『オムニバス短編集』感想用スレッドVol.8

1 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/24(水) 01:38
前スレで「このスレッド大きすぎます」ERRORが出たのでお引越しです。
短編集の感想、カムアウト等はこちらへどうぞ。
2 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/24(水) 01:41
ネタバレかもなので落とします。

50 すかいめろでぃー

ファンレターみたいな話だった。自分のことを太陽と自称する辻に、作者の
酔いっぷりが見えて、ひいた。紺野も辻のために存在していて、どうでもよ
い話をしてるだけ。ごめんなさい、どうも自分にはまったく合わない話のよ
うです。


55愚痴

ルール違反ということを差し引いても、普通に気持ち悪かったです。久々に
世界の全てが許せないと思ってた子供時代を思い出しました。
これ以上書くととでもひどいことを書いてしまいそうなのでこのへんで。
3 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/24(水) 01:48
スレ立て乙です。

45 ハート・シェイプト・ボックス

これいいですねー。蟻と松浦と高橋とハートとスペードと夕焼けの話。
これらのキーワードが、見事に連関しあって、絶妙なバランスで物語が構成されていました。
美しい、しかし何処かしら退廃的な世界が見る見るうちに頭の中に広がりました。
話の構成も実に巧みで様々な小道具が的確な効果をあげつつ、無駄なく物語の中に
集約しているさまは圧巻。さらにラストでは鮮烈な光景が実に美しく瑞々しく描かれ、
瞼の裏に焼きつくように、真っ赤な蝶が夕空を染め上げるごとく羽ばたく姿が想像されました。
醜い物として蟻、そして人が美しい夕焼け、血と密接に関連を持ちつつ、時として
美醜の交代が為される。そんな、少しはみ出した唯美主義を感じて、心から共鳴しました。
なんともいえない強烈な印象をもったステキ作品でした。



46 フランダース

これたまらんですな。笑いっぱなし。お塩氏は我々にとって危険な存在ですね。
というか私の場合お塩さんがテレビに映っているだけで笑えてしまうような奴なのでなおさら。
1レスの言い訳めいた前フリが、まさかお塩という反則キャラの使用に対する言い訳だったとは。
吉澤も安倍も紺野も辻もお塩の引き立て約に過ぎず、物語もストーリーもどうでもよくて
ただお塩氏がかっこよくあれ、という作者の意図はタイトルを見れば一目瞭然。
モヲタが実はみんな隠れお塩ヲタだということを見抜いていた作者にただただ感服するばかりです。
大地にスライディング・キスをぶちかますお塩さんかっこよすぎ。
4 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/24(水) 01:52
47 タブー

海亀スープの話。凄いっす。前半なんとなくまたーりと流れる情景の中で、それでも
何かしらありそうでどきどきして読んでいると、案の定いっちゃいました。外基地が
一人いてどうとかいうんでなく、登場人物全員がそうだというのは、恐ろしいけど
面白いです。キチガイ地獄ですね(笑)レス流しの3人の常態っぷりがまた、さらに
助長して、背筋も冷えますね。そして、タブーたる彼女の名前を一度も出さずに
何があったのか的確に読み取れました。上手かったです。乗せられました。


48 太陽が沈むとき

あやみきですね。萌え萌えですね。これは萌えなきゃはじまんない。
何か大仰な愛情と感動を描く場合に、カップルのどっちかを死の淵に立たすほどてっとり早い
方法はありません。ただその場合、その状況に説得力が必要だ、というのが普通の
考えですが、そんなことはありません。勢いがあれば問題ないのです。
とにかく、松浦好きすぎな藤本の描写が延々続けば、きっと何で死ぬんだっけ、なんて
思わずあやみきワールドに没頭できるのです。しかし作者はそれすらも拒みます。
舞台設定と必然性の説明に実に大きな力を裂き、その結果、萌え死ぬでもない、舞台に
入り込むでもない、微妙な温度に保たれています。このさじ加減の絶妙なこと。
短編としては割と長めのこの作品も苦もなく感興なく読み進めることが出来ました。
そして、ラストにはボリュームに見合う萌えがどっと寄せ返しました。実に巧みで
ステキな作品でした。
5 名前:ラストこだわり魔 投稿日:2004/03/24(水) 13:25
つたない感想です。全部ではないですが。。

54 絵里が見た夕日と手を伸ばしたさゆみ
ラストが好き。

53 融陽(ゆうひ)
ちょっと短いが、寂しさは伝わる。

49 耳の残るは君の声だけ
物語としてきちんと整理されている。

48 太陽が沈むとき
最後まで読ませる魅力があるが、ラストは個人的に残念。

47  タブー
太宰治の斜陽をモチーフにしたのはいいが、少々勿体無い使い方に見える。ラストが意外。
6 名前:ラストこだわり魔 投稿日:2004/03/24(水) 13:26
45ハート・シェイプト・ボックス
面白い話だと思ったけど、あんまりピンとこなかった。

44亡国の落日
ちょっと生々しい感じがしたけど、読ませる力があると思う。展開が早め。

41 ナナメ
テンポよしラストよし。無邪気でちょっとさみしげな感じに好感が持てる。ゆっくりとした、優しい感じがとても好き。暖かくなる。

40落日バラスト
面白い短編。題名以外テーマに沿っている感じがあまり・・・。ラストがナイス。

38 脱化
結構衝撃的な展開。でも面白く読めた。
7 名前:ラストこだわり魔 投稿日:2004/03/24(水) 13:28
36 ゼロ
前半の雰囲気はすごくわくわくさせられたが、ラストが今ひとつ。

32 あいそら
ガンガン読み進めて、最後に気が遠くなった。これアリ?

25世界の斜陽から
最後まで一気に読んで、ストレートに面白く感じた。
一つ一つの独立した物語の中、シリアスとギャグを使い分け、
個々のキャラを生き生きと動き回らせる手腕に惚れ惚れ。
今回一番好きなラストがコレ。
最初不思議だった題名も、読み終えて見返すと深い味がある。

21 焼きつけるオレンジ
最後の一文にはっとさせられた。虚を突かれた感じ。静かな物語だが、上手い。

15 卒業後
良いあやみき。
8 名前:ラストこだわり魔 投稿日:2004/03/24(水) 13:30
17 時計じかけのオレンジ
情景描写が上手い。話は普通目だが、人物の微妙な心象風景がすごくよく伝わってきた。

12東京タワー
今回一番最悪なラスト。ラスト以外がいい感じなので更に。

11オレンジの向こう側
止まらない疾走感。ラストの一文がカッコいい。

9夕焼けこやけで日は暮れた
「喪失」に正面からぶつかる真摯さが伝わった。夕焼けがはまる物語。

6These Days
寂しい雰囲気の中にも力強さを感じさせる作品。これもラストがいい。
9 名前:ラストこだわり魔 投稿日:2004/03/24(水) 13:32
5サンセット・イニシエーション
良いなちまり。

3太陽の影の星
ラストを見て一瞬虚無感が襲ったが、なかなか面白い話だった。

今回は量はさることながら、面白い作品もたくさん見受けられて非常に楽しめた。
皆様、お疲れ様でした。ありがとうございます!!
10 名前:感想 投稿日:2004/03/25(木) 00:16
11 オレンジの向こう側
『狂ったストーカー』って……ヒーコワイヨー
12 東京タワー
いい話だと思ったら……酔っぱらいの(ry)かYO!
13 陽が、沈む。
ハァハァ
14 斜陽戦隊オレンジャイ
あははは、オモロ
15 卒業後
ベタ過ぎませんかねぇ…テレテレ
16 ぺいんといっとごーるど
リズムのある文章と、ホッとなる読後感がよかった。
17 時計じかけのオレンジ
ものすごく懐かしい気持ちになりました。最後の一行が特に良かった。
18 グッバイ、ルビーチューズデイ
筆の暴走に巻き込まれて最後まで一気に読まされてしまった。ハーイテンション
19 黄昏喫茶
イイなぁ,こんな喫茶店に入り浸ってみたい。日はまた昇るなんて陳腐なんだけど、ウンそうだよねと頷いてしまいました。
20 メール差出人
二段落ちとは……モーヲタコワイ。ヒーン
11 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/25(木) 00:31
38 脱化
親になるのは終身刑みたいなものだ、という言葉を反古にするつんくの自殺。
どんな人間だろうと親は親、という安倍の台詞には作者のつんくに対する憎
しみのようなものすら感じられた。しかし安倍のもとを訪れたつんくが実は
幽霊だったという内容には少々不満が。これではつんくがいつ死んでも話に
支障はないような気がする。コンサート前の場面で、少しでも読者に気をと
められるような部分があれば、と思った。

39 fairy−tale dreams
頂上に上り損ねた飯田のいる世界と、頂上を極め下り坂に向かう飯田のいる
世界。二つの平行世界、どちらが一体幸せなのかということを考えされたよ
うな気がする。しかし二つの世界の関連性は極めて薄く、まったく違う二つ
の話という見方も存在出来てしまうのが痛い。前者の話でZONEになった
小川を出しているのも二つの世界をリンクさせるためのものなのだろうが、
あまり意味を成しているようには思えなかった。個々の話は悪くないだけに、
残念。


40 落日バラスト
評判ほどには良く思えなかった。飯田の練習して来たかとの問いに「いいえ、
してません」とあっさり答える道重は可愛いが、ただそれだけの印象。シン
プルで要所要所を押さえているとは思うが、食い足りない。
12 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/25(木) 00:33
41 ナナメ
箸が転んでも可笑しい年頃、とでも言えばいいのだろうか。日が傾くさまを
「太陽がナナメ」になっているという表現の転換が新鮮に思えた。楽しいひ
と時が終わり、最後に明日もエイプリルフールを信じなければいけないとい
う罰を三人で決めるという落ちもほのぼのしていて良かったような気がする。

42 友達の話
六期ものが続く。こちらは童話テイストの微笑ましい話。太陽が真っ赤にな
るのは、月を生み出すためだという落ちも寓話的で悪くなかった。今回は無
駄に長い作品よりも、こういったシンプルな話のほうが好印象な気がする。

43 皇帝のいない夏
タイトルから見て分かるように、皇帝=後藤なのだろう。後藤に執着する
松浦、どうしても超えられない存在の松浦を踏みにじることで心の平衡を
保つ藤本、そして過去を切り捨てようとしている後藤。三者三様のねじれ
方が見てとれた。
ただ、松浦がどうしてそこまで後藤に固執するのか、そこのところが有耶
無耶になっているのは作品として大きな欠陥であろう。そこの部分がはっ
きりしないが故に、最初と最後の比喩的な場面も良さが半減してしまって
いる。もう少し詰めて欲しかった。
13 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/25(木) 01:07

50 すかいめろでぃー

こんののほのぼの。ですが、かなり難解な話ですね。夕日をみつつ、太陽は
自分に似ていると言い出した辻に始まる、二人の暗号めいた会話。不思議な話で
すがお互いに通じているところを見ると、ほのぼのしていると見せかけて
かなり巧妙な心理バトルを展開しているのかもしれません。ただ、自分には
寡聞にして何一つ解読できませんでした。結末を見る限りでは
殺伐としている風でもなく、納得しているし楽しそうな雰囲気なので、
きっと謎の掛け合いは秘密の楽しい暗号だったのでしょう。ハッピーエンドでよかった。
そして辻と紺野の、読者すら置いてきぼりにしてしまう絆の深さが窺えて、
思わず苦笑いしながらも嬉しくなりました。ほのぼのありがとう。


51 翼をください

今回唯一の1レス作品ですね。安倍の卒業ライブに足を運んだ市井。
市井が大きくなったお腹をさすりながら「もっかい飛びて」と思う話ですが、この
「もっかい飛びて」が気になって仕方がないです。もっかい…ということは
過去に少なくとも一度は「飛んだ」ということですが、はたしてそれが何を意味するのか。
うんうん頭を捻っていると、すでに作者に弄くられていることに気付いてしまうという
憎い作品。曖昧で全く明記していない以上、何のことと思おうが読者の勝手なのです。
市井がおもしろおかしく「飛ぶ」姿を想像すると、なかなかどうして笑える作品でした。
14 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/25(木) 01:09

52 イカアシジュポーン

だぐは。今回最高の難解作品でした。でも間違いなく確信犯なので
あえて突っ込みません(笑)1同様、作者のカムアウトと併せて真の作品になるのでしょう。
何故かこの後に不幸が待っているとしか思えない保田さんを哀れみつつ、作者待ち。
読みやすい文章で、さくさくと進んでいただけに、楽しみです。



53 融陽(ゆうひ)

辻を切った加護と加護を切った辻の話。辻と加護はいつでもセットという
事務所的通念へのアンチテーゼですかね。と思いながら読むと、やっぱり辻と加護を
切り離すのは間違いだというようにも見え、なんとももどかしい感じがして
面白かったです。やはり、二人は分かれるべきでしょうね。それでも、どこかで
繋がっていて欲しい。そんなささやかな希望の篭った作品ではないでしょうか。
作品の冷めた空気の中にどことなく暖かさの漂う好品でした。



54 絵里が見た夕日と手を伸ばしたさゆみ

くはー。萌え萌えさゆえりでした。膝枕とかたまらんですな。いやはや。
物語としては唐突で、展開を急ぎすぎて粗だらけになった感もありますが、
些細なことで喧嘩をする子供っぽい二人の様子が浮ぶように描かれていて
ついつい頬も緩みました。2、3レス目でのミスリードが、効果をあげているとは
思えませんが、ともかく何となく背伸びした感じが伝わってよかったです。
リアル世界を描いていますが、ドラマチカルな展開が、童話のような
予定調和的な世界をを形成していて安心して読めました。萌えありがとう。
15 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/26(金) 01:06
44 亡国の落日
飯田たちの逃走劇は、思わず息を呑むほどの緊迫感に溢れていて、良い。しか
し色々と細かい設定に拘っていたようだが、その多くは作品には繋がっていな
いような気がした。
「東」の設定の穴については触れないが、市井の存在意義については触れねば
なるまい。一之宮家だの最後の血筋だのと言っておきながら、結局物語に何の
痕跡も残さずに死んでしまう。悲しむものもいなければ思い起こすものもいな
い。これではただ、逃走に緊迫感を齎すだけのために登場させたキャラクター
のように思えてしまう。物語のラストも藤本が「正しくなかった」のはわかる
ものの、何だか釈然としない内容だったように思えた。

45 ハート・シェイプト・ボックス
松浦と高橋という、珍しい取り合わせ。その二人の住む世界で夕陽は失われ、
死体を貪る突然変異のアリが増え、そして若者が自殺に走る世界観はまさに重
厚と言っていいものだろう。太陽が血を流す、という件からは高橋=太陽であ
るという仮説さえ成り立ち、物語をより神秘的なものにしている気がした。
しかしながら、物語とは外れたところで気になる点もある。赤く沈まない太陽
の代わりに白い月が現れたというが、果たしてこの白い月は月か太陽なのか。
また、ラストでアリが蝶に変わるが、それはあくまで羽の生えたアリであって
蝶ではないのではないか。それともアリのような形をした幼虫だったのか。こ
れらの説明は物語の持つ世界観をぶち壊しかねないが、やはり気になるものは
気になるのである。
16 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/26(金) 01:07
46 フランダース
冒頭のバカみたいな発言は置いといて。
実に下らないネタだった。特に押尾のキャラが秀でていて、主役を食わんばか
りの活躍だったように思う。ところどころに配置された押尾ゆかりのネタは楽
しめたし、ラストで押尾が昇天する場面はまさしく「フランダースの犬」を思
い起こさせ、感動すら覚えた。
吉澤関連のネタもパクリながらも楽しい。ホクロ七星(「ボブ」)や清掃業(
前回の駄作集「ブレーメンの投槍隊」?)、吉澤の冒険(順に「地球最後の日」
「RE<<かっけーバカ」「ビッグクランチ」「エウロパ」「シアター」or「天
使たちが荒野を往く」「黒い太陽」)が悉くツボに入った。これで「癌に侵され
た少女と放浪する」件があったら完璧だった。
本当にあの冒頭の発言が惜しまれる。

47 タブー
味噌汁のシーンは太宰治「斜陽」を意識してのものだろうが、これはお遊び程
度の表現だろう。
肝心の内容はホラー仕立てになっているが、正直そんなに衝撃は受けなかった。
作者の伏線の張り方が個人的な好みには合わなかったのかもしれない。ウミガ
メのスープの話を知っていれば少しは楽しめたのだろうか。市井の名前を一回
も出さないところがこの作品の髄なのかもしれないが、名前を出さなくても肉
になったのは市井なのは丸わかりなので、いっそのこと名前を出しても良かっ
たのではないだろうか。
17 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/27(土) 00:41
48 太陽が沈むとき
読み進めるうちに「何故太陽が沈むと松浦は死んでしまうのか」という疑問
が生まれたが、生贄の風習という事実が発覚しその謎が解けた。疑問の開放
のタイミングはこれくらいでちょうどいいように思える。
総じて、藤本視点での松浦との関係がよく表されているという印象を受けた。
あやみき作品として正統派の流れだし、感動ものと言えば感動ものではある。
だが、ところどころに感動を過剰に煽るような表現があったのは個人的に好
みではなかった。例を挙げるならラストの、藤本による松浦の台詞回想。短
編であんなことこんなことあったでしょ的演出をされても。
それと細かいことだが、この島には何人の住民がいるのだろうか。僅かな間
にクラスの人間が目に見えて減っていくようなペースで、果たして島民数を
維持できるのだろうか。島を守る前に島民がいなくなってはみんなの幸せも
何もないだろう。下らない指摘で申し訳ないが。

49 耳に残るは君の声だけ
保田の抱く無力感が伝わった作品。
高橋と保田という、妙な組み合わせ。それでも物語がしっくりと馴染んだのは
作者の筆力ゆえか。先の45もそうだが、長文を書き慣れている作者なのだろう。
轢かれてしまった猫と高橋を重ね合わせる演出はいかにもだが、それでも印象
に残ったのは確かだ。ただ、小川と紺野がただのサービス(読者への)キャラ
になっているのは気にかかる。高橋に友人がいた、ということを示したいので
あれば別に名前などつけなくてもよいと思うのだが。
18 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/27(土) 00:59
50 すかいめろでぃー
内容がかなり23とかぶっているような気がした。
後出し、という点では本作はかなり不利だが下手に文章を飾っていない分だけ
好感が持てる。太陽を辻、月を紺野に見立てた話の展開も悪くはない。
ただ、このままではやはりただのCPものという印象は拭えない。先の辻紺野
の関係性を深く掘り下げることで、新しい作品の魅力が出たように個人的には
思う。

51 翼をください
全作品中、最短の内容。
短いながらも、娘。を完全に離れた石黒と福田、そして市井の娘。観が描けて
いたように思う。まるで「あーケツ痒い」くらい軽い「もっかい飛びて」も彼
女らしいような気がしないでもない。

52 イカアシジュポーン
読者にとって未完の作品を読まされることほど辛いものはない。
いや、これはどの道保田は不幸な目に合わされるから落ちを書くまでもない
作品で、切られるべき部分で切られているから未完ではない、という考え方
も出来なくはない。
しかしそれはあくまでも作者が自分でそう思い込んでいるだけで。
生焼けのピザを持って来られて「これは生だから美味いんだ、食え」と言わ
れてもとてもではないが承服しかねる。個人的には最後まで書いて欲しかっ
た。それで評価が必ず上がるかどうかはまた別の話だが。
19 名前:心狭感想 投稿日:2004/03/27(土) 02:52
48 太陽が沈むとき

置いてきぼりを食らった気分。
◇─に続く言葉がどうも効果的とは思えなかった。

46 フランダース

はっきり言おう。こういう書き出し大嫌いです。
面白いよ、面白いと思うけど。
ごめんなさい。乗り切れません。

51 翼をください

短くていいんじゃないっすか。
市井ちゃんが目に浮かぶようでした。

34 オレンジ

語り口に押しが弱いのか、話に入っていけなかった。
藤本が何か言っても、へぇ、それで?としか思えなかった。
20 名前:心狭感想 投稿日:2004/03/27(土) 20:20
04 夜の箱

言葉の選び方が独特だなぁ。
亀井語りだと分かったら入り込もうにも出来なくなる。違和感ありあり。
茶番を演じてるのは亀井ではなく作者さんだと思った。

32 あいそら

何となく一人称で読みたかった。
話自体は嫌いじゃない感じ。
オチは微妙でした。

52 イカアシジュポーン

タコアシハポーンが出てくるまでタイトルどこで切るのか分からなかったさ。
面白かった。
もうちょっと長く読みたかったかも。

15 卒業後

ただでさえあやみきってだけで大概の話は王道ストーリーだなって思ってしまう訳で。
まんま普通のあやみき書かれても困ります。
お願いしますから捻ってください。
21 名前:心狭感想 投稿日:2004/03/27(土) 20:54
05 サンセット・イニシエーション

いいらさんがミラクルタイプの田中のようにカタカタ喋り出すまでは良かったんだけど。
その後の流れは好きくないなぁ。

08 右手に銃を 左手に君を

唐突に始まるのは別にいいんだけど。
世界が見えてこないのは困る。画が浮かばない。

11 オレンジの向こう側

楽園って便利な言葉だなぁ。
何か、溜め息を吐いてしまうような話だった。

29 U-19

何かよく分からなかったけどいい。
名前出てくるまで藤本の事を後藤だとばかり思い込んでいたけど。
22 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/28(日) 01:35
53 融陽(ゆうひ)
この作品もまた途中で終わっていると言うか。
辻加護の別れのきっかけになったのは一体なんなのか。それが何らかの形で現
れていないと読者としても反応し辛い。辻が頑なに拒否しているところを見る
と、彼女にとってどうしても受け容れがたいものであることは予想できるが。
涙で滲む照明が夕陽のようだ、と例えたのは悪くはなかった。

54 絵里が見た夕日と手を伸ばしたさゆみ
亀井と道重のやりとりが微笑ましい作品。
何故亀井は道重のことを親友「だった」と過去形で評したのか。ケアレスミス
でなければ屋上から助け出された時には道重は亀井にとって親友ではなくなる
わけだが、それにしても手が冷たかっただけではいかにも説明不足。風に煽ら
れて転落する場面も何だか御都合な感じがした。まあ最初のレスで予告してい
るから仕方ないと言えば仕方ないのだが、もう少し自然な展開にできなかった
のだろうか。

55 愚痴
この作品の何が拙いかというと、藤本のメールがストレート過ぎるというか捻
りが何もないところだと思う。それに対応する後藤の返事も何だか空寒いもの
にしか見えなかった。地の文のない、こう言った変わった形の作品はテンポと
内容が命なのに、本作にはその両方がないような気がした。それが原因かどう
かはわからないが、リアルなのにまったくリアルさを感じることができなかっ
た。
しかしながら締め切りをとっくに過ぎているのに関わらず、作者はどういう気
持ちでこの作品を投稿したのか。間に合いはしなかったが折角だから、という
ことか或いは余程自信があったのか。カミングアウトする勇気があるのなら、
是非教えて欲しい。
23 名前:心狭感想 投稿日:2004/03/28(日) 04:01
25 世界の斜陽から

何だこの読後感は。
得した気分だよ。

41 ナナメ
ナナメ自体のところはそうでもないんだけど。
オチ、ステキングですね。

30 オレンジ色の冷蔵庫

微妙にしゃれになんない感じで。
実際市井ちゃんが勝ち組なんだとしても小説の中では負け組であって欲しいんです。
なんて勝手な思いがあるもんで…。

27 二人羽織

最後がくるまで目が見えないとは気付けなかった。
だからどうして二人羽織体勢になるのかも分からなかった。
斜め読みだとちゃんとそこにばら撒かれてるものに気付けないな…反省します。
24 名前:心狭感想 投稿日:2004/03/28(日) 04:33
40落日バラスト

字の文のですます調が入っていくのを遮るなぁ。
市井ちゃんが出てくる話とかもそうなんだけどこういう話、苦手です。

03 太陽の影の星

一緒には死ねますまい。
途中までの流れのままでオチを探せはしなかったのだろうか。
とも思うが、そしたら斜陽絡んでこなくなるんだね。残念。

14 斜陽戦隊オレンジャイ

面白かったです。
こんな時間なのに一人で笑いながら読んでしまった…。

26 斜陽戦隊サンライズ

半分過ぎても見所らしい見所がなかったもんだから、ちゃんとオチてるのか?この話。
と人事ながら心配しちゃったじゃないか。
で、斜陽は?
25 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/28(日) 20:00
49 耳の残るは君の声だけ

これ凄く好きでした。教師と生徒の不可思議な関係、そして自殺。
保田の、深入りしていることに気付かないふりでクールを装う様がすごくあってました。
高橋も、なんとなくらしい。やすたかという珍しいカップリングなんですが、とても
嵌っていました。不器用すぎる二人の関係が、終始静かな描写で綴られていて
一つの世界ができあがってました。あくまで、無責任に振舞う保田に
人間味みたようなものを感じて、妙に親近感を覚えました。それでいて、
お互いの衷心において惹かれあっていたという切なさ。なんとも言えない味わいです。
最後の一場面で涙する保田が、とてもいとおしくなりました。静かな萌えをありがとう。
26 名前:心狭感想 投稿日:2004/03/28(日) 22:43
09 【夕焼けこやけで日は暮れた】

文章も全然悪くないしストーリーも目新しいものではないけど持て余してる感じではなかったと思う。
だけど正味23レスが長く感じられて仕方なかった。

21 焼きつけるオレンジ

3レス目にあるようないじめ、小学生ん時クラスであったよ…
それだけに、やけにリアルでしんどかった。
入り込もうにも無理が生じました。ごめんなさい。

20 メール差出人

考えてるなぁと関心した。
予想外の展開で嬉しいんだけど…。
この読後感のいくない感じは何とかなんないっすか…。

43 皇帝のいない夏

雰囲気は好き。
綺麗に締めくくられていたのか今一よく分からなかった。

22 天狗山赤焼け

不思議な話だった。
物凄く頭を使って読まなきゃいけなかったよ…。
文章力に押し切られた気がしないでもない。
27 名前:心狭感想 投稿日:2004/03/28(日) 23:30
54 「絵里が見た夕日と手を伸ばしたさゆみ」

多少無理があった気がするけど好きな感じの話でした。
さゆえり萌えれるなぁと教えられた。蟻。

39fairy-tale dreams

歌ってるいいらさんの描写はいいなぁと思った。
悪くないけどこれといったインパクトが薄い気がした。

36ゼロ

最初と最後のレスの同じ言葉。
最後にある方が取って付けたような感じに思えた。
個人的にはいらなかったんじゃないかなぁと。

45 ハート・シェイプト・ボックス

話も文章も粗がなくてそれが逆に詰まらなかった。
血液じゃなくて蟻が血管ん中走ってるのとか想像出来るくらいキモかったけど。
28 名前:第十四回短編集データ集1 投稿日:2004/03/29(月) 00:00
第十四回オムニバス短編集 テーマ:斜陽
投稿作品54作品

出演回数、主役回数
飯田(20,4) 矢口(15,2)
石川(14,1) 加護(7,1)  辻(14,3)  吉澤(12,5)
小川(7,0)  紺野(16,5) 高橋(8,2)  新垣(6,2)
藤本(15,4) 亀井(14,4) 田中(12,4) 道重(14,4)
安倍(13,1)保田(6,2)  後藤(7,2)  中澤(2,2)
市井(5,1)  石黒(2,0)  福田(2,0)
松浦(6,2)  村田(2,1)  柴田(2,2)


一人称 34作
三人称 20作
29 名前:第十四回短編集データ集2 投稿日:2004/03/29(月) 00:00
一人称うち分け
飯田 5 矢口 2
石川 1 加護 1 辻  2 吉澤 1
小川 0 紺野 4 高橋 2 新垣 2
藤本 3 亀井 3 田中 3 道重 0
安倍 1 保田 1 後藤 2 中澤 2 市井 0
松浦 0 

リアル 27作
アンリアル 21作
不明 6作

平均レス数 13.65
一作あたりの登場人物の数 4.30人

死者or死に掛けた作品数 18作
30 名前:第十四回短編集データ解析1 投稿日:2004/03/29(月) 00:00
今回は54の作品が集まった。
その中で、登場回数がもっとも多いのは、飯田の20作である。
それに次ぐのは、紺野の16作、さらに、藤本矢口が15作、石川辻亀井道重の14作である。
年代的にはばらけていると言えるだろうか。
六期の四人に関しては、ここ四回で回を追うごとに順調に登場頻度を伸ばしている。
今回、少ない側で目だったのは加護だった。従来、上から何番目かに入る加護が、今回は現役中新垣に次いで下から二番目である。
また、卒業して間もない安倍は、従来と大きな異なりはないが、後藤、保田、といったところは、在籍時より半減している。

主役回数は、吉澤と紺野が5作づつでトップ、さらに、飯田と六期の四人が四作づつで続いている。
飯田は、名前の出ていない(19)を除外しているが、これを含めれば5作でトップに並ぶ。
現役メンバーで主役が無いのは小川だけだった。
主役になるほうが斜陽なのか、ならない方が斜陽なのか・・・。
31 名前:第十四回短編集データ解析2 投稿日:2004/03/29(月) 00:01
一人称と三人称は、一人称の方が多め、これは従来どうりだが、若干三人称が増えた感じがする。
その一人称であるが、飯田が5、紺の4、藤本、亀井、田中が3。
興味深い所としては、主役を4作とした道重に一人称がまったくなかったあたりだろうか。
しゃべらせづらい、という雰囲気でもあるのかもしれない。

リアルとアンリアルの数がややリアルが多いのもいつもどおり。
平均レス数や登場人物数も従来どおりだった。
死んだor死んだかもor死に掛け(落ちてる途中とか)が含まれる作品が全体の三分の一。
いやはや、よく死んだもので。

32 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/29(月) 00:07
『2茨姫』を書きました。

■あとがき
主人公が状況を自分に都合よく解釈した結末を「赦されません」とせせら
笑って読むのが、作者が想定した正しい読み方です。否、作者は書きなが
らそう思いましたので、読者諸兄にもそう思って頂ければ幸いです。

■参考文献等
朝日新聞社「多重人格とは何か」
 ※特に日本における企業戦士の解離性遁走(健忘)の症例の上司関する
  記述を参考にしました。
ソニーマガジンズ「モーニング娘。×つんく♂」/

■関連作品
『雨になれ』@短編バトル「雨」
『いらいら』@短編バトル「使用上の注意」
『ありふれた話』@第2回マルチ「じゃあ夜が来たら紺野を攫いに行くよ」

今回はいろいろと楽しめました。次回は第2回駄作バトル開催を楽しみに
しています。
あと色々礼を失した感想を書いているかと思いますが、そのあたりの憤り
は拙作の感想という形で返していただければ嬉しいです。では。
33 名前:18 グッバイ、ルビーチューズデイ 投稿日:2004/03/29(月) 00:10
今回はこれを書き上げて「これはキタな」と思ったぐらい、完璧な作品でした。
不必要なところなど何処にも無い、スマートかつシンプルで、正にこの作品こそ、
私の求めるユートピアでありました。

元来トマス=モア信者の家系に育ちました私は、物心ついた頃には、
「ユートピアとは何か、どこにも無い世界とはどこか」と、思い悩んでおりました。
今回、このような形で、ユートピアについて、私なりに思索を深めることが出来たことを、
これ以上ないほど、嬉しく思っております。

短編集に関わったすべての皆様ありがとう。私の自己満足を許してください。

そして以下の偉人たちはとてもありがとう。
 ジミ・ヘンドリクス、ブラックサバス、チューブのボーカルの人、すかんち、
 トマス=モア、ルイス・キャロル、イエス=キリスト、陶潜、鳥肌実、町田康、
 ハナゲ(モ板羊)、ルパン三世、吉澤ひとみ、辻希美、石川梨華、飯田圭織(敬称略)

短編集では前にも何か書いた気がします。
34 名前:海亀の懺悔 投稿日:2004/03/29(月) 00:13
「夢は受け継がれる」というのが裏テーマだったはずなのに、なんでこんなことに……
狛犬氏の作品で娘。小説にはまり。
最初に書いた話がいちごまだった自分にとって鎮魂歌になるはずだったのですが……_| ̄|○

( ´ Д `)<いちーちゃんは、いつまでもごとーのお腹の中で一緒に歌ってるよ〜
(〜^◇^)ノ<心じゃないのかYO!
川o・-・)<流石、後藤さん。よくそれで音を外しませんね。
从*・ 。.・从<あれー石川さんも食べたんですか?
(♯`.∀´)<アンタらね〜

( ゜皿 ゜)<オマエラ マトメテ アクキン!
35 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/29(月) 00:15
35いつもより少し短い夏を書きました。
あえて病気の解説は曖昧にしました。
感動して欲しくなかったからです。
矢口さんは始めは松浦さんで考えてました。
スピカと言う短編集を連載してます。
36 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/29(月) 00:20
27の二人羽織を書きました。

子供の頃、ここで書いたのと似たような光景をテレビで見たことがありました。
その時のちょっとした感動が、少しでも伝えられていれば嬉しいです。

で、
コレ実は亀井さんの聖誕スレに出そうと思って書いたんです。でも時期を
逃してしまって死蔵していたのをリライトしたのですが……。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
時系列がおかしいです。年末なのにさくら咲いちゃってます。
二カ所あるので気になった方は脳内で修正お願いします……_| ̄|○
超ケアレスミスです。本当に申し訳ありません。

感想や投票をくださった皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
前々回には「踏切」というのを書いたような気がします。
今後ともよろしくお願い致します。
37 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/29(月) 00:23
企画を終えて、など
今回、非常に難しいテーマだったのではないかと思いますが、それでも臆すことなく作品を出品してくださった
作者の皆さん、お疲れ様でした。そして、有難う御座いました。実に54作という作品群は
どれも非常に読み応えがあり楽しめました。第一印象での好悪こそあれ、何度も読み返すうち
すべての作品に愛着さえ湧きました。私の拙い感想に、中には気を悪くされた方もいるかもしれませんが
ともかく、本当にお疲れ様でした。楽しかったです。
そして、企画を取り仕切ってくれた支配人さん、管理人さん、本当におつかれさまでした。

自分は「42 友達の話」を書きました。
0票のやつが偉そうにと笑ってください。
過去には12回に花火を背負って飛ぶ話書きました。
あと風板倉庫の「キスした人」の前半とか書いてました
38 名前:45の作者 投稿日:2004/03/29(月) 00:28
投票&感想とてもありがとうございます。感動しました。

花板倉庫のソナチネという話が好きで、オマージュ的な作品として書きました。
Heart Shaped Boxはニルヴァーナの名曲なんで聴いてみてください。

月板でエウロパというのを月一(早くて)で更新したりしなかったり。

39 名前:オサーン 投稿日:2004/03/29(月) 00:37
みなさん、どうもおつかれさまです。「12 東京タワー」を書きました。
前回は完全な失敗作をうpしたんで、今回は少しはマトモなものを。
でも、やっぱり矢口を主役にしないと、どうも不完全燃焼しるよなあ―――

【いいわけくらいさせてよ!】

まず、東京タワーってのは、芸能界の比喩って考えて書きました。
今思うと、「巨大鉄塔」の方がよかったんじゃないかなあと。
やっぱり、自殺って思うよなあ。表現不足で反省の日々。
裕ちゃんは死ぬ目的で飛び降りたんじゃなくて、復讐のために飛び降りたんですね。
結果的に死んでしまう可能性があるのは二義的な問題で、
中澤裕子が自殺未遂で重傷を負えば、UFAは致命的な打撃を受ける。
それが目的だったわけなんですわ。だから、酒を飲んで恐怖をやわらげるみたいな。
漏れの考えとしては、裕ちゃん両足骨折で全治3カ月くらいなんです。

何にしても、微妙な表現が苦手なものでスマソ!
前回は―――忘れてくれー!
「花火」では「遠い過去の思い出」、「秘密」では「スペースパニック」を書きました。
40 名前:31 新メンバー 投稿日:2004/03/29(月) 00:43
最初は書くつもりなかったんですけど、
あまりにも「斜陽」すぎるのが多かったので(死ぬとか)、
少しは場の雰囲気変えたくて、こんなの書きました

狙いは、
飯田、矢口とくれば普通に考えればたんぽぽなんですが、
それまでの別作品から考えて、数年後の娘解散後と最初は思わせ、
道重登場で、アレレと思わせ、
最後に答えがわかるというわけです
主役の柴田は吉澤あたりと勘違いしてくれれば...

圭織の字が違っていたのは、ミスです
41 名前:05 投稿日:2004/03/29(月) 00:43
05サンセット・イニシエーションを書きました。
いろいろ感想ありがとうございます。

なちまり部を障害なく読めるように余計な記述を極限まで削り落とし、
逆に最初2行で収まっていた飯田さんの解説部はなるべく
作品のノイズとなるように無駄に専門用語を投入して太らせて見ました。

作品意図は、まるで普通の恋愛話なのに
必死に科学的根拠を説明しようとする飯田さんのペダントリを
そんなことは直感でとっくにわかっている
やぐが聞き流すという画です。
こうした読み流し用の語りというのは興味のあるテーマだったりします。
どこかでまた書いてみたいなぁ……。

金板で「逃避行」
空板で「告白大作戦」を連載中です。
42 名前:4 夜の箱 書きました 投稿日:2004/03/29(月) 00:43
書きました。
読んでもらえた以上に意味も意図もありません。
アホな話書いてごめんなさい。
でも自分としては凄く楽しめました。企画楽しいですねー。
携った皆さん、お疲れ様でした!

因みに自分、短編初参加でした。
緑板で「僕たちの時間」というのを書いてたりします。
43 名前:31 新メンバー 投稿日:2004/03/29(月) 00:51

娘解散後ではなく、解散の危機のあやまり
44 名前:20 メール差出人 投稿日:2004/03/29(月) 00:52
20 メール差出人を書きました。
この話、元々は二年前に書いた300KB近くの長編でした。
書き直すに当たって25レスに圧縮してみました。

結果、失敗しました。ヒーンヒーン。
土台、無理な話でした。以上、言い訳でした。

これまで書いた話:
前の前の短編企画(テーマが花火のときの)→逆さま花火
マルチ2回目→見慣れない一文(MMRネタのやつ)
45 名前:46の作者 投稿日:2004/03/29(月) 00:54
46 フランダース を書きました。
押尾は心の太陽です、たぶん。

緑板で「沈みゆく、こころ。」という作品を書いてます。
46 名前:46の作者 投稿日:2004/03/29(月) 00:59
読んでくださった読者の皆様、
支配人さま、
管理人様、
ありがとうございます。
そしてお疲れ様でした。
47 名前:心狭感想 投稿日:2004/03/29(月) 01:02
ランドリーを書きました。
えーと、自分的にびっくりした事がありまして。
粗筋書きを終えていざ書こうと思って何レスか書いてる途中で、
松浦でいこうと決めたはずの主役が何故か柴田になってたんですよねぇ。
行き詰って読み返すまで気付かなかった…。
まぁそのお蔭でメロン揃い踏みにしようって事も思いついたし
ラストも日常に帰るというものに変わったので結果オーライかなぁと思います。
当初は松浦でごり押ししようとしてましたから。
それだと今一な話になっていたかもしれないなぁと。
流し3レスは書いてる途中で長編ネタにしてぇと思ってしまったので
書きたいなぁと言う意味合いであんな感じになりました。
たぶん書かないと思いますけど。
カムアウ。青板で恋してしまったというのを書いてる者です。
皆様、お疲れ様でした。
48 名前:「世界の斜陽から」書きました。 投稿日:2004/03/29(月) 01:29
まず、始めに。
自分は物心ついた頃から「世界の車窓から」という番組がいわゆる、バイブルになりました。
とりあえず嘘です。実はテレビ局すら知りません。
まぁ、お気づきの通り、ダジャレですね。なのに誰もツッコンでくれませんでした。
感想で期待していたことはツッコミ、それのみだったんですね。
正直皆さんネタにマジレスしすぎです。ちょっと感動しちゃったじゃないですか。

それと関係者の皆様お疲れ様でした。楽しめました。
こんなに票入るとは思っても見なかったです…ビギナーズラックというやつでしょう。
カムアウトなんですが、アリガチさんのHPにデルタという落書きを載せています。
つまんないから読まなくていいですけどね。飼育住民じゃなくてごめんなさい。
それではシャヨウナラ。
49 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/29(月) 01:32
お疲れさまです。
今回、焼きつけるオレンジ書きました。
まず感想をくれた方々、とても嬉しかったです。ありがとう。
今回とても重い感じの話なんですが、気を悪くした方々すいません。
当初は本当に田中と道重が逃げてしまうラストにしようかと思ったんでが、それじゃあま
りにも自分の世界に酔いしれてるようだし、実際中学生じゃ無理です。なので、痛い結果
になってしまいました。

近親強姦についてですが、マジで申し訳無い。ファンにとっちゃ
許すまじですよね。それに女性の読者も多いみたいですしね。
でも決して軽い気持ちで書いた訳では無いんです。
そして感想でも突っ込まれたんですが、同じ近親強姦が近場で、それも偶然にしちゃ出来
すぎている、主役二人が体験している。(田中は未遂)
それ、感想観てから気づきました。そしてもう一つ、道重転校後、その後の田中の家族に
ついて一切触れられていない点。それも自分のミスです。あまり突っ込まずさらっと説明
しようと思っていたら、書き忘れてしまったんです。本当に自分てバカでそそっかしいなとつくづく反省。
あの後、近親強姦がれいな父にバレるんです。そして兄を精神病院かなんかに入れる事に
なるんです。でも十分狂っている筈の母は何もありません。何故なら、父は兄がおかしい
事は随分前から承知でしたが、強姦に及ぶまで放っておいた訳であり、まだ目立った問題
を起こさない母については、気づいているけど、気づかないフリをし続けているんです。
すべては全然解決していないんですけど・・・。まぁこういった突っ込み所満載かつ不快な作品
を書いてしまった事に深く反省しています。多少、言葉足らずだと思いますが、これで終わります。
読んでくれた方々、本当にありがとう。
普段は、初風を言うHNでいろいろ書かせてもらってます。
主に短編コンペで「紫陽花」と「泣き虫が朝の光をみる」を書きました。
50 名前:誤読というのはありえない 投稿日:2004/03/29(月) 01:50
と説かれ、作者はすでに死んだのだと言われだしてからどれくらいたつのか存じませんが、とりあえずしゃしゃり出てまいりました。
13、陽が、沈む。を書きましたものでございます。

作品とは読者がテキストから読み取るものがすべてである、と言われてしまえばそれまでなのですが、少々言い訳めいたことを。
賛美歌と夕陽に物哀しさを感じる感情と、獣の声と夕陽に何も感じない感情の対比によって、世界に意味を付与することから発する倫理感と情欲の対決、そして倫理の敗北を描くつもりでしたが‥見事に失敗したようです。んはは。
初期の宗教芸術みたいなもんで、構造だけつくって現実描写をとりこまないとよくワカンネな作品になるということを学ばせていただきました。
あと、没落貴族っぽいイメージとか「戦闘、開始」だのなんだかよく分かんないフレーズとかは太宰から持ってきたものです、はい。

‥だらだらと書いてしまい申し訳ございません。あ、むらこんは趣味です、メロンマンセー。村田さんは神。

今回が初参加となります。
この場を与えてくださった管理人さま、支配人さま、読んでくださった皆様、参加なさった皆様に心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました、そしてお疲れ様でございます。
51 名前:07.を書きました 投稿日:2004/03/29(月) 02:54
いろいろと感想を頂きまして、そんなきっちり読み込まれても、というのが一番の感想の作者の言い訳のような解説。

主役は飯田です。飯田圭織です。夢見がちな少女の心を持った、報われない美人の飯田圭織です。
彼女の思考は飛びます。なので、飯田主観では脈絡なく話が飛んだりするんです。

ただでさえ長い話、極力無駄を省き、テンポ(読み返すとつんのめりがちでしたが)を重視したのは、穴があっても読者が読み取ってくれるだろう、という考え、というよりは思いです。
優劣をつけねばならない短編バトルにおいて、無理な試みでしょうが。

設定としては、6期ヲタの飯田圭織。
6期のよさを改めてメンバーにも知ってもらいたいと、個人的に企画を考え、強引に意気込んだ挙句に失敗。
ヲタ論を一般人にぶちまけて、飲み会どっちらけ、みたいな、よくあるパターンだと思って頂ければ。

よって、基本的に飯田は6期しか見ていません。
そして何が幸いしてか、飯田には武器があります。
本人の意志次第で、何もかもをぶち壊せる説得力を彼女は持っているのです。
真偽問わず、一言で斜陽を作り上げてしまうような、古株だからこその発言力。
こういった強みも、飯田のわがままに拍車をかけ、理解してくれないメンバー対する苛立ちが募っていきます。
この辺りは、全く話の中には出てきませんが・・・

飯田の性格上、全てのイライラは内へと流れてしまいます。
誰も6期なんか見ちゃいねーってことによる苛立ちです。
そして、ある瞬間でぱちんと弾けてしまうのです。


また、このストーリーにはいくつかの裏ストーリーが存在します。
新垣の言葉を信じ、後藤、石川、矢口の後を追って、夕暮れの埠頭で一人立ち尽くす哀ちゃん。
餃子じゃなくて、お洒落な店で吉澤と食事をしたかった麻琴。
飯田にイタズラした後、娘。の残り時間を考えて、センチな感傷に流される辻。
・・・などなど、無駄に出した人物は、読者の幅となるのです。
ここまで読めとは言えませんが、できるなら想像してください。

最後に、話を詰めるのを投げたわけでも、面倒だから省いたわけでもはありません。
この企画に参加した全ての方々、本当にありがとう。
特に支配人さん、心の底から感謝です。
52 名前:初めに 投稿日:2004/03/29(月) 03:38
作者側の皆様、お疲れ様でした&有意義な時間を過ごさせて頂き有難う御座います。
そして読んで頂いた&感想・書評をくれた方&投票して頂いた方々、有難う御座います。

10ガキさんさんを書きました。
酔った勢いで書いた小説もどきでよく票が取れたな、というのが今の率直な感想です。
あるいは酔った勢いで書いた小説もどきだったからこそ票が取れたのでしょうか?
感想でも幾度となく挙がってましたが、あのラスト2レス、客観的に見れば確かに蛇足です。
間違いなく17であっけなく終わってたほうがスマートだったでしょう。前半でも斜陽的な要素は
あったわけですし。
ただ、僕個人としてはあの2レスは必要だったと今でも思っています。
他作者さんたちのような深い意味も意図もあるわけでもない、単にガキさんに代弁させてる
だけのオナーニ小説がスマートに終わっていいわけはありません。
蛇足であり、下らなく、どうでもいい。即ちあれは照れ隠しです。あのままだとあまりに本音
すぎますし。
だから本作に意図があるとすればあのラスト2レスにのみあるのでしょう。
何を今更で、下らなく、マジヲタキショッ!であり、そして駄洒落のようにどうでもいい。
全体を通じてそう思っていただくためのラスト2レスでした。
まあ、半ばそれすらも見透かされていたようですが。
で、カムアウ。空板でバトロワもの書いてます。更新滞りがち。頑張ろう。
次回は感想&投票側に回ろうかな。
53 名前:E.S. 投稿日:2004/03/29(月) 07:53
43 「皇帝のいない夏」を書きました。
今回は感想をいただいたのがとても有意義でした。
どうもありがとうございました。

自スレは完結済みですが白板「小説・後藤真希。」赤板「追憶のブルースカイ」があります。

カネダ/キンデン/アヤデン/さん、予想おめでとうございます・・・

Easestone
54 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/29(月) 13:56
――今日は、某さんがゲストです。
どもども。まず初めに、皆さんおつかれさまでした。

――最初に投稿したのには何か意味はあったんですか?
ネタがかぶるのが恐かったし、やっぱりインパクトがあると思ったからです。

――あの作品を書く際に、影響を受けたものとか参考にしたものとかはありますか?
影響を受けたのは、『九マイルは遠すぎる』(ハリイ・ケメルマン著)と、
『どちらかが彼女を殺した』(東野圭吾著)の文庫本≠ナすね。
参考にしたのは2004年3月6日放送のヤングタウン土曜日です。

――作品についてですが、あきらかに意味が無いと思われるものが多々ありますよね?
なんかさびしいなと思って色々肉付けしていったら止まりませんでした。
反省。

――オチは結局なんだったんですか?
作中でも明言していませんが、きっと落ちたと思います。

――自スレはなんですか?
青板の、吉田兼好に怒られそうなタイトルのスレです。

――最後に何かありますか?
読んで下さった皆様、どうもありがとうございました。
感想を下さった皆様からの貴重なご意見は、今後生かせていけたら良いなと思います。
そして僕の配慮不足から誤解を招くような表現を使ってしまったことは申し訳ありませんでした。
今後、企画に参加する機会があれば、関西ローカルラジオネタは書かないようにします。
それと、全然明るい話じゃなかったです。ゴメンナサイ。
あ、そうそう、
bさんがかけって言いました。 ←責任転嫁(ヲイ!)
55 名前:44を書きました 投稿日:2004/03/29(月) 18:43
 作者の皆さん、支配人さん、お疲れ様でした。
読者の皆さん、顎さん、ありがとうございました。
こんな拙い物語でも参加させて頂いて、感謝の気持ちでいっぱいです。

 この物語には比喩を織り込んだつもりです。
クローンはアイドルの培養。国=娘など。
ベトナム戦争をモチーフに書いたのは、
今回のテーマに合っていたと思ったからです。

 ともあれ、ただでさえ頭の悪い私が短時間で書いたものですから、
「何が何だか判らない」という読者さんも多い事と思います。
前回の因果応報なのか、なちまりのキスネタが被ってしまいまして、
急遽、こんな物語を書く事になりました。

              by(愚弟みたいな出来で嫌な)偽みっちゃん
56 名前:自意識過剰な39作者 投稿日:2004/03/29(月) 22:15
鉄格子から見へる外の景色も春めいて参りました。春になりますと、もう一人の自分が「言つちゃへよ。言つちゃへよ」と囁き掛けて来るので御座ひます。失礼な事を申し上げたかと思ひますが御容赦頂きたく存じ上げます。

さて、この話で御座ひますが、『ラヴマシーン』があつた世界と無かつた世界の飯田嬢の心象具象について書いた物であります。私事で御座ひますが過日、腦病院を抜け出しまして『乙女組』の歌唱会へと行つた折です。其の歌唱会での飯田嬢の余りに生き生きとした様子に(嗚呼、この子は歌ふ事が大好きな御嬢さんなのだな)と感服いたしました。同時にキショヲタと申す方でせうか、押しメムバア以外のメムバアに罵声を浴びせかけたり、進行上の些細な障害に「金を返せ」と叫ぶ御仁がいらつしやり(偶像歌手が墜ちて逝く時は、こういふ風に周りも本体も同時進行で駄目になつていく物なのだな)としみじみと思ひ巡らしました。その風景は正に斜陽の景色であり寒々とした物でした。いへ、皆さんを愚弄したり揶揄している訳では御座ひません。心を害されたら謝ります。閑話休題。この話の前半部分は、さういう寒ひ風景を描写したものです。冷え切つた街頭で、聴ひて居る人も無く、たつた一人で歌ひ続ける飯田嬢。しかも、その歌は世間知らずの紺野嬢すらが「こういう歌が今の時代には合ってはいないだろうな」と指摘するやうな物です。飯田嬢は『一人でも歌ふ』という或る意味では独善的な信念のみで歌つているので御座います。確かに飯田嬢の歌は紺野嬢を救つた。しかし、飯田嬢が歌つた歌が娘。時代の『蒲公英』であつた事に注目して頂きたゐ。所詮は娘。時代の遺産に頼るしか無ひのです。つまり娘。を卒業してしまつたメムバアは、卒業の瞬間から彼女達を覆つていた光が失せてしまふのです。これは福田嬢市井嬢中澤姐さん後藤嬢保田嬢・・・あへて言わせて貰へば安倍嬢も、娘。を卒業した途端にまるで憑き物が落ちたかのやうに急激に眩ひ光線が消へ去つてしまつた。唯一石黒嬢は幸せさうな例外ですが。

さういう事です。飯田嬢にもそれは分かつている。前半部は一見ほのぼのとしているやう見えて実は寒い飯田嬢の心象および具象風景を描いた物です。紺野視点だから救ひの物語に見へるかも知れなゐけれども。
57 名前:自意識過剰な39作者 投稿日:2004/03/29(月) 22:19
前半と後半では違ひ過ぎると言ふ御指摘を頂きました。確かに、さうかも知れなゐ。一方で、だがしかし。と言ひ訳したゐ気持ちもあります。水と油ほども違ふ前半も後半も飯田さんはコメデイアンであることには変はり無ゐのです。前半では「元偶像歌手の、誰にも相手にされぬ街頭歌手(アンリアル世界)」であり、後半は「青臭ひ演説をぶつ年増のリイダァ(リアル世界)」といふ事です。後半部で石川嬢は飯田嬢に食い下がり、小川辻嬢は互いに苦笑しあひ、藤本嬢は麦酒を飲み乍ら適当な相槌を打つ。そういふ風景です。全体を通して飯田嬢の「一人でも歌ふ。歌ひたい。」といふ姿勢は一貫して居ます。ただ、それが道化じみて見へてしまう所が、今の現実の娘。を取り巻く環境なのでせう。『乙女組』の歌唱会に行って来て、さう思ひました。

もうそろそろ、腦病院の先生が見回りに来る時間で御座います。
希望。という言葉は残酷です。パンドオラの函に入つていた最後の災厄。

午後三時の光の中に娘。がいつまでも在り続けて欲しゐといふ気持ち。最後の数行は作者の儚ひ希望を込めました。御伽噺めひた夢。

しかし、その午後の光は彼女達にとつて幸せな物でせうか。
希望とは残酷な女神ではないでせうか?

(^▽^)<大の大人がハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!とか

駄目だ。やめてくれ。また幻聴が聞こへて参りました。
もう止めます。もう二度と書きません。
支配人さん。読んで下さった方。感想を書いて下さった方に満腔の気持ちを込めて感謝いたします。

希望と斜陽。
生まれて済みません。
58 名前:率直な感想 投稿日:2004/03/29(月) 22:21
5 サンセット・イニシエーション

なげぇよ。なげぇ。あ、つり橋効果の説明ね。
まるでどっかのテキストを丸写しにしたような説明口調で萎えた。
せめて、100文字以内で書いてくれれば良かったのに。
そこ以外は面白かった。おすぃね。
59 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/29(月) 23:21
3 太陽の影の星 を書きました。
SFとか書いた事ないのでかなり適当空想物語でした。
無理がありますよね。
当初この話はみきあやでした。石川さんをまともに初めて書いた気がします。
書きにくかった…。
あとは皆様のご指摘どおりですね。
あぁ、そうだよな、と納得しまくりました。
どうも行き急ぐ感があるようです。
もっと落ち着いた大人にこれからなります。

楽しかったです、ありがとうございました。
60 名前:【夕焼けこやけで日は暮れた】書いた厨です 投稿日:2004/03/30(火) 00:35
作品の微妙な投票結果に、微妙な作者のカムアウってのもアレですが、まぁこの際厨なので気にしません。
上記作品を書きました厨でございます。言い訳、お目汚し申し訳ない。

一応解説なぞしますと、作品の方は、「絶望的な状況になっても結局自分のことしか考えられないというジレンマとか、
そういう時に、いやに美しく見えてしまう日常とかとか」書きたかったようですが、見事に爆死しました。
ちなみにコレ、長編の丁度第2話目でして、書いたのは3年前、もともと娘。小説ではなく、
全く自分のために書いたブツでした。

エエェェ从‘ 。‘从ェェエエ  えーこの時点で既に逝ってヨシです。はい。

次に、娘。小説に書き直し、「キミはブルーエストBlueを知っているか」という題をつけて飼育は青板にうpしようかとしたのですが・・

・・放 棄 し ま す た 。

エエェェ(^▽^)ェェエエ もぉ、お前はバカかと。アホかと。

放棄の理由は、書いた当時ハルキストを自認してやまず、枕元に聖書とか置いちゃうような目も当てられない香ばしさ(ノ∀`) だった
自分のありようが加護の立場を透かして感じられ、また、娘。小説と乖離している、
いかにも私小説めいてるのでこんなの読んでもツマンネだよな〜などと恥ずかしく思ったからです。
ちなみによしかごまでした(但し、後藤はユウキの方でw)

じゃ、なんで今回投稿したんだ・・と言われますと・・・なんだか前回と理由が被るようですが
アヒャってました(・∀・)
私の悪い癖で、深夜はどうも気持ちが大きくなってしまうようです。
ワガママ&変態露出趣味もここまできたか_| ̄|○という感じです。
不快になられた方がいらしたらすんません。
とはいったものの、企画に参加できて楽しかったです。

ちなみに、現在連載中の自スレを書き逃げいたしますと、白のかっけーバカとかいうブツを営業中でございます。
企画に参加された方々、ブツを読んでくださった方々、
こんなブツに緻密な感想をくれた感想書きの皆さん、ありがとうございました。
61 名前:8を酷評してみる 投稿日:2004/03/30(火) 01:02
この意味不明な物語を貶してみたいと思う。
情景描写がほとんどない、人物描写もほとんどない。何が書いてあるのか全然分からない。
これを読んでどう楽しめというのだ?リアルなの?アンリアルなの?それも分からない。
どうやら辻が走っているらしい。加護が引っ張られているらしい。分かるのはそれだけだ。
なんだよ壁って。そんなに馬鹿でかい壁に走っている時に気付かなかったのかよ?
何で銃なんて持ってるんだ?誰に向かって撃ってるんだよ?意味不明すぎる。
辻と加護がどんなキャラなのか全然分からない。
もっと脚色しなきゃダメだよ。この作者は小説書くのに向いてないね。
辻、加護、言われただけじゃ全然分かんないよ。

もっと萌え萌えで甘々なCPとか書かないと面白くないよ。
あ、辻加護にしたのってWネタにしたかったんじゃないの、この作者。
いしよし書けよ、いしよし。甘くないと読みたくないよ。
どうせ娘。小説なんてネタなんだから分かりやすくて面白いの書けよ。
これ意味分かんないし、つまんねーよ。
ほら、思った通り0票だ。あっはっは。


以上、精一杯の愛情を込めて8の作者より
62 名前:時計じかけのオレンジ 投稿日:2004/03/30(火) 19:57
長編ではやたら派手な展開にいくくせに、短編だとワンシーンだけのような地味な作品を
書きがちな自分としては、東京での再会はちょっとやりすぎたかも知れないと落ち着かな
い気持ちでいました。しかし感想を見ると派手さがないとのことで、ホッとした反面、自
分の感性の地味さを思い知らされもしました。
感想がたくさんあったのは参加した者としてはとても嬉しいことで、読者としても、たく
さんの素晴らしい作品を読めて楽しかったです。
関わった皆さん、お疲れ様でした。貴重な時間をどうも。

駄作企画の時には、『ラジオ(仮)』というものを書きました。
63 名前:19黄昏喫茶書きました 投稿日:2004/03/30(火) 21:17
今回本気でびびったこと一つ。

感想スレより。
「マスターは誰だか明かされていないと思うのですが」
「語り手である主人公が最後まで明かされないので」
「誰のことだか分かってもらいたかったのか、分からなくても構わなかったのか」

なーにいってんだー、と思いながら読み返してみたら……書いてない、どこどうみても書いてない。
どうやら自分の頭の中だけで映像が先走ってフラッシュしてスパーキングでした。
「隠す理由が見当たらない」もなにもこちとら隠そうと微塵も思ってませんでした、あはは、あは……あ…は…。
ほんとアホな作者ですいません。(誰だかは吉澤さんとの犬ネタで察してやってください)

男×娘。「雨男」、マルチ2「セブンスター」書いた記憶があります。

顎様、支配人様、作者様、そして読者様、企画に携わった皆々様、ありがとうございました。
64 名前:34 オレンジを書きました。 投稿日:2004/03/30(火) 22:52
今回はとにかく藤本と矢口の話を書きたくていろいろ考えたんですが
自分の中では二人はバトルってるイメージが強くて
でもただ憎悪に満ちてるだけの話は書きたくなかったので
結果このような話に落ち着きました。

指摘されましたタイトルに関してはもう少し気を使えばよかったと
今さらながら思う部分もありますが、今回のことを反省材料に
また機会があれば参加したいなと。

自スレはありますが更新してないので晒せません。
読者のみなさん、感想をくださった方々、ありがとうございました。
そしてこの企画に携わった皆様おつかれさまでした。
65 名前:14『斜陽戦隊オレンジャイ』書きました 投稿日:2004/03/30(火) 23:25
今回のテーマでは小説を書くのが難しいと思っていたら、
いつのまにやらコントの台本みたいなものができあがっていました。
しかもパロディのパロディかついろんなところで使いまわされているいまさらなものですが。
で、いくつかご指摘があったように、最後までオチきっていません。――斜陽だけに。
えー……
今回の企画にかかわったすべての人に、おつかれさまとありがとうを。

前回投稿作品『ONE LIFE , ONE MAGIC』
66 名前:『26 斜陽戦隊サンライズ』 を書きました。 投稿日:2004/03/31(水) 00:39
14の作者さんおよび読者の皆さん、ネタ被りでごめんなさい……。

投稿期間前に書きあがって、どのあたりに出そうか様子をうかがってました。
「藤本の誕生日(2月26日)に合わせて26に投稿しようかなー。
 斜陽で戦隊ものなんておちゃらけたことするやつはそうそうい――」

いタ━━━━(T∀T)━━━━!!!!

といった次第で。
どうしようどうしようどうしよう、と迷いに迷った末、投稿してしまいました……。
不快に思われた方、スマンカッタ。
重ねて、14の作者さん、すんませんでした。


黄板で、"Dancin'girl Bebop!" というのを書いています。
67 名前:「耳の残るは君の声だけ」を書きました sage 投稿日:2004/03/31(水) 00:40
まずは支配人様、お疲れ様でした。
読者様、感想を書いてくれた方は話を書いていく上で勉強になりました。
また投票してくれた方はありがとうごさいます。

そして作者様方、一読者として楽しませていただきました。



それで本題の自分の感想ですが、駄文でした。


自分でも何が表現したいのか定まっていなかったので、それが作品上でも出た
という気がしてます。
だから自分ではあまり納得がいってないのに感想を見る限りではでは評価が良くて
何だか複雑な気分でした。
でも文章が好きという感想が多かったのは嬉しかったです。


今回の話は少し前に書いたやつのアレンジしたもので、元の話は急に高橋さん
が自殺してしまい、互いに好意を抱いていた小川さんと保田さんで屋上で嫌味を
言い合うという内容でした。

本当はそれを出したかったのですが、ミスって跡形もなく消滅したので
新たに書きました。
まぁ、普通に18禁なので出したら引かれそうな気もしますけど。

あと誤解してほしくないのは高橋さんは保田さんと恋人になれないから自殺した
わけではなく、それも多少あったのにせよ一番の理由ではないです。
また保田さんが最後に泣くのも高橋さんの為だけではなく、猫の事だったり
自分の為だったり、何となくその場の感傷に流されて泣いてしまっただけです。

あと感想で小川さんとかを出さなくてもいいのでは?とありましたが、
ある程度の世界観を広げる為には出すべきだと思って書きました。
本当は職員室で小川さんのことについて話し合うシーンがあったのですが、
それを削ってしまったので変な感じがするのかもしれません。


最後に蛇足ですが、駄文コンペで「Don,t break a spell」
という新亀というマイナーな小説書きました。


あと銀板で「恋愛爆弾2」というので番外編にやすなちを書いてたんですが、
気がついたら倉庫になってて少しショックでした。
全部書き上がったらまとめて森板にでもスレ作って載せようと思ってます。


言い訳が長くなりましたが本当にコンペ楽しかったです、皆さんお疲れ様でした。


68 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/31(水) 00:42
一度ageてしまってスイマセン。
69 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/31(水) 00:46




70 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/31(水) 00:48




71 名前:22やよー 投稿日:2004/03/31(水) 17:26
・タイトルはどう非難されようとも「紺野あさ美の推論」にするべきだった。
 名が体を表さなければいけなかった。
・恐れ多くも泡坂妻男の亜シリーズを目指したのは作者の勝手なのでどうでもいいのだが、囚われすぎた。
 (タイトル、ドレミー〜〜→トレミー〜〜、白目を剥いて口をぱくぱくなど)
・あれもこれも多分きっと伏線と云う伏線バリバリの再読が楽しい小説を目指すつもりが、
 初読が楽しくないことには再読などありえないと気づいたのは投稿後読み直している最中だった。
 そのくせ「辻が帰ってくるまで家は守っていたい」云々の文章を入れ忘れてるんだから世話ない。

以上見苦しい云い訳。
書いてる最中は異常に楽しかったのですが、作者の筆の弾み具合と読者さんの読了後の満足感が比例するわけはなく、
短編バトルは自分が書きたいものを書く場であると同時に、
自スレとは違って読者さんに読んで「もらう」立場であると個人的には感じていますので、
後半の考えが丸々すっぽり抜け落ちている本作のような作品を投稿したことは心底申し訳なく思います。
山に沈む夕陽が燃え滾っているのを想像すると畏怖の念を抱かないわけには行かないなが執筆動機でしたが、
自分の中に浮かんでいた画を伝えられなかったのは筆力不足に他なりませんし、
もっと枚数を費やせばと云う意見もいただけましたが、それでは今ある綻びがただ大きくなるだけではないかと思い、
結局自分にはせこい足払いはできても正々堂々と背負い投げはできないと、そう云うことではないかと思います。
ですが、「無茶でも納得させられた」というお言葉はこの類の小説では最上級の褒め言葉ですので、
ありがたく受けさせていただきます、ありがとうございました。
あと、「〜〜氏病」の謎が解けたのは収穫でした、重ねてお礼を。

前回は「変わらない(ry」を書きました。
最後になりましたが、顎さん、他の参加者の皆さん、読者の皆さん、感想書きの皆さん、お疲れ様でした。
今回も楽しませていただきました。

……とこれで〆ようと思ってましたが、カムアウト見て気が変わりました。
雑スレでいえとの謗りを覚悟しつつ声高に行かせていただきます。

『ブルーエストblue待ってました、今でも待ってます』
72 名前:40 落日バラスト 投稿日:2004/03/31(水) 22:10

【バラスト】…船を安定させるための底荷/心の安定

安全に航海を進めるために必要な荷物。
飯田さんにはめげずに娘。を支えていってほしいものです。

個人的に意外だったのは、飯田さんではなく道重さんに票が集まっていたこと。
作者の贔屓目、と言われればそれまででしょうが、飯田さんあんなに可愛かったのに。
やっぱりかわいそうな飯田さん。
もう、そんな彼女がいとおしくて仕方がありません。


支配人さん、管理人さん、読んでくださった皆々様、
いろんな作品を読ませてくださった作者の方々、
企画に関わった全ての人に感謝します。

他には切とかSiとか書いています。
ある方と間違えられているのを見たときは恐れ多くて胃がキリキリしました。
それでは皆様お疲れ様でした。
73 名前:SN 投稿日:2004/04/01(木) 12:14
作者読者投票者の皆さんそして支配人さんお疲れ様でした。
テーマを見た時は見送りかなと思ったんですが、雑誌で見た
だんご3兄弟の写真に心撃たれ参加してみました。
そしてごめんなさい。1にタイトル入れ忘れました。
長文なのにこれはまずい!ととりあえず落としたのが却って
×だったようで…。ご迷惑おかけしました。
ダークマターを書きました。投票ありがとう(●´ー`●)
って誰の票も入ってませんでしたね…あはは……。

>72
面白かったです。道重ハァ━━━;´Д`━━━ン!!!!でした。
( ^▽^)<大の大人がバカっぽい…
74 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/04/01(木) 22:29
今更ですが残りの感想を。

33 さいごの太陽

童話っぽくて雰囲気はおもしろい。
ただ、余りに軽すぎて印象に残らないように思います。

34 オレンジ

無茶苦茶な論理展開だと思いますが、妙に納得できた。
こういう話を案外好きな自分が一番意外でした。

35 いつもより少し短い夏

鏡の使い方がうまかったんだけど、一番核となる部分がおなざりに書かれていたように思った。
死ということに説得力が無いように思った。

36 ゼロ

いいつけを守らないと酷い目にあうっていう、童話の典型例でしょうか。
素直な話で個人的には好きです。

37 ダークマター

計算式を成立させるために、それにあう存在を頭の中で作り出すのが科学でしょう。
特に物理化学は、そういった範疇の学問かと。
で、何が言いたいかというと、世の中それで上手く回ってるんだからいいんじゃないの道重さん。

38 脱化

斜陽と言って真っ先に思いつく斜陽。
それだけにわざわざ文章にされると、そんなのわかってるって思ってしまいます。
だけど、つんくの死というものがそれだけの感想に思わせなかったです。
実は死んでましたパターンは、使われるたびに「作者にやられた」と思ってしまう。

39 fairy-tale dreams

前半と後半ですごい違和感を感じた。
前半だけでよかったんではないでしょうか。

40 落日バラスト

おもしろい。サクッとツボに入りました。
最後の文の言い回しがすごく好きです。
75 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/04/01(木) 22:29
41 ナナメ

箸が転んでもおかしい年頃とでも言うのかな。
場面が想像できてちょっと笑った。

42 友達の話

前に似たようなものがあったような気がします。
こういったものは一度目は新鮮ですが、ニ度目は工夫が必要ですね。

43 皇帝のいない夏

提示されたことの大部分が中途半端なままで、全く解決されていませんが、この作品ではそれが逆によかった。
綺麗にまとまるだけがストーリーではないなと思いました。

44 亡国の落日

世界観を作り上げた作者さんの力に脱帽。
細かな突っ込みはありますが、それをするのは野暮というものです。

45 ハート・シェイプト・ボックス

気持ち悪い話だけど、なぜか綺麗だと思ってしまった。
どっぷり浸って読めました。

46 フランダース

なっちはかぐや姫かよ!って突っ込みはおいといて。
散りばめられたネタがおもしれー
いくつか解らなかったのが心残り。

47 タブー

意味がよくわかりませんでした。
海がめが何を意味してるんでしょうか?

48 太陽が沈むとき

いい話なんだけど、長かった。
言葉遣いとか雰囲気は好きです。
76 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/04/01(木) 22:30
49 耳に残るは君の声だけ

猫と煙と人間を重ねるのは余りに乱暴かと思った。
だけど、そこが保田らしくってよかったです。

50 すかいめろでぃー

淡々と進んで、気づけば終わってました。

51 翼をください

だからどうしたのかわからない。
含みがあると言えば聞こえはいいが。

52 イカアシジュポーン

中途半端というか、設定の説明だけで終わっても何もわからない。

53 融陽(ゆうひ)

もう少し読みたかった。
説明だけでは面白みに欠ける。 

54 絵里が見た夕日と手を伸ばしたさゆみ

現代社会の弊害とでもいうんでしょうか。
ありふれてるけど、まだあまり書かれた事のないだけに、おもしろかった。

77 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/04/01(木) 22:31
支配人様、参加された作者の皆様、そして読者の皆様、ありがとうございました。
特に作者の方々には、見当違いの感想を言って申し訳ない限りです。
じゃーおまえはどうなんだと言われれば、返事のしようもございません。

えと、作品についてですが、6のThese Daysを書きました。
同名の曲を聴いていて、歌詞をヒントに思いついた作品です。
タイトルの意味は「最近」です。
どなたかに感想で述べていただきましたが、「These Days」が「Those Days」(あの日)になってしまう。
そのイメージを書くタイミングとしては、今が一番だと思っていましたが、見事にありふれた、当たり障りの無い話になってしまいました。
「〜れす」を始め、「のんちゃん」など、一方的な作者のかおのの像の押し付けもあり、反省しきりです。

最後にカミングアウト。

13回短編(使用上の注意)は「地震、雷、家事、家電」
過去に「セバータイズ」「レッドタイズ」(赤板)、また「キスした人」(風板)の後半部分などを書いていました。

この企画に関わった皆様に本当に感謝しています。
楽しい時間をありがとうございました。
78 名前:36 ゼロ書きました。 投稿日:2004/04/01(木) 23:46
企画に参加をした作者の皆さん、読んで下さった読者の皆さん、
そして支配人さんお疲れ様でした。あと、こういった場所を設けてくださった
管理人さんも、有難うございました。
感想を書いて下さった方も、有難うございます。

今回、短編企画というものが飼育で行われるというお話を聞き、
自分も参加をしてみようかなあと思いました。
この話はぶっちゃけ、辻さんに玉砕をしてもらいたかったのが一番で、
辻さんの無垢さ、純粋さを書いてそれを利用したある意味むごい結末を
書きました。辻さんが太陽に消されるにいたるまでの持って行き方は、
安倍さんを使ったのですが、それは作者がなちののを好きだという理由からでした。
飯田さん1本でそこまでの経緯を持っていけばよかったなぁと今更ながらに思っています。

最後にカムアウトですが、えーっと、初参加になりますすいません(汗)
スレはあるといえばあるのですが、口に出しにくいので。

最後に、
感想で頂きましたが、自分はヲサーンです。
語り口に見え隠れさせるつもりはなかったのですが(汗

今日は4/1ということなので、ご了承下さい。
79 名前:32 あいそら 書きました 投稿日:2004/04/01(木) 23:46
すいません、ただなちよしが書きたくて出しました(本音

いつも分かりやすく読みやすく理解しやすい短編を出していたので(嘘)今回は
とても分かりにくく読みにくく理解しにくいものを書きました。
というのも全部言い訳でただ単に最近文章を書いてなかったから(ry

で、今回の目標は取り合えず読者を騙すこと。
いつも王道っぽいものしか書けない自分で、「オチ読めたわ」とか「似たような話あるよね」とか
言われてきて、その度に「くっそー」と思っていたので今回こそは読者をどこかあっといわせてやる、
とかたく決意して書きました。

オチが全て。ラストが全て。その通りでした。
でも実はあのオチは初めから考えていたわけではなかったので、それまでのストーリーは結構深く考えたつもりでした。
といっても今回は前もって下書きもせずにプロットも考えずに書きました。

ちなみに光と闇のハーフである吉澤が何故24時間しか黒いマスクを被れないかというと、
説明不足でしたが普通の光族ならほんの少ししかマスクを被れませんが、一応ハーフの吉澤は
それより長い24時間被れる、という設定にしてました。って、説明になってねーかな。
一応いろんなとこ辻褄合うようにはしたつもりでした。

作中にかいた†マークは十字架のつもりで、焼けていくよっすぃに捧げたものであり、
決して「↑」を意味して「最後から読め」という指示ではありませんでした。
そこまで深読みしてくれた読者さんたちをみながら毎晩枕を涙で(ry

題名のあいそらはELTの曲の「ソラアイ」からぱくったものであり、決して深い意味は(ry
あの曲のサビが吉澤の心情に当てはまるかなーとか勝手に思ってました。すいません、こじつけました。
題名に深い意味がありそうと言ってくれた方々、スマソ。

今までの短編ではトキサメ、未来の花、フラジールを出しました。
黄板で黒い太陽っていう自スレを一応持ってます。けど半放置(ry

初めて0票を貰い、毎晩枕を涙で濡らしたような気がしますがそれも遠い昔の話のように思えます。
皆さん、お疲れさん。
80 名前:53 融陽(ゆうひ) 書きました 投稿日:2004/04/02(金) 02:35
この話は本当はもっと長くなる予定でした。
しかし締め時間に間に合わず、止む無くところどころを端折る結果に。
途中までしか書かれていない、肝心な部分がわからない。
ごもっともな意見です。でもどうしても作品を出したかったという気
持ちが強かったので・・・
辻が最後まで拒絶した行為は、言ってしまえばなあんだと思われるか
もしれませんが、芸能界にありがちな肉体接待です。でもこれは明確
にしなくてもよかったかなとは思っています。

今回企画に参加したすべての人に、感謝。
81 名前:33 さいごの太陽 投稿日:2004/04/09(金) 22:19
(0^〜^)<じゃあ自己紹介を。
川 ‘ヮ‘)| <キッズのむらかみめぐみです。好きな食べ物はベーグルです。尊敬する人は吉澤さん&お母さん&おばあちゃんです。
(0^〜^)<それで斜陽がテーマときたら、ああいう話しかありないよね。お子様にも読みやすいように難しい漢字は使わなかったよ。誤字脱字はデフォ。森板に藤本美貴の憂鬱というのがあるね。オシオキキボンヌ
82 名前:かんそー 投稿日:2004/06/19(土) 16:28
1 びぃどろ
タイトルを見て、なんか綺麗な感じの話っぽいなと思いましたが、正にその期待に答えてくれました。
ほんわかとやさしい感じの文章とストーリー。小説というよりも、まるで絵本を読んでいるような、
むしろ公園でおばちゃんの紙芝居を聞いているような感じがしました。(←褒め言葉です)
ビー玉売りは亀井かな?

2 誤解
涙で目が霞んでいること(だよね?)を、視界が割れると表現したのは上手いなーと感心してしまいました。
読点を使わず句点ばかりを使うのも、とてもインパクトが強いと思います。
でも話の内容は正直よくわかりませんでした。
亀井は人がどんどん辞めていく娘。が嫌で、それを止める為には壊す=怪我させる、殺すしかないと考えて
飯田にバックドロップしようとするけど、体力的にも良心?的にも出来ない。抱きついて泣き出した亀井を見て、
他のみんなは寂しいんだねと誤解している…ってことかな? なんか違うような…。

3 迷宮
あんたひたすら名前間違えとるね、逆にそんだけ間違えたら嫌われるわいと笑ったあとに、
……もしかしてわざと間違えて書いたの?そしたらかなりやり手だなあ、とか思いました。
親しき中にも礼儀ありだなと思いつつ、でも親しくなければもっともっと礼儀は大事です。
哀ちゃん全開。「自分の場所」すらないって哀しいなあ。なんとなく、娘。十夜を思いだしました。

4 知らない場所へ
スンマセン、キッズわかりません。2レス目のセリフ「……まぁ」を、何驚いてんのん?と思ったぐらいわかりません。
複雑な「まぁ」の心情は一部理解できませんでしたが、「もも」はなかなか鋭いなと思いました。
やっぱり体の大きさよりも年齢ですね。
あと、鼻にキスをするのは流行っているのでしょうか?

5 ガラスの靴の謎
やっぱり最後は靴あげちゃうんでしょうね。それがその日になるのか、来月のあの日になるかわかりませんが。
亀井はこういう役に合うなぁ。この三人が出てきたんだから店員はあの人だよね。
きっとこれからも田中は道重に振り回されるんだろうなと思いつつ、個人的には最後の一文で笑ってしまいました。
(0^〜^)<言っちゃえよ〜、思い切って言っちゃえよ〜、みたいな。
83 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/19(土) 16:34
第十五回オムニバス短編集:テーマ「硝子」

         〜感想〜
84 名前:素人 投稿日:2004/06/20(日) 00:31
素人なので聞き流してください。書けるのだけ書きます。

2 誤解
一読して意味がわからなかったけど再読したらようやく絵が見えてきた。
最後の4つの文が切なかった。読めば読むほど味がある。最後の文が読み
たくてまた読む。読むたび印象が深くなる。面白かったです。

3 迷宮
序盤はのれませんでしたが、あっさりとした会話の応酬にちょっと引き込
まれました。ああいう世界を体験しながら、結局、自己中心的に行動して、
気付ける可能性があったのにそれを無視して自分に都合よく解釈してしま
う高橋がなんだかうすら寒くて良い味を出してました。紺野さんにすこし
同情してしまいました。面白かったです。

5 ガラスの靴の謎
語り手が論理的で、論理から程遠い貧弱な頭の持ち主としては、なかなか
気持ちよく読めました。推理だけで、かっちりまとめられていくのに感心。
文章もしっかりしていて、たいへん面白く読めました。レベルの高い作者
だなぁと思いました。でも最後はまさかN(ry……や、気のせいですね。
85 名前:素人 投稿日:2004/06/20(日) 16:08
8 サ店ユニゾン

先が見えない話と、登場人物の性格描写に見せかけた地味な伏線にうなった。
いくつか疑問点があって、お母さんが超能力者というより奥様は魔女みたい
だとか、イマカレのあまりといえばあんまりな描写とか、そうやってカレが
いながら実にあっさり女性と恋に落ちたりしてみたりとか、そのあたりには
少し引っかかったけど、面白かったからそんな些細なことは全然関係ないと
思った。良かった。
86 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/20(日) 19:36
1 びぃどろ
こじんまりとまとまっていて、企画の最初にピッタリの作品だと思いました。
しかしあっさりとしているようで、ビー玉売りは飯田で、ビー玉は輝かしい娘。時代の象徴だと、
勝手に決め付けて読むと、ビー玉が壊れる美しさと相まって、なかなか深いなぁと思ったりもしました。
実際は飯田さんがアヒルのような笑みというのは考えにくいので、何か別の真意があるのでしょう。
それにしてもわがままな飯田さんというのは妄想として実に良い物であると思います。

2 誤解
一読すると良く分かりませんでしたが、何度か読むとなんとなく分かった気がしました。
涙で歪む視界をヒビの入った硝子で例えるのは実に美しくてよろしいと思います。
ただそれなのに題名の色気の無さが私には残念でなりません。誤解というキーワードは、
わざわざ題名で語らずとも、読者に読ませれば良かったのに、と。私は沸々と思うのであります。
これを書いたのが私ならば、題名は「亀井絵里のバックドロップ」と致したいところであります。

3 迷宮
ヘヴィーでありました。哀さんの苦しみが文字を通して、PCのディスプレイを通して、
私の胸に突き刺さりました。これこそ現代人の自我の崩壊を描いた小説であるのであります。
哀さんはエゴの塊なのであります。そして、自我を失った悲しい人一倍孤独な人間なのです。
そしてキーは紺野さん、この事故の後、哀さんとの間の硝子の壁はいかほどに厚くなったのでありましょうか。
しかしそれにも関わらず優しい言葉をかける紺野さん。興味深いです。非常に興味深くございます。
87 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/20(日) 19:52
1 びいどろ
タイトルや語り口調から昔風の話というか、小学校の教科書に載ってる
ような話にしようと作者は考えていたのではないだろうか。ビー玉の雨
が降るラスト前も含め、全体的にほのぼのとした印象があった。
ただ、落ちが「ビー玉は禁止になりました」だけではいささか淡白な気
がしないでもない。また、ビー玉売りに亀井(ハロプロでアヒル口を探
せば、だが)を配した理由も不明瞭な気がした。

2 誤解
涙が滲むのは曲線的なイメージがあるので、個人的にはひび=周りの人
間との考えのズレ、と考えたのだがどうだろうか。誰かがいなくなる、
というのは卒業を意味しているのだろうか。とにかく、亀井の思考が飛
び飛びで作為的にせよ説明不足な点が消化不良に感じた。
バックドロップをしようとして立ち往生している亀井の姿がおかしくも
あり悲しくもあり。

3 迷宮
硝子の迷路と硝子の城、というこれ以上ないような幻想的な舞台設定。
だが内容はシビアかつどろどろしている。硝子というものの存在が高橋
にとっては現実に経験したことの象徴であり、かつ心理内面における不
安要素の具現化したもの、というのは興味深い。
ただ何故高橋の居場所を作ってくれたのが紺野なのか、その理由が希薄
な気がした。まずはじめに高紺ありきではあまりにも安易なのではない
だろうか。
ちなみに道重の役割は個人的にはツボだった。死ねの連呼以外はそんな
大してひどいことを言っていないように思えるのは自分だけだろうか。
88 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/20(日) 20:43
4 知らない場所へ
どうやらキッズの須藤と嗣永を主役に据えた作品のようだ。娘。とは違い
先入観がない分、普通の小説として楽しむべきなのだろう。
知らない場所、というのは須藤にとって文字通り未だ知らない場所、つま
りは大人の領域ということなのだろう。その領域にいると思っていた嗣永
も実は・・・というのがいかにもジュべナイル小説っぽくて好感が持てた。
一見ロリータ嗜好っぽく見えるキスシーンも、鼻先になら多少は衝撃が薄
れるような気がしないでもない。
ただ、夜十時の件が良く分からなかった。補導員がやってくる時間だろう
か。

5 ガラスの靴の謎
ある朝道重の机にガラスの靴が、という興味を引く出だし。しかも片方だ
けというのが何とも謎めいていて良い。
また、田中の名推理も理路整然としてわかりやすい。ともすれば読者を混
乱させがちなジャンルの作品ではあるが、本作はその点理解しやすかった。
話のまとめとしては道重の名演技でした、ということになるのだろうか。
にしては締めの部分で種明かしはまだらしきことも書いてあり、真相は謎
のままである。落ちをぼやかしてしまったがために、何だか歯切れの悪い
印象を受けた。
寺田君と山崎君、プリンセスさゆなどの小ネタが個人的に好きだった。
89 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/20(日) 21:00
4 知らない場所へ
キッズの小説という物を初めて読みました。衝撃でありました。色々な意味で。
話の大きな流れは「子どもから大人へなる物語」だと思いますが、
それにしては枝葉を付けすぎた感じがいたします。この際恋愛感情云々はいらなかった。
私はそう思うのであります。恋人同士の関係ではなく、姉と妹のような関係で、
大人へと歩んでいって欲しかった。それが健全だったと私は思うんです。小中学生のことでありますし。
あと、前半の台詞の中での硝子の使い方はどうにも取ってつけたような感じで不自然に感じました。
ももにそんなことを言わせないでも、最初のガラス越しに外を眺めるシーンと、
最後の窓ガラスを開けるシーンだけで、充分にテーマを満たしていたように思います。
キッズ云々は置いておいて、もっとスマートに書けば良くなったであろう作品だけに、
細かいところが残念でなりません。

5 ガラスの靴の謎
れいながさゆみんに憧れる物語。もうただそれを描くためだけに、
推理小説みたいなことをやってのけた作者様のサービス精神という物に脱帽であります。
さゆみんはみんなに可愛がられる、憧れられる、みんなのアイドルなのです。
3の作品の完全に閉じこもりなさゆみんとは真反対な解釈なのでありますが、
私としてはこちらのさゆみんを推したい、と、そう思うところなのであります。
惜しむらくは、「クツ」と出てくるたびに思わず「クソ」と読み違えて、
作品の雰囲気が台無しになってしまった、そんな目の悪い私なのであります。
90 名前:かんそー 投稿日:2004/06/20(日) 21:12
きっと誤読しまくってんだろうなと思いつつ。

6 私達硝子はこうして一生を終えるのです
最初はドラッグかー、シリアスっぽいなぁと読んでいましたが、先生の鼻に硝子の破片突っ込んだところから
ん?と思い、早くも3レス目で前言撤回。メチャクチャでした。
もう笑いまくりです。バナナの叩き売りとか大爆笑。大好きです。この意味不明さがたまりません。
なにか隠された意図があるのかもしれませんが、この作品に関してはどうでもいい気がします(書いた人に怒られるかもしれませんが)。
何も考えず、深読みもせず、ただひたすら読んで笑っていました。最高でした。ありがとう。

7 Communication Breakdown
黒飯田と黒石川が最初に騙し、そのあとは騙された人たちが他の人を騙していく堂々巡り。
飯田と石川ぼろ儲けやねと思いつつ、中澤と矢口はすぐに飯田たちのところへ殴り込みに行くんじゃないのかと
思ってしまいました。綺麗にまとまっていましたが、個人的にはもうちょっと何かあって欲しかったです。

8 サ店ユニゾン
本日のランチが切れている店なんかすぐに出て行ってしまいたくなりますが、窓ガラスが割れたのは
恋ではなくて怒りのエネルギーのような気がしました。なっちが割ったんじゃないですよね、多分。
なんとなく知っている感じの設定(感情で物が壊れる)で、オチも途中でわかってしまったので、ちょっと楽しめなかったです。
この二人が付き合い出したらとても大変やなぁとは思いましたが。

9 三角プリズム
自分はバレーはやっていなかったのですが、背が低いってスポーツするのに不利です。
低すぎるとそれはそれで有利な点が出てくるけど、でも不利な点のほうが多いし、竹下(全日本女子バレーセッター)や
マグジー・ボーグス(160センチのNBA選手)みたいになるにはそれこそトンでもなく厳しい関門を突破しなきゃならない。
だから背が高くて技術もないヤツが選ばれたりするとすっごくむかつくもんです。
その田中が改心していくさまはいささかありきたり気味ですが、読後感はサッパリとして気持ちのいい物でした。
91 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/20(日) 21:47
7 Communication Breakdown
これはかめさゆの組織の意思伝達が崩壊している物語と読むよりも、更に一歩押し進めて、
飯田と石川のこれから関係が崩壊する物語と読むのが良いのだと思います。
ここには話の結末が敢えて書かれていませんが、それは典型的な勧善懲悪の物語になるのを嫌った、
作者の技量なのだと思うのであります。そしてそれは見事に成功している、と思うのです。
おそらくこの後、飯田と石川は警察にとっ捕まえられるのでありましょう、
それはつまり勧善懲悪でありながら、石川と飯田の卒業のメタファーとなっているのであります。
これは辻加護が警察に捕まえられてることからも明らかでしょう。こじんまりとまとまっていながら、
典型的な話の型を踏襲して読者に先を読ませる構成や、メタファーの使い方には唸るべきところがあると思います。

そしてここからは私の完全な妄想になりますが、私の妄想では、このドンペリに石川は毒を盛っているのであります。
そして飯田は死ぬのであります。石川は移民の星を独り占めしたくなったのです。何故そう思うのかと言われると、
最後のシーンの石川の台詞と微笑みには何か不吉なものを感じるのです、そして、飯田の最後の微笑みは、
きっとそんな石川の考えを悟っているのです。それでもドンペリを一気に飲み干すのです。
だから私はこれはコミニケーションブレイクダウンと言いながらも、とてつも無くでかい愛の物語に思えるのです。
そういう訳でこの題名は実に素晴らしい。レッドツェッペリンの曲名であり、組織の意思伝達の崩壊であり、
飯田と石川の関係の崩壊であり、さらには逆説的に愛の完成も示唆しておるのです。
思わず長文になりましたが、それぐらい、この作品は一見浅そうに見えて、実は深いのである、ということが言いたかったのです。

最後に、作者様のために付け加えておきますが、決して自作自演ではございませんので、誤解無きよう、お願いいたします。
92 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/20(日) 22:32
8 サ店ユニゾン
みきなちというものを初めて読みました。なるほどこの二人でも似合うものだなと思いました。
硝子が割れるというと普通不吉な感じがしますが、好きという感情は普通、
プラスなイメージであります。この2つが結びつくとすなわちどうなるか、それは、
おそらく最初の方で描かれているように、すでに別れを暗示しているのだ、と思うわけです。
しかし、最初の方では、相手は普通の人でありました、しかしなっちはどうやら藤本と同じように、
何らかの能力があるのでしょう、なっちは普通の人ではないのです、つまりなっちは天使なのです。
素晴らしいことであります。なっちは天使、という言葉を出さずに、それとなく暗示している。
そして結局、こうなったことでこれから先はどうなるのか分からない。
能力がユニゾンしてどうなるか分からない。読者に想像の余地を残す。
まさにサ店ユニゾンであります。言う事が無いのです。
ただ最初に窓ガラスが割れたのはどういうことなのか分かりませんでした。
93 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/20(日) 22:32

9 三角プリズム
これは気持ちが良い。「さゆがれいなになる物語」が途中で反転して、
「れいながさゆになる物語」となる話の構成。上手くいけば本当に気持ちが良い。
しかし、最後にとってつけたように三角プリズムと石川さんが出てきてしまうのが、
この話の最大の失敗でもあり、目のつけどころであるのだと私は思うのです。
そしてそこに目をつけると、「れいながさゆになる物語」から、
「れいなとさゆが石川さんを超える物語」に更なる転回を見せるのであります。
まさにコペルニクス的転回であります。普通ではとても考えつかない3転回であります。
おそらく、石川さんはこの後、卒業したれいなとさゆに会って、あんなこともあったねと回想されて、
そんなこともあったけっ?となって、その時れいなとさゆは石川さんを超えて、この話は、
見事成就するのであります。そうしなければ、石川さんの存在はあまりに、ご都合主義的すぎるのです。
もしくは、石川さんはこの後陰に隠れて一部始終を見ていた吉澤さんに見つかって、
「梨華ちゃんカッコいいこといいすぎ」とどつかれて、石川さんは吉澤さんに負ける物語、
と更なる転回を見せるのかもしれないのです。そういうわけで、この物語のキーは、
実は石川さんなのです。面白いお話だと思います。
94 名前:素人 投稿日:2004/06/21(月) 00:37
9 三角プリズム
いい感じだったのに最後で石川さんがしゃしゃり出て、一番近くにいたはずの
田中も知らないことを親切に教えてくれるのがどうも気になっちゃったんです
が(物語で一番いいところが一番安易に書かれてしまった気がして)、少しだ
け考え方を変えてみました。石川さんはずっとストーカーのように道重を見守っ
てきたのです。生徒会に入ったのももちろん道重を見守るためです。だから田
中の罵声も当然のように聞いていたし、田中と会ったのも偶然でも何でもない
のです。田中の話も淡々と聞いていたのは、田中がどうでも良かったからなの
です。そして田中に教えてやることで微かな優越感を誇っていたのです。うわ、
どうしようすごく萌える。俺の推理ってすごくね?

10 愛しのレイナ
丘の上の狙撃兵ネタ。石川の死の前後あたりの淡々とした感じが良かった。
勿論、この時代のことなんかよく知らないから、これが事実に即してるか
どうかなんかはさっぱりなのだが、面白かった。
ラストはおいおいそりゃないよベイベ、真剣に心配していた俺ってどうな
のよとか思ったけど、予想外だったから、とりあえずおいおておく。
95 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/21(月) 13:54
10 愛しのレイナ
マリとレイナを隔てていた硝子はこの世とあの世の境界線と読めますが、
全体的に淡々とした過剰に感情の入らない、緊張感の無い文章のお陰で、
随分とメルヘンな印象を受けました。最後の、レイナがふよふよと泳ぐように、
マリの元にやって来るシーンなんかは、もう究極的にメルヘンであります。
そして、愛しのレイナというタイトルから我々読者は、クラプトンのいとしのレイラを、
どうしても想像をしなければならないのです。最後のシーンを読みながら、
いとしのレイラが頭の中で大音量で再生されなければならないのです。
そしてその行為の共有の先に、私たちは一つのある感情を共有するのであります。
レイナ萌え、という感情を。更に、ここで私は悟るのであります。
レイナがマリの持っていたチャンバーを不発です、と言い、シモノフを差し出し、
それをマリが受け取る、これの駆け引きはまさに二人の間における初めてのキスの、
美しいメタファーなのであります。そしてその先には死が待っているのです。
散り際の美しさ、正に日本的美意識であります。こうして考えると、
この作品は恋愛小説で言うといわゆる付き合い始めてから、
ファーストキッスのシーンに当たるものなのだ、と言えるのでは無いでしょうか。
つまり、これは始まりに過ぎず、色んな意味で本番はこれからなのです。
そこで更に、レイナがマリを天国に導く様を思い描くと、また我々読者は新たな感情を、
共有することになるのであります。れなまり萌え、という感情を。
そんなわけで、実に面白い作品でありました。
96 名前:かんそー 投稿日:2004/06/21(月) 20:49
台風凄かったなぁ。

10 愛しのレイナ
映画『スターリングラード』のような世界でしょうか。
兵器の名前や地名はサッパリわかりませんでしたが、とても作りこんでいるように感じました。
矢口と田中の絡みはけっこう珍しいように思えます。
マリーにレイナが見えていたように、リカにも他の誰か(六期だとエリー、エリザベス、サーユ、が名前的に妥当かな?)が
見えていたのでしょうか。でもいきなり死んだもんなぁ。
このリカがあっけなく死んでしまった所は、戦場のリアル感をかもしだしていて好きです。

12 初夏の夕暮れぼんそわーる
吉澤のセンスはなかなかに素晴らしい。
内容ですが、最初まったくわけわかりませんでした。きっと自分が東京の路線をまったく知らないせいでしょう。
なので、地下鉄千代田線ってどっからでてきてん!とキレてたのは内緒。
11レス目もわかんなかったのですが、こういうことでしょうか。
辻は電車で14分かけて乗り換えしながら行くけど、藤本は辻に内緒で道路の直線距離1キロを走る。
でも表参道駅の改札でモタモタしてたら、乗り換えようとした辻に変に思われた……でいいのかな?
あと「ぎゅるん」は、映画『ラン・ローラ・ラン』(だっけ)のように時間軸が戻っているんですよね。
何故だかわかりませんが、全体的にとてもブラックで、グロイ印象をうけました。

13 そこに残るモノは
なんか安倍図々しいなと思いつつ、でもそれがなっちだねと妙に納得したり。
事故ってなんなんだろう。安倍は自分の責任だと言ってるし、飯田は「そもそも自分でやった事だしね。」と
ノートに書いてるし、飯田の氷カップが砕けてしまってうような事故だし。
ここまでなら飯田の運転による交通事故(安倍が何かそそのかした?)のような気もしますが、
交通事故で声帯やられるなんて話聞いたことありません。……なんの事故だ?大声出したとか?まさか。
9レス目の安倍の最初のセリフはよくわかりませんが、これは、安倍は飯田に二個プレゼントしようとしたけども
一つは惜しくなって自分で持っていた。または、飯田にオソロにしよと言われて自分も持っていた、ということかな。
個人的には後者のほうがいいなぁ。
97 名前:素人 投稿日:2004/06/22(火) 02:17
11 ガラスと罪とガラスと罰
隙間の多い文体とか、たどたどしい展開とか、小説として読むのには気に
なるところは多々あれど、とても楽しく読めた。作者も楽しく書いたみた
いに思えてなんとなくニッコリしてしまう。いい味出してる。

13 そこに残るモノは
これは11とは逆に雰囲気とか文章の感じとか物語のテンションとか凄く
好きな感じなんだけど、肝心の話が、全然明確に書いてなくて、書かない
ことによって浮かび上がってくるものとかもう全然なくって、それ以外が
巧く見えるだけに全体としてすごく悪印象を感じてしまう。ひとりよがり
なようにも思うし、作者に意地悪されてるようにも思うし……
肝心の何があったのか、あるいは二人の関係とか、そこを描写しないしな
いからといって、物語には動きがあるでなく、、、
例えば3の結末とか、何かがしっかり想定された上での描写で、ぼかされ
ているが故にくっきりと浮かぶものが(たとえ誤解であったにしろ)、こ
の索引には単に雰囲気で適当に書いただけですみたいな空気があって、ど
うも。
貶してるけど、これは、褒めてるのの裏返しですから。

16 なんか明日はガラスになる
これ強引で最高。めっちゃ面白かった。藤本の暴走は1つめはともかく
2つめは藤本の喋ってることが「え、それって普通に常識ちゃうの?」
と思って激しくハテナでしたが、そんなん全然問題なく面白かった。
オチもいい。読めてよかった。ラッキー。機嫌よく眠れます。
98 名前:かんそー 投稿日:2004/06/23(水) 16:53
誤読街道驀進中な気もしますが。

11 ガラスと罪とガラスと罰
辻を脅かしている亀井は天然なのかワザとなのか、そしてそれを否定することなく同意する紺野。
この三人の会話には思わずニヤニヤしてしまいました。
ラストの、紺野がガラスの置き物(置き物と器は違うもの?)を思わず支えてしまうところは、
器を守れなかったことへの責任を感じてのことだと思いますが、せっかく紺野の一人称なのですから
前のほうにそれを暗示することを少しでも入れておいたほうがよかったんじゃないかなと思います。

14 硝子の少女
最初の亀井は、まるでプリズマンのようでした(違う?うん、わかってたけどね)。
タイトルはキンキキッズのデビュー曲からでしょう。とてつもなく受け身な亀井。オプティミストすぎです。
この亀井(話し手、硝子)は、亀井(人間)とはどういう関係なのかなと思いました。
同一人物?まったくの他人?ドッペルゲンガー?実は話者は亀井じゃないとか? 自分にはわかりませんです。
それと、あなたハロモニ好きですねえ。マンゴープリン&衣川サンとか、この前の心理テストとか。
99 名前:かんそー 投稿日:2004/06/23(水) 16:53
亀井多いなぁ。

15 隙間スイッチ
たしか二人組みだよね>スキマスイッチ 関係ないですが。
最後(というより途中)まで読むと、そりゃ吉澤笑うよねと思いました。
でも吉澤はショーウィンドウの横で何をしていたんだろう。酔ってたのかな?
12レス目の「ちゃいてーです」は前の文から考えると吉澤のセリフにもなりそうですが、あんだけ笑ってて
いきなり哀れみいっぱいの表情で「ちゃいてーです」はきっついです。でも吉澤は「」で発言していないので、
これは亀井のセリフになるのでしょう。とすると、吉澤は何を言ったんだろう?
案外「バッカじゃない」ぐらいでしょうか。でも哀れみいっぱいの表情だと、きっついなぁ。

16 なんか明日はガラスになる
道重は、まるでカピラリア七光線を出せるクリオネマンといった感じでした(違う?うん、わかってたけどね)。
石川は縄文よりも弥生っぽい顔だよなと思いつつ、藤本の「その内容はデマだ!」 で大笑いしました。
亀井の変化はなにが原因なのかなぁ。例えば忍者が麻を飛び越えて跳躍力を増すように、
毎日少しずつ狭い所に入っていくとこうなるんでしょうか。
女性がガラスや紙になったりする世界でも、藤本と田中はずっと幼児体け……いや、何でもない。
ところで、チョーパンとパチキの区別どころか存在自体わからないのですが……。
100 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/23(水) 22:02
11 ガラスと罪とガラスと罰
お互いに罪を擦り付け合うのではなく、かばい合う思いやりの心が大事なのだ。
という、今更教育テレビでもやらないような、いかにも道徳的なお話でありました。
私は最初一読した時、なんとも拙い、それでいて新鮮味の無い話なのだ、と、
驚愕いたしました。しかし、先程再読いたしまして、改めて驚愕の事実を発見し、
なるほど、この小説の醍醐味はここなのだな、と評価を改めました。
何よりもまず、私はこのタイトルに注目すべきだったのです。
気付かなかった人は、私と一緒に下の作業をしてみてください。

ガラスと罪とガラスと罰。

じっと見つめていると、むらむらと因数分解がしたくなってきます。
まず共通因数の「と」をくくってみます。と(ガラス罪ガラス罰)。
次にまた共通因数の「ガラス」をくくってみます。とガラス(罪罰)。
もう()は邪魔なのでとってしまいます。とガラス罪罰。
意味が分からないので平仮名で表記してみます。とがらすつみばつ。
濁音はいわゆるノイズなので取り払います。とからすつみはつ。
並べ替えます。つつみはらすとか。変換します。堤はラストか。
ここに常識を用いて更に変形を加えます。堤さやかはもうラストかぁ(詠嘆)。
そうです。こういうことだったのです。これは娘。小説のようで、実はそんなことは無い。
堤さやかの引退を嘆いた作品だったのです。と、考えると、例の欠けた硝子は、
まさに、堤さやかというカケラを失ったAV業界のメタファーなのであります。
101 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/23(水) 22:22
12 初夏の夕暮れぼんそわーる
ののみきとはこうあるべきだ、というまるで教科書のような、完璧な作品であると思います。
辻の子どもっぽさから来る幼い意地悪さ、口の悪さ、しかしそこに垣間見える良い子な部分。
ミキティーの明らかな腹黒さから来る悪巧み、理不尽さ、そして垣間見える優しさ。
ミキティーが辻のガラスのようなチョーカーを取り上げる行為は、
決してそのチョーカーが欲しかったからではない、好きな子には思わず、
意地悪をしてしまいたくなる、そのような心境から来た行為なのです。
だからここで言うチョーカーはミキティーのそのような行為をしてしまう、
照れ隠しのプライドを意味し、辻にあげた100万円もする銀のハーモニカは、
剥き出しのミキティーの気持ちを意味するのであります。
銀というのは、西洋では魔除けであります。さすがのミキティーも、
銀の前ではいつもは隠している素直な優しさを隠せなかったのでありましょう。
そして、時間があるところまで戻る、というのは、一見この話の肝のように見えて、
全然そんなことは無い。ただの飾りなのであります。これはただ、ミキティーの意志は、
時間をも服従させるいわゆる、ミキティー=美貴帝という考え方から来ているものなのであります。
いかに絶対的な時間といえどもミキティーの前では「美貴様美貴様おしおきキボンヌ」と、
服従しざるを得ないのであります。
更に、ののたんの吹くぷーというハーモニカの音は、夕焼けの赤色を伴って、
ミキティーの心にある感情を認めさせるのであります。
初夏の夕暮れぼんそわーる=辻ちゃん大好き!
そんな素敵なののみきを描いた作者に、私はかぎりない拍手を送りたく思うのです。
102 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/23(水) 23:35
6 私達硝子はこうして一生を終えるのです
とりあえずは一つ一つのタームについて感想をつけていく。

1. 生成
破片とは麻薬の暗喩かそれとも本当の硝子の破片か。不可ない、と書いていけない
と読むことのできる読者がどのくらいいるかはわからないが、どうやら古典調の作
風を狙っているようだ。そう言えば先生と語り手のやり取りは夏目漱石の「こころ」
を意識しているようにも思える。一瞬草原が見えるのは、グラスをかけているのだ
ろうか。ところで水中で「ターン」くらいは和訳しても良かったのでは。
2. 加工
場面は転じて、何故か溶けた硝子の玉のついた棒を振り回す先生。〜れす、という
口調ではじめて先生が辻だということがわかる。何故棒を右手が炭になるまで振り
回し、硝子の球体を作り上げなければならないのか。その行為は熱さに苦悶し右手
を失ってでもしなければならないことなのだろうか。出来上がったばかりの灼熱の
硝子玉を舐め回し、右手を交換できる先生とは一体何者なのだろうか。22遍、と
いうのが辻にかけているのは細かい。
3. 促進
ある事象にたいして難癖をつけるというか、皮肉を述べるのはなかなか本格的。し
かしここの先生はあくまで辻なので、叩き売るはずのバナナを全て剥いて食べてし
まう。非常に辻らしい、と一言で片付けてしまうのは簡単だが、後に硝子細工とバ
ナナを関連付けるような発言をしていることから、辻にとってはバナナ=硝子=消
費するもの、という認識が形成されているのかもしれない。
4.販売
辻に成りすましてビフテキにありつこうとする、そしてあっさり見破られ(しかも
髪の毛の薄さを指摘され)泣きじゃくる加護が楽しい。もしかしたら先生などとい
う存在は、それだけ簡単に摩り替わることの出来る代物なのかもしれない。ところ
でこの100円の存在は昔の価値の100円だろうか、それとも現在の貨幣価値だ
ろうか。どちらにせよ加護がそれを奪ってゆくところに面白さがある。


103 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/23(水) 23:35
5.使用
ここでようやく語り手が飯田であることが判明。
辻はいつも不可解なことを言っているのに、れす調だと不思議に崇高な思想に聞こ
えるのは何故だろう。そう言えば2ちゃんねるの政治板にれす辻が政治を語るスレ
ッドがあった気がする。胡散臭い言葉に含みを持たせるのに適した喋り方なのかも
しれない。
今回登場する「硝子」はし尿びん。硝子の素?からはじまり、実際に使用される硝
子製品にまでなったことは物語にどういった意味を与えるのだろうか。
6.破壊
禅問答こそ究極の学問、と深い話題をぶち上げておいて結局のところ矮小なCP論
に落としてしまうのは妥当と言えば妥当かもしれない。しかしながらカップリング
論が書いてある辞書とはどんな辞書なのだろうか。非常に気になるところではある。
4で登場したあいぼん専用と書かれた器が今回で文字通り破壊されるわけだが、元
はと言えば辻が飯田に支払った100円の代替品である。それが破壊されたと言う
ことは、何を意味するのだろうか。
7.回収
何故か梨元風の廃品回収業者。要らない人間を回収する、と言って飯田を無理やり
廃品溢れる地獄へと突き落とされる。ここで飯田は壊れた硝子に譬えられているわ
けだが、過去のタームを遡って考えると、登場する全ての硝子製品は、飯田自身だ
ったのかもしれない。一見ぞんざいに扱いながらも、片手を失いながらも作り上げ
た存在を先生である辻はこよなく愛しているのではなかろうか。それに対し飯田は
必ずしも快くは思っていない。そんなことを考えさせたのが、最後に飯田に辻が手
を差し伸べる場面だった。
8.消滅
鼻の穴、はあくまでも譬えであり、要するに辻の元に居座ったままでは飯田は一生
そこから抜け出すことはできないという意味だったのではないだろうか。夏目漱石
の「こころ」で若き先生は「進歩の無い奴は莫迦だ」と友人に言い放ったが、つま
りはそう言うことなのだろう。硝子が生成から消滅へと辿る道のりは決して終わり
への道のりではない、ということを作者は言いたかったような気がする。しかしな
がらその道程は決して楽なものではないために、飯田は何の輝きもない、それこそ
生成も消滅もない石に生まれ変わることを望んだのかもしれない。
104 名前:素人 投稿日:2004/06/24(木) 00:42
12 初夏の夕暮れぼんそわーる
最初シダにまつわる描写の意味不明さが苦痛でそこで挫折しましたが、読み
飛ばすという高等技術を行使することによって楽しく読めました。ラン、ロ
ーラ、ランというドイツ映画を見てなかったら理解できなかったかもしれま
せんが、それはそれ。動きのある描写や、眼鏡の青年とのすれ違いが一々、
ラン、ローラ、ランの階段や車とのニアミスを思い出させてにやりとさせら
れました。でもこの藤本、意図的にやりなおしてますよね。やりなおすこと
によって何かがマイナスになれば(例えば禿げるとか)、最後のやりなおす
意味がなかった徒労感が出るんじゃないかなーなんて思ったのは素人考えで
すね。独特の文章センスがあると思いますが、シダはやはり頂けなかったで
す。高等技術を取得してなかったら多分今もまだ読めてないと思います。も
のすごい高い敷居でしたシダ。


19 ボトルシップ
いろいろな意味で複雑な気分になりました。
105 名前:J 投稿日:2004/06/24(木) 01:36
短めに。

1.びぃどろ

ですます調の語り口に、ビー玉泥棒なんていうキャラも童話っぽい。
ラストで描かれる絵が鮮やかで、そこまでもったいぶらずに流れていくのがいい。
なんとなく絵本にしたらはまりそうな話だと思った。

2.誤解

1レスで混乱している亀井の心境が描かれる。
最後の爆発(ささやかなものだが)に至るまでの状況が凝縮されていて、
分かりにくさと分かりやすさが同居しているような不思議な読後感があった。

3.迷宮

ガラスの迷宮でさまよう高橋。
現実の状況が寓意として巧みに形象化されており、シュールながらも納得できる流れだった。
それだけに、その光景を高橋の夢として囲ってしまうのは、逆に不自然なようにも感じてしまった。

4.知らない場所へ

キッズメインのCP小説。
鼻にキス、とかちょっと可愛らしかったけど、個人的にキャラクターに血が通ってないようにも思った。
キッズに詳しい人が読めばまた違うのかも知れない。

5.ガラスの靴の謎

タイトルはエラリークイーン風だが、日常的な謎を淡々と追っていく。
田中の推理は説得力あったけど、論理が論理として自己完結してしまってるようにも感じた。
が、最後に道重との対決を描いてしまうと、ほのぼのとした持ち味が崩れてしまうかもしれないので難しいところ。
106 名前:J 投稿日:2004/06/24(木) 01:37
6.私達硝子はこうして一生を終えるのです

断章形式で描かれる、辻と飯田の不思議な世界。
隠喩的に読み込むことも出来そうだが、後半などはイメージそれ自体に魅力があって面白かった。
全体を貫くものがよく見えてこなかったけど、雰囲気としては問題ないとも思った。

7. Communication Breakdown

盗賊同士の騙し合い。非情な世界をどこかクールでユーモラスに描いている。
冒頭の、盗みのシーンが臨場感があってよかった。
ちょっと騙されやすすぎじゃないかとも思ったけど。

8.サ店ユニゾン

安倍と藤本のCPもの。
だけど、ささやかな超能力が意匠としてうまく効いていて楽しめた。
語り口も自然で、さりげなく流れを作っていくあたりが巧いと感じた。

9.三角プリズム

努力と才能の間で悩む田中。その葛藤を道重にぶつけてしまう。
田中と道重、石川の関係性が昔懐かしい感じでよかった。
新味がないといえば確かにそうだが。

10.愛しのレイナ

戦場での不思議な体験を描く。
非情にバタバタと死んでいくのはリアリティがあったと思ったけど、舞台設定そのものにどうも違和感が残った。
あまり作品とは関係なさそうな思想的な描写も、個人的に邪魔だと思った。
107 名前:J 投稿日:2004/06/24(木) 01:37
11.ガラスの罪とガラスの罰

タイトルの重そうな印象と内容のギャップがいい。
些細なことで大騒ぎしてしまう子供っぽさが、逆に新鮮に感じた。
軽めの文体も内容に相応してる。

12.初夏の夕暮れぼんそわーる

藤本と辻の対決話。
語り口が実に饒舌で、小ネタの入れ方も面白かった。
文章の面白さを追及しすぎて、話としてはちょっと分かりにくかったりもしたけど。

13.そこに残るモノは

入院中の飯田と安倍の、どこか含みのある関係が淡々と描かれる。
作中の重要な出来事についても含みがありすぎて、どうにも釈然としない読後感が残った。
雰囲気がいいだけに、もう少し妄想を触発させてくれるようななにかがあって欲しかった。

14.硝子の少女

ガラスになってしまった亀井の遍歴の物語。
長さの割に展開は少なめだけど、語り口がテンポよく楽しいので最後まで面白く読めた。
ラストで自分が分離してしまうような、ちょっとした怖さを淡々と語っているのも好みだった。

15.隙間スイッチ

泥酔した亀井と吉澤。
なんだかよく分からない話だった。隙間にこだわる亀井と、謎の状況におかれている吉澤、という絵は
けっこう面白かったけど、どうも酔ったときの記憶みたいな、取り留めのない印象。それが狙いか?
108 名前:かんそー 投稿日:2004/06/24(木) 18:12
今回ハロプロで話に出る人出ない人がわかれてますね。

17  2004年のブラックジャック
結論から言いますと、残念だなぁと思いました。
あいの人の小ネタを含んだ話、リキッドチェインの人のオリジナルの話に次ぐ3作目ですが、
自分は既に、この2作品と没ネタUPスレのプロットを読んでいたので、もうお腹いっぱいです。
キャラはとてもよかったのですが、もっと展開をアレンジして欲しかったです。

18 おでん
この雰囲気、大好きです。一レスに3行から5行で、上と下に空白を入れているのもいい感じ。
話も不思議な感じで、六平直政似もいい味出してるし。淡々としているのも好きです。
ボインは母音のことだと思うので、MMRみたいな感じで小説家、または無職を変えるとおっちゃんの
職業がわかるのでしょうか。でも紙にローマ字で書いて必死に並び替えたりするのは、
この小説の雰囲気に合わないと思うのでやりません。読めてよかったです。ありがとう。

19 ボトルシップ
なんだか斜陽っぽい感じがしました。
現実の市井と後藤を指しているのか、娘。小説で王道だったいちごまを指しているのかはわかりませんが。
「船を、壜ごと海に流しました。船はどこへ行くでしょう」という問題ですが、
広い大海原で、誰にも見つけられることなく、ぷかぷかと漂い続ける、というのが正解でしょうか。
でも真っ先に思いついたのが、壜の口の部分から海水が入ってきて沈没する、というものでした。
……どっちにしろいい結果じゃないなぁ。
109 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/24(木) 21:08
一作1行感想で。
1.びぃどろ
 和やかな空気でいいけど、最後があっさりし過ぎな気も。それがいいのかもしれませんが。
2.誤解
 1回目読んで訳が分からなかったけど何回か読んでやっと理解。深いです。
3.迷宮
 色々考えさせられました。自分にはこういうのは書けないっす。
4.知らない場所へ
 ごめんなさい、キッズは全く分かりません。
5.ガラスの靴の謎
 楽しめました。店員が誰か分かりませんでしたけど。

110 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/24(木) 21:14
6.私達硝子はこうして一生を終えるのです
 自分の主観には合わなかったみたいです。  
7.Communication Breakdown
 こういう裏がある作品大好きです。人選も光ります。
8.サ店ユニゾン
 最後でなんかおおっ、と思いました(なんじゃそりゃ)
9.三角プリズム
 石川が美味しい所持って行くのは・・。亀井でも良かったんじゃ?統一性ありますし。
10.愛しのレイナ
 戦場のシーンの淡々さが妙にリアルでよかったです。
111 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/24(木) 21:18
11.ガラスの罪とガラスの罰
 なんか実際にありそうな気がしていいなと思いました。
12.初夏の夕暮れぼんそわーる
 こういうコメディ系大好きです、ツボに入りました。
13.そこに残るモノは
 結局何が原因で飯田がああなったのか、もう少し匂わせてもいいのでは?
14.硝子の少女
 タイトルを見て失恋かと思ったら・・・笑わせてもらいました。
15.隙間スイッチ
 一周目は「え?終わり?」と思いもう一度読んだらやっと理解。そりゃ吉澤笑うよなぁ。
112 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/24(木) 21:22
16.なんか明日はガラスになる
 やっぱ自分コメディ系大好きです。これも笑わせてもらいました。
17.2004年のブラックジャック
 もう既に2作見ているだけに・・・。キャラを変えたのは良かったけどなじみませんでした。
18.おでん
 なんかこういう話、癒されます。最後の終り方もナイスです。
19.ボトルシップ
 後藤怖っ!久々にいちごまを見たのですがびびりました。
20.いいらさんのおうち
 辻の語りという事もあって、ちょっと読みずらい所も。でもほのぼのとしてて良かったです。
113 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/25(金) 00:28
7 Communication Breakdown
飯田と石川に翻弄される亀井道重をはじめとする泥棒たち。題名が内容を端的に表していて面白い。
ただ、「飯田たちが騙してました、ちゃんちゃん」では少々物足りないのも確か。落ちにもう一捻
り欲しかったような気がする。それと、辻加護だけを例外にした意図もよくわからない。一つ例外
があると何となく話として期待してしまうのだが、ただ二人が間抜けであることを示す記号でしか
なかったのは残念。

8 サ店ユニゾン
何がユニゾンなのかと思ったら、ラストを見て納得。硝子が割れる理由を、その透明性と関連付け
ているのも良い。ボケボケの安倍と突っ込み役の藤本というのも嵌っていたように思う。藤本が割
ったように見せかけたミスリードもなかなかのものだ。細かいところを挙げれば、能力が弱いなら
制御するのは簡単なのではないかとは思うのだが、ここは能力を制御する力が弱いからと自己変換
すべきなのだろう。

9 三角プリズム
ぐんぐんと身長が伸びてゆく道重と、小さいままの田中。スポーツ、とりわけバレーのような身長
が重大な要素となる競技における問題点と二人の特徴をうまく利用した作品。石川の存在がご都合
主義だという意見が多いが、題名から考えると石川もまた三角のうちの一角だったのではないだろ
うか。田中と道重、そして二人を見守る石川と考えれば存在自体は無理やりではない。出し方は拙
かったかもしれないが。
114 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/25(金) 00:29
10 愛しのレイナ
史実上の戦争を舞台に繰り広げられる物語。マリー、リカ、レイナと外人にありそうな名前の登場
人物を出してくるところが憎い。もしかしたらレイナを見つけた時から、マリーには死の影が忍び
寄っていたのかと思うと少し怖い話だ。しかし隣の命が突然消えてしまうと言う戦争の現実を描く
のはいいが、それにしては描写にインパクトがない。あっさりとした死だからと言って、読んだ印
象まであっさりなのはどうだろうか。それだけ、リカの存在感が薄かったように思う。あと、死亡
者案内人という名前もちょっと。

11 ガラスと罪とガラスと罰
辻紺野亀井という、あまり見かけない組み合わせ。結局は友情って素晴らしい、というのと辻は屁
タレなのは分かった。最初逮捕だ死刑だというのは二人が辻をからかって言っているのかと思った
らそうではなかったので、少し無理やりかなと思った。最後の落ちは軽妙で良かった。

115 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/25(金) 00:32
12初夏の夕暮れぼんそわーる
いんきんたみきが笑える。ここまで弄られる藤本を小説では見たことが無かったので、かなり新鮮に映った。
最初「ぎゅるん」の意味がわからず、腹でも壊したのかと思ったがまさか時間の巻き戻しだとは思わなかっ
た。結局これが藤本の最大のズルだったのだろうか。
孤立がちな藤本のアイデンティティだったハーモニカを辻に渡すということは、もう藤本は孤独ではないと
いう意味か。夕暮れにマッチしたラストだと思った。
しかし全国の人間が見ている中で、ローカルな名前が登場するのはいただけない。特に今回のように位置関
係がクローズアップされるような内容では東京在住の人間以外は理解できまい。話全体としてはそれほど重
要ではないのが救いだ。

13 そこに残るモノは
端的に言えば、残ったものは友情か。
本作の特徴は飯田を襲った事故とは、事故が原因で声帯を失ったのか、そして何故安倍は自分のせいだと責
め続けるのか、など数々の謎を解き明かさないまま話を終えているところだと思う。それらを全て読者の想
像に委ねるのが作者の意図なのかもしれないが、想像する気が起きなければまったく意味を成さない。いっ
そのこと謎を全て取り払ったほうが単純な友情ものですっきりした内容になったかもしれない。

14 硝子の少女
朝起きると硝子の体になっていた、という出だしは良いがどうもご都合的な硝子の性質が気になってしまう。
循環する硝子、という話の流れからすれば別に亀井に髪を乾かせたり水を呑ませたり酢を飲ませて隙間に入
れたりしなくても良かったのでは。全体的に見るとちょっと冗長な気がした。どうも人間の形パートである
前半と壊れてから以降の話が乖離してしまっているように思えた。前半はネタとして楽しいし、後半は不思
議な読後感があってそれぞれ良いのだが。

116 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/25(金) 00:33
15 隙間スイッチ
ショーウィンドウに吉澤が入りこんでいる、と思いきや実は亀井がショーウィンドウの中にいた、という逆転の話。
発想は悪くないが後の背景の説明がよくわからなかったのが、最後まで違和感として残ってしまった。

16 なんか明日はガラスになる
少女に訪れる第二次性徴のパロディ。どうせなら最後まで自然現象で通して欲しかったようにも思えるが、これは
これで面白かった。胸がふくよかになり、という言葉に過剰に反応し何故か単一民族国家という概念への反発まで
してしまう藤本が妙にツボだった。石川のそこはかとなく漂ううざさもらしくて良い。こういう内容の作品は最後
に新キャラを出すと蛇足になってしまいがちだが、亀井の設定の有り得なさととぼけた台詞が何とも可笑しく、成
功と言ってもいいのではないだろうか。
117 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/25(金) 02:31
1 びぃどろ
読んでみてまず団地ともおみたいだなぁと思った。全然違うけど。
語り手が登場しないせいか少しもやもやする。けどあっさりしてるから読後感は良い。
ビー玉売りが哀さんだと思ってしまった僕は多分ネタスレに毒されてる。

2 誤解
NGワードを使わずに上手くNGワードを使ったな、というのが率直な感想。
誤解かそうでないかは誰にも分からない。多分。

3 迷宮
名前が微妙に違うのは本音かそうでないかを表したのかと思った。
本名なのはシゲさん、紺野さん。それと新垣さんの一部。
これが哀さんの見た彼女たちだとすると、何となく分かる気がする。

4 知らない場所へ
やっぱキッズの皆さんてば物凄い人生送ってんだな、と改めて考えさせられる。
「どんどん進んでいくのって……怖くない?」 作中のこの台詞がこの作品そのもの。
小学中学ですでにモラトリアム。どんな老成や。最後のとってつけたようなキスは
CPのお約束として、キッズを知らん僕でも充分楽しめました。

5 ガラスの靴の謎
まず思ったのがでかさゆキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
今回の企画テーマを聞いたとき誰しもが考え、いやいや、と止めただろうガラスの靴。
ああそうだよ安易だよどうせ発想が貧困だよいいよガラスの靴で書くよ、と作者の声
が聞こえてきそうなテーマの使い方ながら、整然と論理的な展開がなされ、それをまっ
たく感じさせないのは凄い。 ただNGワードの使い方もまた安易な気が。
118 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/25(金) 02:32
6 私達硝子はこうして一生を終えるのです
言葉の暴力ってのがこの作品を表すのに相応しいと思う。脱帽。ブラーボ。

7 Communication Breakdown
台詞が説明的で引っかかったけどテンポが良かったので気にしない。
連鎖、あるいはいたちごっこよりかは鶏と卵みたいなもんかな、と思う。
さてしずかちゃんずの宝石は果たしてガラス玉じゃないのかね?

8 サ店ユニゾン
多分割った順は安倍安倍藤本だと思うけど、だからこそ初めから安倍さんが
もっさんを好いていた理由を見つけられないのがちょっと残念。
あるいは安倍安倍安倍だとすると勘違いもっさんというまた別の見方が出来て、
それはそれで面白い。

9 三角プリズム
まず思ったのがでかさゆキ(ry
次いで石川さんの言葉に深みがないなと。先に何らかの形で登場させてれば防げた
ことじゃないかなと思う。青春な感じは心地よかった。ベタだからこそ読後感も良い。
ようやくライバルになれた二人の前途は多難なれど明るいものでしょう。

10 愛しのレイナ
淡々とした語りのせいかすらすら読めた。まさに映画でも見てるような気分。
レイナの正体がちょっと肩透かしを食らったような感じだけど逆に潔くて奇麗だと思った。
119 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/25(金) 02:32
11 ガラスと罪とガラスと罰
こういう小学生がやるような失態が娘。にはよく似合う。途中のきゃあきゃあとしたやり取りも
見ていて微笑ましい。ただ新垣さんハロモニコントだったら太眉毛姓だろ、とキモイ突っ込み
を入れたくなる。あ、後ろ前女もあったか。

12 初夏の夕暮れぼんそわーる
文章から受ける印象は全然不思議じゃないのに何処か不思議な雰囲気があるように感じる。
なんだろう。ほのぼの。もさもさ。ぷー。そんな雰囲気。自分で言っててわけ分からんけど。
ぎゅるん、は木更津キャッツアイかと思ってしまった。

13 そこに残るモノは
事故の詳細をぼかした理由はどちらも悪者にしたくなかったからかなぁ。でも安倍さんエゴく見え
るし。違うか。 飯田さんがコップ割っちゃって安倍さんがそれを食べろとでも言ったのかなぁ。
無理あるな。事故じゃないし。違うか。
色々考えると色々考えられそうですが疲れるので止めます。

14 硝子の少女
某ちょび髭の喜劇王の笑いに似てると思った。折角だからそれぞれに分けて。
1、まさに亀井わーるど。素敵。
2、モダンタイムズみたい。同僚が割れたのを、とか言葉選びが上手い。
3、で、彼女の下へ戻ると。眼球で来るとは考えもしなかった。お見事。

15 15 隙間スイッチ
未成年の飲酒はいけません。まして飾られるな。でもとても亀井さんらしい。
「◇」を隙間とも場面転換の符号ともその両方として使う発想が凄い。一読じゃ分からなかったけど。
マルコヴィッチの穴を思い出した。
120 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/25(金) 02:33
16 なんか明日はガラスになる
会話のノリが良い。台詞を読むだけでかわいいなぁ、と思う。前半のどたばたな笑いと
後半のふわふわした感触のミスマッチもまた良い。
ラストの亀井さんでずっこけた。

17 2004年のブラックジャック
これ以外の二つを読んでないからなのか、よく分かりませんでした。

18 おでん
これもよく分かりませんでした。

19 ボトルシップ
薄ら寒い。怖い。でもなんか悲しいなぁ。

20 いいらさんのおうち
スレ開く前は飯田のいい家のパロディかと思ってたら、全然違ってた。
実に下らない。下らなすぎて笑えた。
121 名前:かんそー 投稿日:2004/06/26(土) 13:02
20 いいらさんのおうち
ほのぼのしたタイトル、序盤の展開とはうって変わって血みどろのラスト……。
これ笑っていいんですよね? というよりも、笑ってしまいました。のの語は偉大です。
個人的には、残りのレスを全部使って、
「ザクッ、いたいのれすー」「もう、のんちゃんったら、ザクッ、痛ーい」「もういいらさんったら、ザクッ、いたいのれすー」
をエンドレスリピートしてほしかったです。

21 晴れ時々曇り、ところにより硝子
それのどこが天気予報やねん!と突っ込みをいれつつ。
タイトルや飯田の口調は面白かったのですが、オチが駄作企画のラジオ(仮)とかぶってしまってるなぁと
思ってしまいました。そこがちょっと残念です。

22  ブラック・ジャック・キッズ
タイトルだけ見て笑ってしまいました。亀井生誕スレのミチシゲバイブル、ミチシゲビンタを一瞬想像しました。
しかし最初の推理で、あれ?違うんだ、と思わされ、でもやっぱり最後は怪盗ブラックジャック。
なんかいいように振り回されてしました。きっと作者さんの思うツボなんでしょう。
ただ、キッズの顔があまり浮かびませんでした。自分のせいですけども。
読んでるときに、「M」は実は「W」、つまり辻加護のことじゃない?と思ったりもしましたが、全然違ったのが悔しい。

23 緑道の風景
カメラを鞄から取り出したときには、絵描くんじゃないの?、とちょっと意外でしたが、徒労に終ったようです。
硝子の使い方に少し違和感を感じました。硝子ではなく、壁なんじゃないかな、と。
それでも、シリアスで上手いんだよなぁ。言葉が出てきませんが大好きです。ありがとう。
余談ですが、4レス目には読者と作者、そして作者に書かれている現実の娘。の暗喩のような気がしました。
122 名前:かんそー 投稿日:2004/06/26(土) 20:45
24 fork()
なんか難しい話だなと思いました。なんだかわかりかけているようでわからない、そういう感じです。
カウンセリングの度に色々改良されて、完成度の高い順から娘。加入したんだ、という
クローン人間とか試験管ベイビーの話だと思うのですが、あってますかね?
となると、今度は石川が3倍になるのでしょうか。加護みたいに。
「私」が誰なのかなかなかわからないのがちょっと難点でした。

25 prison without bars
硝子の林檎はラブジェネだっけ? まあそれは置いときまして、
格子のない監獄。その題名にピッタリの話だなぁと思いました。
空を割りたいからといって人を燃やすのは唐突過ぎて無理があるようにも思いますが、
人間ってそういうことがあると思います。8レス目の特に理由なんて、なかった。≠ンたいな。
ただ、魔法の液体が、その夢を見た夜は何度も自分で慰めた≠フすぐ後だったせいか、
最初××××(←自粛)だと思ってしまいました。エロくてすみません。

26  . 。o O ら む ね O o 。.
いしよし。少し倦怠期気味ないしよし。でも同期ということもあって、絆がとても強いいしよし。
このお互いを空気みたいに思ってる感じのいしよしいいなぁ。
たとえさくらとおとめに分かれても、卒業しちゃっても、
リアルでの仲良しないしよしは不滅であってほしいと思います。
タイトルもセンスいいし。とてもほのぼのしてて、読後感はとても暖かくなった感じです。
123 名前:素人 投稿日:2004/06/27(日) 01:18
18 おでん
面白かったー。普通に読める話なんだけど色々深い意味が隠れてそうで、
なんの比喩が隠れてるのか考えるのがちょっと楽しい。意味深なキーワー
ドが隠されている。最後の終わり方も意味深で綺麗で不思議な感じで、
よくわかんないけど何となく好きな感じがした。真の意味があるのかない
のかは、聞きたいような聞きたくないような。ぼんやり日向で妄想に耽り
たいような、そのまま放置しておきたいような。

22  ブラック・ジャック・キッズ
キッズの顔は夏焼と嗣永ぐらいしか判らないのでまだ良かった。でも殺さ
れてる人の顔が判らないので何となく申し訳なかった。短くて読みやすく
て、原作のプロットを読むのさえ挫折した自分にはちょうど良かった。

25 prison without bars
うわー、こういうのすげー好きー。昔好きさが昂じて焼死するとか言う話
書いて尊敬する人に遠まわしに一人よがりなものを読まなくてはいけない
のは苦痛ですと書かれて凹んだことを思い出しました。こういう自分に酔
いまくって書いたような厨房が好きそうな綺麗系残酷話大好きです。いや
勿論レベルは激しくこちらのほうが上ですが(というか一緒にしてスマソ)

27 ガラス玉遊び
この世界に娘。が存在してるのかしていないのかはわかりませんが、どち
らだとしても楽しめるので、むしろ知りたくないなと思いました。
124 名前:かんそー 投稿日:2004/06/27(日) 13:30
最終日ラッシュきてますね。

27 ガラス玉遊び
いつかはすべてのガラス玉が割れてしまう日が来るのでしょうね。
そして割れてしまった破片もいつの日か捨ててしまうときがやってくるのでしょうか……。
切ないというかなんというか、考えさせれるなぁ。

28 さんばガラス
ほのぼのかーと思っていたら、れいなは初めて人を殺したいと思いました≠ナ吹きました。
いきなり殺人かよ!で諦めるの早ッ!ほんでエロエロかい!って違った!ぎゃー!
みたいな感じで、釣られまくりでした。ジェットコースターみたい。いやー笑った笑った。
とくに7レス目のラストと12レス目は最高でした。ギャグ的な笑いはこれまでの中で一番だと思います。

29 from a Window
なんかいいなぁ。ほのぼの。辻みたいにノーテンキっぽくなれない加護が少し葛藤してるけどほのぼの。
上手いなぁと思ってしまいました。特にガラスに書いた文字とか絶品。
これも言葉にならないなぁ。でも大好きです。ありがとう。
125 名前:かんそー 投稿日:2004/06/27(日) 14:47
30 壁
藤本は娘。加入には何かしらの不満はあっても、年下連中をシメないんじゃないのという先入観(かな?)が
自分の中であったもんで、ちょっと、ん?と思ってしまいましたが、それは置いといて。
藤本の心情が変わりすぎのような気がしました。もっと長くして、心情を詳しくしたほうがよかったように思います。
それと飯田のキャラがスーパーウーマン過ぎのような気がしました。ごめんなさい、ちょっと合わなかったです。

31 ごみの分別
なんでキスで照れてんねん、もうセックスしたんちゃうんかと思って前を見ると、腕枕されてただけでしたね。
日記っぽい感じの文章。詳しい所と簡素な所のギャップはなかなか面白いのですが、
少々端折りすぎの気がしました。なんじゃこれ、と初読は思いました。で、2回目。11レス目に引っかかりました。
月曜日 四回生ごみ(四日分)を持って仕事に出る。
これまでは一月に八、九回しか生ゴミを出していないのに、なんで一日で四回も出しているんだろうか、と。
木曜日にも四回生ゴミを出していますし、明らかに出し過ぎ。なんでや?と思いました。
で、水曜日もなんか色々四回出してるんですよね。
ここからは想像になりますが、もしかしてこれは四=死を表しているのでしょうか?
つまり生ゴミの中身はバラバラの……。もしもそうだったら、なんだかやられちゃった気分になります。
でもどっちかというと四袋のほうがわかりやすいのではないでしょうか。とか言ってまったく違ってたら_| ̄|○ですけど。
126 名前:通りすがり 投稿日:2004/06/27(日) 16:46
>>125
ネタじゃないと仮定してつられてみる。
途中から、月単位で進行してるので、
単純にその月は月曜日が4回か5回かしらないけどあって
そのうち4回ゴミを出せた、という意味じゃないかなと思った。

これだけじゃなんなので作品の感想。
ゴミ出し記録で生活が淡々と進んでいく感じが出てるのが
おもしろかった。知らない女の子と暮らす、という
ドラマチックなことが起こってるのに。
そのギャップがなんか面白くて、さあ吉澤にはどんな秘密が!
と思ったら終わっちゃった。
途中、酒ビンを出す量が減ったりしてるので、
それと最後2本がうっすらホコリ、というので
なんかオチになってるのかなぁ。
そのあたり、よくわからなかったけど、雰囲気は好きだった。
127 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/27(日) 19:30
17 2004年のブラックジャック
どうやら案内板の没ネタスレのプロットを使っているらしいが。
ブラックこと亀井とジャックこと高橋による、アクションコメディ。派手なアク
ションあり、笑いあり涙ありのバラエティに富んだ内容になっていると思う。
しかしながら話の所々に粗が目立つ。爆発まで〜の件が大して意味がなかったり、
キングミキが戻ってきた理由もご都合丸出しなのも気になった。テーマの使い方
も武器やペンダントのみというのも少々寂しい。要らないキャラも出し過ぎな気
がする。

18 おでん
静かだけれど、不思議な話だと思った。
六平直政、と急に言われても顔が思いつかない人が結構いるのでは、と思いつつ。
おいしくもまずくもないおでん、酔いの回ったおやじギャグなど、身近にありそ
うなシチュエーションを使って非日常を描くやり方は個人的に好み。
ラストから考えると客=死んだ父親、という見方もできると思うが、どうだろう。

19 ボトルシップ
18同様に日常の中の非日常を描いているが、こちらはちょっと怖い内容になって
いる。閉じ込められた船は、無理に取り出そうとすると壊れてしまうという後藤
の言葉もひどく印象的だった。後藤はこういう役をやらせると嵌るな、と感心さ
せられた一作だった。
128 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/27(日) 20:18
20 いいらさんのおうち
いわゆる「のの語」で語られる、ののかお。
れす辻はリアルを絡められるときついものがあるが、本作程度ならば特に問題
はないだろう。世話の焼ける妹、と思わせておいて姉もそそっかしかった、と
いう逆転の話に。そこからの永久ループが想像できて楽しい話だと思った。

21 晴れ時々曇り、ところにより硝子
題名に惹かれるものはあったが、硝子に変化するパターンはもう見ているし、
特に目新しい部分はなかったように思える。しかも落ちも駄作集「ラジオ」
風で、もうちょっと考えて投稿して欲しかった。

22  ブラック・ジャック・キッズ
これもまた、先ほどのブラックジャックと同じプロットを使っているようだ。
皇室顔やアフォの子など、ふんだんにキッズ小ネタを使っているギャグコメディ
(の割には人が死んでるが)。ネタが分かる人にはツボなのではないだろうか。
ただ、何故船長を殺す必要があったのか、そして何故探偵で知られる二人が突如
盗みを働くのか、そこら辺が説明不足だったように思えた。
129 名前:かんそー 投稿日:2004/06/27(日) 22:21
32 A
青春スポ根の王道っぽい感じの作品だけど、サクセスストーリーじゃなくて、ごく一般人を描いた作品。
でも吉澤の葛藤がうまく現れてる気がしてよかったです。これでくやシュートとかでてきてたらギャグになるもんね。
ある程度展開は読めましたが、水戸黄門のようなベタなのもいいもんです。
あと、背番号1+9はとてもおされ(オシャレ)だなぁと思いました。

33 夢見るピジョン
そういえば石川って鳥嫌いだったなーと再確認しました。
最初『夢見るビジョン』だと思ってましたが、違いました。でも、かけているんじゃないかなと思います。
この鳩は夢を見ていたのでしょうか。だったら居眠り飛行になるのかな。そうじゃないとぶつかんないよね。
鳩が石川の暗喩なのか、石川が自分を鳩となぞらえているのかどうかはわかりませんが、
この傷ついた鳩は目を覚ましても、少し開けた窓にぶつかって気絶しそうな気がするのはなんでだろう。
自分がひにくれてるからかなぁ……。

34 そこにあるのに透明だから
3人いて、そのうち2人が極端に仲良しだったら、残りの1人って手持ち無沙汰になるんですよね……。
また硝子の壁かと思ってしまったのは事実ですが、表現などは気に入りました。
特に16レス目からの田中と紺野の絡みはほのぼのしていて好きです。
こんれなはあまり流行りそうじゃないですけども。

35 ING
19レス目のどうにかして藤本を助け出した紺野は≠ナ吹いたものの、これはキマシタ。
10レス目、11レス目とかゾクゾクしました。恐怖ではなく、武者震い(?)です。
硝子という言葉に変態性という意味はおそらくないでしょうが、この変態性を見事に使った作品だと思います。
フェティシズムを掻き乱されたような感じがタマリマセン。変態最高。
イタ電、ピンポンダッシュしまくり、ピッキング技術のある紺野は可愛くもあり、ストーカーチックでもありますが、
でもやっぱり狂っていました。ラストがまたタマリマセン。面白い。ありがとう。
130 名前:かんそー 投稿日:2004/06/27(日) 23:30
36 MAGIC TIME
なんか見たことあるコメディだなぁと思っていましたが、自分がよく見ているアレでした。
普通の生活→強盗(あるいはヤクザ)あらわる→なんかドタバタして解決→感動(または教訓)っぽい→オチ
という形式は、まさに吉本新喜劇にそっくりです。さしずめ『吉なち新喜劇』といったところでしょうか。
(↑失礼に取られるかもしれませんが、自分関西人なんで、褒め言葉だと思ってください)
ところどころ吹きました。特にから揚げに対するツッコミと、ラストの一言。店長はなんてひどいヤツだ。
硝子がとってつけた感じだったのが気になりましたが、新喜劇だと知れば、それもまぁ許容範囲だと思います。

37 美の極致
コンプレックスはその程度の差こそあれど、誰にでもあるのではないでしょうか。自分にもいくつかありますし。
よく雑誌なんかにある、『この○○を使えばあなたの××が△△に!!』みたいなものは、胡散臭くて
買おうという気にはなりませんが(金もないし)、それが無料で手に入ったなら……やっぱり使ってしまうなぁ。
克服するためなら何をしてもいいと思ってしまい、それに熱中してしまう、他人の意見なんか気にしないという
ある意味中毒に陥っている感じがうまかったと思います。
ただ、白くなるのではなく、肉が透けて見えるから赤くなっていくのではないかと思ってしまいました。

38 泣かないで、愛してる。
笑っていたAAが泣いてしまっているのはうまいなと思いました。話もそれを暗示していましたし。
ただ、個人的な趣味で、こういう感じの話はあまりタイプじゃなかったです。ごめんなさいです。
131 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/28(月) 00:09
32 A
最初はよくあるキャラ配置と話だなあと思って読んでいたのですが、特に
中澤が饒舌に喋りだしてどうしようかと思ったのですが、後藤の意地の張
り方が面白く、小川が来てからの展開とか、先が読めてるといえばそうだ
ったんですが、それにも関わらず引き込まれました。1+9みたいなのとかは
ニヤッとしました。ラストも、ああよかったなと思いました。

34 そこにあるのに透明だから
面白かった。「れいなにはわからない」という言葉に深読みしすぎたみた
いでちょっと残念。出だしすごく好きです。
紺野さんが最後に出てきたのはキャラ配置的に珍しいと思ったんですけど、
今までなら吉澤や32の中澤がやった役どころを紺野が肩代わりしたように
見えて少し醒めてしまいました。でも、面白かったです。

35 ING
紺野さんのいやげな描写から想像通りのオチがついて微笑んでしまいまし
た。紺野が助けにいくシーンとか、なにげに「おまえのほうがやばいだろ」
みたいな描写満載で、心の準備ができてる上に、ちょっとわくわくしちゃっ
たので、作者さんに負けたなぁというか。三面鏡を思い出しました。

132 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/28(月) 01:28
21 晴れ時々曇り、ところにより硝子
飯田さんの語りがとても自然。らしいなぁ、と。
オチが少々ベタに思えたけど、それまでの流れから、ホントなんだけどな、と飯田さんの呟きの一つも
聞こえてきそうな気がして、ある意味読者の想像にまかせたラストなのかと思った。
硝子製のシングル盤って実はすごい希少価値じゃないか?

22 ブラック・ジャック・キッズ
無邪気な悪戯。悪意のない悪意。こーかつなめひょー。そんな感じで微笑ましい。
これはキッズならではの効果か。やっぱよく知らんけども。
お話自体も面白かった。ライト感覚の推理小説?かな。

23 緑道の風景
いいなぁ。こういうの好きだなぁ。センターの現国に出てきそうな感じ。私的にツボでした。
シリアスな文体が心象描写以外にも飯田の内面を間接的にシニカルに映してて、それ故
ともすれば内へ内へ閉じてしまいそうなお話なのに、矢口の存在がそれを良い具合に中和してる。
最後に硝子が消えた理由がよく分からなかったけど、それもまたセンターの現国みたいだなぁと。

24 fork()
序盤の不思議な世界と後半の不気味な世界。前者がとても好感触だっただけにちと後味わろし。
果たしてネタばらしは必要だったのかなぁ。もっと想像に任せた方が良かったように思うけれど。
ただこういったホラーちっくな裏切り方にあるべき落下感、喪失感が強く感じられたのは非常に良い。
気持ち悪さを感じながらも読み返したくなった。

25 prison without bars
空を壊そう、なんて発想は正直凄いと思った。
思考が些か飛躍しすぎに感じてしまい、ちょっとついてけなかったけど、
ある意味自然ではあるのかな、とも思う。狂気ではないんだよなぁ、多分。
133 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/28(月) 01:28
26 . 。o O ら む ね O o 。.
ふわふわした会話が青春ぽくて鼻の先がむずむずしていい感じ。
口調からして石川と吉澤なのだろうけど敢えて吉澤→辻と誤読するとまた空気が違って面白い。
って言うか最初に自分がそう誤読しただけなんだけどね。
流しが秀逸だなぁ。素敵すぎる。

27 ガラス玉遊び
切ない。ざっくりと袈裟にでも切られたような気分。
大人にとっては奇異、危惧の対象でも、子供にとっては壊れて尚眺めていたいもの、ですか。
むぅ、やっぱ切ない。

28 さんばガラス
くだらねぇ。なんだこれ。なんだこれ。でもワロタ。

29 from a Window
なんかいつだか聞いたデビュー当初のお風呂の話を思い出した。ほのぼの。
ザ・思春期。悲しき16歳。若いっていいねぇ。

31 ごみの分別
ごみ捨てで時間の経過を表現するのは良いアイデアだと思った。
日々の経過も淡々と。別れも淡々と。なるほどなぁ。

32 A
爽やかなイイ話。散りばめられた小ネタも笑える。鼻からきし麺、とか。マンモス西?
ただ、イイ話で終わってしまっている気がしないでもないから、続きが読みたいなぁとか思う。
流しが素敵。なにがして。
134 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/06/28(月) 01:29
33 夢見るピジョン
やられた。ツボです。凄い皮肉。思わずにやにや笑ってしまいました。
どうせ、と呆れたような物言いとか、語りが内面に入り込まずあっさりしてるのもあって、
ますますシニカルな笑いに誘われる。加えて流しがまたいい。さりげなくて。

34 そこにあるのに透明だから
タイトルを見て瞬時にマクロスを思い出してしまったのはさておき。
ほのぼのとした日常の中で気付くちょっとしたこと。ちょっとしたことなんだけど
気付くとなんか嬉しかったり嬉しくなかったり。まさに硝子の十代。思春期な感じだなぁ。
田中さんの透明感のある語りも良かったです。

36 MAGIC TIME
すげー面白かった。どたばたとはかくあるべきというものを体現したものか。
まさに無軌道な面白さ。腹痛い。ハラーショ。

37 美の極致
赤川次郎のようなお話だなぁと思った。淡々としてるのがまた不気味で。
あとこれは趣味の問題だと思うけど、人称は梨華の方が良かったように思った。
企画テーマからして先の展開が読めてしまったのが残念。

39 薄氷
インパクト勝負。タイトルも含めてインパクト勝負。とても潔い。

41 おったンたチンくえ
イタリア語ですか。知らなんだ。酔っ払いの会話が妙に面白かった。
135 名前:感想ガラス 投稿日:2004/06/28(月) 21:47
1 びぃどろ

皆さんが見たなかで一番美しい雨でした。

大変楽しかったです。語りかけるようなですます調が気分良く、“ビー玉泥棒”や“ビー
玉富豪”といったような独特な言葉が小学生の狭いながらも確実に存在する社会を表して
いるようで、ほのぼのした気分になりました。時々入る大人目線な比喩も皮肉的で面白か
ったですし、子供もいい味を出していたと思います。ですます調がそうさせるだけでなく、
童話的な雰囲気を狙った作風は、成功していたんではないでしょうか。

4 知らない場所へ

す×もも。これからのカップリングだと思った。

最初は「キッズか、自分もまた知らない場所へ連れてこられたなぁ」とくだらないことを
考えていました。読みやすい文章で小中学生なら設定も腑に落ちますし、本人たちからす
れば深刻でも、暖かい目線で読めました。途中のカップリングのくだりはいらなかった気
がしますけど、作者さんが一番言いたかったことのような気もします。楽しく読めて読後
感が悪くなければそれでいい。そんな力の抜け具合が気持ち良かったです。
136 名前:感想ガラス 投稿日:2004/06/28(月) 21:49
6 私達硝子はこうして一生を終えるのです

先生はすこぶる不機嫌そうにあほかほげなすと言った。

とても面白く読ませていただきました。そう書くと全てを理解したように見えるかも知れ
ませんが、正直、意味不明です。ただモノマネを見ている時の面白さと言うんでしょうか、
「ここを似せてくるかぁ」という興奮がありました。悪い意味にも聞こえそうですが、そ
れは違います。アクセントを何処に置くかは、その人のセンスだと思います。コージー富
田が、「あれっ、髪切った?」と最初に言ったような衝撃が、この作品にはありました。

7 Communication Breakdown

「しないよ。」

短くスッキリとまとまっていて、テーマの使い方もスマートでした。緊迫感を抑えた感じ
だったせいか、黒幕が変わっていく箇所にサプライズはあまりなかったですけど、それが
味なようにも感じました。そんな小手先なことに重きを置いてないよ、というような。NG
ワードを逆手に取ったラストの会話も、シニカルで格好良かったです。

8 サ店ユニゾン

目には見えない力の存在を信じる?

格好いいとは思えませんが、名が体をあらわしてますね。挟まれる小ネタが笑えて、特別
な能力が出てくるのにミクロな世界。ラストどうなるんだろうとワクワクしながら読みま
した。藤本さんが事実に気づく辺りから急に緊迫感が増し、明らかになる真相。ミクロな
ままで超能力を掘り下げなかったのは正解だったと思いました。余談ですが、藤本さんが
違和感を覚えた時、安倍さんは初めから藤本さんの能力に気づいていて、ガラスを壊され
たくないが為に嘘を吐いていたのだと考えたのは内緒です。黒なっちではなく、一目惚れ
の話でしたね。
137 名前:感想ガラス 投稿日:2004/06/28(月) 21:51
10 愛しのレイナ

そうだ。彼女の名前はレイナにしよう。

“萌えさせた”という言葉が設定と合っていなくて嫌だなぁと思いましたが、引き込まれ
ていく内容だったので、その印象は忘れました。いつ誰が死んでもおかしくない状況の中
で、会話も交わしたことのないレイナを思いやるのは、少女趣味的な傾向があるかも知れ
ないですが、好きでした。最期まで矢口が無駄な抵抗をして、その先に何があるのか。個
人的にはもっと現実的に描いて欲しかったです。雰囲気が好みだっただけに。

14 硝子の少女

さて、一晩でどれほどカワイクなっているのかな?

数レス読んだだけで、文章が上手いなぁと感心させられました。自分は想像力が貧困なの
か、こういう有りえない状況を丁寧に描写されると、それだけで「何者なんだ?」と思っ
てしまいます。頭の中にしかない世界が余程しっかりしていないと出来ない文章です。こ
ういうのばかりだと疲れもしますが、こういうのを待っている自分もいます。アホかお前
はと言われるかも知れませんが、応えてくれてありがとうございました。

16 なんか明日はガラスになる

コイツら見てるとそう思った。

いい雰囲気を持ってますね。会話やキャラクターが笑えて、ネタなども色々と盛り込み、
豪華な内容だと思います。しかし、個人的に感じる一番素晴らしい点は違います。田中さ
んの成せる業か、それとも作者さん得意なパターンなのかは分かりませんが、アンニュイ
な目線です。ドタバタと事件が起こっても、根底に信頼があって、慌てていない文章には
かなりの筆力を感じました。大好きです。
138 名前:感想ガラス 投稿日:2004/06/28(月) 21:53
28 さんばガラス

「はあはあ。せいこうしちゃったね」

非常にくだらなくてよかったです。それまでは一応のルールは守っていたけど、急にです
ます調になる一文は、「こっちの方が面白いから、やっちゃえ」という作者さんの心意気
みたいなものを感じました。怒涛のどうでもいい展開に、勢いだけで書ききったラストの
サンバ。サービス精神が嬉しかったです。ああ、タイトルはよく考えてありますね。今回
の個人的なタイトル賞です。

29 from a Window

一緒に入ってもいい?

これが今回、一番好きだったかもしれません。キレイな文章に、不自然さを感じさせない
それぞれの行動、キャラクター。そして硝子をちゃんと活かした内容は、これ以上ないん
じゃないかとすら思います。全てを書ききらずに、歌が止まったことで辻さんの心の動き
を表現する様や、加護さんの想像は気持ちを浮き立ててくれました。シンプルでスマート。
自分の目指すものを、それ以上の形で見せつけてくれました。余りに好きだったもので、
具体的に書き過ぎました。すみません。

31 ごみの分別

一緒に暮らすことになった。

ごみを調べれば、人の生活がほとんど分かってしまうと言います。それを時間の経過にも
利用し、強弱をつけたアイデアは素晴らしいと思います。こういうものの感想を書く時は、
誤読が怖かったりするんですが、自分が思ったとおりなのだとすれば、かなりジーンとさ
せられました。最初の部分での安倍さんの“めったに飲まない”というところが伏線にな
っていて、酒瓶のごみが減っていくことで愛が冷めていく様子を示す。これが効果的に働
いていたんではないでしょうか。最後の一文は、B’zの『いつかのメリークリスマス』の
ような切なさがありました。
139 名前:感想ガラス 投稿日:2004/06/28(月) 21:55
32  A

フェンスの向こうのフィールドがとても遠かった。

出来るだけ、人の感想を見る前に書くようにしているんですが、これは人のものを見てし
まいました。それを踏まえて感じたのは、「ああ、自分だけじゃなかったんだ」というこ
とです。なんでしょう。ベタベタな青春スポーツもので、中澤さんのキャラは『カテキョ』
を思わせたりしました。なのに何故か、胸が熱くなったり、爽快に感じさせられました。
正直、短編のスポーツ物では初めての経験で、とまどいを隠せません。何が違う、とは言
えないので、「これが文才かぁ」と見えない力を確かに感じさせられた気になりました。

37 MAGIC TIME

夢なんて見なかったのに今更どうしてあの頃の夢を見たんだろう。

いいですね。安易に流れないポジション取り。明らかにロマンティックを匂わせておいて、
さらに運命的な出会いまでもを用意して、ここまでやりますか。本当に起こったら、「自
分の人生、何だったんだろうな」とまで落ち込んでしまいそうな災難。世界を築き上げて、
崩す。笑いの基本と言われるものが、しっかりとしていたように感じます。気分良かった
です。

40 最後の誕生日

「梨華ちゃん、圭織のこと何か知ってんの?」

面白いなぁ。設定を上手く活かした伏線。それに尽きると思います。限定された情報を操
作する話は大好きですし、何かあるっていう感じが終始しているのも、好みに合いました。
読後感も良い意味で最悪ですし、言う事がありません。
140 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/30(水) 00:32
23 緑道の風景
本当の自分と偶像視される自分、そして周りの人々との間に存在する壁。人が無意識のう
ちに作り出す見えない壁を硝子に見立てた中々興味深い作品。風景描写と心情描写が緻密
で、はっきりした形となって文章に表れている。矢口のキャラも悪くない。ただ、区役所
で会った母親に感じた壁とメンバー間の壁を混同するのはどうだろうか。そこら辺は納得
のいく理由が欲しかったような気がする。

24 fork()
誤読していなければ、クローン人間の話ということだろうか。石川はともかく高橋の存在
意義のなさが気になるところではあるが、不思議な世界を堪能することができた。紺野
(クローン)が試験管だろうか、その栓を開けて巨大な瞳に遭遇する様は「孫悟空」での
釈迦の掌の上での悟空を髣髴させた。それにしても題名はどういう意味なのだろうか。是
非とも作者に聞いてみたいところだ。

25 prison without bars
あやみきのようで、あやみきでないような。
空を一枚の硝子に見立てて、とはスケールの大きい話だ。空を割りたい、という藤本の独
白に一体どうやって空を割るのかと思ったら、こういうやり方で来るとは思わなかった。
藤本は結局空を憎んでいたのではなく、愛していたのではないだろうか。松浦を最後まで
名前で表記しなかったことが、彼女がただの媒体である何よりの証拠であるように思えた。
ラストシーンも衝撃的で、空が欠けてゆく様子が目に浮かぶようだった。
141 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/30(水) 00:34
26 . 。o O ら む ね O o 。.
名前を出すことなく、石川と吉澤を描いた作品。
ラムネの硝子玉に寄せるノスタルジー、封じ込められているから綺麗に見える、けれども
空に透かせばまた違った綺麗さを見せる。だって空が青いから、という一言で全てが表せ
そうな、夏のひと時を感じることができた。題名同様、とても爽やかな作品。

27 ガラス玉遊び
凄くシニカルな話だと思った。
一見すると、誰もが思い当たる子供の頃のエピソード。ちょっと穿ってみて、卒業=硝子
玉の破壊。しかし。
読んでいて、これがただの娘。の卒業を表現しただけの作品だとは思えない。少女と母親
がヲタの中の二律背反する心情の現れだとすると、深く考えさせられるものがある。集め
なければ、割れることはない。うーむ。

28 さんばガラス
ちょっとおかしい亀井と道重、そして意外に常識人な田中。という構図を逆手に取ったネ
タ作品。所どころの小ネタが下らなく、楽しい。惜しむらくは、ネタバラシの後に「せい
こうしちゃったね」を持っていったところか。最後の落ちを無理やりに題名と関連付ける
力技も、それはそれで楽しい。
142 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/30(水) 00:37
29 from a Window
まるで本当にこういうやり取りをしてるんじゃないだろうか、と思わされてしまう。それ
だけ自分たちが普段目にしている辻加護の要素を上手に取り入れているということか。辻
の大雑把さ、加護の繊細さなども細かい動作や発言などでうまく表現できている。窓ガラ
スに書かれた文字は一体何か、というのもきっと二人ならではの内容なのだろう。そこに
想像の余地を残しているのも、心憎い。

30 壁
黒藤本。
ネタを交えつつも、藤本のプライドの高さをよく表している。あまりの黒っぷりに引く読
者もいるだろうが、個人的には悪くないと思った。見えない壁、というのは藤本の高い、
けれども硝子のように脆いプライドのことなのだろう。しかし飯田の物知り顔と藤本の豹
変はいただけない。もう少し緩やかな変化であってもよかったのではないだろうか。
ちなみに高橋のテッテケ語はかなりツボ。

31 ごみの分別
安倍と吉澤が出会い、そして別れるまでの話。
別れの部分は特にはっきりとした形で示されてはいないが、最後の埃の被った二つの瓶と
いう部分に関係の終わりを感じずにはいられない。始まりは突然に、そして鮮やかに。二
人だけの時間は長く楽しく。終わりもまた突然に、そして淡々と。その淡々とした感じが
逆に悲しみを現しているような気がした。
休日出勤、は恋人がいるのなら滅多にはしないもの。上手い。
143 名前:かんそー 投稿日:2004/06/30(水) 16:08
39 薄氷
一発ギャグというかなんというか、辻加護は恐いもの知らずというかなんと言うか。
面白かったのですが……えーっと、感想書くのは難しいなと思いました。

40 最後の誕生日
うきゃー、いやーん、といった感じのホラーでした(なんだそりゃ)。
序盤なんかおかしな藤本と矢口でしたが……いやはや、そういうことかいな。上手いなぁと思ってしまいました。
でも現実の娘。も「早く抜けたいなー」となどと思っていたら嫌だなぁ。
回数的には二、三回位ですが、硝子に反射した光の箇所。妙に存在感があって、狂気っぽくて好きです。

41.おったンたチンくえ
最初タイトルを見たとき、即座に、フェ○チ○かよ!と思ってしまいました。エロくてすいません。
こんな先走りがあったもので、内容が人間関係の悩みだったのは期待を裏切られた感じですが、
それはそれ、これはこれ。ちょっと小川の行動とかに謎が残りましたが、最後の矢口はさすがでしたね。
ただ、これは書くべきことかどうかわかりませんが思ったことなんで書きますと、少し読みにくかったです。
もうすこし改行したり、読点を入れたらいいのになと思いました。
144 名前:かんそー 投稿日:2004/06/30(水) 16:09
42 硝子の少女
どうしてタイトル変えなかったんだろうと思ってしまいました。まだ十五分あったのに。
せめて片仮名にするとか、「の」を取るとか出来たのではないでしょうか。
とりあえずそれは置いといて、2レス目の1文目と9レス目がちょっとわからなかったです。
第三者である道重に田中の存在が知られているということは、田中は亀井が作り出した別の人格でもなさそうですし、
そうなるとやはり、亀井の中で隣に田中がいないと自分ではない、二人で一人なんだ、
という方程式みたいなものが出来てしまっていたということでしょうか。
それにしても何故タイトルを(ry

43 彼女達が硝子に引かれるその理由
ナヤサって何?と思いましたが、逆から読めばいいんですね。確かにその影響は大有りだと思います。
と、いきなり2レス目から雰囲気が変わってしまったので驚いてしまいました。
とりあえず読み進めていって、あることに気付きました。自分がこの作品に引かれていました。
この作品のように、引かれた理由といわれても、好きなものは好きなんだとしか言いようがないのですが、
特に16レス目の、試験管から見た世界は歪んでいた、なんてもう最高です。18レス目も吹いちゃったし。
辻加護のエピソードがあまりにも短すぎたのは少々不満ですし、ウィルスって結局なんだったんだ?と思いますが、
面白かったです。ありがとう。
余談ですが、山田君はドカベンを想像していました。口調はまったく違ってましたけども。

44 第一回・チキチキ硝子で叩いてじゃんけんポン大会
なんじゃこのタイトルと思ってたら、まったくそのまんまのストーリー。
なんちゅう話や。じゃんけんの意味まったくないし。それでいて商品がほかほかハンバーグかよ。
まったくこの作者さんは何を考えているんだ。こんな話読まされたら、こんな話、こんな……、
クッ、好きになっちゃうじゃないか!ステキすぎるぞこのやろう!どうしてくれるんだ!バッカヤロォ!
という感じになりました。もちろん褒めてますので、念の為。
145 名前:厨房くん 投稿日:2004/06/30(水) 20:31
書けるところまで、感想を書いてみます。

1.びぃどろ
『広辞苑』によると「ビードロ」はガラスの異称とのこと。これとビー玉ドロボウの、二重の意味がある題名。極端なインフレともなれば、盗品を売買するのは常識。
 昭和初期の純文学的な二人称を使っているものの、作品の内容が正直すぎて、個人的にはかえって違和感を感じる。とはいえ、ビー玉ドロボウも、子供たちの期待にこたえる延長線と考えれば、いけないことではあっても、微笑ましく感じるものだし、とにかくかわいらしい話だった。
 ビー玉や学校の比喩が不明瞭で、少し消化不良気味ではあるが、今回の企画の先鋒を飾るに相応しい話だったのではないだろうか。

2.誤解
1レスだけの短い作品。読者の想像力に頼る作風。改行もなく、「」がないせいか、一人称と三人称が乱れた感じがしてしまう。句読点にも問題があり、少し読みにくいと感じた。
こうした作品は、以前に『混ぜすぎ危険』(テーマ:使用上の注意)があったものの、アイデアとしては、もう斬新ではなくなっている。
ところで、「日々、うんと胃とか目にいく次第やってん」と立て読みできるが、これは考えすぎだろうか。

3.迷宮
ガラスのスペースは、他人に入りこむことのできない本音の世界。そこを侵されれば、人間関係という「城」が崩壊してしまう。この逆の発想が安部公房氏の『友達』であり、あえて三人称を使った部分が憎い。創られた情報に、一喜一憂させられる我々への痛烈な皮肉だったのかもしれない。
 本音が見えなくなった高橋は安心するのだが、このあたりに現代社会の闇がある。タテマエで生きる我々には、こうした状況が必然と感じているのではないだろうか。それは、あたかも相手の顔が見えないネット世界への警告としての意味にも思え、何とも言えない不気味さが残る作品だった。
146 名前:ささやかな感想 投稿日:2004/06/30(水) 20:52
書けるものだけ書きます。

6 私達硝子はこうして一生を終えるのです
何か凄いねののたんってのが読んだ時の印象です。
何も考えてなさそうで大きなことを考えてそうで・・・どっちなんだ。

10 愛しのレイナ
矢口かっけー、って感じです。
小柄な少女が敵兵をばったばったと打ち倒してくのは気持ちがいいですね。
石川があっという間に死んでしまうのもリアルでよかったです。

12 初夏の夕暮れぼんそわーる
ぎゅるるの意味がほかの人の感想読むまでわからなかったです。
でもそれがわかったら、とても楽しめました。
ぷーってハーモニカを吹く辻ちゃん、いいですね。

21 晴れ時々曇り、ところにより硝子
飯田の一人称に惹かれました。
飯田のラジオを聴いてると本当こんな感じです。
ガラスのCDってプレイヤーにかけらんないだろ(作者が欲しかったと
思われる突込みをひとつ)。
147 名前:ささやかな感想 投稿日:2004/06/30(水) 21:00
続けます。

25 prison without bars
何かいいですねこれ。
斜陽の時のハートシェイプトボックスに似てる感じがします。
綺麗に焼け死ぬ様子が書かれてるなー、と感心しました。

35 ING
ぎゃああああ、これ怖いなー。
紺野が暗い、そして黒い。なっちも怖かったけど。
作者さんは猟奇的な小説が好きそうだな、と思いました。

37 美の極致
石川は顔が割れたあとどうしたんだろう。
そのことばかりが気になってしまいました。
その前に不審なものを使うなよと。

44 第一回・チキチキ硝子で叩いてじゃんけんポン大会
ダウンタウンのガキ使を思い出したのは俺だけですか?
でもじゃんけんしてないし。賞品ハンバーグだし。
普通に面白かったです。

148 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/06/30(水) 23:13
かけるところまで書いていきます。

1 びぃどろ
ストーリーと語り口のもつ雰囲気の一致が絶妙。
その雰囲気を壊さないまま、さらりと終わってしまうラストが好きです。

2 誤解
短いだけに、読み方次第でいろんな風に捉えることができた。
それが逆に面白くて、何度も読み返しました。

3 迷宮
エヴァンゲリオンをふと思い出しました。
心の壁を硝子で表現する発想は、上手いと思いました。

4 知らない場所へ
読点の少なさや、表現の工夫で、ちょっと子どもっぽい感じを出してるのかなと思いつつ。
キッズは全くわかりませんので、絵が浮かびにくかったのですが、普通の小説として楽しめました。

5 ガラスの靴の謎
最初が謎めいていただけに、締め方がやけにあっさりと感じました
硝子の靴という突拍子も無いアイテムを出しているだけに、もう少しぶっ飛んだ締め方の方がよかったのかなと。
149 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/06/30(水) 23:13
6 私達硝子はこうして一生を終えるのです
全体の関連性を考えずに、それぞれの話を読んでいくとおもしろかった。
とりあえず硝子を出しとこう、みたいなテーマの使い方が、雰囲気とあって逆によかった。

7 Communication Breakdown
綺麗にまとまっていて、上手い。
石川と飯田を始めとする組み合わせがよかった。

8 サ店ユニゾン
導入部の意味余り感じられなかった。
それ以上に後半部分がおもしろく、藤本と安倍のどちらのせいで割れたのか、最後までわからないのがよかった。
細部至るまで、きっちり意味をもたせているところに好感。

9 三角プリズム

道重巨大化ネタをうまく使っていた。石川の登場が唐突過ぎたように思います。
お話自体は青春の1ページというものでしょうか。だから、石川が登場したんですかね?

10 愛しのレイナ
ドイツやロシアといった設定が変に現実っぽくて、逆に浮いているように思いました。
淡々と描写していくような書き方なのに、スピード感があって、映画のようで面白いです。
150 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/06/30(水) 23:14
11 ガラスと罪とガラスと罰
メンバーのやりとりがほほえましい。
ありそうだなーって読んでて思わず笑みががこぼれました。

12 初夏の夕暮れぼんそわーる
わけのわからないまま終わってしまいました。
ブラックだけど、最後まで読むとそれだけではなく、タイトルも上手かった。

13 そこに残るモノは
きっちりとした状況説明を避けてるのは、作者が逃げてるように思えてしまいました。
声帯という特異なものの破損を伴う状況なだけに、そこは示して欲しかった。
一場面としては、すごく綺麗なお話なだけに、特にそこが気にかかってしまいました。

14 硝子の少女
一つで終わらず、そこから更に形状を変えるところまで話が進むとは、思いもしませんでした。
ものすごく笑わせてもらいました。

15 隙間スイッチ
よくわからないままに、終わってしまいました。
でも、これ以上深く書かないほうが楽しめる作品のような気がしました。
151 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/30(水) 23:30
32 A
いかにもスポーツものといった感じで、しかしながらそのベタさがまったく厭味になって
いない。膝を壊したエース、素人ながらも理解のある監督、友達と交わした夢、破り捨て
られた退部届け。これでもかというくらいにありがちな設定なのだが、見事に嵌っている
というか。文章がしっかりしているので読みやすかったし、面白かった。流暢な関西弁、
という表現は気になったが。

33 夢見るピジョン
何故鳥嫌いの石川が、鳩のことを心配しているのか。そこのところがまったく書かれてい
ないので、ちょっと首を傾げてしまった。硝子が見えなくて衝突する鳩、という出だしが
中々良かっただけに。もう少し話を展開させて欲しかった。
まあ深く考えれば、鳩が飛んでいる夢を見ている石川こそが、夢見るピジョンなのかもし
れない。

34 そこにあるのに透明だから
芋けんぴの持ち主としてしか名前が出てこないかと思ったら、しっかり終盤に登場の紺野。
疎外感を見えない壁、硝子の壁と表現するのが面白い。23も似たようなアプローチだが、
本作は壁を壊すことなく壁のない関係を模索している。芋けんぴをちょっとした感情表現
に使うのは面白かった。
152 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/30(水) 23:31
35 ING
オープニングからは考えられない、悲惨な結末。硝子にされるか生ける屍にされるか、い
ずれにせよ藤本にはバッドエンドしか用意されていなかったのが良かった。安倍の狂気も
嵌っているし、紺野のストーカーというのも何となく頷けてしまう。だが、どうやって紺
野が硝子化した藤本を救出したのかが謎。まあ、話にはあまり関係ないのかもしれないが。

36 MAGIC TIME
ほのぼのギャグコメディで、なちよし。
ありがちなラストに落ちつくか、と思いきやどんでん返しのラスト。まさに魔法が解けて
しまった、という感じだろう。安倍には嫌われるわバイトは首になるわで、踏んだり蹴っ
たりの吉澤さんがまた愛しかったりする。個人的にはレジ横のから揚げを懸命に投げつけ
る安倍が良かった。

37 美の極致
うしろから笑うセールスマンの声が聞こえてきそうな作品。
黒さを嘲笑される石川さん、そして不思議な化粧水を使った後に羨望の的となる石川さん、
という変化が良かった。ラストはもっと派手にやってもよかったように思う。
153 名前:名無し戯言 投稿日:2004/06/30(水) 23:33
38 泣かないで、愛してる。
吉澤のひたむきさが涙を誘う。
後藤と関係し、飯田とも関係を続けている石川。そしてそんな石川を問い質すこともでき
ない。愛しているから、と吉澤は言うが実際はただ臆病なだけなのではないだろうか。そ
んな臆病さが、硝子に覆われた世界という形になって現れているのかもしれない。窓ガラ
スに書かれた絵が、梅雨の湿気のための結露で涙を流しているように見える、というのは
上手い。

39 薄氷
ストレートでシンプル。薄氷なのは中澤の顔に塗られた化粧か、中澤の決意か。それとも、
冬の朝にアスファルトにできた薄氷を小学生が面白がって踏みつける姿を譬えたものだろ
うか。しかしレス流しでネタバレしてしまってるのは残念。
154 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/07/02(金) 01:12
16 なんか明日はガラスになる
石川のキャラがいい。どんどんおもしろくなる展開に、最後まで笑わせてもらいました。
作者さんにありがとうと言いたい。

17 2004年のブラックジャック
いきなりの展開の割に状況が把握できたので、元ネタ見てなくても読めましたが。
緊迫感が余り感じられませんでした。 

18 おでん
よくわからない話ですが、雰囲気はすごく伝わってきました。
レスの区切り方も含めて、大好きです。

19 ボトルシップ
ボトルシップという比喩と二人がばっちり嵌っていて気持ちいい。

20 いいらさんのおうち
平仮名ばっかりなのが、雰囲気でてよかった。
こーゆーお話は微笑ましくて好きです。
155 名前:厨房くん 投稿日:2004/07/02(金) 09:25
5.ガラスの靴の謎
 ガラスの靴と聞けば、嫌でもシンデレラを連想してしまう。シンデレラは、なぜガラスの靴だったのか。

シンデレラは素足にガラスの靴を履いた。つまり、外から丸見えだったにちがいない。ガラスの靴が意味す

るものは、シンデレラの本質が見えるという意味なのだ。つまり、血統が生命線の貴族社会において、妃を

選択する際の最重要事項として処女性があり、王子はそれを見抜いたということになる。川端康成も『伊豆

の踊り子』で処女性にこだわり、三島由紀夫に指摘される汚点(?)を残している。
 そういった意味において、この作品ではガラスの靴が壊れれると(処女ではなくなった?)一気に価値が

下がるという打算的な考えが垣間見られて興味深い。どことなく誤読である気もするが、もしちがっていた

ら、作者さん、ごめんなさい。

8.サ店ユニゾン
 ユニゾンとは複数人で同じことをする意味。超能力ものかと思って読んでゆくと、恋愛ものだった。クリ

スタルなガラスが割れる意味を考えても、どうしても分からなかった。凡人はガラスがクラッシュすると、

怒りに直結してしまうせいだろうか。おもしろいとは思うけど、自分には合いません。ごめんなさい。

9.三角プリズム
 プリズムは光を屈折させ、それは人の心でもあるようだ。オーバーハンドパスの手の三角を最初にもって

くるところが憎い。話はおもしろいのだが、一人称にこだわったせいで、どことなく石川の存在が浮いてし

まっている。とはいっても、それほど決定的な欠点であるとも思えないし、これはこれでいいといえば、そ

れまでなのだが。
156 名前:厨房くん 投稿日:2004/07/02(金) 09:36
10.愛しのレイナ
 スターリングラードの激戦は、建物の1階をドイツ軍が占拠し、2階をソ連軍が占拠したほどだっ
たという。そんな激戦の前哨段階を描いた作品。狙撃の三要素は適性・理論・訓練であり、マリーは
非正規兵ながら、立派な狙撃手となったようだ。
 凍傷のドイツ兵とか赤軍が少年兵だったことなど、作者さんはじつに細かく調べている。ロシアに
占領されドイツに蹂躙されたウクライナ。あげくにロシア人の作った原発で世界規模の大災害。しか
し、すべての始まりは、マルクスの『資本論』だったという現実。マリーは死ぬ場所を求めて、スタ
ーリングラードにやってきた。だから、リカの死にも淡々としている。誤読だったらごめんなさい。

11.ガラスの罪とガラスの罰
 NGワードを使った失格作品。話の内容はおもしろかったが、NGワードを使っていることで、今
回は失格でよろしいか?
157 名前:名無しですが感想でも 投稿日:2004/07/02(金) 22:46
いまさらこんな感想いらないかもしれませんが、と前置きしつつ

1 びぃどろ

さて何が来るかなと構えていたら、
こういった懐かしい感じの作品が来たのでやられたと思った。
語り口の柔らかさがこの懐かしい穏やかなお話をうまく支えている。
ビー玉が砕けるというのはありがちな感があるが、それでも美しい情景が頭に浮かんだ。
安倍一人で成り立っていたのでビー玉泥棒の人物付けはいまさら余計だったように思う。


2 誤解

一瞬目を惹く無改行の作品だが、それによって増した味わいはないように思う。狙いはなんだったのだろうか。
テーマの扱いとしてはガラスを外に見るのではなくて、ガラス自体でものを見ているというのは発想の転換。
たしかにガラス体と言うしね。
そして壊れているのは自分の目なのに今度は外に対象を求めていく。この行き来は面白い。


3 迷宮

頼むから名前間違えてくれるな。
ガラスの迷宮そして城と来るので最後砕けて目を覚ますというのはまず予期した通りの流れ。
しかし精神的なものをうまくガラスで表現したと言えるだろう。
隔てるガラスが最も薄く親身に接しているかのような紺野でさえも必死に迫る高橋には恐怖を感じるというくだりは、
ガラスが透明なものであるから余計に効果的だ。


4 知らない場所へ

「知らない場所」はいくつも意味が重なっている。
まず字義通りの知らない場所へ行くということ。それから子供から知らない場所(大人)へ成長するということだ。
大人という意味も責任を持って行動することと、
子供ゆえそれまで意識してこなかった恋愛感情を持つようになるということ、この二つがまた重なっている。
電車というスライドしていく乗り物はそれを表現するのにうってつけだったと思う。


5 ガラスの靴の謎

非常に安定感のある文章で好感が持てた。
「謎」というだけあって、謎解きに必要な要素がフェアに読者に与えられている点もよい。
その一方で最初のくだりで道重を「もらう側の人間」と分類して、読者をまんまと田中の誤った推理に付きあわせるが、
最後にはその「もらう側の人間」を矛盾なく納得させるので、悔しいが文句を言えない。
158 名前:名無しですが感想でも 投稿日:2004/07/02(金) 22:47
6 私達硝子はこうして一生を終えるのです

漱石や百閧フ空気。
一読したときなんとなく、ああ現代のこういう作品にはクスリが必要なのかなあと考えた。関係ないけど。
自分は意味を理解するとかでなくただイマジネーションを楽しむ作品と見たのだが、
飯田の辻への愛情と別れることの悲しさがこの風変わりな空気の中からじんわりと伝わってきた。


7 Communication Breakdown

良くも悪くもすっと読める作品だったと思う。
読みやすいのは重要だけど、盗み出したのが実は偽物だったと明らかにされたときも、すっと先に進めてしまった。
もう一つぐっという何かが欲しいと思ったのだが、これは個々人の趣味かもしれない。


8 サ店ユニゾン

題名でしっかりと示しながらうまく藤本の超能力に読者の意識を向けさせたまま進めたと思う。
そのため実は安倍の力のせいでしたというのが効いたし、そこで終わらずに藤本の力も発動したのでうまく括られた。
男のくだりはもう少しうまい処理をして欲しかった。


9 三角プリズム

道重の巨大化は語られるときそれはギャグとしてだったので、その真逆に使われてやられたと思った。
実力の有無と身長の有利不利という現在の多くのスポーツの実情に公平に照らして進められていて、
二人のやり取りは非常に心に沁みた。
それだけに石川の登場の安易の感は否めないし、プリズムを見たことで田中の心理に影響があったのもどうだろう。
つまりこの好作品中で唯一の弱点が三角プリズムだったように思う。


10 愛しのレイナ

独りよがりな知識の披露に陥らず、逆に無機質な銃器の名前等が作品の空気を支えている。
寒々しい土地・状況、それらが語られる温度、全体の統一感がとれている。
しかしそれだけに最後で、はい、死亡者案内人ですよと言われても、と感じてしまった。
統一感を崩さないようにしながらも、もう少しだけ前半で違う世界の存在というのを匂わせる必要があったのでは。 
159 名前:名無しですが感想でも 投稿日:2004/07/02(金) 22:47
11 ガラスと罪とガラスと罰

すっきりした文章なのに不思議とすかすかした感じがしない作品だった。
会話文がその微妙なニュアンスでいいバランスをとっているのだろう。
その会話で、深刻な状況に陥っているにもかかわらず、紺野らが平気で嘘を言って辻を怖がらせるのが面白かった。
ガラス工芸の作者の名前はシャレなのか。


12 初夏の夕暮れぼんそわーる

ラン・ローラ・ランという映画名がこの作品に絡めてあがっていたが、
繰り返される手法は小説で普通にあるからそこに特別の感慨はない。
むしろこの手法が気にならなかったこと、
つまり技術を変に浮き上がることなく作品に溶け込ませたことの方を評価したいと思う。
出だしのハーモニカから辻のチョーカーに移行するのには違和感を感じたが、最後のぷーで、それもいいかなと思った。


13 そこに残るモノは

読者の想像力を加味して成り立たせるタイプの作品。
こうしたものの場合、もう少し想像する手引きが必要なのではないだろうか。
いや、もしかしたらその後のことは想像せずに、書かれた部分だけで楽しむものなのかもしれない。
雰囲気のある作品だからそれもよしか。


14 硝子の少女

目が覚めると、の変身譚。
そして、ぐるり一回りしてみたら元に戻るのではなくて、ずれた場所に(最後はコンタクトレンズか)。
亀井の置かれている状況は非常に悲観すべきものだと思うし実際亀井も悲しんでいるわけだが、
その一方でポロポロととぼけたことを言ったりやったりしてしまう。
そういうお話的な、絵本的な柔らかさが感じられるよい作品だった。
ただ衣川さんの立場がよく分からなかった。


15 隙間スイッチ

吉澤がショーウィンドウの中に入っていて大変だと思ったら、実は自分がいる方が中だったと。
亀井がぶつかったのはマネキンか、その辺のことが一読で分からなかったので面白みが減ってしまった。
さらっと読んで、なんだそーか面白かったと言わせるタイプの作品だから、その辺の兼ね合いは難しいのだろう。
160 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/03(土) 01:06
13 そこに残るモノは
そこに残るモノとは果たして、改めて確認された二人の友情なのでありましょうか。
これを知るためにはやはりこの硝子というテーマを考えると、氷コップについて、
考察をしなければならないのであります。まず、最初のシーンから見ていきますと、
2レス目で、安倍は氷コップを見て自分には綺麗すぎる、必要が無い、と感じており、
ここでは氷コップは安倍の罪の自覚を促す一つのきっかけとして機能し、
加えて、飯田の事故の象徴としても機能するのであります。
更に、その自分には必要が無い、ということから罪の意識からの逃避も見られるのです。
次に中間部を見ていきますと、氷コップの描写が全く出てこなくなるのです。
一体これはどういうことを示すのか。私の想像でありますと、それはすなわち、
罪の自覚の忘却なのであります。逃避から更に一歩進んだ形なのです。
そして最後の飯田のもとに置いていく氷コップのことを、安倍は「友情の証」と言いますが、
今までの氷コップの示す意味から見ると、これはとんだ大嘘なのであります。
安倍は飯田の病室に自らの罪の意識を置いて帰り、壊れた氷コップを家に飾ることで、
崩壊した自らの罪の自覚を忘却することを、自分自身で肯定しようとしているのであります。
こうして見ていくと、そこに残るモノは紛れも無く安倍自身の利己心であり、
最後のレスの何か言いたそうな飯田の瞳は、それに対する非難の眼であったのであります。
つまり、この物語は安倍の完全なる一人相撲であり、安倍の自分勝手さを、
これでもかこれでもかと主張した作品だったのです。
作者の安倍の嫌い加減には、ここまで行くと甚だ脱帽したい気分になるのであります。
161 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/03(土) 01:28
14 硝子の少女
いわゆる輪廻転生の物語なのでありますが、これの面白い所は、
常に転生前の自分の身近な存在へと生まれ変わっているということ、
そして、無機物の輪廻転生であるということ、の2点であります。
しかしこの物語の更に美しいところは、転生の流れなのであります。
無機物とも有機物とも付かぬ最初の硝子の亀井から、完全に無機的な、
硝子の器へ変容し、更に硝子細工へと変容し、最後には有機物になるのです。
私はそこに何か、無機物として海の底で眠るガラクタにも、有機物として生きる美しさ、
というものを沸々と感じさせられたのです。
無常観を肯定しつつ、現世を捨てきってはいない、非常にポジディブな物を感じたのです。
美しく、感動的な作品でありました。
162 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/03(土) 02:00
15 隙間スイッチ
これも正に視点のコペルニクス的転換であります。
しかも、普通ならここに更なる肉付けをして平凡な作品となるところを、
物語にそれ以上の意味を深みを持たせないと言う手法によって、
逆にさっぱりすっぱりと印象深い物語を創り上げた、という点で、
私はこれを高く高く、非常に高く評価いたしたいと思います。
但し、評価するのと、読んで面白いのとは全く別次元の話であるのです。

16 なんか明日はガラスになる
一読した時は、藤本を含む周りの現実離れした身体的変化を描くことによって、
逆に田中の揺れる思春期の繊細さを描いたのだろうと思ったのでありますが、
何度か読み直してみると、これは田中の硝子に対するイメージの変化を描いている、
と、はたと気付いたのです。そして更に、ここで硝子と関係あるのは、
ただ一人道重だけであるので、硝子とはすなわち道重を指すのであります。
つまり、まとめて言うとこの物語は田中が道重に対するイメージを変える物語、
更に飛躍して考えると田中が道重に恋心を抱く物語なのです。
そう考えると、最後に出てくる亀井は、二人の恋の進展を妨げる障害なのであります。
かめさゆれなの三角関係。これからの物語の運びを考えると思わず萌えてしまうのです。
おそらく作者の狙いはそこで、人気があるのも、おそらくその萌えが万人に共通な萌えだからなのでしょう。
163 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/03(土) 14:04
17  2004年のブラックジャック
これは、短い中に消化不良なストーリーが次々と積み重ねられ、
なんだなんだこれは一体何がしたいんだ、と思っているうちに、最後の、
「キングに勝つには無敵の役ブラックジャックしかない、よね。」
というやたらに気の利いた台詞で締められてしまう。という、
なんとも判然としない味わいを持った作品であります。
わずか10レスの中に、喧嘩、田中との戦闘、プリンセスサユの奪還、嫉妬、
爆弾処理、信頼、すこしずつ分かり始めるお互いの気持ち、そして確信。
ということが拙い構成の中にぎゅうと濃縮されておるのです。
更にそこに、娘。の小ネタや、バレーネタが絡み、硝子の魔術師という、
ほとんどチョイ役でしか出てこないテーマが絡むのであります。
それは正にカオスであります。カオティックノベルであります。
それぞれのキャラやエピソードに意味は無く、それはただ、
ブラックジャックという中核を形成するためだけにある要素なのであります。
すなわちこの作品から読み取れることは、世界の混沌と、そこに確実に存在する何か。
人間的なもの。つまりあるパートナーの愛とか信頼なんかが強調されておるのです。
ありきたりな日常生活の中からそれを暗に示す作品が多い中、
このような設定の中でそれを提示する、という新しい試みは、実に面白いものだと思うのでありました。
164 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/03(土) 14:34
18 おでん
白昼夢とは不思議なものであります。しっかりとした意識がありつつも、
何故か無意識の記憶がふいにしっかりとした現象となって、その人の目の前に現れるのです。
そしてそれは儚くも意識せぬうちに消えてしまうのです。消えてしまった後で、
人はそれが一体なんだったのか分からないながらも、心の奥底では、それを至極当然だ、
と思って納得するのであります。それがこの作品でいうと、父の位牌の前にコップを供える、
という行為によって示されておるのであります。更に平たく言うと、
隣の客から手渡されたコップを父の位牌の前に供える、という行為は、
おでんやの隣の客は 希美の父であったということを、
希美は実際には気付いていないながらも、無意識では知っているのである、
ということを示しているのではないだろうか、と思うのです。
そして全体を通してこの物語を見つめると、この作品は、
お盆を前に父と娘が再会し、そのことを察している母の物語と読めるのであります。
そこには押し付けがましい教訓じみた主張は無く。
ただ、父と娘の優しい心の交流が描かれているのです。
私がこの作品で一番好きな場面は、おでんやの屋台が消えてしまうシーンであります。
希美が目を瞑っている間に、ふっと消えてしまう父の姿。何だかそこに、
父の狂おしいほどのやさしさと、儚さを感じてしまうのです。
読者の非常に日本的な情緒に訴える、美しい作品だと感動いたしました。
165 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/03(土) 19:33
19 ボトルシップ
一体後藤はどうしてそんなことが出来るのか、ということが気になりつつも、
作者の意図はそこにはむけられていない。そのような理解し難い現象は、
小説の中に置いては常にあることなのです。
この物語は別れを切り出した市井と後藤が壜の中に閉じ込められて、
身動きが取れなくなる物語なのでありますが、ただそれだけではない。
スレ流しに作者の真意がこれでもかとつめこまれておるのです。
まるで動けないよ、壜の中の船みたい、そうさ君と僕も。
しかし中から出ることはできなくとも、海に投げ出された壜それ自体は、
波にのってゆらゆらと永遠なる航海を続けるのであります。閉じ込められたまま。
スレ流しで君と僕も、と言っている君とは我々読者であり、僕とは作者のことであります。
つまり、我々はいつまでたっても、どんなに市井が後藤と別れようとしても、
そこには瓶詰めされた「いちごま」という物が、変わりなく、漂っているのであります。
この作品はきっと、どんなに逃れようとしてもいちごまから逃れられない、
作者の苦悩を表した物語なのであります。しかし、その価値観を読者にも押し付けてしまう、
最後の「君」と僕、というフレーズが個人的にはどうも気に入らなかったので、
作者には今はあやみきなんだよ、と教えてあげたい心持であります。
166 名前:名無しですが感想でも 投稿日:2004/07/03(土) 21:48
16 なんか明日はガラスになる

六期の四人それに石川のキャラクタがよく出ていて、またそれがうまくかみ合っていた。
読者にありえない話をすんなりと受け入れさせる手管が巧みだ。
最後の最後になって亀井を登場させて、さらに話を面白くしたのはすごい。


17 2004年のブラックジャック

登場人物が多いのにキャラクタが非常に薄かった。16の逆。
その状況でさらに呼称がブラック、ジャックとなるので自分は作品に入り込めなかった。
それとご都合主義が過ぎるかな。


18 おでん

作品中に隠したのは「卒業」だと思ったのだが、これはただの言葉遊びだったか。
なんだか情景がよく浮かんでくる作品だったと思う。
お盆で亡くなった父親が帰ってきたのだろうか。いや、誕生日だからか。
なにか懐かしさのある作品だった。


19 ボトルシップ

今回市井が出ているのは今作のみか。感想を言うのが怖いな……
作中の市井自身、この関係はもう何年も続いて今ではおざなりなものになっていると認めている。
それで思い切って終わりにしようとするが、二人は無理に取り出そうとすると壊れてしまうと関係だった。
後藤の抑えた感情がいちごまは切り離せないものであることをより強く示している。
怖い話だ(今度は違う意味でね)。


20 いいらさんのおうち

斜陽で「れす」調があれだけ叩かれているのに、この作者は辻にこの喋りをさせた。
ああ、わざとですね、と軽く笑って力を抜いて読ませてもらった。
内容としてはオチ勝負だろうから、たしかにもう少し繰り返してもよかったかもしれない。
167 名前:名無しですが感想でも 投稿日:2004/07/03(土) 21:49
21 晴れ時々曇り、ところにより硝子

硝子が降るという天気予報で始まったので、すごいっ、斬新だ、と非常に期待した。
それでドキドキしながら読み進めると、なんだ結局硝子人間か、となってしまった。
つまらないシャレを言ったり交信したりの飯田の語りがいい感じだったので、
これで本当に硝子が降る話だったらどんなのだったのだろう、読みたかったなとつくづく思った。


22 ブラック・ジャック・キッズ

17を受けてか、または別のブラックジャックを想定したのか。
ボツネタスレを見てないのでその辺はちょっと分からない。
キッズの作品なわけだが、自分くらいの娘。メインのヲタだとどうも名前がただ割り振られただけのように感じてしまう。
キッズヲタだと違う印象なのだろうか。


23 緑道の風景

背の高い飯田が低い姿勢でファインダを覗くシーンを最初に持ってくることで、
後に来る視点・ものの考え方は幾種類も存在するのだという意識への誘導にしたのは感心した。
しかしガラスが回りにあるという話であるはずなのに、
一方で視点の複数性について展開するのはそもそも無駄ではないのだろうか。
二つが溶け合っているのなら分かるのだが、どうも別々の印象を受けた。
しっかりした文章だから余計にそういう違和感が浮かび上がってしまったと思う。


24 fork()

題名の意味が分からなかった。内容に即したものだったのならすごく残念。
どういう理由か分からないが娘。たちはクローンのように複製生育されているようだ。
初め入っていたガラスは試験管か何かだろうか。
それを紺野がぐいぐいと昇っていけるというのは滑稽だったが、
それが体の小ささをよく表現していたかもしれない(昆虫が苦もなく壁を登るような感じで)。
先に石川と乾いたガラスに文字を書いて会話していたのが最後の液体で沈んでいるシーンにとても生きた。
168 名前:名無しですが感想でも 投稿日:2004/07/03(土) 21:50
25 prison without bars

まず最初に、そうか晴れた青空が檻に思えるという人もいるのだなあと感心した。
独自の感受性でもう自分は半分持っていかれていたと思う。
さて読み進むと、人によって唐突に思え人によってはインパクトがあると捉えるだろうが、藤本が松浦に火を放つ。
叫び声を歌声と見るあたりの感覚にまたやられ、頭の中に美しい絵として思い描いた。
最後は藤本自身も燃え(歌い)、するといくらやってもコップのようには割れてくれなかった空が、
網膜の剥離(?)によって黒くひび割れる。
と、自分はすばらしく面白く読ませてもらったのだが、作品中にガラスが何種類も登場していて、
それが逆にガラス(この作品の一番のガラスはやはり空だったはずだ)を薄めてしまっているように感じた。



26  . 。o O ら む ね O o 。.

ラムネのビンの中でカラカラとなるあの、ちょっと切なくてでも優しい感じがよくでていたと思う。
若干読みづらくもあるが、カギ括弧のない会話部分がその雰囲気を増している。
もう新鮮な感情もなくなってこのまま終わってしまいそうな空気もあるが、
しかし一度壊れてしまったらもう戻らないのだということを知っていて、自分たちの関係を慈しむ二人。
手をつないでではないかもしれないが、おそらくこの先も二人で歩いていけることだろう。


27 ガラス玉遊び

自分としてはこれを娘。小説とは認めたくなくて。
というのも、娘。小説と見るとこれはちょっと切ないじゃないの。
少女がガラス玉を大事にしている分、それが砕けてしまうのはやるせない。
169 名前:名無しですが感想でも 投稿日:2004/07/03(土) 21:51
28 さんばガラス

おバカなお話なんだろうが、どうもそのおバカ加減がどっちつかずだったように思う。
突き抜けるか、こちら側に留まるか、どちらかにしてもらいたかったのだが、
こういうのは人好き好きかもしれないね。


29 from a Window

視点は加護の方にあるから読者も浮かび上がっているであろう文字を見ることが出来ない。そこがすばらしい。
加護の心理に同化して不意に静かになった浴室のことをドキドキと想い、
それでいて読者は加護が書いたことを決して教えてもらえない。だから、もう。
湯気でガラスが曇りだんだんと浮かび上がる文字のように、自分の心も、静かにだが確実に、高揚させられた。


30 壁

加護ってそんなに弱いのかなと思いつつ、
高橋のところで、ああ実際の性格をなぞる気はないのね、と理解して笑った。
そうなると出てくる人物がどんな性格でも構わないのであるが、
それでも藤本の心の変化はずいぶんあっさり来たなあという印象を受けた。
最後に加護のことを拾い上げて話をまとめたのは好印象。
170 名前:素人 投稿日:2004/07/04(日) 14:00
4 知らない場所へ
主語を省略し短文で重ねていく文と、語られる内容で一部作者が見えてしまった。
そのため感情移入希望読者の自分は門前払いを食らってしまった気がする。
かえすがえすも「カップリング」という言葉を使ってしまった意図を知りたい。
意図的に言葉を選んでるように見える作風なだけに、かなり意図的に使ってる筈だ
けど、残念ながら自分を作品に引き込むという点においては失敗していた(そんな
ことは元から想定外だとは思いますが…)
最後の評論的に他のキッズに触れるところにもファンの視点を感じて、微妙な気分
になりました。感情移入を誘う文章なのに、門前払いを食らった(気になった)読
者の恨み言と聞き流してもらえれば幸いです。
あとやっぱ顔もわからない人(桃子はわかりますが)の話は、自分には辛かったで
す。語り手に顔がわからない人がきちゃったので尚更です。こういう知られてない
もので書くときは、個人的には知らない人も楽しめる、知らないのに読んでて好き
になってくる、キッズを知りたくなってくるようなものであってほしいというのは
個人的なわがままな要望でした。
171 名前:素人 投稿日:2004/07/04(日) 14:17
6 私達硝子はこうして一生を終えるのです
おそろしく敷居の高い話だった。理解できないのだ。言葉というか書いてある
字面はその場その場では理解できるし、むしろ面白くさえある。酩酊感のある
状況がレトロで正しい日本語で華麗に流麗に綴られていく。しかし嗚呼かなし
いかな、その文章が何のために存在しているのかその意味が汲み取れないのだ。
悲しむべきは愚人の性。だけど理解できないものを理解できないことによって
面白いとは決していいたくないので、わからなかった、と一言で済ませてしま
いたいのです。
最後の飯田の悲しみが妙に胸にせまってくるのも、また嫌でした。

7 Communication Breakdown
辻加護のエピソードにうけた。
172 名前:素人 投稿日:2004/07/04(日) 14:38
14 硝子の少女
一人称ワタシで登場人物が亀井一人(衣川さんは出てきますが)で序盤の矢鱈
詳しい情景描写で挫折していたのですが、この感想を書くにあたって読み直し
てみたら物凄く面白くてどうしようって感じでした。やっぱり感想は全部書か
なきゃだめですよね(自分のために)
児童文学のようなですます調で他人ごとのように流転の人生?が綴られますが、
この他人事のような調子が亀井という人間をよく表しているようで面白かった
です。
亀井の一部が乖離して亀井に戻ってくるという話でしょうか。流転の間に、過
去の経歴が思い出せず、また本人に遭遇しているのは、一人称ワタシの違和感
と相まって、いろいろ想像力が刺激されました。

15 隙間スイッチ
一発ネタはネタを理解する前にするーと最後まで普通に読んじゃって、ネタよ
り先にオチを理解しちゃうとちょっと辛いっすね。ネタフリ部分の状況が普通
によくわかりませんでした。なんでだろう(答:読者としてのスキルが低いか
らです)
反転自体はすごくいいと思うので、うっかり楽しめなかった自分が残念です。
173 名前:素人 投稿日:2004/07/04(日) 14:51
20 いいらさんのおうち
わらた

21 晴れ時々曇り、ところにより硝子
ネガティヴなエンディングの結末にされちゃうと前半がいくら面白くても
台無しだと、駄作バトルのラジオ(仮)を読んだときに思いました。
前半部分のフリも、いまひとつ臨場感を感じなかったので、6とか14み
たいに、ここまでやるか!ってなぐらいのホラ話をでっちあげれないと、
あんまり面白く感じないのかもしれません。ちょっと楽しめなかったです。

23 緑道の風景
んー、なんだろう。文章はきちんとした日本語で、ガラスという概念も、
結構ユニークで、実際にありそうな事件が起こって、無理なく飯田の心情
が変わって、結論が出て終わる、すごくオーソドックスなお話なんだけど、
全部が一個になって、色々な点ですごく違和感を感じた。この印象は、11
とか8とかかなり強引な展開をしてる作品とは真逆にあるのですが。
その違和感の正体を突き詰めていくべきなんだろうけれども、素人なので
結論があさってになる可能性が高いので控えます。自分でも不思議。
174 名前:素人 投稿日:2004/07/04(日) 15:05
24 fork()
タイトルが何となくC言語っぽい。()で中に引数がないってことは無限ループ
かなにかだろうかと思いながら検索したらシステムコール命令でした。そうか。
(理解できませんでした)
状況は終始試験管にいる話で、サイズが小さいことからするとクローンか何か
でしょうか。カウンセリングにいくまでの記憶が注入された別人とか?
でも状況だけあって意図が不明瞭だと、「ふうん」程度の印象にしかならない
のもまた事実なわけで。
最初の状況が3を彷彿とさせただけに、オチが事務所の計略では期待はずれな
ように思ってしまいました。

26 . 。o O ら む ね O o 。.
爽やかでいい感じだったんですが、スレ流しで台無しでした。夢から覚めたみ
たいな。作者も残念でしょうが自分も残念です。

28 さんばガラス
いい感じで読んでいたのですが、最後の作者のひっかけにむかついて台無しで
した。作者も残念でしょうが自分も残念です。
175 名前:: 投稿日:2004/07/04(日) 15:53

1 びぃどろ

なつみ先生萌え。
いや、それだけじゃないんだけどね。
それだけじゃないんだけど、そればっかりが前にきてしまう。


2 誤解

感心。
ものすごく上手い話。
亀井の状態と少しの行動で、多くを表現。
面白かったかと問われては、首を傾げてしまうかもしれんが。
卒業に関し、亀井が一番脆そうだという意見には賛同。


4 知らない場所へ

雰囲気を楽しむ話なのだろう。
あちこちにいろいろ飛びすぎてて何が何だかわかんない。
Teen駆け出しながらも、大人の世界で金稼いでるキッズならではの複雑な心境。
混乱に近い話も納得。


6 私達硝子はこうして一生を終えるのです

訳がわからないので、てきとーに読んだ。
てきとーな話がてきとーに面白い。
意味があったらごめんなさい、あっさり投げ出しました。

176 名前:: 投稿日:2004/07/04(日) 15:54

8 サ店ユニゾン

初め、レベルEの思春期にありがちな繊細などうのこうの、の話かと思った。
最後、スタンド使い同士は惹かれあう、を思い出した。
安倍が心を許してシチューを出すあたりのくだりはすごい好き。
ボケてうっかりシチューを出してしまったようにも読めるが、好意的に解釈。


9 三角プリズム

普通にいい話。
色々と唐突な気がした。

今回の中で、ラストシーンが一番きれいだと思った。
10 愛しのレイナ

斜陽の回の「時計じかけのオレンジ」と似た読後感。
わざわざ有名な映画をそのまま持ってこなくてもよかろうに。

ただ、石川のリーダーの線が消え、矢口が消える時に、レイナが現れる。
次期リーダーはレイナだという、作者さんの含み。
そうなればいいな、と思います。


13 そこに残るモノは

この腐れ縁二人の友情は美しい、ということかと。
その通りだと思います。

話としては、うーん……
飯田の持ってる氷コップが欲しくてたまらない安倍は買えばいいのに何故か嫉妬、面白がって飯田は安倍を焚きつける。安倍、トチ狂って暴走、錯乱の果てに心神を喪失、訳もわからず氷コップの外観を留める程度に砕き、運転中の飯田の喉に突き刺すはいいが正気に戻り、安倍は自らの罰として氷コップの欠片を持ち歩いている。飯田は死なないが、声帯を取らなければならないほどの重症。でも飯田は許す。飯田が余計なことをしたのが発端なのだから。
無理あるね。
説明しない面白さがあるのだろうが、あまりに足りない。

ところで、氷コップ、融けないの?
そう思ってたら、氷コップっていうのがあるのね。


14 硝子の少女

ちゃいこーです。
……ごめん、どっからツっこめばいいのか、マジでわかんない。


15 隙間スイッチ

ちゃいてーでもちゃいこーでもなく、まんなかな感じがしました。
そして、吉澤は何をしていたんだろう、と。

177 名前:: 投稿日:2004/07/04(日) 15:55

19 ボトルシップ

計らずとも市井と後藤の両者、別れに船出、という表現を使っている。
そんなシンパシーが、やはりいちごま。
そしてそんなシンパシーを支え、二人を閉じ込めている瓶は飼育読者であり作者、ということでいいんですか?


23 緑道の風景

日常のちょっとした非日常の中に大切があったりする。
そんな感じの話、すごく好き。
でも、矢口の「タンマタンマ」ってどうよ?


27 ガラス玉遊び

読中読後、ただやられた感じがした。
すげー面白かった。


28 さんばガラス

れいなのつるつるは誰の中にもある共通認識。
そこを突き抜けたのか……
つるつるの中学三年生、いいんだよ。
なんかわかるし、よかったんだけど、実際に読むとなると戸惑う。

178 名前:: 投稿日:2004/07/04(日) 15:56

31 ごみの分別

淡々となちよし。
自分の中ではありえない組み合わせなだけに、かえってしっくりはまった。


32 A

長編で読みたかったかも。


33 夢見るピジョン

今回の中で一番好き。
どこが、ってことはないが、ただ掛け値なしに好き。
ビジョンじゃなくてピジョンの意味はわからないが、石川の心境と関係するのでしょうか?
アホな読者の典型のようで申し訳ない。


34 そこにあるのに透明だから

この田中は奇跡。
道重と亀井の間で、浮くわけではないが小さな疎外感のある田中の書き方が素晴らしい。
田中以外のメンバーも、まんまその子が見えてくる。
書きたくても、絶対に書けないタイプの話だった。
どうもありがとう。

179 名前:: 投稿日:2004/07/04(日) 15:57

37 美の極致

ネタ一発勝負!って感じでしょうか。
飽きもしないし、もう終わり?とも思わなかった。
楽しく読めました。


39 薄氷

笑った。
中澤と辻加護のやりとりはやっぱりいいと再確認。


40 最後の誕生日

シンプルに深く、といった印象を受けました。
ただ、凵Aが(゚听)イラネの口にしか見えなかった。
矢口や藤本の心境を意味する凾ネら仕方ないが、もぞもぞしました。


41.おったンたチンくえ

先に、誤読、申し訳ない。
小川が石川になつかない、それが全てに思えてしまった。
秀逸。


44 第一回・チキチキ硝子で叩いてじゃんけんポン大会

おぞましい話、ほのぼのと読んでしまった俺の脳みそは腐っているのでしょうか。
辻と紺野、すげーかわいかった。

180 名前:名無し戯言 投稿日:2004/07/04(日) 17:42
40 最後の誕生日
怖い話。小道具としてのワインの使い方や、徐々に謎が明らかになってゆく
展開が秀逸だと思った。矢口の狂気も、真に迫っている。特に最後のセリフ
は背筋の凍るような代物だ。
ただ、人一人を殺すまでの動機だったかなと思わなくもない。藤本の言動も
ちょっと偽悪的過ぎたのではないだろうか。その点が残念。

41.おったンたチンくえ
素晴らしき哉85年組。
一見何の関係もなさそうなエピソードが最後で一気に結びつくというやり方は
見ていてとても気持ちが良い。ただ前にも誰かが述べている通り、石川のパー
トは石川のマイナスな面しか見えてこなかった気がする。
最後の矢口のオヤジ的センスは好き。

42 硝子の少女
6期三人の三角関係を描いているようだが、何となくかつてのいしよしごまの
ような雰囲気でもあり。喪失感を「消えた」と表現する部分には目をひくもの
はあったが、それだけのような気がしないでもない。話としては起承転結の起
だけで終わってしまった感がある。
181 名前:名無し戯言 投稿日:2004/07/04(日) 17:53
43 彼女達が硝子に引かれるその理由
何となく「Mシリーズ」を髣髴させる掴み。ただこちらは全体の歴史を
網羅するのではなく、数人のメンバーをピックアップしている。
無関係に見える話が最後でひとつに、というのは41でもやっていること
なのだが、こちらの方が最初に条件を提示しているためか自然に映る。
ただ、辻加護を出す必要はなかったように思えるが。

44 第一回・チキチキ硝子で叩いてじゃんけんポン大会
じゃんけんを謳いながらまったくじゃんけんしていない。
殺伐とした内容のはずなのに何故かほのぼのとしているのは、ののこんという
組み合わせのせいかはたまた賞品であるほかほかハンバーグのせいか。
最後に紺野が勝つ(?)のはやはり、ハンバーグの恨みは大きかったというこ
となのだろうか。不思議な読感のある作品。
182 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/04(日) 18:33
20 いいらさんのおうち
これこそ理想的な小説の形なのであります。
ネタ、というのは表向き、ただその状況を楽しむということのみに終始し、
そこには滑稽で面白いということ以外に、何も意味が無いと取られるのでありますが、
実はそこに非常に深いメタファーが隠されていたりするのであります。
この作品を読むと、あからさまにこれはこのメタファーなのだ、と思わせる小説は、
それはもうメタファーである、とは言えないと思うのであります。
読者の解釈を拒むのではなく、読者の解釈をそもそも無くしてしまう。
やはりこれこそが最も美しい形であると思うのです。
メタファーを読み解いても楽しい。表面の面白さをなぞるだけでも楽しい。
それが、読み手を選ばない、最良の小説であるのであります。
形式の話はここで置いておいて、中身の話に入りますと、
ここでガラスはののたんと飯田の空白を埋める、感情の具体化された物、
平たく言い換えると、下品ではありますが、男と女の性交における互いの性器、
のようなものなのであります。つまりこの話からは、ののかおというCPを更に推し進め、
同性愛的な匂いを感じさせるのです。それは別にセクシャルな意味ではなく、
互いの絆の強さ、という点を強調するために、そのような手法を取っているのですから、
ののたんの処女性という物について、言及し、憤慨する必要などまったく無いのであります。
色々な意味で素晴らしく、安心して読める、おそらく娘。小説史に、今後を名を残すであろう、
素晴らしい名作であったと思ったのでありました。
183 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/04(日) 18:50
21 晴れ時々曇り、ところにより硝子
これは20の作品の後ということで、濃い意味を含んでいない、
全く構成の妙のみに頼った、ひどく貧相な作品に見えてしまうのであります。
しかしそうとは言え、最後のつんくの一言は、ひどく魅力的な物を、
孕んでいるように思われるのです。

一分一秒遅れたら、お前の娘。離れて最初のシングル盤、硝子製にしたるからな

この言葉を何度読んでも、どう考えても、飯田は明らかに遅れて行った方が、
ものすごく得をするのであります。硝子製のシングル盤、という粋な代物は、
私の知る限り、普通では発売されたことが無いはずなのであります。
しかも、硝子でCDをつくるとしたら、通常の何倍のコストがかかるのでありましょうか。
私はしばらく考えて、つんくのこの言葉は、飯田に対する脅迫ではなく、
ねぎらいの言葉であるのではないか、という一つの解釈を見出しました。
長年娘。を支えてきた飯田に、「ごくろうさん、そんなに嫌だったらもうこんでええんやで」
という言葉が、自身の気恥ずかしさから言えないがために、つんくは、
このような回りくどいことを言ったのではないでありましょうか。
そう考えると、つんくの飯田に対する柔らかな愛情が嫌味無く感じられて、
当初の貧相な作品というイメージから、なんとなく趣深い作品へと変貌するのであります。
最後の一言。やはり、これが小説においてはあらゆる可能性を秘めているのであるなぁ、
と私はまた一つ俄かに感動させられたのであります。
184 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/04(日) 19:16
22 ブラック・ジャック・キッズ
敷居が高い、という言い方は何か自分自身の価値観が否定されるような気がして、
私は言われるのも嫌でありますが、人の作品にそう言うのも大変嫌いなのであります。
だから、私はこの作品に対しては、キッズじゃなくてもいいじゃない、という言葉を、
投げかけたいのであります。何にせよ、とりあえずここではキッズ云々は、
どこか横へ置いて話を進めるのでありますから、ご了承のほどを願いたい。
さて、この話の面白さは、ころころと反転し、読者の裏をかく良質な推理小説的な部分が、
大半であるのでありますが、最後の象徴的な場面に、何かこうチラリズム的に、
もっと壮大な面白さが隠れているような気が、私にはしたのです。
だから、最後の1レスについて、ここでは言及していくのであります。
最後の、・・・ドボン。というのは一体何が海に落ちたのであろうか。
いや、果たしてそれは海に落ちた音を指すのだろうか。
実は村上ショージのドゥーンのような、意味を為さない擬音なのではないか。
などなどと色々考えた結果、これは小舟が転覆して、全てが海に投げ出された。
と考えるのが、結局最も自然である、という解釈へ達したのであります。
そして、それの指し示す意味を考えてみますと、これはいわゆる、
アクション映画などで、結局全てが爆発し、この事件は一件落着、という、
ありきたりな物語の型を踏襲しているに過ぎないのだ。という、
非常につまらない事実に気付いてしまったのであります。
平たく言えば、パンチラしそうな女子校生を見つめていて、チラッとなったら、
下にはハーフパンツを穿いていた、ガッカリ、という状況に酷似しているのであります。
しかしそれに萌える大変奇特なフェティシズムを持つ方もいらっしゃるので、
そういう方にとっては、この作品は2度も、楽しめる。なんともお得な作品であるな、
と私は少し悔しがりながら、この作品の感想を述べるのであります。
185 名前:J 投稿日:2004/07/04(日) 19:21

16 なんか明日はガラスになる

メタモルフォースものだが、なんともいえない胡散臭さがあるのが面白い。
道重と亀井に翻弄されっぱなしの田中という絵もいいし、石川のキャラも好きだった。
どこか投げやりな田中の雰囲気を反映したようなタイトルにもセンスを感じた。

17 2004年のブラックジャック

カウントダウン形式で場面が区切られていく形式が面白かった。
コントみたいな設定に、地の文もト書きみたいで、各場面のインパクトやテンポが重要なタイプの話だと思った。
そういう部分では、すこし盛り上がりに欠けたかな、とも。

18 おでん

淡々とした叙述で、おでん屋に立ち寄る辻の様子が描かれる。
静謐な雰囲気が、逆に不穏な空気感を醸し出しているのがよかった。
個人的にこういう大人な(?)辻が増えてくれるとうれしいのだが。

19 ボトルシップ

市井と後藤の、ホラーっぽい話。
なに考えてるかよく分からないながら、執着心の強そうな後藤の伝統的なキャラを作品の雰囲気に生かしていて、古典的ながら楽しめた。
ボトルシップ、というアイテムの使い方も、効果的だと思った。

20 いいらさんのおうち

最近珍しいくらいの、コテコテな辻文体。
頼りになるお姉さんのはずの飯田も同じように間抜けだったというのはちょっと面白かった。

186 名前:J 投稿日:2004/07/04(日) 19:21

21 晴れ時々曇り、ところにより硝子

のらりくらりとした口調で言い訳をする飯田の感じがうまく出てると思った。
落ちはちょっと読めてしまったけど、さらっとした雰囲気はけっこう好き。
なぜ硝子なのか、という部分に説得力が欲しかった気もするが。

22 ブラック・ジャック・キッズ

17と同じ元ネタらしいが、設定以外は全然別の話。
書き割り的な描き方が、どこか人形みたいなイメージのあるキッズとうまくあっていてよかった。
落ちまでの流れもシンプルで、スマートな作品だった。

23 緑道の風景

飯田による内省的な文体がとても重い作品。
市井(しせい)の人とふれあいながらそこに壁を感じてしまうという悩みが、一つの出来事で解消される。
ストーリーとしては腑に落ちる流れ。気遣い屋の矢口のキャラがうまくはまっていると思った。

24 fork()

異空間に閉じこめられた紺野たち。
ガラスに手足を張って上っていく、というのがなんともシュールというか、ナンセンスな光景で好き。
こういうタイプの作品にしては、寓意が全面に出てきていないのも逆に新鮮でよかった。

25 prison without bars

空に対して異常な執着心を見せる藤本。その背景が描かれていないので、ラストの光景も含めて全体に非現実的な浮遊感があった。
松浦を終始藤本の理解の外部にいる存在として描いていることも一因かも知れない。
ライターとガラス、というのを火と空、という風に投影して、そこから最後のいささか乱暴な流れに繋がっていくのが、狂気を感じさせながらもそれなりの論理が感じられて面白かった。

187 名前:J 投稿日:2004/07/04(日) 19:22
26 . 。o O ら む ね O o 。.

ですます調の地の文や、会話を地の文へとけ込ませたりとか、文体のコントロールで作品の雰囲気を作ろうというのがいい。
壊したら戻らないもの、というガラスのメタファーが、自然に二人の関係と、説明的でなく繋がっていくのが巧いと思った。
丁寧で、よく出来た作品。

27 ガラス玉遊び

ガラス玉(ビー玉?)と娘。とのアナロジー。
割れる、とか再利用、といった言葉と、ガラスという壊れやすいものの連想がキレイに働いている。
くどく作り込まずに、短くまとめているのもよかった。

28 さんばガラス

オフビートなネタもの。好みの作風だった。
言葉遊びとか、下らないんだけどそれが作品の内容とキャスティングとちゃんと一致しているように感じた。
タイトルも秀逸。

29 from a Window

抑制された表現が、考え抜かれた含みを与えていて巧いと思った。
くどく書きすぎず、言葉足らずにならない絶妙なバランス感覚が、日常を描く内容と合っている。
最も重要な部分をあえて隠す、というのも王道的だがいい。

30 壁

毒吐き藤本。毒づきながらも結局グループという集団に取り込まれていくのが、いい話のような、怖い話のような。
壁=ガラスというメタファーはこの時点でさんざん使われているので、ちょっと損してるようにも感じた。
もう少しさりげなく出してくればさほど気にならなかったと思うのだが。
188 名前:J 投稿日:2004/07/04(日) 19:22
31 ごみの分別

タイトルにも現れているような、日常的なことを淡々と描きながら奇妙にねじれた空気感。
引っかかりのない文章でさらっと流れていってしまうが、すっきりしない読後感が残る。
安倍の持っている不可視の怖さみたいなものが全体に影を落としているようで、面白かった。

32 A

吉澤主役でフットサル話。
飄々とした吉澤の語りが、作品にいい意味で軽さを与えていて読みやすかった。
未だにハロプロでフットサルというのは興味もてないのだが。

33 夢見るピジョン

日常の中でのささいな事件を、あくまで淡々と描いている。
鳥嫌いなのに、鳥に自分を重ねて見ているような石川が面白い。
静かな雰囲気だが、空気の作り方が巧いと感じた。

34 そこにあるのに透明だから

二人一緒にいることで感じられてしまう疎外感。
田中が分からないと言うそれを説明する亀井が、まさにその感覚の理解で田中を納得させるという(わかりにくくてごめん)のが、なんだか逆説的で面白かった。
最後のくだりはなんか唐突な感じがしたけど、かなり好きな話だった。

35 ING

藤本の一人不幸……というあたりでこないだのリレーを思い出してしまった。
やはり藤本はこういう役がはまっている。
安倍と紺野が結局変態というのも面白かった。ガラスにしてコレクションとはかなりフェティッシュだが。

189 名前:J 投稿日:2004/07/04(日) 19:22
36 MAGIC TIME

吉澤のバイト先にへたれな強盗がやってきて、そこに居合わせた安倍と一緒に撃退するという話し。
非常事態なのに妙にほのぼのとした会話が、独特の作風だと思った。
吉澤が結局ぶっ壊れちゃうのはどうかと思ったが。落ちはありがちだけど好き。

37 美の極致

導入から落ちまでの流れが自然で、自然すぎるがゆえにあまり意外性を感じられなかったのが残念。
皮肉の効いた設定など、このタイプの作品として過不足なく書けているのは好感触だったが。

38 泣かないで、愛してる。

どちらかといえばシリアスなトーンで語られていくのに、突然AAが入ってくるのが、なんともいえず妙な効果があった。
そこまで狙ってたとしたらすごい。

39 薄氷

ごく短くて、センスの良さを感じさせる作品。
こういう作品が読めるというのが企画の醍醐味だと思ったりしている。
楽しめました。

40 最後の誕生日

キャラクターの描き方にみんなリアリティがあって、小説として楽しんで読めた。
引きがちょっとくどくて長いようにも思ったけど、そんなの気にならないくらい物語を構成する要素がどれも魅力的。
面白かった。
190 名前:J 投稿日:2004/07/04(日) 19:23
41 おったンたチンくえ

人間関係や、構成が割と複雑なのにごちゃごちゃした感じを抱かせないのは、巧い作者だと思った。
後輩へ気遣う85年組の成熟と、それを見守る保田矢口、という構図がキレイに描けている。
冒頭とラストで繋がってるワインをタイトルへ持ってくるのもよかった。

42 硝子の少女

亀井と田中、道重の三角関係。
珍しく(?)年相応の子供っぽさで描かれた6期は、かえって新鮮だった。
乱暴なラストはちょっと理解不能だったけど。

43 彼女達が硝子に引かれるその理由

冒頭と最後に示される壮大なコンセプトと、ごく日常的な風景が描かれるエピソードの数々。
その対比がよかった。総体としてはいまいちよく飲み込めなかったけど。
田中のエピソードが特に好き。

44 第一回・チキチキ硝子で叩いてじゃんけんポン大会

辻と紺野の死闘。
へらへらしながら暴力の限りをつくすというのがなんともB級じみてて面白かった。
羊のマンスローターに雰囲気が近いような。ほのぼのして血なまぐさい。

191 名前:名無しですが感想でも 投稿日:2004/07/04(日) 21:03
31 ごみの分別

テンポというか強弱というか、こういったものはいい感じだと受け取れたり、
また物足りなく感じたり、と人それぞれだろう。
自分はやはりはしょりすぎたのではないかと思う。
最後は別れたということでいいのだろうか。


32 A

青春だなあ。個人的にはすごいこういうの好きだ。
しかしテーマの扱いが非常に取って付けたような感じを受ける。
ガラスを使わなくてもまったく作品の成立に影響がないだろうと思えてしまった。
視点は屋上で見る吉澤にあり、離れたところにあったのにもかかわらず、後藤の想いが嫌味なく伝わってきた。
吉澤はいいチームだと言ったが、読者としても素直に頷くことができるようになっていたと思う。


33 夢見るピジョン

pigeonとvision。アルファベットで書くと似てないな。
石川は鳩が卒業を控えた自身の心情と重なったのだろうか。
現在の娘。およびその卒業者らが大空をすいすいと飛んでいけるような感じは残念ながらしない。
それは障害がないように見えて、しかし透明なガラスが自分の行く手を阻んでいる。
いやそれどころかその透明に閉じ込められているという感覚だろうか。
このように自分は読んだのだが、それでも石川が鳥に愛着を覚えるのにはやはりしっくり来なかったりする。


34 そこにあるのに透明だから

一組を目にしたときの感覚を理解させるのに(田中にも、読者にも)、
別の一組を出してきたわけだが、これが非常にうまくいっていると思う。
周りにガラスがあるというのはいくつもあったが、どれも一人の場合ばかりだったので、
二人でいるときのガラスというのは少し新鮮だった。
少女(田中)のなんだろう知りたいなという気持ち、その結果のああ知らなくてもよかったという気持ち、
そういったところにちゃんと生きてる人間を感じた。
田中にとっては紺野なのかという点は自分も疑問だったのだが、
この紺野のよく分からないながらも相手をするあたり、またいいなと思った。
192 名前:名無しですが感想でも 投稿日:2004/07/04(日) 21:03
35 ING

ingというと進行形かなと思うのだが、どういう意味の題名なのだろうか。
作品中でん? と感じるところはあるが、ツッコミはいれなくていいですよという雰囲気。
安倍にどこか怪しさを感じさせて藤本の失踪に彼女が大いに関係しているだろうことは、
読者に容易に想像させておきながら、
実は助けに向かう紺野(怪しい知識を持っているが)が一番壊れていた、という。
その振り幅はは非常に良かったと思う。


36 MAGIC TIME

MAGIC TIMEは過去の思い出か、劇的で情けない再会か、それとも時間の逆行を求める願望だったのか。
甘酸っぱい思い出が蘇ってみたら、現実はそう甘くなかったという話だろう。
35と違いこちらは思い出の振りに対して、現実の振り返しが小さかったように感じた。
強盗撃退して気持ち悪いと言われるってどうなのよ。と、マジレスしても仕方ないのだろうか。
消火器のくだりがあっさりしすぎたので、そういう印象を受けたのだと思う。


37 美の極致

オチが予想しやすい話だったが、それだけにしっかりとまとまった感があった。
話者が石川に変に感情移入しないで距離を保ってストーリーテリングするし、
吉澤と矢口がけなしていた石川にころっと憧れを抱き、またころっと気持ち悪がるという感じも、
作品の寓話的な面白みを増したと思う。


38 泣かないで、愛してる。

白状するとこの作品を読む前に感想を聞いてしまっていて、それによると作中にAAを使っているらしい。
で、さっと確認してみたら本当にあったので、ちょっと勘弁してくれよと思った。
しかし読んでみると、ああこのAAなくちゃ作品が成り立たない、というくらいに重要なものだった。
結露なんてすごくありふれたものであるのに、こんなことを表せるのだという驚きがあった。
それにしても、後藤のいらつきはなんだったのだろう。


39 薄氷

まあ、時間というのは残酷ですね。
中澤の自身で思う最大の努力も、若い連中の無邪気の前ではただの厚化粧だった、と。
ぴきっ、はあっさりしてて良かった。
193 名前:名無しですが感想でも 投稿日:2004/07/04(日) 21:04
40 最後の誕生日

しっかりとしていて中身のある作品なので逆につまらないところが気になったりして、
それは事務所等の対応だったり、藤本がやたら石川に突っかかるなあという感じだったりしたのだが、
藤本は共犯だったか。見事に引っかかってしまった。
その藤本や矢口に対して何となくイライラさせられながら読んでいくと、
最後にそれがすうっと寒気のようなものに変化した。
矢口がどんな顔をして笑っているか想像し怖くなった。
してみると事務所の対応に関して自分が不満に思ったことも、
矢口がその辺をすくい上げてるからこれも作者の計算だったのだろうか。


41.おったンたチンくえ

明らかにあれを思わそうとしただろ、おまい。思っちゃいました……くそっ。
まあ、それはおいといて。
後藤の娘。を卒業して何となく一歩みんなと線を引かれてしまっているような感覚、
そのために逆にクリアに見えてしまう娘。たちや自分のこと、そういったものがすごく空気感を伴って伝わってきた。
しかし、作者は自らこれを壊してしまっているのではないだろうか。
題名が作中で語られるシーンで後藤のことは語られない。それはもう娘。ではなく、85年組でないということなのか。
これまで後藤を中心に描いてきて、話を収束させるにあたって弾き飛ばしてしまっているのはいただけない。
石川と吉澤の話に限定してもそのときは小川がかなりの部分を占めてしまっている。
この状況で85年組と話を括るのには無理がないだろうか。
と、題名でやられたので題名で反撃してみた。


42 硝子の少女

題名を変えるのが礼儀じゃないのかね、ととりあえず言っておいて。
思春期のわがままとも言える友情、というか独占欲か。
そういったものがすごく自然に書かれていたと思う。
田中の断りきれなかった気持ちや、最後亀井に謝ってしまうような辺りも読んで切なくなった。
しかし周りの状況を説明する突然の文章とともにガラスが割れるシーンが8レス目にあっさりと描かれたので、
余韻を持って感じたかったシーンがえらく味気ないものになったように思う。
194 名前:名無しですが感想でも 投稿日:2004/07/04(日) 21:05
43 「彼女達が硝子に引かれるその理由」

1レス目を読むとどうしてもサイバーなSF話が展開されるのだろうと考えてしまうが、まったく違った。
どうやらそのサイバーなものが何本もの(シードの数だけ)透明な糸の端を持っていて、
それがず〜っと先へ伸びていき、行き着いたところにあるそれぞれのもう一端でのお話、ということなのだろう。
まったく別のエピソード、しかしその根っこの部分を握っているのはどれも同じものであるという意識でこれを読むと、
とても短編とはいえない世界観だ。描かれない他のシードも確実に存在するものと思わせる力がある。
その世界観を支えるのは、当然全シード中から選ばれて描かれたエピソードなわけだが、
辻加護の部分では残念ながらこの世界を弱めてしまったように感じる。
独立しないで中澤のエピソードにぶら下った印象(読めば違う話だということはもちろん分かるが、それでも)
を受けてしまった。


44 第一回・チキチキ硝子で叩いてじゃんけんポン大会

くだらなくて、笑えました。
多分特に感想も求めてないだろうから、以上。
195 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/07/04(日) 21:30
21 晴れ時々曇り、ところにより硝子
昔、CDが硝子製だと本気で思ってました。
それ以外はあまり印象に残ってません。すいません。

22 ブラック・ジャック・キッズ
キッズだとどうしても一般小説に思えてしまいます。
名前を提示されたときに、初めてその名前を見るわけですから。
そういった意味で、短い中にたくさんの名前が出てくると、わけがわからなくなりました。

23 緑道の風景

描写を含めて文章がしっかりしていたが、それだけに山の無さが気になった。
逆に、それだから文章がしっかりしている印象を受けたのかもしれませんが。

24 fork()

飼育のための硝子のケージやメンバー同士の会話方法といった設定がおもしろい。
ラストで全体像が見えるという手法をうまく使っていた。

25 prison without bars

いつも自分が見ているものを、自分が感じたことのない解釈をされて、気分がいいと思えてしまうのは、その解釈が興味深いからなんだろうなぁ
それだけに意識がいってしまいました。ごめんなさい。
196 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/07/04(日) 21:46
26 . 。o O ら む ね O o 。.

括弧の無い会話が、二人が心で繋がってるように思えた。
それがあることで、割れた硝子に例えられた、壊れて戻らない二人の関係が余計に綺麗に思えた。

27 ガラス玉遊び

娘。硝子に例えるそれが上手いですね。
短い中、それだけなんですが、グッと来ました。

28 さんばガラス

何か中途半端なところをいったりきたりして…
ネタに走るならいっそネタに走って欲しかったし、その逆も然り。
すごく中途半端な印象。

29 from a Window

辻加護っぽくてすごく好き。
加護が何か不器用なところとか、二人っぽくて大好きです。

30 壁

藤本があっさりと改心しすぎた気がし、拍子抜けしました。
197 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/07/04(日) 22:11
31 ごみの分別

ごみの種類や回数に何か隠されてる気がしてなりませんが、一向にわかりませんでした。
すごく気になります…

32 A

スポーツものとしては王道とも言えるお話。
だけど、つまらないということなく気持ちよく読めた。

33 夢見るピジョン

石川って鳥嫌いじゃなかったかなという突っ込みはおいといて。
一見起こらなそうで、実はよく起こってることを題材にするところは上手いと思った。
ずっとタイトルをビジョンと思っていて、鳩ならピジョンにすればいいのにと思ってたのは内緒。

34 そこにあるのに透明だから

今までに読んだどんな小説よりも、等身大の6期らしくて大好きです。

35 ING

紺野がやってることがとんでもないのに、それがまともに思えてしまい、不思議な感じがした。
硝子化とか、とことんぶっとんでいておもしろかったです。
198 名前:素人 投稿日:2004/07/04(日) 22:18
29 from a Window
辻加護ものでしかもリアルなんて… と思いましたが、リアルの状況も反映
し、ガラスの使い方も上品で余韻があったりして、けっこういい雰囲気で驚
いた。面白かったかと言うには少し淡白だったけど、何を書いたのかめちゃ
気になりました。

30 壁
序盤の藤本っぽさのカケラもないネタ描写で軽くひき、でも面白かったので
ちょっと期待していたら悪い意味で裏切られて綺麗ごとで終わってしまって
「えー…」みたいな。序盤に極端なネタをもってこられちゃあ終盤にはもっ
とすごいものを期待してしまうじゃないですか… orz
序盤のこういうネタは性格の悪い作者が書いてくれたほうがいいんじゃない
かなぁと牙が抜けたような物足りないオチを見ておもいました。嫌いじゃな
いんだけど… 違和感を感じた藤本キャラには「それもありか」と思わされ
たので、一番ぴったりくるのは「期待ハズレ」という言葉でしょうか。。。

31 ごみの分別
妄想が募る話は好きだけど材料が足らないとむしろ憎く感じます。この話は
後者でした。結末は「吉澤が帰宅しなくなり、酒も飲まなくなった」「吉澤
が寄り付かなくなった」「つーか殺した」などなど考えられますが、それが
想像できるような材料は、ゴミを出した回数からは図れませんでした。
燃えないゴミという日常のものでテーマを消化したのはすげーと思いました。
199 名前:素人 投稿日:2004/07/04(日) 22:32
名前飛んでますが>>131は自分の感想です

33 夢見るピジョン
窓ガラスにぶつかった鳩をわざわざ室内にもってくるとはどういう了見だ!
さては息の根を止める気だろ…! としか思えなくなった段階で、普通に楽
しむのはもう無理でした。最後のスレ流しを見ても、ぶつかっていってる様
に見えて、こういうポジティブ思考で、物語が終わったあと楽屋に帰ってき
たら冷たくなった鳩の死体を見つけて「Σがちょーん」みたいなオチを想像
させるのが作者の意図どおりなのかしらといぶかしみました。ポジティヴな
作品のふりをした非常にアイロニカルな作品…、なのか違うのか謎ですが、
そういうふうに読んじゃいました。

36 MAGIC TIME
あっさり系の先が読める話は苦手ですが、オチのレスのあんまりといえば
あんまりな吉澤の不幸さに笑ってしまいました。するーと読んじゃったけ
ど、ちょっと面白かった。

37 美の極致
怪奇ガラス人間。予測したとおりに進んでいってあっさり終わっちゃった
ので、ひっかかりにくい話でした。世にも奇妙な物語にでもありそうな感
じで、自分はそういうアイディアの開示だけで終わってしまう話は「それ
で?」という感想しか抱けなかったです……。すみません。
200 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/07/04(日) 22:35
36 MAGIC TIME

ばかばかしくて面白い。
吉澤さんがかわいそうでかわいそうで…

37 美の極致

世にも奇妙な物語系。
こういったものは流れが決まっているだけに、もう少しプラスαが欲しかった。

38 泣かないで、愛してる。

現在のいしよしを表してるようで、ちょっと寂しい。
似顔絵が泣き顔にかわってるって言うのは上手いですね。

39 薄氷

巧いですね。笑いました。

40 最後の誕生日

重いお話ですね。謎が解けていう様子がすごく気持ちよかった。
201 名前:素人 投稿日:2004/07/04(日) 22:40
38 泣かないで、愛してる。
苦手なタイプの話かなぁと思ったらAAが出てきてちょっと期待したら、そ
のまま終わっちゃって、orz でした。一瞬だけ期待しちゃいました。。。
相性が悪かったみたいでごめんなさい。

39 薄氷
序盤でつまらなさそうだなぁと思ったらサクサクと終わらせてったのが
センスあるなぁ。レス流しは見なかったので問題なく楽しめました。

40 最後の誕生日
飯田の謎めいた言動と失踪、事実を知りながら何もできない石川の無力感、
違和感のある仲間たち、そして……
淡々としながらひきのある文章、ある程度の予測を許しながらも何が起こ
るのか不安が伴うストーリー運び、リアルをうまく反映した人間関係、そ
れから、自分にとってはこれが一番魅力的だったのですが、はかなげで頭
がよく良識的で控えめな石川のキャラクタ。
たいへん良いものを読ませて頂き、ありがとうございました。すごく面白
かったです。
202 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/07/04(日) 22:47
41 おったンたチンくえ

後藤はやっぱりもう娘。じゃないんだなぁと実感。
小川の存在がこの組み合わせだとすごく浮いて見えてしまいました。

42 硝子の少女

同じ題名のあったような…
短い中に、まとまりがあってよかった。だけど、話が抽象的過ぎたようにも思えた。

43 彼女達が硝子に引かれるその理由

設定が興味深いが、いくつも平行している話がごちゃごちゃになり、どれも消化不良な印象。
どれか一つにしぼって書いていたほうがよかったように思う。

44 第一回・チキチキ硝子で叩いてじゃんけんポン大会

先が読めなくておもしろかった。
変にひっぱらずにシンプルでよかった。
203 名前:素人 投稿日:2004/07/04(日) 22:49
41.おったンたチンくえ
投票が始まってからも投稿が終わってなかったので、読まずに投票しました
が、時間を置いてから読んでみたら非常に面白かった。タイトルのミスリー
ドみたいなのは正直嫌いですが(さんばガラスの感想参照) それはそれで
おいといて、まったく直接描写されない小川の気持ちが印象的な作品だった。
物語を貫く謎(ワインを送ろうとした小川の気持ち、拒絶した吉澤の気持ち)
が、読者には気配程度に漂わせるだけで(重要じゃないといえばそうなのか
もしれませんが)、登場人物の誰一人関連性に気付かない、というのが、小
川の空回りした厚意とあいまってもの寂しい印象があってすげー良かった。
この話の主役は小川だと思いました。少なくとも、自分にとっては。

42 硝子の少女
あまりにも語り手に都合よく終わる話にいっそ感心しました。面白かった。
とくに最後の1レスとか、犯人の台詞としてはありえない。興味深い。

43 彼女達が硝子に引かれるその理由
これ、1レスものだと誤解してました。数日前に「長編じゃん!」と気付き
慌てて読みました。びっくりするほど面白くてまたびっくり。ひとつひとつ
のエピソードがアンリアルにも関わらず面白かった。全部。こりゃすごい。
序盤と終盤の意味不明なエピソードはどうでもいいや!と思って無視した。

44 第一回・チキチキ硝子で叩いてじゃんけんポン大会
わろた
204 名前:第十五回短編コンペ データ集1 投稿日:2004/07/05(月) 00:00
出品作品数 44作

出演回数、主役回数
飯田(12,3) 矢口(8,1)
石川(12,2) 加護(5,1)  辻(11,3)  吉澤(9,3)
小川(3,0)  紺野(9,3) 高橋(4,2)  新垣(1,0)
藤本(8,4) 亀井(12,5) 田中(11,5) 道重(12,1)
安倍(7,3)保田(2,0)  後藤(4,0)  中澤(3,1)
市井(1,1)  石黒(0,0)  福田(0,0)
松浦(1,0)  里田(1,0) アヤカ(1,0)
キッズ(2,2)

一人称 28作
三人称 16作

一人称うち分け
205 名前:第十五回短編コンペ データ集2 投稿日:2004/07/05(月) 00:00
一人称うち分け

飯田 2 矢口 1
石川 1 加護 0 辻  1 吉澤 3
小川 0 紺野 2 高橋 0 新垣 0
藤本 4 亀井 3 田中 4 道重 0
安倍 2 保田 0 後藤 0 中澤 1 市井 1
キッズ 1


リアル 21作
アンリアル 17作
不明 6作

平均レス数 12.18
一作当たりの登場人物数 3.36人

ガラスになった人(各一回) 飯田 石川 亀井 藤本 道重

ガラスが割れた作品 16作品
206 名前:第十五回短編コンペ データ解析1 投稿日:2004/07/05(月) 00:00
今回は44作品と前回より10作の減少。
各人物の出演回数は均等化してきていて、トップの12回で飯田、石川、亀井、道重と並んでいる。
その中で、加入時期で見ると六期メンバーの出演数の多さが目立っている。
それが、主演回数によく反映されていて、トップは亀井と田中の五回、さらに藤本が四回で続いている。
五期では目立つのは紺野くらいのもの。小川の出演はかつてのおがこん全盛期と比べ激減し、新垣は相変わらず少ない。
四期は、五期よりは多いが、それでも最近六期に押されて出番が減っている印象である。
年長者に関しては、現役+辞めて間もない飯田、安部、矢口あたりは多いものの、あとはやはり印象が薄くなって来た。
また、キッズも今回出演していたが、娘。とははっきりと別枠で、キッズだけの世界での出演だった。
まだまだ認知は進んでいない様に見える。
207 名前:第十五回短編コンペ データ解析2 投稿日:2004/07/05(月) 00:01
一人称のが三人称より多め、アンリアルよりリアルのが少し多め、というのはいつものこと。
一人称うちわけで言えば、四回の藤本田中がトップで、三回で亀井吉澤が続く。
藤本吉澤は、主演する時は必ず一人称になっていた。
一人称の語りがなかったのは、加護、小川高橋新垣、道重の五人。
このうち、道重は前回も一人称が無く、小川は、前回も前々回も一人称での語りがなかった。

平均レス数は前回より約1レスの減少、登場人物数も約1人の減少。
レス数はまあ、平均からの誤差程度だが、登場人物数はそれを集計し初めて第十回以来で最小である。
全員にセリフがある全員登場ものが見られなかった結果であろうと推察される。
ガラスになったのは、未遂も含めて五人。
ガラスが割れたのは、全体の三分の一を超えた16作。
ガラスになった作品と、ガラスが割れた作品、どちらの平均得票が多いか、などと見てみるのも面白いかもしれない。

今回は、六期が主流である、ということがはっきり表に出た短編コンペとなったように感じられた。
208 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/05(月) 00:04
これが私の最後の感想であります。予告しておきますが非常に長いのであります。

6 私達硝子はこうして一生を終えるのです
この作品は八つのエピソードから成り立っており、文章や、その構成から見ても、
夏目漱石の夢十夜や、思い出すことなど、といった作品を意識して書いたのである。
と、断定してしまっても全く問題はないと思われるのであります。
この話では、生成-加工-促進-販売-使用-破壊-回収-消滅と硝子の一生が、
辿られているのでありますが、そもそも、この物語の中で硝子とは一体何なのか、
と言う事からまず考えていきますと、もうそれは回収-消滅の話から明らかでありましょう。
硝子とは飯田のことなのであります。また、全体を通して良く良く考えてみると、
この物語は、飯田という最後のオリメンが娘。から卒業する物語、
そして辻がその事実を最初は咎め嫌がりながらも、最後には認める物語だと読めるのです。
だから硝子はまた、オリメンという漠然とした大きな範囲をも指すのであります。

この考えを念頭に置いてそれぞれのエピソードを見て行くと、
一見意味がないように思われた所にも何だかそれなりに意味が見えてくるのであります。
細かくは書かないのでありますが、そのように見て行くと、回収のエピソードで、
空気がガラリと変わることから、加工-促進-販売-使用-破壊、という日常を通って、
辻と飯田はそれぞれ何かを悟っているな、というのが分かるのであります。
具体的にどこがきっかけで、何を悟ったのか、それは文章中に明確には書いていないので、
分からない。日常というものはそのように起伏の無いなかに、急に何か悟ることがある、
ということを示しておるのかも知れないし、そこは読者が各々の想像で補って読め、
ということなのかも知れないし、どちらかは分からないのでありますが、
生成と回収と消滅という最初の一つと最後の二つは象徴的な物を描いており、
その間の五つのエピソードは日常を描いておるのだな、ということは、
これは鮮明に分かるのであります。その象徴的空間と日常空間との分け方は、
先生である辻の口調によっておそらく区別されているのであります。
209 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/05(月) 00:04
日常的エピソードは各々読者自身が想像や妄想を補って、それぞれが一番楽しいように、
読めばいいのでありますが、象徴的エピソードはそういうわけにはいかない。

まず、生成のエピソードを見ますと、これはもう最初で述べたように、
飯田がもう卒業したオリメンの世界に遊ぶのを、辻は快く思っていない、
そして飯田はそんな辻にちょっとした憤りを感じている、という物であります。
次に、回収のエピソードを見ますと、これも比較的鮮明に、硝子=飯田、
という等式を示しており、飯田は卒業というオリメンの世界に入ることを覚悟し、
その世界に想像では遊んでおりながらも、その世界の酷い現実を見、
後ろから背中を押されるとちょっとした戸惑いを感じてしまうのです。
そして、その世界に落とされてしまうと、飯田は自分のその立場に納得するのであります。
しかし、そこに辻の手が伸びてくる。辻の飯田の卒業を納得しない手が伸びてくる。
飯田はもう辻と同じ世界、すなわち娘。に戻るのには気がひけつつも、辻の好意を無視できない。
そして、何か心にわだかまりを持ちつつ、また娘。の世界に帰ってくるのであります。
最後に、消滅のエピソードを見ますと、またしばらく日常が過ぎたのでありましょう、
辻は何かを悟り、飯田の禅問答とも言える問いに答え、そして飯田の卒業を認めるのです。
しかし飯田の心のわだかまりは消えていなかった。こんな辛い思いをするんだったら、
アイドルなんかになるんじゃなくて、たくさんいる一般人の一人として生きたかった。
そう思うのであります。ここに、辻と飯田の心理のすれ違いがあるのです。
辻の飯田のことを全て分かったつもりになっている心理、おしつけがましい親切心、
飯田のそれを断りきれない、辻のことを想う気持ち、そのような物が、
この作品の最後の見所なのであります。そして、その心理の描写には、
漱石のこころに見られる、先生と私、先生とKのようなすれ違う心と心からの影響が、
色濃く見られるのです。
210 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/05(月) 00:04
更にスレ流しについても言及すれば、転がる石のように、ということで、
モーニング娘。には、転がる石のように、苔を生さず、オリメンという過去のしがらみに、
取り附かれずに、常に新しい存在でありつづけて欲しい。という作者の意図も汲み取れるのです。

本当に最後に、蛇足ではありますが、この作者は私の予想だと、
斜陽の回のグッバイ、ルビーチューズデイの作者であります。

それでは私の長々とした感想をここまで読んでくれた方にありがとう。
この短編集に関わったすべての人にありがとう。みんなみんなありがとう。
211 名前:J 投稿日:2004/07/05(月) 00:17
5 ガラスの靴の謎 を書きました。
もともとロジカルなものへの憧れというか、コンプレックスみたいなもの
があって、そのせいで回りくどい文章になったりするんですが、これは
その回りくどさだけで小説が成立するかというか、というのをやってみた
つもりです。どの程度成功しているかは分かりませんが。
ちなみに真相は(ry

投票や感想をくださったみなさんありがとうございます。
前回は蟻の話を書きました。
212 名前:9 三角プリズムを書きました。 投稿日:2004/07/05(月) 00:22
投稿した皆様、支配人様、そして読者の皆様ありがとうございました。
感想書きの皆様、投票していただいた皆様には更にありがとう。

でかさゆとバレーという趣味丸出しなもので申し訳。
なぜ、石川が亀井で無いかというと、ただ単に、いしれなが書きたかったんです。
決してこのお話はれなさゆではありません。
その石川さんが仇となったのは言うまでもありません。
でも、それ以外を褒めていただけてうれしかったです。

現在、銀板の方で「夢限幻無」を書いておいります。
後、最近は斜陽で「These Days」リテイクで「picture fraction」を書きました。

近いうちにいしれな学園ものを緑板で始める予定です。
この短編のようになるかわかりませんが、よろしければまたそちらを…
213 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/05(月) 00:30
企画に関わった皆様お疲れ様です。

36 MAGIC TIME を書きました。
アフォな吉澤さんと天使で悪魔の安倍さんを書きたかっただけです。
嘘です。途中から暴走してあんなになりました。
感動作品になるはずが、作者の頭と同様おかしくなってしまいました。
私はネタ作家じゃないです。

最後に、カムアウト。
過去やぐかご、りかみきなどマイナーなCPで書きました。
マイナーマンセー。
自スレ放置しててごめんなさいOTL
214 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/05(月) 00:31
3番の「迷宮」書きました。
一つだけ。誤字脱字、名前間違いのオンパレードで本当にすみません。
えと、前回は「友達の話」というのを書きました。

本企画に携わった皆さん、本当にお疲れ様でした。
とても楽しかったです。ありがとうございました。
215 名前:素人 投稿日:2004/07/05(月) 00:36
1「びぃどろ」書きました。忙しかったので適当に直書きしました(直書き
とは言いますが下書きは作ってました。「ビー玉泥棒」「逃げる」「捕まえ
る」「壊れる」で全部ですが) 泥棒を誰にするかは書きながら考えました。
誰かはキーワードから適当に判断してください。

タイトルはビー玉泥棒とビードロ(ポルトガル語でガラス)をかけました。
教訓話調にしたのは、教訓話に意外な展開など誰も期待しないと思ったから。
スレ流し3つのつもりで流してたら、6つになっててすごい焦りました。

第4回リレーで2番手&13番手を勤めました。良かったら読んでください。
http://m-seek.net/cgi-bin/test/read.cgi/purple/1081004451/
216 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/05(月) 00:42
12 初夏の夕暮れぼんそわーるを書きました。
飯田さんと紺野さんは仲良し。
それをお伝えしたかった。

森板で「こんな娘。のはなし」を書いてました。

みなさん、どうもありがとうございました。
217 名前:顎オールスターズ@悪の管理DD 投稿日:2004/07/05(月) 00:43
19 ボトルシップ

Dedicated To 松本隆、大滝詠一、市井紗耶香、後藤真希。

モチーフは大滝詠一「ガラス壜の中の船」より。
別れを切り出しながら、不意の事情でその場に留められてしまう
皮肉と気まずい状況をウェットに歌った歌である。

大滝詠一「Each Time 20th Anniversary Edition」絶賛発売中。
ロンバケとともに一家に一枚。

硝子、というテーマから真っ先にこの曲が頭に浮かび、
誰で書くか、というのはいちごま以外には全く思い浮かばなかった。
この歌も20年前のものでもはや古典の範疇であるし、
娘。小説においてはいちごまは原点であり、古典。
ならば、手法も古典的なものを使おうと、
2chにおける娘。小説最初期の雰囲気を思い出しながら書いた。

よってこれは小説ではない。ネタである。
218 名前:顎オールスターズ@悪の管理DD 投稿日:2004/07/05(月) 00:43
後藤はどうやって閉じ込めたのか、というのは各自自由に考えていただきたい。
店員が忘れていて鍵をかけたでも、後藤は常軌を逸する超能力の持ち主でも、
その手法はどうでもよく、密室に閉じ込められた二人、という
シチュエーションが欲しかっただけで、そこはちょっと強引だったかもしれん。

いくつかの感想に対しては、

「私は管理人であるから、などと利用者に考えを強制することは一切しない。
ただ、そこにかつてあったもの、私たちの歴史を否定されるような事態になった場合には、
そのときは私が全力を以って潰す」

とだけ書いておく。

なお、私が壜詰めされて漂いだしたのは昨年11月とか今年3月のことではない。
2000年5月21日である。あれ以来、私はずっと漂っている。
時々思い出したように浜に打ち上げられるが、また波に攫われていく。
でも、私はこの壜から逃れようとはしていないし、逃れようとも思わない。
今、この時間、この瞬間も常に。
219 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/05(月) 00:46
25 prison without bars を書きました。

貴重な意見が色々貰えたのでうれしかったです。
いくつかバージョンを考えた末に今回のパターンを
出したのですが、機会があったらどこかで書くつも
りです。

前回「フランダース」を書きました。
それと、金板で長らく放置していた自スレをちまち
ま更新中なので、完結するまで生温い目で見守って
ください。

企画に参加したみなさん、おつかれさまです。
220 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/05(月) 00:46
皆さんお疲れ様です。
15番「隙間スイッチ」を書きました。
なんだかよく分からないまま終った方もいるみたいで、自分の文章量のなさに
ちょっと涙。 吉澤ではなく亀井がショーウィンドウの中にいただけの話です。

あと感想でよく見たのが「吉澤はなんであそこにいたのか?」ですが、
結構ノリで書いたので特に理由はないです(ぉぃ)
こんないい加減な作品に投票してくださった皆さん、どうもありがとうございます。

カミングアウトを。
金版「ゴーストライター」書きました。
現在新しく中編を書いてますので、よろしければ覗いてみてください。
221 名前:『8 サ店ユニゾン』を書きました 投稿日:2004/07/05(月) 00:47
皆様、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

一応、解説を、と思います。
ガラスが割れたのは三回。最初の二回は安倍さんの力(のつもり)でした。
藤本さんの鋭い流し目に弱かったのでしょう(たぶん…)。
三回目は、作者自身にもわかりません。
藤本さんの力か、もしかして安倍さんの力なのか…。
いや、単純に、告白に動揺した藤本さんがうっかりグラスを落っことしてしまっただけ、
なんてのもあるかもしれません。

なちみき初めて読んだ、というような感想を目にしたのですが、
そんなにどマイナーだとは知りませんでした。
今唯一興味のある組み合わせなので、この二人を選びました。

最後に、カミングアウトを。
約一年振り、という久しぶりの執筆で、大変ドキドキでした。
今までの短編企画では、『クライ・ベイビー!クライ・ベイビー!』、『ドン!バン!ガン!』、『銀色の雨が降る真夜中に』など、
長編では『アル中のドクロ』、『ブラック・タンバリン』というのを書いてます。
222 名前:かんそー 投稿日:2004/07/05(月) 00:51
皆さんお疲れ様でした。

初感想のくせに全作感想、しかも誰よりも早く書こうなどという無謀なことをしました。アホですね。
で、『硝子の少女』書きました。
面白い作品、惹かれた作品は多々ありましたが、やっぱり自分の作品が一番好きです。だから投票しちゃった。あは。
せっかくこういう場があるので、筆力不足のため一部意味不明だった箇所の解説をば。

1 硝子細工サン  ゴミ袋にいれたのは亀井ちゃん(人間)。これは譲れません。

2 グラス(のようなお皿)  母の日企画の亀井ちゃんがとてもちゃいこーだったので書きました、書きたかった。

3 家の窓ガラス  この家族は亀井家のつもりですが、繋ぎみたいなもんだから何でもいいや。

4 アヒルの硝子細工  ライオン、お姫様は田中ちゃん、シゲさんを現していると見せかけようと≠オた感じ。

5 硝子体  チャットや感想を見ましたが、誰もわかってくれないんだもん、涙が出ちゃう。という冗談はさておき、
  自分でも硝子で辞書引いて見つけるまで思いつかなかったんで、目ェら辺だと分ってくれただけでも大成功。
  19レス目に書いた説明は百科事典見たのであってます。膜は網膜、硝子みたいなものは水晶体。水晶というより
  硝子っぽいと思ったのでそう書きました。見たことないから知りませんが。

全体的にワカラン話でした(亀井ちゃん(硝子)と亀井ちゃん(人間)の関係とか、自分で書いててもワカラン)。
雰囲気重視で、コレ意味不明っぽくてええんちゃう? みたいな感じで書いていましたが、
どうやら俺は間違ってなかったみたいです。読んでくれた方、感想くれた方、投票してくれた方、どうもありがとう。
欲を言えば、目標だった五位以内&MVPがよかったのですが、今回もう一つの目標だった、
笑わす=芙誰にも自分だと分られないようにしよう≠ヘ達成したっぽいので良しとしよう。

自スレを晒した瞬間全てが終わる気がしますが、良かったらどうぞ。罵倒レスは勘弁。
ttp://m-seek.net/cgi-bin/test/read.cgi/blue/1077781307/l50
223 名前:「35 ING」書きました 投稿日:2004/07/05(月) 00:56
ING=Intermittent Nobble Glass=断続的な不正工作ガラス

前日に恋INGを熱唱したのでこの題名にして後は適当につけましたごめんなさい。
今回は時間がなさ過ぎたのでほぼ見直しゼロでしかも酒を加えながらの作品すいません。
ちなみに酒が入りながら書いた部分は丁度紺野がピンキングとかしてて(ry
企画最終日まで落ちが決まらなくてありきたりになってしまってすいません。
本当はラスト藤本の舌を切っておきたかったんですが、舌を切ったら出血多量で死ぬ気がしたので
あんな微妙な攻め方にしてしまいました。舌切ったらやっぱり人間死にますよね?
ラストで紺野がどうやって藤本を助けたかもう少し詳しく書きたかったんですが時間切れでした。
今回、いつもと違う場面転換をしつつ少し違った書き方に挑戦してみました。
本当は藤本にも歪んだ過去があったというのを書きたかったんですがこれまた時間切れでした。
安倍と紺野のそれぞれの屈折した愛情がどれだけ読者に伝わったかが一番気になる所です。
そんな私はこういう歪んだ愛がおおいに大好きであってそれを目指しているなんて言えません。
最後に、読者さんに言われるまでこの紺野が変態だったというのに気付かなかった私を許して下さい。
一応藤本のストーカーっていう事にはしてましたけど別にそれはそこまで変態じゃないですしね。

こんな作品に票を入れて下さりMVPに選んで下さり感想書いて下さった皆さん有り難うございます。
こんな私ですが今までトキサメ未来の花フラジールあいそらを書いてきました。
黄板で雨の回のカムアウトの時から同じ作品の黒い太陽を書いてます。
いろいろと本当にごめんなさい。そしてお疲れ様でした。
224 名前:「34 そこにあるのに透明だから」書きました 投稿日:2004/07/05(月) 01:07
関わったみなさん、お疲れさまでした。
やはり企画は楽しいものの、短編はむつかしいですね。

最後に現れたのがポンちゃんなのは、好み+押しつけがましくなさそう、と
いう理由からです。関係性が未知数なのもありつつ。

余談ですが、ポンちゃんは最初出てこない感じでした。
えりとさゆの会話を聞いて、れいなが知らなくても良かったと思うところで
終わるときくかな、と考えつつも、えぐいので変えました。

自スレはありません。昔、血なまぐさい話やらピンク色の話やらを連載してました。
225 名前:29 from a Window を書きました 投稿日:2004/07/05(月) 01:43
テーマが「硝子」と聞いて「窓拭き?」としか思いつかず、ネタもなく書きもせず読みもせず覗きもせず。
とにかく今回は不参加だけはガチ、で過ごしていたのに。
ネタが浮かんだのは、うっかり覗いた「幕張」板のおかげ(の、せい?)です。
幕張→去年泊まったホテル→バスルームから海見えた→(ry
種明かしする必要がまったくない部分ではありますが、ココはあえて。
幕張板を開けてくださった顎さんに感謝します。
&海が見えるバスルームはオススメです。

とにかくもう時間がなくて、書く前の目標は「短めに」。
それだけでした。
普段であれば引っかかって考えているであろう言い回しや単語、設定、描写すべてを見なかったコトにしてすっ飛ばしました。
結果、嬉しい感想や票やMVPをいただけたのですから、フクザツと言えばフクザツですが、収穫と言えば収穫です。
自スレの考えすぎ更新を改めようかと思った次第です。

…なんて、言い訳がましいですがシャレにならないくらい放置中の自スレ再開準備のつもりで書いてすいません。
自スレ読者さんがもしこの場にいたら見逃して下さいすいません。
文章の肉付け&最終レス&タイトル&校正に全く気を遣わなくてすいません。
ココロ残りはありまくりですが(誤字とか誤字とか、誤字とか)、今、この2人で書けたのは良かったです。
本当に。

タイトルは、Nothern Uproarという青春バンドの疾走ソングから。
ちなみに前回参加した企画はマルチ2の「地上の夜」と「Regret」です。

蛇足。
ええと、ガラスに書かれた文字ですが。
たぶんこのまま、あの2人だけのヒミツにしたほうが良いですね。
…というのは嘘です。
すいません本当に時間がなかったんです。
1つ2つ浮かんだコトバがしっくりこなかったのですっ飛ばして書き進めたら、何とかカタチになったというのが真相です。
小説内で書かれた文字を明らかにするとかしないとか、そういうレベル以下のハナシですいません。
226 名前:「16 なんか明日はガラスになる 」書きました 投稿日:2004/07/05(月) 01:46
ガラスかあ。。。どうするかな。。。ガラス人間。。。
ダメだ。今10人くらい同じこと考えた。あでも、耽美系から外せばどうにかなるかも。
なるべくバカバカしく行こう。
「ヘソから赤ん坊なんかどう考えても出てこないだろう。
 でもセンパイはああいってたしなあ、うーん。。。」みたいな。
ちょっと考えたら明らかにウソなんだけど、考えるヒマすら与えないみたいな。
そうなると、ガラスになるのはアイツで、あたふたするのはお子ちゃまなアレで、
解説役は。。。ダメだ。飯田はオーラが暗い。石川でよりアホらしく。
ラストはああしてこうしてしっちゃかめっちゃかに。よし、これでいってみるか。

というわけで10分くらいで考えました。
短編コンペには前々から参加してみたいと思っていました。
普段は海板で殺戒書いてます。あとはかおなち生誕祭で「偶然にも最悪なオリメン」書きました。
読んでくださった方、票をくださった方、ありがとうございました。
227 名前:「16 なんか明日はガラスになる 」書きました 投稿日:2004/07/05(月) 01:47
余談として
多感な時期に保健体育の教科書に見過ごせない欺瞞が記されていることに気付いた藤本は教科書全般に強い不信感を抱き、歴史誤認には断固抗議する構えなのです。

チョーパンとパチキはどちらも頭突きのことで、前者は関東、後者は関西での呼び方のようです。ここから導き出される結論はつまり、関東と関西にそれぞれ頭突きを極めた武術体系が存在し、田中は九州から出てくるついでにその両方から奥義を記した秘伝書をかっぱらって来ているということです。
そうです。彼女の戦いはまだ続いているのです。チャランボやシッペを極めた武道家たちとの終わりなき死闘が。。。
228 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/05(月) 01:58
一旦おとします
229 名前:「7 Communication Breakdown」書きました 投稿日:2004/07/05(月) 02:51
参加された皆さん、お疲れ様です。ありがとうございました。

今回NGワードが設定されていたので、その内容を裏に仕込まなければならない、と勝手に思ってました。
飯田と石川の卒業をどう表現するか、自分の意識がそこばっかりにあったような気がします。
結局「逮捕=卒業」という事にしたんですが、分かってくれた方には大声でありがとうと叫びたい気持ちです。

タイトルは指摘のあった通り、Zeppの曲からです。知ってる人は分かると思いますが、この曲はラブソングです。
その曲調(リフとか)やタイトルの意味から、あまり想像出来ないかもしれませんが、詩の内容はモロに愛を歌っています。
なので自分も根底には愛を込めたつもりなのですが、こちらが意図してない所まで深読みされた方にはもう脱帽の一言です。

企画には初参加しました。短編は苦手、と思っていたのですが、今回妙な自信もついたのでまたやってみたいです。
普段は海で「Pray For The Dead」というのを書いてます。なかなか更新出来てませんが、近日中に必ず。
230 名前:「fork()」書きました 投稿日:2004/07/05(月) 03:05
今回は参加させて頂き、ありがとうございました。

感想でもあった通り、娘。のクローンを作ろうとしています。
その過程は一定期間を試験管で過ごし、その後培養液が満たされた水槽で等身大まで成
長するのを待つというものを想定しています。
またクローンは人間よりも肉体的に優れていて、痛覚を持たないという設定です。

これも感想でもあった通り、fork()はUNIXのシステムコール命令です。
1つのプログラムが実行されfork命令を見つけると、そのプログラムとほぼ同じ状態の
プログラム(プロセス)を生成するので、分裂したように見えます。紺野を含む娘。達
はカウンセリング(に見せかけた記憶のデータ化)を受けるためのドアを空けた瞬間、
fork命令が実行されたかのような振舞いをします。これがタイトルの由来です。

コピーされた娘。の用途は色々あると思いますが(例えば本人に代わり仕事をこなす。
大富豪のモーヲタに売却等)娘。の中でも絶望する人、何とも思わない人、喜ぶ人と反
応がわかれてくると思います。クローンや失敗作に終わったクローンの人生を書いてみ
ても面白いかなと執筆後思いました。

seekで書くのは今回が初めてになります。
普段は羊の『娘。小説作家養成塾〜実戦編〜』で書いてます。
「それゆけロッキーズ 」「ずっと2人で」「羊とわたし」を書きました。
まだまだ修行中の身ですので感想、指摘等頂ければ幸いです。
231 名前:「27 ガラス玉遊び」 を書きました。 投稿日:2004/07/05(月) 03:11
 実は、コンペに参加しようと思う前の日くらいにヘッセの
『ガラス玉遊戯』を読んでみたいという衝動に駆られました。
その本は題名だけは知っていて中身について全く知識はない
本だったのにです。

 で、ネットで調べてみると、どうやら絶版らしい。残念。で、気を紛らわすために
それじゃあ、自分でその題名で何か作品を書いてみようか、と思ったのですが、
わたしはちょっと発表の場に困ってまして、飼育でスレを建てるにしても自信がなかったので
諦めることにしたのですが、「いや待て短編コンペでもやっていないか」と思ったら
なんとお題が「硝子」じゃありませんか!

 それでもって、「卒業」がNGワードだったのでこれは当然ネタ振りだろう、と。
それで卒業をテーマにしたこの作品のアイデアができたわけです。

 初めは登場人物が博士とその友人で書いていたのですが、16kbくらい書いた
ところで煮詰まってしまいました。そこで思い切って設定を変えて書き直すことに
しました。

 そうしてできたのがこの作品です。というわけで短いですが手を抜いたわけではないですよ(w。


・カミングアウト
 主な小説活動は旧狩板での「ヲタと海象」「パテ」などの無名小品。
それから最近、顎さんに間接的に大変お世話になりました。本人にも謎かもしれませんが、
とにかくこの場を借りて感謝申し上げます。
232 名前:117-120、132-134 投稿日:2004/07/05(月) 08:16
と感想を書いた者で御座います。
冷静になって読むとかなり言葉足らず&意味不明&失礼な感想。作者の方々には申し訳なく。
いやー、感想って難しいなぁ。でも他の方の感想と自分の感想を比べたりとか、こういう楽しみ方も
あるんだなぁと新たな発見が出来て嬉しかったり。

さて、「18 おでん 」を書きました。
実家が田舎なせいか「夏≒お盆」といった式が自分の頭にはあるようで、こんな話になりました。
全然硝子じゃないお話ですが気に入ってくれた方もいらっしゃったようで何よりです。
細かく解説を、とも思ったのですが、頂戴した感想の中で殆ど解説して貰ってますので、
僭越ながら割愛させて頂きます。と共に、感想を書いてくれた方に感謝の意を。
前回書いたのは「ガキさんさん」。普段は空で書いてます。
皆様お疲れ様でした&有難う御座いました。
233 名前:10 愛しのレイラ 投稿日:2004/07/05(月) 18:45
 作者のみなさん、読者のみなさん、お疲れ様でした。
支配人さん顎さん、どうもありがとうございました。

 実は私、『スターリングラード』って観てないんですよ。
第二次世界大戦中、ドイツ兵が恐れた女性狙撃手のエピソードは知ってます。

 前回の『亡国の落日』は、登場人物が多過ぎました。
そこで、ギリギリまで削ってみたんですね。今回は。
次期リーダーの矢口も、いつかは卒業するんですよね。
よっCリーダーを経て、六期メンの時代も来ると思います。
そんな時、誰がモー娘を引っ張るのかな? なんて思いました。
田中が引っ張るとは限りませんが、その素質は充分にあると思います。

 この物語は、うp寸前まで『ガラス窓の向こうの彼女』という題名でした。
でも、いつか短編コンペのテーマを募集した際、
『愛しのレイナ』というのあって、それを思い出したんです。
デレク&ドミノス『愛しのレイラ』の捩りでしょうけど、
私はあの曲が好きなので、ついつい使っちゃいました。

 打ち上げチャットやるんですか?
すみませんが、諸事情ありまして参加出来ません。
スレ流し(I'll)って打ったつもりが、Iだけでした。
I'll+be+back soon って入れるつもりが・・・・・・。
まともにスレ流し出来ない私(欝
                         by偽みっちゃん(♀)
234 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/07/05(月) 18:46
うげげー! まちがえたァァァァァァァー!

『愛しのレイラ』じゃなくて『愛しのレイナ』でした。
235 名前:30 壁を書いたものです 投稿日:2004/07/05(月) 19:08
みなさん、どうもお疲れさまです。
まず、ミキティを悪くかいてすいませんっ!
ご指摘にあったように、ミキティの気持ちの変化が急すぎました。
もう少しだけ練った方がよかったですね。
矢口さん・なっち・圭ちゃん・飯田さんの4人が、
ミキティの壁を崩す話だったんですけど、こんなものになってしまいました。

今回、『硝子』がテーマということで、オレはいくつか書いてみたんです。
ハワイツアーに向かうとちゅうで航空機事故、絶海の孤島に流れついた娘たち。
飲料水と食糧の奪いあいから殺しあいに発展し、最後の武器としてガラスを使うもの。
パンドラの箱のように、クリスタルなガラスケースの中から、いろいろ出てくるもの。
優秀なマラソンランナーの足が故障してしまう話など。
どれにしようか悩んでたんですけど、『壁』だけが完結したんで、思いあまってうpしました。

前回は鬼姉におどかされて不参加でした。「使用上の注意」では『Mシリーズ』を書きました。
「娘。小説ファンへのアンケート」だけですが、「キャラクター小説の世界」でリンクされて、
かなり嬉しくなってる名無し弟です。
236 名前:04 知らない場所へ 投稿日:2004/07/05(月) 20:58
「知らない場所へ」を書きました。
キッズを書きたかったというよりは
「す×もも」で書きたかったという話です。
このCPだからこそ書けるものがあると思ったので。

およそ物語りと無関係に見える4レス目ですが
はい、最初はここなしの予定でした。
ただいくらなんでも「まぁ」だけでは誰が主人公かわからないだろ
と思い、でも苗字を不自然に入れても説明口調になってしまうし
いろいろ試した結果ああなりました。

あといくつか指摘をいただいた話がとびやすいというのは
書いていて自然そうなった文章です。
須藤のキャラクタが影響したのか
あるいは子どもならではのまとまらない思考がああいう形になったのか
作者自身にも定かではありません。

カムアウト。
普段はいこーるというハンドルでお世話になっています。
皆様ありがとうございました。
237 名前:32 A 書きました 投稿日:2004/07/05(月) 21:20
―――それでは硝子カップを16位という成績で終えましたブリジャンチスH.Pの代表記者会見を行います。

「えー、まず私の方からこの大会に参加いたしましたチームの皆様、主催者様及び関係者様の労をねぎらいますと共に、サポーターの皆様に感謝の意を述べたいと思います。
 …では何か質問のある方いらっしゃいますか? …はい、どうぞ」

―――まずはじめに今回の試合に望んだ経緯をお願いします。

「今回、硝子というテーマを聞いて連想した事項が3つあります。
 1つはガラスの十代、ローラースケートですね。2つ、ガラスの仮面、いつ終わるんですかね。そして3つめ、ガラスの貴公子こと三杉淳。
 彼はかの有名な大空翼を凌ぐ才能の持ち主といわれながら、持病であった心臓病のためフルタイム試合に出場することができなかったという悲劇のヒーローであります。
 前半調子にのって使っていると後半に入ってみてガッツ0でドリブルすら出来ず、なんてのは私の幼少時代の儚い思い出でございます。
 今回はそんなガラスの貴公子に対するオマージュでありリスペクトであるのです」

―――サッカーというジャンルを選んだのも三杉淳に対するオマージュと受け取ってよろしいですか?

「実ははじめ野球ものという構想がありました。肩を壊して腐っていた元エースが、3年生送別試合にて仲間の励まし云々で再びマウンドに戻ってくるといったような感じです。
 しかしながら野球に関してはソフトボールという形ではありますが自スレでさんざんやり倒したということもございまして、ユーロも盛り上がっていることだし、と安易にサッカーをチョイスさせていただきました。
 元来、サカヲタな自分です。それは男×娘。杯及び紺野攫いカップのロスタイムを見ていただければご存知のように…と、そういえばユーロではネドベドは非常に残念でしたね。彼は決勝には縁のない人なのかもしれませんね。
 ……何の話でしたでしょうか?…そうサカヲタでしたね。ハロコンの何倍もの数、スタジアムに足を運ぶ私です。
 世界三大コンノといったら、紺野あさ美、今野泰幸、そしてフロンターレの小さな巨人・今野章を迷わず選ぶ私です。サッカーを選ぶのはある種必然であったといえるでしょう」
238 名前:32 A 書きました 投稿日:2004/07/05(月) 21:21
―――背番号「1+9」についてお話を伺いたいのですが?

「それに関しては少しサッカーを知っている人なら当然ご存知でニヤリとすることしょう。
 ご存じない方のために説明を加えさせていただきますと、ほんの一昔前、イヴァン・サモラーノというチリ人の非常に優れたFWがおりました。
 さほど身長は高くありませんでしたが、滞空時間の長い跳躍からのヘディングを得意とし『ヘリコプター』とのニックネームを持ち、仏W杯にも出場しております。
 そして彼はストライカーの象徴である背番号『9』に並々ならぬこだわりを持っていました。
 彼は96年にイタリア・セリエAのインテルというチームに移籍しそこでも愛着のある9番をつけておりました。
 97年にブラジルの怪物・ロナウドという世界屈指の9番が移籍してきた時も、ロナウドの方が気を使って10番をつけるほどでした。
 しかし、98年、最後のファンタジスタともいわれるイタリアの至宝・ロベルト・バッジョが移籍してくることになったからさぁ大変。
 バッジョは当然10番をつけ、ロナウドは9番に戻ることに。そこで彼は考えました。彼は『18』番を背負い1と8の間に自分で小さな『+』をつけ試合に出たのです。
 以後『1+8』はサモラーノを語る上で欠かせない伝説的なエピソードとなり、その後の『5+4』等の計算式背番号の流れを生み出しました。
 ですからおされヒールなのは私ではなく、ひとえにサモラーノの9番に対する強いこだわりと洒落っ気のある発想が…と、長々と語ってしまいましたね。
 いかにも元から知っていた風に書きましたが、知っていたのはサモラーノが『1+8』をつけていたということだけで、あとは調べて書いたので、もっと詳しく知りたい方はググられることをオススメします」

―――タイトルについては?

「『A』と書いて『エース』と読ませた段階でごく一部の方には誰が書いたか一発で分かられてしまったかもしれません。
 100s(HYAKU-SHIKI)というバンドから頂戴しました。百式改の流線型ヘッドはカッコイイですね。
 ちなみにCDは7/7発売で、私もまだ試聴でしか拝聴しておりません。後藤さんには申し訳ないのですが、私はこちらのCDとマツケンサンバのほうを買わせていただきます」
239 名前:32 A 書きました 投稿日:2004/07/05(月) 21:23
―――過去の戦歴についてお聞かせ願えますか?

「…男×娘。杯を初出場で優勝したのがこのチームのピークでした。今、思えば飯田選手のポストプレイがかっちりとはまった試合でした。
 フロックだ、との周りの声を覆すべく、紺野攫いカップを紺野後藤の2トップ、斜陽杯を再び飯田選手を前線に据えて戦ってきたのですが思うような結果は残せていません。
 しかしながらこういった厳しい戦いは今後のチーム作りのいい経験になっていくと思います」

―――最近は対外試合も活発に行っているそうですが。

「ええ、男×娘。のタイトルホルダーとして狼リーグという非常に厳しい環境で、最近成長著しい新垣選手を中心に妄想青春を展開中であります。
 はじめはプレイの幅が広がれば、との思いでしたが最近ではあちらのほうが性に合っているようなそんな手ごたえを感じております」

―――今後の試合への意気込みをどうぞ。

「そろそろ我がチームの戦術である青春プレスとベタオチカウンターも相手に読まれるようになってきました。
 次の試合ではあっと驚くような戦術―――たとえばサイドからの抽象的でミステリアスな揺さぶりなどを仕掛けていければと思います」

―――自スレの方がJ2落ちの危機にある状態についてどう思いますか?

「げふん、げふん!……その件に関してはノーコメントで」

―――一部週刊誌で『サカ○くのロード時間の合間にしか小説を書いていない』との報道がなされていますが。

「…どこからそういったデマが流れたかは知りませんが、私はいつだって小説に真剣に向き合っております。
 決して、チーム名をブリジャンチス○○(地元の地名)にしたりとか、秘書に松浦さんがモデルであろう青木まどかを迷わず採用したりとか、そんなことはしておりません。
 ジェフの阿部勇樹がリストアップされて『なっちキター』などと喜んだりしておりませんし、エースストライカー保田清彦が点を取るたびに『ダーヤスマンセー!』などと………」

―――い、以上で記者会見のほうを終了させていただきます! お集まりいただいた皆様、ありがとうございましたっ!
240 名前:大の大人が名無しだなんて。。。 投稿日:2004/07/05(月) 21:52
28 さんばガラスを書きました。

少し前に小6女子が同級生を殺害なんて
悲劇的な事件がありました。
僕はそれに大変な衝撃を受けました。

そこで少女のありがちな、それでいて普遍的な悩みや問題
例えば身体の発育の悩みや
仲間といるのに疎外感を感じるような事や
悪い事と頭ではわかってても、仲間で居たいが為に
悪い行いをしてしまう意思の弱さだとか
短絡的に殺せばよいなどと考えてしまう浅墓さなどを
頑張って表現したつもりでした。

それなのに笑ったとかくだらねえとか
エロ話と誤解されたりとか思わぬ反応ばかりでした。
自分の文章力の無さが本当に情けないです。
1時間半もかけて執筆したのに。

タイトルは三羽カラス、それと
産婆刈らす(もしくは枯らす)から来ています。
絵里とさゆがれいなの中の悪を生み出して
良い心を刈ってしまうって事です。

読みやすいように軽い文章にして
ネタを織り交ぜたのが失敗でした。
勉強し直します。ありがとうございました。
241 名前:今回の最大の問題作品 投稿日:2004/07/05(月) 21:53
11 ガラスと罪とガラスと罰を書きました、ヨードーケッティです。
・・・まず何から言えばいいのか・・・
とりあえず、支配人さんや投票して下さった方にはご迷惑おかけしました。
申し訳ありませんでした。
もっと厳しい処分が下るかと思いきや、支配人さんを初め関係者の皆様の寛大な処置と、僕の実力不足で投票結果になんら影響なかったのとで
今のところ今回の作品が失格になっただけというわけで。
改めてここの皆さんの優しさを身にしみて感じました。
おかげでまだまだこれからも作品が書けそうです。

さて今回の作品ですが、「永遠の一押し」紺野嬢と「私の中での赤丸急上昇」亀井ちゃんと・・・
「ガラスを一番壊しそうな人代表」辻ちゃんという順でキャストを決めました。
三人が「罰」について話しているシーンは、極限状態の人間心理です。
確かでない知識が、極限状態で影が形になりつつある紺野と亀井。
辻もその極限状態で真剣に受け止めてしまう・・・。

その罪が罪でなくなったときの安堵感!
罰が幻想であると気づいたときの安堵感!
その瞬間、今まで脳裏を支配していた恐怖はガラスのように粉々に・・・。

これが「ガラスと罪とガラスと罰」。と今考えたのですが・・・。
また、ガラスの作者名は
「相楽 須太郎」
「さがら すたろう」
「さ がらす たろう」
「さ ガラス たろう」・・・しゃれです。
http://www.geocities.jp/yordorhinny/top.html
HPも一応貼っておきます。
あまりの手抜きにびっくりするでしょう・・・。
最後に、本当に皆様、ありがとうございました。そしてごめんなさい。
242 名前:20 いいらさんのおうち を書いたオサーン 投稿日:2004/07/05(月) 22:29
ひそかにカムアウします。みなさん、乙カレー&有賀党です。
1回読んだだけじゃ、漏れだってわからないように書いたつもりでした。
ちょっとですけど、漏れは数名の作者さんの作品を研究したんです。ところが…
やっぱり、BAD板の管理人が当てやがりました! _| ̄|○
んでもって、リアルは飽きたとか言いながら、おもいきりリアルを書く漏れ。

ようするに、この話は何のヒネリもありません。
かなり漏れが小さいころ、割れたビール瓶を踏みぬいたことがありました。
ツメまではがれて、ムチャクチャ痛かったんで、こんな話を思いつきました。
たいしたもんは書けないんですけど、人が死ぬ話の方が漏れには合ってますね。
根っからのヤグヲタなんで、やっぱり矢口を出さないと不完全燃焼するよなあ。

前回は『東京タワー』を書きますた。
243 名前:緑道の風景 投稿日:2004/07/06(火) 23:34
緑道という言葉は、自分の語彙の中にはありませんでした。なんとなく観ていた歌番組で、
歌詞を追っていたら目に止まったものです。
知らなかったはずなのに、見ただけで意味が分かるし、風景が浮かぶ。なんだか惹かれる
から覚えておこう、と心に留めてはおきました。まさか数日後、その言葉をタイトルに使
うことになろうとは全く思いもせずに。
文章が下手だという意見を頂きましたが、それについてはすみませんとしか言いようがな
いです。すみません。もっと色々と読んだり書いたりして、勉強してきます。
そういう意味でも、今回の企画も非常に有意義でしたし、純粋に楽しかったです。自分で
は思いつかないであろう色々な硝子があって、感心させられっ放しでした。関わった皆さ
ん、お疲れ様でした。本当にどうもありがとうございました。

斜陽の回には『時計じかけのオレンジ』を書きました。
244 名前:いまさら 投稿日:2004/07/10(土) 17:36
いまさらのんびりと感想書きます。
カミングアウトは読んだり読んでなかったり、
他人の感想も読んだり読んでなかったりですので、
くだらねぇこといってるなと思われたらスルーしてくだされば幸いです。
1 びぃどろ

──皆さんいいですか、生真面目さは時に短距離走の才能をもしのぐことがあるのです。

「皆さん」という一風変わった二人称を用いていること、丁寧語の呼びかけ文体、
そしてなにより話の内容と、児童文学を意識しているのかなと思われる点が端々に見受けられます。
妙に説明的な文章があったり、訓示的な文章があるところも然り。
淡々と進む構成が、ラストの風景の美しさを際立たせている感じが致しました。
なかなか文句をつけるのが難しい作品かと考えますが、
私にはラスト以外には、これ以上誉めるところも見つかりませんでした。

2 誤解

──背中からバックドロップしてやるから、今。

視界が割れている=涙を浮かべている、という等式がまず浮かびまして、
悲しい、寂しい、等の語句が傍証になって、それは正しいのではないかなという認識になります。
そして、構ってくれない、という一文からバックドロップへと続く流れ。
このあたりは私の完全な推測になりますが、要するに亀井さんは自らをごまかしていると思うのです。
バックドロップ=抱きつく行為、と解釈すれば、自ずと構図が見えてくると思うのですが如何でしょう?
違う、違わないの自問にも、すでに答えは出ているのではないでしょうか。
245 名前:いまさら 投稿日:2004/07/10(土) 17:37
3 迷宮

──一人ぼっち。

本作で、迷宮はなぜガラス張りなのでしょうか?
テーマがガラスだから、という意見はとりあえず無視して考えてみますが、思い当たりません。
作中にヒントを求めてみますと、自分の部屋を持たない高橋の悲しみを帯びた奔走、
という内容が提示されています。
しかし、これは本当なのでしょうか?
高橋は、本当に部屋を持っていないのでしょうか?
確かに彼女以外の人物には個室が割り当てられています。
しかし、個室しか与えられていないという逆説も成り立ちます。
一方、高橋には個室の代わりに、迷宮を自由に動き回れる特権が与えられています。
すると、迷宮それ自体が高橋に与えられた大きな個室であるという考えは不自然でしょうか?
つまり、それぞれの個室は高橋愛という迷宮の一部であるという考え方もできるのではないでしょうか?
そう考えると、冒頭の謎が解けます。
つまり、自分の心の中など見通せて当たり前なのです。
その証拠に、ラストの場面で、彼女には誰の本心も見えてはいません。
彼女はただ、自分の胸中で、一人芝居を演じていただけではないでしょうか?
興味深いのは、そこでは道重が悪態をつき、高橋が助けを請うのが紺野であるということです。

4 知らない場所へ

──「まぁと一緒に、大人になっていくんだ」

小学生くらいですと、「好き」という言葉を口にすることにそれほど抵抗はなかった記憶があります。
それは、いい意味で無知だったからかも知れません。
「好き」という言葉の存在する本当の場所を知らなかったのではないでしょうか?

作中に、鼻にキスをしたいという文がでてきます。
「私はなぜ鼻なのかと考えている。
 考えてみると答えは簡単だった。
 あまりに簡単だったので私は急に恥ずかしくなって俯いてしまった。」
私には答えはわかりませんが、ひとついえそうなのは、鼻へのキスが口へのキスより簡単であったり、
あるいは軽いものであったりするという考えは私にはないということです。

二人は帰りの電車に乗って、知らない場所から知っている場所へと戻ってくるのでしょう。
二人の知っている場所は、まだ「子供」だと思うのは私だけかもしれません。
246 名前:いまさら 投稿日:2004/07/10(土) 17:38
5 ガラスの靴の謎

──この世の中には二種類の人間がいる。与える側の人間と、もらう側の人間だ。

私は某所を疑うことができたので正解にたどり着くことができましたが、
簡潔かつ明快な論理を見せていただけたので満足です。
あまり感想を書くようなことがないのですが、好きな作品でした。

6 私達硝子はこうして一生を終えるのです

参りました、完敗です。
何を描いているのかさっぱりわかりません。
ガラス=飯田さんということくらいはわかるのですが、他には何も読み取れませんでした。
まったく自分の読解力のなさを嘆くこと頻りです。
あほかほげなす、とは吉澤の揶揄かな、とかそんなことまで考えてみましたが、違うでしょうね。

(追記)
カミングアウトを読んでみました。
なるほどそういわれるといろいろ見えてくるものがありそうです。
たとえば、なきっつらにはちとは安倍卒業に加えて飯田もかよ、みたいなことなんだろうか、とか、
バナナの叩き売りは、食っちまえば売らなくていいんだろ、とそういう風にも見え、
真理=真里は究極だけれどもでは究極とはなんだと問うているようでもあります。
しかし、また新たな疑問も浮かばないでもありません。
つまり、辻はいったい何様というか、この関係はいったいどういったものだ、
先に卒業しているのは辻ではないかと思うのですが如何でございましょう?
247 名前:いまさら 投稿日:2004/07/10(土) 17:40
7 Communication Breakdown

なかなか難しい。
というのも、この話の出発点が見えないからです。
あのシナリオ、と石川さんはいっていますが、いったいどういったシナリオを書いたのでしょう?
まず、「移民の星」(いかにも怪しさ抜群のネーミングですね)がイギリス王室所有だとあります。
そして、飯田さんと石川さんの二人の手中に本物の「移民の星」があるとあります。
さらに、二人はイミテーション創作の依頼を受ける立場でもあります。
すると、二人はいったいどんな人間なのでしょう?
贋作が専門だとしても盗みが専門だとしても、王室側だとしても組織側だとしてもしっくりきません。
露骨に裏切りが横行している組織の内情もよくわかりませんし、三百という超のつく安価も不可解。
すべてが一本に繋がれば、ものすごい快感がある気がするのですが、読み取れず残念でした。

8 サ店ユニゾン

──目には見えない力の存在を信じる?

これとまったく同じ構成というか構図の市販の小説を読んだことがあります。
しかし、別に騒ぎ立てようという意図があるわけではありませんので誤解なきよう。
(細部もオチも方向性がまったく違いますので、仮に騒がれても問題にはならないと思います)
はっきりいえば、プロット的には珍しいものではないのでしょう。
このような趣向はミステリにはごまんとありますし、上記の作品はホラーと銘打たれていました。
私は好きなタイプの話でしたので、オチがの予測がついても、微笑ましく読了できました。
惜しむらくはタイトルと、読者にやさしすぎるところでしょうか。
タイトルはいわずもがなですし、なちみきというキャスティング(一応メール欄)といい、
仕込まれた伏線といい、丁寧すぎるほど丁寧にも感じられました。
(キャスティングはミスリードにもなっていて、私は引っかかりましたが)
248 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/25(土) 14:14
第十六回オムニバス短編集:テーマ「合図」

         〜感想〜
249 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/25(土) 14:20
1 待ち人
二人ゴトに刺激されて書いたものなのかな
白い部屋(病室なのだろうか)壁に掛かった空の絵(書いたのは小川なのかな)を見つめている辻。
ふいに独り言のように辻の中で交わされる二人の会話。
そして旅立つ……
あらすじになってしまったけど、もし読み間違いだとしたら申し訳ないと思い書きました。
会話だけで進められる静かな情景が奇麗だった。
特に最後の一行が印象に残りました。
気になったのは「合図」をどう使っているのかよくわからなかったこと。

2 パートナー
定番というか、今となっては懐かしいキャラクターでのネタ物
細かいギャグとスピーディーな展開で一気に読ませて貰いました。
面白かった。
旬のチェッカーズネタを使って最後をまとめるあたり上手いなぁと思いました。
個人的には途中はどんなにキツくても最後はほのぼのにして欲しかったかな。
まあこれは好みと趣味の問題ですねw

3 通信お母さん
安倍さん情報を味に使った推理物。
キチンと謎解きの情報を書いてあるとか導入部をキャッチーな場面からにしてあったり書き慣れた人なのだなぁと
推理するのはめんどくさいので読み方としてはおもしろさ半減だったのかもしれません。申し訳ない
携帯の持ち主が違ってたという最後のひねりでそれまでの不安な気持ちが一気に解消みたいなw
推理抜きだとしてもなちやぐCP物として面白く読ませてもらいました。

4 8.21
主役に稲葉さん、ヒロインにみうなという異色作
丁寧に書いた真面目なスポ根ものという印象。
ひねてしまった自分が読むには気恥ずかしいほど良い話でした。
でも最後の1レスが一番のお気に入りっていうのは内緒w
250 名前:主観感想 投稿日:2004/09/25(土) 16:51
基本的に主観です。個人的な好き嫌いだけで感想書きます。

1.待ち人
雰囲気が出ていていい。それだけでも自分的には高評価です。
合図は「ふいに誰かに肩を小突かれた〜」のとこかな。
独り言の掛け合いは特に、絶妙だと思いました。
なんか企画のプロローグ的な感じで(死んでるけど)よかったです。
弟子にして欲しい…。

2.パートナー
典型的なギャグ、と思って読んでいたら内容もしっかりしてて、
最後には綺麗に騙されて楽しかったです。
加護の説得に対し折れた石川の台詞が大好きでした。
かなりおなかいっぱいな感じです。

3.通信お母さん
かなり凝っててよかった。
ただ、後半はややこしくなって流し読みになってしまいました。
でも相手の携帯を持ってきてるってのはなんか少し新鮮でした。
暗号も伏線があって、謎解きのが気持ちよかったです。

4.8.21
みうなや稲葉の心理に若干理解しがたい部分があったり
(二人をよく知らないからかも知れませんが)、
気になる言葉があったり、説明がもどかしかったりしましたが、
恥ずかしながら後半ですこし泣きそうになったり…。
251 名前:主観感想 投稿日:2004/09/25(土) 16:51
5 SOUNDLESS SEA
内容というよりは文章で読ませてるな、という感じがしました。
正直内容はあまり面白いとは思えませんでしたが、
描写はかなり好きです。タイトルのセンスもいい。
ただ最後は、この小説をどういう方向に持っていきたかったのかよくわかりませんでした。

6.塀の上のレール
タイトルいいですね。
それ以外はどうも自分とは合わないようでした。
別にキッズだからというわけではないと思います。
合図がなんだったのかもよくわかりませんでした。

7.チープトリック
やわらかいタッチのいい話。
構成が凝ってるけどわりと読みやすかったです。

252 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/25(土) 17:14
5 SOUNDLESS SEA
アンリアルあやみきロマンティック?スリラー
淫靡な感じで始まったのに
舞台と設定、小道具が効果的な使い方をしてあるなぁと
無音の国の暴君、その国でだけ自分の欲望に忠実でいられる。
前半の流れからするともっとロマンティックな展開になるかと思えば
後半、松浦さんのリアルな反応で読み手として裏切られ、後藤さんの役立たずっぷりと
最後の素っ気ない終わり方がある意味気持ちよかった。
そして最後のAAがまたイイw

6 塀の上レール
キッズ
たまたま知っていた2人だったので楽しめた。
と言いつつも性格とかキッズ内でのポジションだとかはよくわからないので、
もしそこら辺りを知っていたならもっと楽しめたかなぁ
何も起こらない話なのに飽きさせずに読ませる筆力はすごいと思った。

7 チープトリック
トリック……
見事に引っかかってしまった。
最初の「かっけーから。」てっきり吉澤かと
もし引っかからなければ最後の展開も読めたかと思うと悔しい思いをした。
しかし誰だかわかってもう一度読み直すと今度はお間抜けな矢口さんが可愛くてまたよかったw
253 名前:夢遊屋 投稿日:2004/09/25(土) 18:01
1.待ち人

アンリアル(?) 三人称
「」をずらして、会話している人格を区別する方法は、初めてみるような気がする。
てっきり辻と小川の会話かと思ったら、なかなかみごとな終わり方だった。
これだけシンプルなのもいいが、できればもう少し読みたかった気がする。
今の状況から推測すると、少女は小川であると判断してよろしいのか。
「合図」というテーマが、少し弱いように感じたが、そんなことは意味がないのかもしれない。


2.パートナー

リアル 加護一人称
最近結成の新ユニット2組による罵倒ネタもの。
好き嫌いが分かれるだろうが、声をだして笑うほどおもしろい。
加護、辻、石川に吉澤を入れてしまうと、どうしてもスタイルが変わってしまう。
そこを考えに入れ、美勇伝の2人を使った作者さんには脱帽。
それはそうと、「避難」「亜依」が「非難」「亜衣」になっていた。
誤字脱字イクナイ。しっかり校正しましょうね。


3.通信お母さん

アンリアル 矢口一人称
いつかバラされた安倍の例のネタを、ここまで引き出すとは畏れいった。
ずっと読んでて思ったことは、作者さんは化学に強いということ。
かなりの知識がないと、ここまで思いつくことはないと思う。
なかなかイイ作品でした。自分も安倍に処方してほしくなった。
254 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/25(土) 22:45
8 偶然
誰もが目を点にしたいぬモニ。ネタ
最初のトレーナーとの会話の部分でオチは見えるんですけど、その瞬間がいつ来るか…
エスカレートするつんく♂の発想と冷めた矢口の対応をニヤニヤしながら読みました。
これで終わりでも全然アリなんだけど、最後に終了マークを入れてなかったので
中途半端な気持ちのまま次の投稿を待ってしまいました。

9 Sign
田中さんご愁傷様物語
ベテラン?死に神である田中さんが新米を教育しながら自らの仕事を語る。
よくできた世界観と設定なだけにあっさり終わらせるのはもったいないような気もした。
もう一事件を挟むのもアリだったと思うけど、
それをあっさり一刀両断してしまう道重さんもらしいといえばらしいようなw
255 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/26(日) 00:29
5 SOUNDLESS SEA

正直、ラストは震えた。
「合図」を含め出て来たものを余す事無く巧みに使い切った感じの文章。
作者さんは相当な実力者と見受ける。
短編であるのに、繰り出される情報に数回裏切られ、あのラスト。

2人が対等な世界でしか自分を曝け出せなかった彼女だが、
最後は自らが相手の世界へと浮上し、引き摺り込む。
「水」という日本伝統のアレを使ったのもお決まりと言えばお決まりだが、効果的だったのは間違いない。

自分はむしろ、文章よりは内容に惚れた。
256 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/26(日) 01:42
10 アイ,Zoo
みきかお萌え〜
何でふて腐れているのか気になりながら読み進めていたのだがそう来るとは。
間に挟まる2つの話は、いるのかいらないのか微妙な気もする。
北海道出身メンバー軍団。帝の藤本に御前の飯田。
保田さんの話は……面白かったけどメインとの関連が読めませんでした。
意外な組み合わせの無理矢理感を伝説の手売り興業エピソードを入れて消してあるのがよかった。
読み終わった後、藤本さんがとっても愛おしくなる作品でした。

11 ウェディングベル
田中さん可哀想物語
唐突な展開なのに勢いで読ませて貰いました。
田中さんと一緒になってパニ食ってるような気持ちで
騙されてという事は最初にわかっていたのだけど、そういう方向に騙されていたとはw。
面白かった。
それにしてもいつの間にキッズを籠絡していたのだろうか…恐るべし亀井。
257 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/26(日) 16:32
12 ケイ姐さん
田中保田の二大ネコ顔女優競演
ほのぼのと心が暖かくなる作品でした。
ただ登場キャラクターにリアルをもう少し反映してあったなら、もっと話にのめり込めたと思います。
(#`.∀´)<あたしの「美人で優しいお姉さん」役に何か文句でもあるって言うの!

13 The time of the eyes
後藤さん市井お母さん主演
リアルでもこうであったら良いなぁと思わせてもらいました。
残る人も離れていった人もそれぞれ幸せに

14 この笛を鳴らしたらあなた
主演いしよし、友情出演辻加護
ロマンティックな導入部、ハラハラする展開からこうなるとはw
一気にネタワールド突入で笑わせてもらいました。
擬音の使い方、カタカナ文字の使い方のセンスがイイ。
最初、オチがぴんと来なかったけど
      カン カンカン カンカラコーン
なわけねw
笛でマグマ大使を連想したのは内緒
258 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/09/26(日) 17:21
お目汚しの感想なんぞを。

1 待ち人

辻と小川。
ほのぼのとした会話から導かれる死というラストが綺麗でした。
少女は辻でいいのかな。
テーマが一見どこにあるかわからないのがちょっと残念でした。
テーマに関する伏線を見落としていたらごめんなさい。

2 パートナー

テンポよくタイムリーなネタを取り入れているのに好感。
ただ、余計な部分が多く、もっとすっきりできたのではとは思いました。
最後の石川の理由が、ものすごく説得力があるように思えてしまいました。

3 通信お母さん

物語の構成とキャラの関係が絶妙。
それだけに、暗号の解読等の説明が流れを止めてしまっているように思えた。
でも、この3人大好きです。

4 8.21

稲葉とみうなという珍しいキャラを使ってはいるが、稲葉に食われる形で、みうながちょっと不透明。
王道的な感動ものなだけに、キャラ以外にもう一ひねり入れて欲しかった。

5 SOUNDLESS SEA

あやみき。文字数以上に長く感じるのは、それだけ詰め込まれている情報量が多いと思う。
二転三転する流れで、先が読めない。
後藤が余計なことしなければよかったのにって思ってしまう…
259 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/09/26(日) 17:33
6 塀の上レール

何が起こるわけでもないのに、楽しめてしまうのは不思議。
すっきりとした文章で、いい意味で軽い感じがよかった。
「キャプテン」などのキッズに関するネタを知ってれば、もっと楽しめたのかもしれない。

7 チープトリック

オチが全ての話なだけに、そこに至る伏線が丁寧すぎるように思えた。
もう少しわかりにくくしてもいいくらいなのになと。
きっと作者さんはすごく真面目な人なんだなと勝手に思ってしまった。

8 偶然

タイムリーな犬ネタ。
本当にこういうことしそうだから怖い。
誤読して脈絡無い話と思ってしまったが、ちゃんとわかるとすっきりと面白かった。

9 Sign

ばーっと説明され、サクッと終わった感じ。
間にもう少し何か無いと、設定がもったいない。

10 アイ,Zoo

何度読んでもわからなかったです。
最初の幻想的な感じは好きなんですが。
260 名前:夢遊屋 投稿日:2004/09/26(日) 21:13
10 アイ,Zoo 

リアル 藤本一人称
藤本の葛藤が集約された話だと判断していいのだろうか。
前回の「迷宮」を連想させる感覚に、さらなる展開を盛りこんだ感じ。
○くんの「○○列島」のようなシーンもあり、これはやられた。
もう少し読みくだきたいが、時間がないので、とりあえず。
好意をある意味悪意的に描くところは、読んでて鳥肌ものだった。


11 ウェディングベル

リアル 田中一人称
表面上は亀井に陥れられた印象だが、作者さんが描きたかったのは、
6期メンの加入から今までの内容なんじゃないのかな。
そういった感覚で「次は柴田」というのが妙にリアルだった。
今回、レベル高くて怖いな。時間があったからなんだろうか。
261 名前:夢遊屋 投稿日:2004/09/26(日) 21:15
8 偶然

リアル 矢口一人称(?)
これで終わりなのかな? 作者さんは、これで終わったのかどうかを明記してほしい。
まだ書きこめるはずだよ。感想、それからでいいですか?


9 sign

アンリアル 田中一人称
死神ネタの作品は、毎回登場するが、どれを読んでもおもしろい。
先輩の田中を殺そうとする道重のDQNキャラには笑った。
こうしたオチの場合、ネタでくくっても面白いんじゃないかな。
あるいは、シリアスな展開で、おもいきり落とすといった方法もある。
そういった点が、少しだけ中途半端な印象を受けた。
262 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/09/27(月) 01:01
11 ウェディングベル

一つのパターンだけで終わらせてしまうのはもったいない気がする。
おもしろいだけに、もう何パターンか見たかった。

12 ケイ姐さん

同じみうなが出てくる4と同じ印象。
触られただけで心変わりするのがあっけなさ過ぎて…

13 The time of the eyes

いちごま。
引退後はマイナスなイメージしかなかったため、こういういい話は落ち着く。
ネタを仕込んでも、破綻させずに上手く収めたなぁと。

14 この笛を鳴らしたらあなた

てっきりNは最初中澤かと思ってました。
いきなり辻の口調が変わると同時にネタに突入。
そのスピード感がおもしろかったです。

15 今日もポプラは誰かを見送る

最後の絵を書こうとする飯田の心境と、自分の思いを託すかのような紺野の存在。
それらが一本の線で綺麗につながっているように思えたが、最後の数レスが少し蛇足のように思えた。

263 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/27(月) 01:38
15 今日もポプラは誰かを見送る
飯田さん主役、ほろ苦い青春物
アンリアルでありながらもリアルと重なってしまう印象。
青春の挫折を描いたにしては最後の23という年齢が微妙すぎて…
少女の絵をきっかけにまた夢へと羽ばたくにしなかったのは現実的なのだろうけどちょっと寂しかったです。
自分の思いを少女に託したという感じにも読めなくはないけれど微妙かな。
実際リアルの飯田さんの将来にジミー大西を重ねている自分にとっては
その後バージョンアップして世界を旅し絵を描くエピソードが付くことに期待してしまったのは秘密
264 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/27(月) 22:35
16 ののはあいぼんのかいらいなのれす
題名を「ののはあいぼんなんかいらないのれす」と勘違いしながら読んでいたことに、いま気が付いた
(狙っていたのか?並び替えると…、「な」が足りないか_| ̄|○)
濃いネタ話なのに、少し引いて醒めた視点で書いてあるためサラッと抵抗なく読めた。
最後の棘も効いてるし、面白かった。

17 溶ける時間
藤本さんと村田さんという珍しい取り合わせ。
何気ない会話とほんの少しの状況描写でこの空気感を出せるのがすごい。
村田さんのキャラがまさしく村さんそのままでイイ。
椿の花って打ち首のイメージがあるのだけれど、もしかしたら見事玉砕した時に介錯してあげようと意味が含まれているのかしら
あと気になったのが途中で「私」が変わってしまっていること。
せっかく読みやすい文章なのに途中であれ?っと思わせて読み手を混乱させるのはもったいないと思います。

18 Far Beyond The Sun
サイエンスフィクション物
わりとポピュラーな話なのですんなりと読んでいけた。
名前が出ていなかったのになぜか途中まで藤本さんだと思って読んでいました。
とってもポジテブな亀井さんの出した提案がステキです。
青い瞳で金髪の道重さん…見てみたいかも
265 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/09/28(火) 01:50
16 ののはあいぼんのかいらいなのれす

古き良きあいののといった感じで、微笑ましい。
いつまでもこんな二人であってほしいなぁと思えた。

17 溶ける時間

答えの出ない問題のヒントを延々出されているような印象。
隙間をもう少しつめてほしかった。

18 Far Beyond The Sun

難しい用語等をちらっと覗かせて、残りをごまかしている感がちょっと気になった。
ストーリー自体は面白いものなだけに、それを成立させるためのごまかしに思えてしまった。
ずっと道重だと思っていたのはなんでだろう…

19 夜明けを駆けて

ダイジェストを見ているような印象。
話自体は面白いと思ったから、もう少しきっちり書いてほしかった。

20 No-Sign

藤本の心境を軸として、それに関連する出来事を少しずつ、ずっと書いていて、
最後には逆に心境を書かず、会話だけでその心境を綺麗に表しているのが上手いと思った。
藤本の心境の変化と、そこの変化が上手く一致していて、好きです。
266 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/29(水) 02:59
19夜明けを駆けて
紺野後藤出演
読み終わってこの作者さんは本当にこんごまが好きなんだなぁと思った。
話の筋とか設定とかはいいと思うんだけど急ぎすぎて、あらすじみたいになってしまったのが、もったいないかな
こんごまってなあに?と思っている人をこんごま萌え〜にするくらいに話を盛り上げて欲しかった。

20.No-Sign
藤本さん煩悩物語
松浦の気持ち、自分の気持ちが自分自身で掴めずにモヤモヤしている藤本さんの日常を描いた作品
と読んだのだけどよかったのかな……
なにか心のどこかに引っかかる不思議な読後感でした。

21 貧乳戦隊ヘタレンジャー
最近定番になりつつある戦隊物
題名で笑って、最初はそれなりに戦隊物でいくのかと思ったらまさにヘタレっぷりを晒すだけの展開にまた笑った。
一番好きだったのが(故)
|
|◇^〜;)<故人かよ!
|
皮のハイレグ網タイツ姿で学園の風紀を守る悪の大幹部(生徒会長)飯田との対決を妄想したなんてことは、とても言えない。

22 転寝
後藤さん主演
もの悲しい話だなぁ。
なくなって初めてわかるものってあるよね。
季節も含めて寒いって言葉が心に浸みました
267 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/09/29(水) 03:00
23 with a smile on her face
よしごま
別れを切り出す後藤、笑って頷く吉澤、別の道を歩いて行く二人……でいいのかな
短い文の中で揺れる感情を間接的に描いてある。
切なさが伝わってくる作品でした。

24 悲しきダメ人間
高橋主演新垣助演
伝説の二人ゴト、ガキさん神の回に刺激を受けたんだろうなぁ
個人的にツボはまりまくり。
珍しい2ちゃんねらー哀ちゃん。素大臣ガキさん。このキャラクターだけで参りました。
当初の目的を忘れダメ人間に浸る哀ちゃんステキです。
この作品が読めただけでも、企画に感謝したくなりました。ありがとう。
※「ダーメダメダメダメ人間」でググッたら107件も引っかかったのには笑った。

25 鈴の啼く声
紺野主役
よくできているし読み応えもあった。
一人で乗り込んで目的を果たすなんておかしくないかな?と思ったけど「機械人間」て言うのは比喩じゃなくて言葉通りの意味なのかな…
支配者個人に対してでなく「鈴」って所がすごくイイと思った。
アクションに走らないで心情の部分を中心に描いてあるところが好き。

26 パンツ刑事
出演松浦紺野藤本、まっこんとう?
エロイ
スケバン刑事のパロディかと思ったら永井豪でしたw
時事ネタを扱いながらもくだらなさで押し切ったところがすごい。
面白かったです。
松浦パンツのくだりでおっぴろげ(略だと思った自分は人間失格でしょうか?
268 名前:名無し覆面 投稿日:2004/09/29(水) 18:16
「待ち人 」
冒頭の会話文、そして短めの髪という描写から推測するに、少女は小川で間違いないだろう。
その小川が辻になりきりつつ「二人」で会話する光景は滑稽であり幻想的であり、そして物
悲しい。テーマの使い方もさりげなくて良い。絵が、人物画でなかったのも好印象だった。
惜しむらくは小川が辻を演じる場面。どちらもだらしない笑顔でどちらも丸めの声なので、
小川なのか辻なのかわからなかった。実は逆、というパターンも有りだが。

「パートナー」
かつてのボブシリーズを髣髴させるような内容。とにかく、チェッカーズネタでもう掴まれた。
そこから先がやや冗長でも、たまにすべり気味なネタがあってもお構いなしだ。あとは美勇伝
のもう一人もネタにしてくれれば完璧だった。最後の一文も上手いと思った。ただ、石川の裏
切りの理由はもう少し捻ったほうが良かったかもしれない

「通信お母さん 」
間の抜けた題名に反し、凝ったトリックとその解答。さらに終盤のどんでん返しにテーマの使
い方には脱帽せざるを得ない。普段は間の抜けた人間があるきっかけで名探偵と化す話は定番
ではあるものの、話の内容はしっかりとしているし、それだけに上記のトリックが際立つ。
269 名前:名無し覆面 投稿日:2004/09/29(水) 18:18
「8.21 」
みうなと稲葉という、滅多にお目にかかれない組み合わせ。文章に所々難があったように思うが、
話としてはコメディチックな美談もので悪くは無い。主役の稲葉に比べてみうなの影が薄くなっ
てしまった気もするが。それと、丹沢の山々と大都会が見渡せるスタジオってどこなんだ、と細
かい部分が気になって仕方なかった。

SOUNDLESS SEA
美しい情景のあやみきから一転、身の毛もよだつ恐怖の話に。前半と後半の感じを意図的に変え
ているのだろうか、このような結末は想像できなかった。意外性という意味では大変驚かされた。
逆にいい話系を期待していた人間には不満かもしれないが。題名や文章、藤本の表現方法、テー
マの使い方などにも洗練されたものを感じた。

塀の上レール
キッズメンバーの嗣永と清水による話。塀の上をレールと表現するのは子供らしくていいと思っ
たが。話の内容がどうしても「硝子」で投稿されたキッズものと印象がかぶって仕方が無かった。
この年頃の少女を扱うのに「成長」が欠かせないキーワードだったとしても、何とかならなかっ
ただろうか。
270 名前:名無し覆面 投稿日:2004/09/29(水) 18:19
チープトリック
話者が矢口であることが最後までわからなかったため、矢口であることを意図的に隠す意味がどこに
あるのだろうと訝っていたが、後の指摘で矢口と石川が隣同士の誕生日という事実を知らされた。そ
れにしても石川の誕生日を祝うトリックを矢口の誕生日になるぎりぎりの時間に行う理由付けがあま
りなされてないのは不自然。それと個人的には、矢口であることを隠す際に矢口らしさを消すという
方法ではなく他メンだと勘違いさせるような偽装のほうがよかったように思う。

偶然
先ごろ発表された「いぬモニ。」を実際にありそうなシチュエーションで料理した作品だが、実際は
いぬモニ。を醒めた目で見ていくうちに・・・な矢口およびメンバーたちの話だろう。悪態をつくメ
ンバー、図に乗るつんく、曲がったネクタイ、全てがツボだった。タイトルは「ネクタイ曲がってる」
を合図につんくの首を偶然、ということなのだろう。

Sign
前振りが長かったので落ちがあっけないようにも思えるが、インパクト勝負な感もあるので意外とこ
のままでもいいのかもしれない。逆に間に何かを挟み込むと長編でやってくれと思ってしまうので。
しかし道重にこういう役をやらせると凄く嵌るなあ。
271 名前:名無し覆面 投稿日:2004/09/29(水) 18:20
アイ,Zoo
毛色の違う雑多な話を詰め込むことで、動物園のごった煮感を出したかったのだろうか。
それにしても、蝦夷の話と保田の話と本編のつながりが見えてこない。前者は飯田らし
き人物が最後に登場するので辛うじてだが、後者のほうが何とも。藤本の精神状態を説
明するだけの道具立てでは、納得がいかない。かおみきの感じは良かったのだが。

ウェディングベル
嗣永が石川贔屓なのは初耳だったが。田中の石川に対する執着心と通り過ぎるメンバー
たちの愚痴、そして待ち構えていた結末が程よく笑いを誘った。最大の難関、と嗣永に
言わしめる柴田にはどういう策をしかけるのか、大変気になるところではある。

ケイ姐さん
田中と保田が猫という設定の、ほのぼの話。終始ほのぼのとした雰囲気の物語ではある
が、何やら隠された淫靡を感じずにはいられない。猫である前に田中と保田であるわけ
だから、当然といえば当然か。
272 名前:名無し覆面 投稿日:2004/09/29(水) 18:22
The time of the eyes
平凡ないちごま話だが、作中の市井の言葉は力強かった。某作者の代表作品のタイトルを散りばめて作品
を作った努力には敬服するが、内輪ネタは評価の対象にはできない。内輪ネタに引き摺られ、本編がおろ
そかになってしまった印象すら受ける。

この笛を鳴らしたらあなた
モノローグからは、これがネタ系の話になるとは思いもしなかったが。A(仮名)などのネーミングから
笛の不思議な音色、二人が吉澤にお仕置きされる場面まで楽しませてもらった。後で聞いたがどうやら
「マサルさん」に範をとった作品らしい。言われてみればどことなくうすた臭が。それにしては最後の落
ちが少し弱く感じられた。

今日もポプラは誰かを見送る
少女(紺野)との出会いが飯田に諦めかけていた夢をもう一度、と敢えてしなかったのは作者のこだわり
だろうか。安倍が話の流れに完全にはなじんではいないような印象を受けた。飯田と紺野の物語と、飯田
と安倍の物語を繋ぐ線が薄く見えてしまったのは残念だった。安倍の時を経た三つの台詞、ああいうセン
スは大好きだが。

273 名前:名無し覆面 投稿日:2004/09/29(水) 18:24
ののはあいぼんのかいらいなのれす
頭脳不明晰、という単語が非常に気に入った。時折のブラックジョークもそうだが、
話の全体としても昔のあいののネタ小説っぽくて懐かしかった。ただ、落ちの部分
までそれに習わなくても。この手のネタの落ちも大抵食べ物ネタだったなと、マイ
ナスの記憶も思い出してしまった。

溶ける時間
雰囲気作りが非常に上手だな、と。二人でババ抜き、落ちる椿の花、傍らにはウィ
スキーグラス。そして最後のさりげない一言までが何だか村田らしい気がした。タ
イトルもこの雰囲気にとても良く合っている。ここまである意味村田のために用意
されたような舞台なら、最初から村田視点でもよかったのでは。

Far Beyond The Sun
前半と後半が乖離しているように思えた。もちろん話としては繋がっているし辻褄
も合うのだが。前半と後半で物語が持つ意味合いがまったく別というか何と言うか。
結果どちらも中途半端な仕上がりになってしまっているのではないだろうか。
274 名前:名無し覆面 投稿日:2004/09/29(水) 18:25
夜明けを駆けて
こんごまのCP特性を大前提にして作られたような話。話としても駆け抜けるよう
に終わってしまっていて、後藤の挫折の傷の深さとか紺野の後藤に執着する根源み
たいなものがまったくわからなかった。最後のサプライズのために、承知で全てを
犠牲にしているのだろうが。

No-Sign
正月特番のあややドッキリの回想から始まって、松浦が藤本とお揃いのものを身に
着けることへの不満、突然の娘。加入と最後は娘。加入後の吉澤との関係を軸とし
た平和で締める。藤本感はよく出ているのだけれど、物語全体に浸透しているもの
が見えにくく、ただばらばらなストーリーの羅列のように見える恐れがある。かと
言って表に出してしまえばそれはそれで無粋、ということになってしまうのだろう
が。

貧乳戦隊ヘタレンジャー
作者は多分現役娘。メンで話を作りたかったのだろうが(辻や中澤が嫌いという可
能性もあるが)、それにしても決して貧乳とは言えないメンバーを入れるのはさす
がに無理があるかと。話が最後まで屁たれネタで貫徹しているのは潔くてよかった。
275 名前:名無し覆面 投稿日:2004/09/29(水) 18:26
転寝
転寝から目覚めた時に感じる寒さと、寂しさを上手にリンクさせた作品。
寂しさは娘。から離れて一人になった寂しさか、それとも少しずつ変わってゆく、「大人」
になってゆく自分に対する寂しさか。考えさせられたし、ゆっくりとそして深く、言葉がし
みこんでゆく。

with a smile on her face
何だか企画恒例になりつつある、1レスもの。別れる後藤と吉澤の、吉澤の心情をあっさり
とそれでいて吉澤らしく描いた作品。最後の吉澤の言葉、いいなあ。

悲しきダメ人間
2chや飼育をチェックしてる哀さん素敵。二人ごとの豆高の関係から、飼い主とその犬と
いう関係へと進化(?)してゆく二人。哀さんの描いていたものとは違ってしまったけれど、
それはそれで幸せということなのかもしれない。タイトルは本作に対する作者・読者共通の
見解かと。にんげーん、にんげーん。
276 名前:名無し覆面 投稿日:2004/09/29(水) 18:28
鈴の啼く声
王や城、圧制などの中世的小道具の存在する中にそ知らぬ顔をして現代的ライフ
スタイルが登場するあたりに「リアル鬼ごっこ」的なものを感じた。作者は不本
意かもしれないが。最後に紺野が藤本の指を噛み切るだけで満足してしまうのは
話としては消化不良かもしれない。しかし、国や王に対する怒りよりも小川の存
在のほうが大事ということに気づいた紺野の思いが最大限に生かされた結末なの
かも。

パンツ刑事
永井豪の学園ギャグや変態仮面を思い出した。それくらいにお下劣で、下らない。
さりげなく日歯連事件を絡めたり紺野や藤本にマニアックな格好をさせるところ
に作者の年齢を感じてしまうが、笑えたのは確か。しかもパンツ手錠には思わず
ほろりと来てしまうし。これが娘。小説でなくてもまったく問題なさそう、とい
うのは賛否両論だとは思う。

超音速のブラックジャック
前回の短編集でも登場した、一連のボツネタ案を作品化した作品。正確にはその
パロディと言ったほうがいいのかもしれない。超音速なだけに話はたったの1レ
スだが、その分中身は詰まっている。後浦なつみ、というより魚猿豚の三人に最
後まで振り回され、笑った。
277 名前:夢遊屋 投稿日:2004/09/30(木) 12:35
16 ののはあいぼんのかいらいなのれす

リアル 三人称
これ、いいなあ。のの語と加護関西弁、さらには三人称という叩かれやすい内容。
あるいはスルーされて、感想を書かない人もいるかもしれない。
ストーリーなどより、こうしたチャレンジ精神・反骨精神が大好きだ。
得票や感想で固定化する設定やキャラを無視し、自分の書きたいものを書く。
こうしたものが揃わないと、企画はおもしろくなくなるものだ。


17 溶ける時間

アンリアル 藤本一人称+村田一人称
正直なところ、自分の頭では理解できない部分が多い。なぜ一人称にこだわる必要があったのか。
最初から村田一人称では都合がわるかったのか。なぜ、三人称をあえて選ばなかったのか。
時計の音に、どんな意味があったのか。もう一度、熟読する必要がありそうだ。


18 Far Beyond The Sun

リアル(?) 亀井一人称
まるで、手塚治虫のマンガみたいでおもしろかった。
亀井なら、この状況でも素直に現実を受け入れそうでこわい。
ところで、何が合図だったの? 頭のわるい自分にはわからなかったよ。
278 名前:夢遊屋 投稿日:2004/09/30(木) 12:35
21 貧乳戦隊ヘタレンジャー

アンリアル 三人称
いいね。こうしたネタものは、企画になくてはならない存在だと思う。
まあ、おおよそのテーマにマッチしてしまう内容だけに、今回のテーマじゃなくても可。
好き嫌いがわかれると思うけど、自分としては好きな方だな。おもしろかった。


20 No-Sign

リアル 藤本一人称
ハラハラさせる最初は何だったのか。いつの間にか娘。内の話になってた。
いつも作者さんが思ってることがわかって興味深かった。
何となく今回のテーマが見え隠れするが、自分の頭ではよくわからなかった。
きっと、自分の精神状態がよくないんでしょうね。


22 転寝

リアル 後藤一人称
テーマが弱い。っていうか、テーマが活かされてるとは思えない。
でも、これはすごい。むちゃくちゃよかった。
こうした作品に出会えるから、企画って楽しいんだよな。
どこがよかった? そんな野暮なものは誰かが書いてるさ。
279 名前:夢遊屋 投稿日:2004/09/30(木) 12:36
23 with a smile on her face

不明 吉澤一人称
時間があれば、また後で熟読してみるが、それが1レス小説の限界なんだよね。
英語が苦手だから、題名の意味がよくわからない。何で日本語じゃないんだろう。
熟読して何か発見したら、ちがった印象になるかもしれない。



24 悲しきダメ人間

リアル 高橋一人称
このインパクトはすごい。何度も声を出して笑わせてもらった。
今回はネタ系が多いね。でも、それは歓迎すべきこと。
高橋の発想もDQNだが、新垣の対応もDQNというおもしろさ。
2ちゃんねる系のネタを知る人は、きっと爆笑ものだろう。
ちょっと気になったのは、作者さんは関東の人なのかな?
高橋の方言が、京都弁に近くなっているような気がした。
280 名前:夢遊屋 投稿日:2004/09/30(木) 12:52
4 8.21

リアル 三人称
あっちゃん主役は珍しい。カン娘。の感動話でよかったのか。
座間ハーモニーホールに猫渡りがあるのは知らなかったが、
あんな危険でこわい場所で踊るあっちゃんはすごいキャラだな。
実際のキャラをよく知らないだけに、可もなく不可もなくといった印象。


5 SOUNDLESS SEA

アンリアル 松浦一人称
スキューバダイビングを題材にしたホラー。なかなかうまく描けてるとは思う。
スキューバをやったことのない自分には、未知の部分も多かったのだが、
だいたい想像することができて、描写の巧さを感じた。
だが、エンディングが少しもの足りないのは、美貴と同じ立場になった亜弥。
人間が生きてゆくうえで、どうしても避けられない「死」というものに対し、
彼女の感覚が美貴にとり殺されて、どう変化したのかが知りたかった。
また、口には「加える」ではなく「咥える」なので、誤字には注意が必要ですね。


6 塀の上のレール

リアル 清水一人称(?)
清水と嗣永2人の話だと思うが、もう1人いたとしたら申しわけない。
語り口調が三人称で、会話文では「私」その他では「佐紀」となっていて、
自分のない頭では、作者さんの狙いがわからなかった。
それはそうと、リアルで「冒険心」や「純心」を持ち合わせているのは、
もうキッズだけなのだろうかという、わずかな淋しさを感じてしまった。
281 名前:夢遊屋 投稿日:2004/09/30(木) 12:54
11 ウェディングベル

リアル 田中一人称
表面上は亀井に陥れられた印象だが、作者さんが描きたかったのは、
6期メンの加入から今までの内容なんじゃないのかな。
そういった感覚で「次は柴田」というのが妙にリアルだった。
今回、レベル高くて怖いな。時間があったからなんだろうか。


7 チープトリック

リアル (ネタバレ自粛)一人称
ものすごく不自由な印象だった。というか、気持ち悪いくらい不自然な文章。
でも、それも最後のオチを考えてのことだから、やられた。って感じ。
おもしろい内容なだけに、一人称にこだわったのが少し残念だった。
282 名前:夢遊屋 投稿日:2004/09/30(木) 15:47
12 ケイ姐さん

アンリアル 田中一人称
ちょっとみると、かわいらしいネコ話だが、これってエロに近い。っていうかエロだよね。
「ケイ姐さんもネコなんだなー」これが「ケイ姐さんも女なんだなー」とすると、
作者さんが描きたかった内容が、見えてくるからおもしろい。
れいなとみうなに攻められて、圭ちゃん恍惚! みたいな感じかな?
それはそうと、「れいな」と「みうな」、まちがいはダメれすよ。


13 The time of the eyes

リアル 後藤一人称
今や禁断(?)となったいちごま。しかも、現在の設定を使う作者さんに脱帽。
目の合図は安易だけど、なかなかよく書けてると思う。おもしろかった。
そういえば、市井は独特の目をしてた印象がある。また石黒みたいにカムバックしないかな。


14 この笛を鳴らしたらあなた

アンリアル 石川一人称
いいね。マグマ大使。辻加護もよかったし、吉澤の肥大化もよかった。
テーマもよく使えてたし、ストーリーもわかりやすい。
難解な文章で短くまとめるより、ずっと気持ちがいいなあ。
まあ、これは個人的な好みだけどね。
283 名前:夢遊屋 投稿日:2004/09/30(木) 16:13
15 今日もポプラは誰かを見送る

アンリアル 飯田一人称
作者さんには申しわけないが、自分の愚かな頭では理解できなかった。
絵に書くサインを合図としたらしいが、少女の正体は何だったのか。
時間があれば熟読してみます。ごめんなさい。


19 夜明けを駆けて

アンリアル 紺野一人称
聴覚障害ネタ第二弾。こうしたテーマの活かし方は、とっても素直だと思う。
ただ、最後に屋上で何したんだよ。とつっこみたくなる。
話の流れからゆくと、心中といったことになるんだろうが、
2人で濃厚な○○シーンを展開したのかもしれない。
さらにつっこむと、健常者がいきなり聴覚を失っても、口だけはきける。
まあ、こういったことは、作品とあまり関係がないんだけどね。
ともあれ、短く簡素で、おもしろかったですね。


26 パンツ刑事

アンリアル 三人称
こういうのいいねー。ストーリーがわかりやすいし、適度にお色気もあって。
橋龍の例の事件を解決する美少女刑事たちがイイ! 今回はおもしろい作品が多いな。
ただ、警視庁の紋所でひれ伏すのは、かなりリアルな描写で怖い気がした。
そういったところを狙ってたとしたら、作者さん、別件逮捕に気をつけてね。
284 名前:内容のない感想 投稿日:2004/10/01(金) 00:08
1待ち人
「」の位置で辻と小川を分ける手法は少し驚きました。
髪の短い、って書いてあるけどその言動から生きているのは辻だと思うんですが・・・。
2パートナー
チェッカーズを絡めてきて笑っているとなんとオチまでもチェッカーズ。
自分はウケましたがもしあの一連の報道を知らない人にはオチなかったのでは。
3通信お母さん
最初の場面からさかのぼって、またその場面に戻ってくる手法が好きです。
ただ「合図」って言葉をやけに強調しすぎてたような気もします。
48.21
自分は主要キャラである二人のパーソナリティを全く知らないのですが感動物の短編として充分に楽しめました。
5SOUNDLESS SEA
後半から急展開。自分は序盤の水中で少しだけだれていたので驚かされてまんまと術中に嵌った気がします。松浦のリアルな反応はむしろ好印象でした。
285 名前:内容のない感想 投稿日:2004/10/01(金) 00:09
6堀の上のレール
キッズは苦手なんで、本当にすみません。ちょっと流し読みをしてしまいました。名前を見ても本当に分からなくて。
ただ話としてはいい話だと思います。
7チープトリック
見事に引っかかってしまいました。かっけーと石川だけで吉澤だと早合点してしまうとは。
ただ隠しにいって文章が不自然でした。三人称で書けばいいのに。
8偶然
伏線の張り方が上手いな、と思いました。序盤の会話を最後に持ってきて、あえて終わりと記さない事でこの後を
読者に想像させようということでしょうか。タイトルも上手い。
9Sign
こういう話は是非長編で読みたい、と設定説明の時に考えていたらあっと言う間にズバッ。田中イ`。
勢いはいいんですが、一つくらいオチの間に何か欲しかったような。
10アイ、Zoo
自分の少ないおつむにはこの話は理解できませんでした。御前=飯田と見ていいんでしょうか。三場面の中で動物園と戦場はいいのですが最後の一つはそこまで必要性があるのか、
自分には分かりませんでした。
286 名前:内容のない感想 投稿日:2004/10/01(金) 00:10
11ウェディングベル
10で深く考えた後だったので、すっと読めて気持ちよかったです。ただキッズの名前が出るとやはり勝手に苦しくなる
自分がいます。最後の台詞から見てあのキッズは石川が好き?
12ケイ姐さん
表面上猫の話ですが、どうもエロを入れたけど裏ストーリーとするために猫にしたように見えます。
それに気づけたから良かったけど、気づけなかったらなんでもなかった。
13The time of the eyes
いちごまを久しぶりに読んだ気がします。しかも今の状態は初めてかもしれない。分かる人は分かる内輪ネタには
某作者さんへの愛が垣間見えました。
14この笛を鳴らしたらあなた
前半の流れだとこんな話になるとは思わなかった。笑わせてもらいました。吉澤のあらゆる面でのめちゃくちゃさといい、
いきなりキャラがコメディになる辻加護といい。
15今日もポプラは誰かを見送る
絵を描く飯田は硝子の時の一作を思い出させました。でも合図はどこにあったんだろう?
合図=signはいいけれど、sign=合図ではないような。
287 名前:内容のない感想 投稿日:2004/10/01(金) 00:11
16ののはあいぼんのかいらいなのれす
辻加護コンビがこのコンペ多いなぁ。最初の前回のあらすじでちょっとやられました。
でもオチがもうちょっと強くても良かったと思います。
17溶ける時間
敢えて話を深くさせない事で色々な想像をさせてくれてよかったです。
でも一人称が突然切り替わるのと、合図の使い方が微妙だったような気がします。
18Far Beyond The Sun
何故か1レス目から展開が見えました、さえみは別として。そのため後半ああいう話になっても
そこまでインパクトを感じず、なんだか見えてしまったことに後悔しました。
19夜明けを駆けて
最後は屋上から飛び降(ry でいいんでしょうか?
最初の1レス後はそれ以前の過去の話ですが、どうも誤読した可能性もあります。
20No Sign
自分はあの大脱出マジック最初から読めていたので序盤の掴みに掴まれませんでした。
でも話自体の深さは良いと思いました。ただラストの意図が読めず残念。
288 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/01(金) 00:34
5 SOUNDLESS SEA
巧みな文章には脱帽しました。
精錬された語りで読んでいくにつれ、次第に、でも自然に引き込まれて・・・。
甘くなるのかなと思っていたら、最後の展開にはやられました。

24 悲しきダメ人間
高橋と新垣という珍しい組み合わせ。
何か、元になった話しがあると聞いたのですが私は地方の為分かりませんでした。
でも、小説のほうは普通に楽しく、頬を緩ませながら読むことが出来ました。
ダメ人間でもいいですよね。

26 パンツ刑事
唯、笑った。
バンと参上したときの三人を想像し、更に(ry

18 Far Beyond The Sun
どうしてだろう。名前が出るまでの彼女、ずっと藤本だと思ってた。
不思議な感じに、世界。
簡単に現実を受け入れてしまうところが、どうしてか彼女らしいなぁと。
読後、一人そう考えていました。
289 名前:夢遊屋 投稿日:2004/10/01(金) 20:53
25 鈴の啼く声
アンリアル 三人称
酷使される「国」とはUFAかと思った。でも、王様が藤本で、あらら―――って感じ。
よく作りこんでると思うけど、ちょっとストレートすぎるきらいがあるかも。
もう少し残虐な描写とかが入ると、もっとよくなるんじゃないかな。
ともあれ、おもしろく読ませてもらいました。作者さんの長中編を読んでみたい。


27 超音速のブラックジャック

アンリアル 三人称
これおもしろい。たった3人で、しかも1レスで、よくここまで書けるもんだ。
ストーリーは意外性がありながらもわかりやすいし、散りばめられたネタにも笑える。
ずいぶんと考えたんだろうなあ。1レス小説を見なおした1作だった。


28 ディスタンス

リアル 吉澤一人称
そのまま読んでいいのかなあ。何かの比喩なのかなあ。でも、かっこいいよ。
淡々とした(という表現は適切ではないが)文章は、ハードボイルドに通じるものがある。
死を感じることで、生への実感を得るという発想はすばらしい。
ただ、もう少し石川が自虐的になった方が、個人的には好みだったんだが。
290 名前:夢遊屋 投稿日:2004/10/01(金) 20:54
29 RGB

アンリアル 後藤一人称
何のスポーツだかわからない。壁に向かって打つのはテニス? 
ボールを蹴るのはサッカーやラグビーだし。そもそも、RGBって何なんだろう。
こんなアフォでスマソ_| ̄|○ 悪くない。っていうかおもしろいんだよな。
読んでて引きこまれるんだけど、何か不思議な感じがする作品だった。


30 ナルキッソスの少女

アンリアル 道重一人称
おもしろいよね。これって、今回の1作目に酷似してるよ。
「身代わり地蔵」のような話。だが、これはオカルトではなく、精神の崩壊。
つまり、道重は自分の人格を否定し、新たな人格を得たのである。
それは俗にいう多重人格障害というものであり、幼児期の虐待が原因の場合が多い。
したがって、道重は田中(だと指摘する声も多いが)ではなく、自分と話していた。
これが正解だと思うんだが、ちがってましたか? ってギリシャ神話かよ。


31 さくら

アンリアル りんね一人称
長いけど読ませるなあ。って「カテキョ」みたいな話だなあ。
けっして交わることのない、カン娘の2人。頑ななりんねが新鮮にうつった。
ハッピーエンドかと思いきや、そうキタか。って感じだった。
桜の樹をつかって季節を表現する手法は、なかなかよかった。
誰の作品かわかるから、これ以上は―――ごめんね。
291 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/02(土) 23:22
1 待ち人

くだくだしく背景や設定を書かずに場面だけ切り取って、っていうのが
短編らしくてとても好きだ。話自体は別にそんな好きとかじゃないんだけど
受ける感じが全体的に好きだ。何が言いたいのか自分でもわかりません。
悲しいことがあったっていう、その淡い感じだけが残って、読後感は
素晴らしく良かった。そう、読後感がよかった。
ただ合図というテーマには明らかにそぐってない気がする。それもまあ、いいけど。

2 パートナー

あんまり話の辻褄は合ってなくて、オチも落ちてないよ、って感じだった。
豊かな小ネタには笑えるものもあり、笑えないものもあり。
個人的に関西弁の加護やれす調の辻は好きじゃない。

3 通信お母さん

全体的に漫画のような雰囲気を感じた。どんな雰囲気だか知らないけど
そんな感じを受けた。文章もあまりカッチリしてないんだけど、でも
読みやすくて、テンポも悪くなくて、好きだった。元素記号っていう
オチで「えぇ…」と思わせておいて、でもラストにはもうひと捻りふた捻り
入ってて、とても良かった。単なる安易な暗号解きに留まら
ない、いい短編だと思う。
292 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/02(土) 23:23
4 8.21

冗長。説明も多い気がしたし、割に伝わるところも少なかった。
個人的に読点の打ち方があんまり好きじゃない。

5 SOUNDLESS SEA

これはきっとダイビングをしてる人が書いたんだと思うんだけど(シュノーケルは
レギュレーターの間違いだと思うけど)なんか前半読んでダイビングしたくなった。
そういう文章だった。
で、後半。藤本が死んでから後藤が登場するまでの展開で、いきなり文章が
味気なくなって、非常に物足りない感じで、何かあらすじだけを読まされて
いるような感じで、なんだよ。。。と思わせつつのラストへの急展開は
もう鮮やかとしか言い様がなかった。こういうの狙って書ける人は凄いね。しかも
合図は絶えず物語の中心におかれていて、パーフェクト。

6 塀の上レール

キッズは全く知らない。まあ子供二人の微笑ましい話、としても読める話だったから
いいんだけど、ただそうなるとどうにもZYXやらキャプテンやらが邪魔で、消化不良と
いうか、二人の関係に焦点を置かれてる部分に関してはもうなんか。劣等感とか
友情とか、設定を知らないのに感情移入が出来るはずも無く、嫌いな話じゃあないんだ
けど…っていう感想になった。
293 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/02(土) 23:26
7 チープトリック

最初読んだとき、色々凝ってるせいか誰が誰でどんな設定なのかが全く
わからなくて困った。なんか講義とか言ってるし。で、三回目くらいで全部分かった
んだけど、分かってから読んでも面白くない。
もちろん読解力の問題とか、俺の読み方が丁寧じゃなかったからとか、そういうことも
あると思う。話としては良く出来てると思います。

8 偶然

主題はエスカレートしていくつんく♂の暴走と変化していく矢口の態度、っていう
ところにあると思うんだけど、合図云々の下りがそこから浮き上がってるように感じた。
なんとなくちぐはぐな感じ。

9 Sign

田中が突然延々と設定を解説し始めた時は正直「うわ、なんか始まったよ。。。」みたいな
感じで、とても白けていたんですが、突然のオチにそう来たか!と、思いました。
典型的な駄作と思わせておいて即ラスト、という、ある意味のどんでん返しに震えた。
あと、田中と道重が死神っていう設定はとっても魅力的。

10 アイ,Zoo 

なにがなんだかわからなかった。突然はじまる戦国時代とか、保田との会話とか、
それぞれきっと意味があるんだろうけど、だから何?と思いました。分かり辛過ぎ。
ただカキ氷食ってるコアラとか、保田のすごいテーブルマジックとかはとても
好きで、どうせなら下手に意味をもたせようとしないで、もっと徹底的に突き詰めて
不条理に、無意味に、やればよかったのに。と、思いました。
294 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/03(日) 00:08
11 ウェディングベル

長さも丁度いいし、ドタバタさ加減も丁度いい。物足りないといえば物足りないんだけど
まとまりがあって、良かった。軽妙というか。
嗣永って誰なのかが最大の謎だった。わざわざググったりもしました。

12 ケイ姐さん

すいません投げ出しました。

13 The time of the eyes

ありがちないちごまって言う、それ以外の感想はありませんでした。

14 この笛を鳴らしたらあなた

ジャガー?

15 今日もポプラは誰かを見送る

淡々と流れてく風景が好き。雰囲気のある文章も好き。・・・。 がちょっと多いのが
気になったけど。なんかぼんやりと展開を予想しながら、ハイハイどうせ少女のおかげで
すごい絵描いちゃうんでしょ?と、少し斜めに構えていたんですけど、思いっきり
挫折されちゃってびっくり。
295 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/03(日) 00:13
16 ののはあいぼんのかいらいなのれす

随所に好きなネタはあったんだけど、後半ちょっといい話になるあたりで萎えた。
前半はめちゃくちゃ好き。なげやりなあらすじといい、崩れてない文章なのに
三人称はののたんとかいう遊び心が素晴らしい。
後半は台詞回しも微妙だった。ラストはちょっと好きだけど。

17 溶ける時間

なんかあっさりと読み終わってしまいました。もう終わり?という感想。
なんとなく醸し出されてる雰囲気は好き。静かな感じが好き。大家さんと
二人でババ抜きっていうシチュエーションとか、12時になる鐘とか、そういう
のがいい。
多分この上にもなんかあるんだろうけど読み取れませんでした。

18 Far Beyond The Sun

やたら長い説明とか、ぶっとんだ展開とか、いろいろ見所も語りどころも
多いと思うんだけど、とにかくラストの亀井がカッコよくて惚れた。
話自体は妙に長ったらしくて好きじゃない。バランスも悪いと思う。
296 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/03(日) 02:00
19 夜明けを駆けて

だーっと始まってだーっと終わった。
後藤が聴力失って絶望して紺野は愛してるから心中。
はいそうですか。くらい。

20 No-Sign

改行もまとまりもなく延々と書き連ねられるエピソードに対して、病的というか
偏執的なものを感じてちょっとゾクゾクした。雰囲気は出てると思う。面白いか
面白くないかで言ったら面白くないんだけど、そして好きか嫌いかで言ったら
嫌いなんだけど、なんか気になる作品の一つでありました。

21 貧乳戦隊ヘタレンジャー

こういうコント仕立てのやつはやっぱり間とかテンポがすごい大事だと
思うんですけどあんまり自分には合わなかった。で、内容も微妙だった。
297 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/03(日) 02:00
22 転寝

静かに書かれる後藤の夢とうつつが寂しくて良かった。言葉の使い方も
丁寧な感じで、秋っぽさがよく出てて、素晴らしいと思う。
そして11レス目「裡の随分」がなんのことか分からなくて軽く鬱。

23 with a smile on her face

小説というよりは詩みたいな印象。あまり魅力を感じなかった。

24 悲しきダメ人間

読んでて微妙に突っかかる文章が幾つかあったり、あと狼ネタとかが
ちょっと寒かったりもしたけど、なんとなく残る味がとても良かった。
とても甘いカップリング。意味もなくラブラブな奴はちょっときついけど
こういうのなら永遠に読める気がする。
298 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/03(日) 02:15
25 鈴の啼く声

読むのにやたら時間かかった割にはラストに得られたカタルシスはごく
僅かなものでした。どうも感情移入しづらかった。設定があって世界が
あって、それを飲み込むことは出来るんだけど、なんか入りきれなかった
というか、なんだろう。微妙でした。長編向けの題材だと思う。

26 パンツ刑事

これは面白かったこれは本当に笑った。くだらなすぎて。面白すぎて。
いちいち芸も細かいし。正直登場シーンにはちょっと引きかけたんだけど
無理やりなパワーに引き戻された。橋龍とハゲもいい味出してる。最高。

27 超音速のブラックジャック

台詞回しが天才過ぎてセンスの違いに痺れるばかり。もうなんにも言えないです。
299 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 02:38
50あやみきカレー出店計画
とぼけたタイトルに宇宙進出する松浦、二人の合図、藤本の松浦を自慢に
思うと同時に想像のなかで殺さずにはいられない心情、どれをとっても、
ぞくぞくするほど変な緊張感があってどれも濃くて面白い。親友って感じ
を逸脱しそうなようなそうでもないようなこの普通と異常の間のバランス
にテキサスの田舎のどうでもいいような背景が重なってめちゃ興味が引っ
張られる……のにここで終わりとはあんまりだ……。2時間なんて投稿規
程なんか無くなってしまえばいいのに。最後まで読みたくて泣きそう。

48君と夏と不思議なチャイム
飯田の目に映る小川が本当に可愛くてこちらまでドキドキしました。最後
まで読んでこんな教師いたらやだなと思ったけど、なんか良かった。アン
リアルだけど二人らしさが出てたんじゃないでしょうか。とにかく小川さ
んが魅力的で小川好きにはたまらなかったです。ドキドキをありがとう。
300 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 02:48
11 ウェディングベル
スピーディであれよあれよという間に終わっちゃって、楽しめたけど後に
何も残らなくて、なんだかちょっと申し訳ない気持ちで一杯です。

14 この笛を鳴らしたらあなた
なんだか文章がかなり微妙な気がしたけど、小ネタが一々面白くてよかっ
た。でもタイトルインパクトありすぎ。もう和田アキコの声がBGMで聞
こえてきて大変です。頭のなかでぐるぐるします。どうにかしてください。

16 ののはあいぼんのかいらいなのれす
タイトルはインパクトあったけど、中身はどうなんでしょうか。強引で笑
いを取りに入ってて、最後綺麗にしめちゃったせいか余計に印象に残らな
かったみたいな気がしないでもないような。
どちらかというとネタ系はあまり評価しない人間なのですみません。
301 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/03(日) 02:50
28 ディスタンス

なんか全体的な雰囲気から、勝手にスリリングな結末が待ち構えているような
気分になってて(左腕ひきちぎっちゃうみたいな)、それでラストがちょっと肩透かし
って感じだった。このラストもアリだと、読み返して思ったけど。
石川と吉澤の間に、ちょっとザラついた愛情なのか友情なのかわからない
関係があって、それは良く表現されてて、でも、それだけに終わっちゃった
気がする。どこか物足りない。

29 RGB

高校三年の、部活から引退するその切ない時間を描いたものだと思うんだけど
後藤と吉澤の関係がまずわからない。後藤はマネージャーなのか補欠なのか
そもそも何部なのか。まああんまり筋とは関係ないんだろうけど。
あまりこういうパラレル設定の青春モノは好きじゃない。

30 ナルキッソスの少女

さんざんいじめられて自殺する道重。で、登場する謎の新道重。これは
ホラーなのかSFなのかどうなのか、ちょっとつかみ所のない話だった。
道重が乗っ取られるっていう話ならば乗っ取られ方があっけなさすぎるし
ただ単に自殺したってだけなら「私ならうまくやれる」って言う彼女の
言葉が謎だし。
それっぽい雰囲気は出てたけど何か足りない。
302 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 02:57
18 Far Beyond The Sun
ウラシマ効果もの・冷凍睡眠ものというジャンルさえ成立しそうなありがち
なSFのネタだけど最初のほうの展開は結構のせられた。最後で自分のなか
で失速したのですが、オチまで定石通りだったせいか、最後の2レスが台詞
だけでトントン表紙に結論付いちゃっておいてけぼりになったせいなのか、
さえみという登場人物がどうも気に食わなかったのか、そのどれもなのか、
自分ではよく判りません(自分は話はどうでもキャラクタに魅力を感じれば
結構それでオッケーな傾向があるので、多分最後の要因が一番大きいかなと)

21 貧乳戦隊ヘタレンジャー
楽しく読みました。でも小川モテな世界観には微妙に異議を唱えたく。
48は好きなんだけど好きなんだけど。作品は面白かったけど、この部という
かヘタレンジャーの存在意義そのものにはあまり好感が持てなかったです。
303 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 03:05
26 パンツ刑事
自分は映像型人間で映画を見るように文章を読むのです。文章がしっかり
した本作品は、実写で浮かびました…。あまりにリアルに浮かんできて少
し困りました…。次はもうちょっとAV色が少ないやつを頼みます。
やりすぎ! ってぐらいサービス精神旺盛な作品で感嘆しました。使用上
の注意のS女というイカシた作品のことを思い出しました。

2 パートナー
悪いことを企んでしっぺ返しを喰らうという原則に忠実すぎて手堅いんだ
けど驚きを感じずに、なんかもうどこかで読んだかなあなんて思ってしま
う自分はあんまりよい読者じゃないような気がしました。多分Wのどちら
も押してないせいだと思います。ていうか理由もなく台詞もなげやりに、
とばっちり喰らった2人にちょっと同情しちゃったり。
304 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/03(日) 03:10
32 C.C.C

ラストの雰囲気が素晴らしすぎる。なんか吉澤も矢口も文章もほどよく
適当でほどよくコメディでほどよく何が青春なのかわかんないところが
素晴らしく良かった。テーマもきちんと使ってるし。タイトルの意味は
分からないが。
あと、「ていうかこの人そんなに本気で逃げるの?」がツボった。

33 Last Smile

合図を中央に据えた作品。全部読んだ後のタイトルがせつない。
あと超個人的に
>気張って「石川」と呼んでいる、などと言っていたが
>なぜか「梨華ちゃん」と呼びたくなった。
ここの下りが好きだ。何故なら石川という呼び名より、梨華ちゃんという
呼び名のほうが好きだから。ただそれだけ。そしてこの小説好き。

34 『犬と猫』

石川と後藤の軽妙な掛け合いはすごく良かったんだけど、というかかなり
面白かったんだけどいかんせん長すぎた。後藤がいなくなっちゃう下りも
石川がそれを受け止める下りもあっさり書かれてて素晴らしかった。
好きなんだけど、ただやっぱバランスが悪い。読みづらい。
305 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 03:14
1 待ち人
これだめ。すごい苦手な作品。語り口軽妙で笑えるっていうか可笑しいのに
実は辛い話なんだもの。一番苦手なスタイルの作品というか読むのきついん
っすよ。いや貶してるわけではないです。こういう作品書ける人尊敬します。
でも読むとこう、きゅーと胃が縮んでくるっていうか、苦手だとつくづく思
います。好悪とかそういうのを超えて。辛い話で軽妙な文章って一番卑怯だ
よ。卑怯って言葉が悪いけど。罠にはまったみたいな気がして、ダンサー・
イン・ザ・ダークの可愛そうな話を見てるはずなのに何かもっと違う別の何
かを見せられていて気持ち悪いのに泣けて仕方がないみたいな、そういう理
不尽さを感じてしまうのです。ごめんなさい貶してるわけじゃないんですよ。
最後の一行、これ余計な気がした。でも無いと自分みたいな鈍い読者は気付
かない気がした。それとダンサーインザダークは好きな映画で劇場で見た後
DVDも買いました。

9 Sign
さいんとsignの違いに「?」となってしまったためオチが全く分からず、小
気味良いであろうラストを楽しみ損ねました。一発ネタでオチる作品はその
一発を逃してしまうと、もうだめぽ…。なんだか損をしたような気がして残
念です。(でもまじに今でも違いがわかりません)
306 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 03:25
27 超音速のブラックジャック
好きか嫌いかでいったら嫌いなんだけど、面白かった。同じタイトルの作品
群のなかでは一番好きです。

30 ナルキッソスの少女
根本的に世にも奇妙な物語系の作品が苦手です。話で読むタイプの読者では
なくキャラクタで読むタイプの読者なので、話しか読むところがない作品と
かイマイチ面白いと思わない(その話も一度どこかで読んだことがあるよう
な…と思っちゃうともうシラケちゃって全然のれないというか…)
ただ、入れ替わっていじめ地獄に来てしまう池の向こうの偽しげさんの、そ
の後にちょっと興味を感じました。どうなるのかしらん。

3 通信お母さん
めちゃ頑張って暗号といたっちゅうねん。しかも間違ってたっちゅうねん。
(ワタシニハスピナコガイルノ)になっちゃったりとか(自分のミスでしょ
うけれども) そこらへんで疲れきっちゃって最後の展開は「えー他人の
携帯勝手に持ち出すってどうよ?」「しかもそこで別の恋人発覚とかなっ
てんのに何でそう普通なのか藤本」「しかもそこで松浦の気持ち確認して
付き合っちゃうって気持ち悪っ」という感想を抱いちゃったのですが、他
人の感想見るとラストが褒められててアレレレレて感じです。きっと疲れ
てたんで不機嫌になってたんだと思います。
307 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/03(日) 03:32
31 さくら

頭悪いけどけなげなAと苦々しく思いながらも嫌いきれないB。
りんねと美海じゃなくって、リアルじゃない記号二人がドラマを
繰り広げてるようにしか感じなかった。
個人的に読点の打ち方が微妙に気に入らない。ってさっきもあったけど。

35 口笛吹きはかく語りき

ベランダで口笛を吹いてるとなぜか現れる謎のヒーロー。っていう
設定はたまらなく好きなんだけど、内容の割に文章が長すぎる気がした。
そしてもっとナンセンスコントみたいな展開を希望してたのになんか
中途半端にいい話みたいで、まあいい話ではあるんだけど、個人的には
飲み込めませんでした。

36 指切り

最初は謎解きものかと思ってたんだけど二転三転。というか、なんかもう
設定とかいろいろぶっ飛びすぎてて逆に面白かった。そんなのありかよ
みたいな。実は指いくらでも生えて来ますよとか、催眠術かかってましたよ
とか、顔二つありますよとか。悪い意味で期待を裏切られっぱなしだった。
でも文章は読みやすいし面白いからアリだと思う。
308 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 03:46
5 SOUNDLESS SEA
レス17がすげーよかった。でも最初のほうと、最後のオチとか頂けなかっ
た。なぜなら世にも奇妙な系の話のオチとかどうでも良くて、こう、感情
を感じさせる(説明っていうわけじゃなくて)部分で。我侭を承知で申し
ますと、全編がこういうレス17みたいな部分で構成されてたら好きだっ
たな。
あと背中の手形とか面白いと思ったんだけど、特にこだわらずにするーと
流されちゃってちょっと残念。

8偶然
くすっとした。
309 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 03:53
10 アイ,Zoo
なにがなんだかよくわかんないけど全編、文章という文章のすべてが悩ま
しいほどに妄想を煽ってどきどきした。すごく好きだと思った。終わり方
が特に好きだ。理解はできないしする気もないけど、なんだか好きな作品
だと思った。

17 溶ける時間
ごめんなさい。誰の話なのかちょっとよくわかりませんでしたし、わかり
たいと思うほどの魅力も感じませんでした。

23 with a smile on her face
これもよくわかんなかったけど、どうでもいい作品なのでわかりたいとも
思わなかった。作者と自分とのあいだにわたれない深い溝を感じます。
310 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/03(日) 03:57
37 笑顔の行方 

10レス目まではよくあるあやみきにも程がある!と流し読みしてました。
11レス目でおおっどうなるんだろうと思ったけど、なんか終わってみれば
おお、よくあるあやみきだなあ、と思った。

38 traffic report

原チャでコケたとか、そのかわりにバイトにチャリで行ったとか、ドライブとか
なんか作者の私小説っぽくて萎えた。

39 シグナル5

正直すでに食傷気味の哀さんネタだったけど、小説で、ここまで大真面目に
しかもホラー仕立てでやられると面白かった。最初の方ですこし匂わされた
飯田と藤本の微妙な関係もラストで関連づけられてて、脱帽。
311 名前: 投稿日:2004/10/03(日) 04:06
感想というより批評。気を悪くする方がいたら本当に申し訳ない。

1 待ち人
申し訳ないが、理解できなかった。
世界観についての説明ゼリフや説明的な描写をあえて避けているんだろうけど、
それが読み手に対して不親切にはたらいてしまっているように受け止めた。

2 パートナー
わりと古典的というか、古き良き時代を思い出す。
かなり細かいところまで行き届いている小ネタを連発していて面白い。
ただ、読後感はあんまり良くなかった。というか、ネタに振り回されて終わった感じ。

3 通信お母さん
この作品に限らないけど、別の場面に飛ぶ場合、特に現在から過去に戻る場合には、
何かしらの印を打ってもらえるとぐっと読みやすくなると思う。
きちんと話がつくりこんであり好印象。なちまりとあやみきという選択もきまってる。
もう少しセリフをはしょるなりして、中盤以降にスピード感があれば言うことなしかな。

4 8.21
長え。

5 SOUNDLESS SEA
素直にやられた。
チコタン死んだ、並みに突然暗転するストーリー。さらにそこからもうひとひねり。
この強引さ、ふつうなら総スカンなんだろうけど、それを納得させる文章のテクニック。
読者よりも絶対的に優位な作者に酔わされる快感を、久々に感じた。
312 名前: 投稿日:2004/10/03(日) 04:07
6 塀の上レール
すまん。キッズ無理。

7 チープトリック
アイデアはなるほど、と思うんだけど、文体が合わなかった。申し訳ない。

8 偶然
登場人物が多すぎて、頭の中でうまく映像を組み立てられなかった。
書き方、改行の仕方などに工夫があれば、なんとかなったのかも。

9 Sign
世界観に最後まで馴染めなかった。
冷静に読んでみると話自体は単純。6期好きならいいんでしょうなあ。

10 アイ,Zoo
Zooやら会津やら言葉遊びのパラレルワールドでなんとなく野田秀樹を思い出すのだが、
全体を貫くテーマをきちんと示さないと、この手のやり口は失敗に終わりがち。
テーマをはっきり書いちゃうのはダサいかもしれないけど、書かなきゃ伝わらないよね。

11 ウェディングベル
句読点がきちんとしてない文章はみともない。

12 ケイ姐さん
設定は面白いし、れいな視点の文体も優しい感触がして好き。
でも話の内容がわりと単純なので、もっとシンプルにつくってほしかった気がする。
313 名前: 投稿日:2004/10/03(日) 04:08
13 The time of the eyes
へー。

14 この笛を鳴らしたらあなた
くだらないマンガを読んでいるのと同じ感覚。気を張らずに楽しめた。
オチよりN(仮)の正体がわかる瞬間の方がインパクトでかいのが残念。

15 今日もポプラは誰かを見送る
情景描写をしていないせいで、全然シーンが頭の中に浮かんでこない。
作者の頭の中には風景があるのかもしれないけど、それを外に出さないことには…。
風景画を話の中心に据えているわけだし、その点がいい加減なのは痛い。

16 ののはあいぼんのかいらいなのれす
いい意味でくだらない。それだけ。

17 溶ける時間
溶ける時間はいいから、読んでるこっちの時間を返してくれ。

18 Far Beyond The Sun
短編としてうまくまとまっている作品だと思う。
単純でまあ使い古された話なんだろうけど、過不足ない書き方なのでスイスイ読める。

19 夜明けを駆けて
ラストから冒頭に戻って…という構成は、成功していると思う。
ただやっぱり、テンポがあまりに速いことで損をしているのでは。
後藤の挫折をもっとみっちりと書いておいたほうが、構成が効いたはず。
314 名前: 投稿日:2004/10/03(日) 04:08
20 No-Sign
申し訳ないが、ついていけなかった。

21 貧乳戦隊ヘタレンジャー
本体が12レス分あるのに、話が一歩も進んでないところがすげえ。

22 転寝
タイトル読めない…。
どうしても第9回の優勝作品と比べてしまうなあ。

23 with a smile on her face
コメントのしようがない。申し訳ない。

24 悲しきダメ人間
2chがよくわからんので、この話も半分くらいしかわかっていない。
申し訳ない。

25 鈴の啼く声
世界観に最後まで馴染めなかった。
はっきり言って文章はヘタ。紺野の攻撃は残酷に描いているくせに、
国王の国民への仕打ちをきちんと書いていないため、アンバランス。
国王の残酷さをきめ細かく描写してこそ、紺野の怒りが生きてくるはずでしょう。
315 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 04:21
11 :笑顔の行方
藤本の心情描写に全然共感できないのが辛かった。作者が見せ場を意識して
演出したり構成するといいんじゃないかなあ。男と藤本の間で揺れる松浦に
リアリティを感じないのも辛いところ。素材とか好きなタイプなので、もう
ちょっと血肉の通ったものが欲しかった。藤本の自分のなかでの結論の出し
方もなんだかこう、へんなふうな閉じ方をしてて、ちょっと違うんじゃない
かしらと思ったりも。

22 転寝
ごめんなさい後藤さんのこのネタはなんだかもう読み飽きてる気がします。
ほのぼのした話は苦手なもので。すみません。

7 チープトリック
いしよしだと思って読んでいたらオチで人物および話のネタが判って素直
に面白かった。にくい作者さんだと思った。話で読まないとは言いながら
も、こういうネタの明かし方とか好き。押しの娘。さんが一人も出ていな
いにも関わらず微妙に幸せな気持ちになりました。
316 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/03(日) 04:23
40 早とちり

合図のくだりがちょっと強引すぎるきらいはあったものの、うまく纏められてて
好き。タイトルを早とちりにしといて思い切りオチを読ませておいて、ラストに
それだけじゃねえよ!って小ネタを持ってくるっていう、遊び心というか、作者の
余裕が感じられていい。

41 Invisible touch

すいません投げ出しました。

42 サインはブイ!

むちゃくちゃな展開とか、色々と好きな部分はあったんだけど、どうにも長く退屈に
感じられて駄目だった。きっと余分な要素が多すぎるんだと思う。何が余分なのか
はちょっと分からないけど。

43 Genetic signal

謎の合図に惹かれあう二人。すぐに展開もオチも読めた。ただなんかラストに一ひねり
あるんじゃないか、と思ったけど、なかった。
読みやすかったし、こういうのがあってもいいとは思う。
317 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 04:24
笑顔の行方ぜんぜん11じゃありませんでした。
318 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/03(日) 04:39
44 月は落ち、誰が笑う

ハードボイルドな展開から二転三転するラスト。はいいんだけど四転以上はさすがに
やりすぎだと思う。いや、転の段階では面白かったんだけど、その分ラストがやたら
退屈に思えた。嫌いじゃないけど。

45 イヤな女。

いい意味で予想を裏切られました。終わってみればありがちな展開だったんだけど
完全に煙に巻かれたのは書き方がうまいせいなのか、俺が馬鹿だからなのか。
とにかくさんざん偉そうなこと言っといてなっちは刺すよ当たり前でしょ大スタアなんだから
という展開を予想してたので上を行かれてなんか幸せ。

46 しあわせの予感

なんか心が洗われるよう。
会話がそらぞらしかったり、曖昧な三人称だったり、感じたマイナス要素は
結構たくさんあるんだけど、ラストの一文が好きなのでこの小説は好きだ。
319 名前: 投稿日:2004/10/03(日) 04:46
26 パンツ刑事
わはは。こいつバカだ。レス流しの「▽」ってパンツ?

27 超音速のブラックジャック
1レスだから許されるし、1レスだから楽しめる。

28 ディスタンス
枯れた魅力、というと失礼だろうか。
死にたい→左腕くれ、という論理展開がいまだにわかんないのだが、
落ち着いたいしよしの現在形として、かなり完成度は高い気がする。
逆を言えば、これはいしよしにしか成立しない雰囲気なんだろうな、とも思う。

29 RGB
雰囲気は好きなんだけどなあ。
何のスポーツだか書いていないせいで、中身がないように思えてしまう。
自分の場合、部活やってたときの思い出は、そのスポーツのルール・特性と
絶対に切り離すことができない。だからリアリティが感じられない。

30 ナルキッソスの少女
ドラえもんにもこういうネタ、あったなあ。
道重がいじめられる描写にかなり力が入っているんだけど、それと同じくらい、
水面の中にいるもうひとりの少女に自分がいかに幸せか、詳しく語らせるべきでは。
その方が実際の水中とのギャップがキツくて、ラストのインパクトが大きくなると思う。

31 さくら
長え。
320 名前: 投稿日:2004/10/03(日) 04:47
32 C.C.C.
まあこういう、ひとつの出来事だけを描写する作品が多いわけだけど、
当たればけっこうなホームランだし、はずれれば内野ゴロだし、
作者としてはバクチなんだろうなあ、と思った。

33 Last Smile
「合図」というお題に合わせて書いただけ、という印象。
まあ悪いのはお題の方だろう。

34 『犬と猫』
文体に馴染めるかどうかで評価が真っ二つなんだろうなあ、と思う。
タイトルの必然性がわかんないのが、なんだか申し訳ない。それくらい好き。
照れ隠しのようなラストが、読後感の一抹の寂しさを逆に強調している気がする。
個人的には12レス目後半のキレ具合がハマってていい。

35 口笛吹きはかく語りき
30番台以降はこってりした作品が続いていて、読むのが楽しいけどつらい。
すげーいい話なんだけど、こってり街道の中でさらに話の進度がこってりな話なので、
どうにも個人的には割を食ったかなあ、と思う。前半にあればよかったのに。

36 指切り
魅力的な設定だと思う。時代物という新鮮さと、異形の見世物がマッチしている。
だけど本当に惜しいのが、話のテンポの速さ。トリッキーな内容に合わせて、
もっとじっくりと進行した方が、読者をこの世界に引き込めたのでは。
いきなり主語で始まる文があまりに多く、文体が比較的サバサバしているのも残念。

37 笑顔の行方
申し訳ないが、リアル・独白系の作品は苦手。
321 名前: 投稿日:2004/10/03(日) 04:47
38 traffic report
これだけスキゾで完成度の高い作品を書ける人は限られてくるよなあ、と思う。
日常をきちんと注意深く生きているようで、素直にうらやましい。
唯一、タイトルがわざと話の中心をずらしていて、それがイヤだ。

39 シグナル5
文章上手いなあ、って思う。
でもラストのところのねじり方は、論理展開が理解できなかった。

40 早とちり
ありがちなやり口だなあ、と思うのは、自分が贅沢だからだろうか。

41 Invisible touch
申し訳ないが、合わなかった。小難しい言葉の波でごまかされた感じ。
描写も凝ってるけど、必要性をあまり感じないものばかりのように思う。
タイムパラドックスと正義をメインテーマに据えるのであれば、
書くべき箇所とはしょるべき箇所のウェイトが違うんじゃないの、って印象が消えない。

42 サインはブイ!
きっと面白いんだろうなーとは思うのだが、自分にはそれがわからなかった悲しみ。
やっぱスポーツは何をやってるのか書いてくれないとのめり込めない。申し訳ない。

43 Genetic signal
シンプルなだけに、好みの差が分かれるんだろうなあ、と思う。
自分はダメでした。ごめんなさい。
322 名前: 投稿日:2004/10/03(日) 04:47
44 月は落ち、誰が笑う
話をひねりまくって読者を驚かせることが目的で書いたんだろうと思う。
こうなると話が面白いかどうかよりも、先が読めたかどうかが評価のキーになってしまう。
それはそれで悲しい。

45 イヤな女。
申し訳ないけど、設定がしっくりこなかったせいで自分は楽しめなかった。
宝塚ってこんな感じの世界なんすかね?

46 しあわせの予感
読んでみて、昔の短編集はこういう系統の作品がもう少し多かったような気がした。
世知辛くなったもんですねえ。

47 困った友達
里田のキャラのおかげで、ずいぶんと楽しめた。
3人の日常風景を描いて、内容としてはただそれだけなんだけど、
他の友情モノとは明らかに違う感じがした。読後感に確かに残るものがあった。

48 君と夏と不思議なチャイム
こういう組み合わせがこの世に存在するとは思わなかった。
もし小川じゃなかったら、きっとそれはそれで麗しい世界が展開されてたんだろうけど、
小川だから許されるというか、独特の雰囲気になるのだと思った。
まじりっけなしに、飯田と小川の魅力をうまく足し算にして、答えを出した作品だと思う。

49 I chat to what I see
それで?

50 あやみきカレー出店計画
あそこで切られて泣きたくなった。ストリップ劇場なら暴動起きてるで。
レベルがバカ高い作品だけに、「千恵子」のミスが本当に痛い!
323 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/03(日) 04:54
47 困った友達

このトリオにあんまり思い入れがないせいか途中は結構流し読みになってしまって
そのせいかラストであまりぐっと来なかった。いい話だな、とは思うんだけど。

48 君と夏と不思議なチャイム

読んで最初に感じたのはなんとなくいい文章だと言うことです。読んでて
心地いいというか好きです。夏がとってもいい感じ。
小川と飯田っていう取り合わせには何も感じなかった。

49 I chat to what I see

不条理な世界が頭からラストまでかっちり出来上がってて素晴らしく面白かった。
4回読んだ。多分これからも時々読み返すと思う。そしてこれを書いてくれた作者に
この場を借りて一方的に感謝させてもらいたいと思う。
静かな雰囲気、かちかちってボールペンの音とか、真っ白な本とか、小道具の
使い方とか、全部いい。
何もかもいい。ああ、すごい。

50 あやみきカレー出店計画

未完ならせつないので読みません。
324 名前:ハァハァな感想 投稿日:2004/10/03(日) 09:08
1 待ち人
ののまこハァハァ…
特に口から血を流して倒れるののたん最高でした

2 パートナー
黒あいぼん黒ののハァハァ…
美勇伝への投げやりな描写もかえって興奮しますた

3 通信お母さん
なちやぐハァハァあやみきハァハァ…
最後の見つめあいもヨダレモノでした

4 8.21
稲葉とみうなではハァハァのしようがありませんでした
残念っ

5 SOUNDLESS SEA
あやみきハァハァですねこれは
あややを道連れにしちゃうミキティ最高
325 名前:ハァハァな感想 投稿日:2004/10/03(日) 09:13
6 塀の上レール
キッズじゃハァハァできません

チープトリック
いしやぐイイ!
なぜか松鶴家千とせを思い出した

偶然
むしろつんくにハァハァしちゃう

Sign
れなさゆハァハァ…
さゆヲタとしてはおなかいっぱいです

アイ,Zoo
みきかおハァハァ…
主従関係みたいなものを感じでさらに興奮
326 名前:ハァハァな感想 投稿日:2004/10/03(日) 09:20
11 ウェディングベル
キッズは脳内スルー
れなえりが結婚、というシチュだけで昇天しました

12 ケイ姐さん
やすれな!
何かレズっぽくてエロエロでした
俺も混ぜて!

13 The time of the eyes
いちごま〜
この二人が一緒に登場するだけでいいかんじです

14 この笛を鳴らしたらあなた
4期ハァハァ…
太いよっすぃにもハァハァですが自分は決してデブ専じゃないです

今日もポプラは誰かを見送る
かおなちかおこんのダブルコンボ
もっとかおなちが見たかったよ〜
327 名前:ハァハァな感想 投稿日:2004/10/03(日) 09:27
16 ののはあいぼんのかいらいなのれす
あいののハァハァ…
ほとんど意味のない大谷さんにもお裾分けハァハァ

17 溶ける時間
村田さんが登場するだけで辛抱たまらん!
メガネフェチなもので

18 Far Beyond The Sun
さゆが外人と結婚! それだけで満足です
変形さゆえりにもハァハァしました
さえみの名前はさゆヲタとしては感涙もの

19 夜明けを駆けて
こんごまだー
高速手話を繰り出しつつ一緒に走るこんごま、いいですね

20.No-Sign
あやみきにみきよしだなんて、ダンナもにくいことをしますな
両方好きなのでやられました
328 名前:夢遊屋 投稿日:2004/10/03(日) 11:26
32 C.C.C.

リアル 矢口一人称
ハワイでの話かと思ったら、「8期」だから未来の話なんだね。
ささやかな抵抗っていうか、そのあたりに作者さんの思いが見え隠れした。
こうした「騒動」ってのは、2期メン加入のインパクトが強かったからかなあ。
あのころは、まだオープンだったよね。良いにしろ悪いにしろ。
7期、8期と新メンが増え、こうした短編で、旬のCPになってゆくんだなあ。
そんなことを思いださせてくれた作品。おもしろかったよ。


33 Last Smile

リアル 吉澤一人称
こういうのを、「いしよし」っていうんだろうね。企画では、あんまり見かけなくなった。
CPの延長っていうか、非現実的な恋愛に発展させたがる作者さんもいるが、
このくらいの関係であれば、むしろリアリティがあって、個人的に好感がもてる。
「合図」という言葉をストレートに出すのを嫌う人もいるが、自分はわかりやすくて好き。


34 『犬と猫』

アンリアル 石川一人称
これ、おもしろいなあ。ネコ的要素を多く含んだ後藤と、イヌの石川の青春って感じかな。
個人的には、後半が簡素化されて、ちょっと残念な気がする。
どうしても「屋上」は、紙飛行機といっしょにダイブというイメージがあって、
排尿をガマンしながら最後まで読んでしまった。
こうしたDQNキャラの一人称は、展開がよめないから好きだなあ。
329 名前:夢遊屋 投稿日:2004/10/03(日) 11:27
35 口笛吹きはかく語りき

アンリアル 紺野一人称
いい話だよなあ。忙しさにかまけて、子供の話をきかない親が増えている。
こんこんは、後藤を優しいお姉さんとして、話をしたんだろうか。
こうした一人称は、変に作りこみをしていないせいか、すごく素直に感じる。
長い作品を嫌う人もいるけど、自分は読みごたえがあっていいと思う。


36 指切り

アンリアル 三人称
悲しい話だよなあ。なんか「エレファントマン」を連想したよ。
時代背景を江戸時代にするっていうアイデアもいい。
細かいとこを指摘するのは、野暮なんでやめます。
「性」というものが、うまく描かれていたように思う。
こんど、いっこく堂の後頭部に注意してみよう。


37 笑顔の行方

リアル(でいいのか? ) 藤本一人称
正直なところ、同性での恋愛話は、リアリティがなくて好きじゃない。
女性が首を絞めるっていうのは、相手が圧倒的に弱い場合に限られるらしい。
だから非力な女性は、相手が生き返らないように、メッタ刺しにするそうだ。
そういった点も、少しリアリティに欠ける気がしたな。
でも、ストーリーはおもしろいし、藤本の心理もうまく描けてると思う。
恋愛話は好きじゃないけど、気にいっちまったから作者さんの勝ちだな。
330 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 12:29
>>322
千恵子はミスじゃないでしょ。高村光太郎の千恵子抄の千恵子でしょ?
文学作品からの引き写しかと。最初コピペミスかと思って自分も焦り
ましたが…。
331 名前:通りすがり 投稿日:2004/10/03(日) 12:51
>>330
しっかりしろ!
智恵子抄だ!

このまんまじゃスレ違いなんで、感想。
 
 50 あやみきカレー出店計画
なんつーところで終わるんですか。
自分は普段所謂「あやみき」は読まない人間なのだけれども、
もの凄く萌えたし、もの凄くオモロイ話だと思った。
文章が好き。
お願いだからどこかでに完結編をうpしてください。
332 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 12:59
49 I chat to what I see
亀井が高橋のものを奪い取るという作品ならプラトーの日々という名作がもう
あって、雰囲気はいいんだけど、インパクトをどうしても先の作品と比べてし
まうなと思いました。作者さんが同じか、プラトーの日々を知っていて意識し
て書いた作品であるように思いました。

47 困った友達
この3人で吉澤に男役を負担させるのは見たままで、あまり面白くないなぁと
思いました。いしよし、みきよしと明らかに違う何かを個人的には期待してい
たもので(勝手な期待ですが…) アヤカも里田も何かヤなかんじですけど、
特にアヤカが嫌いだなと思いました。

46 しあわせの予感
あはは。47との並びで連続して読むとまるで同じ話みたいだ。47のことが背
景になって微妙に面白く読めた。けど、それだけかよっと三村気分になった。
333 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 13:00
>>331 そこか!(゚Д゚)
334 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 13:14
45 イヤな女。
いくら一人称でも地の文が台詞と会話してるようなのはヤなんです。2の加
護の一人称でもすごいヤだったんですけれど、なんか小説以前な気がして仕
方ないんです。頭の中を垂れ流ししてるように見えてダラシない感じがして
仕方ないというか。いくら面白かったとしても3割減に感じます。どんな面
白い文章で地の文で突っ込みいれててもものすごくシラける。他の読者の方
はどうだか知りませんが。
藤本が爆発するまでの緊張感すげー良かったけど、藤本の台詞にがっくり。
そのあとの安倍の台詞にまたがっかり。
でもラストすげー良かった。めちゃ面白かった。なんだこりゃ。

あ。47で書き忘れ。最後の部分がすごく気になった。いい意味で。でも理
由はわかんない。何かを理解しそこねたような気がする。
335 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 13:26
43 Genetic signal
遺伝子の合図っていうタイトルと序盤の展開で終盤はもう読めてるわけで、
そこで終わっちゃったらやっぱし「それだけ?」としか思えないわけで。
アンリアルってのも、どちらかといえばリアルのほうが好きな自分にとっ
てもマイナスなわけで。楽しめなくてごめんなさい。

42 サインはブイ!
娘。小説における吉澤の立ち位置があんまり好きじゃないせいか色々とノれ
ないところは多かった。コンニャク小川とかデコ新垣とか魅力的に思えたけ
ど雑魚キャラでメインとなってる紺野とかなんだありゃ。バレーものかと思
ってたらいつのまにかプロレスものになってたような気がするけど詳しくな
いので読み返しても分からないような気がします。
336 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 13:59
41 Invisible touch
藤本松浦紺野の三人の配置がなかなか興味深かった。アンリアルだと、ある
程度キャラ配置でストーリーが読めちゃうけど、この作者はそれを熟知して
て敢えて外してきたように思った。そこが良かった。
複雑な政治的背景(現実に加えて更に作者のオリジナルなそれが加えられた
もの)が物語そのものを愉しむ手順を複雑化したような気がする。背景の説
明を読み飛ばしたら、うっかり話の骨子まで読み飛ばしてしまって、戻って
読みました。もうちょっと枝葉を削いでも良いような気がした。
この設定ならわざわざその時代で射殺のは、ちょっと無造作すぎる気がした。

40 早とちり
……。えっとー。みきれな(?)萌え。

39 シグナル5
このタイトルで小川の話じゃないなんてと文句たらたらで読み始めました
が、面白かった。ありがちな友達がいない哀さんネタに定型といえば定型
のストーリーで先が読めるのに面白かった。藤本の行動も語り口も好感度
高い感じ。最後のスレ流しのとことかぞーっときた。こわいよー。
337 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 14:37
38 traffic report
なんだこのオチ。さらーと読んでてオチでちょっと笑った。

35 口笛吹きはかく語りき
紺野さんらしさがすごい出てる文章なんだけど、なんか一言で言うと、
うざったかった…。相性合わなかったっぽい。ごめん。口笛やら縦笛を
吹いてたらどこからともなく別の場所から合奏されるされるってのは昔、
団地に住んでたときに良くあって、なんかひどく愉しみだったことを思
いだしました(近所迷惑) そのせいか後藤の存在は、なんだろ、都合
いい感じで、そこまで共感という名の列車に乗っていたのにに突き落と
されたように感じました。

34 『犬と猫』
いしごまかー。アンリアル学園ものかー。けっ。って思ってたら何だか
面白かった。どうしよう。
338 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/10/03(日) 15:02
21 貧乳戦隊ヘタレンジャー

人選とか、ヘタレっぷりは面白いけど、貧乳は関係ないのが残念。

22 転寝

夢をオチにする話はよくあるが、「夢を見る」という行為を描いた作品は、あまり無いと思う。
そういう意味で目新しかった。

23 with a smile on her face

1レスもの。書くべきことを書かずに、読者に任せるのはあまり好きじゃないです。

24 悲しきダメ人間

二人ごとの二人の関係をよく表している。
狼ネタが微妙でしたが、二人の関係性はよかった。
オチもほのぼのとしていい感じ。

25 鈴の啼く声

最初に設定にきちんと文章を割いてるから、すんなりと入り込めた。
それだけに、設定とライフスタイルの違和感を抱く。
作者さんの頭の中で、きっちりと練られている印象なだけに残念。
339 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/10/03(日) 15:13
26 パンツ刑事

ビジュアルがすんなりと頭に浮かんで笑えた。

27 超音速のブラックジャック

1レスでしかできないことだけど、中身も何もない。

28 ディスタンス

今のいしよしってこういう形がベストなのかなと思える。
通じ合ってるって感覚が好き。

29 RGB

赤緑青?空との関わりなのかな?
せめて何の部活かくらいは書いてほしかった。

30 ナルキッソスの少女

道重の他人事感がいいんだけど、最後があまり好きではなかった。
彼女の前では、普通の人間っぽくて、一度は反論するのに結局は他人事のように諦めていく。
その辺の流れにちょっと違和感。
340 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/10/03(日) 15:23
31 さくら

キャストが目新しいけど、りんねの知識の偏りにすごく違和感を覚えた。

32 C.C.C.

吉澤と矢口の行動がいかにもありそうで、ニヤリとしました。

33 Last Smile

石川と梨華ちゃんがまじってるのが気になるが、通じ合っている「いしよし」は個人的に好き。

34 『犬と猫』

おもしろい。こういった後藤を見るのは懐かしく、石川を含めキャラが絶妙だった。

35 口笛吹きはかく語りき

話の内容と文章があっていないように思えたが、紺野の一人称として考えるといい感じ。
341 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 15:26
29 RGB
基本的に苦手なタイプ。卒業直前に二人ぐらいでボツボツ会話して、最後
になんか締めくくって終わるみたいなありがちな。でも苦手な中でもこれ
は何となくよかった。でも基本的には苦手ですから。ジャンルそのものが。

28 ディスタンス
アイドルは本人が思うよりももっとすぐに忘れられていくものだと思った。
作者のアイドルへの思い入れが登場人物に投影されているだけじゃあまり
楽しめないなと思った。

24 悲しきダメ人間
ガキさんは純潔!
よかった。これ好き。筋肉少女帯のこの歌はカラオケでうざかった記憶が
あってそれだけで読むのを引き伸ばしまくってきたけど、この話いいよ!
好き!
342 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/10/03(日) 15:35
36 指切り

設定とかおもしろいが、ラストの持っていきかたが唐突すぎる。
説明でフォローするだけじゃなくて、もう少し伏線が必要だと思った。

37 笑顔の行方

あやみき。不器用な藤本が魅力的。
何でもないことが、誰かの助けになるってよくあることで、読んでてうれしくなった。

38 traffic report

最後がすごく違和感。
それまでの雰囲気がよかっただけに、最後の反転が嫌だった。

39 シグナル5

怖いなぁ…でも最後の飯田とのやりとりが余分に感じた。

40 早とちり

これは、先輩を好き勝手に置き換えて楽しむものなんですね。
ええ、石川ですとも。石川だってば。
343 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/10/03(日) 15:55
41 Invisible touch

余分な部分をおとしてもっとスマートにするべきかなと。
ごまかされている感が消えませんでした。

42 サインはブイ!

場面はプチプチ切れていたのが気になりましたが、面白かったです。

43 Genetic signal

無駄がなく綺麗に収まっている印象。
終わり方が上手いです。

44 月は落ち、誰が笑う

伏線の無いよくあるどんでん返しを2回やられてもくどいだけです。

45 イヤな女。

細かな部分がおもしろかったですが、設定が受け付けませんでした。ごめんなさい。
344 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/03(日) 16:02
19 夜明けを駆けて
落ちるのかよ! いい感じに合図を使うなあと思ったらそうくるか。

36 指切り
そっちかよ! 都合のいい設定があとからあとから湧いてくるにも関わらず
面白かったー。指の話面白かった。そういう風習聞いたことある。でも相手
も切って送り返すものだっけ? オチとかもうありえないかんじ。でも面白
かった。
345 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/10/03(日) 16:02
46 しあわせの予感

いい話ですねぇ。もう一工夫ほしかったです

47 困った友達

娘。小説における自分の中での里田のイメージが、この作品でできました。
3人のキャラが一貫していて、もっと読んでみたいと思えた。

48 君と夏と不思議なチャイム

この組み合わせでここまで読ませる作者の力量がすごい。

49 I chat to what I see

今回高橋ネタ多いですねぇ
その中ではインパクトは無いですが、らしくって好き。

50 あやみきカレー出店計画

完結させてくださいお願いします。
346 名前:内容のない感想 投稿日:2004/10/03(日) 17:42
21貧乳戦隊ヘタレンジャー
貧乳なのに辻はいないのか、というのが最初の印象。タイトルの通り全員の
ヘタレ具合がよかったです、笑いました。
22 転寝
これすごくよかったです。どこか寂しげな雰囲気を醸し出しながら秋の日を
描いていて唸りました。自分でこれ以上感想を書いて話を汚す勇気はないのでこの辺で。
23 with a smile on her face
1レスもの。残念ながら自分にはどれが合図なのか確証がもてませんでした。
後藤の笑顔が変わったのが合図でしょうか?1レスにして雰囲気がしっかりあっていいと思いました。
24 悲しきダメ人間
笑いました。高橋が飼育を読んでいるっていう設定もいいし、ダメ人間な終わりも。
高橋さん、友達が出来てよかったですね(違
25 鈴の啼く声
どこぞやの国が思い浮かびました。紺野が途中まで怒涛の勢いで進んだのにあっさりやられたのは
現実的な面を見せていてよかったけどやられるまでが速い・・・。
347 名前:内容のない感想 投稿日:2004/10/03(日) 17:43
26 パンツ刑事
正直こういうネタはちょっと苦手です。下に頼るというか、まあそれはそれでええやん、
っていう人もいるんでしょうが。最後のところで別に何も感じられませんでした。
27 超音速のブラックジャック
ボツネタうpスレ初ブラックジャック、企画第3弾(かな?)今までで見た奴の中で
一番面白かったです。でも名前のために無理やり1レスに押し込んだような気がして。
28 ディスタンス
今の現状からして石川と吉澤はこのくらいの距離感の方が自然でいいな、って思いました。
過去の回想の話は正直二人がそんな難しい話を出来るとは思いませんがよかったです。
29 RGB
多分、フットサル部で引退する二人の話。タイトルの意味がよく分からないので誰か解説を。
進む吉澤、終わる後藤。なんともいえない距離感に自分を重ねてしまいました。
30 ナルキッソスの少女
タイトルがどういう意味かも思ったらギリシャ神話ですか。
それだと道重は溺死してもう一人の道重なんていなくてそれすらも道重の想像の世界になるんですかね。
348 名前:内容のない感想 投稿日:2004/10/03(日) 17:44
31 さくら
率直な感想は、長い。自分的にあまり短編を読む感覚はありませんでした。展開も途中でなんとなく
読めてしまいました。ただ感動系であることは確かだと思います。
32 C.C.C.
8期とは気が早いですね。でも吉澤なら本当にやりかねないな、って思ってしまいました。
こういう話はそれ以外何も起こらないからいいんだと思います。
33 Last Smile
アイコンタクト。本当にありそうな話だなと思いました。石川になったり梨華ちゃんになったりは、
吉澤の微妙な感情のブレなんでしょうか。そうだったらいいな。
34 『犬と猫』
嫌いな割には後藤の好きなものをいろいろ知っている石川がウケました。というか全篇通してウケました。
ただラストはきっちりしめても逆によかったんじゃないかな。
35 口笛吹きはかく語りき
いい話なんですが、本題に入るまででかなり疲れてしまいました。でも後藤と紺野のやり取りは
ほのぼのしてて微笑ましかったです。
349 名前:内容のない感想 投稿日:2004/10/03(日) 17:45
36 指切り
31とは逆に短すぎるかなという印象を受けました。何もかも唐突過ぎて。
それに後ろに頭はアリなんでしょうか。アリなのかな?
37 笑顔の行方
話の展開、藤本の語りかけからして誰か死ぬかな、と思ったら未遂に終わりあっさりとかわされてしまいました。
個人的にいうと幼馴染と結婚、ってのに違和感を覚えました。
38 traffic report
冒頭の部分で昔国語で読んだ話を思い出しました。愛車故障後、淡々と日常をつつって、
最後に今まで何気なく書いていたお父さんを持ってくる。上手いと思いました。
39 シグナル5
ネタ的にいうと係、ってやつですかね。飼育で高橋の友達いないネタは自分の見ている範囲では
あまり見ていなかったので笑いました。藤本は現実と何気ないリンクが見られて上手い。
40 早とちり
先輩が誰だったのか少し気になりつつ、一つだけどうしても納得いかないのが死んじゃった
少女の両小指。たまたまって言ったらそれまでですが妙に引っかかってしまいました。
350 名前:内容のない感想 投稿日:2004/10/03(日) 22:17
41 Invisible touch
SF系で難しい話でした。理解するのになかなか時間がかかりましたが、自分が今まで
あんまり読まなかったジャンルだったので新鮮でした。ラストの藤本怖いけどカッコイイ。
42 サインはブイ!
前回のAと作品を重ねてしまったら、ラストは病院へ。新垣を美少女と形容するのは久々に見た気がします。
ラストはどういう流れで病院に行ったのかあまり理解できませんでした。
43 Genetic signal
出会いを告げる合図、といえばいいんだと思いますが、イマイチ合図なのかな、と疑問に思ってしまいました。
交互に進んでいく話もそうでないと成り立たないけど少し混乱しました。
44 月は落ち、誰が笑う
展開が予想できちゃったかな、と思います。作者さん的には1回保田の勝ちで終わらせてもう1回、
って感じだったんでしょうが、三転でも多いのに。あと石川の伏線はもっと上手く張れた気もします。
45 イヤな女。
藤本さんの黒さが適度でいい味出してました。ちょこちょこ小ネタもウケたし、ラスト上手く
ちょっとした感動物にしたのも好印象。
351 名前:内容のない感想 投稿日:2004/10/03(日) 22:18
おわったー

46 しあわせの予感
合図というテーマが無くても馴染んでしまうような気がします。例えば硝子ならそれはそれで
上手く組み込めそうな。テーマの使い方をもっと上手く出来たらなと思います。
47 困った友達
吉澤がかっこよくもバカでもなく、すごく自然に思えました。でも一読して合図がどこか分からず。
着メロだろうか?見落としているっぽいのでもう1回読みます。
48 君と夏と不思議なチャイム
マイナーCPですが引くわけではなくびっくりしました。チャイムとチャイムの間だけの
ほんの僅かな時を過ごす二人。なんだか癒されました。
49 I chat to what I see
一読して意味がよく分かりませんでした。二読してもよく分かりませんでした。
その場に高橋がいなかった、のは分かるんですがそれじゃ亀井を見ていたのは誰なのか。
頭が悪くて申し訳ない。
50 あやみきカレー出店計画
ここで終わるの?!泣きそうになりました。わざとここで止めたのだとしたら作者さん策士ですね。
予想できる結末を止めることで想像をさせるし意味深さが出る。

352 名前:夢遊屋 投稿日:2004/10/04(月) 19:25
38 traffic report

アンリアル 後藤一人称
英語は苦手だってのに―――。これって、ストレートに読んでいいのかなあ。
バイクで転ぶと痛いよね。マジな話、数分間は起きあがれないくらい痛い。
なんにしても、夢があっていいねー。若い作者さんなのかなあ。
アヤカのラジオネタもいい。矢口と後藤は死んじゃったのかな?


39 シグナル5

リアル 三人称
リアルものとしては珍しい三人称。これ、よくできてるよ。わかりやすくていい。
この話の最重要人物は飯田なんだよね。飯田がいないと話が成りたたない。
この話の展開だと、三人称にせざるをえない。オチもよかったし、おもしろい。
ただ、細かい部分で描写が弱いかな。もう少し視覚的なものがほしかった。


40 早とちり

アンリアル(でいいのか? ) 不明一人称
最後まで「私」が誰だかわからなかった。こういうのって、えらく気持ち悪い。
ストーリーは、わかりやすくていい。でも、れいなじゃなくて、ほっとした。
ってことは、この話にのめりこんだのか? たのむからカムアウして「私」の正体を。
どんなモンクをつけようと、おもしろいものはおもしろいんだよね。
353 名前:夢遊屋 投稿日:2004/10/04(月) 19:26
41 Invisible touch

アンリアル 三人称
この説得力のある文章。細かい描写が、風景と登場人物の心理をみごとに演出している。
こういうのを格がちがうって言うんだろうね。ストーリーはともかく、文章に唸った。
最後のどんでん返しには「やられた」って感じだが、もう少し状況がわかった方が好み。
こうした力作が登場すると、一気におもしろくなってくるね。


42 サインはブイ!

アンリアル 吉澤一人称
バリボのスポコンものかと思ったら、なんでプロレスになるんだよ。
話の飛び方が極端で、ちょっとついて行けないところがある。
おもしろいとは思うんだけどねー。ごめんなさい。


43 Genetic signal

アンリアル 後藤一人称
英語の題名で恋愛ものとくれば、自分の嫌いな要素満開。
運命の出会いか―――自分にとっては、夢であり理想。そして、現実とのギャップ。
少女マンガみたいで、かわいらしいところがいいね。
若いっていいなあ。―――くそっ!
354 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 20:54
1 待ち人

キャスティングは二人ゴトからでしょうか。時事ネタですね。やわらかい部分と書き込む
ところの対比にメリハリがあって、とてもよかったです。そこはかとなく漂う寂寥感が残
りましたが、背景が何もないせいか、それもちょっと薄かったような気がします。アイデ
アはとても面白くて、文章も悪くないのですが、シンプルに過ぎたような。

2 パートナー

関西弁の毒舌キャラの加護さんは、なつかしくてツボでした。楽しいことはいいことで、
文章を読むのが苦になる瞬間が一度もなかったです。時々、これは何気に名言ではないか、
と思えてしまうようなパワーのある言葉もありましたし、笑い声を出しそうにもなりまし
た。ラストのドンデン返しは正直、サプライズがなかったですけど、尻つぼみにならなか
ったのは素晴しいと思います。と言うのは、最後の一行。チェッカーズネタをここまで引
っ張って、こんなに上手く、笑えるように使うとはこっちの方は驚きました。
355 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 20:55
3 通信お母さん

タイトルでどのネタのことなのかが想像がつきました。そして、それならばと期待を持ち
ます。あまりそれをネタにしたものを読んだことがなかったのもありますし、色々と広が
りそうだと思えたのもあります。読んでみると構成が上手くて、人物の関係を頭に入れる
のに、少しの労力も必要としませんでした。これはアンリアルだと大事なことだと思いま
す。体言止めの多さが気になりましたが、文章をすく為なのでしょう。読みやすくはあり
ました。こんな感じの文体に暗号が出てきたのは正直、意外で、さらにヒントの出し方も
巧妙で、独特なバランスを持つ人なのだなと、個性のようなものを感じました。それだけ
ではないと分かったのは、暗号を解いていくシーン。安倍さんも矢口さんもしっかりとキ
ャラクターを作っていたのはびっくりしました。それも現実の二人に合っていて、文句の
つけようもないくらい土台が頑丈にできていたようです。ただ、途中の藤本さんのセリフ
の“合図”は要らなかったような……。飛躍していたように思います。

4 8.21

あまり好みではない感じのリアルで、ちょっとしんどく感じました。こういう話は、よほ
ど惹かれる展開や言葉がない限り、印象が薄くなって忘れてしまい勝ちです。そういう意
味で、あと一歩の壁を越えられなかったように思います。ただ、あくまでテーマに沿うこ
とを貫いたのは、これまでの作品の中でもっとも好印象でした。
356 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 20:57
5 SOUNDLESS SEA

これは上手い人選だと思いました。どうみても現実では強気な藤本さんを普段は気弱だと
描写することで、引っかかりになりました。それがあったからこそ、耳が聞こえないと分
かった時、スッキリしたような気分になったのでしょう。しかしラスト、安易に流れなか
ったのはよかったんですけど、何だか、どうでもいいや、と思ってしまいました。企画作
品の王道をなぞり過ぎていたせいかも知れません。驚かせたいだけのように感じました。
サプライズは好きなんですけど、それがあるからこその深みみたいなものが欲しかったで
す。この作者さんも文章を削るタイプですね。主流なんでしょうか。

6 堀の上のレール

普段から高い声。言葉が足りない。など、キャラの特性をよく活かしている……んだろう
な、と思います。予測で物を喋って申し訳ありません。キッズを書く時は、とにかく成長
がテーマなんですね。それ以外を探せと言われても見つからなそうなので、本当に認知さ
れていくのはこれからということなんでしょう。タイトルはこれまでで一番好きな感じで
した。

7 チープトリック

指を鳴らしても何も起こらないところの比喩が面白かったです。これは構成に気を使って
いてくれて、とても気分よく騙されました。ミスリードさせられていただけに、有名であ
る近い誕生日を利用している可能性は頭から見事に外れていましたし、差し込まれる会話
も読み返すと楽しいですね。読後感もいいですし、暖かな気持ちになりました。
357 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 20:58
8 偶然

時事ネタですね。飯田さんの第一声に笑いました。そして激しく同感でした。温度の低い
感じが終始していて、それがよかったです。面白さを押し付けられていないで、でもそれ
が面白くて、笑って読めました。

9 Sign

具体例を出しながら真実味を加えていく手法はよかったんですけど、ラストがなんとも。
魅力的に感じたその部分が、丸々要らなかったような気がします。田中さんが最期までこ
だわっている発音の意味が分からなく、本当のオチを理解できていないせいかも知れませ
ん。だとしたら、作者さんの落ち度ではなくてすみません。

10 アイ、Zoo

着メロの記述、いいですね。8の時も思いましたけど、覚めた視点のギャグは好きです。
そんなことを考えていたら、どこかおかしいと気づきました。意識がぐにゃりと歪む感覚
を文章で表しているのはスゴイと思います。そして読み終わった直後は意味が分からなく
て呆然としていましたが、北海道出身者の話ですね。話自体はどちらも面白いんですが、
比喩が壮大過ぎるのと、それ以外の娘。さんたちが敵になっているのは違うのではないか
と、気持ちの悪い読者は思うのです。浮かんだ良いアイデアを、無理やり現実無視で突っ
込んだ感を覚えてしまいました。繰り返しますが、話は面白かったです。
358 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 20:59
11 ウェディングベル

何ていうことのない話ですが、上手くまとまっていたと思います。疾走感も出ていました
し、過去と現在を交互に入れ込む手法は物語の深さを出すのに有効だと思います。だけど、
違和感もかなりありました。体言止め、というよりれいな止めはシナリオを読んでいる気
分になってしまいましたし、それを狙っているというわけでもなさそうだったので。中澤
さんのセリフも、真実味を出すためだとは分かるんですが、ネタバレしてからも頷けるも
のが良かったです。凝った作品は好きなので、方向的には好みでした。

12 ケイ姐さん

後味が素晴しくいいですね。キャスティングもこの二人以外考えられないですし、一人称
の田中さんが可愛かったです。最後まで暖かいと言うか、NHK総合で放送されていそうで、
ナレーションまで頭に浮かびました。その声は田中さんではありませんでしたが。

13 The time of the eyes

何だかいい話ではあったんですが、テーマとどこも関係ないように思えました。それ以外
は市井さんがこういった形で出てくるのはめずらしいですし、それが妙に暗くなかったの
は印象がよかったです。何でもない話もいいもんだなぁ、と思いました。
359 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 21:00
14 この笛を鳴らしたらあなた

駄作企画みたいでしたね。この作品が駄作というわけではなく、あの企画のみんながみん
な、駄作を狙って書いていた雰囲気をものすごく感じました。誰が絡んできたのか、など
の見せ方も上手でしたし、話もきちんと……と言っていいのかは分かりませんが、まとま
っていました。はちゃめちゃなのに、流れるように読める。文章が本当はうまい作者だと
いうことは、隠せないものですね。

15 今日もポプラは誰かを見送る

シンプルで上手くて、せつない文章を書きますね。冒頭の合図の説明も好きでしたし、二
度目に使われる合図にもそれが活きていて、効いたと思います。紺野さんと思われる少女
のその後をぼやかすのも素敵な感じで、いいなぁ、と唸らされました。反面、そのために
殺されてしまったものもありました。月日の経過です。それまでの穏やかさが急に切られ
てしまって、三年後の飯田さんには何の感情移入もできませんでした。最後の合図も要ら
なかった気がしますし。
360 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 21:02
16 ののはあいぼんのかいらいなのれす

ネタ多いですね、今回。嫌いじゃないんでいいですけど。それと、のの語は今やネタの中
でしか生きていないのだと発見しました。それと、この作品のののさん、普通に頭がいい
と思いました。連想がハンパないというか。3の暗号とか、普通に解いてしまいそうです
よね。あいぼんさんのヒントがあれば。それと。

17 溶ける時間

正直に言って、分かりませんでした。けしかけられた藤本さんが動き出すということでし
ょうか?キャラクターや会話、選ぶ言葉や手法は好みでした。自分の形があるというか、
書くのを悩まない速筆の匂いです。読みやすいですし、ある程度の長さを書かれてるであ
ろう、自スレを知りたいと思いました。

18 Far Beyond The Sun

幕開けからして上手いです。過去を振り返ることで設定を明らかにしていって、さらには
最初の状況もあるので、何かがあるという匂いを終始漂わせる手法が鮮やかでした。霧が
晴れてきたら、逆に心配になりました。どこかで聞いたことがありながら、魅力的な設定。
しかし、これを短編でまとめることができるのかどうかが、疑問だったのです。結果とし
ては、呆気に取られました。まとめるなんて無理に決まってます。まとめられないならダ
メだと考えていたことがいけなかったのだと思いました。全部放り出して、ひたすら前向
きにすれば、それだけで後味がこんなによくなるものだとは驚きです。道重さんの娘の名
前には笑いましたが、ラスト二行。胸が高鳴りました。
361 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 21:03
19 夜明けを駆けて

企画ですね。なんかそう思わされました。ああ、でも構成をしっかりとしてくれた分、読
み返す楽しさがありました。ただ耽美的に自殺を表現されるのは嫌いですが、こういう感
じにしてくれれば、抵抗が少なくて済みます。それもなんだかゲーム的に見ているみたい
で不謹慎かも知れませんが。

20 No−Sign

冒頭でFFXを思い出しました。文章がとても上手くて、流れるようでした。普段なら文字
がびっしりだと、少し読むのに力がいるんですが、それを必要としませんでした。それだ
けに残念です。明らかに途中で止めたのと、それを初めから意識していたかのようなタイ
トル。パーツが何一つ繋がらないまま打ち切られた感じなのはほんと、無念です。

21 貧乳戦隊ヘタレンジャー

ネタレーダーがタイトルに反応しました。反応しなくてもネタです。作者さんにいいよう
に操られているようでした。欠番にもう笑ってましたから。設定も説明も面白かったです。
それ以上は何も望みません。藤本さんのヘタレぶりに、この企画で初めて、CP小説に芽
生えるあの感情を覚えました。
362 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 21:04
22 転寝

眠りから覚めた瞬間のまどろみの雰囲気が見事に表現されていたと思います。本当に起き
たときのせつなさも胸に迫りましたし、これは良作だ、と思いました。……何処かで見た
ような印象さえなければ。なので、同じ作者さんならば捻って欲しいし、違う方ならばか
ぶってしまいましたね。評価できません。

23 with a smile on her face

完全に一部分だけを見せられました。汗の描写など、ある程度裏まで作ってありそうな感
じはするんですけど、深みの領域にまでは達していなかったように感じられます。別れる
ときにあんな軽口を叩かれたら、怒ってもいいと思います。

24 悲しきダメ人間

とてもよかったです。仕掛けられていたわけではない罠に、自分からはまっていったよう
でした。ミスリードを誘うような表現はないくせに自分の予想を次々と裏切られて、それ
が快感でした。ガキさんが突っ込みキャラじゃなかったのもそうですし、高橋さんがハブ
られるオチじゃなかったのもそう。とても二人が愛しかったです。オンオフの合図がグズ
グズになっていく関係、堪能しました。
363 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 21:05
25 鈴の啼く声

RPGのような幕開けにドキドキすると共に、短編だと不安になります。その不安が的中し
たようでした。仕方ないと言えばそうなんですが、無理のある設定が目について、物語に
入り込むのが難しかったです。無理なく劇的にしたいのなら、こういう設定ではある程度
の長さを必要とすると思います。詩的な文章は嫌いではありません。没個性的なものより、
自分は評価したいと思います。世界観と照らし合わせても、不自然さは感じませんでしたし。

26 パンツ刑事

明らかにいかがわしい会話。それが淡々と描かれていて、シリアスな展開になりそう……
とタイトルがなければ思ったでしょう。いいですね。丁寧であればあるほど、その後のド
タバタが想像できて、わくわくしました。振り幅というやつでしょうか。そして、まさに
そんな展開でしたね。ただ、ヒーローものでギャグというのは何作も目にしていて、それ
らと差別化できていたとは思えませんでした。

27 超音速のブラックジャック

もう、なんでしょう。勢いで書いたもの以外の何物でもありませんね。ひたすら短文で、
ネタを、時に意味不明な設定をはさみ込む。参加することのみを目的としていたのでしょ
う。おつかれさまでした。
364 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 21:07
28 ディスタンス

じんわりと面白味が広がってくるようでした。一つのところにとどまっていた吉澤さんと、
弱かったのに強くなった石川さん。その対比がせつなくて、しんみりしてしまいました。
変わっていくことは悪いことではないんでしょうけど、悲しくもなりますね。この界隈に
はそんなものが多すぎる気がしました。

29 RGB

やわらかくて、上手な文章と心理描写だと感じました。心情の変化によって最初と最後の
会話の内容が逆転する発想も気分がよかったですし、内容的には文句のつけどころがあり
ません。面白いです。だけど、テーマ。個人的には何箇所かにばら撒かれてしまうと、ぼ
やけてしまうように感じるのです。この作品だけではありませんが、他に悪いところがな
かったため、余計にもったいないなと思ってしまいました。その思い込みを覆すようなも
のを作ろうとしてくれているなら、歓迎ですが。

30 ナルキッソスの少女

いきなり凄惨なシーンから始まって、それだけに道重さんの言う“彼女”が誰なのか、ど
んな存在であるのかが気になりました。と、そこでタイトルを思い出してなんだかガッカ
リでした。アイデアにではなく、ネタバレにです。できれば直接的でないものをお願いし
たかったです。それでももしかして、と読み進めましたが、タイトルさえもトリックとい
うことはなく、最後もまぁ、予想の範囲からそう遠くは外れませんでした。道重さんのキ
ャラクターを上手く使った設定なんですけど、それだけに悔やまれます。
365 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 21:08
31 さくら

素っ気のない文章が心地よく、段々と話にのめり込んでいく自分がいました。それだけに、
二人が幸福の階段を上り始めると、不安がよぎってきました。このまま終わるはずがない。
それは入り込んでいるだけに避けて欲しいもので、読み物としてはそっちへ行った方が印
象に残るのだろう、と矛盾した感情でした。しかしその通りになって、伏線が回収されて
いくと、想像していたのとは裏腹に少し冷めてしまいました。予定調和を感じてしまった
のです。心情的にも物語としても、生存の方向もあさった方がよかったようです。

32 C.C.C.

設定がすごく面白いですね。重い話続きだったから、なおさら新鮮に映りました。ありが
ちな本当の心情はこうだった、みたいなセンチメンタルもなかったですし、爽快でした。
派手さのない良作はセンスだと思います。

33 Last Smile

いしよしが大好きなんでしょうね。それがよく伝わりました。合図の意味が変わってると
いうのもいい感じでした。ですから、受け入れられるかそうでないかだけだと思います。
366 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 21:10
34 『犬と猫』

ほのぼのとしていて、笑いというまでではなく、楽しんで読めました。今回の企画ではこ
ういうものが少なかったので、それがいい方に働いたと思います。表現が漫画のごとく大
げさなところもありましたが、そのパワーも娘。小説の魅力の一つなのでしょう。引き込
まれました。あれですね、『あの紙ヒコーキ、くもり空わって』ですね。ひたすらにさわ
やかで、明るい気持ちで読めました。タイトルは無理やりですね。ちょっと笑いました。

35 口笛吹きはかく語りき

34と核になるものがまるかぶりですね。これは全面的に遅い方のこっちの作品がいけな
いと思います。こういう企画の場合、最初の物の評価にも響いたりしそうなので、もっと
気を使うべきだと感じました。なので、ちょっと評価には値しません。

36 指切り

めずらしい時代設定ですね。説明的な書き方がジャマをして、物語に入り込みにくかった
のですが、タイトルから予想される展開とは一線を画していて、その発想はかなりのもの
だと思いました。そしてその電波は段々と飛んでいき、トリックものになるかと思えば、
何でもありものになりましたね。ちょっとその破天荒さに笑みが漏れました。その様はマ
ンガ『遊戯王』で、主人公が追い詰められると、必ず新ルールが出現して勝利を収めるの
を思わせました。毎週のようにやられると腹も立ちますが、笑ってしまったので負けです。
367 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 21:11
37 笑顔の行方

モノローグで始まり、さらに別角度からのモノローグをはさみ、そのままモノローグで終わ
る。こんな文章を読んだのは初めてでしたが、慣れないことによるストレスも薄まっていき、
読み終わる頃には悪くないと思いました。終盤の展開はサプライズを狙ったのでしょうか。
だとしたら、転がりすぎて効果が薄かったように思います。普通ならそこで評価が下がるも
のですけど、素直な文体に、そんな嫌らしさはないような気もして、悪くないという結論に
戻るのです。合図はみなさん、ほぼ無視ですね?

38 traffic report

区切り方にセンスを見ました。裏付けるのはカッコに入れた心情吐露。会話文。少し触れた
だけで、この作者の書く話が面白くないわけがないと思いました。そして、その通りでした。
何も起こらないで曖昧模糊としている話は苦手なんですが、この話と文章はそれが気分良か
ったです。個人的には3,2,1をレス流しにしてくれたら、飛び上がったと思います。い
え、勘違いして飛び上がりました。タイトルを印象つけるためなのでしょうが、ラストはち
ょっと蛇足のように感じてしまいました。それくらいのことで評価は揺らぎませんが。
368 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 21:13
39 シグナル5

今回の企画の中で、もっとも衝撃的な言葉に出会いました。それは何というんでしょう。
頼まれたからなのか、ためしになのか、はたまたさりげないやさしさからなのか。そこは
かとなく上からの目線を感じさせる、魔法の言葉。それを受け取ったものはみな、心から
喜び、尽くし切れない感謝を覚えることでしょう。あまりの嬉しさに、踊りだしたり発狂
する人すら出てくるかも知れません。つまり、そんなお話でした。

40 早とちり

これも30と同じで、タイトルで内容の予想がついちゃいましたね。個人的には損しちゃ
ってる気がするんですが、こだわりがあったのでしょうか。ありがちですが、それ故安心
感がありました。サプライズを褒めたりこういうものを褒めたり、どっちが好きなんだ、
と言われそうですが、両方好きなのです。

41 Invisible touch

言葉が難しいところもありましたが、無理せずに大きな流れを追いました。力作の予感は
設定の端々から感じ取れ、文章もそれを活かそうと工夫してくれているのがありがたかっ
たです。緊迫感の出し方はシャマラン監督作品の映画を見ているようで、超一流のように
思えました。できれば、見終わった時の感覚は、それと違ってほしかったです。というの
は、最後まで見ると疑問符が浮かび続けるのが常なのです。作りこまれているからかも知
れません。要らない設定が足を引っ張っているように思えました。幼なじみ周辺に、何の
感情も流れていない気がしました。世界観を崩さないためだけに、淡々と作業しているよ
うに見えたのです。とは言え、なかなかお目にかかれないようなすばらしい作品だったの
も事実です。
369 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 21:14
42 サインはブイ!

苦手なジャンルなのに、とても面白かったです。人間関係がこういうものでは重要な気が
するんですが、満点です。ガキさんと吉澤さんの間柄に心震えました。キャラクターとし
ては紺野さんが素晴しかったですけど。……というわけで、めちゃくちゃしましたね。こ
こまでのものを何の惜し気もなく叩き壊すなんて、スゴイけどヒドイです。

43 Genetic signal

新しい試みを、みなさんしますね。ブツブツ切れるのを嫌ったのか、交互に人称が移り変
わって、残念ながら読みにくかったです。1レスごとにしてくれればもうちょっとよかっ
たと思うんですが、読むのに時間がかかりました。でも、いい感じでもありました。終わ
り方も予想通りのものでしたが、収まるところに収まった気がします。これしかないと思
えたので、もう一枚奇をてらうのが目立った今回の作品の中では、個性になっていたので
はないでしょうか。

44 月は落ち、誰が笑う

つかみがすごく上手いですね。ありがちですけど、印象的なシーンを頭に持ってこられる
と、物語に興味がわきます。ですけど、話が転々とし過ぎているように感じました。伏線
がないのは確かに、先の展開を読めなくするのに最も有効的な手段かも知れません。しか
し、そうすると何処か他人事にもなってしまいます。何が起きても驚かないし、どうなっ
てもいい。そんなふうに思えてしまいました。やはり必要なものなのでしょう。
370 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 21:15
45 イヤな女。

読み終わってタイトル見るとすばらしいですね。この話をとても面白く感じたのは、藤本
さんのキャラクターにあったと思います。性格が流れない。良くも悪くもいつも不満たら
たらで、その対象だけが移り変わるので、とても自然に感じました。終わり方もニクイで
すね。復活するその後を想像させて、とても暖かい気持ちになりました。レス流しまで最
高です。

46 しあわせの予感

説明的な文章に違和感を覚えました。終わり方とタイトルの関係はいいと思いました。し
かしテーマもおざなりでしたし、楽しみ方が今一つ分からなかったのも事実です。地味な
中にも光るアクセントみたいなものを入れてくれると、一転して大好きな感じになったか
も知れません。登場人物の素直な感じは伝わってきましたから。

47 困った友達

タイトルで高橋さんが出てくるとにらんだのですが、外れていて何よりです。これは二人
ゴトですね。人と壁をつくるタイプの吉澤さんには、それを無視して振り回してくれるよ
うな相手が望ましいということなんでしょうか。その壁の越え方にも個性があって、よか
ったです。ラストシーンも何だかこんな日常が続いていきそうで、派手ではない夢があっ
て、ほのぼのとしました。
371 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/04(月) 21:16
48 君と夏と不思議なチャイム

今回の中ではめずらしい、設定を作りこんだCPものでしたね。あせっていたんでしょうか、
誤字脱字が目につきました。内容はと言えば、悲しいお話にならなかったのが、かえって
意外でよかったと思います。何でもそうですが、インフレなものって評価しにくいですよ
ね。誰のせいではなくても。そういう意味で、運もよかった作品ではなかったかと。

49 I chat to what I see

文章には引き込まれるんですが、全くわかりませんでした。映画『ルームメイト』的な怖
さということでしょうか?抽象的なものもいいですけど、迫ってはこなかったです。作品
としては悪くないのも確かに分かるんですが。

50 あやみきカレー出店計画

文章が軽妙で、書くべきところとそうでないところがはっきりしていて、お手本にしたい
ような感じでした。地の文を崩されるのはあまり好みではないのですが、それでもそう感
じたのですから、レベルが違ったのでしょう。内容も発想を遠くまで飛ばしてくれて、そ
れを無理のないように感じさせてくれて、本当、文句のつけどころがありません。いや、
あります。何処なのかは言う必要はありませんね。残念です。
372 名前:夢遊屋 投稿日:2004/10/05(火) 20:25
44 月は落ち、誰が笑う

アンリアル 三人称
うーん、惜しい! いい感じなんだけどなあ。
伏線の敷き方が、ちょっと不十分だった気がするよ。
でも、雰囲気はいいし、保田をもってきたのは正解。
もはや、日本の警察も、これに似たことは平気でするだろうね。


45 イヤな女。

アンリアル 藤本一人称
はっきり言って、こういうのいいね。藤本の素直になれない気持ちが、よく表現できてるよ。
つまり、悲しいときに泣く。嬉しいときに笑う。なんてのは、あたりまえだもんね。
たいしたストーリーじゃないけど、素直でわかりやすい。テーマも活かされてるし。
それから、伏線の敷き方もいいと思ったよ。自分としては、おもしろく読めました。


46 しあわせの予感

リアル 三人称
恋愛ものは嫌いだが、これくらいだとリアリティがあっていいね。
でも、ほんものの吉澤なら、もっとストレートに「うざってー」とか言いそう。
この丑年3人組は、こうした話こそイイ。中学生の女の子みたいで、よかったよ。
ただ、最初の食事シーンは、無用だった気がするなあ。
373 名前:ハァハァ感想 投稿日:2004/10/06(水) 01:03
21 貧乳戦隊ヘタレンジャー
貧乳という言葉の響きがいいですな
ヘタレかつ貧乳って藤本のためにある言葉だと気づきハァハァ

22 転寝
ごっちんが寝てるだけで絵になるという見本の話
大人だけど子供っぽいなあ、ハァハァ

23 with a smile on her face
なんですかこれは!
けなげなよしこたんに萌え死にました

24 悲しきダメ人間
SM関係にハァハァ、そして意外な結末にもハァハァ
一粒で二度ハァハァしますた

25 鈴の啼く声
紺野が藤本の指を口に含む、それだけで昇天ものっす
噛み切るという行為にも熱くこみ上げるものを感じた 
374 名前:ハァハァ感想 投稿日:2004/10/06(水) 01:18
26 パンツ刑事
日ごろ松浦のパピコCMにハァハァしていた俺を狙い撃ちしたかのような…
最後のパンツ手錠にもハァハァ。俺もされたい!

27 超音速のブラックジャック
早いと女の子に嫌われますよ!
でもよかった。後浦なつみハァハァ

28 ディスタンス
吉澤の腕の所有権を主張する石川、イイ!
屈折した愛ってすばらしい

29 RGB
何か青春って感じ。
まあそれ以前によしごまハァハァでした

30 ナルキッソスの少女
うわあああ!!
さゆ×さゆってすばらしい!
そして前半のいじめられさゆにも興奮。
375 名前:ハァハァ感想 投稿日:2004/10/06(水) 01:25
31 さくら
ちょっと頭があれっぽいみうなと、攻撃的なりんね
犬っころみたいなみうな、最高!

32 C.C.C
二人で走って海まで、ってそれだけで青春だよ!
やぐよしもいいよなあ、と思った

33 Last Smile
このいしよしはいいなー、うんまじで
アイコンタクトでなんでもわかっちゃう二人・・・ハァハァ

34 『犬と猫』
犬石川猫後藤かな?
12もそうだったけど、娘。を動物にするのってすき。ハァハァしちゃいます

35 口笛吹きはかく語りき
こんごまって俺の中だと圧倒的っていうか、うん。
この二人が出てるだけでハァハァなのにしかも泣ける話って。あんた神だよ
376 名前:ハァハァ感想 投稿日:2004/10/06(水) 01:45
36 指切り
25の感想でもわかるように、俺指フェチ
指にキスするってのがもうつぼだった。ハァハァ

37 笑顔の行方
あやみきですね
赤ちゃんを抱いているあややを想像して、やられました

38 traffic report
ごまもいいんだけど、DJアヤカってのがはまり過ぎ
村田さんも抑揚のない読み方うまそうだしなあ、萌え

39 シグナル5
哀さーん! と思わず叫んでしまった
怖いやら萌えるやらでハァハァでした

40 早とちり
また小指か!指フェチの俺を狙い撃ちしようったって、そうはいかんぞ
・・・でもやっぱり小指をくっつけあう二人を想像してハァーン  
377 名前:夢遊屋 投稿日:2004/10/06(水) 18:44
47 困った友達

リアル 三人称
この組み合わせいいなあ。DQNの里田には、マジで惚れた。
どこか、つかこうへいの小説を読んでるみたいな気分だったよ。
マンガチックだけど、ちゃんと風景が見えるんだよね。
それが天性のものか、計算されつくしたものなのかは不明。
もし後者なら、すごい腕だなあ。


48 君と夏と不思議なチャイム

アンリアル 飯田一人称
話としては、多少の不自然さを感じるけど、いいんじゃないかなあ。
ただ、個人的に同性の恋愛ってのは、リアリティがなくて好きじゃない。
どうして未熟な少女たちの、思春期における擬似恋愛的にならないんだろう。
なんて、いつも思ってるんだ。まあ、個人的な見解だから、気にせんでもいいが。
熟読したわけじゃないが、プールというか「水」というものに対して、
もう少し何か意味を持たせてもよかったような気がする。
関係ないことを書いてスマソ。それと「足り出す」じゃなくて「取り出す」だからね。


49 I chat to what I see

リアル 高橋一人称
情景描写とかはいいね。でも、自分の頭では理解できなかった。
裏にある内容を探ろうとしたけど、やっぱりダメだった。
映像化すれば、きっと何かが見えてくるとは思うんだけど。
こんなアフォでスマソ。
378 名前:夢遊屋 投稿日:2004/10/06(水) 18:45
50 あやみきカレー出店計画

将来的なリアル 藤本一人称
おもしろくなりそうなところで終わってしまった。
こういうのって、どうなんだろうね。個人的には不愉快なんだけど。
みんな、一生懸命書いて、コピペしてるんだからさ。
直書きするのは自由だけど、終わらせる努力くらいしてほしいな。
ちょっと、作者さんの考えが理解できませんでした。
できれば、カムアウして、そのことを説明してほしいんだけど。
あくまで個人的な見解ですし、けっして怒ってませんよ。(^∇^)
379 名前:ハァハァ感想 投稿日:2004/10/09(土) 03:10
41 Invisible touch
屈折したあやみきの関係がドツボでした
黒藤本にオシオキキボンヌな昨今であります

42 サインはブイ!
美少女ニィニィというシチュエーションに萌え萌え
暴れまわる吉澤の横でサングラスをかけた紺野が葉巻を咥えて…ハァハァ

43 Genetic signal
そうです!恋はいつも突然なんです!
四の五の言わずにこの運命的な出会いに萌えやがれこんちくしょう!!

44 月は落ち、誰が笑う
や、やすこん!?今回マイナーカプ多くてマイナーカプヲタには嬉しい
何だかんだ言ってヤススLOVEなこんこんにハァハァ

45 イヤな女。
イヤな女だらけの世界キタワァァァ!!
もうね、こん中入って苛められたいっす、本望っす
でもイヤな女度ではなっち最強みたいなハァハァ
380 名前:ハァハァ感想 投稿日:2004/10/09(土) 03:16
46 しあわせの予感
俺にもこの幸せをわけてくれ!
いしごま、いしよし、よしごまよ永遠なれ!!

47 困った友達
三人ゴトかー!!
アヤカと里田に振り回されるよっCが最高、俺も振り回されてぇ!!

48 君と夏と不思議なチャイム
小川飯田って見たことない!!でもよかった!!
マイナー過ぎて新鮮でよかった

49 I chat to what I see
高亀というCPに尽きます、まじで。
この話を書いてくれた人は神だなあ

50 あやみきカレー出店計画
ぐべし!寸止めもいいところだ!!
腰振っていい気持ちになってるとこで、いきなり抜いちゃうみたいな寂しさ
と切なさと心強さ(お下品)
続きでぜひハァハァさせてください
381 名前:名無し覆面 投稿日:2004/10/10(日) 18:55
ディスタンス
石川と梨華ちゃん、という表記の違いで距離を表しているのだろうか。こういう微妙な
空気の作品は嫌いではない。ただ、現在パートを読む限りでは思ったほどの距離感を感
じなかったようにも思う。しかしやりすぎるとそれはそれで臭い作品になってしまう。

RGB
タイトルがどういう意味を表しているのか、気になるところではあるが。終わりを決
め込む後藤と、終わらない吉澤を比較して話を進めている構成は決して悪いものでは
ないが、どこか具体性に欠けた内容のようにも思えた。壁打ち、という言葉からはテ
ニスやスカッシュなどの競技が思い浮かぶけれど、ここは無難にテニス、二人で一回
戦云々というところからダブルスだったのかなと想像。

ナルキッソスの少女
世にも奇妙な物語系の話と思いきや、もっとスピリチュアルなものがそこには存在し
ているような気がした。一種の人格変換、とも取れるから面白い。水面に映る少女だ
けが唯一の希望ならばいじめの場面でどことなく厭世的になっているのも納得できる
し、その希望があっさりと裏切られる展開も良かった。タイトル通りの、自己愛に満
ちた道重の言動。それが最後は自業自得という形で結末を迎えるのだが、水の底に沈
んでなお自分に酔いしれてるような道重はある意味凄い。
382 名前:名無し覆面 投稿日:2004/10/10(日) 18:57
さくら
りんねと、変な言葉遣いのみうなの登場する話。りんねが事あるごとに「みうなはわた
しが潰す」発言を繰り返すのはちょっとくどいように思えた。また、みうなの妙ちくり
んな話し方も気になった。話の内容も、りんねがみうなを潰すと言う割には具体的な描
写が抜けていて首を傾げざるを得なかった。ラストも無理やり感動ものに持っていった
感があり、辛い。

C.C.C.
二人で走って海まで、というのは絵面的には決まっているのだろうが。リーダーとサブ
リーダーが仕事放棄してどうするよ、と思った。また、吉澤が覚悟はできてますと発言
するだけの内容だったとも思えない。ただ二人を海へと走らせたかっただけなのでは、
と勘ぐってしまう。タイトルはsheとseaとあとは何だろう。

Last Smile
ヲタによる理想的いしよし像と言うか。テーマの使い方もいいし、話も綺麗にまとまっ
てるんだが。どうもワンパンチ足りないという印象がある。中間の経過をダイジェスト
的に流すのではなく、もっと深くえぐって書いて欲しかったように思う。
383 名前:名無し覆面 投稿日:2004/10/10(日) 18:59
『犬と猫』
後藤のステロタイプなキャラ設定はあれだが、面白かった。後藤と石川の漫談のよう
な会話の流れ、そして突然の転校宣言。土砂降りのような展開にタイトルをかけたセ
ンスのよさとソツなく話を運ぶ腕のよさが目についた。ラストシーンは少し頭の中で
映像にしづらかったが、まあ言いたいことはわかったような気がする。

口笛吹きはかく語りき
何か悟っちゃった間のある紺野のちっぽけな世界を破壊する後藤。いい話なんだけど
少しだけ冗長な気がしないでもない。それと、紺野が小学生から急にみなさんおなじ
みの「紺野キャラ」に変わったのも気になった。

指切り
落ちだけ見てみれば「何だしょうもない」と思ってしまうが、ひとつの読み物として
は存分に楽しませてもらった。藤本がヅラでその裏に安倍の顔が、というネタがよか
った。登場人物それぞれの職業もキャラに合ってるし、意外と作りこまれてると思う。
384 名前:名無し覆面 投稿日:2004/10/10(日) 19:02
笑顔の行方
何だか「なかよし」の娘。物語を見ているかのような。話として優等生すぎるような
気がした。もちろん本家は藤本が地元で遊びまくってたことなど書かないだろうけど。
最後が負けないからね、の一言で済まされてしまうのはもったいない。話の流れから
して複雑な感情が藤本にはあったはずで、それを簡単に終わらせてしまうのはどうか
なあと思ってしまった。

traffic report
日常の中の非日常、を描きたかったのかもしれないが、肝心の非日常が日常に埋没し
てしまってはしょうがない。誰かが私的な日記を見せられているようだと言っていた
が、そういう意味なんだと思う。ラストシーンなんて村田の交通情報に被せていい感
じで終わってるし、あとはメリハリをつければもっとわかりやすい話になっていたの
ではないだろうか。

シグナル5
冒頭ネタっぽいなと思ったら、こんな結末を迎えるとは。いわゆる恐怖ものとしても
よく出来てるし、最後の高橋の行為の真意が明らかにするタイミングも絶妙だった。
何よりも、哀さんとして親しまれているネタをこういった形で利用するという目の付
け所がよかった。
385 名前:名無し覆面 投稿日:2004/10/10(日) 19:06
早とちり
この先輩って藤本だろうか。明記されていないが。早とちりでしたー、ってのは単純だ
が、それ以上にミスリードの後処理がされていないのが一番の問題だと思う。じゃあ轢
かれた少女はいったい何だったの、という気分にさせられた。もっと筆を加えて欲しか
った。

Invisible touch
見えない手、というタイトルは話の特徴をあらわしているとは思うが。短編にしては長
く、短編と言うよりは中編にすべき作品だったように思う。個人的な理由から松浦を陥
れる藤本という構図を使いたいのなら、もっと二人の関係について言及するべきではな
かったか。削れる部分はいっぱいある。姿の見えない菅谷の祖父や、紺野の存在もあっ
てもなくてもよかったように思える。色々な部分で、惜しい作品だと思った。

サインはブイ!
突拍子過ぎて話に乗れなかった。不条理ものには不条理ものなりの面白さがあるのかも
しれないが、自分にはどうやら理解できなかったらしい。何故突然バレーからプロレス? 
何故紺野がプロモーター?ちっちゃいネタとかはむしろ好きな感じだったのだが。
386 名前:名無し覆面 投稿日:2004/10/10(日) 19:08
Genetic signal
CPものにつきものである、「二人がくっつく理由」を遺伝子がビビビってきたから
という強引かつわかりやすい説明で片付けてしまった作品。そのあまりの潔さには感
服するが、出会うまでの話を普通に書かれても。最後だけのために、とは言えもう一
押し何かがほしい。

  月は落ち、誰が笑う
どんでん返しの回数が少し多かったような。最後紺野が保田のことを振り返る場面は
悪くはなかったが。それと話にはあまり関係ないのだが、保田が一介の探偵であるに
も関わらず何故殺人を繰り返したのか、計画の一端であるにせよだ。それを快諾する
保田とは一体どういう人物なのだろうか。そういう部分が一切見えてこないのは、物
語として不備があるような気がした。

イヤな女。
最後の安倍の台詞も含めて、面白かった。面白かったのだが。中澤たちの仕打ちも含
めて、全部芝居でしたってところで萎えてしまったのは自分だけだろうか。いや、秀
作であることは認める。つんくの「北海道に戻った藤本が見たかった」という台詞な
んてあまりにも言いそうで。しかし、どこか割り切れない部分があって何とも言えず。
387 名前:名無し覆面 投稿日:2004/10/10(日) 19:10
しあわせの予感
内容と言えばただのいしよしごまなのだが、人称に注目。よっすぃ、梨華ちゃん、ごっ
ちんという愛称を使用した三人称。普通に読んでると三人称だったのかと首をかしげる
程度のものだが、これをある程度想定できる第三者による語りだと深読みできないだろ
うか。娘。メンバーの誰かが後輩に語る幸せの物語、という風に想像してみるのも悪く
ない。

困った友達
困った友達、けれど素敵な友達。そんな感じ。アヤカと里田という対照的なキャラクタ
ーを使っていい感じで吉澤を振り回しているし、終始爽やかな印象だった。何気ない話
ではあるのだけど、その何気ない良さを個々のエピソードや会話で表している作品だと
思った。

君と夏と不思議なチャイム
引くどころか普通に楽しめてしまったのは、作者の腕だろう。学校で喫茶店風、という
掴みがまず良かった。そして、話がまた夏に相応しい爽やかなものだった。小川と飯田
のキャラクターも生き生きとしているように思えた。ただ1点、飯田の台詞「正解をく
れてありがとう」が堅苦しくて少し浮いているような気がした。もう少しこなれた言葉
はなかったものか。
388 名前:名無し覆面 投稿日:2004/10/10(日) 19:11
I chat to what I see
読んでいて、凄く不思議な世界観を感じた。亀井のキャラクターもミステリアスで、
最後の文章の切り方も憎い。ただ、全体的に作品の世界をちらっと覗いただけのよう
な不満が残った。具体的に説明しろ、と言われてしまうと言葉に詰まってしまうが。

あやみきカレー出店計画
物語が佳境に入りそうなところで話が終わっている。故意ならば悪趣味この上ないが、
どうやら不慮の事故だったようだ。それだけに、完成したらどれだけの作品になって
いただろうと思う。あやみきの関係やカレーと合図、「あやや宇宙へ」といった感じ
の設定。すべてが上手くいっていたように思えただけに悔やまれる。読者としては最
高の締め方を想像するが、いかんせん故意ではない尻切れトンボを勝手に想像してし
まうのはどうだろうか。作者が企画終了後に続きを書くようなので、全体的な評価は
その時にでも。
389 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/11(月) 00:25

28「ディスタンス」を書きました。番号とタイトル言われてもわかんねーよ、なんて思って企画板まで探しに行こうとした方々、たった今、繊細な作者の心に一生消えない心の傷をつけました。反省して下さい。

はい、まあ、テーマが「合図」ということで、記者会見の度にコメントを度忘れしたり、漢字の「夏」が読めなかったりと、アホの子の名をほしいままにしている小学四年生、Berryz工房のお笑い担当・菅谷梨沙子ちゃんが合図ときっかけの違いがわからず、大人たちに聞いてまわるという話にしようと思っていたのですが、梨沙子ちゃんがきっかけなんていう難しい言葉を知っているはずもないと、泣く泣く断念しました。

今回出した話と致しましては、新幹線に乗ったとき、神様のお導きで石川さんが隣に座るという、安易かつ恥ずかしい出会いから始まる俺×娘。を書こうと思っていたのですが、自由席にしか乗ったことのない僕の隣に指定席かグリーン車に乗っているだろう石川さんが座るはずもないと気付き、設定に様々な無理や違和感を感じたのでボツにしたのですが、石川さんが隣に座ると言う設定が甘酸っぱいような気がしたので企画で使ってしまおうということで、ああなりました。ボツにしたのを多くの人が読む企画に使うんじゃねーよ、とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、僕はエコの精神を大事にしたいので、再利用とリサイクルを…… あ、そうですか、こういう話はいりませんか。それは申し訳ないです。

カムアウトですが、前回は「夏の夕暮れぼんそわーる」を書きました。お初の方は、過去の企画、硝子の回からどうぞ。あるいは、「こんな娘。のはなし」の人のサイトでも、まとめてお読みいただけます。あやみき、いしあさゆ、いししば、かごみき、さゆえり、ののかお、かおみち、かおなち、りかみき、ゆうさゆ、こんまこ、ゆうりしゃ、まこえり、ののみき、かおなち、かおあさ、ひとまい、まきえりなど、カップリング満載でございますませ。

今回出した話、自分ではけっこう好きなのですが、投票結果を見ると微妙につまんなかったみたいなので、せめてカムアウトだけでも面白くしようと思ったのですが、ふてぶてしいものに仕上がってしまったので、この辺で終わりにします。みなさん、お疲れ様でした、楽しかったです。


390 名前:レス無し作者の無謀【あほう】な挑戦 投稿日:2004/10/11(月) 00:30
皆さんお疲れ様でした。

もうバレバレですが、元ネタはうすた京介作品です。マサルさん(ボスケテ)とか武士沢レシーブ(ヘルメット吉澤)とか
ジャガー(ジャガージュン石?とたて笛)とか異常なまでの説明口調(2レス目)とか。下に書いてるやつの一部もマサルさん。
うすた京介は心の師匠です。ちなみにマグマ大使に関しては、何じゃソレ?って思いまちた。

以下愚痴(のようなもの)。
合図で辞書引くと合図の鐘≠ニいうものがありました。なんかビミョーだったんで保留していました。その後3つほど
思い浮かんだのですが、わけわからん話だったり、合図ちゃうやん!見たいな話しだったので止めました。
とりあえず主役決めるか、最近亀井ちゃん書いてないから亀井ちゃんにしよ、と思ってたんですが、自スレに梨華ちゃん主役
意味不明話(*注1)書いて、良心が痛んでいたので、罪滅ぼし?のつもりで梨華ちゃんの明るい話を書こうと思いました。

ここまで考えて、僕の頭の中では、合図の鐘……、梨華ちゃん……、明るいからネタかなぁ……、そういや最近自スレに
まったくレスきぃへんなぁ……、作風変わったからかなぁ、てか変わったんかなぁ?、それともあとがきのどぅーん止めた
からかなぁ、やっぱり俺キレ悪ぅなったんやろか、最近パンツの中ビチョビチョやしなぁ、語られもせーへんやろしなぁ、
みんなどない思てんのんかなぁ、実際読んでんのん俺だけちゃうんか、%凾フ考えがグルグル駆け巡りました。
で、ポンコツコンピューターの導き出した結論が、

自スレの話(*注2、3+4)の番外篇を書こう!≠ナした。

これなら気になっていた他人の評価も感想で頂けるし、投票というシビアな結果も出るしで一石二鳥でした。
もしこれで一位になったら、俺はレス無し作者のカリスマとして飼育に君臨して、案内板なんかにそれこそ俺の絶賛スレが
乱立したりなんかしちゃったりして、なんか相談答えるよスレとか色々立って、ゆくゆくは女子高生なんかが俺のプロマイドを
買い漁って云々等と妄想を膨らましていましたが……無理でしたね。初日の投稿で既に理解しましたよ。
こんなひねくれた僕を許して下さい。
391 名前:レス無し作者の無謀【あほう】な挑戦 投稿日:2004/10/11(月) 00:31
元ネタにかなりおんぶにだっこ状態でしたが、好意的な感想が多かった気がするので安心しました。
読んで下さった皆様、感想書いて下さった皆様、投票して下さった皆様、ほんとありがとうです。

えー、個人的にはこの話よりも自スレ(現在、491レスで340864byte中、読者レスが7コで、5/13以来レスがありません)の
話のほうがいいのではないかと思っております。だってツッコミ役いなかったんだもんね(*注4もいませんが)。
ふーみん偉大。国本ふたり偉大。ピヨ彦偉大。つっこミキティ偉大。つっこミキティ偉大。亀井ちゃんちゃいこー。
ということでよかったらどうぞ。主役はみちしげ。元ネタはマサルさんのマニアックな一コマから。
読んでね、なんておこがましい事は言えませんが(だから書きます。読んでね=j、せめて高速スクロールだけでも。
多分ですけど、なんか変なのが見えますよ。スレ名見て閉じるのだけは止めて下さい。他の話もお口に合えば。
レスは(ry

*注1http://m-seek.net/cgi-bin/test/read.cgi/blue/1077781307/442-481
*注2http://m-seek.net/cgi-bin/test/read.cgi/blue/1077781307/347-364 の最後らへん
*注3http://m-seek.net/cgi-bin/test/read.cgi/blue/1077781307/422-441
*注4http://m-seek.net/cgi-bin/test/read.cgi/blue/1077781307/482-491

P.S.
九月十八日には特に意味はありませんでした。二十五日の一週間前だねってだけです。( ^▽^)<梨華ウッカリ〜♪
二千二年はミュージカル『モーニングタウン』(よっすぃが太りだした原因)の年だったので。

以上『14 この笛を鳴らしたらあなた』の作者でした
392 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/11(月) 00:35

 仕切り人さん、作者さん、読者さんの皆さん、本当にお疲れ様です。
 7チープトリック書きました。 

 最初合図って言われても何かサインを送ることしか思いつかず、誕生日のサプライズネタを
 考えているうちに、
 「矢口が石川にサプライズしようとしたら逆にサプライズされたら面白いな、1日違いだし。」
 と決まったはいいものの、前例がありそう。
 悩んでいた時、ある方が「叙述トリックを読みたい」とおっしゃっていたので、
 じゃあ飼育内の「常識」を利用したトリックを作ろうと思い立って出来たのがこの話でした。
 とりあえず石川の相手は高確率で吉澤だと思われる。ダメ押しで「かっけー」って言わせれば完璧です!
 川o・-・)(決してそんな事はない)って感じでゴー。
 タイトルはあのバンドの名前をそのまま。あまりにもしっくり来るので(自分の安っぽさと)

 長々と失礼しました。普段は空とか金とか黒などで書いております。
 前回は『隙間スイッチ』を書きました。
393 名前:川θ_θ) 投稿日:2004/10/11(月) 00:39
20書きました。投稿時間制限を1時間だと勘違いして「やばいもうだめだ
失格だあかんおかん」と涙目になって思い切って削りまくって無理やり終わ
らせました。数分オーバーしてショックのあまり削除依頼を出そうとしたら、
投稿時間制限は2時間でした。そんなに沢山あるんだったらもっとちゃんと
書けたかもしれないと思うと眩暈がしましたが気付いたのが数日後だったの
でどうしようもありませんでした。嗚呼。

ま、書き上げる前は「うわーこんな地味なの思いついたけど地味すぎてお話
になりようがないよ」と思っていたのが、1/1のこと思い出して「あら、これ
なら派手だから何とか読者の興味を繋げるかもよ?」と頑張って最後までこ
じつけられただけで満足でした。落ち着いて考えると朝起きて歯磨きしてご
飯食べにいくまでの話でしたが。地味っていうか何だこりゃ。

テーマの合図は、吉澤は何の合図もないから超安心できちゃうね!って主旨
の話でこのタイトルでだからうざくうざく松浦のことを書く必要があったの
ですが誰にも理解してもらえなかったっぽい俺かっこいい。時間が無くて苦
しんでたのに何のためにヘアアイロン出したのか意味がわかりません。

それはそうとここの藤本さんと松浦さんは下の作品と同一人物なので併せて
読……まなくてもいいです。嫌がらせみたいな話ですみません。
http://mseek.xrea.jp/event/big05/1082293564.html
394 名前:3「通信お母さん」 投稿日:2004/10/11(月) 00:42
いこーるです。

3「通信お母さん」を書きました。

空で連載中の推理スレに当てる探偵を
誰にしようか悩んで結局ボツになった安倍さんのネタを今回使いました。
今回の暗号、自スレの方では扱えそうになかったので……。
取ってつけたような最後のトリックも好評いただきまことに恐縮です。

私はあやみきものが結構好きなんですが
何篇か読むといしよし等、先行CPをサブストーリーに据えたあやみきというものを
目にします。
それでは、あやみきをサイドに仲良くなるなちまりってどうだろう。
そう思って23レス目の最後の数行が加わりました。

ちなみに、
今回登場した暗号ですが、
やってみるとわかりますが実用性はかなり低いです。
思うように文章が作れない……

これまでにないくらい票をいただきMVPまでもらってしまって
本当に光栄に思います。
企画に関わった皆様、楽しい時間を本当にありがとうございました。
395 名前:6 塀の上レール 投稿日:2004/10/11(月) 00:43
6 塀の上レール を書きました。
皆さんお疲れ様でした。
タイトル一癖あったみたいで、何だかすみません。
物凄く無意識につけたので逆に驚かされました…
ちなみに「上レール」は「モノレール」と同じアクセントで。

某深夜10分枠番組のエンディングで「ハピネス」のPVを
観て以来ベリーズに嵌り、DVDメイキングで
おねーさんず(清水&嗣永)に嵌り……
何か書いてみたいけどなかなかきっかけが無かったところへ
今回の企画開催を知りました。
キッズ話の需要は全く考えず、タイミングとして
合致したので思い切って書いた、と言う感じです。

作品に関しては、最初からこの二人で書くことは
決めていて、頭の中で色々遊ばせてみたら塀の上に
昇って歩いているシーンが思い浮かんだのでそれを取り入れました。
テーマの「合図」は文中に一つ、ラストに一つです。
キャラの把握は自分の中で嗣永はすぐ掴めたと思ったんですが
キャプテンは多くを語らない職人気質かなーくらいで…
正直梃子摺ったので子供らしさを出すことで逃げました。
歌だけじゃなくダンスに関しても、ということを知ったのは
更新後でした。ガックシ。

カミングアウト。
紫「離・視えざるもの」花「モテ高さんの日々」森「空気銃」
の作者です。雅生誕スレにも参加しました。

貴重な経験が出来て大変勉強になりました。
縁があったら、また。
396 名前:1 待ち人 投稿日:2004/10/11(月) 00:45
私はふたりゴトにおけるののまこには、正直なところ苛立ちを覚えました。
こんなお行儀の悪い二人なんて本当のののまこじゃない!と、キモヲタである私はそう考えました。
そして、よしそれならば私が理想的なののまこを示してやらう、と、こう思ったのです。
このお話を書いた動機はそれだけです。

少女についてですが、あれは辻です。実際には髪が小川より長かったとしても、あれは辻なのです。
でなければ、理想的なののまこには成り得ないのです。理想的なののまこというのは、
辻が一方的に小川にベタ惚れなのに対し、小川からしてみると辻は遊び相手の一人に過ぎない、
という、ドライなものなんです。だから小川が辻の後を追うなんて有り得ない。
小川は辻が死んだって、どこかで適当な相手でも見つけてよろしくやるに決まっているのです。
いや、少し言い過ぎましたが、まあそういうわけで少女は辻です。

テーマが弱いという件に関しまして、私はそうは思いません。
このお話は登録番号1番でござます。このお話が、今回の企画の始めなのです。
もっと言いますと、このお話が投稿されることによって、企画がいよいよ動き始めるのです。
つまり、何が言いたいかと申しますと、この作品自体がこの企画が始まる「合図」なのです。

と、偉そうなことを言っておりますが、
実はただ勢いで書いたのであまりテーマについて考慮しなかっただけです。
少女に関しましても別に確固たる思想の下であれが辻なわけではございません。
なんとなくです。色々と申し訳ございません。お目汚しを致しました。

投票してくださった方ありがとう。2点が入ってると小便ちびるぐらい嬉しかったです。
もちろん1点でも腎臓が締め付けられるぐらい嬉しかったです。感想も嬉しかったです。
その他、企画に関わった皆様にありがとう。管理人さんありがとう。

硝子の時は「私達硝子はこうして一生を終えるのです」とか言うものを書きました。
あれも色々屁理屈こねましたが意味はなかったんです。なんとなくです。
色々解釈してくれた方、嬉しかったです。ほんと色々嬉しかったです。ありがとう。
397 名前:5 SOUNDLESS SEA書きました 投稿日:2004/10/11(月) 00:53
作者の皆様、読者の皆様、お疲れさまでした。
加えて、感想を書いていただいた方、たくさんの投票していただいた皆様、
どれだけお礼を言えばいいかわかりません。
優勝という結果に加えて、特別賞までいただいて、もう感謝感激雨嵐でございます。

スキューバという、題材を使いましたが、私自身はやったことありません。
伝えたい言葉の代わりに合図を使うのは、ベタだなぁと思ったので、シチュエーションでベタさを消そうかなと思って思いついただけです。
藤本の心理が、彼女の言葉を通して表現できなかったのが、一番苦労した点でしょうか。
考えてみれば、一人称で相手の心を表現する一番の手段は、会話だよなぁと再認識しました。

最後にカミングアウト。
今回で短編コンペに参加10回目の古参です。
最近のコンペでは三角プリズムやThese Days」書いてました。
自スレは銀の「夢限幻無」と緑の「シアワセの風景」です。
その他にリテイクやリレーとかちらほら…
13番を見るともっと他にわかるかもしれません。

どうもありがとうございました。
後は個人的に13の作者様、申し訳ないです。
もっと有名な方を題材にしていただけると…
398 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/11(月) 01:09
今回は『いしごま』を書いて優勝するというのが頭にあったので、いしごま書きました。
優勝するにはどうすればいいのかわからなかったけど、真面目に書けば俺くらいの才能があれば簡単に優勝できるだろ、と思って久しぶりに真面目に書きました。投票とか見ても2点とか途中で怖いくなるくらい入ってのたで、優勝した時の嫌味なコメントをボケが欲しいなんて嘯く、真性つっこみ症候群にかかっている藤本さんの手首のスナップを想いながら一日中考えていました。

では、ボツになったコメント集をご覧下さい。

「才能っていうのかな。時々自分でも怖くなるんだよね」
「1位とかそういうのくだらないよ。数字なんかで評価して欲しくない」
「優勝は嬉しいけど、40人以上の人と繋がれたことの方がもっと嬉しいんだ」
「記念すべき日になるだろうね。優勝したことがじゃなくて、伝説がここから始まることがさ」

俺に中途半端に期待をさせた34に投票した奴、俺の淡く純粋で儚い期待を裏切った投票しなかった奴ら、全部ふっくるめてみんな死んじゃえばいいんだ!!! てめぇーらみんなウンチくせぇーんだよ! ウンコウンコ! お前の母ちゃん知らない男と歩いてたぞ!



…………泣いてなんかないやい!
399 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/11(月) 01:11
22 転寝書きました。
テーマがかなりこじつけっぽくてごめんなさい。
あと被ってごめんなさい。実は知ってて(銃声

今回も凄く楽しかったし、勉強になりました。
参加者の皆さん、支配人さん、管理人さん、そして読んで下さった皆さん
本当にお疲れ様でした。

カムアウトですが、最近だと第二回リテイク企画で
「箱の心」とかいうのを出させていただきました。
400 名前:32 C.C.Cを書きました 投稿日:2004/10/11(月) 01:17
このヒト達で「合図」と言ったら、アイコンタクトしか浮かばず。
なのに、あれ?書いてるうちに別な部分が「合図」になってしまった、まあイイか。

最後、海に誰か…5期メンあたりが2人を迎えに来る、かなあ?と思ったりしました。
何となくやめてみました。
たとえ5期メンが二人を迎えに行ったとしてもおそらく、ヤマなしオチなしイミなしで終わるのは変わらないコトでしょう。
書くうえでぼんやり意識してたのは次の2つくらいです。
「テーマに素直に沿う」&「何だかんだでやっぱり何も起こらないカンジ」。

タイトルは適当に後づけ、エキサイト翻訳曰く「彼女、海を見る」というカンジです。
何となく字面をイジってみますた(びみょう)。
しかしそんなタイトルをつけたクセに「海」ってのは思いつきで大したイミはなく、「海に走る」という行為に対する皆様の認識…
あえて言うなら熱い思い、いや、イメージ?を改めて認識して、そうか…と思った次第です。

基本的に短編はいつでもどこでも、最初に浮かんだ「場所」と「ヒト」ありきで、ノープランの考えナシで書いてます。
書いてくうちに何となく、どうにかなったりならなかったり、ならなかったり。
何となく、ぼんやり、何となく。
毎回そんなカンジで、完全にノリだけの一発勝負です。
そういうもんだと思っております。
雰囲気もクソも有馬温泉。
いや失礼。

前回は「from a Window」というのを書きました。
参加された皆様、おつかれさま&ありがとうございました。
401 名前:「18 Far Beyond The Sun」書きました 投稿日:2004/10/11(月) 02:24
参加された皆さん、お疲れ様です。今回関わったすべての方、どうもありがとうございました。

実はこの話、亀井聖誕祭用として去年の暮れに書いたものです。
月のスレには書いてすぐに出しましたが、花用にと思っていたコレは忘れてしまってました。
少し手直しをする予定だったんですけど色々忙しくて、出すタイミングを逸してしまったんです。
で、八月の終わりにPCがぶっ壊れた時に、別のHDに保存してあったコレを見つけました。

今回のテーマを聞いても何も思い浮かばず、結構自分では気に入ってたプロットだったので
結局手直しもしないまま、無理クソに「合図」だけをねじ込んで参加してしまいました。ごめんなさい。

前回は「Communication Breakdown」を書きました。
自スレのプロットやら更新予定分を保存しとけよ、と思うのですがとりあえず生存報告まで。
402 名前:大の大人が名無しだなんて。。。 投稿日:2004/10/11(月) 03:01
16 ののはあいぼんのかいらいなのれす。を書きました。

かいらい=傀儡=あやつり人形。他人に言われるままに行動する人。って意味です。
多分あってると思いますけど間違っててもどうでもいいです。

ののたんにあいぼんの傀儡になっている自覚があるのかどうか?を考えたら
僕はあるんじゃないかと思った訳です。
そしてその役目を全うするためにそれなりに気を使ってるんじゃないかと。
要するにののたんは奇跡って事ですね。はい。

今回の企画はネタが多かった印象があって面白かったです。
色々な人ありがとうございました。

>>264
そこまで考えて無いっす。
403 名前:31 さくらを書きました 投稿日:2004/10/11(月) 08:25
 作者の皆さん、読者の皆さん、お疲れ様でした。
支配人さん、顎さん、こんな拙い物語で参加させて頂いて、ありがとうございました。
 
 今回のテーマほど、苦戦したものはありませんでした。
プロットが出来上がって、枝葉を付ける段階で何度も挫折。
実は、最初はみうな役がシゲさんで、りんね役が圭ちゃんでした。
アンリアルとはいえ、どうもキャラが合わないんです。
そこで、ある方のお話を聞いて、みうなを使ってみました。
どうせなら、りんねちゃんも使おうと思って、こんな物語になったのです。

 静岡弁、知らなくてすみません。
湯治で伊豆に行っていた時、地元の人が使う「〜だら」というのが印象的で、
きっと、静岡の言葉って、「〜だら」を使うんだろう。と思い込んでいました。
慣れない方言なんて、使うものではありませんね。反省しています。

 私は何も考えずに書いていたのですが、どうも『カテキョ』に似てますね。
実際、脳腫瘍になると、眩暈や風邪に似た症状から始まるそうですが、
物語の性質上、事実とは異なった描写をしてしまいました。
病院で亡くなる時も、多くの場合、気道に送管され、喋れる状態ではありません。
ただ、それを書くと、私自身がとても恐ろしくなります。

 前回の『硝子』では『愛しのレイナ』を書きました。
自スレの方は、一ヶ月近くも更新していません。すみません。

                            by 偽みっちゃん
404 名前:イタいカミングアウトはじめました。 投稿日:2004/10/11(月) 10:13
「17 溶ける時間」を書いた者でございます。

合図とは、何でしょう。
「1 あらかじめ取りきめた方法で意向・事柄を相手に知らせること。また、その方法。2 約束。取り決め」(広辞苑第五版)
…なるほど。
たとえば、時を告げる「合図の鐘」。たとえば何らかの行動の開始を連絡する「合図を送る」。
そのようなことは、ただ過去から未来に向かって流れていくだけの時間に、特定の意味を与えます。
人は、時間が「無抵抗をいいことに」(範馬勇(ry そこに意味の刻印を与えるのです。

桜が咲き、散る。
椿が咲き、散る。
時計が12時を、告げる。

それらは本来、何の意味もない時間の経過、壮大なる自然のゲームの経過を示すだけのことでしか、ありません。
しかし、そこに人間がなんらかの意味を付与するとき、それらはある特定の意味をもつ「合図」として人々の心に刻まれることになります。

時が止まる、凍るというのも―当たり前のことですが、比喩でしかありません。
時は理不尽なほど物事に無関心に、とうとうと流れるものなのですから。
時が止まるというのなら時が凍るというのなら、それはその人が足を止め、心を凍らせているからに他なりません。

藤本さんが桜の花をみて、春の合図だと思ったのも同じことです。
彼女はきっと、桜の花の下に、春めいたものを予期していたのでしょう。
でも、それは現実とはなりませんでした。
405 名前:イタいカミングアウト続きました。 投稿日:2004/10/11(月) 10:16
椿の落ちる音。
時計の12時の音。
それは―彼女にとって凍っていた時間が溶けだす何らかの合図となったので、しょうか。
彼女の幸せを願ってやみません。

一切のものを、合図と捉えるか否かは―その人の心次第。
と言う事を書きたかったのですが、まあいつも通り、うまく表現できませんでした、ごめんなさい。
皆様からのご指摘通り、一人称の変化は失敗したかもしれません。

さて、ますますイタくなって参りましたが。
とりあえず村田さんが微妙に好評だったのが嬉しくてなりません。
むらたさんのみりょくにしいくのみなさんがもっとむちゅうになればいいとおもいます。

それぐらいにしておきなさいと脳内のムラ田めぐみさんが告げているのでこれぐらいにしておきたいと思います。
あ、ちなみに私は14回オムニバスにおいて「13 陽が、沈む」。第一回リテイクにおいて「12 lunatic...」。第二回リテイクにおいて「18 砕けない物語」を書いたものでございます。

支配人さま、参加された皆様、読んでくださり、また投票に参加された皆様。
お疲れ様でございました。そして、ありがとうございます。
406 名前:口笛吹きはかく語りき 投稿日:2004/10/11(月) 11:16
童話のようなお話を書きたいと思い、こんな物語になりました。
発想は極めて単純で、何処かの屋根の上に人が暮らしていたら、そしてその人が困ってい
る時に突然降りてきてくれたら、夢があっていいと感じたのです。子供の頃、死角に何か
あるのではないかと考えてあさっていた結果でしょう。
同時に、いくつかの問題点も浮かびました。整合性というか、リアリティというか、ビル
の存在がよぎりました。後藤さん、丸見えです。しかし、よぎるのと同時にそんなものは
どうでもいいとも思えたので、書くことに決めました。
冗長という感想をもらい、確かにその通りだと悔やむ箇所もありますが、それとは別のと
ころで満足感を覚えてもいるので、よしとします。こう思えたのも、0票ではなかったこ
ととは無関係ではありません。投票してくださった方々、本当にどうもありがとうござい
ました。
支配人さん、作者さん、読者さん、投票者さん、感想書きさん、お疲れ様でした。

普段は毎日更新を目標に1レス、直書きしています。何処かで見かけたらお目を通していた
だけると嬉しいです。それが自分のスレとは限らないでしょうが。
407 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/11(月) 11:31
43 Genetic signalを書きました。

ベタです。
ベタベタです。
某マンガを読んでいて思いつきました。

今回に限らず短編バトルはひねった作品が多いので
ベタなのも逆に印象に残るんじゃないかと思い書いたのですが見事玉砕。

で、どうせベタでいくならとことん行こうと思い
タイトルを英語にし、CPもこんごま(これは個人的嗜好なんですが)
始まって2レス目くらいでオチが読める作品にしてしまいました。

実はいっそのことCPはいちごまで行こうとも思ったんですが
それはあんまりにもあんまりなんでやめました。

小説はこれが初作品です。
目標は一点獲得だったので目標の10倍の点数で素直に嬉しく思っています。
投票してくれた皆様ありがとうございます。

そして、参加された方ならびに支配人さま本当にお疲れ様でした。

408 名前:4 8.21を描いたおさーん 投稿日:2004/10/11(月) 21:28
みなさん、乙&カレーでした。
あっちゃん&みうな。漏れもどう書いていいか、わからなかったです。
それじゃ、なんで書いたんだ。というと、漏れの疑問の答えをみつけるため。
鬱も手伝って、どんどん疑問がふくらんだんですね。
CPって何なんだ? 同性の恋愛なんてリアリティがないんじゃないか?
最終的には、娘小説の概念って何なんだ? なんてことになったわけです。
だから、漏れの知らない人物を、リアルで書いてみようと思ったんですよ。
そうすれば、何かが見えてくるんじゃないかなあと。
結果的には疑問が残ったままですが、まあ、細かいことを気にしてもしかたない。
漏れは漏れが書きたいものを書けばいい。そう思ったんです。

ところで、漏れが「夢遊屋」だと、なんでわかったんだろうなあ。
いつだったか、駄作屋さんを真似てMU屋にしようか。なんて言ってたからかなあ。
漏れの無責任な感想で、不快に思った作者さんがいたら、許してください。
鬱病患者のたわごとですので、どうぞ笑って許してください。
感想を書くのはむずかしい。もう感想なんて書きませんから。

前回は「いいらさんのおうち」を書いたオサーンでした。
409 名前:褒められてない参加者 投稿日:2004/10/11(月) 21:44
>>408
勉強になったよー
自分が感じたままを書くのが感想だから気にしないで。
てかまた書いてくれ。
410 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/11(月) 22:08
『45 イヤな女。』を書きました。

飼育に書くのは初めてだったので緊張しました。
当初は確か高橋の淡い恋愛の話を練っていたような気がするんですが、
どこかがどうにかなってこんな感じに。

感想、投票くださった皆さんありがとうございました。
たくさんの票をいただけて素直に嬉しいです。
個人的に意外だったのは、設定が受け付けないという感想がいくつかあったことと、
MVPに票を(オッサンにまで)入れていただけたということでした。
中澤たちまでもが演技だったのかどうかについては、
読まれた方それぞれのご想像にお任せしますということで。

その他、どの感想も興味深く、勉強になりました。
普段は羊のほうで『人斬り美貴介』という時代物を細々と書いております。
楽しかったです。ありがとうございました。
411 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/11(月) 23:17
29 RGB を書きました。
切ないっぽいものを書きたいけどなるべく切なくないようにしたかったので
顔文字付け加えたりごとぉさんの心情がはっきり分かるようにしたのですが
それに伴い内容の薄さとテーマの御座なりな扱いも強調されてしまったようで。
なるほど伝達を意図しない文章っていうのはこういったものになるのだなぁと
投稿後改めて眺めたときに手前勝手な得心を致しました。
とは言え少なくとも一人、シンパシーを覚えた方がいらしたようで、なるべくならそれを避けるようにと
思っていたこちらとしては大変申し訳なく思い、なんとも切なくなりました。本当にごめんなさい。

部活については一応決めてたものがあったのですが、女子部がグラウンド占拠してるとか、
そもそもそのスポーツで壁打ちやるかとか、創部三年で全国とか、やはりリアリティがない。
ただ、自分は作る上でそれをあまり重要視していなかったので、読んでくださった方がそれぞれ
当てはめてくれたもののままにしておいたほうが良いのでしょう。
まあ、言っちゃいますけど。サッカーですけど。

タイトルについてですがそのまんま赤緑青で、一般にカラーテレビの三原色を意味します。
"capsule"って歌い手さんのアルバム"phony phonic"に収録されてる曲の題目から引用させて頂きました。
個人的にはその曲っぽいふいんき(ryを出せたような錯覚はしてます。
元より票は伸びないだろうなぁと覚悟してたので、そう錯覚できただけでも自分としては満足です。
特別深い意図はありません。青春が思い出と云う虚像になり、その結ばれた像を指してRGBとか、
それら含め人のする体験は全てテレビの中の虚構に似たものであるとか、適当に後付け説明
出来そうですが無理があるので止めときます。取り敢えず葉っぱと空の色、ということで。
あと、テーマを二度使用した理由は単に欲張ったからです。蛇足でした。

長々と失敬。カムアウは自スレが放置気味なので前回書いたものだけを。
前回"硝子"ではおでんを書きました。
感想をくれた方々、投票して頂いた方々、ありがとうございました。
作者の方々、お疲れ様でした。
412 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/11(月) 23:55
25 鈴の啼く声を書きました。
お題が「合図」と聞き、合図→何かを報せる→死(?)→鈴の音で。
という安易な発想をしてしまったことから端を発します。
コンペ初であり、更に真面目に短編を書くなんて初めてだったものですから・・・。
長編のクセが出て、なんや無駄に長さを要するモノを書いてしまったようです。

感想を貰っていく上で、あぁ・・・そうかも。
などと、遅すぎながら気付いてみたりして。
やはり大変学ばせていただいたのですが、流石に「文章下手」と書かれたときは凹みましたし、ちょっと荒れました。

そして、その後にすぐ鬱になりました。
いつの間に自分はこんなに驕ってしまっていたのだろう、と。
まだまだ勉強不足で、実力も不十分であるにも拘らず、そんなことで荒れるなんて・・・。

この場を借り、感想を書いてくれました読者様方にお礼を申し上げます。
的確な感想をありがとうございました。

そして、管理人様、支配人様、投稿された作者様方。
誠にありがとうございました。それとお疲れ様でした。
これを足掛かりにして、更に精進に励みたいと思います。

最後に、僭越ながらカムアウトをば。
普段は海板にて稚拙な文章をつらつらと書いております。

最後に、皆様本当にありがとうございました。
413 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/12(火) 00:02
24.『悲しきダメ人間』を書きました。

まずは、感想を書いてくださった皆様、票を入れてくださった皆様、ありがとうございました。
短編コンペ初参加でしたが、いい勉強になったと思います。

もともと参加しようと思ったきっかけ自体が
『新垣×高橋のコンビ(およびカップリング)を浸透させたい』というところにあったので、まずはどうしたら多くの人が読んで、興味を示してくれるか、というところに重点を置きました。
そういうわけで、中身よりはむしろ、読んでもらうための小細工の方に力を入れていたという感じです。

内容の方は、新垣さん絡みのCPはまだまだ少ないということもあって、読み手の方々がどのように受け取るのかが気になっていましたが、一応需要はあるんだなぁというのが正直な感想です。
私の中の新垣さんは『高橋さんと対等(ときに上位)に接することが嬉しい人』。
高橋さんは、『表面的なやりとりの上でのリーダーシップを新垣さんに委ねることが心地良い人』です。
同期で対照的な小川×紺野の関係のように、同じ空気感の中での馴れ合いができない二人。それでも、お互いを必要としている。
そういう微妙な関係を保って一緒にいる二人がとても好きなのです。
(本作品はあまりにもバカっぽさばかりが前に出てしまったので、そういう意図は伝わらないはずですが…)

とりあえず、今後も機会があれば何か書けたらいいなと思います。
蛇足ですが、飼育では紫板で「カース!」、金板で「Come Rain Or Come Shine 」を書いていました。
もし興味を持っていただけたら、そちらの方もよろしくお願いします。
最後に、参加された方ならびに支配人様、お疲れ様でした。
414 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/12(火) 00:12
8 偶然を書きました。

誤読したって言う感想があったけど確かに分かり辛い部分があると今読み返して初めて思った。くすっとした。って言う感想にくすっとした。前回は2 誤解を書きました。密かに自信作でした。エンドマーク次からは入れます。必要って知らなかった。見たらみんな入れてて焦った。けっこう焦った。
415 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/12(火) 00:17
19夜明けを駆けて書きました。
どうもみなさん、うっかり19に票入れ忘れたらしく、とても残念に思っています。
もしくは自分が入れなくても誰かが入れてくれるからという心理が働いたのでしょうか。
ともかくこの名作がこのまま埋もれてしまうのは、日本の損失です。
票を入れなかった方々、次はこのようなミスのないようよろしくお願いいたします。

ちなみに、ファンレターなどは花板スピカか白板闇を泳ぐ、どこまでもまでどうぞ。
416 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/12(火) 01:31
10『アイ,Zoo』を書きました。
まず言いたいのは、東北の皆さん、北海道の皆さんごめんなさいということで、
あと関東、九州の皆さんごめんなさいということです。
もちろん各作者さん、読者さん、そして支配人さん、
この企画に関わった全ての皆さんお疲れ様ということで。

「合図」っていわれてもダジャレしか思いつかないし、ちょっと不可思議なものを書きたい年ごろでした。
最初は各メンバーのコメントを入れてくつもりですたが、地味すぎてつまんなかったので、
脳のはじっこにこびりついていた鈴鹿御前伝説を使うことにしました。
かの征夷大将軍坂上田村麻呂(後漢の血筋だったらしい)がエミシの豪族アテルイ(昔話では魔王呼ばわり)を
打ち倒すときに、鈴鹿御前というエミシの女性の力を借りたというアレです。

藤本、紺野、カントリー(一応小川もいる)ということで北海道と思われがちですが、
北上川や胆沢城は岩手県にあります。
「エゾ」や「エミシ」というのは蔑称ということで使いたくなかったんですが、これがマズかった。
当時九州人が兵隊に使われたかどうかはわかりません。
でもアテルイ討伐のときに雇われた兵士達が関東に居つき、その後坂東武者になったという説はあるようです。

なにはともあれ「かおみき」は最も美しく淫靡な組み合わせであるというのは
まぎれもない史実だということです。
前回は「なんか明日はガラスになる」を書きました。
417 名前:もしも漫画が書けたなら 投稿日:2004/10/12(火) 02:51
多分こういう漫画をひょろひょろと細い線で描いて、勘違いしてビッグサイト辺りで売り出して在庫を抱えるでしょう。

38 traffic report書きました。

タイトルは何故だか無性に気に入ってます。
誰もいない部屋でラジオだけが鳴っている場面が思い浮かんだので、そこからFMサウンド的な物を書こうかなと。
余計な描写を削ぎ落として、シンプルでクールかつ洗練されたスタイリッシュな文章を書こうと思ったけど、元来AM派の私。
月曜深夜のこの時間に81.3ではなく954を聴いてる時点でドダイYS、もとい土台無理な話でした。
それどころか描写を削ぎ落としすぎて、というかはじめから書いてなくて、
肝心の内容も非常に曖昧なものになり皆さんを困惑させてしまったことをここにお詫びします。

一度投下した作品の説明を後からごちゃごちゃするのはカッコ悪いというのは前々回の企画チャットで学んだのですが、
懲りずにあくまで一つの読み方を示させていただきます。
バイクが5mもすっ飛ぶような転び方って結構なもんだと思うんですよ。
で、それで怪我がないとしたら彼女はサイボーグ後藤かもしくはその時すでに…ということです。
瞬間、父親の事を思い出したり、やたらと眠かったり、淡々とした日常が続いたり、と。
そういう事を念頭において読んでいただければちょっと印象が変わってくるかもしれません。
変わらないかもしれません。さらに悪くなるかもしれません。

というか改めて読み直すと、この内容だけでそういう読み方をさせるにはあまりにも。
もう一回いいます、 あ ま り に も  乱暴だったと深く反省しております。
最後のニュースの内容も決してミスリードを誘って誤読させてやろうとかそういう意地の悪い考えはございません。
恨むなら交通情報部分を参考にさせて頂いたTOKYO−FMさんを恨んでください。
やたらと事故による渋滞が多かったから、何の疑いもなくそのまま使っちゃったよ。
418 名前:_ 投稿日:2004/10/12(火) 02:53
原チャリは素敵な乗り物だと思います。乗ったことないけど。
遠くに行けそうで行けない感じがなんともいいです。原チャリに乗ってる女の子は素敵です。

http://mseek.xrea.jp/event/big04/1063586278.htmlとリンクしてるような、してないような。
つーことで書いてる人も、そういうことです。
逆にこれを意識しながら書いてしまったため、勝手に先走ってあの薄い描写に一人で納得してたんだなぁと、しみじみ思います。
ノーヒットノーラン継続中ですが、一方でスレ落としという致命的なエラーをしてしまいました。
そのくせにのうのうと企画に参加してごめんなさい。

支配人さん、参加者さん、読者さん、みんなみんなありがとう、お疲れ様です。
そして顎さんには知らず知らずのうちに飼育以外のところでもお世話になっていたようで頭が上がりません、ありがとうございます。
419 名前:9 Sign 投稿日:2004/10/12(火) 17:06
9 Signを書きました、名も無き作者と申す者です。
普段は空でつらつらーっと長編を書いてます。

「合図」と言われても何にも浮かんで来なかったのですが、
別件で自殺サイト巡りなどしてる時に「周囲の人間がSOSに気付いてやるのが大切」
とかゆー文章を目にしてSOS→合図→Signと何とも安直な発想で作り始めました。
設定から入ったので感想でその辺りを褒めて頂けたのは実に嬉しかったりしました。
ただ力不足故か、自らその設定を殺すような感じになったのは否めません、れいなごと。

あーゆーオチになったのはですね、まぁ設定が短編に相応しくなくなってしまったのと、
あのまま下手に続けると誰かがおっしゃっていたようにとんでもない愚作になりそうだったので。
あと全く想定外に「Sign」と「さいん」の違いが気になる方が多かったようで。。。
言いにくいんですがアレは発音の違いのみで、それ以上の違いはありません。
ただ道重さんのボケボケ具合を示す材料に過ぎなかったのです。

投票の結果を見ると自分的には残念な結果に終わってしまいましたが、
その辺は重さんヨロシクばっさり割り斬って、次回以降に活かせるよう精進したいと思います。

最後になりましたが管理人さん、支配人さん、作者・読者のみなさん、お疲れ様でした。
そして本当にありがとうございました。
次回以降、またよろしくお願いします。

蛇足ですが、冒頭の未遂少女は紺野さん、とゆー裏設定があったのは此処だけの秘密です。
でわノシ
420 名前:2を書きました。 投稿日:2004/10/12(火) 17:30

一部の方々の間では死んだ説も流れているようですが
取りあえず生きてるPPです。

自スレは遥か昔に倉庫送りされてますが、この短編企画が大好きで
ちょくちょく案内板を覗いては、何度もコッソリと参加してました(笑)。

以下、過去の書き逃げ作品集。
第11回:神の世界、第12回:秘密戦隊ジュウゴレンジャー、第13回:つんくへの手紙
あと、名前を変えて『ドラあいぼん』(黄倉庫)なんてのも書いてました。ごめんなさい。

最後に。
今のところ新作を始める予定は有りませんが、短編企画には出来る限り
参加させて頂こうと思っています。

管理人さん、支配人さん、作者さん、読者のみなさん
楽しい時間を有難うございました。

421 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/12(火) 17:46
30 ナルキッソスの少女 を書きました。
重さんはやはりボケボケなほうが好みです。

ついさっき連載終了した金板の遅更新スレを書いてました(ようやく過去形)。
422 名前:ヨードーケッティ 投稿日:2004/10/12(火) 23:10
15「今日もポプラは誰かを見送る」を書きました。
オムニバスでは初めてコメディでは無い作品を書き、見事コケました。
元々このネタは眠らせておいたものでした。
他にネタが出なかったこともあり、今回は本当に、テーマ「合図」に苦しみました。

『「合図」は他者から送られて来る。』(私の定義です。)
「合図=サイン」ではあるが「サイン=合図」ではない、という指摘を受けましたが、
つまり飯田が書いたサインが、絵の中で作者飯田に「これは妥協だな?」と
語りかけてくると言う意味。これが一つ目のサインです。
他にも、紺野?がポプラに別れの合図を送るのを飯田が感じ取ったり、
所々に「合図」をちりばめて見ました。

423 名前:ヨードーケッティ 投稿日:2004/10/12(火) 23:11
雨雲のように目に見えるものから、直感として感じるものまで、
身の周りのあらゆる「雰囲気」を感じて行動すること。
それが「私」と対峙する「あるもの」が送るものと考えたら、それは「合図」では無いでしょうか?
身の周りは合図だらけです。
それはまたメッセージにもなるのかもしれない・・・と私は思いました。

最後の部分、3年後の世界は蛇足と言う意見もあり、私も余計かと思いましたが、
飯田が絵筆を持たなくなったことを書きたいのであえて入れました。
これで、絵で成功してしまう方が変な話のような気がしたので。
となると今回の作品はリアルであり、主人公は「東京へ行く紺野」を目撃した
北海道の「イイダカオリという人物」になるのかもしれませんし、
アンリアル、主人公「飯田圭織」で「目撃した少女」が現れるという
・・・まあどっちつかずの作品だなあと改めて思います。

投票してくれた方は言うまでも無く、読んでくれた方にも多大な感謝の気持ちです。
(と言うのも、長いから読まなかった意見も合ったので、きっと最初からつまんなかったからだろうなあ。)
また支配人さんありがとうございました。
作者さん、お疲れ様でした、と同時にいい作品の書き方も教えて欲しいです・・・。
424 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/13(水) 00:09
21 「貧乳戦隊ヘタレンジャー」を書きました。

この設定は以前に考えていたもので、そこそこ笑って貰えるようならいつか全5話くらいで書こうと思い投稿しました。
簡単に言うと様子見でした。
なので本当に個々のメンバーを自己紹介しただけの内容のない話を書いてごめんなさい_| ̄|○
あとなぜ貧乳戦隊なのに辻さんがいないのか?という意見があったのですが元々ヘタレンジャーとしか考えてなかったからです。
自分の中で辻さんはヘタレじゃないので外れてました。
いざ書いてく段階で××戦隊にしようか悩んで、一番ヘタレ→ミキティー→貧乳ってことで貧乳戦隊になりました。
インパクトあるしいいかなと、深く考えずに決定しました。
とりあえず文章力ないのは仕方ないので、どこか一箇所でも笑ってもらおうと言う思いで書きました。

ちなみに金板でこの話と同じCPで田中さん主役のしょうもない話を書かせていただいてます。
自スレを1ヶ月ほど更新してないのに企画に参加してごめんなさい_| ̄|○

最後に支配人様、読んでくださった方々本当に有難うございます。
425 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/13(水) 00:22
41を書きました。
飼育で書くのはかなり久しぶりだったのですが、やはりブランクが開くと厳しいですね。
最終日までいたずらに手を入れ続けたのが、またよくなかったようで。
しかし、密かに尊敬している某氏から反応を頂けたのが嬉しかったですw

今は自サイトに引き籠もっているので、そっとしておいてくだされ。
426 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/13(水) 01:23
42書いた人
 玉砕した身で語るのも恥ずかしいのですが、せっかく感想まで書いていただいたのに無反応というのも申し訳ないので一席お付き合いくださいませ。
 もともとは
>1 名前:名無飼育さん[] 投稿日:2004/05/26(水) 12:34
>よっしぃーがお豆にアタックする話です(笑)
 これを見た時に何か書いて投げ込もうと思ったわけで…
アタックだからバレー…あまりにも安直だな。んじゃバレーボールの試合だと思わせておいて実は女子プロレス。
アタック(スパイク)→フライングボディーアタック
で行くべ。と思ったら先に乗っ取られてしまったわけで…
そのまま、捨てるのも何なので、前振りを膨らませて企画へ放り込んでしまったわけで…
 目標は読んだ人が

ナンジャコリャ!((((ノ`皿´)ノ ⌒┫:・┫┻┠'. ザケンナァアアア!!
となることでしたが、力不足がゆえ

ナニコレ?(゚Д゚)ハァ? (゚Д゚)ハァ? (゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚) ハァ?
となってしまいますた…_| ̄|○

 少しでも笑っていただけたなら幸いです。

川o・-・)<……失笑がほとんどですね。
427 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/13(水) 01:56
来年から社会人になる僕は、今年の夏休み、関西へ旅行をした。
ぼんやりとした将来への不安にかられての旅だった。

京都に着くと、友人で娘。小説作者のF氏のところに泊まらせてもらった。
そこに、同じ作者のK氏もやってきた。3人でアジアカップの決勝戦を見た。
必死で声援を送って日本が3−1で勝利すると、チャンネルを変えた。
松浦亜弥のドラマ、『愛情イッポン!』をそのまま見た。
「たまんねーなー、松浦の乳、揺れまくりだぜ」K氏が興奮する。F氏も前に乗り出す。
「でもこのドラマつまんないよね‥‥」僕の口からこぼれた言葉。
ため息をついて、3人で肩を落とした。

深夜になって、コンビニへ買い物に出た。三日月の綺麗な夜だった。

戻ってからも僕たちのグダグダトークは続いた。話題はドラマから、娘。小説へと移っていた。
「飼育廃れてるよな」K氏が言う。
「短編も最近ぬるいしね。上位に入っても今じゃ大したことない」F氏が続く。
「‥‥なあ、飼育にぶっ壊れたの送りこもうぜ」
誰からともなく出た言葉。僕らは互いに顔を見合わせる。口元に笑みが浮かぶ。
「じゃあどんなのにする? 短編には絶対に出ないタイプのヤツ」
僕は期待を込めてふたりを見た。ゆっくりと時間が流れていく。
「──あれだ、パンツ刑事だ」K氏がテキトーなことを言い出した。
「じゃあ紺野がハミ乳刑事で、松浦を助ける」と、紺野押しのF氏。
「藤本はどーするよ?」僕は藤本押しなのだ。
「ハミ乳がいるから、ハミ毛刑事でいいだろ」明快かつテキトーにK氏が答える。
僕は眠い頭で会話の内容をメモにとっていった。やがて、睡魔に負けて寝た。

翌朝目覚めると、K氏は一足先にF氏の部屋を出ていた。

関西から帰ってきて、僕はメモをもとに、パンツ刑事を書いてみた。
もう作者としては引退していたんだけど、旅の思い出をカタチに残したかった。
だからこの作品には、誰にもジャマされない3人の絆が埋め込まれている、と僕は信じている。
いえーい、パンツパンツ〜
428 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/13(水) 20:38
みなさん、おつかれさまでした。 
12 ケイ姐さん を書きました。

最初はエロくて、どうしようか悩んだんです。
企画でエロはマズイと思って、萌え話に書きかえました。
だから、れいなが子猫になっちゃったんです。

前回は「壁」を書きました。
それはそうと、いきなりの誤字。

「れいなは白くていいな」

と書くつもりが―――逝ってきます。
429 名前:37の作者です 投稿日:2004/10/13(水) 21:55
皆様、お疲れ様でした。

37 笑顔の行方を書いた者です。
感想をいただき、ありがとうございました。
初めての企画への投稿だったため、無反応だったらどうしようかとヒヤヒヤしてました。

今作は、ただの「あやみき」です。
「あやみき」が書きたかったからです。
娘。小説であることから、同姓愛がリアリティに欠けてしまうのはやむを得ないとします。

独白という形を取ったのは、「ねえ、あやちゃん」という台詞を書きたかったから。
恋愛中って、心の中で何度も相手に呼びかけるんじゃないかなっていうとこからの発想です。

「合図」というテーマからは少し外れてしまったように思えますが、
松浦の「笑顔」が藤本へ頑張ろうという気持ちを持たせた「きっかけ」=「合図」としました。
また、最後に藤本が手を緩めるきっかけとなったのも松浦の笑顔です。
かなりのこじつけですが(笑)

当初の予定では、松浦の自分自身の夢を叶えるという思いの強さをもっと出したかったり、
藤本の複雑な感情などを出したかったのですが、なんか長くなりそうだったので割愛してしまいました。
そのせいで、読み終わったあとの気持ち悪さが出てしまったように思えます。
最後の方は時間的に終われなくなりそうになり、薄っぺらくなってしまいました。
投稿後読み返すと、あらすじ的なものになってしまったように思えます。
ここから肉付けしていけば、何とか読めるものになるのかもしれません。

それでも投票してくださった方、ありがとうございました。
MVPに藤本を入れていただけたのは、ただただ驚きです。
良い経験になりました。


430 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/13(水) 22:46
みなさま、おつかれさまでした。
突然ですが「I chat to what I see」を声に出して繰り返してみてください。


アイ チャット トゥー ワット アイ シー
アイ チャットゥ ワッタイシー
アイチャッ ト ワッタッシー
愛ちゃんとわたしー

ばんざーいばんざーい



ごめんなさい。もうしません。ごめんなさい。
431 名前:36 投稿日:2004/10/14(木) 01:02
(・∀・)ウンコー
432 名前:第十六回短編 データ集 投稿日:2004/10/14(木) 22:19
出品作品数 50作

出演回数、主役回数
飯田(8,2) 矢口(10,4) 石川(11,2) 吉澤(15,5)
小川(7,1) 紺野(9,5)  高橋(5,3) 新垣(3,0)
亀井(3,1) 田中(7,3)  藤本(16,8) 道重(3,1)
加護(4,1) 辻(5,2)   安倍(6,1) 保田(4,0)
後藤(15,6) 中澤(2,0) 市井(1,0) 石黒(1,0) 福田(1,0)
松浦(10,2) アヤカ(3,0) 稲葉(1,1) 村田(1,0)
里田(3,0) りんね(1,1) あさみ(2,0) みうな(3,0)
美勇伝(1,0) キッズ(3,1)
433 名前:第十六回短編 データ集 投稿日:2004/10/14(木) 22:19
一人称 37作
三人称 13作

一人称内訳

飯田 2 矢口 4 石川 1 吉澤 4
小川 0 紺野 3 高橋 2 新垣 0
亀井 1 田中 3 藤本 5 道重 1
キッズ 1

リアル 19作
アンリアル 27作
不明 3作
半リアル 1作

平均レス数 13.56
一作あたりの登場人数 3.36
登場人数が二人の作品数 24
現役メンバー全員登場もの 0
434 名前:第十六回短編 データ集 考察 投稿日:2004/10/14(木) 22:20
今回は50作品と前回から6作の増加となった。
各人物の出演回数は、トップが藤本の16、ついで、吉澤と後藤の15、少し離れて石川の11、矢口松浦の10と続く。
藤本の出演回数トップは初である。最近短編コンペでは影が薄くなりがちだった後藤も復権してきた。
前回は、道重亀井田中という真六期が目だっていたが、今回はそこからぐっと平均年齢が上がっている。
意外なところでは、里田あさみみうなというカントリー娘。が複数回出演しているところだろうか。
メロン記念日がほとんど見られなかったのに対してずいぶん多い気がする。
また、以前から振り返ってみて、藤本が多い回は、つられて松浦も多く出演する傾向が見られたことも付け加えておく。
グラフ作ってみたら、二人のカーブが平行線になって笑えました。

435 名前:第十六回短編 データ集 考察 投稿日:2004/10/14(木) 22:20
主演回数で見ると、藤本の8がトップ、ついで一つ離れて後藤の6、さらに吉澤紺野の5と続く。
石川が出番の割りに、主演は二回と少なかった。ここ数回、石川については出演回数と比べて主演がかなり少ない傾向がある。
世代の近い人が多く主演になり、その脇役として出てくるためこういった傾向が生まれるのだろうか?
また、今回、辻加護卒業後初の短編コンペであったが、その影響はまったくなかったようだ。
後藤の出演が増えたのもそうだが、事務所に残っている限りは、小説世界では特に区別はないということだろうか?
なお、もういない市井については、石黒福田と並んで一作登場のみであり、短編コンペ出場者の中では、もう過去の人扱いのようである。

一人称が多いのはいつもどおりだが、四分の三まで一人称というのはかなり多い方だろう。
内訳としては、まあ、主演が多い人がそのまま対応するという形。
特徴的だったのは、リアルアンリアルの部分。
今回、第十回以来、アンリアルの数がリアル作品を上回った。史上二度目のことである。
436 名前:第十六回短編 データ集 考察 投稿日:2004/10/14(木) 22:20
平均レス数は前回より1.4増えて、まあ標準レベル。
登場人物数は前回とまったく同じ3.36人だった。これは、つんくとその他名も無い人物は除いての数である。
前回に続いて全員登場ものが無かった結果、平均登場人数も前回に続いて最小となったのだろう。
集計中に目に付いたので調べてみたら、登場人物が2人の作品がほぼ半数の24作あった。
登場人物が二人というのは、過去のコンペでも結構多いものではあるが、それと比べても5割は極めて多い。
合図、というのが二人の間で交わされる形になった結果だろうか?

今回は、85年組みが極めて目立ったコンペとなった。
437 名前:名無し募集中。。。 投稿日:2004/10/14(木) 23:35
dさん乙
438 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/10/15(金) 13:33
遅れました。
40の早とちり書きました。

今回初めて企画に参加したのですが、楽しんで書けました。
企画なんでゴチャゴチャ考えるより、思いついたままをそのまま書きました。
そのせいでありきたりと、ミスリードをほったらかす状況を生んだのは、反省点です。

しかし、自分もこんな感じの話が書けるんだなと思うこともできました。

普段は空でやっています。更新一ヶ月もほったらかしですいません

最後に目線ですが、あれは藤本さんで書いたつもりです。
いしれなじゃなくてすいません

企画に関わったすべての方、お疲れさまでした
439 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/03(水) 00:10
あやみきカレーの人はそろそろカミングアウトしてもいい頃だと思う…

何のために企画を諦めたんだろう……………… orz
440 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/03(水) 05:43
続き、自由に書かれて自由に発表されてもいいですよ、どなたでも。
441 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/03(水) 10:11
>>440
本人? つまりもう発表する意思はないってこと?
442 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/03(水) 23:39
本人だったら書いて欲しい。私は作者さんの書いた続きが読みたいのです。
ダメなら仕方ないから諦めます。
443 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/05(金) 14:03
やっぱり途中だったのか
444 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/11/06(土) 02:42
>>440はあくまで
>>439の人の企画を諦めたことに対するフォローであって
>>441のようなことは一言も言ってないですよ ですから 
>>442そのうちどこかにひっそりとのると思います
>>443そうなんですごめんなさい
445 名前:439 投稿日:2004/11/06(土) 08:46
>>444
(たとえ本人のではなくても)何でもいいから続きが読みたい!が企画の
発端なので、続きを書く意思ありと聞けばそちらのほうがより読みたく。

ひっそりなんていわないでどうどうと発表してくださいorz(土下座)
446 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/01(火) 01:23
第17回短編バトル「魔法」の感想書きます。
447 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/01(火) 01:24
2 うちら変身中

キッズが成長して行く過程。それが青春なのだろうか。
作者さんの思いが伝わる作品で、ほのぼのした中にも儚さが感じられる。
キッズの子たちは、きっとモー娘のファンだったんだよね。
そう感じる作品だった。


03 魔法使いマリー

ゲーマー矢口のドラ○エネタ。マコタンの他にも、ケメコも出してほしかった。
これは「魔法使いサリー」に引っかけてると思うけど、先に乗っけた者勝ち。
こうした作品では、あのオチでも、そんなに違和感がないな。
でも、やっぱりパル○ンテは、いいらさんに使ってほしかった。


04 Battle Of Ever More

いいらさんの卒業ネタ? かと思いきや、こいつは重い。
悲しいね。今でも世界のどこかで、こうしたことが起こってる。
復讐が復讐を呼ぶ報復合戦。泥沼は、いつか解決するのかなあ。
って、題名がツェッペリンなのは、かなり好印象。
448 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/01(火) 20:04
1 HYDLIDE

英語はカンベン。ファンタジックで、ピーターパン+ドラ○エみたいだと思った。
そういえば、石川も春には卒業だもんなあ。安倍と同じ立場になるって含みかな?
ずいぶんと、重量級のティンカーベルだけど、それはそれでおもしろい。
それはそうと、AAが多く使われだしたのって、最近だよね。


06 Snow Syndrome

英語はカンベンだけど、このくれーならわかるぞ。
いいね。雪はきらいだけど、ものすごくイイ!
ほんとうに「おかえり」だよなあ。
若いっていいね。ほんとうに羨ましい。


07 特効薬

いいなこれ! もう、テーマがどうのって問題なんかじゃない。
笑えた。正直、何度も笑わせてもらった。
こういう作品がこないと、企画っておもしろくないんだよね。
吉澤・矢口のネタは、もう最高におもしろかった。
449 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/02(水) 09:08
08 香熱

いい話だとは思うけどなあ。若い人は記憶に残ってるんだろうね。
「保健医」じゃなくて「養護教諭」が正解だと思うのだが。
匂いという感覚器官に目をつけたのは、かなりいいと思う。
いいらさん。タンポポのセンターは、永遠にいいらさんだいっ!


09 魔法のおまじない大作戦

6期メン3人のかわいらしい話が、このところの企画で多くなったよなあ。
おもしろい話だけど、今回のテーマには少しムリがあったような。
これが、矢口と吉澤あたりでやったら、かなり引くけど、
6期メンだからこそ、合ってるんだと思うなあ。


10 パクリとフェイク

みごとに06と好対照な作品。安倍はネタに事欠かないなあ。
でも、最終的には「希望」があるから救われたよ。
ハードボイルドタッチで、なかなかおもしろかった。
ところで、今回、安倍さん大活躍って感じなんだけど。
450 名前:普通感想 投稿日:2005/02/03(木) 02:06
1 HYDLIDE

なんというか、短編らしい作品を読んだ気がした。そして魔法というテーマを持ってきた時に必ずくると思っていた作品だったりもした。それを妙に飾らなく、でも少し凝っていて。ラストも読めたが、自然な流れだったので、違和感はない。スレ流しにより、本当に不思議の国へ行ったような感覚に陥った。そう感じた自分がまた不思議だった。

2 うちら変身中

Berryz工房の範囲ならかろうじて名前と顔が一致した。普通に日常でありそうな光景。テンポのよいストーリー運び。内容も題名そのままといった感じ。だがなんかキッズ達の若さを見せ付けられて、自分が年をとっていってるのだなと妙な気分になってしまった。これこそが新世代の雰囲気を作り出した作品なのかもしれない。

03 魔法使いマリー

果たしてドラクエネタを知らない読者がこれを読んで楽しめたかは不明。セクシービームとホイっ、には少し笑ったが少しだけ。今回はこういう夢落ち作品が多いのかな、と早くも思ってしまったのであります。
451 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/03(木) 09:43
11 銀河

これは難解だな。3回ほど読み直しても、まだ理解できないところがある。
単なるスプラッターじゃないことは、なんとなくわかるんだけどね。
あややは太陽なのかなあ。ジャマな2人は彗星で、ミキティは木星。
太陽系で、唯一太陽になれなかった惑星。ちがったらごめん。
「ケイゾク」みたいな狂気と猟奇を感じる作品だった。


12 時の鎖

これまた設定が複雑すぎるなあ。後松藤人気だね。
もう、このオチは食傷気味。でも、おもしろかった。
睡眠不足の頭では、ちょっと理解できないから、
もういちど読んでみることにするよ。


13 魔法の世界にさようなら

短編はオチが命っていう人も多いけど、この作品のオチ、好きだなあ。
小林聡美主演の「転校生」って映画を思いだした。
あのラストシーンは、泣きながら見送った女の子が、
帰るときにはスキップしちゃってるんだよね。
恋愛ものは苦手だけど、とにかく、おもしろい話だった。
452 名前:( ´D`) 投稿日:2005/02/03(木) 17:22
今回はなるべくリアルタイムに追って行くのれす。今回はきっとののだけで感想を完走できるのれす。
上手いこと言ったった。テヘテヘ。

1 HYDLIDE
要するになっちは梨華ちゃんに「なっち」と呼んで欲しかった、と、そういう話なのれす。
そしてまたこの作者はなっちは天使という暗黙の了解を打ち砕こうとして、
それを見事に成功させているのれす。なんといいましょうか、パラダイムの転換とは、
このようにして起こるのだなぁという歴史の重みをひしひしと感じざるを得ないのれす。
こうして、梨華ちゃんとなっちは次の段階、そう、レズレズのラブラブなストーリーへと突入して行くのれす。
エロ満載なのれす。この後にこそ、このお話の真髄が隠されているのれす。小説真髄なのれす。
そう考えると、なっちに促されて黒く丸い玉に触れる梨華ちゃん、しかもその黒い玉は砕け散り、
そこから命が溢れ出すというシーンは、もう正になんと言いましょうか、射精の瞬間そのものなのれす。
そうした先の先までののに想起させるこのお話は文句無くすばらしいのれす。ドスケベ。

2 うちら変身中
雅ちゃんと梨沙子ちゃんだけは文句無しにかわいいと思うのれす。
キッズ!キッズ!ののの後輩!残念ながらギャグも言えないのれ、
キッズ小説について感想を書くのだけは勘弁願いたいのれす。
雅ちゃんと梨沙子ちゃんはかわいいのれす。

03 魔法使いマリー
伏字にするとどうしても卑猥な雰囲気が漂うのは避けることができないわけれ、
きっと作者はその効果を狙っているのらろうなと思うのれす。お○○こ。
えっちれしょう?でもこの伏字の正解はおしるこ、なのれす。つまりは結局、
そういうことなのれす。矢口さんの裸は超超超どうでもいいマイケル♪
上手くオチなかったのれす。
453 名前:普通感想 投稿日:2005/02/03(木) 17:39
04 Battle Of Ever More

作中に二重鍵カッコであの言葉とかあの言葉を強調させる必要があったのかは疑問。それともまた違う意味があるのか。落ちは予測がつかなかったので少しだけ驚いたが、どこかすっきりしない話。テーマはどちらかというと卒業の方が強調されていて、魔法はとってつけた感じがしてしまうのも、否めない。現在、リアル世界で起こっているような事だからか、余計にどこかがすっきりしなかった。

06 Snow Syndrome

これまた卒業ネタと被せていて、どちらかというとそちらがテーマになっていて魔法は後からとってつけたような感じに。情景描写に気を使ったのか。ストーリーはあまり進展してるように思わなかったが長く感じた。結局、なぜ安倍が飯田のコンサートに行かなかったとか、吉澤は結局なにしに来たのかとか、そこまで考えてしまう自分が野暮なのかもしれないが、どこか納得しがたかった気がする。切ない描写だけでキャラの感情を表現するには少し乏しい感じがした。

07 特効薬

ネタ。面白かった。また卒業のテーマからか、と思ったがその直後の文章のリズムに負けてしまった。ネタ小説として普通に申し分ない感じで面白かった。読み終えた後に、魔法ってどこ?と感じたが別にそこに重きをおかなくてもいいか、と思ってしまったくらいに面白かった。
454 名前:( ´D`) 投稿日:2005/02/03(木) 17:45
上げちまったのれす。実に申し訳無いのれす。

04 Battle Of Ever More
>「アッラー!」
「アッラー!マー!大きくなっちゃって!今何年生?ええ!?もう高校生なの!?
 そうねぇ、ののちゃんも大きくなったのねぇ。じゃあこれお年玉ね。また来年ね」
と言って明らかに500円しか入っていないお年玉袋をののに渡して去って行く、
おばさんの雄叫びなのれす。それはさて置き、いいらさんがテロリストというのは、
なかなかリアリティーがあるのれすけど、恐らく作者の真意はそんなところではないのれす。
テロリストから導き出されるこのお話の真意はエロテロリスト、インリンオブジョイトイなのれす。
紐を強く引けば、それは当然ハラリと言って紐パンは解けるのれす。無になるという感覚は、
これまた野生動物のような荒々しいセックスの果てのオーガズムなのれす。小川ニズム。
また新しい単語がここから引き出されたのれす。つまり結局この話の主人公はマコトらったのれす。
なんというかもうコペルニクス的転換を更に超えた思考回路なのれす。恐れ入った。

05 ヴォーガンソンのアヒル
全てがチグハグなのれすけど、どこかで不思議に繋がっているのれす。
いいらさんとなっちのことをあいつらと呼び、トレカまで捨ててしまうガキさんは、
もうすでにMVP候補なのれす。全部書きあがってからまたちゃんと読みたいのれす。

06 Snow Syndrome
一見シリアスに見えて実はものすごくバカバカしいのれす。ガキの喧嘩なのれす。
一見正しく見えるよっすぃーもなっちも結局は自分の足元がしっかりと見えていないのれす。
その両極端の果ての間にある、一つの中庸というものが物事の真理なのだと、
そのように作者はおっしゃっているのれす。素敵だな、とかそのような平凡な感覚とは、
全く隔絶しているのれす。ののはこの作者は実はブッダの生まれ変わりだと信じてやまないのれす。
「俺はブッダの生まれ変わりだ」「『何故俺はブッダなのか?』それは俺がブッダだったからさ」
そのような骨の髄までしびれる台詞をカムアウトに期待したいのれす。
455 名前:名無飼育ちゃん 投稿日:2005/02/03(木) 18:55
1 HYDLIDE
文章を端折りすぎている気がして、なんだかよくわからなかった。
いや、わかったんだけど、わかりにくかった。わざとしたんじゃなかったら、もうちょっと書いて欲しい。
あと、途中のAAって意味あるのかな? これもよくわからなかった。

2 うちら変身中
先輩に憧れるのと同期に憧れるのは、どっちが初期段階なんだかわからないけど、
ほのぼのしててよかった。
正直キッズはわかんないんだけど、発想とかもよかったんじゃないかな。

03 魔法使いマリー
タイトルがサリーちゃんなのは来ると思った。勇者がホ○ミばっかりとか、ネタは全体的に面白かった。
ただ、[とかわかんないけど、アストロンって味方全員じゃなかったっけ? あとバシル○ラじゃないかな。
パロディにするんなら、キチッとしたほうがいいのにと思った。惜しい。

04 Battle Of Ever More
まさかのオチ。うまいなと感心してしまった。
ただ、この作品のテーマは何かと聞かれたら、『卒業』にしか思えない。
一つの短編としては面白いけど、短編コンペの短編としてみると、イマイチなものになる。

06 Snow Syndrome
文章はきっちりしていると思うし、地の文の台詞回し(というのかわからないけど)も好きなんだけど、
平坦すぎるように感じた。ただ、山とか谷とかその他の何かを入れてしまうと、話それ自体が
壊れてしまうようにも思える。いや、今のままで十分好きなんだけども。
456 名前:名無飼育ちゃん 投稿日:2005/02/03(木) 18:56
07 特効薬
面白いか面白くないかで言うと面白いんだろうけど、好きか嫌いかで言うと嫌い。
『?』や『!』のあとに『。』があるのが読んでて気持ち悪かった。別に書いてる人の好きにすればいい部分
なんだけど、自分にはその書き方は合わなかった。

08 香熱
魔法はかなり地味なもので、話自体もどっちかというと地味な感じだった。でもその地味さの中にある
大切な何かが表現されている気がしてよかった。
個人的に、いつの間にか去っていく高橋は好みだった。

09 魔法のおまじない大作戦
小ネタが面白くて、それでいてラストがほのぼので、かなりよかった。
田中と同じ体勢を嫌がる亀井の場面がちょうどいいスパイスのようにラストにかかっていると思う。
全体的に上手いなと思った。

10 パクリとフェイク
壊れます。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!! これはキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
もうヤバイ、宇宙ヤバイ。なんかスゲエ。サッポロノデ・アシャ・コンコンにまつわるところとか滅茶苦茶好み!
『ほっぺの画家』の異名とか絵の具の厚塗りとか3種類のタンポポとかもうスンゲェスンゲェ。
なっちのこのネタを使った話は嫌いなの多いけど、これはとんでもなくキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
そうさ、贋作があるから真作の価値は上がるんだよ! 素敵だなあああ! 素敵だなあああああああああ!
書き終えたあとの、「パクった」 この一言に酔いしれた。背の高いタンポポとかたまんねぇ!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
正気にもどります。
ただ、一言だけなのに、いや一言だけだからなのか、サユミンの存在が異常に気になった。
謎の人サユミン。サユミンの詳細も少し書いてくれたらよかったのになぁと駄々をこねてみる。
457 名前:名無飼育ちゃん 投稿日:2005/02/03(木) 18:57
11 銀河
魔法というより単なるスプラッタの気がする。いやそれは別にいいけど。
最後の、藤本は誰の喉を引き裂いたのかがわからなかったから、なんかとても気持ち悪い。
15レス目のリズムがいい。音読するとよりよかった。

12 時の鎖
世界観はすごい創りこんでいるなという印象を受けた。ただ、途中から何がなんだかサッパリわからなくなった。
自分の読解力不足か書いた人の力不足かはわからないけど、自分がわからなかったことは事実。
そのくせ最後の3レスは好きだったりするけど。

13 魔法の世界にさようなら
入れ替わりと言えば、ののが裕子で〜があって、それに似た感じだろうかと思っていたら、
相手がそのまま居座ってしまっていて、真面目な話で面白かった。
ただ、最後の2レスがわからなかった。多分誰でもよかったんだろうけど、いきなり藤本が出てきて困った。

14 Supernova
旬なので、オチはすぐにわかってしまった。
それでも面白かったのは、娘。達の書き方が上手かったからだと思う。
藤本と道重のさり気ない罵倒のし合いはとてもよかった。

15 魔法の絨毯
『よくみると、メロン記念日とカントリー娘。でした。』
この一文がとても効いた。なんでそんなこと知ってるんだと思うと、とんでもなく笑えてきた。そしてハマッタ。
とんでもない状況を、やけに冷静な一人称が語るとことかめっちゃ笑った。腹痛いです。
458 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/03(木) 19:12
14 Supernova

これはいいね。世相を反映してて、自分としては好みだよ。
キャスティングも、この3人以外には考えられないし、
オチもよかったし、ほんとうにおもしろいと思った。
ある意味、詐欺や悪徳商法も、一種の「魔法」なのかもしれない。


15 魔法の絨毯

この設定は斬新じゃないかなあ。機械の一人称。
でも、なんでメロンとカン娘。なんだろう。
まあ、ハロプロメンバーだし、問題はないんだけど。
ノリノリの斉藤、爆裂下半身の大谷。いいねえ。


16 メロンパン

ネタ系小説ってのは、企画には必要なんだよね。
こうしたきわどいネタが、随所に散りばめられた作品は、
企画を盛りあげる上で、絶対になくちゃいけないんだ。
こうしたネタ系小説が増えるのは大歓迎。よかったよ。
459 名前:普通感想 投稿日:2005/02/03(木) 19:24
08 香熱

題名と内容の関係に、思わず感心してしまった。こういう題名のつけ方は素直にうまい、と思ってしまう。こちらも卒業を絡ませてきた作品。本当にありそうな日常の一部分を切り抜いてきた感じ。そんな中に高橋の右手話をもってこられたから少しだけ違和感。結局あれはなんだったのだろう、というのは野暮な質問かもしれない。どことなく不思議な雰囲気を漂わせるキャラとしては、高橋が最適だったのではないだろうか。だがこういう世界観が好きなだけに、好印象。

09 魔法のおまじない大作戦

題名どおり、まんまと道重のおまじないに落とされてしまった亀井、そして自分。道重のさりげない可愛い心遣いの使い方がうまい。萌えもの。6期もいろいろ苦労してるのかな、とも思ってしまった。作中にちりばめられた亀井の小ネタも面白かった。

10 パクリとフェイク

題名からは想像もつかなかった壮絶な作品。この作品の中だけで凄い凄い世界観が漂っていた。感無量。読者としても負けたと感じてしまいました。面白かったの一言に尽きる。最後の、一本のタンポポのかぶせ方といい芸が凝っている。娘。小説なりのネタも満載。それでいて完全なリアルでもないアンリアルでもないような世界観の作り方。入り込んでしまった。この作品の不思議な世界に入り込んでしまった感じ。なんだか、作中の魔法を越えるくらい、自分も作者の魔法にかかってしまった気分。完全にやられた。飛びぬけて秀逸な作品。
460 名前:名無し娘。 投稿日:2005/02/03(木) 20:40
1 HYDLIDE
http://mseek.s47.xrea.com/test/read.cgi/big/1107211237/

うぉっ、これはいきなりきついです先生!
よくあるRPG みたいな設定だなあと思ったらヤハーリゲームだったのねん
しかもMSXとか68000とか…茶砂漠さんがこれ見たら狂喜乱舞しそうだなあ
携帯向けのアプリってこういう昔の名作リメーク(というか単なる移植か)多いね
しかもキャストはNHKのドラマってあんた…このあからさまな素敵だな攻撃に対して俺の誉め誉めポリシーはすでに風前の灯です先生!
っていうかこりゃある意味ゲームそのものなんだね
プレーヤがゲームに参加するのに前提はいらないし、そのなんちゃらいうファンシーランド――じゃなくてフェアリーランドか――から呼ばれたってだけで十分なんだもんね
それ以上余計な設定があったら逆にうざいかもしれないし
いきなりそんな異世界に飛ばされてなっちに呼ばれたからってそんなん納得できっかバーロー!って怒る方が野暮なんだろう、きっと

→つづく
461 名前:名無し娘。 投稿日:2005/02/03(木) 20:41
つづき→

で話の展開、というほどのものはなくていきなり「魔王」と対決してしまうのも、アプリの容量からしてこれは仕方ないんだと思う
いざ対決!って扉を開くと誰もいないってのはこれはオリジナルの設定なんだろうか
ここで実は「ナッチ」の閉じ込められた水晶に勇者石川が触るとフェアリーランドが甦る……むーん、なんか釈然としないラストですね
っていうか、勇者石川に何の試練もないんですが、これはいいんでしょうか?
それにいきなり飛ばされた異世界の妖精「ナッチ」に感情移入する暇が勇者石川にあったのか
そして典型的な夢落ちは果たしてゲームプレイ上違和感はないものなのか
これは携帯ゲームやらない俺にはわかりません……ぐはっ!どうやら緒戦から惨敗です先生!
というかストーリーなんかを考える上で最近の若い人にゲームが与える影響の大きさがわかっただけでも収穫かも

大塚英志の「キャラクタ小説の作り方」で同人誌なんか見てると最近の若い人は夢落ちみたいな安直なストーリー展開には何も反応しないのに、細部の表現だとか設定だとかに異常にこだわる、って書いてあったのを思い出した
この作品(?)もラストにエンディングテーマのタイトル入れたりキャスト設定の元ネタのドラマやらゲームの名前置いたりと映画っぽい体裁には凝りに凝っている
中身の薄さとその体裁の立派さのアンバランスさがなるほどなあという感じで興味深かった
462 名前:名無し娘。 投稿日:2005/02/03(木) 20:41
2 うちら変身中
http://mseek.s47.xrea.com/test/read.cgi/big/1107185437/

うぁー、こりゃええなあ
一見、バカっぽい書き方ながらこれはなかなかに練られたストーリーではありませんか
いや、決してキッズを描いた作品だから言ってるわけではないですよ念のためハハハ
変身という切り口はきっとこれから何作も出てくると思うのだけれど、憧れの先輩に変身、といういわゆるミンキーモモあるいはクリーミィマミ系のパターンはキッズならではのはまり役
こういう切り口の場合、変身させた後でどう動かすかという興味が主眼になりがちだが、ここでは変身した先輩になりきって歌うという意外に地味な展開
むしろ"憧れの先輩"のはずなのになぜか同僚に変身してしまった沙紀ちゃんとその変身対象である雅ちゃんのうぶい反応が見どころかも
ハロプロ全員総登場のあ〜るふぉーを歌って締めるのかと思いきや、千奈美と茉麻だけ魔法が解けてしまうという事態に
この展開は意外性があってどうするんだろう?と思って見てたらがんがっちゃえ!ですよ先生!
なるほどねえ
この曲持ってくることで確かに先輩メンとキッズが入り乱れておかしくないし、原点回帰というか、その出発点(というには語弊があるほどこの時点で結構なキャリアを積んでたりするのだが)における未熟な自分たちと現在を比較することでキッズの成長振りなんかも表現できるし、実にうまく考えられてるんだなあと思った
あ〜るふぉーもいい曲なんだが、あの名作PVがんがっちゃえ!の映像思い浮かべたらもう涙ものですよ社長…
で過去を振り返って懐かしむだけじゃなくて、なんとなくハロプロの看板ユニットとしての自覚の出てきたキッズたちという描き方が前向きでいいなあと
ベリエメンのみ登場(先輩メンも変身後に登場するけど…ああややこし)ってことで娘。推しな読者には敬遠されるかもしれないけど、これを読んでキッズに興味もってくれる人が増えると嬉しいなあ
463 名前:名無し娘。 投稿日:2005/02/03(木) 20:42
03 魔法使いマリー
http://mseek.s47.xrea.com/test/read.cgi/big/1107185473/

むほっ、またですかい社長!
だから俺はゲームわかんないんだからこんなん書かれてもって言ってるじゃんムキー!
っていうかドラクエですか、ドラクエなんですかああそうですかドラクエ知らない俺の方が悪いですかモー娘。知らないやつはいてもドラクエ知らないやつぁいないですかああそうですか_| ̄|○
挙句の果てにマコっちゃんが怪物ですかああそうですか……これ大抵の読者は違和感ないんだろうなあ悲しいなあ、でも俺も笑っちゃったしOKなんだろうなあ
辻が覚えたたての必殺魔法(なんじゃそりゃ)で世界が破滅って落ちはいいと思うんだけどその後の夢落ちはどうなんだろ
矢口がドラクエはまってるってネタを入れてくれるのは嬉しい、というかここでやっと娘。小説らしいくなったなとは思うんだけど、夢落ちってだけで極端に評価下げる人もいるしもったいないかもね
あと俺みたいにドラクエわかんない人もいるかもだから呪文みたいなやつは現実の娘。ネタに即したものにしといた方が全体的に受けはいいんじゃないかな
ドラクエ知ってたらおもしろいのかもしれんけどよくわからんってことで〆
464 名前:名無し娘。 投稿日:2005/02/03(木) 20:42
04 Battle Of Ever More
http://mseek.s47.xrea.com/test/read.cgi/big/1107185684/

くぅーっ、だまされたぜー!
おいおい、またなんか変な雰囲気大好きっぽいやつが来ましたぜーと思ってたらなるほどそういう背景があったのねん
どう見ても飯田さんっぽい人の一人称らしいんだけど「色白でサングラスをかけた私は、アメリカ人に見えるのか?」とか言われてもどー見たってアメリカ人には見えないって!と突っ込みを入れつつ違和感ありまくりな展開にあんだこりゃよーとストレス溜りまくりで読み進めてたらいきなり「アッラー!」キタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
しっかし、これ娘。小説って先入観で読んでたらくるりとひっくり返されるおもしろみはあるんだけど、娘。小説じゃないよなあ
なんかSS企画を引きずってるような力の抜け方が評価を分けるかも
465 名前:名無し娘。 投稿日:2005/02/03(木) 20:43
06 Snow Syndrome
http://mseek.s47.xrea.com/test/read.cgi/big/1107187574/

むほっ!こりゃすごい作品ですよ!
安倍さんすげーよかっけーよ、なんだこりゃ
なにせ「魔法って素敵だな」ですぜ旦那!
しかも何の脈絡もなくいきなりですぜ!
っていうかもう悟ってますねこの安倍さんは、もう賢者の領域でしょ
俺らのようなイパーン人の理解の及ばないはるか高みに達してらっしゃいますね
そりゃ吉澤も尻尾巻いて逃げますって
目の前で「魔法って素敵だな」真顔で言われて途方にくれる吉澤サイコー!なちよしサイコー!
それにしても「戻ってくるんだろうか?」ってくるわけないじゃん!
っていうか、もうこなくていいよ!こんな危ない人戻ってこなくていいですから!
ああ腹イテー、この作者さんは実に笑いのつぼをわかってますね
安倍さんの存在自体がもうギャグでしかないことを極めてシニカルにこれでもかってくらい徹底して描いてますね
常識人の代表としての吉澤の普通っぽさもまたいい感じ、この対比は効いてますね
466 名前:名無し娘。 投稿日:2005/02/03(木) 20:44
07 特効薬
http://mseek.s47.xrea.com/test/read.cgi/big/1107228266/

これはまたラベルの高いネタですね、っていうか国生さゆりですよ兄さん!
会員番号8番ですよ!これは、こニャン子クラブ会員番号5千番台の俺に対する挑戦ですね (`・ω・´) シャキーン!
それにしても清原はともかくシブがき隊のフッくんといいスピードのあらがきさんといいいちいちおやぢ心にクリーンヒットする小ネタのオンパレードは素晴らしいです
ちなみにあらがきのちんすこうは最高ですね(関係ないですが…
いや素晴らしすぎてきょうびの若者に受け入れられるか老婆心ながら心配です
っていうかわかんないネタ軽くスルーしそうだなオイっ!
で、この作品のすごいのは会話のテンポがいいとか小ネタがことごとくはずさないとかってことだけでなく、きちんと話として落ちてるってとこ
ラストで亀井が矢口をぶん殴って…という一回目までは読めるけど、そこで突如ガキさんがキレまくるってのはまったくもって想定外
いいねえ、このガキさんの意味不明な逆切れ(とは言わないか
亀井の悪逆非道っぷりもリアルで違和感ないしいい
この亀井は使えるね!
467 名前:微妙な感想書き 投稿日:2005/02/03(木) 23:26
感想なんて呼べるものじゃないです

1 HYDLIDE

ストーリー自体はオチを含めて、よくあるお話。
でもなんか懐かしいというか、こういった素直なストーリー見せられるとうれしくなります。
上手いとか、すげぇとかじゃなくて、素朴ないいお話って感じで。読めてよかったです。

2 うちら変身中

正しいテーマの使い方と、正しい(?)ストーリー。
同じような設定を娘。でやると、ただのネタにしか方向性がないであろうことが、キッズを使うとこんなにもいいお話になるんですね。
キッズをキャラを含めて上手く生かした作品ですね。

3 魔法使いマリー

うわーなんだこの作品、もうなんだ、こりゃーやべぇ
吉本新喜劇を見ているような落ちの決まった喜劇だよこれ。
乾いた笑いでもずっと続けば爆笑ってね。うわーやべー

4 Battle Of Ever More

なんか設定も何もかも漠然とさせたまま、ふっとんで終わり。
でも、アッラーという言葉でなんか経緯とかそういうのの漠然さが、なぜか全て納得できてしまえる。
宗教って怖いよ。ほんと怖いよ。

5 ヴォーガンソンのアヒル

また後で。
468 名前:微妙な感想書き 投稿日:2005/02/03(木) 23:51
6 Snow Syndrome

描かれる景色は綺麗なのに、全然話は綺麗じゃない。寧ろグロい。
なっちの救いようのなさ。何の解決もしてないじゃん。
そういう意味で、雪というものが効果的に使われていたように思います。

7 特効薬

どこに魔法が?
なんか妙に長くてダレているように思えた。
もっとスマートにすれば笑ってるうちに終わっちゃったって感じで好きなのに。

8 香熱

作品を通しての雰囲気や、魔法の使い方、タイトル、すべてに嵌りました。
高橋も飯田もすごくいいよ、感動したっ!

9 魔法のおまじない大作戦

何か可愛いね。亀井と道重ってこういうやりとりがすごく似合う。
寝ているだけのれいなだけど、六期三人の話って感じることができた。

10 パクリとフェイク

亀井だったのかー
誰とも無く読んでたけど亀井とは思わなかった。
素敵だなネタを上手く使っていて、設定も含めて作りこまれてるなと思いました。
469 名前:微妙な感想書き 投稿日:2005/02/04(金) 01:27
11 銀河

あやみきというCPの負のパターンの典型例だと思った。
狂気の松浦と、正常な藤本。
スプラッタなのにそうは思わないのは、それに対する描写が少ないせいだろうか。
淡々とした二人の会話がなんかリアルだった。

12 時の鎖

ものすごくわかりにくい。
設定の作りこみはわかるけど、形として設定が伝わってこない。
作った説明を事細かに逐一説明しているようで、大事な部分の説明があやふやだったり、提示する情報のバランスがものすごく悪い。
話自体はたぶんおもしろいんだろうけど、その印象が先に来てしまった。

13 魔法の世界にさようなら

自我っていうのは結構扱われる(たぶん私が今まで見たものでそういうのが多かっただけかも)イメージがあります。
なんていうんだろ、解釈はそれぞれでいいかななんて思ってみたりもします。
最後、死ななかったのが好印象でした。

14 Supernova

あーすげぇ、めっちゃすげぇ。
落ちが途中で見えたけどすげぇ。
すげぇとしか言えません。

15 魔法の絨毯

悲鳴とか叫び声とかそういうのを書いているだけで、何がなんだかわかりません。
絨毯視点からだから仕方ないのかもしれませんが。
視点の珍しさだけに終わってしまったのが残念。
470 名前:ランダム魔法 投稿日:2005/02/04(金) 01:36
03 魔法使いマリー
なんかあれだ、こうも推せないメンバー(石川、矢口、辻、小川?)ばかり出ると作品も特におもしろいわけでもないのに読むのはきついですね。
しかも遊び人の癖にバイキルトまで使える辻は何者なんだ、と。

07 特効薬
この吉澤さんはヲサーンですね。国生とか古…。
ドタバタコメディってのはわかったんだけど魔法ってのが薄いな…。
吉澤がとち狂ったのは魔法じゃなくててんぱってたって理由があるけどそれにしても薄すぎる…。
普通に何の縛りもない短編小説だったらおもしろそうだけど亀井的にきゃらっぽくないんだよなぁ。

08 香熱
>「…七度八分でした」
>…七度九分でここまでになるだろうか?
あぁこんな細かいところが気になるなんて自分はさしずめ口うるさい小姑ですね。
うむ、いい話だ。それ以上いい言葉が見つからない。

09 魔法のおまじない大作戦
なんかむずむずっとしました。
ほほえましいと言えばほほえましいのですが亀井さんはもはや振り回されキャラにあってない気がするのでうーん…。
どちらかと言うと一緒になって変なことやってそうですよね。

10 パクリとフェイク
えっと…どこに魔法が使われてるのかよくわかんなかったんですが…。
>しかし私の目に、彼女はあの頃のままの姿で映っていた。
見えるの…??
471 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/04(金) 09:00
17 「紺野は魔法が使えない」

これ、おもしろいなあ。比喩だとは思うんだけどね。
不器用な紺野は、だからこそ、がんがって輝いてるし、
裕ちゃんは頑固なところがあるから、「普通の人」なんじゃない?
こんな解釈してみたけど、まちがってたらごめん。


18 お手軽one magic

黒ミキティ。2人を亡き者にすれば、自分がセンター。
作者さんには、そんな思いがあったように感じられる。
どうしても、地方色の強い2人は、矢口にとってもジャマだったのかな。
短くてわかりやすいし、いい作品だと思った。


19 WOMAN FROM TOKYO

これ以上、興奮させないでくれえええええええー!
パープル、キタ―――――――――――!!!!!!
もう、作品の内容は、娘小説じゃなくて、パープル小説。
こうしたコラボレーションは、大歓迎なんだけど、
若い人にDPなんてわかるのかな。
リッチー、ペイス、グローヴァー、ヒューズ。
これだけでトリハダものだったよ。作者さんエライ!
472 名前:ひまつぶし 投稿日:2005/02/04(金) 10:43
1.HYDLIDE

ビキニみたいな鎧を着させられている石川さん。「ナッチ」と呼んでしまった石川さん。
僕的に読みどころはこの2つなんかな。
元ネタが分かってると、また読み方が違うのかな。

2.うちら変身中

正当なキッズ小説と呼ぶべきか。素直にいい話だと思いました。
テーマ候補にあったせいか卒業の要素もあったけど、そこは削ったほうがいいと思いました。
いや、でもいい話。好き。

3.魔法使いマリー

この界隈で、感想や投票や批評の文化が出来てから減少していってしまったパターンのお話。
好きとか、嫌いに、理由なんていらないよねえ。と思い出させてくれます。
素直に読者を楽しませる、それ以外頭を使わせない話。

4.Battle Of Ever More

自爆テロ?なんですかね。最後のほうに行くまで話がよく見えなかったのだけれど、
卒業がテーマならしっくりくる話だったかもしれません。
473 名前:ひまつぶし 投稿日:2005/02/04(金) 10:44
5.ヴォーガンソンのアヒル

短編企画で、連載のように更新するのはマナー違反ですね。
そのせいで続きが気になるので、さっさと投稿して下さい。

6.Snow Syndrome

魔法というのは、不可能を可能にするトリックのようなものらしいです。
もし、安倍さんが戻ることを可能にしようとするのではなくて、
逃げることを可能にすることを望んでいるとしたら、それはそれで悲しいのです。

7.特効薬

こういう話はテンポが大切だと思うのだけれど、この話は残念ながらテンポが悪いですね。
それがモーニング娘。らしくもあるから、ある意味正解かもしれない。
そういうのも含めて面白かったです。

8.香熱

これも卒業という要素が強い話。テーマ候補関係なく、時期的に多いのは当然かもね。
素敵な話です。飯田さんと高橋さんというコンビも頷けるところがありました。
魔法というテーマで評価しようとすると、ちーっとばかしきついのかもしれない。
474 名前:名無し戯言 投稿日:2005/02/04(金) 15:11
1 HYDLIDE
ゲームが元ネタの、夢落ちものか。
題材となったゲームのことは良くは知らないが、ゲームだとすれば「魔王=自分の中の
邪な心」という話の構造は目新しくも何ともないが。現実に帰った石川と安倍の絡みが
物足りなかったせいか、全体としてもあまり印象に残らなかった。

2 うちら変身中
憧れている人間に変身することのできるお茶という小道具。そしてそれを物語の中で効
果的に使うことでベリエメンの成長の新たな段階を示すという話の展開が良かった。し
かしながらキッズ=成長というのは切っても切れないテーマなのだろうか。キッズのリ
アルもので成長を扱わないでどうする、という向きもあるだろうが、たまにはまったく
違うテーマを扱った作品も見てみたい。

03 魔法使いマリー
ドラクエを題材にしたネタ。
ステロタイプのキャラ、ベタなストーリー、定番の夢落ちとくればあとはクオリティの
高さに救いを求めるしかないのだが。残念ながらありきたりな印象に終わってしまった。
セクシービームで意味もなく全裸になる場面はバカらしくて良かったのだが、全体的に
はもう一歩。

475 名前:名無し戯言 投稿日:2005/02/04(金) 15:12
04 Battle Of Ever More
ものの見事に騙されてしまったことはさておき。
卒業する飯田として偽装したかったのはわかるが、対象が自爆テロの若者なのは少し無理
があり過ぎたかもしれない。あれを志願する人間は本作の表現を借りるなら『魔法』にか
かっているものであり、かかってないとすれば「惨殺された親に会いたいから」という理
由では説得力に乏しい。魔法にかかっていないのなら「アッラー!」と最後に叫ぶのも違
和感があるし、偽装の体裁を整えるだけのために様々なものを犠牲にしているような気が
した。

06 Snow Syndrome
安倍に会いに北海道までやって来た吉澤と、現実逃避する安倍。
あくまでも自らの殻に閉じこもろうとする安倍に対し、吉澤は限りない失望を味わうのだが。
最後のレス流しはどう言う意味を持つのだろうか。まさかここまで話を作っておいて、ハッ
ピーエンドというわけではあるまい。となればこの部分は吉澤の願望として扱うのが適当か
と。本人に会って壊されてしまった願望、と考えると切なくなってくる。
476 名前:ひまつぶし 投稿日:2005/02/04(金) 18:13
9.魔法のおまじない大作戦

いかにも6期という雰囲気のお話。
さゆみんは天使!というのが、一番感じの良い捕らえ方でしょう。
魔法というものをツールにしているのが、とても分かりやすかったです。

10.パクリとフェイク

サッポロノデ・アシャ・コンコンだとか、幻のタンポポだとか、アルルだとか、
そんな細かいことはどうでもいいのです。それが空気を作っていることは確かですが。
これは芸術の真髄です。パクりでもフェイクでも、それによって自分の気持ちを表現する
ことが出来れば、それはアートなのです。その自信を取り戻させるべく、
尊敬すべき人を蘇らせるべく、北の地へ向かった亀井の心情に心を打たれればいいのです。

11.銀河

こういう話も久しく見なかったなあ、というのが最初の印象。
好きか嫌いかと問われれば、好きです。
松浦が言う魔法を、藤本に実力行使だとつっ込ませるあたりに、作者の誠意を感じます。

12.時の鎖

凝っているわりに、筋が見えないのが残念です。
容量はまだ余裕あったので、もう少し細かく、もしくは逆に簡潔に書くと、
良かったかもしれません。話の流れが浮かびにくいと思われ。
477 名前:普通感想 投稿日:2005/02/04(金) 19:34
11 銀河

黒い松浦。個人的にはとても惜しい作品。文章は読みやすく、突然出てくる松浦の狂いぶりやら、それも全て藤本と二人になるためだとか、好みの要素をポツポツと持ってこられた感じ。だがラストが惜しい。最後、藤本が自害したと読んだが、そのいきなりの自然な行動に何の描写もつけなかったのはまだ許せる範囲だが、何かが惜しい。多分、前振りの「藤本の夢」とラストの関連性があまりにも少なかったからだろう。藤本の夢の前振りがいつどこにどんな影響をもたらすのだろうとドキドキしながら読んでいたので、余計に落胆したのかもしれない。でも最後の一文はちょっとかっこよかったかもしれない。もっと欲を出すと題名の関連性も、とってつけたようではなくもっと生かせていたら、よりよかったかもしれない。

12 時の鎖

難解で読みにくく頭が疲労した。かといって読み返したいともあまり思わなかった難しい作品。だがこのレス数の中に、作者が思い描いた深い設定やストーリーがあり、それが繰り広げられていたのは分かる。とても時間をかけて練られているというのは分かったが、自分の読解力が乏しいのか作者の表現力が乏しいのか分からないが、理解に苦しんだ。最後の一文からも、ラストは今までのストーリーと絡ませてあってうまくできてるんだろうとは思うが、いかんせん深く分からなかったので感想もここまでにしておく。

13 魔法の世界にさようなら

題名は、作品の概要の補助ですね?とまぁそんな事はおいといて、文章は少し雑な感じがしたがアイディアはそこまで悪くなかったと思う。それこそありきたりな話を素直にストレートに、少し膨らみもつけて思うままに書いたような。そんな素直さが読み取れた。落ちも、クッションを一つおいていたのは、普通にあのまま高橋が死ぬより、良かったんじゃないかと思う。ただ、この落ちでいくと、つまり入れ替わった藤本は手首を切って死んだという事でいいのかな?
478 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/04(金) 21:51
20 どうして?

いいなあ、これ。ネタがイイ! 矢口以外はね!
聞きたがる子供ってのは、だいたい5歳ぐらいまでだよ。
作者さんには、キッズって、こうしたイメージなんだろうか。
ともあれ、笑った。おもしろかったから、作者さんの勝ち。


21 クリスタルボール

いい話なんだけど、何かが足りないんだよね。
それは、金髪ネックレス男の、不幸になる描写じゃないかなあ。
これが一人称の限界。設定を複雑にしすぎた気がするよ。
これ、ぜったいに、もっとよくなる。がんがれ! 作者さん。


22 奇妙な果実

スタンダードジャズ、キタ―――――――――!!!!
今回は洋楽の宝庫だね。って、これは、あの名曲の題名だけか。
「どっちのキャラに進むのか」亀井の進退きわまる状態を、
みごとに皮肉ってる作品じゃないかなあ。
さゆえり、最近は人気だね。おもしろかったよ。
479 名前:名無し戯言 投稿日:2005/02/05(土) 19:39
07 特効薬
まるで魔法がかかったかのようにおかしな人になってしまった吉澤。
ネタやキャラ設定が微妙に古いことを除けば、かなり楽しめる。ただ、全体的に
見た場合、ネタとしての切れ味に欠けると言うか読み進めていくうちにだれてし
まうというか。

08 香熱
発熱すると、手のひらから香りを発する高橋という設定が良い。
話の中身としては飯田の卒業のメタである結婚退職がメインとなっているが、その
せいかテーマであるはずの魔法(高橋の能力)があくまでも添え物としてしか機能
していないのは残念。

09 魔法のおまじない大作戦
大人気のさゆえり話。そしてはぶられいなと、6期小説のトレンドとも言うべき
スタイルを踏襲した形になっている。
定番の萌え話かと思いきや、最後は少し驚かされた。しかしながらこれは作者が
意図していたであろう驚きとはやや異なり、「何でここで田中?」という驚きで
あった。仲が悪いなら悪いでわずかばかりでもそう言った描写が欲しいし、あっ
たとしても文中からそれを読み取ることはできなかった。

10 パクリとフェイク
ネタとシリアスの融合とでも言えばいいのだろうか。
話の内容も例の騒動のパロに留まらず、タンポポネタやそれに付随するかのような
飯田卒業ネタ(しかもほのかに匂わせているだけという心憎さ)という手の広さ。
また、架空の画家・サッポロノデ・アシャ・コンコンについての細かい設定など、
話の全てがくだらないとすばらしいの境界線ぎりぎりを彷徨う危うい作品でもある。
ただ、亀井が何故安倍にそこまで固執していたのか、その根源が作中で語られてい
ないのは残念。
480 名前:名無し戯言 投稿日:2005/02/05(土) 20:11
11 銀河
藤本を思うが故に凶行に走る松浦、戸惑う藤本。
後藤や辻を奪われた藤本が取った最後の手段、それは松浦にどんな魔法をかけたの
だろう、と気になる一方で。藤本はそんな危険な松浦を最初普通に扱ってるので
(松浦の言い出しっぺは怪しいという趣旨の発言)、それが少しひっかかった。
話とは関係ないが、内臓の横断幕という発想にセンスを感じた。

12 時の鎖
話の流れとしては悪くないし、makiとmikiの見間違いという仕掛けも中々だった
とは思うが。いかんせん、それを読者に納得させるだけの力が文章に無かったよ
うな気がする。話の内容の複雑さに文章がついていけていないように思った。
どうでもいいが、マキの誤読はわかるが、フジモトってどこから来たんだろう?

13 魔法の世界にさようなら
入れ替わりものと言えば一般では「転校生」、娘。小説なら「ののが裕子で〜」が
名高い。本作の特徴はそう言った作品のオマージュにとどまることなく、入れ替わ
った人間と同化したらどうなる?ということを突き詰めた話のように思う。
高橋を襲う葛藤などは素晴らしかったが、最後の落ちには落胆。それで高橋が再び
生きる気力を取り戻してしまうのだから、さらに脱力である。

481 名前:名無し戯言 投稿日:2005/02/05(土) 20:30
15 魔法の絨毯
はっきり言おう。キモイ!(一応誉め言葉)
主人公である魔法の絨毯、いや作者が中年スケベオヤジにしか見えないというの
は、ある意味作者の才能なのだろうか。
ただ、落ちは少し弱かった。この中年オヤジ風の魔法の絨毯がひどい目にあう展
開とかあったら、より良かったように思う。

14 Supernova
話の展開は大体読めてしまったが、それでも面白いと思わせてしまうのは作者の
筆力の故だろうか。金の魔法、というのもありきたりではあるが高橋がその魔法
に陥落していく様は見ていて楽しかった。
しかしながら陥落のさせ方が少し安易な気がしないでもない。富豪刑事ではない
が、金にものを言わせた遊びを高橋に味わわせてみては。

16 メロンパン
話の流れといい題材といい、何だか榎本俊二っぽいと思った。
落ちとしては二人の脳みそがトリビアの「金の脳」になったということでいいの
だろうか。でもまあ一番笑ったのは「オレンジ・・・」だったな。そっちのほうで
話を進めて欲しいように思った。
482 名前:名無飼育ちゃん 投稿日:2005/02/05(土) 20:32
16 メロンパン
ブーメラン屋にも元ネタとかそういうのがあるのかどうかはわかんないんだけど、
どうもしっくりこなかった。というより、ネタが自分にあわなかった。
最後のオチは上手いなとは思うんだけど。

17 「紺野は魔法が使えない」
2行目に吹いた。てのひらからどかーんと砲撃。言葉のリズムが好きだ。
でも話の内容はむしろシリアスなものだった。
そのせいか、自分の中で微妙な感じになってしまった。自分が悪い。

18 お手軽one magic
これは書いた人のアイデア勝ち。
ショートショートっぽくてよかった。好きだ。
ただ、最初の2行のですます調に違和感を感じてしまった。

19 WOMAN FROM TOKYO
真面目っぽくて難しそうでカタカナ多くてよくわからんと思っていたら、
『作戦をよく理解してなかった女工作員エリザベス』で吹いた。
そのあともアンジャッシュっぽい擦れ違いネタで面白かった。

20 どうして?
ハロプロを知らないのに娘。小説を読んでる人は、その楽しみの半分以上を損している馬鹿だと思う。
世間的にも娘。小説界でもメジャーになりつつあるキッズを知らない人間も、次第に馬鹿呼ばわりされるのだろう。
リアルを前提にしたブラックネタに腹抱えて笑ってたけど、ラストがわからなかった自分はその代表かもしれない。そう思った。
483 名前:ひまつぶし 投稿日:2005/02/05(土) 21:55
13.魔法の世界にさようなら

入れ替わりものを久しぶりに読みました。
それによる心の移り変わりにも丁寧に書かれていて読みやすかった。
それに、最後に救いがあって好印象。
藤本に変わってしまったのは救いじゃないかもしれないが・・・

14.Supernova

幸か不幸か、こういう話だと高橋が生きますね。
詐欺に騙される少女役が似合うというのも、あれですけど。
そんなこと考えてしまうぐらい、きちっとした話でした。
魔法の使い方がとっても良かったです。

15.魔法の絨毯

微妙ですねえ。色んな意味で微妙ですねえ。
20年近く生きて禿げてきてるというのが妙にリアルですねえ。

16.メロンパン

面白かった。発想も面白かったし、展開も面白かったし、オチも面白かった。
抑え気味のぶっ飛び感がなんとも言えません。
こういうの大好きです。
484 名前:ひまつぶし 投稿日:2005/02/05(土) 22:05
17.「紺野は魔法が使えない」

何でも出来る(出来てるように見える)矢口と、何にも出来ない紺野、
という構図を少し前の企画で見たので、再挑戦かなと思ってみたり(違ったらごめんなさい)
矢口と紺野のやり取りは自分は好きです。

18.お手軽one magic

この後に、たんこぶつけて藤本に文句言いにいく2人の姿を思い浮かべて、勝手に萌えました。
そうと思わせて下さいよ。
これが地上13階とかだときついっす。

19.WOMAN FROM TOKYO

ナイスな亀井さんです。画になります。
きっと、この1週間後には全米でマンパワーが大流行です。
2回3回読むと、面白くなってきます。

20.どうして?

愛理ちゃんがこういうキャラなのかは正直分かりませんが。
(自分的にはハキハキした賢い子というイメージがあるので・・・)
斉藤さんの答えが一番頭に残りました。自分にも教えて欲しいです。
485 名前:ひまつぶし 投稿日:2005/02/05(土) 22:45
21.クリスタルボール

途中まで(15レス目あたりまで)面白かったのだけれど、急にガクッときてしまいました。
それまでのは、よしみきを書くための前フリだったように思えてしまいました。
それはそれでいいんですけども、テンションの違いに違和感。

22.奇妙な果実

亀井さんがきも可愛いのなら、この話はきもろいです。
怖いけど予測不可能な亀井さんに、振り回されてる道重さんが楽しいです。
それにしても亀井さんのキャラはトーンが同じなのに豊富です。

23.まほけし

これも21と同じで、どことなく違和感を感じてしまう。
消しゴムの効力を知る前に、石川さん(たぶん)の線を一つ引いておくと良いと思いました。
そのほうが読んでいてしっくりくると思われ。
486 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/06(日) 00:24
ちょっと時間がないんで、あとは書けないと思う。


23 まほけし

ようやっと、ストレートなストーリーがきたなあ。
「まほけし」がほしくなったよ。何もかも消してしまいたい。
誰にだって、消してしまいたい過去ってあるんだろうね。
吉澤と石川の関係の描写がないけど、そんなものは野暮だろうな。


24 開放世界

中世ヨーロッパでの魔女狩りは、それこそ熾烈を極めたらしいね。
田中は高橋に開放された。それが何なのかは、読者の判断だなあ。
開放=死と直結するのは、読者として、ちょっとセンスがない。
ちがう世界への移転。そう考える人は、なかなかいいセンス。
でも、これって、ちゃんと伏線があるんだよね。よかったよ。
487 名前:名無し戯言 投稿日:2005/02/06(日) 21:20
17 「紺野は魔法が使えない」
魔法の使用が日常化してしまったことにより、危険に晒される「魔法の使えない人間」。
本作では矢口と言う人物を媒介にして中澤と紺野を比較しているような気がした。矢口の見た
中澤は「覚悟を決めた人間」であり、矢口は目の前の紺野に中澤の姿を重ねてしまう。しかし
実は紺野は中澤よりもクールに自らの立場を認識している。どこか似ている、というのは矢口
の願望に過ぎず、生に対する執着ははるかに薄い「新人類」。そう考えると非常に皮肉の利い
た話ではないだろうか。

18 お手軽one magic
さらりとした表現でかなり残酷な内容を描いている。
藤本のさばさばしたキャラをこういう形で生かすとは。
最後の台詞もあっさりした感じが逆に恐怖をあおる形になっていて良かった。

19 WOMAN FROM TOKYO
エリザベスという名称が登場した時から、亀井が物語に大きくかかわってくるだろうとは思っ
ていたが、予想以上のおかしな絡み方がつぼだった。
リッチーと亀井とのやりとりがまったく間違っているのに意思疎通ができてしまうという、そ
んなシュールな感じが良い。しかしながらハロモニがニューヨークで放送されているというの
を想像しただけでかなり笑える。
ただ、それまでのテンションと比較して落ちはやや普通だったか。
488 名前:名無し戯言 投稿日:2005/02/06(日) 21:55
20 どうして?
FIRST KISSの歌い出しつながりで鈴木になったんだろうか。まあそれはさておき。
きわどい質問に対する各メンバーの対応が面白かった。特にメロン斎藤のそれは色んな意味で
限界だったのだろう。ただ、最後の嗣永の件は良くわからなかった。これも何か深い意味でも
あるのだろうか。理解できなかったので、最後の部分が弱く感じられてしまった。

21 クリスタルボール
能力保持者の吉澤、というと123事件のあの人を思い出してしまうけれど。
本作はどちらかと言えばコメディータッチなお話で、最後はみきよしCPで締めくくられる。
運気を操る魔法、とか落ちぶれたマジシャンとか設定は面白そうだったのに話のもって行き
方を間違えてしまったような、そんな印象を受けた。寺田物産の存在も伏線を貼っていたに
も関わらず結構どうでもいい存在な気がする。

22 奇妙な果実
キューティー大戦と言えば思い出されるのがS女。@使用上の注意。あれもかなり下らない
話だったがこの話は亀井が奇妙な植物になって登場すると言う奇想天外な仕掛けに打って出
た。最後に道重が亀井をかわいいと言ってしまう展開はわかっていても、いつどういう風に
言わされるのかに目を奪われ、最後まで楽しむことができた。
489 名前:おつまみ感想 投稿日:2005/02/07(月) 02:58
順番に読んでないので、途中で前後したりします多分。

1 HYDLIDE
雰囲気そのものが魔法の国。一発目からそれっぽい話で良かったと思います。
この夢が石川の意識か安倍の意識か、どっちも読めるかな、と思った。

2 うちら変身中
キッズ魔法卒業、全部ですかね。どうだろ、とは思うけど話が面白ければいいや。
きっと彼女達はこんな感じで生きてるんだろうなぁとしみじみ。
すごく正攻法でいい話をよんだ気分。

03 魔法使いマリー
まさにべったべた。そして色々1とかぶってるなぁと思った。
でもべたべただからこそ安心して読めるなぁ、とも。

04 Battle Of Ever More
飯田さんこういうの似合う。
無理矢理卒業を強調してるのはきっとわざとなんだろうな、と思いつつ効果的かはわからない。
飯田さんと設定は面白そうだったのでいろいろと残念。

05 ヴォーガンソンのアヒル
終わり?
490 名前:おつまみ感想 投稿日:2005/02/07(月) 03:00
06 Snow Syndrome
新垣か亀井だと思って読んでたら吉澤だった。
終始噛み合わないまま終わってしまった。吉澤はわざわざ確執を深めに来たのかなぁ。

07 特効薬
ネタは笑いました。読みにくかったけど。
魔法が無理矢理なのがなんとも。
これくらい勢いがあったら、突拍子の無い魔法出てきても押しきれそうなのに。

08 香熱
高橋だから匂いなのかなぁ。
飯田さんが保健室の先生で高橋がそこでさぼってるってすごく想像できて良かった。
普通の世界の小さな魔法が好印象でした。なんかエロいなー。

09 魔法のおまじない大作戦
こじんまりとまとまった可愛らしい話でした。
道重かわいかった。

10 パクリとフェイク
ついに本職にしちゃったのか。壮大なパクリ技法でした。
491 名前:おつまみ感想 投稿日:2005/02/07(月) 03:54
22 奇妙な果実
うわぁおもしろい文章書くなぁ。言いまわしが道重っぽくていいなぁ。
果実の描写もいいなぁ。でも普通に終わっちゃったなぁ。
最後にもう一つなんか欲しかった。

23 まほけし
題名が古文なのかと思ったら違った。まほしってなんだっけ。
いろんな所がベタでした。
でもベタなのに肝心な所が抜けてる気がしてならないのです。
あ、まほしはしたいか。消したいのか。うーんナイスセンス。

24 開放世界
哀さん、はぶられいなのコンビはすばらしい。
それだけで萌えます。でもこれも入り込むには少し足りない。
高橋と田中の関係を詳しく読みたかった。

25 無重力の心
すごく重力を感じてしまいました。読みにくくて。
それぞれのキャラの書き方は上手い。
でもそれだけで、なんかつぎはぎを見てるみたいだった。

26 輝跡
普通に悩むつんくってキモイなぁ。キモカワイイなぁ。
これだけ普通が似合わないキャラってハロプロ見まわしてもつんくくらいしかいないだろうなぁ。
すごい違和感だなぁ。でもネタとしてはおもしろいのかもしれない。気が。したりしなかったり。
492 名前:おつまみ感想 投稿日:2005/02/07(月) 04:08
16 メロンパン
小ネタで笑いました。口の悪い辻加護の距離感がかわいかった。
オチは違う人だし斬新だなぁ。

17 「紺野は魔法が使えない」
12でも思ったけど、こういう世界観は慣れるまで時間がかかるなぁ。
半分リアルの微妙な違和感に慣れる前に終わってしまった感じがしました。

18 お手軽one magic
なんか四コママンガみたいだった。ほんとにお手軽。
藤本って便利だなぁ。

19 WOMAN FROM TOKYO
亀さんすごい飛ばしっぷりだなぁ。病院紹介したくなるなぁ。
キャラで読ませる娘。小説、そんな感じ。

20 どうして?
これって落ちてるのかなぁ。
視点はとてもいいし面白いんだけど最後がよくわからない。
493 名前:おつまみ感想 投稿日:2005/02/07(月) 04:32
11 銀河
言葉の選び方なんかはすごく好きです。
ただ最後藤本の行動が良くわからなかった。
そこに繋ぐための何かがちょっと足りない気がしました。

12 時の鎖
うわーい難しい。これ細かく作り込んでるのかなぁ。
夢と起きた後のギャップは楽しかったけどいまいち入り込めなかったのは、
完成度を疑ってしまったからかなぁ。完璧なら申し訳ないなぁ。

13 魔法の世界にさようなら
お互いあんまり戻ろうと思わないのが新鮮でした。
あーこういうのもありかなぁって。
ただ最後の最後で展開がグダグダになった感があるのが残念。

14 Supernova
哀さんはSupernova。あとに残るのは無か。
はたまたブラックホールか中性子星か。せつないなぁ。

15 魔法の絨毯
設定で笑いました。エロいし絨毯。冷静だし失禁だし。
でもなんとも盛りあがりに欠けるなぁ。
494 名前:おつまみ感想 投稿日:2005/02/07(月) 04:33
21 クリスタルボール
最初ですごく心がときめくなぁ。
でも読み進めるとベタベタだなぁ。感情の流れとかも唐突な感じがしました。

27 FIRST KISS
またあぁの人かと思ったら違った。
あいぼんがかわいかったなぁ。

28 ミスラ
ループしてるなぁ。
でも幸せなループって珍しいなぁ。―――幸せなのかなぁ。
この後すぐドアを開ける後藤さんは、忙しいなぁ。
495 名前:ひまつぶし 投稿日:2005/02/07(月) 18:38
24.開放世界

この終わり方が本当に開放なのかはさておき・・・
切ない話なのに、あまり切なくなれなかった。
前半の魔女に関することから、後半の高橋と田中のやりとりに移るところが唐突で、
背景だけが目立ってしまったような印象を受けた。

25.無重力の心

もはや、ののたんキャラでない辻さんなのに、17歳ということを考えると、
これでも、まだ幼いのかもしれない、などと思わされました。
ぶつぎりのエピソードのように見えるけれど、どこか見えない糸で繋がっているような。
よく娘。がインタビューなどで「デビューしてから時間が止まっているように感じる」
と言っているのを思い出した。その時間が止まっている感覚が魔法なのかな、と勝手に解釈しました。

26.輝跡

いつもケラケラ笑って、勢いだけで突き進んでいるようなイメージの彼が、
こんな思考をしているかと思うと面白いです。
終わり良ければ全て良し、じゃないけど、こういう考え方が出来る人は好きです。

27.FIRST KISS

最初の数レスで書いている人が想像出来たので、ある意味、安心して読めました。
なので、最後の登場した人物も判断する材料は少ないものの、すぐに分かりました。
それにしても、藤本さんの愚行によって犠牲になる高橋さんというのは、とても画になる構図です。

28.ミスラ

最後に後藤さんが言った「ウソ」というのが、よく分かりませんでした。
どこまでが嘘だったのか曖昧で・・・。読解力が無いせいかもしれませんが・・・。
その嘘が自分で解釈出来たら、また読みたいです。
496 名前:名無飼育ちゃん 投稿日:2005/02/07(月) 20:14
訂正
20の感想の2行目。×世間的→○ヲタ的。まぁどっちでもいいことだけど。

21 クリスタルボール
吉澤が道重に思えた。19歳も女の子かもしれないけど。
まことがよかった。足がめり込むとか不幸云々じゃない無理矢理っぽい気がしてよかった。
みきよしについては特に何もないです。

22 奇妙な果実
壊れてしまいそうなくらいによかったので、ちょっと壊れます。
キタ━(゚∀゚)━!!!!! ナルシスト道重キタ━(゚∀゚)━!!!!! 亀井観葉植物キタ━(゚∀゚)━!!!!! グロイ果実キタ━(゚∀゚)━!!!!!
全身血塗れキモ可愛い亀井キタ━(゚∀゚)━!!!!!
元に戻ります。
こういう意味不明チックな出来事や世界観が、こちらが考える間もなく怒涛に押し寄せてくる話は大好物です。
もっとグロくてもよかったかもしれないけど、凄く好きです。

23 まほけし
消しゴムが消したいものを消せるというアイデアは、ありがちかもしれないけどよかった。
しかし、ラストがかなり説明不足。読んでる人からは、石川の死亡という出来事を消さないで欲しい。
『いつからかつまらなくなった日常』だけでは、伏線にしては弱すぎると思った。

25 無重力の心
とりあえず文字が詰まってて読みにくくて魔法がどこにあるかわからなくてなんかストーリーもヘッタクレも無いような
日常会話をぐだぐだ垂れ流してる感じがしてなんで亀井を絵里と呼んではいけないんだろうとか辻が北海道弁使うのは
なんでだとかよくわからないことがあったりするんだけど面白いのは現実の娘。の魅力かそれとも書いた人の力だろうか。
497 名前:名無飼育ちゃん 投稿日:2005/02/07(月) 20:30
24 開放世界
好きだけれども……、という話だった。短く書けないので、長めに。
ちなみに私の感想は全てにおいて、私個人の主観に基づいたものだということを前書きしておきたい。

はぶられいなと哀さんネタを、魔女には触れないという設定で上手く使ってあるし、文章や雰囲気も、自分の心に
ガツンとくる感じで、理屈ぬきで好きだ。とても好きだ。壊れてもいいかもしれない。それぐらい良かった。
しかし、田中は魔女宣言受けたのに家帰っていいのかとか、一人目の犠牲者って何だとか、自分が作品世界に酔い
しれることにブレーキをかけるノイズ(引っ掛かり、矛盾)が所々あった。そもそも、触ってしまうと魔女になるという設定
自体に引っ掛かった。この設定は政府のでっち上げかもしれないけど、それだと、娘。全員魔女になるじゃないかと
捻くれている自分は思ってしまう。
そして、田中は果たして魔女か否かということ。おそらく魔女じゃないんだろうけど、最後に魔女である高橋が抱きしめて
しまえば、(魔女変化が事実ならば)田中は魔女になってしまう。実はこの高橋は悪い奴で、田中を身代わりにしてやった
ケッケッケ、というのが浮かんだけれども、それまでの感じからすると違うだろう。本当は助けたいんだけれども、そんな力
は無く、田中を魔女にしてしまった(と高橋は感じている)ことを謝りにいったのだろう。しかし、それだと弱すぎる様に思う。
高橋の心理もだけど、高橋と田中の、田中が魔女になりえる接点がない。それでは納得がいかない。
498 名前:名無飼育ちゃん 投稿日:2005/02/07(月) 20:31
勝手かつ失礼ながら、以上の点を踏まえて、自分ならこうするというものを書いてみる。
まず、触れるのではなく、心が通い合ううちに魔女になる、魔女に感化されるという設定にする。はぶられいなが似た境遇
の哀さんに近寄っていく。哀さんはそれを拒んでいるが、次第に田中と通じ合ってしまう描写を入れる。そしてオチ。
あるいは、三人称視点、または途中で一人称の視点変換を入れて、最後は高橋のケッケッケでオチ。

単なる揚げ足取りとかイチャモン感想になってしまったかもしれないけど、それだけこの話は、煮詰めればもっとよくなると
思っているということです。てか今のままでも十分好きです。ただ、非常に惜しいなと感じて、とても悔しい。つまりは嫉妬です。
こんな奴もいるんだなと思って、書いた人は流してください。
材料は一級品なので、次は料理方法を工夫して、もっとすごいのを書いて欲しいです。

26 輝跡
気に食わないライバルはレゼルブのことだろうかと思ったりもするんだけど、それはさておき、
タレントという輝きを集めて再分配するという発想や、ソロメンバーの不振の説明も上手いと思った。良い話だった。
ただ、どうしてもつんくのイメージが合わない。変なつんくの出てくる娘。小説の読みすぎだろう。
499 名前:普通感想 投稿日:2005/02/07(月) 23:47
14 Supernova

斬新なアイディア。リアル時事ネタでもある偽札犯の素顔や現状を見た感じがした凄い作品。文章も読みやすく内容も分かりやすく、それでいてポイントはきちんと外さず、最後の落とし方も良い。面白かったの一言に尽きる。非常に楽しめた。いきなりこんなおいしい話、何かあるなあるなと思っていたら、思いもよらないラスト。魔法使いという言葉に自分もまんまと騙されていたんだと分かる。突然現実を叩きつけられたような感覚。良かった。題名にもセンスが感じられた。面白い作品をどうもありがとう。

15 魔法の絨毯

読後、凄く切なくなった。書き方の視点には魅力を感じたが、楽しめた、というよりはとにかく切なくなった。小さい頃好きだった地元の遊園地に最近行って、古くなった乗り物たちを見た時、乗った時の心情とどこか似ていた。「魔法の絨毯」にはちょっと感情移入できた。こういう使い方も面白いと思った。

16 メロンパン

笑った。金の脳みそ。あのテレビ番組のネタが、ストーリーとうまく組み合わさっていた。辻加護二人の脳みそが小さすぎたという箇所で完全につぼ。一瞬何が起こったのか、という感じだったが、あぁ、と納得してしまった。所々にある小ネタも微笑ましかった。読んでみたら納得だが、題名の印象が少し薄い気がした。
500 名前:普通感想 投稿日:2005/02/07(月) 23:53
17 「紺野は魔法が使えない」

読み始め、好きそうな設定に心を躍らせたが、あれ?という間に終わってしまった印象を受けた。それこそ、これから何かが起こるんじゃないかというラスト。作品のストーリー自体は言うほど進展せず、どちらかというと矢口の紺野や中澤に対しての感情が描かれているだけでどこか物足りなさを感じた。長編の一部分を切り抜いたような感覚になった。

18 お手軽one magic

さて、どんな話が展開するのかな、と思っている間にいきなり落とされた感じ。何の言葉も出ないほど、ただ面白かった、の一言。短いなら短いなりに、いざ書くとなると難しく、読む方もそれなりの評価をしてしまう。だが突っ込みどころも見当たらないほど、あっさりすっぱりと、やられてしまった。お見事。完敗。

19 WOMAN FROM TOKYO

うーん、楽しかった。自分の苦手系ジャンルの出だしかなと思いきやどんどんストーリーに入り込んでいった。NYには行った事がないが、細かい描写の気配りに「知らない世界」を見ている感じにはならなかった。エリザベスを亀井と思っていた時点で自分はもうこの作品にやられていたのかもしれない。テンポのよい展開と、普通に通じている亀井の英語にも爆笑。こういうシーンの一部分をどっかの洋画で見たかもしれない。もしくは、見そう、か。外人の名前に元ねたがあるのかもしれないが、そんなの知らない自分でも充分楽しめた。よく考えてあった作品だと思う。題名も好印象。
501 名前:普通感想 投稿日:2005/02/08(火) 00:22
20 どうして?

キッズですか。かろうじて顔が浮かびました。作品とは関係ないけど、これはリアルタイムで読んでいた自分としては結構楽しませてもらった。一人一人のメンバーに対するコメントと魔法の無理矢理的な結び付け方が、また強引で、良かった。ただラストがちょっと腑に落ちない。なぜあそこで桃子?と、キッズについて全然詳しくない自分は思ってしまったのであります。

21 クリスタルボール

読みやすかった。こういう話、基本的に好きです。ただちょっとだけ吉澤のキャラに違和感を感じてしまったのは個人の主観。つんくの使い方も面白かった。あぁ、あの前振りはこういう展開にさせるためね、と納得できた。魔法というテーマになって案外出てこなかった手品というテーマで取り組んできた作品。題名の言うクリスタルボールの使い方も結構好感触。だがラストがこれまた惜しいという感じで終わってしまった。もう一声、もう一つ何か違った形で落としてほしかった。

22 奇妙な果実

アイディアに圧倒された。観葉植物ですか。途中から落ちは読めたけど、描写が細かくまるで目に浮かぶようだったので、負けてしまったという感じ。凄いと思ったのが、読んでいるこっちまでグロい果実である亀井のことをキモ可愛いと思ってしまったこと。普通に「私はそれをキモ可愛いと思いました」と淡々と描写されていただけではそこまで感情移入できなかったと思う。じっくりとゆっくりと丁寧に。落ちが想像できても読者を萎えさせない描写。巧かった。
502 名前:新参感想人 投稿日:2005/02/08(火) 20:02
【注意】
初めて書くので言葉足らずかもしれません。
そして基本的にあまり褒めません。でも良いものは褒めます。
褒めないという事を前提に見ていただけると幸いです。
不快になった方は申し訳ありません。
一般的見解がよく出来ないひねくれ者なのでご了承を。


1 HYDLIDE
文章体を突っ込むのは文章の感想とは言えないのでしょうが、少し改行が気になりました。
脳をファンタジー世界に切り替えつつ読み進めるといきなりのAA。
しかもごめんなさい。英語能力ゼロなので書いてある英語の意味がわかりませんでした。
HYDLIDEというゲームが元ネタなんでしょうけど(私はよく知らなかったのですが)
ラストにまでゲームのエンディングの文章を書かなくても良いかなぁ、と。
でも全体的にHYDLIDEネタなんだと思って読めばまぁいいんじゃないかと。
1作目でよかったかな、という感じ。

2 うちら変身中
2番手にキッズ。これもある意味タイミングが良かったのかもしれません。
変り種はやはり早いもん勝ちでしょう。
私の個人的キッズ情報不足であまりよく誰が誰だかわからなかったのが残念です。
こういうものはある程度出演者のキャラクターを知っていないとおもしろさも変わりますね。
佐紀ちゃんが同じメンバーの雅ちゃんに変身してしまった所は、
ある意味萌えどころなんだろうか思ったけれどやはり知らないと飲み込めない。
これは作者さんのせいでもなく情報不足の私のせいでしょう。

03 魔法使いマリー
1作はあるだろうと思われたドラクエネタ(伏字はしません)
1番手にゲームネタが来てるのでかなり分が悪い。
内容もあまり印象がそれといってなくドラクエネタなんですね、と思うしかちょっとない。
マコタンというのはきっと小川の事なんだろうと自分の中で思っていたので、
しょっぱなから攻撃されるマコタンイ`という感じでした。
メンバーも4人出てるもののあまり個々の印象がなかったように思えます。
石川はどの世界でもうざいキャラだという事でしょうか。昔はヒロインだったのにね。

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