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中澤監督とモー娘。球団〜第4クール〜
- 1 名前:矢口や!上がるで! 投稿日:2001年12月11日(火)02時59分00秒
- 1番 辻 (遊)
2番 矢口(二)
3番 石川(中)
4番 保田(右)
5番 安倍(三)
6番 吉澤(捕)
7番 飯田(一)
8番 平家(D)
9番 りんね(左)
投手 後藤、松浦、柴田・・・・etc
・・・が現時点での基本オーダー。
詳しくは
・球団公式HPhttp://matsuyama.cool.ne.jp/chageishikawa/top.htm
・ファンサイトhttp://naha.cool.ne.jp/maxfolder5/index.html
・中澤監督とモー娘。球団〜第3クール〜
http://mseek.obi.ne.jp/cgi/hilight.cgi?dir=nakazawa&thp=983562409&ls=25
- 2 名前:前スレよりコピペ 投稿日:2001年12月11日(火)03時00分38秒
- 735 名前 : 第4戦両チームラインナップ 投稿日 : 2001年12月11日(火)01時40分15秒
M。 ヤクルト
6 辻 8 真中
4 矢口 6 宮本
8 石川 9 稲葉
3 保田 3 ペタジーニ
5 安倍 2 古田
2 吉澤 5 岩村
9 ソニン 7 ラミレス
7 りんね 4 土橋
1 柴田 1 前田
736 名前 : 第4戦ベンチ入り 投稿日 : 2001年12月11日(火)02時05分02秒
YSベンチ入り
投 手 島田 鎌田 高津 本間 ニューマン
山本 五十嵐 河端 石井弘 松田
捕 手 小野
内野手 池山 度会 三木
外野手 副島 飯田
M。ベンチ入り
投 手 加護 ミカ レファ 前田 末永
アヤカ 新垣
捕 手 荒井
内野手 飯田 村田 斉藤 あさみ
外野手 小川 紺野 大谷 菊池
737 名前 : 試合開始前 投稿日 : 2001年12月11日(火)02時20分08秒
ベンチで目をつぶり精神を集中させている辻。
安倍「つじちゃん、眠いの?」
辻「何を言ってるんですか、安倍先輩。
短期決戦はトップバッターの出塁が大事ですから、
集中力を高めているところですよ。」
安倍「・・・いつものつじちゃんじゃない・・・」
738 名前 : 第4戦ベンチ入り【入れ替え】 投稿日 : 2001年12月11日(火)02時25分11秒
M。ベンチ入り
投 手 加護 ミカ レファ 前田 末永
アヤカ 新垣
捕 手 荒井
内野手 平家 村田 斉藤 あさみ
外野手 小川 紺野 大谷 菊池
飯田内野手、体調不良により欠場。
平家選手を内野手として登録。
- 3 名前:関東猛娘。連合-試合前の応援歌演奏-1つじ 投稿日:2001年12月11日(火)23時29分00秒
- ♪打てよ のぞみ 絶好球だ ガツンと一発ぶちかませ!
レフトスタンドこえてゆく 娘。のぞみ大暴れ!
- 4 名前:関東猛娘。連合-試合前の応援歌演奏-2矢口 投稿日:2001年12月11日(火)23時31分06秒
- ♪矢口ま〜り〜 ガッツのある娘〜 小さいけれど根性は日本一!
- 5 名前:関東猛娘。連合-試合前の応援歌演奏-3石川 投稿日:2001年12月11日(火)23時34分19秒
- ♪苦労しても〜黒〜黒〜 楽をしても黒〜黒〜 おまえが打たなきゃ明日は雨〜ちゃ〜みい〜
- 6 名前:関東猛娘。連合-試合前の応援歌演奏-4保田 投稿日:2001年12月11日(火)23時37分05秒
- ♪GO〜GO〜レッツゴ〜それゆけレッツゴ〜パワフル前回 や・す・だ!
パワ〜1番! 顔は2の次 ホームラン打て打て や・す・だ!
- 7 名前:関東猛娘。連合-試合前の応援歌演奏-5安部 投稿日:2001年12月11日(火)23時41分33秒
- ♪見せる娘。なっちがゆく 何がなんでもくじけるな ここで一発ぶちかませよ
娘。なっちの心意気
- 8 名前:関東猛娘。連合-試合前の応援歌演奏-6吉澤 投稿日:2001年12月11日(火)23時53分01秒
- ♪燃えろひとみ根性だ 娘。の意地だ突撃ひとみ!
娘。のなかの男なら おまえのバットで決めてやれ!
- 9 名前:関東猛娘。連合-試合前の応援歌演奏-7ソニン 投稿日:2001年12月11日(火)23時57分04秒
- ♪狙いを定めリストを効かせ ジャストミートだ成膳任
おお勇ましくKOREAの鼓動 響けアジアに
- 10 名前:関東猛娘。連合-試合前の応援歌演奏-8りんね 投稿日:2001年12月12日(水)00時01分00秒
- ♪りんね りんね かっとばせ りんね
りんね りんね ソレかっとばせ りんね
- 11 名前:関東猛娘。連合-試合前の応援歌演奏-9しばた 投稿日:2001年12月12日(水)00時02分59秒
- ♪柴田 柴田 スクリューボールで決めろよ
柴田 柴田 星の国のマジシャン!
- 12 名前:関東猛娘。連合-試合前の応援歌演奏-代打へいけ 投稿日:2001年12月12日(水)00時05分03秒
- ♪ワッショイ ワッショイ 勢いだ つなげ 続け ヤマを張り 一か八か そこだ当たれ 体出せ 体を出したらボールは当たる!平家!へいけ!
- 13 名前:関東猛娘。連合-試合前の応援歌演奏-代打小川 投稿日:2001年12月12日(水)00時08分10秒
- ♪いまだうて ヒットうて そーれいけ小川 闘魂こめて ぶちかませ
- 14 名前:関東猛娘。連合-試合前の応援歌演奏-飯田(早期復帰を願い) 投稿日:2001年12月12日(水)00時11分54秒
- ♪精密機械の飯田 打ったボールは一級品 打て打てジャンボだ一発飯田 ライトスタンドへ
- 15 名前:関東猛娘。連合-試合前の応援歌演奏-萌えよモー娘。球団 投稿日:2001年12月12日(水)00時15分05秒
- 1♪遠い夜空にこだまする 娘の歌声耳にして
天王州球場つめかけた 僕らをじーんとしびれさす
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
12♪僕もあなたも願ってる 祈る気持ちで待っている
それはひと言日本一 中澤監督の胴上げだ
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
がんばれがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
- 16 名前:主審 投稿日:2001年12月12日(水)00時28分47秒
「プ レ − ボ − ル 」
- 17 名前:1回オモテ-1 投稿日:2001年12月12日(水)00時53分45秒
- 先頭バッターは辻。ゆっくりと右打席に入り打席をスパイクで馴らす。
余りに違うに戸惑いを隠せない古田。
前田が振り被った瞬間、辻はある事を閃く。
- 18 名前:1回表-2 投稿日:2001年12月12日(水)01時14分17秒
- 辻「前田さんは投げ終わったあと3塁側に体が流れる、勝負は初球!」
その辻は一塁手とニ塁手とピッチャーの中心に高いバウンドのゴロを打つ。
セカンドの土橋が補球した時に辻はすでにファーストベースを掛けぬけていた。
- 19 名前:1回表-3 投稿日:2001年12月12日(水)02時05分11秒
- 矢口、送りバント成功。
- 20 名前:1回表-4 投稿日:2001年12月12日(水)19時12分34秒
- 1アウトランナー2塁。
バッターは昨日ペンギン相手にサイクルヒットを記録した3番石川。
前田の甘く入った初球のストレートを鋭く振り抜く。
ライナーでレフトスタンドヘ一直線。
しかし打球は大きく切れてファールボール。
古田「あかん、こいつ完全に戻ってしまいよった、
これで吉澤も影響されてしまいよる。」
慎重に攻めるヤクルトバッテリーだが結局石川を歩かせてしまう。
1アウト1塁2塁で続くバッターはスタメン復帰の4番保田。
- 21 名前:1回表―5 投稿日:2001年12月12日(水)22時49分11秒
- バッターは保田。首を軽く回しながらバッターボックスに立つ。
ここで、セカンドランナーの辻、サードコーチャーの平家にサインを送る。
それを見た古田、タイムを取る。
「辻が…、なんやもうよう分からん。とにもかくにも悪い予感がするわ」
慎重に配球を行った古田−前田のバッテリー。カウントを悪くする。
…辻凄いな。内心驚く保田。実は辻のサインはウェイト。
今までの自分の様子を聞いて、敢えて混乱させるために行った策であったのだ。
そして、1−3からのストレートをヒッティング。
打球はセンター前へ。辻は楽々生還し、M。が先制。
続く安倍は、ピッチャー返しもとりあえず出した前田のグラブにボールが入る。
飛び出していた保田が戻れずダブルプレー。1回の表が終了し1−0となる。
- 22 名前:1回裏 投稿日:2001年12月12日(水)22時58分05秒
- 「しばっちゃん。ナイスピッチ!」
…やばいな。タマが全然走ってない。柴田に声をかけながら、吉澤が考える。
原因は分かっている。シーズンから期間があいた後の登板。
そして、先発を一日飛ばされて、昨日も肩を作っている。
これでは、先発として最高の状態に持っていく方が難しい。
しかし、ここまでで中継ぎも使い詰め状態。出来れば休ませたい。
「…しばっちゃん。頑張ってね」
心の中で思う吉澤であった。
- 23 名前:1回裏−2 投稿日:2001年12月12日(水)23時15分48秒
- 先頭バッターは真中。
外内とボールを散らすも、真中が粘る。結局根負けした柴田が一塁に歩かせる。
二番宮本は、二球目をバント。確実に真中を二塁に送る。
そして三番稲葉が、2−0からのスクリューボールで三振に倒れるものの、次バッターのペタジーニが
初球をライト前へ運ぶ。真中がホームインし、ヤクルトが同点に追いつく。
そして古田。
「ふむ、なるほどな」
2−2からの外角低めのボールを上手く拾ってスタンドへ。あっという間に3−1となる。
「石川はともかく、吉澤は調子に乗せるつもりはないからな。
まぁ、なんでリードが読まれてるかは本人も分かってへんみたいしな」
次打者の岩村。2−1からセンター前に抜ける当たり。
しかし、コースを読んでいた辻。すばやく取って一塁へ送球。スリーアウト。
「ピッチャーの投げるコースによって、守備位置を変えるのは常識ですからね。
それに、岩村さんはあのコースは上手くセンターに打ち返すことが多いですから」
- 24 名前:2.3.4回 投稿日:2001年12月12日(水)23時19分58秒
- 古田のリードでランナーは出すものの要所は抑える前田。
辻を始めとしたバックの好守に助けられ、吉澤のリードで苦しみながらも抑える柴田。
両者とも、苦しみながらも2.3.4回は0点で抑える。
- 25 名前:5回表-1 投稿日:2001年12月13日(木)01時11分00秒
- 中盤の5回の攻防はともに1番バッターから。
娘。球団は辻。前の打席も四球で歩いて出塁している辻。
この打席もしつこく粘る。
引っ掛けた打球はショートの深いところに転がり、
ゴールデングラブ賞の常連、宮本がすばらしい強肩を見せるもセーフ。
この回もいやらしい打撃を見せる。
- 26 名前:5回表-ベンチ 投稿日:2001年12月13日(木)01時25分19秒
- 中澤「なあ、みっちゃん、辻のプレーには目を見張るものがあるんやけど
なんか辻の顔色悪うないか。」
平家「そういわれるとそうかもなあ。いつもより精悍な顔つきやけど、
目の焦点が合ってないというか。大丈夫やろか。」
中澤「いい仕事してくれてるから、難しいところやな。」
- 27 名前:5回表-ベンチ2 投稿日:2001年12月13日(木)01時30分28秒
- 紺野「何か霊的なものかもしれませんね・・・
わたしそういう神秘的な事象に少し興味があるもので・・・」
中澤「こ、紺野。いつから私の横にいてたんや。驚かさんといて」
- 28 名前:5回表-2 投稿日:2001年12月13日(木)01時42分51秒
- 矢口の打席、ヤクルト守備陣は完全にバントに備えた守備隊形をしく。
転がすスペースがないほどの前進守備に、強行策にでたものの、
打球は力なく浅いライトフライ。
辻「さすが古田さん。進塁打も打たせまいとしてきましたか。」
- 29 名前:5回表-3 投稿日:2001年12月13日(木)02時22分51秒
- ランナーを進めることが出来なかったが3番石川を迎えて、
古田は高低内外に球をちらして的を絞らせない配球を見せる。
しかし好調な石川にはストライクゾーンはあってないようなもの。
顔あたりのくそボールをセカンド土橋の後方、右中間へもっていく。
辻は二塁をけって三塁へ。
「チャ〜オ〜〜」
勢いの止まらない石川、減速することなく一塁を回り二塁を狙うも、
ライト稲葉からの好送球でタッチアウト。
「あれ?これって暴走?」
- 30 名前:5回表-4 投稿日:2001年12月13日(木)02時34分06秒
- 保田は打球は上がりすぎ、フェンスの3m前で真中がキャッチ。
娘。球団あと1本が出ず、なお1−3でスワローズのリード。
- 31 名前:5回裏 投稿日:2001年12月13日(木)13時36分05秒
- 石川「ごめんね、しばちゃん。早く追いつこうと思ったら失敗しちゃった。」
柴田「ううん、いいよ。いいよ。元気なときの梨華ちゃん見てたら
こっちまで元気になってくるもん。」
この回、そのパワーを少しわけてもらったか、
ヤクルト上位打線、真中・宮本・稲葉3人を全てセンターフライで切ってとる。
- 32 名前:6回表 投稿日:2001年12月13日(木)23時32分22秒
- この回の先頭は安倍。前田の初球を綺麗にセンター前へ。
過去を彷彿とさせるピッチングを見せる。
続く、吉澤は2−1からのストレートにまったく手が出ず三振。
「外角に外してくる思うたんやろ?」
古田の声が胸に突き刺さる。
続くソニンは、うまくボールを選んで、フォアボールで出塁。
ここで、中沢監督。りんねに代えて、小川を代打に出す。
しかしながら小川は変化球をひっかけて最悪のゲッツー。
この回も、M。無得点。3−1でヤクルトリード。
- 33 名前:6回裏 投稿日:2001年12月13日(木)23時43分58秒
- この回先頭はペタジーニ。
先発の柴田。5回は持ち直したものの、以前厳しいピッチング。
ペタジーニに、ライト前に運ばれ無死一塁。
そして、次のバッターはこのシリーズ当っている古田。
その古田は2球目をライト線へ運ぶ。無死2・3塁。
「困惑しとるな。それでこそ思い通りや」
ここで、中沢監督は柴田を諦め、レファにスイッチ。
レファは、岩村に犠牲フライを打たれるものの、後続のラミレス・土橋・代打飯田を何とか
抑え、この回終了。4−1とリードは三点差に変わる。
- 34 名前:加護の憂鬱 投稿日:2001年12月14日(金)16時00分31秒
- 加護「のの〜、売店でたこ焼きこうてきたから、いっしょにたべようや〜」
辻「運動前や運動中は、消化のよいものの方がいいと思いますよ。
そうですね〜。バナナなんかが最適ですね。加護さん」
加護「か、かごさん・・・って」
- 35 名前:7回表 投稿日:2001年12月14日(金)16時55分28秒
- 打順が投手のレフアなので、中澤が代打に指名したのは大谷。
今季は代打中心の起用ながら、9本塁打を放つパワーを持つ。
「大谷、頼むで。流れを変えてくれ」
中澤の祈りもむなしく大谷は初球、2球目と豪快にフルスイングも空振り。
あっと言う間に2ナッシングに追い込まれる。
中澤「あかんか…」
大谷はパワーはあるがバットコントロールは粗い。外角は強いが内角が弱点。
スコアラーからのデータ分析にはそう結論づけてあった。
前田−古田バッテリーは遊び球をせず、一気の3球勝負に出る。
- 36 名前:7回表 投稿日:2001年12月14日(金)16時59分52秒
- 「ぐっ!」
思いきり踏み込んだ大谷の横っ腹に、手許が狂った前田のストレートが命中。
悶絶する大谷に、主審はデッドボールを宣告し無死一塁。
反撃への足掛かりとなる走者には代走村田が送られる。
- 37 名前:7回表 投稿日:2001年12月14日(金)17時02分30秒
- トップに帰って辻が打席へ。
目もうつろな感じではあるが、体からにじみ出る気迫が古田を迷わせる。
(辻は収集したデータが全く通用せん感じやな)
ミクロサイズの体に加え、辻らしからぬ驚くべき選球眼を発揮し散々粘ったあげく
四球を選ぶ。
辻「塁に出ることが私の仕事ですからね。今日は私の勝ちですよ、古田さん」
- 38 名前:7回表 投稿日:2001年12月14日(金)17時11分15秒
- 中澤「なぁみっちゃんどうしたらええ?矢口に送らせる?」
平家「さっきもその状態でシフトひかれて送れなかったやないの」
中澤「せやなぁ…まぁ矢口の足ならゲッツーは食らわんやろ」
平家「ちょぉ待ち裕ちゃん、若松さん出てきたで」
中澤「ホンマや、交代やな。誰や?」
若松監督が審判にピッチャー五十嵐を告げる。
中澤「キャー!!五十嵐君やで!!!」
- 39 名前:7回表 投稿日:2001年12月14日(金)17時16分13秒
- (サインは……は?ノーサイン?)
コーチから伝達されるサインを見た矢口は困惑する。
今シーズン、こんな局面での矢口は基本的にバント。
だが、先程のシフトで進塁打すら打たせなかったヤクルトバッテリーに
ベンチも困ったのであろう。
幸い、塁上をうめるのはチーム内でも俊足で慣らす村田と辻だ。
自分の足も考えれば、転がしさえすれば基本的にゲッツーはない。
- 40 名前:7回表 投稿日:2001年12月14日(金)17時16分48秒
- リリーフした五十嵐の投球練習が終わり、主審の「プレー」がかかる。
初球はフェイクで見送りだな。
そう決めた矢口は五十嵐のモーションと同時に送りバントの構え。
バットを引いた矢口の目の前を剛球が通り抜けた。
やべぇ、見えねぇよ…。
五十嵐が投じた2球目のストレート。
初球にも増して速い。見逃し。
続く2球もストレートながら外に外れて平行カウント2−2。
- 41 名前:7回表 投稿日:2001年12月14日(金)17時18分49秒
- 古田さんは次で決めてくる。
ストレート一本に矢口は絞って待った。
5球目、予想通り剛球でねじ伏せるようにやはりストレート。
狙いすました矢口がフルスイングすると、打球が弧を描いてレフト方向へ。
「Fuck!!」
ラミレスが慌てて背走するが、それをあざ笑うかのように神宮レフトスタンド
最前列の溝に落ちたボールが大きく跳ねた。
矢口、起死回生の同点3ラン!!
- 42 名前:7回表 投稿日:2001年12月14日(金)17時22分25秒
- 「やぐちぃ!!!」
「やったなこのぉ!!」
ホームを踏み、ベンチへ帰ると興奮したメンバー達にバンバン殴られた。
「やぐぢぃぃぃぃぃぃぃ愛してるでぇぇぇぇ」
涙目で化粧が落ち掛かった中澤が後藤や飯田を蹴散らしながら飛びついてきて
ぎゅぅぅぅぅっと矢口を抱き締める。
矢口「ぐ、苦じい…」
- 43 名前:7回表(古田視点) 投稿日:2001年12月14日(金)17時23分54秒
- 「あっ!アカン!」
ボールが五十嵐の手から離れ、矢口のバットに当たった瞬間、古田は思わず
声を漏らした。
ダイヤモンドで飛び跳ねる矢口の姿が視界に入った。
古田敦也、痛恨のミス。悔やんでも悔やみきれない。
確かに甘いコースではあったが、矢口の体では長打はないと頭から
決めてかかっていた。
飯田や保田に打たれるのはある程度計算していたが、まさか今年ホームラン
たった1本の矢口に打たれるとは…。
この一発でM。の雰囲気がガラっと変わってしまいよった……
- 44 名前:7回表 投稿日:2001年12月14日(金)17時29分07秒
- 続く石川、傾いた流れに乗るようにライトに鋭い打球を放つが、稲葉の好捕で
アウト。
ここで投手が島田直也にかわり、保田、安倍ともに凡打に倒れた。
しかし、M。矢口の3ランで4−4でのタイスコアに持ち込む事に成功。
- 45 名前:7回裏 投稿日:2001年12月14日(金)17時37分19秒
- M。の投手は真中、稲葉、ぺタジーニという左に備え、サウスポー前田有紀を
投入。
中澤監督は、消耗の激しい辻をついにベンチに下げ休ませることを決断、
1番に投手前田、9番代走の村田がそのままショートに入る。
M。 ヤクルト
1 前田 8 真中
4 矢口 6 宮本
8 石川 9 稲葉
3 保田 3 ペタジーニ
5 安倍 2 古田
2 吉澤 5 岩村
9 ソニン 7 ラミレス
7 りんね 4 土橋
6 村田 1 島田直
- 46 名前:7回裏(訂正 投稿日:2001年12月14日(金)20時55分40秒
- M。 ヤクルト
1 前田 8 真中
4 矢口 6 宮本
8 石川 9 稲葉
3 保田 3 ペタジーニ
5 安倍 2 古田
2 吉澤 5 岩村
9 ソニン 7 ラミレス
7 小川 4 土橋
6 村田 1 島田直
※8番レフトりんね→小川(代打からそのまま守備)
- 47 名前:7回表(訂正 投稿日:2001年12月14日(金)21時06分30秒
- 五十嵐の前に投げていたピッチャーは前田でなく、山本だったらしい。
- 48 名前:7回裏 投稿日:2001年12月14日(金)23時09分20秒
- ヤクルトが円陣を組む。
「いいか。ここが勝負だ。ここから先に点をとられたら、シリーズも持っていかれると思え!」
若松監督の檄が飛ぶ。
トップバッターは、真中。粘るも前田のフォークに三振。悔しそうに戻る。
次の宮本はショートゴロ。しかし、これを村田がファンブル。
慌てて投げるも判定はセーフ。村田にエラーが付く。
そして、稲葉。二球目をサードへのゴロ。
安陪ゲッツーを狙いセカンドに送球も、宮本が気迫のスライディングで一塁に投げさせない。
2アウトランナー一塁へと変わる。
そして、ぺタジーニ。古田はぺタジーニにそっと話し掛けた。
「ペタ。初球はずしたあとの二球目や。そこを狙っていけ」
ペタジーニがバッターボックスに立つ。初球はボール。
そして二球目。前田の抜いたボールをペタジーにがジャストミート。
打球は、ライトへと伸びていく。
「よっしゃ! これは抜けた!!」
沸き返る神宮球場。しかし、その歓声をかき消したものがいた。
ソニンのダイビングキャッチ。
ユニフォームを人工芝に滑らせながらそのボールをキャッチ。
ソニンは、大喜びの石川に抱きかかえられる。その頬は真っ赤になり、血がにじみ出ていた。
驚く石川。しかし、ソニンは笑っていった。
「これで、いけるよ!」
- 49 名前:加護の憂鬱2 投稿日:2001年12月14日(金)23時41分46秒
- 加護「のの、のの、新曲できたで〜。いっしょにうたお〜」
とぅえんてぃ、とぅえんてぃ、とぅえんてぃ、えいと〜」
辻 「ハッハッハ〜、いつも面白いなあ〜加護さんは」
加護「がぁぁーーーーーん。」
- 50 名前:7回終わって 投稿日:2001年12月15日(土)01時30分11秒
- この試合を獲ると日本一に王手のかかる娘。球団。
逆にヤクルトがこの試合をものにすればまだまだ行方はわからない。
8回表は吉澤から。
- 51 名前:8回表 投稿日:2001年12月15日(土)01時32分59秒
- 吉澤「島田さんのスライダー、これがポイント・・・かな」
内へのシュート、シュートときて、待ってましたのアウトコース。
踏み込んで叩きにいくが、外からストライクゾーンに入ってくる、これまたシュート。
セカンドゴロに倒れるも、口元には笑みが。
古田との駆け引きに、苦しさの中にも楽しさを感じ始めていた。
- 52 名前:8回表-2 投稿日:2001年12月16日(日)10時17分36秒
- 中澤「ソニン、大丈夫かその傷?」
ソニン「大丈夫です。バク宙の練習のときと比べたらたいしたことありません。」
カウントを取りにきた3球目を三遊間にクリーンヒット。
- 53 名前:8回表-3 投稿日:2001年12月16日(日)10時31分27秒
- 中澤「(代打みっちゃんは・・・、まだやここは手堅く)」
小川、ぎこちなくも送りバント成功。
- 54 名前:8回表-4 投稿日:2001年12月16日(日)10時44分37秒
- 代走からの途中出場の9番村田、
ベンチをうかがいながら打席に向かう。
そこへ若松監督が飛び出す。「ピッチャー、石井弘寿」
すかさず中澤監督「代打、斎藤!」
中澤「頼んだで。メロン軍団の意地をみせてくれ!」
- 55 名前:8回表-5 投稿日:2001年12月16日(日)17時33分40秒
- 斎藤「同郷の後輩・小川の前で先輩が情けないところ
見せるわけにはいかないてしょ!」
古田は斎藤の足を考え内野を深めに守らせる。
古田「内野で処理できれば一塁で刺せる」
その初球、ゴロを打たせるべく投げられた低めの変化球を思い切り上からたたく。
人工芝で高く弾んだ打球は二塁手土橋の前へ。
深く守っていた土橋、懸命に前進して一塁へ投げるも
必死の形相で駆け抜ける斎藤の足が早く内野安打となる。
斎藤「(特に柴田の投げた試合は勝ちたい!)」
- 56 名前:8回表-6 投稿日:2001年12月16日(日)18時56分44秒
- 中澤「代打、紺野!」
8回表2死1・3塁4―4の同点
この場面で、前日初打席初ホームランを放った紺野を送る。
- 57 名前:8回表-7 投稿日:2001年12月16日(日)19時09分33秒
- 紺野「はい、頑張ります」
球場の熱気にも我関せず、静かにバッターボックスに入る。
古田「なんかつかめんな。単純なタイプなんか、考え込むタイプなんか
いったい・・・どっちや」
ボール球で様子を見る。全く動かない紺野。
カウントを悪くしたところで古田は立ち上がる。
- 58 名前:8回表-8 投稿日:2001年12月16日(日)20時04分18秒
- 「(どうする、中澤!
満塁・・・
代打みっちゃんで確実に1点取りにいくんか・・・
でもさっきホームランの矢口代えてもええんか・・・
残り2イニング、もし点とれんかったら守りはどうする・・・
内野陣が一気に不安になる・・・
8回裏はだれでいく・・・
加護はシーズン中のピッチングができるんか・・・)」
悩み多き中澤監督(28歳・独身)であった。
- 59 名前:8回表-9 投稿日:2001年12月16日(日)20時06分54秒
- 「何ぐだぐだ悩んどんねん。中澤!
ガツーン、いったったらええねん!
この世界に入ったときから、失うものなんてなかったはずや!
強いものは強い。弱いものは弱いんや。
責任はわしがとる! 酒や酒や、酒もってこーい!」
- 60 名前:8回表-10 投稿日:2001年12月16日(日)20時26分15秒
- 矢口「ゆうちゃん、チームのためなら
キャラが薄くても、貴さんに話ふってもらえなくても、
背中に毛が生えてるっていわれても気にしないよ。
ゆうちゃんはゆうちゃんらしく、ガツーンといこうよ」
平家「よっしゃあ、いってくるで〜。平家の生き様みとってや〜」
古田はとにかくど真ん中を要求するが、
投手の指を離れた瞬間、頭を抱える。
- 61 名前:8回表-11 投稿日:2001年12月16日(日)20時27分27秒
- ドカッ!!!
娘。球団、5対4 勝ち越し。
古田「ほんまなんとかならんのか・・・
配球も組立てもあったもんやない・・・」
- 62 名前:8回表-12 投稿日:2001年12月16日(日)20時36分13秒
- なおも満塁。押せ押せムードの中、
3番石川の打球は快音を残して一直線。
ドガッ!!!
1・2塁間で倒れている平家。
打球に当たり守備妨害でアウト。
平家「なんだかなあ・・・イタァァァ」
- 63 名前:8回表終了 投稿日:2001年12月16日(日)23時42分19秒
- <M。>
1 アヤカ
4 平家
8 石川
3 保田
5 安倍
2 吉澤
9 ソニン
7 小川
6 斎藤
平家「イタタタ。守れるかな・・・」
- 64 名前:8回裏 投稿日:2001年12月17日(月)00時33分21秒
- 8回裏のヤクルトの攻撃。
いつもは打球も平家にあつまるところも、
普段は外野を守る保田がファーストにいる影響からか多少バラける。
一死から岩村を平家のエラーで出すが
後続のラミレス、代打の副島をともにフライにうちとる。
安定感したピッチングを見せるアヤカをベンチで向かえ、
中澤「ふう、打ち上げてくれたらまだ安心やな。
ナイスピッチ、アヤカ」
アヤカ「アロ〜ハ」
中澤「だから、あんた日本人ちゃうんかいな。」
- 65 名前:8回裏終了後 投稿日:2001年12月17日(月)01時11分46秒
- ブルペンでピッチング練習に熱が入る加護。
しかし何かブツブツ独り言、そしてポケットにはトンカチ。
- 66 名前:9回表 投稿日:2001年12月17日(月)06時19分23秒
- この試合負ければM。に王手がかかってしまうヤクルト。
9回表、若松監督はついに高津を投入。
高津は気迫こもったピッチングを見せ、4番保田をシンカーで三振、
5番安倍は甘めのシンカーをひっかけショートゴロ、
6番吉澤はシンカー攻めのあとストレートを見逃し三振。
S4−5M。で9回裏を迎える。
M。マウンドには加護が上がる。
ヤクルトの9回裏は5番古田から。
- 67 名前:9回表・M。守備 投稿日:2001年12月17日(月)06時25分54秒
- 4 あさみ
1 加護
8 石川
3 保田
5 安倍
2 吉澤
9 ソニン
7 小川
6 斎藤
ピッチャーアヤカから加護へスイッチ。
あさみを守備堅めにセカンド。平家ベンチヘ。打順も入れ替えた。
- 68 名前:9回裏・M。守備 投稿日:2001年12月17日(月)06時27分57秒
- >>67
のタイトルは↑が正しかったらしい
- 69 名前:9回裏 投稿日:2001年12月17日(月)06時40分11秒
- 先頭は5番古田。タイミングが合わずセカンドゴロ、あさみに無難にさばき1アウト。
6番岩村はショートゴロ、斉藤はここをアピールの場とばかりに、保田へ矢のような
送球。2アウト。保田、斉藤へ「落ち着け」とジェスチャー。
7番ラミレス、加護の球威に押されて振り遅れ浅いレフトフライ、しかし高くあがり
小川は少しヨタヨタしながらも捕球。3アウト。試合終了。
S4−5M。ついにM。が4戦目3勝1敗で王手をかけた。
- 70 名前:インタビュー 投稿日:2001年12月17日(月)06時49分07秒
- 監督インタビューで中澤は「明日も自然体で試合に臨む」ことを繰り返し答えた。
そしてヒーローインタビューは同点3ランを放った矢口。
矢口の「矢口の時代は来るんでしょうかねぇ?」の問いかけに大声援で答える
応援団。
「絶対優勝するぞーーーーーーーー!」でインタビューを終えた。
第5戦、M。はこのままの勢いで日本一を決めるのか、
はたまたYSが意地を見せるのか。
- 71 名前:試合後 投稿日:2001年12月17日(月)12時48分48秒
- 試合後のロッカールーム。
辻が汗をかきながらうつろな目でつぶやいていた。
「ここはバスターエンドランで・・・あめちゃんおいしいのれす・・・
あきやまのバク宙はすごかっ・・・いったらきま〜・・・・」
辻のまわりにあつまる娘。ナイン。
- 72 名前:試合後(続) 投稿日:2001年12月17日(月)12時50分21秒
- 中澤「やっぱこれは病院つれていかなあかんな。あっちゃん、救急車呼んで。」
中澤「大丈夫か、しっかりせえ!つじ・・・、 ん?まてよ。
つじ・・・あきやま・・・、前に"ひらの"とか"いとう"とかゆうてたな・・・
もしかして、つじってあの辻かあ!?」
そこへ飯田がロッカールームに飛びこんでくる。
飯田「ゆうちゃん、つじを1日かおりに預けて!
絶対かおりがつじを元に戻すから!ねえお願い!」
- 73 名前:試合中スタンドにて 投稿日:2001年12月17日(月)20時21分31秒
- 飯田は試合中、ある夫婦に出会っていた。
石黒「圭織、あんた何やってんの、こんなとこで?」
飯田「ギギギィ・・・ああ、彩っぺ・・・来てたんだ」
石黒「うん、うちのだんな、お祭りの雰囲気が大好きなのよ。
日本シリーズって独特の雰囲気があるでしょ。
だからいっしょに行こうってことになって、つんくさんにチケットとってもらったの」
飯田「で、どこにいるのだんなさん?」
石黒「あそこでうれしそうにドラムっていうか、太鼓たたいてるわ。」
- 74 名前:試合中スタンドにて2 投稿日:2001年12月17日(月)20時22分53秒
- 石黒「去年入団したあのショート、結構いいじゃない。
足はあるし、結構 力もあるみたいだし」
飯田「そうなんだよね。まだムラがあるんだけどね。」
石黒「でも、さっき足がふらついているみたいで途中で後退してたけど、大丈夫?」
飯田「!!! そうだった!!!」
石黒「圭織もあたしがいたころと違って、年齢的にも上になったからひっぱっていかなくちゃ」
飯田「彩っぺ、ありがとう大事なこと忘れてた!!
あたし、いかなくちゃ!試合楽しんでってね」
石黒「一番楽しんでるのはうちの旦那だけどね。」
元娘。球団、正遊撃手石黒に会い、飯田、セーフモードながら再起動完了。
- 75 名前:ロッカールーム 投稿日:2001年12月17日(月)20時24分39秒
- 中澤「かおり、あんたこそ大丈夫なんか?
つじを直したいのはやまやまなんやけど、あんたも心配や。
明日も試合や。具合悪いのに無理して出ろとはいわんけども、
試合が始まってしもうたら構ってられへん。
かおりも体、本調子やないんやろ。それが心配や」
安倍「そうだよ、かおり。つじはお医者さんに任せて、
かおりも無理しない方がいいべさ」
飯田「いいや、お医者さんじゃ直らない気がするんだ、かおり。」
でも、かおりにならできそうな気がするんだ。」
中澤「(・・ん〜。引き止めるか。かおりの直感にかけてみるか・・・)」
- 76 名前:ロッカールーム2 投稿日:2001年12月17日(月)20時25分58秒
- 中澤「よし、わかった!あの生意気やけどどこかにくめないつじに戻してや!
くれぐれも無理するんじゃないで、かおり 」
ざわめく娘。ナイン。
石川「いいんですか?中澤さん!二人だけで心配じゃないんですか。」
中澤「いいんや、試合でもかおりの直感に何回も助けられてきた。
今回も感じるもんがあるんやろ。それに・・・
かおりとつじの間には他のもんにはわからん、なにかがあるみたいやしな」
飯田「ありがとう。ゆうちゃん。」
- 77 名前:ロッカールーム3 投稿日:2001年12月17日(月)20時28分31秒
- 飯田はつじを背負う。
中澤「もしなんかあったらすぐ連絡せえよ。
試合のことは気にせんでええ。元気になることが先や。
でも二人とも元気になって野球がしたくなったら球場へこればいい。
まあうちらは明日も全力で勝ちにいくけどな。」
ナインの心配そうな顔を背に二人はロッカールームを出ていく。
加護「・・・・・・」
- 78 名前:第5戦スタメン及びベンチ入り 投稿日:2001年12月17日(月)23時55分56秒
- M。 ヤクルト
4 矢口 8 真中
7 りんね 6 宮本
8 石川 9 稲葉
3 保田 3 ペタジーニ
6 安倍 2 古田
5 平家 5 岩村
9 ソニン 7 ラミレス
2 吉澤 4 土橋
1 北上 1 石井(一)
M。は今シーズン途中よりバッテリーを組んでいる北上のリードに専念か、
それとも打撃不振が原因か、吉澤を8番に降格。
昨日、好守にわたりチームを引っ張った辻もスタメンを外れた。
それに対してヤクルトはシーズンと変わらないスタメン。
しかし絶対負けれないこの試合はエース石井をマウンドへ送る。
YSベンチ入り
投手 島田 ホッジス 高津 本間 ニューマン
山本 五十嵐 河端 石井弘 松田
捕手 小野
内野手 池山 度会 三木
外野手 副島 飯田
M。ベンチ入り
投手 加護 ミカ レファ 前田 末永
アヤカ 新垣
捕手 荒井
内野手 辻 飯田 村田 斉藤 あさみ
外野手 小川 紺野 大谷
- 79 名前:M。ベンチ入り(訂正版) 投稿日:2001年12月18日(火)00時44分28秒
- M。ベンチ入り
投手 加護 後藤 ミカ レファ 前田
アヤカ 新垣
捕手 荒井
内野手 辻 飯田 村田 斉藤 あさみ
外野手 小川 紺野 大谷
- 80 名前:昨日の9回裏・訂正 投稿日:2001年12月18日(火)01時03分33秒
- >>69
今更ながら、第4戦の9回裏のヤクルト最終回の攻撃は
9番代打池山、1番真中、2番宮本であった模様。
- 81 名前:1回オモテ 投稿日:2001年12月18日(火)03時59分16秒
- 先頭の矢口、石井のストレートに力負け。
1-0からあっさりキャッチャー後方にフライを打ち上げる。
古田「昨日のホームランは油断や、次の石川保田に気を取られて
リードが疎かになった自分の蒔いた種や。」
続くりんねも明らかに球の球威に押され、ボテボテのファーストゴロに終わる。
3番石川も鋭い当たりながらショート右へのゴロに倒れる。
石川「痛たたた…、ちゃんと捉えたと思ったのに。」
初回、石井はM。に対しパワー溢れるピッチングを魅せる。
- 82 名前:試合途中の球界情報 投稿日:2001年12月18日(火)22時37分52秒
- ―M。14選手ワールドカップ代表選考辞退へ―
シリーズの後行われる野球のワールドカップにM。の14選手が代表選考辞退するとYオーナーが
語った。
選考辞退した選手は、ピッチャーはエース後藤、新人松浦、抑えの加護。新入団の新垣、高橋。
野手では、捕手の吉澤。内野の飯田、安部、矢口、つじ。外野の石川、保田、新入団の小川、紺野だ。
今シーズンは選手も増えシリーズ後の秋季練習などが多忙になるためと説明されている。
しかし韓国代表にソニン、アメリカ代表にミカとレフアが選ばれている。
ちなみにチャイニーズタイペイには元M。のルル(和信)も代表入り。
- 83 名前:1回裏 投稿日:2001年12月19日(水)00時55分20秒
- ヤクルトのトップバッターは真中。
選球眼の悪さに目をつけた吉澤は外に逃げるボール球でサードゴロに打ち取る。
2番の宮本に対しては一転してスライダー攻め。
バットを短く持つ宮本は引っ掛けてセカンドゴロ。
次の稲葉もセカンド正面への平凡なゴロに。
平家「それにしても、ごっつ緊張した〜」
矢口「矢口も地味に1人で2アウトとってみた」
- 84 名前:(訂正) 投稿日:2001年12月19日(水)02時14分08秒
- >>78
「負けれない」を「負けられない」に訂正させていただきます。
大変失礼致しました。
- 85 名前:2回表 投稿日:2001年12月19日(水)12時55分07秒
- メジャーの風格をかもしだす保田に
マウンド上の石井一久は身震いをしていた。
第1戦の対戦成績は3打数1安打。
しかしマウンドを降りた後に決勝のHRを打っている。
石井一「こんな打者がまだ日本にいるなら、日本でプレーするのもいいかも」
保田は現在の球界に少なくなった、顔で勝負できる打者であった。
- 86 名前:2回表-2 投稿日:2001年12月19日(水)23時08分54秒
- そんな保田も負けられない石井一の気迫(顔には出てない)のストレートに三振。
続く安部はレフト方向へ痛烈な当たりを打つも、ショート宮本のファインプレーに
阻まれる。ここにかつての常勝軍団の意地と誇りを感じさせられる。
そしてバッターは平家を迎える。
- 87 名前:やって来ました関東猛娘。連合 投稿日:2001年12月19日(水)23時11分29秒
- ♪ワッショイ ワッショイ 勢いだ つなげ 続け ヤマを張り 一か八か そこだ当たれ 体出せ 体を出したらボールは当たる!平家!平家!
- 88 名前:2回表-3 投稿日:2001年12月19日(水)23時19分52秒
- 平家「まったく失礼な応援歌やなあー。よし!ここはいっちょ見とれ!」
第1球やっぱり来ました!インコース!が
なんと見逃した!もちろんボール。
ベンチからはもちろんブーイング。そしてスタンドからもブーイングの嵐と平家めがけて
物が投げ込まれる。その中には加護の姿も・・・。
これにより試合が10分間中断。
- 89 名前:2回表-4 投稿日:2001年12月20日(木)00時57分18秒
- 平家「まったくどういうことやの〜」
やっと収集がついて試合再開。カウントは0−1。
2球目はストライクゾーンへ。
「もらった!」
ガキッ!ドガッ!
平家、自打球がスパイクの甲へ。
集まった人ごみの中、当たった箇所をバットでつつく問題児加護。
治療により試合が5分間中断。
- 90 名前:中断中に関東猛娘。連合 投稿日:2001年12月20日(木)22時54分51秒
- ♪ワッショイ ワッショイ 勢いだ 根性 見せろ ヤマを張り 一か八か そこだ当たれ 体出せ 体を出したらボールは当たる!平家!平家!
(紺野あさ美応援歌)
♪あさ美 あさ美 ホームラン あさ美 あさ美 ホームラン
- 91 名前:中断中に関東猛娘。連合-2後藤 投稿日:2001年12月20日(木)23時06分33秒
- ♪一球入魂 血潮が騒ぐ されど野球の 娘。の星だ 後藤
- 92 名前:中断中に関東猛娘。連合-3小川チャンスのテーマ 投稿日:2001年12月20日(木)23時10分07秒
- 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ
小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ
小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ
♪(ここで闘魂のテーマ)
小川!小川!小川!小川!小川!小川!小川!小川!
小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ
- 93 名前:2回表-5 投稿日:2001年12月20日(木)23時13分18秒
- 2度の中断の後、なぜか外に外れたボールを平家は強引に打ちに行き
ファースト後方のセカンドフライに倒れる。
中澤「自分、なにしとんねん。」
- 94 名前:2回表-6 投稿日:2001年12月21日(金)00時20分12秒
- 中澤「自分、なにしとんねん。」
平家「分からんけど、ブーイングと自打球でテンパってもうてん。」
中澤「シリーズやしなおさらかもしれんな。」
平家「次は打ったる気持ちで行くわ。」
中澤「だから打たんでええねんて。」
こんな小さいやりとりの後、平家はグラブを取ってサードの守備に向かう。
- 95 名前:かおつじ道中記1 投稿日:2001年12月21日(金)02時10分48秒
- 一方そのころ、飯田と辻は浅草のあるお寺にいた。
つじの全身に必死で煙をかける飯田。
飯田「つじ〜、あんたの悪いところにこの煙をかけると直るんだって」
辻「なんか違うような・・・」
- 96 名前:2回裏開始前 投稿日:2001年12月21日(金)20時35分23秒
- 退屈でする事のない後藤が小川を誘い平家のヘルメットにイタズラ書きをしている。
- 97 名前:2回裏 投稿日:2001年12月22日(土)00時12分04秒
- 4番ペタジーニからの攻撃。
セの本塁打王に対して、シリーズに入ってホームランは打たれていないが、
やはりこわいバッター。
北上は失投らしい球なく、低いスライダーに角度が出ずライトフライ。
- 98 名前:2回裏-2 投稿日:2001年12月22日(土)00時21分27秒
- 5番古田。
「先に点とれば今日の石井ならイケる!」
サイドスローから投げられた内角のシュートを強振。
しかしバットは真っ二つ。打球はショートへ、折れたバットはサードへ。
まだ足を引きずっている古田は全力で走れずアウト。
平家は転がって向かってくるバットを辛うじてかわす。
平家「危なっ・・・。今日は気いぬけへんな・・・」
- 99 名前:2回裏-3 投稿日:2001年12月22日(土)00時41分39秒
- 6番岩村はジャストミートでピッチャー返し。
しかし北上がとっさに出したグラブにスッポリ。
「心から溢れ出す フェロモンで 世界中の男 まいったさせる!」
平家の体から聞こえる悲鳴以外は静かな立ち上がりとなる。
- 100 名前:かおつじ奮闘記 投稿日:2001年12月22日(土)01時08分01秒
- 飯田と辻は前日の夜中は青森・恐山にいた。
飯田「ここは霊が集まる場所らしいから、ここでお払いしましょ」
辻「ぜんぜん人気(ひとけ)がないですけど、
いったいだれがお払いをするんですか?」
飯田「わたしよ・・・。ディアーーーーーーーー」
辻「何が怖いって・・・・飯田さんが一番怖いれす・・・・・ん?
寒さのせいか、舌がまわってないのかな・・・」
- 101 名前:3回表-1 投稿日:2001年12月22日(土)08時18分58秒
- 娘。球団のトップバッターはソニンは石井一の豪球にバットが空を切る。
8番吉澤。
入団以来連続3割をマークしているそのシュアなバッティングで、
確実にミートするがセカンド土橋正面。セカンドゴロ。
- 102 名前:3回表-2 投稿日:2001年12月22日(土)08時30分50秒
- 9番北上。
北上「(ストレートを右方向。変化球がきたらごめんなさい)」
石井、力を抜いたか7〜8キロは遅い直球をつまりながら右前へ。
トップに戻って矢口。
選んで、カットして、さらに身を縮めてファーボール。
ツーアウトながら1・2塁。
2番りんね。
ピンチとみるや150キロのストレートとスライダーで封じ込める。
膝元へのスライダーで空振り三振。
均衡状態の0−0だが試合はすこしずつ動き出す。
- 103 名前:3回裏-1 投稿日:2001年12月22日(土)14時20分28秒
- ランナーに出た影響か、初球のスライダーが甘く入る。
打った瞬間レフトスタンドと分かる打球。
「OH!YES」
ラミレス、外国人特有の初球打ちでヤクルト先制。
- 104 名前:3回裏-2 投稿日:2001年12月22日(土)22時02分56秒
- つづく土橋をセカンドゴロ、石井をサードゴロとおさえる。
2アウトから真中はきれいに1・2塁間ヒットで出塁を許すが、
宮本をショートへのゴロ。安倍が矢口へ渡して二塁フォースアウト。
- 105 名前:かおつじ道中記 投稿日:2001年12月23日(日)07時26分19秒
- 飯田と辻は東京タワーにいた。
飯田「ここはね、電波がすっごく集まるところなのよ?。さぁ、のぼるよ。」
二人は特別展望台へ到着。
飯田「わあ?すご?い。つぎ反対側いってみよっ。」
辻「一体、なにしにきたんですか?」
- 106 名前:4回表 投稿日:2001年12月24日(月)06時28分48秒
- 石井気合がいつもと違いすぎる。
なんと!3番石川4番保田5番安倍を3者3球3振にきってとられる。
- 107 名前:4回表-1 投稿日:2001年12月24日(月)06時29分38秒
- 石川からの攻撃。あっという間に追い込まれるとワンバウンドする球に空振り。
石川「チャミーのバカ、バカ、バカ」
自分の頭をポカポカと叩く。
矢口「キショッ!」
- 108 名前:4回裏 投稿日:2001年12月24日(月)06時39分02秒
- 石井に気迫におされたか。北上がついにつかまる。
3番稲葉がライトへ2ベースを放つと、続くぺタ、古田に連続四球。
そしてバッターは岩村。なんと初球をレフトへ痛打!
走者一掃のタイムリー3塁打!ここで、中澤監督。ベンチを出て主審のところへ。
中澤「ピッチャー・・・ミカ」
S4-0M。
- 109 名前:4回表のひとこと 投稿日:2001年12月24日(月)06時40分34秒
- >>107
保田「後半バテるわよ。今にみてなさい!」
安倍「かすりもしなかったべさ」
以上、4回表ダイジェストでした。
- 110 名前:4回裏-2 投稿日:2001年12月24日(月)06時50分56秒
- ミカは続くラミレスに犠牲フライをあげられ、1点追加されるも
土橋をサードゴロ。石井を見逃しの三振で終える。
S5-0M。
- 111 名前:5回表 投稿日:2001年12月26日(水)01時02分30秒
- この回も石井は絶好調。
平家に外角低めのストレートを3球続けて放って3球三振。
ソニンに対してはスライダーでサードゴロ。
そして吉澤には頭脳的な古田のリードで
吉澤得意のど真ん中からボール半個分だけ内に入れた抜いたストレートでレフト前方のフライに切って取る。
- 112 名前:かおつじ道中記 投稿日:2001年12月26日(水)15時18分38秒
- そのころ飯田と辻は新宿にいた。
飯田「ここに"新宿の母"っていう有名な占い師がいるのね。そこいきましょ!」
飯田はほとんど自分のことを占ってもらっていた。
満足気な飯田。
辻「あ、あたしは・・・」
飯田「さあっ!辻!、次いくよ!」
辻「へい!」
- 113 名前:5回裏 投稿日:2001年12月27日(木)18時27分49秒
- 真中、ファーストゴロ。宮本、レフト前ヒット。
稲葉、センターフライ。ペタ、センターフライでチェンジ。
なお、宮本の左前打のときの平家三塁手のダイビングは、
ただ足がもつれただけの模様。
- 114 名前:6回表 投稿日:2001年12月29日(土)17時44分21秒
- バッターは9番のミカから。
中澤はここで斉藤を代打に送る。
斉藤、スライダーに狙いを絞っていたか2球目をライト前へ。
点差を考えた中澤は矢口に強行策にを指示するが、それが裏目に出る。
結果は最悪のショートゴロゲッツー。
次のりんねはセンター前に抜けそうな当たりを放つが宮本の好守に阻まれ結局3人で攻撃を終える。
- 115 名前:6回裏 投稿日:2001年12月30日(日)23時56分21秒
- ベンチ前にりんねが守備位置に行かずうずくまっている。
中澤「どないしたんや」
りんね「ぅうう・・・」
りんねの額から流れ落ちる大粒の汗。
平家「ア・・・アキレス腱が切れてる」
夏「続行は無理やな」
ざわっ・・・ ざわっ・・・
どうやら先程のショートゴロの際、1塁への全力疾走で切ってしまったようだ。
全力プレイの大きな代償──娘。ナインは、今回ばかりはプロ選手として当たり前のその行動を呪わざるを得なかった。
- 116 名前:6回裏前 投稿日:2001年12月31日(月)00時44分41秒
- 中澤は代打した斉藤をベンチに下げるつもりだったが、
りんねが退場したことで、斉藤をレフトの守備につかせた。
ピッチャーは新垣にスイッチ。しかも今日は左手にグローブでの登板。
これまで左で投げてホールドに失敗している新垣にとって、初めての
右腕披露となる。名誉挽回なるか。
これにより
M。 ヤクルト
4 矢口 8 真中
1 新垣 6 宮本
8 石川 9 稲葉
3 保田 3 ペタジーニ
6 安倍 2 古田
5 平家 5 岩村
9 ソニン 7 ラミレス
2 吉澤 4 土橋
7 斉藤 1 石井(一)
となり、6回裏は5番古田からの攻撃。
- 117 名前:6回裏-2 投稿日:2001年12月31日(月)01時06分52秒
- 先頭は5番古田。
初球は低めストレート、左で投げていたタマに比べると少し球速は落ちるが
古田は右方向へカットしてファウル。
2球目またストレートと思いきや、外へ逃げるスライダーを空振り。
古田「ん?こいつ変化球も投げられるんかい?」
3球目、新垣が投じたのはスプリットフィンガーファストボール。
打ち返すもバットの下に当たり、ボテボテのサードゴロ、平家が無難
にさばく。1アウト。
6番岩村は初球ストレート低めに手を出し、ショートゴロ。安倍がさばいて
2アウト。
7番ラミレス。初球のスライダーに強振するも、バットの先端でレフトフライ。
斉藤がヨタヨタしながらも捕球。3アウト。
- 118 名前:7回表 投稿日:2001年12月31日(月)03時30分56秒
- 石井気迫のピッチング!
3番石川セカンドゴロ。4番保田はスイングアウトの三振。5番安部もサードゴロに切って取られる。
- 119 名前:7回裏 投稿日:2001年12月31日(月)03時37分14秒
- 新垣8番土橋をショートゴロ。9番石井になぜかライト前に打たれるものの、
1番真中を4-6-3のWプレーに切って取る。
- 120 名前:関東猛娘。連合 投稿日:2001年12月31日(月)03時51分53秒
- 団長「さあ!期待の平家選手です!今日は1回も死球がありません!
当たらなくて何がみちよぞ!ここは平家選手に一発当たっていただこうではないか〜!」
観客「うぉ〜〜〜!」
団長「そ〜れ!ボ〜ルにかませ!へ!い!け〜〜!」
♪ワッショイ ワッショイ 勢いだ 根性 見せろ ヤマを張り 一か八か そこだ当たれ 体出せ 体を出したらボールは当たる!平家!平家!
♪ワッショイ ワッショイ 勢いだ 根性 見せろ ヤマを張り 一か八か そこだ当たれ 体出せ 体を出したらボールは当たる!平家!平家!
観客「ボールにかませ!平家!ボールにかませ!平家!ボールにかませ!平家!ボールにかませ!平家!」
- 121 名前:8回表(ベンチ前) 投稿日:2001年12月31日(月)20時29分35秒
- 小川が紺野とベンチ横でキャッチボールを始める。
しかし、そのうちにファウルゾーンにあるブルペン前に移動。
キャッチボールの相手が荒井に代わる。
- 122 名前:8回表 投稿日:2002年01月01日(火)17時54分39秒
- 6番平家声援に送られバッターボックスへ向かう。
平家「かませって・・・。期待裏切って悪いけど、打ったる!」
このとき古田は嫌な予感がしていた。
古田「ここまで平家に何もない・・・。まさか・・・ここは慎重に行った方がいいな。」
- 123 名前:8回表 投稿日:2002年01月02日(水)02時10分18秒
- 石井、振りかぶって第1球──
ズバァンッ!!
149k/hのストレートが古田のミットに飛び込んだ。
平家「うわっ・・・8回にしてこの球威かよ・・・かまされたらたまらんなァ」
などと考えてる間に2球目が放られる。唸りを上げるストレート!
平家「と、とりあえず、驚いててもしゃーないわ、振らな!」
ただ当てるだけというスィングでなんとかファウルチップ。
打球はバックネットにぶつかって、転々と転がる。
平家「ホッ、当たった・・・」
そうつぶやく平家を、複雑な顔で古田は見つめていた。
古田「詰まってはいるがタイミングは合っとるな・・・よし」
古田が3球目のサインを送る。
それを見た石井は不安な表情を見せた。
石井「ストレート? 3球勝負だって?
古田さん、今コイツに真っ直ぐを放ったら、絶対ぶつけますよ・・・
そんな気がするんです」
とまどっている石井に、古田はもう一度同じサインを送る。
プレートをはずす石井。
古田「何や? ストレートはアカンのかいな。・・・しゃーないな」
改めて送ったサインは・・・スライダー。
古田「ええな、外角低めや。内に投げたら平家に当たるかもしらん」
大きくうなずく石井。
- 124 名前:8回表 投稿日:2002年01月02日(水)02時12分15秒
- 古田「アイツも修羅場を潜り抜けてきたピッチャーや。
何か嫌な予感を感じてるのかもしれんな」
古田はエースピッチャーの直感を信じることにした。
セットポジションから放たれたスライダーは、ボール3個分外から、
外角低めのストライクゾーンへ・・・行くはずだった。
しかし!!
ボールは何かに惹きつけられるように平家へ曲がって行く!
コースはど真ん中!!
古田「アカンッ!!」
ガキィィィイーーーーン!!!!!
神宮の夜空を舞う白球は、バックスクリーンに突き刺さった。
- 125 名前:8回表-4 投稿日:2002年01月02日(水)02時29分48秒
- 主審「アウトぉぉぉぉぉ!」
古田「へ!」
ベンチから飛び出す、中澤監督。
中澤「おい!こんな珍しいこと100年にイッペンあるかないかやで!
なんでなんじゃい!」
主審「まあまあ。今から説明します。」
主審はゆっくりとバックネットに向かいマイクを手にした。
- 126 名前:8回表-5(主審説明) 投稿日:2002年01月02日(水)03時09分07秒
- 主審「エー先ほど抗議あったプレーについてご説明いたします。
平家選手が先ほどの打席でボールを打った際にバッターボックス
から、足が出ていました。したがって平家選手はアウトとなり
得点は無効となり、1アウトランナー無しから再開します。」
- 127 名前:8回表-6 投稿日:2002年01月02日(水)18時36分48秒
- 仕切りなおしの後、バッターはソニン。
あの平家にスタンドまで持っていかれたという気持ちの切り替えが出来ない石井は初球をレフト前に打ち返される。
しかしそこで目が覚めた石井は再び力で押すピッチングに。
吉澤に対し、カウント2-3から高めのストレートで三振に斬ってとる。
ちなみにこの時スタートを切っていたソニンもセカンドで刺され結局三者凡退に終わる。
この回も石井を攻略出来ず。
- 128 名前:8回裏前 投稿日:2002年01月02日(水)22時34分52秒
- M。はピッチャーを新垣から前田にスイッチ。
打順を入れ替えるため、ソニンを下げ、小川をライトに入れる。
M。 ヤクルト
4 矢口 8 真中
9 小川 6 宮本
8 石川 9 稲葉
3 保田 3 ペタジーニ
6 安倍 2 古田
5 平家 5 岩村
1 前田 7 ラミレス
2 吉澤 4 土橋
7 斉藤 1 石井(一)
- 129 名前:8回裏 投稿日:2002年01月02日(水)23時47分00秒
- 前田は変化球を低めに集め、ヤクルト打線を三者凡退に切って取った。
さぁ、逆転なるか!?
- 130 名前:9回表前 投稿日:2002年01月02日(水)23時57分41秒
- 平家「・・・監督」
中澤「Zzzzz・・・」
平家「監督、監督」
中澤「ムニャムニャ・・・あと10分・・・」
平家「裕子!! 起きんかい裕子!!!!」
中澤「ななな、なんや!? いきなり大声出してからに!」
平家「8回はゆきどんがキッチリ3人で終わらせたで。9回は斎藤からや。
代打は出さんでええんか? どないすんねん」
中澤「ああ、ええと、相手ピッチャーはスタルヒンやったっけ・・・?」
平家「何ねぼけてんねん。石井一久や。アゴの!」
中澤「そやそや・・・で、代打やな。よしよし」
中澤監督はよっこらせと重い腰をあげると、主審へと歩み寄った。
中澤「代打は紺野や」
中澤「さっき、紺野がスタルヒンからセンター前ヒット打つ夢見てん。
正夢になるとええなぁ・・・」
- 131 名前:9回表 投稿日:2002年01月03日(木)17時00分47秒
- ウグイス嬢「モー娘。球団、選手の交代をお知らせいたします。
バッター斎藤にかわりピンチヒッター・・・紺野
背番号54」
- 132 名前:9回表-2 投稿日:2002年01月03日(木)18時26分09秒
- 紺野「わー・・・石井さんだー・・・」
バッターボックスでかまえる紺野。
古田「何や。だぼはぜねえちゃんやんか。よしゃ!インコースへ一番ええストレートや」
石井振りかぶって第1球。古田の構えたところへ154k/hのストレート。
カキーン!
実況「打ったーーーー!大きいぞ大きいぞ距離十分!はいるかーーーーーーー。」
- 133 名前:9回表-3 投稿日:2002年01月03日(木)18時32分48秒
- 線審「ファーーーール!」
古田「あぶなーー」
古田がマウンドを見ていると、石井が呼んでいる。
古田「どうしたんや。」
石井「なんか〜・・・・よまれて〜・・・・ていうか・・・・タイミングが・・・
にてそうなんで・・・・・にがてなんですよ〜・・・・・・・・・・・・・うん。」
古田「いわれてみやそうかもな。よし、敬遠や!。」
石井「・はい。」
紺野敬遠され、ノーアウト一塁。
続く矢口。2球目を送りバント。1アウトランナー2塁で小川を迎える。
- 134 名前:9回表-関東猛娘。連合 投稿日:2002年01月03日(木)19時16分18秒
- 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ
小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ
小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ
♪(ここで闘魂のテーマ)
小川!小川!小川!小川!小川!小川!小川!小川!
小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ 小川ボンバイエ
- 135 名前:9回表-4 投稿日:2002年01月04日(金)03時04分13秒
- 実況「さあやってきました、燃える闘魂小川真琴の登場です。新人の中ではまだ目立ってないものの
たぐいまれなバットコントロールを持っているこの選手。やってくれるのでしょうか!」
闘魂のテーマにのりバッターボックスに向かう。
石井一第1球外角へボール、そして2球目インコースへのけぞるボールを投げると
小川が豹変した!あごをしゃくりあげた小川は、
小川「どこ投げてんだ!このやろー!」
あまりの迫力にびびった古田が
古田「まあまあわるかったて。ゆるしてえな。」
小川「まあいいでしょう。元気があればなんでもできる、バットがあればヒットが打てる
石井こいコノヤロー!!!!!!」
- 136 名前:9回表-5 投稿日:2002年01月04日(金)05時02分31秒
- 闘魂のテーマでボルテージが上がる。
3球目石井一、懇親のストレートを投げ込む。小川タイミングを取り振りぬく。
小川「1・2・3・ダー!!!!」
小川レフト方向に痛烈な当たり!しかし名手宮本が打球を阻む。
ジャンプ一番横っ飛び!!深いところワンバウンドのボールをキャッチ
3塁が間にあわないと判断するとすかさず1塁に投げる!
小川かけぬける。カン1発セーフ。1死1・3塁石川を迎える。
- 137 名前:9回表-6 投稿日:2002年01月04日(金)06時16分56秒
- バッターボックスに立つ石川。
石井一第1球インコースストレート見逃して1ストライク
2・3球目外角へボールを2つ続けた。4球目ストレートを外角に
しかしそれを簡単にレフトへ!しかし惜しくも切れてファール。
なんとここから間に15球連続ファールでねばる。さすがの石井一にも疲れの色が
かくせない。
古田「よー粘るねーちゃんやで。けどなんとかせんとなー。」
そんな時古田は石川の独り言を耳にする
石川「ツバクロウはペンギン・・・ツバクロウはペンギン・・・ツバクロウはペンギン」
古田「ん!」
- 138 名前:9回表-7 投稿日:2002年01月04日(金)06時36分14秒
- 古田にやにやしながら石川に近づく。
古田「あっちゃんクイ〜ズ。ペンギンは何類のどうぶつでしょうか?」
石川「あ、そういえば・・・なにるいかなあ・・・・。」
そんなことを考えながらバッターボックスでかまえる石川。
古田「ヒント!スワローズにも関係あります。」
石川「すわろーず????」
石井一振りかぶって投げる!石川ジャストのタイミングでスイング!しかし!
石川「え!もしかして!」
- 139 名前:9回表-8 投稿日:2002年01月04日(金)06時41分43秒
- 石川「きゃあーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
打球はピッチャー前へ。2塁に転送2アウト目そして1塁に送られ3アウト!
試合は終わった。ベンチ帰りぎわ、石川に古田が、
古田「答えは!」
石川「鳥類・・・・・・・(泣」
古田「はい!正解!」
- 140 名前:第5戦試合結果 投稿日:2002年01月04日(金)17時47分13秒
- M。0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
S 0 0 1 4 0 0 0 0 X 5
勝 石井 ホームラン ラミレス
負 北上
- 141 名前:かおつじ道中記 投稿日:2002年01月04日(金)21時54分20秒
- 飯田と辻は原宿にいた。
飯田「ここにね、球団ショップがあるんだよ。」
辻「はい、知ってますよ。メガホンとか、サインボールとかがあるんですよね」
飯田「すいませーん。誰のグッズが一番売れてますかー」
店員「そうですね・・・ 後藤投手、安倍内野手、石川外野手ですかね。」
飯田「・・・・・・」
辻「あまり気にしないほうが・・・飯田さん」
- 142 名前:試合終了後 投稿日:2002年01月06日(日)03時21分13秒
- 石川は、天王洲スタジアムに来ていた。
「あそこで私に一本出ていれば・・・」
夜も更け、球場には人気は一切無い。
目を閉じると神宮での最後のワンシーンが、
夜の静寂を打ち消して脳裏に蘇る。
そしてふつふつとわきあがる後悔の念。
「私の心がもっと強ければ・・・」
ピンクのバットケースから白木のバットを一本取り出し、
ビュンビュンと素振りをはじめた。
「敵はスワローズにあらず!! 敵は我が心にあり!!!」
石川の、早過ぎる早出特打ちは始まった。
球場一番乗りのりんねとあさみが、バッターボックスで居眠りしている
石川を見つけたのは翌日午後4時のことであった。
どうするどうなる、石川梨華!!??
- 143 名前:球界情報 投稿日:2002年01月07日(月)10時58分41秒
- ■鈴木あみ復帰へ■
元巨人、鈴木あみ投手(19)が近鉄入団へ向けて話が進められていることがこのほど
あきらかになった。鈴木あみ投手は、98年プロ入り。先発として活躍していたが、
去年契約の縺れから自由契約にされていた。
鈴木あみといえば、M。はセリーグ時代カモにされて以来の天敵。連覇へ向けて新たな刺客
の登場となるのか!
- 144 名前:ここまでの日本シリーズ記録の手帳 投稿日:2002年01月09日(水)02時56分51秒
- M。の3勝2敗できている日本シリーズ
チームデータ
M。.253 8本塁打 防御率4.09
S .204 7本塁打 防御率4.06
数字だけでは、M。優勢と見えるも死角は多い。
- 145 名前:ここまでの日本シリーズ記録の手帳2 投稿日:2002年01月09日(水)03時10分59秒
- まずは吉澤。第三戦4番をまかされたとき意外は活躍の場がなく、
.100 1ホーマー 2打点6三振と精彩を欠き、第二戦では二併殺を記録している。
そして安倍。.263という数字はいいとしても0ホーマー1打点は5番ではさみしいかぎり。
石川は.278と持ち直しているものの、こう不調の波が激しく?がつく。
矢口は.200だが、4打点(チーム2位)四死球3と率にでないところでの活躍が大きい。
やはり打の中心は保田で.333 2ホーマー5打点。しかし保田としてはものたりないか?
- 146 名前:ここまでの日本シリーズ記録の手帳2 投稿日:2002年01月09日(水)03時25分12秒
- 投手に目を移せば、エース後藤が第1戦99年の工藤に及ばないものの12奪三振の快投。
ルーキー高橋が第三戦、6回2/3を1失点のこれまた快投。柴田も勝てなかったが、及第点は
つけれるだろう。
不安材料をあげるならまず松浦。第二戦7回3失点だったものの、8安打を許している。
そして北上。3回を5失点ではお話にならない。
中継ぎ陣も不安が残る。レフアが20.25。期待の新垣が9.82はつらいところ。
そして1番の死角。それは、けが人であろう。
- 147 名前:ここまでの日本シリーズ記録の手帳4 投稿日:2002年01月09日(水)03時42分29秒
- 怪我人リスト
紺野 右膝負傷
りんね アキレス腱負傷
つじ 頭部打撲
飯田 頭脳機器中枢部損傷
後藤 異常有りか?
後藤の場合、公にはされてないが、ここまで登板間隔があくのは?がつく。
紺野は守備はまだ無理だろうし、りんねは試合に出れるかどうか・・・。
一番問題なのはつじ、飯田。つじ.385 飯田.273 2ホーマーの二人を欠いては
これからの戦いに暗雲がたちこめる。
- 148 名前:ここまでの日本シリーズ記録の手帳5 投稿日:2002年01月09日(水)03時53分56秒
- ヤクルトの優位材料は先発陣。特に石井一は2試合で17奪三振をうばわれた。
ほかにも藤井に1.29。前田に1.80。とおさえこまれている。
あとは代打に痛い1発を打たれる傾向がある。
しかし何といっても最大の敵は古田敦也その人である。
.500 3ホーマー 9打点はいずれもシリーズトップ。それに先発の安定した
活躍もこの人がいたらこそである。
しかしその古田より出塁率の高い選手がM。には存在する。
- 149 名前:ここまでの日本シリーズ記録の手帳6 投稿日:2002年01月09日(水)04時05分07秒
- その名は平家みちよその人である。(まあわかってたとおもうが・・・。)
.000(!)で出塁率.667!。死球は6におよび、保田などのチーム最多安打者の
安打数(5安打)を上回る。
M。は調子のいい小川(.500 1打点)ソニン(.429)紺野(1.000 1ホーマー2敬遠)
を効率よく使い、古田を封じ込めSの中継ぎを引っ張り出せば勝機は見えるかもしれない。
(ちなみに「ここまでの日本シリーズ2001記録の手帳」は解説者席付近で発売中。)
- 150 名前:第六戦オーダー 投稿日:2002年01月10日(木)23時25分32秒
- M。 S
6矢口 7真中
7ソニン 6宮本
8石川 9稲葉
3保田 3ペタジーニ
5安倍 2古田
DH平家 5岩村
7小川 DHラミレス
2吉澤 4土橋
4あさみ 8飯田
そして先発ピッチャーは・・・・・・・・・。
- 151 名前:第六戦先発 投稿日:2002年01月11日(金)00時45分05秒
- アナウンス「先発ピッチャーはヤクルト藤井。
モー娘。球団は・・・・・
後藤!」
球場は大歓声につつまれた。そんな中浮かない顔がひとつ・・・吉澤ひとみだ。
- 152 名前:第6戦ベンチ入り 投稿日:2002年01月11日(金)01時33分24秒
- YSベンチ入り
投手 島田 高津 本間 ニューマン
山本 五十嵐 河端 石井弘 松田
捕手 小野
内野手 池山 度会 三木 城石
外野手 副島
M。ベンチ入り
投手 加護 ミカ レファ 柴田 高橋
アヤカ 新垣
捕手 荒井
内野手 辻 飯田 村田 斉藤
外野手 紺野 大谷 りんね
- 153 名前:矢口や!上がるで! 投稿日:2002年01月11日(金)02時11分10秒
- 石川「よっすぃ〜どうしたの?浮かない顔して。」
吉澤「なんでもないよ。頑張ろうね、今日。」
石川「もしかして…、ごっちんの…、事?」
吉澤「えっ!?」
石川「…、あのね、私1戦目、途中で交代したじゃん?」
吉澤「うん。」
石川「でね、その時マッサージルームでごっちんと話したの。」
吉澤「...。」
石川「今日、ごっちんいつもとフォームが少しだけ違ったねって。
そしたら急にごっちん凄く険しい顔して、よっすぃ〜にだけは言わないでって言うの。
自分が今年これだけ出来たのはよっすぃ〜のお陰なんだって。
だからこそいつも通りのリードをして欲しいって。
他の人に知られてもよっすぃ〜にだけは知られたくないってそこまで言うんだもん。」
吉澤「…、ありがとう梨華ちゃん。」
石川「今日で決めようね、ごっちんの為にも。」
吉澤「梨華ちゃんこそ、今日もサイクルヒットお願いね。」
石川「この話、ごっちんには内緒だよ」
吉澤「まかしとけって。」
- 154 名前:1回表 投稿日:2002年01月11日(金)03時20分46秒
- 先頭真中。2球目を遊ゴロ。しかし後藤の球は1戦とは比べ物にならないくらいきれがない。
2番宮本はカーブで三振。3番稲葉を遊ゴロに切ってとる。
市井「後藤・・・。」
バックネット裏で見ていた市井がさみしくつぶやいた。
- 155 名前:1回裏 投稿日:2002年01月11日(金)03時25分45秒
- 1番矢口。フルカウントまで粘ったが、セカンドライナ〜にきってとられる。
2番ソニン。タイミングはずされレフトフライ。
3番石川。強振するものの遊撃ゴロに打ち取られる。
やはり第2戦おさえられただけに難攻不落のようだ。
- 156 名前:2回表 投稿日:2002年01月11日(金)03時43分12秒
- 4番ペタジーニ。ごまボールでセカンドライナーに打ち取るも次の敵は古田。
そして古田はこの打席で何か気づいたのか不敵な笑みを浮かべて打席に入る。
古田、くさい球を全部カットして、四球を選ぶ。
古田「やっぱりか。(W」
そしてつづく岩村。1戦目のイメージがあるのか、ストレートにまったくタイミングが合わずに
2ストライクまで追い込んだ。そしてストライクをとりにいったごまボールを強振!
ライトオーバーの二塁打。古田生還でS1−0M。
しかし後続ラミレス、土橋を打ちとってチェンジ。
S1-0M。
- 157 名前:2回裏 投稿日:2002年01月11日(金)03時55分11秒
- 4番保田から。保田顔で藤井を半泣き状態にさせ四球をえらぶ。
5番安倍。か〜〜んたんに三振してしまい藤井を立ち直らせる。
6番平家。ニヤリと笑い打席へ。
古田「お!なんかきづいたんか(W」
平家「いや、2試合連続スタメンなんて久しぶりやから。こりゃーヒットでるで!」
古田「ヒットでるんやなくて、ヒットするんとちゃうか?」
そんな古田の予想があったのか、頭にヒットして1塁に。
しかしここからつづかない。小川セカンドライナー。吉澤センターフライ。
- 158 名前:3回表 投稿日:2002年01月11日(金)04時02分55秒
- 9番飯田から。飯田ひぱってショートライナー。
市井はこれを見逃さなかった。
市井「飯田さんにあんなに強振されるなんて・・・」
1番にもどって真中。簡単にセンター前に。続く宮本は四球。
3番稲葉はセカンドゴロWプレイ。4番ペタは四球で2アウト1・三塁。
そして不適に笑う古田が打席に向かう。
- 159 名前:3回表-2 投稿日:2002年01月11日(金)04時13分36秒
- 古田は吉澤に聞こえるようにこう言った。
古田「後藤なんかちゃうな〜〜気のせいかなあ〜〜〜(W」
吉澤は背筋が凍った。そんな中投げた初球のカーブだった。うま〜くライト前に
1点追加。S2−0M。
古田が1塁に立ったとき保田がつぶやいた。
保田「裏かいてカーブもわかるけど・・・」
古田「裏かいただけかな(W」
とまたしても不敵な笑い。
しかし岩村ピッチャーゴロでチェンジ
- 160 名前:3回裏 投稿日:2002年01月11日(金)04時23分44秒
- 9番あさみから。怪我で欠場したりんねの分もと張り切るあさみ。フルスイングするも
レフトフライにたおれる。
1番矢口は三振。2番ソニンは好調アピールのセンター前ヒット。
2死1塁で石川をむかえる。
- 161 名前:3回裏-2 投稿日:2002年01月11日(金)04時32分00秒
- 第5戦の屈辱。そしてあの特打ち。石川の脳裏をよぎるものは多い。
が今は後藤の援護しなければ・・・。石川いま鳥のことは忘れている。
そんな燃える娘。に対する初球だった。
石川「ちゃ〜〜〜〜〜〜うをぉぉぉぉぉーーーーーーーー」
打球はバックスクリーンに吸い込まれた。S2-2M。同点に追いつく。
続く保田もライト前に。しかし安倍何も考えずにレフトフライでチェンジ
- 162 名前:4回表 投稿日:2002年01月11日(金)04時35分22秒
- ラミレス、土橋と変化球中心で何とか打ちとるも、飯田が四球。だが真中を討ち取り
何とかチェンジ。
市井「次の回・・・・だな」
- 163 名前:4回裏 投稿日:2002年01月11日(金)04時39分41秒
- 6番平家。あっという間に死球。
古田「計算どうり!」
平家「どういうこっちゃ!」
しかしほんとに計算どうりか!?
小川三振。吉澤遊ゴロ。あさみ一ゴロでチェンジ。
- 164 名前:5回表 投稿日:2002年01月11日(金)04時49分56秒
- 先頭宮本強振のレフトフライ。
そして稲葉。稲葉は古田からアドバイスをうけていた。
古田「ストレート狙ってみーや。」
そのアドバイスを頭の片隅におきストレートを待った。
そして5球目。ストレート!思いっきり引っぱる。
ライトオーバーの2塁打。続くペタは四球。
そして古田をむかえる。古田何も言わず打席に。
初球であった。センターオーバーの2塁打1点追加
S3-2M。
そして岩村をむかえる。
- 165 名前:5回表-2 投稿日:2002年01月11日(金)05時01分11秒
- サインがなかなか合わない。たまらずマウンドに行く吉澤。
吉澤「どうしたの?」
後藤「ごまボールが投げたいの!ここはお願い!」
吉澤「でもさっき・・・」
後藤「おねがい!」
吉澤「わかった。ここまでやってこれたのもごっちんのおかげだもんね」
後藤「ありがとう」
そしてプレイ再開。
しかし、市井は、一言つぶやいて球場を去った。
市井「ここまでか・・・。」
- 166 名前:5回表-3 投稿日:2002年01月11日(金)05時08分20秒
- 実況「追加点がほしいヤクルト。バッターは先ほど2塁打を放っている岩村。
後藤振りかぶって第1球なげた!
岩村打ったー!!!!!!!!!
大きいぞ!大きいぞ!大きいぞ!大きいぞ!大きいぞ!大きいぞ!大きいぞ!
はいるか?はいるか?はいるか?はいるか?はいるか?はいるか?はいるか?
はいったー!!!!
ホームラーーーーーーーーーーーーーーン!
岩村3−−−−−−−−−−−−ラーーーーーーーーーーーーン!!!!!
S6-2M。
おっと中澤監督マウンドに向かいます。」
- 167 名前:つじ復活への道 投稿日:2002年01月11日(金)08時46分47秒
- 都内某所。
試合のない中日となったその日、飯田と辻は寺の境内にいた。
原点。
入団候補選手が数名集められ、切磋琢磨し、競い合ったこの場所。
辻に自分を取り戻してもらうため、飯田はこの地を訪れた。
飯田「なつかしーなー。ここで厳しいノックとかよく受けたなあ。
あ、ここで夜遅くまで素振りしたっけ」
辻 「・・・」
- 168 名前:つじ復活への道 投稿日:2002年01月11日(金)08時47分47秒
- 時おり偏頭痛に顔をしかめる辻を心配し、飯田は住職に相談した。
住職「突発的な衝撃による一時的な記憶喪失みたいですね。
同等の衝撃で元に戻ることもあるが、とても危険を伴う。
内側からの覚醒がより安全でしょう」
飯田「内側?」
住職「内面から響く力、言霊の力ですね。
何か本人の内面を開く鍵となる言葉、
ぞくにいう、いわゆるキーワードっていうものです。」
- 169 名前:つじ復活への道 投稿日:2002年01月11日(金)08時49分55秒
- 住職「私もひとつ、協力しましょうか・・・。
そこのお嬢さんがここに泊まっていた時、
よくいっしょに練習していた選手はなんていう名前でしたかねえ。
仲良さそうに見えましたが、ライバル意識も相当あったように思いますが・・・」
辻「・・・か・加護さんが、来る・・・・」
ピキーン
【辻→つじ メーター】1ランクUP
辻 ■□□□□□□□ つじ
→
- 170 名前:5回表マウンド 投稿日:2002年01月11日(金)13時30分25秒
- 中澤監督マウンドに近寄る。
- 171 名前:5回表−4 投稿日:2002年01月11日(金)23時53分43秒
- 「ピッチャー後藤に代わって、新垣」
ここで中沢監督、新垣をマウンドに送る。
「多分、敗戦処理なんでしょうね。でもそっちの方が気が楽です」
思わずつぶやく新垣。
「な〜に言ってんの! 秘密兵器があるんでしょ!
ほら、ここをしっかりと抑えるよ!」
「…はい!」
動揺を隠し切れずも、気丈に言う吉澤の言葉に、新垣は頷いた。
新垣、ラミレスへの初球。
いつものフォームで、投げ込むと、明らかに遅いボールが吉澤のミットに。
スピードガンは、122K。ストライク。
ストレートしかないというレポートを受け取っていた、ラミレスは驚いて新垣を見る。
ボール自体は、曲がらない普通のボール。
実は、新垣はカーブのつもりで投げているのだが、ボール自体は全く曲がっていない。
しかし、150K超と120K前後のボールを投げ分けることで、ピッチングには幅が生まれた。
新垣は、二つのボールを使い分け、ラミレス、土橋、飯田と三者三振に討ち取る。
- 172 名前:5回裏-1 投稿日:2002年01月12日(土)01時21分14秒
- この回先頭打者の矢口は、ファールで粘った末に四球で出塁。
更に盗塁を試みるが、古田にあっさり見破られる。
しかし絶好調のソニンはウエストボールをセンター前に打ち返し、無死一・二塁。
そして、今日本塁打を放っている石川を迎える。
- 173 名前:5回裏-2 投稿日:2002年01月12日(土)01時48分40秒
- 点差が開いているのもあってか、強気の勝負に出るヤクルトバッテリー。
石川は力み過ぎたのか、ショートフライに倒れる。
だが、続く四番・保田の(顏の)威圧感に藤井が萎縮しているのを感じた古田は敬遠を指示。
古田「藤井、お前保田の時だけ思いっ切り涙目やな。取り敢えずココはゲッツー狙いや」
藤井「…すんません」
一死満塁で本日不調の安倍との勝負に出る。
- 174 名前:5回裏-3 投稿日:2002年01月12日(土)02時05分45秒
- 打席に入る安倍に対して監督から痛烈な一言が。
中澤「おいしい場面やなぁ。あんたココで打てへんかったらイモやで」
安倍の眼が入団当時の様にギラギラと輝き出す。
安倍「なっちはイモじゃない…なっちが好きなのは…トウモロコシと…空と…風だべっ!」
初球の膝元に決まる変化球を無理矢理掬い揚げた打球は、風にも助けられてレフトスタンド上段に飛込む満塁弾となった。
S6−6M。
- 175 名前:つじ復活への道 投稿日:2002年01月12日(土)12時47分52秒
- 一晩ここにお世話になることにした二人。
外を眺めながら飯田がつぶやく。
飯田「もう落葉の季節なんだね・・・
そろそろ食事の時間、何食べよっか・・・」
辻「・・・落ち葉・・・食べる・・・
・・・おちばさえ 食べてしまうよ 辻 希美・・・」
ピキーン
【辻→つじ メーターUP】
辻 ■■□□□□□□ つじ
→
- 176 名前:( `.∀´)ダメよ 投稿日:( `.∀´)ダメよ
- ( `.∀´)ダメよ
- 177 名前:5回裏-4 投稿日:2002年01月12日(土)17時16分30秒
- 安倍の一発に動揺するヤクルトナイン。
何故か浮かれる若松監督。
続く打者は平家。
藤井の投じた直球は吸い込まれる様にど真ん中へ。
平家「絶好球や!」
打球は三遊間の深い所へ転がる速いゴロ。
名手・宮本これをキャッチするも、ジャッグル。
一死一塁。
記録は失策。
平家「ちゃんと一塁に投げたら内野安打やったのに〜」
勿論、判定は覆らず。
- 178 名前:5回裏−5 投稿日:2002年01月12日(土)18時35分57秒
- ここで、若松監督がマウンドへ。
「ピッチャー藤井に変わりまして、島田」
バッターは小川。
「ッシャァ!」
気合を入れて、バッターボックスに入る小川。
しかし、島田の初球の緩いボールを引っ掛けて、ダブルプレー。気合が裏目に出る。
5回を終了。試合は振り出しに戻る。
- 179 名前:6・7回 投稿日:2002年01月12日(土)21時22分15秒
- 新垣・島田好投で6・7回試合うごかず。
中澤監督「つじ・飯田なにしとんねん!」
- 180 名前:つじ復活への道 投稿日:2002年01月12日(土)21時34分50秒
- 結局食事も住職のお世話になることになった、飯田と辻。
精進料理の味を懐かしむ飯田、辻の表情はいまだ冴えない。
住職「おやおや、やはり若いお嬢さんにはお口には合いませんかねぇ。
では、こちらでも食べてくださいな。」
住職は偶然ではあったもののアイスクリームを差し出す。
辻「・・、8段アイス・・・。」
ピキーン
【辻→つじ メーターUP】1ランクUP
辻 ■■■□□□□□ つじ
→
- 181 名前:つじ復活への道 投稿日:2002年01月12日(土)22時30分29秒
- 5戦目の惨敗、そして親友りんねの怪我。
飯田はそんな事を考えるといつまでも寝れないでいた。
そしてある決意をする。
「もうこれ以上、チームには迷惑を掛けれない。
すべては明日。第6戦の試合開始の時間までに辻があのままだったらチームに戻ろう。
そしてみんなに謝ろう。」
その横で静かに寝ている辻の口からヨダレが垂れているのを飯田は気付いていなかった。
- 182 名前:8回表 投稿日:2002年01月13日(日)02時30分12秒
- ピッチャーは、ここで新垣からアヤカにスイッチ。
新垣、いい形でマウンドを降りる。
この回先頭は土橋。平凡なセンターフライに終わる。
次打者の飯田は、フォアボールを選ぶ。
先頭バッターの真中の初球。飯田が走る。不意を突かれた吉澤。飯田は楽々セカンドに到達。
そして、ボールが二つ続いた後の4球目。真中がピッチャー返し。
アヤカは手を伸ばすも届かない。間違いなくセンターに抜けるかと見えたその時、矢口の影が現れた。
そして、セカンドにウッドペッカートス。ダブルプレー。ヤクルト無得点に終わる。
「いやー、初めてやったけど、結構成功するもんだね」
- 183 名前:8回裏 投稿日:2002年01月13日(日)02時57分49秒
- ヤクルトもピッチャーを山本にスイッチ。
ここで、バッターは平家。
「こいつはホンマ…」
古田も軽く頭を抱える。その初球。ドガッ。平家は一塁へ。
小川は手堅く送りバントを決める。1アウト2塁。
次打者のあさみは外角の釣りダマに手を出してしまい三振。
そして、バッターボックスには矢口。
2−1から、ファウルファウルと粘るも最後は、落ちるために引っかかりピッチャーゴロ。
この回、無得点。6−6のまま、試合は最終回へ。
- 184 名前:つじ復活への道 投稿日:2002年01月13日(日)03時06分32秒
- その日の夜。辻は、深夜に目を覚ます。
トイレの後に布団に入るものの「…寝れない」。
辻は上半身を起こし、テレビをつけた。と、それはお笑い番組であった。
「………みやさこですっ!」
それを見た辻は、無意識に同じポーズをとってみる。
「つーじちゃんです! なんかしっくりくる…」
【辻→つじ メーターUP】1ランクUP
辻 ■■■■□□□□ つじ
→
- 185 名前:9回表 投稿日:2002年01月13日(日)03時09分22秒
- 2番宮本から。今日は調子のいいヤクルト打線。
13球粘って四球を選ぶ。
3番稲葉は甘く入った初球をヒット。
4番ペタジーニも四球。
そして古田を迎える。
- 186 名前:つじ復活への道 投稿日:2002年01月13日(日)03時20分21秒
- お寺の朝は早い。
朝のおつとめの後、朝食を食べながら飯田は辻に話しかける。
飯田「ねえ、つじちゃん。
あたしね、来年のユニフォームのデザインしてみないかっていわれてるの。
そうだな・・・大きく分けてあか、青色、黄色のなかだったらどの色が好き?」
辻「そうですね・・・。なぜだかわからないですけど、
ぱっとおもいうかんだのは あおいろ ですね。」
飯田「やっぱ、そうよねー。青よねー。うんうん。
でも他の球団のカラーと重ならないようにしなきゃね。
ありがと。参考にする。」
辻「・・・あおいろ、・・・あおいろせぶんを、きゅうえ・・・」
ピキーン
【辻→つじ メーター】1ランクUP
辻 ■■■■■□□□ つじ
→
- 187 名前:9回表-2 投稿日:2002年01月13日(日)06時51分17秒
- 中澤監督「ピッチャー高橋」
- 188 名前:8回裏(補足) 投稿日:2002年01月13日(日)10時51分05秒
- >>183
>小川は手堅く送りバントを決める。1アウト2塁。
吉澤はファールで粘り、フォアボールを選び1アウト1、2塁。
>次打者のあさみは外角の釣りダマに手を出してしまい三振。
- 189 名前:9回表ー3 投稿日:2002年01月13日(日)14時54分08秒
- ここで、バッターは古田。
「愛する者同士が敵味方に。難儀やなぁ」
と、独り言を言うが、誰もツッコめず。
古田。バッターボックスに立つ。
高橋の第1球。古田合わせてファウル。
2球目は、外に外れるボール。1−1。
3球目、内に食い込むボールが決まり2−1。
4球目、高橋はトウジンボールで決めにかかるも、古田はカット。
5球目、6球目と、高橋の投げたボールは明らかに外れる。
高橋の表情に明らかな投げづらさが見える。
そして、7球目。ストレートが真ん中に入る。それを古田がコンパクトに振りぬく。
しかし、ボールは安部の真正面。1アウト満塁へと変わる。
高橋、ホッとした表情を見せる。
「チームの勝ちよりも、あいりんへの愛が勝ったって感じやな」
古田へのツッコミは、またもなかった。
そして、次打者の岩村。初球であった。
バッテリーの不用意に入ったストレートをコンパクトにあわせる。
ボールはセンター後方へ。宮本、稲葉が手を叩きながらホームイン。
ペタジーニも本塁へ突入するも、石川のストライクのバックホームでタッチアウト。
バッターの岩村は二塁へ。ヤクルトが2点を追加。
今シーズン、ヤクルト打線の影の主役の一撃で、ヤクルト再びリード。
- 190 名前:つじ復活への道 投稿日:2002年01月13日(日)17時31分53秒
- 試合開始直前。
飯田はつじとともに帰ることを決意する。
「じゃあ、住職さん。お世話になりました」
「いえいえ、辻さんが早く元に戻るといいですね」
寺をたとうとする、飯田とつじ。
二人が寺の外に出ると、そこには墓で遊んでいる子供たちがいた。
「こらっ!」
声を出す住職と、その声で逃げていく子供たち。
「まったく、墓でピョンピョン飛び跳ねるなど罰当たりな…」
「ピョン、ピョン。ピョーン…れすか??」
ピキーン
【辻→つじ メーター】1ランクUP
辻 ■■■■■■□□ つじ
→
- 191 名前:つじ復活への道 投稿日:2002年01月13日(日)17時53分40秒
- お寺を後にし、天王州ドームに向かう飯田とつじ。
そのラジオでは、第6戦の様子が放送されていた。
その様子を聞き、飯田は唇を噛む。
「……てれびが…みたいのれす」
つじがポツリとつぶやくように言った。
「えっ!?、分かった。降りよう」
タクシーを降りて、街頭にあるテレビに見入る飯田とつじ。
そこには、打ち込まれ苦悩の表情を見せる後藤の姿があった。
………。それにじっと見入るつじ。
「…つじは、なんでこんなところにいるのれすか??」
「辻!!」
「つじは、てんのうすきゅーじょーで、いっぱいうってほめてもらうはずなのれす。
なんで、つじがいないのに、みんなはやきうとしてるのれすか?」
思わず飯田は辻に抱きつく。抱きつかれて不思議そうな表情を見せる辻。
「いいらさん、どうしたのれすか?」
「ううん、早くドームに急ごう!!」
【辻→つじ メーター】2ランクUP
辻 ■■■■■■■■ つじ
- 192 名前:9回表ー4 投稿日:2002年01月13日(日)17時58分13秒
- ここで、中沢監督はピッチャーを加護にスイッチ。勝利への執念を見せる。
その加護はラミレス、土橋を簡単に打ち取りマウンドを降りる。
- 193 名前:9回裏 投稿日:2002年01月13日(日)18時42分13秒
- ヤクルトベンチは当然のように、高津をマウンドに送る。
先頭のソニン、高津のシンカーに全く手が出ず三振。
好調の石川も、シンカー三連投に引っかかりサードゴロ。
そして、保田。初球のストレートを捉えるも、飯田の守備範囲。
ゲームセット。M。球団の3勝3敗となった。
…その頃。
「間にあったよぉ! 辻!!」
「いいらさん、いいらさん…」
息の続く限り走り続け、つじと飯田が球場内に入る。
しかし、その二人を待っていたのは、○ンキ○ーテの草野球チームであった。
「??」
「いいらさんいいらさん、てんのうすきゅうじょうはどぅむじゃないのれす。
いいらさんはたくしぃのうんてんしゅにどぉむっていったのれす」
「……」
- 194 名前:試合終了後 投稿日:2002年01月13日(日)21時49分07秒
- 「今日も負けちゃった」
「ごっちんも打たれたし、やっぱ厳しいのかなぁ…」
連敗でヤクルトに追いつかれ、落ち込むナイン。
「ほらほら、明日が勝負やで! 気持ちを切り替えてがんばりぃや!」
中沢監督の声も届かない。重い空気が場を支配する。
と、その時。
「なーに、暗くしちゃってるの?」
その場に明らかにふさわしくない声が響いた。
「つじもとうちゃくなのれす」
「かおりー! つじー!!」
二人の周りにナインが集まる。
「今日は負けちゃったけど、明日勝てばいいんじゃん! 明日頑張ろうよ!」
とたんに盛り上がるロッカールーム。そこには、連敗のショックはすっかり抜けていた。
「やっぱ、かおりとつじは必要みたいやな」
「まぁ、結果オーライなんと違う?」
その輪の外で微笑む中沢監督と平家ヘッドコーチであった。
- 195 名前:第7戦試合前練習 投稿日:2002年01月13日(日)23時10分46秒
- つじ、飯田に対して打撃と守備練習を行う。
特に問題なしと中澤監督は判断。スタメン起用を決める。
- 196 名前:第七戦スタメン&ベンチ入り 投稿日:2002年01月13日(日)23時56分52秒
- M。 S
6つじ 7真中
4矢口 6宮本
8石川 9稲葉
9保田 3ペタジーニ
5安倍 2古田
DH平家 5岩村
3飯田 DHラミレス
2吉澤 4土橋
7ソニン 8飯田
P松浦 P入来兄
M。ベンチ入り
投手 加護 ミカ 柴田 高橋
アヤカ 北上 新垣 後藤
捕手 荒井
内野手 村田 斉藤 あさみ
外野手 紺野 大谷 小川
YSベンチ入り
投手 島田 高津 本間 石井一
山本 五十嵐 河端 石井弘 松田
捕手 小野
内野手 池山 度会 三木 城石
外野手 副島
- 197 名前:第7戦スタメンとベンチ入り 投稿日:2002年01月13日(日)23時57分49秒
- M。 S
6つじ 7真中
4矢口 6宮本
8石川 9稲葉
9保田 3ペタジーニ
5安倍 2古田
3飯田 5岩村
DH平家 DHラミレス
2吉澤 4土橋
7ソニン 8飯田
P松浦 P入来兄
M。ベンチ入り
投手 加護 ミカ 柴田 高橋
アヤカ 北上 新垣 後藤
捕手 荒井
内野手 あさみ 村田 斉藤
外野手 大谷 小川 紺野
YSベンチ入り
投手 島田 高津 本間 石井一
山本 五十嵐 河端 石井弘 松田
捕手 小野
内野手 池山 度会 三木 城石
外野手 副島
- 198 名前:第7戦スタメンとベンチ入り(訂正) 投稿日:2002年01月14日(月)00時00分59秒
- >>196は訂正前のをアップしてしまいました。
>>197で試合開始です。
- 199 名前:試合前ベンチ裏 投稿日:2002年01月14日(月)00時27分45秒
- 選手、首脳陣全員で円陣を組む娘。球団。
中澤「さあ、泣いても笑っても最終戦や。
お客さんもぎょうさん来てくれてる。
こんな中で試合できるなんて、うちら幸せもんやで。
それと・・・・かおり、つじちゃん、おかえり・・・。
最終戦になってしもたけど、間に合うって信じとったで」
うなづく、一同。
中澤「さあ、誰でもいい、言っておきたいことないか?」
- 200 名前:試合前ベンチ裏 投稿日:2002年01月14日(月)01時00分57秒
- 安倍「どっかの知らないとことかで見てくれてる人に、
元気とか夢とか与えられたら、素晴らしいと思わない?
うちらの全力を出してがんばるべ!」
一同「がんばるべ!!」
- 201 名前:後藤真希 投稿日:2002年01月14日(月)01時03分45秒
- 「じゃあ、後藤から言うね。昨日は私のせいで負けちゃったけど…。
でも、私はこのチームでみんなと一緒に優勝したい!
私にできることなら何でもするから、優勝しよう!!」
- 202 名前:矢口真里 投稿日:2002年01月14日(月)01時08分26秒
- 矢口「矢口は今年は記録的には地味だったけど、
いつでもチームのことを考えてきたつもり。
今日も娘。球団らしい、いい試合をしよう!
ヤッホーイ!!」
一同「ヤッホーイ!!」
- 203 名前:つじ のぞみ 投稿日:2002年01月14日(月)01時11分22秒
- つじ「つじも、おやすみしたので、そのぶんいっぱいうってまもるのれす。
おっきいおっきいほぉむらんをうって、いいらさんにいいこいいこしてもらうのれす」
一同「ホームランは止めてね!」
- 204 名前:保田 圭 投稿日:2002年01月14日(月)01時19分37秒
- 保田「今日もあたしのこの魅力で
相手をノックアウトしちゃうわ。
チュッ。。。。(投げキッス)」
一同「オエーーーーー!!!!」
- 205 名前:加護亜衣 投稿日:2002年01月14日(月)02時07分12秒
- 加護「よっしゃ!ツバメの連中、けつの穴から手つっこんで、奥歯がたがた
いわしたる!よっしゃみんだ!わしについてこい!」
一同「どこいくんだよ!」
- 206 名前:小川真琴 投稿日:2002年01月14日(月)02時15分37秒
- 小川(あごしゃくらして)「試合前に皆さんにこの言葉をおくります。
馬鹿になれ とことん馬鹿になれ 恥をかけ とことん恥をかけ
かいてかいて恥かいて 裸になったら見えてくる 本当の自分が見えてくる
本当の自分も笑ってた それくらい 馬鹿になれ
それでは皆さんご唱和ください。
元気ですかー!!!!!!!!!!
いくぞぉ!!!!!
1ーーーーー!2−−−−−−−−!3!
一同「ダぁー!!!!!!」
紺野「2−!!!」
一同「おそいよ!」
- 207 名前:石川梨華 投稿日:2002年01月14日(月)02時40分19秒
- 石川「チャオー。石川は今日は鳥もいないし、調子がいいんでがんがんうちま〜す。」
一同「自分のことだけかい!」
- 208 名前:メロン4人 投稿日:2002年01月14日(月)10時20分21秒
- 斎藤「甘いたまは逃さない!」
柴田「優勝決めれば今日が記念日!」
大谷「出番まっています!」
村田「勝っても負けてもThis is 運命! メロン!ファイトーーー!」
メロン「オーーーー!!」
- 209 名前:シェキ3人 投稿日:2002年01月14日(月)10時52分47秒
- 北上・荒井・末永「みんな!自分を信じて悔いのない試合を!M。は無敵!第七戦夜の誓い!」
一同「オー!」
中澤裕子「そうやな。三人もM。で試合やるのは今日が最後やし・・・」
北上・荒井・末永含む一同「えー!」
- 210 名前:カントリー&ソニン 投稿日:2002年01月14日(月)11時17分51秒
- りんね「最後の最後に、チームのみんなに迷惑かけてしまってごめんなさい。
ソニンちゃん、あさみ、よろしくね。」
ソニン「まかせておいて!」
あさみ「つじちゃんが戻ってきてホッとしてる。でも同じようなことまたしたら
レギュラー奪っちゃうよ!」
一同「ハハハハ・・・」
- 211 名前:ココナッツ3人 投稿日:2002年01月14日(月)11時31分26秒
- アヤカ「昨日はごめんなさい。同点にしてもらったのに守りきれなくて・・。
ベンチ入りを許していただいた監督には感謝します。
ミカ「今年最後の試合、がんばります!」
レファ「・・・ミンナ、ガンバッテネ・・・」
中澤「あ・・・暗くなったらアカン!。、次!!」
- 212 名前:高橋 紺野 新垣 投稿日:2002年01月14日(月)11時40分33秒
- 高橋「ワタシも、昨日はごめんなさい。マウンドに立たせてもらえるなら
期待に沿えるようにがんばります!」
紺野「こんなワタシをベンチ入りさせていただいている監督には感謝
します。期待にこたえられるようがんばります!」
新垣「みなさんには迷惑ばかりかけてしまってすみません。吉澤さんに
助けてもらいながら、がんばりたいと思います!」
- 213 名前:お約束 投稿日:2002年01月14日(月)12時24分26秒
- 中澤「ブルペンにいる先発の松浦とよっすぃー以外はみんなひとこと言ったな。
よし、じゃあ締めて・・・・」
平家「こらこら、ちょっとー。忘れてるでー、今日スタメンやで、スタメン。
ほんまにもー、頼むわー。
えー、みんなの期待に応えるよう、ヒットをたく・・・」
一同「デッドボーーーール!!よろしく!!(笑)」
- 214 名前:試合前ベンチ裏 投稿日:2002年01月14日(月)12時34分18秒
- 中澤「よし、じゃあ最後、主将のカオリ、締めていこうか!」
- 215 名前:飯田圭織 投稿日:2002年01月14日(月)13時31分15秒
- 飯田「さあみんな、今日がほんとに最後の試合だよ。
全員の力でがんばってここまでこれたんだ。
今日も全員で気合い入れていくよ!!!!!!!!」
飯田「がんばっていきま〜〜〜〜〜〜〜・・・」
一同「しょいっ!!!」
- 216 名前:ブルペン 投稿日:2002年01月14日(月)17時00分03秒
- 「結構、いい球きてるじゃん!」
ブルペンで、松浦が投球練習をしている。
「そうですか?」
「うん、こkれならきっちり抑えられるよ!」
それを聞いて笑顔を見せる松浦。
「吉澤さん。今日は…勝ちましょうね」
「…そうだね。あっ、そうだ。今ごろベンチ裏でやってるあれ、やろっか」
「そうですね。じゃあ」
「がんばっていきま〜〜〜」
「しょい!!」
- 217 名前:外野席-関東猛娘。連合 投稿日:2002年01月14日(月)19時40分50秒
- 団長「ついに最後のときを迎えました。」
観客「うぉぉぉぉぉ!!!!!!」
団長「今こそわれわれの夢、日本一に向かって突き進んでいただこうではないかーー!」
観客「うぉぉぉぉぉ!!!!!!」
団長「景気づけに、萌えよ!モー娘。球団いくぞー!」
観客「うぉぉぉぉぉ!!!!!!」
- 218 名前:萌えよモー娘。球団2001第7戦バージョン 投稿日:2002年01月14日(月)19時58分34秒
- 1♪遠い夜空にこだまする 娘の歌声耳にして
天王州球場つめかけた 僕らをじーんとしびれさす
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
2♪1番つじが塁に出て 2番矢口がヒットエンドラ
3番チャーミータイムリー 4番保田がホームラン
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
3♪5番安倍がよみがえる 6番飯田が酔って打つ
8番吉澤踊り打つ 9番ソニンが舞って打つ
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
4♪後藤は涼しく勝ちを取り 柴田あゆみは胸を張り
ミラクル若娘。松浦に 夜の守護神加護亜衣だ
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
5♪いつでもアヤカを信じてる 小さなメジャーだミカ・トッド
期待の右腕高橋に レフア・新垣控えてる
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
6♪平家よボールにぶち当たれ あさみよ髪の毛色変えよ
一発長打の紺野君 闘魂一撃小川君
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
7♪夏コーチの作戦に まことコーチのピストンサイン
稲葉コーチの激が飛び りんねファームの意地見せろ
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
8♪ここに北上・末永だ そして斎藤・村田だぜ
荒井に菊池と大谷・前田 まだまだ増えるぞこの球団
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
9♪天下分け目に福田あり 今でも市井を愛してる
石黒・小湊・ルル・信田 球団ささえた名選手
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
10♪鷹を殺して優勝だ 牛を食べて優勝だ
そしてにっくきスワローズ息の根とめて日本一
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
11♪僕もあなたも願ってる 祈る気持ちで待っている
それはひと言日本一 中澤監督の胴上げだ
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
がんばれがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
- 219 名前:1回表 投稿日:2002年01月14日(月)20時08分48秒
- 1番真中 遊ゴロ つづく宮本二ゴロとかんたんに2アウト。
しかし、このところ当たってきた稲葉にライトオバーの2ベース
吉澤「ここで慎重にならなきゃ。」
続くペタ、3ゴロでチェンジ。
- 220 名前:1回裏 投稿日:2002年01月14日(月)22時02分08秒
- つじ「おひさしぶりのあいさつがわりにどかんといっぱつうつのれす・・・
どかーん!」
あっという間のセンターフライ。
中澤「アーほんとに元にもどってもた・・・。」
続く矢口。選んで四球。
しかし石川サードゴロ。
そして4番保田三振でチェンジ
- 221 名前:2回表 投稿日:2002年01月14日(月)23時28分01秒
- 5番古田から。慎重に言って、四球
岩村何とここで送りバント
しかしラミレス三振
土橋もセンターフライでチェンジ。
- 222 名前:2回裏 投稿日:2002年01月15日(火)00時17分49秒
- 安倍遊ゴロ
続く飯田昨日のこともあったので気合がはいる。
そんな飯田レフト前ヒット
続く平家・・・・・やっぱりデットボール。シリーズ9個目だ
そして吉澤。気合は入ったが、レフトフライ。
ソニンはサードゴロでチェンジ
- 223 名前:3回表 投稿日:2002年01月15日(火)00時34分36秒
- 飯田四球 真中手堅く送りバント。
宮本ライトフライ。そしてさっきヒットを打っている稲葉。
簡単に2ストライクを取ったが4球目の甘く入ったスライダーをセンター前に運ばれる。
飯田一気にホームイン。S1点先制。
S1−0M。
しかしペタ遊ゴロでチェンジ。
- 224 名前:3回裏 投稿日:2002年01月15日(火)00時41分07秒
- つじ「とりかえすのれす〜びびょおんー」
大ぶりで三振。
続く矢口、サードゴロ
石川、簡単にひねられ三振。
- 225 名前:4回表 投稿日:2002年01月15日(火)00時44分23秒
- 古田から。古田じっくり見て三振また不敵な笑み・・・。
ちょっと調子に乗った松浦、岩村三振。ラミレス一ゴロ。
チェンジ
- 226 名前:4回裏 投稿日:2002年01月15日(火)00時50分21秒
- 保田力んでセカンドゴロ。安倍レフトフライ。飯田センターフライ。
M。ベンチプレッシャーで硬くなってくる。
- 227 名前:ベンチ裏 投稿日:2002年01月15日(火)01時13分38秒
- 中澤監督からの衝撃的な言葉に、ベンチ裏に引っ込んだ後も塞ぎ込んだままのシェキドル。
北上「今年で最後か…この試合、登板できるかな」
荒井「私も一度で良いからシリーズ出たいよ…」
末永「二人ともチャンスがある分、まだ良いって。私なんか一度も投げられなかったんだから…」
ベンチから他のチームメイト達の歓声が聞こえてくる中、誰からともなく、すすり泣きの声が漏れ始める。
そんな三人に近付く人影が。
- 228 名前:5回表 投稿日:2002年01月15日(火)01時14分36秒
- 土橋15球粘って四球。続く飯田手堅く送るも
松浦好投!真中二ゴロ、宮本遊フライに打ち取る。
- 229 名前:5回裏 投稿日:2002年01月15日(火)01時43分33秒
- バッターは平家。古田は考えた。
どうせ当たるんだろうと。
入来兄が投げた初球だった。
デットボールだった。
10個目だった。
- 230 名前:5回裏-2 投稿日:2002年01月15日(火)01時46分50秒
- しかし続く吉澤ゲッツー。そにんは三振でチェンジ
- 231 名前:ベンチ裏 投稿日:2002年01月15日(火)02時01分12秒
- 「何やってるの?」
「あっ、飯田さん。いや…」
「気持ちは、分かる! でもね、日本一のメンバーで移籍ってカッコよくない?」
「う〜ん」
顔を見合わせるシェキドルの三人。
「ここで、勝てれば絶対他に行っても自信になるから! ね、一緒に応援しよう!
シェキの三人の応援にも助けてもらってるんだから。
あぁそうだ。今日勝ったら、応援賞もらえるように裕ちゃんに頼んであげるから」
「応援賞…。い、幾ら位でるんですかね…」
少し表情が変わるシェキドルの三人。
「うーん…、10万は出してもらうよ」
「やります! 行っくよぉ!!」
ベンチに出て行くシェキドルの三人であった。
- 232 名前:6回表 投稿日:2002年01月15日(火)02時12分20秒
- 稲葉から当たっているだけに慎重にせめて、一ゴロ。
続くペタジーニに四球。そして古田を迎える。
古田、4球カットそして5球目だった。右中間に2ベース。1アウト2.3塁
ここでマウンドに内野陣が集まる。
- 233 名前:6回表−2 投稿日:2002年01月15日(火)02時34分34秒
- ここで、稲葉コーチもマウンドに向かう。
稲葉「監督からや『いけるか?』」
松浦「いけます! 皆のお陰でM。球団の一員になれたんですから。絶対に行かせてください」
稲葉「分かった。祐ちゃんに伝えとくわ」
飯田「バックには私たちがいるんだから、安心して打たせていいよ」
松浦「はい、お願いします!」
バッターは岩村。
松浦の初球。内角へのストレート。
これを、岩村がスクイズ。
サード安倍、ピッチャー松浦が前に駆け出すも初動が遅れ、ペタジーニは何とかホームイン。
そして、古田もサードに走るも、これは取った安倍が好判断でサードに送球、タッチアウト。
続くラミレスはセンターフライに打ち取る。チェンジとなるも、ヤクルトが一点を追加する。
「嫌らしいなぁ。こういう点数の取られ方すると、松浦なんかは特にガックリきとるやろ」
「そうやね…。でも、ラミレスにはよ打ってもらって助かったわ」
「そろそろ、コマを切っていかなあかんな」
- 234 名前:6回裏 投稿日:2002年01月15日(火)02時47分21秒
- この回、先頭はつじ。
「つじ! 大きいの狙ったらアカンで! とにかく塁に出塁や!」
「どがぁん!ってのは駄目なのれすか?」
「駄目や! とにかくバット短くもって当てるバッティングや! ええな!!」
「わかったのれす…」
つじ、バッターボックスへ。
中沢監督に従い、バットを余らせている。
「おっ、これは注意せなあかんな」
古田もそれを見て取り、慎重なリード。結果、四球でつじは一塁へ。
矢口は、2球目を確実に送りバント。つじを二塁に進める。
バッターは石川。
ここで、ヤクルトベンチが動く。
「ピッチャー、入来に変わりまして石井一」
若松監督は、無失点の入来を下げ中二日の石井をマウンドに送る。
石井は石川を三振。保田は敬遠気味の四球で出すものの、安倍をセカンドゴロ。
この回もM。は無得点に終わる。いよいよ、試合も後半戦に入る。
- 235 名前:6回裏 投稿日:2002年01月15日(火)02時52分51秒
- つじから、「またまたいってんいくのれぴょーん」
しかしセカンドゴロ。続く矢口レフトフライ。
そして3番石川。なんと13球粘ってセンター前にはじきかえす。
実況「オーっトここで若松監督でてきました。ピッチャー交代ですね。」
ウグイス嬢「スワローズピッチャー交代のお知らせをいたします。
ピッチャー入来に代わって・・・・・・
石井!ピッチャー石井一 背番号16」
- 236 名前:ベンチ 投稿日:2002年01月15日(火)02時53分42秒
- 「やばぃ、このままやとやばいでぇ」
「やばいやばい言うてても、実際に動かな仕事したことにならへんでぇ」
「それは、そうやけど…。まだ、動けそうなとこが無いねん」
「確かにな」
「しゃあない! 飲むか!!」
「って、何でそうなんねん!」
「打線も淡白やしなぁ、これが考え物や」
「いきなり、話変わるなぁ。でも、確かにその通りやな。簡単に打ちすぎるわ」
「淡白言うたら、新しく手に入った日本酒がな…」
「日本酒の話かぃ! そして、それを持ってきとんのかぃ!!」
「まぁまぁ、これでも飲みながら考えようや」
「飲めるか!!」
とこうしている間に6回裏の攻撃も終わったのであった。
- 237 名前:観客235 投稿日:2002年01月15日(火)02時56分04秒
- アー寝ぼけてたみタイヤネー。現実は>>234か・・・。
- 238 名前:7回表-1 投稿日:2002年01月15日(火)22時47分27秒
- ここが踏んばり所の松浦だが、この回も土橋に散々粘られ、15球を費やした上に四球で出塁させてしまう。
落胆したのか、急激に球威の落ちた初球のストレートを飯田はレフト前に運ぶ。
これを見た中澤監督、ついにベンチから出る。
- 239 名前:7回表-2 投稿日:2002年01月15日(火)23時24分31秒
- 松浦「すみません、本当にすみません」
うなだれる先発投手の頬がパシッと鳴った。監督に突然ビンタされて驚く松浦。
慌てて捕手の吉澤も駆け寄ってくる。
中澤「何をヘコんどんねん。あんたもウチのゴールデンルーキーやったらこの場面、自力で何とかしてみぃや。吉澤、ここはあんたのリード要らへんで」
そう言うとすたすたとベンチヘ歩き去る監督。
その背に一礼する松浦の目に迷いの色はない。
吉澤「松浦、好きな球を気合い入れて投げてこい!」
松浦「はいっ!」
立ち直った松浦、直球主体の気迫の投球で真中・宮本を外野フライ、稲葉を三振に切って取る。
- 240 名前:7回裏 投稿日:2002年01月16日(水)00時52分19秒
- この回先頭は飯田。
「あかん。こいつら、妙に波長が合ってるんや」
初球、古田は外角へ外すボールを要求。
石井も、珍しく要求通りのボールを投げる。
「これなら大丈夫や」
と古田が思った瞬間。スコーーン! 弾けた音が古田の耳に入る。
ボールはセンターバックスクリーンの飛び込むホームラン。飯田はガッツポーズ。
「あかん…、こいつだけは最後までアカンかった」
次バッターは平家。
「何で、ここはこう訳のわからんバッターばっかりおるんや」
と、古田は「当てろ」というサインを出す。石井は、戸惑いながらも初球を投げる。
ボールは、吸い込まれるように…平家の頭へ。平家は一塁に進塁。
- 241 名前:7回裏−2 投稿日:2002年01月16日(水)00時58分18秒
- ここで、バッターは吉澤。
吉澤、頬を一度、二度と叩きバッターボックスに入る。
初球、2球目と外れ、3球目。吉澤がハードヒット。
ボールは一塁線を痛烈に抜けるライナー。
しかし、そこにペタジーニが飛び込む。ボールはグラブの先にかろうじて収まる。
ペタジーニは、そのまま一塁へ、ダブルプレー。吉澤、天を仰ぐ。
ここで、中沢監督、ソニンに代えて小川をバッターボックスに送る。
小川は12球粘るも最後は力負け。セカンドフライに終わる。
7回が終了。ヤ2−1M。とヤクルトの1点リードに変わる。
- 242 名前:8回表 投稿日:2002年01月16日(水)01時25分38秒
- バッターペタちょっとへばってきた松浦。ペタを四球
そして最大の敵を迎える。
5番キャッチャー古田。
- 243 名前:8回表-2 投稿日:2002年01月16日(水)01時34分27秒
- 古田打席に向かう。そして吉澤にボソッと一言。
古田「おまえんとこの監督、嫁に行き遅れ、采配も行き遅れやなぁ。あうまいことゆうたな、おれ」
吉澤「ぜんぜんうまくない。」
- 244 名前:8回表-3 投稿日:2002年01月16日(水)02時32分11秒
- 実況「さあここで古田を迎えます。一塁にペタジーニをおくいやな状況。
松浦第1球は外角にボール。余裕の表情で見送る古田。
松浦、第2球を投げました。
古田打ったーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
大きいぞ!大きいぞ!入るか!入るか!
入ったー!
ホームラン!古田ホームラン!2ランです。ヤクルト4点目。
ここにきてM。痛い失点を喫しましたああ!」
- 245 名前:8回表ベンチ 投稿日:2002年01月16日(水)02時59分42秒
- ベンチに戻ってきた古田に手荒い祝福の嵐が起きる。
それも一段落ついた頃、真中が古田に声をかける。
「にしても、このシリーズの古田さんは凄いっすね。来るコースが分かっているみ
たいじゃないっすか」
「いや、実は分かってるんや」
「えっ?」
「いやな、吉澤のリードが似てんねん」
「似てるって、古田さんのリードにですか?」
「あぁ、まぁ言うても5年位前の俺のリードやけどもな。だから、吉澤のリードに
大して落ち度はないねん」
「だったら、教えてくださいよ」
「そんなん言うたかて教えられるかい。脳みそ移植せい言うんか?」
「確かに、そりゃそうっすね」
「だから、そんなに悪いリードってわけやないねん。ただ、俺に余りに打たれてる
から混乱しとるだけやな」
古田はそういって吉澤に視線を移した。
- 246 名前:8回表−4 投稿日:2002年01月16日(水)03時11分02秒
- ここで、ピッチャーを柴田にスイッチ。
松浦、泣きじゃくりながらマウンドを降りる。
ちなみに、松浦の泣き顔がアップにされた瞬間の視聴率はこの試合最高を記録した。
交代した柴田は岩村にヒットを打たれるも、ラミレス、土橋を打ち取る。
そして、飯田。ここで、若松監督池山を代打に送る。ヤクルト側から大きな声援がおこる。
この池山対柴田の対決は、フルカウントまでもつれ込むも柴田の勝ち。
池山は浅いセンターフライに終わる。
- 247 名前:観客 投稿日:2002年01月16日(水)03時14分36秒
- 酔っ払っていて大して気にならなかったけれど、代打の小川はそのまま守備に入ってたね。
- 248 名前:8回裏-1 投稿日:2002年01月16日(水)03時46分27秒
- この回ヤクルトは稲葉をライトに真中をセンターに、代打の池山に代わり副島がレフトに守備位置を変更。
M。の先頭打者はつじ。
「バットをみじかくバットをみじかく…」
念仏の様に繰り返し唱えながら打席に入る。
握りがグリップエンドの遥か上なのを見た古田は外角中心の配球を指示。
愚直なまでに監督の命令を守るつじだが、勿論バットに当たる筈もなく、あっと言う間に2ストライクと追い込まれる。
一応一球高めに外して様子見のヤクルトバッテリー。
しかし、すっぽ抜けてやや内角寄りの球になってしまう。
すかさず喰らい付くつじ。
跳び付く様にバットを出したのが偶然プッシュバントに。
打球は投手の頭上を越え、土橋と宮本の真ん中に落ちるポテンヒット。
つじ「おいしーたまれした〜」
こんな時でも天真爛慢なつじの笑顔は変わらない。
無死一塁。
バッターは曲者・矢口。
- 249 名前:8回裏-2 投稿日:2002年01月16日(水)08時52分04秒
- バッターは矢口。
その初球につじがスタートを切る。
しかし、警戒していた古田は外角にウエスト。
矢口「ざんねーん。おいらそこまで計算してるんだよね。」
よく見ると矢口は自分用のバットではなく、飯田が使ってる長いバットを使っていた。
少し伸び上がって振り抜いた打球はライト前へ。
スタートを切っていたつじは三塁に到達。
地味な矢口の知的なヒットエンドランで無死一塁、三塁。
そしてクリーンナップを迎える。
- 250 名前:8回裏-3 投稿日:2002年01月16日(水)08時53分09秒
- 続くバッターは石川。
バッテリー初球に選んだのは内角高めの体を起こすストレート。
石川「古田さんのバカー!!」
その球にまったく逃げないで石川は強振。
打球はダイレクトでレフトフェンスに直撃。
つじはニコニコ手を叩きながらゆっくりとホームイン、石川のお返しツーベースで1点を返す。
無死二塁、三塁で最も頼りになる女、保田をバッターボックスへ。
- 251 名前:8回裏-4 投稿日:2002年01月16日(水)12時26分13秒
- しかし敵も然るものスワローズ。保田にまわってキタことは、第5戦で3三振を奪い
保田を攻略していた石井=古田バッテリーには好都合だった。
不敵な笑いで保田を見る古田は、保田は3球三振に切って取る。
- 252 名前:8回裏-5 投稿日:2002年01月16日(水)12時38分38秒
- つづく安倍。
安倍「うつべ!絶対うつべ!」
完全に力んでしまった安倍。キャッチャーフライにたおれる。
- 253 名前:8回裏-6 投稿日:2002年01月16日(水)13時04分07秒
- バッターは飯田。ここは主将として責任をはたしたいところ。
石井第一球インコースへストライク。2球目はアウトコースへボール。
飯田「6戦は主将なのに試合にこれなかった。ここはなんとしても!」
第3球飯田フルスイング!打球はセンターバックスクリーン方向へ!
実況「いったーーーー!
真中よじ登る!ジャンプイチバーン!!!・・・・・・・
取った!取った!取った!取った!取った!取った!取った!
真中ファインプレー!」
チェンジ。うなだれる飯田の姿がそこにあった。
- 254 名前:9回表 投稿日:2002年01月16日(水)16時19分47秒
- ファインプレーに気を良くしたのか、この回先頭の真中は柴田からセンター前ヒット。
ここで中澤監督、投手を加護にスイッチ。
連投による疲労で球威・キレとも普段より落ちている加護だったが、気迫の投球で宮本をショートゴロゲッツー、稲葉をセカンドフライに抑える。
運命の九回裏、M。に勝利の女神は微笑むのか?
- 255 名前:9回裏開始前 投稿日:2002年01月16日(水)22時52分29秒
- M。はベンチ前で円陣を組んでいる。
- 256 名前:その頃外野 関東猛娘。連合 投稿日:2002年01月16日(水)23時32分01秒
- 団長「最終回になってしまいました!しかし!まだあきらめません!
では!声も高らか”モー娘。球団の歌”いくぞー!」
観客「うおおお!!!!」
モー娘。球団の歌
一、グランド照らす太陽の
意気と力をこの胸に
娘。に生きて夢多き
モー娘。球団さあ行こう
ああ金色(こんじき)の 羽ばたきに
そらに鳴る鳴るひるがえる勝利の旗!
モームス モームス モー娘。球団
二、白球飛んで虹となり
砂塵おこって美技つづく
娘。のためにプレイする
モー娘。球団頑張ろう
ああ逞(たくま)しい 羽ばたきに
そらに鳴る鳴る高らかに勝利の旗!
モームス モームス モー娘。球団
三、鍛えて強き日灼け顔
むつみ励まし燦然(さんぜん)と
世紀の娘。花咲かす
モー娘。球団いざ萌え
ああ大いなる 羽ばたきに
そらに鳴る鳴る晴れやかに勝利の旗!
モームス モームス モー娘。球団
- 257 名前:9回裏前 投稿日:2002年01月17日(木)00時10分06秒
- 若松監督もちろんピッチャー高津。
-途中経過- 9回表終了 S4-2M。
M。 S
6つじ 8真中
4矢口 6宮本
8石川 9稲葉
9保田 3ペタジーニ
5安倍 2古田
DH平家 5岩村
3飯田 DHラミレス
2吉澤 4土橋
7小川 7副島
P加護 P高津
- 258 名前:9回裏前修正 投稿日:2002年01月17日(木)00時11分34秒
- M。 S
6つじ 8真中
4矢口 6宮本
8石川 9稲葉
9保田 3ペタジーニ
5安倍 2古田
3飯田 5岩村
DH平家 DHラミレス
2吉澤 4土橋
7小川 7副島
P加護 P高津
- 259 名前:ベンチ前 投稿日:2002年01月17日(木)00時46分34秒
- 「いよいよ最後だね」
「裕ちゃん、何か言ってよ」
「そやなぁ。ぶっちゃけた話、この試合で結構采配ミスしとんねん」
思わずこける矢口。
「裕ちゃぁん、こんな時にそんなこと言わなくてもー」
「いやいや、だから負けたとしても私のせいやから。結果は気にしたらあかんよ。
みんな、思いっきりやってきぃ。ささ、カオリ。最後にキャプテンから」
「うん。ここまで一生懸命やってきたよね。どんな形で終わったとしても胸をはれる。
でもさぁ、どうせならやっぱ勝ちたいよね。頑張って勝っちゃおうよ」
「うん!」
「じゃあ、がんばってーいきまーーー」
「しょい!!!」
- 260 名前:関東猛娘。連合 投稿日:2002年01月17日(木)00時51分39秒
- ♪ワッショイ ワッショイ 勢いだ つなげ 続け ヤマを張り 一か八か そこだ当たれ 体出せ 体を出したらボールは当たる!平家!へいけ!
♪ワッショイ ワッショイ 勢いだ つなげ 続け ヤマを張り 一か八か そこだ当たれ 体出せ 体を出したらボールは当たる!平家!へいけ!
♪ワッショイ ワッショイ 勢いだ つなげ 続け ヤマを張り 一か八か そこだ当たれ 体出せ 体を出したらボールは当たる!平家!へいけ!
♪ワッショイ ワッショイ 勢いだ つなげ 続け ヤマを張り 一か八か そこだ当たれ 体出せ 体を出したらボールは当たる!平家!へいけ!
♪ワッショイ ワッショイ 勢いだ つなげ 続け ヤマを張り 一か八か そこだ当たれ 体出せ 体を出したらボールは当たる!平家!へいけ!
- 261 名前:9回裏 投稿日:2002年01月17日(木)01時06分34秒
- この回の先頭は平家。
「うーーーーーん」
古田は考え込む。
「もぉ、ええわ! ままよ!」
平家、軽く足を抑えながら一塁へ。中澤監督、代走に村田を送る。
次のバッターは吉澤。気合の表情でバッターボックスに立つ。
ストライク、ボール、ボールとなって1−2。ここで古田が、吉澤に話し掛ける。
「次は外角へのストレート待ってるやろ?」
吉澤が驚いて古田を見る。
「図星のようやな」
古田はマスクの裏で薄く笑う。
次のボールは、内角へのシンカー。吉澤詰まらせる。
ボールはセカンド土橋の正面へ。土橋から宮本に送球する。
ダブルプレーかと思われた瞬間。村田が気合のスライディング。
宮本の一塁への送球が遅れ、一塁の吉澤は何とか間に合う。1アウト1塁と変わる。
- 262 名前:9回裏−2 投稿日:2002年01月17日(木)01時10分10秒
- 中澤監督、主審に代打を告げる「代打、荒井」
- 263 名前:9回裏−3 投稿日:2002年01月17日(木)01時15分28秒
- 荒井にとっては、今日がM。での最後の試合になってしまう・・・。
それは、中澤の現役時代と同じ捕手というポジションにありながら
試合に出してあげられず、ひたすらブルペン捕手に徹してくれていた
荒井へのせめてもの報いの気持ちがあった。
- 264 名前:9回裏−4 投稿日:2002年01月17日(木)01時26分56秒
- 「ここで訳分からん選手を代打か。なめられたもんやな」
荒井は緊張の面持ちでバッターボックスへ。
高津は初球、2球目とシンカーでストライクを取る。
そして3球目、内角低目へのストレート。これを荒井は何とか当てる。
ボールはサードへ。しかし、ボールに力が無く岩村がキャッチするも投げられず。
内野安打となる。1アウト1塁2塁。
中澤監督は、荒井の代走にあさみを送る。荒井は笑顔でベンチに戻る。
次バッターのつじ。初球をコンパクトに振りぬくもライトフライ。
中澤「あほぉぉ!! 何で簡単に打つねん!!!!」
そして、
- 265 名前:9回裏−4 アナウンス嬢 投稿日:2002年01月17日(木)01時29分11秒
- 最後の行を訂正します。
「そして、・/dd>」
に代わりまして
「そして、緊張の面持ちで矢口がバッターボックスに向かう。」
背番号無し。
- 266 名前:9回裏−4 投稿日:2002年01月17日(木)01時34分23秒
- 打席に向かう荒井に中澤は「つじにつないでほしい」と告げ、荒井はバッターボックスへ
向かう。
ヤクルト内野陣はバントシフトを敷くが、荒井としてもここでダブルプレーを食らっては
意味がないと考え、バントの構え。
初球、3塁線へのプッシュバント。
サード岩村がダッシュしてくるも、その横をボールが通り過ぎる。
ショート宮本が慌ててボールを捕球するも、間に合わない。
1アウト1、2塁でつじをバッターボックスに迎える。
1塁代走に大谷を起用する。
- 267 名前:266 投稿日:2002年01月17日(木)01時35分29秒
- はなかったことにしてください。すみません。
- 268 名前:9回裏−5 投稿日:2002年01月17日(木)01時46分05秒
- 矢口、選手の声援に送られてバッターボックスへ。
「まりっぺ、思いっきりいくだべさ!」
「悔いのないようにね!!」
矢口がバッターボックスに入る。
初球、外角へのシンカーが決まってストライク。1−0。
2球目、もう一度外角へ。こんどはストレート。
矢口のバットは動かず。きわどい球だったが判定はボール。1−1。
3球目。内角へのストレート。これも矢口は見極めボール。1−2。
高津−古田のバッテリーにも投げづらさが見える。
そして、4球目。外角へ逆球。これを矢口が流し打ち。
1,2塁のランナーは一気にスタート。ボールはセンター真中の横を抜ける。
ここで、1塁の吉澤がホームイン。高津のシリーズ無失点記録がここで止まる。
そして、コーチャーの指示に従い、あさみもホームへ向かおうとする。
真中、土橋に素早く中継。そして土橋はとんでもない速さでホームへ送球。
あさみは古田のいるホームに飛び込む。
- 269 名前:9回裏−6 投稿日:2002年01月17日(木)01時47分23秒
- 実況「ヤクルト、凄い中継プレー! タイミングは微妙!! 判定は!!!!」
- 270 名前:9回裏−7 投稿日:2002年01月17日(木)01時53分42秒
- 石川「あさみちゃん!右から!右からすべろ!」
チャーミー、大きな動きで指示を出す。
- 271 名前:9回裏-7 投稿日:2002年01月17日(木)01時55分32秒
- 審判の腕が上がる・・・。
そして試合は終わった。
- 272 名前:9回裏−8 投稿日:2002年01月17日(木)01時58分16秒
- アウトォ!
あさみの手は、古田の足によってしっかりとさえぎられていた。
実況「いやー、三塁を回った瞬間は完全にセーフだと思いましたがねぇ」
解説・江川「あれは、ヤクルト守備陣をほめるしかないですね」
実況「ヤクルトベンチから、選手が出てきます。そして、若松監督の胴上げが始まり
ました……」
- 273 名前:胴上げを見ながら 投稿日:2002年01月17日(木)02時20分25秒
- 中澤はさばさばしていた。そして来シーズンのことを考えていた。
- 274 名前:一方ベンチでは 投稿日:2002年01月17日(木)02時24分05秒
- 後藤、石川、吉澤、加護、松浦の5人が大声を上げて泣いていた。
- 275 名前:シリーズ表彰 投稿日:2002年01月17日(木)02時26分16秒
- 最優秀選手(MVP)は古田敦也が選ばれる。
- 276 名前:胴上げを見ながら-2 投稿日:2002年01月17日(木)02時32分42秒
- 中澤「よっしゃ来シーズンや!一味変わったM。みせたるで!」
平家「変わったM。?」
中澤「そうや!なあ平家!」
平家「え!私クビ!?」
キッチュ「そうなんです!シリーズが終わり、モー娘。球団!新展開です!」
(ちなみに平家はクビではありません。)
中澤「なんか聞きなれたこえが・・・。」
- 277 名前:あの人が・・・ 投稿日:2002年01月17日(木)02時46分21秒
- 市井「終わったなあ。これは来年面白くなりそうだな。」
そういうと球場を去った。またこの人もM。に復帰する。
- 278 名前:じみーに・・・ 投稿日:2002年01月17日(木)03時36分21秒
- 稲葉貴子投手が、現役引退を表明。来期から選任コーチとなることがあきらかになった。
稲葉投手は、99年移籍入団。当初は先発の一角をにない11勝をあげる。しかし00年に1度戦力外
通告されるも、兼任コーチとして復帰。今年は、中継ぎとして投げていたがシリーズに登録されることはなかった。
しかし球団は柴田投手らを育てた手腕と、中澤監督の重要なブレーンに期待しているもよう
- 279 名前:日本シリーズ記録の手帳編集部 投稿日:2002年01月17日(木)18時11分39秒
- チーム成績
M。AV.237 10ホーマー 3盗塁 防御率4.15
S AV.214 9ホーマー 2盗塁 防御率3.88
- 280 名前:日本シリーズ記録の手帳 投稿日:2002年01月17日(木)18時24分29秒
- 個人成績M。主な選手の打撃
試 AV 本 点 その他
つじ 5 .313 0 0 四球4
矢口 7 .227 1 5 四球4犠打5
石川 7 .259 2 5 盗塁2
保田 7 .300 2 5 四球6三振6
安倍 7 .222 1 5 三振4
飯田 4 .313 3 3 三振5
平家 7 .000 0 1 死球13
吉澤 7 .074 1 2 三振6
ソニン 5 .357 0 0
小川 6 .300 0 1 犠打2
りんね 5 .154 0 0 犠打2
- 281 名前:日本シリーズ記録の手帳 投稿日:2002年01月17日(木)18時58分01秒
- M投手成績
試 防御率 回 安 本 四 三 自
後藤 2 4.38 12 1/3 9 2 6 13 6 1勝
松浦 2 4.20 15 13 2 8 6 7 2敗
高橋 3 1.23 7 1/3 3 1 0 1 1 1勝
柴田 2 2.57 7 2 1 3 1 2
北上 1 15.00 3 3 1 2 0 5 1敗
アヤカ 3 7.71 2 1/3 2 0 3 0 2 1勝1敗
ミカ 2 0.00 4 1 0 0 3 0
レフア 2 20.25 1 1/3 2 0 2 0 3
前田 3 0.00 2 1 0 0 1 0
新垣 4 5.40 6 2/3 3 2 3 3 4
加護 4 0.00 4 2 0 0 0 0 1S
- 282 名前:日本シリーズ記録の手帳 投稿日:2002年01月17日(木)20時14分10秒
- 個人成績S主な選手の打撃
試 AV 本 点 その他
真中 7 .200 1 1
宮本 7 .069 0 1
稲葉 7 .276 0 1
ペタ 7 .174 0 1 四球7
古田 7 .542 4 13 安打13
岩村 7 .273 1 11 犠打3
ラミレス7 .040 1 1 安打1
土橋 7 .105 0 1
飯田 5 .200 0 2 四球4盗塁2
- 283 名前:日本シリーズ記録の手帳 投稿日:2002年01月17日(木)20時30分56秒
- S投手成績
試 防御率 回 安 本 四 三 自
石井一 3 1.02 17 2/3 11 2 5 18 2 1勝(1完封)
藤井 2 5.56 11 1/3 8 1 8 5 7 1勝
入来 2 2.38 11 1/3 6 1 7 10 3 1勝1敗
前田 1 1.80 5 6 0 3 0 1
石井弘 2 9.00 2 4 1 2 2 2 1敗
ニューマン 1 18.00 1 2 2 0 0 2
本間 1 0.00 1/3 0 0 0 1 0
山本 4 5.79 4 2/3 4 0 5 3 3
河端 2 81.00 1/3 1 1 2 0 3 1敗
島田 3 2.25 4 3 0 2 1 1
五十嵐 2 9.00 2 3 1 0 0 2
高津 3 3.00 3 2 0 1 3 1 2S
- 284 名前:日本シリーズ記録の手帳 投稿日:2002年01月17日(木)20時34分18秒
- 修正&追加
矢口 点5→6
平家 出塁率.765 (ちなみに古田は.621)
- 285 名前:日本シリーズ記録の手帳 投稿日:2002年01月17日(木)22時15分25秒
- この6・7戦もちろん古田にはやられたM。だったが、ここに新たな刺客登場した。
岩村である。4戦まで1安打だった岩村だが、5戦で決勝三塁打を放つと、次の試合の
6戦では決勝ホームランを含む4打数3安打1ホーマー6打点の活躍。続く7戦は、
小技が光り、スクイズをふくむ2犠打2打数1安打の活躍だった。
- 286 名前:日本シリーズ記録の手帳 投稿日:2002年01月17日(木)22時54分02秒
- ピッチャーでいえば入来だろう。重要な第7戦5回1/3を1安打無失点。
しかし入来にここまで抑えられたのも、第5戦からの打撃陣の不振は否めない。
特に保田はひどかった。四球は4を数えたが、8打数1安打打点0三振5はひどすぎた。
安倍も6戦で満塁ホーマーを放ったものの12打数1安打。
石川も特打ちの成果もホームラン1本。13打数2安打。それに、飯田が2試合、
つじが1試合の欠場では打てるはずもなかった。
- 287 名前:日本シリーズ記録の手帳 投稿日:2002年01月18日(金)00時43分49秒
- 総括
さすがに場馴れしているS、いや古田にしてやられたシリーズだった。
M。ももうちょっと抵抗もできたろうが、あれだけ故障者を出しては勝てるものも
勝てないであろう。来年のM。の奮起にきたいしたい。
- 288 名前:表彰式 投稿日:2002年01月18日(金)23時19分21秒
- MVPは古田。
優秀選手賞はS石井一、岩村。M。は第3戦の好投と古田を完璧に抑えた高橋
とシリーズ初のサイクルヒットを達成した石川が選ばれた。
- 289 名前:日がたって・・・ 投稿日:2002年01月20日(日)13時33分33秒
- モー娘。球団が2002年度の新入団選手発表を行う。新入団選手は以下の通り
□市井沙耶香バッテリーコーチ兼任捕手
‘98年モー娘。球団に入団。99年からレギュラーとなるも、‘00年途中メジャー
挑戦のため退団。ヤンキース-エンジェルスと渡り歩く。
大リーグ成績2年間 167 試合AV.307 9HR 76打点
シュアーな打撃と強気のリードが売りで、球団は後藤を育てた手腕と豊富な大リーグ経験から
バッテリーコーチのポストを用意した。背番号は、前と同じ11。背番号11の復帰は
オールドファンならずとも早くグランドでみたいものだ。
○藤本美貴投手右投右打
自由競争枠で獲得。松浦同様の活躍に期待しているが彼女、前に球団テストを受けて
不合格となったいきさつがある。背番号はモー娘。球団出世番号35
○里田まい内野手 右投左打
自由競争枠で獲得。こちらも藤本同様1度球団テスト不合格も、球団側がマイナー契約を提示
入団が決まる。キャンプはファームスタートになる予定。背番号57
△石井りか投手 右投右打 ベイスターズより金銭トレード
ベイスターズに入団し、Peachyの登録名で巨人戦など6試合で2勝1敗 防御率3.62記録する。
しかしシーズン半ばで姿を消た。ピッチャー陣の強化からM。が獲得に乗り出し獲得。
アンダースローからのシンカーを武器としていた。
背番号は37
- 290 名前:■ウェーバー選手公示■ 投稿日:2002年01月20日(日)13時42分05秒
- モー娘。球団
北上あみ投手
末永真巳投手
荒井紗紀捕手
- 291 名前:訂正(スンマソ) 投稿日:2002年01月20日(日)14時11分09秒
- >>289市井沙耶香×→市井紗耶香
>>290末永真巳×→末永真己
- 292 名前:訂正(追加) 投稿日:2002年01月20日(日)14時28分45秒
- >>289石井りか×→石井リカ
- 293 名前:納会 投稿日:2002年01月21日(月)21時31分59秒
- 1年の締めくくりの納会。
リーグ制覇したこともあって、いつもよりアルコールのすすむ中澤監督。
当然、相手役=からまれ役は 平家ヘッド兼任内野手。
- 294 名前:納会中 投稿日:2002年01月21日(月)22時24分44秒
- 泥酔する選手続出で大混乱の宴の最中、加護の携帯にG・清原から一本の電話が。
加護「もしもし」
清原「おう、加護か?日本シリーズ、残念やったな」
加護「清原はんこそ、リーグ優勝逃してしもて悔しかったんちゃいます?」
清原「まあそれもあるけど、ワシは個人成績良かったからな」
加護「『復活』とか書かれとりましたなあ。で、今日はなんですのん?」
清原「お前、終盤バテバテやったやろ。それ、やっぱ体ちゃんと絞れてへんからやと思うねん。もし良ければ自主トレ、ワシとやれへんか?」
加護「(何や、飲み行く話ちゃうんかい)」
どうする、加護?
- 295 名前:トレ情報 投稿日:2002年01月22日(火)03時03分32秒
- 後藤投手、加護投手、高橋投手、つじ内野手に
志村臨時コーチが「ケン・シムラバカトノアカデミー」でのトレーニングを
提案している模様。
- 296 名前:契約更改 投稿日:2002年01月22日(火)03時07分15秒
- 松浦亜弥投手が6億1500万で更改。球界最高年俸に
背番号もエースナンバー18も正式発表。
- 297 名前:スポーツ大虎 投稿日:2002年01月22日(火)21時04分36秒
- ↑に従いミカの新背番号は27が濃厚。
ミカ選手のコメント
「個人的には何番でも・・・。」
- 298 名前:納会中2 投稿日:2002年01月22日(火)22時22分05秒
- 宴の喧騒の中、清原の話について考える加護。
そしてついに決断を下す。
加護「ん〜、やめときます」
清原「何でや、悪い話やないはずやぞ 」
加護「いやぁ、加護もまだ嫁入り前の乙女やさかいに清原はんみたいにムキムキになってしもたら貰い手なくなってしまいますやん。
それとも清原はん、もし加護がそんな体になってしもたら今の幸せな結婚生活蹴って貰ってくれます?」
清原「ア、アホな事抜かすな。と、取り敢えずこの話はなしや。ほな、また(プツッ、ツーツー)」
加護「ププッ、あのオッサン本気で動揺しとったで。ま、ええ話ではあったけど、やっぱ今年の自主トレは…」
そう独り言を言いながら加護が見遣った先には、相も変わらずドンチャン騒ぎを繰り広げるチームメイト達の姿があった。
加護「それと…」
膝上に視線を落とすと、満腹になったので眠っているつじの寝顔が。
それを見つめる加護の目は限りなく優しい。
加護「平家さ〜ん、契約更改の件、分かってますよね?」
でも、金の事も忘れない。
おそるべし、問題児加護。
- 299 名前:ファン感謝デー 投稿日:2002年01月23日(水)23時20分50秒
- 大接戦となった日本シリーズも終了し、日頃の応援に感謝してファンとの交流を図るイベントが催された。
「18歳以上限定・中澤監督とウオツカ一気飲み対決」では多くのファンが良い潰れるのを横目に中澤監督が圧勝。一緒に参加した安倍選手は一杯目で撃沈。
「幼児限定・保田&つじ&高橋&紺野&新垣の五選手とにらめっこ対決」では保田選手の形相に泣き出す子供が続出、次回から同選手不参加の方向で話が進められているとか。
「後藤選手の手料理争奪・クイズ大会」では、白熱の展開で乱闘寸前に。結局優勝は飛び入り参加の吉澤選手(因みに最下位の解答者には石川選手の美味しい焼きそばを進呈)。
「四チーム対抗・球入れ競争」では籠を背負った飯田・平家・矢口・小川の四選手のうち、何故か平家選手に球が集中。しかし籠ではなく同選手の体に球が。勿論、ファンを扇動したのは加護選手。
この他にも松浦投手のサイン会等様々なイベントが行われ、大好評のうちに幕を閉じた。
- 300 名前:加護亜衣投手応援歌-娘。どアホウ加護亜衣 投稿日:2002年01月25日(金)00時24分12秒
- 娘。いのちと 根性かけて 萌える闘魂 どたんば勝負
娘。どアホウ 生まれたからは 丸いマイクが ボールのつもり
でっかいアリーナ ヘルメット 娘。どアホウ! 加護亜衣
見たか剛球 娘。の右腕 熱い血潮に 涙が降れば
萌えろ太陽 吹け雨嵐 広い宇宙のグランド駆けりゃ
でっかい宇宙に亜衣がある 娘。どアホウ! 加護亜衣
どうせアイドル 4・5年だ 度胸ひとすじ のぞみと一つ
うちもお前も 娘。じゃないか 春日のお山の マウンドふんで
虹ははるかな ホームラン 娘。どアホウ! 加護亜衣
- 301 名前:中澤裕子監督応援歌−裕ちゃん― 投稿日:2002年01月25日(金)01時32分25秒
- アナウンス「監督、中澤 背番号27」
ルルルルルルル ルルルルルルル
うちが出てきた故郷は 雪がちらつく頃だった
浪速の空に夕陽が落ちて 赤バットに吹く酒しぶき
平家「裕ちゃん、もったいないやん。」
裕ちゃん裕ちゃんみんなの仲間
その名は中澤 のんべ娘。
こんな不精なこのうちを 今日も待ってる人がいる
相棒平家よ お前にだけは きっと幸せ みつけて欲しくない
平家「裕ちゃん、かんべんしてや」
裕ちゃん 裕ちゃん 自信をもって
笑顔の手酌がいとおしい
セカンド矢口に口づける 純な心を忘れない
遠くの空を ふと見上げれば 嫁いだはずの彩の顔
平家「裕ちゃん。行き遅れやね」
裕ちゃん 裕ちゃん 明日もきっと
その名は中澤 酒仙将
歌;江本猛紀
- 302 名前:背番号決定 投稿日:2002年01月25日(金)02時04分55秒
- M。球団背番号変更発表。
松浦 35→18 エースナンバーで期待の大きさがうかがえる
ミカ 18→14 松浦変更に伴うもの
アヤカ55→19 投手専念に伴うもの。めざすはM。のボブ・フェラー
新垣 29→34 中澤監督の背番号変更予定に伴うもの。右ならライアン左ならカネヤンか!?
ちなみに中澤監督も28から20への変更を希望したがあっさり却下。
球団関係者談「監督は年相応のものをつけてほしい。」
- 303 名前:大谷、ブルペンキャッチャーに起用? 投稿日:2002年02月14日(木)00時53分21秒
- 大谷、ブルペンキャッチャー兼任か?
シェキドル荒井の退団に伴い、ブルペンキャッチャーがメロン斉藤だけに
なってしまったことから、中澤はメロン大谷をブルペンキャッチャーに起用
することとした模様。
- 304 名前:〜キャンプ情報〜辻新打法 投稿日:2002年02月16日(土)02時12分13秒
つじ内野手がケン・シムラ臨時コーチと共に打撃改造を行っている。
去年と確実に違う点はバットを寝かせた点。これこそシムラコーチのアドバイスで
取り入れた名打法「アイーン打法」。ローズもシムラコーチを参考にしたとかしないとか。
この打法を取り入れたつじはフリー打撃で52球中サク越え48本と効果がでている。
- 305 名前:ユウキ復帰 か? 投稿日:2002年02月17日(日)02時22分52秒
- M。のエースピッチャーの後藤真希(16)の実弟で昨年8月に起用法をめぐって首脳陣と衝突、
登板日に球場に現れないという騒ぎを起こして、二軍落ちしていたユウキ(15)が一軍に合流した。
「投げるのが嫌になって」と当時の心境を語ったユウキ。
実はシーズン終盤の昨年9月、復帰に向け球団と話し合ったが球団の条件に納得がいかず、
再び話は振り出しに戻ってしまったという。
11月に入ってから練習生時代からの同僚ソニン(18)と直接話をして、正式に復帰が決まったという。
ちなみにこの急な復帰発表には、先ごろ発覚した矢口内野手(19)のスキャンダルを隠すためとの噂もある。
- 306 名前:キャンプ情報 投稿日:2002年02月17日(日)04時33分55秒
- 〜松浦爆弾発言〜
今年が二年目となる松浦亜弥投手(15)が
早くも捕手を座らせて投げ込むなど、
順調な仕上がりを見せている。
松浦と言えば、昨年の日本シリーズ最終戦
での中澤監督によるビンタが有名だが、
その時敗戦投手になった事が余程悔し
かったらしく、「今年は自分が開幕
投手を務めてチームを日本一に導く」
と記者団に語っており、今年もこの
大役を務めるであろうと噂される、
後藤真希投手(16)との激しい競争に
なる事は必至。
これを耳にした中澤裕子監督(28)は、
「その時一番ええのを使うだけや」
とだけ語り、明言を避けた。
- 307 名前:キャンプ情報 投稿日:2002年02月17日(日)04時34分10秒
- 〜松浦爆弾発言〜
今年が二年目となる松浦亜弥投手(15)が
早くも捕手を座らせて投げ込むなど、
順調な仕上がりを見せている。
松浦と言えば、昨年の日本シリーズ最終戦
での中澤監督によるビンタが有名だが、
その時敗戦投手になった事が余程悔し
かったらしく、「今年は自分が開幕
投手を務めてチームを日本一に導く」
と記者団に語っており、今年もこの
大役を務めるであろうと噂される、
後藤真希投手(16)との激しい競争に
なる事は必至。
これを耳にした中澤裕子監督(28)は、
「その時一番ええのを使うだけや」
とだけ語り、明言を避けた。
- 308 名前:キャンプ情報〜紅白戦〜 投稿日:2002年02月17日(日)16時33分10秒
- 紅白戦(全2戦)
紅組
1 あさみ(ニ)
2 里田(遊)
3 大谷(中)
4 市井(捕)
5 ソニン(右)
6 斉藤(三)
7 村田(一)
8 紺野(左)
9 菊池(D)
投
第1戦 高橋 前田 後藤
第2戦 松浦 柴田 加護
白組
1 つじ(遊)
2 矢口(二)
3 石川(中)
4 保田(右)
5 安倍(三)
6 飯田(一)
7 吉澤(捕)
8 平家(D)
9 小川(左)
投
第1戦 石井 レファ アヤカ
第2戦 藤本 ミカ 新垣
野手控えなしのため、7イニングで実施。
中澤監督はレギュラー同士で対戦させて調整度合いを
計りたいこと、また控え・中継ぎ・新入団投手陣同士で
対戦させることで実践経験を積ませたいとの意向で
このようなチームとオーダーを組んだと説明。
なお、りんね選手は昨年の日本シリーズで痛めたアキレス腱治療
のリハビリ中で別メニューでの調整中で3月のオープン戦から
合流する予定。
また、先頃復帰報道のあったユウキ投手についてはまだ
実践で投げられる状態でないことから登板を回避した。
- 309 名前:レフア電撃退団 投稿日:2002年02月18日(月)00時05分13秒
- 紅白戦をまえにレフア投手の退団を発表。
本人のたっての希望で大学進学のためで、この紅白戦を最後に帰国する。
- 310 名前:名無しゆるさないよ(*´ー`*) 投稿日:2002年02月18日(月)00時09分35秒
- >>309のため、レファは第1戦登板予定を第2戦に変更し、新垣と登板予定を入れ替えた。
- 311 名前:名無しゆるさないよ(*´ー`*) 投稿日:2002年02月18日(月)00時36分08秒
- >>310 ついでにアヤカと藤本も入れ替え変更。
これは、最初で最後の「ココナッツ継投」
中澤監督の粋な計らいだ。
- 312 名前:紅白戦1戦目1回表 投稿日:2002年02月18日(月)14時01分40秒
- 白先発石井。M。にはいないアンダースローに期待が高まる。
先頭あさみはシンカーに手がでず三振。つづくルーキー里田インセンティブで
1軍登録期間でボーナスが出るだけに必死だ。ここで里田ねばって四球。
しかし、大谷がゲッツーでチェンジ。
市井の打席が見れる思った観客はため息をついた。
- 313 名前:紅白戦第一戦 投稿日:2002年02月18日(月)15時47分52秒
- 一回裏、紅軍の先発は高橋。
白軍先頭打者のつじを緩急をつけた投球で
空振り三振に切って取るが、続く矢口に
センター前に運ばれる。
しかし、石川に対しては厳しく内角を攻め、
遊ゴロ併殺打に仕留めてチェンジ。
両軍とも先発投手は上々の立ち上がり。
紅 0−0 白
- 314 名前:紅白戦第一戦3 投稿日:2002年02月18日(月)22時42分07秒
- 二回表、観客の歓声に答えながら、
市井がゆっくりと打席に入る。
顔をピッチャー高橋の方に向けたまま、
吉澤に話しかける市井。
「去年うちが何で日本一になれなかった
か、今から教えてあげるよ」
挑発的な市井の言葉にマスクの下の顔を
険しくする吉澤。
「何だと!」
- 315 名前:紅白戦第一戦4 投稿日:2002年02月19日(火)00時57分05秒
- 「良いピッチャーだね、高橋って言ったっけ?」
「石井です!」
市井の更なる挑発に吉澤の表情が
ますます険しくなる。
「まったく、投手の名前くらい覚えろよ」
呟く吉澤。
市井への初球は報復とも取れる、
胸元をえぐるスライダーでストライク。
しかし、市井はこの球を平然と見送る。
二球目の外へ外れるカーブも冷静に
見送られ、リードする吉澤の心には
焦りが生じ始める。
「何か変だ…」
一方、市井の表情に変化はない。
三球目、外角低目いっぱいのストレートで
市井を追い詰めるが、吉澤の表情は
晴れない。
「嫌な予感がする…」
- 316 名前:名無しありがとう(*´ー`*) 投稿日:2002年02月19日(火)01時34分07秒
- その頃たった1人だけグラウンドで違和感を感じてる人間がいた。
真正面にポジションを取る石川である。
(よっすぃ〜が怖い顔してる…)
「よっすぃ〜!いつものペースで行こうね〜!」
しかし吉澤にその言葉は届かずか、
市井に対して内角高めのビーンボールを要求する。
- 317 名前:紅白戦第一戦5 投稿日:2002年02月19日(火)01時48分34秒
- 「危ない!」
思わずベンチの中澤が叫ぶ程、明白な
ビーンボールだったが、市井はまるで
分かっていたかの様にこれを避ける。
「ふぅ…やってくれるねぇ」
あくまでも冷静な市井の態度を警戒
した吉澤は、五球目を外して様子を
見るが、市井のポーカーフェイスは崩れない。
「くそっ、勝負だ!」
膝元にシンカーを要求するが、これも
あっさり見送られ、結局市井を四球で
出塁させてしまう。
「…踊らされたのか?」
無言のまま一塁に向かって歩き出す
市井の背中を見つめながら呟く吉澤
であった。
- 318 名前:紅白戦第一戦6 投稿日:2002年02月19日(火)20時39分33秒
- 二回表、無死一塁でバッターはソニン。
走者の市井からソニンヘ何やらサインが。
「もう騙されないぞ」
市井の言動を揚動作戦だと決めつけた
吉澤、初球をソニンにセーフティバントされる。
三塁方向、絶妙の位置に転がるボールに
慌ててダッシュした石井が一塁へ送球、
ソニンを何とかアウトにする。
勿論、市井は二塁へ。
- 319 名前:紅白戦第一戦7 投稿日:2002年02月20日(水)01時14分04秒
- 二回表、一死二塁。
続く斎藤にまたしても市井からのサイン。
「えっ?」
思わず驚きの声を漏らす斎藤。
「今度は何だよ…」
警戒した吉澤、用心深いリードでフルカウントに。
この間斎藤は一度もスイングせず。
ここで石井に異変が。
これまでと比べて明らかに力のない
直球がど真ん中へ。
思い切り振り抜いた斎藤の打球は
左中間フェンス直撃の二塁打となるが、
勢いが強過ぎたのと石川の好返球で
市井はホームイン出来ずに三塁でストップ。
一死二・三塁で村田を迎える事に。
- 320 名前:紅白戦第1戦8 投稿日:2002年02月20日(水)02時58分33秒
- ここで、バッターは村田。
キャッチャー吉澤は、村田よりも市井の仕草を気にする。
しかし、市井は三塁に立ち、全く動かず。
安心する吉澤。初球に内角のストレートを要求する。
そこを、村田がスクイズ。虚を突かれた石井は吉澤にボールを送るも間に合わず。
市井は生還。そして、村田は一塁を蹴り二塁へ。吉澤は思わずセカンドに投球。
村田は悠々タッチアウト。
しかし、三塁を回っていた斎藤が次の瞬間にホームをかけぬける。
2ランスクイズが成功し、紅組が2点を先制。
「くそっ…」
吉澤は思わず唇を噛む。市井はその様子を見つめていた。
続く紺野は、センターへの大飛球。
ホームランかと思われるも、フェンスギリギリで石川がジャンピングキャッチ。
2回が終了。
結局、この2点が効いて、第一戦は3−1で紅組の勝利で終わった。
- 321 名前:紅白戦第1戦レポート 投稿日:2002年02月20日(水)03時13分08秒
- 今シーズン、M。球団の最大の話題は、市井の復帰だが、その効果が現れた。
相手の隙を突いた緻密な攻めは、これからのM。のひとつの武器になる可能性がある。
こういった攻撃をM。が身に付けると、今まで以上に怖い打線となるだろう。
具体的な野手では、タイムリーの石川、2打数2安打のソニンなどが目に付いた。
また、投手陣は後藤、松浦、柴田の3本柱のピッチングは安定している。
このままいけば2桁が期待できるピッチングであり、現時点では不安は無い。
抑えの加護も問題なし。前田に関しても去年同様の活躍が期待できる。
不安なのは、高橋と石井。
高橋はボールのキレを多少欠いており、石井に関しては、バッテリーの乱れが目に余る。
両者とも、ピッチャー陣の穴を埋める戦力として期待されるだけに、早期の建て直しが急務であろう。
- 322 名前:M。番記者〜ここまでのキャンプ〜 投稿日:2002年02月20日(水)14時13分09秒
- 日本のグランドに市井が帰ってきた。
キャンプ初日、注目の的は久しぶりの背番号11だった。
グランドに市井が出ると「おかえり」コールの大合唱。むせび泣くものも現れるしまつだ。
兼任コーチの市井は勢力的にブルペンに入り投手の球を受けアドバイスを送るしぐさがよく見えた。
しかし吉澤の市井をかわすような動きが目に付いた。吉澤にしたら面白くないのもよくわかる。
市井は何かしらアドバイスを送りたいようだったが・・・それならばと実践で見せる方がよいと思ったのか、
あの行動だったのではなかろうか。そして、最終回「伝説のイチゴマバッテリー」の復活劇となり
球場は脇に沸いた。しかし心なしか後藤の顔が浮かないのが目に付いた。
このキャンプで後藤はシムラ臨時コーチから、新球「DFD」を教わっていたがお披露目までにはいたらず、
1安打2四球の成績で全盛期の呼吸とまではいかなかった。
- 323 名前:紅白戦第1戦終了後 投稿日:2002年02月21日(木)00時43分44秒
- 第1戦終了直後。
控え室に引き上げた吉澤。
ゴン! 壁が一回、二回と悲鳴をあげる。
その控え室に入ってくる人間が一人いた。市井である。
「吉澤さん、ちょっといい?」
「どうぞ」
吉澤は不快感をあらわに答える。
「話があるんだけれど、隣いいかな?」
無言の吉澤の姿を見て、市井は隣に座る。
「さっきはゴメンね。怒らせるようなまねをして。でもね、分かって欲しかったの」
「……はい」
「正直、こういう方法は取りたくなかったけどもね。怒らせたのは謝る」
市井が深々と頭を下げる。それを吉澤は軽い驚きの表情で見つめる。
「あなたが、この2年で凄く成長したのは分かるわ。去年のリーグ優勝は、あなたの
力がなきゃできなかったのも分かってる。でもね、日本シリーズで負けたのも、あ
なたの責任が大きかった」
市井は、そういって吉澤の顔をじっと見つめた。
- 324 名前:紅白戦第1戦終了後−2 投稿日:2002年02月21日(木)00時50分02秒
- 市井は話を続ける。
「私には、あなたの弱点を克服する手伝いができると思うの。M。でリーグ連覇を狙
うためには、正捕手吉澤がしっかりしてないといけないのよ!」
吉澤は市井の話を黙って聞いている。
「勝ちたくないっていうなら、仕方ないって思う。でも、そうじゃないでしょう!
シリーズであれだけ古田さんに打たれたんだから、来シーズンは他球団も精神的
に揺さぶりをかけてくるわ。今のままだったら、絶対来シーズン失敗する」
「……」
「後は、あなたの判断に任せる。いい返事を期待してるね」
そう言った市井は軽く笑みを浮かべ、控え室を出て行った。
残された吉澤は、一点をじっと見つめていた。
- 325 名前:紅白戦第1戦終了後−3 投稿日:2002年02月21日(木)02時00分53秒
- 「ふぅ…」
ベンチに座り込んで溜息をつく市井に中澤が声をかける。
「どや?悪役演じるのも楽やないやろ?」
「うん…吉澤だけじゃなくて後藤にまで嫌われちゃったかも」
じっと自分のつま先を見つめている市井の肩をぽんと叩くと、中澤は言った。
「ま、確かに後藤も塞ぎ込んでるけど、大丈夫やって。
遅かれ早かれ、二人共ちゃんとあんたの言いたかった事を理解してくれる時が必ず来るから」
「うん、そうだね…でも何か切ないよ。
裕ちゃんは、ずっとこんな事を続けてきたんだ。
凄いねぇ」
「市井…」
言葉に詰まってしまった中澤を見上げると、市井はにっこり笑って言った。
「手抜きはしないから、安心して。
ちゃんと教えるべき事は教えるつもりだから」
一方、控室では吉澤が何かを決意したかの様に立ち上がっていた。
- 326 名前:紅白戦第1戦終了後−4 投稿日:2002年02月22日(金)02時28分53秒
- 紅軍のベンチ。
後藤が両膝を抱えて座っている。
何故か相手チーム側のベンチで中澤と談笑している、
市井の姿をふてくされた様な表情で眺めながら呟いた。
「市井ちゃん、何か変わっちゃったよ」
「それはどうかな」
「圭ちゃん…」
何時の間にか保田が横に来ていた。
「紗耶香はあれで結構不器用な所があるからね。
試合中吉澤に色々仕掛けてたのもそうだけど、
後藤にも何か伝えたい事があったんじゃないかと思うよ。
何で昔と違って呼吸が合わなかったのか、
その辺りを踏まえて考えてみると良いんじゃない?」
「市井ちゃんが私に伝えたかった事か…」
「それじゃ、私は次の試合があるから。
アイシングとマッサージ、忘れないでね」
白軍ベンチヘと戻って行く保田の背中を見ながら、考え込む後藤。
- 327 名前:紅白戦第1戦終了後−5 投稿日:2002年02月24日(日)03時24分57秒
- 「教える事?」
中澤の問いに市井が答える。
「うん、まあ色々と試合を通してね」
「そう、じゃ見守らせて貰う事にするわ。
さて、グラウンド整備も終わった事やし、そろそろ二試合目を始めよか?」
そう中澤が言った時、控室から出て来たのは吉澤だった。
決意に満ちた表情でこう告げる。
「市井さん、次の試合で市井さんの良い所、全部盗ませて貰いますから」
「ふふっ、私は別に構わないよ」
吉澤の挑戦状とも言える言葉に不敵な笑顔で答える市井。
「それじゃ、私は紅組の方に戻ろうかな」
そう言って立ち上がると、市井は自軍のベンチに向かって歩き出した。
- 328 名前:紅白戦第2戦開始前−1 投稿日:2002年02月24日(日)11時42分46秒
- 白組ベンチ前ではアヤカとレファがウォーミングアップ中。
今日の白組はアヤカ−レファ−ミカのココナッツリレーになる模様。
ただしスイッチのタイミングについては「楽しみにしててください」
(稲葉コーチ)。
試合後にはレファがコメントする予定となっている。
- 329 名前:紅白戦第2戦開始前−2 投稿日:2002年02月26日(火)02時14分41秒
- 紅組側ベンチの前でも松浦と柴田が投げ始める。
昨季以上に気合いの入っている松浦の好調ぶりが目立つが、その球を受ける市井の表情が今一つ晴れない。
- 330 名前:紅白戦第2戦開始前−3 投稿日:2002年02月26日(火)02時20分08秒
- 側で見ていた稲葉が市井に声をかける。
「おっ、いい球来てるやん」
「うん、無駄のない綺麗なフォームだし、球のノビもキレも良いんだけど…」
「球筋が素直過ぎる、やろ?」
「う〜ん、何かそう見えちゃうんだよね。
バッターの目が慣れてくる後半に捕まりやすいんじゃないかと思えてさぁ」
「まあ、松浦の最大の武器は制球力やから、リードする捕手次第やろね」
「そっか、そういう事なら吉澤に頑張って貰わないとね」
「あんたも捕手やないの。
それとも、早くも正捕手争い敗北宣言なん?」
「私もコーチなんだから、からかわないでよ、もーっ」
「そう怒りなさんなって。
ま、今年の松浦には私が教えた新球があるから安心しとってええよ」
「新球?」
「そう。
名付けて…」
「名付けて?」
「ピーチフォーク!!」
「………」
「いや、ホンマやって。
何、その冷たい目。
信じてやぁ!」
などと二人が騒いでいる間に試合開始の時は迫ってきていた。
- 331 名前:紅白戦第2戦開始前−4 投稿日:2002年02月27日(水)01時50分52秒
- つじ、試合寸前シムラコーチから簡単な打撃修正をされる
つじ「あいーーん!!」
シムラ「それだあよー」
ちなみにシムラコーチは後藤に新球「DFD」(このボールはペドロマルチネスが
投げる高速カーブのようなボール)を、高橋にはこれも新球「DJD」{これはスライダー系}
習得にがんばっている。そして加護には往年の名抑え「8:52分頃の男」加藤茶の必殺「KTP」を
習得させるのと、前シーズンの精神的もろさを克服させるため、「加藤茶ピッチングバイブル」
で、抑えの大事な心得を説いている。
- 332 名前:試合開始1回表 投稿日:2002年02月27日(水)02時32分13秒
- プレイボール
気合の入るアヤカ。三者凡退に切って取る。
- 333 名前:試合開始1回裏 投稿日:2002年02月27日(水)02時37分54秒
- 先頭つじ。シムラコーチの教えを守るべく水平にバットをし構える。
そして松浦の初球だった.
つじ「あいーーん!」
打球は吸い込まれるようにレフトスタンドへ、けして松浦の球が悪かったわけではなかった。
シムラ「ウワーオ!これでだいじょぶだあ!これで50ホーマーいけるだあよ!」
- 334 名前:試合開始1回裏2 投稿日:2002年02月27日(水)03時28分05秒
- 市井、一応タイムを取る。
実は市井が松浦に出したのはピーチフォークのサインだった。
「ねぇ松浦、ピーチフォークって本当にあるの?」
「はい、ありますけど、すっぽ抜けるとただの棒球になっちゃうんです。
大丈夫、次は決めますから」
その言葉通り、矢口と石川は連続三振。
二人とも狐につままれた様な顔でベンチに戻る。
更に保田までもが三振に。
思わず保田が叫ぶ。
「えーっ、普通の真っ直ぐだと思ったのにぃ!」
一回終了。
- 335 名前:試合開始2回表-1 投稿日:2002年02月28日(木)01時31分43秒
- 2回表。
先頭打者、市井の様子をうかがいながらサインを出す吉澤。
外角低目のカーブを要求。
突然、バッターボックスで構える市井が吉澤の方を見もせずに喋り出す。
- 336 名前:試合開始2回表-2 投稿日:2002年02月28日(木)01時36分15秒
- 「初球は外角低目にカーブ」
「!」
驚いて市井を見上げる吉澤。
「(偶然だ。
偶然に決まってる)」
冷静さを何とか取り戻した吉澤は、敢えてサインを変えない。
この球を見送った市井が、再び誰にともなく独り言を言う。
「次は内角高目のストレートで打者の体を起こす」
「!!」
またしても自分のサインと同じだが、今度も逃げずに自分のサインを押し通す吉澤。
- 337 名前:試合開始2回表-3 投稿日:2002年02月28日(木)01時42分00秒
- 「(もうさっきみたいにはったりに負けたりしないぞ)」
市井はまたも見送るが、独り言は言わない。
「(三球目は外角低目にスライダーだけど…市井さんに変化はないな。
よし大丈夫、そのままで行こう)」
しかし、市井は見事な流し打ちでこの球をライト前に運ぶ。
「!!!」
自分の配球が読まれている事を確信した吉澤は呆然とした表情で呟く。
「何で分かったんだ…?」
- 338 名前:試合開始2回表-4 投稿日:2002年03月01日(金)02時06分07秒
- ノーアウト、ランナー一塁でバッターはソニン。
打席に入るなりバントの構えを見せる。
市井がサインを出している様子は特にないので、前進守備を取る野手陣。
だが、これはソニンが自ら仕掛けた罠だった。
バスターに切り替えるソニン。
コツンと当てた打球は安倍の頭上を越えていく。
ショートの辻が驚異的な身体能力で飛び付くも、グラブの端でボールを弾いてしまい、かえって傷口を広げてしまう。
レフトの小川がもたつく間にランナーの市井は三塁到達。
ソニンは二塁へ。
- 339 名前:試合開始2回表-5 投稿日:2002年03月01日(金)02時39分52秒
- 続く打者は斎藤。
あっさりセンターの深い所に犠牲フライを打ち上げて同点に。
石川の好返球と矢口のの好判断でソニンは二塁に釘付け。
ホームインした市井に吉澤が話しかける。
「市井さん、私のリード読んでましたよね。
何で…何で分かったんですか?」
「吉澤の一番目標にしてるキャッチャーって誰?」
「え、あの…古田さんです」
逆に質問されて戸惑いながらも正直に答える吉澤。
「やっぱり。
あのね、吉澤のリードって個性がないんだよね。
物真似ばっかのリードだと読み容易いんだよ、特にキャッチャーには」
「あ…」
吉澤の脳裏には昨年の日本シリーズで古田に滅多打ちにされた記憶が蘇っていた。
「そういう事だったのか…」
- 340 名前:-試合中-中澤監督の思うところ 投稿日:2002年03月01日(金)03時15分30秒
- 中澤「沙耶香もえげつないなあ」ふとつぶやく中澤
確かに日本シリーズにおける吉澤のリードはあまりにも慎重になっていた。
なので、参考書どうりのリードだった。もちろん参考書自身がその答えを知らないわけはない。
参考書こそ古田であり、ずばり打たれたのは言うまでもない。
そして、その後遺症がまだ残っている。中澤の一番恐れていたことだ。
- 341 名前:-試合中-中澤監督の思うところ2 投稿日:2002年03月01日(金)03時46分50秒
- 中澤「あいつらしさがでとらんなあ・・・」
吉澤のいいところ・・・それはデータ以上に重視するピッチャーの調子。
その日の最高の球で勝負していく。ピッチャーを120%信頼するリード。
ピッチャーとのあうんの呼吸がすぐ取れる。だからこそ後藤の球をノーサインで受けれる。
それこそ吉澤のリードであり吉澤の才能なのだ。
その才能は市井にはなく、市井も高く評価している。
- 342 名前:試合開始2回表-6 投稿日:2002年03月02日(土)00時17分07秒
- 「ま、今年はストライクゾーンも変わるんだから、自分独自のリードを造り上げる良い機会だと思うよ」
そう言うと、市井は紅組ベンチヘと帰って行った。
「個性か…」
立ち尽くす吉澤につじがとことこと歩み寄って来て言う。
「よっすぃー、マスクとって」
「え、あ、うん」
素直にキャッチャーマスクを取った吉澤の両頬を両手の指先でぐいっとつまんで持ち上げるつじ。
「いひゃい、いひゃいよ!」
吉澤の顔から手を離すと、つじは言った。
「ごめんなのれす。
れも、よっすぃーがそんなむずかしいかおしたら、みんなのかおもむずかしくなるのれす。
らから、よっすぃーはわらってないとらめなのれす」
「のの…」
何と、つじに諭される吉澤。
- 343 名前:試合開始2回表-7 投稿日:2002年03月02日(土)01時47分56秒
- 「はい、あめちゃん。
これさえなめればらいじょうぶ」
吉澤に小さな飴玉を渡すと、つじは自分の守備位置に戻って行った。
「ハハ…ののの言う通りだ。
私、何か基本的な事を忘れてたみたいだね」
そう呟くと突然、吉澤は空に向かって大声で叫んだ。
「みんな、しまって行こーっ!!」
「お前もなー!」
矢口の絶妙なつっこみに他のみんなが笑い出す。
リラックスしたムードが漂い始める白組陣営。
「ね、いったれしょ?」
笑顔でつじが言う。
アヤカも立ち直り、村田をセカンドフライ、紺野をショートゴロに打ち取る。
2回表終了。
紅 1−1 白
白組先頭打者は五番・安倍。
- 344 名前:2回裏 投稿日:2002年03月02日(土)04時40分15秒
- 5番安倍2-1からライトへ大飛球もアウト。しかし安倍は笑顔。調整は順調のようだ
続くバッターは吉澤だ。
- 345 名前:2回裏補足 投稿日:2002年03月02日(土)04時42分58秒
- 6番飯田はレフトフライ
ここで吉澤だった。
- 346 名前:2回裏-2 投稿日:2002年03月02日(土)12時36分07秒
- この回、松浦は一球もピーチフォークを投げていない。
しかし、初回の三者連続三振のイメージが強い為、的球を絞れない白組打線。
打席に入った吉澤は、市井のリードを考えてみる。
「(たぶん、圭ちゃん達に投げたあの球は使ってこない。
私はストレート打ちが得意だから、初球は緩い変化球だ)」
吉澤の読みは的中、外角高目のカーブをライト前に打ち返す。
だが、後続の平家は高目のストレートに詰まった打球を打ち上げてしまい、ピッチャーフライでアウトに。
2回裏終了。
- 347 名前:3回表 投稿日:2002年03月02日(土)21時26分11秒
- この試合にかけるアヤカは先発ローテーション獲得とはまた別な意味で大事な試合である。
レフア最後の試合。レフアとは二年間このM。の屋台骨をささえてきて去年のリーグ制覇に
も貢献できた。そんなレフアにいい形でつなぎたい。最後の花道を飾ってやりたい。
アヤカにも気合が入る。
- 348 名前:3回表ベンチ 投稿日:2002年03月02日(土)21時53分29秒
- 中澤「沙耶香の登録名市井さやかじゃあかんかなあ。」
平家「なんで?」
中澤「なんかわかりづらいやろ字が。」
平家「あんただけや!」
中澤「SAYAKAでもええんやで!」
平家「どこぞの2世みたいやで!それに最初の紗耶香まちがってるし!
登録名かえるなんてあかんで!しっかり名前くらいおぼえや!」
中澤「へいへい・・・。」
- 349 名前:3回表-2 投稿日:2002年03月03日(日)02時57分38秒
- 気合いの入るアヤカ。
菊池をファーストゴロ、あさみにはセンター前に弾き返されるも、
続く里田をセカンドゴロ併殺打に仕留め、マウンドを降りる。
3回表終了。
紅 1−1 白
- 350 名前:3回裏 投稿日:2002年03月03日(日)03時24分35秒
- 開幕投手を目指す松浦の気合いも凄まじい。
小川をサードゴロ、つじをレフトフライに切って取る。
勿論、この二人にもピーチフォークは投げていない。
続く矢口はファールで粘るが、ついに投げてきたピーチフォークに空振り三振。
しかし、この球の正体を見破る事に成功する。
「打てないはずだよ、揺れながら落ちるスプリットフィンガーなんて」
やっと正体を見極めるが時既に遅く、予定投球回数を投げ終えた松浦は降板する。
3回裏終了。
- 351 名前:4回表 投稿日:2002年03月03日(日)03時55分10秒
- ピッチャーはアヤカに代わってミカ。同じ投手として共に戦ってきたミカ。
ハワイウインターリーグでも切磋琢磨してきた中。寂しい思いがあるが、
同時に熱のこもったピッチングを見せる。
大谷を三振にきってとる。
そして市井をむかえる。
- 352 名前:4回表-2 投稿日:2002年03月03日(日)14時41分41秒
- 無言で打席に入る市井。
吉澤もまた無言。
「(市井さん、これが私のリードです!)」
全球ミカの得意球であるツーシームを要求する吉澤。
レファの最後の試合を壊したくないというミカの思いにも応えるリードだ。
市井はセカンドゴロ。
しかし、何故か嬉しそうな顔でベンチに戻る。「(それで良いんだよ、吉澤。
まったく、この成長の速さがこの子の魅力なんだよねぇ…)」
「何やニヤニヤしてぇ」
「ん〜、何でもないよ」
中澤の言葉に照れながら答える市井だった。
- 353 名前:4回表-3 投稿日:2002年03月03日(日)15時07分37秒
- 熱のこもったミカのピッチングに好調なソニンもセンターフライに倒れる。
4回表終了。
- 354 名前:4回裏 投稿日:2002年03月03日(日)23時10分44秒
- M。での4年目のシーズンを迎える柴田が紅組2番手としてマウンドにあがる。
昨季当初は後藤に次ぐ先発2番手だったが、松浦の成長によりそれを明け渡して
しまいそうな勢いの中、少なくとも先発ローテーションの地位を確たるものにす
るためには紅白戦といえども気を抜いたピッチングはできない、という気迫が
伝わってくる。
柴田は変化球は低めに、直球は新ストライクゾーンの高めをうまく使うピッチングで
3番石川を2−1まで追い込んだあと直球で三振に仕留めると、4番保田をサード
ゴロ、5番安倍を新ストライクゾーンを見逃し三振で三者凡退。
- 355 名前:5回表 投稿日:2002年03月03日(日)23時11分46秒
- ミカ2イニング目。6番斉藤はファールで粘られるもツーシームで三振。
7番村田、8番紺野に対しては、左対左の真骨頂を見せ、
いずれも外に逃げるスライダーで三振に仕留める。
- 356 名前:5回裏 投稿日:2002年03月03日(日)23時13分42秒
- 柴田2イニング目。
6番飯田はサード後方のファールフライ、1アウト。
7番吉澤。新ストライクゾーンに入った直球に手を出してしまい
キャッチャーファールフライ。
8番平家は甘く入ったスライダーを鋭く叩くも、ショート里田の正面で
ショートゴロ、3アウト。
- 357 名前:6回表 投稿日:2002年03月03日(日)23時15分24秒
- ミカ3イニング目だが、レファがブルペンで仕上げの投球練習を行っている。
ミカは9番菊池をサードゴロ、1番あさみをセカンドゴロで2アウト。
ここで中澤が審判にタイムをかける。「ピッチャー、レファ」
レファと稲葉コーチ、そしてアヤカも通訳としてマウンドに向かう。
投げ終わったミカがレファにボールを渡し、レファは投球練習を始める。
その様子をミカも見守る。
レファ、アヤカ、ミカの3人がマウンドにそろった。
規定の練習投球を終え、アヤカ、ミカ、稲葉コーチがベンチに戻る。
打順は2番里田。初球の直球を打ち返すもセカンドゴロ。3アウト。
- 358 名前:6回裏 投稿日:2002年03月03日(日)23時17分47秒
- 柴田3イニング目。
白組の打順は9番小川から。
その初球、小川は柴田がカウントを取りに行った直球をフルスイング。
打球はレフトスタンドへ一直線、ホームラン。
まさかルーキーに一発を浴びるとは・・・呆然と立ちつくす柴田、そして市井。
ここで中澤は審判にタイムを要求、二人にカツを入れて引き揚げる。
急きょ加護がブルペンで仕上げの投球練習を始める。
このままでは登板が流れてしまうからだ。
柴田は気持ちを入れ直して1番つじを三振に仕留めると、
中澤は審判にタイムを要求し、ピッチャーを加護にスイッチ。
加護は2番矢口をセカンドゴロ、3番石川を三振で3アウト。
紅1−2白で6回裏終了。
- 359 名前:7回表 投稿日:2002年03月03日(日)23時18分37秒
- 紅組最後の攻撃。マウンドは引き続きレファ。
3番大谷はサードゴロ、4番市井は三振(わざと?)、
5番ソニンはライト方向に打ち上げるもライトフライ、
試合終了。
紅1−2白
- 360 名前:紅白戦試合後 投稿日:2002年03月04日(月)02時44分08秒
- レファの引退セレモニーが続く中、紅組ベンチの隅で試合の行方を
見守っていた後藤は、市井のリードについてある事に気付いた。
それは、より少ない球数で勝負してくる事が多いという事だ。
どちらかというと自分の好きに投げたがるタイプの後藤だが、
それ程制球を気にする方ではない。
その結果、球数を余計に投げる事が多く、肩や肘に大きな
負担をかけてきた事実は否めない。
「(市井ちゃん、私の体の事気遣ってくれてたんだ…)」
第一戦で自分と市井の呼吸が合わなかった理由がようやく
分かった後藤は呟く。
「市井ちゃんごめんね、そして…ありがと」
- 361 名前:レフア引退の挨拶 投稿日:2002年03月04日(月)14時01分46秒
- 本日は私のためにこんなにすばらしい引退式を行うことができました。
これもひとえに、私を育ててくれたもーむすきゅうらん、先輩、チームメート、
そして何よりもファンの皆さまのおかげだと思います。
どうもありがとうございました。
平家「むちゃくちゃ日本語うまいやん!」
アキレスけんが切れるまでグランドでがんばろうと思っていました。
しかし、限界です。
平家「アキレス腱なんかいためてないやん!」
もーむすきゅうらんはもーむすきゅうらん独特の何人も侵すことのできない聖域があります。
私はこのにれんかん、それを肌で感じ、守ってまいりました。
今日でもーむすきゅうらん・レフアサンボとして最後のあいさつとなります。
皆さんに報告しなければ自分のけじめもつきません。
特にこの一年、声援を送ってくれた皆さん、生涯忘れることはありません。
にせんれん、もーむすきゅうらんが契約してくれて私はもーむすきゅうらんの一員になりました。
にれんまれ、野球選手になりたい、もーむすきゅうらんにはいりたい。
その夢をもってがんばりました。
そして今日、その夢は終わります。
しかし、私の夢には続きがあります。その言葉を約束して今日引退します。
最後になりますが、もーむすきゅうらんはファンのみなさまの球団です。
どうぞ末長く、応援よろしくおねがいします。
にれんかん、本当に皆さん、ありがとうございました。
平家「どっかで聞いたことある内容やなあ・・・。あ!加護!アナウンス室でなにしとんねん!」
- 362 名前:レフア引退セレモニー後 投稿日:2002年03月04日(月)23時03分39秒
- 加護「ぶひゃひゃひゃさいこーたつのり!」
レフア「カゴチャーン!アリガトウ!ニホンゴデアイサツシタカッタノデ
アノフキカエハタスカリマシタ。デアレハナンテイッテイタンデスカ?」
加護「ん〜(さすがにおもろいってだけで流したとはいわれへんしなあ・・・!そや!)
げっちゅあどりーっむってこっちゃ!」
レフア「OH!グッドスピーチ!ゼッタイワスレマセン!
サシゴニグッドリリーフアリガトウ!サヨナラ!」
加護「おう!元気でな(まあ結果よければすべてよしや!)」
加護の目にはうっすら泪が浮かんだとか浮かばなかったとか・・・。
- 363 名前:中澤監督今期の構想 投稿日:2002年03月06日(水)03時32分02秒
- 試合後、中澤監督は考えていた。
投手陣。
中澤「先発後藤、柴田、松浦は当確。高橋、藤本、ミカ、アヤカはOP戦しだいやなあ。
中継ぎは石井、前田、あとはユウキかな。これも開幕までに何とかなれば・・・。
レフアぬけるとは思わんかったからなあ・・・。
抑えは中抑えは新垣。右は当てにし取らんけど、左のセットアッパーで使えれば大きいが
まだ…いかんせん安定にかけるからなあ・・・。
抑えは加護しかおらん!まあ後はあっちゃんとも相談せんとなあ。」
- 364 名前:中澤監督今期の構想 投稿日:2002年03月06日(水)03時40分38秒
- 打撃陣
中澤「んー・・・。ポジション的には
7? 8石川 9保田
6つじ 4矢口
5安倍 3飯田
2吉澤・市井 DH?
基本は正捕手吉澤。市井は打撃も捨てがたいしなあ・・・。これいけんやろか。
6つじ
7市井
8石川
9保田
5安倍
2吉澤
3飯田
D紺野
4矢口
- 365 名前:中澤監督今期の構想 投稿日:2002年03月06日(水)03時48分34秒
- 中澤「↑超攻撃的オーダーなんやけどな。ここで市井をDHに入れると守備できんくなるからなあ
入団当時紗耶香外野でも試合でてたしなあ。8番バッターは紺野・ソニン・小川の
あらそいやろう・・・。まあOP戦しだいかこっちも。」
- 366 名前:中澤監督今期の構想 投稿日:2002年03月06日(水)04時00分21秒
- 中澤「んー…。こんどの巨人とのOP戦でいろいろ試すか。」
今度のG戦。レギュラー当確はでるのか!?
- 367 名前:M。球団側オーダー 投稿日:2002年03月08日(金)23時40分00秒
- 1(SS)つじ/里田
2(LF)ソニン
3(1B)市井/村田
4(CF)石川
5(CA)吉澤
6(DH)大谷/安倍
7(RF)紺野/保田
8(3B)小川/斎藤
9(2B)矢口/あさみ
P(3)藤本
(2)新垣
(2)石井
(1)ユウキ
(1)アヤカ
中澤「こんな感じで行くで。
投手の名前の左側の数字は予定投球回数や。
それから、野手の右側の方の選手が交代要員やで。
さて、向こうさんはどんなオーダー組んでくるんやろか」
- 368 名前:原「ヨシ!ブルガリア打線だ!」篠塚{だめです。そんな名前。」 投稿日:2002年03月09日(土)01時31分36秒
- ジャイアンツスタメン
7清水
4仁志
9高橋由
8松井
3清原
5江藤
2阿部
6元木
DH吉永
P上原
- 369 名前:OP戦1回表-1 投稿日:2002年03月09日(土)10時49分20秒
- 試合開始。
M。の先発は藤本。
強力な巨人打線を前にした藤本の顔には緊張の色が窺える。
初球、二球目とストライクゾーンから大きく外れて
カウントは0−2。
堪らずタイムを要求する吉澤。
マウンドヘと歩み寄る。
藤本に何か注意するのかと思われたが、吉澤の取った行動は
何と藤本を両手で抱き締めるという事だった。
どよめく大観衆と両軍ベンチ。
藤本の耳元で囁く吉澤。
「大丈夫だよ、私がついてるから。
最高の自分を見せてごらん」
「はい…」
歩き去っていく吉澤を見つめる藤本。
頬が、赤い。
センターでは何故か石川が悶えている。
ファーストの市井がぼやく。
「あれは私には出来ないな」
- 370 名前:OP戦1回表-2 投稿日:2002年03月09日(土)16時45分33秒
- 「よっすぃー、私も今日は四番だから緊張するぅ」
センターで悶え続ける石川をよそに試合再開。
高鳴る胸の鼓動を抑えつつ投げる藤本。
重い直球で清水はライトにフライを打ち上げる。
紺野、覚つかない手付きでこれをキャッチ。
続く仁志も直球をレフトフライ。
球速こそ130km/h台後半しか出ていないが、制球良く
投げ込んでくる為、かなり打ちづらい様子の一・二番。
しかし、三番・高橋由にはそれも通用せず右中間を
破る二塁打を打たれる。
迎える打者は四番・松井。
- 371 名前:OP戦1回表-3 投稿日:2002年03月09日(土)19時19分23秒
- 初めて感じる松井の威圧感に萎縮気味の藤本。
初球、内角高目に甘く入った直球をライトに大ファールされる。
打球の行方を見守っていた吉澤、表情がこわばりかけた藤本に
マスクを取ってウィンク。
再び藤本の頬が赤くなる。
緊張が解けたのか、内角低目に素晴らしいカーブが決まって
ツーストライク。
ここで敢えて三球勝負に出る吉澤。
要求したのは、何と二球目と同じコース。
しかし、松井は空振り三振。
首をかしげてベンチに戻りながら呟く。
「カーブと思ったんやけど…。
確か、メジャーでこんな球投げるヤツおったな…」
一回表終了。
- 372 名前:ベンチにて藤本美貴 投稿日:2002年03月09日(土)21時47分49秒
- 藤本「まさか、あの4人といっしょのチームでやるなんて・・・。」
藤本美貴。彼女とモー娘。球団のかかわりは、2000年4月までさかのぼる。
藤本美貴は吉澤、石川、つじ、加護とともに球団テストをうけていた
- 373 名前:OP戦1回裏 投稿日:2002年03月09日(土)22時09分46秒
- ジャイアンツの先発は上原。
ボールのノビ・キレともに良く、好調な様子。
先頭のつじはフォークボールに空振り三振。
二番のソニンはスライダーを打たされてセカンドゴロ。
続く市井は阿部のリードを読んで外へ逃げるスライダーを
ライト前へ流し打ち。
本日四番の石川も続きたい所だが、高目の直球に詰まって
サードフライに倒れる。
ベンチに戻って来た石川の一人芝居。
「やっぱり四番って大変、緊張しちゃ〜う。
よっすぃー慰めて…って、あ、ちょっと置いてかないでぇ!」
慌てて自分のグラブを掴むと、そそくさと守備につき始めた
チームメイトの後を追う石川であった。
一回裏終了。
- 374 名前:藤本美貴-2 投稿日:2002年03月09日(土)22時26分54秒
- 藤本は俊足・巧打のショートストップだった。
藤本は順調に最終テストまで勝ち残った。
藤本は最終テストの紅白戦に望んだ。藤本は3−1、守備も無難にこなしていた。
しかしつんく♂からの言葉は非常なものだった。
「藤本は今のM。いらない」
合格したのは、体の不調を訴えていたが打撃と強肩が買われた吉澤。守備の広さと思い切りの良さを買われた石川。
あしと将来性を買われたつじ、未知数の力と性格を買われた加護だった。
そして藤本はしばらく姿をけした。
- 375 名前:藤本美貴-3 投稿日:2002年03月09日(土)22時41分46秒
- 藤本は姿を消した間、ボールは握らなかった。M。の試合も見なかった。
そして心の傷も癒えテストからずいぶんたったある日、M。球団の使者が藤本を探しだし
尋ねてきた。
使者「じつは、あなたにもう1度チャンスを与えたいとオーナーが。」
藤本「チャンス?」
使者「しかし、条件があります。」
藤本「条件?」
使者「そう。条件は投手としてやってもらうことです。」
藤本「投手!?」
- 376 名前:藤本美貴-4 投稿日:2002年03月10日(日)00時14分56秒
- 藤本「投手なんかやったことないです。」
つんく♂こと寺田GMはテストでの藤本の腕のしなり、送球の球筋に注目していた。
GM「内野としたそこらへんのうまい奴の1人。M。にはいらない。が投手だったら
おもしろいが、投手経験あらへんやろうからな・・・。」
こうして藤本は入団を見送られた。しかしシーズンが始まりM。は投手不足に見舞われた。
そこでGMが思い出したのが、藤本だった。オーナーとの会談の結果、様子をみてからの入団
に踏み切るか決めることになった。
使者「どうしますか・・・。」
藤本は数秒なやんだ。しかし、その時だった。外を歩いている人の会話が耳に入ってきた。
- 377 名前:OP戦2回表 投稿日:2002年03月10日(日)02時29分03秒
- オープン戦絶好調の清原を迎える二回表。
バッターボックスに入る清原にM。側ベンチからヤジが飛ぶ。
「清原さーん、嫁にもろてぇーっ!」
コケる清原。
「あのボケ、今日は投げへんって聞いとったけど、
ちゃっかりベンチには潜り込んどったんかい」
メガホン片手にヤジ将軍と化した加護を見遣りながら
ぼやく清原。
動揺したのか、外のカーブをセンターに打ち上げてしまう。
石川、これをしっかりキャッチ。
六番・江藤はフルカウントまで粘るも強気のストレートが
高目に決まって見逃し三振。
阿部もスライダーをひっかけてセカンドゴロに倒れ、
二回表終了。
- 378 名前:藤本美貴-5 投稿日:2002年03月10日(日)02時31分49秒
- オーナーとの会談の結果、様子をみて入団に踏み切るか決めることになった。
使者「どうしますか・・・」
藤本は数秒悩んだ。その時、外の人の会話が耳に入ってきた。
通行人「イヤーいいよ石川!あの外野守備に萌〜」
藤本は思った。野手のプライドは捨てよう。このままあの4人と差がつくのはいやだ。
藤本は決意した。
藤本「やらせてください」
使者「わかりました。そしてもう一つ条件が・・・。」
藤本「なんですか?」
使者「イタリアに行ってもらいます。」
藤本「イタリア?}
- 379 名前:藤本美貴-6 投稿日:2002年03月10日(日)03時21分15秒
- 使者「はい。イタリアのパルマというチームがあるのでそこで1年やってもらいます。」
藤本「パルマ?サッカーなんかやりたくありません!」
使者「いや。野球チームです。イタリアのプロチームです。そこで1年やってそれしだいで
契約するかどうか決めます。どうしますか。」
藤本「やります!やらせてください!」
イタリアに行くことになった藤本。武者修行の意味もあるが、これは日本球界から目に付かない
ところに置いておき、他球団の目をかいくぐるためでもあった。
- 380 名前:OP戦2回裏-1 投稿日:2002年03月10日(日)03時58分05秒
- 二回裏、M。の先頭打者は吉澤。
「阿部さんのリード位なら私にだって読めるぞ」
一回表の市井の流し打ちにライバル心を刺激された吉澤
だったが、上原のフォークに敢えなく三振。
「うーん、野球って奥深いな」
吉澤、首を振りながらベンチに戻る。
六番・大谷の打席。
初球のスライダーを大きく空振り。
明らかにストレート待ちの様子だが、これは大谷の仕掛けた罠。
一球外して様子を見た後、安心して投げたスライダーを
センター前に打ち返す。
紅白戦での市井から学んだ者は吉澤やソニンだけではなかった様だ。
- 381 名前:OP戦2回裏-2 投稿日:2002年03月10日(日)04時03分32秒
- 一死一塁でバッターは紺野。
「う、上原さんだ…」
緊張のあまり涙目。
「紺野ーっ、『息吹き』や!」
ベンチからの中澤の檄で我に帰る紺野。
「コオオォォッ!!」
しかし、相手も甘くはない。
紺野、真ん中高目のストレートに空振り三振。
小川もセカンドフライに倒れ、二回裏終了。
- 382 名前:藤本美貴-7 投稿日:2002年03月10日(日)04時05分25秒
- 2001年イタリアにわたった藤本。シーズン序盤はなれない投手というポジションで
なかなか結果が残せなかった。そんなある日、何気なくサッカー・パルマの試合を見ていた藤本は
中田英寿のキラーパスを目の当たりにする。そこで藤本はきずいた。藤本は未経験の地そして
ポジションに萎縮していたのだと。味方にあわせるのではなく、自分に合わせろくらいの気持ちでやれば。
藤本はかわった。
そして藤本はカーブを使い始める。時速なんと40キロ!140キロの速球との落差100キロ!
これはのちに「キラーカーブ」と呼ばれることになる。
そしてイタリアで19勝4敗防御率1.56の好成績を上げ帰国する。
- 383 名前:藤本美貴-8 投稿日:2002年03月10日(日)04時16分08秒
- 藤本は帰国と共に球団事務所にいった。
GM♂が藤本の顔を見ると間髪いれずにいった。
GM♂「キラーカーブで来年たのむで!」
藤本「え!」
GM♂「今年からの自由競争枠でいくから。」
藤本「じゃあわたし・・・。」
つらかった1年半その後言葉が出なかった。
そんな藤本。是が非でも先発の一員に入りたい。
この試合にかける気持ちは人一倍だ。
- 384 名前:OP戦3回表-1 投稿日:2002年03月10日(日)11時27分51秒
- G打線は元木から。
藤本、下位だと思って油断したのか甘く入ったスライダー
を打たれる。
打球はライトフェンスを直撃、クッションボールの処理に
紺野がもたつく間に元木は三塁へ。
無死三塁で大ピンチを迎えた藤本に何故か声をかけない吉澤。
藤本「(私のこと怒ってるの?)」
- 385 名前:OP戦3回表-2 投稿日:2002年03月10日(日)11時41分59秒
- Gは吉永が打席に入る。
直球のサインを出した後、自分の左胸の辺りを拳で叩く吉澤。
藤本「(違う、私を信じてくれてるんだ)」
渾身のストレートで吉永はライトフライを打ち上げる。
エラーを恐れた紺野は拝み捕り。
これを見た元木は余裕のタッチアップ。
しかし、紺野から鬼の様に速い返球が来た為、慌てて走り出す。
元木、間一髪でセーフ。
元木「何や、守備でもフェイントかい」
G、一点先制。
しかし、藤本は崩れずに踏ん張って後続の清水をセカンドゴロ、
仁志をセンターフライに仕留めて降板する。
三回表終了。
G 1−0 M。
- 386 名前:OP戦3回裏-1 投稿日:2002年03月10日(日)20時51分22秒
- M。の攻撃は矢口から。
小柄な矢口に対して明らかに投げづらそうな様子の上原。
制球に乱れが生じ始める。
待球策を取る矢口は四球で出塁。
つじ三振の後、ソニンが送りバントを決めて二死二塁。
ここでGバッテリーは市井を敬遠、四番の石川との勝負に出る。
- 387 名前:OP戦3回裏-2 投稿日:2002年03月10日(日)20時58分59秒
- 「四番打者、それはチームの大黒柱。
みんなが憧れる最高のバッター。
そして…あ痛っ」
「独り芝居はもういいから、はよ行きやぁ」
中澤に後頭部をどつかれる石川。
「はぁ〜い」
ややむくれた表情で打席に入る。
「まったく、石川も困ったもんやな」
ベンチでぼやく中澤につじが言う。
「れも、りかちゃんチャーミーモードれしたよ」
「え?」
「チャアーウオォーッ!!」
中澤が雄叫びに振り向くと、レフトスタンドに逆転弾を
叩き込む石川の姿が。
続く吉澤はセンターフライに倒れたものの、M。逆転で
三回裏終了。
G 1−2 M。
- 388 名前:3回裏終了【訂正】 投稿日:2002年03月10日(日)22時53分31秒
- 石川は3ランHR
G1ー3M。
- 389 名前:OP戦4回表 投稿日:2002年03月11日(月)02時46分22秒
- この回からM。は新垣がマウンドに上がる。
Gは三番・高橋由からの攻撃。
特徴的な六本指グラブを右手にはめた新垣。
左殺しとしての実力を試す良い機会だ。
自慢の速球と曲がらないカーブを駆使してフルカウントまで
由伸を追い込む。
「(日本シリーズの時から少しは成長したみたいだけど、
これだけじゃ俺を打ち取れないよ)」
由伸の表情には余裕が窺える。
しかし、次に新垣が投じた球によってそれは驚愕ヘと変わる。
見事に落ちた変化球に空を切るバット。
「(くそっ、フォークか…)」
悔しそうな顔の由伸。
続く松井もレフトフライに倒れ、清原もまた加護のヤジ攻撃の
アシストもあってライトフライに倒れる。
四回表終了。
- 390 名前:OP戦4回裏 投稿日:2002年03月11日(月)21時39分19秒
- Gの投手はこの回から上原に代わり真田。
速球に押された先頭の大谷はファーストへのファールフライ。
守備でのミスを取り返したい紺野はレフト前ヒット。
追加点の欲しいM。側ベンチからは小川にバントのサイン。
ぎこちないながらも何とか送って走者二塁。
矢口に力勝負を挑むバッテリーだが、これが裏目に出る。
速球を器用にライト前に打ち返されて走者一、三塁。
「チャンスなのれーす!
ア、ウィィーン!」
張り切るつじだが、キレの良い変化球の前にまたも三振。
「なんかタイミングがあわないのれす…」
M。、好機を逃して四回裏終了。
- 391 名前:OP戦5回表-1 投稿日:2002年03月11日(月)23時42分11秒
- 今度は左手にグラブをはめている新垣。
右投げを試すつもりの様だ。
カーブ、スライダーと一通り投げられるものの、やはり
右では並の投手。
江藤の敵ではない。
スライダーを打ち返した打球は左中間真っ二つの二塁打に。
阿部、スリーバント失敗でアウトの後、元木はセンター
前ヒットで一死一・三塁の大ピンチ。
- 392 名前:OP戦5回表-2 投稿日:2002年03月12日(火)00時06分08秒
- ここで新垣は左投げにスイッチ。
しかし、制球が定まらずに吉永を四球で歩かせて満塁。
清水は初球打ちでセンターへの犠牲フライ。
G、一点を返す。
石川がバックホームを諦めて二塁に送球した為、一・二塁上の
走者は進塁せず。
新垣、再び右にスイッチ。
続く仁志は甘い直球を強振。
二遊間を抜くかと思われた打球を矢口がダイビングキャッチ。
仁志のお株を奪う見事なポジショニングを見せる。
五回表終了。
G2−3M。
- 393 名前:OP戦5回裏 投稿日:2002年03月12日(火)23時09分54秒
- 真田は2イニング目。
M。先頭のソニンは初球打ちのセンター前ヒット。
更に真田のモーションを巧く盗んで二盗を決める。
三番市井に何とバントのサインを出すM。ベンチ。
市井、難無くこれを決め、ソニンは三塁へ。
市井はアウト。
石川の四番としての適性を試すつもりなのか、ベンチからの
サインは無し。
最低でも犠牲フライで一点追加して相手を突き放したい
場面だったが、前の打席で本塁打を打っている石川を敬遠
するGバッテリー。
「こらぁーっ、男やったら勝負せんかい!」
中澤の声もむなしく続く歩かされる石川。
燃える吉澤。
しかし、力み過ぎたのかショートゴロ併殺打に倒れる。
五回裏終了。
- 394 名前:OP戦6回表-1 投稿日:2002年03月13日(水)09時32分15秒
- 6回表、M。は次の様にオーダーを変更。
1(SS)里田
2(LF)ソニン
3(1B)村田
4(CF)石川
5(CA)吉澤
6(DH)安倍
7(RF)保田
8(3B)斎藤
9(2B)あさみ
P( 2)石井
ピッチャー石井は下手投げ独特の軌道を描くストレートで
高橋由、松井を連続三振に切って取り、好調な立ち上がり
を見せる。
しかし、五番清原を迎えた所でM。側ベンチに異変が。
今まであれ程清原を苦しめてきた加護のヤジが聞こえて
こないのだ。
一体どうした、加護?
- 395 名前:OP戦6回表-2 投稿日:2002年03月13日(水)14時30分54秒
- 話は六回表開始直前にM。ベンチに届いた、ある物から始まる。
男「こんちはー、バイク便でーす」
中澤「ちょっとあんた、此処は関係者以外立入禁止やで!」
男「すんません、加護さんにお届け物なので」
加護「何や、菓子折りやんか。
ハンコ、ココでええねんな?
ポンっと…はい、御苦労さん」
男「まいど〜」
そそくさと男は立ち去る。
加護「開けてみよ…おぅ、美味そうな和菓子やないか。
こら、のの、私より先に食うな!」
つじ「モグモグ…おいしいのれ〜す」
和菓子を貪る加護とつじ。
瞬く間に菓子折りは空に。
そして、その底には一通の手紙が。
加護「何やこれ?」
- 396 名前:OP戦6表-3 投稿日:2002年03月14日(木)00時42分26秒
- 加護「何か書いてあるで。
なになに…」
手紙の文面を読み進むにつれ、加護の顔色が変わっていく。
加護「ぬぅ…敵もなかなかやりよるな」
険しい表情の加護に矢口が聞く。
矢口「何て書いてあったの?」
加護「教えられまへん!」
矢口「何でだよ〜教えろよぉ」
加護「あきませんって。
あっ!」
手紙の内容を教えるのを徹底拒否する加護だが、背後から
忍び寄ってきた中澤に手紙を引ったくられてしまう。
中澤「どれどれ…。
『これ以上私のダーリンをいじめたらあなたの体重と
体脂肪率をネット上で公開しちゃいまぁす(はぁと)』やって。
差出人は『亜希』ってなってるけど、誰なん?」
加護「……清原さんの奥さんです…」
- 397 名前:OP戦6回表-4 投稿日:2002年03月14日(木)16時14分44秒
- M。側ベンチの一角を沈黙が支配する。
中澤「……」
矢口「……」
つじ「???」
暫くして加護がぽつりと呟いた。
加護「取り敢えず黙っときますわ…」
矢口「う、うん、やっぱ悪ノリは良くないよ。
ね、裕ちゃん?」
中澤「そ、そやな」
その時、このやり取りを横で聞いていた紺野が叫んだ。
紺野「思い出しました!」
中澤「何やねん、急に大声で。
びっくりするがな。
で、何を思い出したん?」
紺野「さっきのバイク便の男の人、巨人の小田選手ですよ」
中澤&矢口「!」
加護「そうか…どっかで見た事ある様な顔や思うとった
けど、あの腰巾着が化けとったのか」
まさか、旦那の子分まで手なづけようとは。
おそるべし清原・妻。
- 398 名前:OP戦6回表-5 投稿日:2002年03月15日(金)03時12分04秒
- そんな事が相手側ベンチで起きているとは知らない清原が
打席に入る。
清原「(何か急に加護のヤジが聞こえへんようになったな。
何か食うとるんか?
まあ、集中できて丁度ええけど)」
言葉通り集中できた清原は、センターオーバーの二塁打で出塁。
しかし、ここは石井が踏ん張って江藤をレフトフライに
仕留めてピンチを切り抜ける。
二塁から戻ってくる清原に観客席から声援が飛ぶ。
女「ダァーリィーン、頑張ってぇ!」
聞き覚えのある声にバックネット裏の方を見る清原。
清原「亜希!?」
勿論、M。ベンチの加護もこれに気付く。
加護「監督、今日投げさせてください(このままじゃ
腹の虫が治まらんのじゃ)!」
どうする、中澤?
六回表終了。
- 399 名前:OP戦6回裏 投稿日:2002年03月15日(金)16時57分41秒
- この回から巨人の投手は桑田に交代。
先頭の安倍に強烈な当たりを飛ばされるが、ショート
元木の真正面でアウト。
続く保田をセカンドゴロ、斉藤をサードゴロに打ち取って
六回裏終了。
M。ベンチでは中澤と加護の押し問答が続く。
中澤「あかん!」
加護「ちょっと位投げさせてくれてもええやないですかぁ」
中澤「ダメ!」
加護「ちぇっ…ケチ」
自分の言い分を全く聞き入れて貰えずにすごすごと退き
下がる加護。
- 400 名前:OP戦7回表 投稿日:2002年03月15日(金)23時17分54秒
- M。の投手はこの回も石井。
ストレートを有効に使うピッチングで阿部を三振、元木を
レフトフライ、吉永をライトフライに仕留めてマウンドを
降りる。
一方その頃M。ベンチ裏では、加護がつじに何やら耳打ち
していた。
加護「ゴニョゴニョ…ええなのの、解ったか?」
つじ「あい、わかったのれす。
ちゃんとれきたらはちらんアイスくらさい」
加護「おう、まかしときぃ!
八段でも十段でもおごっちゃるでぇ!」
一体何をやらかす気だ、加護?
- 401 名前:OP戦7回裏-1 投稿日:2002年03月16日(土)00時25分25秒
- 桑田続投。
コースを丁寧に突く投球が冴え渡り、あさみをサードゴロ、
里田をショートゴロ、ソニンをレフトフライに抑える。
一方M。側ベンチではある騒動が持ち上がっていた。
中澤「さて、次に放るのはユウキやったな」
ブルペンの稲葉に内線電話をかける中澤。
中澤「もしもしあっちゃん、ユウキはちゃんと仕上がってる?」
稲葉「それが…その…」
言葉を濁す稲葉。
中澤「何や、何かあったん?」
稲葉「ユウキが…いなくなってしもてん」
中澤「えーっ、また逃げたん!?」
ユウキよ、何処へ?
- 402 名前:OP戦7回裏-2 投稿日:2002年03月16日(土)02時02分43秒
- 稲葉「久々の登板で緊張してきたからトイレ行ってくる、
言うたきり帰ってけぇへんねん」
中澤「ん〜、こうなったらしゃあない、取り敢えず
アヤカを先に投げさすことにしよ。
行ける?」
稲葉「今急ピッチで仕上げてるトコやけど、何とか
間に合いそうや」
中澤「よっしゃ、それで行こ」
その頃、関係者用男子トイレではユウキがトイレのドアノブと
格闘していた。
ユウキ「畜生!
開ける時は軽く回ったのに、何で出る時は回らねぇんだよ!
まるで誰かが外で握ってるみたいじゃねぇか!」
勿論、アイスに釣られたつじが外で踏ん張っている事は
言うまでもない。
つじ「(アイスもらえるまでがんばるのれす)」
- 403 名前:OP戦8回表-1 投稿日:2002年03月17日(日)00時55分11秒
- ユウキ「ぐぐぐ…」
つじ「んぎぎ…」
トイレのドアを挟んでつじとユウキの力比べは続く。
緊急登板のアヤカは清水をライトフライに打ち取るも、
明らかに球にキレが無い。
案の定、仁志、高橋由に連打を食らうのを見た中澤は
すぐにブルペンの稲葉を呼び出す。
中澤「あかん、やっぱり無理みたいや。
誰か投げられるのおれへんか?」
稲葉「加護が勝手に投げとるけど…」
中澤「加護?
確かにシャレでオーダーには入れといたけど…。
あーもう、誰でもええわ(加護め…図りよったな)」
そうこうしている間に松井を四球で歩かせるアヤカ。
中澤、堪らずタイムを取って審判に投手交代を告げる。
中澤「ピッチャーアヤカに代えて加護!」
- 404 名前:8回表-2 投稿日:2002年03月17日(日)01時44分28秒
- M。、一死満塁の大ピンチ。
加護「ムフフ…予定通りや」
込み上げる笑いをこらえつつ、マウンドに上がる加護。
打席に入る清原、そしてバックネット裏の亜希をにらみつける。
加護「清原ぁ、勝負じゃ!」
清原「おう、来んかい!」
加護「行くでぇ!」
加護渾身のシュートが清原の胸元をえぐる。
思わず手を出す清原。
ヘシ折れるバット。
打球はサードへ転がり、5-4-3のダブルプレー。
僅か一球で勝負をつけた加護は再びバックネット裏を
にらみつけた後、マウンドを降りた。
- 405 名前:8回表-3 投稿日:2002年03月17日(日)02時23分00秒
- ベンチに戻って来た加護に中澤が話しかける。
中澤「もう気は済んだやろ」
加護「へ、何の事ですか?」
中澤「いい加減にユウキを解放せえ、いう話や。
ごまかしても無駄や。
こっちにはお見通しやで」
加護「…まったく監督には敵いまへんなあ」
ベンチに置いてあった鞄から自分の携帯を取り出すと、
つじの携帯に電話する加護。
加護「あ、ののか?
もう放したってもええで。
ああ、分かっとるって。
ちゃんとアイスはおごっちゃるから」
程なくしてユウキは無事解放され、ブルペンに戻る事に。
試合後、加護と辻が監督からきついお灸を据えられた
事は言うまでもない。
八回表終了。
- 406 名前:8回裏 投稿日:2002年03月17日(日)13時28分58秒
- 試合も大詰めの八回裏、巨人の投手は高橋尚。
キレの良い変化球の前に村田はショートゴロ、石川は
センターフライ、吉澤は三振に倒れる。
八回裏終了。
G 2-3 M。
- 407 名前:9回表 投稿日:2002年03月17日(日)16時38分39秒
- 九回表、M。は加護からユウキに投手交代。
先頭の江藤はセンターライナーでアウトにするも、つじとの
トイレでの格闘の影響か、握力が極度に低下してすっぽ抜けた
カーブを阿部にライトスタンドに叩き込まれる。
続く元木もレフト前ヒット。
このまま崩れるかに見えたユウキだったが、吉永が棒球を
打ち損じてセカンドゴロ併殺打に倒れ、ピンチ脱出。
九回表終了。
G3−3M。
- 408 名前:ベンチにて里田まい−1 投稿日:2002年03月18日(月)01時27分07秒
- 里田は守備位置からベンチに帰ってくるとベンチに座った。
里田「長かった・・・」
6回からの試合は、里田にとってこれが走馬灯のようによみがえってきた。
里田とM。との関係。それは、ガンダーラを目指すように遠い存在であった。
- 409 名前:里田まい−2 投稿日:2002年03月18日(月)02時16分20秒
- この選手の話は2年前にさかのぼる。
2000年あの、石川、吉澤、加護、つじ、そして落ちてはいたが藤本が受けていたテストに
里田もいた。ポジションはピッチャー速球が武器のピッチャーでM。関係者も注目していた。
しかし、ピッチングのテストの時里田にアクシデントが起きた。
何球か投げた直後だった。鈍い音がした。肘だった。
- 410 名前:里田まい−2 投稿日:2002年03月18日(月)02時32分42秒
- 里田は不合格になった。それと共に投手生命の終焉を余儀なくされた。
しかしあきらめなかった。肘の痛みが消えると、今度はバットを降り始めた。
くる日もくる日もバットを振った。保田がバッティングセンターに通ったと聞けば、
里田も通った。そして次のチャンスを虎視眈々と狙っていた。そして里田は、チャンスを
目の前にする。2001年M。球団テスト。里田は迷わず受験する。
- 411 名前:里田まい−3↑ここ4 投稿日:2002年03月18日(月)03時23分35秒
- 里田は3拍子そろった野手となっていた。左バッターはM。には少ない。チャンスはあった。
しかし、合格した左バッターは紺野であった。将来性と天性の長打力をかわれての入団だった。
里田は又不合格。さすがにあきらめようと思っていた日本シリーズごろ、球団から電話があった。
球団関係者「契約したいんですが。」
里田は驚いた。
- 412 名前:里田まい−5 投稿日:2002年03月18日(月)03時38分52秒
- この時期になぜ・・・。理由はつじであった。この時期つじは日本シリーズで故障した
事もあったが、最大の理由はつじのウエイト・・・いわゆる体重であった。
このところの体型のトラックスラー化現象により動きが鈍くなってしまっていた。
そこで、野手のそれも動ける野手の補強が急務となったのである。
白羽の矢がたったのが里田だった。しかし、不安もあった。投手の時の肘である。
がここで球団はある契約内容を提示する
里田「え!マイナー契約ですか!」
- 413 名前:里田まい−6 投稿日:2002年03月18日(月)03時49分06秒
- 球団関係者「まあいわゆるインセンティブという奴ですね。1軍滞在何日でボーナス
をだすって言うあれです。どうでしょうか。」
里田の返事は決まっていた。断るはずがない。そしてシーズンオフ、球団のからのすすめで
りんね・あさみとファーム球場でのトレーニングをすることとなった。
- 414 名前:OP戦9回裏 投稿日:2002年03月18日(月)14時09分38秒
- 最終回、巨人は抑え候補の河原を投入。
先頭の安倍に味方からのヤジ。
加護「安倍なつみ、ここで打てなきゃ♪」
つじ「イモっこらぁ〜♪」
安倍の眉がぴくりと動く。
安倍「なっちは…なっちは…なっちはイモじゃないべ!」
ギラギラした目で打席に入る安倍を見て怯えた河原は
制球を乱し安倍、保田を連続四球で歩かせてしまう。
しかし、斎藤に対しては闘志剥き出しのピッチング。
トラウマを振り払うかの様な気迫の投球に斎藤はキャッチャー
フライ、続くあさみもセカンドゴロ併殺打に倒れる。
九回規定により引き分けで試合終了。
- 415 名前:里田まい−7 投稿日:2002年03月19日(火)05時02分37秒
- 球団からの勧めでりんね・あさみらと自主トレをすることになった里田。
里田は中距離ヒッターではあったが、長打を狙うと打撃が荒くなる欠点があった。
しかし足はそこそこ速い。そこで、りんねから小技を学んでほしかった。
それが球団の狙いでもあった。
りんねは里田に奥義を伝えるべく朝早くから特訓をした。来る日も来る日もバントの特訓。
里田がすこし嫌な顔をしたが、りんねはしずかにいった。
りんね「さあ、やるべ。」
りんねは、里田以上の苦労をしてきたといっても過言はないだろう。そんな苦労人は苦労人のことが
よくわかる。今やらなければだめになる。そしてだめになっていった選手をたくさん見てきた。
そして,黙々とバントをする里田の姿があった。
- 416 名前:試合終了後 投稿日:2002年03月20日(水)01時54分36秒
- 中澤「まぁ、いろんな意味でいい試合やったな」
平家「そやね。まぁ戦力分析もいいコトできたやろ」
中澤「そうやな。藤本、石井はメドがたちそうやしな。これで安心して酒ものめるわ」
平家「いっつも飲んどるやろ!」
中澤「でや、次のヤクルト戦だけど」
平家「どうしたん?」
中澤「キャッチャーは紗耶香でいこかと思ってる」
平家「なんでや? 吉澤もリベンジしたいと思ってるんちゃう?」
中澤「そやろけどもな。ここは、ちょっと勉強してもらおか思ってな。あのまんまや
と、正直今期のスタメンは厳しい。この試合はベンチで勉強してもらおうと思ってな」
平家「なるほどな。でも、吉澤はくさらんかな?」
中澤「そんなつまらんプライドにこだわるなら、そんだけの奴やったってことや。次の
試合は紗耶香先発でいくから」
- 417 名前:試合が終わって。 投稿日:2002年03月22日(金)04時40分46秒
- 試合終了後、中澤監督の電話が鳴った。それはM。の往年の名投手福田明日香からだった。
中澤「よお!ひさしぶりやなあ。なんか様か?」
福田「うん。実はテストしてほしい人物がいて・・・。」
中澤「テスト?お前が言うくらいならええ選手やからやってもいいけど。」
福田「ありがとう。名前はよりこ。っていうんだけど・・・」
中澤「よりこ。?・・・で。はいるんか」
福田「。はいる。」
- 418 名前:テスト 投稿日:2002年03月24日(日)21時49分07秒
- よりこ。のテストの日がきた。天王洲球場、中澤、福田、よりこ。のほか、スカウト部長和田の姿もあった。
ポジションはピッチャー。右投げ右打ちのスリークウォーター。
よりこ。に福田が会ったのスポーツ工学勉強のためは渡ったアメリカだった。
よりこ。は中学を卒業すると単身渡米、独立リーグで投げていた。ストレートは150`以上をほこるも
変化球はションベンカーブくらいしかない上ボールは10球投げて3球ストライクになれば
いいほうだった。そんなときに福田と出会った。福田はよりこ。の潜在能力にほれ込み
アドバイスを送り、技術的に成長を遂げた。が・・・。
ここで埋もれている才能じゃない・・・。そう思った福田はM。の入団テストを薦めたのだった。
- 419 名前:テスト-2 投稿日:2002年03月24日(日)22時13分08秒
- テストはつづいた。制球力、変化球の乏しさはいなめなかった。しかしスカウト部長和田は
その150`以上あるストレートを買った。しかし、中澤はまだ1軍では通用しないとしぶっていた。
が、和田の強引な押しにより、マイナー契約ではあるが、入団することになった。
背番号は45に決まったが、まだまだ2軍での修行がつづきそうだ。
- 420 名前:志村コーチ契約延長へ 投稿日:2002年03月25日(月)06時12分45秒
- 志村けん臨時コーチがM。と1年契約を結ぶ模様。
春季キャンプからM。に帯同していたが、つじの才能にほれ込み、もう少し指導したい
との申し出をM。側が認めたもの。これからは、つじ、加護の指導と共に矢口、ミカの指導も
おこなっていくようだ。背番号は0423
- 421 名前:<春休み特番> 投稿日:2002年03月25日(月)21時20分14秒
- シーズンオフに収録された娘。球団精鋭が『筋肉番付』に挑戦!
http://www.metroports.com/test/read.cgi/morning/1006348449/l50
↑の215から。
- 422 名前:OP 戦VS ヤクルト 投稿日:2002年03月28日(木)00時01分42秒
- オーダー
M。 S
4矢口 8代田
7ソニン 6宮本
8石川 9稲葉
9保田 3ペタジーニ
5安倍 2古田
2市井 5岩村
3飯田 7ラミレス
D紺野 4城石
6つじ 1石川
P高橋
- 423 名前:OPヤクルト戦(神宮)of久しぶりにネタスレっぽく 投稿日:2002年03月29日(金)02時02分23秒
- 「ピッチャー石川」とコールされ堂々とマウンドに出て「チャオー」っと
観客に答える石川。
しかし
中澤「おまえ!こっちの三番バッターやろ!ぼこっ!」
とどつかれ退場する石川。
- 424 名前:1回 投稿日:2002年03月29日(金)02時07分57秒
- ヤクルトの石川初回矢口のセンター前を打たれるも、後続を断ちチェンジ。
その裏、高橋いきなり代田に四球。宮本にレフト前。ノーアウト1.3塁。
稲葉にも四球でノーアウト満塁に。しかし、ペタをキャッチャーフライ。
古田もちろん三振。岩村セカンドゴロで切り抜ける。
- 425 名前:試合途中 投稿日:2002年03月30日(土)01時06分46秒
- 試合が2回、3回と続く。
ベンチで見ていた吉澤は、あることに気づいていた。
「このリード…」
元々、市井は古田タイプのリードをする選手である。
すなわち、打者の苦手なボールを投げさせるリードである。
昔の吉澤とは逆のリードであり、古田にあこがれた今の吉澤のリードであった。
しかし、この試合。市井は明らかに違うリードをしていた。
高橋のいいボールを多用し、ピッチャーに合わせるリード。
不慣れなために、ヒットも打たれている。
高橋の調子が悪ければ、4、5点取られていてもおかしくない。
「市井さん…」
吉澤はじっと市井の姿を見つめていた。
- 426 名前:試合途中−2 投稿日:2002年03月30日(土)01時11分15秒
- 「う〜ん、やっぱ不慣れなリードはするもんじゃないな…」
市井が苦笑を浮かべる。
高橋の調子、そして古田のブレーキがなければ、何点入っていてもおかしくない。
「高橋、ゴメンね」
心の中で謝る。しかし、今年M。が優勝するために、吉澤の力は不可欠。
そう思うからこそのリード。
「もう一球! いいスライダー見せてよ!」
心の中で叫びながら市井はミットを構える。
- 427 名前:試合途中−3 投稿日:2002年03月30日(土)01時14分10秒
- 5回、遂に高橋が捕まる。
宮本、稲葉に連続ヒットを浴び、ノーアウト2、3塁。
バッターはペタジーニ。
ここで、吉澤が中澤の元に歩む。
「監督! 出してください!」
中澤が下から吉澤の顔を見上げる。
「抑えられるか?」
「はい!」
その顔に迷いは無かった。
「じゃ、行ってきぃ」
- 428 名前:試合終了後 投稿日:2002年03月30日(土)01時25分10秒
- 「ご苦労さん」
中澤が市井に声をかける。
「やっぱ、リードは厳しかったねー」
苦笑いを浮かべながら、市井が応える。
「でも、何とか開幕前には間に合ったな」
「うん。吉澤がね、私のところに来て『ありがとうございました』って」
市井が嬉しそうに言う。
「これで、吉澤も一本立ちできるんと違う?」
「うん」
「じゃ、安心したところで飲みに言ってくるわ」
中澤は、そう言ってコーチングルームを去っていった。
「飲みすぎないでねー」
- 429 名前:試合終了後−2 投稿日:2002年03月30日(土)01時36分29秒
- 「さて、私も帰ろっかなー」
中澤が立ち去った後、市井も立ち去ろうとする。
「あれ?」
そこには後藤の姿があった。
「あっ、いちーちゃん。ここにいたんだ」
「うん、で、どしたの? こんなとこに」
市井に聞かれて、後藤は視線をそらす。
「うん、えっとね。……いちーちゃん、アリガト」
そう言って、後藤は走り去っていった。
「もぉ、さっきから待ってたくせに」
微笑む市井であった。
そして、M。球団は開幕を迎える。
- 430 名前:中澤が考える。 投稿日:2002年03月30日(土)19時10分45秒
- 開幕戦を前に中澤はオーダーを考えていた。
中澤「んー・・・。」
中澤開幕オーダー案
1番セカンド 矢口真理
中澤「つじがあんなに太ったせいで機動力がなくなってもうた・・・。ここはいっちょ
矢口にたよるか。機動力は申し分ないしな。このごろ勢いでてきたしな。」
2番レフト ソニン
中澤「外野手レギュラー争いでは1歩リードやろ。守備力・機動力があるし、二番もおもろいやろ。」
3番センター 石川梨華
4番ライト 保田圭
5番サード 安倍なつみ
中澤「ここは磐石ナトコやろな。場合によっては石川・安倍・保田の日替わりもおもろいかもな。」
6番キャッチャー 吉澤ひとみ
中澤「精神的にも技術的にも成長したしな。調子よければクリーンナップまかせたいんやけどなあ」
7番ファースト 飯田圭織
中澤「言うことナシ。」
8番DH 紺野あさ美 or ショート小川真琴
中澤「んー本当は紺野の高めに強いとこでいきたいんやけど・・・。」
9番ショートorDH つじのぞみ
中澤「こいつのせいで打順守備位置むちゃくちゃや!長打力はOP戦で6HR打ってるけど
足がつかえんし、守備範囲がせまなっとるし・・・たくっ・・・。」
ピッチャー 後藤真希or松浦亜矢
中澤「どないしようかなあ・・・。」
中澤の悩みはつきない・・・。
- 431 名前:コラム―時代が終わるとき・・・ 投稿日:2002年03月31日(日)03時04分47秒
- 畑がなくなった。
中澤裕子がぽつんといった。
あの数々の名選手を輩出したASAYANが終わった。モー娘。球団ができるきっかけともなった
ASAYANである。数々の名場面。愛の種田、球団結成、新入団テスト。そのASAYANがおわった。
そして、若手育成の場でもあったアイさがも終わる。若手には数少ないチャンスの場だったアイさが。
しかし、球団はASAYANでの新入団テストをすでに中止し、アイさがも前ほどの機能を果たすこともなくなっていた。
そして球団は新戦力の育成に力を入れるべくファーム組織の強化を発表した。
もう、あの我武者羅に涙する選手達を見ることはなくなる。
ひとつの時代が終わったのだ。そして新たな選手達は何を見せてくれるのだろうか。
- 432 名前:ついに開幕!! 投稿日:2002年04月07日(日)21時25分34秒
- H M。
1(中)柴原 1(二)矢口
2(左)バルデス 2(左)ソニン
3(二)井口 3(中)石川
4(三)小久保 4(右)保田
5(一)松中 5(三)安倍
6(補)城島 6(捕)吉澤
7(右)秋山 7(一)飯田
8(DH)バーグハート 8(投)後藤
9(遊)鳥越 9(遊)つじ
P 田之上
ちなみに前年チャンピオンのM。が後攻。
- 433 名前:名無しゆるさないよ(*´ー`*) 投稿日:2002年04月07日(日)22時11分55秒
- M。ベンチ入り
投手
1加護 01ユウキ 14ミカ 17高橋 19アヤカ 21前田 34新垣 35藤本 37石井
捕手
11市井
内野手
10村田 24斎藤 32あさみ 57里田 324平家
外野手
0りんね 23大谷 31小川 54紺野
- 434 名前:名無しゆるさないよ(*´ー`*) 投稿日:2002年04月07日(日)22時16分49秒
- FDHベンチ入り
投手
13鈴木 27飯島 28渡辺正 34吉武 41倉野 49吉田修 50ペドラザ 54日笠
捕手
30内之倉 46坊西
内野手
10本間 53野々垣
外野手
0大越 23村松 55大道
- 435 名前:2002開幕セレモニーin石川 投稿日:2002年04月08日(月)12時35分04秒
- 「ライトフィルダー!けい〜やすだ〜!バックナンバー9!」
「センターフィルダー!ちゃ〜み〜いしかわ〜!バックナンバー5!」
「レフトフィルダー!ソニ〜ン!バックナンバー00!」
サインの書かれたボールをスタンドに投げ入れながら守備位置につく。
保田「なによ、よけることないでしょ!」
- 436 名前:2002開幕セレモニーin石川 投稿日:2002年04月08日(月)12時37分19秒
- 「ショートストップ!のぞみ〜つじ〜!バックナンバー22!」
「サード!なつみ〜あべ〜!バックナンバー7!」
「セカンド!まり〜やぐち〜!バックナンバー8!」
「ファースト!かおり〜いいだ〜!バックナンバー16!」
矢口「緊張するね〜」安倍「するべさ〜」
「キャッチャー!ひとみ〜よしざわ〜!バックナンバー13!」
「ア〜ンド、オープニングピッチャー!、まき〜ごと〜!バックナンバー15!」
後藤「なんか興奮して鼻血がでそう・・・」
吉澤「いいんじゃない、出しちゃっても。」
後藤・吉澤「あははは〜」
- 437 名前:2002開幕セレモニーin石川 投稿日:2002年04月08日(月)12時55分17秒
- アナウンス「始球式はこの方です!」
「どぅーん!」
「なにをゆう!はやみゆう!」
「マドマゼール、かきまぜーる」
「おいどん、牛丼、西郷どん!」
「見猿、言わ猿、聞か猿、何でござる!」
アナウンス「あの〜そろそろ・・・」
「ウェルカム!腕かむ!どこかむねん!」
「牛タン、塩タン、あんたなに言うたん?」
「チャーシュー・長州・皆の衆」
アナウンス「どうもありがとうございました〜」
両腕をつかまれ、連れ去られる某村上氏。
「石川まできたんや!もっとしゃべらせー!」
- 438 名前:開幕ダイエー戦1回表 投稿日:2002年04月08日(月)13時26分58秒
- 新ストライクゾーンの恩恵を受ける投手の筆頭といえるのが
西武の松坂とこの後藤。その大方の予想通り、
初回は空振り三振と、内野フライ2つでおさえる。
王監督「後藤も4年目。入団当初の神通力も薄れてきている。
今年こそ攻略せねば。」
- 439 名前:開幕ダイエー戦1回裏 投稿日:2002年04月08日(月)13時51分07秒
- プロ13年目の苦労人、田之上は味のある立ちあがり。
矢口を四球で出すが、強行のソニンが併殺。
石川は新ストライクゾーンでもボールであろう球に手を出し三振。
中澤「石川〜いくらなんでも、あれはボールやで。」
石川「ポジティブ&アクティブです!!」
中澤「・・・次、期待しとるわ・・・」
- 440 名前:2回表 投稿日:2002年04月10日(水)18時18分35秒
- 後藤は新ストライクゾーンとごまボールのコンビネーションで、
4番小久保、5番松中を打ち取るが、城島にはその高目のストレートを狙い打たれる。
レフト前ヒットに運ばれ、この試合両チーム通じての初ヒットを許す。
しかし続く秋山のショート後方にふらふらと上がった当たりをセンターの石川が
快足を飛ばしアクティブにさばいて3アウトチェンジ。
- 441 名前:今シーズン初【全国猛娘。連合-北陸支部- 投稿日:2002年04月10日(水)23時28分58秒
- 団長「さーやってまいりました!ここ北陸での開幕戦!我らがモー娘。球団!」
観客「ウオ−−−−−−−−−−−−!!!!!!!!!!!!!!!」
団長「連覇へむけて保田選手が新ストライクゾーンをものともせず、うってくれるでしょう1」
観客「ウオ−ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
団長「それでは!かっ飛ばせかっ飛ばせ!や・す・だ!それ!」
観客「かっせ!かっせ!やすだ!かっせかっせや・す・だ−−−!」
♪GO〜GO〜レッツゴ〜それゆけレッツゴ〜パワフル全開 や・す・だ!
パワ〜は1番! 顔は2の次 ホームラン打て打て や・す・だ!
観客「かっとばせー!や・す・だ!」
- 442 名前:2回裏 投稿日:2002年04月11日(木)03時24分50秒
- この新ストライクゾーン、保田には強敵だった。なんと去年までにの高目のボール球が
とられてしまう。2球高目にストライク。最後に高目を意識しすぎたばかりに低めの球にてがでづ
三振。
- 443 名前:日本猛娘。連合―安倍なつみのテーマ- 投稿日:2002年04月11日(木)03時26分48秒
- ♪見せる娘。なっちがゆく 何がなんでもくじけるな ここで一発ぶちかませよ娘。なっちの心意気
- 444 名前:2回裏−2 投稿日:2002年04月11日(木)03時29分45秒
- 5番安倍。オフのソルトレイクでの雪上トレと入院してまで行なった肉体改造の成果がでた。
3球目をレフト前に持っていく。
- 445 名前:全国猛娘。連合−吉澤ひとみのテーマ- 投稿日:2002年04月11日(木)03時31分45秒
- ♪燃えろひとみ根性だ 娘。の意地だ突撃ひとみ! 娘。のなかの男なら おまえのバットで決めてやれ!
- 446 名前:2回裏-3 投稿日:2002年04月11日(木)03時38分41秒
- 吉澤「よっしゃ!1発!いってやる!」
気合十分吉澤ひとみ。M。の中でも長身の吉澤に城島、高目を要求。
田之上初球を投げる。しかし!吉澤には関係なかった!
吉澤「フォオ!」
実況「打ったーーーーー大きい!大きい!大きい!入ったー!!!!!
ホームランーーーーーー2ラン〜〜〜〜!
新ストライクゾーンを見事に捕らえた完璧なホームランです!!!!」
- 447 名前:2回裏-ベンチ裏 投稿日:2002年04月11日(木)03時50分09秒
- ホームインした吉澤。手荒い祝福の後、ベンチ裏の記者に質問された。
記者「おめでとうございます。」
吉澤「あ、どうも。ありがとうございます。」
記者「打ったボールは?」
吉澤「白です。」
記者「え!打ったボールですよ?」
吉澤「だから白かったですよ!青や赤だったらおかしいでしょ。
ちなみに私の今日のラッキーカラーは黄色です。」
記者「誰もラッキーカラーなんてきいてないし・・・いや、そういうのじゃなくて・・・球種!球種です。」
吉澤「きゅうしゅ?ああ!広島のある!」
記者「地名の九州じゃなくて!それに広島九州じゃねえし・・・。
あー・・・もーいいです。でも!新ストライクゾーンよく打ちましたね。
何か対策は?」
吉澤「しんすとらいくぞおん?なんですかそれ?」
記者「失礼します(泣」
- 448 名前:全国猛娘。連合−飯田圭織のテーマ- 投稿日:2002年04月11日(木)03時53分38秒
- ♪顔はかわいい飯田 打ったボールは一級品 打て打てジャンボだ一発飯田 ライトスタンドへ
- 449 名前:2回裏-4 投稿日:2002年04月13日(土)03時22分27秒
- 今年初打席。気合はいるも、サードゴロ
- 450 名前:全国猛娘。連合−後藤真希のテーマ- 投稿日:2002年04月13日(土)03時25分50秒
- ♪一球入魂 血潮が騒ぐ たかが野球の 娘。の星だ 後藤
- 451 名前:2回裏-5 投稿日:2002年04月13日(土)03時29分25秒
- 後藤、打つ気無し。三振チェンジ
H00
M。02
2回裏終了H0-2M。
M。
- 452 名前:3回表 投稿日:2002年04月14日(日)08時08分17秒
- 後藤新ストライクゾーンを有効に使い2三振1内野ゴロで切りぬける。
- 453 名前:全国猛娘。連合-つじのぞみのテーマ- 投稿日:2002年04月15日(月)01時14分41秒
- ♪打てよ のぞみ 絶好球だ ガツンと一発ぶちかませ!レフトスタンドこえてゆく 娘。のぞみ大暴れ!
- 454 名前:3回裏-1 投稿日:2002年04月15日(月)18時51分17秒
- なぜかニヤニヤしているつじ。
「ことしこそしゅいらしゃをとるのれす」
そのつじは初球をセフティバント。
ピッチャーとファーストとセカンドの中間にうまく転がすが、
去年ほどのスピードはなく、なんて事ないピッチャーゴロに終わる。
- 455 名前:観客席 投稿日:2002年04月16日(火)00時41分10秒
- A「こらーなにバントしとんじゃい!」
B「そやど!オープン戦みたいにかませ!」
K「こら!ふとっちょ!ぶくぶくふとってんちゃうぞ!守備範囲せまなるわ、走らせたらあかんわ、
ベンチのお菓子なくなるわ・・・。」
AB「あ!加護や!」
- 456 名前:全国猛娘。連合-矢口真理のテーマ- 投稿日:2002年04月16日(火)02時45分29秒
- ♪矢口ま〜り〜 ガッツのある娘〜 小さいけれど根性は日本一!
- 457 名前:3回裏-2 投稿日:2002年04月16日(火)11時45分38秒
- 続く矢口も田之上の丁寧にコーナーをつくピッチングに泳いでショートゴロ。
スタメン抜擢のソニンも外角のスライダーを引っ掛け
ファースト後方へのファールフライでスリーアウトチェンジ。
2点リードはしているものの、どうも攻撃のリズムが悪いM。
- 458 名前:全国猛娘。連合-ソニンのテーマ- 投稿日:2002年04月16日(火)13時16分31秒
- ♪狙いを定めリストを効かせ ジャストミートだ成膳任 おお勇ましくKOREAの鼓動 響けアジアに
- 459 名前:4回表 投稿日:2002年04月17日(水)23時55分28秒
- 後藤、この回バーグハートに四球。
鳥越が送りバントで、一死二塁となるも、柴原とバルデスを連続三振。
後藤は、悠々とマウンドを降りる。
- 460 名前:観客 投稿日:2002年04月17日(水)23時59分49秒
- どうやら、夢を見ていた模様。
実際は、バルデス、井口、小久保を三者凡退できっていたようだ。
内容を教えてくれた隣のおっちゃん、ありがとう。
- 461 名前:4回裏 投稿日:2002年04月18日(木)00時07分25秒
- この回の先頭はソニン。しぶとく四球を選ぶ。
次打者の石川。
石川「ポジティブポジティブ!」
初球、初回に空振りしたのと同じコースのボール球に手を出しゲッツー。
中澤「お前はぁ〜」
しかし、次のバッター保田。
同じく初球。高めのクソボールを強引にバックスクリーンへ。
保田「石川、高めの球はこうやって打つのよ!」
保田、大きく吼えながらベースを一周する。
球場のあちらこちらからは、子供の泣き叫ぶ声が。
安倍、同じく初球を打ってボテボテのセカンドゴロ。
安倍「ポジティブだべさ」
中澤「真似ても許さへんで!」
4回終わってM3−0H。
後藤にはセーフティーリードか??
- 462 名前:全国猛娘。連合-チャーミー石川のテーマ- 投稿日:2002年04月18日(木)00時44分36秒
- ♪チャーミーかっとばせチャーミー ライトへレフトへホームラン
- 463 名前:5回表 投稿日:2002年04月18日(木)01時22分10秒
- この回、投げきれば勝利投手の権利を得る後藤。
松中を2−1と追い込み、ごまボールで三振に切ってとる。
しかし、城島、秋山に連続ヒットを浴び、1アウト一二塁。
ここで、バークハートを向かえ、吉澤がマウンドへ。
「ホームラン打たれようね」
その一言だけを言って、吉澤はホームに戻る。
「???」
後藤は、首をかしげながら投げる。
やや真ん中に入るも、バークハートが打ち損じ、6−4−3のダブルプレー。
5回表が終了。
「よしよし」
ホームラン打たれないようにしようね、と言ったと信じて疑わない吉澤であった。
- 464 名前:4回ウラ補足 投稿日:2002年04月18日(木)15時58分47秒
- 4回裏は石川から
石川ショートゴロ
保田ホームラン(ソロ
安倍セカンドゴロ
吉澤三振
5回裏は7番飯田から。
- 465 名前:5回裏 投稿日:2002年04月19日(金)01時34分12秒
- 7番飯田。気合の入りすぎで三振。
8番後藤は、軽く当てたボールがライト前にポトリと落ちてヒットとなる。
そして、9ばんつじ。
「しゅいらしゃしゅいらしゃ……」
呪文のようにつぶやきながらバッターボックスへ。
初球、外角のボールを軽く振り切る。
去年までなら、センター前の当たり。しかし、ボールが伸びる。
柴原、猛ダッシュでフェンスに張り付き何とかキャッチ。
「???????」
辻、不思議そうにベンチに戻る。
1番矢口は、粘ったもののセンターフライ。チェンジ。
- 466 名前:6回表 投稿日:2002年04月19日(金)02時15分10秒
- 先頭鳥越。2−2から高目を空振り3振。
続く柴原。簡単に2ストライクを簡単にとる。
そして3球目チョコンと出したバットにボールがあたりショート方向に
後藤「もらった。」
しかし!なんとつじ。打球に届かずレフト前に。守備力は去年の前半戦の半分くらいしかなくなってた。
吉澤「あちゃー。忘れてた。」
つじ「きょねんまれはとれていたのに・・・」
続くバルデスはセンターフライに切って取る。
そしてむかえるは、今年40.40を狙う井口。
- 467 名前:6回表−2 投稿日:2002年04月19日(金)02時44分20秒
- 井口濃い眼孔で後藤をにらむ。
後藤「わっ!濃い・・・」
初球145`ストレート、1ストライク
2球目カーブ外にはずれ1−1
3球目外角140`ストレート ボール1-2
そして4球目吉澤高目ストレートを要求!
セットポジションから後藤投げる。渾身の155`
後藤・吉澤「もらった!」
そのとき!
- 468 名前:6回表−3 投稿日:2002年04月19日(金)02時58分09秒
- すこーん!
耳を劈くような打球音が球場にこだまし、打球はレフトスタンドへ飛び込んだ。
H2−3M。
中澤「あれは打ったほうをほめるしかないな・・・・。あっちゃん。一応高橋と新垣と石井
つくっといてや。」
稲葉「ほいきた。」
後藤つづく小久保は四球でだしたものの、松中をセカンドごろにしとめる。
- 469 名前:6回裏 投稿日:2002年04月19日(金)03時29分29秒
- 好投する田之上先頭ソニンをセカンドゴロにしとめる。
そして3番石川
石川「ここは石川!町をあるいても石川のオンパレード!いい町!」
初球。
石川「ハッ−−−−−−−−−−−−−−ピィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
ライト前へはじき返す。
続く保田四球。が安倍レフトフライ
安倍「どっかに安倍って土地ないべか。」
吉澤もライトフライでチェンジ。
- 470 名前:7回表 投稿日:2002年04月19日(金)03時37分03秒
- 城島サードゴロ
秋山ライト前ヒット
バークハート三振
鳥越ファーストゴロ
チェンジ
H2−3M。
- 471 名前:7回裏前〜全国猛娘。連合 投稿日:2002年04月19日(金)03時44分53秒
- 団長「モー娘。球団ラッキー7です。先ほどは応援がずれてしまってもうしわけありませんでした。
が!ここは!景気づけに!萌えよモー娘。球団2002いきまーす!」
- 472 名前:萌えよモー娘。球団2002 投稿日:2002年04月19日(金)03時55分23秒
- 1♪遠い夜空にこだまする 娘の歌声耳にして
天王州球場つめかけた 僕らをじーんとしびれさす
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
2♪1番矢口が塁に出て 2番ソニンが送りバント
3番チャーミータイムリー 4番保田がホームラン
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
3♪5番安倍がよみがえる 6番吉澤狂い打つ
7番飯田が踊り打つ 9番つじが喰らい打つ
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
4♪後藤は涼しく勝ちを取り 柴田あゆみは胸を張り
ミラクル若娘。松浦に 夜の守護神加護亜衣だ
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
5♪いつでもアヤカを信じてる 小さなメジャーだミカ・トッド
剛球右腕高橋に 期待の新人藤本君
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
6♪平家よボールにぶち当たれ あさみよ髪の毛元戻せ
一発長打の紺野君 華麗な守備のりんねも
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
- 473 名前:萌えよモー娘。球団2002 投稿日:2002年04月19日(金)03時57分58秒
- 7♪ミラクルガッツの石井君 火消し若衆だ新垣だ
逃げるなユウキ行けより子。 一投一殺前田有紀
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
8♪闘魂小川が狙い打ち 左腕殺すぞ大谷だ
快速村田ベース蹴り 意地だ斎藤・まい・菊地
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
9♪夏コーチの作戦に まことコーチのピストンサイン
稲葉コーチの激が飛び かえってきたぜ市井紗耶香
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
10♪天下分け目に福田あり ここ一番に裕子あり
石黒・小湊・ルル・信田 球団ささえた名選手
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
11♪鷹を殺して優勝だ 牛を食べて優勝だ
のこりのハムに獅子に波 息の根止めて優勝だ
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
12♪僕もあなたも願ってる 祈る気持ちで待っている
それはひと言日本一 中澤監督の胴上げだ
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
がんばれがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
- 474 名前:7回ウラ 投稿日:2002年04月21日(日)15時17分48秒
- 先頭飯田。力が入るがファーストフライにたおれる。
そしてここで、中澤監督がベンチから出る。
審判に代打を告げる。
ウグイス穣「選手交代のお知らせをいたします。
8番後藤に代わりまして、代打・・・・。」
- 475 名前:7回ウラ-2 投稿日:2002年04月21日(日)15時24分21秒
- ウグイス穣「選手交代のお知らせをいたします。
8番後藤に代わりまして、代打・・・・市井」
観客「ウォーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
ウグイス穣「代打市井!背番号11!」
実況「さあ!2年ぶり帰ってまいりました!市井紗耶香!風貌もゴールドに輝く
髪をなびかせいま打席に入ります!」
- 476 名前:全国猛娘。連合〜市井紗耶香のテーマ〜 投稿日:2002年04月21日(日)17時31分04秒
- ♪勝利を決めるこの一打 メジャーのパワー GOGOLet‘GO市井 我らの市井〜
- 477 名前:7回ウラ−3 投稿日:2002年04月21日(日)23時54分58秒
- 実況「さぁ、市井。バッターボックスに立ちます」
解説「おや、市井は構えをアメリカンスタイルにしてますね」
実況「どういうことですか?」
解説「テイクバックを先に取っておく構えのことですね。そうすると」
実況「田之上、初球を投げた!」
解説「タイミングがしっかり取れるんですよ」
実況「市井打った! ボールはM。ファンのいる一塁線を転々とぬけていく!」
観客「ウォー−−−−−−!」
実況「市井は二塁を回る、三塁へ! 中継のボールも返ってくる! タッチは?」
審判「アウトォ!!」
照れくさそうに返ってくる市井。
「はりきりすぎちゃった」
- 478 名前:7回ウラー4 投稿日:2002年04月22日(月)00時18分11秒
- ここで、王監督はピッチャーを吉田修に交代する。
つじ「しゅいらしゃれすよね? いいらさん」
つじはバットを余らせて、バッターボックスへ。
城島、ホームランはないとみて、内角へのストレートを要求する。
吉田、要求通りに内角へ。つじ、全く手を出さずストライク。
2球目、吉田は同じコースへストレート。つじはコンパクトに振り切る。
スゥーっと伸びたボールは、何とスタンドへ。
城島「あれで、持っていかれるのか?」
つじ「????」
つじは不思議そうな顔をしながらホームイン。
飯田「つじ! ホームラン打っちゃダメって言ったでしょ!」
つじ「ごめんなさい…」
飯田「次にいう事聞かなかったら、本当に怒るからね!」
ホームランを打って怒られるつじであった。
立ち直った吉田。矢口をセカンドゴロに打ち取る。
7回終了し、4−2でM。リード。
- 479 名前:8回表 投稿日:2002年04月22日(月)02時11分45秒
- ウグイス穣「先ほど代打いたしました市井に代わりまして、ピッチャー・・・
高橋 ピッチャー高橋 背番号17!」
実況「おーと!ここで北陸・福井出身の高橋が登板でです。」
1番柴原をサードゴロ
2番バルデス ピッチャーゴロ
3番井口 三振
高橋「いやあ〜、ひさしぶりの〜、地元なので〜、緊張しました〜・」
- 480 名前:8回裏−1 投稿日:2002年04月22日(月)06時49分46秒
- ウグイス嬢「〜2番 ソニンに代わりまして、小川。背番号31」
小川「なんだ、このやろう〜 ノ」
実況「新潟柏崎出身、2001年指名1位の小川麻琴を代打に送ります。」
ダイエー王監督も動く
ウ「FDH、ピッチャー吉田に代わりまして鈴木平〜」
小川、ストレート系に食らいつこうとするもすべてファール。
S2B3Bまで粘るも、最後は沈むボールに空振り三振。
小川「気力だけ空回りでした、ハハ〜」
- 481 名前:8回裏−2 投稿日:2002年04月23日(火)02時35分21秒
- 鈴木平続投で、石川を迎える。
石川、初球のストレートをセンター前へ運び、ニコニコしながら、一塁へ。
「チャオーーー!」
松中に挨拶。松中、首をひねりながらも挨拶を返す。
「違う違う、こぉ! チャオーー!」
身振りを加えて解説する石川に、同じ動作で返す松中。
「そぅそぅ!」
その間に、保田セカンドライナー、安倍ライトフライで3アウト。
8回を終了する。
- 482 名前:9回表 投稿日:2002年04月24日(水)00時14分14秒
- M。中澤は加護をマウンドに送る
加護は4番小久保以下三者凡退に抑える。
4−2 M。が2002年開幕戦を勝利で飾った。
- 483 名前:全国猛娘。連合〜モー娘。球団の歌〜 投稿日:2002年04月24日(水)00時44分43秒
- 一、グランド照らす太陽の
意気と力をこの胸に
娘。に生きて夢多き
モー娘。球団さあ行こう
ああ金色(こんじき)の 羽ばたきに
そらに鳴る鳴るひるがえる勝利の旗!
モームス モームス モー娘。球団
二、白球飛んで虹となり
砂塵おこって美技つづく
娘。のためにプレイする
モー娘。球団頑張ろう
ああ逞(たくま)しい 羽ばたきに
そらに鳴る鳴る高らかに勝利の旗!
モームス モームス モー娘。球団
三、鍛えて強き日灼け顔
むつみ励まし燦然(さんぜん)と
世紀の娘。花咲かす
モー娘。球団いざ萌えよ
ああ大いなる 羽ばたきに
そらに鳴る鳴る晴れやかに勝利の旗!
モームス モームス モー娘。球団
- 484 名前:試合結果 投稿日:2002年04月24日(水)12時41分56秒
- ○M。4−2H
勝 後藤1勝
敗 田之上1敗
S 加護1S
本 吉澤1号 保田1号 つじ1号
- 485 名前:3/31 お見事松浦!!完封勝利!11K 投稿日:2002年04月24日(水)13時06分09秒
- 天王洲球場
○M。3−0H
勝 松浦1勝
負 ラジオ1敗
本 つじ2号
この日の先発は開幕投手になれなかった松浦。その雪辱戦に松浦が燃えた。
1回から飛ばす松浦。初回いきなり3連続三振、その後も5回までに7奪三振を奪う。
松浦の好投に打線は5回この日プロ初スタメン8番DH紺野がプロ入り初ヒットで
でると、9番つじが連夜の2ランホーマー。6回には安倍のタイムリーで点を追加し
松浦を援護。松浦も終わってみれば11奪三振の無四球完封。今期は初登板を飾った。
- 486 名前:4/1好投柴田報われずM。初● 投稿日:2002年04月24日(水)13時31分09秒
- 天王洲球場
●M。1−3L
勝 西口1勝
負 新垣1敗 (柴田−新垣−ユウキ)
本 つじ3号 カブレラ1号
連勝のM。はライオンズと対決。柴田は立ち上がりからコーナーをつくピッチングで
ライオンズ打線を抑える。しかし4回つじのタイムリーエラーで先制されるも6回
つじのソロホーマーで同点に。7回ランナー1人をおいて、疲れの見えてきた
柴田から新垣にスイッチ。しかし、1死後カブレラに2ランをあび撃沈。初黒星となった。
- 487 名前:4/2あ〜無残高橋2回4失点連敗! 投稿日:2002年04月25日(木)01時50分58秒
- 天王洲球場
●M。6−2L
勝 石井1勝
負 高橋1敗 (高橋−石井−ユウキ)
本 伊東1号
この日の高橋は初回から調子が悪い。まずは3連打で1点失うと、つづく2回は
1死後、2人塁に置いて伊東に3ランで降板、打線も、7回に安倍の2点タイムリー
が精一杯。Lに連敗した。
- 488 名前:4/3やったぜ!藤本プロ初勝利! 投稿日:2002年04月25日(木)02時41分50秒
- 天王洲球場
○M。5−3L
勝 藤本1勝 (藤本−アヤカ−前田−加護)
負 潮崎1敗
S 加護2S
本 石川1号
この日はプロ初登板の藤本が先発。藤本は緩急を使ったピッチングで好投。
打線も5回石川の1号2ラン、吉澤、飯田の連続タイムリーで4点いれた。
藤本は7回無死1人出したところで降板。この後アヤカ−加護とつないで勝利した
- 489 名前:ソニン大怪我! 投稿日:2002年04月25日(木)03時16分41秒
- 4月10日対日ハム戦(天王洲)7回、ソニン外野手がレフトフェンスに激突、全身打撲
の重症を負った。7回表1死田中幸の打球をムーンサルトキャッチを試みたところフェンスに激突。
負傷した。復帰は未定の模様。
- 490 名前:■ユウキ引退へ■ 投稿日:2002年04月25日(木)03時32分56秒
- 12日モー娘。球団はユウキ投手の引退を発表した。
ユウキ投手は00年入団。入団当初からエース後藤の実弟として注目を集めていた。
主に中継ぎとして活躍していたが、去年首脳陣との軋轢からゲームをすっぽかし
無期限の謹慎処分を受けていたが、今年処分が解け開幕1軍の切符を手にしていた
今年は3試合に登板、勝ち星はなかった。
引退の理由を球団はユウキ投手が選手として有るまじき行為を犯し、これ以上
球団・選手・ファンの方々に迷惑はかけられないとの事から引退の道を選んだ
と発表した。
- 491 名前:本文486 投稿日:2002年04月26日(金)00時23分01秒
- 訂正。4/2 負 新垣→ 負 柴田 の誤りでした。
関係者ならびにご家族の皆様に深くお詫び申し上げます。
- 492 名前:ニッカンスポーソ 囲み記事 投稿日:2002年04月29日(月)00時24分32秒
- 《つじ、加護に食事制限へ》
M。球団のつじ内野手、加護投手の二名に食事制限をほどこされることになった。
これは、両選手のウェイト制限を目的としたもの。
両選手とも、体重の増加が懸念されていた。
しかし、両選手はこの決定を不服としており、対立が予想される。
関係者コメント
中澤「これはもうしゃあないわな。二人ともブクブク太ってからに。
うん、お菓子? 勿論禁止や」
つじ「なかざわさんにおかしきんしっていわれたけど、むりなのれす。
つじは、おかしをたべないとしんでしまうのれす」
加護「あのオバちゃんも無茶なこと言うとるで。無理なのはわかってるやろ。
この決定には従うつもりは無いからな」
- 493 名前:札幌シリーズは試験の場に 投稿日:2002年04月29日(月)00時32分26秒
- 中澤監督はインタビューで、札幌シリーズを試験の場にすると語った。
これは、ソニン、ユウキと戦力の離脱が相次いだ中で、新戦力の確保が重要となった
事を受けてのもの。
去年の入団者のほかにも、戦力の再確認を行いたいと語っている。
この実験がうまくいくのかどうか。今シリーズ序盤のカギにもなりそうだ。
- 494 名前:札幌緊急コーチングスタッフ会議 投稿日:2002年05月05日(日)05時23分39秒
- 4/19札幌入りしたM。は緊急コーチングスタッフ会議を行なうことになった。
M。はユウキ事件以来6連敗。16試合6勝10敗と負け越してしまった。
チーム建て直しをかけた札幌シリーズ。中澤は策に頭を悩ませた。
中澤「まずは・・・打撃陣やけど・・・圭ちゃんがなあ・・・。」
開幕戦1発はなったものの、その後新ゾーンの速球に打撃を狂わし.198 1HRとスランプに陥った。
中澤「どうしたもんかなあ・・・。」
夏 「矢口とつじもちょっと疲れがでてる。特につじはここまででもう10失策してるし、
ウエートオーバーから膝に負担が・・・。矢口も新ゾーンに苦しめられてるしなあ・・・。」
中澤「んーいたいなあ・・・。で、調子いいのは・・・、つじの代走ででていた里田が
ここまで打席無しの4盗塁。紺野が打率.290 大谷は日ハム戦で下柳からホームラン打ってるし
あさみもバットは触れてるか・・・。」
平家「レギュラーだとなっちが.328 4HR。今年はチャンスに強いし、
カオリンも打率は.250 4HR 打点はチームNO.1。
後は石川が.300 3HR で悪くはない。(まあこんだけしか調子いい娘おらんし
わたしのおはちが・・・。)
中澤「そうか・・・。平家!」
平家「はいな!(きたー!)」
中澤「お茶。」
平家「へい・・・。」
- 495 名前:札幌緊急コーチングスタッフ会議-2 投稿日:2002年05月05日(日)06時05分17秒
- 中澤「バッテリー陣は・・・。」
市井「ヨッスィーは別に調子悪いことはないんだけど・・・。やっぱりチームの
雰囲気に左右されやすいからヨッスィーは。だからこの前も3連続三振だったし。」
中澤「悪循環やなあ・・・。投手はあっちゃん。」
稲葉「もおやりくりが・・・あんなふうなってなってまうし、ごっちんもこの前の
試合も1回もたへんかったし・・・。」
市井「・・・。」
中澤「平家!」
平家「はいな!(え!私先発!何年ぶりやろ!確かルーキー以来やったと思うけど・・・!)」
中澤「なんか茶請けのお菓子買ってきて。」
稲葉「あ、私おせんべい。」
市井「私はチョコがいい!」
平家「へい・・・。」
- 496 名前:札幌緊急コーチングスタッフ会議-2 投稿日:2002年05月05日(日)06時10分11秒
- 稲葉「ただ、藤本は調子良かった。7回2失点、ちょっと不運やっただけや。」
中澤「んー・・・ローテから行くとごっちんやけど、藤本でいってみるか。」
稲葉「それやったら藤本の方は心配あらへん。間隔十分や!」
中澤「よっしゃ!ちょっと大胆に打線も変えて、連敗脱出といくで!」
一同「オー!」
そして会議が終わった部屋へ平家がお菓子抱えて帰ってきたのは30分後だった。
- 497 名前:りんね 投稿日:2002年05月05日(日)13時27分00秒
- 会議が終わった後、りんねが中澤監督のもとにやってきた。
りんね「やっとドクターから17日にGOサインをもらいました。」
中澤「そうか!やっと全力プレーできるか!よし!勝って復帰試合かざらしたるで!」
そうして高らかに笑いすすきのへときえていった。
- 498 名前:4/20 対ライオンズ(札幌ドーム) 投稿日:2002年05月06日(月)02時46分09秒
- 中澤「ウー頭いた〜・・・。飲みすぎた。」
平家「まったく・・・。まあのみにいける元気があれば大丈夫や。あれ・・・。
中澤「ん・・・。どうした?」
平家「いやな、昨日買ってきたお菓子ここにおいてたんやけど・・・。」
バリバリバリ
つじ「おせんべ〜おいしいのれす〜〜。」
加護「のの、チョコはうちのやで。」
平家・中澤「こらー!!」
そろそろ、スタメン発表だ。
- 499 名前:対ライオンズ スタメン 投稿日:2002年05月06日(月)22時47分37秒
- ウグイス穣(以下U嬢)「先行 モー娘。球団のスターティングラインナップ
1番 ショート 里田
観客「ウォーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
U嬢「 ショート 里田 背番号 57」
実況「おっと!1番プロ入り初スタメン、里田まいです。今年、マイナー契約ながら入団。
足の速さは全盛期のつじをもしのぐ快足。これが認められ開幕1軍をゲット。
ここまでは守備固めと代走の起用でしたが、4盗塁を記録しました、
セクシースプリンター里田まい!です」
U嬢「2番 レフト・・・・」
- 500 名前:対ライオンズ スタメン 投稿日:2002年05月06日(月)23時20分33秒
- U嬢「2番 レフト りんね!」
観客「ウォー--ーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
観客A「りんねだよーーーー!!!!!!」
観客B「まってたべーーー!!!」
実況「さあ帰ってまいりました!入団以来苦労の耐えることのなかったりんねに新たな試練
がおそいました。昨年日本シリーズでアキレス腱を負傷。懸命なリハビリの間も
ルーキー里田の指導をおこないながらそれを乗り越え、今日ここに復活しました!
涙の道産子りんね!!!!!!」
りんね「やっとかえってきたあ」
- 501 名前:対ライオンズ スタメン 投稿日:2002年05月06日(月)23時55分09秒
- U嬢「3番センター 石川 背番号5」
観客「ウォー---!!!」
実況「さあ登場です!りんねの復帰を1番心待ちにしていたのはこの人かもしれません!
黒豹!石川梨華!!!!」
U嬢「4番 サード・・・・・
実況「サード?」
観客「サード?」
- 502 名前:対ライオンズ スタメン 投稿日:2002年05月07日(火)00時13分01秒
- U嬢「4番 サード
安倍!!! 」
観客「・・・ ブウァアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!」
観客A「ナナナナナナナナナっつつううつううううううううううちちちちちちいいいいい
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
観客B「びやああああああああああああああ(泣
か、かえってきたべーーー!」
観客C「なっちありがとおおおおおおおおおーー!!!!!!!」
実況「・・・・・お聞きくださいください、この歓声!4番として凱旋してきました!
不調の保田に代わって実に公式戦、2000年8月15日以来の4番!
元祖モーニング娘。安倍なつみ!!!」
- 503 名前:対ライオンズ スタメン 投稿日:2002年05月07日(火)01時07分23秒
- U嬢「5番 指名打者 紺野 背番号54」
観客「ウォー-----!!!!!!」
実況「さあ北のバズーカ紺野あさみです。このところの好調が買われて初のクリンナップ入り
将来的には定着してほしい選手です。」
U嬢「6番 キャッチャー 市井 背番号11」
観客「オオ-ーーーーーーー!!!!」
実況「さあ今シーズン電撃復帰した市井紗耶香登場!連敗ストップのカギを握る選手。
今シーズン初スタメンです。」
- 504 名前:対ライオンズ スタメン 投稿日:2002年05月07日(火)01時22分00秒
- U嬢「7番 ファースト 飯田 背番号16」
観客「かおりんんんんーーーーーーーーーーーー!!!!」
実況「さあ北海道が生んだ精密機械、飯田圭織!主将としてそしてチャンスゲッターとして
チームを引っ張る地元の英雄!」
U嬢「8番 ライト 大谷 背番号 23」
観客「ウォーーーーーーーー!!!!!!!!!」
実況「さあ来ました。左殺し大谷雅恵!先の対ファイターズではホームランを放っている
右の大砲です。」
- 505 名前:対ライオンズ スタメン 投稿日:2002年05月07日(火)01時46分53秒
- U嬢「9番 セカンド あさみ 背番号32」
観客「わあああああ!!!!!!!!」
実況「来ました。今成長いちじるしいあさみです。巧走守全部平均点!いいんだか悪いんだか・・・。」
U嬢「モー娘。球団、ピッチャーは 藤本 ピッチャー藤本 背番号35
実況「さあ先発は松浦の背番号を受け継いだゴールデンルーキー藤本美貴!
入団までには苦労のしどうしでした。しかし今シーズン初先発で初勝利。
決め球キラーカーブはでるのでしょうか!
さあ今日はほぼ北海道出身の道産子打線!連敗脱出なるか中澤モー娘。球団!」
- 506 名前:外野席-北海道道産娘。会 投稿日:2002年05月07日(火)02時02分51秒
- 団長「さあ今日は道産子祭です!張り切っていくベー!」
観客「べーーーーーーーー!!!!」
57里田
♪俊足だ Go行くぞ 走れ走れ里田マイ 狙いは一つだ盗塁王 ベースを駆け抜けろ
0りんね
♪血と汗流し 泥にまみれて 萌えろよりんね 走れよりんね かっ飛ばせりんね
5石川
♪チャーミーかっとばせチャーミー ライトへレフトへホームラン
- 507 名前:外野席-北海道道産娘。会 投稿日:2002年05月07日(火)02時04分39秒
- 7安倍
♪見せる娘。なっちがゆく 何がなんでもくじけるな ここで一発ぶちかませよ娘。なっちの心意気
54紺野
♪ここまで飛ばせ!ほり込めほり込め 紺野!
11市井
♪勝利を決めるこの一打 メジャーのパワー GOGOLet‘GO市井 我らの市井〜
- 508 名前:外野席-北海道道産娘。会 投稿日:2002年05月07日(火)02時06分18秒
- 16飯田
♪顔はかわいい飯田 打ったボールは一級品 打て打てジャンボだ一発飯田 ライトスタンドへ
23大谷
♪左殺しの雅恵 それチャンスだチャンスだ雅恵 打てとどめさせ雅恵 打て レフトスタンドへ〜
32あさみ
♪あさみ〜あさみ〜ホームラン あさみ〜あさみ〜ホームラン
- 509 名前:外野席-北海道道産娘。会 投稿日:2002年05月07日(火)02時07分06秒
- 1♪遠い夜空にこだまする 娘の歌声耳にして
天王州球場つめかけた 僕らをじーんとしびれさす
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
2♪僕もあなたも願ってる 祈る気持ちで待っている
それはひと言日本一 中澤監督の胴上げだ
いいぞがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
がんばれがんばれモー娘。球団 萌えよモー娘。球団
- 510 名前:オーダー 投稿日:2002年05月08日(水)01時19分36秒
- M。 L
1(遊)里田 1(遊)松井
2(左)りんね 2(右)小関
3(中)石川 3(指)高山
4(三)安倍 4(一)カブレラ
5(指)紺野 5(左)和田
6(捕)市井 6(三)鈴木
7(一)飯田 7(中)大友
8(右)大谷 8(捕)伊東
9(二)あさみ 9(二)高木浩
P 藤本 P 潮崎
- 511 名前:M。ベンチ入り選手 投稿日:2002年05月08日(水)01時20分01秒
- 投手
1加護 14ミカ 17高橋 19アヤカ 21前田 34新垣 37石井
捕手
13吉澤
内野手
8矢口 10村田 22つじ 24斎藤 324平家
外野手
0りんね 9保田 31小川 36菊池
- 512 名前:Lベンチ入り 投稿日:2002年05月08日(水)01時20分19秒
- 投手
19森 20豊田 34橋本 35土肥 36デニー 41鳥谷部 43水尾 53青木
捕手
46野田 64犬伏
内野手
6原井 33玉野 57上田
外野手
9赤田 44清水 55垣内
- 513 名前:1回表 投稿日:2002年05月08日(水)02時13分14秒
- 1番は里田。バットを持つ手が震えている。
「緊張しない緊張しない…」
その手が、益々震えてくる。
「チャァオー!」
その背後で、大声がする。文字通り飛び上がる里田。
「はいはい。緊張しない。さっ、一緒に『チャオー!』」
「ちゃ、ちゃお…」
「もぉ、もう一回。観客のみんなも!」
そう言って、石川が内野スタンドに向かう。
「チャオー」
観客「ちゃぁぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「さっ」
石川が里田を誘う。
「ちゃぁぉ?」
観客「ちゃぁぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
その声に里田が乗る。
「チャァオー!」
観客「ちゃぁぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおお!!!!!!」
「じゃ行ってきます!」
その声に気を良くしたか、里田は嬉しそうにバッターボックスに向かった。
石川「私より歓声が多い…」
- 514 名前:1回表−2 投稿日:2002年05月08日(水)02時18分33秒
- 里田がバッターボックスへ。
潮崎の初球をサードへ転がす。サード鈴木は取って一塁へ投げる。
審判「セーフ!」
里田は軽く笑みを見せて、一塁に向かい
「チャオー!」
観客「ちゃぁぁぁおおおおおおおーー!」
石川「取られた……」
- 515 名前:1回表-3 投稿日:2002年05月09日(木)14時29分36秒
- バッターは怪我の完治したりんね。
オールポジションを守れる事が有名だが、
M。においてもっともバントの巧い選手でもある。
りんねは無表情でバットを揺らしている。
その初球、里田がゆるくスタートを切る。
りんねはバントの構えを見せるがカーブにバントで空振りをしてしまう。
だが里田はすでに一塁に帰塁。
2球目、またもバントの構え。
しかし今度は真ん中に入ってきたシンカーを寸前にバットを引く。
伊東「しまった!」
ボールは伊東のミットをかすめ、ボールは後方へ。
ラッキーなパスボールで里田は2塁へ。
そして2-0からの3球目をりんねはファースト前にきっちりと転がし送りバント成功。
中澤「りんね、狙っとったろ?」
りんね「そんな事ないと思います〜」
中澤「そうか、まぁええわ。(貴重な戦力が戻って来たで)」
北海道コンビの連続バントで1アウトランナー3塁。
- 516 名前:1回表−4 投稿日:2002年05月13日(月)02時05分53秒
- 「私の『チャオー』を取り返さないと!」
よく分からない理由で意気込む石川。
しかし、潮崎−伊東のバッテリーは、それを読んだかのような外角中心の配球。
最後は釣りダマに手を出し三振。
「どうせ私なんて…」
石川のネガティブモード発動。
「いくべさ!」
次の安倍。初球をしっかりと振り切る。
打球は奇麗にセンター前へ。里田が軽く手を叩きながらホームイン。
「なっっっちぃぃぃぃ!!」
大歓声が安倍に向かって送られる。それを安倍は笑顔で聞いていた。
- 517 名前:1回表−5 投稿日:2002年05月14日(火)02時09分03秒
- 続くは紺野。妙な空気をまとったままバッターボックスに入る。
警戒するバッテリーが、外角に外す変化球を投げる。
スコーーーン!!!
打球はライトへ。飛距離は十分。しかしファウル。
伊東が紺野をじっと凝視する。しかし、表情一つ変えない紺野。
2球目。潮崎が投げる。と、コントロールミスでど真ん中へ。
紺野は小笠原ばりのフルスイング。
コツン。打球は力なく潮崎の元へ転々と転がるピッチャーゴロ。
紺野は猛然と一塁へダッシュ。潮崎とって一塁へ投げアウト。
しかし、紺野は一塁を全速力で駆け抜け、肩で息をしていた。
一回を終了。M。が1点を先制。
- 518 名前:1回裏 投稿日:2002年05月15日(水)04時31分34秒
- 藤本がマウンドに向かう。プロ入り初先発の西武戦に勝利を収めているだけに余裕が
あるかと思いきや、地元初登板で緊張の色が隠せない。市井がマウンドに向かう。
市井「じゃあ初球目をつむってストレート。」
藤本「目をつむって!?」
市井はそれだけ言うと戻っていった。
バッターは松井。
初球、目をつむってストレートを投げ込む。
145`のボールは新ゾーンに向かって吸い込まれていった。
これで気を楽にした藤本は、落差80`以上あるカーブに市井の巧みなリードが重なって
3者凡退に切って取る。
- 519 名前:ベンチ裏 投稿日:2002年05月19日(日)22時26分11秒
- ベンチでは豪華代打陣が戦況をうかがってた。
矢口「オー結構やるじゃん。」
矢口は、里田、りんねのプレーにないか感じたようである。
吉澤「ねえ聞いて!世界のジョーク!」
平家「ああ!うるさい!」
吉澤「ねえ聞いて!ベンチにいるとヒマだもん。」
吉澤にはいい気分転換になっているようだ。
つじ「うわーん(泣」
平家「どうした、つじ。」
つじ「やすらさんが!やすらさんが!わあああん(泣」
保田はベンチ裏で鬼の血相でひたすら素振りをしていた。
- 520 名前:2回表 投稿日:2002年05月20日(月)00時47分32秒
- 市井。ここで市井は12球粘って四球。
このところ凡打を繰り返すチームカツを入れる。
続く飯田
飯田「いっちょいいとこ見せっか!?」
飯田初球だった。
カーン!!!
実況「うったーーーー大きい大きい!これは文句ないかー!?」
ゴン。
実況「あったたーーー!天井にあたったーーー!打球はライトの前にポトリ。
しかし、ノーアウト1・2塁になりました」
8番大谷。レフトに大飛球もアウト。
9番あさみは確実に送って、2アウト2・3塁。
中澤監督、1番里田になにやら耳打をする。
- 521 名前:2回表−2 投稿日:2002年05月20日(月)03時08分13秒
- 里田、バットをヘルメットにコツコツと2回当ててバッターボックスへ。
1−0からの二球目にセーフティスクイズ。これがファール。
ダッシュをしていた市井が、3塁に戻る。
そして2−0からの3球目。もう一度スクイズ。
三塁線に奇麗に転がる。虚を突かれたサード鈴木は動けず。
しかし、打球は僅かに切れてファール。スリーアウトチェンジ。
中澤「やっぱ要求が高すぎたか。まぁ、これで何やってくるかわからん奴って
印象は与えられたやろ」
里田「やっぱり難しかったです。りんねさんみたいにうまくはいきませんね」
- 522 名前:2回裏 投稿日:2002年05月20日(月)03時12分14秒
- 藤本の2回のピッチング。
先頭カブレラをキラーカーブで打ち取るものの、ほっとしたのか和田にセンター前に
運ばれる。
しかし、次の鈴木はキラーカーブを引っ掛けてダブルプレー。
藤本はピンチを逃れる。
鈴木「藤本ってかわいいよな。ショートカットが…」
- 523 名前:3回表 投稿日:2002年05月23日(木)00時53分18秒
- この回の先頭はりんね。
潮崎から12球粘ってフォアボールを勝ち取る。
しかし、ネガティブ石川が初球を引っ掛け6−4−3のダブルプレー。
安倍もセンターフライに倒れ、この回3人で終了。
石川「やっぱり、私なんて私なんて…」
- 524 名前:ベンチ裏 投稿日:2002年05月23日(木)01時00分50秒
- 平家「中々、レギュラー陣にも刺激になってるみたいやね」
中澤「そうやな。矢口辺りも刺激になってるみたいだし」
平家「まぁ、吉澤はあぁだけど」
中澤「あれはあれで、ええんと違うか。まぁまぁ、これでも飲んで」
平家「あぁ、どうも。でもこっちは困るわ、って酒かい!」
とそこに現れる保田。全身汗びっしょりである。
保田「あっ、このスポーツドリンク貰うね」
一気に飲み込む。
平家「…向こう行こうか」
- 525 名前:3回裏 投稿日:2002年05月25日(土)00時48分56秒
- ベンチで清水兼任コーチが藤本を見ている・・・。
清水「んー・・・どっかで見たことあるようなピッチング・・・・!
い、今中!左右の違いはあれ全盛期の今中慎二そっくりのピッチング!
これは攻略にてこずりそうだ・・・。」
と言ってる合間にここもまた3者凡退。
- 526 名前:4・5・6回 投稿日:2002年05月25日(土)00時55分16秒
- 試合動かず。
M。1-0L
しかし、保田の静けさがきにかかる。
- 527 名前:7回表 投稿日:2002年05月26日(日)15時23分58秒
- 先取点は奪ったものの、今季初先発の潮崎にてこずる。
速いシンカーと遅いシンカーにタイミングをはずされ、
石川の併殺打でチャンスをつぶしてから、打線はランナーも出せない。
中澤「去年はあまり対戦してへんからな。
スミイチじゃ、こころもとないわ。
終盤一気にしかけるか。」
- 528 名前:7回表-2 投稿日:2002年05月26日(日)15時37分15秒
- いったかーーーーー!!!
6回表先頭の紺野の打球は会心のあたり!!
あっという間にスタンドへ。
紺野「今日も完璧です!」
しかしポールの外側。大ファール。
矢口「って、ファールかよ!!」
- 529 名前:7回表-3 投稿日:2002年05月26日(日)15時38分58秒
- いったかーーーーー!!!
6回表先頭の紺野の打球は会心のあたり!!
あっという間にスタンドへ。
紺野「今日も完璧です!」
しかしポールの外側。大ファール。
矢口「また、ファールかよ!!」
追い込まれて2ナッシング。
- 530 名前:7回表-4 投稿日:2002年05月26日(日)15時44分24秒
- いったかーーーーー!!!
6回表先頭の紺野の打球は会心のあたり!!
あっという間にスタンドへ。
紺野「今日も完璧です!」
しかしポールの外側。大ファール。
矢口「またまた、ファールかよ!!」
ある意味すごい3連続大ファール。
- 531 名前:7回表-5 投稿日:2002年05月26日(日)16時03分30秒
- たまらず、潮崎−伊東のバッテリーは一球はずす。
だけども紺野はとまらない。高めの球にフルスイング。
スイング音だけ残してボールはキャッチャーミットへ。三振。
紺野「今日もかん・・・」
矢口「紺野っ!胸張って戻ってこい!」
(なんかスゲーよ、いろんな意味で。三振しても目立つ紺野がうらやましい。)
- 532 名前:7回表-6 投稿日:2002年05月26日(日)16時22分46秒
- 余韻の残るドーム内に、今度は乾いた打球音。
抜けたシンカーを的確に打ち抜き、レフトスタンド最前列にボールが弾む。
市井のソロホームランで追加点。
市井「(あの「自称完璧」娘。のおかげかな・・・)」
ベンチで歓迎をうけた後、市井は紺野に近づく。
市井「サンキュ。打席に入りやすかったよ。」
紺野に向けて握りコブシを掲げる。紺野もそのコブシに自分のコブシをくっつける。
紺野「ナイスホームランです。」
- 533 名前:7回表-7 投稿日:2002年05月26日(日)16時37分21秒
- 2点目を取られたところで、ライオンズは鳥谷部(右投22歳5年目)にスイッチ。
飯田は追い込まれて、フォークにセカンドゴロ。
「かおり、あのピッチャーのことよく知らなーい」
- 534 名前:7回表−8 投稿日:2002年05月30日(木)04時10分29秒
- 8番大谷。
大谷「ここはいっちょ見せるべ!」
スイングに力が入る。
1球目高めをフルスイング!空振り!
大谷「よし!」力強く構える。
そして2球目!フォークだった!
バチコーーーーン!!!!すごい音を残してレフトの頭を超える。
大谷2塁に達する。ガッツポーズ!
続くあさみ
- 535 名前:7回表−9 投稿日:2002年05月31日(金)02時59分55秒
- 9番あさみ
あさみ「ここはきめてやる!」
力みすぎたあさみ。レフトフライ。チェンジ。
村田・斎藤「連打・連打とはいかなかったなあ」
- 536 名前:7回裏 投稿日:2002年06月02日(日)21時17分51秒
- この回まで5安打0点。大友にヒットを打たれるも、0点に抑える。
- 537 名前:7回裏 投稿日:2002年06月02日(日)22時22分02秒
- 実況「さあここまで3打数2安打1盗塁の里田。さあここで何を仕掛けてくるでしょうか!」
ピッチャー初球。インコースへストライク!
実況「さあバッター里田、ここ故郷で初スタメン。それを猛打賞でかざれるでしょぷかー!」
第2球はボール。そして3球目。
実況「ピッチャー振りかぶって第3球投げました!!」
カーン!
実況「やりました!ライト前ヒット!里田猛打賞です!」
- 538 名前:8回表2(ごめんなさいまちがえました↑8回表1) 投稿日:2002年06月02日(日)23時04分14秒
- 実況「やってまいりました!今日復帰のりんねです。ここまでは四球あり送りバントありと、
りんねここにありというところを見せてきました。さありんね何かやってくれるんでしょうか!」
初球はインハイにストライク。2球目インコースにボール。3球目インローにボール。
4球目〜8球目はカットでねばる。
実況「りんねやってくれます!鳥谷部さすがにへばってきました。
さあピッチャー、第10球目を投げました!里田もスタート!」
スコーン!
打球は右中間。里田走る!走る!
実況「さあ里田三塁を蹴った!ボールは内野の中継に!バックホーム!」
里田キャッチャーかいくぐる!
審判「セーフ!セーフ!」
里田ホームイン。打ったりんね2塁に。
- 539 名前:8回表3 投稿日:2002年06月02日(日)23時58分26秒
- バッターは石川ここまでいいとこなし。
石川「ここはチャオじゃなくて、ハッピー!」
観客「何がハッピーじゃこらー!」
石川「わーん(泣」
完全にへこみ三振。
- 540 名前:8回表4 投稿日:2002年06月03日(月)00時48分56秒
- 続く安倍
初球をライト前へはじく!
りんね一気にホームへ滑り込む!
しかしアウト!そして安倍は2塁欲張ってアウトチェンジ。
M。2-0L
- 541 名前:8回裏 投稿日:2002年06月03日(月)01時12分58秒
- 藤本疲れが見え始める。
先頭松井稼頭夫。3球目の甘いストレートを見逃さなかった。
ライトに運ばれる。
M。2-1L
ここで藤本降板。
前田登板。小関をセカンドゴロにとって石井に交代。
高山はシンカーを引っ掛けてサードゴロ。
続くカブレラには高めのスピードはないが浮き上がる様に見えるストレートで三振にきってとる。
- 542 名前:9回表 投稿日:2002年06月03日(月)01時34分05秒
- ピッチャー水尾にスイッチ。先頭紺野。
顔をこわばらせ打席に入る。
1.2球とぽんぽんとストライクを取る。
そして3球目だったインコースの難しいボール。
ズココーーーーーーン!!!
紺野「今日も完璧ですーーー!!!!」
矢口「またかよ!」
しかし今度はライトスタンドへ吸い込まれた。
矢口「入っちゃったよ!」
M。3-1L
ピッチャー青木に交代
つづく市井はセカンドゴロ。飯田はセンターフライ。
そして中澤が動く。
U嬢「8番大谷に代わりまして、つじ。代打つじ。背番号22」
- 543 名前:9回表-2 投稿日:2002年06月03日(月)02時50分27秒
- つじ「いっぱつかますのれす!」
意気揚々と打席に向かうつじ。
青木第1球投げた!
つじ「いただきまーす!むあああ」
カコン!
つじセンターオーバー放つもひざが痛く1塁どまり。
ここで代走矢口。
矢口「よっし!走るよ!」
しかし、初球あさみサードゴロでチェンジ。
矢口「これだけかよ!」
9回表終わって
M。3-1L
- 544 名前:9回裏 投稿日:2002年06月03日(月)03時01分39秒
- U嬢「モー娘。球団選手交代のお知らせをします。
代走に出た矢口がそのまま入りセカンド。
セカンドのあさみがサード。
サード安倍に代わってライトに小川。
キャッチャー市井に代わって吉澤。
4番ライト小川、背番号31
6番キャッチャー吉澤、背番号13
8番セカンド矢口、背番号8
9番サードあさみ、背番号32
そしてピッチャー石井に代わりまして加護!ピッチャー加護。背番号1
以上に代わります」
M
6里田
7りんね
8石川
7小川
D紺野
2吉澤
3飯田
4矢口
5あさみ
P加護
- 545 名前:9回裏訂正 投稿日:2002年06月03日(月)03時05分51秒
- M
6里田
7りんね
8石川
9小川
D紺野
2吉澤
3飯田
4矢口
5あさみ
P加護
- 546 名前:9回裏-2 投稿日:2002年06月03日(月)03時15分48秒
- 市井「ヨッスィーも気分転換できたみたいだしここで代わって様子みようかな。」
さあ加護立ち上がり、5番和田からしかしいきなりライト前にはじかれる。
中澤「おいおい・・・まあ登板間隔があいたからなあ・・・。」
しむら「・・・。」
平家「ゆ・ゆうちゃ〜ん。」
中澤「どないしたんや!」
平家「け・圭ちゃんが・・・」ぼこ!
中澤「げっ!」
保田「おい!こらあ裕子!わしゃあいつになったらでれるんらよお。ギュリュジュジュジュ(酔」
中澤「忘れとった。しゃあないなあタイム!」
慌てて審判にライト小川との交代を告げる。
- 547 名前:9回表-3 投稿日:2002年06月03日(月)03時28分58秒
- そして続く鈴木健には四球、そして大友。
加護が投げた5球目!右中間にクリンヒット!
和田三塁を蹴ろうとするが!
保田「びゅばばばばばばばばばばばびょーーーーん!!!!」
フェンス際からバックホーム!
矢口「いってーーーえ!」
中継矢口をふっとばし、ホーム吉澤へ、和田急いで3塁に戻る。
中澤「あーよかった。代えといて。」
しかしノーアウト満塁!加護ピンチがつづく!
- 548 名前:9回表-4 投稿日:2002年06月03日(月)03時43分41秒
- ここで伊原監督、代打垣内を起用。一発があるだけに怖い。
加護、初球150キロを新ゾーンへ1ストライク。しかし垣内はそこを捨てているようだ。
無表情の伊原監督は心ではニヤリとしていた。
その近くであさみは思っていた。
あさみ「私だけ今日活躍してないなあ・・・。」
そして2球目ボールが離れる瞬間
伊原「いけーーー!」
垣内、加護のスライダーをひっぱたく!
三塁に強烈な打球が飛ぶ!
実況「3塁抜けーー!!!!!!!!」
- 549 名前:9回表-5 投稿日:2002年06月03日(月)03時49分36秒
- バシッ
実況「抜けないいいいいい!!!!!。あさみノーバウンドで捕った!!!!!!
ベース踏んで2アウト!!!おっと2塁鈴木健!飛び出してます!セカンドに
送ってアウト!珍しい三重殺です!試合終了!試合終了!勝ちました!
連敗6で止めました!!!!!」
伊原「畜生!癖わかってたのになあ・・・。」
中澤「何とか勝った。」
- 550 名前:試合終了後 投稿日:2002年06月03日(月)03時58分04秒
- 試合終了後、猛打賞の里田、復帰を勝利打できめたりんね、最後にすばらしい守備を見せたあさみが
お立ち台になぜかそこには石川も・・・。
石川「みんな!ハッピー!」
カントリー軍団「なんでいるの・・・。」
しかし、そんなインタビューが行われてる中志村特命コーチは浮かないかをしていた。
志村「完全にウイニングショットを狙われてるな。加護にはあの球を覚えさすしかないか・・・。」
その数十分後、誰もいないグランドに紺野が現れた。
紺野「わ、私のヒーローインタビューは・・・。」
- 551 名前:4/20対ライオンズ【札幌】 投稿日:2002年06月04日(火)02時43分21秒
- M。100000011 3
L 000000010 1
勝 藤本2勝1敗 セーブ 加護5S
負 潮崎1敗
ホームラン L松井3号(8回藤本) M。紺野1号(プロ初・9回水尾)
- 552 名前:4/24対マリーンズ【千葉マリン】 投稿日:2002年06月05日(水)00時57分22秒
- 先発はMミンチー、M。谷間のミカ。
初回、1番セカンド矢口。
矢口、志村特命コーチに耳打ちされ打席に。
ミンチー、モーションから第1球、
矢口「カモン!レッツゴー!いきなり!!」
初芝「!?」
矢口「アイーーーーーーン!!!!!」
初芝「げ!」
苦手の高めをプッシュバント!初芝の横を抜けヒット!
このあと矢口は高めを苦にせず3安打。
そして9番DHつじ。膝の具合とリーグダントツの失策数でDHに回ってしまったつじ。
奮起したのか2打席連続ホームランを放つ。
先発ミカは志村特命コーチと編み出した、サイドからちぎっては投げる速いモーション
「連続アイーン投法」で6回を1失点で切り抜ける。
その後も市井のホームランなどありM。6-3Mとリードして、最終回の守りにつく。
U嬢「モー娘。球団選手交代のお知らせをいたします。
ピッチャーアヤカに代わって加護。ピッチャー加護 背番号1」
- 553 名前:4/24対マリーンズ−2 投稿日:2002年06月05日(水)02時20分43秒
- 加護この前運良くセーブがついていたのは自分でよくわかっていた。
しかし、先頭初芝からなんと3連打それも決め球スライダーを狙われた。
加護「投げる球・・・あらへん・・・。」
うつむく加護。吉澤がベンチの志村コーチのところへ向かう。
吉澤「志村さん、あれ投げさせましょう。」
志村「あ、あれをぉ?・・・んー。」
吉澤「完成までいってないのはわかりますけど、今の加護には・・・。」
志村「んー・・・!今しかないか!。よし!あれ!あれやってみよ!」
そしてうなずき吉澤はもどった。
吉澤サインを出す。
加護「あれ投げるんか・・・。モー投げるもんないしなあ・・・。よっしゃ!なげたろやないかい!」
加護セットか第1球投げる!
その球は154`を出し上から下へカーブのように落ちる。
バッターは唖然とした・・・。
- 554 名前:4/24対マリーンズ−3 投稿日:2002年06月05日(水)02時40分18秒
- 中澤「な、なんやあの球は・・・。」
稲葉「・・・!DFD。そうですよねえ志村さん。」
稲葉を見て志村はニヤリと笑った。
中澤「DFD!あの伝説の魔球!」
稲葉「そう、志村さんがエースとして80年代後半から90年代初頭にかけて活躍した
だいじょうぶだぁsで投げていたころの魔球といわれた球・・・。
バッターを驚かせ、必ずといっていいほど抑えたあの魔球。」
志村「そうだよ。後藤に投げさせようと思ったが、加護のほうがあってたみたいだな。
しかしあの球はDFDの改良型ADFDだ。あそこまでうまくいくとは思わなかったけど。」
そして加護は後続をパーフェクトに抑え見事6S目を上げた。
- 555 名前:2002の誤算? 投稿日:2002年06月11日(火)20時59分40秒
- GWの連戦が終了した時点で
娘。球団は勝率5割付近をいったりきたり。
エース後藤がいまいち波に乗れず、主砲保田の不振、
そして市井と吉澤の捕手の起用法が定まらないのも
少なからず影響を与えていた。
だが、いろんな意味で去年と違うのはこの人である。
実況「レフト・クローマー見上げた。今季早くも10号!」
入団して去年まで通算1本塁打だが、もともとパワーはあった。
去年終盤から打球に角度がつくようになってきた。
つじ「てへっ、いいかんしょくだったのれす」
- 556 名前:5/10対近鉄戦【大阪ドーム】 投稿日:2002年06月15日(土)23時35分17秒
- この日の先発は今シーズン今ひとつ調子の上がらない後藤。
ここまで、7試合に登板し2勝4敗完投勝ちはない。松浦がここまで無傷の3勝のためちまたでは
エース交代がささやかれるほどだった。しかし今日は違った。
初回から3連続三振の快投。7回までノーヒットの抑える。
この快投の裏には今までと少し違った後藤の姿がそこにあった。
いつもは何があろうと漂々と投げる後藤のすがたがあったが、6回ショート里田が
ファンブルした際も声をかける、キャッチャー吉澤をマウンド・ベンチでアドバイスなどを送る姿
が目に付いた。試合全体を見渡せる目が後藤をまたエースとして成長させたのかもしれない。
試合は5回このところ4番に座っている安倍のタイムリーそして好調5番辻の3ラン
などで、4点先制。後藤も8回にヒットを打たれるなどしたが、3安打完封。
エースの存在感を見せた。
- 557 名前:5/14対ダイエー戦【台湾 台北市立天母棒球場】 投稿日:2002年06月19日(水)23時49分06秒
- この歴史的日にマウンドに立ったのは松浦亜矢。そしてこの日9番ピッチャーとして打席にも立つ。
試合前には王監督が直々に打撃指導。王監督もそのセンスにほれ込んだが、試合は投手戦となった。
7回まで0行進がつづく。7回表久しぶりの4番保田が先制ホームラン。
そして試合は9回裏まで進む。ダイエーは2アウト満塁とせめる。
バッターは松中。2ストライクまで追い込んだ5球目だった。打球はライトへ・・・。
しかしライト保田奇跡のキャッチで試合終了。松浦完封で勝利した。
- 558 名前:5/14対ダイエー戦【台湾 台北市立天母棒球場】-2 投稿日:2002年06月20日(木)00時14分34秒
- 松浦は3打席一振りもせずに3三振。ボールが怖かったとは松浦の弁。
しまいには、キャッチャー城島から「振れ!」としかられるほどだった。
- 559 名前:6/19対日ハム戦【天王洲球場】 投稿日:2002年06月20日(木)12時19分56秒
- 今日は毎年恒例の日。しかし、中澤監督は姿をあらわさない。
みんなで探していると、トイレに隠れているのを発見。
平家「ゆうちゃん!はよでてきいな。試合はじまるで!」
中澤「いやや!この背番号いやや!」
平家「なら何番ならええの?」
中澤「20番!」
平家「ん・・・・・無理。」
しかし説得に折れた中澤監督はグランドコートを着込み出てきた。
が客席からはブーイング。
加護「おい!みんな!脱がせえ!!」
みんなで中澤監督を取り囲みグランドコートを脱がせる。
中澤「やめえ!こら!いた!誰やどさくさにまぎれてこづはく奴は!」
そしてグランドコートを脱がされた中澤監督。新背番号【29】がお目見えした。
観客「うおぉーーーーーーー!!!!!!」
そしてスタンドのどこかしらかコールが始まりその声は球場全体から起こった。
全員「あと1つ!あと1つ!あと1つ!」
中澤「うっさい!!」
- 560 名前:6/26対オリックス戦【神戸】 投稿日:2002年06月27日(木)16時01分41秒
- 日ハムを本拠地に迎えた3連戦を2勝1敗と勝ち越し、
意気揚揚と神戸に乗りこむ娘。ナイン。
石毛監督「ふふ・・・今日はローテの谷間。だが、勝ちに行くよ」
記者「すごい自信ですね。誰をもってくるつもりですか?」
石毛監督の視線の先には先日登板を終えたグ・デソン。
記者「中1日で連投・・・?」
石毛監督「よく見たまえ」
グ・デソンの隣には彼と流暢な韓国語で談笑している選手がいた。
監督と記者らの視線に気付くと、ゆっくりとこちらに近づいてきた。
石毛監督「彼が間に合って良かった・・・紹介しよう」
*「ニホンノミナサン、アンニョンハセヨ」
石毛監督「今日の先発、チョナン・カンだ」
記者「え、でもこの人草薙つよ・・・」
石毛監督「チョナン・カンだが何か?」
チョナン「チェソヌタハゲッスムニダ。応援ヨロシク!」
記者「・・・」
娘。球団の先発は柴田。中7日の登板。
- 561 名前:両チームスターティングメンバー 投稿日:2002年06月27日(木)16時15分45秒
M。 BL
1(遊)里田 1(ニ)大島
2(左)りんね 2(遊)塩崎
3(中)石川 3(中)高見沢
4(三)安倍 4(指)谷
5(指)辻 5(捕)日高
6(捕)市井 6(三)進藤
7(一)飯田 7(一)五島
8(右)大谷 8(左)塩谷
9(二)矢口 9(右)葛城
P 柴田 P チョナン
不振の保田・吉澤はスタメン落ち。
中澤監督、「日替わりオーダーやな」と苦笑い。
初対戦のチョナンについて聞かれると、
「え、あの人、草薙さんちゃうん?」
すかさず石毛監督。
「チョナン・カンだ!」
- 562 名前:6/26対オリックス戦【神戸】 投稿日:2002年07月08日(月)00時58分45秒
- 「今日こそは…勝つ。」
マウンドに上がり、ボールを見つめてつぶやく。
開幕してからというもの、柴田の勝ち星はゼロ。
先発ローテはしっかり守っているのだが、打線の援護に全く
めぐまれず今の数字は0勝4敗、防御率2.70。
中でも7イニング以上を失点0に抑えながら勝ちがつかなかった
試合が4試合もある。
- 563 名前:6/26対オリックス戦【神戸】 投稿日:2002年07月08日(月)01時01分16秒
- 「今日は絶対に柴ちゃんに勝ちをつけるべ」
4番を打つ安倍も責任を感じているのだろう。試合前、柴田に
そう強く言った。
それは、ベンチ全員の総意でもあった。
- 564 名前:6/26対オリックス戦【神戸】 投稿日:2002年07月08日(月)01時03分21秒
- 柴田の球はそれほど速くない。どちらかというと制球力で勝負する
タイプだ。
知らない名前の多いBW打線相手に丁寧なピッチングで5回まで
ヒット2本だけに抑えている。
しかし、BW先発チョナンも娘。打線につけいるスキを与えず
許した走者はたった1人。
まずい結末の予感が娘。ベンチを包み出す。
「オラ、そろそろ点とったりーや!柴田にまた負けつける気なんか!!」
膠着した試合状況にイライラした中澤がゲキを飛ばす。
- 565 名前:6/26対オリックス戦【神戸】 投稿日:2002年07月08日(月)01時07分41秒
- 6回、先頭打者の安倍は力んで三振。柴田が先発するときの打率は
1割台と、全く当たっていない。
辻もあわやホームランという当たりをレフトにあげるが、フェンス手前で失速。
市井もカーブをひっかけてサードゴロ。
中軸からの好打順も意味をなさず。
「柴ちゃん、ごめん」
マウンドへ向かう柴田に手を合わせて謝る安倍。
「いえいえ。私が点さえやらなければいいんです」
- 566 名前:6/26対オリックス戦【神戸】 投稿日:2002年07月08日(月)01時08分38秒
- 6回裏、先頭の進藤が甘く入ったスライダーを思い切りひっぱたく。
慌てて背走するりんねの頭上をあざ笑うかのように、ボールはスタンドへ消えた。
「やっちゃった……」
スタンドを見つめたまま、ぼーぜんとする柴田。
ベンチから中澤が出てくる。
交代かと思い、ボールを渡そうとしたが返ってきたのは中澤のゲキだった。
「なんやこれ。柴田お前代わりたいんか?」
「いや、あの…」
「せやったらしっかりしいや、まだ1点やで。悪いのはぜーんぶ打線なんやから」
「中澤さん…」
「今日は柴田と心中や。ビシっと抑えろ」
ゲキのかいあって、いい当たりをされながらも後続を断つ。
札0−1オ
- 567 名前:6/26対オリックス戦【神戸】 投稿日:2002年07月08日(月)01時15分06秒
- 7回。
なんとしても追いつきたい娘。球団。
飯田が内野フライに倒れたあと、大谷の打席。
早々に追い込まれるが、チョナンの勝負球が甘く入ってきた。
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
渾身のフルスイング。
弾丸ライナーがレフトスタンドへ突き刺さる。
振り出しに戻す値千金のソロホームランが飛び出した。
- 568 名前:6/26対オリックス戦【神戸】 投稿日:2002年07月08日(月)01時18分21秒
- 動揺したのか、チョナンは次の矢口にデッドボール。
「あいてー!!!!!」
チョナンのストレートがヒザに当たり、もだえ苦しむ矢口。
矢口の状態を見て、すぐに中澤が代走を指示する。
「おーい村田ー、代そ…」
突然、中澤の前に立ちふさがる人物がいた。
「裕ちゃん、いえ監督、アタシにいかせて」
「は?代走やで」
中澤の前に立った人物は引き下がらなかった。
「お願い、アタシにいかせて」
ギョロギョロした王カントクばりの目で中澤を見つめる。
根負けしたのは中澤だった。
「わーったわーった、いってきーな」
ベンチから一塁ベースに向かったのは、燦然と輝く背番号9。
- 569 名前:6/26対オリックス戦【神戸】 投稿日:2002年07月08日(月)01時21分03秒
- 「うおおおおおりゃぁぁぁぁ!!!!」
ドドドドドドド!!!!
「どきなさい!!!殺すわよ!!!!!!!!!!」
「ヒィッ」
ドシャァァァァ!!!
「せ、セーフ!」
鈍足で有名な保田が、里田の初球に盗塁を敢行したのだ。
ショートの塩崎は、楽々アウトのタイミングだったにも関わらず、
保田の顔面のあまりの怖さに思わず二塁ベースを空けてしまった。
「僕の野球人生で、あれ以上の怖い事はありませんでしたから」
後年、タイソンばりの外国人投手との乱闘で臆せず向かっていき
顔面パンチを食らわせた(もちろん退場処分)塩崎は、テレビ
のインタビューでそう語ったという。
- 570 名前: 6/26対オリックス戦【神戸】 投稿日:2002年07月08日(月)02時30分51秒
- 「代走、村田!」
ここで、中澤監督、保田に代えて村田を代走に送る。
バッター里田。ヒットエンドランで村田が走るもボテボテのショートゴロ。
塩崎、前進してサードは間に合わないと判断してファーストへ。
里田、懸命に走るも、ファーストはアウト。
気を抜いた五島、チョナンに緩いボールを返す。
「ホーム!」
ところが、村田はホームへ向かっていた。
チョナン、慌ててしまい送球がそれる。
「セーフ!」
里田、ホームで軽くガッツポーズ。
「なんで、上位打線なのに無茶すんねん!」
しかし、中沢監督には怒られるのであった。
柴田は7、8回を何とか抑え、最終回は加護。
2−0で、柴田が初勝利。
後日、チョナン・カンは韓国球界へ電撃復帰。
一試合だけの登板となった。
- 571 名前:7月1日 西武戦 投稿日:2002年07月08日(月)19時45分43秒
- ワールドカップも終わり、いよいよプロ野球の季節。
西武と娘。の首位攻防を前に、一人燃える男がいた。
トム・エバンス。
阪神からトレードで新天地西武へと移った彼は、
ラッキーボーイとして西武の首位独走に貢献していた。
そして、今日西武ドームで、自身初めての娘。戦を迎える。
彼は興奮を隠し切れないといった感じで、
報道陣の質問に答えていた。
「保田がどんな打者か、後藤がどんな投手かが興味深い」
- 572 名前:7月1日 西武戦 投稿日:2002年07月08日(月)19時56分42秒
- (西武) (娘。)
1(遊)松井 1(遊)里田
2(右)小関 2(左)りんね
3(中)宮地 3(中)石川
4(DH)カブレラ 4(右)保田
5(左)垣内 5(三)安倍
6(一)鈴木健 6(一)飯田
7(三)エバンス 7(DH)市井
8(捕)伊東 8(捕)吉澤
9(二)高木浩 9(二)矢口
先発は西武は張、娘。は後藤。
- 573 名前:名無しありがとう(*´ー`*) 投稿日:2002年07月11日(木)09時19分25秒
- 1回表、2死1塁。
四番保田がサードに強烈なライナー。
エバンス、即座に飛びつき、見事にキャッチ。
抜けていれば1点は堅いだけに西武ファンとナインは大喜び。
当のエバンスは手がどうしょうもなく痺れていたが、
7番ということもありここで打席が回ることはないと
思っていた。
しかし1回西武はそのウラ1点先制し、
なお2死満塁で7番エバンス。
- 574 名前:名無しありがとう(*´ー`*) 投稿日:2002年07月11日(木)09時27分01秒
- エバンスは打席に入ると後藤の顔を見た。
「やけに目と目との間が離れているな」
偽らざる本音だった。
吉澤は初球高めのストレートを要求。
エバンス予想通り見逃すも、カウント1−0。
2球目は内角高めぎりぎりのストレート。
エバンス、これも見逃して追い込まれる。
吉澤は1球遊んで4球目、高速スライダーの
サインを出した。
- 575 名前:名無しありがとう(*´ー`*) 投稿日:2002年07月11日(木)09時45分09秒
- 4球目は低めの高速スライダー。後藤は振りかぶり、
ウイニングボールを投じようとするも、エバンスが
タイムを要求。
仕切りなおしの4球目は、やや外角に外れてカウント2−2。
先ほどのタイムにカッカきているのは間違いなかった。
第5球目。もう一回、低めの高速スライダー。
しかし外れて2−3。吉澤の抗議も実らず。
そして6球目。最終的にバッテリーが選んだのは、ストレート。
外角ギリギリにミットを動かす。
しかし後藤の投げたそれは、明らかな高めのクソボール。
エバンス、1回もバットを振らずに2点目を挙げる。
そして半ギレ状態の吉澤が、恐ろしい顔で
マウンドに駆け寄り後藤をどやしつけた。
「てめえ、1回もバット振ってないやつに
何で2点目やるんだよ!やる気あ゛んの
か!」
- 576 名前:名無しありがとう(*´ー`*) 投稿日:2002年07月11日(木)21時58分06秒
- 吉澤の恫喝が効いたのか、後藤は次打者の伊東
をサードゴロに仕留めて追加点を与えなかった。
そして8回表、これまで0点に抑えられていた
張から2本の連打を飛ばし、2死ながら1、2塁。
ここで替わった森から8番吉澤、森の初球フォーク
を狙いすましたかのようにレフトスタンド
場外へ!!
この1点を守りきった娘。が西武との差を
2.5に縮める勝利をあげた。
試合前に後藤と保田を注目選手にあげた
エバンスは、試合後こう答えた。
「あのキャッチャーは素晴らしいセンスを
持っている。どこでも正捕手として通用
する。僕がかつていた阪神のボスが興味
を持つのも無理はない。」
- 577 名前:鈴木あみ、西武と極秘電撃契約! 投稿日:2002年07月17日(水)09時56分02秒
- 元巨人、鈴木あみ選手(20)が西武へ入団したことがわかった。これはパリーグ公示で発覚したもの。
鈴木あみ投手は、98年プロ入り。先発として活躍していたが、契約の縺れから自由契約にされていた。
鈴木あみといえば、M。はセリーグ時代カモにされて以来の天敵。伊原監督もその点を考慮し、契約にこぎつけたものと見られる。
投手としての起用かはたまたブランクを考慮し、定評ある打撃を生かし打者としての起用か?西武は逃げ切り体制に盤石な体制に入った。
- 578 名前:フレッシュオールスターが始まんないんで前半戦回顧 投稿日:2002年07月21日(日)02時04分20秒
- 前半戦終了時順位
差
1位 西武 −
2位 モー娘。 2.5
3位 大阪近鉄 4
4位 ダイエー 2
5位 日ハム 2
6位 オリックス 8
7位 千葉ロッテ 0.5
- 579 名前:前半戦回顧 投稿日:2002年07月21日(日)03時10分49秒
- 先発編
後藤真希 13勝5敗 防御率2.32
4月は後藤にとって不運な出来事が多かった。実弟ユウキの引退、自身の不調。
後藤の成績はチームの勝敗も左右するだけに心配されたが、5/10に完封すると
調子を取り戻し、中四日をきちんと守り13勝をあげた。
後半Lとのデットヒートこの人の力は不可欠だ!
- 580 名前:18 松浦亜矢 投手 投稿日:2002年07月21日(日)05時03分04秒
- 9勝0敗 防御率1.72
今年は開幕投手を後藤と争っただけに開幕から好調。前半戦だけで4完封。
初の台湾遠征では打席にも入った。(しかし、全部三振)
今やファン投票1位で後藤をも脅かす存在。きっちり中7日をまもり負け無し。
最優秀防御率も狙えるだけに、後半戦にも期待大だ。
- 581 名前:他の先発陣 投稿日:2002年07月21日(日)05時39分20秒
- 2枚看板に比べ今ひとつ安定感のない残りの先発陣。
17 高橋愛 投手
5勝4敗 防御率3.98
先発の一角を担うが、完投したかと思えば、2回持たずにノックアウトされたり。
いまいち安定感にかけるが、東尋坊ボールの威力もあり何とか勝ち越して後半戦へ
まだ未知数が多い選手だけに後半戦は面白そう。
35 藤本美貴 投手 4勝4敗 防御率4.11
松浦の背番号を受け継いで何者入りで入ってきたルーキーは出だしはよかった。が
6月にはいると勝てなくなってしまった。キラーカーブも健在だけに、立て直しなるか。
25 柴田あゆみ 投手 2勝4敗 防御率2.82
今年の柴田は不運の連続だった。抑えても抑えても、打線が打ってくれない・・・。
やっと勝ったのはもう7月が来ようとしていた。がそこから連勝しただけに後半戦には
この左腕の活躍無くしては優勝はない。
- 582 名前:中継ぎ陣 投稿日:2002年07月21日(日)06時30分51秒
- 左 ミカ 2勝1敗 防3.65
右 石井リカ 2勝1敗 防3.25
左 前田有紀 1勝0敗 防4.01
レフアの電撃退団、ユウキの引退で手薄になってしまった中継ぎ陣。
しかし、ミカはシムラコーチの指導もあり中継ぎ(先発は1試合)として安定した成績をあげている。
移籍の石井も渋い活躍を見せ、ブルペンでは姉貴分を発揮し精神的支えにもなっている。
前田はワンポイントとして相変わらず。
しかしココにありがたくない愛称をもらった二人・・・。
名づけて「負けの方程式」
新垣理沙 0勝5敗 防5.52
平家みちよ0勝1敗 防4.32
シーズン当初セットアップだったが出ては打たれるの連続。しまいには敵のファンから新垣が
出てくると歓声があがってしまうほど・・・。BW戦で先発させたが2回を6失点で降板。
ピッチャーもいないので今は敗戦処理で経験をつませている。
ちなみに「負けの方程式」とは新垣がボコボコに打たれ平家が出てくることを指す。
- 583 名前:セットアップ&抑え 投稿日:2002年07月21日(日)06時58分29秒
- アヤカ 4勝1敗2S 防2.23
最初は中継ぎ要員だったが新垣の不調によりセットアップへ。
使いべりがなくそつなく仕事をこなすのが魅力で、アヤカ−加護の継投がなければこの位置はない。
加護亜衣 0勝0敗21S 防1.01
シーズン当初は不安定な投球もあったが、シムラコーチ直伝のADFDで安定した。
パを代表する抑えになり、夜もますますごさかんか?
- 584 名前:フレッシュオールスターダイジェスト 投稿日:2002年07月21日(日)23時49分56秒
- M。からの出場選手
<投手>
藤本
<内野>
あさみ
里田
<外野>
小川
紺野
投手は各球団1名のため藤本を選抜。
野手はコンビネーションを重視し、ニ遊間にあさみと里田、
外野はレフトに紺野とライトに小川。
M。はイースタンで先発に藤本を立てる。
あさみと里田、紺野と小川は2回打席に立つまでの出場。
藤本は2イニングまでの投球。
藤本は2イニング目に四球を出すも、後続を二遊間のあさみ里田コンビで
ダブルプレーに斬ってとり、6人で2イニングを投げ終えた。
打撃陣は1番里田、2番あさみ、6番小川、7番紺野で先発出場。
1回、1番里田がライト前にヒット、2番あさみが送りバントを堅実に決める。
しかし後続が続かず無得点。
2回、1死のあと6番小川が四球を選び、7番紺野がセンター前にシングル
ヒットを放ち、走者小川は3塁へ達する。その後タイムリーが出て、
イースタンが先制するも、1番里田が三振に倒れ、1点とまり。
3回、2番あさみが先頭打者となるが、三振。
4回、6番小川、7番紺野とも凡打に倒れる。
4選手ともこの回でベンチに退いた。
- 585 名前:名無しありがとう(*´ー`*) 投稿日:2002年07月28日(日)08時12分39秒
- 全セ6−2全パ
全セ ○井川、五十嵐、三浦、岡島、ムーア、河原
全パ ●後藤、小林宏、松浦、森、加護、若田部
全セは1回、先頭打者今岡が後藤のど真ん中のストレートを強振
レフトスタンドに叩き込んで先制。3回にはアリアスの2ラン等
でさらに3点を追加して後藤をKO。
全パは5回に吉澤、8回に小笠原のタイムリーが飛び出したが時
すでに遅し。
- 586 名前:前半戦回顧〜打者編〜 投稿日:2002年07月28日(日)23時55分02秒
- 吉澤ひとみ捕手
.278 12本 23点 0盗塁
どうしてしまったのだろう・・・。今年は充実したキャンプを送っていたのに。
確かに長打力は増したのだが・・・。
技術的な成長はしたもののウエイトも成長。膝などにも負担もかかり、市井に
スタメンを取られることもしばしば。この人が扇の要であることは間違いないのだが・・・。
まったくこのチームは・・・。
市井紗耶香捕手
.284 6本 20点 3盗塁
兼任コーチとして孤軍奮闘している市井。べンチにおいているだけではもったいなく
時には外野手として打撃を生かす場面も数あった。それに吉澤が不調の時には、身をもって
それを見せるなど、目立たないかもしれないが、さすがメジャーたるところを見せている。
- 587 名前:前半戦回顧〜打者編〜 投稿日:2002年07月29日(月)00時53分49秒
- 7安倍なつみ内野手
.361 20本 50打点 3盗塁
今年、前半戦・打のMVPはこの人であろう。去年見事に肉体改造に成功。
今年は春先から好調。4/20には約2シーズンぶりの4番に座る。そのあとも
保田の不調もあり何度か4番に。打率も2位をキープ。初のタイトルもみえてるだけに
がんばりが期待される。
8矢口真里内野手
.260 1本 9点 10盗塁
開幕1番に抜擢された矢口。しかしそんな矢口新ストライクゾーンが襲い掛かる。
高めはもともと苦手なだけに深刻なものとなった。なんとか志村特命コーチと克服したが
打順は主に1.2.9を行ったりきたりがつづく。
- 588 名前:前半戦回顧〜打者編〜 投稿日:2002年07月29日(月)01時41分52秒
- 16飯田圭織内野手
.213 16本 52打点 5盗塁
相変わらずチャンス(打点チームNO.1)と守備には俄然、力を発揮する。
打率は低いがまだまだ若手にレギュラーを渡すほど廃れてはいない。
22つじのぞみ内野手
.287 27本 40点 0盗塁
いい意味でも悪い意味でもつじにかき回された前半戦。
1番は無理と9番打者としてスタート。
しかし志村直伝「アイーン打法」で9番打者では脅威のホームラン27本。
途中はクリーンナップもうった。が、ウエイトオーバーから膝を痛めショートから
DHに回ることになってしまった。ちなみに盗塁死12、失策23はリーグワースト1・・・。
- 589 名前:前半戦回顧〜打者編〜 投稿日:2002年07月29日(月)02時38分20秒
- 57里田まい内野手
.258 2本 9打点 18盗塁
セクシースプリンターは、前半戦自分のチャンスを物にした。
開幕当初の控えの評価を4/20のスタメンで払拭。俊足・巧打・好守を生かし
ショートのレギュラーを手中に収めた。足の速さはリーグ屈指かもしれない。
5石川梨華外野手
.314 15本 37打点 13盗塁
去年のトリプル3はだてじゃない。不動の3番バッターはゆるぎないものに。
攻守にチームを引っ張り、精神的にチームの足を引っ張る。
- 590 名前:前半戦回顧〜打者編〜 投稿日:2002年07月29日(月)02時55分21秒
- 9保田圭外野手
.272 13本 32打点 0盗塁
前半戦極度の不振を極めたのが保田。4月の打率.198。徐々に持ち直したものの
4番を安倍に譲ることも多くなってしまった。が西武に追いつくに保田の力が必要不可欠だ
0りんね外野手
.256 2本 7打点 1盗塁
日本シリーズの怪我も癒え復帰。去年ほどの活躍には?がつくもの、攻守巧打は健在
- 591 名前:前半戦回顧〜打者編〜 投稿日:2002年07月29日(月)03時18分34秒
- 31小川真琴内野手
.244 3本 9打点 2盗塁
今年はチーム事情からスーパーサブ的ポジション。内外野をこなすも今ひとつ
決定打がない。器用貧乏にならなきゃいいが・・・。
54紺野あさみ外野手
.221 7本 14打点 0盗塁
M。球団待望の左の大砲。主にレフト、DHが多く4月にはクリンナップを打つこともあったが
ココのところプロの壁にぶつかったのた。努力の人だけに奮起が期待される。
- 592 名前:前半戦回顧〜打者編〜 投稿日:2002年07月29日(月)03時32分23秒
- 10村田めぐみ内野手 .200 0本 0打点 7盗塁
24斉藤瞳内野手 .241 2本 5打点 0盗塁
32あさみ内野手 .281 1本 5打点 3盗塁
324平家みちよ内野手 .123 0本 0打点 1盗塁
00ソニン外野手 .287 0本 1打点 3盗塁
23大谷雅恵外野手 .264 4本 12打点 0盗塁
控えで目立っているのはあさみと大谷。あさみは前半戦一時はレギュラーも狙える勢いで、
ジュニアオールスターにも選ばれた。大谷は左投手に3割近い打率を残す。
怪我をしているソニンは8月ゴロに復帰の予定か?何かすごい復帰をするとの噂も?!
- 593 名前:寺田♂GM大阪で極秘会談!! 投稿日:2002年08月01日(木)01時22分23秒
- オールスター戦の最中、大阪市内のホテルで極秘にM。寺田♂と阪神・星野監督の会談の場が
設けられた。席をつくなり星野は寺田♂に土下座した
星野「頼む!吉澤をくれ!交換相手は、井川、今岡以外なら誰でもやる!頼む!。」
寺田♂「ほ、星野さん・・・。」
- 594 名前:寺田♂GM大阪で極秘会談!!2 投稿日:2002年08月01日(木)01時33分15秒
- 寺田♂「星野さん・・・。相当ほれこんでるんですね・・・。去年も・・・。」
そう星野は、去年も吉澤獲得に向けて吉澤・平家⇔川上・岩瀬・中村で申し込んでいた。
トレードは合意に傾きそうなとき中日フロントが難色を示しご破算。数日後星野は中日退団
を発表した。
星野「頼む、俺を男にさせてくれ!」
寺田♂「・・・。」
寺田♂は重い口を開き始めた
- 595 名前:寺田♂GM大阪で極秘会談!!3 投稿日:2002年08月01日(木)01時53分25秒
- 寺田♂「すんません。星野さん。どうしても吉澤は出せません。これからのチーム再編の
鍵を握っているんです。ありがたいお話ですが、お断りします。」
星野「チーム再編?おい!なんかあるのか!これから!」
寺田♂「おいおいわかることだとは思いますが、今は・・・。ただ、吉澤は断固お譲りするわけには
いかんのです!」
星野はただならぬ寺田♂の決意を感じた。
星野「わかった!しょうがねえか・・・。」
寺田♂「ただ、違う形でまたお話することがあるかもしれませんのでそのときは。」
星野「そうか・・・。楽しみにはしてるぞ。あてにはしとらんがな。」
がっちり握手をして二人はこの場を後にした。
いったいこの先M。はどうなってゆくのか・・・。
- 596 名前:オールスター第二戦 投稿日:2002年08月07日(水)02時19分58秒
- 2002年7月13日(土) 松山 (2002サンヨーオールスターゲーム第2戦)
入場者 27,063人 試合時間 2時間19分
パ・リーグ 2 2 0 0 0 0 0 0 0 - 4
セ・リーグ 0 0 0 1 0 0 1 0 0 - 2
最優秀 的山(Bu)
優秀 松井(G) 新井(C) パウエル(Bu) 加護(M。)
オールスター監督を務めた中澤監督のコメントは日記帳で
- 597 名前:M。寺田GMが来期のチーム構想を発表 投稿日:2002年08月11日(日)08時40分18秒
- 7月31日、
M。球団GM寺田氏は2003年度チーム構想の大枠を発表した。
それによると、
1.平家みちよ選手兼ヘッドコーチが2002年シーズン終了をもって退団。
2.保田圭選手が2002年シーズン終了をもって現役引退、中澤監督を補佐
する「助監督」に就任。中澤監督は続投。
3.後藤真希選手が9月23日をもって、米メジャー留学へ。期間は2003年
3月末までの予定。留学先は先方との約束により本日は発表せず、9月23日に
発表する。
4.2003年シーズンから本格的に立ち上げる「ハロプロキッズ」については、
監督はGM寺田氏が兼任、矢口真里選手が育成コーチを兼任する。
これに伴う詳細な人事については2002年シーズン終了をもって発表すると
している。
シーズン途中にこのような発表することは他球団ではあまりないことだが、
寺田氏は、これについて理由を「選手たちの奮起を促すため」と述べた。
- 598 名前:人事発表までの1週間 投稿日:2002年08月12日(月)01時40分07秒
- 7/24、保田圭は球団事務所に呼ばれた。
寺田GM♂に呼ばれていたからではあったが、保田もある決意をしていた・・・。
後半戦が始まったが、保田は後半戦打率1割台、ホームラン0。ベンチを暖めることが多くなっていた。
そして保田はGM♂に話し始めた。
保田「GM♂・・・。私・・・、今シーズンで・・・。」
GM♂「そや、あのなあ・・・。来シーズン、中澤をサポートしてほしいんや・・・。助監督として。どや。」
保田「!・・・。」
GM♂「まあ急な話やけど。俺はお前の副選手会長としての手腕を高く評価してるんやがなあ。」
保田「ありがとうございます。でも、しばらく時間をください。」
GM♂「わかった。ええ返事まっとるで。」
そして、保田は球団事務所を後にした。
- 599 名前:7/28 対ライオンズ戦(西武ドーム) 投稿日:2002年08月12日(月)01時54分02秒
- この日の西武ドームは異様な空気に包まれていた。
そして先発ピッチャーの発表。
アナウンス「西武ライオンズ今日のバッテリーは・・・。
キャッチャー伊東、背番号27。ピッチャーは・・・。
鈴木あみ!背番号00!」
球場は沸いた。久々に姿を見せた名投手。そしてまた、その姿をベンチからじっと見る
中澤裕子の姿があった。
中澤「もう・・・。3年にもなるんか・・・。」
そう、M。最悪の日。1999年7月14日・・・。
- 600 名前:回想・1999/7/14 対巨人(天王洲球場) 投稿日:2002年08月12日(月)02時50分28秒
- まだ、M。がセリーグにいた1999年7月14日。モー娘。球団最悪の日・・・。
巨人の先発は、当時バリバリのエース鈴木あみ。ほぼ向かうところ敵なし。
そしてM。は福田の退団で岐路に立たされていた。
そして鈴木あみとの直接初対決。ここで負けては球団も存続のピンチ。
そういう空気が流れていた。意気込むM。に対して、あみはリラックスしていた。
そして試合は始まった。
- 601 名前:回想 7・14対巨人-2 投稿日:2002年08月12日(月)03時24分05秒
- 初回から鈴木あみは石黒・矢口・中澤を連続三振、最高の立ち上がり。
しかし、モー娘。球団も譲らず3回まで0行進。
しかし4回清水がソロホーマーで先制されるとこの後は鈴木あみの独壇場であった。
M。のバッターは軒並み玉砕。4番安倍にいたってはかすることもなく、3打席連続
3球三振に抑えられていた。
そして一人もランナーを出さず9回裏2アウトバッター9番保田を迎える。
- 602 名前:回想 7・14対巨人-3 投稿日:2002年08月12日(月)03時49分04秒
- 実況「さあ鈴木あみ。大記録まであと1人。迎えるバッターは保田。ここまで三振とセカンドゴロ
鈴木あみ第1球を投げました。インハイにストライク。保田ピクリともしません。
この保田M。に去年入団。ここまで一応レギュラーですがあまり目立った活躍がありません。
さあ第2球を投げたーアウトローへ154`ストライク!
保田追い込まれました。保田何とかできるか!そして球場全体で【後1球】コール
の合唱です。
さあ鈴木あみ完全試合目、ボルテージが上がります。第3球を投げたー!!!!!
かーらーぶーりーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
完全−−−−−−−−−−−−−−−試合ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
M。完敗−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−」-
- 603 名前:回想 7・14対巨人-4 投稿日:2002年08月12日(月)03時58分08秒
- 球場全体はお祭り騒ぎと化していた。その一方M。ベンチは水をうったように静かになっていた。
4番安倍はうつむいたまま何もしゃべることはなく、中澤もこれからの行く末を心配していた。
そしてそんなM。ベンチをスタンドからじっと見つめていた娘が一人。
まだ入団していない後のエース、後藤真希だった。
- 604 名前:7/28 対ライオンズ戦(西武ドーム) 投稿日:2002年08月12日(月)04時19分32秒
- M。の先発は松浦。モー娘。球団でもあの試合を知らない選手の方が多くなってしまった。
松浦もその一人。これがモー娘。球団にどう影響するか。
松浦「あれが伝説の名投手・・・。」
加護「うちらが入った時はもうゴタゴタしとったころやったからなあ・・・。」
高橋「うわ−本物やねえー。テレビで見てました〜。」
藤本「結構ブランクあるんでしょ?」
新垣「市井さん対戦したことあるんですよねえ?」
市井「忘れもしないわよ。もーあのころは・・・完全試合やられて、その後に後藤が入って・・・。ねえ。」
後藤「・・・。ん、へ。」
市井「何、聞いてなかったの。」
後藤「う、うん。なに鈴木あみ?・・・。ホントは私より先に・・・。」
市井「???」
この後藤の言った意味がわかるのは数日後だった。
- 605 名前:7/28 対ライオンズ戦(西武ドーム)-3 投稿日:2002年08月12日(月)04時30分15秒
- M。 L
6里田 6松井
4矢口 9小関
8石川 DH犬伏
5安倍 3カブレラ
DHつじ 7和田
2吉澤 8宮地
3飯田 5エバンス
7紺野 2伊東
9小川 4平尾
P松浦 P鈴木あみ
スタメンであの試合を経験したのは3人しかいなくなってしまった。しかしそれが強みになるだろうか!?
- 606 名前:ベンチ裏 投稿日:2002年08月12日(月)05時04分49秒
- 「今日こそは…。今日だけは。」
試合前から激しくバットを振り続ける保田の手には、
平家が使用していたバット。そして後藤が開幕投手に決まった時に、
自らがプレゼントした、"15"の刺繍の入った革手を身に付けていた。
それを見た辻、久々に泣く。
- 607 名前:内野席@3塁ベンチ上 投稿日:2002年08月13日(火)00時35分27秒
- 「あの背番号57「SATODA」って子、だれよ・・・・。つじはDHだし。
いったいどういうこと?」
そこには、鈴木あみの先発と聞いて今シーズン初めて球場にかけつけた、
M。初代遊撃手、石黒(旧姓)彩がいた。
- 608 名前:1回表 投稿日:2002年08月15日(木)17時43分22秒
- 注目の鈴木あみを迎え撃つのは、1番は定着した里田。
石黒「ん!出てきたわね、57番。しっかり見させてもらうわよ。」
実況「さあ、注目の第一球。どう責めるのでしょうか。
第一球を投げました!!オー−っト里田いきなりバント!!!!!
アー−しかしこれは切れてファール。」
石黒「やるじゃない。」
しかし里田は三振。続く矢口は粘ってセカンドゴロ。
そして3番石川はショートへ痛烈な当たり!も松井のファインプレーでチェンジ。
あみ「こんないやらしいチームだっけ。まあいいか。」
- 609 名前:L vs M。序盤戦 投稿日:2002年08月15日(木)18時20分12秒
- 鈴木あみは、全盛期を髣髴とさせるピッチングで5回まで無失点。
対して松浦も快調に飛ばし、無失点。試合は6回をむかえる。
- 610 名前:6回 投稿日:2002年08月19日(月)01時13分53秒
- 6回紺野・吉澤・飯田があっさり凡退。
そしてその裏ついに松浦が松井に1発をくらい先制を許す。
中澤「なんとかせんと・・・。」
- 611 名前:6回修正 投稿日:2002年08月19日(月)01時16分39秒
- 紺野・吉澤・飯田×
つじ・吉澤・飯田○
でした。スンマソン
- 612 名前:7回表 投稿日:2002年08月19日(月)01時37分26秒
- 中澤は円陣を組ませた。そして言った。
中澤「このままでは、負け犬のまんまやで!!気合いれていきや!」
全員「オー−−−−−−−−−−−−−−!!!!!!!!!!」
気合の入ったM。そんななか小川が恐る恐る保田のもとへ行った。
小川「や、やすださん。」
保田「ん!何!」
小川はびびって涙目になりながら保田に言った。
小川「打ちたいんです!どうしても!」
保田「・・・。」
小川はここまでノーヒット。そしてチームでも目立たない自分をアピールするためにも打ちたかった。
保田はその小川の姿に3年前の自分を見た。そうあの完全試合を食らったときの自分を・・・。
そして保田はゆっくりと口を開いた。
保田「小川。小川は鈴木あみを打てないんじゃない、鈴木あみと言う名前がうてないだけだ!!」
小川「!!!!」
- 613 名前:7回表-2 投稿日:2002年08月19日(月)01時51分56秒
- 保田は小川の能力の高さは評価していたが、精神的に弱いところがあるのではと思っていた。
保田「鈴木あみを直視するな。投手を心!そう!心眼で見よ!」
小川「心眼!うぉおおおおおお!わ!わかりました!ありがとうございます!」
そして、小川は打席に向かった。
- 614 名前:名無しありがとう(*´ー`*) 投稿日:2002年08月19日(月)09時19分05秒
- 燃える闘魂〜♪こ〜の一振りに〜♪
唸れ〜♪小川〜♪麻琴の救世主〜♪
スタンドが沸き返る。小川のただならぬ雰囲気を、鈴木は感じ取った。
エバンスと松井が、鈴木に激を飛ばした。
勝負の時は来た。
小川はストレートだけを待っていた。
第一球。外角低めをそのストレートが襲う!!
小川は渾身の一振り。
打球は狂ったように背走する三塁エバンスと、前進するレフト和田
との間に、ポトリと落ちた。
小川は果敢にも二塁を狙う。
ボールを拾った元阪神エバンス、これまた元阪神平尾二塁手にボール
を投げる。
平尾のグラブにボールが吸い込まれた時、小川の強烈なスライディング
が炸裂!倒された平尾のグラブからボールがこぼれ落ちるのを見届けた
二塁塁審は、静かに手を水平に構えた。
「向こうも本気になっている。だが僕らも、負けるわけにはいかないんだ」
エバンスは小川の方を向いた。
- 615 名前:7回表-4 投稿日:2002年08月20日(火)02時35分08秒
- ベンチ裏から中澤の元へ歩み寄った保田が静かに言った。
保田「裕ちゃん。代打お願い。」
中澤はただならぬものを保田に感じた。
中澤「よっしゃ!頼むで!」
うぐいす嬢「選手交代のお知らせをします。1番里田に代わりまして・・・
保田!!!」
観客「うぉおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!。」
実況「さあ出て来ました。保田圭!そうあの屈辱の7.14の最終バッター。屈辱の三振を
したバッターはタイトルを取るまでになりました。しかし今年は不信を極めています
さあ保田因縁の対決に挑みます。」
- 616 名前:名無しありがとう(*´ー`*) 投稿日:2002年08月20日(火)09時14分37秒
- 保田は何をするつもりなのか。
三塁エバンスはバントに備えて前進守備を見せた。
初球、外角低め152キロのストレート。
保田これをファール。
三塁からダッシュのエバンス、読みを外す。
2球目、内角にフォーク。
保田空振り。西武ファン大喜び。
エバンス、またダッシュし、定位置へ戻る。
鈴木健「まさかスリーバントか?」
とんちんかんな発言でナインの失笑を買う。
3球目、鈴木は遊び球を使わず勝負に出る。
保田のフルスイング。
三塁線を襲うライナー。長打と決めてかかった小川がスタートを決める。
エバンスがこれに飛びついた。保田の運命は?
- 617 名前:7回表-6 投稿日:2002年08月21日(水)01時34分39秒
- 実況「抜けた----------!!!!!レフト追いつく!」
保田「行け----!!!!おがわーーーーーー!!!!!」
実況「小川三塁蹴ったーーーーー!!!!レフトバックホーム!!!!」
小川!伊東に体当たり!!!!!!!!
実況「ボールは!?ボールは!?」
球場全体が水をうったように静かになる。
- 618 名前:7回表-7 投稿日:2002年08月21日(水)05時06分12秒
- 審判「・・・・!セーーーーーーーーーーーーーーーフ!!!!!!!」
しかしその直後、小川の顔面は鮮血に染まった。
小川、抱えられベンチ裏へ。
中澤は小川を心配しつつも、保田が気がかりになっていた。
中澤「圭ちゃんがあのボールをホームランできないなんて・・・。」
2塁に到達していた保田はベンチに戻ってきた。
保田「裕ちゃん。代走お願い。」
中澤「圭ちゃん・・・。」
保田「ありがとう。なんかすっきりした。」
中澤は代走村田を告げた。
バッターは矢口
矢口「ニュー矢口をしかと目に焼き付けなさい!といいつつも。」
矢口送りバント。
バッター石川。なんと西武バッテリーは石川を敬遠。安倍との勝負に出た。
安倍「なめられたもんだべ。」
- 619 名前:7回表-8 投稿日:2002年08月21日(水)05時41分15秒
- 実況「さああの試合以来、チャンスに弱い、4番失格とまで言われた安倍登場です。
今年は2シーズンぶりに4番を勤め、首位打者も射程距離にある安倍。
打席に入りました。」
初球、インコースへストレート1ストライク。2球目インサイドにボールとリズム良く
投げる。そしてアウトコースへ2球続けてボール。続く5球目この日最速155`の新ゾーン
へのストレート。フルカウントとなる。
実況「さあフルカウント、追い込んだ鈴木あみ。ここまで安倍はピクリとも動きません。
どうしたんでしょう。あの悪夢に取り付かれているんでしょうか。
鈴木あみ第6球投げましたーーーーーーーー!!!!!!!!!!。」
安倍「来たーべええー-!!!」
グワキーン!
実況「打ったーーーー〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
左中間真 っ 二 つ ! ランナー2人生還勝ち越し!!!!!!!!
打った安倍は2塁へ!やりました!やりました!やりました!安倍4番の意地を見せました!!!」
安倍はあの日打てなかったフォークだけを待っていたのだ。
ベンチはやんややんやの大騒ぎ。そしてついに鈴木あみをマウンドから引き摺り下ろした。
ピッチャー星野に交代。そしてつじが倒れてチェンジ。
- 620 名前:LvsM。終盤 投稿日:2002年08月21日(水)05時49分57秒
- 中澤「小川は交代か・・・。」
中澤が選手交代を告げに行こうとした時、額にでかいバンソウコウをはった小川が立ちふさがる
小川「待ってください!出ます!出させてください!」
中澤「なんや!?小川怪我は?」
小川「こんなのはつばつければ大丈夫です!ぺっぺっ!だから!出ます!でます!」
この気合に押され小川は出場。この後、小川の気合もあったのか、8回からアヤカ−加護
とつなぎ3−1で勝利した
- 621 名前:7/28試合後 投稿日:2002年08月21日(水)06時09分02秒
- 試合終了後、寺田♂GMが保田に声をかける。
GM♂「ナイスバッティングやったなあ。」
保田「GM♂!」
GM♂「なんや。」
保田「今日の試合で小川を見て完全にはっきりしました。このチームに、保田圭は二人要らないことを・・・。
GM♂「そうか・・・。」
保田「この前の話、お受けします。そして小川を第二の保田、いや!それ以上の選手にしまてみせます!」
GM♂「そうか!よろしくたのむで!」
そういうとGM♂は中澤の元へ向かった。
- 622 名前:名無しありがとう(*´ー`*) 投稿日:2002年08月21日(水)18時50分44秒
- 試合後のエバンス選手談話
「保田が引退?あの速い打球を見られなくなるとは残念だ。
あの打球をジャンプひとつで止めることこそが、3塁手と
しての喜び、仕事だと思っている。辞めるなら、西武も拒
まない。
今日は負けてしまったが、この1戦が全てではない。松坂
も復帰した。最後に勝つのは僕達だ。」
- 623 名前:名無しありがとう(*´ー`*) 投稿日:2002年08月21日(水)22時08分18秒
- 試合後のエバンス選手の談話2
「保田の他に、小川、安倍といった選手には、ジャパニーズ・スピリットを
教えてもらったよ。
僕達のよきライバルとして、生涯忘れられない存在だ。」
- 624 名前:7/30 投稿日:2002年08月23日(金)03時54分33秒
- 中澤はこの日すべてを聞かされた。保田、後藤、矢口そして平家の事も。
中澤「みっちゃん・・・。」
GM♂「若返りへの一環やからなあ・・・。まあ本人の希望でシーズン終了をまって
自由契約にすることになった・・・。」
中澤はその夜、涙に暮れた・・・。
そして列島を揺るがす発表がされるのであった。
- 625 名前:8/1ハロスポ【M。激震!!後藤ついにメジャーへ!保田も来期助監督へ!】 投稿日:2002年08月23日(金)06時08分31秒
- 【後藤真希メジャーリーグへ】
7月31日モー娘。球団は後藤真希投手(16)の9月23日からの米大リーグへの期限付きレンタル移籍を
発表した。移籍先は未発表。期限は9月23日から翌年3月末まで。
メジャー挑戦は後藤の悲願だった。後藤が球団にメジャー行きを直措したのは1年前。
大舞台で勝負した後藤の気持ちは固かった。しかし球団としても後藤を出せる余裕のない。
そこで球団はレンタル移籍を模索。メジャー球団に極秘に働きかけ、このほど移籍期限ギリギリで
条件面の折り合いがつき合意に達した。
寺田♂光男GMは「モー娘。球団に入団して3年となった今、後藤真希をさらに野球人として
幅広くしていくために、メジャリーグに挑戦し、心新たに野球ができる環境をつくりたいと考えました」
と、後藤のメジャー行きの経緯をコメントし、後藤自身も「ビックリしましたが、うれしいです。
大リーグにチャレンジして選手として一層頑張っていきますのでよろしくお願いします」とコメントした。
【保田引退!来期、助監督兼打撃コーチに就任!】
この日、後藤のメジャー挑戦とともに保田圭外野手(21)の今シーズンでの現役引退と来期の助監督兼任打撃コーチ
就任を発表した。引退試合は来春を予定している。
保田は今シーズン不振で現役引退を考えていた。球団は副選手会長の働きなどから助監督を要請、保田も
選手指導に前々から興味を持っておりそれを受けた。ヤスダイズムは受け継がれるのだろうか。
これに伴いGM♂は「以前から選手の指導にも興味があり、M。で試合を経験する中で、
作戦にも興味を持つようになりました。そのため、チームスタッフとして幅広く
活動していこうということを話し合いました」とコメント、保田も「来期は指導者
として、そしてかっちょいい助監督として活動していきたいです」とのコメントを出した。
【矢口兼任育成コーチに】
この日は来期、矢口真里内野手(19)の兼任育成コーチも発表された。
これはファーム組織「ハローキッズ」が立ち上げられる事から指導力に定評のある矢口の抜擢となった。
その他にも球団内での活発な活性化をさせていく事も考えられていると言う。
−球界短信(31日)−
[M。平家、戦力外へ]
31日、M。は平家みちよ選手兼ヘッド(23)へ来期の戦力外を通告した。
- 626 名前:8/2ハロスポ 投稿日:2002年08月28日(水)06時51分09秒
- 【「より子。」1軍デビューへ向け準備着々】
今季春季キャンプにて入団テストを受けたのち、2軍にて調整を続けていた
より子。投手について、M。では1軍昇格の準備を進めているという。
本来はシーズン前半での昇格も考えられたが、ユウキ氏解雇に伴って和田スカウト
の球団内での活動自粛が行われた結果、より子。投手の昇格が見送られてきた。
という経緯がある。
しかしここへ来て平家選手兼ヘッドコーチの来期戦力外通告に伴う退団が
濃厚になったことから、その補充としてより子。選手の昇格となった模様。
なお、より子。選手のM。入団については本スレ>>418-419参照。
【ソニン、復帰間近か】
シーズン前半に試合中のケガにより長期離脱していたソニン選手について、
近く1軍に復帰する見込みという。
ケガは比較的早く完治していたが、ユウキ氏解雇による精神面のダメージ
が大きく、復帰が見送られてきた。
その間、ソニン選手は走り込みを続けていたという。
保田圭選手の今シーズンでの現役引退が発表され、また併せて和田スカウト
の活動自粛が事実上解除されたことから、ソニン選手の1軍復帰となった
模様。
- 627 名前:.sayaka 投稿日:2002年08月29日(木)11時52分25秒
- ( ´ー`)ノ
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- 628 名前:名無しゆるさないよ(*´ー`*) 投稿日:2002年09月01日(日)06時43分24秒
- スレッド引越し警報!のため、↓へ移行します。
中澤監督とモー娘。球団〜第5クール〜
http://m-seek.net/cgi-bin/read.cgi/tane/1030829717/-100
- 629 名前:つんく♂ 投稿日:2002年12月21日(土)18時41分31秒
- 1 紺野 左
2 矢口 二
3 飯田 一
4 後藤 中
5 吉澤 三
6 安倍 捕
7 高橋 投
8 加護 右
9 石川 遊
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