幸せ使い
- 1 名前:ゆーみ 投稿日:2008/10/06(月) 10:20
- チョー駄文なので
非難の嵐にならないかが心配です(打たれ弱いので(△`;)")
今回は久住小春ちゃんが主人公です。
更新不定期で、どうぞょろょろ(^H^)ノ
- 2 名前:ゆーみ 投稿日:2008/10/06(月) 10:51
-
ぼくはいつからぼくなんて言う様になったんだろう。
ちっちゃかった頃は、パパやママ、おばあちゃんと4人でよく一緒にご飯を食べた。
小学生になって、おばぁちゃんは天国にいっちゃったけど
ぼく、泣かなかったよ。
おばぁちゃんの《声》がその日から毎日のように聞こえてきたから。
中学生になると、パパとママが離婚をした。
ぼくはパパにまっすぐ向かって、ごめんなさいと誤った。
ママがあまりにもちっちゃくって、ぼくがいなくちゃだめだと思ったから
ぼくはママと一緒にいることにしたんだ。
その時もおばぁちゃんの《声》は聞こえた。
たくさん喋った様な気がする…
けど、そんなにも話をしてないような不思議な感覚だった。
でも、結局ぼくはママの元にいるのだから
そんな様な事を、おばぁちゃんと語り合ったんだろうね
- 3 名前:ゆーみ 投稿日:2008/10/06(月) 11:16
- そして、高校生になった今でも、ぼくはぼくのままだ。
別に男の子の感情を持ってるわけじゃない。
服装だって髪だって、オシャレにはこだわりがある。
カワイイ物は大好きだし、部屋にはプーさんのぬいぐるみがちょこんと並んで座ってる。
女の子の友達だっているし
恋人はまだだけど…片思いの相手、いるんだよ?
「こっはるー♪学校終わったらココいこー」
「…zZZ」
「もぉー!はぁーやーくぅーおーきぃーるーのぉ!」
「んぅ…へへっ…そんなに、ゆらしたらぁ…ぼく、海まで…むにゃ…どんぶらこだよぉ…」
「って!わけわかんないのーっ!学校だって始まるし、今日お母さん居ないの知ってるでしょぉ?
こーはーるぅー!」
「ふにぃ・・どんぶらこっこ…どんぶりくぉぅ…」
「おきない…お母さん、今までどうやって…あ、そうだ!確かお母さんに聞いたことったの、
『小春の起こし方・その1』」
- 4 名前:ゆーみ 投稿日:2008/10/06(月) 12:25
- 「zZZ…」
「こんなので起きるのかな?…でも、さゆも一緒に遅刻なんて嫌なの」
「ふへへ…へへぇ…」
「小春ぅー?」
「んん…っ」
「今日の朝ごはんはねぇ…」
「(ぴくっ)」
「クレープな…」
「ぬぁんだってぇぇえええええ?!」
「こ、こは」
「ククク、クレープ!朝からクレープ!本当に?ウソウソ、そんなわけないってぇ
クレープは学校が終わってからやっと口にできる至福の一瞬!
それを朝から…本当ですか?!マジですか??イヤッホォーィ☆」
「小春…あのね…」
「あ!さゆみちゃん!クレープ、クレープ!ご飯にクレープゥ♪」
「小春、ベットの上でピョンピョンしないの、それに…ご飯にクレープはきっとおいしくないと思うの」
「それで?クレープはキッチン?」
「・・・」
満面の笑みした小春と引きつった顔のさゆみ…。
この時さゆみは、二度と小春を起こしに来ないと決めた。
「…さゆみちゃん、ウソついたんだ」
「だって、小春がなかなか起きないから…ごごごめんなの」
「ぼくのクレープは?」
「放課後…一緒にクレープ屋さんに行くの…」
「やったぁー!クレープ、クレープゥ〜♪」
「さゆの今月のお小遣いがパーなの…」
小春とさゆみは事実上、血の繋がりがない。
小春の母と、さゆみの父が2度目の結婚をし、小春は母の連れ子として
さゆみの妹となった。
小春の自由奔放な性格と、さゆみの少し神経質な性格は
割といい具合にいっていて
二人とも、この関係には満足していた。
- 5 名前:ゆーみ 投稿日:2008/10/06(月) 13:58
-
「おはよー小春ちゃん」
「アハハハッ、おはよーミッチー」
「なんやぁ?」
「ミッチー、また朝から土いじりしてきたでしょー?鼻にぃー…クククッ」
「へやぁ?」
「鼻をぷーん、鼻をぷーん♪…プッブフッ」
「イタタタタタ、なぁ痛いやないのぉ」
「ミッチーごめんねぇ…アハハッ」
「一体なんやのぉー?」
小春に声をかけて来たのは、
同じクラスの光井愛佳(通称ミッチー)
黒髪に小柄な体系
関西弁と標準語を織り交ぜて話す、特徴的な喋りのこの少女は
花や、草木が大好きで
半年前まで『人間の友達なんかいらん。植物と会話してた方がずっと楽しいやもんね』
が口癖だったらしい。
しかし、小春に出会って、瞬く間に考えを改めた愛佳。
小春が愛佳に一体何を言ったのかは、本人達以外知る者は居ないが
『愛佳はイジルと結構楽しい』という事だけが知れ渡り
それからすぐにクラスの人気者となった。
それも小春のなせる技なのかもしれない。
- 6 名前:ゆーみ 投稿日:2008/10/06(月) 14:39
- つづく
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