奪う(梨沙→雅×桃)
- 1 名前:ノート 投稿日:2006/11/26(日) 10:24
- あたしには好きな人がいる。
でも、その人には恋人がいる。
それでもいいんだ…貴女がそれでいいんなら…
幸せなら…
けど、誰かが貴女を泣かせたら、
あたしはその人を許さない。
だって、貴女は笑ってるほうがいいんだから…
たとえそれが…あたしだけのものじゃなくても……
「みや!おはよ〜!」
「梨沙子!おはよっ!」
「みや今日も可愛いね♪」
「何言ってんの!!」
「こら!桃の雅を口説くなっ!!」
夏焼雅…この人があたしの片想いの相手…
で、そのみやの恋人が嗣永桃子。
「別に口説いてなんかないよーだ!
ただ、本当の事言っただけじゃん!」
「雅は桃のだしっ!」
「それくらいわかってるよ!毎日、毎日お二人のラブラブっぷり
を見せられてるんだから!」
「そりゃそうだ…」
「桃!」
「みやー?もしかしてヤキモチ?」
「なっ…馬鹿なこと言わないでよっ…///」
「……うわっここ暑!てか、邪魔者は先に学校に行くから!」
「あっ、うんわかった!じゃ、また後でね!」
「……………」
あなたの幸せを一番に願う…
けど、流石にあれはちょっとキツイ…
桃は……もしかしたら…あたしの気持ちに気付いてる…?
いや…気付いてる…気付いてるに違いない。
だって……自分と同じ人を好きになって、
自分と同じ目でその人のことを見てるんだから……
- 2 名前:ノート 投稿日:2006/11/26(日) 21:59
- 「みや〜…」
「あっ、梨沙子どうしたの?」
「一緒にお昼ご飯食べよ♪」
「桃と一緒に食べるけど……?」
「いい?」
「まぁ…いっか」
みやに甘えて少しでも近づきたい……
好きだから…みやの幸せを願うから……
好きになっちゃいけないってわかってるけど……
お願い……許されないことはわかってる…
だけど……みやを好きでいたい……
「……梨沙子も一緒?」
「うん」
「まぁ…別にいいけど…」
「やった♪桃大好き♪」
桃の前では偽りの言葉しか並べない……
当たり前のこと…
「梨沙子…後で話があるから…」
「ん?わかったぁ♪」
みやのことか……
気持ちはバラさないよ…?
桃には教えない♪
特別なことが無い限り……
「みや〜♪」
「梨沙子……」
ははっ…桃にらんでる♪
そりゃーねっ!あたしもこんなことされたらムカつくもん(笑)
なにもしないなんて大人だね桃♪
あたしだったら突き飛ばしてるよ〜…
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