瞳を閉じれば君がいた
1 名前:かかし 投稿日:2009/01/21(水) 18:19

瞳を閉じれば

いつもそこには桃がいた


「瞳を閉じれば君がいた」
2 名前:名無飼育さん 投稿日:2009/01/21(水) 18:29
「雅!!早くしなさい転校初日でしょ!!」

「わ、わかってるって!!」

ウチの名前は夏焼雅

最近この街に引っ越して来た

「これでよしっと・・・行ってきまーす」

「ご飯はぁー?」

「いらなーい!!・・・・!!」


家を出るなりじでんしゃに乗った
女の子がこちらに迫ってくる

「そこどいてぇ〜〜!!!」

望みはむなしく
見事激突・・・・

「アイタタタ・・・大丈夫?(うわかわいい)」

「うん・・・ごめんなさい・・・あれ?ウチの制服?うーん・・・あんま見たこと無い顔だね」
3 名前:それはある日突然で 投稿日:2009/01/21(水) 18:35

そう言うと女の子は

ギリギリまで顔を近づけ

なる程といった表情をした

「へぇ〜転校生なんだ?」

「う、うん・・・」

「よろしく・・・ま・・さ?」

「へ?」

「名前・・・・」

「あっ(みやび)て読むの」

「雅かぁ〜これからよろしく・・・てっ遅刻だぁ〜!!!」

「みーやん早くのって?」

「はぃ?」

「アダナだょぉ、早く!!!」
4 名前:それはある日突然で 投稿日:2009/01/21(水) 18:41
「う、うん!!!」

「よし!!!飛ばすよぉ〜」


そう言うと彼女はペダルを漕ぎ出した

「アタシ嗣永桃子よろしくねぇー」

「じゃあ桃って呼ぶねえ!!!」

風であまり声が聞こえないのだけれど


確かに

「桃子」と

聞こえた気がした

それが2人の初めて
出会った日・・・・
5 名前:学校での 投稿日:2009/01/21(水) 21:05
「お前らなにやっとんや!!!転校初日やぞ夏焼」

どうやらこの人が
ウチの担任の中澤先生らしい

「(はぁ・・・付いてないな・・・)」

「良いじゃないですか?ね?」

「嗣永お前なぁ〜まぁいい教室戻れ」

「じゃまた後でね、みーやん」

桃はそう言うと教室に入っていった
6 名前:学校での 投稿日:2009/01/21(水) 21:06
「お前らなにやっとんや!!!転校初日やぞ夏焼」

どうやらこの人が
ウチの担任の中澤先生らしい

「(はぁ・・・付いてないな・・・)」

「良いじゃないですか?ね?」

「嗣永お前なぁ〜まぁいい教室戻れ」

「じゃまた後でね、みーやん」

桃はそう言うと教室に入っていった
7 名前:学校での 投稿日:2009/01/21(水) 21:19
「今日は転校生が来たんや」

ざわつくクラスメイト

「静かに!!!入れ夏焼、」

「〇〇高校から来ました、夏焼雅ですよろしくお願いします!!!」

「じゃあ・・・あっそうや!嗣永の隣に座るように」

「同じクラスだったんだね」

小さな声で囁いてくる桃子

「う、うん」

「改めてよろしくね?」笑顔の桃子と

「うん、よろしく」

若干っ顔が引きつってる雅であった
8 名前:名無飼育さん 投稿日:2009/01/22(木) 04:06
ちょwwものすごい少女漫画の王道www逆に気になるwwwwww
今後の展開期待してます
9 名前:優しい友達 投稿日:2009/01/23(金) 00:09
「じゃホームルームはここまで!」

教室を出て行く中澤先生

「はぁ〜」

ため息を付くとグタ〜とうなだれる雅

「まぁ・・・みーやん頑張れ!!!」

「ねぇねぇ夏焼さん!アタシ徳永千奈美よろしくね!あっちなみに好きなのは」

元気がいいが一言多い子の子が
徳永千奈美

「はい千奈美そこまでぇ〜」

千奈美を止めに入った
この子が熊井ゆりな

「よろしくね!アタシ熊井ゆりな!」

「そんな事より!ももの知り合いなの?」

「今日さっみーやんとさぶつかっちゃって」
「なにみーやんてぇ〜うけるww」

「千奈美笑わないでょ〜ももが考えたんだからぁ〜」

これでわかるように
桃子はブリッコなのだ


「よし!みやって呼ぶね!」と熊井ちゃん


「さっそく無視ですか・・・」

膨れながら文句を言う桃子
10 名前:優しい友達 投稿日:2009/01/23(金) 00:15
「う、うん(ウチの喋る隙間がない・・・)」
「こら!肝心のみーやんが喋れてない!バカ千奈美」

「バカじゃないもんにぃ〜」

桃子と千奈美は舌を出し
お互い変な顔をしている

「(仲が良いのか悪いのか)」

転校初日だが友達ができ
なんか微笑ましい雅であった
11 名前:優しい友達 投稿日:2009/01/23(金) 00:25
キーンコーンカーンコーン♪

「お昼休みだぁ〜」

「みーやん一緒に食べよう?」

「うん!・・・えっと・・・」

「ん?どうしたの?」

「今日初めて会ったのに、こんなに仲良くしてくれて、ありがとう」

「だって、みーやんは友達だもん!千奈美に見つかる前に中庭行こっか!」

歩きだす2人


「千奈美と熊井ちゃんて仲が良いんだね」

「そりゃそうだよ♪付き合ってるんだから」
「えぇ〜!!!そうなの!!!」

「ウフフ・・・驚きすぎだよぉ、あっほらついた!食べよっか?」
12 名前:優しい友達 投稿日:2009/01/23(金) 23:52
お弁当を食べる2人

「(ももは・・・恋人いるの・・・かな?)」
「どうしたの?ポケーとしてさ?」

「えっ?何でもないよ?」

「そう?ならいいけどさ」

するとふと雅の頭にある事がよぎる


「(なんだろ・・・今日会ったばっかりなのに・・・なんか懐かしい?)」

「まただ!どうさたの?」雅の顔を覗きこむ桃子

「うーん・・・なんかお腹痛い保健室行くねゴメン・・・」

そう言うと桃子をおいて立ち去る雅
13 名前:雅の過去〜 投稿日:2009/01/25(日) 23:33
「(なんで頭がモヤモヤすんのさ!!!)」

「あーもう!!!」行き追いよく保健室に入って行く雅ちゃん

「!!!!!ビックリしたなぁ」驚く石川先生

「あっすいません・・・今日転校してきた夏焼雅ていいます、頭が痛いので次の授業まで休んでいいですか?」

「転校生かぁ〜なんか知んないけどOK」ノリが軽い石川先生


ドサッ

ベッドに横になる雅

「(なんで?懐かしい気がする)」するとふと昔の事を思いだす
14 名前:閉ざされた過去 投稿日:2009/01/25(日) 23:44
思い出す事に疲れたのか
いつの間にか寝てしまった雅

「なにこの光景・・・えっ?」

「小さい時のウチと・・・誰?」

「雨が降ってる・・・!!!」

そこにはふざけて道路に飛び出し
引かれた女の子の光景があり
その子に寄り添って泣いている
雅の姿が映っていた

「うわ!!!」飛び起きる雅


「ダメだ思い出せない・・・」
15 名前:閉ざされた過去 投稿日:2009/01/26(月) 00:09
「はぁ・・・ゲッ!!!もうみんな下校してるし」

肩を落とし教室に鞄を取りに行く

ガラ

「桃?1人でどうしたの?」

「どうしたのじゃないよ!!!」


雅に鞄を投げる桃子


「え?え?」

「心配したじゃん!!!」

「あっごめんなさい・・・」

「お腹大丈夫なの?」


雅のお腹をさする桃子


「う、うん!おかげさまで」

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