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ついに登場!保田が主人公の小説

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「う〜ん・・・」
いつも保田は悪夢にうなされていた。
そう昔のいじめられていた時の夢だ。
そして出てくるのはいつも吉田(仮名)だ。
こいつのせいで小中高とあだながひらめになったのだ。
「・・・!!またあの夢・・・」
枕もとの時計をみる。AM2:00をまわったころだった
でも保田はこの夢が好きだった。
この夢の後だけは自分のほうがすぐれていたんだということが実感できる
娘。のオーディションもあいつと一緒に受けた。
そして私が受かりあいつが落ちた。
保田はこの夢の後心の中でいつもこう叫ぶ。
ざまぁみろ吉田!私のほうが優れてるのよ!!
私のほうがかわいいのよ!!LOVEマシーンのヒットも私のおかげ!
プッチモニのヒットも私のおかげ!!
恋のダンスサイトにいたっては私一人の人気で80万枚よ!!
どうよ!!私はすごいわ!おーっほっほっほ!!

・・・その日つんくから戦力外通告を受ける保田

戦力外通告を受け落ち込んだ保田のいくところは決まっていた。
愛する彼のところだ。彼は三流大学をでていまはフリーターをしている
お世辞にもかっこいいとはいえない。いやむしろ不細工だ
保田は彼の家までの道でこんなことを考える。
べつにいいわよ!モー娘。がなによ!
どうせ私の人気に嫉妬したメンバーがつんくに泣きついたんでしょ!
わかってるのよ!!特に後藤!!なんで加入して一週間でファンレターが千通以上来るのよ!!
私は一年でファンレター3通よ!!(うち1通は自作)
ファンレターは少ないほうが人気があるのよ!!って後藤に教えなきゃよかったわ!
・・・ふーもう過去のことは考えるのやめよ
これからどうしようかな?そうだ!!
彼と結婚しよう!!べつにお金が無くてもぶさいくでもいいわ!!
私はあの人が好き!!彼も私が好き!!それでいいわ!!

・・・その日彼から「きもいからうせろ」といわれるれる保田

ああ、彼からも「きもいからうせろ」なんて言われたわ。
これで本当に行くところがなくなったわ。
仕方がない、ソープにでも行って働くか。
なんたって元モーニング娘。よ!
客なんか黙っててもいっぱいつくはず。
これでひと財産作ってビバリーヒルズに白い家建てて住むわ
見てらっしゃい、必ずメンバーを見返してやるんだから!

・・・ソープ店長「君、不合格。」

保田は実家に向かっていた。
私には最初から芸能界なんて向いてなかったのよ。
人気のあるものがバッシングのまとになるもの。
でも楽しかったな。
娘。の中で私のあだなはフィリピーナだったけど意味は不明だったし。
・・・だめだめ。私ったらまた過去の事を考えてる。
かわいく舌をぺロッとだす保田。それを見て失禁する猫。
やっぱり私には実家でがんばるのがあってるわね。
私のことをとっても愛してくれる両親がいるもの。
私が小さな頃顔面骨折した時も「ほっときゃなおる」と
あふれんばかりの愛情を私にくれたの!!
あーはやくお母さんとお父さんにあいたいわ!!

・・・その日両親の遺体の第一発見者になる保田

警察で身元確認をおえた保田は体の調子が悪いことに気づき病院へ向かう
保田の両親の死因は不明だった。
さすがの保田もちょっとへこんでいた。
すると目の前を一匹のトカゲが通った
すばやく捕まえて食べながら持ち前の+思考を働かせる。
おかあさんとおとうさんはきっと天使が迎えにきたのよ
いまごろきっと天国だわ。
私はこれから仕事と住むところさがさなきゃ。
それにしてもおいいしいわ。やっぱり肉は爬虫類よね。
だけどなんの仕事がいいかしら?
レースクイーンなんてどうかな?・・・だめだめ。
また人気がでてバッシングされちゃうわ。
それじゃあスチュワーデスなんかどう?これだわ!!
もう病院は目の前だった

・・・その日医者から「検査の結果あんた爬虫類」といわれる保田  

病院の帰り安ホテルを見つけそこに泊まることにした保田
安ホテルだけあって部屋は狭かったがそんなに気にならなかった。
今日は朝から散々だったわ。
つんくさんからは戦力外通告されるし彼からはふられるしソープは落ちるし
両親は死んでるし爬虫類だということがわかるし・・・な、なにっ!!
保田の目の前を黒い物体がうろついていた。保田の好物ゴキブリだ
保田の目つきがかわった。まるで獲物を狙う虎のようだ。
静まり返る部屋の中。
どれくらいの時間が過ぎただろう。
油断したそいつはベッドの下から顔をだした。
「ふんぬっ!!」
保田の手がものすごい速さでそいつに迫る!!
それにきずいたゴキブリは必死でかわそうとする!
しかし保田は逃さなかった。つかまれもがくそいつを口の中に・・・
栄養補給した保田はまた考える
明日の新聞の一面はわたしの脱退で決まりね!
いつの写真がのるのかしら?
わたし的には速報歌の大辞典のLOVEマシーンの「未来に!!」
の後の「わぉ!!」の顔が気に入ってるんだけど・・・

・・・朝刊の一面は新メンバー吉田加入が載り腰が抜ける保田

今日はモー娘。としての最後の仕事の日だ。
もちろんTV。私の最後を飾るのにふさわしい生放送だ。
今日もグラサンのオールバックがやる気なさそうに司会をしている。
CMが終りいよいよ私達の出番だ。
準備は万端!どんな質問にも答えられる!
グラサン「はい。続きましてはモーニング娘。」
娘。「よろしくおねがいしまーす」
グラサン「安倍ちゃん髪切った?」
安倍「きってないですよー」
グラサン「ほんと?」
安倍「ほんとですって」
グラサン「へー・・・」
(矢口の服を持って)
グラサン「この服イタリア製?」
矢口「ちがいますよー」
下平「そろそろスタンバイのほうを・・・・」
娘。「よろしくお願いしまーす」
わかってる!!わかってるわ!ぐらさんあえてふれなかったのね!!
私へのきずかいなのね!!ありがとうグラサン!!
さあいくわよ!ケイ!!私の輝く最後の舞台へ!!!

・・・背中に「ひらめ時価」という紙を貼られている保田

このアパートに住んでもう二日になる。
四畳半一間で家賃は月2万円。ボロだが野宿よりましだ。
保田はここの暮らしが気に入っていた。
昔から保田は子供が好きだった。
このアパートの近くには公園があり子供が結構遊びに来るのだ。
仕事には付かずともモー娘時代(時給200円)の貯蓄しばらく暮らしてけいる
保田は休養をかねてよくこの公園で子供たちの相手をした。
一日目は怖がってか近づいてこなかったが
二日目は「おねーちゃん遊ぼ!」とよってきてかわいいものだ。
そして保田はほんわかした気分になる。子供たちと遊びながら考える
あぁーこんな生活もいいなぁ〜なんてかわいいんだろう

・・・三日目からは「顔面麻痺のおねえちゃん」になる保田

貯蓄ももうすぐ底をつく。そろそろ仕事を探さないと。
保田は近所のごみ置き場から拾ってきたじじいの腐乱死体にぽんたとなずけ可愛がっている
「なにがいいかな?ねぇぽんた」
ぽんたは口を半開きにしたままだ
ほんとに私はなんの仕事がしたいんだろう・・・
テレビ・・・それはだめ!!またバッシングされちゃう。
でももういちどあのフラッシュライトがあびたい!!
そうよね。やっぱり私はテレビにでるべきよ!!
「私ほどの美人はほかにいないわよね!?」
「それはない」そういえないぽんたはくやしかった。
そうよ!私はテレビにでるべくして生まれたのよ!
まってなさい!!モー娘。そして吉田!!
私の力を見せてあげるわ!!

・・・戦隊ものにノーメイクの怪人役で起用されるが放送コードにひっかかる保田

このごろ一人で部屋にいる時間が長くなった。
私って本当についてないわ
なぜなの?私の美貌がいけないの?この顔のせい?
子供の頃以来見せたことのない涙が頬をつたう。
みんなどうしてるのかな?なっち元気かな?
メンバーから無視されていた保田にただ一人優しくしてくれたのは安倍だった。
あの日までは・・・・

その日は朝から安倍の機嫌が良かった。
「ねえフィリピーナ」
「なあになっち?」
一ヶ月ぶりにメンバーから話しかけられ有頂天になる保田
「これ食べてみ?」
「え・・」
ああ!うれしい!!なっちから物をいただくなんて!!
「も、もちろん頂きます!!」
パクリ・・・
お!おいしい!!なんておいしい牛乳と寒天なの!!秀樹感激!!
「どう?」
心配そうに覗きこむ安倍
「すごくおいしいです!!この牛乳と寒天!!」

この日からなっちは二度と私に話かけてくれなくなったけれどなぜなのかな?
ああもう一度たべたいなーあれ。
すると突然部屋の電話が鳴る。
プルルルルー・・・・プルルルルー・・・
この部屋に越してきてから始めての電話に飛びつく保田
ガチャ!!「もしもし保田です!
「・・・・フィリピーナ?」
この声はまさかなっち!?
「なっち!?」
「うん」
なっち!!この可愛い声はやはりなっち!!
どうしたのかな!?もしかしてメンバーに戻ってほしいんじゃ!?
それともメンバーのことで相談!?いいわよ!なんでも言って!!
「あのね・・・・」

・・・十勝川で鮭を獲る保田