保田と石川だけ他のメンバーを横目に歌のレッスンに励んでいることでしょう。
ああ麗しきかな師弟愛
石川「くる日もくる日もレッスンばかりでいいんですか?」
保田「これが近道なのよ。私を信じて頑張ろうよ。」
ああ麗しきかな師弟愛
石川「や、保田さん私今喉の具合が悪くて声がでないんです」
保田「ウタエ」
石川「え・・・?」
保田「いいからウタエ、休まず!」
石川「・・・(涙)」
石川「他の3人はみんな目立ってるのに私だけ・・・」
保田「あせっちゃダメ、いつかあなたが娘。をしょってたつのよ。」
ああ麗しきかな師弟愛
石川「けほっ、けほっ・・・保田さ・・・ん」
保田「うん、OK」
石川「えっ?」
保田「それがあなたの限界なの。これ以上やったらほんとに潰れちゃうわ」
石川「保田さん・・・」
保田「さ、御飯でも食べに行こうか。ね」
ああ麗しきかな師弟愛
石川「市井さんがちょっかいかけてくるんです。あたし辛くて・・・」
保田「・・・・・明日のためよ、ここはぐっと耐えて、ね。」
ああ麗しきかな師弟愛
保田「ねぇねぇ」
石川「なんですか?保田さん」
保田「私って、暗いかな?」
石川「・・・・」
石川「安倍さんってどうして元気無いんですか。」
保田「人にはいろいろ事情があるのよ。それより、レッスン続けよう、ね。」
「私たちを待っている人がきっといるよ」
ああ麗しきかな師弟愛
石川「・・・」
保田「・・・」
石川「・・・」
保田「・・・ッ・・・」
石川「・・・え?」
つんく「保田、なんであんなに石川に必要以上に厳しいんや。あのままじゃアイツの喉
壊れるで。」
保田 「あの娘は今のままでは後藤、吉澤はおろか加護、辻にも勝てません。でも私は
勝たせたい。あの娘には私のような思いはさせたくないんです。」
つんく「保田、お前・・・」
保田 「私がメインを張れる可能性はゼロでしょう。でもあの娘には可能性がある。
たとえ鬼と言われても私はあの娘をメインにしてみせます。」
・
・
・
石川 「(物影にて)保田さん・・・うるうる」
石川「…あの、中澤さんに無理やりキスされました。それにもっといやらしいことまで……もうモーニング娘。辞めたいです…」
保田「ごめんね、守ってあげられなくて。…一緒に歌おう。歌えばきっと嫌なことは忘れられる。私もそうやって忘れてきたから」
ああ麗しきかな師弟愛
石川「わぁーこれ、ファンの方が作ったホームページですか」
保田「なっちとか後藤のはもっといっぱいあるよ」
石川「わたしのも誰か作ってくれるのかなぁ」
保田「フフ、あなたも早くいいスレッド持てるよう努力・・・あ、何でもないわ」
石川「???」
ああ麗しきかな2ちゃんねる
石川「保田さんは、なんで変な顔大会に参加しないんですか?他のメ
ンバーはみんな、楽しそうにやってるのに」
保田「そんな事してるひまあったら、歌の練習しなきゃね」
他のメンバー『何もしなくてもお前が変な顔チャンピオンだよ!』
ああ悲しきかな保田圭
石川「保田さん、わたしラーメンとライス両方なんて食べきれません。残してもいいですか?」
保田「だめだめ、ラーメンライス食べて体力つけなきゃ、思いきり歌ったり踊ったりできないよ。さ、餃子も食べて」
ああ麗しきかな師弟愛
石川「保田さ〜ん、あれ〜」
矢口「どしたの?」
石川「さっきから、姿を見ないんですよぉ。聞きたいことあるんだけどなあ」
市井「あ、時々いなくなるから、気にしないでね」
石川「へっ・・・?」
後藤「それより、パン食べる?」
石川「・・・」
保田引退の日〜ラストコンサートの控え室
石川「あ、あの保田さん・・・」
保田「ん〜?なに〜」
石川「グスッ、や、やす・・・うう(声にならない)」
保田「バカ!泣くのはまだ早いわよ!まだアンコールが1曲残ってるでしょうが!
まったくいつまでたっても私の教えた事が・・・おしえ・・・」
矢口「キャハハ、なんだ圭ちゃんも泣いてるじゃない!次は二人がメインの曲でしょ!
しっかりしなよ」
・
・
・
この日のアンコールラストの曲は圭ちゃん、石川メインの「乙女の心理学」でした。二人は
なんとか支えあって、この曲を歌いきりました。私は教育係をやったこともなかったし興味
も無かったけど、この日の二人を見て初めてうらやましいなと思いました。
(安倍 なつみ)
保田「違う!もっと手首のスナップを効かせて、こう!」
石川「あぁっ、すいません、もう手首が動きません(涙)」
保田「そんな弱音を吐いてたら、保田亭の厨房には一生立てないわよ!」
石川「え?これってダンスのレッスンじゃないんですか?」
ああ麗しきかな師弟愛
石川「ジャケットの写真写り悪くて、なんか自信なくなってきました。」
保田「馬鹿、何いってるの、あなたはとっても可愛いわ、もっと自信持って。」
「あなたは歌でも見た目でも真ん中にいるべき子よ。ね、だからレッスン続けよう。
「ほら、頑張って。」
石川「保田さん・・・」
ああ麗しきかな師弟愛
ラジオ収録後
保田「あなたには毒がなさすぎよ」
石川「毒・・・ですか?」
保田「リスナーが引くぐらいの毒を出しなさい」
石川「(保田さんの毒トークはあまり面白くないと思うけど・・・)」
保田「貴様今何を考えた!」
石川「ドキッ」
石川「保田さんって普段あんまり笑わないんですね。」
保田「(ニタァ〜)」
石川「や、保田さん・・・」
保田「(ニタァ〜)」
石川「うう・・・(涙)」
石川「中澤さん引退後は保田さんの天下ですね!」
保田「・・・」
石川「あの?」
保田「・・・・・」
石川「ごめんなさい・・・」
保田「実はこれ外には内緒なんだけど私、製作サイドにかかわってるの。」
石川「え、そうだったんですか。だから露出が少なかったんですね。」
保田「うん。なんで、つんくさんがあなたを私に預けたのかって言うと、そういう意味もあるの。」
「だからね、自分にそういう理由があるんだって、自信持って頑張って行こう、ね。」
石川「はい、私頑張ります。保田さんにずっとついていきます。」
保田「だめよ、私程度が目標じゃ。もっと上を目指すの。」
石川「・・・・保田さん・・・」
ああ麗しきかな師弟愛
石川「保田さん!」
保田「えっ?」
石川「がちょーん」
保田「・・・」
ああ麗しきかな師弟愛
石川「おい保田、ジュース買って来い」
保田「はい石川さん」
石川「おい保田、肩もめ。あとお茶入れろ」
保田「はい石川さん」
石川「おい保田、きたねえ顔してうろうろすんな。むかつくんだよ、顔洗って来い……
保田さん、どうして私、保田さんにこんなひどい態度、とらなきゃいけないんですか…
もっと普通にしゃべりたいです。お世話になって、感謝してるのに…」
保田「いいの。保田と仲が良かったり、保田に感謝してるなんてことが周りの人に知れたら、
石川さん、あなたの格が下がっちゃう。私のことマネージャー扱いして、こき使わなきゃ大物にはなれないよ。
さあ、もっとひどいこと、みんなに聞えるように言いなさい。はい、石川さん、わかりました。すぐやります。ごめんなさい…」
ああ麗しきかな師弟愛
石川「保田さん!嵐の相葉くんと付き合ってるって本当なんですか?」
保田「・・・」
石川「あ・・・ごめんなさい。秘密ですよね。」
保田「・・・(涙)」
石川「・・・そっとしておこう」
石川「じゃ、お疲れ様でした〜」
保田「あ、お疲れ。どうする。家寄って御飯でも食べてく?」
石川「あ、いいんですか〜嬉しいです〜」
保田「新発売のカップヌードル、手に入ったから、おすそ分け♪」
石川「・・・・」
保田(かりかり梅を食べている。)
石川「保田さん、安倍さん、後藤さんはいつも何か食べてますね。」
保田「1個食べる?」
石川「あ、ありが・・・」
保田「もう1個あげる」
石川「はぁ」
保田「もういっちょ」
石川「・・・」
保田「更にもういっちょう!」
石川(怒ってる?・・・)
石川「保田さん、プッチモニと娘。と2足の鞋大変ですね」
保田「いやいや、石川もそのうちユニットとかできるよ」
石川「だと嬉しいなあ」
保田「どんな感じのがいいの?」
石川「そうですねぇ。プッチモニの元気なのもいいですけど、
タンポポみたいなしっとりなのもいいかなあって」
保田「・・・タンポポ・・・に入りたいの?」
石川「えっ、あ、いや、すみません。」
保田「だって、鼻ピアス開けなくちゃいけないんだよ」
石川「・・・や、そうじゃなくて」
石川「保田さん・・・」
保田「?」
石川「あなたは芸能人に向いてません!」
保田「・・・(涙)」
石川「ご、ごめんなさい、毒舌の練習なんです。」
保田「・・・(ニタァ〜)」
石川「う・・・」
保田「いい写真写りのコツは・・・」
石川「コツは・・・?」
保田「顔面に力をみなぎらせること!(ニカッ!)」
石川「うう・・・(奇面フラッシュ怖い・・・)」
吉澤「そうか。力を入れればいいのか!(ニカッ!)」
・・・こうしてハッピーサマーウェデイングでの吉澤の写りは・・・
石川「あの、保田さん、さっきご自宅からお電話があって、弟さんがご病気だって…」
保田「ありがと。でもいいの。たいしたことじゃないから。さ、レッスン続けましょ」
石川「…でも弟さん、お姉さんにとても会いたがってるみたいで…」
保田「そんなことないって。いいからダンスのレッスン。このあと歌もやらなきゃ」
石川「…私は一人でも頑張れますから、おうちに帰って弟さんに会ってあげて下さい。弟さんきっと保田さんを待ってます」
保田「石川さん、武道館では、いったい何人の人があたしたちを待ってると思う?……一人の弟に今会うために、武道館で待ってる何万人の人に、未熟な歌とダンスを見せていいと思う?」
石川「……保田さん」
保田「だいじょぶ。弟はただの風邪よ。元気になれば、武道館にも来られるから。だから、今日はレッスンしよ!」
石川「はい、保田さん!」
ああ麗しきかな師弟愛
石川「……んー、ん、保田さん、どうしたんですか。もう夜中ですよ」
保田「あ、ごめん。起こしちゃった。あたし眠れなくって、ちょっと散歩してくるから石川さん寝てて。明日もレッスン早いし」
石川「保田さん、あの、今から弟さんのところに行かれるんでしょ?…」
保田「…ごめん。早朝レッスンの時間には必ず戻ってくるから」
石川「…保田さん、これ、もしよかったら、私からも弟さんにお土産、買っておきましたから…お大事にって、伝えてください」
保田「石川さん……ありがと」
石川「弟さんも見に来る武道館…いいコンサートにしたいですね」
保田「するのよ、絶対!」
ああ麗しきかな師弟愛
辻 「飯田さんってすごく面白くて〜」
吉澤「矢口さんも面白いよ」
加護「ごまさんもいい人だよ。ところで梨華ちゃんの・・・保田?さん?
いつも居るのか居ないのかわかんないよねー。いらないんじゃん?」
石川「(加護のむなぐらをつかみ)テメエ!今度保田さんの悪口言ってみろ!
カリカリ梅千個食わせて海に沈めるぞ!氏ね!(涙目)」
一同「・・・シーン」
・・・その時の石川の豹変ぶりは4期生の間で語り草になったという
保田「石川さん、明日はいよいよレコーディングだよね。大丈夫?」
石川「あ、保田さん、そうなんですよ。緊張しまくりで」
保田「大丈夫よ。いつもどおりにやれば」
石川「そうですか〜。なんか注意することってありますか。なんか心配で」
保田「そうだなぁ・・・・」
石川(ドキドキ)
保田「おやつには、カリカリ梅を持参することくらいかな」
石川「・・・」
石川「保田さん!その猫の絵かわいい〜」
保田「・・・(泣)」
石川「あっ・・・犬?犬なんですね!」
保田「・・・(拗)」
石川「ごめんなさい・・・」
アンコール!アンコール!アンコール!……
石川「保田さん!コンサートって、最高ですね!なんか感激しました…」
保田「石川さんも頑張ったもんね。よかったよ。100点満点だと思う」
石川「…ありがとうございます、保田さん。保田さんの指導のおかげです。私、本当に保田さんのこと…(泣)」
保田「…ね、石川さん、保田さんは、今日でもうやめよう。これからは、圭ちゃんにして。私も石川って呼ぶから」
石川「…でも、保田さんは先輩だし…」
保田「やめよう、そういうのは!いいじゃん仲間なんだし。さ、アンコール、行くよ、石川!」
石川「……よし、行こう、圭ちゃん!」
ああ麗しきかな、師弟愛から友情へ
石川「いよいよスタジオライブ。ああ、緊張する〜」
保田「何言ってんのよ。あれだけ練習したでしょ」
石川「でも、ダンスとかめっちゃ緊張するじゃないですか」
保田「大丈夫、大丈夫。わたしでなんとかなってるんだから」
石川「はぁ・・・」
保田「それにね。どうせ映ってないから平気だよ」
石川「うっ・・・」
石川「保田さん…。この曲って変ですよね?」
保田「なんでそんなこと言うの?」
石川「だって♪パラッパラ、パラッパラって…。
私、上手く歌う自身ありません!」
保田「そんなことないわ。つんくさんを信じて。
私達だってずーっとそうやってきたのよ。」
石川「でも…。」
保田「この曲はあなたの歌。
あなたが自信を持って歌わなくてどうするの?」
石川「保田さん…。」
保田「あなたが楽しそうに歌ったらみんなも歌ってくれるよ。
だからがんばろっ! ねっ!」
石川「ハイ!」
ああ麗しきかな、師弟愛
夜中に起きて、突然どこかに出かける保田。そのあとをつける石川。
保田の向かった先は屋台のラーメン屋だった。
保田「おじさん、ラーメン一丁」
石川「や、保田さん。一体何をしてるんですか。
今度の新曲は二人で一緒にメインを取ろうって約束したじゃないですか。
そのために毎日ダイエットしてるのに、
ラーメンなんか食べたらいままでの努力が水の泡ですよ。」
保田「ごめんなさい、石川さん、私我慢できなかったの。」
石川「保田さんのばかー、根性なしー、歌手なんてやめちゃえー」
その後保田は金物屋の若旦那と結婚し、それなりに幸せな日々を過ごしているらしい。
保田「今度の新曲のメイン、石川さんだってね。おめでとう。」
石川「ありがとうございます、保田さん。
でも二人でメインを歌おうって一生懸命練習してきたのに、私だけ歌うことになって・・・」
保田「いいのよ石川さん、わたしはあなたに会ったときからいつかこういう日が来ると思っていたわ。」
石川「そんな・・・ 二人であれほどがんばって来たのに」
保田「この世界は結果がすべて、あなたの方が上だったってことよ。石川さん頑張ったもんね。」
これで安心して後を任せられるわ。」
石川「後をまかせられるって・・・」
保田「私、娘。を辞めようと思ってるんだ」
石川「え・・・どうして」
保田「実は私、好きな人がいるんだ。だから、娘。を辞めてその人と結婚しようかなって。
こないだその人にプロポーズされたんだ」
石川「・・・」
保田「最後にひとつだけ言うわ、歌はどれだけ上手に歌っても気持ちが無ければ相手の心には響かないわ、
それだけは忘れないでちょうだい。」
石川「はい・・・」
保田「あなたはもう立派な一人前の歌手よ、私が教えることはもうないわ」
保田「石川、私の尿道ってどう思う?」
石川「広いですね。」
石川「保田さん、私のネタスレってどんなのになるんでしょうか?」
保田「う〜ん、『石川の肝臓は…』とかになるんじゃない?」
石川「…え?」
石川「うわぁあ〜!、生保田だっ!生保田だっ!」
保田「わーい!わーい・・・」
石川「・・ゴメンナサイ」
保田「いいよ」
石川「保田さん、マラソンお疲れさまです。」
保田「あ…うん」
石川「あれ? どうしたんですか?」
保田「ん? いや、別に…」
石川「やっぱ面倒ですよね。 なんでわざわざ走らなきゃって…」
保田「うぅん、そうじゃないの…」
石川「え? 違うんですか?」
保田「うん…。 裕ちゃんより7つも若いのに、マラソンで負けたっていうのがね…」
石川「いや、それは…」
石川「私って、アニメ声なのかなぁ…」
保田「気にすることないよ。私なんてアニメ顔だし」
石川「ハァ…」
保田「紗耶香なんてアニオタだしね」
石川「……」
石川「私、歌手志望なんです!」
保田「私も、そうだけど?」
石川「……」
保田「かりかり梅、食べるぅ?」
石川「(なんで私の教育係、この人なんだろう…)」
石川「・・・保田さん、お話があります」
保田「ん?なあに。」
石川「最近・・・太ってきてません?」
保田「!」
石川「ストレスとかあって大変だと思うんですけど・・・間食はちょっと」
保田「う〜ん、つめが甘いかな」
石川「えっ?」
保田「毒舌ネタだったら、『このままだとブスの上にデブだぞ』とか
『なっちと二人でツインデブになりたいのか!』くらいのことは
言っとかないと。」
石川「・・・」
石川「♪とうさんかア゛〜。ゴホゴホ、すみません」
保田「あれれ〜。ノド、大丈夫?」
石川「上手く歌えなくって、なんか、悔しいですね。
もしかして私、芸能人に向いてないのかも」
保田「我聞よりはマシじゃない?」
石川「……」
石川「保田さん、おはようございます。私昨日まで沖縄に遊びにいってたんですよ、
それでね、保田さんにお土産を買ってきたんですよ。」
保田「へ〜、それで何を買ってきてくれたの。」
石川「このキーホルダーです。これに付いてるのはシーサーと言って沖縄のお守りみたいなものなんです、
見た目はあれですけど、持ってるとなにかいいことがあるらしいですよ。」
保田「あ、ありがと。」
矢口「えー、なにこれー、この犬みたいなの圭ちゃんそっくりー、キャハハ〜。」
保田「石川、今日終わった後にラーメン奢ってあげるよ。」
石川「ありがとうございます、保田さん!」
市井「おーい、石川。今日暇?オレと後藤と焼肉食べに行かない?」
石川「ありがとうございます!ちょうど暇してたんですよ。」
保田(・・・)
保田「石川さん、ラーメン食べに行こうか」
石川「あ、はい。ありがとうございます。」
保田「オゴるなんて私、言ってないよ?」
石川「……。あ、す、すみません。」
石川「えーと、どのラーメンにしようかな…」
保田「コレにしなよー。コレ美味しいよー。
あ、オバちゃん、激辛とんがらしラーメンいっちょ!」
わたしはニラレバギョーザラーメンひとつね。」
石川「あ、あの保田さん。私まだ喉の調子が悪い…」
保田「美 味 し い よ 、 す っ ご く !」
石川「いえ、あの…あ、はい…ありがとう…ございます…。」
石川「私たち合体してウルトラマンエースになるってどうでしょう?」
保田「・・・」
石川「バロムワンでもいいです」
保田「矢口にいってくれる?」
石川「市井さんと後藤さんのFLASHの写真
仲がいいって感じで良かったなぁ・・・
私も保田さんと・・・」
保田「ん?抱きしめて欲しいの?仕方ないね、ほらっ!」
石川「(ダメ!怖くて顔を保田さんに向けられない・・・
アップの保田さんに耐えられない・・・)」
保田「ほらはやくこっち向きなよ」
石川「Zzz...(寝たふり)」
保田「あ、石川ぁ、さっきのアレだけど、アレ、別にいいよね?」
石川「うん、圭ちゃんに任せる。だけど、昨日のアレはさ、どうする?」
保田「ん〜、アレは石川の言ってたほうがいいかもしんない」
石川「じゃそうする。それじゃ明日ね圭ちゃん」
保田「遅れんなよ、石川!」
麗しきかな以心伝心
保田「石川、ちょっと。……高校やめちゃったって、ほんと?」
石川「あ。……うん。なんか。しょうがないかなって。……圭ちゃんに相談しなくて、ごめん…」
保田「ん〜。あたしも中退だし。っていうか石川と違って娘。に入る前からやめてたしね。
それにさ、別に聞かなくっても、あたしが言いそうなことって、わかってたんじゃない?」
石川「ん〜。そうかも。…自分で決めろって、言うと思ったし」
保田「…だね。…じゃ、あたしたち今日から高校中退コンビだ!コンビでパーっと、ラーメンでも食べに行こうか!」
石川「餃子も行こうか!」
ラーメン屋にて
石川「圭ちゃん、五木ひろしさんのマラソンに出られたんですよね。」
保田「(ズルズル)今後のために仕方なくね。」
石川「え!?どういう意味ですか。」
保田「演歌界はサブちゃんの天下だけど、必ず、ひろしの時代が来る。
ひろしがトップに立ってから近づくんじゃ、ただの媚び売りにしか見られない。
だから、今のうちにひろしとパイプライン作っとけば、五年後には私の天下って
ゆうわけ。分かった?」
石川「すごすぎる・・・。」
保田「(フーフー)それくらい、当たり前よ。将来を見なきゃ。
なんてったって私は、5年前に和歌山ラーメンのブレイクを予知してた女よ。」
石川「じゃー。モーニング娘。の将来はどうなるんですか?」
保田「・・・。あんたも、早くコネ回ししといたほうがいいよ。」
石川「え!?」
石川「ぐぅ。」
保田「ぐぅ。」
石川「・・・おはようございます。」
保田「・・・おはようございます。」
石川「ぐぅ。」
保田「ぐぅぐぅ。」
保田「それではお疲れさまでした。」
石川「でした。」
ゴツン!
保田・石川「痛いね。」
保田「zzz… はっ!」
??「おはようございます、保田さん。」
保田「おはよう石川、愛してるよ。」
??「……」
保田「?」
市井「ぷぷぷ、間違えてやんの(わら」
保田(声:石川)「こんにちわ、保田圭だニャー♪」
市井「石川との二人羽織は面白いけど、何がしたかったの?」
保田・石川「!」
店のおやじ 「へい、ラーメン二丁お待たせ。」
保田・石川 「いただきまーす。」
石川 「このラーメンすごくおいしいですね。」
少し食べた後、保田に話しかける石川
石川 「今度の新曲のパート割ですけど、私達ソロがぜんぜん無くてコーラスばかりでしたね、
あれだけ練習をがんばったのに・・・」
保田 「でもね、コーラスは歌を支える大事な仕事なのよ。」
石川 「コーラスなんかよりも、ソロパートが欲しかったのに・・・」
保田 「石川さん・・・ このラーメンを食べてどう思った?」
石川 「このラーメンって、とんこつラーメンなのにすごいすっきりしていますよね、
私の知ってるとんこつラーメンって、もっと脂っこくて匂いもきついのに。」
保田 「それはね、このラーメンのスープを作るとき豚骨だけでなく一緒に香味野菜も入れて煮込んでいるからなの、
メインの豚骨だけだったら決してこんな味はでないわ、
これって私達の歌と同じことじゃないかしら。」
石川 「今度の歌も私達のコーラスがなかったら・・・」
保田 「そうよ石川さん、わかってくれた。」
石川 「でも保田さん、なんでとんこつラーメンなんですか?」
(保田圭著 ドキュメント・ラーメンライスが生まれた日より)
石川「保田さん、私ってそんなに似てるんですか?」
保田「ん?ああ、市井ちゃんにね。そうだなあ・・・」
石川「自分じゃそういうつもりはないんですけどぉ」
保田「ま、いいじゃん。人間だし、私なんて狛犬とか言われてんだから」
石川「・・・」
(ASAYAN収録)
保田「16ビートっていうのは・・・」
石川「ハイ」
保田「ここのメロは・・・」
石川「ハイ」
(収録後)
保田「ま、収録用にはこんなもんでしょ。じゃ、いつも通り・・・」
石川「いつも通り・・・?」
保田「・・・(黙)」
石川「うう・・・(涙)」
石川「保田師匠!」
保田「何?改まって・・・」
石川「あの・・・その・・・ごめんなさい・・・」(走り去る)
保田「・・・」
ASAYANにて
エミリ 「次は保田さん、石川さんペアですね。」
矢部 「保田さんは何を教えるんすか?」
保田 「トークですね。」
エミリ 「トーク、ですか・・・」
岡村「トーク言うてもね、いろいろありますけど、どんなトーク教わってんねん?」
石川「ん〜、トークですね。…うん、トークです」
保田「トーク教えてます」
矢部「……うまいこと教育しとるみたいやね」
エミリ「……ですね!」
市井「梨華ちゃん。今夜一緒にご飯食べにいこっか?」
石川「ハイ!是非。(ん?視線を感じる・・・?)」
保田「ジー・・・(物影から凝視)」
石川「あ、あの市井さん、今日はやっぱり都合が・・・」
市井「そう、残念ね。また今度ね。」
保田「・・・(ニヤリ)」
石川「うう・・・(涙)」
市井「ねえねえドリカムのコンサートいかない?」
後藤・保田・石川「やったー!」
市井「でもチケット3枚しかないんだよね・・・」
後藤(ほへ?)
保田(ニヤリ)
石川(・・・)「すみま・・・」
市井「うーん、圭ちゃんゴメン。今回は真希と利華ちゃんと行くわ。」
保田(グサッ・・・)
石川「保田さん!」
保田「・・・(拗)」
石川「あの・・・」
保田「・・・バッ(走り去る)」
石川「ドリカムのチケット、もう1枚手に入れました!」
保田「・・・(ニタァ〜)」
石川「うっ・・・」
保田「トークは、リズムが大事よ」
石川「はい。どんな感じなんでしょう?」
保田「タタタタ、タタタタ。これがずっと続く。やってみ」
石川「タタタタ、タタタタ、タタタタ…」
保田「で、決めゼリフはこう。
『ずばり、芸人に向いてないでしょう!』」
石川「(タタタタ…)えー、で、出来ません。」
保田「そんなんじゃ、私の後は継げないよ?」
石川「別に、継ぎたくなんか…」
保田「え?」
石川「いえ…なんでも。」
保田「……(殺)」
保田「次にシャッフルする時は誰と組みたい?」
石川「安倍さんか市井さんか後藤さんかな。勿論それと保田さん。」
保田(「それと」!?)
石川「保田さんインターネットとか興味ありますか?」
保田(ニタア〜)
石川「何ですか、そのVサインは?」
保田(ニタア〜)
石川「えっ、Vじゃない?2?・・・)
保田(ニタア〜)
保田「ちょっと石川、最近きれいになったんじゃない?」
石川「そんなことないっす」
保田「石川なによ、メイク変わったんじゃない?」
石川「や、別に前と同じっす」
保田「…それじゃ聞くけど石川、そのラブリングはなによ?」
石川「あ。……え。これはその…」
保田「あたしじゃあるまいし、自分で買っちゃったなんて言い訳は通用しないよ〜。……マネージャーとか、裕ちゃんにはバレないようにね。一応男女交際は禁止だから」
石川「圭ちゃん…ありがと」
保田「その代わり、恋の歌、もっと上手になれよ」
石川「うん」
保田「や〜石川、うまくなったね歌。表現力あるよ。やっぱり恋をすると女は変わるねえ」
石川「やだ圭ちゃん、聞こえるよ。やぐっつあんとかにバレたら困るし」
保田「冗談は抜きにして、うまく行ってんの?」
石川「…うん」
保田「やだ、顔に出てるよ幸せが!やってらんないねもう。歌もうまくなるしいいことずくめだね」
石川「圭ちゃんだって歌うまいじゃん!ってことは圭ちゃんにもカレがいるってことじゃないの?」
保田「ん〜あたしの場合は。才能かな」
市井「またドリカムのチケット、ゲットしたよ〜。今度はちゃんと4枚!あさって行く人手え挙げてえ!」
保田・後藤「は〜い」
石川「ん〜」
市井「あれ、石川どうしたの」
保田「……(あ、石川デートか)あれ、石川、あたしと約束あったっけ?」
石川「(圭ちゃん、サンキュー!!)あったじゃん、ほら…」
保田「石川、最近カレとどうよ?」
石川「ん〜。いまいちかも…」
保田「なに、どうした?」
石川「ん〜。わかんないけど、お互いなんか忙しいし…あんま会えなくて…うまくあたしの気持ち、伝わってるのかな、とか…」
保田「…石川、もっと積極的にいきな。気持ち伝えなきゃ。歌手なんだから」
石川「…うん…」
保田「元気出して。失恋の歌がうまくなるのは、まだまだ先でいいんだからさ」
保田「ちょっと石川、どこ行く?」
石川「圭ちゃんごめん、電話」
保田「電話って、本番まで時間ないよ。なんの電話」
石川「ごめん。圭ちゃん、お願い。いま話せないと、ひょっとしたら終わっちゃうの。お願い。3分でいいから」
保田「……5分あげる。裕ちゃんはなんとかするから。その代わり、5分たったら笑って帰ってきて。テレビ映るんだからね」
石川「……圭ちゃん…」
保田「……うん。どした?カレ、なんて言った?」
石川「……圭ちゃん…。おしまい。ダメだった」
保田「…ダメか…」
石川「……(号泣)」
保田「…石川。次のアルバム、失恋の曲、あるから。一緒に歌おう……」
石川「・・・(傷心)」
保田「・・・」
石川「・・・(涙)」
保田「・・・アイーン!」
石川「・・・(笑)」
(置手紙・・・「旅に出ます」保田)
石川「大変!みなさん、保田さんが!」
市井「ああ。そんなのしょっちゅうだから気にしないでいいよ」
後藤「そそ。ビスタチオ食べる?」
石川「どうしてみんなそんなに薄情なんですか!保田さんがいなかったら私・・・私」
保田「(物影にて)・・・ニヤリ」
石川「教育シーンが無くなって私のASAYANでの出番が減るじゃないですか!」
保田「(物影にて)・・・(号泣)」
市井「ん〜そっかなあ。でも圭ちゃんいなくなったらあたしかなっちが石川の教育係引き継ぐんじゃない?」
安倍「石川、よろしくだべさ。カツゲン飲むかい?」
後藤「なんか石川さん、市井ちゃんとかなっちと組んだほうが、前より出番増えそう」
石川「頑張ります。よろしくお願いしまっす!(歓喜)」
保田「(物陰にて)……(号泣)」
石川「あれぇ? 保田さん、そんな所でなにしてるんですか?」
保田「!」
矢口「もしかして、隠れてるつもりだったんですか?」
保田「……」
矢口「違いますよね? だって、壁から顔がはみ出してましたもの。」
保田「…っ(泣)」
保田「石川さん、メイク中?」
石川「はい。なかなか上手くいかなくて…、大変です。」
保田「じゃ、私、眉毛描いてあげる!」
石川「…いえ、いいです。」
保田「なんで? 私、上手いのに…眉毛描くの。」
石川「鏡、見てください。」
保田「鏡? 私と石川さんしか写ってないけど?」
矢口「ムダムダ石川ちゃん。だって圭ちゃん、自覚ないもん。キャハハ!」
石川「……」
石川「うたばんって石橋さんに
セクハラされるって聞いたんですけど・・・」
保田「大丈夫よ!私はされた事ないからね!」
石川「・・・」
石川「HEYHEYHEYに出て、
焼銀杏とか言われたらどうしよう…」
保田「大丈夫!私なんか3人でプッチモニで出た時でも
本名ですら呼ばれたことすらないんだから!」
石川「それってドキュン…」
保田「アイーン!」
石川「…。」
ASAYAN収録後
保田「石川さん、今日のトークのことなんだけど。」
石川「はい、なんですか。」
保田「岡村さんにパンツの色を聞かれたからって怒った顔しちゃダメ、
あんな顔したら場の雰囲気ぶち壊しよ、お客さんの前なんだからね!」
石川「はい、すいません。」
保田「それにあなたリアクションが薄いわよ、笑うところはもっと大げさに笑いなさい、
あんなんじゃOAだと全部矢口が写ってるわよ。」
石川「はい、すいません。」
保田「今日も圭織がボケたけどどうしてあなたあそこでつっこまなかったの、
毒舌キャラの私の下に付いてるのにつっこみの一つもできなくてどうするの、
もっと自分を出して前に出て行きなさい!」
石川「はい、すいません」
保田「あしたの『うたばん』の収録はしっかりやりなさいよ。」
ああ麗しきかな師弟愛
石川「保田さんペット好きなんですってね」
保田「そーだよ。よく知ってるね」
石川「どんなペット飼ってるんですか?」
保田「カメは死んだし」
石川「...ごめんなさい」
保田「ハムスターも死んだし」
石川「・・・え?」
保田「石川」
石川「はい?」
保田「今のペットの名前だよ(ニヤリ)」
石川「・・・(辞めよう)」
保田「・・・・・。」
石川「・・・・・。」
保田「・・・暗いね。」
石川「じゃ、電気つけましょう。」
保田「・・・明るくなったね。」
石川「そうですね。」
保田「・・・・・。」
石川「・・・・・。」
夏先生「ハイ、ワンツースリー。石川動き悪いよー。そんなんじゃやってけないぞ」
石川「すみません」
保田「・・・」
石川「ハァ。わたし向いてないのかなぁ?」
保田「たしかにやってけないね。あんなんじゃ」
矢口「・・・ちょっと圭ちゃん!それじゃあんまり...」
石川「グスン」
保田「あたしが言いたいのは、落ち込むヒマがあったら練習しろってこと。
じゃ、先帰るよ。あ、あと石川コレ(ポイ)」
石川「お、お疲れ様です(何?このメモ帳)」
矢口「圭ちゃん待ってよー。あ、石川もあんまり気にしないほうがいいよ。じゃあね」
石川「これ、私のダンスの観察メモ?すごい、細かいとこまでビッシリ!あぁ保田さん...」
(コンサートにて)
石川「・・・けほっ・・・」
保田「どうしたの?」
石川「保田さん・・・のどが・・・のどが苦しいです。
せっかくの(わたしメインの)曲が歌えそうにありません。」
保田「大丈夫よ石川さん。安心して。」
石川「えっ?」
保田「あなたのかわりにわたしが歌うから。」
石川「(保田さん、わたしのために・・・)ありがとうございます!」
保田「なにいってるの、何のためにあなたをここまで育ててきたと
思ってるの(ニタア〜)」
石川「・・・(涙)」
ああ麗しきかな師弟愛
保田「んっとねぇ、常に16。16を刻みながら唄うのよ」
石川「じゅうろく…ですか」
保田「そう16。そして、くもり空割って紙ひこうき飛ばしたのは19ね」
石川「…じゅうく…ですか」
保田「そう19。そして、私の人生暗かったのは15,16,17ね」
石川「…藤圭子ですか」
石川「保田さん」
保田「ん?」
石川「…ひとみちゃんがギャルの格好で来ちゃったんですけど」
保田「(苦笑)矢口の影響ね」
石川「…保田さん?」
保田「なに?」
石川「私も影響を受けたほうがいいんですか?……口元にホクロつけるとか」
保田「………右側はダメよ」
保田「……」
石川「保田さん、何やってるんですか?」
保田「おまじないよ。本番中アガりませんようにって。手の平に『人』
っていう字を3回書いて飲みこむの。ほら、こうやって…」
石川「……それ『入』ですね」
保田「……そうとも言うわね」
石川「どうしたんですか。へそで後藤さんにまで負けちゃうなんて」
保田「・・・・」
石川「ほんとに後藤さん並みとか思われちゃったら大変ですよ。」
保田「・・・」
石川「ほんとは頭がいいんだってところ見せて下さいよ。お願いです」
保田「・・・あんたには、まだわからなくていいのよ・・・そういうところ。」
石川「うっ・・」(涙)
石川「あ、保田さん、なんかマラソン大会に出られたそうで…お疲れ様でした」
保田「ありがと。あ、そうそう、お土産あるよ。ほら」
石川「ありがとうございます。……これって…?」
保田「うん、なんか美浜ってとこに行ったのね。それで地元のラーメン屋さん入ったら、おいしかったから、そこの割り箸の袋もって帰ってきた。住所とか書いてあるから、石川さんも今度行ってみなよ。おいしいよ」
石川「はい……」
石川「保田さん、プッチモニダイバーで後藤さんのことバカ呼ばわりしてますよね?分数が出来ないとか英語が1だとか」
保田「そそそ。あれが毒舌トークなのよ。教えたでしょ?」
石川「で、そのバカな後藤さんに、昨日へその暗記ゲームで負けたってことは、保田さんって、大バカ?」
保田「石川さんおぼえんの早い!やっぱ真面目に努力する子は違うわ。後藤にも見習えって言おう」
石川「……(ほんとに大バカ?)」
石川「♪ララララ〜」
保田「最後の音が半音ずれてたわよ、もう一回。」
石川「♪ララララ〜」
保田「ちょっとリズムがずれてたわよ、体でリズムを取りながら歌いなさい。
つんくさんに言われた所が直ってなかったわ、
今日はもう終わりだけど家に帰ったらもういっぺん復習しなさい。」
石川「・・・ふぅ」
市井「石川さん、元気ないじゃない、どうしたの?」
石川「あっ、市井さん、なんで保田さんは私にだけ厳しいんだろう、いくら教育係だからといっても・・・
私もしかしたら保田さんに嫌われてるんですか?」
市井「石川さん、これを見て。」
石川「これは保田さんの楽譜、すごい書き込みの量、
しかも自分のパートだけじゃなく私のパートまで・・・」
市井「昔ね、私と圭ちゃんと矢口の三人でタンポポのオーディションがあって、
そのときに、圭ちゃんは力を出せなくて矢口に負けちゃったの、
そしたら圭ちゃん、歌手になりたいからって言って高校まで辞めたのにこのままじゃいけないって、
もう喉が潰れそうなくらい毎日練習してたわ。
で、その結果みんなに認められて明日香が抜けた後のソロパートを歌うことになったの。」
石川「そんなことがあったんですか・・・」
市井「プッチモニでデビューするときも三人で納得できるものを作っていこうって言って、
私や後藤の足りないところを教えてくれたり、いろいろ話し合いもしたりしてさ、
そりゃ途中つらい時とかあったけど、圭ちゃんが妥協しなかったからいいものができたと思うんだ。」
市井「それにね石川さん、厳しく教えられてるってことはそれだけ才能を認められてるってことなのよ、
磨けば光るものがあるからこそ圭ちゃんも厳しいんだと思うわ、
だからレッスンがんばろっ、ねっ!」
石川(うなずく)
保田「石川さーん!あっ、いたいた、こんな時間までレッスンしたからお腹すいたねー
おいしいラーメン屋見つけたんだ、みんなで食べに行かない?」
石川「はい、行きます」
市井「私もお腹ペコペコだよー、早く行こっ!」
石川「保田さん」
保田「ん・・・」
石川「今日はレッスンありがとうございました!」
保田「明日もビシビシ行くわよ。」
石川「はいっ! がんばります!」
(久しぶりの)ああ麗しきかな師弟愛
石川「保田さん!私どうしてもうまく新曲が歌えないんです…一体どうすれば?…」
保田「娘。止めなさい。」
石川「・・・」
ああ、えげつない生存競争
石川「♪くっちびるにだけー、くっちびるにだけー」
保田「あんた、何歌ってるの?」
石川「いや、保田さん。今度タンポポがCD出すみたいで、その際に1人
増員されるみたいなんですよ。だから、ぜひタンポポに入りたいと思って、
その練習を・・・。」
保田「あん、石川?タンポポだと?」
石川「え!?」
保田「あんな、落ち目集団のどこがいいんだ。プッチモニの足元にも及ばない
ダメユニットのくせに。いいか、石川!」
石川「は、はい・・」
保田「今度、タンポポに入りたいと思ったら、ただじゃすまさないよ。
分かったな、石川!」
石川「わ、わかりました・・・(タンポポに落ちたのをいまだに根に持ってるなんて、
すごい執着心だ、保田さん。)」
保田「よし、石川は消えたと。吉澤を消したら、タンポポは私に決まったと同然。
圭織・矢口、もうすぐ仲間よ。えへへ。」
石川「え!?」
石川「・・・」
保田「・・・」
石川「・・・そろそろ本番ですかね」
保田「・・・そうね」
石川「・・・」
保田「・・・」
石川「じゃ、行きますか」
保田「うん」
石川「よいしょっと」
保田「どっこいしょっと」
テレビ収録後の楽屋にて
石川「保田さん……。」
保田「ん…… 何?」
石川「私達今日もしゃべれませんでしたね……。」
保田「しゃべれなかったね……。」
石川「………。」
保田「………。」
保田「やっぱり誰にも見られてないのね」
石川「そんなこと無いと・・・無いと思いますけど・・・」
保田「見てないのよ。認めなさい」
石川「うっ・・・(嗚咽)」
保田「(まあ私は慣れてるんだけどね)」
保田「石川さん、私にキレたって本当なの?」
石川「そんなことないですよ。」
保田「私のこと好き?」
石川「はい。」
保田「じゃあ、友情の証に一緒にプリクラ撮ろうよ。」
石川(うう…、保田さん顔が大きいから二人だとフレームに入りきらない……)
保田弟「うぅ、出る!・・・」
加護「ふぅ・・・姉も駄目なら、弟もダメダメね。ぷぷぷ」
保田弟「ねえちゃーん(泣)」
加護「けっ、何て鬱陶しい姉弟だ・・・」(蹴り!)
石川「(保田さん・・・)」
保田「ねえ石川さん、今日あたしんちでビデオ見ない?」
石川「わあいいですねえ。なんのビデオですか?」
保田「ガメラ」
石川「…はい」
保田「あたしね、ガメラ大好きなの。新しい3部作だけじゃなくて古いやつもビデオ集めてんの。
ガメラいいよねえ。子供の味方なんだよねもともと」
石川「…はい」
石川「(遅いなあ・・・保田さん・・・)」
背後から忍び寄る保田
保田「ばぁ!」
石川「ひぃーーーーーーーーーーーーーーーーいぃぃぃぃ」(失禁失神)
保田「・・・」
保田「おい、石川!どしたの?」(ぺちぺち)
石川「・・・」
保田「(パンツ脱がしてマジファンに売ろう・・・)」
保田「明日は初めてのコンサートね、石川さん、緊張してる?」
石川「わはははは、へのつっぱりはいらんですよ。」
保田(言葉の意味はよく分からんが、とにかくすごい自信だ。)
市井 脱退するって。
5月で・・
保田「うぅ・・・」
石川「保田さん・・・」
保田「さやか・・・」
テレビの音声「石川戻ってこーい。(叫)」
保田「・・・(泣)」
石川「保田さん、今私を呼んで泣いてませんでした。」
保田「グスン(泣)。振り返れば奴がいるの最終回見てたの。」
石川「・・・」
保田「紗耶香も戻ってこーい(泣)」
保田「くくく、これで私の次期リーダーは決定的!がははは…」
石川「・・・」
保田「はははは… 胃が痛ぁい… 助けてよ、私を一人にしないで、さやかぁ(泣)」
石川「(泣泣泣)」
保田「・・・(泣)」
石川「・・・」
保田「・・・(涙)」
石川「・・・」
保田「・・・(嗚咽)」
石川「・・・がちょ〜ん」
保田「・・・(号泣)」
石川「・・・(号泣)」
保田「今夜は飲もうか(涙目)」
後藤「きゅ〜ん(涙目)」
飯田「○△×△%#!(涙目)」
石川「(みんな辛いのね・・・)」
保田「(暗いなぁみんな、そうだ!)日本の未来は、WOW・・・」
後藤「圭ちゃんやめなよ。」
矢口「圭ちゃん?・・・」
中澤「圭も寂しいんだって。」
石川「保田やめろ!!!」
保田「・・・うっ!はっ!・・・うっ!はっ!・・・」
石川「(保田が壊れた!?)」
保田「・・・アイーン・・・アイーン・・・」
石川「飯田さん、大変です!保田さ・・・」
飯田「・・・アイヤイヤー・・・アイヤイヤー・・・」
石川「(Fuck you!)」
石川「なんかびっくりで、どうにもこうにも」
保田「初めてだからね。でも娘。である以上は慣れないとね」
石川「そういうものですか」
保田「私とかだって、いついなくなるか、わかんないよ」(笑顔)
石川「・・・」
保田「あ、冗談だって」
石川「なんだ、冗談なんですか」
石川「市井さん、辞めちゃうんですね…」
保田「……。」
石川「……。」
保田「石川さん、千葉に引っ越してくれない?」
石川「えっ…」
保田「『乙女の心理学』を歌い継ぐのはあなたしかいないわ。
唯一、私がメインの曲なんだから絶対になくさないわ。」
石川(ものすごい執念)
保田「お願いよ、石川さん。ね、引っ越して」
石川「だってまだ高校生だし、ちょっと急過ぎです」
保田「・・・」
石川(なんて人だ)
保田「じゃ、いいよ」
石川(安堵)
保田「私が引っ越すから、歌詞替えて行こう」
石川(こ、怖い・・・)
石川「市井さん、辞めちゃうんですね・・・」
保田「・・・。」
石川「・・・。」
保田「石川さん、名字変えてくれない?
石川「えっ・・・」
保田「市川に変えてくれれば、みんな千葉県だと思うし
市井と市川で、ファンにだって見分けがつかなくなるわ。」
石川(そんなこと言ったら市井さんファンに氏ねと・・・)
保田「石川さん、別に紗耶香がやめるからって、意識しなくていいからね、紗耶香の穴を埋めようとか、思わなくていいからね」
石川「はい。意識しないようにします」
保田「剣道習おうとか、千葉に引っ越そうとか、アニメや飛行機に詳しくなろうとか、全然しなくていいからね」
石川「…はい」
保田「母さんキャラにならなくてもいいし、後藤の面倒見る必要なんかないし、
それに、クレヨンしんちゃんの物真似するひつようなんか、これっぽっちもないんだからね。
…でもやりたかったら、やってみてもいいけど…」
石川「…はい(それって、やれって言ってるようなもんじゃ…)」
保田「石川さん、…紗耶香が辞めるからって、なにも特別なことはしなくていいけど、でも一つだけ約束してくれる?」
石川「はい。なんですか?」
保田「……なにがあっても辞めないで。もう誰かが辞めるのは…いや(号泣)」
石川「……はい(号泣)」
保田「石川さん、ラジオ出ない?」
石川「ラジオ・・・ ですか?」
保田「そう、今後藤と二人でやってるからさ、もう一人欲しいの、お願い!」
後藤「さ〜、こういうわけで始まりました今夜のプッチモニダイバー、
皆さんお元気ですか?後藤真希で〜す。」
保田「こんばんわ〜、みんなCD買ってくれた〜、保田圭で〜す。」
石川「………石川梨華です。」
一同「………。」
保田「……葉書、読もうか。」
石川「市井さん、辞めちゃうんですね・・・」
保田「・・・。」
石川「・・・。」
保田「石川さん、紗耶香の後のかあさんキャラ狙いましょ。」
石川「えっ・・・」
保田「今から高島屋に買い物にいくわよ。もちろん新宿じゃなくて日本橋のね」
石川(本当は109で買い物したかったのに・・・)
石川「どうして市井さんが・・・。」
保田「紗耶香の決めたことだから・・・何も言えなかったよ。」
石川「何故なんですか!ずっと同じ夢を追いかけてきたんでしょ!」
保田「・・・梨華、人は結局一人なんだよ・・・。」
石川「そんなんじゃ納得できません!」
保田「じゃぁ何?あたしが不甲斐ないからとでも言いたいの?」
石川「・・そんなつもりじゃ・・・。」
保田「ただあたしたちは応援する事しか出来ないんだよ。
紗耶香をこれ以上縛りたくないから・・・。
もう・・・これ以上・・・言わせないでよ・・・。」
石川「・・・ごめんなさい・・・。」
石川「保田さん、『お願いモーニング』すごい評判いいですよ、
『保田さんがいつもより可愛い』、『保田さんがいつもより面白い』
ってみんな言ってますよ。」
保田「『いつもより』は余計よ・・・、
石川さん、あなたもそのうち出ることになるんだから勉強しときなさい。」
石川「『う〜ん、あなたは芸能人に向いてません』とか
『儲からなくてもいいのなら音楽活動をしてもいいんじゃないですか』って、
ゲストに毒舌トークできなきゃダメってことですか?」
保田「そうじゃなくて全身タイツで街を歩けるようにならなきゃダメってことよ。」
石川「ま、まさか・・・」
保田「新人はどの世界も厳しいのよ。」
石川「・・・(涙)」
石川「保田さん、このタイツに私達の顔ないんですけど……」
保田「……貼ってほしい? アイロンプリントですぐできるわよ?」
石川「いえ……」
保田「……」
石川「……」
石川「保田さん、このタイツに市……(ハッ)」
保田「……(号泣)」
石川(保田さんがさっきから鏡に向かって何かやってる、様子を見てみよう。)
保田「VTR、お願い!」
石川「うっ・・・(引く)」
石川「きょうのちょこっとラブで、市井さんの肩を抱いていましたね」
保田「・・・・」
石川「やっぱり市井さんのことを・・」
保田「・・・・」
石川「あっ!ごめんなさい」
保田(ニタ〜)
石川(やっぱり、この人・・・)
石川「保田さん、今日のコンサートで歌の途中で市井さんに『いつまでも仲間だぞ!』
って言ったのを見て感激しました!」
保田「ああ、あれね。ほら、私と紗耶香って同期でユニットも一緒にやったしさ。
今までのこととか、歌ってる途中に思い出してね、つい言っちゃったんだ。」
石川「普段もそのくらい気の利いたことが言えれば、
もっと扱いがよくなると思うんですけどね。」
保田「やっぱり、そう思う・・・。」
石川「・・・。」
石川「市井さん、辞めてからどうするんでしょうね?」
保田「音楽の勉強をするために留学すると思うわ」
石川「どこの国に留学するか知ってます?」
保田「イギリスかアメリカか・・・ 英語を話す国だと思うわ。
紗耶香は英語を勉強したがってたし・・・。」
石川「でも留学も大変ですよね、言葉もわからないのに遠い国に行って勉強するんですから。
そう思いません? 保田さん。」
保田「ん〜、そうね〜。でも私が英語を少し教えたからやっていけるはずよ。」
石川「保田さんって英語話せるんですか、少し話してくださいよ。」
保田「ポテトエスツープリーズ、サンキュー。」
石川「・・・。」
石川「そういえば保田さんの愛読書って金田一少年の事件簿(英語版)」
でしたよね?」
保田「ええ、そうよ」
石川「……やっぱり保田さんも、海外に留学したいとか思ってます?」
保田「うーん、まぁね、やっぱ夢よね」
石川「……」
保田「あっ、今じゃなくて、まだ先の話なんだけど」
石川「……」
保田「……」
石川「……」
保田「……誰にも内緒よ?」
石川「コーチ、もうできません。限界です」
保田「いいか、岡。ここでくじけたら、お前のテニス人生も終わりだ。
ほらあと素振り100本を3セット!」
石川「コーチ……あたし、テニスはもう……」
保田「岡……エースをねらえ……」
石川「……てゆうか、岡って誰ですか?」
保田「……」
石川「……歌のレッスン続けてもいいですか?」
保田「どうぞ」
市井「うぃーっす。元気でやってる? 圭ちゃんの教育はどう?」
石川「感謝してます。あまりわかりやすくはないんですけど、丁寧
で根気よく教えてくれるから着実に自分がステップアップしてる
のが分かります」
市井「そう……、あたしがいなくなっても石川が」
石川「そんなこと言うぐらいなら市井さん自身が」
飯田「あっ、ちょーど良かった。梨華にお願いがある…」
石川「えっ、あっ、はい、あたしにできることなら」
飯田「これを着てほしいんだけど」
市井「……?。あたしのジャージ?」
石川「……着てもいい、ですか?」
市井「(デサントの同じ色のやつ……)……どうぞ」
石川「着ました……」
飯田「髪もオールバックにして欲しい…」
石川「……(スゴくヤな予感)……してもいいですか?(ダメって言ってください)」
市井「え、うん。どうぞ」
石川「……(泣)」
保田「これから梨華は、あたしと歌のレッスンがあるから。二人ともバイバイ」
飯田「あっ…」
市井「レッスン頑張ってね〜」
石川「……(ありがとうございます保田さん)」
保田「……(圭織も気付いていたなんて侮れないわね)」
飯田「かーさん!ねぇ、かーさん!」
石川「えっ?」
後藤「あ、市井ちゃん・・・」
石川「うぅぅ・・・」
保田「みんな、何言ってんのよ。しっかりしなさいよ!」
石川「・・・(さすが、保田さん。じーん)」
保田「じゃ、レッスン行きましょ。オーナー」
石川「・・・」
石川「保田さん……あたしそんなに市井さんに似てますか?」
保田「……」
石川「……保田さん?」
保田「あ、そうね、似てないわね。似てないわ……ぜんぜん……」
石川「ですよね。あー、なんかちょっとホッとしました」
保田「……喋らなかれば完璧なんだけどね(ぼそっ)」
石川「えっ?」
保田「そろそろトークの練習もしなくっちゃ」
石川「そうですね」
保田「紗耶香はクレヨンしんちゃん、なっちはおぼっちゃまくんという
持ち芸があったけど、あなたは何ができるのかしら?」
石川「えっ、えっと……市井さんのモノマネ、とか……」
保田「……」
石川「……あっ、やっぱダメですよね。あの、あとベティちゃんなら
できますよ。結構似てると思うんですよね、ホラ、ププッピドゥ」
保田「わぁっ、似てる似てる(……あたしのバカ。どうして市井のモ
ノマネをやってって言えなかったのかしら……)」
石川「でしょでしょ(あの反応のニブい保田さんがこんなに素早く…
…ちょっとは似てたのかな? これからはベティちゃんを持ちネタ
にしよう……)」
石川「保田さん、今回の『ハローモーニング』ゲストの早見さんに
『二度目まして』って挨拶をしたり、『恋のダンスサイト』の
『♪アイアイア〜』の所はいい香りを嗅いだときの表情で踊るってことを
教えたり大活躍でしたね。」
保田「まあね、春からバラエティーの仕事も増えたしどんどん明るい面を
出していかなきゃだめってこと。
いつまでも暗い保田圭じゃいられないわよっ!。
石川さんもトークはどんどん盗んで覚えなきゃだめよ。」
石川「これで前に赤ちゃん抱こうとしたら無視された借りは返せましたね。」
保田「・・・そのことには触れないでちょうだい。」
石川「・・・はい。」
保田「石川、最近良くがんばってるよね」
石川「ありがとうございます!」
保田「そんな石川に今日はプレゼントがあるんだ(ゴソゴソ)」
石川「これは・・・砂時計???」
保田「うん」
石川「そっか!これで時間を決めて歌とダンスの自主練習するんですね」
保田「いや、カップラーメン作るときの3分計測用だよ」
石川「で、でも...」
保田「ダメダメ、フィーリングでやってるうちはまだシロウトだよ。
うちらプロじゃん。失敗は許されないよ。あと、お湯の温度にも注意」
石川「・・・(つんくさん、タスケテ)」
石川「あのぉ保田さん・・・『にちゃんねる』って知ってます?」
保田「ハァ?『にちゃんねる』?」
石川「いや、何でもないです。あまり知らないほうがいいかも...」
保田「知らないわけないじゃん。尿道スレたてたのあたしだし、キリ番も
30回以上取ってるし、毎日朝AGEてるし、コピペ荒しが来るとsageてるし、
あ!嵐は好きなんだけどね!、それから・・・(15分続く)」
石川「・・・(この人、強い)」
保田「次の仕事は写真撮影ね。」
石川「私、写真映りが悪いってよく言われるんですけど
なにか写真映りをよくするコツってあるんですか?」
保田「自然なスマイルで写るのが大事ね。」
石川「スマイルが大事なんですか?」
保田「石川さん、ちょっとやってみて。」
石川「はい、こうですか?」
保田「もっと全体的に顔の力を抜いて、そう前歯は半分しか見せない!
これで少しはましになったはずよ。」
石川「ありがとうございます、やっぱりプロってスマイル1つ取っても
研究しなけりゃいけないような厳しい世界なんですね。」
保田「大丈夫よ、私ずっとマックのマニュアルに書いてある通りのスマイルで
やってこれたんだから。」
石川「・・・・・・バイトの経験が役に立ってよかったですね。」
保田「リカちゃん、声はね、お腹から出すのよ」
石川「はい」
保田「ちゃんと腹式呼吸を心がけていたら、声をつぶす事もないから」
石川「はい」
保田「じゃあいくわね。こうしてお腹に手を当てて…」
石川「はい」
保田「腹筋を意識しながら…」
石川「はい」
保田「っめでた っめでたぁぁ〜のぉ〜」
石川「はいはい」
保田「…ねぇ?」
石川「…はい?」
保田「……」
石川「…?」
保田「…やっぱいいや…」
石川「はい…」
石川「保田さん、ちょっと相談が・・・」
保田「ん、なに」
石川「『へそブタ』って本当に10個貰ったら海外に行けるんですか?」
保田「無理かもしれない・・・」
石川(やっぱり・・・)
保田「発声練習をするわ。はい、あ〜〜〜」
石川「あ〜〜〜〜〜〜……あっ、保田さん、急に耳を押さえてどうしたんです?」
保田「……ちょっと、超音波が……」
保田「ちょっとさ、大きく口を開けてみて?」
石川「おーごこお?」(こうですか?)
保田「そのまま、そのまま」
石川「がーがごごごがぎが」(ちょ、ちょっとなにするんですか)
保田「う〜ん」
石川「はぁはぁ」
保田(どこから、そんな声が出るんだ?わからん)
石川(こ、怖いよ〜)
保田「うふふふふふふ」
石川「・・・?」
保田「梨華ちゃん。ちょっと目を瞑ってて♪」
石川「はい。」
保田「うふふふふふ」
石川「・・・(どきどき)」
石川「……」
保田「……」
石川「……(どうしたんだろう?)」
保田「……」
石川「……(目をあけてみよう……あっ、寝てる……っ!)」
石川「……(疲れてたんだ……起こさずそっとしておこう)」
保田「……zzz」
つんく「……どうした? 保田だけ来てないのか?」
石川「……(どうしたのかしら保田さん)」
保田「すみません遅くなりました。あの、気が付いたらなぜか博多にいて……っ」
石川「……(東京駅で折り返したんだ!)」
石川「・・・ふぅ、やっと今日のレッスンが終わりましたね。」
保田「私はまだ練習するから帰りたかったら先に帰って。」
石川「保田さん、市井さんが辞めてから無理しすぎですよ、
少しは体を休めたほうが・・・」
保田「私に休んでる暇はないわ、紗耶香との約束があるんだから。」
石川「約束・・・」
保田「そう、紗耶香はソロでビッグになる、
私はモーニングに残ってモーニングをビッグにするって。」
石川「そんなことを約束してたんですか・・・」
保田「それでいつの日か2人で千葉で一番大きい会場 −千葉マリンスタジアム−
に立とうって。」
石川「試球式にでも出るんですか?」
保田「そうそう、今から肩を作っておかないと間に合わないからね〜
キャッチャーまでノーバウンドで届かないと恥ずかしいしさ〜。
・・・って何でやねん!」
ラーメン屋にて
保田「石川さん、そろそろこの仕事にも慣れた?」
石川「はい、おかげさまで。」
保田「この仕事もやってみると大変でびっくりしたでしょ?」
石川「そうですね、ダンスレッスンとかボイスレッスンが厳しくて。」
保田「そうね、私達はプロだし、少しでもいいものを
提供しなきゃいけないから厳しいのは仕方がないわね。」
店のおやじ「へい、ラーメン2丁お待ち!」
保田「さ、ラーメン来たし食べようか?」
保田・石川「いただきま〜す。」
保田「石川さん!」
石川「どうしたんですか?」
保田「今あなたスープを飲む前にこしょうを入れたでしょ、
こしょうはスープを飲んでから少しずつ入れなさい、
じゃなきゃスープの味が台無しじゃない、んもぅ、バカッ!」
石川(保田さんってラーメンに関してもプロなのね。
石川「保田さ〜ん」
保田「ん? なに?」
石川「あっちでみなさんが野球拳やられてますけど」
保田「あ、さっき誘われたよ」
石川「あれ? 保田さんは野球拳に参加しないんですか?」
保田「あたしゃ、女の安売りはしないよ」
石川「(か、かっこいい…)そ、そうですよね」
保田「1回誘われたくらいじゃね。 せめて後一押し、もう1回声かけられないと」
石川「…え?(そっちの意味?)」
石川「保田さん、あの、モーニング娘。ていつもこんなハードなことやってるんですか?」
保田「当然よ」
石川「でも、保田さんの作った自主練習メニュー…とてもこなせそうにありません」
保田「ばかっ、紗耶香ならこのぐらいへのかっぱだったわよ!」
石川「市井さんが……わかりました。頑張ります」
ひらりとこぼれる練習メニュー。
飯田「……ん? 毎日ジョギング20km、腕立て2000回、腹筋3000回、
背筋1000回、ヒンズースクワット…ちょ、ちょお圭ちゃ…」
保田「部外者は黙ってて」
飯田「うん……(10回じゃ少なすぎたんだぁ……)」
飯田「んーまた間違った」
辻 「こっこの音程むっつかしーんですよー」
飯田「そうねーじゃ」
辻 「ハイ、10回くり返しですね」
飯田「今日は1000回いってみよっか」
辻 「えっ?!」
石川「保田さん、最近私の家の回りに変な人がいて怖いんです。」
保田「ストーカーね、こういう仕事やってるとそういう人が出てくるから気をつけなさい。」
石川「保田さんは何か対策でも立ててるんですか?」
保田「そうね〜、対策って言うほどのものでもないけど護身術をやってるわ。」
石川「へ〜、どんなのをやってるんですか、見せてくださいよ。」
保田「じゃあ行くわよ。
時にはキック!時にはパンチ!パンツが見えても気にするな!」
石川「・・・ミニスカポリスですか。」
保田「娘。のなかでもセクシー担当の私がやるとハマるでしょ?」
石川「・・・早く殉職してください。」
保田「さ、石川も来週から『お願いモーニング』出演ね」
石川「いまから、緊張してます〜」
保田「大丈夫よ、そうね、じゃ、『お願い!』の練習してみようか」
石川「えっ〜」
保田「3,2,1。きゅ!」
石川「お願い!」
保田(か、かわいすぎる)
石川「やっぱり自信ありません……保田さん、お手本お願いします」
保田「いいわよ。じゃあこの台詞を読んで」
石川「さん、に、いち。きゅ!」
保田「おねがい! あ、ここ平仮名で言うのポイントね」
石川「ハイ!」
遠くで倒れた吉澤と矢口。
吉澤「いま遠くからなにか強いプレッシャーが……」
矢口「まだ伏せてろ。第二弾が飛んでくるかもしれないぞ」
石川「保田さん……なんで先週のASAYAN、「新人に襲いかかる試練」って
書いてあるのに放映されなかったんですか?」
保田「いろいろと大人の事情があるのよ」
石川「大人の」
保田「私はまだ未成年だから知らないんだけどね」
石川「……」
保田「……」
石川「……」
石川「保田さん……なんで今週のハローモーニング、
「新人に襲いかかる試練」っていう番組内容なんですか?」
保田「いろいろと事情があるのよ」
石川「大人の事情じゃない事情が」
保田「私は部外者だから知らないんだけどね」
石川「……」
保田「……」
石川「……」
石川「保田さん……中澤さんトーク面白いのに、なんでラジオはあんなに盛り上がらないんですか?」
保田「関西人が一番嫌うのはツッコミのいない一人ボケなの」
石川「一人ボケ」
保田「自分一人でボケ切れない関西人は、ひたすら自己ツッコミを繰り返して自滅してくわ」
石川「自滅」
保田「よし。じゃあ今日のレッスンは一人ボケ、いってみよっか」
石川「……」
保田「……」
石川「……」
保田「言っとくけど一人でボケーっとすることじゃないわよ」
石川「あ」
保田「あなた生命保険入ってる?」
石川「いえ、まだですけど。」
保田「いい保険屋さん、紹介しようか?」
石川「……」
保田「あたしね、ペットキラーって呼ばれてるの。」
石川「……」
保田「石川さん、今日のハロモニでの質問なかなか良かったよ」
石川「…でも、その質問の答えカットされちゃってましたよ。」
保田「………これで、無視されることの辛さを知るのよ」
石川「………(手を上げて指名されなかったの、まだ根に持ってるんですね)」
保田「……」
石川「……」
保田「じゃあ、張り切って手を上げる練習いってみようか!」
石川「は、はいっ!(…なんのために?)」
(だいぶ久しぶりの)ああ麗しきかな師弟愛
石川「保田さん、どうして今日のハローモーニングは普通の内容だったのに、
TV欄の番組説明が新人に降りかかる試練になってるんですか?」
保田「梨華……あなたにとって今日の仕事がどういう仕事かわかる?」
石川「初めて放映されるTV番組ですよね」
保田「そう。あなたたちにとってこの番組で「いらねー」「役立たねー」「うざいー」って視聴者に思われるかどうかが決まるのよ」
石川「……「いらねー」「役立たねー」「うざいー」以外の感想は貰えないんですか」
保田「あたしの経験上まず無理ね」
石川「そんな……」
保田「いい? 貴女はいかに視聴者の反感を買わないようにするかだけを考えなくちゃいけないわ」
石川「はい」
保田「ツッコむときはツッコむ。このタイミングを見誤るとなっちや圭織のようになるわ」
石川「…は、はい」
保田「やりすぎないことも大事よ。わかる? ひとつのネタに固執したらダメ」
石川「はい」
保田「それから……」
保田の綿密なデータに従って、石川の予習は完璧だったとさ。ああ麗しきかな師弟愛…
石川「……ところで試練のほうは……」
保田「今にわかるわ。今に……」
石川「……保田さん……ハローモーニングの収録が終わりました……」
保田「そのようね」
石川「……試練のほうは……」
保田「今日のレッスン内容を思い出してみなさい」
石川「ケーキを食べて……戸田さんの後ろで4人で踊って……」
保田「今日の梨華のデキはまあまあだったわ。もうちょっと気負わずにツッコめるようになるとなおいいわね」
石川「ありがとうございます」
保田「でも、鈴音の後ろのダンスはいまひとつだったわ。もうちょっとフリは大きくなさい。
隣りの吉澤さんのフリが充分だっただけに見劣りがするわ」
石川「がんばります」
保田「本当の試練はこれからよ。頑張りなさい」
石川「ハイッ(……つまり、今日のは試練じゃなかったってこと……?)」
安倍「最近一時追加組が態度カイデーでねーべか?」
中澤「うーん、わかんねー」
安倍「紗耶香や矢口はまだしも最近保田まで態度カイデーだべ。一度しめてやるっしょ」
机の下の石川「(・・・保田さんに知らせなきゃ!!)」
床下の飯田「(大変!石川さんが圭ちゃんに知らせようとしてる!)」
床下の辻「(…それ以前になんで床下にいるんですか?)」
地面の下の吉澤「(大変! 石川がアブない!)」
地面の下の矢口「(…それ以前にここまでするかオイラたち)」
地面の下の吉澤「(てゆうか動けません)」
地面の下の矢口「(てゆうか生き埋め?)」
海の中の市井「こーいうの水面下の戦いって言うのかなぁ」
海の中の後藤「きゅーん。きゅきゅっ(市井ちゃんと一緒ならどこでもいいな(はぁと))」
地面の下の吉澤「(…ネタを仕込むって大変なんですね…)」
地面の下の矢口「(…それ以前にスレ間違えてないかオイラたち…)」
石川「保田さ〜ん」
保田「ん?どうしたの?」
石川「大変です」
保田「え、なになに?」
石川「私たち、影薄いです。このスレでも」
保田「・・・」
石川「・・・」
そのころの飯田&辻
辻「……ゆかからでれません〜っ」
飯田「10回やってみよ。10回」
石川「このスレでまで飯田さんが暴走しそうなんですが」
保田「……(しょうがないか)」
辻「ひいひい、やっと床からでられまし…ひぎゃっ!」
飯田「どうしたの?」
保田「あら、なんか踏んだかもね」
石川「ガムじゃないですか?靴のウラ見たほうがいいですよ」
辻「……」
飯田「10回笑おう。それできっと気分も晴れるよ」
保田「うっ、うっ・・・ぐすっ。」
石川「どうしたんですか、保田さん。」
保田「『ビューティフルライフ』のビデオを見てたら悲しくなって、
毎週見てたんだけど・・・ やっぱり悲しいわね、このドラマ。」
石川「保田さん! 毎週見てたって・・・
日曜9時はもっと他に見なきゃいけない番組があるじゃないですか。」
保田「あ〜、わかってるわよ、そっちの方はちゃんとビデオに撮ってあとで見てるわよ。」
石川「そうですよね、まさか保田さん見てないのかな〜、と思って心配しました。」
保田「も〜、ちゃんと見てるわよ、『あるある大辞典』でしょ
私達も芸能人なんだから美容には人一倍気を使わなきゃね。
石川さんヨーグルト毎日食べてる? 食べてないの? 毎日食べた方がいいわよ。
ヨーグルトの中のビフィズス菌が美容にいいんだって。
最近ね、そのせいか肌がすべすべになってね、メイクのシマさんにも
『圭ちゃん、最近お肌がきれいになったね。』って言われたんだから。」
石川「・・・・・・。」
石川「ビューティフルライフ撮りながら、あるある大辞典もビデオに撮ってるんですね」
保田「……(いやなツッコミするようになったわね……)」
保田「ぐりぐり」
石川「痛い!保田さん、何するんですか!」
保田「これはどういうことだ!ぐりぐり」
http://morningmusume.dreamnet.ne.jp/profile/ishikawa.html
石川「多いってゆうのは別に保田さんのことじゃ・・・」
保田「・・・ぐりぐり」
石川「うう・・・(涙)」
貴理子「今日はね、みんなにケーキを食べてそのレポートをして欲しいの、
これも表現力を磨く練習だと思ってね。」
「じゃあ、次は吉澤さんやってみて。」
吉澤「はい!」
貴理子「ほ〜ら、見て!このケーキ、ねずみさんの形しててかわいい〜
このケーキさ〜、フォークで切るのはかわいそうだから一口で食べよう。」
吉澤「はい、いただきま〜す。」
「あ〜ん んが んんん〜」
一同(吉澤さんかわいい〜)
保田(しめしめ、これは使えるわね。)
(後日、へその収録中)
平家「今日のゲームはゆで卵早むきグランプリ〜」
一同「いえ〜い」
平家「このゲームはですねー、ゆで卵のからをむいてですね〜、
一口食べるまでの時間を競います。」
平家「さて次に挑戦するのは、保田圭ちゃん!」
保田「は〜い、がんばりま〜す。」
平家「それでは、よーい、スタート!
おっ、順調ですね〜、あっ、今むき終わりましたよ。」
保田(ここからが私の見せ場よ!)
平家「お〜っと圭ちゃん、一口でいった〜」
保田「あ〜ん んが んんん〜」
一同(うっ、なんかウミガメの産卵みたいだな)
石川(保田さん・・・)
(番外)
平家「さて、次はなっち!よーいスタート」
安倍「もぐもぐ・・・」
平家「あー!殻ごと食べちゃだめだって!」
石川「(野獣みたいな人だ・・・・)」
保田「負けるもんか」
保田「何時の間にかだいぶ下がっちゃったわね」
石川「矢口・吉澤ペアとは違いますね・・・」
保田「・・・・・・」
石川「(やばっ)こーいうときにはどうしたらいいんでしょう?」
保田「そうね、何かネタが必要ね」
石川「それじゃ、この前のへそのゆで卵早剥きGPのことでもどうですか?」
保田「そうね、それで行きましょう」
石川「(では)最後に逆転勝ちしましたよね〜」
保田「そうそう!」
石川「吉澤が・・・あっ」
保田「・・・・・・・・・」
石川「でも、飯田&辻スレには投稿数勝ってますよね」
保田「……それがなにか?」
石川「……いえ」
保田「……」
石川「……」
保田「ねえ石川さん、CDデータのアンケートで、「記憶力が無い」のが弱点だって答えてたでしょ」
石川「あ、ごめんなさい。でも努力して歌詞とかちゃんと覚えますから…」
保田「なんだ、自分の答えたことちゃんと覚えてるじゃん。てっきり忘れてると思ったのに。記憶力あるよ」
石川「……」
保田「ねえ石川さん。CDデータのコメントで先輩達はTVで見るより可愛いって言ってたよね。」
石川「あ、はい。」
保田「TVで見る保田圭はどうなの?」
石川「……」
石川「保田さん! 私たちもピンチランナーに出演することになったんですよ」
保田「あ、そうなの?」
石川「はい、なんか女子高生役みたいです」
保田「で、走るの?」
石川「あ、いえ、もう駅伝は終わっちゃってるんで…」
保田「じゃあ、アンタら新メンバーでどっかの市民マラソンに参加してきなさい」
石川「え?」
保田「そのあと4人だけで恋ダン歌ってごらんなさい。 いい修行になるわよ」
石川「……」
石川「やります」
保田「……」
石川「……」
保田「……」
石川「……冗談だったんですか?」
保田「……」
保田「石川、ちょっと…」
石川「はい、なんですか?」
保田「こないだのラジオの事だけど」
石川「しんどる…ですか」
保田「どうしてもっと、逆サイドさんに突っ込んで行かなかったの? ワタ
シならアソコで、もっとトークに食いついていったと思うわ。だって、
逆サイドさんは、ああいうキャラだから、もっと乗っていってあげな
いと、トークの面白さが引き立た…」
石川「(…逆サイドって、もしかして…)」
保田「石川さん、ラジオどうだった?」
石川「生放送だったし、周りで人がたくさん見ていたからすごい緊張しました。」
保田「それで、どんなこと話したの?」
石川「自己紹介と近況と、あとひとみちゃんのする変な顔が面白いことですね。」
保田「石川さん、あなた吉澤さんに負けてるじゃない! もっと前に出て行かなきゃ。
練習していけば吉澤さんなんてすぐに抜けるから、一緒に頑張りましょ。」
石川「はい、がんばります。」
保田「変な顔だったら私が教えてあげるわ じゃあ、行くわよ! アイ〜ン」
石川「アイ〜ン」
保田「違う! もっと顔を前に出して!」
石川「アイ〜ン」(ラジオに出るのにこんなこと練習しても意味ないんじゃ・・・)
保田「石川さん! なにボーッとしてるの、もう一回いくわよ!」
石川「あ、はい アイ〜ン」
保田「よし、ようやく形になってきたわね。」
石川「あの〜、保田さん、変な顔より前に出て行くトークを教えて欲しいんですけど」
保田「・・・」
石川「・・・」
石川「たいへんです!」
保田「どうした、石川」
石川「私、みんなの関心を集めてるみたいなんです。どうしましょう!」
http://teri.2ch.net/2ch/test/read.cgi?bbs=morning&key=958209140&ls=50
保田「……」
石川「日記は付けたほうがいいんでしょうか? どうしましょう?」
保田「……」
石川「……」
保田「……」
保田「日記とは随分キャラが違うのね」
石川「世渡り上手なもので」
保田「……」
石川「……」
保田「板が飛んだらしいわよ」
石川「ほんとうですか」
保田「スタジオライブの私を見て、みんな一斉に書き込みしたせいよ」
石川「・・・・・」
保田「・・・・・」
保田「梨花。あなたも芸能人になったからには多少のことで驚いちゃだめよ」
石川「は、はい…」
保田「例えばインターネットなんか気分よくファンサイトを巡っていたらウッカリスゴいものを見ちゃうことがあるわ」
石川「うっかり」
保田「アイコラ、エロ小説はおろか尿道だのポチョムキンだの…」
石川「ぽちょむきん?」
保田「コホン……あなたはまだ知らなくてもいいわ」
石川「保田さん大変です。インターネットにこんなものが」
保田「インターネット? アイコラ? エロ小説? なにがきても驚かないわよ」
http://www1.plala.or.jp/robot/KI1.jpg
石川「……さわやかですね」
保田「……そうね」
石川「保田さん。私達もホームページを作りませんか?
一緒にネットアイドルを目指しましょう!クリックひとつで副収入に!
で、月7万円は楽勝ですよ。」
保田「何言ってるのよ。私達はモーニング娘。なのよ?」
石川「・・・すみません。でも、ひょっとしてバレないかな、と思って・・」
保田「・・・・」
石川「保田さん!ついに私もヤンマガデビューですよ。嬉しいですっ。」
保田「石川、まだ表情がカタいよ。もっと私の笑顔を盗むんだよ。」
石川「はいっ。あの保田さん、そろそろ私も帽子やサングラスが買おうと思って。
それで、あの・・嫌じゃなければ、保田さん、私と・・ペアで、その・・」
保田「何言ってんの。今の石川はもっと顔を売らなきゃいけないのよ。まだ隠す段階じゃないわ。」
石川「そ、そうですね。すみません。がんばってアピールするぞっ。」
保田「早くサングラスしたいぞっ!」
石川「ん?」
ああ麗しきかな師弟愛
石川「保田さん、いよいよ私たちもラジオデビューです」
保田「がんばってきなさい」
石川「それで、レギュラー持ってる保田さんにアドバイス頂きたいんですけれども」
保田「そうね……まず一人称“私”はおやめなさい」
石川「え。じゃあ何て……」
保田「名字よ。名字で呼べばラジオを聞いている人にも親切ね」
石川「ハイ、わかりました」
保田「石川のラジオ……確か今日だったわ……聞いてみるか……」
保田「……」
保田「……(名前呼ばさなくてもめちゃめちゃ石川の声ってわかるのは何故かしら? これが師弟愛?)……」
石川「ダイバー聞きました…ぐすっ…市井さんと保田さんて本当に仲が良かったんですね…」
保田「営業用よ」
石川「え」
保田「私と紗耶香はこう見えてもプライベートで遊んだことがないの」
石川「え…そうなんですか?」
保田「プライベートでキムチ鍋をしようとしていたのに色々と水入りがあって結局うたばん企画になってしまったわ」
石川「はい…家族で見てました」
保田「その程度の仲なんだから気を使わなくてもいいのよ」
石川「……保田さん……(いま、保田さん……泣いてた?)」
石川「結局、プライベートでは全然会ってないんですか?」
保田「いえ……一度あったわね」
石川「そのときの話、聞かせてください」
保田「9月だったかな、1日オフがあったの」
石川「オフで一緒に遊んだんですね」
保田「私は一人で地元で買い物していたの」
石川「千葉でしたっけ」
保田「で、街でばったり紗耶香と会ったの」
石川「近所なんですね」
保田「それだけよ」
石川「……保田さん……(いま、保田さん……泣いてた?)」
石川「ヤンマガ……保田さんのポラがなかったのはどうしてかしら」
保田「読者が望んでないからよ」
石川「そんな……(ことないですよと続けるのも辛いけど、断言されちゃうのも辛い……)」
保田「梨華も新人だということに甘えず己を磨きなさい」
石川「あっ、この眉だけのポラって保田さんですよね」
保田「それはなっちよ」
石川「じゃあ……この足……?!」
保田「……」
石川「……(矢口さんは8枚もあるのに……)」
保田「また、飛んだわね…」
石川「また…」
保田「……」
石川「…?」
保田「わ、私のせいじゃないからね!」
石川「……」
保田「……」
保田「また飛んだ・・・」
石川「ひろゆきめ・・・」
保田「(ひろゆきを知ってるのか?まさかこいつも2ちゃん住人?)」
石川「困惑してるな、ふふふ)」
保田「・・・・」
石川「・・・・」
保田「また飛んだ・・・」
石川「今日3回目ですね・・・」
保田「なんか最近このネタばかりじゃない」
石川「そういえばそうですね」
保田「こういうつらい時こそ二人で力を合わせて頑張るのよ」
石川「はいっ、保田さん・・・」
こんな時でも、ああ麗しきかな師弟愛
(現在、モー板飛行中)
保田「また飛んだらしいわよ」
石川「今日4回目ですね」
保田「もう飛んだ回数数えるのも疲れちゃったから寝るわ、私」
石川「自分たちの板は自分たちで守らなくていいんですか」
保田「はっ、ごめんね。さっき、こういうつらい時こそ二人で力を合わせて頑張ろうといったばかりなのに」
石川「保田さんっ」
保田「石川っ」
堅く抱き合い、ああ麗しきかな師弟愛
(現在、モー板飛行中)
保田「落ち着いたみたいね」
石川「……(顔を赤らめる)」
保田「……あ(抱きしめていたことに気が付いて手を離す)」
石川「……」
保田「……」
ああ麗しきかな師弟愛
(現在、モー板復活中)
保田「……」
石川「そんな……保田さん、気にすることありませんよ! 保田さんは
狛犬でも深海魚顔でも猛獣顔でもありませんよ!」
保田「……そこまでは言われてない」
石川「あ……」
嗚呼麗しきかな師弟愛
(現在、モー板復旧完了したのかな)
保田「もう完全に落ちついたみたいね」
石川「よかった…」
保田「私はもう寝るわ」
石川「私も…」
保田「じゃ、一緒に寝る?」
石川「えっ?」
保田「……(ポッ)」
石川「……(汗)」
石川「新曲の中の写真保田さんだけ端切れてますよね」
保田「私が切れ者だからよ」
石川「絵、保田さん”も”頭がいいんですか」
保田「違うわよ、起こると怖いということよ」
石川「怒らないでください(しくしく)」
保田「大丈夫よ、あんたは弟子なんだから」
石川「(よかった)」
保田「解散してソロになったら、私を拾ってよね」
石川「……はい(今からそんなこといってどうするんですか……)」
嗚呼麗しきかな師弟愛
(スパモより)
石川「目標は安倍さんです」
安倍「きゃ〜嬉しい〜!」
(収録後)
保田「ぐりぐり(怒)」
石川「あ、痛い!あれはラジオ用に仕方なく・・・」
保田「ぐりぐり(疑)」
石川「ほ、本当の目標は保田さんに決まってるじゃないですか!」
保田「・・・(ニタァ〜)」
石川「(・・・単純な奴)」
石川「安倍さん、ここのサビの歌い方教えてください」
安倍「うん、いいべ」
保田「(物陰から)ジー・・・」
石川「ハッ!やっぱりいいです。すいません(走り去る)」
安倍「ん?なんだべ?」
保田「・・・(拗)」
石川「保田さん・・・」
保田「・・・(練りケシをいじっている)」
石川「あの・・・」
保田「・・・(イジけている)」
石川「昼飯ラーメンおごりますから・・・」
保田「・・・!(ニタァ〜)」
石川「・・・(ホント、単純ね)」
安倍「なっちにもおごって!」
石川「もちろん、安倍さんにもおごりますよ。」
安倍「やったべ、なっちはみそバターコーンラーメンを食べるべさ。」
保田「(物陰から)ジー・・・」
石川「(ハッ!)あの〜、安倍さん、先に外で待っててくれます。」
安倍「うん、いいよ」
保田「・・・(拗)」
石川「保田さん・・・」
保田「・・・(練りケシをいじっている)」
石川「あの・・・」
保田「・・・(イジけている)」
石川「保田さんには餃子もおごりますから」
保田「・・・(イジけている)」
石川「じゃあ、チャーハンもおごりますから」
保田「・・・!(ニタァ〜)」
石川「・・・(結構計算高いのね)」
保田「また飛んだみたいね」
石川「そうみたいですね」
保田「・・・」
石川「・・・」
保田「そんなことより、初の生放送どうだった?」
石川「とても緊張しました。それより保田さんこそ、保田スレの公約守れましたか?」
保田「それがね、階段で手をつないでたから、片手しかピース出来なかったのよ。
あとム〜カ〜ツ〜ク〜も矢口のコメントに混じって言えたんだけどね。
でも、歌のアップの時にウインクしようと思ったら、1回目で失敗したから次こそって思ってたら
次は映らなかったの。カメラマン、ム〜カ〜ツ〜ク〜、ってなんであんたが公約のこと知ってるのよ。」
石川「はっ・・・・・・」
(今夜も、モー板飛行中)
保田「……あら?」
石川「すみません、174個しかないのに170までさがっていたから、つい……差し出がましいことをしてすみません」
保田「いいのよ、ageなんで気が利いてるじゃない」
石川「……保田さん」
保田「あら? 矢口さんと吉澤さんのほうは新しくなっているのね」
石川「……」
保田「黒魔術もほどほどにね」
石川「……(ぎくっ)」
http://www1.plala.or.jp/robot/morning/radio/spm0518.htm
保田「あなた悪役をやってみたいんだって?」
石川「ハイ! 目標は安倍さんです!」
保田「……」
石川「……」
保田「……」
石川「保田さん……疑問があるんですけど……」
保田「なにかしら?」
石川「安倍さんに見え見えのお世辞を言ったら喜びのあまりひっくり返りそうになっていたんですけど……」
保田「ああラジオね」
石川「ここでは安倍さんを誉めないようにしないといけないんですか?」
保田「そう。誉めると図に乗るからね」
石川「……保田さんと安倍さんて仲悪いんですか?」
保田「なんで? めっちゃいいわよ?」
石川「……(違う。ここは私の今までの常識が通用しない?!)」
石川「保田さん! 今日はモ板とびませんでしたね!」
保田「なんのために私がMステで控えたと思ってるの?」
石川「え、それじゃ……」
保田「私が両手ピースしてれば板の3枚や4枚は軽かったわね」
石川「保田さん……」
保田「石川、発声練習するわよ。私の後について来て。」
石川「はい!」
保田「あ・お・え・う・い・う・あ・お」
石川「あ・お・え・う・い・う・あ・お」
保田「あ・さ・な・に・た・べ・た」
石川「ら・あ・め・ん・で・す」
保田「よろしい! それでこそ私の弟子よ。」
保田「さあ、気を取り直していくわよ!」
石川「はい!」
保田「あ・お・え・う・い・う・あ・お」
石川「あ・お・え・う・い・う・あ・お」
保田「も・く・ひ・よ・う・に・し・て・い・る・ひ・と・は」
石川「あ・べ・さ・ん・で・す」
保田「・・・(泣)」
石川「う、うそですよ保田さん、冗談ですって。」
(Mステにて)
タモリ「市井が辞める訳だけど、同期の矢口・保田は何か思い出とかある?」
矢口「いや〜、入ったばっかのころは3人で元の5人の悪口言って枕とか投げたりしましたよ。」
タモリ「へ〜、そんなことがあったりしたんだ、やっぱり大変なんだな。」
矢口「まあ、今だからこんなこと言えるんですけど当時は大変だったんですよ。」
保田「そうそう、今だから言えるんですよ。」
石川(・・・歴史はくりかえしてるのよ、保田さん。)
石川「保田さんDUNKのことなんですけど。」
保田「ん?」
石川「保田さんが仕事命って言うから私も見習って、結婚より、今はこの仕事が
大事って答えたのに、なんですか保田さんは。」
保田「・・・・」
石川「二人だけで指輪交換だなんて、歌に打ち込めっていつも言ってる事はうそなんですか。」
保田「・・・・」
石川「少し見損ないました。」
保田「・・・・」
石川「・・・・」
保田「・・・・・ちょっとくらい夢を語ったっていいじゃない。」
石川「(あれ?保田さん泣いてる?)」
石川「保田さん、暑い時はハダカでねるらしいですね。」
保田「なんだ、DUNKみたの?」
石川「エアコンぐらいつけて寝ればいいじゃないですか。」
保田「喉に悪いからね」
石川「・・・・(見直したよ、アンタ)さすが、保田さん」
石川「保田さん、肌荒れを気にしてるんですか?」
保田「そうそう、雑誌にも答えたけど、食べ過ぎみたい」
石川「気をつけなきゃマズイですね、私も最近太りぎみだし」
保田「そうそう、誰かさんみたいになっちゃうしね。」
石川「・・・・(そこまで言ってない)」
保田「ところで梨華、あなたちょっと字が……じゃない」
石川「……ですか」
保田「……よ。辻よりもやばいわよ。せっかく気付いたキャラを壊しかねないわ。致命的よ」
石川「そんな……」
歌手生命を絶たれるほどの石川の字とは一体?! 詳しくはアップトゥボーイを!
保田「17時台に飛ぶのは珍しいわね。」
石川「何の話ですか」
保田「・・・・・(知ってるくせに)」
石川「・・・・・(何考えてるかわかるぞ)」
保田「新メンバーでは、どーしてもちっちゃいコに目がいっちゃ
う。けど、現場で石川を見てると、やっぱりほかのメン
バーのこと、すっごい考えてるなって思ってるよ」
石川「4人で過ごす時間が長かったから、いちばん年上だし、
しっかりしなきゃって」
保田「そーゆーとこ、入ったばっかりの私に似てる。なんだかデ
ビュー当時の自分を思い出すよ。緊張して遠慮しちゃって
る感じなところも」
石川「ははは、はい…」
保田「ただね、娘。の中では遠慮なんて必要ないんだよ。いい
意味で、自分を出してほしいな」
石川「でも、番組でトークがちゃんとできるか不安で…。いろい
ろ教えてほしいです」
保田「私も最初はそうだった。けど、それは教えられないな。自
分で人のいいとこを盗んで身につけるしかない。がんばれ」
保田「新メンバーでは、ちっちゃいこが可愛いよねー。けど、現場で
石川を見てると、やっぱ旧メンバーは新メンバーに手を出すなって
威嚇してるのがよくわかるよ」
石川「4人で過ごす時間が長かったから……いちばん年上だし、やっ
ぱ親御さんに申し訳なくって……」
保田「そーゆーとこ、入ったばっかの私に似てる。なんだかデビュー
当時の自分を思いだすよ。中澤、市井に手を出すな!とか」
石川「ははは、はい…」
保田「ただね、娘。のなかでは遠慮なんて必要ないんだよ。いい意味
で、自己主張しないと。吉澤に手を出すなとか」
石川「でも、番組やライブでちゃんと牽制できるか不安で…。いろい
ろ教えてほしいです」
保田「私も最初はそうだった。けど、それは教えられないな。自分で
人のテクニックを盗んで身につけるしかない。がんばれ(つーか私
モナー……)」
石川「……(保田さん……)」
石川「……加護泣いてましたよ」
保田「そう……」
石川「損な役回りですね」
保田「……いいのよ。あなたもそのうちにわかるから」
石川「……(えっ?!)」
石川「…へぇ、昔飯田さんとそんな事があったんですか」
保田「まぁね。若気の至りってヤツよ」
石川「で、飯田さんに『言いたい事があるんなら、はっきり言いなさいよ』って
言われて、何て答えたんですか?」
保田「……聞きたい?」
石川「…はい、できれば…」
保田「カオリみたいになっちゃうよ。それでも…聞きたい?」
石川「…………勇気いりますね」
保田「石川……あんた金髪にしたいの?」
石川「あはっ。ええ、まあ……」
保田「ポスト後藤を狙ってるなら無駄よ」
石川「え、あ、いや、高校が金髪OKだからちょっとやってみたいかな
って思っただけで。実際やるかどうかはちょっと微妙かなあとか」
保田「そう……なら言動に気を付けなさい。私もボブにすると言ったば
かりにこんな……いえ、なんでもないわ」
石川「保田さん……」
石川「保田さん……年上の自覚症状って何ですか?」
保田「なによ、急に」
石川「やっぱり、気が付かないうちに腕組みしてるとか、無意識のうち
に加護にプレッシャーかけたりするのとかも自覚症状のひとつなんで
しょうか?」
保田「……言い間違えたわよ。自覚症状じゃなくて自覚よ、自覚」
石川「撮影のとき、いつも目をカッと見開くのはどうしてなんですか?」
保田「末期症状なのよ」
石川「よし、誰もいないわね。♪それでも 上手にされーちゃ♪」
保田「♪あ・ら・わー♪」
石川「きゃっ!や、保田さん!いつからそこに?!」
保田「さやかのパートを引き継ごうと思って、こっそり練習していたのね」
石川「…すみません」
保田「謝ることないわ。メンバーの脱退は悲しいことだけど、
それをバネにして前進することも必要よ。
私も明日香のパートを引き継ぐことで自分を向上させてきたわ」
石川「保田さん…」
保田「モーニングでのさやかのメインは少ないけど、
もしあなたが引き継ぐことになれば大きなチャンスになるはずよ。
さ、続けなさい。」
石川「はい。(保田さんて本当にクールな人なのね…)
♪おやおやもっと 刺激の強いの…♪」
保田「くらぁ!誰がその曲を歌っていいと言ったあッ!ばしばしばしっ!」
石川「す、すみません(やっぱりこの人が分からない…涙)」
石川「よく見たら娘。の歌で市井さんのパート……あってもなくても
あんまり変わらない……1番でパートないこともあるし……」
保田「……………………(無言でカカト落とし)」
石川「……や、保田さん……」
石川「保田さん」
保田「何?」
石川「ちょっと、ノドの使い方を教えて欲しいんですけど」
保田「ノド? そーね…ノドの基本はヨーデルよ」
石川「ヨー…?」
保田「まずこのチロリアンハットを被る…そして、背筋を伸ばして、遠くに向かって」
石川「こ…こうですか?」
保田「そして、ノドの奥から行くのよ。ヨーーロレイヒーーーッ!はい、石川もやってみて」
石川「よ…よーろれいひ…」
保田「そんなんじゃダメよ。全然ダメ。もっとこう。ヨォーロレイヒィィィィーー!」
石川「…ウイリー沖山ですか…」
石川「保田さん、表情の作り方のコツを教えてください」
保田「それは教えられないな。自分で盗み出せ」
石川「わかりました」
***MYOJO撮影***
保田「石川……盗めとは言ったけど同じ表情しろとは言ってない…」
石川「すみません、つい……」
石川「保田さん、ピンチランナーって、保田さんが代打で走るんじゃなかったんですね」
保田「ピンチに陥りまくりのランナーって意味なのよ」
石川「あっ、昨日どんなにネタ書いてもageられなかったのに!」
保田「ふ。精進なさい、梨華」
保田「紗耶香の『東京ドームで1人で歌いたい』っていう
願いをかなえてあげられなくて本当に残念だわ。」
石川「でも借りるのに一日1750万円もするんじゃ仕方ないですよ。」
保田「千葉マリンスタジアムだったら値段が安いから借りられたと思うんだけどね・・・」
石川「千葉マリンスタジアムですか?
あそこって電波少年でサムシングエルスがPV撮るのに使ってた場所じゃないですか?」
保田「くらぁ石川! 千葉をバカにするな! ばしばしばしっ!」
石川「す、すみません (そういえば保田さんと市井さんでチバーズと言われていたわね)」
石川「最後に市井さんにドリカムの吉田美和さんとのデュエット、プレゼントしたかったですね。」
保田「吉田さんはニューヨークに行ってるから仕方ないわよ。」
石川「じゃあ吉田さんじゃなくて他のメンバーと歌ってもらうっていうのはどうですか?」
保田「吉田さんはレコーディングに行ってるのよ、他のメンバーも一緒に行ってるわよ。」
石川「だから代わりにダチョウ倶楽部の肥後さん連れてくるんですよ、きっとバレませんって」
保田「ぐりぐり(怒)」
石川「で、でも肥後だったら森本レオもできますからお得ですよ。」
保田「ばしばしばしっ!(怒)」
石川「うぅ・・・」
石川「ふるさとってイイ曲ですね〜♪」
安倍「あの曲の良さが分かるメンバーが居て嬉しいべ」
保田「(物陰から)・・・ジー」
石川「ハッ!(マズっ!フォローを・・・)」
石川「乙女の心理学ってイイ曲ですよね〜♪」
保田「・・・(拗)」
石川「プッチモニも好きなんですよ〜♪」
保田「・・・(黙)」
石川「抱いてHOLD ON MEの保田さんバージョンもイイですよね♪」
保田「・・・(練りケシをいじっている)」
石川「・・・(う・・・もうネタが)」
保田「・・・ニヤリ」
石川「!!(弄ばれている!?)」
ハロモーにて
後藤「プッチモニは中学生くらいに見えるようじゃなきゃダメなんだよ!」
石川「・・・(保田をまじまじと見る)」
保田「・・・何が言いたい」
石川「・・・いえ」
中澤「え〜、いいもん。努力するもん!」
飯田「人間努力しても無理なこともあるの!」
石川「努力しても、ねえ・・・」
保田「だから何が言いたい!!」
石川「……(あ、保田さんがいる)……やす」
保田「えいっ」
石川「きゃあっ?! え? え? え? いったいなにが?!」
保田「ふ。たまには私だってageることもあるのよ……」
石川「保田さん……」
保田「石川、新メンバー同志仲良くやってる?」
石川「はい、みんなで色々話したりしてますよ。」
保田「そうなの、それはいいことね。
それでね石川、あなたが新メンバーの中で1番年上なんだから
ちゃんと下の子の面倒見たり勉強教えたりしてあげなきゃだめよ。」
石川「ちゃんとやってますよ、今日も辻ちゃんに漢字の勉強教えましたし。」
保田「しっかり面倒みてるのね、私たちが入ったときもそんな感じだったわ。」
石川「へ〜、そうなんですか?」
保田「私らが入ったときは矢口が紗耶香に因数分解教えたりしたんだから。」
石川「えっ、保田さんが教えなかったんですか? 1番年上だったのに。」
保田「え、え〜と、本当は私が教えようと思ったんだけどね、
矢口がどうしてもって言うからさ、ハハハ……。」
保田(この子最近痛いとこ突いてくるわね。)
石川「や、保田さん?」
保田「もみもみ」
石川「…ちょ、ちょっと…」
保田「…もみもみ」
石川「……や、やめてください。こんな人が大勢いるところで」
保田「もみもみもみ」
石川「…保田さんっ。怒りますよっ。なんで胸ばっかり揉むんですか!」
保田「もみもみもみ」
石川「保田さん…」
保田「もみもみも…」
石川「どんなにがんばって自分で胸揉んでも、それ以上は大きくならないと思います」
保田「ぅぅ」
保田「石川、タンポポ加入おめでとう」
石川「ありがとうございます」
保田「タンポポ加入にあたって、教育係としてワタシから、2,3アドバイス
しておくわ」
石川「はい」
保田「まずカオリ。あのコは普段はなんて事ないけど、たまに暴走する時があ
って、そうなると止まらなくなるから」
石川「はい…メモメモ」
保田「そんな時には、≪Ctrl+Alt+Delete≫と叫びなさい。そ
うすればピタリと止まるから」
石川「…はい…メモメモ」
保田「それから矢口。あのコはいいコだけど、厚底がタマにキズなんだよね」
石川「はい…メモメモ」
保田「だから、矢口の目を盗んで、厚底を毎日2ミリずつ削っていきなさい」
石川「…はい…メモメモ」
保田「そうすれば、秋風が吹く頃には、石川、あなたの天下よ」
石川「はい…メモメモ」
保田「それから、あとひとつ…」
石川「…はい…メモメモ」
保田「…たまにでいいから、ワタシの事思い出しなさい…」
石川「メモメモメ……保田さん…」
保田「…さ、気合い入れて。タンポポ行ってこいっ」
石川「……はいっ」