あばばばばばばば
1 名前:天使 投稿日:2005/12/08(木) 02:04
この文を見たアナタ!超Aラッキー★☆
この文を4ヵ所に張ると幸運が!!
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えっと短編書きますにょ
2 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:05

注文が多い喫茶店
3 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:07

あさ美は夏休みを利用して喫茶店でバイトを始める事にした。
「ねえお母さん知ってる?参考書って高いんだよ。
え?いいよ。自分の為の勉強だもん。大丈夫ちゃんと勉強するって」
両親はあさ美の嘘をあっさり信じた。
本当は過剰な買い食いの費用を捻出したいだけだった。
勉強なんてどうでも良かった。

今日はオープン前日。最初で最後のリハーサル日だ。
それだけでも充分大変なのにあさ美にとって
人生でこれが初めてのバイトなのだ。
緊張感で汗ばむ。なんだかドキドキして昨日は眠れなかった。
おかげでいつも以上に顔が腫れぼったい感じがする。
4 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:07

喫茶店までの道のりの間中ずっと
あさ美は半分不安で半分わくわくしていた。
もし苺のタルトばっかり余っても食べられないな。
苺嫌いだし。頑張って苺のタルトを売らなきゃ。
いやそんなの売ってるのだろうか?
とにかく余り物を食べられると思ったら楽しみだった。

で、わくわくしていたら20分15秒くらい遅刻した。

5 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:08

ここだ。『喫茶ジュマペール』。どうも怪しげな名前だ。
あさ美は電気街の裏通りにある喫茶店のドアを開けた。
からんからんと音が鳴る。
「おはよーございます」
あさ美は息を切らせながら懸命に元気な声を出した。
面接の時、店長に言われたからだ。
「君は声が小さいね。まあそれが萌えなんだけど」
あさ美は店長が何を言っているのかよくわからなかったが
ようするに声が小さいのは駄目なんだろうと思った。

「遅いで紺野。他の子はみな来てるで」
店長が奥から出てきた。名前は寺田。
関西弁で薄気味悪い笑みを浮かべた金髪の男だ。
あさ美はすいませんマイペースなもんで。とぺこぺこと謝った。
「かまへん。男はとろい子に萌えるからな。
これでメガネやったら完璧なんやけどまあええ」
店長は遅刻したあさ美を怒っていなかった。
むしろ喜んでいた。
6 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:10
「さあ、これを着てもらおか」
おもむろに店長が出したユニフォームを見てあさ美は驚いた。
それは漫画で見たようなメイドの服だった。
ここはメイド喫茶だったのだ。

「そこの部屋で着替えてな。あ。やっと着替えたか。
あいつらバイト仲間やから仲良くしいや」
店長が指さしたドアが開いて中から女の子がふたり出てきた。
あさ美に手渡されたメイドの服と同じ物を着ていた。
ふたりともどこの国の白雪姫だよ。と思わせる美少女だった。

「あ。おはようございます。紺野と言います」
あさ美は初対面の人が苦手だったが頑張って挨拶した。
だがふたりはにやにやしながら見つめあって挨拶をしてくれない。
いじめだ。さっそくいじめが始まったのだ。
7 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:11

「道重。ちゃんと挨拶しいや」
店長は極めて色白なかわいい女の子に言った。
さゆはコクンとうなずくと言った。
「さゆなの」
そう言いながら頭からツノを手で4つ出した。
怒っているのだ。遅刻したあさ美を怒っている。
マイペースなB型人間に怒っているのだ。

「亀井です。絵里って呼んでね」
くねくねしていた。どこの国の拳法なんだよ。
空手をしていてケンカには自信のあるあさ美だったが
2対1は厳しい。思わず息を飲んだ。

あさ美がドキドキしていたら店長が笑った。
「おいおい紺野。単なるうさちゃんピースやで」
鬼じゃなかった。うさぎという事はあの構えはうさぎ拳か。
中国には蟷螂拳、蛇拳など様々な拳法があるが
その中でもっとも優美で残虐だとされる拳法うさぎ拳。
あさ美は死を覚悟した。
8 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:11

うさぎ拳は狭い所に追い込まれて実力を発揮する拳法だ。
こんな屋内で戦うのが最も危険なのだ。
そういえばさゆと呼ばれた女は異常に白い。
屋内で相当の修行をしてかなりの使い手に違いない。

「どうした紺野。汗かきすぎやで」
店長が心配そうに言った。
あさ美自身が心配になるほどの汗の量だ。
髪の毛が濡れてオデコが丸出しだ。
「そや。お風呂に入りや。この商売は清潔が第一やからな」
そう言って店長はにやりと笑った。
あさ美はなんとなく嫌な予感がした。
9 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:12

さゆに先導されてどんどんと店の奥に進んだ。
薄暗い。だんだん空気が悪くなる。
あさ美は妙な不安でいっぱいになって思わず話し掛けた。
「ねえ道重さんはいくつなんですか?」
「紺野さん。さゆでいいの。さゆは2つなの」
あさ美は驚いた。さゆは思った以上に若かった。
そう言われて見たらさゆはなんだか大きな赤ちゃんみたいだ。
「道し・・・さゆちゃんは若いですね。私は18です」
「へえ。紺野さんは随分甘党なんですね」
あさ美は否定しなかった。

10 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:13

風呂場は思った以上に広かった。そしてキレイだ。
「さあここで服を脱いで」
さゆはそう言ったままじっとあさ美を見ていた。
「あの・・・服を脱ぎたいんですけど・・・・」
「手伝って欲しいの?」
本当は恥かしいからどこかに行って欲しかったが
あさ美は仕方ないのでさゆに手伝ってもらった。
なんだか自分が赤ちゃんみたいだった。

あさ美が服を脱ぐとさゆはにやりと笑った。
「さゆには及ばないけどこれならきっと店長も満足すると思うの」
ありがとう。と言ってあさ美は照れ笑いした。

あさ美は全裸にタオルだけで浴槽に近寄った。
湯気がほんのり出ている。温かそうだ。
湯加減を見るため指を入れてあさ美は驚いた。
風呂の湯がとろとろでゼリーのようだった。
「な、なんですかこれ?」
「入ればわかるの。とっても気持ちいいから」
11 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:14

あさ美は肘くらいまで腕を湯に差し入れた。
生暖かい湯が腕にまとわりついてくる。
気持ち良かった。

「さあ、入るの」
まるでさゆの女王様のような言葉に後押しされて
あさ美はどきどきしながら足を踏み入れた。
気持ちいい。あさ美は思わず声を出しそうになった。
未知の快感に酔いしれた
その快感に溺れてしまいそうだ。
「このゼリーが紺野さんの穴という穴に侵入してくるの」
さゆは笑った。

あさ美は沼に飲み込まれるようにゼリー状態の湯に沈んでゆく。
「あっ。どんどん入ってくる。あんっ。おかしく・・・・おかしくなっちゃう」
あさ美は思わず身悶えした。
お風呂につかりすぎて耳の中にゼリーが入ってしまったのだ。
12 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:15

このままでは難聴になるかも知れない。
あさ美は慌ててお風呂から出て頭を傾けて飛び跳ねた。
プールでの耳の水抜きの応用だ。
だが結果は悲しいかな熱く激しくあさ美のおっぱいが
右に左に上に下に暴れただけだった。

「何ぐずぐずしてるんや!あんまり俺を萌えさせるなや」
寺田店長だ。風呂の外で怒鳴っている。
「ど、どうしょう・・・・さゆちゃん」
さゆは考えた。
メイド喫茶で耳が聞こえなければ死活問題だ。
「メイドさんのおっぱい何センチ」なんて客から質問された時
「やだあご主人様ったら」なんてとぼけられないで
「え?すいませんもう一回言ってください」
などとマジレスする羽目になってしまう。
楽しくわいわい盛り上がってる時のマジレスほど寒いものはない。

さゆははっとひらめいた。
「紺野さん。これを使えば完璧なの」
さゆの手にはピンクの猫耳があった。
13 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:16

お風呂から出てあさ美はメイド服を着た。
自分で言うのもなんだが悪くはなかった。むしろ良かった。
そして頭にはピンクの猫耳。完璧です。
鏡を見てあさ美は思わず呟いてしまった。
それほどまでに完璧な猫耳だった。
「なんや紺野。似合ってるやん」
店長は嬉しそうに微笑んだ。
「え?なんですか店長」
あさ美はちゃんと聞こえないのでマジレスしたが
声が小さいので店長に聞こえず大丈夫だった。

辺りを見渡すとテーブルの上に爪楊枝があったので
おっさんっぽいと思いつつそれで耳をほじった。
あさ美は硬くて長い物体で人目も気にしないで
恥かしげもなく穴を何度も何度も突きまくった。

なんとなく治った気がしたが心配なので
ちゃんと聞こえているのか確かめる為にあさ美は
絵里とさゆの会話に耳をすませてみた。
14 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:17

「さゆ。遅いよお」
「あ。絵里ごめんね」
絵里は怒っているみたいだった。
「猫耳ってまるでアレみたいだし。うざいよ」
「さゆだってアレは嫌いだけど仕方なかったの」
「アレと関わらないでいたいからこのバイトにしたのに」
「だってー。猫キャラ=れいななんて一部の人しか思ってないし」
「あ。れいなって言った。さゆの負け」
「しまったあ。てへ。」

どうやら耳はちゃんと聞こえてるみたいだった。
それにしてもなんのゲームだろう。
あさ美は自分も参加したいと思った。
15 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:18

明日オープンなので準備が忙しくなってきた。
とりあえずは喫茶店らしくメニュー作りだ。
「なんでオレンジジュースが『お兄ちゃん恥かしいけど飲んで』なの?
オレンジジュースなのにホットなんてあるし・・・・」
「わかんない。トマトジュースは『お兄ちゃん今日は駄目なの』だし」
「牛乳が『お兄ちゃん一度自分で飲んでみてよ』だし」
あさ美はまだまだ知らない事が多いと実感した。

「萌えオムライス(仮題)ってなんかかわいくないの」
「とろとろオムライスとかふわふわオムライスがいいな」
「じゃあそれで」
あさ美は色ペンで紙にとろとろオムライスと書いた。
なんだか文化祭みたいで楽しくなってきた。

楽しく仕事が出来てお金が貰えてつまみ食いが出来るなんて
最高のバイトだなあと嬉しくなった。
16 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:19

試しにオムライスを作ってみた。
中のケチャップライスは冷凍をレンジでチンするだけだ。
簡単だ。あさ美にとっては朝飯前の事だ。
もちろん昼飯前でもあるし晩飯前の事でもあった
あさ美はこう見えて、ってどう見えているのか知らないが
レンジでチンにかけてはそれなりに自信があるのだ。

レンジがチンと音を鳴らすたびに絵里がにやにやと笑う。
「なんだかテンションあがるね。よだれが出ちゃう」
「うんそうだね。絵里ちゃんもそうなの?」
あさ美も思わず照れ笑いする。
「お口の中はとろとろですか?」
「え?うん。なんだかとろとろしてるよ」
「紺野さんってえっち。えっちなメイドさんですね」
絵里はますますニヤニヤした。
あさ美はハングリーのHだと解釈した。
17 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:20

さゆがのろのろと卵を割ると絵里はそれをかき混ぜて焼いた。
それをあさ美の盛った赤色の飯の上に被せる。
完成だ。これで850円は詐欺じゃないだろうか?
なんてことは3人は考えもしなかった。

「わー出来た」
あさ美がさっそく食べようとすると絵里が止めた。
「まだ出来てないですよ」
絵里はトマトケチャップを持ってきた。
そしてそれで卵の上に絵を書いた。
「え?何を書いてるの?絵里ちゃん」
「猫さん。かわいいでしょ?」
「なんだか車に轢かれた猫って感じ」
「じゃあれいなにしちゃえ」
絵里は嬉しそうに『れいなしね』と書いた。
気が収まるまで何度も書いた。黄色い卵が真っ赤に染まった。
18 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:21

なんだかんだしている間に無事に開店準備は整った。
3人はほっとため息をついた。
「じゃあ乾杯しよっか?」
3人は『お兄ちゃん恥かしいけど飲んで』と
『駄目ぇそんなの食べないで』というハンバーグ料理で乾杯した。
美味しかった。中にトウモロコシが練りこまれていた。

「注文されたらさあ、はい。お兄ちゃん恥かしいけど飲んで。とか言うの?」
「やっぱ言わなきゃ駄目なんじゃない?」
「ややこしいよね。恥かしいのに飲んでとか
食べないでって言いながらお客さんに食べさせたり」

3人がわいわいと喋っていると店長がきた。
なにか慌てている様子だった。
19 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:21

「すまん。大事なこと忘れてた。うちは飲食店や」
何を当たり前の事を言ってるんだ?3人はポカーンとした。

店長は慌てながらポケットから何か小さいものを出した。
マッチ箱だ。
「あ。わかった。それを街角で配るんですね」
聡明なあさ美はそう推理した。が、店長は首を横に振った。
「飲食店は保健衛生上の決まりで検便せなあかんねん。
さあこの中におまいらのうんこを入れてくれ!」

3人は凍りついた。
20 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:22

マッチ箱にうんこだなんていつの時代の話だ。
だが店長命令だやるしかない。
ここまで来てクビにはなりたくない。

あさ美はマッチ箱を受け取って考えた。
マッチ箱にどのくらい入れたらいいのだろうか?
固形ならいいが液状だった場合はどうなるのだろう?
現代っ子のあさ美にはわからない事だらけだった。

「おまいら。さっさとやらな。明日のオープンに間に合わんやないか。
急がなきゃ間に合わんでー。
道重!亀井!おまいらもさっさとうんこせえやー」

店長の激が飛ぶ。本当に時間がないのだ。
21 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:24

「ど、どうするさゆ?」
「ど、どうって言われても・・・絵里はどうするの?」
さゆと絵里は動揺を隠せなかった。
「急にうんこしろだなんて言われても・・・・」
「無理だよ。だってさゆはうんこなんてしないの」
「絵里もしないよ。紺野さんしかしないよ」
「すいません。ふたりともしません」
「なんや亀井も道重もうんこせえへんのか」
店長はがっかりした様子だった。

「すいません店長。でも紺野さんが代表してうんこしてくれるそうです。やったー」
そう言って絵里は拍手した。さゆも拍手した。
22 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:25

「そうか悪いな。紺野がうんこしてくれるのか」
店長はにやりと笑った。さゆも絵里もにやにやしている。
どうやらうんこする以外仕方なさそうだ。
あさ美は観念した。
「じゃあトイレに行って来ます・・・・」
あさ美がトイレに行こうとすると行く手にさゆが立ち塞がった。
絵里もにやにやしながらいつの間にかあさ美を囲んでいた。
しまった。囲まれた。

「紺野さんは卑怯だから違ううんこを入れるつもりなの」
「卑怯だから犬のうんことかでごまかすつもりだったりして」
卑怯じゃないよ!
そうあさ美は叫ぼうとしたが緊張で声がうまく出なかった。

「さあ諦めてここでうんこするんや紺野。逃がさへんで」
多勢に無勢。逃げられそうに無かった。

あさ美は諦めてスカートの中に手を入れて下着を下ろした。
23 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:26

あさ美の頬が紅葉を散らしたように赤くなっていた。
人前でうんこをするなんて恥かしくて仕方なかった。
だがここはうんこせねば収まりそうもない。

あさ美はしゃがみ込んだ。みんなの視線が痛い。
とくにさゆの冷静な冷たい視線がやけに突き刺さった。
まるで黒帯の先輩と練習している時のようだ。

その時あさ美はあっと思い出した。
忘れていた。さゆはうさぎ拳の使い手だった。
相手にかわいい素振りで近づいて
なんとなく攻撃するのがうさぎ拳の真髄だ。
危なくそれを忘れてさゆに心を許していた。
24 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:26

野生の動物の生態調査で知れているように
排便中はもっとも無防備な状態だ。排便中に襲われるのだ。
それは当然人間にも当てはまる。

ここでうんこをすれば命は無い。

あさ美の全身から冷汗が溢れ出た。

25 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:27

「おら、どうしたんや紺野。うんこと違うのが溢れ出てるで。
そんなに冷汗が出るほど我慢したら身体に毒や。
紺野、おまえの事やからこんなに言ってあげてるんやで」
店長が切々とあさ美に語りかける。

罠だ。あさ美はわかっていたが確かに我慢は良くない。
出そうと思えば今すぐにでもうんこを捻り出せそうだ。
芋を中心とした食生活で食物繊維の摂取に抜かりは無い。
完璧だ。あさ美はマニア好みの顔以外は完璧なのだ。

だが人前でうんこだなんて・・・・・。
意外とあさ美には露出狂的な面もあるが
うんこまで露出させるのには抵抗があった。
26 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:28

「・・・・・無理です。うんこなんて出来ません」
あさ美は声を絞り出すように言った。
「な、なんやて・・・・」
店長が絶句した。

これでせっかくのバイトをクビになるかも知れない。
でもそれでもあさ美はうんこは出来なかった。

乙女として、そして1人の人間として
人前でうんこなんてあさ美には出来なかった。

「すいません店長。やっぱり私にはバイトなんて無理だったんです」
あさ美の頬に自然と涙が溢れ出た。
悔し涙がポロリしまくった。
27 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:29

「合格や紺野!お前こそ真のメイドや!イエイ良かったね」
店長がそう叫ぶとさゆと絵里が拍手した。
「え・・・・店長どうして・・・・」

「ええか紺野。その恥じらいこそが萌えなんや。
恥じらいの無いメイドなんかメイドやない!そやろ?」
「店長は紺野さんを試したの」
「おめでとう紺野さん。見事に採用決定だよ」

あさ美はやっと状況を掴めた。本採用だ。
ほっとしてまた涙がこぼれてきた。

「でも紺野さんの答えはまだ完璧じゃないの。
さゆみたいにうんこしないって言わなきゃ駄目なの」
あさ美は涙ながらに照れながら「うんこなんてしないよ」と言った。

みんなの盛大な拍手がお店じゅうに広がった。
28 名前:注文が多い喫茶店 投稿日:2005/12/08(木) 02:30







29 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/12/12(月) 04:32
突然失礼します。
いま、2005年の飼育を振り返っての投票イベント
「2005飼育小説大賞」が企画されています。よろしければ一度、
案内板の飼育大賞準備スレをご覧になっていただければと思います。
お邪魔してすみませんでした。ありがとうございます。
30 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:11


梨華ちゃんは家庭教師なの

31 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:12

そのチラシを見たのは偶然だった。
なんとなく見た電信柱に貼ってあったのだ。
そのチラシには毛筆でこう書かれてあった。
『週3回、3時間、小学生から中学入学までの勉強を教えて下さい。
曜日応相談。おやつも出します』
どうやら家庭教師の募集のようだ。

小学生から中学入学までの勉強なら私にでも出来る。
っていうか大の大人なら誰にでも出来そうな気がする。
でもその割にお給料は驚くほど良かった。

私はしばらく考えた。いや考えるフリをした。
こんな好条件の仕事には二度とありつけない。
この家の住所からすると私の家から少し遠かったけれど関係ない。
今の私は訳あってお金が必要なのだ。

私は間違えないようにゆっくりと電話番号を携帯に登録した。
道重。あまり聞かない珍しい名前だと思った。
32 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:12

自動販売機でCABAとかいうコーヒーを買って
近くの公園のベンチに腰をおろした。CABAは恐ろしく不味かった。
捨てようと思ったがあいにく私は大学のエコ研究会の会員だ。
仕方ないので全部飲んだ。それからおもむろに携帯を取り出した。
もちろんあの家庭教師募集の家に電話をするためだ。

電話をするとはきはきとした女の人が出た。
私は家庭教師の件でお話が。と前置きして名前を名乗った。
それから通っている大学名を言った。
大した大学じゃないけど言わないよりはマシだろう。
女の人は電話の向こうで誰かにそれを伝えた。
少し間があって女の人が事務的に言った。
「石川さんおめでとうございます。合格です」
私はあっけなく家庭教師になった。
33 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:13

私の家から電車で7駅ほどの高級住宅地に道重家はあった。
高い塀に囲まれたお城を思わせるような日本的な建物だった。
外から見ても分かる。誰がどう見ても大金持ちの家だ。
家を見たら現実感が出てきて急にドキドキしてきた。
なにせ今までにバイトは多少はしたけど接客業ばかりで
家庭教師は一度もした事の無い。つまり素人だ。
バレないようにしないといけない。
インターホンを押す指が震えている。

ピンポーン。
さすが金持ちのインターホン。良い音色だ。

「はい。どちらさまですか?」
「石川です。先日家庭教師の件でお電話した・・・・」
「はい、ただいま。すぐお開けします」
34 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:15

駄目だ。緊張のせいか声が裏返ってしまった。
大体どんな子に教えるのかも知らない。
女の子だろうか?男の子だろうか?
中学入学までって事はきっと私立中学の受験勉強だろう。
普通の中学しか通っていないのに私で大丈夫だろうか?
一瞬のうちに不安で頭の中がいっぱいになる。
だめだめ。ポジティブにならなきゃ。

しばらく待っていると大きくて重そうな門の横の
勝手口が開いて女の人が出てきた。
年のころは30歳。和装で上品そうな人だった。

「あ、はじめまして石川です」
「前田です。お待ちしておりました。さあどうぞ」
勝手口を通り抜けるとそこは日本庭園だった。
絵に描いたような美しい景色が広がっている。
35 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:15

「お嬢様は離れ間にいらっしゃいます」
お嬢様。女の子なのか。
どんな子だろう。ちゃんと仲良く出来るだろうか?
「離れ間はあちらです。こちらへどうぞ」
前田さんの後をついて行きながら屋敷をきょろきょろと見回した。
凄い大きな敷地だ。これならあまり建蔽率は高くないだろう。
離れ間と呼ばれた建物を見上げる。かなり大きい。
私の家よりもずっと立派で大きい。

その時だった。
一瞬だったけど離れ間の2階の窓に人影が見えた。
まるで人形のように整った顔の美少女だった。
年のころは20歳前後。お嬢様の姉だろうか。
36 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:16

「どうしました?」
「あ、いやなんでも」
動揺のあまり飛び石を踏み外してしまった。
庭に敷かれた白い砂利がさくさくと音を立てる。
塵ひとつ落ちていない。眩しいほど真っ白な砂だ。
手入れが行き届いているようだ。
「ここが離れ間。お嬢様のお部屋でございます」

これがお部屋。もしかしてお嬢様が個人で使っているのか?
どんなにお金持ちなんだ?眩暈がしそうだった。
私は日本における貧富の差の現状を論文に書こうと思ったが
あいにく家政科なので止めた。
37 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:16

「お嬢様の名前はさゆみ。さゆとお呼びになってください」
さゆ。変わった名前だ。
私は忘れないようにさゆと呟いてみた。

前田さんが懐から鍵を出した。
扉には外から南京錠がかかっている。何か変だ。
中ならならともかく外から南京錠なんて・・・・・。
「さあ開けますよ」
前田さんが扉を開いた瞬間だった。
中からあの美少女が飛び出してきた。
「わーこれがさゆみのあたらしーお友達?あー」
「こら!お嬢様!静かになさいませ!」
「さゆーかわいーねーねー言って!かわいーさーゆ!」

私はぽかーんと立ち尽くすだけだった。
それがさゆとの出会いだった。
38 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:17

さゆは落ち着きがなかった。
前田さんの後ろでうろうろと動き回ったかと思うと突然奇声を発した。
恐い。どうやらさゆは気が違っているようだ。
今すぐパーティに行けそうな豪華なピンク色のドレスが怖い。
太陽光を反射して輝く口元のよだれが怖い。

前田さんはさゆを気にする様子もなく淡々と私に説明した。
恐らくさゆはいつもこんな感じなのだろう。
「甲は乙に対して勉学を教える契約を誠実かつ勤勉に履行しなければ・・・」
この状況では半分も理解出来なかった。
「・・・・・という訳でサインお願いします」

私は難しい漢字がいっぱい書いてある雇用契約の紙に
無理やりサインを書かされ拇印をさせられた。もう逃げられない。
私は泣きたくなるのを我慢した。
39 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:18

「さあ、お嬢様。梨華ちゃんとお勉強のお時間ですよ」
「あーべんきょーりかちゃんべんきょうううう」
さゆは前田さんに背中を押されて、よだれを垂らしながら屋敷の中に入った。
仕方ない。私はさゆのよだれの後を追って屋敷の中に進んだ。

屋敷の中は薄暗かった。照明の類は全て消されていて
カーテンの隙間から薄明かりが漏れているだけだった。
廊下で突っ立っていると前田さんは私に向かって上品に微笑みかけた。
「お嬢様は奥の部屋にいます。さあどうぞ」

喉が鳴った。私はお化け屋敷を進むような気持ちで
前田さんの前を抜けて奥へ部屋へ向かった。
40 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:20

「・・・さてと。石川さん。それじゃあ。また生きて逢いましょう」
「え?あの・・・・・前田さんちょっと!」
前田さんは突然入り口に向かって走り出した。

扉を体が入る隙間ぶんだけ開けて外に出て、素早く閉めた。
コンビニに時々居る嫌な奴みたいな動きだ。
ガチャガチャと音がする。南京錠だ。
私は慌てて扉を開けようとしたがもう手遅れだった。
押しても引いても叩いても無駄だった。

「りーかちゃんまだあああうーあー」
よっすぃ私を助けて。私は祈りながら声のほうに向かった。
41 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:21

薄暗い廊下を抜けて進んで行く。
さゆの奇声は止まらない。
私はさゆの機嫌を損ねないように急いだ。

「うわー本物のりかちゃんだー」
背中に衝撃が走る。いきなりさゆに後ろから抱きつかれたのだ。
いつの間に後ろに回ったんだ?恐怖で背筋が凍りついた。
思ったより大きい。重みで倒されそうになったが辛うじて耐えた。
「かわいー本物のりかちゃんかわいー」
本物のりかちゃん?りかちゃんに偽者が居るのか?
42 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:21

私の肩を抱くさゆの腕にそっと触れた。
羨ましいほど白く滑らかな陶器を思わせる肌をしていた。
この白さは多分外にほとんど出ていないに違いない。

私は恐る恐る後ろを振り返った。
間違いなくさっき外で見た人形のような美少女だ。
残念ながら鼻から鼻水が垂れていたけど美少女には違いない。
「さ、さゆちゃん。とりあえず落ち着いてお話しよっか?」
「うん。さゆお話をするのーたっくさんするのー」
さゆは嬉しそうに微笑んだ。
どうやらさゆの機嫌は良いらしい。
43 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:21

部屋に入るとさゆはソファーに飛び込むようにして腰掛けた。
ピンク色の高そうなソファーだった。私はその横にそっと座った。
いよいよ私の家庭教師タイムが始まるのだ。
初めてよっすぃーに抱かれた夜みたいに胸がドキドキした。

「私はね。石川梨華20歳。さゆちゃんの家庭教師になりました」
「かてーきょーし?」
「そう。これからしばらくさゆちゃんと勉強します。よろしくね。
じゃあ次はさゆちゃんについて教えて」
さゆは考えた。うーんと。あのね。と15秒ほど考えてた。
考えるさゆの横顔があまりにかわいくて見ていたが
あんまり考える時間が長いので、時間潰しにさゆの部屋を見渡した。
44 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:23

部屋中ピンク色だった。サイケデリックだった。
私もピンクは嫌いではないけれど限度を超えていた。
目がチカチカして落ち着かないほどだ。
そして床には様々な玩具らしき物が散乱していて異臭がした。
何か物が腐ったような匂いと糞尿の匂いが入り混じっていた。地獄絵図だ。

「あの・・・・さゆちゃんはピンクが好きなの?」
さゆはコクンと首を縦に振った。どうやら好きらしい。
「私もピンク好きなんだよ」
さゆの目が鋭くなった。にらまれた。怖い。
ひょっとしてライバル視されているのか?
私は慌てて「あ、でもさゆちゃんのほうがピンク好きそう」と繕った。
それを聞いてさゆは嬉しそうに笑って
ぴんくぴんくぴんくと呪文のように繰り返した。
傷ついたCDを再生したみたいだった。
45 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:24

「あ、で、さゆちゃんはどんな子なのか先生に教えて」
「さゆはね・・・・・かわいいっていつもいわれるの」
「うんうん。・・・・それで・・・・・」
「それで・・・・かわいいの」
やっと喋りだしたと思ったらもう話が終わったようだ。
この子に勉強を教えなくちゃいけないのか。
なかなか手ごわそうだ。

「さゆちゃんは何歳ですか?」
「さゆみね16歳になったの。すごい?すごい?すごい?」
確かに凄い。16歳の知能じゃない。5歳くらいの気がする。
「さゆみねーりかちゃんが好きなの見て」
私はさゆの指さした方向を見た。
山だ。人形の山があった。りかちゃん人形だった。

「さゆねーりかちゃんが好きだけどりかちゃんさゆみより小さくて生意気だから
こらしめてあげたの。さゆ大きくなりたくないのー」
「そ、そうなんだあ・・・あははは」
大半のりかちゃん人形には手や足が無かった。
私はダンゴ虫のように縮こまりたい衝動を堪えて胸を張ってみた。
大きく見えるように。家庭教師の威厳を保つように。
46 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:25

さゆの家庭教師になって数日が過ぎた。
ご飯を6回くらい食べたから多分2日経過くらいか?
あれから家には一度も帰っていない。
夕方帰ろうとしたら入り口は南京錠で封鎖されたままだったのだ。
前田さんうっかり忘れちゃったのかな?と思って窓から出ようとしたら、
窓は全て格子がはめられていて、逃げ出せないようになっていた。
慌てて取り出した携帯電話はさゆに見つかって破壊された。

今、私は屋敷でさゆと一緒に仲良く軟禁されているのだ。
47 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:25

「りかちゃんあうーごはんおいしいのー」
「こら!ちゃんとフォークを使いなさい!」
さゆは明太子スパゲティを両手で手づかみすると
麺を引きちぎるように貪り食った。
だめだ。人間じゃない。けだものだ。
私はせめてお箸が使えるように教えたい。と思った。
お箸を使える。それがさゆの人間への第一歩になると思ったのだ。

「さゆ。お箸を持ってみて」
漆塗りの見るからに高そうなお箸だが、
さゆのと思われる歯形が無数についていた。

「どーもつの?」
「えっと右手で鉛筆を持つように持ってみて」
「こーう?」
さゆは鉛筆を持つように持ってみた。左手で。
2択だから確率は5割なのにどうして間違うんだ。

しかしこれは乗り越えないといけない試練だ。
お箸の持ち方がきれいだと賢く見えるものだ。
なんとか外見だけでも賢く見えるようにしてあげたい。
さゆとずっと一緒に居たら少しずつ情が移ってきたみたいだ。
48 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:26

「さゆみはおはしになりたいのーほそいほうがかわいいのお。
りかちゃん細くておはしみたいでさゆみはうらやましいのー」
さゆはそう言って笑った。私はぞっとした。
いつか、あのりかちゃん人形のように圧し折られないか心配だった。

さゆの顔色をそっと伺う。
口の周りが明太子とミートソースで
血を吐いたように真っ赤なのが妙に恐ろしかった。
「さ、さゆちゃん顔洗おうね。それから御飯にしよっか?
顔を洗ったらもっとかわいくなるから。
ちゃんとお手手も綺麗に洗おうね。かわいくなるから」
さゆは「はーい」と立ち上がって嬉しそうに洗面所へ向かった。

ようやくさゆの動かし方がわかってきた。
キーワードはかわいい。
さゆはかわいくなる事には積極的なのだ。
「りかちゃん顔洗うのどこー見つからないの」
私はこれから続く苦難の道に眩暈がした。
49 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:26

「はい。ここが洗面所。ちゃんと覚えてね」
さゆは「わかったー」と言って洗面所で顔を洗った。
かと思ったら両手ですくって水を飲んでいる。
「顔は洗わないの?」と声をかけたらはっとして顔を洗い出した。
どうやら顔を洗うのを忘れていたようだ。

それにしてもさゆの顔はすっぴんでもキレイな顔だ。
これだけカワイイのに頭が少しアレなだけで
屋敷に閉じ込められているなんて不幸だなと思った。
16歳なら素敵な誰かと出会ってる頃かも知れない。
私とよっすぃーが出会ったのもその頃だ。
よっすぃー。きっとよっすぃーがここから助けてくれる。
そう信じて私は目を閉じて祈った。
50 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:27

祈り終わって目を開けると、さゆはまだ顔を洗っていた。洗いすぎだ。
水がもったいない。とエコ研究部な私は思ったが
さゆにエコを理解させるのは難しそうだから言わないでおいた。

さゆはまだ当分顔を洗い続けそうなので
その間におしっこでもしようと洗面所のすぐ側のトイレに入った。
うんこじゃないよ。おしっこだよ。

さすが道重家のトイレ、広さは普通のトイレの5倍ほどの大きさだった。
まあそれくらいなら驚かないのだけど
私が驚いたのはトイレの色々なところにうんこが落ちている事だ。
もちろんさゆのだ。ところ構わずうんこをしているようだ。
トイレの使い方も教えないといけないのだ。
勉強を教えるなんて当分先になりそうだ。思わずため息が出る。
とりあえずさゆが使った形跡の無い便器に座った。
座ったとたんに急に疲れが出た。
51 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:28

いつまでこうしてさゆと一緒に居なければならないのだろうか?
冷蔵庫にはいっぱい食べ物があったから生きていられそうだけど
あまり長くさゆと居たら神経が壊れてしまいそうだ。

今すぐよっすぃーに会いたかった。
電話は壊れて繋がらないから心配してくれているだろうか?
私なんか忘れて他の女の子と遊んでいるんだろうか?
お金に目が眩んだばっかりに・・・・。なんだか勝手に涙が出てきた。

しばらく泣いてからトイレの外に出た。
さゆは居なかった。
さゆが居ない。私は慌ててさゆを探して回った。
また迷子かも知れない。もちろん家の中で。
52 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:28

数分後さゆを発見した。
さゆは台所でお箸を持って真面目にお箸の練習をしていた。
それは良い事だけど問題はさゆがどういう訳か裸な事だった。
お箸で上手におっぱいのお豆を掴んでは喜んでいた。

「こら!何してるの!」
私が怒るとさゆはビクンと身体を震わせた。
さゆはまだ16歳だからこんな事覚えるのは早すぎる。
叱ってやらないといけない。だがさゆはいつもの口調で言った。
「おっぱいおっぱい。ここを触ると気持ちいいのお」
さゆはお茶碗を持つほうの手で自身の股間を楽しそうにまさぐった。
53 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:29

「駄目だって!そんな所触っちゃ駄目!」
私はさゆの手首を掴んで叱り付けた。
「なんでだめなの?そんなところってどこー」
そんなところ。私は躊躇したが仕方なくおまんまんと答えた。
やがて知る事になるんだから言わないのも変だ。
「いい?さゆちゃんはおまんまんに触っちゃ駄目!」
「えーどうしてなんでおまんまんに触っちゃ駄目なの?」
なぜ駄目なのか。難しい質問だった。
私はしばらく考えて言った。

「えっとバイキンが入ったら大変だから・・・・」
「うそだあ。さゆはかわいいしお手手はきれいなの見て」
私は戸惑った。確かにさっき手を洗ったからきれいだ。
つまりバイキンは入らないからおまんまんに触っても問題ない。
って駄目だ。さゆにはおまんまんいじりなんて早すぎる。
54 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:29

私は重大な選択を迫られている。
家庭教師になって最大の試練が今訪れているのだ。

私は考えに考えてさゆの為に鬼になる事にした。
「さゆちゃんはちゃんと手を洗ってないから触っちゃ駄目!」
さゆはビックリした顔で私を見た。
「確かにさゆちゃんは手の平は洗っているみたいだけど
手の甲はミートソースでテカテカと光ってるよ。
その洗い方じゃ残念だけど完璧じゃないから」
「うそだーさゆみちゃんとしてるの。お手手をひとりであらえるの」
さゆは今にも泣きそうな顔をしてうつむいた。
55 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:30

は。しまった。
私は取り返しのつかない事をしてしまった。
さゆの純粋な心を傷つけてしまった。
さゆは誉めて育てるタイプなのに逆の事をしてしまった。
だが誉めてはおまんまんいじりを止めらない。
可哀想だけどこの場はこのまま押し通すしかないのだ。

「いい?おまんまんいじりはね。
私くらい手をキレイに洗えるようになってからにしなさい」
私は手をさゆに差し出した。多少、黒ずんでいたけど地黒なので仕方ない。
さゆはボンヤリ私の手を見ていたが大きな声で言った。
「じゃあ、りかちゃんはおまんまんをいじりまくってるんだあ」
さゆは私を見てにやりと笑った。

私は咄嗟に「しないよ」と言った。
だがさゆの耳には伝わらなかったようだ。
「りかちゃんのおまんまんいじりさゆみたくてしかたないのお」
ねーねーいいでしょ?とさゆは私におねだりした。
かわいい。困ったおねだりさんだ。
私は少し考えてみた。
56 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:31

1.汚い手でおまんまんを触っちゃいけない。
2.私の手はきれいだ。
3.だからおまんまんに触っても大丈夫だ。

なるほど見事な3段論法だ。完璧だ。
って事は私はおまんまんに触らなければならない。
若干強引だがまあそういう事だ。

今、さゆが正しいおまんまんの触り方を知りたがっている。
家庭教師として教えるのが当然ではないだろうか?
鉄は熱いうちに叩くべきなのだ。
57 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:31

でもおまんまんいじりをさゆに見られるなんて恥ずかしい。
よっすぃー以外の人に見られるのは躊躇する。どうしよう?
私は悩みに悩んだ結果、与えられた職務を全うすべきだと思った。
「よく見て!私のおまんまんいじりを見て!」
好奇心に満ちたさゆの目がきらきらと輝いた。




私は裸になった。
今までに私の裸を見たのは両親とよっすぃーだけだ。
私はさゆの前で三角座りした。
「見て。これが触ってもいいおまんまん」
ゆっくり足を開く。さゆは真剣な表情で見ていた。
58 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:33

よっすぃーに裸を見られている時の興奮が蘇ってくる。
「さゆみのとちがう・・・・」
「そう。だからまださゆちゃんはしちゃ駄目なの」
さゆは納得した表情だった。
よし。恥ずかしかったけどなんとか教える事に成功した。
足を閉じて服を着ようとした時だった。
「まって。どういじるの?さゆみにいじらせてほしいの。
その前にお手手はきれいにあらうの」

さゆは流し台に行って手を洗い出した。
石鹸を使っている。爪の間から手首まで洗ってる。
私は感動した。さゆがここまで出来るなんて。

「やれば出来るじゃん」
私はさゆを抱きしめた。さゆは嬉しそうだった。
「ありがとうさゆみうれしいの。もっとほめてほしいの。
そしておまんまんのいじりかたをほめてほしいの」

さゆは私の股間をその白魚のような指先で弄んだ。
私は何度もすごいとさゆを褒めたのでした。
59 名前:梨華ちゃんは家庭教師なの 投稿日:2006/08/08(火) 03:33
おし まい は 

60 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:12
アイスクリームと青い空
61 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:13
姉ちゃんの圭織は美人だ。妹ののたんはかわいい。
俺だけが何にも取り得がない出来そこないだ。

「なあ・・・・姉ちゃん」
夏のけだるい午後。
俺は真っ白なカキ氷の山の上にメロンシロップを。
そしてその上から氷が溶けてゆくほどブルーハワイをかける。
これは何色なんだろう?とにかく身体に悪そうな毒々しい色だ。
世界の終わりの日の海の色はこんな感じかも知れない。
それにしてもなんでまたこんなのを混ぜちまったんだ俺は。
アホじゃないだろうか?見ているだけで鬱になるような色だ。

「どうしたの?早く食べないと溶けちゃうよ」
姉ちゃんは練乳。とても美味しそうだ。
事実、美味しいに決まってる。だって練乳だもん。
俺も素直に練乳にしておけば良かった。
62 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:15
「なあ姉ちゃん。ちょっといいか。俺ってクズだよな」
何も才能もない。努力もしない。勉強も運動も出来ない。
2ちゃんとエロゲーしか趣味の無いクズ野郎だ。
「俺なんか早く死んでしまったらいいんだ。そう思うだろ?」
「そ、そんな事ないよ・・・・・たぶん」
姉ちゃんの微妙な笑顔。そんな事ないよ多分か。

整った顔がそうさせるのかも知れないけれど
姉ちゃんは笑っていてもどこか怒っているみたいだ。
いやきっと怒っている。俺の事を馬鹿にして蔑んでいるんだ。
63 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:15
姉ちゃんは心からの笑顔は妹のののたんにしか見せない。
見せられないのかも知れない。
ののたんの無邪気さだけが姉ちゃんの心の扉を開く事が出来るのだ。

とにかく俺はたぶんだけどクズじゃないのか。とりあえず安心した。
記念にレモンも混ぜてみよう。うへへへ地獄絵図だ。
「・・・・・・あんたはクズじゃないけど、そうね。駄目人間だと思うよ」

やっぱり死のう。
確か昔、家族で行ったキャンプの時に残った練炭があったはずだ。
だけど今日は倉庫まで探しに行く気合もない。
死ぬのは明日にしよう。今日ものんびりごろごろしよう。
64 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:16
青い空を見ながら呆けていると俺の肩を誰かが叩いた。
姉ちゃんだ。
「まだ若いんだから頑張りな・・・・・ねっ。
日進月歩で大器晩成で一件落着よ」
姉ちゃんが何を言っているか中卒の俺には理解できなかったが
激励してくれたのだろう。姉ちゃんの優しさが胸に響く。
わずか2つ年上とは思えない。

「そうか。なあこんな俺でも頑張ったら夢は叶うかな・・・・・」
「もちろん。って知らなかった。あんたに夢なんかあったんだ」
失礼な。俺にはずっと夢見てた事がある。
「なあ、姉ちゃん手伝ってくれる?」
「・・・・・もちろん。かわいい弟のためだもん」
65 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:16
俺は深呼吸。そして姉ちゃんの目を見て言う。
「俺、死ぬまでにエッチしたい」
「・・・・・・はあ?」
「だから・・・・・好きだ姉ちゃぁぁぁん!」
「きゃ!」
姉ちゃんの腕を掴んで強引に床に押し倒す。
乱れる髪の毛はまるでパスタのようだ。姉ちゃんをカルボナーラしたい。

「1度でいいから頼むよ姉ちゃんはあはあ」
「いやあああ」

バキッ

姉ちゃんの張り手が俺の頬に叩きつけられる。
骨が軋む。俺は壁まで吹っ飛んだ。
「この変態。さっさと死んで!」
なんだ姉ちゃんも死んで欲しかったのか。
死ねと言われたら逆に死にたくないな。反抗期だし。
なんて思っているうちに俺は意識を失った。
66 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:17
目が覚めた。なんだかくすぐったい。
姉ちゃんの髪の毛が俺の顔の上でよそいでる。
ほのかに姉ちゃんの髪の毛の匂いがする。
甘くて高貴な匂いだ。まあシャンプーの匂いだけど。

「おはよ目が覚めた?大丈夫?ごめんやりすぎたね」
姉ちゃんが困ったような笑顔でほぺったを撫ででくれた。
「あ、うん。なんとか目が覚めたよ」
ああ、俺は今姉ちゃんの膝の上か。
ふわふわとまるで雲の上に居るような心地だ。
67 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:17
姉ちゃんの高そうなスカートの生地はすべすべだけど
きっと姉ちゃんの脚はもっとすべすべして気持ち良いに決まってる。
そしてこのスカートの中には姉ちゃんの下着がある。
その下には姉ちゃんのあれがあれだ。
そう思うとなんだか興奮してきた。

姉ちゃんはやりすぎたのかも知れないが、俺はまだ何もやっていない。
やるまで死ねない。姉ちゃん淫らな行為をするまでは。
俺の目はまだまだ覚めてなんかいないのだ。

「ただいまなのれす」
ののが帰ってきた。
そうだ。ののを使えば・・・。
俺の頭の電卓が六本木ヒルズの回転ドアのように高速回転する。

俺はとりあえずパンツを脱いだ。
68 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:17
「ちょ、ちょっと何してんのあんた」
戸惑う姉ちゃんに向かって俺は不敵に笑う。
下半身がいきり立っている。
姉ちゃんはその大きさに失笑した。

俺は出来るだけ声を低くまるで強盗が脅すかのように言った。
「ののがこれを食べ物と間違えたらどうする?」
姉ちゃんは失笑から一転。大笑いしだした。
姉ちゃんの心からの笑顔を久しぶりに見た気がする。
ほんの少しだけ嬉しかった。
「ば、馬鹿じゃない?いくらののでもこんなもの食べ物なんて思わないわよ」
「どうかな?ののは革命的な食いしん坊だからな・・・・・」
それを聞いて姉ちゃんの顔が引きつる。
その可能性はゼロではないと判断したようだ。
69 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:18
「お姉たん、お兄たんどこれすか?」
ののたんの声だ。俺達を探している。
「は、早く隠しなさい。のんちゃんが驚くでしょ?」
姉ちゃんは慌てて俺のさっき脱いだばかりの生暖かいパンツを差し出すが
当然俺は受け取らない。
「おーいののたん。8段アイスがあるぞ。一緒に食べよう!」
「すぐいくのれす」
俺の呼びかけにすぐ反応があった。
「さあ、早くしないとののたんが俺のちんちんを食べてしまうよ」
姉ちゃんはなんだか妙な顔。

「アイス食べたいのれす」
勢いよくドアが開く。ののたんだ。
ランドセルすら下ろさないで部屋に飛び込んできた。
70 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:18
「ののたんほーらここにアイ・・・」
姉ちゃんが俺にタックルをかます。
不意を突かれ倒れこんだ俺の腰に姉ちゃんが素早く手をまわす。
俺のわりと臭いめの股間と姉ちゃんの生暖かい頬が触れ合う。
「のんちゃん見ないで。アイスなんてないよ!」
「ええ?ののの分のアイスはないのれすか?」
ののたんが泣きそうだ。
「ののたん泣かないで。ほら、ここにあるよ食べよう!」
「ないから!来ないでのんちゃんお願い!」

姉ちゃんの願い虚しくののはアイスと言う甘美な言葉に
誘われてゆっくりと近づく。
「お姉たんずるいのれす。ののもアイスを食べたいのれす」
どうやらののたんは姉ちゃんが抱えてるものをアイスと思い込んでるようだ。

純粋無垢なののは疑う事を知らないのだ。
本当は俺のは8段どころか3段以下の大きさのアイスなのに。
ちなみに腹は3段だ。どうでもいいが。
71 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:19
ののたんが怪力で姉ちゃんを俺から引き離そうとする。
引き離されたら最後、俺のちんちんはののたんの目に晒されてしまう。

「ののたん、早くしないとお姉ちゃんがアイスを食べちゃうぞ」
姉ちゃん。早く俺のアイスを食べないとののたんに見られてしまうよ。
こんなものを見たらののたんの清らかな心が歪んでしまうかもよ。

俺の策略を理解した姉ちゃんは憎悪に満ちた目で俺を見ていた。
ますます興奮した。

「早くののたん!8段アイスがすごい事になってるよはあはあ」
「食べたいのれす。お姉たんジャマしないで欲しいのれす」

幼く見えるののたんだが、既に腕相撲なら姉ちゃんに勝つくらいの力がある。
攻めるののたんも守る姉ちゃんも汗だくだ。
俺のアイスもこの状況に熱を帯び汗をかいている。
すでにぬるぬるだ。
72 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:19
「ののたんアイスが溶けてきてるよはあはあ」
「あーいーすー!」
ののたんの絶叫。もう姉ちゃんを引き剥がすのは時間の問題だ。
さあどうする姉ちゃん?
「のんちゃん残念!お姉ちゃんが食べちゃうから」

姉ちゃんはそう言って
俺のちんちんを
食べた。

姉ちゃんの唇が俺の先っぽを挟み込む。
それだけでもう気が違いそうだった。
「はあはあそれだと姉ちゃん、ののたんに見えちゃうよ」
慌てて姉ちゃんが俺のちんちんを根本までくわえ込む。
姉ちゃんがうぐっと声を漏らす。臭いのだ。
73 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:20
そこまで食べれば姉ちゃんの長い髪で隠れて
ののたんにはちんちんが見えないだろう。

最高だ。夢にまでみた事が現実に起こっている。
俺はちんちんに訊ねる。 気持ちいい。夢じゃない。

「お姉たんそのアイスはのののなのれす。ずるいのれす」
ののたんが泣いている。地団太を踏んでいる。
その揺れがちんちんに伝わってくる。
それほどまでに俺のちんちんの神経は敏感になっていた。

「おいで。可哀想だねののたん」
ののたんに手招きする。呼び寄せて頭を撫でてやる。
ののたんは時々怒りっぽくなる姉ちゃんより
いつも優しい俺になついているのだ。
74 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:20
姉ちゃんが俺のちんちんを慰めてくれているから
俺は優しくののたんを慰めてやる。見事な兄弟愛の連鎖だ。
「ののたん。お姉ちゃんはお腹がすいていたんだって」
「ののは年中はらペこなのれす」
涙ぐむののたんは本当にかわいかった。

姉ちゃんの頭を股間に押し付ける。
姉ちゃんは喉を刺激されて嗚咽した。不味いのか?臭いのか?
「姉ちゃん、どうしたの?アイスが美味しくないの?
それだったらののたんにあげたら良かったのに・・・」

姉ちゃんはしばらく何かを考えていた。
そして吹っ切れたようにちんちんを舐め始めた。
「やれば出来るじゃないかはあはあ。随分おいしそうに見えるよ姉ちゃん」
姉ちゃんの舌が音を立てて俺の下を舐めまわす。
それをののたんが羨ましそうに見ている。
75 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:20
「美味しいだろ姉ちゃん?」
「おいひおいひい」
姉ちゃんが舐めながら言う。
「ののも食べたいのれす」
「ののたんも食べたい?」
「食べたいのれす」
「らめよのんたんはらめほ」
「あー残念。お姉ちゃんは駄目だって」

姉ちゃんはぎこちなく必死に舌を動かす。
早く出るものを出させて終わりたいのだろう。
しかし俺は絶える。これまで俺は我慢し続けたんだ。
これくらい我慢してみせる。
「お姉たんひとりじめはずるいのれすー」
姉ちゃんの口が俺を締め付ける。
最高に気持ちが良かった。
76 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:21
「あうっ姉ちゃん」
姉ちゃんの舌の動きが活発になる。要点を確実に刺激する。
俺の反応を見て弱点を探してるみたいだ。
さすが俺やののたんと違って勉強が出来るだけある。
見事な学習能力だ。

「ああ、いいよ姉ちゃんいいよはあはあ」
「ちっとも良くないのれす」
ののたんが怒っている。
「ごめんね。ののたんも食べたいだろ?」
「当たり前なのれす!」
「お姉ちゃんが食べ残したらののたんが食べなよ。ね、姉ちゃん」
姉ちゃんが必死で俺を舐める。
可愛いののたんに食べ残しを食べさせる訳にはいかない。
77 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:21
「はあはあ溶けた汁まで飲みなよ姉ちゃんはあはあ」
じゅるじゅると姉ちゃんの唾液と俺の汁が混ざり音がする。
姉ちゃんがのどを鳴らして飲み込む。
それを見てののが羨ましそうに指を咥える。
そして姉ちゃんは俺のを咥えている。
素晴らしい。素晴らしく美しい関係だ。

「せめて何味かだけでも教えてほしいのれす」
「もちろん練乳味だよ」
ののたんが心から悔しそうな顔をする。
「やっぱりののも食べたかったのれす」
姉ちゃんが何か言おうとしているが
口いっぱいにちんちんを咥えているので何を言っているかわからない。
「じゃあお姉ちゃんが食べ残したらね」
「余らせてほしいのれす」
大丈夫。俺のはかなり余ってるよ。皮だけど。
「それはお姉ちゃん次第だねののたん」
ののたんは姉ちゃんを恨みっぽく見る。
78 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:22
「お兄たん。また買ってきて欲しいのれす」
「じゃあ買ってくるよ。溜まったらね。お金が」
それを聞いてののは大ハシャギ。 まあ溜まるのは精子だけですけどね。
「れーんにゅう。れーんにゅう!」

飛び跳ねて喜んだのでスカートがめくれあがる。
ののたんのくまさんパンツが見える。
「ああああうっ」
思わず練乳を姉ちゃんの口内にぶちまけてしまった。

こんなにいっぱい出たのは記憶に無い。
気が遠くなる程の快感だった。
姉ちゃんを見る。突然口に飛び込んできた
初めて味わう甘くもなんともない練乳に驚いて涙目になっている。
姉ちゃんは口の中の練乳に困惑していた。
79 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:22
「ののたん、UFOだよ!」
好奇心旺盛なののたんは俺が指さした薄暗い東の空を見る。
「ゆーほー?焼きそばれすか?」
その間に姉ちゃんは俺から離れて俺の下半身に毛布を被せる。
「何もないのれす」
「あれえ確かにさっき見たのに。ね、お姉ちゃん」

姉ちゃんは何も言わずに気持ち悪そうな顔で
口をもごもごしていた。
「おやおや、姉ちゃんすぐに食べないと、ののたんが食べたがるじゃないか」

ののたんはいつまでも姉ちゃんがガムのように
何かを食べているので気になってるようだ。
「ののはん、らめ・・・もうててって」
姉ちゃんはののたんを追い出しにかかるがそうはいかない。
80 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:22
「お姉ちゃんが食べないならののが食べなよ。
なんなら口移しでもいいじゃないか」
「なるほどれす。お姉たんののとキッスするのれす」
「らめ・・・ののちゃんは駄目」
姉ちゃんが近づくののたんを突き飛ばした。
そして素早く口の中のものをゴミ箱に吐き出した。
白濁の液体が姉ちゃんの口内を名残惜しむように
ゆっくりと粘っこく流れてゆく。
俺の練乳はゴミとなった。
まあ当然だ。俺はクズ野郎なんだから。

俺は飲んでくれなかった事に対しては
それほど何も思わなかった。が、ののたんはそうではないらしい。

「お姉たんはののとキッスするのは嫌いれすか?
ののも練乳を食べたかったのれす」
ののたんは泣いていた。それはそうだろう。
81 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:23
姉ちゃんはののたんとキスする事を拒んだ。
それがどういう理由であっても
ののたんの大胆にして繊細な心を傷つけたのは確かだ。
「違うののちゃん・・・違うの・・・・」
姉ちゃんが戸惑う。俺は微笑む。
「何が違うのれすか?お姉ちゃんはヒドイのれす」

姉ちゃんはののたんが傷つくのを極度に恐れている。
姉ちゃんはののたんが大好きだからだ。
気難しい姉ちゃんが唯一心を許せる存在。それがののたんなのだ。
ののは姉ちゃんの唯一無二の天使なのだ。

「ののたん、お姉ちゃんは風邪気味なんだって。
キスすると風邪が伝染ってしまうからね」

「ののは馬鹿だから風邪はひかないのれす」
自覚があったのか。
82 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:23
「あんまりスネるなよ。ちゃんと買ってあげるからさ」
「わかったのれす。お兄たんは優しいから大好きなのれす。
それに比べて・・・・・お姉たんのいじわる!」
ののたんは姉ちゃんに罵声を浴びせて部屋を出た。





ののたんが出た部屋には時計の音だけが響いている。
姉ちゃんはののたんに嫌われたのがショックなのか交信中だ。
当然俺は追い撃ちをかける。

「あーあ、姉ちゃんののたんに嫌われちゃったね」
姉ちゃんを見る。阿修羅のようだ。
目が吊りあがっている。歯軋りが聞こえる。
「あんたって駄目人間だと思ってたけどそれ以下ね。排泄物よ!」
怒りのあまり声が震えていた。うんこですか俺は。
83 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:24
「姉ちゃん俺が憎いかい?」
「当たり前でしょ?締め殺してしまいたいくらい憎いわ」
「殺せよ。俺は今すぐ死んでもかまわないよ。
でも姉ちゃんが大好きなののたんが悲しんでしまうよ。
なんせ俺はののたんの大好きなお兄たんだからな」
「・・・・お願い。のんちゃんを巻き込まないで。のんちゃんは天使なの」
「それは姉ちゃん次第だよ」
「・・・どういう事?」
姉ちゃんは理解出来ていないようだ。

「ほうら生産過剰で倉庫がいっぱいだよ」
下半身に被せていた毛布を取る。
俺の練乳アイスは冷凍庫から出したばかりのように
カチカチの状態だった。
84 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:24
「ば、馬鹿じゃない?自分でなんとかしなさいよ」
姉ちゃんがそこらへんにあったものを俺に投げつける。
だからって俺は怯まない。
「なんとかってどうするの?俺にわかるように教えてよ」
「だから自分で・・・変な事言わせないでよ変態!」
姉ちゃんが顔を真っ赤にする。どうもこういう話題は苦手みたいだ。

仁王立ちする姉ちゃんの前に立つ。
まだ姉ちゃんのほうが背が高い。
「姉ちゃん一度やったんだから恥かしがらなくてもいいじゃん。
姉ちゃんは俺のちんちんを舐めた。そうだろ?」
姉ちゃんはうつむく。思い出したくもないらしい。
「姉ちゃん本当は嫌じゃなかったんじゃないの?喜んで俺の・・・」
「やめて!」
姉ちゃんが耳をおさえて屈み込む。
85 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:25
今日はこれ以上追い込むのはやめよう。
楽しみは大事に取っておこう。そう思うと自然と笑いがこみ上げてきた。

「じゃあな。今日はこの辺にしておくよ。
でも練乳が溜まったらののたんがどうなるかわかんねえぞ」
「何?何言ってるの?」
「姉ちゃんがアイスを食わないならののたんが食べる事になる。
いや、もっと酷い事をしてしまうかもな」
「やめて・・・・のんちゃんだけは・・・お願い」
俺は何も答えずに冷酷に姉ちゃんの部屋から出てドアを閉めた。
パンツを忘れてきた。
86 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:26
    ☆ノ゛゛ヾ
   川´・_・リ(・l>
    ( っ//
   ( ̄し  )
87 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:26
しばらく平穏な日々が続いた。まるで何事も無かったみたいに。
せいぜい姉ちゃんが俺を徹底的に無視するようになったくらいだ。

「お兄たんののと遊ぶのれす」
「いいよ。何しよっか?」
「お兄たんとならなんでもいいのれす」
ののたんは姉ちゃんと遊ばなくなった。
姉ちゃんは明らかにののに嫌われていた。

姉ちゃんは孤独になっていた。
部屋で本を読んで過ごすようになった。
88 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:27
がちゃ。
姉ちゃんの部屋のドアを開ける。 窓際で姉ちゃんは立っていた。
「ばか、ノックくらいしなさいよ」
姉ちゃんはカーテンで顔を隠す。泣いていたのだろう。
目が真っ赤になっていた。
「入っていいかい」
姉ちゃんの入らないで。と言う声を無視して部屋に侵入する。

「やっぱり寂しいかい?ののたんがいないと」
俺の問いかけに姉ちゃんは静かにうなずいた。
「そうね・・・・。のんちゃんは圭織にとって掛け替えの無い大切な存在・・・・。
それをあらためて実感したわ」
姉ちゃん・・・・。俺の胸は罪悪感でいっぱいだった。
「わかるよ。姉ちゃんはののたんを自分の子供みたいに愛してたもんな」
「あんた・・・わかってくれるの・・・・」
「もちろん。ついでに俺の息子も愛してくれよ」
俺はちんちんを出した。
「最低・・・・」
姉ちゃんは苦虫を噛み潰したような顔をした。
89 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:27
「こっちも涙が溢れ出しそうなんだよ。頼むよ」
「出ていって!もうやめてよ!」
姉ちゃんの頭に忌々しい記憶が甦る。
まさか弟のちんちんを咥えるなんて考えもしなかっただろう。
逆に俺は毎日想像していたけど。

「姉ちゃん今回だけだ。もし俺のを舐めてくれたら
ののたんに姉ちゃんと仲直りするように言ってやる」
「・・・・本当?のんちゃんが圭織の元に帰ってきてくれるの?」
「ああ。もちろんだよ」
姉ちゃんの心は病んでいる。
ののたんの為なら何でもするつもりに違いない。
「・・・・・そこに座りなさい」

俺は下着を下ろしてイスに腰掛けた。
90 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:28
ののたんに見られてもまた姉ちゃんの髪の毛で隠せば大丈夫だ。
俺はちんちんを舐めて貰えるし姉ちゃんは悪者だ。

「さあ、じっくり舐めまわしてくれよ・・・・・」
「ちょっと待ってね」
姉ちゃんは何かを出した。はさみだ。
まさか俺の皮を手術するつもりか?

いきなり自分の髪を切り出した。
黒い塊が音も立てないで落ちてくる。
シャキシャキとはさみの音だけが部屋に響く。
「どう?似合う?前から切ろうとは思ってたんだけど」
背中まで伸びていた姉ちゃんの毛が肩まで無くなっていた。
「お、おい気でも違ったのか姉ちゃん?」
「これは決意表明だから。今までの圭織はもう死んだの。
もうあんたの思い通りにはならないから」
91 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:28
俺ははっと気付いた。姉ちゃんのトレードマークとも言える長い髪。
それが無いとどうなるのか?馬鹿な俺にもわかる。
「わかった。俺のちんちんを舐めている時に
ののたんにちんちんを見られてしまう。ちんちんを隠せない」
姉ちゃんはにやりと笑った。

しかしそれは根本的な解決とはならない。
ののたんにちんちんを見られて困るのは姉ちゃんだ。
「いいのか?ののたんがちんちんの存在に気付いても」
「・・・・・いいわ。決めたの。のんちゃんに性教育するって」
「せ、性教育だって!そんな事したらののたんは・・・・・」
ののたんの口から自然とアナルファックなんて言葉が・・・・・。
その背徳感に俺の背筋は震えた。
92 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:29
「どうせいつかは知る事だわ。あの子が正しい性知識を身に付ければ
食べ物と間違えてあんたのちんちんを舐めたりしないわ」
「考え直せ姉ちゃん。ののたんはまだ・・・・・」

「全て聞いてしまったのれす」
「の、のんちゃん!」
ゆっくりとドアが開いた。
そこにはののたんが悲しげな表情で立っていた。

姉ちゃんは慌てて俺にパンツを投げてよこした。
しかし俺はちんちんを隠さなかった。
「のんちゃん聞いてこれには訳が・・・・・」
姉ちゃんは必死でののたんに言うべき言葉を探している。
ののたんは姉ちゃんの目を見て言い放った。
「ののは・・・・・ののは勉強は大嫌いなのれす。教育なんてされないのれす!」
姉ちゃんの膝が落ちた。俺も腰が抜けた。
93 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:29
「ち、違うの性教育って言うのはね・・・・・」
「きーこーえーなーいーのーれーすー」
ののたんは耳を塞いで大声を出し始めた。
どうやらののたんの勉強嫌いは筋金入りのようだ。

「くっくっく。それなら安心だ。残念だな姉ちゃん。
ののたんおいで。お兄ちゃんがアイスクリームを買ってきたよ」
俺は抜けてしまった腰を今度は突き出した。
「こ、これは何味れすか?」
ののたんが唾を飲み込む。
「キレイな紫色をしているだろ。甘酸っぱいグレープ味だよののたん」
ののたんがよだれを垂らしながら俺のちんちんに近寄る。
ののという暴走列車を止める為に姉ちゃんは必死でののたんにすがり付いたが
ののたんは姉ちゃんを引きずりながら進む。
94 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:30
「のんちゃん駄目よ!それはアイスなんかじゃないの!止めて!」
「ののはお兄たんを信じるのれす。だってお姉たんなんか大嫌いなのれす」
その視線は俺のちんちんに注がれていた。
「聞いて!そのアイスは食べたら太っちゃうの。それでもいいの?」
「ののたん!下の口なら危ないけど、上の口なら平気だよののたん!さあお食べ」
太らないと聞いて安心したののたんはさらに進行している。

「のんちゃん駄目ぇぇ!ねえ、のんちゃんにそんな事させて罪悪感はないの?
あんたにだって人の心はあるでしょ?お願い」
姉ちゃんの畳み掛けるような絶叫。
「残念だけど無理だよ。そんなにののたんが
俺のアイスを食べるのはいけない事かい?だってそうだろ?
アイスを舐めても気持ちがいいだけじゃないか」
「な、何言ってるの!そんな汚らわしいものを食べさせるなんて・・・・」
「じゃあキレイに洗えば舐めてもいいのかい?
姉ちゃんはあの後お腹が痛くなったりしたか?しないだろ?
兄弟のアイスを食べて何がいけないんだ」

俺に何かを言おうとする姉ちゃんに向かってののたんは言った。
95 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:30
「ののは汚くても美味しくなくてもお兄たんのアイスが食べたいのれす。
だってののはお兄たんが好きなのれす」
姉ちゃんの束縛が解けた。走り寄るののたんを抱きしめた。
「ありがとうののたん。さあ食べておくれ俺のアイスを!」
ののたんの鼻息が俺のちんちんを刺激する。
ののたんの無垢な視線が垢だらけの俺のちんちんを熱くさせる。

「さあ、姉ちゃん歴史的瞬間だよ。ほうら中には練乳がいっぱいだよ」
「うわーい。いったらきまーす」
「駄目ぇぇぇ!」
ののたんが吹っ飛んだ。姉ちゃんが突き飛ばしたのだ。
不意を突かれたののたんは畳の上に倒れこんだ。
96 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:31
「ののたん!大丈夫か」
「痛い・・・・・お姉ちゃんひどい・・・・・うわぁああぁあ」
ののたんの絶叫が響く。
「の、のんちゃんごめん。でも、でもお姉ちゃんはのんちゃんの事を・・・・」
「・・・・で、出ちゃったのれす」
え?俺と姉ちゃんが顔を見合わせる。
「うんこが出ちゃったのれす」
慌てて趣味と実益と心配を兼ねてののの股間付近に鼻を近づける。
臭かった。どうやら倒されたショックで漏らしたようだ。
「のんちゃん!うん・・・なんて。恥ずかしいでしょ!しっかりしなさい!」
姉ちゃんの金切り声が響く。ののの目に涙が溜まる。

「まあ待てよ姉ちゃん」
まだ何か言いたそうな姉ちゃんを制止する。
「のんはちっとも悪い事はしてないよ。むしろ俺たちは喜ぶべきだ」
俺はのんのスカートを捲り上げる。
うさちゃんパンツからうんこがはみ出ていた。
97 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:31
「のんはチョコレートアイスを買ってきてくれたんだろ?な?」
「ちょっと!あんた!何を!」
俺はののたんのチョコレートに舌を這わせた。
あまり美味しくない。だが食べなければいけない。
姉ちゃんが俺の練乳を食べてくれたようにのんのチョコレートを。

しばらく呆然と見ていたののがやっと俺の真意を理解した。
「そうれす。さあお兄ちゃんいっぱい食べるのれす」
パンツからチョコがさらに出てきた。増量セール中のようだ。

姉ちゃんは黙って部屋から出て行った。
そして3日後、姉ちゃんは手首を切って青い空に旅立った。
98 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:32
99 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:32
しまい
100 名前:アイスクリームと青い空 投稿日:2007/05/14(月) 19:34
大昔に書いて出来が悪いのでお倉入りしてたやつです。
自分で言うのもアレですけどあんまりな出来ですね。
101 名前:マッチ売りのももち 投稿日:2008/01/10(木) 02:14
マッチ売りのももち
102 名前:マッチ売りのももち 投稿日:2008/01/10(木) 02:15
桃子は冬の凍えそうな街の中でマッチを売っていました。
しかし思うように売れません。
そりゃそうです。マッチなんて時代遅れです。
みんなライターを使ってます。
煙草を吸う人が減ってるのでライターの需要すら
減少傾向にあるというのにマッチが売れるはずはありません。

桃子は閃きました。
マッチを売るのではなくマッチを使った商売をするのです。
それはこんな感じです。

マッチを売る

暗がりで桃子が服を脱ぐ

お客さんがマッチを擦る

エロス

完璧です。さっそくやってみましよう。
103 名前:マッチ売りのももち 投稿日:2008/01/10(木) 02:17
お客さんがきました。
同い年くらいのデブでメガネの男の子です。

桃子が説明するとお客さんは
マッチ1本を3000円で買いました。
助かりました。これで年末まで生き延びれそうです。

デブの子はマッチに火をつけようとしましたが
ゆとり世代なのでマッチをつけられません。
「どうしたら火がつくの?」
「擦ってください」
男の子は桃子を見ながら自分の股間を擦りました。
火はつきませんでしたが満足しました。

104 名前:マッチ売りのももち 投稿日:2008/01/10(木) 02:18
おわり
105 名前:さゆえりのいやらしいお話 投稿日:2008/01/10(木) 02:18
さゆえりのいやらしいお話
106 名前:さゆえりのいやらしいお話 投稿日:2008/01/10(木) 02:20
「今日はさゆみが大人なお話をするの」
「オッケー。今日はガキさんが居ないからいいよ」
「さっき大きさは小さいけど固いアレを弄んでみたの」
「あ、あれって?」
「そしたらビックリするくらいいっぱい出てきちゃった」
「わかった。パチンコでしょ?」
「…ちんこ。…相変わらず絵里はいやらしい子なの」
107 名前:さゆえりのいやらしいお話 投稿日:2008/01/10(木) 02:20
おわり
108 名前:佐紀ちゃんからのお手紙 投稿日:2008/01/10(木) 02:23
佐紀ちゃんからのお手紙
109 名前:佐紀ちゃんからのお手紙 投稿日:2008/01/10(木) 02:25
ある日、娘の佐紀から手紙を貰った。

  お母さん お誕生日おめでとう。
 36歳になったね。そのうちおとうさん抜いちゃったりして。
 平岡君の家では誕生日になると
 「お母さん産んでくれてありがとう」って言うんだって。
              佐紀

私は娘からの手紙を読んで苦笑いしながら封筒に戻した。


そう言えば最近、お父さんの抜いてあげてないな。
若い時は勢いが凄くて白濁の液体が顔にかかったりしたわ。
昔は毎日のように求められていたから抜いたのにビールの栓。
110 名前:佐紀ちゃんからのお手紙 投稿日:2008/01/10(木) 02:25
おわり
111 名前:欲望という名の電車に乗って 投稿日:2008/01/25(金) 19:53
今日はハロモニのロケ。
カメと走り回って宣伝をするだけのコーナーだ。
今日のロケ場所は都内某所としか言えないが
私は今そこに電車で向かっている。
なんで天下のモーニング娘が電車通勤なんだ?ふざけるな。
まるでメロン記念日みたいな扱いじゃないか。
そこまでモー娘。は堕ちたのか?いやそこまではまだ堕ちていない。
今日はうっかり寝坊してしまったのだ。
いつもならマネージャーに車で送ってもらうんだけど
今日のロケ現場は幸いにも電車で行けそうな場所だったので
先に行ってもらった。

慌てて準備して御飯を食べながら録画しておいたおはスタを見て
大慌てで電車に乗り込むと思いのほか空いていた。
多分、朝のラッシュが一段落したってところだろう。
私は出入り口付近に立って外を見ていた。
良い天気だ。今日はなかなかのロケ日和だな。
なんて思っている時だった。お尻がむずむずする。
あ。やっと理解した。チカンだ。チカンが私のお尻を撫でているのだ。
112 名前:欲望という名の電車に乗って 投稿日:2008/01/25(金) 19:53
混んでいる電車でするならともかく
こんな空いている電車でチカンなんて馬鹿じゃないだろうか?
私は頭を出来るだけ動かさないでそっと後ろを見た。手が引っ込んだ。
間違いない。この後ろに居る目深に帽子を被った怪しい奴が
チカンに違いない。
私は気のせいだったかな?って感じでまた外の風景を見た。
もちろん罠だ。次に触ってきたら容赦なく大声で
「あんたコラー」と叱ってやる。

しばらくしてまたお尻に触れてきた。
しかも割れ目に沿って指を這わせてきた。
柔らかジーンズ越しに手に取るようにチカンの指の動きがわかる
気持ち悪い。寒気がする。チカンはあかん。叱ってやる。
私は全力でコラーと言う為に深呼吸した。その時だった。
「声を出すな。酷い目にあうぞ」
チカンが私に囁いてきた。
113 名前:欲望という名の電車に乗って 投稿日:2008/01/25(金) 19:53
酷い目?意味がわからなかった。
私が大声を出して騒いだら酷い目に合うのはそっちじゃないか。
電車の中を見回した。乗客は誰もこのチカンの所業に
気づいている様子は無かったが、まあ私ほどの美少女が
大声を出せばいくらでも助けに来てくれるだろう。

チカンは呑気に私のお尻を撫で続けていた。
それにしてもこんな色気の無いお尻を撫でて何が面白いんだろう。
「どう?気持ちいい?気持ちいい?」
チカンがまた囁いてきた。興奮しているのか変なテンションだ。
呼吸が乱れている。気持ち悪い変態野郎だ。
もしかしたら頭がおかしいのかも知れない。
「ちょっといい加減にしなさいよ」
振り向いて小さな声でまるでミキティのように
ドスを利かせて言うと慌てて手を離した。
114 名前:欲望という名の電車に乗って 投稿日:2008/01/25(金) 19:54
背は小柄だ。目深にかぶった帽子にサングラス。
どう見ても怪しい人だ。
「ふふふふ騒がないでください。新垣さん」
え?驚いて声も出なかった。
どうやらチカンは私が誰なのか知っているみたいだった。

名前を呼ばれた驚きで反射的に顔を逸らすと
まるでだるまさんが転んだって子供の遊びみたいに
再びチカンは私の身体に触れてきた。
今度は強引にシャツの中に手を入れる。
生暖かい手が私のお腹に直に触れる。
気落ち悪い。思わず悲鳴をあげそうになる。
「ふへへへ。こんなところ誰かにバレたら大変だ。
下手したらニュースになるな。そうなればどうなると思う」

ぞっとした。モーニング娘。新垣里紗チカンの遭遇。
悲しいかな私の知名度なら間違いなく里沙は誤字られるだろう。
下手すると私は最後まで正しく麻琴と書いて貰えなかった
マコっちゃんレベルだって事になってしまう。
嫌だ。マコっちゃんレベルなんて嫌だ。
私の目の前は暗くなった。
115 名前:欲望という名の電車に乗って 投稿日:2008/01/25(金) 19:54
いやまて冷静になってみよう。
とりあえずモー娘。や私の名前を知っているくらいだから
悪い人じゃないだろう。
もしかしたらこの人は整体の先生で私の身体を気遣って
マッサージをしてくれているのかも知れない。
そう思って気を許したのが良くなかった。
チカンの動きが大胆になってくる。
私の胸を下着越しに揉む。思わず声が漏れる。
「うへへへ。パットを入れてこれですか?小さいですね」
なんて失礼なやつだ。これでもキッズの雅ちゃんや
マイマイよりはマシなんだから。
もの凄く名誉を傷つけられた気がして腹が立ったので
チカンの身体を払いのけた。
不意に押されたのと電車の揺れとでチカンはバランスを崩したのか
床に倒れこんだ。
「いたた。ガキさん痛いってば」
・・・・この声は。
慌ててチカンの帽子を剥いで見た。カメだった。

「あ、あんた何やってんの?」
「いやその・・・・えへへへへ」
カメは慌てて帽子を被り直した。
116 名前:欲望という名の電車に乗って 投稿日:2008/01/25(金) 19:54
「いえいえ。残念ながらカメじゃないから」
「どう見てもカメじゃん」
私は言葉を失っていた。そして怒っていた。
あんたまでロケに遅刻したら駄目じゃないの!
なんて事だけじゃなくて、わざわざ変装してまで
私の身体に触れるなんて何を考えているんだ。
前からさゆとはレズっぽかったけど
私に対してそういう部分は見せた事はなかった。
カメは気まずそうに立ち上がるとうへへへと笑った。

「うへへ。モーニング娘のメンバーが電車で揉み合いになったなんて
スポーツ新聞に書かれたら大変ですよ?」
カメはそう言って私の腰辺りに触れてきた。
私はモーニング娘は5期までだなあと思いながら
無視して電車に揺られていた。
117 名前:欲望という名の電車に乗って 投稿日:2008/01/25(金) 19:54
おわり
118 名前:キノコ狩り 投稿日:2008/01/25(金) 19:55
キノコ狩り
119 名前:キノコ狩り 投稿日:2008/01/25(金) 19:56
よっちゃんがキノコ狩りに行こう。と言ったのは多分きまぐれだろう。
うちに来てテレビを見ながら紅葉カッケーとか
妙なテンションで言ってると思ったらいきなりキノコ狩りだ。
ちなみにキノコの話題はやってなかったと思う。
秋だし連鎖的にキノコを思い浮かべたのだろう。

普段の私なら「美貴は家に居るほうがいい」なんて言って
断るはずだけど、その日の私もなんだか妙なテンションで
「キノコってどんなキノコ?」なんて乗ってしまった。
よっちゃんは素敵な笑顔でそりゃ大きくって太くて・・・・。
とにやにやしているんで私はよっちゃんより興奮してしまった。
きっと私も連鎖的に色々思い浮かべたのだろう。
120 名前:キノコ狩り 投稿日:2008/01/25(金) 19:56
私たちはタクシーを止めて「キノコが採れる山へ」と言った。
運転手は変な顔をしたけど私たちのテンションに押されて
東京近辺にもこんな場所があったのかと驚くくらい深い森を抜けて
キノコが生えてそうな山のふもとまで走って止まった。
1万円差し出すと運転手のおじさんは「お姉ちゃん釣りは要らねえよ」
と小粋に言って私たちを降ろして去っていった。
建物はおろか人も居ない。風の叫び声が聞こえる。
戦争が始まる。またどこかで無益な争いが起こっているのだ。

「どうする?登る?」
街から離れるに従って段々興奮から冷めてきた私たちは
キノコを探す以前に山に登るのさえ億劫になっていた。
「帰ろうよ。美貴なんかどうでも良くなってきた」
「ああ、そだね。でもどうやって帰ろう」
私はタクシー呼べばいいじゃん。乗ればいいじゃん。と
携帯を取り出したけど圏外だった。
121 名前:キノコ狩り 投稿日:2008/01/25(金) 19:56
「帰れないじゃん」
私は軽くイライラしていた。やっぱり家に居れば良かった。
よっちゃんはほんの数秒考えて言った。
「じゃあ。誰か来るまで待とうよ。他にキノコ狩りする人居るっしょ?」
「えーいつまで待つの?立ってたら寒いしさあ。美貴、カーディガンしか着てないし」
「じゃあ暇つぶしにキノコでも探そうよ」
って事で私たちは山に登り始めた。
「ミキティこの道、急だからちゃんと掴ってて」
よっちゃんと手を繋ぐ。寒くなんかなかった。

山は思いのほか低くて1時間ほどで山頂についた。
紅葉を見たりキノコを探したりよっちゃんに甘えたり
楽しい1時間だった。
がそこからが大変だった。
122 名前:キノコ狩り 投稿日:2008/01/25(金) 19:56
まず寒くなってきた。
山の上は気温が低いと言うけれど日が落ちてますます寒くなり
汗で濡れた私たちを山は容赦なく凍えさせた。
そして飢え。腹が減ってきた。
私は寒さを凌ぎよっちゃんにお仕置きをするために
シャドーボクシングをしていたのだがそれさえする元気が失せ
膝を抱えてしゃがみ込んでいた。

「ただいま」
長いおしっこだと思っていたらよっちゃんが帰ってきた。
123 名前:キノコ狩り 投稿日:2008/01/25(金) 19:58
手にはウニ・・・じゃないな。枝に付いたままのイガグリがあった。
「ミキティはこれバラして。栗。焼いたら天津甘栗みたいになるから。
私は火をつけるからこれやっといて」
よっちゃんが逞しかった。かっこよかった。
私の相手はイガグリ。なかなか手ごわそうだ。

遠くのほうで乾いた落ち葉やら枯れ枝を集めているよっちゃんを見ながら
私はイガグリに歩み寄った。
栗はまるでウニのように昔の私のように四方八方に棘を出していた。
私を今の私にしてくれたのはよっちゃん。
それまでの私はあの日、死んだのだ。
124 名前:キノコ狩り 投稿日:2008/01/25(金) 19:58
イガグリをよく見ると一部が裂けていて中の栗が見えていた。
私は恐る恐る指を伸ばし栗に触った。ドキドキする。
「あっ」
「ん?どうしたのミキティ?」
あ、ちょっと栗に触ろうとしたら間違って棘に。
ミキティゆっくり触って。そうそれが栗だよ。そうそう。
じゃあ開いて見て。できるでしょ?そう怖くないから。
ほうらクリが丸見えになって美味しそう。食べちゃいたいな。
駄目って?何言ってんの?ミキティも唾液でぐちゅぐちゅになってる。
いじわる?美貴のクリがどうしたの?もっと言ってごらん。大きな声で言ってごらん。
「美貴のクリを食べて。よっちゃん食べて!」
そうそう。いい子だね。
とよっちゃんは私の頭を撫でた。
125 名前:キノコ狩り 投稿日:2008/01/25(金) 19:58
一方その頃、火は全然ついてなくて私はよっちゃんに
「寒いから早く火をつけてよ」と言った。
よっちゃんはもう火はついてるじゃん。と私を抱きしめた。
実際もう私は限界でよっちゃんのうるうるした瞳を見てると
こっちまでうるうるしてくるほどだった。煙たい。
煙だ。火がついている。さすがよっちゃん仕事が早い。
「さすがよっちゃん。どう火をつけたの?」
美貴がそう質問するとよっちゃんはさっとライターを出した。
美貴はなんとなく女の感でそのライターに何かがあると踏んで
さっと奪い取った。
美貴知ってるんだから。よっちゃん煙草吸わないでしょ?
じゃあなにこれ?なんで持ってるの?
私はマシンガンのように問い詰めた。
よっちゃんはポツリ「これ大事な人の形見だから」と言った。

あいぼん。よっちゃんが実の妹のようにかわいがった女の子。
よっちゃんは西の空に向かい手を合わせて拝んだ。
私もそれに倣った。よっちゃんは泣いていた。
私も煙のせいか涙がどんどん出てきた。
126 名前:キノコ狩り 投稿日:2008/01/25(金) 19:59
おわり
127 名前:年末歳末の大計画 投稿日:2008/01/25(金) 20:00
年末歳末の大計画
128 名前:年末歳末の大計画 投稿日:2008/01/25(金) 20:00
ふたりが出会った時からいつかこんな事態になると思っていました。
これは定められた運命の結末なんです。
とにやにやしながら言っているのは亀井絵里なのだが
この女はいつも適当な事を適当に言っているだけだし
基本的にこの話には関係ない。

この話の主役は道重さゆみ、そして久住小春。
もちろん田中れいなは一切出てこないので安心して読んで欲しい。

話は確か年末。ややこしい言い方をすると歳末。
歳末といえばピンとくるだろう。歳末助け合い募金の季節だ。
さゆみはとある事情で募金箱を持つことになった。
そしてさゆみと似てるようで違う理由で募金箱を持つ少女、小春。
ふたりはS市M駅のN口で並んで立っていた。
129 名前:年末歳末の大計画 投稿日:2008/01/25(金) 20:01
みなさんも募金活動をしてみたらわかると思うが
この世に優しい人などほとんど居ない。
まるで汚い物を見るような目でこっちを見たかと思うと早足で去ったり、
募金を呼びかける声?ああ気付かなかったよ。電話してたもんで。
と言わんばかりに携帯を耳に押し付けて歩いたり。
やっと募金箱にお金を入れたかと思うとわずか1円。
マクドナルドは0円でスマイルをくれる。貴方は1円分感謝をしなさい。
と言いたげな瞳でこちらをじっと見たり。

と悲劇的な募金活動について語ったのはさゆみの知り合いのR嬢だ。
おまけに友達も出来なかったっちゃ。というのは本当に蛇足。
募金とは関係ない。R嬢にとってはいつもの事だ。

そんな募金活動をさゆみがする事になったのは
学校が勉強の不出来を社会活動で穴埋めしてやると言われたからである。
ようするにさゆみはあまり賢くないのだ。
さゆみは同じ地域の中学生、久住小春とペアになった。
130 名前:年末歳末の大計画 投稿日:2008/01/25(金) 20:01
じゃあ小春もアホなのか?いやそうではない。
小春は恵まれない人に愛を。と本気で思って募金活動をしているのだ。
そういう意味でアホかも知れないが知能的には小春は賢かった。
現にさゆみが未だに理解出来ていない募金のシステムを
わずか開始1分で理解した。

その手順はこうだ。
人が来たのを確認する→募金を呼びかける→お金を入れて貰う→
感謝の言葉を言う→お茶に誘われても断る→最初に戻る

小春がまるでロボットのように。それで居て人間味溢れるスマイルで
募金をしているのに対しさゆみはどういうわけか
人が居ないのに募金を呼びかけたり、感謝の言葉を噛んだり、
お茶を飲もう、ケーキを食おうと言われてついて行きそうになったり
とにかく眩暈がするほどぐだぐだな募金活動。
結果、さゆみのほうの箱にはほとんど入らないで
小春のほうにばかりお金が入っている。絶望的な状況だった。
131 名前:年末歳末の大計画 投稿日:2008/01/25(金) 20:02
さゆみは小春に場所を換わるように言った。
夕方の人の流れを考えると駅から出てくる人のほうが多い。
人々は駅から近い位置に居るさゆみにまず気付く。
そのかわいさに思わず財布の紐が緩む。がま口が開く。
しかし歩みは止まらない。お金を出した時には
さゆみの隣、駅に遠い場所に居る小春の目の前。
仕方なく差し出されるお金。感謝の言葉を発する小春。
小銭が箱の底で音を立てる。官能的な響き。
またしてもさゆみの敗北。繰り返される屈辱。

小春は場所ですか?いいですよ。どうぞ。
と勝利者の微笑みで場所を移動した。余裕。屈辱。
だがこれで状況は変わる。さゆみはにやりと笑った。
しかし結果は同じだった。
132 名前:年末歳末の大計画 投稿日:2008/01/25(金) 20:02
駅の階段を下りてくると小春に気付く。
まるで観音菩薩のように小春から後光が差している。
争うように小春に差し出されるお金。手を合わせ拝む老人。
違うそれはさゆみの光だ。後ろに居るさゆみの光なの。
輝いてるのはさゆみなの。さゆみはもう泣きそうな気分だった。

「道重さん。世の中って捨てたものじゃないですね」
小春の目はキラキラと輝いていた。憎い。
「今日は人は助け合って生きているんだと実感出来ました」
小春の純粋無垢な笑顔が憎かった。
さゆみは怒りに任せて平手で小春の顔を殴った。
小春は一瞬、驚いたような顔をしたけれど、すぐに笑顔になって
ありがとうございますと言った。
マゾなのか?ガンジーの生まれ変わりなのか?いや違う。
蚊が血を吸っていたからさゆみが蚊を潰してくれたと思っているのだ。
違うの。違うの。さゆみは小春が憎いの。
さゆみは地団太を踏んだ。
133 名前:年末歳末の大計画 投稿日:2008/01/25(金) 20:03
人間はもっと醜い生き物なの。それをさゆみが証明するの。
さゆみは小春の後ろに立った。さあ募金を続けるの。
お嬢ちゃん何が欲しいんだい?硬くて大きなアレが欲しい?
しょうがないなあ。はい500円。欲しい?欲しいかい?
じゃあ言ってごらん恥ずかしい事を言ってごらん。
134 名前:年末歳末の大計画 投稿日:2008/01/25(金) 20:03
「募金お願いします」
ぼき・・・なんだって?ふふ硬くて大きなアレが欲しいのかい?
いっぱい入れるよ。はあはあ出すよいっぱい出すの。うっ
「あ、ありがとうございました」
このメス豚め。この貯金箱女め。お前はなんでも断らないで入れるんだろ?
ちなみにさゆみがお前呼ばわりするのはれいなに続いて二人目なの。
入れてやるこの太くて硬い大根でも入れてやるの。
「あの。入れるのは食べ物は色々困るんで。出来れば現金で」
現金。お金でいいのか。じゃあ入れるよ。凄いどんどん入る。
吸い込まれるようだ。気持ちいいのああっ
駄目ですそんなに強引に入れたら壊れちゃう。
小春の大事なアレが壊れちゃう!溢れちゃう!
壊れたらいいの。溢れちゃえばいいの。
小春なんか無茶苦茶になっちゃえばいいの!
「あの・・・・道重さん。ちょっと邪魔なんであっちに行っててください」
さゆみは遠くのほうでうさぎの真似をして遊んで軽く泣いた。
135 名前:年末歳末の大計画 投稿日:2008/01/25(金) 20:04
おわり
136 名前:ガキさんのちょっとエッチなお話 投稿日:2008/01/26(土) 02:24
ガキさんのちょっとエッチなお話
137 名前:ガキさんのちょっとエッチなお話 投稿日:2008/01/26(土) 02:25
先日、ガキさんとご飯を食べていたらこんな事があったんですよ。
「最近、ちょっと悩んでいるんだけどカメ聞いてくれる?」
その悩ましげな表情から察するにさゆに言っても
仕方ないないくらい難しい悩みなんだろうと絵里は思ったんですよ。
絵里は何々どんな悩みか知らないけど聞くよ。と言いました。
ガキさんはちょっと水を口に含んで、
低くうなるような音を出す空気清浄機をぼんやり見ながら言ったんです。
「エロスが足りないなって」
138 名前:ガキさんのちょっとエッチなお話 投稿日:2008/01/26(土) 02:25
エロス?絵里は聞き違いかと思って聞き返しました。
「もう18歳だしさ。もうちょっとエロスがあってもいいかなって」
なるほど、昔よりマシになったけど、確かにガキさんは
年頃の女の子のくせに色気が足りないですよね。
絵里はどうやったら色気がつくか考えたんです。
もちろん考えても答えが出ないのはわかっているから
考えたフリをしたんです。
「スタイルとか顔とかそういう次元じゃないのかなってさあ」
絵里はうんうんそうだね。と言ってみたけど
その瞬間ガキさんの目つきが藤本さんみたいに鋭くなったのを見て
いやそんな事ないよ。ガキさんだって最近色っぽいよ。と言ったんですよ。
そしたらガキさんってば「そう?」なんて顔を明るくするもんだから
うん。イロモノっぽい。って言ったら殴られたよ。
139 名前:ガキさんのちょっとエッチなお話 投稿日:2008/01/26(土) 02:25
おわり
140 名前:ミキティのそこそこエッチなお話 投稿日:2008/01/26(土) 02:25
ミキティのそこそこエッチなお話
141 名前:ミキティのそこそこエッチなお話 投稿日:2008/01/26(土) 02:26
久しぶりのオフ。こたつでぬくぬくしていると電話が鳴った。
誰からかと思ったらよっちゃんだった。
「ミキティおはよ。起きてた?」
「うん。どしたの?こんな朝から」
「実はね・・・」
よっちゃんの話によると、よっちゃんは朝からバレー雑誌の
インタビューの仕事をしていて今は休憩中らしかった。

「それでね、今からこっち来れないかな?」
「美貴が?今から?」
「うん。なんかさ。ミキティにどうしても会いたいってお願いされちゃって。
ミキティの大ファンなんだって。橘って選手だけど知ってる?」
「知らない」
142 名前:ミキティのそこそこエッチなお話 投稿日:2008/01/26(土) 02:26
本当に知らなかった。
バレーは多少かじった事はあるけど試合を見たり
選手を覚えるほど好きじゃなかった。
「いつもなら断るんだけどミキティの家から近いし
今日は一日オフって言ってたしさ」
「うーん。かっこいいの?」
「うん。結構タイプだと思うよ。爽やかだし。今23って言ってたかな?」

お。結構良さそうじゃん。
最近どうも本気で亜弥ちゃんとレズってると思われてるみたいで
言い寄ってくる男が減って寂しかったから丁度いい。
でも今日はなんか寒いしな。出かけるのやだな。

「あ。大事な事言うの忘れてた」
「なになに?」
「橘さんって・・・・もの凄く大きいらしいよ」
143 名前:ミキティのそこそこエッチなお話 投稿日:2008/01/26(土) 02:26
え?何が何が大きいって?私は思わず聞き返してしまった。
罠にかかったな。という感じで
よっちゃんのクックックという笑い声が聞こえる。

「ミキティってばわかってるくせに」
「ちょ、違うって別に美貴はそういうので男の人を選ばないし。
別に大きくても結局、大事なのははテクじゃん。
そりゃ大きいには越したことないけどさ
何笑ってんのよっちゃん。身長の話でしょ?」
「くっくっく。確かに背は高いけど違うよ。あれが大きいんだって。
どうするミキティ?来る?」
いくいく。
私はちゃっちゃと準備をして
よっちゃんと橘さんが待つ都立体育館へと向かった。
144 名前:ミキティのそこそこエッチなお話 投稿日:2008/01/26(土) 02:27
大慌てで体育館に行くと正面入り口に入ってすぐのところで
よっちゃんと背の高い男の人が立っていた。立っていた。
「あ。ミキティこっちこっち」
これが橘さんか。確かに好みだ。悪くない。
そしてさすがバレー選手だ。背が高い。190cmくらいはありそうだ。
これだけ大きいとアレが大きいのもうなずける。

「橘さん、知ってると思うけどこちらがミキティです。
ミキティ、この人が橘さん。さあ挨拶挨拶」
「どうも藤本美貴です。初めまして」
「チィィーッスたちばなぁッス!!ミキティィィ大好きぃッス!」
鼓膜が破れそうだった。
「どうミキティ?想像以上に大きいでしょ?声が。ん?どしたの?」
「うるさい」
145 名前:ミキティのそこそこエッチなお話 投稿日:2008/01/26(土) 02:27
おわり
146 名前:ミキティのそこそこエッチなお話 投稿日:2008/01/26(土) 02:29
エロ小説掲示板
ttp://m-seek.on.arena.ne.jp/cgi-bin/test/read.cgi/dream/1157096917/

上記のスレに書いたものですけど
先日残念ながら削除されたので転載しますた。
なむなむ

147 名前:名無飼育さん 投稿日:2008/01/26(土) 10:27
このスレも削除されたりして
148 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:26
逆襲のマコ
149 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:27
私は新聞を持ったまま身体をぶるぶると震わせた。
新しいダイエット法か?いや違う怒っているのだ。
「紺野あさ美電撃復帰」そう新聞には書かれていた。

私はあの日の事を思い出していた。
その日は重要な話があると事務所に呼び出されたのだ。
最初に言われたのはあさ美ちゃんが卒業するって話だった。
私は驚いた。だが驚くのはこれからだった。
「紺野が卒業するから小川も一緒に卒業する?」だっけ?
いや違う「紺野が卒業するんだから小川も卒業しなきゃね?」だっけ?
いやもっと酷かった「紺野が卒業するのにどうしてお前が未だに」だっけ?
もう忘れた。とにかく酷い理由で私は卒業させられたのだ。
150 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:27
2ヶ月ほど私は海外留学という設定で田舎に帰った。
稲刈りの手伝いをして過ごした。
が運悪く日本に居るのがバレてしまったので本当に留学した。
渡航費用と生命保険のお金は事務所持ちだった。
1年後にはソロデビューという約束だった。

それなのにどういう事だろう。
私は目隠し耳栓状態で日本語の通じない世界に放り込まれた。
パスポートは没収されお金も奪われた。
というか私は見知らぬアパートに監禁されていた。
私に出来る事は3日に1度送られてくる2日分の食料で
必死に腹を満たすだけだった。だがなぜか痩せなかった。
151 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:28
あさ美ちゃんの復帰を知ったのは新聞だった。
白菜を包んでいたスポーツ新聞に書いてあったのだ。

舐めやがって。ふざけやがって。私はブチ切れた。
温厚な私だが怒ると怖いのだ。復讐してやる。
私を騙した事務所とあさ美ちゃんに天誅を下さなければならない。
とにかく外に出よう。
私はアパートに食料を持ってくる男に初めて声をかけた。
なぜ今まで声をかけなかったのか?理由はある。怖かったのだ。
その食料運びの男はサングラスをした黒人だった。
だが怖がっていては話は進まない。
私の語学力では言葉はほとんど通じないだろう。
だが雰囲気で通じる事もあるはずだ。
「ハーイセックス。アナルアナル」
私は知る限りの英語を使い黒人を誘惑した。
上手くベッドに誘って隙をついて逃げるのだ。
152 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:28
だが黒人は悲しそうな顔をして言った。
「ノー。アイムメロン記念日」
「もしかして柴ちゃん?」
「ノー。マイネームイズムラタ」
黒人は食料を置いて立ち去った。

私の初めての失恋だった。



153 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:28
私はずっと黒人の事を考えていた。
黒人が置いていった長茄子を見てひとり興奮していた。
すっかり事務所やあさ美ちゃんへの恨みは忘れかけていた。

私は娘時代には考えられないほど前向きになっていた。
あの黒人とコミュニケーションするためにもっと英語の勉強を
しなければならない。バギナ。駄目だ通じない。ヴァギナ。
よし。なかなかいい感じだ。これならあの人にも通じるに違いない。

監禁されているので時間ならいくらでもある。
私はありあまる時間を全て英語の練習に使った。
イントネーションがかなり良くなってきた気がする。アナルアナル。
不安が自信になり過信になりそうなところで疑問が沸いてきた。
154 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:29
私はアナルの発音に関してはかなりの自信があった。
それこそ現地の人が驚くほどきれいな発音だと自負していた。
でもあの黒人は私の誘いには乗らなかった。
なぜだ?可能性として考えられるのはあの外人が
アナルを知らなかったという事だ。だが相手はメロン記念日。
メロン記念日ならアナルを知らないはずがない。
つまりこう考えられないだろうか?あれはメロン記念日ではないと。

つまりあの黒人も私を騙していたのだ。許せない。
メロン記念日ではないなら誰だ?サングラスをした黒人・・・サングラス?
ありえない。私は自分の想像に対して苦笑いした。
だが当てはまるのはあの子しかいない。まいまい。
萩原舞だ。サングラスといえばあの子しか考えられない。
そして小学生のあの子ならアナルを知らなくて当然。
間違いないあの黒人はまいまいだ。
それなら勝てる。私は静かに奴が来るのを待った。
155 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:29
まいまいが来た。玄関のチャイムが鳴った。
「ハロー」とまいまいが言い私は「プロジェクト」と答える。
すると鍵をかけられたドアを開いて食料をくれるのだ。
もしかするとプロジェクトなんて言わなくてもいいかも知れないが
「山」「川」っぽいのでなんとなく言うようにしている。

まいまいはいつものようにクールに食料を玄関置いていく。
先日の誘惑なんてすっかり忘れたかのように。
スーパーで買ったらしき食料の袋からはネギが飛び出ていた。
太くてなかなか美味しそうな白ネギだ。
156 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:29
ネギがあるならやるしかない。
「まいまいまいまいまいまいまい」
1回多かった。訳すと私のまいまい私のまいまいと言ったのだ。
まいまいは驚いた感じでこっちを見た。そりゃそうだろう。
メロン記念日のフリをしていたのにバレたのだから。
まいまいは私の呼びかけを無視して
「シーユーアゲイン」と言って背を向けた。逃がさない。

私はまいまいの背中に飛び掛った。
まいまいを押し倒して口の中にネクタイを突っ込む。
これで大声は出せない。そして素早くズボンのベルトを外す。
言い忘れていたがまいまいはダンディなスーツ姿です。
157 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:29
私は興奮していた。何も知らない小学生に
アナルについて教えられるチャンスなんて滅多に無い。
ズボンを太股あたりまでずらす。まいまいの下着はブリーフだった。
これは意外だった。なんとなくトランクス派だと思っていたからだ。
下着も脱がす。そして素早くネギに手を伸ばす。
まいまいにアナルを教えてやる。恐らく泣くだろう。
だが泣いても構わない。どうせ生きていたら知る事になる。
多少早いか遅いかの違いだけだ。
ネギを突っ込もうとまいまいの下半身をじっと見た。
おかしい。ちんちんがあった。まいまいにちんちんがあった。

驚きでぽかーんと口を開けている私を尻目に
まいまいは「佐野はビッチ」と訳のわからない事を口にして
逃げるように外に出てドアに鍵をかけた。
私はそこでやっと自分の勘違いに気付いた。
あれはまいまいじゃなくて岡井ちゃんだったのか。
どうりで黒いと思った。
158 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:30
そうかそうか。あれは岡井ちゃんか。そりゃ黒いはずだ。
なんでも岡井ちゃんのおじいちゃんはハーフらしい。
つまり岡井ちゃんをしばらく見ない間にあれくらい黒くなっても
なんの不思議も無いっていう事だ。それにしても難しいな。
メロン記念日のフリをしたまいまいを演じる岡井ちゃんか。
今の子供はなかなか高度な遊びをするもんですね。
私は試しに北の国からの五郎のマネをするさゆをやってみた。
「五郎なの」
悪くない出来だった。復帰したら披露したいと思う。

私ははっと思い出した。忘れていた。
私は怒っていたのだ。誰に?事務所とこんこんに。
自分から引退したこんこんを復帰させといて
こうして日々お笑いの腕を磨いている私をこうして監禁して
飼い殺しにしている。ふざけている。
よし、次に岡井ちゃんが来たらしばき倒して外に出よう。
まいまいはかわいそうだけど岡井ちゃんなら遠慮はいらない。
159 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:30
岡井ちゃんを待った。3日間腕立て伏せをして待った。
来なかった。岡井ちゃんはルーズだなあ。
3日で食べ終えるように計画的に食事をしていたので
計画通り食料が尽きた。早く岡井ちゃん。
空腹のあまり岡井ちゃんの事ばかり頭に浮かんだ。
黒光りした官能的な肌。セクシーなヒゲ。
サングラスに隠された神秘的な瞳。
どうやら私は岡井ちゃんに恋しているらしかった。

4日目。玄関のチャイムが鳴った。岡井ちゃんだ。
私はふらふらしながら立ち上がった。
岡井ちゃん。早く岡井ちゃんに会いたい。

「ハロー」
「モーニング」
ドアが開く。そこには岡井ちゃんが4人居た。
160 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:30
岡井ちゃんが4人?これは一体どういう事だ?
分身の術か?はたまた幻覚か?確かめなければならない。
試しにそれぞれを部屋の角に立たせてみた。
まず私が北東に位置する岡井ちゃんの股間に触れる。
するとその北東に位置する岡井ちゃんが北を通り
北西の岡井の股間に触れる。北西の岡井ちゃんは
西を通り南西の岡井ちゃんの股間に触れる。
こうすれば寝ないですむし岡井ちゃんの股間に触れられる。

だがこれには重大な問題がある。
まず全員の股間に触れられない事だ。
全員の股間に触れなければ不公平になるし
当初の目的だった幻覚かどうかのチェックにはならない。
そして私は眠くはないし岡井ちゃんも元気そうだ。
161 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:31
まあいい。やるだけやってみた。
英語で説明するのは難しかったが身振り手振りと
麻雀用語が通じたので思ったより簡単にこの状況に持ち込めた。
しばらくやってみて私ははっと気付いた。
私はAAが苦手なので説明しにくいのだが
南の位置に出入り口があるのだ。
つまり隙をついて逃げ出せる可能性があるのだ。
チャンスだ。私は思わずニヤリと笑った。

何度か同じ岡井ちゃんの股間に触れる。
私は南西まで進み、岡井ちゃんのちんちんはゲームでいう
北を向いていた。つまり上ですね。
サングラス越しでも私の指技への驚きはわかった。
あの1回触れば射精させる事が出来るはずだ。
だが私はいかなければならない。性的な意味ではなく外に。
逃げ出さなければいけないのだ。
南西から南へ。今だ!私は南からもっと南へ。
ドアを開く。外だ。外には良いビルが立ち並んでいて
ここは想像よりも都会だったとわかる。
私はついに逃げ出すことに成功したのだ。
162 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:31
逃げ出したのは良かったけどよく考えれば私は小心者。
逃げるのがなんだか怖くなってきた。
これほどの都会だ。外に出れば怖いものだらけだ。
レイプ、強姦、アナルファック、まあそれ以外にもあるだろうけど
家の中に居るほうが安全な気がする。

私はとりあえず今来た道を帰ってみた。
さっきまで私を監禁していたアパートが見える。
入り口には岡井ちゃんが4人居て言い合いをしている。
そりゃそうだろう、逃がしてしまったらタダじゃすまないはずだ。
あーあ殴り合いを始めた。岡井ちゃんが岡井ちゃんに吹っ飛ばされた。
吹っ飛んだあれが岡井ちゃんの妹だな多分。
じゃああれはお父さんであれがお母さんか。全員無駄に黒いな。
年齢もよくわからないし。
163 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:32
おじいちゃんがハーフだったな確か。
そうなるとお父さんはクォーターか。見た目は黒人だなどう見ても。
でもこのお母さんはどう見ても黒人だからそのふたりが
夜な夜な交わって出来た岡井ちゃんは一体なんなのだろう。
4分の1+普通の黒人÷2=
おっと(  )で括らないといけないな。いや自分がわかればいいのか。
面倒だなお母さんは4分の3にするかそれなら計算しやすいな。
いやおじいちゃんってのは夫側なのか妻側なのかはっきりしないな。
っていうかおじいちゃんのお父さんにどんな素敵なロマンスがあったんだろう。
うーむ駄目だ。色々気になって計算できない。
仕方ないこんこんに聞いてみよう。外に出たらちゃんとアンテナ立ったし。
「あ、もしもしこんこん?あれ?留守電か?こんこん復帰おめでとう。
いや違った。恨んでるんだった忘れてたよ。まあいいか。
また黒人の計算について教えてね。えーとあーあいぼ・・・・」
164 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:32

どうやら時間切れだ。まあいい時間はたっぷりある。
私は岡井ちゃんのお父さんに煙草をねだって火をつけた。
吐き出した煙はこんこんやあいぼんへ続く大空に吸い込まれていった。


FIN
165 名前:逆襲のマコ 投稿日:2009/12/12(土) 21:43
まのえりの呪い

まのえりが現れてから何かがおかしい。
まのえりがハロプロエッグになってからあいぼん、ののたん
ミキティ様々な人々が非業の死を遂げた。
名探偵こんこんの推理した結果これはまのえりの呪いと
言う他無かった。こんこんはまのえりにそう言った。
するとまのえりがニヤリと笑って答えた。
「いえいえ紺野さんのほうがのろいですよ。御飯とか」
こんこんは笑顔がチャーミングな子だなと思った。


おわり
166 名前:リンリンジュンジュンソーセージ 投稿日:2009/12/12(土) 21:46
リンリンジュンジュンソーセージ
167 名前:リンリンジュンジュンソーセージ 投稿日:2009/12/12(土) 21:46
さゆみが楽屋に入ると驚いた事に
リンリンとれいなが楽しそうにお喋りしていた。
まさかふたりは友達になってしまったのか?
あれほどれいなには近づくなと教えたのに困った中国人だ。
まあいいれいなに友達が出来るはずはないし放って置こう。

そう思って椅子に座ろうとした時、
さゆみの耳にふたりの会話が飛び込んできた。
なんとリンリンが「セクロス最高!」と言って興奮しているのである。
れいなもれいなで顔をにやにやといつも以上に崩して
「れいなもセクロス大好きやけん」と言っている。
168 名前:リンリンジュンジュンソーセージ 投稿日:2009/12/12(土) 21:46
このメスブタどもが。
何がリンリンだインリンか淫乱の間違いじゃないのか?
さゆみは昼間からセクロストークをしているふたりに対して
軽蔑に似た思いを抱いた。というか軽蔑していた。
だが注意しようとかそういう事は考えなかった。
なぜならセクロスなんて2ちゃんねる用語はさゆみは知らないの。

「すっごい激しくなってきてー」
「わかるれいなもそうやけん」
「でもミサイルとか全然効かないんですよー」
「ミサ・・・れいなにはミサイル効きまくりたい」
169 名前:リンリンジュンジュンソーセージ 投稿日:2009/12/12(土) 21:47
さゆみは何か嫌な予感がしたのか電話した。
「はい。そうですか。なるほど。さすが紺野さんですね。
いやーさゆみは若いんでちっとも知らなかったのwww」
電話を切ってさゆみはリンリンに厳しい口調で言った。
「リンリン。それはセクロスじゃなくてマクロスなの」
リンリンはあーそうデシタ。発音難しいデスネ。
と自分の頭をこつーんと叩いた。
「タナカ先輩すいませんマクロスでした」
「れいなも!れいなはボゥボゥで真っ黒っちゃ。仲間たい」

れいなはその後もリンリンの発言は無視して
昨日の夜もあの人の超合金で合体したけんと嬉しそうに喋り続けた。


END
170 名前:断絶 投稿日:2009/12/12(土) 21:48
断絶

音楽ガッタスの取材やらインタビューで大忙しのこんこん。
その中で困った質問がありました。
「辻ちゃんと加護ちゃんどっちが好き?」
こんこんは困りました。どっちも嫌いだから。
ではなくどっちもほどよく好きだったからです。

こんこんは悩みました。長々と悩みました。
悩ましげです。危なく放送事故寸前でした。
そもそもこんこんは選ぶのが苦手なのです。
こんこんは仕方なく正直に選べないと言いました。

司会の人はその答えを待っていたかのように
「それではおふたりに登場してもらいます」と言いました。
ふたり出てきました。加護ちゃんと旧姓辻ちゃんです。
ふたりは両方からこんこんを引っ張りました。
こんこんは痛いと言いました。でもふたりは手を離しません。
結局こんこんは真っ二つになりました。

FIN
171 名前:さゆくそ 投稿日:2009/12/12(土) 21:52
さゆくそ
172 名前:さゆくそ 投稿日:2009/12/12(土) 21:52
「みなさんに重大なお話があるの」
とさゆみが重大そうな顔で言い出したのはある木曜日だった。
「なになに?」「娘辞めんの?」「テトリス飽きた?」「髪切った?」
みんな口々に何か言った。
「最後の髪切ったは正解じゃないけど近いの」
れいなもさゆみの重大なお話が何か考えた。全く何も思い浮かばなかった。
れいなは顔は面白いけど面白いことを考えるのは苦手なのだ。
「さゆみは・・・・さゆみはうんこなの」

全員が絶句した。
さゆヲタの7割がお姫様と信じていたあのさゆみが
選りによってうんこだったのだ。
173 名前:さゆくそ 投稿日:2009/12/12(土) 21:53
「あ、だから髪切ったが近かったんだ」
美貴がポンと拍手を打った。
「髪が紙でうんこ。なるほどなー」
愛のイントネーションでは何がなんだかさっぱりだ。
「道理でなんか楽屋が臭いと思った」
里沙がくっさーって感じで自分の鼻の前を手で扇いだ。
「それはさゆみのせいじゃないの。絵里のせいなの」
絵里は風邪で数日前から休んでいる。
絵里は馬鹿じゃないと主張するように風邪は悪くなる一方らしい。
がここに居ないからって絵里に責任をなすりつけるなんて最低だ。
さゆみは本当に糞野郎だ。

「でもさ、どうして今更そんな言わなくても良い事教えてくれたの?」
誰もがひとみと同じ疑問を抱いていた。
この数年、さゆみをうんこだなんて少しも疑うことなく
楽しく一緒に過ごしていたのだ。
今更うんこである事を知らされても困惑するだけだ。
174 名前:さゆくそ 投稿日:2009/12/12(土) 21:53
「実は、さゆみがデビューしてそろそろ3周年なの」
「うん。で、って言う」
「うんこが3周年っていうのはどういう事かわかる?小春ちゃん」
え?私?小春は全身をビクっとさせて驚いた。
芸能界の汚れた話には出来るだけ関わらないようにという
母の言いつけを守って机の陰に隠れていたのについに見つかってしまった。
「・・・・わかりません」
聡明な小春でもさすがにわからなかった。
無理も無い。初潮は始まっていてもまだ14歳なのだ。
「もしかして・・・・とぐろ」
「え?なんて?どういう事よっちゃん」
「うんこを3周巻いた時点で、うんこはとぐろを巻いた事になる」
さすがリーダー博学だ。どうでもいい事まで知っている。
ひとみの推理は正しかった。そこ答えにさゆみは満足そうにうなずいた。
「さすが吉澤さんなの。そう。ついにさゆみは真のうんこになったの」
おめでとう。全員がぺちぺちと拍手をした。
175 名前:さゆくそ 投稿日:2009/12/12(土) 21:54
次の日、具体的に言うと金曜日。
れいなが楽屋に入ると中にはさゆみしか居なかった。
「おはよ」
「おはよ」
いつものさゆみだった。でもこれはうんこなのだ。
頭ではわかっているつもりでもれいなはまだ信じる事は出来なかった。
「さゆ・・・れいなはまだ信じる事は出来ん。さゆがうんこなんて」
「・・・・仲間の言う言葉が信じられないなんて可哀想な人なの」
れいなはさゆみのその毅然とした態度に驚いた。
うんこだと蔑んで良いものではなかった。
さゆみはうんこはうんこでもうんこの女王だ。

「悪かったっちゃ。れいなは例えさゆみがうんこでも友達っちゃ」
ありがとう。さゆみはそっと手を差し出した。
まるで白魚のように細くきれいな指。でもこれはうんこなんだ。
他人のうんこに触れるなんていつもなら絶対に無理だ。
だがこれだけ美しいうんこなら何の躊躇もない。
れいなは握手した。えんがちょになっても構わない。
176 名前:さゆくそ 投稿日:2009/12/12(土) 21:54
れいなはさゆみの横顔をそっと見てみた。
その横顔はどこか悲しげで疲れているように見えた。
「ねぇれいなは言葉には全て意味があるって知ってる?」
れいなはkwskと言った。
「例えば砂。これは石が少ないから砂なの。わかる?」
どうしていきなり砂が出てきたのか理解できなかったが
れいなは色々な事情があるのだろうと思い黙ってうなずいた。
「さゆみという名前にも当然意味はあるの」

  さ  さりげなく臭いけど
  ゆ  ゆるゆるな事もあるけど
  み  みんな大好きなの

いや、さしみ賞みたいな事されても。
れいなは大いに苦笑いした。
「さて、れいなちょっとトイレに行くの」
さゆみはれいなをトイレに誘った。
れいなは驚いた。連れションに誘われるなんて初めてだった。
正確には何度か美貴に誘われた事はあったが
それはトイレでボコる為だった。
一体急にどうしたのだろう?れいなは何かあるのではと疑った。
だが冷静に考えてみよう。さゆみはうんこなのだ。
万人をトイレに誘うのがうんこの使命なのだ。
れいなはさゆみの誘いに乗った。
177 名前:さゆくそ 投稿日:2009/12/12(土) 21:54
トイレまで歩いてそれぞれの個室に別れる。
出会いと別れを繰り返す。まるでトイレは人生のようだ。
「さあれいなお先にどうぞ」
と思ったがさゆみは同じトイレに入りたそうだった。
同じ娘のメンバーと入るのなら躊躇するがさゆみはうんこだ。
むしろうんことトイレに入るのは自然だ。
れいなはさゆみに従った。

れいなは人前で用を足すのは初めてだった。
緊張のせいかなかなか出なかった。
「ゆっくりすればいいの。目の前の物をうんこと思うの」
なるほど舞台で緊張しない方法の応用か。
れいなはもう恥ずかしくなかった。
れいなの前でおまんまんを晒し脚を大きく広げても恥ずかしくなかった。

5分後れいなはおしっこはおろかうんこまで出し尽くした。
もう何も出ないくらいだ。
178 名前:さゆくそ 投稿日:2009/12/12(土) 21:55
「はあ。もうなんも出ん」
「そう。じゃあ準備は整ったの。れいな身体を借りるね」
「え?」

説明しよう。
地球の気候は必ずしも人の体質にあっているとは言いがたい。
具体的にはもっと暖かく潤いのある薄暗い場所が人のお肌には最適なのだ。

れいなは必死で抵抗した。だが所詮はれいな。さゆみのなすがままだった。
さゆみの白魚のような指先がれいなの肛門の中に吸い込まれると
一気に肘、肩までれいなの中に入った。
れいなはあばばばばばと言った。

「頭さえ入れば後は簡単なの。しばらくお邪魔するの」
猫みたいだな。れいなはそう思いながら肛門を刺激する
未知の快楽に溺れたのだった。
179 名前:さゆくそ 投稿日:2009/12/12(土) 21:55
owari
180 名前:中島中尉に注意だよ! 投稿日:2011/07/31(日) 00:10
狼で書いてたんですけどさっき落ちました。
もしnksk少尉が僕らの上官だったら
ttp://hato.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1312007229/

中島中尉に注意だよ!
181 名前:中島中尉に注意だよ! 投稿日:2011/07/31(日) 00:10
酷い戦争だ。敵地にて奮闘する我々の隊は全滅であった。
いや本当に全滅であれば自分はこうして話してられない。
実際には上官の中島と自分を除いて全て戦死した。
我々は味方の救援を待つばかりであったが恐らくそれは
ここには来ないであろう。
と言うのも数週間前よりこの地には救援物資は届いておらず
その事から考えられるのは本土が壊滅しているか
そこまで戦況は酷くなくてもこれだけ放置されているし
我々の存在はもう無かったものとされていると考えるのが自然だ。

「おい、貴様。食べ物はないか」
中島中尉のこの言葉を何度聞いただろうか。
最初はちゃんと上官なのでございませんと丁寧に答えていたが
うざったいし、こんな状況になっては身分も何も無いので
無視するか、ねえよと小さく呟くだけだった。
もちろん最初は怒られた。
「貴様、上官に向かってなんて口を利くのだ」
と言いながら殴られた。だがそれもなくなった。
怒るような体力はもう中島中尉にはなかったのだ。
182 名前:中島中尉に注意だよ! 投稿日:2011/07/31(日) 00:11
中島中尉は戦地では珍しい事に女性であった。
これは国家機密なので詳しくは言えないのだが中島中尉は
人型汎用ロボの数少ないの乗り手であり最前線での戦いには
欠かせぬ人物であった。だがそのロボもついに破壊されてしまった。
こうなれば中島中尉はただの女であった。
体力があるわけではなく、サバイバル能力に長けているわけでもない。
そんな女と自分はこの戦地で生き延びなければいけないのだ。

その日は1時間ほど森をさまよい少量ながら食料を手に入れた。
バナナを見つけたのは幸運だった。栄養価の高いバナナを食べれば
まだまだ生き延びる事ができるだろう。
183 名前:中島中尉に注意だよ! 投稿日:2011/07/31(日) 00:11

意気揚々と持ち帰ったバナナを上官に見せると「よこせ」と言われた。
全部ですか?と訊ねるともちろんだと答えた。

私は怒りで血が上るのを抑えられなかった。
持ち帰った食料は折半すると取り決めたはずだ。
それなのに上官である事を盾に食料を独り占めしようとしている。
しかしここで上官に手をあげる事は軍人である自分にはできなかった。

自分はまずよく熟れた1本バナナを手渡した。
その時の中島中尉の顔を自分は忘れないだろう。
例えとしておかしいかも知れないがあえて言おう。
おちんちんに飢えたメスの目をしていた。
184 名前:中島中尉に注意だよ! 投稿日:2011/07/31(日) 00:12
中尉は皮に実を残さないためであろうか。
まるでおのれを焦らすかのようにゆっくりとバナナの皮をむいた。
バナナの甘い香りが少し離れて立っている自分の鼻にまで届いた。
自然と口の中に唾が溜まり自分は音を立てないようにゴクリと飲み込んだ。
中尉は目を閉じてその肉厚なくちびるでバナナを挟み込んだ。
自分はその姿を見て思わず勃起した。
頭にのぼった血がそのまま下に下りてきた。

中尉と目があわないようにこっそり見ると口内から溢れる唾液で
くちびるが濡れそこから滴った体液でバナナは蜜で塗ったかのように光っていた。
自分は上官でなければ、任務中でなければ中島中尉を襲っていたであろう。
このときにはまだ自分には理性が辛うじて残っていたのである。
185 名前:中島中尉に注意だよ! 投稿日:2011/07/31(日) 00:12
ゆっくりとバナナを食べ終わると中尉はまだ持っていたであろう出せと言った。
自分はここにはございません。貴重な食料ですので自分が責任を持って
保管いたしますと答えた。
「なに?明日死ぬとも限らぬのに何を悠長な。貴様はアホか。さっさと出せ!」
中島は自分の胸倉を掴んで罵声を浴びせた。
だが自分は臆する事はなかった。
「上官!自分はこの先生きのこるためにやっているのであります。
もしバナナが欲しいのであれば自分でお探しください」
中島中尉はそれを聞いてにやりと笑った。

「なるほど。それでは探してやろうじゃないか」
中尉は掴んでいた手を離して上半身のポケットを全て調べた。
つまりは身体検査を行なってきたのだ。
「ええい、どこに隠した!言え貴様!」
わかっていた事だがその手はやがて下半身に及んできたのであった。
186 名前:中島中尉に注意だよ! 投稿日:2011/07/31(日) 00:13
中尉の華奢な指が下半身を這いずり回る。
ズボンのポッケに指先が滑り込みかき回す。
自分は上官が女である事など忘れているつもりであったが
こうして触れ合うと男のものではない柔らかさを感じて興奮してしまった。
自分は失礼だと思いつつもさりげなく中尉の髪の毛の匂いを嗅いだ。うむむ臭い。
長い間風呂どころか水浴びすらしていないせいか酷く臭った。
はっきり言おう。上官はいやらしいメスの匂いを発していたのである。

187 名前:中島中尉に注意だよ! 投稿日:2011/07/31(日) 00:13
いつの間にか中尉の手はズボンのベルトに及んでいた。
カチャカチャとバックルがかすかな金属音を立てる。
「早く在り処を言うのだ。ひんむかれて恥ずかしい目に合うぞ」
上官ぶった口ぶりだったが普段の中島中尉ではないのは明らかだった。
まるで麻薬常習者が薬を求めるようにバナナを求めてるようだ。
手が震え満足にベルトも外せないでいる。

自分はその姿を哀れに思い中尉の手に触れた。
思いのほかに柔らかな感触。これが女の体か。
駄目だ。自分の身体は反応してしまった。中尉に欲情したのだ。
その時だった。中島中尉は歓喜の声をあげた。
「ふふふこんなところにバナナを隠していたのか貴様」
188 名前:中島中尉に注意だよ! 投稿日:2011/07/31(日) 00:14
ここからは冷静には話し難い。
完結に述べるとすれば中尉は自分のズボンと猿股を一気に
下まで下ろしたのだ。
そこには自分のはち切れんばかりのナニがあったのだが
ここではおちんちんという名称は使わない。
なぜなら上官である中島中尉がこう言ったからである。
「やはりバナナを隠し持っておったのか貴様」
上官がカラスは白だと言えばそれに従うのが軍隊というものだ。
そこでここからは男根の事はバナナという名称で統一する事にする。

中尉は自分を押し倒すとバナナに手をやった。
「お止めください。そのバナナは腐っております」
「馬鹿者め。バナナは腐りかけが良いのだ」
そうバナナは黒くなってからのほうが栄養価が増すのだ。
逆にまだ青いうちに食べるとアントニオ猪木の祖父のように
死んでしまうかも知れないので気をつけたほうがいい。
189 名前:中島中尉に注意だよ! 投稿日:2011/07/31(日) 00:14
中島中尉の手に握られているそれを見ていると
本当に腐っているように見えた。
それほどに黒ずみ爛れ異臭を放っていた。
そのようなものを上官に食べさせるわけにはいかない。
いや愛する中島中尉に食べさせてはいけない。
取ってつけたような話だが自分は中尉を敬い恋焦がれていた。
早くに戦争により母を亡くしていた自分は上官である中島中尉を
父のように敬い、母のようにも敬っていたのだ。

「どうかお止めください。失礼!」
中尉を手首を掴み強引にバナナから引き剥がし抱きしめた。
「無礼な!上官をなんと心得る!」
「いえ、中島中尉。階級の事は今は忘れて聞いてください。
自分は中島中尉・・・いやさ中島の事が好きであります。好きだ中島!」
大変申し訳ない事にこの時、自分は愛する中島の下の名前を失念していたのである。
時間があるうちに聞いておけば良かったのだがふたりしか居ないし
名前なんてものはそれほど必要ではなかったのだ。
190 名前:中島中尉に注意だよ! 投稿日:2011/07/31(日) 00:15
中尉の動きが止まった。こんな時にこんな事も言われるとは
思わなかったのだろう。自分はさらに続けた。
「自分も軍隊の端くれであります。階級の、身分の違いがあるのは承知しております。
しかし自分にも階級があるのです。中尉、ご覧下さい」
と言ってバナナを擦ると牛乳が出たよ。

「どうです。自分は自慰であります」
という事が中島中尉に撃ち殺される前までに起こった全てであります。



-完-
191 名前:名無飼育さん 投稿日:2011/09/06(火) 08:58
最後にちゃんちゃん♪って効果音をつけたくなるなw
192 名前:フクちゃんがどうのこうの 投稿日:2011/09/23(金) 02:33
書きかけでスレが落ちてしまったのがあったんで

鞘師のケガに責任を感じたフクちゃんが羞恥プレイを悲願する小説書いてください
ttp://hato.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1311961180/

フクちゃんがどうのこうの
193 名前:フクちゃんがどうのこうの 投稿日:2011/09/23(金) 02:34
鞘師が怪我をしてしまったあの夏、フクちゃんは責任を感じていた。
というにも自分が鞘師のダンスを褒めまくったせいで鞘師が張り切って
怪我をしてしまったような気がしていたからだ。
前兆はあった。光井のダンスを褒めたあの時もやはり光井は
怪我をしてしまった。光井の場合は顔を褒めれないので仕方なく
ダンスを褒めたようなところもあったのだがそれはまた別のお話。

鞘師のために何が出来るだろうか?
千羽鶴?いやそんなもの神頼みにすぎない。
もっと具体的な何かをしてあげるべきではないだろうか?

フクちゃんははっと閃いた。
もっと鞘師の怪我が早く治る方法を。
194 名前:フクちゃんがどうのこうの 投稿日:2011/09/23(金) 02:34
フクちゃんは新垣のもとにむかった。
なぜリーダーの愛ちゃんではないのか?それは後でわかる。
フクちゃんはお願いがありますと言った。
新垣はアタシに任せてと胸を叩いた。さほど揺れなかった。
フクちゃんは少しうつむいて本当に自分の考えは正しいのか
自問自答した。そして決断した。
やるしかない。恥ずかしいけど自分に出来るのはこれしかない。
「あたしに…あたしに座薬に入れ方を教えてください!」

数分後、新垣とフクちゃんは便所へむかった。
なんでアタシなの?と新垣は呟いたがフクちゃんは聞こえないフリで
答えなかった。まさか先輩の中で一番肛門に詳しそうなのが
新垣なんて言えなかった。
リーダーは顔が肛門だとかそんな事は一切考えなかった。
フクちゃん14歳の夏だった。
195 名前:フクちゃんがどうのこうの 投稿日:2011/09/23(金) 02:34
座薬とは。
要するに肛門に入れる痛み止めも薬だ。
肛門に入れるだけなので簡単そうだが意外と難しい。
入れすぎず出しすぎずの適度な位置を見分けるのは職人技と言っても良い。
これを使えば鞘師は辛い痛みから逃れる事が出来るだろう。

新垣は個室に入るとフクちゃんに尻を出せと言った。
その瞬間、まだ汚れも知らぬフクちゃんは顔を真っ赤にした。
子供の時ならいざ知らず、大人になってからお尻を他人に見られるなんて…
お母様にすら見せた事の無いものをどうして見せられようものか。
フクちゃんはおろおろしながら言った。
「新垣先輩。お手本を見せてください」


今度は新垣が狼狽した。
二十歳を過ぎたが恥ずかしながらまだ新垣は
他人に尻を見せるような行為はした事がなかった。
モーニング娘である間は純潔を保つ。それが新垣が自身に課した掟だった。
だが後輩の頼みを先輩が無理などと断っていいものか?
196 名前:フクちゃんがどうのこうの 投稿日:2011/09/23(金) 02:35
「あ、ごめん。それ無理だから」
新垣はあっさり断った。
先輩とは背中で後輩を引っ張るものなのだ。尻ではない。

フクちゃんは泣いた。こうしている間にも鞘師ちゃんは痛みに苦しみ
もがき泣いているのだ。
フクちゃんは新垣を殴った。新垣は昭和の動きでぐはあと言った。
先輩を殴るのは少し躊躇したが緊急事態だしやむをえない。
痛そうにしているが痛いのは今だけだ。すぐに痛みは止むはずだ。
この座薬を入れれば。


新垣を洋式便器に座らせて下着を脱がせた。
後輩に殴られた事がショックなのか新垣は抵抗しなかった。
よし早く座薬を入れるんだ。
と思ったがよく考えると肛門についてフクちゃんは何も知らなかった。
14年の人生を真っ直ぐに純粋に生きてきたフクちゃんにとって
肛門は触れてはいけないパンドラの箱だった。
もちろんフクちゃんだって人の子だ。肛門に興味を持った事もある。
だがお母様によってたしなめられ実行に移すことはなかった。
197 名前:フクちゃんがどうのこうの 投稿日:2011/09/23(金) 02:35
もしかして自分はなにかいけない事をしているのではないか?
そう思うとフクちゃんは今までに感じた事のない興奮を覚えた。
今から禁じられたパンドラの箱を開く。
そこからは何が出てくるのだろうか?うんこ?いやそうじゃない。
痛みから解放された鞘師の希望と笑顔が待っているはずだ。

しかし人の肛門をじっくり見るなんて事はフクちゃんには出来なかった。
もうちょっと小奇麗そうな人を選べば良かったと思いつつ
手さぐりで新垣の下半身をまさぐるとやがて秘部にたどり着いた。
「ここですか新垣さん…」
くこれす!とののたんなら言ってくれたかも知れないが相手は新垣、
新垣は小さく舌打ちをした。
しまった。ここじゃないのか?じゃあここか?
穴があった。意外と毛深い。
座薬の入れ方は大体知っている。
ゆっくりと粘膜を傷つけないようにじっくり入れるのだ。
198 名前:フクちゃんがどうのこうの 投稿日:2011/09/23(金) 02:36
「あっそこは…」
新垣が小さく声を漏らした。
「ここは何なんですか?」
フクちゃんは普通に質問したが新垣は答えない。
「ここがどうしたんですか?教えてください」
そう言いながらフクちゃんは指を動かすと新垣の息が乱れた。
「そこはおまん…まん…」
おまんまん?汚れなど知らぬ人生を歩んできたフクちゃんなので
おまんまんなんて言葉はわかりませんでした。
新垣は痛いではなく気持ち良いと言った。成功だ。
フクちゃんはほっと胸を撫で下ろした。
新垣ほどスムーズには手は下りなかった。


あれからどのくらい経ったのだろう?
フクちゃんは握手会の後よりも繊細にそして大胆に手を洗っていた。
自分ではよくわからないがどうも手が臭い気がしてならないのだ。
手を何度も嗅いでみたがよくわからない。
こうなれば仕方がない。誰かに匂って貰って判断して貰おう。
199 名前:フクちゃんがどうのこうの 投稿日:2011/09/23(金) 02:36
しかし今回もまた人選が難しい。
身近なところで娘のみなさんに聞くのが早いのだが
あなたは自分の仲間が臭いからって本人に臭いと言えますか?
その一言でこれまでの信頼関係が崩れってしまう恐れがある。
という事で娘以外で考える必要がある。

思いついたのはエッグの仲間だ。
エッグのみんなとの付き合いは娘のメンバーよりも
当然ながら長い。長年家族のように過ごしてきた。
だが、今は悲しいかな立場が違う。
自分は偉大なるモーニング娘の一員であり彼女たちエッグは
会社と正式な契約もしていないうだつの上がらない非正規社員。
これだけ身分の差があれば本音は言いにくいはずだ。

自分にも経験がある。あれは初めての経験だった。
真野ちゃんのバックダンサーをしている時の事だ。
真野ちゃんは気合を入れるためにペペロンチーノを食べていた。
当然ニンニク臭かったが誰も何も言えなかった。
つまりエッグは自分には真実は伝えないであろう。
200 名前:フクちゃんがどうのこうの 投稿日:2011/09/23(金) 02:37
そうなると目上の人間に聞く事になるがこれも難しい。
真摯な言葉を聞けるかも知れないが目上の人間に
臭いものを嗅がすなんて無礼な行為をして良いはずがない。
臭くなければ問題ないが臭い場合も当然想定しておかなければならない。
大体新垣の陰部に触れて臭くないはずがないのだ。

となると選択肢はかなり限られてくる。
娘以外で自分と同じくらいの立場の人間を探す必要がある。
フクちゃんはしばらく考えてそして思いついた。スマイレージだ。
スマイレージなら年齢が近いし大丈夫だろう。
と考えているとゆうかりんが歩いてきましたよ。
「あのー前田さん。ちょっと臭くないか匂いを嗅いで貰えますか?」
「えー臭いか調べるのは面倒臭い!」
こんな時にダジャレとはゆうかりんめ。
フクちゃんはゆうかりんをまたひとつ好きになりました。
201 名前:フクちゃんがどうのこうの 投稿日:2011/09/23(金) 02:37
おしまい
202 名前:フレッシュサイダーになりたいの 投稿日:2011/09/25(日) 00:11
フレッシュサイダーになりたいの
203 名前:フレッシュサイダーになりたいの 投稿日:2011/09/25(日) 00:13
楽屋に入った瞬間にさゆみのテンションはマックスになった。
大好きなりほりほが居たからだ。
「今日は来ないって聞いてたのに。あ、駄目っ。座ってて」
「おはようございます。あの、見学だけでもしようかなって」
身体を傷めて自宅待機をしているりほりほだったが
やはりずっと自宅というのは退屈でつらいのだろう。
そして何よりさゆみに会えないのがさびしいに違いない。
そうさゆみは思った。勝手に思った。

久しぶりに会ったりほりほは相変わらずかわいかった。
先輩としてとても心配だから経過報告してね。と
毎日送らせている写メには映らないかわいさでいっぱいだった。
「ねえねえ、さゆみに会いに来てくれたんだよね」
「…もちろんです。それと見学にきました」
なんとさゆみ想いでかわいい後輩なのだろう。
さゆみはりほりほの頭をなでなでした。
204 名前:フレッシュサイダーになりたいの 投稿日:2011/09/25(日) 00:13
楽屋にはメンバーがみんな居たが誰もさゆみと
りほりほの周りには集まってこない。
これは関わりたくないという事ではなくさゆみとりほりほの
ふたりっきりの時間を邪魔したくないという配慮だろう。

さっそく今日の記念にりほりほ写真を撮るか。
さゆみが携帯を取り出して構えた時にようやく気付いた。
沢山の瓶がりほりほの前に並んでいる。すべてサイダーのようだ。
「見た事ないサイダー…これどうしたの?」
「スタッフさんが買ってきてくれたんです」
りほりほが満面の笑みを浮かべている。
さゆみに会った時よりずっと自然で心から嬉しそうな笑顔。

さゆみはわかっていた。りほりほに愛されていない事を。
りほりほが愛しているのはサイダーだった。
205 名前:フレッシュサイダーになりたいの 投稿日:2011/09/25(日) 00:14
さゆみは目の前にある瓶から透明で美しい瓶を取った。
中には透明なサイダーの甘くはじける液体が入っている。
さゆみは瓶越しにりほりほを見つめてみた。歪んで見えた。
「りほりほが歪んで見える」
「道重さんの目も歪んでますよ」
さゆみは悲しくて泣きそうな気持になった。
りほりほへの愛は真っ直ぐには届かない。いつだって。
こんなに純粋に好きなのにきっとこの気持ちは歪んで伝わり
気持ち悪いと思われているに違いない。
このサイダーが無ければ素直に伝わるだろうか?

「あれ?ここにあった小さい瓶の知りませんか?」
さゆみは知らないと言った。強炭酸のサイダーなんて知らないの。
「つぎに飲もうと思ってたやつなんですけど…」
りほりほの顔が曇っている。さゆみの予想通りだった。
激しくしゅわしゅわするサイダーにりほりほが食いつかないわけがない。
「じゃあ、さゆみが一緒に探してあげる」
206 名前:フレッシュサイダーになりたいの 投稿日:2011/09/25(日) 00:14
腰を痛めないように机を掴みながらゆっくりと
しゃがみこむりほりほ。M字開脚。
ホットパンツなので下着を見る事は出来なかったが
美しい脚の曲線を見れただけで満足だ。

「さゆーいくよー。もう時間」
ちっ、愛ちゃんか。すぐに行くからと答える。
逆にここからがチャンスだ。メンバーはスタジオに向かう。
スタッフは忙しい。りほりほとふたりっきりになる事ができる。
しばらくパタパタと忙しそうな音がしていたがやがて止んだ。
人の気配が消えた。チャンスが来た。
「りほりほ、実はね」
「はい」
「サイダーはさゆみが隠し持ってるの」
207 名前:フレッシュサイダーになりたいの 投稿日:2011/09/25(日) 00:15
りほりほがぽかーんという顔をしている。
慌てて携帯を取り出して撮影する。
これはブログには使わない。ヲタに見せるのはもったいない出来だ。
さゆみはふふふふふと言いながらしゃがみこむ
りほりほの前で仁王立ちした。
「どこに隠したんですか?」
「さあ、見つけられるものなら見つけてみてね」
隠し持っているという事は身体のどこかに隠していると
考えるのが自然だろう。聡明なりほりほはすぐに理解した。
りほりほは素早く立ち上がってさゆみの手に触れた。
手には持っていないようだ。

「どこですか?」
さゆみはりほりほの問いかけには答えなかった。
りほりほは焦っていた。こうしている間にもサイダーは
体温でぬるくなり確実に美味しくなくなっていくのだ。
「あ…失礼します」
先輩にこんな事していいのだろうか?りほりほは一瞬
躊躇したがサイダーのためだ。隠すとすればここだろう。
りほりほはさゆみの胸の膨らみに手を伸ばした。
あぁっ。さゆみは思わず小さく声を漏らしてしまった。
208 名前:フレッシュサイダーになりたいの 投稿日:2011/09/25(日) 00:15
りほりほの何も知らない幼い手がさゆみの胸を撫で回す。
そこはサイダーの瓶ほど硬くはなかったし胸にしては硬かった。
そこでりほりほははっと気付いた。ブラジャーというやつの感触だ。
りほりほはまるで操られているかのようにさゆみのシャツの
ボタンを外し始めた。さゆみの甘い匂いがりほりほの鼻をくすぐる。
大人の香りだ。そしてりほりほの目に飛び込んできたのは
さゆみの白い肌に映えるピンクのブラジャーだった。

「ふふっどう?」
「素敵です。お母さんみたい」
お母さん?反射的に発したさゆみの声は低く怒りに満ちていた。
慌ててりほりほは「あ、そうじゃなくてみずきちゃんみたい」と言った。
良かった。さゆみは嬉しくなった。お母さんではババア扱いされたようだが
フクちゃんなら14歳扱いされたようなものだ。
209 名前:フレッシュサイダーになりたいの 投稿日:2011/09/25(日) 00:15
「この中に隠してませんか?」
りほりほのまだ何も穢れを知らない手がさゆみの
ブラジャーと胸の隙間に滑り込んでくる。
さゆみは思わずビクンっビクンっと反応した。
こんな事、絵里にしか許した事なかったのに…。
れいなには絶対触れさせなかった秘所にりほりほは触れているのだ。

「こんなに柔らかいんですね。赤ちゃんみたい…あ、でもここは」
りほりほの指先が何かを掴む。その瞬間さゆみの身体はビクンと反応した。
「ど、どうしたんですか?」
「な、なんでもないの・・・」
ここで乳首は気持ちいいの、なんて言うわけにはいかない。
この穢れ無き少女はそれを知るにはまだ早すぎる。
それはこれからじっくり時間をかけてさゆみが教えるのだ。

りほりほはさゆみの反応を不思議に思いながらサイダーを探す。
手を広げたくらいの大きさのガラスの瓶だ。
こうやって文字通り手探りで探していけば見つかるはずだ。
210 名前:フレッシュサイダーになりたいの 投稿日:2011/09/25(日) 00:16
胸を探索するのに一生懸命になっていたりほりほだったが
ふと顔をあげて驚いた。さゆみの顔がまるでダンスレッスン中のように
汗をかき紅潮していたのだ。激しく息が乱れている。
なんて凄い先輩だ。こうしてこうして後輩と遊んでいる間にも
ダンスレッスンをしていたのだろう。

「凄いです。道重さん!」
りほりほは興奮のあまり思わず指先に力を入れてしまった。
その瞬間さゆみはまた声を漏らしてしまった。
「だ、だめなの・・・さゆみのそこは敏感なの」
瓶?缶?なるほどここかここなのか。
りほりほは先っちょを掴むとスクリューキャップを開けるようにひねった。
だがあふれ出したのはサイダーではなかった。
それとは違う何かがさゆみの股間からあふれ出したのだった!

211 名前:フレッシュサイダーになりたいの 投稿日:2011/09/25(日) 00:16
さゆみは身体を痙攣させながらはしたない声を出した。
今までに感じた事の無いはじけるような快感。
そうそれはサイダーのようだった。
「だ、大丈夫ですか道重さん?」
思わず床にへたりこんださゆみの肩をりほりほが揺さぶる。
ああんらめえそんなに優しくされたらさゆみは…。
アイドルになってどのくらい経っただろう。その間アイドルとして生き
女としての幸せを省みなかった。だがその封じ込められたパンドラの箱は
りほりほの手によって開かれ、サイダーのようにはじけたのだ。

「ふふっ道重さんってサイダーみたい」
りほりほはさゆみの頬を優しく撫でた。
サイダーの泡のようにブツブツだった。
212 名前:フレッシュサイダーになりたいの 投稿日:2011/09/25(日) 00:17
おわり


えーとここで書いてたやつです。

鞘師にいじめられる道重さゆみ
ttp://hato.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1312910204/
213 名前:名無飼育さん 投稿日:2011/09/26(月) 23:43
ここで書いてる人だったのか!
サイダーいいですね笑いました
214 名前:名無飼育さん 投稿日:2011/10/26(水) 17:40
物凄い才能の無駄遣いだがそれがいい!とてもいい!!
215 名前:大女優 投稿日:2012/01/16(月) 21:14
大女優
216 名前:大女優 投稿日:2012/01/16(月) 21:14
ついに私の主演映画が決まった。
思えばここまで来るまでの道のりは長かった。
愛理や舞美ちゃんに大きく差をつけられていたけど
ようやくふたりに追いつけたのだ。

さっそく打ち合わせのために事務所へ向かった。
そこで映画監督と打ち合わせをする事になっているのだ。
マネージャーから聞いた時間の10分前に到着したのだが
監督はもう待っていた。灰皿に何本もの煙草の吸殻があった。
しまった目上の人になんて失礼な事を。と思ったが私は女優だ。
少しわがままで生意気なほうがそれらしいはずだ。
私は待っていた監督に対してあえて謝らなかった。

そしてさっき100円ショップで買っておいたサングラスのまま
「本は?あるんでしょ?さっさと見せてよ」と言ってみた。
そしてこれまた100円ショップでサングラスと一緒に購入したガムを
クチャクチャと噛んだ。
監督は事務的にこれですどうぞと私に台本を渡した。
そこには「拝啓、おちんちん。」と大きく書かれていた。
217 名前:大女優 投稿日:2012/01/16(月) 21:14
おちんちん?私は自分の目を疑った。
薄暗くて見えにくいのでサングラスを外してみたが
やはり台本の表紙には明朝体で「拝啓、おちんちん。」と書かれていた。
「なにこれ?」
「もちろん台本です。あ、まだ色々と手直しなどがありますけど」
私はふーんと平静を装ってソファーに腰掛けて台本をめくった。
「…そこを動くなおちんちん…ですか?」
「はい。でも動いてしまうんです」

私はどうして動いてしまうんですか?と言いかけてやめた。
そんな事をすれば自分の無知を晒すようなものだ。
私は大女優。酸いも甘いも噛みしめて人生の経験を積んできたのだ。
下手な質問をすれば何も知らない小娘だと宣言しているようなものだ。
218 名前:大女優 投稿日:2012/01/16(月) 21:15
「で、共演者は誰なの?」
そろそろガムの味が無くなって吐き出したくなってきたが
ガムを噛んでいないと恰好がつかないので我慢だ。
「申し遅れました。当然かと思いますが…おちんちんです」
「あの…失礼ですけどそれはあの…男性のでしょうか?」
「もちろんです。中島さんもご存じのはずですけど」
監督の言葉に眩暈がした。おちんちん。
私の知っているあのおちんちんの事なのだろうか。

あのおちんちんの事だと仮定して話を進めるが
なぜこの監督は私があのおちんちんの事を
知っているのを知っているのだろうか?

自慢ではないがこれまで生きてきて人前で
おちんちんに興味があるそぶりを見せた事などなかった。
なぜなら私は生まれながらの女優なのだから。
しかしそれはこの百戦錬磨の監督には通用しなかったのだ。
この監督に心を見透かされているような気がしてならない。
役者としての底の浅さが暴かれたようで
私はなんだか自分を見失いそうになっていた。
219 名前:大女優 投稿日:2012/01/16(月) 21:15
「その資料はあるかしら」
「その資料とは?」
監督がにやりと口元を歪ませている。
私に言わせようとしているのだ。おちんちんと。
恥ずかしそうにおちんちんと言うのを待っているのだ。
この女は焦らせば自分からおちんちんを見せろと
言ってくる淫乱に違いないとこの監督の目には映っているのだ。
大女優である私を試すつもりなのか。

役に入れば好きでもない男に愛してると言って抱きつき
時にはくちづけをせねばならないのだ。
この程度で恥ずかしがるようでは女優失格なのだ。
私は毅然とした態度で言った。
「さっさとおちんちんを見せなさいよ!」
220 名前:大女優 投稿日:2012/01/16(月) 21:15
言ってやった。完璧だったと思う。
これほど完璧なおちんちん見せなさいがかつてあっただろうか。
「え、あの…すいません写真とかはもってきて…」
私の勢いに押されたのか気弱な態度を見せる監督に
私はサディスティックな喜びを感じていた。
「写真が無いなら監督さん。あなたが見せなさいよ」
そう言いながら私は監督のベルトに手をかけた。
「な、中島さん止めてください。駄目ですって…ああ」
「ふふっ。なにこの粗末なものは!…あれ?おっかしいな」
「ごめんなさい。女なんでおちんちんのほうはちょっと」
「あらすいません。監督さんが女だとは知らなかったもので」
「いえいえ、よく間違えられるんで気にしないでください」

おわり
221 名前:大女優 投稿日:2012/01/16(月) 21:16
このスレで書いたやつです。

nksk主演最新作「拝啓、おちんちん。」
ttp://hato.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1316252732/
222 名前:大食い 投稿日:2012/01/26(木) 20:28
江戸に須藤茉麻という大食漢が居るのが有名になるのには
それほど時間はかからなかった。
蕎麦屋は開店早々蕎麦が無くなり閉店。
その横の寿司屋も昼には魚の骨しかないような有様だった。
普通、大食漢とは男に使う言葉なのだがその食べっぷりは
男性のようであったのでそう称されていた。
「誰か江戸一番の大食いの私と勝負出来るものはおらぬか」
茉麻は大食い勝負をしながら東海道を西に向かった。

そして辿りついたのは尾張名古屋。
ここにまだ若いながら見事な食べっぷりの女子がいるという。
その名も鈴木香音。
尾張の民衆はこの一世一代の大食い対決を望んではいなかった。
というのもそんな事をされては食糧難となるからだ。
そこでとある名案を思い付いたのだった。
223 名前:大食い 投稿日:2012/01/26(木) 20:29
試合当日、写真集撮影前のように痩せ細った茉麻がいた。
極限まで空腹にしてきたのである。
対する香音は普段通りの様子で自信があるのか
それとも諦めたのかわからないような笑顔で立っていた。
そしてそこにやってきたのがこの勝負の立会人であり
妙案を考え出した保田という女だった。
保田はそれでは試合のルールを説明するといった。

「試合のルールは早食い。一定量を先に食べたほうが勝ちとする」
なるほどこれなら大食いにより食糧難とはならない。
民衆は単純ながら良い考えだと褒め称えた。
「なるほど了承した。ではその早食いの食材は?」
茉麻はあたりを見渡したが何も用意されている様子はなかった。
「慌てなさんな。ここにござるよ」
保田はそう言って着物の帯をほどくとこの場に座り込んだ。
224 名前:大食い 投稿日:2012/01/26(木) 20:29
「さあ、好きなだけお食べなされ」
目の前には剥きだしのおまんまんがあった。
そのおまんまんから放たれる異臭に近くで見ていた
民衆の多くは嘔吐し慌てて逃げ出した。
「さあ、どうなさる。もう始まっておるのだぞ」
茉麻は吐き気をこらえおまんまんに近づいてみたが
その放たれる匂いには耐える事はできなかった。
それは香音も同じ事でふたりはおまんまんに触れる事無く
その場を立ち去った。

「ありがとうございます。これで食糧難にはなりません」
民衆は喜んだが保田の気持ちがおさまらない。
せっかく誰にも触れられた事のないおまんまんに触れて貰えると
思っていたのに何もして貰えなかったのだ。
「ええい。これでは気がおさまらぬわ」
「まあまあ保田殿。落ち着いてこれでもお食べなされ」
憤る保田に近隣の農家が大根を差し出すと
保田は一瞬にして股間に大根を押し込み満足じゃと笑った。
「保田殿は早食いじゃのう」
そう言って尾張名古屋の民衆は喝采した。
225 名前:大食い 投稿日:2012/01/26(木) 20:29
おわり
226 名前:大食い 投稿日:2012/01/26(木) 20:30
リクエストにこっそり答えてみました

478 名前: ◆RHsazaehXw [sage] 投稿日:2012/01/26(木) 17:40:35.18 0
茉麻と香音のフードバトルもの書いてにょん
227 名前:名無飼育さん 投稿日:2012/01/26(木) 23:18
なんていうかもう…ヒドイwとしか言い様がない(いい意味で)
228 名前:子連れののたん 投稿日:2012/04/21(土) 01:22
大昔にたぶん狩狩で書いたのが出てきたので
若干手直しして貼ります07年に作ったみたいです
229 名前:子連れののたん 投稿日:2012/04/21(土) 01:23
子連れののたん
230 名前:子連れののたん 投稿日:2012/04/21(土) 01:23
子供が生まれた。かわいい女の子だった。
嬉しくて涙が出てきた。私はそっとその子の名前を呼んだ。
そうこの子の名前はもう決まっているのだ。

希空。のあちゃん。夫はいい名前だねと言った。
そしてノアの箱舟なんてよく知ってたねと笑った。
私はのんはおりこうさんれすよ。てへてへ。と微笑み返した。
夫は何もわかっちゃいない。
確かにそれもあるがそれだけじゃない。あいぼん…
双子じゃないけど双子のようだったあの子は忘れられないで
私はこの名前をつけたのだ。

のの+あいぼん=のあ
我ながらよく思いついたものだ。
231 名前:子連れののたん 投稿日:2012/04/21(土) 01:23
希空の一日はおしっこから始まる。
「随分濡れているじゃないか」
夫は嬉しそうに希空の紙おむつを脱がせる。
私はそれを尻目に仕事の準備に追われる。

希空と一時でも別れるのはツライ。
でも仕事をしなければお金がない。
売れない役者の夫に希空を任せて仕事に向かうしかないのだ。
「じゃあ希空は俺が見てるから。行ってらっしゃい」
夫は私を見ていなかった。希空の下半身に視線は注がれていた。

夫が変態じゃないかと気付いたのはつい最近だった。
思えば私に欲情するくらいだから前からおかしかったのかも知れない。
ののたんのののたんを見れるのは俺とお医者さんだけ!
そう言いながら私の下半身を見て興奮していた。
その視線が今は私にではなく希空に注がれている。
今はまだ大丈夫だろう。でもあと数年して私に似た美少女になったら・・・
私はいってくるのれす。と夫に向かってほほ笑んだ。
夫の返事はなかった。私は無言で外に出た。
232 名前:子連れののたん 投稿日:2012/04/21(土) 01:24
最近あいぼんの事を思い出す。私はあいぼんが大好きだった。
かわいくて頭が良くて面白かったあの子を愛していた。
でもあいぼんは変わってしまった。あの日を境に。

ホテルで一緒の部屋になった時だった。
「のん。ちょっと行ってくる」
「どこに行くのれすか?」
あいぼんはそれには答えないで部屋を出た。
そのままあいぼんは朝まで帰っては来なかった。

その時、私はなんてうんこの長い子だと思ったが
今思うと私には言えない事をしていたのだろう。
それからあいぼんは変わってしまった。
「いきなり葉巻は無理やから煙草からにするわ」
私はあいぼんの言葉を理解出来なかった。
233 名前:子連れののたん 投稿日:2012/04/21(土) 01:24
「おぎゃー」希空の鳴き声で気付いた。
希空の側で世話をしていた夫は慌て何かを胸元に隠した。
何かあると感づいた私はそれを出すように夫に言うと
夫は気まずそうに何かを出した。煙草だった。
「子供が居るから吸ったらだめれすよ」
私がたしなめると夫はすまないと謝った。
「しょうがないれすねまったく」

私は気付いていた。
夫が吸うつもりで煙草を出した訳じゃない事を。
希空は紙おむつを脱がされたままだった。
そして私はわかっていた。
その煙草は次に私に股間に向けられる事を。
234 名前:子連れののたん 投稿日:2012/04/21(土) 01:24


仕事がようやく終わった。だが休んでいる時間はない。
夫のために夕飯を作らなければならないのだ。
こう見えて料理上手の私だが毎日の献立を考えるのは
なかなか骨が折れる。
「何か食べたいものはないれすか?」
出先から夫への電話。聞いても返事はいつもこうだ。
「ののたんの手料理なら何でも喜んで食べるよ」

だが今日の夫はそうは言わなかった。
夫は小さな声で呟いた。
「なにれすか?コーラ?」
そのまま電話は切れた。いやな予感がする。
夫はコーラなんて言ってはいなかった。
私の耳には確かにこう聞こえた。希空と。
235 名前:子連れののたん 投稿日:2012/04/21(土) 01:25
実の娘を食べたいなんて狂っている。
そう言えば結婚前、夫は夜になるとこう言った。
「ののたん食べたいののたん食べたい」と。
結局私が夫の息子を食べさせられたわけだが
今私の娘が食べられようとしているのだ。
私は走った。おっぱいが揺れた。走りにくい。
当時あいぼんはたびたび私におっぱいが大きい事に関する悩みを
打ち明けてくれた。だがそれは私には嫌味にしか聞こえなかった。
でも今ならわかる。今になってあいぼんの苦しみがわかってきた。

はぁはぁ。家についた。ドアを開けようとしたが
鍵がかかっている。希空!早く鍵を開けなければ。
慌てるとなかなか鍵が出てこない。こうしている間にも希空は…。
あった。鍵を開けて中に飛び込む。
「はぁはぁ」夫の乱れた声がする。まずい。
「ちょっと待つのれす」
私の声に驚いた夫はこっちを見た。コーラを飲んでいた。
236 名前:子連れののたん 投稿日:2012/04/21(土) 01:25
「どうしたんだい?ののたん」
私はううんなんでもないのれすと言って息を整えてため息をついた。
希空が私の声に驚いたのか泣いている。
「はいはいママれすよー」
どうやら夫は希空のオムツを換えていたようだ。
オムツを見て驚いた。黒いおしっこをしていた。
「だ、大丈夫れすか?」
「大丈夫だよ。さっきののたんが帰って来た時にうっかり
オムツにコーラをこぼしただけだよ」
夫はそう言ってまいったなあという感じで頭をかいた。
237 名前:子連れののたん 投稿日:2012/04/21(土) 01:25
私はそうれすかと納得したふりをした。
私の頭は矢口という女から聞いた話がよぎっていた。
膣内射精されてもコーラを膣に注いで洗浄すれば妊娠しないという話。
まさか。そんなはずはない。
私は私に自分の想像を妄想だと言い聞かせてベランダに出た。

薄暗い闇の中に沢山の光があった。夜景というやつだ。
この光の数だけ様々な人々の生活があるのだ。
あいぼんとはもう連絡が途絶えてしまった。
この中にあいぼんの光はあるのだろうか?
もしこの闇のような世界の中に居てもあいぼんは
私を見つけてくれるだろうか?
私は煙草に火をつけて煙をそっと吸いこんでみた。
238 名前:子連れののたん 投稿日:2012/04/21(土) 01:25
おわり
239 名前:ビスケットあいぼんの憂鬱 投稿日:2012/04/21(土) 01:44
これも同時期に狩狩で


ビスケットあいぼんの憂鬱

240 名前:ビスケットあいぼんの憂鬱 投稿日:2012/04/21(土) 01:44
あいぼんはとてもかわいい女の子で人気者。
今日も奈良県民の友達とわいわい遊んでいます。
「ぎゃー」「うひゃー」「あっひゃー」
楽しく遊んでいると遠い空から聞きなれた知らない音楽が流れ
そろそろおうちに帰りましょうと言ういつもの声がします。
17時のお知らせです。

「あ、そろそろ行かな」
「え?鹿子ちゃんどこ行くん?」
「塾に決まってるやん。あいぼんは塾とか習い事せえへんのん?」
あいぼんは「私は賢いから大丈夫」と笑いました。
鹿子ちゃんはそっかーと言って自転車をキコキコ鳴らして帰っていきます。

そうしてるうちにみんな帰ってあいぼんはひとりぼっち。
暗くなって来たので帰るほかありません。
241 名前:ビスケットあいぼんの憂鬱 投稿日:2012/04/21(土) 01:44
「ただいま」
「おかえり」
お母さんが小声でおかえりと言います。
どうやらお父さんが帰ってきているみたいです。
「お父さん。おかえり」
「おお、亜依か。大きくなったな」
そう言ってお父さんはあいぼんのお尻を撫でます。
「もう!お父さん酔ってるん?」
あいぼんの質問にお父さんはウヘヘと答えました。
これはかなり酔ってるみたいです。

「亜依、ご飯は?」
お母さんがご飯を運んできました。美味しそうな匂いがします。
あいぼんの腹の虫が泣き叫びます。でもあいぼんはこう言うのです。
「鹿子ちゃんのおうちで食べたからええわ」
「そう。あんまりご迷惑をかけたらあかんよ」
あいぼんははーいと言ってそのまま自分の部屋に向かいます。
242 名前:ビスケットあいぼんの憂鬱 投稿日:2012/04/21(土) 01:45
ドアを閉めてあいぼんは涙をこぼしました。
給料日なのにパンの耳ともやし炒めでした。
博打ですったのか、女に貢いだのか、仕事をさぼって遊んでたのか
わからないけど、またお父さんは給料を持って帰らなかったみたいです。
あいぼんの家は貧乏でした。毎日ご飯を食べられないくらいに。

ご飯の匂いがしなくなったのにお腹の虫は泣き続けます。
実は鹿子ちゃんのうちでご飯を食べたというのは嘘だったのです。
鹿子ちゃんとあいぼんはそこまで仲良しじゃありません。
あいぼんは引き出しからとっておきのビスケットを取り出しました。
そしてそのビスケットをポッケに入れたのです。
「♪ポケットの中にはビスケットがひとつ♪」
あいぼんはいきなり歌い始めました。そして自分の脇腹を殴りました。
気が違ったのでしょうか。いや違います。
なんとあいぼんはポケットの中のビスケットを叩いたのです。
するとどうでしょう。なんとビスケットが2枚に増えたのです。
243 名前:ビスケットあいぼんの憂鬱 投稿日:2012/04/21(土) 01:45
あいぼんは取り出したビスケットを1枚かじり、またポケットを殴ります。
おとうさんしね。おとうさんしね。と言いながら。
するとどうでしょう。またまたビスケットが増えたのです。
あいぼんはお腹がいっぱいになるまでビスケットを食べました。
口の中が乾いて仕方ありませんでした。

お腹がいっぱいになったあいぼんはせっせと宿題をして
明日の分の学校の準備をして寝ることにしました。
大好きな音楽の授業があるので縦笛をランドセルに入れます。
練習をしたいけど夜練習をすると蛇が出るので止めておきます。
そして電気を消して布団に入ってうとうとして寝ようとした時に
誰かが部屋に入ってきました。
「あなた…一体だれ?」
こんな時にとっさにハナテン中古車センターのCMが出てくる
ところがあいぼんの凄いところ。
「亜依、起きてたんか」
お父さんだ。あいぼんは身を硬くします。
「お、お父さん、寝ないと明日早いんちゃうの」
「ガキがそんな心配せんでええ。ちょっと亜依にお願いがあるんや」
244 名前:ビスケットあいぼんの憂鬱 投稿日:2012/04/21(土) 01:45
真っ暗な部屋に目が慣れ始めた時にあいぼんは気づきました。
お父さんが靴下しかはいてない事に。
「こっちが目ぇ覚ましてもうて寝られへんのや。頼むわ」
あいぼんは私はよくわからへんしお母さんに頼んでと言いました。
お父さんはなんやとコラと怒りました。
「お母さんに頼んだら子供が生まれてまうがな」
じゃあ、おばあちゃんに頼んで。と言おうとしてあいぼんは止めました。
お母さんは仕方ないけど、大好きなおばあちゃんに自分が嫌な事を押し付けるなんて
あいぼんには出来ません。それに子供が生まれたらややこしくなります。

「口でいいの?」
あいぼんがそう言うとお父さんは頼むわと答えました。
お父さんはあいぼんが生まれてきた穴にかつて突っ込んだものを
あいぼんの目の前に突き出します。
あいぼんは「この腐れ包茎が」と言いました。
意味は知りませんがこう言うとお父さんは嬉しくなるみたいです。
お父さんはうぅっと言いながら射精しました。
245 名前:ビスケットあいぼんの憂鬱 投稿日:2012/04/21(土) 01:46
あいぼんが朝起きるとお父さんもお母さんも居ませんでした。
ふたりとも仕事に行ったみたいです。
あいぼんは冷蔵庫の中を見てがっかりしました。何もなかったからです。
仕方ないのでまたビスケットを増やします。食べます。水を飲みます。
このポッケがなかったら今頃どうなっているのだろう。
もしかすると痩せ細ってしまって今以上にかわいくなって
学校で大人気、給食でジャンケンしなくても余りのデザートを
食べられる立場になっていたかも知れません。

いや待てよ。そんな事しなくてもそのデザートを増やせばいいじゃないか。
ビスケットなんてもう飽きたしもっと美味しいものを増やせばいいじゃないか。
あいぼんはその事に気づいてしまったのです。
246 名前:ビスケットあいぼんの憂鬱 投稿日:2012/04/21(土) 01:47
物は試しです。あいぼんは家の中を見回して増やしたい物を探しました。
まずポケットに入るくらいの大きさでないといけません。
パンがありました。とは言ってもフライパンですけど何か?
ポッケに入らないし増やしても仕方ないのでこれは増やしません。

お金はどうだろう。探しましたが1円もありません。貧乏にも程があります。
いやどこかに当面の生活費くらいは置いてあるはずだ。
あいぼんはお父さんとお母さんの部屋に行きました。
えっとエッチな本はどこだろう…って違います。そんなの探してません。
「あっ」
あいぼんはゴミ箱の中から増やしたいものを見つけました。
247 名前:ビスケットあいぼんの憂鬱 投稿日:2012/04/21(土) 01:47
コンドームです。使用済みでした。恐らくお父さんとお母さんが昨晩仲良くして
もうちょっと仲良くしようと思ったのにコンドームが無くなったので
今日は危険日だしゴム無しではちょっと。となって
まだ元気の余っているお父さんがあいぼんを
性のはけぐちにしようと思ったのでしょう。
これが沢山あったらどうなるかをみなさん想像してください。

まずこれを買うお金を食費に使えますよね。
そしてお父さんとお母さんが仲良くなればちゃんとお父さんは
お給料を持って帰ってくれるはずだし
夜の街でお金の無駄使いをしないようになるはずですよ。
もうあいぼんは夜中に起こされていやらしい言葉を言わなくてもいいし
全てが上手くいくはずなんです。
248 名前:ビスケットあいぼんの憂鬱 投稿日:2012/04/21(土) 01:47
あいぼんはその使用済みのコンドームをポケットに入れました。
昨日お母さんに挿入したコンドームが今日あいぼんのポッケに挿入された訳です。
親子丼の一種やな。またあいぼんのお腹が鳴りました。
あいぼんはポッケを叩きました。ポッケに指を入れると白濁の液体が
幼いあいぼんの指先を汚します。あいぼんはしまったと思いました。
ポッケの中でコンドームが破れてしまったようです。
あいぼんはポッケから取りだしたコンドームをゴミ箱に叩きつけました。
そしてお前がしっかりせんからや。とポッケを殴りました。
また精液が増えました。

この事からいくつか推測出来る事があります。
・ビスケット以外の物も増えるということ
・食べ物以外の物でも増えるということ
・え?精子って食べ物じゃないんじゃないの?
・あ、でも食べられるしそう言う意味では食べ物か
・でもコンドームは食べ物じゃないよね
・ぐへへ。お前のお母さんはいやらしい顔をして口に咥えていたぜ
・ちょおまwww
249 名前:ビスケットあいぼんの憂鬱 投稿日:2012/04/21(土) 01:48
えっとそれから1ヵ月くらい後の話です。
あいぼんの家は相変わらず貧乏で今日は具なしカレーです。
「亜依、おいしいね」
「うん。ねえお父さんは?」
「なんか食欲がないみたい」
「そう言えば最近痩せてきたね」
「なんか食べないでも元気になれるお薬を飲んでるって」
あいぼんの目がキラキラ輝きました。
それを使えばこうやってご飯を食べないでも済みます。
毎朝うんこしないでも良いなんて夢のようです。

次の朝、またあいぼんは学校に行く前、誰も居ない隙に
お父さんお母さんの部屋に忍び込みました。
「お父さんのお薬を増やせばみんな幸せになれる」
あいぼんは机の引出しの奥のほうに隠された白い粉を見つけました。
恐らくこれがお父さんが使ってる薬に違いありません。
250 名前:ビスケットあいぼんの憂鬱 投稿日:2012/04/21(土) 01:48
あいぼんはその少量の粉の入った小さな袋をポッケに入れました。
「♪ポケットの中にはビスケットがひとつ♪」
ポッケを叩くとあら不思議、白い粉の袋が増えました。
もう残り少なそうなので沢山増やしておこう。
あいぼんはどんどん白い粉を生産しました。
お父さん喜んでくれるかな?
あいぼんは増やすだけ増やして学校に向かいました。

それからです。奇跡が起きたのは。
白い粉を増やしてから宝くじに当たったようにお金持ちになるわ
お父さんがやたら元気だわ友達が増えるわ人生が180°変わりました。
笑いの絶えない幸せ家族になりました。良かったですね。
それはお父さんが逮捕されるまで続きました。
251 名前:ビスケットあいぼんの憂鬱 投稿日:2012/04/21(土) 01:48
おしまい
252 名前:名無飼育さん 投稿日:2012/04/30(月) 16:28
あいぼんwwwwwwww

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