよぷよコンパイルッ!! 食物連鎖で高得点ッ!!
   辻希美れぇーすッ!! 乱獲で絶滅した巨大動物ステラーカイギュウ
   最後の1頭を食べたのは、実はののたんッ!! ここれ1句ーッ!!
   『トラフグは 卵巣取らずに 一気食い』 吐血バンジャーイ!!」
 ウォオオオオオオーッ!! 毒でシビレフグゥウウウウウウーッ!!
加護「オウわいやッ!! 番長やッ!! 浪花の女番長・加護亜依やッ!!
   お酒はぬるめの…カンガルー♪ 肴はあぶった…シャブ2キロー♪ 
   しみじみ揉めばァーミニモミとォー♪ 重いオチチがはり過ぎるゥ♪
   いつまでもロリなあいぼん様やと思ったら、大ミステイクやでぇ!?
   乳ランキング、4位のパンチラ、3位の紺野を大きく引き離して現在
   3乳首差でトップの後藤はんに食らい付き&乱れ咲きやがなァーッ!」
 ウォオオオオオオーッ!! エロあいぼんダンチョネェエエエーッ!!

松浦「うわー 会場のファンが、踊り食いのシラウオみたいですぅー。」
夏 「やっばッ…! 保田が準備体操のスクワット始めちゃった…ッ!!」

小川(ボソッ)「マコト… ボンバイエ… マコト… ボンバイエ…」
 ウォオオオオーッ!! マコトッ!! ボンバイエッ!! マコトッ!!
小川「キタキタァーッ!! マコト!! ボンバイエッ!! マコトッ!!
   ボンバイエッ!! マコトッ!! ボンバイエッ!! マッ…
   うるせぇええええええええええええええええええええええーッ!!!
   しつこいよッ! セミかお前らッ!! 一夏で死に逝くセミかッ!!
   YESッ!! マコと一緒に死んでくり♪ 小川麻琴でしたーッ!!」
 ウォオオオオーッ!! 徳光キック徳光パンチ、逮捕しちゃ〜うぞッ!!
新垣「はいっ! 新垣理沙でぇーす♪」
 シン…
新垣「らぶらぶぅー…。 まゆげビーム…。」
 シン…
新垣「…チェベーックス?」
 シン…
新垣「死ねェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエーッ!!」
 ドッ!(大爆笑) うそだよニイニイッ愛してるゥウウウウウーッ!!
新垣「…チェベーックス?」
 ウォオオオオオオーッ!! チェベェエエエエエエエーックスッ!!
石川「みなさぁーんッ!! ハッッッッッ…! ピィイイイイーッ!?」
 ウォオオオオオオーッ!! ハッ!! ピィイイイイイイイイイーッ!!
石川「あれぇー? 声が小さいなぁ? もう一度大きな声でお願〜いッ♪
   せェーのォー… 瀬能あずさァアアアアアアアアアアアアーッ!?」
 ウォオオオオオオーッ!! どちらかと言えば三浦理恵子ボーイスッ!!

松浦「そういえば宮前真樹さんはぁー… どこいったんでしょうね?」
夏 「知るかァッ!! そ、そんなことより保田のエンジンがッ…!!」

 シーン…
ネコ「…………………………………………………………………ウニャッ!!」
 ウォオオオオオオーッ!! ネコ大好きフリスキィイイイイイーッ!!

中澤「アカンがなアカンがな…! もうすぐあの猛牛の出番やがな!!」
藤本「すごいですね保田さん… 休まずヒンズースクワットしてますよ?」
中澤「あれはアイドリングや…! 徐々に回転数が上がってきとるわ…!」
夏 「中澤ッ!! アンタ出ていってアイツ止めてきなさいよッ!!」
中澤「無理やで…! ああなったら、あのコは誰にも止められへんッ!!」

紺野「こッ…紺野あさ美と申しまぁーすッ! 今日も私ッ… か、完璧ッ…
   完璧超人ビッグ・ザ・ブドーですかぁあああああああああーッ!?」
 ウォオオオオオオーッ!! 胴着のまんまで水の中ァアアアアーッ!!
紺野「えっと…! そのッ…!」
  (や、保田さんッ! 私もうもちません! 終わっていいですか!?)
保田「フンッフンッフンッ…」(まだだ… まだ神が降りてこねえ…)
紺野「ああああ…そのッ…私の好きなスタンドはハーミットパープルでッ…
   FFで好きなジョブはモンク…」(や…保田さーんッ!!)
保田「フンッフンッフンッフンッフンッフンッ!!」
紺野(いッ…いつまでスクワットしてるんですかッ!! もう十分エンジン
   暖まってるじゃないですかッ!! 紺野はもう…限界ですッ…!!)
保田「フンッ!フフフフンッ!! フフンッ!! フフフフフフンッ!!」
  (来た… 来たきたきた… もう頭上まで降りてきたぜ、鬼神がァッ!)
紺野「今日は楽しんでくださいねッ! こ、紺野あさ美でしたぁーッ!!」
ウォオオオオオオーッ!! YA.SU.DA! YA.SU.DA! YA.SU.DA!
保田「フンフンフンフンフンフンフンッ!! フッ… くはァーッ!?」

中澤「もうダメやッ!! 覚醒したッ!! 大明神が降りてきたわッ!!」
夏 「だッ…大明神ッ!?」
中澤「かつて世界を『火の7日間』で焼き尽くした… 保田大明神やッ!!」

保田「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…ッ!!!」
 ザワザワザワザワザワザワザワッ!!!
吉澤「いけぇーッ!! 圭ちゃんッ!!」
後藤「今日は誰も止めないよッ!! 思いっきり保田節をブチかませ!!」
飯田「カオリが許すッ!! 鬼を… 鬼を解き放てェエエエエエーッ!!」
                      キラーン!
保田「クェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエーッッッ!!!
   ニキニキニキニキッ2期の神ッ!! 保田ッ…やッ…ややややァーッ
   保田モンゴルゾーネ圭ちゃんだブハァーッ!! うッ… 誰だッ!?
   何かが首スジにキスをッ…え〜い誰だよってオイ!フジツボかよッ!
   誰が岩礁じゃボケッしばくぞホンマにハウメニー? ハウッ!?目に
   ゴルフボールがッ…てオーイッ!! それはピーコの義眼だBABYッ!
   いやんもう!踏んづけちゃうわよファッションチェックッ!! 今日
   チェックをうける御婦人はキュリー夫人! 今日の自慢は胸につけた
   ラジウムのペンダント♪ 鉱石から漏れる放射能で白目もパックリ!
   ポックリ昇天、商店街で被爆しながら歌う懐メロナンバーは、そう!
   『何も言えなくて…夏』ってバァカッ!! そりゃ死んでるだろッ!
   死人に口ナシ、富士山は山梨ッ!! おおーっと、静岡県民がそれに
   猛烈抗議だァーッ!! 山梨の富士吉田市民が、静岡の富士宮市民に
   巨峰ブドウを投げて応戦ッ!! ホントにホントにホントにホントに
   ライオンだぁーッ♪ 富士ッ!! サファリパァークッ!! ヘイ!」

保田「オイースッ!富士サファリパークに集まってくれたみんなァーッ!!
   今日は新春スペシャル『ヤスゴロウと愉快な怪物たち』を観にきて
   くれてメルシーボクッ!!撲殺ッ!!指食ったライオンを撲殺ッ!!
   ヤスの誕生日〜まだ覚えてる♪ ヤスのぬくもり、まだ覚えてる〜♪
   ヤスだなァ〜♪ そうだよッヤッスッだッよッ!! ヤスだなァ〜♪
   汗にまみれたヤスだよォッ!! ヤスだな〜オマエ、保田を追っかけ
   まわしてまた餓死してる〜♪ 『保田のキュートなウインクが好き』
   ヲタがそんなこと言うもんだから、慌ててカメラにウインクしたら、
   オンエアーヨッスィかぶってたァアアアアアアアアアアアーッ!!!
   ヤスだなァ〜♪ そうだよッヤッスッだッよッ!! ヤスだなァ〜♪
   辻加護ばかりが写るよォッ!! ヨシザワ〜オマエ、保田を追っかけ
   まわしてまたスベってる〜♪ 『圭ちゃん、オフはヒマしてる?』
   カオリがそんなこと聞くもんだから、なっちとの予定をキャンセル
   したら、アイツラ2人で飲み行ったァアアアアアアアアアーッ!!!
   ヤスだなァ〜♪ そうだよッヤッスッだッよッ!! ヤスだなァ〜♪
   オフは1人で飲んだよッ!! ヤスだな〜オマエ、カオリを追っかけ
   まわしてまたドジしてる〜♪ ウゥ〜〜ウォ〜〜オオ〜オオ〜〜〜♪
   うたばん収録でタカさんにィー ウゥ〜〜ウォ〜〜オオ〜オオ〜〜♪
   『ごっつぁんの住所、教えてくれない?』と、たずねられたァー
   アホだなぁ〜あ♪ 「家行ったら2秒で死ぬぞ?」 アホだな〜あ♪
   「玄関で地雷が待ってるぞ?」 アホだなユウキ、キャバ嬢追っかけ
   まわしてまたドジしてる〜♪ アホだなぁー…。 ってオーイッ!!
   富士サファリーパーク・マンサーかよッ!!! あぁん圭たん前フリ
   長〜いッ!! 長いのは良いことだッ! 保田LIV発動ォーッ!!」
 ダダダダダダッ!! シュバッ!! ウォオオオオオオオッ!?
夏 「あッ…あのバカッ!! きゃッ…客席にダイブしやがった…ッ!!」

 ワァアアアアアアアアアアアアアアアアー…
飯田「みんな暖かい声援ありがとぉーッ♪ えー今日は私達、モーニン…
   あ、すみません! その前に1階席のみなさん、圭ちゃんをこっちに
   返してくださーい! そうそう、そのままウェーブに乗せて!」
加護「おいおい伝わってへんど? ケメコはん2階席に流されとるで…。」
辻 「ウェーブっていうより、ケメコさんをはじき合ってるらけれすね。」
高橋「風船破裂ゲームの巨大フーセンの扱いダスな。」
矢口「もう破裂しちまってるのにな…。 つーか圭ちゃん、何を満足そうに
   波の上であぐらかいてるんだよ? 愉快な海座頭かアイツは?」
吉澤「お、客の上を泳いで戻ってきたッ!! 豪快なバタフライでッ!!」
後藤「泳ぐのはいいけど、客席の子供の頭をバンバンぶち叩きながら進んで
   くるこの絵はどうなんだろ? チビッコ達のアイドルの姿として。」
紺野「保田さんッ…手につかまってください! 早くステージに!」
保田「よいしょっ…と。 フゥ〜… スッキリしたぜェッ! このダイブは
   押尾にもマネできねえな! 会場のみんなァッ!! てめぇらッ!!
   サイコーのビッグウェイブだったぜェエエエエエエエエエーッ!?」
 ワァアアアアアアアアーッ!! 波の数だけ抱きしめてェエエエーッ!!
保田「……フッ。そうか… オメーラそこまでこの姫を…。」(キラッ!)
 ダダダダダダッ!! シュバッ!! ガシッ!! ゴロゴロゴロッ…!
紺野「ハァハァッ…! ダッ…ダイブはもういいんです保田さんッ!!」
吉澤「ナイスチャージ紺野ッ!! よ、よく止められたなオイッ…!」
飯田「ゴホン… えー…今日は私達モーニング娘。のライブに、こんな大勢
   のファンのみなさんが集まってくださり、とっても感謝しています!
   ただ… みなさんに一つ謝らなきゃならないことがあるんです…。」
 ザワザワザワ…!
夏 「…謝らなきゃならないこと? 何を謝るつもりなの、あのコ達!?」

松浦「UFAの脱税が、まだ全部バレきってないことかなー?」
藤本「私の過去のスキャンダルが、まだまだあるって事かな?」
あさ「私が勝手に牧場の牛を、ブローカーに3頭も売っちゃった事かな?」
りん「私が勝手に牧場の牛を、自作散弾銃で3頭も撃っちゃった事かな?」
里田「私が勝手に牧場の牛を、ミディアムで3頭も食っちゃった事かな?」
斉藤「マナカナ」
夏 「そんな事ここで謝ったら、つんく君がまた改名しちゃうでしょッ!!
   つんくベータ改になるわよ! 墓まで隠し持っておきなさいッ!!」
中澤「さすがに牛9頭も消えたらバレるやろ…。 で、石川は何やらかした?
   いやいや…そんな事より、あのコらの顔見てみぃや…!」
大谷「わ、すげぇ! 若乃花の体にヨッスィの顔がくっついてるッ!」
中澤「あの『コラ』の顔じゃないがなッ! 『あのコら』の顔やァッ!!
   見てみぃ、もうさっきの狂喜乱舞しとった顔やないで! マジや!」

飯田「…謝らなくてはいけないこと。 それは…
   このステージ上に、鈴木あみ… ヤンジャンの姿がない事です!!」
 シーン…   ザワザワ…
安倍「みんなは今日があみちゃん…いや、ヤンジャンの卒業ライブになると
   信じていたと思うッ! なっちもそう思ってたッ!! だけどッ…」
矢口「ゴメンナサイッ!!! 連れてこれませんでしたァーッ!!!」
辻 「ごめんなしゃいッ!! のの達のッ…力不足なのれすぅッ!!」

夏 「なッ…なんで…!? なんで謝るのよォッ!? そんなことッ… 
   ア、アイツらのせいじゃないのにさッ…! どうして…!?」
中澤「このままヤンジャンのいないライブを、勢いでごまかすんやなく…
   まっすぐ会場のファン達と向き合う事を選んだんやね、あのコ達。」

吉澤「本当はッ… 本当はヤンジャンもこっち来たかったはずだけどッ…!」
後藤「その気持ちをくみとってあげる事に、躊躇してしまいましたッ!!」
加護「ウチらな…自分達が思うとるより、アイツの事わかっとらんかったの
   かもしれへん…! ウチらの失敗やッ! ウチらの失敗やがなッ!」
小川「今日という日にッ… 先輩に何も贈ってあげられなかったッ!!」
高橋「だからせめて…今日のライブのワタス達の歌声を… 今日、ここから
   離れたステージで歌っている、ヤンジャンさんに届けたいダスッ!」
紺野「紺野も大きい声で歌いますッ!!!」
石川「私も音程なんか気にせず、力の限り大きな声を届けるからッ!!」
保田「だからッ… だからみんなもヤンジャンに届くような、でっけぇ声援
   頼むぜオイッ!!! みんなで力を合わせて届けようぜェッ!!!」
 ウォオオオオオオオオオオオオーッ!!!!
新垣「…本気で熱いッッッッ!!! テェエーマソォオーーングッ!!!」
 ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッッ!!!!
 パパパパパパパアー♪  誰もしーらーなーいットラァアアアーイッ!!

中澤「………アカンわ。 ワシもうアカン。」(ズズズッ…!)
松浦「うわぁー 中澤さんの鼻が壊れた蛇口みたいになってますぅー。」
夏 「すごい大合唱になってる…。 なんだコレ!? 祭りかッ!?」
藤本「いいよなぁー…モーニング娘。って。 仲間で力を合わせて、こう…
   なんか、でっか〜い物を作り上げる感動ッ…みたいな。 そういうの
   ソロじゃ味わうことができないんだもんなぁ…。 んんん〜〜〜…
   アーくやしいッ!! オーディション合格したかったなァもうッ!」

 孤独なんかじゃなぁあーいッ♪ いざ進めッ!! 本気で熱い奴らッ!!


 love the island 過ぎていく… 小さい 毎日が…♪

A社長「はふぅ… ええわぁ…。 見とれてまうわぁ…!」
C歌手「な…なんでだろ? これ、彼女のあのデビュー曲ですよねぇ?」
E作曲家「うん…まるで今初めて聞かされた曲のような、新鮮な感覚だよ。
     聞きなじんだ曲を同じ歌い手が、まるで違う色で表現している…
     成長していたんだ、鈴木あみは。 私達の想像以上にね。」
B監督「まいったな…。 あの彼女の表情を見ろよ?
    まだ若いながらも、母性に満ちた不思議な包容力を秘めた表情で、
    客席の私達を魅了している…。 歌詞と歌詞の間に、少女のような
    はにかみと、時にはうつろげな熟した女性の色気を織りまぜて…!
    あああッ…!! 彼女の表情すべてをフィルムにおさめたいッ!」
D局長「もしもし編成部長か!? すぐさま年末の番組スケジュール予定に
    2時間の枠を空けろッ!! 無理だと!? うるせぇコノヤロウ!
    特番だッ! 鈴木あみ復活の特番じゃぁッ!! うちの局は鈴木!
    鈴木あみで来年は行くぞッ!! ハマサキなんか糞くらえだッ!」
浜崎「……あらら。 ひどい言われようねぇ?」
KEIKO「あれ? アユじゃん。 あんたも呼ばれて来てたんだぁ?」
浜崎「ううん。 呼ばれちゃいないんだけどさー。 ちょっとね…。」
KEIKO「あ、そっか。 かつての親友を心配して見にきたってワケね?」
浜崎「違うって…。 自分の夫婦生活を心配しなよ? 亭主が酔っぱらって
   ロビーで『木根くーん! ボクの木根くーん!』って叫んでたわよ?
   あー…でもなんか、アイツの復活ライブは成功の様子みたいね?」
KEIKO「うん、私もビックリよぉ! アミーゴいったいどうしちゃったの?
    あれだけ見事に歌われちゃ、アンタの天下も危ないかもねー♪」 
浜崎「へー…そりゃ大変だわ。 そりゃジャマしてあげなくちゃ…ね。」

鈴木「海を3時間ちょっと…♪ 飛行機で飛び越えーた…♪」
杉本(辻さんのはにかみ… 加護さんの可愛らしさ…)

鈴木「空港で♪ はきかえた♪ サンダルがちょっとてれーてるぅ♪」
杉本(高橋さんのはつらつさ… 石川さんの眩しい笑顔…)
鈴木「また出直しだから…♪ いくらでも どうにでもーなる…♪」
杉本(後藤さんの憂い… 紺野さんのか弱さ…)

鈴木「旅立ちの季節かな♪ 少しだけ夢を見さぁーせてーッ♪」
杉本(飯田さんの強さ… 吉澤さんのりりしさ…)
鈴木「love the island♪ 過ぎてゆく 毎日がぁー♪」
杉本(矢口さんの明るさ… 保田さんの元気…)

鈴木「気まぐれとずっと♪ 遊んでいたら♪ こんなに時がすぎていた♪」
杉本(新垣さんの無邪気さ… 小川さんの純真さ…)
鈴木「love the island♪ 忘れない♪ はじーめて夜空の下で♪ 抱き
   合っていたい♪ やっとわかった♪ あなたを思いだしすぎてる♪」
杉本(安倍さんのやさしさ… 中澤さんのきびしさ…
   鈴木さん…! いろんな物を吸収したあなたは今、輝いていますッ!
   あなたはッ… 素敵ですッッッッ!!!
   でも… いいんですか…? この歌詞をそのように笑顔で歌って…?
   本当はもっと… 違う歌い方をするべきじゃないんですか…!?
   違う想いで歌いたかったんじゃないんですかッ? ねえ鈴木さんッ!
   どれが正しいのか…! 僕にはもうわからなくなっているんです!)

鈴木「ゆっくりと静かに…♪ 気付かずに忘れたい…♪   Ah…♪」


 ピプププ ピプププ… ピプピプピプピプ…♪    
吉澤「プッチモニだァッ!! いくぞオルァアアアアアアーッ!!」
保田「ゾンビじゃゾンビじゃ バタリアン祭りじゃぁああああーッ!!
   ヤンジャンいねえからってナメんじゃねえぞゴルァーッ!!
   プッチメドレーじゃあッ!! 頭かきむしってついてこーいッ!!」
後藤「ヤンジャンのピンチヒッター、栄光の背番号510、後藤でーすッ!
   オプションでネコもつけたげるッ!! いっくよヤンゾーッ!?」
ネコ「ウニャァアアアアアーッ!!」(シュタッ!!)
小川「なんとデザートにマコもついてまーすッ!! モーニング娘。初ッ!
   5人プッチこと狂乱戦隊プッチファイブッ!! いくぞおるァ!!」
 ウォオオオオオオオオオオオオーッ!! スゲェエエエエエエーッ!! 
保田「オーイッ!! オーイッ!! オーイッ!! オーイッ!!」
 オーイッ!!  オーイッ!!  オーイッ!!  オーイッ!!
全員『だーてだてベイベッ!!』
後藤「あーいあい会いたいわぁーッ!!」(会いたいよヤンジャンッ!!)
ネコ「ウーニャウニャ!ウニャ!」
小川「秘密のデェートしーたぁーいッ!!」(マジでしたーいッ!!)
保田「ブヒャァーンッ!! よっしゃッ!! 松浦カモーンッ!!」
松浦「あ、いくよッ? あワン♪ あツー♪ あ、1、2、3、4ッ!!」
 パッパ パパパパー パッパ パパパパー♪ パッパ パパパパー♪
   ワッハハハハァーッ!!
小川「ほーんのちょこっとなんだけどー♪」
後藤「血液型を変えてみたぁーッ♪」
保田「紺野ちょこっとなんだけどー♪」
吉澤「ボケに気がついて欲しぃーぞー♪ 愛しの♪」
ネコ「ウニャニャニャニャンニャニャン♪」

小川「ちょっと早いけどッ…! メリークリスマースッ!!」
全員 『 素敵な人 出会いますよーにッ♪ 』
保田「おいテメェラッ!! ヤンジャンコール頼むぜェエエエエーッ!?」
 ウォオオオオオオオオオーッ!! カモン、ヤンジャンッ!!
後藤「今週中には彼氏をきめーたいッ!!」
 L・O・V・Eッ!! ラブリーヤンジャンッ!!
吉澤「来週中には間食をやめーたいッ!!」
 L・O・V・Eッ!! ラブリーヤンジャンッ!!
小川「まあそんなに食っちゃね、ブークブクするーわッ♪」

矢口「くっそぉッ…!! あいつら気合い入ってやがるッ!!」
ミカ「HEYBOSSッ!!ミニモニ負けてられませんよッ!?」
加護「そやッ!! ヤンジャンはプッチだけのもんやないでッ!!
   いくでぇーみんなッ!! ミニモニも乱入やぁあああああーッ!!」
 ダダダダダダーッ!! ウォオオオオオオオオオーッ!?
辻 「アイーン!アイーン!アイーン!アイーン! 会陰ッ!!」
加護「ヘイッ!! 加護ォー真里ポーサッ!! いきなりアイーンッ!!」
吉澤「わッ!! な、なんだよテメエら、いきなりッ…!?」
矢口「うるせーよッ!! 今夜は無礼講ッ!! やぐ姫ダッフンダッ!!」
保田「負けるかァッ!! ヤス姫ダッフンダッ!!」
後藤「マキ姫ダッフンダッ!!」
加護「なッ…何パクっとんねんッ!! ええ〜いッ!! かご姫ッ…」
石川「りか姫ダッフンダッ!! タンポポもいくよォーッ♪」
飯田「かお姫ダッフンダッ!!」
中澤「ゆう姫ダッフンダッ!!」
加護「おオオオオオオオーいッ!! オドレら何でてきとんねーんッ!!」


 パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチッ!! ウォオオオオ…!
   タッタッタッタッ…
鈴木「ふぅー… よっしラスト1曲ね? 次の衣装早くよろしくぅッ!!」
杉本「鈴木さん…!」
鈴木「なぁに、どしたの杉本さん? 肛門から回虫チロチロ出してる柴犬
   みたいな顔しちゃって? なんか私、まずいとこ…あったかな?」
杉本「と、とんでもありませんッ! 復活ライブは大成功ですッ!! 
   僕の予想を超えた大盛況です…! 観客のみなさんの顔を見れば、
   鈴木さんのこの先の成功はもう…ハッキリ見えてますッ!!」
鈴木「うっ…汗でベタベタして、衣装がはりついて脱げないや! んしょ!
   アハハ…杉本さん、取らぬタヌキのなんとやらッスよ? 私が成功
   するかどうかは、これからの私の頑張り次第! 御協力よろしくね?
   まずは衣装脱ぐの手伝って! ファスナーおろしてファスナーッ!」
杉本「はッ…はいッ!! ただいま…!」(グッ! ジジジ〜…!)
鈴木「…杉本さんね。 心配しないで? 大丈夫だよ。」
杉本「え…?」
鈴木「これは私が選択肢の中からよかれと思って選んだ道。これでいいの。
   杉本さんが責任を感じて、悩む必要はまったくないんだからね?」
杉本「僕は… 鈴木さんがまだモーニング娘。のことを… その…!」
鈴木「当たり前じゃないッ…! 大好きだもん。 あいつらも娘。も大好き
   だったもん! 迷いもしたし未練もまだあるわよ… その通りよ…!」
杉本「鈴木さんッ…! 僕はやっぱり間違って…」
鈴木「でもね… 選んだこの道は間違いなんかじゃない。 頑張るわよ私!
   そう、私がかつてソロからモーニング娘。に加入することを選択して
   初めてステージに立った時みたいにね。 あの時より全然晴れやか♪
   どの道を選ぼうが、一生懸命やればいい結果が待ってるものよ?」

鈴木「うん…あの時もそうだった。 虫ケラみたいに嫌いだった、モー娘。に
   入る事を選んで… 不安で…ソロに未練を残したままで… 辛かった。
   でもその道を選んで頑張った結果、とても大切な宝を手に入れたもの♪
   最愛の仲間達! 楽しかった生活の日々! 今はすべてに感謝してる♪
   必ず同じように感謝できる日が来るもん! それを私は信じられるッ!
   見ててね杉本さん! 私立派にラスト1曲を歌い上げてくるよッ!」
杉本「鈴木さんッ…!  ゴホン… じゃあ頑張ってきてくださいッ!!」
鈴木「おうッ!! まかせとけッ!!」
 タッタッタッタッタ…!

杉本(…笑顔でステージに向かう鈴木さんの背中に、小さな羽が見えました。
   さながらファスナーをおろして、新しい衣装でかけだしていく彼女は
   羽化したばかりの蝶のように美しく… まぶしく… そして…)

 ウォオオオオオオッ!! パチパチパチパチパチパチッ!!
鈴木「えー… とうとう最後の曲となりました。 おいおい、そこのオッサン
   飲み過ぎだろぉ? え、何? 私に酔ってるんだって? よせや〜い!
   アハハハ! 本当に、今夜はどうもありがとうございましたーッ!! 
   今宵、新しく生まれ変わった『鈴木亜美』というピッチピチの食材を、
   どう美味しく調理して、どう食卓に飾ってくださるか…。 それは
   ここに集まってくださった、皆様の腕次第です! よろしくッ!!
   私は… 私は、カレーライスになりたいなッ! 味噌汁はいらないよ!
   それじゃあ最後のナンバーッ!! 『alone in my room!!』
 ウォオオオオオオオオッ!!

 楽しいかもね そういう1人も…♪ こういう場所も わるくないね…♪


 ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッ!!!!!
矢口「ハァハァ…!! ひゃぁあ〜〜オイラ、もう脱水症状どぇ〜〜す!!」
後藤「観客のみんなも大丈夫ゥーッ!? 水分補給しといてねーッ!?」
吉澤「ポカリなんか飲んでるんじゃねーぞッ!! モニフラ飲んどけッ!!」
 ウォオオオオオオオオオーッ!! フラダンス味だコリャァアアーッ!!
安倍「ヒュゥ〜歌ったねぇ〜!! 何曲歌ったべかぁ!?」
加護「知らんわいッ!! タンポポプッチミニゆうこッ!! 全員ごっちゃの
   チャンポンで、ワケわからんわいッ!! 中澤はんなんか、ヒサブリに
   フルでシングルメドレーに参加して、今頃便所でゲロ吐いとるわッ!」
辻 「まさに年寄りのヒヤムギなのれすッ!!」
飯田「アハハハハ♪ えー…それでは今夜もとうとう最後の曲となりました!
   今日のライブは…楽しんでいただけましたか、みなさぁーんッ!?」
 エエエエエエエエエエエエーッ!! イヤだぁああああああああーッ!!
保田「じゃあ明日のお友達の紹介をしてください。」
紺野「テレフォンショッキングかよッ!! このエレキングッ!!」
 グッ! グッ!
飯田「それでは聞いていただきましょう。『なんにも言わずにILOVEYOU』
 ウォオオオオオオオオオオオーッ!! 
飯田「…とッ!! 言いたいところなんですがぁーッ!!」
矢口「今日は最後にひとつだけ、予定変更でワガママやらせてもらいます!」
石川「1分だけ、ちょっとお待ちくださーいッ!!」(ダダダッ!!)
 ザワザワザワザワ〜〜〜〜〜〜〜ッ!?

夏 「な、なに今度は…!? 最後にひとつだけワガママって、開始から今
   までずっとワガママの嵐じゃないのさ!! 何をするつもりよッ!?」
藤本「ハァハァッ…!! 衣装持ってきました!! 急いでくださいッ!!」
保田「よっしゃぁーッ!! みんな急いで着替えるぞーいッ!!」


ウォオオオオオッ!! パチパチパチパチッ!!!! ヒュゥーッ!!
鈴木「これにて終了ッ!! ありがとうございましたぁーッ!!」 
  タッタッタッ…!
杉本「おッ…おつかれさまですッ!!! 最後も良かったですぅーッ♪」
鈴木「ハァハァ… おつかれさまぁ〜♪ ヒャー気持ち良かったーッ!!
   この後はどうせ客席に降りて、お偉いさん方に挨拶回りなんでしょ?
   汗くさいまんまじゃ失礼だし、ちょっと私、急いでシャワーあびて
   くるね。 着替えてすぐ戻って来るから♪」(タッ!)
杉本「あ…! いや! ちょッ…ちょっと待ってくださいッ…!」
鈴木「え? まだ何かあんの?」
杉本「いや、だって…! ほらァ! あの会場の声ッ…!!」

 アンコォールッッ!! アンコォールッッ!! アンコォールッ!!

鈴木「へ!? なんでアンコールかかってるの? 今日はお偉いさん相手の
   言うなれば私の品定めのライブで… そういうのはない予定でしょ?」
杉本「つまり観客をそれほどまでに魅了してしまったんですよ、鈴木さんは!
   審査員のつもりで冷やかに集まったVIP達が、この1時間半のライブで
   あなたの熱狂的なファンへと変えられてしまったんです! それだけの
   パワーがあったんですよ、鈴木さんの今夜のライブにはッ!!
   大勢のVIP達が自分の立場も忘れて、大声を張り上げているんです…!
   このアンコールには応えなくてはなりませんよぉーッ!?」
鈴木「で、でも、アンコールの曲なんて…用意してないもんッ!!」
杉本「なんだっていいんです! とにかく1曲! 急いで選んでください! 
   今日歌った曲の中からでいいんです! 曲じゃなく、あなたの声を聞き
   たいんですからね? じゃあ僕、時間稼ぎに挨拶してきますねッ!!」


 ザワザワザワ…! オオオオオオオオオオーッ!?
保田「待たせたなオメェラァアアアアアアアアアアアアアーッ!!」
後藤「着替えてきましたぁあああーッ!! どうですかお客さーんッ!?」
 ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーッ!!
吉澤「へへへ… 最高にウケがいいぜ! やっぱナース服は効くねぇ〜?」
加護「なあパンチラ、気付いてへんのか、ワザとなのか知らんが、ケツの生地
   パックリやぶけとるで? 汚いもん客に見せんなやボケ…。」
矢口「ヨッスィお前それ、オイラのナース服だぞ! こっちブカブカだよ!」
辻 「さすがはパンチラ職人なのれす…! いい仕事なのれすッ!!」
安倍「あれ? 愛ちゃん何でフェンシングルックなのに、ヤリ持ってるべ?」
高橋「このヤリはヤンジャンさんの分身♪ 一緒にステージ立つんダスッ!」
 ザワザワザワザワ…!!
飯田「実は… この衣装は、ヤンジャンとの送別会用に作った衣装なんです!
   あのコにみんなで卒業ソングを、合唱して贈ってあげたいと思って…
   衣装だけじゃなく、卒業ソングも私達で歌詞を作ったんですッ!!」
加護「せやけどな、タイミングが悪かったんや…! 残念やけど… これを
   着てヤンジャンに歌を贈る機会が持てへんかったんやッ…!!」
紺野「そこでせっかくですから、この場で歌わせてもらいたいんですッ!!
   ヤンジャンさんはここにはいないけど… あの人に届くように精一杯
   歌いますッ!! みなさん、よろしいですかぁーッ!!!」
 ウォオオオオオオオオオオオオオーッ!! 頑張れェエエエエーッ!!
石川「キャア♪ ありがとうッ! みんな大好きィーッ!!」

夏 「あのコ達、そういうつもりだったのね…! なら私達もフリをつけた
   かいがあるってモンさ! よぉーしッ!! 頑張れェエエーッ!!」
ネコ「ウニャァアアアアアアーッ♪」

安倍「これはヤンジャンへの卒業ソングなんだけど… みんなの本当の
   気持ちをこめて、私達は曲にこんなタイトルをつけましたッ!!」
矢口「タイトルにサヨウナラなんて言葉は、もちろん使う気ねえぜッ!!
   あえて… あえてアイツに、こう言ってやるんだッ!!」
吉澤「ヤンジャン、お前のいるべき場所はそこじゃねえッ!!」
辻 「待っている人の元へ向かうべきなのれすッ!!」
小川「ヤンジャンせんぱーいッ!! 聞こえますか、会場の声がーッ!?」
保田「聞こえるかヤンジャーンッ!! オメエを待っている奴らはッ…」

全員『 ここにいるぜぇーッ!! 』
 
 ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーッ!!!!

 ズッチャッ!! ズズチャッ!! ズッチャッ!! ズズチャッ!!
 ジャカジャカジャカジャカ…♪  矢口『花火点火ァアアアーッ!!』
   ドカァアアアアアアアアアアーンッ!! オオオオオオーッ!?

全員『 YES!WONDERLANDッ!! 』
保田・加護・小川「夢のッ!! 翼をひーろげェッ!!」
全員『 BREAK THROUGHッ!! 』
安倍「自分をブチ破れェーぃッ!! いっくよ、みんあァアアーッ!?」
 ヒャッホォオオオオオオオオオオオーッ!!

飯田「みんなハラに力こめて歌えよォッ!! 私達の作った曲よッ!?」
保田「おうさッ!! 壊れたメカ獅子舞のように暴れたるわーいッ!!」
矢口「くらえヤンジャンッ! オイラ達からの精一杯の気持ちだぜぇッ!!」

夏 「いけぇえええーいッ!! メチャクチャ踊り狂えェエエエーッ!」
中澤「ええどぉッ!! かましたれェエエエエエエエーいッ!!」 

 何がしたいとか聞くけれどッ♪ 話せばビックリするじゃーん♪

吉澤(夢は何だとか聞いてんじゃねーよヤンジャンッ!!)
矢口(知りたかったのは、オイラ達の夢なんかじゃねえだろォッ!?)

 知らない事とか始めるとォ♪ 超不安な顔するじゃァ〜〜〜ん♪ 

後藤(クスクスッ! ヤンジャンって顔に出やすいんだよね!!)
石川(夢がどういう事かなんて、チャーミーどうでもいいと思うッ!!)

 僕らはーまだ 夢の途中…♪ みんなみんな そうなんだァーッ♪

高橋(そう! ヤンジャンさんだけじゃないんダスッ!!)
紺野(1人だけで迷ってるなんて寂しいですよッ!!)

 いいわけなどッ GOOD BYE BYEーッ♪

飯田(卒業する理由なんて、無理矢理作らなくていいのッ!!)
加護(そうやッ!! 気持ちに素直になれや、ヤンジャンッ!!)

 チャンスはそこにあるぅーッ!!

保田(まだ間に合うぜッ!! そこから飛び出しゃいいんだァーッ!!)

 YESッ!WONDERLANDッ!! 一度きりの人生ーッ♪

安倍(なっちもアンタもまだまだ若いべさッ!!)
新垣(そうそう! あせることなんかないと思うけどぉー?)

 おーなかいっぱい学ぼうッ♪

小川(マコはもっともっと先輩を知りたいですッ!!)

 YESッ!WONDERLANDッ!! 夢の 翼を広げ♪

飯田(アンタもまだまだ、やり残したことが娘。にあるでしょ!?)
高橋(お気に入りのヤリまで残したままダスがなッ!!)

 自分をブチ破れぃッ!!

辻 (お風呂場の壁の穴、あのままにして待ってまふからねッ!!)

加護「おらぁ行くでぇーッ!! 会場のみんなも一緒に飛ぶどぉッ!」
 ウォオオオオオオオオオオーッ!! ピョイーンピョイーンッ!!
保田「ヒャホーウッ!! まだまだァ! もっと跳びハネろぉーッ!!」
吉澤「もっと首振れェエエエーッ!! 武道館を揺らしちまえッ!!」
新垣「ムキィー体の反りが弱ァーいッ!! もっとエビぞってーッ!!」
 ウォオオオオオオオオオオーッ!! ドドドドドドドドドドッ!!

つんく「な…なんやこの揺れは? 武道館がグラグラ揺れとるでぇッ!?」

つんく「オ、オイ! ま、まゆみちゃん! なんやこの騒ぎはッ…!?」
夏 「ああ来たのね、つんく君! いいからアンタもジャンピング!!」
つんく「ハァッ!? いや…ちょッ!! (ピョイーン ピョイーン!)
    これはどういう事やッ!? しかもこの曲って、まさか…!!」
中澤「つべこべ言わないッ!! はい!もっと跳んで跳んでぇーッ!!」

 答えはいくつもあるんだとーッ♪ 教えてくれた先輩ーッ♪

高橋(ワタスら後輩は、まだまだヤンジャンさんが必要なんダスッ!!)
吉澤(こんな可愛い後輩達を、置いてくつもりかよヤンジャーンッ!?)

 恋人の夢を知った時ーッ♪ Ah なんかジェラシー感じたーッ♪

安倍(このままじゃ娘。はなっちの天下だベ!? くやしくないのォ!?)
紺野(保田さんの1番の相棒は、まだヤンジャンさんなんですッ!!)

 全てはまだ 学ぶ途中♪ みんなみんな そうなんだァーッ♪

後藤(モーニング娘。は、全員が同じ夢を持って進んでいるのよッ!!)
加護(ヤンジャンの夢もここにあるんとちゃうんかぁッ!?)

 Oh wow! 出会いそして Good Bye Byeッ♪ 笑顔は忘れなぁーい♪

飯田(4.1期のアンタが、カオリより先に卒業なんかしちゃダメよッ!!)
保田(もう去って行く仲間の背中は見たくねえって言っただろッ!!)
小川(先輩が一番笑顔でいられるのは、私達といる時なんですぅッ!!)

 YESッ!WONDERLANDッ!! 歌は 国境こーえて…♪

飯田(ヤンジャン、あんた言ったわよね? 山の手線の中は近いって…!
   そうよ! アンタの言う通り、そこからここは近いのよッ!!)

 どーこまでも進むよッ♪

紺野「みなさんも一緒に歌ってくださーいッ!! 大きな声でッ…ゴホ!
   大きな声で歌ってくださぁーいッ!! ヤンジャンさんの耳に声が
   届くぐらいッ!! お願いしまーすッ!!」

 YESッ!WONDERLANDッ!! 愛の 翼を広げッ♪

新垣「アイム ヒァーッ!! 今ここで叫ぶぜぇッ!! はい御一緒に?
   ホッホッホッホッホッホッホッホッホッホッホッホッホッホ…」
 ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホッ!ホォオオオオーッ!!
加護「よっしゃ! ゲコ助、ヤンジャンに向かって一発何か叫べやッ!?」
小川「えッ!? そんなイキナリッ…! あ、う…ッ! はッ… はッ…」

 はっ、プルルルルル…

全員『なんじゃそりゃァアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッ!!』
小川「ひぃーんッ!! 言いたい事がありすぎてパニくったんですぅッ!」
保田「おっしゃあッ!! このままもっと声を出して行くぜェーッ!!」
矢口「オウッ!! 2万を超えた大観衆だッ!! 届かねえワケがねえ!」
飯田「みんなぁーッ!! 大合唱でヤンジャンを呼ぶよぉーッ!?」

 Wow Wow Wow みんなロンリーBoys&Girl…♪
                 Wow Wow Wow Wow Wow…♪

辻 「ヤンジャン待ってるよぉーッ!! ヤンジャァアアーンッ!!!」
後藤「会場のみんなも寂しがってるよぉおおおおおおーッ!!」

 Wow Wow Wow みんなロンリーBoys&Girl…♪
                 ロンリーBoys&Girl…♪

紺野「ハイみなさんもっと大きな声でッ!! もう一度ォーッ!!」

 Wow Wow Wow みんなロンリーBoys&Girl…♪
                Wow Wow Wow Wow Wow…♪

加護「はりきっていきましょッ!!」

 Wow Wow Wow みんなロンリーBoys&Girl…♪
                 ロンリーBoys&Girl…♪

                   ロンリー… Boys&Girl…♪

 ウォオオオオオオオオオオオオオ……!!!!!!!

飯田「ハァハァ…」(ヤンジャン聞こえた? あんたへの卒業ソング…
          ううん、これはもう応援ソングよ! 受け取って!)
加護「ゼェゼェ…」(ウチらにできるのは… ここまでや…!!)


鈴木「!!」

 シーン…

鈴木「……なんか、聞き覚えのある声が聞こえたような気がしたけど…。
   あッ…そんな事より、早くアンコールの曲を決めなくちゃッ!!」
浜崎「てゆーかさ? 自分の一番歌いたい曲、歌えばいいじゃん?」
鈴木「それがハッキリしねえから困っ… ブッ!!!? ハ…ハマッ!!
   ど…どっから入ってきたのさアンタッ!!! まさか煙突ッ…!?」
浜崎「そうそう、屋根で滑って転んで、コーヒーで服がベッタベタ…。」
鈴木「………。」
浜崎「………ツッコんでよ。」
鈴木「そこはボケじゃなくて、ノリツッコミするところだろッ!!
   そんなことより何しに来たんだ? まさか私のライブが成功するか
   心配で見にきたのか? おあいにく様…。 なんとかなったみたい。」
浜崎「そうみたいね。 おめでとうって言っておくわ。」
鈴木「あ、うん。 ありがとう…。 ゴメンな? ヒサブリでいろいろ話し
   たいところだけど、今ごらんの慌ただしさなんだよ…。だからさ…」
浜崎「アハハ! だからジャマにしに来てあげたんだってば!」
鈴木「テメェ…! さっさと消えないと、警備員呼ぶぞ? マジで今、曲が
   決まらなくてアセってる所なのッ!! 頼むから帰ってくれよ!!」
浜崎「うそうそ♪ そんなチャッチイ邪魔の仕方なんかしないわよ、この
   天下のハマーが。 それじゃあ… ハイこれ!」(ガサッ…)
鈴木「…な、なんだよ、その紙キレの山は?」
浜崎「早く受け取ってよ! わざわざこのゴミを届けに来たんだから!」
鈴木「ハァ!?」

浜崎「ちゃんと渡したからね? さぁーてと、帰るとするかアユは。」
鈴木「渡したってッ… だから何なのさ、このたくさんの紙キレッ!?」
浜崎「知らなーい。 あんたならわかるんじゃないのぉ〜?
   じゃあ帰るね! このクソ忙しい私が、なんでこんなお使いを頼まれ
   なきゃならないのよ。 ブツブツ…まったく失礼なヤツよねアイツ。」
鈴木「頼まれたってオイ… 誰にだよ?」
浜崎「保田。」
鈴木「えッ…!」
浜崎「パシリにされてムカつくけど、次回のケーキ投げ大会に呼んでくれる
   言うんだもん。釣られちゃった♪ それに、出る杭のアンタの未来を
   ジャマできるかな〜なんて思ってさ? アハハ! じゃぁ〜ね〜♪」
鈴木「オイ!ちょっと待てよッ! どういう事か説明ッ…こらァッ!!」
 バタンッ…
鈴木「クソッ行っちまった…! それより姫から頼まれたって、いったい?」
 ピラッ…
鈴木「なんか書いてある…。 この見覚えある汚い字は… 加護の字…か?」

 < 笑った顔と怒った顔が、ウチのママみたいで好きやで。 >

鈴木「ブハハハッ!! なんだコレ? バッカだなぁアイツ…。 こんなの
   渡して何のつもりなんだよ、まったく…。 他にもまだまだあるぞ?
   え〜とコレは… この気持ち悪いイラスト付きのはリーダーのか?」

 < 次のリーダーはヤンジャンだよ? 頼んだからね? >

鈴木「これって… もしかして、みんなから私へのメッセージなの…!?」

鈴木「次は… ひらがなばっかりで、頭悪そうな字だなオイ… 誰だろ?」

 < ごっちんはわたさんぞー! おまえもわたさんぞー! >

鈴木「クスッ…パンチラか。 ん、この乙女チックな字は… ヤギかな?」

 < ホイ!の手の角度がまだイマイチです。 勉強し直しなさーい! >

鈴木「うるせーよ、私の方が上手いもん! これは… うわッムカツク!」

 < 負け犬ぅ〜 逃げちゃうつもりでしょ? 私の勝ちだコリャ♪ >

鈴木「安倍ェ〜あの野郎。クスッ♪  えっとこれは… 後藤の字だな。」

 < 後を追っちゃうぞ? >

鈴木「追うって…何を…?   あ、この字はわかる…。 ウチの壁によく
   イタズラしやがる、あのバカ娘の字だ。 アハハ…。 なになに?」

 < ヤンジャンのゴハンじゃなきゃ、やせちゃうからヤダもん。 >

鈴木「プッ…いいじゃねえか、やせりゃ…。 ホントに、何のつもりだよ?
   こんなもの渡してきやがってもう…! 私、急いで会場に戻らなきゃ
   いけないっつーのによぉ…。 全部読まなきゃ…体が動かねーよ…!
   せっかく踏ん切りつけたのに、懐かしくさで胸がキュンとなるじゃ
   ねーか…! へへへ… イヤな奴らだぜ、相変わらずよぉッ…!」

鈴木「ズズッ… へっ! なんだコリャ? どうやって読むんだオイ?」
    .‥.
     ●  .‥.    .‥.    
         ●      ●
鈴木「わかんねーけど、ありがとうよヤンゾー…。 次は… 高橋か…?」

 < 私とヤンジャンさんでツートップ! 実はこれが1番最強! >

鈴木「トップとるの大変だぞぉ? 私1年半頑張って無理だったんだもん…
   これは… ブハハハ! 顔に似合わぬこのカワイイ字…矢口だな?」

 < いい加減ANN聞けよな。 けっこうお前の話をしてるのにさ。 >
       
鈴木「うん…ゴメン。これからは毎週聞いちゃうと思う私…。 次は…」

 < 不践迹、亦不入於朝娘。 先輩の跡を踏まずして、どうやって私は
   モーニング娘。になればいいのですか? 不安です。>

鈴木「…姫がいるじゃねーか。 もう立派なモーニング娘だよ…紺野は。」

 < やだやだやだやだ! やだやだやだやだ! 帰ってきて先輩!! >

鈴木「…ゲコ助。 字が涙で滲んでるじゃねーか。 どうしたんだよォ…」

 < 命令だ、行くな。 姫の側にいろ。 わかったか? >

鈴木「へっ… 無理ばっか言うよな、昔からアンタはさ…。」

鈴木「…これが最後の一枚か? そうか…新垣も書いてくれたんだねー…。
   ブハハ! なんだこのカクカクした字は? 犯行声明文かオイッ!」

 < ワタシモ ケッコウスキ! ダイスキ >

鈴木「…………。 嫌われてるかと… 思ってたのに…。」

 ガチャッ!
杉本「鈴木さーんッ!! 曲、決まりましたかぁーッ!?」
鈴木「えッ… あ、あ、いや…そのッ…!」(ズズッ!)
杉本「…泣いて、いたんですか?」
鈴木「いえいえいえッ!! ちょっとアクビしただけでッ…!」
杉本「のんびりアクビしてるヒマなんて、ないんですってばァ〜ッ!!
   お客さんが爆発寸前、鈴木さんを早く出せって大騒ぎしてますよ!
   もちろん、もう曲は決めていただけたんですよねッ!?」
鈴木「あッ…えっと…! そう! 私の曲から何か一つッ…!」
杉本「とりあえずもうステージに移動してくださいッ!! ほら早くぅッ!
   なんですか、その紙はッ…そんなもの早く置いて、急いでッ…!!」
鈴木「あ、あああッ…ハイッ!!」
 タタタタタタッ!!

 アンコォールッ!! アンコォールッ!! アンコォールッ!!

鈴木「ど、どうもぉ〜〜〜〜〜…!」(ヒョコッ!)
 ウォオオオオオオオオオオオオーッ!! パチパチパチパチパチッ!!
鈴木「アンコール頂きましてありがとうございます…! それでは…」

鈴木「それでは……。」

 シーン…

杉本(鈴木さん…? ちょっとッ鈴木さん、どうしたんですかぁーッ!?
   バンドの準備はできてますよぉーッ!? あとは鈴木さんが、曲の
   タイトルをおっしゃってくだされば、いつでも演奏する準備はッ…
   あ、あのぉ〜ッ!! 聞こえていらっしゃいますかぁーッ!? )
 
 ザワザワ…

C歌手(ずっと…黙ったままですよ彼女? これも何かの演出ですかね?)
B監督(ゴクッ… わ…わからん!)
A社長(うううう〜〜〜 亜美ちゃん、じらさんといてやぁ〜〜!)

鈴木「………。」

杉本(あっちゃあ〜! さてはまだ、アンコールの曲が決まってなかったん
   ですねぇ? 仕方ありません鈴木さん! 今日一番ウケの良かった、
   『Love the island』…これでいきましょう! ねッ!? 
   それじゃ演奏始めますのでお願いしますッ!! 演奏スタートッ!)
 サッ…
鈴木「…あのッ!!」
 ピタッ!   
鈴木「あの… 私… その……。 す、すみません皆さん、アンコール曲を
   歌う前に、ちょっと聞いて頂きたい事があるんです…!」

 ザワザワザワ…!!
杉本(す…鈴木さん! いったい、何を話されるつもりですかぁ〜ッ!?)

鈴木「私は… 私、鈴木あみは… 今日の復活ライブをスタートとして、
   ソロ歌手の道を再び出発する事を決意いたしました…。 
   1人で歌っていくのだから、誰の力も借りず、過去にも頼らず、
   自分だけの力で、今日は勝負しなきゃいけないと思ったんです。
   自分1人の力で、このライブを成功させる事ができなければ…
   この先の輝かしい未来は掴めないと思った。 そして、その結果…」

A社長「おめでとォーッ!! アンタのライブは…大成功やでぇーッ!!」
D局長「おうッ! 鈴木あみの成功はワシが保証するぞォーッ!!」
C歌手「鈴木あみ最高ォオオオオオオオオーッ!!」
 ワァアアアアアアアアアーッ!! パチパチパチパチパチパチッ!!!

鈴木「違うッ!! 違うんですッ!!
   た、確かにアンコールも頂いて… 皆さんの暖かい拍手も頂いて…
   このライブは成功したのだと思います! これからの再出発に希望も
   持てました…。 感謝しています。 頑張りますッ!
   でも… これから私がソロで頑張り続けていくために、これだけは
   ハッキリ言わなくちゃなりません…! 私は… 鈴木あみは…
   元・モーニング娘。の鈴木あみだっていうことなんですッ!!
   モーニング娘。で育てられ、モーニング娘。を卒業した… 鈴木あみ
   なんです…。 それだけは、忘れずにいて欲しいんですッ…!!」

杉本(す、鈴木さんッ!! それは口にしない約束じゃッ…!?)

 ザワザワッ…!!

鈴木「今日のライブは、『元・モーニング娘。の鈴木あみ』という看板を
   はずして勝負しよう、そう私はスタッフ共々考えて、モーニング娘。
   の名前は一度も口に出しませんでした。 曲のリストにも1曲も加え
   ませんでした。 その看板を捨ててこそ、鈴木亜美という歌い手を
   正しく評価していただける… そう思ったんです。 でも… 
   それは私の間違いでしたッ!!」

B監督「いやそんな…その判断は正解だよ! 私は正直、モーニング娘。を
    引きずったままのライブだったら、すぐさま帰るつもりだった!」
E作曲家「そうです! 私達の貴方への賛辞には、その姿勢に対する評価も
     含まれているんです! 間違ってなんかいやしないッ!!」

鈴木「いいえ! 間違いだったんです…! それに気が付いたんですッ!
   だって… 私の側にはいつも… あの仲間達がいるんですもの。
   今日私が歌っている間も… 今こうしてステージで喋っている間も…
   つねに仲間達は… いえ、あのクソ娘共はいつだって、私の心の中に
   いたんですッ! 泊まり込んで、いつまでも帰らないんですッ!!」

 ザワザワザワザワッ…!!

鈴木「今日のライブで、もし私が輝いて見えたのなら… それは私の心の奥
   で大事に抱えてる仲間達への想い、仲間達が私に与えてくれた想いが
   歌と一緒にあふれていたからなんだと…そう思ってください! 私は
   それを隠す必要なんてなかったんですッ!! だって… だって…!」

鈴木「だってモーニング娘。は… 私の誇りなんだもん…!」

 シーン…

鈴木「杉本さんゴメン。モーニング娘。の話はしない約束だったのにね…。」
杉本「〜〜〜〜…ッ!!」
鈴木「会場の皆さん、ごめんなさい。 せっかく先程まで楽しんでいただいた
   のに、今さらこんな話をされて、ガッカリした方も多いと思います…。
   親父ー! ママー! 兄貴ー! ごめんね! 亜美またやっちゃった!
   でもまあ…やっちゃったのは、お互い様だから許してちょーだいね?」

親父「後先考えないのは鈴木家の血だーッ! ブハハ、気にすんなーッ!!」
兄貴「そうそう! 鈴木家の血だッ!! ムネオを見ろ、ムネオをッ!!」

鈴木「ムネオは血縁じゃねえだろッ!! せめてイチローって言っとけッ!!
   アハハ… だけど許されるならば、私はソロで歌っていくつもりです。
   私の歌の中には、いつもモーニング娘。がいます。 1年半もずっと
   私を愛してくれた仲間達がいます。 それがあってこその、鈴木あみ
   なんです。 それをわかってなお、私を評価してくださるという方が
   いるのでしたら…… 私はその人のために精一杯頑張ります…。」

杉本「ぐッ… くぅううッ〜〜……! 
   ぐぉおらぁーッ!! 天下の鈴木あみが歌うんだぞ、畜生ォオーッ!! 
   拍手しろテメエラァアアアアアアアアアアアアアアアアーッ!!!!」

鈴木「それでは聞いてください… 私の大好きな歌です。 『I WISH』

鈴木(…ごめんね、みんな。 いつだって側にいてくれたのにね…。
   会場が離れていても、こうやって今も私を支えてくれているもんね…。
   ライブは最後で失敗しちゃったけど、今とっても最高の気分よ私?
   私は1人じゃないッ! これからもその想いで頑張っていけるもんッ!
   ヤンジャン歌うからね! そっちに届くよう、心をこめて歌うからね!
   みんな… 大好きッ!! 大好きッ!! 大好きッ!!!!)

 スゥ〜〜〜…… 

鈴木「ひ…

加護「…とりぼっちで 少し…♪」

鈴木(えッ…!?)

後藤「たいくつな夜…♪ 私だけが 寂しいの…♪」
安倍「Ah…♪ Uh…♪」

鈴木「おッ… お前らッ…!?」

吉澤(スタスタ…)「くだらなくて♪」
辻 (ピョンッ!)「わらえるぅ〜♪」
石川(ヒョイッ!)「メールッ♪」
後藤(ポンッ…!)「届いた♪ Yeah…♪」
保田(ズサーッ!)「なぜかァーッ♪ 涙ァーッ♪ 止まらないーッ♪」
矢口(ポンッ…!)「Ah…♪ ありーがとぉー…♪」

 ザワザワザワザワザワザワザワザワザワ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!

鈴木「いやッ…オイ!? ちょッ… な、何で、オメェラここにッ…!?」

後藤「だーれよりも私がー♪ ヤンジャン…を知ってるからー♪」
鈴木「……ッ!!」

  全員 『 だーれよりも 信じてあげなくちゃあーッ!!!! 』

 イェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエーイッ!!!!!!!
      ダダダダダダダダーッ!!!! ガシッ! ボカボカッ!
鈴木「わわわッ!!! なッ…どうしたんだよオマエラァアアアーッ!?」   
小川「先輩先輩センパーイッ!! マコのセンパーイ!!」(ギュッ!!)
辻 「うううううう〜〜〜もう離さないのれすぅッ♪♪♪」(ガブッ!!)
鈴木「アダダダッ…!! 痛ァッ!! オイッ! くッ…苦しいッ…!!」
保田「ブヒャヒャッ!!! 何しみったれた顔してんだヤンジャーン!?」
新垣「この歌を1人で歌ってどうするの〜? リサたん差し置いてさッ!」
加護「うははははぁーッ♪ ヤンジャンの乳やぁッ! 紺野もんどけ!!」
高橋「あ〜〜〜〜ッ!! ワタスうっかりヤリを置いてきたダスゥッ!!」
鈴木「ヤリじゃねえだろッ!!ヤリじゃねえだろッ!! 武道館ッ…!!
   オメェラのライブはどうしたんだよォーッ!! 何でここにッ!?」
 スパァアアンッ!! ぐはッ!?
鈴木「クゥッ…いってェッ!! 何しやがるんだよリーダァアアーッ!?」
飯田「アンタ立ち位置が違うでしょォオオォオオオオオオオオーッ!!!」
鈴木「はァーッ!!?」
安倍「間奏が終わるよッ!! ヤンジャン自分のポジションについてッ!」

安倍・飯田・後藤・矢口・保田 「人生って素晴らしいーッ♪」
小川・高橋・新垣・紺野 「ほら誰かとーッ♪」
石川・吉澤・加護・辻  「出会ったり♪ 恋をしてみたりーッ♪」
鈴木「………ッ!!」(パクパクッ…)
加護「ああ 素晴らしいッ♪」(歌えやヤンジャン、ゴルアーッ!!)
辻 「ああ 夢中れぇーッ♪」(お客さんに失礼なのれすッ!!)
小川・高橋・新垣・紺野 「笑ったり 泣いたりできぃーるーッ♪」
ネコ「ニャアアーン♪」

石川・吉澤 「誰かと話するの♪」(ほらヤンジャンさん! 踊れェッ!!)
加護・辻  「怖い日もあるッ♪」(ウデふれやッ!! ふるのれすッ!!)
鈴木(へッ!? いやッ…でも!)
後藤「でも勇気を持って話すわ♪」(とにかく話は後から後から♪)
矢口「私の事♪」(そうそう! 何も考えず楽しく一緒に歌えばいーのッ♪)
鈴木「は…れの日が… あ…るから…♪」(お、おいおい!)
加護「そのうーち 雨も降るぅーッ♪」(声が小さいわ、ドアホッ!!)
紺野「Yeah♪」(声出せって私を叱ってくれたの、ヤンジャンさんですよ?)
保田(…心配ねえよヤンジャン。 お前には姫がいるし、それにッ…)
全員『 全ていつか! 納得できるさァアアアアアアアアーッ!!!!! 』
 イェエエエエエエエエエエエエエエエエエエーイッ!!!!!
加護・辻 「人生って素晴らしいーッ♪」(ウチらといれば人生楽しいで?)
全員 『ほらいつもとー♪ 同じ道だって なんか見つけようッ♪』
吉澤「ああ すばらすぃーッ♪」(いつものモー娘。に戻ろうぜェッ!?)
石川「ああ 誰かとーうぉ♪」(同じ道で一緒に夢を見つけましょうッ♪)
小側・高橋・新垣・紺野 「めぐり会う道と なぁーれェエエエエエッ!!」
  フゥーッ!!!   イェイイェエーッ!!!!! ワァアアアアアア…

飯田「えー…会場の皆さんコンバンハッ! モーニング娘。でぇえーすッ!!」
矢口「ギャハハハハッ!! ポカンと口開けてんじゃねーよ、オヤジ共ッ!!」
保田「紺野ッ!! このノリの悪い観客に、一言マロかましてやれッ!!」
紺野「保田さんのマロを煎じて飲めッ!!」(ビシッ!)
 ウォウッ! オッオッイェエーイ♪
       ウウウーウウー… ウウウーウウ… ハァー…アァアアアー…

飯田・安倍・矢口・保田 「晴れの日がー♪ あるからぁー♪」
後藤 「そのうーち♪ 雨も降るぅー♪ Yeah…♪」
全員 『全ていつかッ♪ 納得できるさぁああーッ♪ アァアーアアアアー…』

鈴木「………!」(プルプル…!)
加護(ブハハ! なに泣いとるんやヤンジャン! そんなショックやったか?)
辻 (何を今さら♪ ライブぶち壊されたぐらいれ泣いちゃダメれすよぉ〜♪)
鈴木「畜生ォオオオオオーッ!! 嬉し涙じゃボケエエエエエエエーッ!!!」

飯田・安倍・矢口・保田 「じぃーんッ…♪」
高橋・小川・新垣・紺野 「せぇーって…♪」
 ダダダダダッ!!!
鈴木「すばらしぃーッ!! ほらぁ誰かとォオオオーッ!! 出会ったりッ!!
   恋をしてみたりぃいいいいいいいいーッ!!」(ウガーッ!!)
石川・吉澤「ああ すばらしいッ♪」(アハハ! ヤンジャンさんがキレた♪)
加護・辻 「ああ 夢中でぇーッ♪」(それでこそ、ヤンジャンやぁッ!!)
後藤・鈴木(ガシッ!)「笑ったり♪ 泣いたりできるぅッ♪」
鈴木「ブハハハハァーッ!! いくぞテメェラおるぁあああああーッ!!!」
 オオオオオーッ!!

全員 『人生ってすばらしいッ♪ ほらいつもとッ♪ 同じ道だってなんか
    見つけよぉーおーおッ♪ ああすばらしいッ♪ ああ誰かとーッ♪
     めぐり会う 道となーれッ!!!!』
 
加護「…でも笑顔は 大切に したぁー… … …あぁー…ーいぃぃ…♪」
  (ヤンジャン… ウチらと帰ろうな…。)

鈴木(…うん。)
  「…愛する 人の… ためぇー…ーぇー…に…♪」
 
 シーン…                

小室「うーん、いいねーいいねー。(パチパチパチパチ!)
   …あれ? なんでみんな拍手しないの? 最高だったじゃない?」
パンサー「加護さーん! 辻さーん! パンチラさーん! 最高ーッ!!
     アミーゴ…いや、ヤンジャンも最高だYOーッ!!」
    
加護「おう、パンちゃん! また裸にひんむいて遊んでやるさかいな♪」
鈴木「………みんなッ…! あ、あの…私ッ…!」
保田「んまぁ〜いろいろ言いたいことはあるだろうが、まずここはカオリ
   からの指示待ちだ。 さてリーダー、これからどうすんのぉ〜?」
飯田「そうねえー… なんかここの観客、ノリが最悪だしねえー…。」
新垣「リサたん、ガリガリ君食べたいなー?」
吉澤「飯田隊長ッ!! 今、新垣がいいこと言いましたッ!!」
飯田「うむッ! モー娘。コード『ガリガリ君』…それの意味する所は…」
全員『 フェイドアウトーッ!!!! 』(ダッ!!!!!)

鈴木「フェイドアウトってオイッ…!? うわっ!」(ガシッ!)
小川「撤収ですよ撤収ッ!! ほら先輩、走ってッ!!!」(グイッ!)
矢口「ボヤボヤすんなヤンジャンッ!! 辻、かついじゃえッ!!」
辻 「アイアイサーなのれすッ!!!」(ヒョイッ!! ダダダダッ!!)
鈴木「いやちょっとッ…!! 何の挨拶もせずにそんなッ…!!」
安倍「この場面で、何の挨拶をするつもりだべさ!? 逃げるが勝ちだべ!」
保田「よし、姫から挨拶しといてやるよッ!! 会場の皆さーんッ!!
   ヤンジャンは返してもらうぜブヒャヒャ! ザマァ見やがれッ!!」
紺野「さすがは保田さんッ!! 傷口に塩をすりこむご挨拶ですッ!!」
 ダダダダダダッ!!!


杉本「鈴木さんッ!!!」
鈴木「すッ…杉本さんッ…!? あ、あの私ッ…!!!」
杉本「何も言わないでッ…そのまま、行っちゃってくださぁーいッ!!! 
   鈴木さん、あなたはやっぱり素敵ですぅーッ!! さ、さすがは僕が
   惚れぬいた人だッ…アハッ…アハハハハハァ〜〜〜〜〜〜ッ!!!」

加護「なんやあのオッチャン? 鼻水まきちらして、笑っておったでぇ?」
鈴木(…杉本さん、ごめんなさいッ!! 私、やっぱりモーニング娘。じゃ
   なくちゃダメみたい… ごめんなさい、あんなに私のために頑張って
   くれたのにッ…! これから、どうなっちゃうの杉本さんッ…!?)

杉本(…それでいいんですよ鈴木さん。 やっぱりあなたはモーニング娘。
   で歌っている時の顔が一番輝いてる! 僕はその顔に惚れたんだ!
   僕の事なんて気にしないでください。 僕なら全然…大丈夫ですッ!
   だってッ… だって今、感動と満足で胸がイッパイですものッ!!)

杉本(あなたは羽化したばかりの蝶… 僕はその蝶を手に入れたかった…!
   だけどまだしおれた羽が、空にはばたけるほど伸びきっていなかった
   んですよ。 その羽で飛び立つ準備ができるまで、モーニング娘。と
   いう大樹の元で、もう少しばかり羽を伸ばしていてくださいッ!
   時が来たら必ずッ…必ず迎えに行きますからね! あなたがそこを
   飛び立ったあと、最初にとまる花はもちろん僕の所ですよッ!!
   その時まで… ずっと楽しみに待っていますからね鈴木さんッ!!)

鈴木「辻ッ… もう降ろして! ちゃんと自分の足で走れるからッ…!」
辻 「なんで泣いているとれすかヤンジャン… やっぱり迷惑らったん
   れすか? のの達がソロの夢をぶち壊しちゃって…。」
鈴木(フルフル…)「ううん、違う! 嬉しかった…嬉しかったわよ!
   ただ…私がハッキリしないせいで、いろんな人に迷惑かけちゃって…
   それにアンタ達にだって… 武道館のライブはどうしちゃったの?」
石川「ホント、大迷惑ですよぉ〜! こっちのライブがめっちゃくちゃ!」
鈴木「本当にごめん…! ファンのみんなにまで迷惑かけちゃった…!」
高橋「だから早く戻るんダスよッ!! 武道館にッ!! みんなヤンジャン
   さんの帰りを待っているんダスからッ!!」
鈴木「えッ… 待ってるって…どういうことッ!?」
後藤「最後の曲を歌ったあと、会場がすっごいヤンジャンコールでさぁ?
   おさまりがつかなくなっちゃって、アンタ呼ぶしかなくなっちゃった
   のよぉ。 普通ならアンコールかかるところなのにさ? アハハ!」
矢口「オメエのせいで、予定メッチャクチャ。 ギャハハハハッ!!」
吉澤「まさかウチらがヤンジャンに作った卒業ソングが、オメエじゃなく、
   ファン達の心を動かす結果になるとは、予想しなかったもんなぁ♪」
鈴木「みんなが… ファンのみんなが私をッ…!」

小川「だから早く戻りましょッ! ホラ走りましょ先輩!」(グイッ!)
辻 「あ、ずるい! じゃあもう片方の手は、ののがつなぐのれすッ!」
後藤「なら、みんな手をつないで走ろうか!? ヨッスイつなごッ!!」
吉澤「うへへへ! …ホラ、新垣。 私のこっちの手が空いてるぞ?」
新垣「……仕方ないわねぇ〜。」(スタタタッ! ギュッ!)
安倍「じゃあ辻、なっちとも手をつなぐべさ♪ なっちの方が優しいよ?」
加護「おう、ヤンジャン取られてもうたから、コネ、ウチとつなごうや♪」
保田「うおっ! ヨッスィもヤンジャンも取られた! プッチの友情はどう
   しちまったんだよオイッ!! くッ…じゃあ姫は誰と〜〜〜…」
紺野(ギュッ…)「私がいるじゃないですか。」
保田「お? へ、へへへ…」
飯田「じゃあカオリは〜〜〜… クスッ! ホラ石川、おいで!」
石川「キャアッ♪ 飯田さん大好きッ!!じゃあ矢口さんも、も〜らい!」
矢口「んじゃ、加護こっちこい! タンポポで4人並ぶぞッ!」
高橋「ワタスも5期メンで、マコとあさ美と手をつなぐダス〜ッ!」
安倍「ごっつぁん!」(サッ!)
後藤「…へへへ! のぞむ所ッスよ!」(ガチッ!)
飯田「圭ちゃん…いろいろあったけど。 これからもよろしくね?」
保田「おうよリーダーッ!!」(ガチッ!)
ネコ「ウニャ〜ン…」
吉澤「おうヤンゾー! ホラこっちゃ来い! 肩車してやっから!」
矢口「よっしゃッ!! 全員つながったとこで、武道館へ急ぐぞォッ!!」
 オウッ!!  ダッ… ウワァアアッ!? ドシャァーッッ!!!!
鈴木「痛ァーッ!! ア、アホカぁッ!! 全員、手をつないで輪になって
   どうやって前にすすむんだよッ!! 私らは巨大な輪入道かボケッ!
   なんでいつもテメェラはこうなんだよォオオオオーッ!?」

石川「あ、全員で縦になって転がればッ…ワンダー3みたいにッ♪」
鈴木「キダムでもそんな荒技できねえよッ!! 誰か手を放せよッ!!」
小川「やだ。」
後藤「やだ。」
矢口「だったらヤンジャン、お前がまず放せばいいじゃねーか?」
鈴木「……やだ。」
安倍「カオリどうするべコレ? 誰も放さないよ?」
飯田「いいのよコレで♪ みんな輪になって、同じ輪の中心を見てるもん!
   そう、これからもモーニング娘。は、みんながお互いつながりあって
   同じ夢を見つめあって頑張っていくのッ! だからこれでいいの!」
加護「飯田はん、相変わらずワケのわかるような、わからんような、難解な
   シメのお言葉おおきにですわ。 でもお言葉を返すようですが、何の
   解決にもなっておりません…。つーか武道館急がなアカンやろッ!」
吉澤「だったら加護、おめえが放せばいいだろぉッ!!」
加護「ワレが先に放せやッ!! パンチラが放したらウチも放すわッ!!」
 シーン… メラメラッ!
鈴木「おい、頭悪すぎる光景だぞコレ? 何で仲よさげに手をつなぎながら
   みんな互いにメンチきってんだよ? こらこら矢口、ツバ吐くな!」
新垣「しっかたないわねぇ〜? どうせこういう役はリサたんでしょ?」
 パッ!
保田「でかした新垣ッ!! じゃあみんな急ごうぜッ!! 武道館で観客が
   モーニング娘。を待ってるぜッ! 横1列、ダッシュで行くぞッ!」
 オォオオオオオーウッ!! ダダダダダダーッ!!
飯田「ヤンジャンッ! さっきの輪になった光景忘れるんじゃないよ!?
   動物ビスケットはさっきみたいに並べなさいッ! わかったぁ!?」
鈴木「…はいッ!!!」

 ダダダダダダダダッ
小川「あッ! やっと武道館が見えてきたよぉッ!!」
加護「あまりに待たせすぎて、客が暴動おこしとるんとちゃうかッ!?」
高橋「ワタスらが会場を出て、1時間以上たってしまったダス…。」
新垣「もしかしてお客さん、みんな帰っちゃったかもしれないよー?」
矢口「たぶんアヤヤや藤本、メロンやみっちゃんが間をもたせてくれてると
   思うんだけど…! 裕ちゃんは…クタクタになって倒れてたしな…」
安倍「松浦ちゃん達もライブで歌いきってたし、若いって言ってもだいぶ
   疲れちゃってるはずだべ…! いつまでもフォローできないべ!」
石川「カントリーも私がいないと、歌えないし…!」
辻 「もとい、いないほうが安定しそうなのれす。」
保田「ピンチヒッターとして、まゆみちゃんがダンスショーを始めてるかも
   しれねえぞッ…!? 会場に失笑しか起きねえじゃねーか。」
後藤「しまいにつんくさんが歌い始めた日には、みんな帰っちゃうよ!」
吉澤「うん…歌詞が『バイバイありがと〜さよおなら〜♪』だもんな…!」
飯田「どっちにしろ、ハロプロメンバーがフォローしてくれてるとはいえ、
   会場のみんなはモーニング娘。を見に来てくれたファンなんだもん! 
   長くは我慢してくれないわッ…! 早く戻ってあげなくちゃッ!」
鈴木「うん急ごうッ…! 私のせいでファンが怒って帰ったとなっちゃ、
   一生みんなに頭があがらないよ! ゴメンッ…本当にゴメンッ…!」
ネコ「ウニャニャニャニャッ!!」
吉澤「通訳すると『お礼はされても謝罪を受ける筋合いはない!』…その通り
   だぜヤンジャン! 何かあっても、連帯責任さッ! 気にすんな!」
紺野「そうですよッ! それにッ…ファンの皆さんを信じましょうッ!」
小川「ちょっと待ってッ…! 武道館の方から何か歓声が聞こえるッ…!」

鈴木「本当だッ…聞こえるッ! みんな待っていてくれたんだッ…!」
高橋「すごいダス… ここまでみんなの歓声が届いてきてるダスよッ!」
加護「いや待てやッ…! これはただの歓声やないでッ!?」
辻 「くふん… こりは…歌声なのれすッ!!」
石川「合唱ッ…! 何万人もの観客の大合唱だよォーッ!?」
 
 ワァアアアアアアアア…
 
 でっかいでっかい宇宙にあーる…♪ まーるいまーるい地球で…♪
 ちっちゃなちっちゃな思いやりーが でっかなでっかな愛となーる…♪

保田「ブヒャッ♪ 『でっかい宇宙に愛がある』だぜぇコリャ…!」
吉澤「ぶはぁーぶはぁー… へへっ…さながら24時間テレビで走っている
   気分だなコリャ。 クタクタだけど…いい気分だぜッ!!」
安倍「ヨッスィあんまり軽はずみな事を言うと、来年の24時間テレビで
   走らされる事になるよぉ〜? TOKIOの山口君みたいな理由でッ♪」
矢口「すっげぇー嬉しいッ…! 何度ファンに泣かされるんだろオイラ…」
飯田「入り口が見えてきたッ! みんな急ごうッ!!」

 正直な気持ちだから 伝わって欲しい♪ 今すぐじゃ なくっても♪
 そのうちでいい…♪ 

小川「先輩、みんなの気持ち伝わってきたでしょ〜ッ!?」
鈴木「うん、ビンビンにね…! 私、こんなみんなを置いて行こうとして
   たんだ…! ダメだな私、まだまだだよ…!」
保田「今こうやって、伝わったんだッ!! 万事OKさ、ヤンジャン!!」

 言葉で話せなくっても♪ 離れていても…♪
 テレパシーってあるんだと♪ 信じてみるよ…♪

つんく「おう! 何をしでかしとるんやオマエラッ!!」
鈴木 「つ、つんくさんッ! ごめんなさい私ッ…! そのッ…!」
つんく「アホォ! 立ち止まらんで、早よステージ向かえや! いつまで
    お客さん待たせておるんやッ! 遅すぎるがなオマエラッ!!」
飯田 「は、はいッ!! 行くよヤンジャンッ!!」(ダッ!)
つんく「…鈴木ッ!!」
鈴木 「は、はいッ!」
つんく「杉本の事は気にすんなや、この先はオレがうまくフォローするで。
    おかえり! よう帰って来たな。 今のオマエラ、ロックやで?」

 誰かを責めるより♪ 涙を流すより♪ 自分を愛してあげようよ…♪
 
夏 「あーあーもうッ!! アンタ達、心配してたのよォーッ!?」」
中澤「ハァ〜すまんわぁ…。 ウチ倒れとって、役に立たんかったわ。
   松浦も藤本も、メロンもカン娘もみっちゃんも…みんなダウンや。」
平家「おかえり〜 久しぶりの武道館で、力を入れすぎてもうたわぁ…!」
鈴木「あ、ありがとうございました! 私、帰ってきちゃいました…!」
中澤「おーうヤンジャン、お前なんやそのカッコはぁ? みんなと衣装が
   違うやん。 アンタ、モーニング娘。なんやから、少し遅れてもええ
   さかい、ちゃんと衣装着替えてからステージ上がりや? ん?」
藤本「ハァハァッ… ヤ、ヤンジャンさん、衣装持ってきましたァーッ!」
鈴木「あ、うん! ありがとうッ!! えッ…なんでナース服ッ…!?」
飯田「でもッ… それじゃ今ステージで観客をリードしてるのはッ…!?」


 会えそうにないのなら♪ 仕方ないけど♪ 出会った この真実は♪
  大切にするよーッ♪

市井「みんなぁあーッ!! ヤンジャンはきっと来るよォーッ!!
   心配しないでッ!! 絶対ッ…絶対ここで会えるからねーッ!!」
福田「ヒーローは遅れてやってくるッ!! ヤンジャンを信じろォッ!!
   おるぁーッ!! もっと気持ちのアクセルふかしてけェーッ!!」

 どんなすごい奴も♪ 孤独は寂しいの♪ 笑ったなら 楽しいのーッ♪

後藤「市井ちゃんッ!!」
矢口「アスカッ…それにアヤッペッ!! ミド娘。のみんなァーッ!!」
吉澤「先輩達がッ… OBの先輩達が助けてくれていたんだァッ…!!」

石黒「みんなァーッ!! お待ちかねの奴らがやっと来たよォオーッ!!」

 ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーッ!! 

飯田「遅くなってすみませぇえーんッ!! ただいま戻ってきましたァッ!
   皆さん、今まで待っていてくださってありがとうございますッ!!」
稲葉「お、おいカオリッ!! かんじんのヤンジャンは今どこッ!?」
飯田「あ、うん! 今アイツ着替えてるとこ! すぐこっちに来るッ!」
保田「すまんこってすたい! まさかオメェラに助けられるとはね…!」
市井「やめてよ圭ちゃん! 少なくともここでは、ミド娘。じゃなくて、
   元・モーニング娘。の一時的復活のつもりでステージに立っているん
   だからーッ! へへッ…だから今は、モー娘。のかあさんなのだ♪」

福田「やっぱ気持ちいいねーモーニング娘。のステージは! 思わずアタイ
   『Never Forget』歌おうかと思っちまったぜえ! ダハハッ!」
ダニ「OH! デモ『恋はジンジン、ジンバブエ!』歌ワセテモラッタネ!」
加護「ア…アレをかぁッ!? ブハハッ! さぞかし、客ひいたやろ?」
ソニ「遅いニダお前ら! ソニ達もちゃっかり歌わせてもらったニダよ♪」
新垣「あ、キムチ名人のお姉ちゃんだ!」
ソニ「おう、キムチ荒らし! いつもアンタ達は世話やかすニダね〜。」
吉澤「いや、でも『ソニ達』って… ま、まさか!」
ユウ「はい! 一瞬だけEE JUMP復活ですッ! 問題ありすぎですッ!」
後藤「すっごい嬉しそうじゃないアンタ…。久しぶりでちゃんと歌えた?」
ユウ「ううん。 ソニ姐さんが『津軽海峡の女』をチョイスしちゃうから、
   僕ずっとバク転だけしてたよ。 でも楽しかったよ姉ちゃん♪」
紺野「みッ…みなさん、ありがとうございますぅッ!!」
ソニ「ほら!ソニ達に挨拶はいいニダ! お客さんに挨拶するニダよ!」

後藤「みんなァーッ!!! みんなの声が外まで届いていたよぉーッ!!!
   すっごく感動しましたァッ! ありがとう…本当にありがとうッ!」

 ワァアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!

矢口「みんなとッ! オイラ達の気持ちが届いてッ… ヤンジャンが戻って
   きましたァーッ!!! ヤンジャンコールお願いしまぁーすッ!!」

 ヤ・ン・ジャンッ!! ヤ・ン・ジャンッ!! ヤ・ン・ジャンッ!!

鈴木「…みんなぁ。 ダメだ…もう私、泣いちゃうよぉ…!」(ズズッ…)

中澤「ヤンジャン… 泣いたらアカンでぇ? 目一杯の笑顔で、お客さんの
   前に出なアカンよ? 泣くのは卒業ライブの時だけやで? 
   今日のライブは、いつもと変わらぬ、アンタがいる普通のライブや。
   何もなかったように飛び出て行って、笑顔を見せたりや? ん?」
鈴木「はいッ! へへッ…」(ゴシゴシ…)
中澤「ええコールやなぁ…。 アンタを必要とする人達の暖かい声や…。」

 ヤ・ン・ジャンッ!! ヤ・ン・ジャンッ!! ヤ・ン・ジャンッ!!

鈴木「中澤さん…! 私にこの名前をつけてくださって、本当にありがとう
   ございましたッ…! 感謝しています…!!」
中澤「アホかッ!! ふざけて付けただけの、あだ名やがなッ! アハハ!
   サァ行って来いヤンジャン! お客さんが待ちわびとるがなッ!」
 ドンッ!
鈴木(パンパンッ!)「押忍ッ! ヤンジャンいってきますッ!!」
松浦「あああーッ! 待ってくださーい! これをお忘れですぅーッ!!」
 ブゥンッ!! ザクッ!! ぎゃあァアアアーッ!?
松浦「ヤリを忘れちゃダメじゃないですかーもう!」(ニタニタ…)
鈴木「ぐぐぐッ…畜生ッ! ありがとなッ! 覚えてろよ松浦ァーッ!!」

 ヤ・ン・ジャンッ!! ヤ・ン… ウォオオオオオオオオオオオーッ!!

鈴木「どぉーもぉーッ!! ヤンジャンどぇええええーすッ!!!!」

市井「アハハッ! ほら、私の思った通り戻ってきやがったコイツ!」
鈴木「うるせーよッ! へへへッ… ありがとうな、市井…!」

 ワァアアアアアアアアアアアアアア…

鈴木「あー… そのぉー… まいったな。 なんてコメントすればいいか
   わかんないや。 謝りたいこともいっぱいだし… ありがとうって
   気持ちはもっとたくさんだし…。 ていうか、今泣きそうだし…。
   泣くのはダメだよね! アハッ…こんなに最高の仲間やファンに
   囲まれているんだもん! 泣く事なんて一つもないじゃんッ♪
   どうしよ… 何を言えばいいんだろ…。」

加護「……ヤンジャン!」
辻 「ヤンジャン♪」
飯田「ヤンジャン…」
矢口「ヤンジャン!」
保田「ヤンジャーンッ!!」
吉澤「ヤンジャ〜ン!」
後藤「ヤーンジャン?」
安倍「ヤンジャンッ♪」
石川「ヤンジャンさーん♪」
高橋「ヤンジャンさんッ!!」
紺野「ヤンジャンさん…!」
小川「ヤンジャン先輩ッ♪」
新垣「ヤンジャン…さん!」
ネコ「ニャンニャン!」
中澤「ヤンジャンッ!!」
石黒・福田・市井 「ヤンジャーンッ!!」
 ヤ・ン・ジャンッ!! ヤ・ン・ジャンッ!! ヤ・ン・ジャンッ!!

鈴木「だぁあああああああああああああああああああああーッ!!!!!
   ヤンジャン、ヤンジャンうるせぇえええええええーいッ!!!!!
   せっかくモーニング娘。が総勢18人と1匹もそろってるんだッ!
   細かい話なんか抜きッ!! ブハハハッ歌うぞコノヤロウッ!!!
   
   『 恋愛レボリューション21ッ!!!! 』

 ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーッ!!!!

加護「ダハハハハーッ!! おもろすぎるでヤンジャンッ!!!」
飯田「みんな位置にスタンバイしてッ!! 思いっきり行くよーッ♪」
中澤「あわわッ…! ワシもうクタクタやって言うてるやろぉーッ!!」
矢口「裕ちゃんグダグダ言わないッ! サッサと持ち場につくッ!!」
保田「こうなりゃハロプロのみんな、全員出てこォオオオーいッ!!」
市井「アハハハ! これ一度でいいから一緒に歌いたかったのよね!!」
鈴木「いくぜオルアーッ!!!! フッフッフフッ… ヒュゥーッ!!」

  ウウウウウー… ラーブレボリューショォオオオー…ン…♪

 ウォウウォッ!! ウォウウォッ!! ウォウウォッ!! 
  フーウッ!! フーウッ!!

  ウウウウウー… ラーブレボリューショォオオオー…ン…♪
  
全員『イェーイェーイェー イェーイェーイェー イェーイッ!!!!』

安倍「乾杯ベイベッ!!」(主役はこれからも、なっちッ!!)
高橋・小川・新垣・紺野 「ベベッ!!」
保田・矢口 「紙コップでイェッ! いーじゃないッ♪」
石川・吉澤・加護・辻 「オーイェスッ!! 気持ちが大事ッ♪」
後藤「飾りはベイベッ!!」(市井ちゃんッ!)
市井「ベベッ!!」(おうよッ!)
中澤・飯田 「あるものでイェッ! インザナイツッ♪」
福田「押忍ッ! イェスッ!! タイマン勝負ゥーッ♪」
ソニ「ニダッ!!」

鈴木「愛する人よッ♪」(ブハハッ♪ 歌詞ちがうぞオイッ!!)
紺野・あさ 「アサミー♪ アサミー♪」(ドンマイでーすッ!)
安倍「寂しい時はッ♪」(今夜は無礼講だべッ!)
吉澤・石黒 「ドスコイ♪ ドスコイ♪」(そうそうッ!)
保田「どんな人にもォオオーッ♪」(なら姫、暴れちゃうよ?)
柴田・村田 「アユミー♪ メグミー♪」(メロンもよろしくッ♪)
ユウキ「あるというのは 本当なの♪」(姉ちゃんありがとッ!)

 超超超ッ! いい感じッ…! 超超超超ッいい感じ…♪

鈴木(痛タタタタタタッ〜〜〜〜!! ヤッ…ヤギィーッ!)
石川(ここで後頭部をチョップするのは、お約束ですからねー♪)

安倍・後藤・鈴木 「ウウウウウー… ラーブレボリューショーン…♪」
全員 『ヤンジャーン祭ィーだぁ イェエエエエエーイッ!!!!』
矢口「そッカモンッ!!!!!」(楽しィーッ!!)

安倍「この星はー…♪」
後藤「美しいー…♪」
保田・矢口・鈴木 「2人出会った地球ー…♪」
辻 「おるつぎゃらーう♪」
中澤「お…おーるつぎゃ…ゴホゴホッ!」
飯田・矢口・平家・辻 「みんなで 恋愛革命ッ♪」
保田・後藤・吉澤・鈴木・市井・小川・アヤカ 『プッチーッ!!』

 恋をした♪ 寝坊した♪ すべて見てきた地球♪
 愛ゆえに♪ 抱きしめた♪ ラブレボリューション♪

全員 『トウェンティ ワンッ!!!!』
石川・鈴木 『 ほいッ!!!!! 』

 wowwo wowwo wowwo  fuwafuwa…♪
  wowwo wowwo wowwo  fuwafuwa…♪
   wowwo wowwo wowwo  fuwafuwa…♪

 ワァアアアアアアアアア…

鈴木( みんな…  ありがとう…。

      私、とっても幸せ…。   
                私ね、みんなのことが…   )


鈴木「大好きだよ…。」(ムニャムニャ…)

 ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリッ!!!!!!
                 
鈴木「キャアッ!!?」(ガバッ!!!)

 ジリリリッ…カチッ! シーン…  チュン… チュチュン…

鈴木「…はぁはぁ。 なんだ、朝か…。 ビックリしたぁ…。」

鈴木(とても静かな朝…。 静かで、誰もいない寝室…。
   キズ1つないキレイな壁…。 私は夢を見ていたのかな…?)

 ギシッ… スタスタスタ…  カチッ! キィー…

鈴木「あー… 窓の外はいい天気ー…。 気持ちいいなぁー…。」

鈴木(すべては夢だったのかもしれない。
   さっきまで気持ちよく、武道館で歌っていたあの夢も…
   私、鈴木あみがモーニング娘。に入ったってこともすべて…。
   芸能界から干されて、1人寂しく部屋でテレビを見ていた時、
   私の目にうつった、ライバル視していたアイドルグループの
   楽しそうに歌う姿…。 そこに自分がそこにいることを思い
   浮かべて、自分をなぐさめていた時期が私にはあった…。)

鈴木「クスッ… バッカみたい。」

鈴木「ふぁあああ…。 さてと、顔でも洗ってこよっと…。」

 スタスタスタ… ガチャッ!  ボォワァアアアーンッ!!

小川「キャァアアアアーッ!! 火がッ…火が吹き出たァアーッ!! 
   あ、先輩ーッ!! こッ…これどうすればいいのォオオーッ!?
   目玉焼き作ろうとしたら、ガスコンロが暴れ出したのッ!!」
鈴木「だぁあああああーッ!! まずコックをしめろコックをーッ!!
   違う違うッ! 自分の首をしめてどうするんだよボケッ!!」
小川「ゲホゲホッ! だってッ…料理人はマコだしぃーッ!」
鈴木「そのコックじゃねえよバカッ!! ガスコックの事だよッ!!
   あーあーあー… 天井コゲちまったじゃねえかよッ…!
   お前なあ、何度も言ってるがここは高級マンションなんだぜ? 
   前のボロマンションとは、修繕費がケタ違いなんだぞバカッ!!」
加護「あーウチさっきな、キッチンにチョッピリ、ニトロこぼしてもうたん
   やけど大丈夫やったかぁ〜? うっかり拭き取るの忘れとったわ。
   え、案の定引火した? ブハハッ! 朝から景気がええやんけ♪」
鈴木「お前か… またお前か…! めずらしく寝室に誰もいないし、
   静かだなと思っていたら…! なんで一般家庭のキッチンに、劇薬
   なんかこぼれているんだよォッ!! 元マッドサイエンティストの
   困ったボケ老人かキサマはッ!! 頼むから目覚めのいい朝を
   一度でいいから迎えさせてくれよッ! いっつもいっつもッ…!」
加護「いや、昨夜は徹夜で、小型爆弾の作り方を教えておったんや。
   ほら、モーニング娘。として必要な要素は『火薬』やろ?」
鈴木「変な事を教えるんじゃねーよッ!! 相棒の辻はどこ行ったぁ!?」
加護「おう、辻なら向こうでレッスン2に入っとるで?」

辻 「そりれは次は、チョーク・スリーパーに挑戦してみましょう!」
亀井「はいッ! 頑張りますッ!」
辻 「じゃあここにいる愛ちゃんに、背後からかけてみてくらさい。」
高橋「ブッ…! 何でワタスが実験体にならなきゃいかんダスかッ!?」
辻 「なーにを言っとるれすか! カメ助ちゃんの教育係は愛ちゃんじゃ
   ないれすか! 後輩のため体を投げ出す姿勢が大事なのれす!」
高橋「…ん、んじゃ絵里ちゃん、ワタスがタップしたら、手を放すダスよ?
   これは危ない技ダスからね? んだどもコレ覚えとくと、暴走した
   保田さんや吉澤さんをオトす時に有効になるダスからな…。」
亀井「はいッ! 頑張りますッ!」
辻 「とち狂った先輩達から我が身を守るために、護身術は大切なのれす! 
   はい、そりれはさっき教えたようにやってみてくらさいねー!」
亀井「はいッ! 頑張りますッ!」(サッ! ギュギュギュ〜〜〜ッ)
高橋「〜〜〜〜ッ!!!!」(タンタンタンッ!!)
辻 「あのぉカメちゃん… 愛ちゃんがタップしてまふよ…?」
亀井「はいッ! 頑張りますッ!」(ギュギュギュ〜〜〜〜ッ!!!)
高橋「………ッ!!!!!」(ダンダンダンダンダンッ!!!!!)
辻 「あ、あのれすね… 死んじゃうから…」
亀井「はいッ! 頑張りますッ!」(ギュウウウウウ〜〜〜ッ!!)
高橋「……ッッッッッ」(ダンダンッ…タンッ…  シーン…)
辻 「そ、そりれは次は、救急車の呼び方を練習してみましょう…。」
亀井「はいッ! 頑張りますッ!」(ピポポポポポポポポポポポッ…)
辻 「あ、あのれすね…。 そんなに9を連打しても救急車は…」
亀井「はいッ! 来るまで頑張りますッ!」(ポポポポポポポポポ…)
鈴木「…なあ辻。 辻ちゃん。 そのコはおうちに帰しなさい…。」
加護「ホンマまた香ばしいバカが入ってきたもんやな…。」

石川「んー…ちょっと違うかなあ? ここの所はこう歌うの!
   Doitnow♪ あなたが持ってる 未来行きの切符♪ 夢は…」
道重「? えっと… Doitnow♪ あな♪ たがも♪ …ってる♪」
紺野「違う違う! さゆみちゃん全然違う! 音程が、高度差で言えば
   マリアナ海溝とチョモランマぐらい違うよぉ! 飛距離で言えば
   松井選手のホームランと川相選手の送りバントぐらい違うッ…!
   よく聞いてね? Doitnow♪ あなたが持ってる…♪」
鈴木「オイそこ…。 そこの2人。 重傷の肝硬変患者に、テキーラと
   ウォッカを同時に飲ますような行為はやめろ。 音痴の危篤状態に
   逆につんくさんが病院に運ばれるから…。 な? そっとしとけ。」
保田「いやぁー…紺野も頼もしくなったもんだなぁ? しっかり新メンの
   教育ができてるじゃねーか。 こりゃ姫も安心ってもんさ〜♪」
鈴木「できてねえよッ! 全然できてねえよッ! どこ見て言ってんだよ!
   それに…安心とか… そういうセリフ吐くなよな、アンタ…。
   相談もなく、春に卒業決めちまってよぉ…! 私が卒業取り止めても
   アンタが卒業していくんじゃ意味ねえじゃねーかオイッ!」
保田「あああーうっせぇな! 何度同じ愚痴をこぼせば気がすむんだよぉ?
   いいの! 姫はいいのッ! …言ったべ? 仲間の背中を見送るのは
   ゴメンだけど、見送られるのは気持ちいいってさ♪ ヤンジャンも
   戻ってきたし、な〜んの心配もなく卒業できるってもんさ!」
鈴木「………姫。」
保田「寂しがるなって! 卒業してもイヤっていうほど顔出すからさ!
   オメェが望むなら、いつどんな時だってここに来てやんよ♪」
鈴木「…ていうか、アンタもう5日もうちに泊まっているよな?
   頼むから帰ってくれよ。 私の下着使うのやめてくれないか…」
保田「だってこの家、住み心地いいんだもーん♪ なあ〜ヨッスィ?」

吉澤「圭ちゃんも私も家が東京郊外だから、帰るの面倒くさいんだよねー。
   でもたまに泊まるぐらいだから、文句ねえだろォ?」(ポイッ!)
飯田「そうそう、帰るの面倒くさいんだよねー♪」(ポイッ!)
鈴木「だぁあああああああああーッ!! 何でお前ら2人は、ゴミを自分の
   まわりにまき散らすんだよッ! お前らの移動した後がゴミの散乱の
   仕方でわかるんだよッ!! 雪山をうろつくヒグマかお前らはッ!!
   第一ど〜こがたまにだよッ!! ここ1週間いるじゃねーかッ!!
   しかもリーダーあんた、家は都内だろうがよッ!! ケツかくな!」
飯田「だってぇーッ! 都内の仕事場へと向かうのに、ヤンジャンの家って
   近くて便利なんだもーんッ! ちょっと前日から、集合かけたと
   思えばいいだけの事でしょ〜!? どうせ部屋がたくさんあまって
   いるんだから、セコセコ言わないでよね! 蹴っちゃうわよッ!?」
吉澤「いいよなーヤンジャンだけ、こんな立派なマンションに住まわせて
   もらってさぁー!? 今度、杉本さんに私の部屋も頼んでくれねー?
   あ、菓子パンまだある? 食いたりねぇー!」(ポイッ!)
鈴木「オマエはゴミは捨てずに脂肪を捨てろォオオオオオオーッ!!!
   家賃は自分で払ってるんだよッ!! 当たり前じゃねえかッ!!
   あんだけ御迷惑かけて… これ以上、甘えられるワケねーじゃん!」
矢口「あ、ごめーんヤンジャン、どれがオイラのファンデーションか、
   ワケわかんなくなっちゃったんだけど? 適当に使っていいかー?」
鈴木「だからオメエも化粧道具一式、私の化粧部屋に置いておくなって
   何度も言ってるだろッ!! 加護と私とオマエ、トリプルアイプチで
   どれが誰のか見分けつかなくなってるじゃねーかッ!!」
ネコ「ニャー。」
鈴木「ニャーじゃねえよッ! 朝食にキャビア食ってんじゃねーよッ!!
   6期メンより高い給料もらいやがって、何様だテメエはーッ!?」

 ドンガラガッシャーンッ!! パリーンッ!!
鈴木「うがぁああああーッ!! こ、今度は何の騒ぎだよォーッ!!」
 ハァハァ…!
田中「なッ…なんで当たらなかーッ! ほんまにハラタツおなごやねッ…!
   ムキーッ! 麗奈に先輩ヅラしとっと、ブチ殺すけんねェエーッ!!」
 ブゥンッ!! スカッ!! ブゥンッ!! スカッ!! スカッ!!
新垣「あなたのムキーッには、ハートとパッションが足りないわね〜?
   (スカッ)九州では名の知れた腕っぷしらしいけど…(スカッ)
   沖縄の神童リサたんの前では(スカッ)カマドウマレベルねッ!!」
鈴木「ちょッ…やめッ! おいコラッ! 田中ッ! な、なに暴れてるんだ
   テメーはッ!! 新垣も可哀想だから新メンいじめるなってばッ!」
田中「ハァハァ…可哀想だぁ〜? フザけるんやなかッ!! 東京のひ弱な
   小娘共なんぞに、同情される麗奈じゃなかとよッ!! ペッ…!!
   モーニング娘。だぁ…? そぎゃんなモン3日でシメよーやッ!!
   ケンカでは負けたことなかけんねッ!! かかってこいやァッ!!」
鈴木「…おーい、小川、紺野、辻ー。 あ、締めにリーダーも頼むわ…。」
 ゾロゾロ… ゴキッ!! ドスッ!! ペキッ!! スパァンッ!!
田中「……ッ!!」(ピクピクッ…)
鈴木「頼むから中澤さんにその態度取るなよな? …マジ殺されるから。」
小川「あ、先輩! ちょっとリビングの方なんとかしてくださいよぉ〜!」
鈴木「だぁあああああッ!!! 今度は何だよ! 今度は何だよッ!」
 ピッ! 福岡へズーム… ピッ! 今日のわんこは… ピッ!
安倍「…なっちはズームインSUPERを観たいべ。」(ピッ!)
藤本「…私はめざましテレビが観たいんです。」(ピッ!)
 ピッ! ピッ! ピッ! ピッ! ピッ!
鈴木「うん。 そっとしておこう。 …それがいい。 うん…。」

鈴木「………ッ!」(イライライラ〜〜〜…)
 ザワザワ! ガヤガヤ! ワイワイ!
吉澤「知ってる? ゴハン1膳減らすと痩せるらしいぜ〜?」(ポイ!)
飯田「アンタが7杯を6杯に減らしても効果ないでしょぉ〜?」(ポイ!)
紺野「…だからね? そこは… BEHAPPY♪ 相思相愛がいい〜♪」
石川「ねーさゆみちゃん、タンポポおいでよ♪ チャーミー優しいよぉ?」
道重「えー…でも私、踊りとか自信ないしー。 エヘ…ホントですかぁ?」
新垣「ちょっとこのコ殴っていいッ!? 殴っていいでしょ! ネエッ!」
矢口「ヤンジャーン! オイラのアイプチ、また見つからねーよーッ!?」
小川「キャアアアアアーッ!! 風呂釜が火が吹いたァアアアアーッ!!」
加護「あ、すまん。 ウチや。 塩素酸カリウム置きっぱなしやったわ。」
亀井「はいッ!頑張りますッ!! はいッ!頑張りますッ!! はいッ…」
田中「ンーなんやぁーオウッ!? こん家はお茶も出なかとかぁーッ!?」
辻 「ヤンジャーン! おなかすいたー! ねえヤンジャンってばあッ!」
ネコ「ニャーニャニャニャーッ!! ウニャニャニャニャーッ!!!」
高橋「ブハァーッ!!!? ゼェゼェ…! こ、ここはどこダスッ…!?」
安倍・藤本 (ピッ! ピッ! ピッ! ピッ! ピッ! ピッ!)
保田「溶けた氷の中に… 恐竜がいたら… 玉乗りしこみたーいねェーッ♪
   チャーラーッ!! ヘッチャラーッ!! 何が起きても気分はッ♪
   へーのへの、カァッパァアアアアアアアアアアアアーッ!!!」
 ブチッ!!
鈴木「しッ…死ねェエエエエエエエエエエエエエエエエエエーッ!!!
   頼むからもう帰ってくれよ、テメェラァアアアアアーッ!!!!」
 ドッ!!!!!!
加護「ブハハハハッ!! やっぱヤンジャンのこれを聞かないと1日が
   始まらんのーう♪ さーて今日も1日、元気に頑張ろうやッ!!」


 ゾロゾロゾロ! キィー… バタン! スタスタ… 
辻 「ヤンジャン、カギ閉めなくていいんれすか? 不用心れすよ〜?」
鈴木「うるせーよ… ドアに穴が空いてるんだから意味ねえだろぉ…?」
加護「それ大変やったんやで? そこに穴を空けるの。 火薬ぎょうさん
   使ったからのぉー。 爆破したら、ウジャウジャ回転するコインの
   化け物が襲ってきて、あやうくウチ死ぬところやったわ…。」
鈴木「ブハハハハッ!! お前、ボンバーマンかよッ!?」
加護「頼もしいやろ? ウチは相手が何であろうとブチ壊すでぇーッ!?」
小川「マコだって、誰が相手だろうがブッ倒しますッ♪」
飯田「さてと… 行きますかぁ〜?」
矢口「うん行こう! ブチかまそうぜッ!」
吉澤「もっと早く行くべきだったよな…。 気付くのが遅かったよ…。」
石川「あのひと無表情ですから、わかりずらかったんですよねー…。」
鈴木「うん… でも私にはわかったよ。 私と同じ失敗をして、同じように
   答えを求めて悩んでる顔してたもん。 この頃ずっとさ…。 
   誰よりも私には… それがわかるんだ。 助けてあげなくちゃッ!!
   あの時、迷ってた私をアイツが救ってくれたように…
   今度は私がアイツを取り戻すッ!!  
   アイツが笑顔に戻れる場所へ、私達が手を引いてあげなくちゃッ!」
保田「ブヒャヒャヒャッ! まさか姫が卒業した時も、おんなじマネするん
   じゃねーだろうなぁ!? そいつぁカンベンしてくれよぉ〜?」
安倍「圭ちゃんが少しでも寂しそうな顔してたら、必ずやっちゃうべ♪」
紺野「あ、今回はUFAが先に私達の情報をキャッチして、かなりの警備を
   準備して、ソロツアー会場を厳重包囲しているようですよ…?」
飯田「アハハハハッ! 面白いじゃないのッ! そりゃ足が鳴るわね♪」
鈴木「よっしゃ行くぞォーッ!! 高橋、ヤリ持ってこォーいッ!!」

 ザッ!!      ザワザワザワザワ…!! 
飯田「すっごい警備の数ねー♪ 娘。17人相手に大袈裟じゃないの〜?」
矢口「ギャハハハハッ! うちの会社、機動隊準備してやがるよッ!!
   テメェの会社の稼ぎ頭を相手に、殺す勢いだなオイッ!!」
高橋「つまりあれを突破できたら、文句は言わないっていう、暗黙のルール
   ダスな? わかりやすくていいダスなあ、この業界ッ♪」
加護「新メンは別に見学しててもええんやでぇ〜? 娘。に入ったばかしで
   いきなり事務所と気まずくなるのも、かなわんやろぉ? ん〜?」
道重「いえでも…! ここで突っ込むのがモーニング娘。なんですよね?」
亀井「はいッ!! 頑張りますッ!! しこたま頑張りますッ!!」
田中「思った以上に刺激があるんやねモーニング娘ッ…! フッ… ここは
   麗奈にまかせておきんしゃいッ!! 突破してみせったいッ!!」
藤本「やっぱりあの人がいるモーニング娘。で、トップ取らなきゃねー♪
   うん! あの時の武道館の感動、ワンモアって感じッスよッ!!」
辻 「くふふ〜ん♪ 頼もしい後輩達なのれすぅ〜ッ♪」
 スタタタタッ…シュタッ!
ネコ「ハァハァ…! ウッ…ウニャニャニャッ…!!」
吉澤「…なにッ! マジかッ…!?」
保田「お、おいヨッスィ! ヤンゾーなんだって!?」
吉澤「中へ先に入り込んで、控え室のゴッチンに会って来たんだって…!
   私達がこうやって連れ戻しに来た事を伝えたら… ゴッチン… 
   泣きながら笑ってたって…!! 『ありがとう』って、そう…!!」
保田「うぉっしゃぁああああーッ!! 燃えてきたぜぇええええーッ!!」
安倍「ごっつぁんの笑顔が早く見たいねッ!! 頑張るべさッ♪」
新垣「先頭はリサたんね! 新メンは先輩の背中をよく見てるのよッ!?」
鈴木「うぉっしリーダーッ! 開始前の号令、景気よくたのむぜェーッ!」

飯田「はいッ!! それじゃ、みんなで円陣組んでぇえええええーッ!!!
   あ、圭ちゃん『エンジン組む』のギャグは今はいいから… うん。
   あと道重も笑わなーい! 圭ちゃんが調子のっちゃうでしょッ!?」
 ガシッ!!! マロ大好きフリスキー… ギャハハハッ!! バコッ!!
飯田「…あの会場の中に、スンスン泣いている私達の大事な仲間がいます。
   私達のモーニング娘。に、必要とされる事が3つありますよね?
   さあ、それは何ッ!? レッツ、アンサープリーズッ!!!」
石川「1つ! いつも笑顔がカワイイことーッ!!」
辻 「2つ! みんなを笑顔にさせることーッ!!」
小川「3つ! もし泣く時はカメラを意識することーッ!!」
飯田「そうッ!! だったら、誰もいない部屋で泣いているごっつぁんを
   このままにしておけませんッ!! 大好きな…仲間だもんねッ!!
   笑顔で迎えにいきましょうッ♪ それでは、頑張っていきまッ…」

全員 『しょぉおおおおおおおおおおおおおーいッッッッ!!!!!』

 ワァアアアアー… ズドーン… 加護ォ、火薬多すぎだボケェーッ!

鈴木(…青空の下に 私の愛する仲間達の、元気な声が響き渡りました。
   今夜はもっと大きな笑い声を、朝まで聞くことになるでしょう!
   そう、もちろん私の家でね♪
                これからも、たぶん…。 
                        
                         ずっとッ!! )

            ・ お わ り ・

ボブ◆BOBUUUBw 2003/01/2110:03:23

2001年03月05日から約2年間、
長い間の御愛読、ありがとうございました!
更新は正直、大変でしたけれど
暖かい応援がうれしかったので、
2年間、ずっと書いていて楽しかったです。
みんなに感謝ッ!         
         
      2003年01月21日 ボブ

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