ばか姫様
- 1 名前:ナマコさん 投稿日:2001年01月28日(日)00時02分34秒
- 吉澤板でリレー小説をやってみたい。
基本設定は志村けんのバカ殿さまということで。
(ばか姫)・・・吉澤ひとみ。吉澤家の唯一の跡取でありながら夢はごっちんとユニット「バカ姫」
としてデビューすること。
(ご家老)・・・中澤裕子。まだ若き当主が厄介事をしでかさないようにと目を光らせるお目付け役。
他、家臣、腰元、街娘、泥棒、悪徳商人、などなどキャスト案募集。
ご協力お願いします。
- 2 名前:ナマコさん 投稿日:2001年01月28日(日)01時52分36秒
- 悪徳商人=矢口
をきぼ〜ぬ
- 3 名前:ひとみ様〜幼少期 投稿日:2001年01月28日(日)23時46分28秒
- 吉澤家の跡取としてお生まれになったひとみ様は生まれてすぐに相次いで
お父様、お母様をなくされてしまいました。
しかし、ひとみ様はそんな苦難にもめげずすくすくと成長なさいました。
小さい頃のひとみ様は元気なおこさまでしたが泣き出したらとまらないのが唯一の悩み。
今日も乳母の安倍様とご家老の中澤様がなにやらもめている様子。
安倍「裕ちゃん、なっちがご飯食べてる間だけちょっとひとみ様みててくれだべさ」
中澤「なんで家老が赤ん坊の面倒みなあかんねん!!ってちょっと待ちいや」
ひとみ姫「えーん、えーん」
中澤「ひえー、しかも泣いてるやんか。どないせーっちゅうねん、おーべろべろばー」
ひとみ姫「ひ、ひ、ひええええええん(恐いよー)」
中澤「なんや、なんやっさっきよりひどいやんか。ちょっとみっちゃん来て―や」
手におえないと判断したご家老は慌てて家臣の平家様をお呼びになりました。
平家「どないしたん、ねえさん(なんであたしは家臣なんや。。。)」
中澤「どーしたもこーしたもあらへん。なっちがごはん食べるとかゆうて姫様おいて
どっかいってしもうたんや・・・ってあれ?それはなんやみっちゃん」
ご家老様の視線の先には平家様の腕に抱かれたひとみ様と同じ位の赤ん坊。
平家「ああ、こっちもなっちに頼まれてんねん。でもかわいいからええやん」
- 4 名前:ひとみ様〜幼少期 投稿日:2001年01月28日(日)23時55分18秒
- 平家様が抱いている赤ん坊は幸せそうにすやすやと眠っています。
このお子様がひとみ様の乳兄弟。後に親友となられる後藤真希様その人でありました。
後藤「(エヘヘ・・・・・平家さんの腕の中・・・シ・ア・ワ・セ)」
中澤「なんや、そっちのほうが大人しくてかわいいやん。どうせ面倒みるん
やったら手のかからん方がええわ。ほれ、みっちゃん。交換や!!」
平家「あっ!!ちょ、ちょっと待ってや!!」
中澤「うるさいわっ!えいっ!!」
平家「ああっ!!」
後藤「(目を覚ます)ビ、ビエエエエェェン!!(平家さ――――――ん!!)」
中澤「な、なんなんやっ。なんで急に泣き出すねん。あーもうはよ帰って来い」
- 5 名前:ナマコさん 投稿日:2001年01月31日(水)21時05分17秒
- しかしそこで事件は起こった。
柴田「中澤さま!!大変です!!」
中澤「なんやこの忙しい時に〜〜。」
柴田「えいべっくす城の軍勢3200が、
青龍砦を乗っ取ったとの伝令です!!」
中澤「なんやて〜!?」
ぜてぃま城の周りには、東西南北にそれぞれ、
青龍白虎朱雀玄武の砦が立っているのだ。
そしてぜてぃまとえいべっくすは昔から仲が悪いのだ。
- 6 名前:ナマコさん 投稿日:2001年01月31日(水)21時07分30秒
- 中澤「青龍にはダニエォがおったはずや!どうなっとる!?」
柴田「病気で故郷の亜米利加に帰りました!」
中澤「役立たず〜〜!!」
- 7 名前:ナマコさん 投稿日:2001年01月31日(水)21時11分02秒
- 平家「姐さん姐さん、とりあえず出陣せなヤバイんちゃうん?」
中澤「じゃ、みっちぃ行って来い!逝って来い!
アタシは子供の世話で忙しい!!」
平家(そういうのはいっつもウチやな……。)
柴田「わ、私も行きます!!」
平家「アンタは設定上まだ3歳ぐらいのハズやで。
まだ戦争は早いわ。」
柴田「あ……。」
中澤(自分が3歳だというのを忘れてでてきおったな……。
ウチでさえまだ20代やのに。)
平家(え?20代?)
- 8 名前:ナマコさん 投稿日:2001年02月01日(木)15時51分37秒
- 後藤「びえーーーー!!(平家さんいかないで〜〜)」
中澤「あぁ、また泣き出したわ!!ホレホレ。」
後藤「びえーーーー!!(ババァーー!!)」
中澤「ホント、かわいげの無い子供やなぁ。」
吉澤「びえーーーー!!(ババァーー!!)」
中澤「うるさー!!」
- 9 名前:ナマコさん 投稿日:2001年02月03日(土)23時32分23秒
- 中澤「しゃーないな、例の曲をかけるように指示しといてくれ」
柴田「例の曲といいますと・・・」
説明しよう!!ここでいうぜてぃまとえいべっくすの戦争とは武力ではなく
そのCDセールスの売上によって競われるのだ!!
よって、中澤は曲という言い方をしているのである!!
平家「・・・・・・まさかアレをまたかける気やないやろうな」
- 10 名前:ナマコさん 投稿日:2001年02月03日(土)23時39分23秒
- 中澤「柴田!!上海の風頼むで!!」
平家「この間散々やったやないですか・・・」
中澤「うるさいわっ。こないだは音響が悪かっただけや」
平家「それならまだ私の新曲のほうが・・・(ボソッ)」
後藤「びえーーーーーー!!(どっちも一緒だよー)」
吉澤「びえーーーーーー!!(そうだよー)」
中澤「なんや、泣いてるだけやのに悪口言われとるような気がするわ」
平家「・・・・・・」
どかー―――ん!!
そのとき凄まじい音が鳴り響いた。
- 11 名前:ナマコさん 投稿日:2001年02月03日(土)23時46分33秒
- 柴田「大変です!!私達がうかうかしているうちにダニエォがななんとぉ、ソロシングルを!!」
一同「な、なに〜!?」
柴田「しかもっ!!」
一同「しかもっ!?」
柴田「・・・・・・ミリオンヒットを記録中です。敵方撤退中です・・・」
安倍「お?なんかあったべか?ありがとね。面倒見ててくれて。ほーらひとみ様
ごっちんおいでー。恐いおばさん達にあずけちゃってごめんねー」
中澤「この女・・・(コイツの曲がミリオンやなくてまだマシやったわ」
平家「うちの新曲オンエアのチャンスが。。。」
後藤「(平家さん・・・)」
吉澤「(あー恐いおばさんだった)」
こうして頼もしい(?)家臣達に支えられながら姫様は大きくなっていった。
- 12 名前:ナマコさん 投稿日:2001年02月09日(金)09時52分52秒
- そして、ひとみ様の15歳の誕生日に、事件は起きたのです。
- 13 名前:ナマコさん 投稿日:2001年02月13日(火)00時20分15秒
- 平家「ひとみ様!!お待ちください!!」
中澤「待たんかコラ、吉澤!!じゃなくて〜お待ちくださいひとみ様」
吉澤「イヤですよっ、なんで髪切らなきゃいけないんですか!せっかく伸ばしてるのに」
中澤「吉澤家は15歳で元服っていうしきたりなんや、悪いけどからしてもらうで」
吉澤「ごっち〜ん、助けてよぁ!!」
後藤「へ?助けるってェ?いいじゃん、切ってもらえば」
- 14 名前:ナマコさん 投稿日:2001年02月13日(火)00時25分55秒
- 吉澤「そ、そんなぁ、だってちょんまげの私なんてイヤでしょ?」
後藤「そぉ?案外似合うかも」
中澤「とにかく大人しくしてください。さもないと、かわりに平家を丸刈りにします」
平家「そうやで!!大人しく・・・・・・ってなんで私が丸刈りやねん」
後藤「(平家さんの丸刈り・・・・見たいかも(ハァト)」
安倍「まあまあ、嫌がってる事を無理矢理させるのはよくないべ」
中澤「なんや、なっち乳母の分際で。ひっこんどれ!」
安倍「まあまあ・・・ちょっと耳を」
ゴニョゴニョと中澤に耳打ちする安倍。
中澤「ふむ、それもええかもしれんな」
- 15 名前:ナマコさん 投稿日:2001年02月13日(火)00時31分49秒
- 中澤「姫!!」
吉澤「は、はい!?」
中澤「わかりました。それでは、ちょんまげはやめにしましょう。しかし、吉澤家の
跡取足るものいい子孫を残すためにいい伴侶を見つけなくてはなりません。
その為にはかっこいい髪型はマル必なのです。今、ここの安倍が申すにはちょんまげは
そもそも時代遅れ。ここはひとつヤングでナウな髪型に挑戦していただくことにします」
吉澤「はあ・・・(そもそも女なのになぜちょんまげ?まあ剃られるよりはいいか)
パチンと中澤が指を鳴らすと柴田がすぐさまあらわれた。
柴田「ハッ、ここに」
中澤「よっしゃ、いっくでー!!」
吉澤「ひえ〜〜〜〜!!」
後藤「ワクワク」
- 16 名前:ナマコさん 投稿日:2001年02月13日(火)00時36分06秒
- 吉澤「・・・・・・」
中澤「ええやん!!似合うで!いや〜これでバッチリやな」
平家「まあ、ある意味ヤングでナウかもしれへんな・・・」
後藤「その髪じゃユニットで出るのやだな・・・」
こうして吉澤ひとみリーゼントバージョンが完成した。
中澤「さ、これで準備も整ったことやし早速お嫁さん探しや!」
吉澤「え、え〜〜〜〜〜!?」
中澤「ええ子揃えまっせ〜ウッシッシ」
次回、ひとみ様のお嫁さん探し始動!!
- 17 名前:ナマコ娘。 投稿日:2001年02月13日(火)23時09分43秒
- 男前よっすぃ〜萌え。
- 18 名前:ナマコさん 投稿日:2001年02月14日(水)02時15分39秒
- 某密室にて。
トントン、トントン
??「ドンドコドン、ドンドコドン」
??「ドンドコドンドコドンドコドン」
・・・・・・
??「よっしゃ、入ってええで」
??「失礼致します」
カラカラ・・・・
中澤「・・・・・・誰もおらへんな」
悪徳商人矢口「ぬかりはございませぬ」
- 19 名前:ナマコさん 投稿日:2001年02月14日(水)02時21分06秒
- 中澤「そうかそうか。今日来てもらったのは他でもない。ちょっと頼みごとがあってな」
悪徳商人矢口「まあまあ、その前にいつものものを・・・」
そそっと紫色の風呂敷包みを差し出す矢口。
矢口「・・・・・黄金色のまんじゅうでございます。これでひとつまたお願いしますね」
中澤「クックックッ、お主もワルよのう・・・・・・ってホンマに饅頭やんけ!!」
矢口「へっ!?だってこの饅頭美味しいんだよ?」
中澤「なにゆうてんねん!普通黄金色の饅頭言うたら小判やろ小判!!」
矢口「だって、それじゃワイロになっちゃうじゃんか」
中澤「アホ!あんたは悪徳商人ていう設定なんやから、それでええねん」
矢口「え〜、そうなの?ってそんなことよりなんか用?裕ちゃん」
- 20 名前:ナマコさん 投稿日:2001年02月14日(水)02時28分54秒
- 中澤「コホン、まあ気を取り直してと、実はひとみ様のご結婚のことや」
矢口「ふむふむ」
中澤「元服なさった暁にはしっかりした伴侶を見つけなあかん。しかし!!や」
矢口「しかし、ってなんか問題あるの?裕ちゃん」
中澤「大アリや!!」
矢口「別に本人が好きな人でいいんじゃないの?」
中澤「・・・・・・アンタも悪徳商人ならわかるやろ」
矢口「と、いいますと?」
悪巧みを今からすると言わんばかりににじりよる中澤。
中澤「正直な話私もええ年や。この地位を安泰させる為には、吉澤を利用しない手はない」
矢口「(年のことはとりあえずだまっておこう)」
中澤「せやからなんとしてもひとみ様には私の息のかかったものと結婚してもらわなあかん」
矢口「(結局そういうことかい)」
中澤「かといって家老が動いたら目立つ。そこでアンタに一役買ってもらいたいねん」
- 21 名前:ナマコさん 投稿日:2001年02月14日(水)02時35分27秒
- 矢口「つまり、裕ちゃんのいいなりになりそうな花嫁候補を探せって事ね」
中澤「ピンポーン!飲み込みがええやんか。このままではごっちんに決まりやからな」
矢口「え!?そうなのぉ?」
中澤「二人でデビューとかほざいとるからな。そんなんされてたまるかい」
矢口「(ごっちんとよっすぃーが二人で・・・・)」
ガックリとうなだれる矢口。
矢口「あ、そうだ!!」
中澤「うん?なんや?」
矢口「いいのがいるって。裕ちゃんの手の者」
中澤「おおっ!さすが矢口話が早いやん」
矢口「フフ・・・・・ア・タ・シ(よっすぃ〜・・・・)」
- 22 名前:ナマコさん 投稿日:2001年02月16日(金)11時44分15秒
- その頃、城下町では美少女が荒くれ者にちょっかいを出されていた!!
石川(街娘。)「やめてください!やめてください!!」
和田(荒くれ者)「へへへぇ。いいじゃねぇかよぉ……。」
- 23 名前:ぽろぽろ 投稿日:2001年02月21日(水)16時12分23秒
- 吉澤「まてーーーーーい!!!」
リーゼント頭のひとみ姫登場。
吉澤「その子から汚い手をどけろ!!!!」
和田「なんだと・・・!!きさま、何者だ!!!!」
- 24 名前:名無し 投稿日:2001年02月22日(木)01時56分42秒
- なんだかハロモニでの「ガン娘。」を思い起こさせる展開。
ひとみ姫がんばれぇ〜。
- 25 名前:ナマコさん 投稿日:2001年03月03日(土)08時32分12秒
- ひとみ姫萌え〜
- 26 名前:ナマコさん 投稿日:2001年03月06日(火)00時13分27秒
- 吉澤「無礼なっ!私は・・・・・・」
と言いかけてはたと気付く。
ご家老(中澤)の眼をなんとか盗んでお忍びで遊びに来ているというのに正体が
ばれてしまっては元も子もない。
和田「何者だと聞いているだろうっ」
吉澤「な、何者って・・・とっ通りすがりのものだー(ホントは姫なのに〜)」
和田「変なヤツっ、でも気にくわねえな。俺の邪魔をするとは」
吉澤「邪魔も何もいやがってるじゃない、その子」
和田「よそもんが何言ってるんだ。いいか?コイツのオヤジが俺に借金をして
いるんだ。払えないからには体で払ってもらうのが道理って物だろう」
- 27 名前:ナマコさん 投稿日:2001年03月06日(火)00時20分25秒
- 石川「(ひとみをじっと見つめて)助けて・・・」
吉澤「なるほど、確かに借りたものを返さないのはよくないね」
和田「そうだろっ!?なんだなかなか話がわかるやつじゃないか」
石川「そ、そんなぁ〜。(梨華の予想ではここで美少女を守るために闘うっていう
展開なのに〜」
懐をなにやらガサゴソと探るひとみ姫
吉澤「あなたも返してもらってないと困るんでしょ?だから、はい。とりあえず
私が立て替えておくよ」
ぽんと無造作に和田の掌に小判が乗せられた。
和田「こ、こ、こ、こ、こばん――――――!!」
吉澤「それで足りる?」
和田「足りますっ、足りすぎますとも。毎度っ!!」
取り返されてなるものかと足早に去っていく。
うるうるした瞳で吉澤を見つめる石川。
石川「(ステキ・・・かっこいいし、それになんだかお金持ちな感じだし、ここは
いっちょかわいくしとかなきゃっ、キャハッ」
吉澤「大丈夫?」
吉澤「
- 28 名前:ナマコさん 投稿日:2001年03月06日(火)00時30分27秒
- 石川「ええ、おかげさまで。ありがとうございました」
吉澤「それじゃ、私はこれで・・・」
石川「待ってくださいっ!!せめてお名前だけでも(逃してなるか玉の輿)」
吉澤「へ?名前・・・名前ねえ・・・」
石川「それに、借りたものをお返ししなきゃいけないし」
なのっていいものかどうか考え込むひとみ。それに、特定の街人に金品を与えたと
あっては、万人に平等でなくてはならない城主としての立場が無い。
吉澤「(そうだっ)」
がしっと梨華の腕を掴むひとみ
石川「あ、あのっ(キャー――)」
吉澤「今、なにか仕事してる?」
石川「仕事、ですか?いえ、時折お茶屋を手伝ってるくらいで」
吉澤「じゃあさ・・・」
取り出した紙にさらさらとなにかを書くひとみ。
吉澤「これをもって明日お城に来てくれるかな?」
石川「お城、ですか?」
吉澤「お金の代りにちょっと働いてもらおうかと思って。どうかな?」
石川「(やたっ、ラッキーだわ、梨華。やっぱりこの人偉い人だったんだー」
- 29 名前:ナマコさん 投稿日:2001年06月10日(日)13時13分15秒
- お城の正門
梨華「すいませ〜ん。あの、お城に入りたいんですが」
門番「何者だ、そなたは。町人ごときをお城に入れるわけには参らぬ」
梨華「これを持ってこいって言われたんですけど、、、」
ひとみにもらった紙を見せる梨華。
門番「なになに?」
『この子は私の大事な友達だからね、私の部屋まで通してちょうだい。
追い払ったりしたら承知しないから。
ひとみ』
門番「し、失礼いたしました!姫様のお知り合いとは知りませんで!こちらでございます!!」
梨華「(ひ、姫様?ひょっとしてあの方は・・・)」
- 30 名前:とみこ 投稿日:2001年09月10日(月)19時05分09秒
- 続き
- 31 名前:ナマコさん 投稿日:2001年10月14日(日)23時34分36秒
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