むかし、ある所にりかずきんちゃんという可愛らしい女の子がお母さんと暮らしていました。そして森にはりかずきんちゃんのおばあさんが暮らしていま
した。そんなある日、病気で寝たきりになってしまったおばあさんのお見舞い
に行くため、りかずきんちゃんは1人で森へ出かけることになりました。
保田「そろそろアンタも自分のキャラ作りなよ!じゃないとあっという間に加
護にタンポポのメイン奪られるからねッ!」
石川「・・・はい」
保田「これは脅しじゃないよ!経験者のアタシが言うんだからさ」
石川「はい。でも・・・私こんなに可愛いし・・・つんくさんが放っておかないと思
います」
保田「な、石川のくせにム・カ・ツ・クゥ〜。さっさとお見舞いに逝きなさい
よ!」
こうしてりかずきんちゃんはおばあさんの家に向かって森の中を
歩いていました。しばらく歩くと前からブタ・・・もとい1匹のオオカ
ミが現れました。
安倍「ぶひぶひ!りかずきんちゃん何処に行くんだべ?」
石川「あ、オオカミさんこんにちは。これからおばあさん家にお見
舞いに行くんです」
安倍「その手に持ってる一升瓶は何だべか?ふつうお見舞いにはバ
ナナとか持ってくもんだべ??」
石川「コレですか?コレおばあさんの大好物なんです。あとバナナ
なんか持って行ったら、私おばあさんに殺されてしまいます!!
それじゃ急いでますので失礼します」
安倍「・・・したっけね」
りかずきんちゃんが立ち去った後、オオカミはつぶやきました。
安倍「石川うまそうだべ。おばあさんの家に先回りしてババア共々
いただいてしまうべ」
良い考えを思いついたオオカミは足早におばあさんの家に向かい
ました。おばあさんの家に着いたオオカミが窓からのぞくとおばあ
さんがくだを巻いていました。
中澤「りかずきんは何やっとんのや(怒)!早う来んから酒がのう
なってしもたやないの!」
中澤「上海の風が売れてへんちゅうのはどうゆうことや!だいたい
政府もな、そごうを救済するカネがあるんやったらウチの
CD買わんかいっ!!」
中澤「まったくこんな時に限ってみっちゃん留守やし。しゃあない
から矢口でも呼び出すか」
オオカミはすっかり嫌気がさしてきていました。しかし台本に逆
らうわけには行きません。渋々オオカミはおばあさんに襲いかかり
ました。
安倍「ぶひー!」
中澤「何やなっち、自分から迫ってくるなんて珍しいやないの。
せやけど堪忍な。もうウチのストライクゾーンからはずれて
しもてるさかい、自分お持ち帰りはせえへんで」
安倍「石川食うためだべ。裕ちゃんには氏んでもらうべ」
中澤「何やと!石川をお持ち帰りするんかい!!ウチの目の黒いう
ちは新メンバーは全員ウチのもんや。アンタに渡してたまるか!!」
安倍「裕ちゃん、それ台本と違うっしょ!あ、あれぇ!だべ」
襲いかかったオオカミは逆に寝たきりのはずのおばあさんにボコ
られて窓から投げ捨てられてしまいました。そんなひと騒動があっ
たことも知らずに、りかずきんちゃんがおばあさんの家にやってき
ました。
石川「おばあさんこんにちは。りかずきんです」
中澤「おやおや、りかずきんかい?ちょお退屈してたとこやさかい、
こっち来て酒飲も!な、飲も!」
石川「何でおばあさんのお腹は大きいの?」
中澤「???」
石川「どうしておばあさんは室蘭弁をしゃべってるの?」
中澤「ちょ、アンタ何台本丸読みしてんねん!話の流れ読んでアド
リブで対処せんかい!!」
石川「それはだべ、おまえを食べてしまうためだべ!ぶひーぶひー」
中澤「・・・そこはなっちのセリフや」
りかずきんちゃんが暴走モードに突入してしまったので、おばあ
さんはお持ち帰りをあきらめ、その場で食べてしまうことにしました。
中澤「しゃあない、こうなったら予定変更や。お・・・」
石川「きゃー!!!そんな恥ずかしいこと嫁入り前の女の子には早
すぎます!私できません!」
中澤「・・・まだ何も言うてへんよ」
石川「それではこうしませんか?私芸しますからそれが面白かった
ら勘弁していただけませんか?」
中澤「まあ、ええやろ。そのかわりおもろなかったら即いただくで!」
石川「はい。 キティちゃんの物まねでもいいですか?」
中澤「ああアレはカワエエな。やってみ」
石川「それではいきます!
よっしゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1000ゲット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
僕の勝ちだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
馬鹿猫っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1000 1000 1000 1000 1000 1000!!! 」
中澤「キティ違いやんか!・・・寒すぎるから約束通りいただくで!」
りかずきんちゃんがおばあさんの毒牙にかかろうとしている頃、
タンポポ猟友会のメンバーがスタンバってました。
飯田「それじゃ手はずどおり石川がオオカミに食べられたらうちらが
登場してオオカミやっつけるんだからね!矢口は準備OK?」
矢口「矢口はOKだよ。いつでもセクシービーム発射できるよ」
飯田「加護は準備できたのか?早く用意しないと話終わっちゃうぞ!」
加護「はい、できました!加護水スペシャルバージョンです!」
矢口「アハハただの水じゃん!どこがスペシャルなんだよぉ」
加護「はい、硫酸サルブタモールを入れてみました!」
飯田「・・・なんかさぁ、奈良の女性ってこわいね」
りかずきんちゃんに襲いかかるおばあさん。りかずきんちゃん絶
体絶命のピンチです。ところがあと一歩のところで、おばあさんの
持病のリウマチが再発してしまいました。
中澤「アツツツツ、寄る年波には勝てへんなぁ。もう少しで石川を
いただけたのに・・・」
石川「この隙に失礼します」
中澤「ちょ、ちょお待てや、病人ひとり残してトンズラかい!そんな
薄情なコに育てた覚え姐さんないで!」
石川「ごめんなさい。かわりに平家さん呼んでおきますから・・・」
おばあさん家から飛び出してきたりかずきんちゃんは急いで来た道
を引き返しました。しばらくするとタンポポ猟友会のメンバーとバッ
タリ出会いました。
石川「あら、みなさん、お揃いでどこかお出かけですか?」
飯田「あれぇ石川無事だったんだ!」
矢口「エーッ、それじゃ矢口たちの出番ないじゃん!つまんないよぉ」
加護「加護水作ったのに・・・」
石川「まあ、どうしましょう・・・あ、良いところにオオカミさんが来ま
した」
安倍「・・・今日はさんざんだったべ。そういえば今日の占いカウント
ダウンでも獅子座はなっちゃんにゴメンなさいって言われてたべ。
もう今日は家に帰って寝るべ」
石川「オオカミさん、このお水いかがですか?おいしいですよ」
安倍「ぶひ?なんか旨そうだべ。飲んでみるべ・・・・・・ゲェッ!!」
加護「効いてるみたいです。矢口さんとどめを」
矢口「げろなっち氏ね!セクシ〜ビ〜〜〜〜ム!」
安倍「ぶひーーーー」
飯田「とりあえずオオカミもやっつけたことだし、めでたしめでたし」
無事にお家に帰ることができたりかずきんちゃんは、その後もお母
さんと幸せに暮らしたそうです。
中澤「ちょお待て!誰に断って話終わらせるつもりや。辻でも加護でも
吉澤でもええから、お持ち帰りできひんうちはこのまま居座った
るで!」
平家「まあまあ裕ちゃん、この続きは居酒屋行って、な?・・・て、アタシ
なんでこんなことしてんのやろ・・・早くメジャーになりたい」
「娘。名作劇場」(海賊版):りかずきんちゃん――おしまい。