飯田は辻の教育係に就任しました。
飯田「辻ちゃん、ワラって!」
辻 「(にこ〜)」
飯田「辻ちゃん、ワラって!」
辻 「(にこ〜)」
・
・
・
(以下繰り返し)
飯田「ここはもっと股をおもいっきり開いて!」
辻 「・・・こ、こうですか(赤面)」
飯田「チガウ!もっとガバッと!恥ずかしがってちゃ保田みたく一生目立てないわよ!」
辻 「は・・・はい(ガバッ・・・これでいいのかしら)」
以上LOVEマシーン練習風景
飯田「10回やろう!10回!」
辻 「ハイ!」
なんて微笑ましいコンビだ!
(出会い)
辻 「飯田さん!握手してください!」
飯田「ヨロシクね(ぎゅ)」
辻 「・・・!」
飯田「ドウシタノ?」
辻 「(い、痛いです〜(泣))」
この人の辞書に「手加減」の文字はないことを学んだ辻希美、12歳の春であった
飯田「じゃ、今の所、10回ね。」
辻「はい」
飯田「よし、じゃああと10回ね。」
辻「あ、はい。わかりました」
飯田「OK、念のため、もう10回」
辻(涙)
この人の辞書に「妥協」はないらしいことを学んだ辻希美、12歳の春であった
飯田「じゃ、もう10回ね。」
辻「・・・・はい」
飯田「今のところ、10回が4回ね。」
辻「・・・・・??」
辻「!!(涙)」
この人の辞書に「10以上の数」がないことを学んだ辻希美、12歳の春であった
辻 「あの〜、飯田さん…。」
飯田「辻ちゃん、2人でいる時はカオリでいいよ。」
辻 「え? でも…。」
飯田「その代わり、カオリも名前で呼んでもいい?」
辻 「ハイ!」
飯田「おっけ〜! じゃあよろしくね、キミ!」
辻 「…?」
希美(のぞみ)を音読みされてしまった辻希美、12歳の春であった
この師弟コンビをファンの人に受け入れてもらえれば
11人の娘。の一員としても受け入れてもらえる。
そう思った辻希美、12歳の春であった
辻 「あの〜、飯田さんもう一回教えてもらえますか?」
飯田「いいよ、で、何を?」
辻 「歌の練習なんですけど…」
飯田「カオリはリズム担当だから歌は教えちゃいけないの」
辻 「…」
飯田「ごめんね、今度お昼ごちそうするから」
辻 「…」
この人が何かずれていることを学んだ辻希美、12歳の春であった
大いなる巌のような矢口さんは笑顔を残して
海のように豊かな矢口さんは志を託して
炎のような熱き矢口さんは叫びを残して
昨日までのタンポポを動かしていた人は去って行った
今は立ち止まり 静かに そして熱く飯田さんを振り返る時
次回最終回
『辻さんとってもよかったね』
大樹のような飯田さんだった
熱く未来を語る飯田さんだった
だがその飯田さんの瞳は暗く
その唇は黙然として閉ざされたままだ
辻さんはとまどう
飯田さんはどうなったのだ
辻さんの声が空しく砂漠に吸い込まれる
次回
『飯田さんもっと分かりやすく』
辻をカオリズム正統継承者に鍛え上げるべく燃えるかおりん
時代に光を当てた飯田さんが
その光の作り出した影に塗り込められようとしている
辻さんは祈った光にふさわしき飯田さんに輝きを
辻さんは走り始めた
自分が走りゆく先がどこかも分からず
だからこそ自分の未来を指し示す人を求めて
次回
『教育係これで決定なんですか?』
歴史とは時の流れの必然か
それともつんくさんの気まぐれか
意外や中澤さんが仕組むのか
教育係の飯田さんが笑う笛吹けば人は踊ると
飯田さんがおのれの書いた筋書きに酔う
次回
『飯田さん素敵・・・』
正に巨星墜つ
肥満の危機を熟知
モー娘に君臨した安倍さんが
動乱のさなかにその生涯を終えようとしている
愛し 背き 恐れ 離れて 今やはり愛する安倍さんよ
飯田さんの心は叫ぶ
会いたい・・・
次回
『なっちはあっち行ってて』
遠く聞こえる福田さんに破られた夢
ほんの一時見たメインの夢
辻さんに照らされて今浮き上がるモー娘への思い
元祖として一員として人間として神として今こそ真の決断が迫られる
次回
『辻さん私が教えるよ』
タンポポを動かしていた石黒さんの死が呼び水になり
動乱のタンポポの混乱は更に広がり更に深まる
裏切りか 信念か 私欲か 大義か
前線の硝煙より激しく
タンポポの舞台裏に矢玉が飛び交う
撃たれるのはどちらか
次回
『結局新メンバーでしょ?』
中澤さん倒る
この衝撃的事実は
眠っていた人間の野心を揺り起こした
俺が 俺が 俺が
アサヤンの星 動乱のモー娘に
生臭くパンドラの箱の蓋が開く
次回
『俺っていうのはやってるんだね』
新生タンポポ誕生
自治権確立
タンポポの動乱は理想的に収束したかに見えたが
権力の暗闇は新メンバーを生んだ
流れる赤き血はタンポポを塗り替えることができるか
次回
『喧嘩はやめてね』
別れの言葉は要らない
もう引き返さないと誓ったのだから
矢口さんの為に 飯田さんの為に
服飾をしなければならない デザインを学ばねばならない
石黒さんの震える手がタンポポに触れる
次回
『真矢さんも素敵だね』
モー娘には脱退はつきものと言いきるには
あまりに突然の石黒さんの死
悲しみをねじふせ飯田さんたちは闇雲に進む
この砂漠のムコウに希望の星新メンバーがいる
モー娘の大義を守る為
新メンバーをモー娘へ
若者達は信じて走った
だが・・・
次回
『どうしてタメ口なの?』
新たなる敵 新たなる味方
混迷深まるモーニング娘。を
若き辻 希美さんが走る
新たなる標的定め 更なる闘志を抱いて
走れ!教育期間の終わる日まで 意味不明のさなかを
次回
『教育作戦一石三丁』
揺れる時代が市井さんを行動に駆り立てる
時代が市井さんを変え 市井さんが時代を動かす
だが一人を追い 一人を求めて鍛えられる青春がある
飯田さんが心決める時 もう一つの旅が始まる
次回
『辻さんも連れていってあげてね』
ロリータを追うものは追え 飯田さんを語るものは語れ
私に掲げる旗などはない
目の前には登らねばならぬ階段がある
欲望に道連れは無用だ
一人でやるさ矢口さんやゴッティンなど暗闇で眠れ
次回
『吉澤さんの策謀』
時の流れの中で出会い別れまた巡り合う
炎の走る動乱のモー娘に
辻さんが飯田さんに問うものは何
飯田さんが辻さんの瞳に見るものは何
次回
『お互いに学びあえたらいいよね』
歩まねばならぬ道がある 渡らねばならない河がある
幾筋かの道がある 幾つかの橋がある
今命かけて選択の時
心に浮かぶただ一つの道
次回
『私辻さんにする』
売り上げ増進の為には
曲の出来栄えを見殺しにするのも組織戦の鉄則
肥大化するモー娘が飯田さんの心を押しつぶす
売り上げとはなんだ
オリコンのかなたに理想がかすむ
俺たちの歌が見えなくなってきた
次回
『今回も同じ路線』
理想を掲げて一枚岩の結束を誇るモー娘であったが
度重なる増員が心の緩みを生んだか
ふと見せた僅かな団結の隙間に
新メンバーがどす黒い息吹を吹きかけた
モー娘に真の危機がおとずれる
次回
『べたべたの仲いいじゃなくて』
駅伝と映画 二つの流れが交錯し よりあわさる
これまでの歴史の真実が語られる
今新メンバーが加入し
モー娘の新時代の幕が開けられる
だが記された歴史の表に真実はあるのか
次回
『期待半分心配半分だね・・・』
ゴールに朽ちる肉の塊はなぜか
風のように走る素敵な飯田さんはなぜか
狼のごとく心ゆれる青春が
獅子のように雄々しい青春が
ひたちなかの大地を走る
物語は監督の合図で始まった
次回
『ピンチランナー素敵・・・』
物語は前奏曲を奏で始める
呆然と立ちすくむ辻さんの胸に疑惑の雲が広がる
教育係飯田さんその向こうにどんな運命が待ち受けているのか
歴史の歯車が軋み始めた
次回
『分かりやすく教えてくれるよね…』
つんくさんが開発した
飯田さん対応型新メンバー辻希美さんはついにその姿を見せた
その性能はその力は
辻さんがモー娘に新たなる風雲を呼ぶ
次回
『このコンビが一番素敵』
それは許されぬコクピットなのか
それもさだめか鉄の飯田さんとの出会いが
辻さんを大きな河の流れへと投げ込む
新たな武器を手に鉄の飯田さんは身構える
追うものと追われるもの
新たなドラマが生まれる
次回
『前は矢口さんが乗ってたのかな?』
過ぎ去った思いは断ちきれ 後悔は置き去りにしろ
明日の為に考えなければならない
辻さんを一人前にする為の新しいリズムを
さすらう若き辻さんには誰よりも飯田さんが大事なのだから
次回
『10回やろう10回!』
この世で一番素敵だね。
飯田さんは素敵だね。
きっといつかは辻さんも、
一緒に素敵になれるよね。
今でも充分素敵だね。
人はなぜ歌う 人はなぜ別れねばならぬ
歌と踊りが主義と理想が激突する
アサヤンの星モー娘
歴史の濁流に呑まれつつ
飯田さんは歌い 飯田さんは踊る
今ここにたどるモー娘の足跡
次回
『総集編スペシャルとかやんないかな〜』
活動の質が変わる
活動のスケールが変わる
モー娘の活動は歌手の規模を超え
全世界進出へと向かう 参謀がほしい
戦略的に 戦術的に モー娘を動かす新メンバーがほしい
つんくさん 中澤さんがこの人と見込んだ その人の名は
次回
『平家さんも素敵だよね』
もたらされた悲しい知らせに
矢口さんの心は激しく歪み絶望の狂気が走る
もう決して戻らぬ福田さんを追って
タンポポの暴走が地獄を目指す
やがて全てが終わり
矢口さんを飯田さんがつつみ
矢口さんの心が冷えていく
次回
『飯田さんはやさしいね』
若い二人は叫んできた
信じ合える強さ これが俺達の誇りだ
だが人の心は弱い 表があれば裏もある
ひとたび点ぜられた一点の疑問は 辻さんの心を蝕んで広がる
次回
『ほんとに16ビートってこれでいいんですか?』
タンポポの奔流は明らかなる河口を目指してながれ始めた
反乱を起こした矢口さんが吉澤さんと手を結ぶという思わぬ事態にショックを受けた飯田さんは
矢口さんに向けて辻さんの派遣を決めた
組織と人と のっぽとちびが 対決の時を向かえる
次回
『タンポポは素敵』
飯田「ほらっ人と話す時はちゃんとその人の目を見て話しなさい」
辻「・・・首が疲れてきた・・・(でけぇんだよ)」
飯田さん「ちゃんと食べてね。腹が減ってはいくさがなららぬっていうでしょ!?」
辻さん「はい(飯田さん難しい言葉知ってるんだね)」
飯田さん「ほら、前ばっかり見てないでちゃんときょろきょろしながら歩かないとだめだよ」
辻さん「え?そうなんですか?」
飯田さん「そうだよ。だってきょろきょろしながら歩かないと電信柱にぶつかったりするよ」
辻さん「そうかそうですね(飯田さんってすごいよ)」
辻さん「なにしてるんですか?」
飯田さん「クリントンさんに手紙かいてるんだよ」
辻さん「クリントンってなんですか?」
飯田さん「知らないの?クリントンさんは一番えらいひとなんだよ」
辻さん「そうなんですか。ところでどんなことかいてるんですか?」
飯田さん「え〜とね、友達になって下さいって」
辻さん「すごいですね飯田さん英語できるんですか」
飯田さん「結構なれると簡単だよ」
辻さん「(あれ?これってローマ字・・・)」
辻さん「飯田さんなに見てるんですか?」
飯田さん「司会の勉強してるんだよ」
辻さん「司会ってなんですか?」
飯田さん「え〜とね、マスターオブセレモニーのことだよ」
辻さん「そうなんですか。ところでこのビデオなんですか?」
飯田さん「裕ちゃんのお友達の結婚式のビデオなんだって」
辻さん「司会の勉強になりました?」
飯田さん「うん。この料理おいしそうだよね」
辻さん「(え!?)」
辻さん「飯田さんなにしてるんですか?」
飯田さん「野菜食べてるんだよ」
辻さん「野菜ってなんですか?」
飯田さん「え〜とね、食べられる草なんだって。体にいいらしいよ」
辻さん「そうなんですかところでその野菜なんですか?」
飯田さん「タンポポだよ」
辻さん「おいしそうですね」
飯田さん「おいしいよ」
辻さん「飯田さんどうしてそんなに背が高いんですか?」
飯田さん「一杯食べてよく寝たからかなぁ」
辻さん「ならどうして安倍さんはおっきくならないんですか?」
飯田さん「なっちはね、おっきくはなってるよ」
辻さん「おっきくはなってますね」
辻さん「矢口さんってどうしてあんなに小さいんですか?」
飯田さん「矢口はね、牛乳が嫌いなんだって」
辻さん「牛乳ってなんですか?」
飯田さん「白いんだよ」
辻さん「そうなんですか。水溶き片栗粉みたいなものですか?」
飯田さん「え?う・・うん。そうだよ(辻さんって難しいこと知ってる・・・)」
辻さん「飯田さんクリントンさんから返事来ました?」
飯田さん「うん。来たよ。だけど英語がぐちゃぐちゃで良くわかんないんだよね」
辻さん「あれ?クリントンさんはローマ字じゃないんですね」
飯田さん「ローマ字ってなに?」
辻さん「イタリア語ですよ」
飯田さん「イタリアって?」
辻さん「外国ですよ」
飯田さん「なんだアメリカのことか・・・もっと分かりやすく言わないと相手に分かってもらえないよ。きをつけてね」
辻さん「ごめんなさい・・・(勉強になるなぁ)」
辻さん「タンポポ新曲おめでとうございます」
飯田さん「ありがとう。久しぶりで緊張するよ」
辻さん「中澤さんも新曲出すみたいですね」
飯田さん「かおり裕ちゃんの歌好きだよ」
辻さん「演歌好きなんですか?」
飯田さん「カラスの女房ってかわいいじゃん」
辻さん「かわいいですよね」
辻さん「あのぉ、どーして私を選んでくれたんですか?」
飯田さん「漢字が簡単だからだよ」
辻さん(T_T)
飯田さん「じゃあ、これからがんばろうね」
辻さん「はい」
飯田さん「ね、私も応援するから」
辻さん「はい」
飯田さん「とりあえずがんばろうってことよ」
辻さん「はい」
飯田さん「じゃあ、がんばっていこー!」
辻さん「はい」
先週の「へそ」
飯田「はい、素振り!素振り!」
辻 (なんでこんなに動きが機械的なの?)
辻さん「あっ!から揚げ落としちゃった。」
飯田さん「フ〜フ〜すれば大丈夫だよ。」
辻さん「へぇ〜飯田さん物知りですね。」
飯田さん「そ〜だよ〜。」
辻さん「ごめんなさい。お弁当食べてたの反省してます。」
飯田さん「そうだよ、なっちみたいに太っちゃうよ」
飯田「私はアーティストなの」
辻「『あーちすと』ってなんですか?」
飯田「真面目に聞いて!」
辻「分からないから聞いてるんです」
飯田「ヒドイ、辻ちゃんまで私をからかうのね(涙)」
辻「だからぁわかんないんですよ〜」
辻 「あの〜飯田さん」
飯田「なーに?」
辻 「Windowsって何ですか?」
飯田「ヒドイ、辻ちゃんまでカオリをメカだと思ってるのね」
辻 「・・・」
飯田「辻ちゃん、今日は16ビートのレッスンね」
辻 「はい」
飯田「あ、やめ、今日は歌のレッスンね」
辻 「はい」
飯田「あ、やめ、今日は休みね」
辻 「・・・はい」
辻 「飯田さーん、一緒にお昼たべにいきませんか?」
飯田「うん、いこいこ」
辻 「なに食べます?」
飯田「これとこれとこれと・・・」
辻 「飯田さんすごい食べるんですね」
飯田「だって辻ちゃんのおごりでしょ?」
辻 「・・・(゚Д゚)ハァ? 」
飯田「最近お肌の調子がわるいのよねー・・・」
辻 「なにか悩みでもあるんですか?」
飯田「なんで?」
辻 「ストレスも肌に悪いみたいですよ」
飯田「(あんたが入ってきたからストレスたまってるのよ!)
辻 「はぁはぁ・・はぁ」
飯田「辻ちゃん、レッスンはまだまだよ」
辻 「はぁ・・ちょっと休んでもいいですか・・」
飯田「じゃ、休みにしようね」
辻 「はぁはぁ・・、はい」
飯田「(早くそう言ってよ、こっちもダウンしそう)」
飯田「・・・・」
辻 「・・・・」
飯田「・・・・」
辻 「????」
辻 「飯田さーん」
飯田「辻ちゃん、カオリのことカオリって呼んでもいいよ」
辻 「はい、カオリ」
飯田「やっぱりだめ、飯田さんって呼んでね」
辻 「・・・」
飯田「もう10回やろっか」
辻「もう、喉ガラガラですぅ 勘弁してください・・」
飯田「ねえ、笑って」
辻「??」
飯田「ねえ、笑って」
辻「なんでですか?」
飯田「ねえ、笑って」
辻「??(ニコ〜)」
飯田「ほら、できるでしょ。あと10回」
辻「(お姉ちゃん帰りたい・・)」
辻 「飯田さん、握手してください」
飯田「いいよ」
辻 「ありがとうござ……」
飯田「…………」(手をぶんぶん)
辻 「飯田さん、もうはなしてくださいょ」
飯田「…………」(16ビートでものすごく手を振る)
振り回されてそのままお空に飛んでいく辻(合掌)
飯田さん「じゃあリズムの取り方ね」
辻さん「はい」
飯田さん「スキーの体重をかける時の容量でね・・・」
辻さん「スキーってなんですか?」
飯田さん「スキーはね、好きなんだよ」
辻さん「はい」
飯田「10回やってみよう」
辻 「はい」
飯田「10回ね」
辻 「はい」
飯田「10回」
辻 「はい・・・(何を?)」
辻さん「飯田さんなにしてるんですか?」
飯田さん「野菜とってるんだよ」
辻さん「野菜ってなんでしたっけ?」
飯田さん「野菜はね、食べられる草なんだよ」
辻さん「その野菜はなんですか?」
飯田さん「タンポポだよ」
辻さん「おいしそうですね」
飯田さん「おいしいよ」
辻さん「あれ?飯田さんまた手紙かいてるんですか?」
飯田さん「そうだよ」
辻さん「誰に書いてるんですか?」
飯田さん「クリントンさん」
辻さん「え?また出すんですか?」
飯田さん「うん。10回だすの。10回」
辻さん「(またローマ字・・・)」
明日の勝利を目指して 連帯を求める飯田さんと辻さん互いに励まし絆深める集まりのはずだったが
余りにも困難な説明が
高すぎる身長が
舐め合うべき傷をさらに広げる
次回
『飯田さんもっと分かりやすく・・・』
どちらがなるのかタンポポのメイン
守る飯田さん 攻める矢口さん
新曲のリリースで再会した二人には火花散る過去が
手強い敵を 愛しいライバルよ 私はお前に会いたかった
次回
『飯田さんの方が素敵だよね・・・』
飯田「わぁ!!辻さんすごいおいしそう〜そのから揚げ。一個食べていい?」
辻 「は・・・(あっ!!)」
飯田(パクッモグモグ)「おいし〜い!!すごい皮がパリッとしてるね。自分で作ったの?
かおりも最近料理に凝ってんだけどーなかなか上手に揚げ物とか出来ないんだ〜なんかコツとかあんの?」
辻 「普通の唐揚粉で揚げただけですよ。あのサッカーの柳沢選手がCMしてるやつ」
飯田「誰、柳沢って?」
辻 「ずっと日本のエースと期待されながらなかなか結果残せなくて
最近はもっぱら本分のはずの点取る以外の部分で評価されてるFWの選手です」
飯田「ふ〜ん、なんか誰かさんみたいだね」
メインを望み求めることに戦いが避け得ぬものならば
流される汗からは目をそむけまい
せめて戦うはおのが手で おのが足でと望むのは
タンポポとして未熟なのか
デボア海紀にいわく
「光あるものは弓手にきわみを 馬手にまどいを しかして心に牙を持てり」と
次回
『飯田さんに光りあれ・・・』
辻 「飯田さ〜ん、一緒にご飯食べよう」
飯田「いや、いいよ・・・」
辻 「どうしたの?」
飯田「氏ね」
辻 「???」
辻さんは誰が操る
飯田さんのマリオネット
目に見えぬ糸はあやをなし
混迷のドラマへと辻さんをいざなう
デボア海紀にいわく
「荒々しく大地を語る風は熱く 人々はただ光差す大地を目指した」
次回
『辻さん教育係よかったね』
海の彼方から激動の大地が呼んでいる
胸の高鳴りをドラの音に変えて飯田さんは船出した
色々なものを捨ててきた 色々な人と別れてきた
デボア海紀にいわく
「彼の地が我等に望むものは何 彼の地が我等に恵まんとするものは何」
次回
『オーディションの時お嬢様風のかっこして松たか子さんの歌歌ってたよね』
二人の行く手をはばまんとして 大地は裂け 空は燃える
地を走る辻さんは大地に問う
流される汗は誰の為に
心に翼持つ飯田さんは空に問う
二人の行く手をさえぎるものは誰だ
次回
『裕ちゃん?』
辻さん「飯田さんって神様なんですか?」
飯田さん「うん、時々お告げが聞こえるんだよ」
辻さん「・・・ど、どんな?」
飯田さん「十戒だよ、十戒」
辻さん「この紙を『ふぁっくす』で送ってって言われたんですけどやり方知ってます?」
飯田さん「『ふぁっくす』ってすごいんだよ、紙が遠い所でもすぐ送れるんだから。
じゃあ、早速やってみよ!」
(うい〜ん、ぴ〜ぴ〜、が〜が〜)
飯田さん「あれ、紙を入れたのに戻ってきちゃった、もういっぺんやってみよ!」
辻さん「なかなか送れないですね。」
中澤さん「ちょっと圭織、なにやってるの、さっきからおなじFAXが何枚も来るって、
苦情の電話がきてるで。」
飯田さん「あ、裕ちゃん。このね、ふぁっくすね、さっきから何回も送ろうとしてるのにね、
紙を入れたらほら、別の所から出て来るんだよ。」
中澤さん「まさか圭織、FAX使ったらこの紙が空飛んでむこうに届くと思ってるの?」
飯田さん「え、違うの、裕ちゃん。」
中澤さん「んなわけないでしょ、もういいからどっかいっとき、
向こうにはうちが謝っとくから。」
飯田さん「怒られちゃったね、えへ。」
辻さん「えへへ。」
辻さん「あれ?飯田さんそれなんですか?」
飯田さん「これはね、『けいたいでんわ』っていうんだよどこでもしゃべれるの」
辻さん「え?それが電話なんですか?」
飯田さん「そうだよ。ちょっとこの携帯にむかってしゃべってごらん」
辻さん「もしも〜し」
飯田さん「はいは〜い」
辻さん「ほんとだ!」
飯田さん「でしょ?」
飯田「辻ちゃーん、そこのコップとって」
辻 「はい」
飯田「やっぱり辻ちゃんはカオリのシモベ」
辻 「・・・(゚Д゚)ハァ? 」
飯田さん「かおりもさ〜、もう18だから車の免許取ろうと思うんだ〜。」
辻さん「車の免許、ですか・・・。」
飯田さん「それでね〜、免許取って車も買ったら辻さんドライブに連れてってあげる。」
辻さん「ドライブ、ですか・・・」
飯田さん「どっかさ〜、きれいな所に行っておいしいもの食べてパーッといこ、パーッと!」
辻さん(交通事故で氏ぬ前に脱退しよ・・・)
中澤さん「圭織、辻さんちゃんと教育してる?」
飯田さん「うん、ちゃんとやってるよ。」
中澤さん「うちは自分らが一番心配やねん、しっかり頼むで。」
飯田さん「裕ちゃん!なんでそういうこと言うの?圭織だって一生懸命やってるのにさ〜。」
中澤さん「ごめんごめん、ただね、あの子仕事中に私に『握手してくださいって』
言ってきたやんか、そのときは私が注意したけど同じことを2回させたらあかんで。」
飯田さん「大丈夫だよ〜、圭織がもう10回も注意したんだから。」
中澤さん「なんでも10回くりかえすのね・・・」
中澤「希美、圭織にちゃんと教育されてる?」
辻「うん、ちゃんとやってるよ」
中澤「(まだタメ口かいな)うちは自分らが一番心配やねん、しっかり頼むで」
辻「裕ちゃん! なんでそういうこと言うの?! あたしらっていっしょーけん
めーやってるのにさァ?」
中澤「(要らんとこ圭織に似てるし…)ごめんごめん、ただな、あんたまだ、
呂律もちゃんとまわってへんやろ。うたばん出る前に直さなあかんで」
辻「大丈夫だよ〜、圭織に10回注意したから」
中澤「ほな、ええけど……ま、がんばりや」
辻「ハイ」
中澤「……(注意した?!)」
辻「ジョ…圭織さん、あの、わからないことがあるんだけど、イチカ
メ、ニカメってなんのことだろ?」
飯田「あっ、あのね、テレビ局には沢山カメラがあるよね。で、救急
車みたいに赤くてクルクルしてるのがオンエア中のカメラなのね。
生放送限定だけど」
辻「ホントだぁ。救急車みたいだぁ。ね、これって音もするのかなあ?
ウ〜ッって」
飯田「えっと……どうだろ。カオリ、本番中は番組に集中してるか
ら、鳴ってても聞こえない…」
辻「そっかぁ。そうなんだぁ」
物陰から見守っていてずっこける中澤。
辻 「飯田さーん、レッスンお願いします」
飯田「じゃ10回ね」
辻 「はい」
飯田「10回なっちを殴る練習ね」
辻 「はい」
飯田「次は10回ごまちゃんを蹴る練習」
辻 「はい」
飯田「えーと次はー」
辻 「(なんのレッスン?)」
飯田「えぐりこむように! そう! 打つべし! 打つべし! 打つべし!」
辻 「……ね、これいったいなんのレッスンなのかなあ?」
飯田「リズムだよ」
辻 「リズム」
飯田「そう、リズム」
飯田「やっとお昼ご飯ね、かおりめっちゃお腹すいたよ〜。」
辻「今日のお昼はから揚げ弁当ですね。」
飯田「やった〜、かおり唐揚げめっちゃ好きなんだ〜、希美ちゃん一緒に食べよ。」
飯田・辻「いただきま〜す」
辻「から揚げっておいしいですね。」
飯田「そうだよにわとりさんだって〜 食べられたくて生きてたんだからさ〜
そりゃおいしいさ。」
飯田「最後の1個になっちゃった〜。あっ・・」
飯田のから揚げが地面に落ちた。
飯田「あああ〜、私がね、今ね、食べようとしたらから揚げが落ちちゃった〜」
辻「落としちゃったんですか?」
飯田「かおりね、もうから揚げが食べれないんだな〜って思ったら
なんか今めっちゃセンチメンタルな気持ちになった。」
辻「私の1個あげますから落ち込まないでくださいよ。」
飯田「えっ、ほんとに、やった、いえ〜い。」
物陰から見守っていてずっこける中澤。
飯田「希美ちゃん、どうしたの?」
辻「あ、圭織さん。今『ハッピーサマーウエディング』の練習してたんですよ。
レコーディングの時につんくさんに『歌詞の内容を理解しなさい』って
言われたので。」
飯田「う〜ん、そっか〜、希美ちゃんには難しいのかな〜。
かおり教えてあげる、かおり希美ちゃんの教育係だしさ。」
飯田「女の人がいます。」
辻「はい、女のひとがいます。」
飯田「その人はある男の人を好きになりました。」
辻「はい、好きになりました。」
飯田「その女の人はその男の人と結婚するんだけど、
お父さんお母さんありがとうって言う歌なの。」
辻「はい、お父さんお母さんありがとうって言う歌なんですね。」
物陰から見守っていてずっこける中澤。
辻「飯田さんってなんでジョンソンって言うんですか?」
飯田「……その話はしないで」
辻「え、でもうたばんの中居くんの相方のひと、いつもジョンソンって」
飯田「そのひとはいいの、えらいから」
辻「そっかー。じゃああたしもえらくなったらジョンソンって呼ぶね!」
飯田「いいよ! えらくならなくていい!」
中澤「(頭を押さえながら)……なっち、なんか言うたり」
安倍「えっ、うん……(首をひねりながら)……ねぇ、圭織、中居さんの相方はタカさんじゃなくて稲垣さんじゃなかったっけ」
飯田「え、うそ。そうだっけ?」
安倍「そうだよー」
辻「あ、知ってる! それってSMAPだよね!」
そのままずっこける中澤(タカさんの相方はノリさんだとツッコミを入れてほしかったらしい)
辻「うわ〜、すごい大きなセットですね。」
飯田「そうだよ、これは私達が歌うためにみんなが一生懸命作ってくれたんだからさ〜
かおりみんながちゃんと歌わなきゃいけないと思う。」
辻「そうですよね。」
飯田「お〜し、気合入れて行こう、お〜!」
辻「お〜!」
辻「でもこのセットってどうやって作ったんでしょうね?」
飯田「そりゃこのセットができるまではいろいろあったさ。」
辻「そうなんですか?」
飯田「始めに美打ちをやってね、どんなセットを作るか決めるんだけどさ〜、かおり前に
タンポポで美打ちやったとき、たんぽぽの白い種がふわふわと飛んでる所で
歌いたいとか言ったりしたんだけど〜、風が強すぎて大変だったりとかして〜、
それで、セットを作るには重いものをたくさん運ばなきゃいけないんだけど〜、
作り終わって歌った後は壊しちゃうから〜、かおりめっちゃセンチメンタルな
気持ちになったりして〜、
まっ、とにかく大変ってことよ。」
辻「大変なんですね。」
物陰から見守っていてずっこける中澤。
飯田「希美ちゃん、どうしたの?」
辻「あ、圭織さん。今『ハッピーサマーウエディング』の練習してたんですよ。
レコーディングの時につんくさんに『歌詞の内容を理解しなさい』って
言われたので。」
飯田「う〜ん、そっか〜、希美ちゃんには難しいのかな〜。
かおり教えてあげる、かおり希美ちゃんの教育係だしさ。」
飯田「女の人がいます。」
辻「はい、女のひとがいます。」
飯田「その人はある男の人を好きになりました。」
辻「はい、好きになりました。」
飯田「その女の人はその男の人と結婚するんだけど、その男の人は釣りが好きなのね。」
辻「釣りが好きなんですね。」
飯田「それで、釣りが好きな人に悪い人はいないから、
その男の人はいい人なんですよってことなんだけど、希美ちゃん釣り好き?」
辻「う〜ん、やったこと無いからわかんない。」
飯田「 かおりもやったことないけどその女の人のお父さんも釣りが好きだから
いい人なんだな〜って訳よ。わかった?希美ちゃん。」
辻「はい、わかりました。」
物陰から見守っていてずっこける中澤。
飯田さん「それじゃ、歌の練習しようね」
辻さん「はい」
飯田さん「それじゃ歌ってみてね。せ〜の、」
辻さん「ぽっぽっぽ〜 はと ぽっぽっぽ〜 ま〜めが・・・」
飯田さん「ちがうでしょ!」
辻さん「ごめんなさい!」
飯田さん「感情がこもってないよ。ぽっぽっぽ〜のところは鳩さんみたいにこうやって首を動かすの」
辻さん「分かりました」
飯田さん「じゃあもう一回ね。せ〜の、」
辻さん「も〜もたろさん も〜もたろさん お腰に付けた・・・」
飯田さん「ちがうでしょ!抱いてホールドオンミー歌うんでしょ」
辻さん「ごめんなさい!(どきどき・・・)」
(一人で泣いている辻さん)
飯田さん「さっきは厳しく注意して、ごめんね」
辻さん「違うんです」
飯田さん「え?」
辻さん「飴のなめすぎで虫歯になったみたいなんです・・・」
飯田さん「え?ほんと?大変だよ。この世界でやってくなら自己管理しっかりしないと」
辻さん「え?自己管理ってなんですか?」
飯田さん「自己管理っていうのはね、フィジカルコントロールのことなんだよ」
辻さん「なるほどそうなんですか」
飯田さん「いたいのいたいの飛んでいけ〜! ・・・どう?」
辻さん「あれ?痛くない」
飯田さん「よかったね」
辻さん「ありがとうございました」
中澤「圭織と希美はなんで歩くのがめっちゃ速いねん。」
矢口「また16ビートを刻みながら歩いてるらしいよ、キャハハ。」
辻「飯田さん。きょうのアイさが、とてもおもしろかったです」
飯田「やっぱり。かおりね、いつもアイさがのこと考えているからね・・・」
辻(ながい。いわなきゃよかった)
飯田「自分一人だけの番組ってさ。やっぱり意気込みってものも違いしさ・・・」
りんね(あたしの立場は?)
加護「あ、ジョンソンさんだ。」
辻「ジョンソンさんだ。」
加護・辻「ジョンソンさ〜ん」
(振り返る飯田)
飯田「どうしてかおりのことそういうふうに呼ぶのぉ。かおりにはさぁ『飯田圭織』って言う名前があるのにさぁ。
かおりのことジョンソンって呼ぶのおかしいと思う。
かおりね、今2人のことが嫌いになった。」
中澤「圭織、なんでそんなに怒ってんねん?」
飯田「あ、裕ちゃん、今ね、亜衣ちゃんと希美ちゃんがね、
かおりのこと『ジョンソン』って言ったんだよぉ。
これからね、みんなでがんばろうっていうときにね、
かおりかおりのことそういう風に呼ぶのおかしいと思う。
中澤「2人とも圭織のこと『ジョンソン』って呼んだん?」
加護・辻「だってテレビでそう呼ばれてるから。」
中澤「圭織、2人とも悪気はないんやから許してやんなさい。」
飯田「でも・・・」
中澤「テレビではそういう風に言われてるかも知れへんけど、
ほんまは圭織は気にしてんねん、もう言ったらあかんで。」
加護・辻「圭織さんごめんなさい。」
飯田「これからかおりのことかおりって呼んでくれる?」
加護・辻「はい、圭織さん。」
飯田「さっきね、かおり亜衣ちゃんと希美ちゃんのこと嫌いって言ったけどね、
かおりのことちゃんとかおりって呼んでくれたから2人のこと好きになった。
2人ともかおりのこと好き?」
(うなずく加護・辻)
飯田「じゃあ、ねえ、笑って。」
中澤・加護・辻「・・・・・・」
飯田「次は飛行機で移動ね。」
辻「わたし飛行機乗るの初めてなんです、うわ〜、窓から外が見えるんですね。」
飯田(ふふふ、はじめはみんなワクワクするのよね。)
「かおりは向こうに着くまで寝てよ〜っと、リクライニングのボタンを押してっと
あ、あれ、席が倒れない。」
スッチー「お客様、何か御用ですか?」
飯田「押すボタン間違えちった、えへへ。」
辻「えへへ。」
スッチー「ふふふ(怒)」
「明日は瀬谷に旗を立てよ」
そのうわごとを残し、矢口さんは
アサヤンの星もー娘。、そのタンポポの争乱から姿を消す。
時を同じくして飯田さんの前に現れるのは幾筋もの道。
どの道を選ぶのかどの道を歩むのか。
選んだ道が正道。貴方の心には菩薩がすんでいる。
中澤「あっ、圭織なにしてるん?」
飯田「かおりこれから希美ちゃんと2人でダンスレッスンするんだよ」
中澤「へー、圭織が希美ちゃんと、ちゃんと教育係やってるんやなあ。」
飯田「そうだよ裕ちゃん、かおりだってね、やるときはちゃんとやるんだよ。
それにね、希美ちゃんに教えることでね、かおりも成長できればいいし
それでね、かおりと希美ちゃんが仲良くなれれば一石三鳥なんだよ。」
中澤「・・まあ、確かにそうやな、希美ちゃんの教育係は圭織なんやし、
しっかり頼むで。」
飯田「うん、大丈夫だよ裕ちゃん。
先輩と後輩の2人で励ましあってがんばるのってまさに青春だよね、
かおり今めっちゃ青春って感じだよ。」
中澤(ほんまに大丈夫なんかなー)
中澤(おっ、ほんまに2人でやってるみたいやな、ちょっと隠れて見とこ)
飯田「だからぁ〜、ここはこうするんだってばぁ〜。」
辻「こうですか?」
飯田「違うよぉ、だからぁ、股を大きく開いてぇ、膝を外に向けてぇ、腰を大きく振ってぇ
『エブリバディバディバディバディ』ってやるんだってば〜。」
辻「こうですか?」
飯田「う〜ん、まっ、そんな感じね、じゃあ10回やってみよ。」
辻「はい。」
中澤(2人してすっごい格好やな〜、
せやけどこの2人はなかなかいいコンビになるかもしれんな)
物陰から見守ってなぜかホッとする中澤だった
石川「保田さん、あの、モーニング娘。ていつもこんなハードなことやってるんですか?」
保田「当然よ」
石川「でも、保田さんの作った自主練習メニュー…とてもこなせそうにありません」
保田「ばかっ、紗耶香ならこのぐらいへのかっぱだったわよ!」
石川「市井さんが……わかりました。頑張ります」
ひらりとこぼれる練習メニュー。
飯田「……ん? 毎日ジョギング20km、腕立て2000回、腹筋3000回、
背筋1000回、ヒンズースクワット…ちょ、ちょお圭ちゃ…」
保田「部外者は黙ってて」
飯田「うん……(10回じゃ少なすぎたんだぁ……)」
飯田「んーまた間違った」
辻 「こっこの音程むっつかしーんですよー」
飯田「そうねーじゃ」
辻 「ハイ、10回くり返しですね」
飯田「今日は1000回いってみよっか」
辻 「えっ?!」
辻姉「ねえ希美、最近どうよ?」
辻「どうよって、何が?」
辻姉「決まってんじゃない、モーニングの仕事よ。」
辻「うん、ちゃんとやってるよ、今日もね、圭織さんとダンスの練習したんだよ。」
辻姉「圭織って、あ〜、ジョンソンね、そういえばこの間ASYAN見たけどあんたの教育係って
ジョンソンだったわね〜。」
辻「なんで圭織さんのことジョンソンって言うの〜、
希美圭織さんのことジョンソンって言うのおかしいと思う」
辻姉「そうかそうか、あんたの教育係だもんね、それでさ〜、LOVEマシーンの振り付け
教えてくれない?あの振り付けって超うけるよね〜」
辻「なんでそういうこと言うの?希美だって一生懸命やってるのにさ〜
希美だってアーティストなんだよ。」
辻姉「アーティストね〜、まあ希美も色々頑張ってるんだ。」
辻「そうだよお姉ちゃん、希美だって色々頑張ってるわけよ、
まさに青春って感じだよ。」
辻姉(最近希美のしゃべり方が変わってきたな〜)
飯田「明日はうたばんの収録ね。」
辻「うたばんに出てどんなことをするんですか?」
飯田「ゲームとかするんだけど、かおりね、うたばんでかおりはぜんぜん悪くないのに
悪者にされたりね、貴さんと中居君にドッヂボールで集中ねらいされたりね、
中居君にお尻を蹴られたり顔を叩かれたりしていろいろ大変だったんだよ。」
辻「なんか大変そうですね。」
飯田「でもね、もし希美ちゃんがそんなことされそうになったらかおりが助けてあげる。
それにね、ゲームをやって勝ったら何でも好きなものが貰えるんだよ。」
辻「うわ〜、すごいですね〜」
飯田「だからね、今日はゲームの練習をして明日がんばろうってわけよ。」
辻「それで、何の練習をするんですか?」
飯田「かおり縄跳びがめっちゃ得意だから希美ちゃんに教えてあげる。」
飯田「それじゃ気合入れて行くぞ、お〜!」
辻「お〜!」
辻「はあ、はあ、疲れた〜、圭織さん縄跳び上手いですね〜」
飯田「だってかおり縄跳びの成績がずっと5だったから引っ掛からないんだもん。」
飯田「さ〜て縄跳びの練習はこれくらいにして次は椅子取りゲームの練習をやろう。」
辻「椅子取りゲームの練習ですか?」
飯田「かおりさ〜、この間の椅子取りゲームでね、ダニエォと椅子の取り合いになった
ときね、かおりは正々堂々じゃんけんで決めようとしたのにダニエォにお尻でパンチさ
れて負けちゃったんだよぉ、だからね、かおりそのことがめっちゃ悔しくて、燃えてる
わけよ。じゃあちょっとついて来て。」
辻「ここってレストランじゃないですか?」
飯田「そうだよ、ここで一杯ご飯食べてね、大きくなろうってわけよ、
大きいほうが椅子取りゲームに有利でしょ。じゃあ入るわよ」
辻「もうお腹一杯で食べられないです。」
飯田「だめだよ希美ちゃん、もっと食べなきゃ。」
辻「ほんとにもうお腹一杯で・・・うぷ」
飯田「なっちだってさ〜、こうやって強くなったんだからがんばろうよ」
辻「でも圭織さん、今思い出したんですけど前回のゲームってクイズでしたよね。」
飯田「あ〜っ、そうか、でもいい汗かいておいしい物食べれたんだから良しとしよ。」
辻「そうですよね。」
飯田「ここが東京メディアシティ。ASAYANはここで撮るんだよ」
辻「うわー、なんかここすごいですね」
飯田「そっちは骨場っていうんだよ。舞台装置とかがある…」
辻「ほねば?」
飯田「漢字で書くとホネに場所の場」
辻「……ゆ〜れい、出ます?」
飯田「圭織ね、まだ幽霊見たことないのね。でもね、ここ、絶対出そうとか思っ…」
辻「……っ! え〜やぁだ〜そんなとこ入るの〜(半泣き)」
飯田「大丈夫だよ! 今日は裕ちゃんいるし!」
中澤「うちは魔よけかい!」
後藤「ぎゅ!(抱き)」
辻「・・・(ぽっ)」
後藤「うふふふふ」
扉の陰の飯田「・・・(紗耶香だけでなく希美まで・・・!?)」
Λ--Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
// | | | |ヽ < 飯田圭織でーす。
||( ~ー~ )|| Λ_Λ \______________
||( )|| ノノハヽヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | |( ^∀^ )| < 辻希美でーす。
| | | ( ) \______________
(_)_) (_)_)
こんにちは、辻希美です
今日は私に圭織さんがたこ焼きを作ってごちそうしてくれるそうです。
なんでも圭織さん、テレビでたこ焼き屋さんのお仕事を体験してから
たこ焼き作るのにすっかりハマったらしいんです。
だから今日はとっても楽しみです。
でもそのことを平家さんに話したら私のことをすごい心配してました
なんでだろう・・・
飯田「ほら〜、出来たよ。」
辻「うわ〜、たこがプリプリしておいしいですね。」
飯田「でしょ〜、次は圭織スペシャルよ。」
辻「うっ・・・ これ、たこの代わりに何が入ってるんですか?」
飯田「はちの子よ、ちゃんと食べなきゃだめ!」
辻「・・・」
圭織さんは私が食べてる間ずっと「ぶんぶんぶん」の歌詩に
「る」を入れたやつを歌っていました。
お姉ちゃん、圭織さんはとてもいい人です。
こんにちは、辻希美です
今日は圭織さんと映画を見に行きました。
飯田「うぅ・・・ ぐすっ・・・ 良かったねこの映画。」
辻「いい映画でしたね。」
飯田「かおりはね、この映画を見てね、めっちゃ感動してね、
(中略)
・・・って言うわけよ。」
圭織さんは2時間の映画の話を5時間も私にしてくれました。
お姉ちゃん、圭織さんはとてもいい人です。
こんにちは、辻希美です
今日は圭織さんと2人で裕子さんのバースデーケーキを作ります。
飯田「どんなケーキがいいかな〜、どのケーキを作るかこの本読んで決めよう。」
辻「私、イチゴのショートケーキがいいな〜」
飯田「それは希美ちゃんの食べたいケーキでしょ、
裕ちゃんは大人なんだしさー、もっと大人っぽいケーキにしようよ。」
辻「このバウンドケーキってのはどうですか?」
飯田「このケーキってお酒をたくさん使うんだよね、
まさに大人の味って感じじゃん、これにしよう。」
辻「これなら裕子さんも喜んでくれそうですね。」
飯田「このケーキにはブランデーってお酒を使うのか〜
でも裕ちゃんビールが好きだからビールを使おう。」
「じゃあ、早速作ろう。」
辻「あっ、ケーキが焼きあがりましたよ。」
飯田「オーブン開けてみよう。」
オーブンからはとても食べ物とは思えないような匂いがしました
だけど圭織さんは味見をせずに裕子さんに渡しました。
でもね、お姉ちゃん、圭織さんはとてもいい人です。
中澤「やぁ〜、あのケーキめっちゃうまかったでぇ。カオリ今度作り方教えてやぁ」
お姉ちゃん、中澤さんもとてもいい人みたいです。
飯田「ねえねえ、希美ちゃん。」
辻「圭織さん、それはたれぱんだですよ。」
飯田「あれー?まちがえちゃったー。ごめんね、希美ちゃん。」
辻「圭織さん、それは扇風機です。」
飯田「あ〜〜〜〜〜〜、おもしろ〜い、こ〜え〜が〜ふ〜る〜え〜る〜。」
辻「ほんとだ〜」
辻「ほ〜ん〜と〜だ〜」
飯田「まわなべにく かな」
辻「かいにくなべ じゃないですか?」
飯田「希美ちゃん、にく はさいごだとおもう。」
辻「あ、ホントだ〜。じゃ、じゃ、 かい なべ にく?」
飯田「あ、それカオリきいたことあるかも!」
辻「じゃ、すみませーん、かいにくなべ とゴハンのセットくださ〜い」
飯田「希美ちゃん、にく はさいごだってば・・・」
店員「・・・3番テーブル、回鍋肉定食。2つ。熱いやつね。」
保田「あーもうカオリたちの話聞いてるとイライラする!あたしと石川さんは、ラーメンライスと餃子!」
石川「……(たまには違うもの食べたい)」
矢口(中華料理店の回転テーブルの上に乗って)「おらおらおらー!回せ、回せ吉澤!」
吉澤「しょうがないな…行きますよ!(力いっぱいテーブルを回す)」
矢口「うおおおおおーっ!回る回る!オイラ回ってるよ!興奮するぞこのやろ!
…もう止まっちまったじゃねえか!吉澤もう一回回して!それと注文はチャーハン!」
吉澤「はいはい」
飯田「なんか にぎやかなおみせだね。」
辻「はふはふ。熱いけどおいし〜」
飯田「わたし、にく すきなんだ。」
辻「ホントですか?少し多いから手伝ってくれます?」
飯田「ありがと。 希美ちゃんってさ。」
辻「はい」
飯田「きゃべつ すき?」
矢口「なんだこれは!チャーハンに旗が立ってねえぞ!うおおお〜こんなもの食えるかあ!」
吉澤「しょうがないですよ。お子様ランチのチキンライスじゃないんだから」
矢口「やだ!旗!旗がなきゃオイラ食べない!あとヤクルトとプリンがなきゃ食べない!うおおお〜!」
吉澤「……(黙々と自分の天津飯を食べる)」
保田「カオリと辻ちゃんだけじゃなくて矢口と吉澤さんもうるさいね。
ね、あたしもう食べ終わっちゃった。餃子もう一皿づついかない?」
石川「あたしそんなに食べきれないです…」
中澤「なんやかんや言うても、みんな上手くやっとるみたいやな。
安心したわ。・・・・・・あ、兄ちゃん、紹興酒もう一本な!」
平家「で、結局飲むんね・・・」
安倍「…(ガツガツガツ)…ん?」
加護「これ…何て読むんですか?」
後藤「は? 私に漢字聞かれてもわかんないよ〜 アハハハっ」
市井「威張れることじゃねーだろっ!」
後藤「だってこれ、読めます? "麻婆豆腐"」
市井「…ア、アタシ、ほら、今英語の勉強してるからさ、忘れちゃったかな〜、なぁんて。 ハハハハっ」
後藤「……」
加護「すいませーん、これ、これくださーい」
中澤「ま、とりあえず矢口お持ち帰りしとこか?」
平家「またそれかい!!つーか、ここ居酒屋ちゃうやん!!」
後藤「ZZZ」
加護「どうしよう。市井さ〜ん、後藤さんが寝ちゃいました〜。」
中澤「え?ええの?ごっちんお持ち帰りや!」
平家「もうええちゅーねん!!」
飯田「裕ちゃん!お持ち帰りなんてしちゃダメなんだよぉ〜!」
中澤「ええやん、アタシの趣味や」
辻「飯田さん、お持ち帰りってなんですか?」
飯田「こんどカオリがしてあげるね。」
平家「あんたもかい!!」
辻「飯田さん、もうこの店でましょうよ。なんか恐い人がいっぱい・・・」
飯田「えぇ〜、カオリもうちょっといたいなぁ〜」
加護「ところで平家って誰ですか?」
飯田「カオリわかんなぁ〜い」
平家「飯田ァ!お前とは会ったことあるやん!!」
後藤「ふにゃ・・・」
加護「あっ、後藤さん起きた」
後藤「・・・市井ちゃ〜ん、きゅ〜ん・・・」
加護「・・・また寝た」
飯田「わかる、カオリは真希の気持ちがすごいよくわかるの・・・」
辻「(この人は一体・・・)」
矢口「おい、吉澤!これはなんだ!」
吉澤「ええと、それは酢です」
矢口「そうだ!ひひひ、それじゃこうすると(酢をなっちに頭からぶっかける)、これはなんだ!おらおら!」
吉澤「それは、酢豚です」
矢口「その通り!キャハハハハ!そら、もっとかけろ!」
なっち「ぶひ…(ヤキソバ食べたいっしょ)」
石川「保田さん、最初にこのスレ乱入したのあたしたちなのに…目立ってないですね」
保田「いいのいいの。それより、ここ餃子もおいしいけどシュウマイもおいしい。食べない?」
石川「……」
後藤「わーい酢豚だぁ!あたしも食べるぅ!」
加護「でもこの酢豚、なんかまずそーですよ」
後藤「じゃ、圭ちゃんにあげよっか?圭ちゃ〜ん」
石川「・・・保田さん、呼んでますよ」
保田「いいの。・・・いいの」
辻「飯田さん、なんかいろんな人が来ていて・・・」
飯田「ダァ〜メェ〜!!それはカオリが食べるのぉ!!」
辻「・・・飯田さん。そんな酢豚ぐらいで・・・」
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
冫、 < あっそー
` \_____
辻「飯田さん、飯田さん!上の人が恐いんです」
飯田「カオリに任せて!カオリちょ〜強いから!
セクシィ〜〜ビィィ〜〜〜〜〜ムゥ!!
ねっ!」
辻「(どうしよう、矢口さんがこっちに来る!!)」
矢口「飯田!貴様は何様のつもりだ!」
飯田「えぇ〜?何おこってるの?」
矢口「吉澤!」
吉澤「はい、矢口さん」
辻「(どうしよう。思わず隠れちゃったけど飯田さんが
危ない!)」
市井「どうしたんだ、辻?」
辻「・・・・・・(あれ?市井さん・・・・・・なんで地中から出てくるの?)」
辻「市井さん、大変なんです!後藤さんが!後藤さんが!!」
市井「なにっ!?」
吉澤(飯田のコンセントをぬきながら)
「(大変なのは後藤さんじゃなくて、飯田さんなのに。あの子、
市井さんの使い方に慣れたみたいね)」
辻「大変!飯田さんが動かなくなっちゃった!!」
中澤「へーき、へーき。コンセントが抜けただけや。それより
お姉さんとどっか行かへん?」
平家「またかい!!!」
飯田「あれぇ〜、希美ちゃんがいなぁ〜い」
後藤「(誰がコンセント挿したんだろ・・・)希美ちゃんならさっき
裕ちゃんと出てったよぉ」
平家「いつのまにっ!!!!」
飯田「えぇ〜〜!希美ちゃん、裕ちゃんにお持ち帰りされちゃったのぉ?」
後藤「うぅ〜ん、みたいだねぇ」
飯田「ひどぉ〜い、裕ちゃん!カオリが先って言っといたのにぃ!」
平家「お前もねらってたんかい!!!」
石川「保田さん…もう誰も食べてませんよ?」
保田「そんな事無いわよ。 あそこ見てみな」
安倍「…(ガツガツガツ)…ん?」
店員「お客様・・・お支払いは現金ですか?」
(ドン!)
平家「いたっ! ちょっと、なにぃ?」
店員「食い逃げだー! あいつを捕まえてくれー!」
飯田「なっちだ…」
後藤「前足ついて走ってる…」
安倍「ぶ?」
店員「ですから、お支払いは・・・?」
安倍「ぶぶぶ?」
店員「ですから・・・」
安倍「(ガツガツガツガツ)」
平家「なっち、244で食い逃げして店から走って出たはずやのに、245でまたがつがつ食うてるで。どういうこと」
中澤「そら、逃げとるうちに腹が減って2軒目でまた食っとるちゅうことよ。さ、うちらももう1軒いこか!」
飯田「もう〜いいかげん自分たちのスレに帰ってよお〜」
店員「すみません。飼い主の方、いらっしゃいませんか?」
石川「保田さーん、私たちも帰りましょうよー」
保田「ちょっと待って! これだけ、これだけ食べてから!」
石川「保田さん…」
保田「でも食べきれないな… すいませーん、タッパーありますー?」
石川「……」
中澤「じゃあ、希美ちゃん帰ろか?」
辻(なんかいつもの中澤さんと違う・・・)
平家「あれ? そういえばなんで姉さんおるの? 辻ちゃんお持ち帰りしたんちゃうん?」
中澤「逃げられちゃった…(てへっ)」
飯田「希美ちゃーん(ピピピピッ)」
後藤「あっ、目が光ってる!」
中澤「みんな逃げて、かおりが暴れだしたわ!」
こんばんは、辻希美です
わたしは今、コンサートツアー中でホテルに泊まっています。
もう寝なきゃいけない時間なんだけど、
さっきみんなで見た怖い映画を思い出しちゃってなかなか寝れません。
辻(うわ〜、あの映画見た後1人で寝るのってやだな〜、
わたしの部屋にあんなお化けが出たらどうしよう、
あ〜、そんなこと考えたら余計に怖くなってきちゃった。)
(ガタガタガタ)
辻(えっ、今の音何? まさかお化けがこの部屋にいるのかな?
きっと風の音だよ、風の音、お化けなんかいるわけないよね。)
(ガタガタガタ)
辻(やっぱりこの部屋にお化けがいる?)
(ガタガタガタ)
辻「うわ〜、怖いよ〜」
わたしは部屋を飛び出して隣の圭織さんの部屋をノックしました。
辻「圭織さん! 圭織さん!」
飯田「ん〜、何? どうしたの希美ちゃん?」
辻「出た〜!、お、お化け! うわ〜ん」
飯田「んも〜!、なんでかおりがお化けなのよ〜」
圭織さんはお化けと間違えられたことを気にしてるみたいだったけど
あんな見た目だったら誰でもお化けと間違えると思いました。
そのあとわたしは圭織さんと一緒に寝ることにしました。
圭織さんはねぞうが悪く、わたしは何回も蹴られそうになりました。
お姉ちゃん、圭織さんはとてもいい人です。
辻(かおりさんっかおりさんっ)
飯田(なに? 希美ちゃん)
辻(さっき、堂本さんから話しかけられちゃいましたっ。きゃ〜っ)
飯田(希美ちゃん もう ぷろ なんだから。はしゃいじゃダメ。
おすましおすまし。)
辻(。。。はい。。けど感動〜っ。すごいすごい。はぁ〜。)
飯田(希美ちゃん。)
辻(。。。はい)
飯田(カオリのこと なんかいってた?)
中澤「ああぁ〜、なんで最近の若い子はウチのとこに来ぉへんのやろ?」
平家「アンタに問題があるんじゃい!」
中澤「あれ?みっちゃん。ウチら今ツアー中やで。なんでアンタがおるの?」
平家「アンタが呼んだんやろ!」
辻「平家さん。なんでここに?もうクビになったんじゃ・・・」
平家「なんや?このガキ!失礼なやっちゃなぁ!!」
中澤「みっちゃん、子供相手に怒ったらあかんて」
加護「うるせーババア」
中澤・平家「「なんやとぉ!!?しばくぞ、ワレェ!!」」
辻「やっぱり2人とも気にしてるんだ」
飯田「希美ちゃん、お年寄りは恐いから向こうにいこうね」
辻「はい、飯田さん」
後藤「きゅ〜ん」
飯田「きゃぁ!なにあれ!?ちょ〜かわいい!!」
辻「・・・(飯田さん、それ後藤さんです)」
辻「飯田さん、まずいですよ。後藤さん勝手に連れてきちゃって」
飯田「いいの。カオリ今日は真希と一緒に寝るんだぁ」
辻「だから、後藤さんはごまあざらしじゃないんですってば」
辻「飯田さん、後藤さんは人間なんだからそんな小脇に抱えて歩かないで下さい」
飯田「えぇ〜?なんでぇ〜?サヤカもいっつもこうしてるよぉ?」
辻「・・・(後藤さんって・・・)」
後藤「きゅきゅ〜、むにゃむにゃ」
飯田「やぁ〜ん、ちょ〜かわいい!眠りながら昆布食べてるぅ」
辻「飯田さんもうやめましょうよ」
中澤「ホンマ、かわいいわぁ」
辻「いやっ!中澤さん!!いつのまに!!!」
辻「後藤さん、もう行きましょう。わたし、この人達にはつきあってられない」
後藤「ZZZ」
辻「・・・後藤さぁ〜ん」
飯田さん「希美ちゃんピンチランナー出るんだね」
辻さん「そうなんです。いろいろおしえてくださいね」
飯田さん「そうかぁ〜じゃあ、とりあえず駅伝の練習しようか」
辻さん「え!?駅伝ってなんですか?」
飯田さん「駅伝ってね、青春なんだよ」
辻さん「青春ってなんですか?」
飯田さん「青春は駅伝なんだよ」
辻さん「ありがとうございました」
飯田さん「どういたしまして」
飯田さん「それじゃあまず5`走ってみてね」
辻さん「え?そんなに走ったこと無いです」
飯田さん「大丈夫だよ。希美ちゃん若いんだから」
辻さん「・・・分かりました」
5`を走り終えて倒れ込む辻さん
辻さん「はぁ・・はぁ・・もうだめです。疲れました・・・」
飯田さん「大丈夫?じゃああと4回ね」
辻さん「(え?)」
飯田さん「ごめんごめんまちがえたよ」
辻さん「(ほ・・・)」
飯田さん「あと9回ね」
辻さん「はい。(良かった・・・)」
また走り始める辻さん
辻さん「(なんかおかしいなぁ・・・)」
飯田「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
辻「・・・(やだ、飯田さんまた壊れちゃった!)」
中澤「辻ぃ、何泣いてんねん?」
辻「中澤さん、飯田さんまた壊れちゃったんです!」
中澤「あぁ〜、これももう限界やな。大丈夫、スペアはぎょうさんあるさかい」
辻「・・・(これは一体何体目!?)」
飯田「希美ちゃん、おはよぉ〜!!」
辻「あっ、飯田さんおはようございます。・・・あの、もう直ったんですか?」
飯田「なぁに、それ?カオリはどこも悪くないよぉ」
辻「・・・(もう、チェンジされちゃったみたい)」
飯田「希美ちゃん、何呼んでるの?」
辻「取説です。」
飯田「なんの?」
辻「いや・・・、えっと、ここをこうすると・・・。」
飯田「あははははははははははははははははははははははははははははは」
辻「あはは、なるほど」
飯田「あははははははははははははははははははははははははははははは・・・」
辻「あは・・・」
飯田「あはははははははははははははははははははははははははははははは はははは
ははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」
辻「あわわわ・・・、止め方、止め方」
飯田「あははははははははははははははははははははははははは
ははははははははははははははははははははははははははは」
中澤「なんや!?どないしたん!?」
辻「あっ!助けてください!飯田さんの止め方がわかんなくなっちゃって!!」
中澤「もぉ〜、辻、気をつけなあかんで。ほら、こうやって首筋を」
飯田「&%#*@&%」
中澤「ああ、失敗してもうた」
飯田「%$(%#$&?」
辻「ごめんなさい。何を言っているのかわかりません・・・」
後藤「きゅ〜ん」
飯田「$#@&%##%$&」
後藤「きゅ、きゅ〜ん」
辻「・・・(すごい、会話してる)」
こんにちは、辻希美です
今日はみんなでボーリング場に来ています。
圭織さんが休みの日に保田さんと2人でボーリングをしてからすっかりハマってしまい、
それで圭織さんがみんなを誘って今日ボーリングをすることになったわけです。
どうなるのかとても楽しみです。
中澤「ボーリングなんてそんなガキの遊び、アホ臭くてやってられへんわ。」
平家「そんなこと言いながら姐さん、しっかりマイボールにマイシューズを用意してますやん。」
中澤「あたりまえや! この中澤裕子さんに負けは似合わへん」
平家「あんまり無理しないほうがええんちゃいます?
年寄りは筋肉痛が明後日に来るらしいですよ。」
中澤「アホな事言わんといて、うちはあんたとボーリングの勝負して勝ったんやで
その実力はわかってるはずや、無理せんでも勝てるっちゅうねん。」
平家「ま〜、姐さんの若い頃にはボーリングはやってましたもんね。」
中澤「何でやねん、うちはそんなに年食ってへんわ。」
中澤「お、つぎはなっちの番やで」
安倍「あいよ〜 じゃあ、いくよ〜」
(ゴロゴロ)
市井「あ〜、ガーターだよ。」
安倍「ガーターだけになっちの投げたボールにガタが来てたんだべさ。」
一同「・・・」
安倍「いや、だからね なっちの投げたボールに・・・」
中澤「いや〜、聞いてたけどどう反応したらいいのかわからへんわ。」
後藤「寒いワン!」
安倍「んも〜 ばかっ!」
市井「ん、じゃあ 市井いきま〜す。」
(ゴロゴロ)
市井「わ〜、やった〜、ストライクだよ。」
中澤「やるやん紗耶香、よっ! 男前!」
市井「いや〜、市井は、まだまだっすよ。」
後藤「キューン」(市井ちゃん、格好いいですぅ〜)
加護(後藤さん目がうっとりしてる・・・)
矢口「おい、おい、おい、吉澤」
吉澤「ん、何ですか矢口さん。」
矢口「おい、吉澤! お前はこのおいらが投げるとこを見たいか!」
吉澤(・・・またこれか)「え、ええ、見たいです。」
矢口「よーし、お前の気持ちはよーくわかったぞ。
行くぜおらあーーーーーー!!!」
(ゴロゴロ)
吉澤「・・・ガーターでしたね。」
矢口「わかってらい! ちょっと手元が狂っただけだい!」
飯田「ボウリングってさー、やっぱりつまんない。」
辻「圭織さん、そんなこと言わないで下さいよ。」
飯田「だってさ、かおりがボール投げてもさ、ぜんぜんまっすぐ行かないんだもん。」
辻「次、圭織さんの番ですよ、そんなこと言わず頑張ってくださいよ。」
飯田「ん〜、よいしょっと。」
(ゴロゴロ)
辻「うわ〜、やった〜、圭織さんストライクですよ。」
飯田「やった〜!、いえ〜ぃ、いえ〜ぃ、いえ〜い、
やっぱボウリングって楽しいわ。」
辻(えらい変わりようだな)
保田「いい、ボールを投げるときは軸足でしっかりと踏ん張って、
狙う方向へボールを手で押し出すような感じで投げるのよ。」
石川「はい、こうですか。」
保田「そう、こんな感じね、じゃあ素振りを10回やってみて。」
石川「あの〜、素振りなんかやってていいんですか?」
保田「大丈夫よ、これが上達への一番の近道なのよ、一緒に頑張ろうよ。」
(こんなとこでも)ああ麗しきかな師弟愛
石川「・・・みんな早く投げろって怒ってますよ。」
矢口「ちくしょー、調子出ねえな、ボール替えてみよ」
吉澤「そうですね、そうした方がいいかも知れませんよ。」
矢口「えーと、どのボールにしようかなー、
お、こんな所にちょうどいいボールがあったぞ(ニヤリ)。」
安倍「ぶ、ぶひっ?」
矢口「行くぜおらあーーーーーーー!!!」
安倍「ぶひー!」
(ガーン)
矢口「ちっ、1本残っちまったか。」
安倍「ぶひー」(助けてー)
吉澤「安倍さん、機械に巻き込まれてますよ。」
(ゴロン)
吉澤「あ、帰ってきた。」
平家「で、結局、優勝者は誰やねん?」
中澤「そりゃ、この中澤裕子さんに決まってるやろ。」
矢口「でも、希美ちゃんが最後の1投でストライクを取ったら逆転優勝だよ。」
飯田「希美ちゃん頑張ってー!」
辻(うわ〜、緊張するな〜)「よいしょっと。」
中澤「あ〜、こりゃあかんわ、スピードなさすぎや。」
保田「でも、まっすぐすすんでるよ。」
市井「お、まんなかのピンにあたった、どんどん倒れていってるよ。」
加護「最後の1本が倒れたよ。」
中澤「うわ〜、すごい、希美ちゃんの優勝や。」
安倍「ぶひぶひ」(優勝おめでとう)
後藤「キューン」(希美ちゃんすごいよ)
飯田「うわ〜、希美ちゃんすごいよ、いぇ〜い、いぇ〜い。」
中澤「圭織、すごい喜び様やな。」
飯田「だってね、かおりは希美ちゃんの教育係なんだもん。」
平家「なんやそれ、説明になってないやん。」
一同「ははははは」
お姉ちゃん、みんなとてもいい人です。
飯田「希美ちゃん、トークでは目立たなきゃいけないの」
辻「でも、目立ちすぎて中澤さんに怒られるのはちょっと・・・」
飯田「何いってんのぉ?そんなこと言ってたら圭ちゃんみたいになっちゃうよぉ!」
辻「飯田さん!私頑張ります!!!」
飯田「ただいま〜、今タイからもどってきたよぉ〜」
辻「あ、お帰りなさい。タイはどうでした?」
飯田「う〜ん、日帰りだったからよくわかんないや。
それでね、ののちゃんにお土産買ってきたの。」
辻「うわ〜♪ 何を買ってきてくれたんですか?」
飯田「はい、変な顔のお面、ほら〜、これってののちゃんのお姉ちゃんそっくりでしょ。」
辻「え、ええ、そうですね、ありがとうございます」
飯田「ふぁ〜、じゃあちょっと寝させてくれる、かおりさ〜、ぜんぜん寝てないんだ」
辻(忙しいのにわざわざ私のために・・・)
お姉ちゃん、圭織さんは目を開けたまま寝てますがとてもいい人です
飯田「ののちゃんて圭織のファンだったんだね」
辻「え……あの、圭織さんだけじゃなくって、モーニング娘。の……」
飯田「サインしてあげようか」
辻「えっ、いいんですかー、うれしーなー」
圭織さんは買ったばかりのジャケットの背中に大きくサインしてくれました。
お姉ちゃん、たまに泣きたくなるけど、圭織さんはとてもいい人です。
辻「あいぼんは校長先生の前でLOVEマシーンを踊ったんだって。なんかすごいね〜」
飯田「踊らないの?」
辻「えっ?」
飯田「ののちゃんも踊れるよね?」
今日のハローモーニング(ゲスト:松田聖子さん)の収録のあと、
飯田さんのスゴい振りを伝授してもらいました。
お姉ちゃん、なんだか頬が暖かいけど圭織さんは本当にいい人です。
飯田「今日ね、ののちゃんの為におやつ作ってきたんだ。」
辻「うわ〜、嬉しい、何を作ってくれたんですか。」
飯田「ほら、アロエヨーグルトよ、ののちゃん好きって言ってたから。」
辻「やった〜! ってこのヨーグルトの中のアロエトゲトゲがたくさんついてますよ。」
飯田「ちょうどさ〜、かおりの家にアロエがあってさ〜、今朝摘んだのを持ってきたわけよ。
とれたてだからおいしいよ、きっと。」
辻「いや、おいしいって言われても、トゲトゲがついてるのに食べるのは・・・」
飯田「え〜、どうして〜、かおりが一生懸命作ったのに食べてくれないの〜(うるうる)」
辻「わ、わかりました、た、食べます。」
お姉ちゃん、圭織さんはたまに無茶なことを言いますがとてもいい人です。
飯田「ののちゃんさあ、ハンディビデオはちゃんと固定して持たなきゃダメだよ〜」
辻「だっておもいんだもん…」
飯田「もう。じゃあ圭織を10回撮って」
辻「ハイ」
飯田「キレイに撮らないとやりなおしさせるからね」
辻「……ハイ」
お姉ちゃん、腕が痛くて箸が持てなくなっちゃったけど、圭織さんはとてもいい人です。
飯田「ねえ、ののちゃん。あっちむいてホイしよう。」
辻「いいですよ。」
飯田・辻「じゃんけんポイ」
辻「あっちむいてホイ!」
辻「やった〜、勝った〜」
飯田「これでののちゃんの1勝ね、これって10回勝負でしょ?」
辻「えっ?」
お姉ちゃん、圭織さんはとても負けず嫌いですがとてもいい人です。