『オムニバス短編集』感想用スレッドVol.7
- 1 名前:名無しさん 投稿日:2003年06月23日(月)22時55分58秒
- 前スレに引越し警報が出たので新スレ移行です。
短編集の感想、カムアウト等はこちらへどうぞ。
- 2 名前:初感想 投稿日:2003年06月23日(月)22時58分27秒
- と、支配人でもないのにスレ立ててしまいました。
支配人さん申し訳。
感想書きますが、多少辛い事もいっています。
ですが、何だその感想は( ゚д゚) と、気楽に目を通していただければ幸いなり。
1 ふたりではいる夏のいりぐち。
いくらなんでも説明不足だったかなと思います。
読解力が足らない可能性も存分にあるのでアレですが、
4レス目など、時折位置関係と言うか必然性がよくわからなかった部分がありました。
と言うか、スカスカに感じてしまうんですね。
これは個人の嗜好の問題なのですが。
黄色の点滅信号(正式名称とかあるんでしょうか?)を花火に見立てたり、
最初と最後のレスとか、好きな部分もありました。
イメージ的には前回の優勝作品の系統かなと言う気はします。
- 3 名前:初感想 投稿日:2003年06月23日(月)22時59分06秒
- 2 八月の降霊会
***ネタバレします!未読の方はご注意を!***
勝手にネタバレ警報出してしまいましたが、これは感想書きがたいですね。
自分がスコンとだまされてしまった(と思われる)からかもしれませんが。
だまされた以上あまり貶せません。
ただ、上に括弧でくくったように、ちょっと分かりにくい部分もありました。
要するに、飯田さんは生きているという叙述トリックでしょうか、自分はそう読みました。
ラストで世界が反転する試みだったようですが、
自分的には四分の三転ぐらいの(わかりにくいな)感じでしたね。
伏線(二行目とか事故のくだりとか)は結構キレイに隠れているなぁと思いましたが、
結末がドン、と出てきた割には、イマイチ分かりにくかったかなと。
13レス目の上五行くらいを初めに提示しておけばもっと面白かったかななどと思いました。
あと、何気に最後一行は微妙です。
この意図は作者さんに聞いてみたいですね。
- 4 名前:初感想 投稿日:2003年06月23日(月)22時59分46秒
- 3 最後のせんこう花火
***内容に触れます。ご注意下さい***
これはいい話と言うか、児童文学っぽいですね。
最後に繋がる伏線も自分には見つけられませんでしたし、
そういう風に深読みするのではなく、流れに身を任せるべきなのでしょう。
「力になってあげなさいよ」「ののにはお金がないのれす」のやり取りには、
不謹慎ながら噴出してしまいました。
ただ、やはりいい話と言うのは難しいのですね。
話の結末は容易に想像がついてしまいました。
予想がつくのが悪いことかと言われると難しいですし、
加護を殺す以外に上手い回収の仕方があるかと言われると困ってしまうのですが、
「ふーん」と言う感想になってしまっても仕方ないかなと思います。
- 5 名前:初感想 投稿日:2003年06月23日(月)23時00分25秒
- 4 ドン!バン!ガン!
これはごめんなさい。
完全に趣味じゃありませんでした。
文章は上手いと思いますし、吉澤は不憫ですし、
不条理な展開に段々壊れていく主人公と言う、個々のパーツは好きなものも多いんですが、
道中の展開だけ楽しんでくださいとここまで露骨にやられてしまうと自分は困ってしまいます。
先の感想と似ますが、上手い締め方は確かにぱっと思いつきませんが、
なんかもう少しなぁ…と思ってしまいました。
あと、「何の話ですか?ドッキリ?」って反応はいくらなんでもあざとい気が…。
そういう細かいことを気にする嫌な人間で申し訳。
5 燻り
文章が硬質で、弓道と言う題材にあっている気がします。
冬の花火を燻りと表現し、内面と絡めるのも上手いなぁと思いました。
4の作品とは逆に完全にツボです、ごめんなさい。
- 6 名前:初感想 投稿日:2003年06月23日(月)23時01分11秒
- 6 秘密戦隊ジュウゴレンジャー
ごめんなさい、笑えませんでした…。
いや、猪鹿蝶には笑いましたが。
脇の人選は納得です、矢口と飯田か矢口と加護以外はダメでしょうね。
ただ、亀井を主役はどうでしょう。
ここは多少力技を使ってでも紺野を主役にしていただきたかった。
出なければ道重か。
亀井はヲタっぽくない気がします。
ヲタっぽくなくてもいいんでしょうが。
これも4と同じで好みから外れてました。
申し訳ない。
- 7 名前:初感想 投稿日:2003年06月23日(月)23時01分38秒
- 7 仮面舞踏会
辻の存在に仄かな期待を抱いていたアフォな自分はともかく、
正統派おがこんですね。
こういうタイプは誉めるのも貶すのも難しいです。
正統派であるということはありがちと言うことですし、
平易な展開も淡々とした静謐な話と見分けがつけにくいです。(自分は、です)
花火の使い方もオーソドックスで、嫌われにくい話だと思います。
あと、おがこん読んでいつも思うのですが、小川って明るいですね。
小川視点で明るい紺野って「カップリングバンバン」くらいしか知りません。
おがこんなんて数えるほどしか読んでないのでアレですが。
- 8 名前:初感想 投稿日:2003年06月23日(月)23時02分30秒
- 8 炎色の花
うわぁ、これは他の人の感想が読みたいです。
これは「モーニング娘。」を初めとした名前の花火が売り出されていたということでしょうか。
つまり、矢口とかは原材料と。
しかしそれでは辻褄が合わないのですが、自分にはわかりません。
誰か教えて下さい。
- 9 名前:初感想 投稿日:2003年06月23日(月)23時02分57秒
- 9 ドリームファイア
ああ、いい話ですね。
出来すぎ感も無きにしも非ずですが、それは好みでしょう。
親父のためじゃないよ、と言う一文が大好きです。
これがなかったら評価は全然違ったでしょう。
ただ、こう見えてもって文は嫌いです。
細かいことと言うか、自分だけでしょうがね、こんなことにこだわるのは。
- 10 名前:初感想 投稿日:2003年06月23日(月)23時03分55秒
- 10 あさ美は花火工場へ行った
申し訳ないですが自分も前スレ317さんと同意見です。
何が言いたかったのかよくわかりませんでした。
製作意図に非常に興味があります。
10レス目に関してはマスコミを皮肉っているとも取れますが、
(キリンの双子云々は呆れるほどに腹立たしい気分を呼び起こしてくれました)
9レス目は酷すぎるでしょう。
「でも生きていますよ、触ってみますか?」とは…。
- 11 名前:初感想 投稿日:2003年06月23日(月)23時04分34秒
- 続き。
モデルが実在云々ではなく、
(それをいったら過去にいくつか出た猟奇的作品に対して、自分は言い訳できません)
この作品に関していえばあまりに人物が軽すぎる気がします。
上記の医者であったり、こみ上げてきた言葉が「キモッ」であったり、
もしかしたら実際にこんな場面に直面したら、こういう行動を取ってしまうのかもしれませんが、
紙の上の言葉としてみると、やはりリアリティに乏しいといわざるを得ません。
後味が悪い作品は大いに結構な自分ですし、登場人物が辛い目にあう話も当然あるでしょう。
ただ「辛い」と「酷い」は違うんだなと言うことがよくわかりました。
不勉強のため「ジョニーは戦場へ行った」と言う物語を知らないのですが、
もし「芋虫」と言う表現が作者さんの創作なら、その才には脱帽です。
これは皮肉でなく、文章を書くには客観視できる視線が必要だと自分は考えますので、
手足のない、包帯で覆われた人間を頭に思い浮かべながら、
それを「芋虫」と表現できるのは紛れもない才能でしょう。
- 12 名前:初感想 投稿日:2003年06月23日(月)23時05分06秒
- 11 逆さま花火
これは味わい深いですね。
線香花火を逆につけると言うネタは誰もが考えると思いますが、
これはうまく使われているんじゃないでしょうか。
藤本のエピソードも好みでしたし、
その後の辻加護の行動とオリメンの行動も微笑ましかったです。
5と同じでツボでした。
- 13 名前:初感想 投稿日:2003年06月23日(月)23時05分36秒
- 12 遠い過去の思い出
見事に10と対を成すような作品ですね。
10は悪意を、本作は善意を前面に押し出していると読みました。
どちらがいいと言うことはありませんが、この二つの作品を比べた場合はこちらでしょうか。
視点をおばあさんにしたと言うのも効果的だったと思います。
ただ、おばあさんの名前をノゾミとする必要があったのか、解せません。
まさかただののかおがやりたかっただけとは思えませんが、
そうだとすると、それはそれで作者さんの考えには脱帽です。
それなら、孫の名前を希美にする必要を今度は聞きたくなってしまいます。
是非、意図を聞かせていただければと思います。
- 14 名前:第12回支配人 ◆3.4npX6c 投稿日:2003年06月23日(月)23時16分21秒
- >>1
乙です
支配人なのに気づかずに申し訳ありません
ありがとうございました
- 15 名前:脊髄感想 投稿日:2003年06月24日(火)20時54分38秒
01 ふたりではいる夏のいりぐち。
シンプルな筋立てに、分かりやすく読みやすい文章、情景としてはなかなか感興がある
ラスト、とインパクトはないがキレイに纏まっている作品だと思いました。
これ以上なにかを求めるのは無い物ねだりでしょう。初夏の爽やかな空気感と
小川紺野というキャスティングもマッチしています。
02 八月の降霊会
一読してすぐに内容を把握できるタイプの話ではありませんね。
ラストまで読んだ後、細かい叙述に仕掛けられたヒントをもとに読み解いて
行く必要があります。特に、時系列の意図的な混乱をどう読みとるのかが
肝だと思いました。
多くの解釈を与えてくれる話は好みなのですが、個人的には情報を削ること
よりも多重化させる手法の方が好きだったりします。ですがこのレス数では
仕方がないのかもしれません。
- 16 名前:脊髄感想 投稿日:2003年06月24日(火)20時55分32秒
- 03 最後のせんこう花火
分かりやすい作品でした。タイトル、内容ともにストレート。夏らしく、怪談的な要素も
軽く入っている辺り、なかなかサービス精神もあって好感触です。
ただ、やや辻加護の持っているキャラクターの前提に寄りかかりすぎなような
気もしてしまいました。
04 ドン!バン!ガン!
スピード感があって好きです。状況を把握できないうちにあれよあれよと最悪の
結末に向けて転がり、混乱の極みに達したあげく(ry
カフカ的な悪夢の世界ですが、テンポの良さと吉澤というキャスティングの
お陰で一切シリアスさは感じません。最初と最後で効果音として生かされている
花火も、タイトル同様即物的でよかったです。
- 17 名前:脊髄感想 投稿日:2003年06月24日(火)20時56分23秒
- 05 燻り
詩的(?)な文章は読み応えがありました。が、なぜアンリアル設定なのかとか、
なぜチャミラブ(この言い方って一般的なのだろうか)なのかとか、流麗な文体に
比べて内容に引っかかるところが多かったです。
レス数制限のせいか設定のなかでストーリーを動かし切れていない印象を
受けてしまいました。
06.秘密戦隊ジュウゴレンジャー。
ネタ的にデフォルメされた設定とキャラクター、展開も小気味よくてすらすらと
読めました。
最後までネタで突っ切って欲しいという思いもありましたが、そこはまあ
好みの範囲内ですね。花火の存在感はほとんどありませんでした。残念。
- 18 名前:脊髄感想 投稿日:2003年06月24日(火)20時56分53秒
- 07 仮面舞踏会
ヴィジュアル、シチュエーション面で完成度の高い萌えものだと思いました。
ラストの微かな悲哀を湛えた余韻も効果的です。
タイトルも含めて、全体的に言葉の感覚に鋭い作者だと感じました。
08 炎色の花
花火をアレゴリカルに使っています。短くて分かりやすかったのは好感触
でした。
『仕掛け』が最後に出てくる花びらなのでしょうか。少し情景が浮かび
にくかったです。
- 19 名前:脊髄感想 投稿日:2003年06月24日(火)20時57分33秒
- 9 ドリームファイア
構成が巧みで破綻がありません。世襲に反抗する娘が、一つの経験を経て
あたらしい価値観を見いだす(というか、回帰する)というストーリーは
よく出来ています。
伝統ある花火職人という設定と、過去へタイムスリップするという展開も
ちゃんと合致していて、読んでいてフラストレーションは一切感じませんでした。
うーんこういう話の感想は難しい……。
10 あさ美は花火工場へ行った
対象との距離の取り方にところどころずれがあるように感じました。
途中に挿入され、最後の〆にも使われているTVニュースの淡々とした
描写と、病室や小川の夢の中における生々しい残酷さが話の中でうまく
リンクしていません。
事件を描くときに、語り手が距離を取ってあくまで客観的な視点を保つのか、
事件そのものに深入りして感情移入するのか、それによって話のスタイルは
全く異なるものとなります。この作品ではその立脚点が不明瞭で、そこが
読後感の悪さに繋がっているのかもしれません。
- 20 名前:名無しさん 投稿日:2003年06月24日(火)21時13分29秒
- ランダムに書かせて頂きます。
1ふたりでいる夏のいりぐち
確かに、説明不足な点は多々ありましたが、小川と紺野の会話が
リアルで、青春って感じがして良かったと思います。読んでいて本当に
夏の入り口のようなそんなさわやかさを感じました。
個人的に自転車のカシャンと言う効果音が良かったです。
もう少し情景描写や文章に手を加えてみればもっと良かったと
思います。
11 逆さま花火
このお話は実はこの中で一番好きかもしれません。
特になっちや飯田の会話も良かったのですが、藤本の登場のしかた
や、新垣と紺野のイタズラの場面は心が和みました。
3人がじゃれている情景がよく想像出来ました。
辻加護6期の場面もなかなかで、読んだ後に心がほくほくとしてきました。
とても心に残る作品でした。
- 21 名前:名無しさん 投稿日:2003年06月24日(火)21時14分43秒
- 14 秘密戦隊ジュウゴレンジャー
めちゃ面白かった!!亀井の扱われ方(ユニホームの色やあだ名とか)
そして最後らへんの飯田の登場や、その後の亀井の一言。かなり爆笑。
自分的にはマジで良かった。次回も頑張って下さい。w
10 あさ美は花火工場へ行った
なんだか問題になっていますね。確かに残酷な表現
は多々あり、怒りを感じた方もいると思いましたが
、文章もしっかりしていたし、最後の小川と高橋が
ビデオを観て、病院へ行き、紺野とコミュニケーション
を取る所は良かったと思いますよ。
こういう物語は読者の受け取り方は様々だと思いますが
作者さんも何もすぐに削除依頼は出さずに、様子を見てから
でも良かったのでは。自分は嫌いじゃないです。
「キモッ」はちょっと酷いと思いましたが・・・。
- 22 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月24日(火)21時46分20秒
- 10 あさ美は花火工場へ行った
「ジョニーは戦場へ行った」を下敷きにするなら、もうすこしロックドイン症候群
周辺を調べてから書いてほしかった。現実に症例が沢山あるのだから、もう少し、
元ネタとは違った抽斗が作れたのではないかと思う。指文字は、原作のモールス信
号や、乙一の作品の音符でのコミニュケーションよりも印象に残らない。
構成も散漫な印象を受けた。多角的に描きたかった意図は理解できるが、状況への
拒絶と受容を描くには、15レスでは短過ぎる。読者としては、映画で心情の切替が
なされることに拒絶と受容の転換による物語を深みよりは、逆に物語のイージーさ
を印象付けられた。自分の好みとしては、的を絞ってシンプルに印象的に描いて欲
しかった。多角的に描いた部分が、ありきたりに感じて逆効果に見えた。
終盤の、高橋小川の片付け方から小説に描かれている以上の情報が書かれている訳
でもない新聞記事に繋ぐのも意図が不明瞭で、尻切れトンボなように感じた。
- 23 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月24日(火)23時25分47秒
- 医師の描写にも思うところはあったのだが、、、削除されたのは残念だ。
個人的な感想としては、もっと最後まで露悪的に書いて欲しかった。
- 24 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年06月27日(金)01時39分20秒
- ランダムに感想を書きますです。
01 ふたりではいる夏のいりぐち。
この作品は題名が気に入った。題名で読んでみたいと思った。
内容もすごく、いい空気が作品全体に流れていた。ただ、ストーリーが骨の部分だけだったような気がする。もっと肉付けしたほうが、話に厚みが出てくると思ったよ。さわやかだけど、今ひとつ浅い感は拭えなかった。
作者はまだ若い人なのかな(『合唱コンの打ち上げ』という単語でそう思っただけだが)。文章の瑞々しさはとても印象に残った。
- 25 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年06月27日(金)01時42分00秒
- 16 打ち上げ花火、下から横から?
これは作者がどんな人なのか、すごく興味がある。
気を悪くしたら謝るが、××た。××た。という表現が連続する所や、わざと「れいの」とか「事務所てきな」とか本来は漢字で書くべき部分を平仮名にしているのに、「浮塵子の様」みたいな難しい表現を使う所など、ちょっとデムパを感じた。作品の空間が歪んでいる印象を受けた。
まあ、話の内容自体が自殺志願の平家さんが出てきたり、ヲタがダイナマイトで吹き飛ぶのを「横から見るか、それとも下からか」どっちで見る?っていう話だし。内容に見合った文体といえば文体だわな。
確信的に、この表現を選んでいるとすれば、端倪せざるべき才能だと思うよ。
1
- 26 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年06月27日(金)01時43分13秒
- 16 打ち上げ花火、下から横から?
これは作者がどんな人なのか、すごく興味がある。
気を悪くしたら謝るが、××た。××た。という表現が連続する所や、わざと「れいの」とか「事務所てきな」とか本来は漢字で書くべき部分を平仮名にしているのに、「浮塵子の様」みたいな難しい表現を使う所など、ちょっとデムパを感じた。作品の空間が歪んでいる印象を受けた。
まあ、話の内容自体が自殺志願の平家さんが出てきたり、ヲタがダイナマイトで吹き飛ぶのを「横から見るか、それとも下からか」どっちで見る?っていう話だし。内容に見合った文体といえば文体だわな。
確信的に、この表現を選んでいるとすれば、端倪せざるべき才能だと思うよ。
- 27 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年06月27日(金)01時45分07秒
- すいません。二重投稿しました。
18 泣き虫が朝の光をみる
この作品も文体が非常に印象に残った。
全編、××た。××です。という文末で統一されている事はともかく、「野球部がバットを振っています。わたしはボールが怖かったので急ぎ足で校舎へ入ります。」とか「朝は嫌いです。風が冷たいのと、いつも通る電柱の下にカラスがいるからです。」「花火のようにわたしの瞳から流れ出て来ました。」などの作者の独特の感性というか美意識は、無視できない引力を感じた。天然なのか、確信犯的にやっているのか分からないが、もし後者とするなら、すごい才能だと思う。
花火というテーマ性は薄いが、すごい物を読ませてもらったという読後感だったよ。
29 花火大会の夜
えっと。この作者さん大丈夫ですか?
人生って素晴らしい。ほら泣いたり笑ったり出来る。って娘。も言ってますよ。
「カナブンは少し離れた所に転がり、そこでしばらくあがいて死んだ。そこでしばらくあがいて死んだ。」って二回繰り返す辺りは、ちょっと洒落にならない危なさを感じたんで、何か悩みがあっても強く生きてください。まじで。
- 28 名前:初感想 投稿日:2003年06月28日(土)12時08分02秒
- 13 祭りの後
えらく抽象的な作品ですね。
あまりに抽象的で、自分には何が何だかわかりませんでした。
二人の関係もイマイチわかりづらいですし、
どうしていいかわからないまま作品が終わってしまう感があります。
最初と最後のレスの絡め方は上手いと思いますが。
14 エンドレスサマーストーリー
最後のの語を採用した理由はあるんでしょうか?
あれでがくっと力が抜けてしまった感があります。
と言うか、七夕云々は浮いてしまっている気もしますね。
いい話ですし、歌との絡め方も上手かっただけに惜しい気がします。
- 29 名前:初感想 投稿日:2003年06月28日(土)12時08分36秒
- 15 AN ANECDOTE OF COMETS
うわ、こういうのは不条理系と言うんでしょうか、寓話と言うんでしょうか。
こういうのは嫌いじゃないです。
辻加護とボリュデウケス(ポルクスと同義ですかね)・カストルの使い方や、
六期を地球に残していくあたりは、様々に憶測が出来そうです。
しかしこの意見は不条理系すべてに当てはまるのですが、(自分の場合はです)
楽しいかと聞かれたら決して楽しい話ではないですね。
そして、面白いとも思えません。
好きか嫌いか、完全に真っ二つに分かれる作品かなと思います。
自分は好きです。
16 打ち上げ花火、下から横から?
うわ、これも不条理系の一種でしょうか。
しかしごめんなさい、これに似たオチを丁度某ミステリで読んだばかりでした。
(厳密に言うと少し違うのですが、頭にあったので先がわかってしまった意味がありました)
これは個人の問題なのであれですが。
オチを知らなければ、道中はとても楽しめたと思います。
なっちからのメールのくだりなんかは不条理系らしかったですね。
やぐかおというキャスティングも嵌っていたと思います。
- 30 名前:初感想 投稿日:2003年06月28日(土)12時09分38秒
- 17 幻缶
これは発想の勝利でしょうか。
いや、勝利かはわかりませんが(失礼)。
発想は確かに奇抜ですが、それだけ感が否めません。
姉さんの境遇は推測しろと言うことでしょうか?
うーん、ごめんなさい。
楽しみ方がわかりませんでした。
18 泣き虫が朝の光をみる
コンドルと言うと赤なんでしょうか?
それはともかく、ばら撒かれた魅力的な伏線と言うか要素が、ことごとく見過ごされている気がします。
痣があるから云々に意味はなかったんでしょうか?あれだけ?
コンドルが青である必要はあったんでしょうか?
読解力不足でわかっていないだけだったら申し訳ないですが、もったいない気がします。
あと、花火の使い方は力技ですね。
こういう使い方は嫌いではありませんが、少し無茶かなと言う気がします。
- 31 名前:初感想 投稿日:2003年06月28日(土)12時10分17秒
- 19 風が吹く時
申し訳ないくらい主観で話しますが、最後4行は頂けません。
この締め方ではダメでしょう。
作者さんは一読者の戯言とお聞き止め下さい。
***以下未読の方はご注意!***
これは圭ちゃんが後藤に興味と言うか好意を抱いたという終わり方だと思うのですが、
何年も思い悩んでいた恋に終わりを告げ、そこで心を痛めているところに助けが入る、
と言う展開自体は非難しません。
ハッピーエンドにしたって大いに結構でしょう。
ただし、この助けに来た人間に改めて惹かれる(この場合は後藤ですね)という
ハッピーエンドもどきの終わり方は好みでないです。
この気の変わりの早さは何事かと言う思いが先にたってしまいます。
何年も思い続けて、泣いていないと思ったのに泣くほどショックを受けていて、
それでいて花火をした程度で心が変わるというのは信じられないのです。
自分が疎いだけかもしれませんが、こういう終わり方はいかにも作り物めいていて嫌いです。
- 32 名前:初感想 投稿日:2003年06月28日(土)12時11分11秒
- 20 A Happy New Year
文末が一致していないのはいかがかと思います。
あと、一人称なのに三人称っぽい描写も気になります。
小川は二重人格なのかと疑うほどです。
しかし、どこでもドアには笑いました。
そして途中まで読んで、ようやくもしかしてこれはネタ小説なのかなとも思いました。
歌声を長く乗せて云々辺りですね。
そうかと思ったら真面目に冬の花火を語りだし、けれど最後にはあのおみくじと。
何だか不思議な話を読んだなぁと言う気になりました。
と言うかあれですよね、どこでもドアを出す意味はありませんでしたよね?
21 いつかどこかであいましょう
まずこのタイトルが好きです、いいねぇこれ。
そして話も好きですね。
スコーンと背負い投げを食らいました。
最後は初めましてじゃないですよね?
勘違いしてるかな、でも面白かったです。
個人的な趣味で言うと、哀しいねじゃなくてバカらしいねと言って欲しかったですが、
些細な問題ですね。
これ好きでした、ごちそうさま。
- 33 名前:初感想 投稿日:2003年06月28日(土)12時12分11秒
- 22 音のない花火
これをブラックな終わり方だと読むのは品が悪いでしょうか。
ですが、そう読んだ自分はこの話の評価(おこがましいい方ですね)が上がりました。
この後の後藤の苦しみを考えると身悶えしてしまいます。
すみません変態で。
音のない花火の意味はよくわかりませんでした。
比喩なんでしょうけど、効果もそれほど上がっていないように思います。
23 かぃんどぅ・ぎゃるず
なちかお萌え。
…それしか言うことが(ry
笑う話だったんでしょうか?きっとそうなんでしょう。
ニイのところは笑いましたが、
ごめんなさい、頭2レスの上に中押しまであって完全に満足してしまいました…。
紺野の黒さは少し不自然と言うか、なんか奇妙なズレを感じました。
普通ではもちろんないし、でもステロタイプでもないし。
マコがんがれマコ。
- 34 名前:初感想 投稿日:2003年06月28日(土)12時13分08秒
- 24 花火は逃さない
おもしれー!
これは凄い、バッチリ引きこまれました。
文章力があるってこういうことを言うんだなぁと実感。
最後ああいうオチにしなくても、とは思ったんですが、
よく考えたらああいうオチにしなければならなかったんですね。
いや、脱帽です。
と、ここまで書いて、はて、これと10とどう違うんだろう、と考えてみると、
もちろん話は全然違うんですが、ここが違うと明確に言える部分がないことに気付きました。
はっきり言ってしまえば、文章力には差があると思います。
しかし、文章力があればどんなものを書いても許されるのかと言われると困ってしまいます。
ですがやはり文章力があれば、人物にもそれぞれ重みが出てくるわけで、
そういう点では文章力があれば書いていいのかなと思わないでもないです。
しかしとにかく言いたかったのは、10の自分の感想は浅はかだったなと言うことです。
この場を借りてお詫びいたします。
- 35 名前:初感想 投稿日:2003年06月28日(土)12時14分21秒
- 25 踏切
うわ、ごめんなさい。
全然意味がわかりませんでした。
三回読んでもわからなかったので一応これを書いてますが、
読解力のなさが情けなくなります。
結局目的達成されてませんよね、これ?
うわーわかんない、ごめんなさい、申し訳ない。
26 確執
これはもったいないなぁと思いました。
ずっとシリアスと言うか緊張感を保っていたまま終わらせたほうがよかったと思います。
途中までは楽しく読んでたのですが、回想が終わってからは余分でしょう。
あと、「なっちはとにかくかわいい」の一文は邪魔ですね。
殴られた脳がシェイクしてたのかもしれませんが、そんなこと思ってる場合じゃないでしょう。
「矢口はかわいかった」も然り。圭ちゃん目移りしすぎ(w
- 36 名前:初感想 投稿日:2003年06月28日(土)12時14分54秒
- 27 春の夜に散るはなびら
シリアスな話なのに、初めは緊張感があまり感じられませんでした。
あーあ、また笑われるなとか思うんですかね?
あと、「一網打尽に退治できる」と言う文が気にかかりました。
ごめんなさい、細かい嫌な人間で。
キャスティングにも多少の違和感は拭えませんでした。
しかし後半部分は面白かったです。
花火との絡め方も上手かったし、文章も耳慣れない言葉連発の割には非常にすらすらと読めました。
28 SENRIGAN
某所の感想の焼きなおしみたいで恐縮ですが、これは千里眼とは違う気がしますが如何なんでしょう。
「暗澹たる口を開いた」もミスタイプかもしれませんが不自然ですね、もったいないです。
それと1レス目。
凄く文章的に不自然と言うか、物凄い勢いで時間が流れていて、いきなり躓いてしまいました。
しかもそれが特に最後まで影響してこないとなると、
これはただ損しただけになってしまっているなぁと言う感じです。
- 37 名前:初感想 投稿日:2003年06月28日(土)12時15分41秒
- 29 花火大会の夜
開き直りマコと読めなくもない、と言うより読みました。
言い訳ですね、言い訳。
輝いてもしょうがないなんていうのは輝いていないからに他なりません。
もちろんこれは作品非難ではないのであしからず。
カナブンの理由付けはかなり好きです。
故意か偶然かわかりませんが、マコの混乱してる様子がよく出てる作品だと思います。
30 こんな花火の使い方
ネタの差し込み方がいいですねぇ。
某所である作者さんの名前が挙がっていましたが、なるほどこんな差し込み方かも。
ただ、話的には妙に平板な感じです。
詰め込みすぎですかね、一個目の使い方だけでは弱いと思われたのかもしれませんが、
全体的に散漫になっている印象があります。
- 38 名前:初感想 投稿日:2003年06月28日(土)12時16分35秒
- 31 エッシャー世界
わかんねー!
これは意味がわかりません、芝居でしょうか?寓話なんでしょうか?
シーソーとかちょっと怖さすら感じますね。
花火もなんだかよくわかりません。
でも、どちらも上手く絡んでる気もしますがどうなんでしょう、もうわかりません。
好きな気もしますがそう思い込まされているだけのような気もします、わかりません。
しかしそうしてみると、このタイトルは秀逸じゃないでしょうか。
エッシャーぽいねと言う感想になってしまいます、申し訳ない。
32 フォイアーヴォルグ
これが実在するかはともかく、この設定にはやられました。
これだけでもう低い評価は出来ません。
文章も手堅く、キャスティングもいいんじゃないでしょうか。
最後のセリフは微妙なところですが、これは自分的にはありです。
しかし、紺野の高橋の言葉に対する解釈は違うだろ、と突っ込んでしまいました。
あー、でも違わないのかなー…。
とにかく楽しく読ませていただきました。
- 39 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年06月29日(日)00時14分17秒
- 24. 花火は逃さない
疲れて帰ってきて、こういう話を読むとグッタリしてしまうのが正直な感想だわな。
ぶっちゃけ、自分には、幼少の少女を加虐してどうこうという性癖が無いので、こういう話がどれだけ支持されるか分からんが、まあ矢島舞美の写真を某所でみかけた範囲では、ある種の性癖を持った人を強く刺激しそうな容姿ではあると感じた。東南アジアはロリコン親父のメッカだし。(作者がそうであるとは思わないが。)
娘。入りを餌に変態的な性的関係を年端もいかない子供に強要する、事務所会長という人物造形も通俗的すぎるように感じたし、罪の意識で夢の中では自己犠牲的な路上生活者で、食い物にしている少女を庇護している善人というのも、どうかと思った。悪を突き詰めれば美に昇華することもあるが、子供を妊娠させて、口封じに卒業させるという、山崎の人物像のセコさばかりが目について、悪徳小説、ピカレスクロマンとしての出来も中途半端なような気がした。
- 40 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年06月29日(日)00時15分54秒
- (続き)
途中で咳止め薬を万引きして飲み干してラリるシーンがあるが、コデインは気持ちよくはなれるが、咳止め薬レベルではいくら飲んでも死ぬわけもなく、同じ気持ちよくなれる薬を登場させるなら、病院に忍び込んで向精神薬やモルヒネを盗んできた方が、よりやけっぱち感というか、山崎自体が心の内面に持っている虚無感や死への傾斜が出たんじゃ無かろうか。なんで中途半端に鎮咳薬なんか盗むかなと感じたのも事実。
まあ、一番辟易させられたのは、「ロケット花火か・・・ おもしろいかもしれない」の部分だな。少女の下の口にロケット花火を突っ込む事が面白いと書いてしまう感性はどうだろうか?作者のねらいは山崎会長を非道な人物像と描くことで貶めたいのだろうか?よく、作者の意図が計りかねた。
- 41 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年06月29日(日)00時17分31秒
- (続き)
この作者は文章力、構成力も非常に非凡な物を感じるが、その才能と発露としての作品がこれなのだろうか?まあ、人それぞれだが、他の読者の感想も聞いてみたい。
余計なお世話かも知れないが、アリバイ的に「この作品はフィクションであり云々」と書くくらいなら、山崎を出崎、矢島舞美を矢鳥舞美と多少の細工を加えた方が良いのではあるまいか。モデルと同名じゃあ、いくら何でも言い逃れできないと思ったよ。
- 42 名前:名無し読者A 投稿日:2003年06月29日(日)00時40分40秒
- >>40まるで薬剤師よう。脱帽・・・。
- 43 名前:ランダム 投稿日:2003年06月29日(日)01時30分59秒
- 32 フォイアーヴォルグ
どうでもいいけど、タイトルカッコイイな。
人が死ぬ話の中でもオレ的にはこの話は許せる作品だと思う。
文面から無理に読者を泣かせたいという雰囲気は感じられないし、
後藤や紺野たちが住むその汚い街が全体的に毛だるい・虚無感というか、
とにかく話の展開と作品の雰囲気がマッチしてて結構好きだ。
「Feuerwerk」ってタバコは多分現実にはないよな?この辺、
作者の独特な世界観みたいなものが感じられる気がして○。
ただ敢えて言えば4スレ目がちょっと説明口調過ぎる気もするけど
逆にこれがないとわけがわからんから、しょうがないか。
飯田の死に高橋の死。次に死んだのは後藤が先なのか?紺野が先なのか?
オレは読解力ないからそこら辺がわからなかったけれど、
11スレ、12スレの下りから来て、13スレの
後藤の台詞でぐっと、話がいい感じに終わったな。
上手く表せないが、結構良い作品だと思うと言いたいわけだ。
なんかちょっとオレ偉そうだな。スマソ。
- 44 名前:ランダム 投稿日:2003年06月29日(日)01時31分36秒
- 29 花火大会の夜
タイムリミットが迫ってくる、焦燥感が良い感じだと思う。
誰かが言ってたが前回のマンションを少し彷彿とさせるな。
もしかして同じ作者さんか?雰囲気も似てる気がする。
時間経過が下のスレから上のスレへと流れてるおかげで
最初はよくわからなかった記述が、二回、三回読んだときによくわかる。
主役が小川なのは納得できるんだがなんで相手が石川だったんだろうか。
オレ的には小川の台詞、「大丈夫、石川さんはもう充分輝いてますよ!」から、
石川がうらやましかったんじゃないかと思ったんだが、
もしかしたらもっと違う理由があったのかもしれないし、
もしくはただたまたまそばに居た相手が石川だったのかもしれないな。
うん、そこら辺がちょっと気になった。それ以外は特にない。
余計な物がないスマートな作品で短いし、読みやすいと思う。
欲張って言えば、もうちょっと小川の心理を細かく書いてくれれば、嬉しかったな。
- 45 名前:ランダム 投稿日:2003年06月29日(日)01時34分23秒
- 04 ドン!バン!ガン!
こういうのを不条理な話っていうんだろうか。
あんまり使わない単語だから、正しい使い方かわからんが。
吉澤の元に届いた一通の小包。誰が送ってきたのか、目的は何なのか。
そういうところが一切省かれてる上でいきなり警察のご登場。なかなか良い展開。
ドキドキというより恐怖感の方が近いかな。一人称で書いてるから、
吉澤のそんな心理が凄くよく読者へ伝わってると思う。
警察に対する感情がそのうちファンや世間への文句になって、
怒りや何かが爆発した瞬間…っていう流れはちょっと尊敬。
なんの引っかかりもなくスラスラっとした滑らかな作り、良いなぁ。
ところでタイトルの「ドン!バン!ガン!」のガン!ってのは、
ドン!バン!だけじゃあれだから、そのリズムで付け加えたのか?
もうちょっと考えてもよかった気もするが…いや、これだからいいのかもしれないな。
タイトルのシンプルさがまた滑らか。うん。ちょっと見習いたい。
- 46 名前:脊髄感想 投稿日:2003年06月29日(日)02時04分58秒
- 24. 花火は逃さない
ネタバレします。
前半はホームレスの男と家出した少女との交流が描かれています。
ホームレス襲撃や虐待などタイムリーな時事ネタを絡めて、登場人物の
名前も伏せられているので興味をひっぱります。
ありがちな展開と見せかけてそれを一旦ひっくり返す手法は効果的です。
男の諦観もリアリティがあります。それだけに、次のさらなる展開は
個人的には興を削がれました。
- 47 名前:ランダム 投稿日:2003年06月29日(日)02時05分35秒
- 35 恋するSとノクターン
恋するSって「恋するM」とか言う番組を彷彿とさせたが関係ないんだろうな。
6期主役物がこれで2つ目。残すは田中主役物のみとなったか。
語りがちょっと独特で面白かった。線香花火のコロ助口調もクスッと笑わせてくれる。
うーん、ちょっと感想が難しいけど、雰囲気が神秘的だ。なんでだろうな。
何度か繰り返し読んだけどオレ的には表現が綺麗だからじゃないかな、と言う結論に。
例えば…と言って簡単に文を引用して解説するのも偉そうだし、あれなんだが、
ただ単に、線香花火が落ちた、消えた、悲しかった。そんな書き方じゃなくて、
一つ一つが丁寧というより柔らかい表現の仕方で新鮮だった。
小説を読んでるんじゃなくて御伽噺とか物語を聞かせてもらってるって感じだな。
唯一ちょっとだけ気になったのは最後の田中の訛りなわけだが、
詳しいことは知らないので、ツッコミは入れないほうが無難か。
とにかく花火に恋する道重って言う話の作りは良いなぁと思った。
- 48 名前:脊髄感想 投稿日:2003年06月29日(日)02時05分53秒
- (続き)
第一に、矢島某という人のキャラクターが全く分からないので、ここまで
名前を伏せて展開させているという演出が生きてきません。これは
私だけではないと思われます。
真相が明かされても、その真相がさらに謎であったらなんの意味もありません。
第二に、最後でこれまでの物語が夢であったことが明かされるわけですが、
それ自体はあまり重要ではありません。
問題なのは主人公の心境の展開です。モノローグで読み進められる場合は、心境の
変化がそのままストーリーの展開と重なっていきます。
夢の中での厭世的な描写から一転するのは、いかに夢とはいってもモノローグで
地続きで描かれている以上唐突に感じられてしまいます。
作中では罪滅ぼしの感情が無意識に表れていると説明されていますが、唐突な
展開で男(=山崎)の悪辣さを描こうという意図とはやはり反してしまい
逆効果です。
ただ、こうした場所であえてこうしたテーマを採用した作者の冒険心には
心からのリスペクトを捧げたいと思います。
不快な物語を描こうという姿勢は共感できるものもありますし。
- 49 名前:脊髄感想 投稿日:2003年06月29日(日)02時29分18秒
- 31 エッシャー世界
作中で言及されているエッシャー作品は『滝』でしょうか? 『上昇と下降』でしょうか?
演劇の舞台を模した描き方は面白かったです。途中に挟まれる「口上」や拍手の
音は、作品世界の紛い物感を助長していて効果的な演出になっています。それは
また、モーニング娘。を取り巻く状況の紛い物感とも重なっているのでしょうか
断片的なシーンがストーリーをなさずに続いていくので、背景がわからず意味不明な
会話もありますが、それもまた演出の一貫なのでしょう。
エッシャーの絵画のもつシュールな寓意に重ね合わされた作品世界はなかなか考えさせられる
ところもあり、楽しめました。
- 50 名前:ランダム 投稿日:2003年06月29日(日)02時35分10秒
- 30 こんな花火の使い方
おがこんの話かと思って読んだら結構面白かった。
なんで紺野空手衣持ってきてんだよ!5期メン写真集ってなんに使うんだよ!
食べられる野草ってその前にきのこ拾うなよ!喰う気なのかよ!
小川に気づいてもらうために荷物の中へ入れていた花火を打ち上げる紺野。
テンションあがってすでに最初の目的を忘れかけているとこがワラタ。
拾ったきのこが猛毒だったりするところも、予想できる範囲だったけど、
やっぱりワラタ。空手衣に突っこむ小川もよかった。面白い。
ツッコミどころ満載。そのおかげでなんだか感想が上手く書けない。
とにかく本当に面白かった。
- 51 名前:脊髄感想 投稿日:2003年06月29日(日)02時43分50秒
- 16 打ち上げ花火、下から横から?
小説やらネタやらで妙に身近な存在に感じられてしまうモーニング娘。ですが、実際には
芸能界という我々とは別世界の住人でしかありません。
毎年長者番付に名を連ねる大富豪らしく、酒の席での与太を即現実のものにしてしまう。なにを
やってもマスコミのネタにされてしまう。かつてのロック・スターたちの傍若無人を彷彿と
させるデタラメな矢口と飯田の挙動は、現実離れすればするほど笑えてしまいます。
ヲタもろとも酒の肴として打ち上げてしまう矢口のアナーキーぶりも見事です。実は相当
残酷なことを描きつつ、現実感が希薄なためにカラッとした与太話になっています。
タイトルとラストが某有名映画監督の作品を彷彿とさせるあたりは狙ったのでしょうか。
そちらの方は未見なので分かりかねますが。
- 52 名前:脊髄感想 投稿日:2003年06月29日(日)03時05分43秒
- 34ヒロスエ
広末涼子です。それ以外の登場人物は長谷川京子、本庄まなみ、加藤あい。こうした方々は
このサイトのみなさんにとっては馴染み深いのでしょうか?
レス番10に至ってようやく背景が明かされるわけですが、そこまでの彼女たちのやりとりが、
まんま娘。小説での描写に代替可能であるのが笑えます。娘。小説ってなんなんでしょう。
安倍以外のメンバーが既存の芸能人になってしまう、というアイディアもなかなか奇抜ですが、
それ以上に、リアル設定の娘。小説で語り手を広末涼子に設定するという破天荒さには、
ストーリーの全てがかき消されてしまうほどのインパクトを感じました。特に最後の一行。
なんなんでしょうかこのシュールさは。
あと八月十日ってなんなんでしょう。花火大会、がとってつけたようなものであることなんて
気にならないくらい気になるところが多い作品でした。
- 53 名前:脊髄感想 投稿日:2003年06月29日(日)03時29分22秒
- 33 スパークスパーク
「俺」を語り手として牧歌的な高校生たちの群像が描かれています。テーマ決めで物議を醸した
名残でしょうか。
この種の作品で気になるのは、作中における「娘。」の位置づけです。なぜ「俺娘。」が反感を
買うのかと言えば、推しメンを恋愛妄想の対象にするな、という感情があると思われますが、作中に
おける人選に説得力を持たせることで、これは回避することが出来ます。
この作品においては、そうした説得力はやはり弱いように感じます。ですが、主人公の思惑を外れた
破天荒な言動をとる紺野のキャラクターのお陰で、一方的な恋愛妄想ものとなることを回避していて
巧みです。振り回されることに幸せを感じる主人公の造形も、嫌みでなく嵌っているように感じました。
- 54 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)08時54分28秒
- >>52
作者じゃないけど8/10は安倍の誕生日だと思うよ。
ヒロスエ
面白かった。内容自体はとても詰まらないんだけど配役ひとつ替えるだけで、ここ
までシュールな世界観を内包できるとは思わなかった。これは娘。小説をまったく
知らない人が娘。小説を読んだときの感覚に近いのかもしれない。
話がとても、とるにたらないものなので油断してしまうが、最後まで巧みに語り手
を明かさず最後の1行で頭の軽げな量産型一人称少女小説のようにバラす構成など
は、ゾクッとするぐらい鋭いセンスだ。無意識にやってるのだとしたら凄い。
つまらないものが寄り集まって、エッジが鋭くなった感じ。ものすごくキレる作者
が意図的に作品を鈍く見せているのか、結果として鈍いものとして認識されるよう
に作成したのかは謎だが、作者に興味を持った。
- 55 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)19時16分54秒
- 01 ふたりではいる夏のいりぐち。
恋愛は個人的な問題で、一方的にのろけられても大概の人は「ふーんああそう
良かったね(棒読み)」と相槌を打つのが精一杯。特に恋愛体質じゃない人間
(男性には多かろう。思い込みかもしれないが)には。
レス3、小川麻琴にたいして「きれいな人」と表現するのは結構微妙だ。とい
うか二次小説、モデルになった人間の顔を皆が知っている状態において、受け
入れ難い一般化した形容をするのは微妙だ。自分は彼女が美人だと思うが、大
概の人間はそう思ってないだろう、と感じている。そういう自分からすると、
この形容だけでもうノれない。それ以外に彼女の魅力を引き出す言葉を捜せな
かったのか。きれい、という使用頻度が高くイメージが漠然として、しかも前
述のようにイメージがぴったりしない言葉を使うのは、自分にとってはそれだ
けで興醒め。
短いレス数だから欲張らず、短いセンテンスでまとめたのはセンスがあると思
うが、ボリュームが少ない上に花火の描写を単語で語られると舌足らずで頭が
悪そうに思える。作者に見えるイメージは綺麗かもね、みたいな。
- 56 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)19時28分29秒
- 2 八月の降霊会
文章音痴だなあ。変な言いまわしが多いよ。自覚してるのかな作者。一行目から
ツッコミ所満載で読んでいるだけで釣られて文章が下手になりそうなような(ま、
自分も下手だけど) でも飛びぬけておかしいのは最初のほうだけで、あとにい
くにつれて、結構読めるようになるね。作者がへたに凝らずに書いたせいなのか
言葉から見える情景が綺麗だったり話が面白くて自分が気にしなくなったせいな
のか分析は作者に任せるよ。
特にラストの2レス。すげー。引き込まれた。面白かった。
- 57 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)19時33分10秒
- >>3
つられてネタバレ感想(解釈披露。間違っていたら恥ずかしいね)
死んだ人の思い出話なんだけど、それを飯田から聞いたという形で書いていて
あたかも死んだのは飯田で、降霊会の結果わかったことのように書いている。
でも実際は、死んだのは安倍で、飯田は生きていて、読んでも幽霊なんか降り
てきたことはない、そのやるせなさが語り手の後藤が明言してないのに最後の
レスで現れていて、なかなか良かったと思った。
- 58 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)19時42分47秒
- 03 最後のせんこう花火
こりゃまた微妙な。話の筋はアリガチだけど悪くないと思うよ。でも語り口に
感情移入を阻まれるのだ。最後まで読んで、ふーん、て感じ。この筋なら、も
っと読者の涙を絞り切るように書けるのにね。レス数の問題じゃないよ。
ストイックな作者なのか、ただのボケなのかよくわかりません。もったいないね。
- 59 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)19時43分33秒
- ネタバレあるのにageたのでochi。ごめん。
- 60 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)19時51分08秒
- 04 ドン!バン!ガン!
不条理だねえ。落としこみ方が強引なのは、レス数が少ないから? その割には
最後のレスみたいなあってもなくてもどうでも良い部分を書き込んだりしていて
腑に落ちない。まぁ作者的にはどうでもよくないんだろうけど、こういう終わり
方をする小説は掃いて捨てる程あるわけで、ああ、例のパターンね、みたいな。
リアリティを殺してテンポが良く仕上げたんだから、もうちょっと、小股の切れ
あがった気持ちいいラストで〆めて欲しかったな。
可もなく不可もなく(ここは重要ですね)普通に楽しめました。
- 61 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)20時07分42秒
- 05 燻り
うーん。花火の使い方をヒネろうとしたのは分かるけど失敗しているね。花火の
登場がかなり苦しい感じ。この作者ならもうちょっと自然に出すことも出来るだ
ろうに。
文章がかなり上手いけど、逆に仰々しく大げさに感じた。もうちょっとカジュア
ルに書いてもいいんじゃない? 読み進むにつれて、何を大げさな感を感じずに
はいられなかったよ。この作者が03みたいなネタで書くとぴったりくるのかとい
うと、どうなんだろうね。陶酔しながら書いている箇所がちらっとするとやはり
興醒めかも・・・
まぁ自分はノれませんでした。小煩い読者で困っちゃいますね。
- 62 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)20時55分33秒
- 6.秘密戦隊ジュウゴレンジャー。
語り手が状況にツッコミを入れて地の文と台詞が会話しちゃってる文章は、なんか
ダラシない気がして自分はキライなスタイルです。カッチリしててもカジュアルで
もダメってどういうこっちゃねん>自分
話自体は普通に予想通りにご都合主義に展開して、文章や題材の空気とも合ってい
て面白いんじゃないでしょうか。作者に興味が湧くような面白さではありませんが。
この作品を05の作者が書けばどうなるのかなと考えてしまいました。
- 63 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)21時04分14秒
- 07 仮面舞踏会
いいね〜。萌えのツボを刺激されました。きっちりとした文章。よくばらない
シナリオ。場を盛り上げる小道具。過不足のない情景描写&心情描写。バラン
スが取れている。普通のことを書いているのに盛りあがる心情、それで、踏み
込まずサッと終わらせる上品さ。かっけー。
なんということはない話なんだけど、そのなんていうことのなさが魅力という
か。自分が萌えCPだからツボ押されて誉めちぎっているのかどうか、そのへ
んは他の読者の感想で各自補ってください。これいいな。好き。
- 64 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)22時07分21秒
- 08 炎色の花
ごめん。意味わかんなかった。
- 65 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)22時15分57秒
- 9 ドリームファイア
うーん・・・微妙・・・。。。加護が矢口の先祖って言われても。。。。。。
細かいことで楽しめなくなる俺はなんてーつまんねー読者だ。
萌えねえメンバーの話だからじゃなく。いやほんとに。
- 66 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)22時46分23秒
- 11 逆さま花火
これもいいね〜。リアル。実際にありそうなイベントと、実際にありそうなもの
(作者の経験?)を上手く組み合わせて、本当にありそうな光景に仕上げている。
話自体はとりとめがなくて、タイトルとなっている線香花火とケーキやねずみ花
火のエピソードの差別化とか全然できてないけれども、そのとりとめのなさ感が
かえっていいというか。
情景切りだしものとしては好きだ。へんに教訓くさくないのもいいな。印象には
残りにくいけど、ねずみ花火のとことか細かいところが記憶に残るね。リアルで。
これも好きだな。
- 67 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)22時56分54秒
- 12 遠い過去の思い出
これ、すごいね。ものすごいリアルな喩え話だ。空を埋め尽くすB29と砲台が見え
たよ。ライフ・イズ・ビューティフル風味にしては悪夢だよね。
ファンタジーは苦手だけど、リアルなものを抽象化してよりリアルにする作者の
手法には感心。リアルに書くよりも、余程リアルに見えた。
- 68 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年06月29日(日)23時04分42秒
- 13 祭りの後
微妙す。萌えCPなんだけど、微妙っす。少ないレスしか使えないんだし、作者の
文章力もそう高くないんだから、読んでも読まなくてもどうでもいいような余計な
飾りを取っ払って欲しい。最初のレスとか最後のレスとか。読むの面倒っちぃ。
かといってストーリー勝負できるような話でもないし。。。
この人の場合、今の実力で文章に凝っても墓穴だから、とにかくストーリーぐらい
はちゃんと工夫して書いて欲しいとか思う。
まぁ好みの問題だけどさ。
- 69 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年06月30日(月)00時37分28秒
- 9 ドリームファイア
・ ・・南蛮人って。
いや、別にタイムトラベル物をけなすつもりは無いけど、明治42年の人が「南蛮人」なんて言わないと思うが。それから意志疎通が不能なほど文章の表記法や用字が違うとも思えない(ちなみに漱石の猫は明治38年から連載開始)。花火の材料が簡単に集められるのも少し違和感。一言で言って時代考証が滅茶苦茶だと感じた。きっちり厳密にやる事もないが、一読して不自然なのはどうかと。
話自体は、そこそこ楽しめたが、残念ながら細部の取材が足らなすぎる。
- 70 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年06月30日(月)00時38分52秒
- 39 花びらを燃やしに
これいいね。恋に恋する年頃というか、憧れという感情を恋と勘違いしてしまう年頃というか、そういう年代の感情がよく出ていると思った。
道重の亀井に対する感情は同性愛というには幼すぎる、年上のお姉さんへの憧れに近い物なんだろうね。何気なく亀井が言った「好きなひとはいる。」という言葉に反応して、二人でやるはずだった花火を埋めにいくという道重の芝居がかった行動も、なんか青くて初々しくていいよ。
道重のそういう感情を知りながら、戸惑って「あんまり…気にしない方が良いと思うよ」としか言えない亀井。
田中自身も、そういう場面でどう対応していいか分からずに、不器用に振る舞うだけ。壊れそうなガラスのトライアングルを見ているようだね。
- 71 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年06月30日(月)00時52分59秒
- 32 フォイアーヴォルグ
吸いすぎると人体が自然発火する「花火」という名の麻薬というアイデアは秀逸であると思った。が、作者の描きたいスタンスが、今ひとつ定まっていない印象を受けた。世の中には自己破滅的な死への傾斜を持った人間はたくさんいるが(作中の後藤のように)、じゃあ、紺野は何がしたかったのだろうか?後藤に死ぬなと言いたかったのか、それとも、後藤の生き方を受け入れたかったのか。自分には紺野が高橋の死をきっかけに自暴自棄になって「フォイアーヴォルグ」を吸って唐突に自殺しただけの話にしか読めなかった。
ひとつは「この町」とやらの描写が薄すぎて、後藤や紺野や高橋の抱えている物が全く分からなかった事があると思う。登場人物の行動や感情を理解するためには決定的に情報不足だった。
- 72 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年06月30日(月)01時13分33秒
- 40 ISLAND ILLUSION
えっと、何と言っていいのか分からんが、この話は別にバトロワにする必然性は無いと思うが。人殺しを正当化するためにバトロワを持ち出したのかな。後藤を殺しても独占したいと願う加護にとって、そんな正当付けは必要ないし、もしろ動機を不純なものにしかねないと思うが。それとも、目の前で人が死ぬのを見たから、加護は後藤を突発的に殺そうとしたかな。
この話は花火というテーマもメインストーリーから外れているし、ストーリー展開もご都合主義的で(いきなり人殺ししましょうと言われて作者は人殺しするのかと、小一時間)、作者が頭の中だけで考えましたという感じがして、あまり評価できないと思ったよ。
- 73 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月01日(火)00時00分48秒
- 19 風が吹く時
保田の感覚的な一人称に騙されそうになるが、作者は結構冷静に世界を作り込んで
いて、後藤という他の存在が保田に呑まれてないのがいいなーと思った。
CPもので、思いを寄せる描写をするときに、下手な作者だと安易に見えるだけで
読むのが辛いことが多々あるが、この作者は巧みに、非常にわかりやすく、直接描
写をしないで読者をリードしていて、とても好感を持った。
保田は結構苦手なジャンルですが、面白く読めました。
- 74 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月01日(火)00時05分28秒
- 20 A Happy New Year
ところどころ面白いんだけど、全体としてまとまりに欠けてバラバラな感じ。どこ
かに焦点を絞って、シンプルにそれだけを描いて欲しかった。
個人的には、「冒頭:作文調で読むの辛い」「どこでもドアネタ:面白い!」「お
みくじネタ:おもしろげだけど、どこでもドアはどうなったのさ←気分的にまとも
に落ち付いて読めなくなってる」「保田:ふーん。で、どこでもドアは(ry」っ
てな感じで読み進みました。話に関係のないネタは入れないほうがいいかと思うと
いうか気になって、読み急いで最後まで読んで「おいおいおいおいおい」みたいな。
なんかこう最初と最後で違う話を読まされたかんじで、どうも。面白いネタが小説
部分を潰してるんだよね。面白いところを削るのも読者サービスだと思うよ。
- 75 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月01日(火)00時12分36秒
- 21 いつかどこかであいましょう
リアルものなんだけど、リアリティを感じなかった。
作者なりの思いをキャラクターに仮託して語らせるとき、作者の伝えたいことに
ダイレクトに繋げて書いてしまうと、登場人物の後ろにある操り糸がキラッと見
えちゃったような気がして興醒めです。
また、会話も、この二人ならこんな会話をする!というふうには自分には思えな
かったので余計にそう感じてしまったような。この作者さんのほかの作品は知り
ませんが、多分どの作品も21と同じ色で名前は違ってもキャラクタには変化が無
さそうな雰囲気を感じました。どうも苦手。
- 76 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月01日(火)00時16分55秒
- 22 音のない花火
最後の一行、後藤は無理矢理唇を奪った石川に殴られて、それで瞼の裏に音のない
花火が見えたんですよね?
ってところが気になった以外、どういう感想を書けばいいのかわかりません。
それっぽい会話もなく、相手のリアクションの描写も薄く、ひとり上手な雰囲気
を持った作品で「これだから最近の若者はすぐキレるんだよ」みたいな意味不明
な印象を抱きました。あんまり関係ありませんね。
- 77 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月01日(火)00時21分53秒
- 23 かぃんどぅ・ぎゃるず
視点がくるくる変わる作品はネタっぽい。そして自分はネタスレが苦手です。
で、いやな気持ちで読みはじめたのですが、一人称の変化が緩急バラエティに富ん
でいて、とくに愉快でリズミカルなテンポのエピソードが挟まったあとで高橋のシ
リアスな一人称が来るので、シリアスなのに最高におかしかったです。すげー。
で、エピソード同士もそれなりに絡みあっていて視点の変化ともども、複雑な様相
を含んでいて、とにかく楽しまされました。実にありがちな新垣オチもテンポよく
決まってます。とりとめなさげなエピソードががっちりまとまって気分もいい。
テンポがいいだけに藤本のパーツが超蛇足に感じました。新垣オチの前に持ってく
ることはできなかったんでしょうかね。ううむ。
面白い作品をありがとう。
- 78 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月01日(火)00時26分07秒
- 24. 花火は逃さない
一文一文、微妙に日本語がおかしい部分が気になるものの、臨場感溢れる描写に
なかなか引っ張られました。
でも夢オチ。作中の登場人物の行動原理の悉くが物語に都合良過ぎでどうしよう
かと思いましたが夢オチだったら仕方ないですね。
- 79 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月01日(火)00時30分45秒
- 25.踏切
松浦のつまらない日常を砕く花火。最後の列車にぶつかって砕ける果物の視覚的
な美しさが印象的でした(ベタベタしそう、とか列車が止まったら罰金すごいん
だよ大変だよ、とも思いましたが)
松浦の心情と現実の描写とバランスよく描けてて、日常のひらべったいつまらな
さがリアルで良かった。花火も列車のペイント、松浦の花火の印象、果物と3つ
のイメージが溶け合って、バラエティとまとまりと両方を感じた。
ただラストの松浦の出した結論は、多少の強引さともの足りなさを感じた。
このへんでレスが尽きるから適当にしておくか、みたいな感じで。
- 80 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月01日(火)00時36分35秒
- 26 確執
最初かっちりしすぎた文章で読むのが辛く、最後は砕けた文章で、習字で最初は
力強かったのに最後は半紙が足らなくなってちっちゃな字を詰め込んだような、
そんな印象を受けました。短編なんだし、最初から最後まで同じトーンのほうが
読むのはラクだなぁ(かいんどぅ・ぎゃるずみたいにトーンの違いが芸の域にま
でいっちゃうと逆ですが) タイトルもカタいんで、ラストを読んでこの作品が
確執ってタイトルだという印象が逃げちゃうかんじ。
題材的には結構読み飽きつつある保田脱退メンバー確執ネタで見るべきところは
あまりなく。個人的には退屈でした。自分は保田ジャンルが苦手だから、実際の
作品よりもつまらなく見えているのだと思いますが。
- 81 名前:投票スレの12 投稿日:2003年07月03日(木)22時56分54秒
- 字数制限で書けなかったのでこちらへ。
16. 矢口の「ねぇカオリ」を聞く度にドキドキした
23. 安心して笑っていたのに最後の藤本の皮肉が身に沁みた
25. 最後の1レスが射精感に近い気持ち良さだった
01. 加速していく感じが好き
02. 一読してわからなかった自分が悔しい。1度目に気付けたらかなり気持ち良かったかも
11. 終始物語の後ろに静かな音楽が流れている感じがする。一読目で1番良かったのはこれ
15. 子供にも優しい童話口調で話してくれたらもっと好きになってた
17. 1番泣けた
33. 少年に感情移入できた。そしてなぜか切なくなった(w
35. 語り口が巧妙。明らかに目立っていた。6期が好きになった
38. 今回の短編集で感じたのは既に6期のキャラを掴んでいる方々が多いなと。そして違和感無く読めるのはすごいなと
42. 美貴帝にこっぴどくふられたい
45. イントロに一票
48. 作者の技術に一票。少し違和感があるところも
52. 自分には最も悲しい話だった。
- 82 名前:たった19の冴えない感想 投稿日:2003年07月04日(金)18時46分58秒
- 41 フラジール
なんで生きるって言っておいて死ぬの?って思いました。
っつか崖の上までガソリンを持ってくる前にその辺で
浴びて燃えてください。崖の上は想い出の場所か何か
ですか?矢口と吉澤のイメージって前向きなキャラだと
思うので心中させるなら別の人が良い気がします。
40 てのひらの破片
マサオに好きな人ができたんだよね?だったらマサオは
その人とお祭りに行って、一人で来てた村田と偶然ばったり
って方が普通な気がします。もしくはこのデートの途中で
他に好きな人が出来たって言われるのが良いと思います。
他に好きな人がいるって言っておきながら誘ったのなら
マサオはだめな奴だし、村田から誘ったのなら最後に
デートしようなんて言った村田は自分に酔い過ぎです。
30 こんな花火の使い方
ストーリー無いよね?
思わず木に正拳突きをくらわせたくなったが
って文章はおかしくないですか?思ったんでしょ?
汗だと思ったら泣いていたってのは何か効果があったん
ですか?読んでてもふーんとしか思わなかったけど。
- 83 名前:たった19の冴えない感想 投稿日:2003年07月04日(金)18時48分04秒
- 27 春の夜に散るはなびら
タイトルと1レス目で落ちがわかりました。そして
その通りの落ちだし、その落ちが爽やかな訳でもない。
それだけに裏切ってくれればかなり良かったのに残念。
あと時代背景と文章をあわせるためにエリートとか
エールとかって言葉は使わない方が良いと思います。
花火とはなびらをかけた?のはアイデア賞。
25 踏切
なかなか開かないってだけの踏切を開かずの踏切って
のは無理がありませんか?山手線沿いの踏切だって
開いてる時間の方が長いよ。藤本の出した条件も
唐突で疑問が残る。松浦がいつ踏切を開けて欲しい
なんて言った?つか藤本踏切開けてないだろ。
藤本が「亜弥の心はまるであの開かずの踏切だね」とか
言わせてから果物投げてください。
23 かぃんどぅ・ぎゃるず
レス毎にメンバー各々を主体にする試みは面白かった。
でもリアルだとしたら矢口の態度がおかしい。いくら
なんでも公衆の面前で男を追っかけはしないだろ。
ネタでも矛盾を感じさせたらアウトだと思います。
あと全員の話を無理してでも繋げて欲しかった。
藤本と6期があってもなくても良いのが残念。
題名が正直気持ち悪いんですけど。何で平仮名?
- 84 名前:たった19の冴えない感想 投稿日:2003年07月04日(金)18時49分12秒
- 20 A Happy New Year
小川がんばってるもんネタに目新しさは無いし、
保田の今のお前じゃ無理的な励ましもどうなのか。
どこでもドアが良いアイデアだったのでそっち
に関する話を膨らませた方が良かったかも。
32 フォイアーヴォルグ
ストーリーが無い。高橋後藤の死で紺野が何も
成長しないようなら紺野も花火になれ。
紺野が好きと言うより尊敬していた証拠に、
後藤の傍に人が寄ってくるって何?それは人を
尊敬する基準になるんですか?
飯田が死んだ時はふぅーんで高橋が死んだら
あたしが死んだら泣いてって言う後藤もどうなの?
11 逆さま花火
飯田が花火の持ち手に火を点けて安部がそれに驚いて
消す方が、大人になっても逆さま花火に驚けたって
事でストーリーが繋がる気がするんだけどどうでしょ?
昔に安倍や飯田も中澤を花火で驚かした過去でも
あればまだしも、それがないから昔は良かったって
思いと落ちに関連性も無くないですか?
- 85 名前:たった19の冴えない感想 投稿日:2003年07月04日(金)18時51分37秒
- 49 土曜日の本
タイトルの意味に全く共感できませんでした。
簡単な内容をわざわざ意味不明に飾る書き方も
理解し難い。そこまでしてバカを置いて行きたい?
田中が藤本にも何にも興味を持ってなかった
1年前の方がペン持ち過ぎって言えてたのでは?
無関係な第3者の名前は一切出さないってのは好きです。
35 恋するSとノクターン
御伽噺のような文章に双眸、妍麗という言葉が不似合い。
世界観を統一するならライターとか100円という言葉も
消すべき。題名の意味不明さも何なんでしょう?
教訓一つない御伽噺ですが、ほっと出来る内容は好きです。
- 86 名前:たった19の冴えない感想 投稿日:2003年07月04日(金)18時52分45秒
- 53 七月七日、ほうき星
良い話っぽく思わせながらも人死にで読者の興味を引く
構成は見事。しかしその後の構成が今一つ。今の辻が
死んだ理由は何?花火に関係ないなら加護は命日の7/7には
墓参りに行った方が良いと思います。
辻は死ぬってわかってしまってるだけに主役をレス毎に
入れ替える効果も意味不明。世界観を大事にするなら
時計の短針が2回より星が2度回るとかにした方が良い。
おじいもいらないと思います。
加護が忘れないと言ったり薄れている?とか言うのもどうかと。
でも文章が上手くて内容の無い話達よりはよっぽど好きです。
05 燻り
高橋が勝手に石川が帰って来ないと思って悲しむだけ。
堅苦しい文章に救いも内容も無い話。上手い人は読者を
無視した小難しい表現を使っても許されるんですか?
石川が弓道の家元とか後に生きてこない設定は短編には
必要ないです。それより話に起伏を付けてください。
- 87 名前:たった19の冴えない感想 投稿日:2003年07月04日(金)18時53分44秒
- 45 GOOD BYE 夏男
長編の途中を抜き出す手法は斬新で良かった。
くだらない内容を一生懸命書くのも良かった。
あらすじが簡潔ならばもっと良かった。
予告が無ければもっともっと良かった。
50 花火大会
怖くないんですけど。嫌な思いをさせたいなら新垣に
自分の腸をお腹に戻そうとさせるとか切れた右腕を繋ごう
と左手で何度も合わせる紺野と言った被害者主体の描写を
させる方が破裂の描写より良い気がします。
一人称であるなら語り手が狂ってしまうとその辺の描写も
出来なくなるので止めた方が良いと思います。
36 たのしくあそぼ
ふぅーん以外に何を言えば良いのか。リンクされたスレ
まで見に行く気にはさせない内容でした。
文は読み易かったのでもうひとひねりあれば良かったのに。
- 88 名前:たった19の冴えない感想 投稿日:2003年07月04日(金)18時54分32秒
- 19 風が吹く時
句読点の使い方が変じゃないですか?明らかに、の所で
。を使ってるのは技法と言うより読み辛い。同期に夢中
って昔から気付いてたんならパニックにはならないでしょ。
ありがちな話の主人公を保田にするという意外性は
良かったがそれだけで読み進めるには辛い展開と内容だ。
16 打ち上げ花火、下から横から?
無駄な要素が多過ぎ。独特の雰囲気があるけどそれを
さらに昇華させてる小ネタとそうでない小ネタがある。
実現不可能な話なのにちょっとリアルな場所もあって
ネタかマジ話か迷ってしまった。人選は何故か新鮮。
- 89 名前:たった19の冴えない感想 投稿日:2003年07月04日(金)18時55分30秒
- 21 いつかどこかであいましょう
当時13才の後藤の思考にしては大人過ぎている気が。
でも嫌いじゃない。落ちもあるし。後藤と福田のような
一緒に娘に居た事ない娘同士で無いと成り立たない話
なので人選は良しです。ただ投票の上位に来る為には
もう一つ何かないと難しい気がします。
これだけ書いても1/3なのか・・・
投稿ミスとか初歩的な間違いをする作品は読む気も
起きません。読み終わって花火がどこに出てきたか
思い出せないようなのもどうか。あと文章が上手で
内容の無い話も出直して来いと思いました。
- 90 名前:ランダム 投稿日:2003年07月04日(金)22時24分50秒
- 45 GOOD BYE 夏男
多分、これまでの話と次の話を長々と読んでたら、
ここまで面白くは感じないんだろうなーと思った。
ちょうど良い部分だけ抜き出してる。微妙にごまっとう。萌え。
音楽音痴な自分はわからないけど、タンバリンとカスタネットをバックに
ヴァイオリンを弾くなんて現実には有りなんだろうか。
真面目な話(?)にしては途中の部分で結構笑った。
ビョーンビャーンビャァァーンって笑うところで良いんですよね。やっぱ違う?
ライバルである石川のキャラクターがなかなかに悪役っぽいんだが、
このキャスティングは何か理由があったんだろうか。うーん。
全体的にはちょっと微妙な気分だった。どう言えばいいかな。
なんか、やられた感が強くて素直に楽しめられなかったと言うべきか。
きっとこんな面白い話書いた作者に嫉妬してるんだと思われる。心狭いなオレ。
あと、ちょっとだけこの話の続きに興味を持ちました。どうなるアヤヤ。
自分的には次回予告が良かったと思います、ハイ。
- 91 名前:ランダム 投稿日:2003年07月04日(金)22時25分26秒
- 38 花びらを燃やしに
実はオレ田中好きなので是非とも感想を書かせて頂きたい。
えーと、つまりこれは道重の失恋話なわけだな。
何となくちょっと小さくまとまり過ぎてる気がした。
15レスに詰める内容じゃなかった気がするのが微妙な所。
いまいち盛り上がりに欠ける感じ、と言っていいんだろうか。
全体的に道重→亀井のエピソードが中心となっている話だけど、
もしかしてあれか、田中は道重が好きなのか?妄想ウザくてゴメン。
そうだとしたら田中の感情の激しさが上手く説明できる気がするんだが、
どうなんだろうか。これが噂のれいさゆって奴なのか。実はCP物?
まあ色々言ったけど、自分は嫌いではない方の作品だったと思う。
だけど飛びぬけて好きというわけでも…作者の人、気を悪くしたらスマソ。
あとどうでもいいけど、亀井は一体いつになれば自分の家に帰るのかと(ry
- 92 名前:ランダム 投稿日:2003年07月04日(金)22時26分00秒
- 49 土曜日の本
上と同じく是非とも感想を書かせて頂きたい。
この作品は田中主役云々を抜きにしても自分的に良いなぁと思う話だった。
上手く言えないけど、こんな感じの話を一度でいいから書いてみたい。
最初『あの人』のことを石川かと思っていたんだが、これは藤本?
確かに石川にしては冷め過ぎている感も感じられたんだけど、
あやしげな音程とか、旋律を不規則に歪めていたとか見るとどうしても
真っ先に彼女の顔が思い浮かんでしまう。石川さん、ごめんなさい。
全体的に冷めたクールな雰囲気が漂っていて格好いいなぁ。
あ、田中の一人称だから格好いいのは田中か?どちらにしろ好き。
オレは九州の人間じゃないから本当のところはよくわからないけど、
福岡弁も違和感があまりなくて結構いいんじゃないかなーと思う。
あとこれは本当に個人の好みとかの問題になっちゃうんだけど、
場面がころころ変わりすぎかな、と思った。気にしなくていい程度だけど。
だったらいちいち書くなって言われそうだな。スマソ。
- 93 名前:ランダム 投稿日:2003年07月04日(金)22時31分31秒
- げ、しまった。ageてもーた。
ただsageるのもなんなんで、好きなタイトルとかあげてみる。
01. ふたりではいる夏のいりぐち。
なんとなくおがこんのイメージをそのまま表した感じ。
わざと夏以外の文字を平仮名にしてるところに柔らかさを感じる。
04. ドン!バン!ガン!
インパクトがあった。スピード感が出てる気もする。
あと他と比べて音を表しているタイトルの付け方がいいと思った。
07. 仮面舞踏会
綺麗な表現の仕方だね。実際にはお祭りのお面をつけてるだけなのに、
このタイトルのおかげで話全体が綺麗なイメージを感じる。
18. 泣き虫が朝の光をみる
なんかよくわからんが私的には凄く好きなタイトルの付け方。
他にもあったけど、とりあえずochiさせるの先決で。
- 94 名前:ランダム 投稿日:2003年07月04日(金)23時57分51秒
- 48 リバーシブル
最初読んだときは、正直特に印象は残らなかった。スマソ。
ただ読み終わった後気になっていたのは最初のレスと最後のレスの矢印。
タイトルからして何かあるんだろうと思って、頭文字だけ読んでみたり、
逆から読んでみたり何度かしてみたんだが一向にわからずじまい。
深い意味はないのかと思って諦めたままでいたんだが……。
自分がバカでした。リバーシブルにはちゃんとした意味があったんだな。
多分オレはこの作品を、とりあえず今月一杯は忘れない。マジで。
前書きが長くなってしまったのでさっさと中身の感想に行こう。
テーマの使い方はよくありそうで思いつかない良い所を突いてると思う。
殺人トリック…って、作中には別に藤本が死んだという記述は無いが、
とにかくありがちな感じがする。けど、多分仕方ないんだろうな。
リバーシブルに読ませるために中身が多少薄くなってしまったのかもしれない。
けどその分その書き方が自分的に高感度アップ。素直に凄いね、と言いたい。
とにかく、逆から読めるということを知ったあの衝撃が強くてまだ立ち直れません。
- 95 名前:ランダム 投稿日:2003年07月05日(土)00時57分13秒
- 51 邯鄲
学の無い自分はタイトルの意味がわからなかったんで辞書を引いてみた。
昆虫の一種かー。薄緑色の身体に、優しい声で鳴く虫。へえ…え?
加護の一人称だからちょっと関西弁が嫌に目立った感じはした。
だけどキャラを際立たせるためにはやっぱり必要だな。確かに。
あと個人的な話だけど、改行をしてもらえると読みやすくてありがたかった。
虐待の話はあんまりいい気分しないけど最後の1行は結構好きだ。
何て言えばいいかな。この行があるために儚さ、悲しさが増した気がする。
うーん、花火の使い方はマッチ売りの少女っぽいね。
結局夢だったのはどっちなのかはっきりとしていない曖昧さも好き。
辻たちとの交流の方が夢だろうと普通は思うし、匂わせる部分はあるっぽいけど、
頭の悪いオレははっきりとどっちが夢なのか決められなかった。
それが良いと思ったよ。ええと、何か上手く書けなくてスマソ。
邯鄲一炊の夢って意味は知らないんだけど、こういうことを言うんだろうか。
- 96 名前:名無し読者 投稿日:2003年07月05日(土)06時14分00秒
- >たった19の冴えない感想
何様?
それ感想じゃないだろ、と突っ込んでやるぞ
- 97 名前:名無し読者 投稿日:2003年07月05日(土)06時29分42秒
- >たった19の冴えない感想
お前が出直してこい。
- 98 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月05日(土)07時31分54秒
- >>96
>>97
まあまあ作者さんが分からない今の段階でしたいえないことなので・・・
- 99 名前:たった19の冴えない感想 投稿日:2003年07月05日(土)09時53分09秒
- >96-97 こういうのって感想とは違うのか…………駄目だな俺。出直して来るって言うかもう飼育に来ないよ。来れない。あさ美は花火工場へ行ったも今回の感想もこんなに言われると思わなかった…………。申し訳ない。>98もフォローすまない。
- 100 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月05日(土)11時36分12秒
- たった19と言わず、たった残り32の感想も書いてください。
10は面白かったですよ。物語構成に対する不満は上で述べていますが。たかが
それだけのことで削除依頼されてこちらもショックです。一番感想を集めた、
ショッキングな作品なのに、投票することも感想を述べることさえできないの
ですから。
あなたの感想はただの意趣返しだったのですか。それはそれで残念です。
- 101 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月05日(土)11時52分31秒
- 27 春の夜に散るはなびら
小川や保田の名前をそのまま山田次郎や中居正広に替えても、台詞ひとつ修正
することなく通用しそうな話に魅力は覚えません。すでにある話の名前をすげ
替えただけのように見えます。女性が時代背景に合わないから男性の台詞なの
かもしれませんが、その題材を選んだことも疑問です。
更に随所に現れるカタカナ英語も不用意なように思いました。作者曰く海軍で
は英語を使っていた、とのことですが。また軍人たちの生活も意外と現代チッ
クで作中で“こんな時代”と書かれるほど戦時中らしい、戦時中ならではの描
写があったようには思いませんでした。
話自体は良いんじゃないでしょうか。上のような理由で終始感情移入は阻まれ
ましたが。
- 102 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月05日(土)12時08分28秒
- 28 SENRIGAN
暗澹たる口、湿った蒸気、(すでに座っているものの描写で)すとんと座る、
鬱陶しい湿度の和泉(地名か人名ですか?)、とか、書いてあることがよく
わかりません。意図してひっかかるように変に書いてあるのだと思いますが
頻度が高いと読者は目先の表現に気を奪われて疲れたり、物語の筋が掴めな
くなったりします。
千里眼は透視と同義だと理解していたのですが、読心的な意味もあったので
すね。
10と後藤の関連を11の後藤の台詞だけで説明しちゃうのは、やや説明不足気味
だと思います。一人称の小説なので、主人公の理解が追い付かないうちに畳み
かけるように解釈不能な後藤の言葉で〆めたかったのかもしれませんが、読者
の理解も追い付けません。
11の台詞はそれまでの描きようによっては、無邪気なだけでなくとても恐ろし
く響く深いものになったでしょう。6の段の後半などで伏線を敷いてあるだけ
に、もうちょっと読者にわかりやすく恐ろしい展開ができたのではないかと、
惜しい気分になります。
- 103 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月05日(土)12時23分11秒
- 29 花火大会の夜
1レス目で無邪気な恋愛ものと思わせておいて最後まで読むと、1レス目の意味が
違って見えるのが面白かった。描写も淡々としていて、作品の印象に花火大会の近
くの暗い人気ない神社の姿は分かち難く結びついて、良かった。
惜しむらくは「死ぬのに理由がなかった」と文章で表現してしまったことだろうか。
そんな説明さえ要らないと思いました。わからないことが多過ぎますが、わからない
ままで充分オッケーです。そのほうがリアリティあります。
05の作者もこれぐらいアッサリ文章をまとめれば、、、とついつい05にこだわってし
まう自分でした。
- 104 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月05日(土)12時29分15秒
- 30 こんな花火の使い方
20と同じ系統ですが、20が話と関係なく思い付き的に面白いことを考えてつい
書いてみたくなったのとは対象的に、話と関係あることが脱線していく、まと
まりのある面白さで、小ネタがほのぼのと楽しめました。
5期写真集なんて面白げなものを持ち歩いていながら、とくに拘らずにさっと
流してしまう作者のセンスもいいな〜。道に迷って花火で助かるというシンプ
ルな話にまとめたのもいいです。
文章も変に凝ってないところが逆に好感度アップ。作者の現在の実力で力まず
に書いた感じで面白かったです。
- 105 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月05日(土)12時34分38秒
- 31 エッシャー世界
最初、ただの恋愛ものと思わせておいて、最後まで読むと事務所への皮肉という
のは、ミスリードとしては面白いけれども、自分的に事務所オチは全然ノれない
ので少しガッカリもします。
意図的にでしょうが、削ぎ過ぎだと思いました。劇中劇が逸脱していく面白さの、
迫力が全然ありません。削ぎ過ぎたことによって逸脱していったものさえもシナ
リオ通りにしか見えません。
シナリオ形式はただでさえ薄っぺらく見えるスタイルなのに、話そのものも逸脱
することいよってますますペラペラ。紙どころか糸ぐらいにしか見えません。
これはおそらく作者の作成意図通りの見解でしょうが、作者が予想するほど楽し
めていません。有体にいうと、つまらなかったです。
- 106 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月05日(土)12時40分37秒
- 32 フォイアーヴォルグ
なによりも16に感動しました。有り得ないオチで笑いました。作品について何か
書こうと読み返しましたが16の破壊力には到底及びません。おそらく他の読者が
絶賛しているであろうから、本文の感想は省略します。
- 107 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月05日(土)12時48分48秒
- 33 スパークスパーク
語り口がいいね。シャイボーイな主人公の面白い地の文が、導入部分のかったるさ
や終盤の辻加護乱入でのグダグダさを吹き飛ばしている。
とくに紺野への片思いの描写は素晴らしい。脈絡なく恋に落とされっぱなしのまま
放置する「恋愛もの」と称される多くのCP小説には見習って欲しいぞ。もっとも、
男娘。ジャンルがそんなCPもの以下の展開だったのは周知の事実なので、ようや
くここまで書いて人並みに描写できている、ってことになるのかもしれませんが。
導入部分の花火戦争と告白の段を、もうちょっと要領よく短くまとめてくれたほう
が個人的には引き込まれたかと。重箱の隅ですが。爽やかで良かったです。
- 108 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月05日(土)15時40分49秒
- 52 灰色の空
かつてのプロレタリア文学のような(違うか)暗鬱な舞台で繰り広げられる話です。
労働者である「泥人形」の中から不意に現れた吉澤が、監督官として単調な日々を
過ごす保田に花火を見せて、終わります。
タイトルに現れているようなモノトーンの背景に、ラストの色彩的な花火という演出は
効果的に現れていると思いました。ただ、保田と生活するようになった吉澤が、最後に
花火を打ち上げて消える、という出来事の前に、なにかきっかけになるようなエピソードが
あれば物語に起伏が生まれたのではないかな、とも思います。
文体は過剰な表現や演出もなく抑制されていて、個人的な好感度は高かったです。
- 109 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月05日(土)15時53分45秒
- 51 邯鄲
※ネタバレを含んでいます※
伝統的な「ネタ加護」の語り口で、饒舌に語られるリアルな風景と、母親から虐待されて
いると想像させられる独白が、夢というフレームを挟んで交互に現れます。
関西弁の同じようなトーンでかなりの落差があるエピソードが語られるのは、現実と夢の
境界を曖昧に見せていて独特の効果があがっているように感じました。
最後のくだりで、夢と現実がひっくり返されるという展開にも、一貫した語り口は
巧く生きているように思えました。前半のトーンがあっけらかんとした「ネタ加護」で
あるぶん、ラストシーンの重さも際立ってきます。必ずしも読後感がよいと言えない
作品ですが、こうした演出の完成度は非常に高いと感じました。
- 110 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月05日(土)16時09分55秒
- 50 花火大会
衝撃の展開w タイトルと冒頭の落ち着いた雰囲気からの落差には相当なものがあります。
ソローキンの「ロマン」を思い出しました。スプラッター部の描写には偏執的な部分が少なく、
どちらかといえばネタっぽい軽さを感じてしまったので、語彙の斬新から浮かび上がってくる
映像的な喚起力が少し弱く感じられてしまったのが残念です。
前後の日常的な描写は、本編との対比として置かれたのでしょうか。エピソードの中から
3人の人間関係が今ひとつ浮かび上がってこなかったのが物足りなかったです。
- 111 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月05日(土)16時30分44秒
- 45 GOOD BYE 夏男
紙芝居か人形劇のような世界観。短編でもその背後に広い世界観を感じさせてくれる
作品がありますが、大長編の一エピソードとダイジェストからなるこの作品では逆に、
まったく背後への興味が湧いてきません。そこがすごい。
個々におかれたパーツのくだらなさ、キャラクターや設定の現実感のなさは、普段
感じることのない、小説のなかでのリアリティのもっている脆弱さを裏返しに露呈させて
いるようで、考えさせられました。
31「エッシャー世界」にも通じる紛い物感。しかし紛い物の世界を作り込む上での
一切の手抜きは感じられず、前後のダイジェストの置き方にもセンスを感じました。
- 112 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月05日(土)16時47分59秒
- 36 たのしくあそぼ
一人称で、ほのぼのとしたメンバーのエピソードが語られますが、最後に寂しげな
オチがついています。
2chのスレッドを模した最後の一レスは、これまでの作品世界を巧妙にずらして
います。短く読みやすい文章なのでさらっと流しがちですが、ほのぼのとした風景から
寂しげな藤本、それがさらに匿名的な第三者の視線でネタ化されていくという三段オチの
ような展開で、緩やかに落ちていくような不気味さが感じられて楽しめました。
- 113 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月05日(土)17時05分41秒
- 21 いつかどこかであいましょう
※ネタバレしています※
飼育にありがちな、雰囲気物の散文タイトルかと見せかけて、実際にはリアルなエピソードと
作品内容を巧みに包摂したタイトルでした。巧い。
このジャンルでもそれなりの歴史が蓄積されているわけで、そうなるとどうしても読みながら
先入観によって読み進めてしまいがちです。この作品でも、ギターといったアイテムやどこか
個人主義的で理知的な語り口、日常風景の中での会話などから、アンリアルのいちごまと、
迂闊な読者は勝手に勘違いをしてしまいました。
それだけに、あまり見かけない組み合わせによる二人と判明したあとでの抑制された日常の
描写は、新鮮に読み進めることが出来ます。さらに、最後のくだりでそれがデビュー前の
後藤と福田が会っていた、というエピソードであることがあかされるのも効果的でした。
二人とも東京の人間であること、デビュー前の後藤がモーニング娘。に関して無知だったこと
などのリアルな事項もそれとなく踏まえてあるあたり、リアル好きな読者には楽しく読めました。
最後のシンプルに結論づける一行も、作品内容とうまく嵌っているように感じました。
- 114 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月05日(土)17時48分54秒
- 46.ひらひら
重要な回想シーンを投稿漏れしてしまったのは確かに痛いですね。
匿名の一人称による「男」が主人公ですが、どこか主体性に欠けたところや、特に
最後のくだりの語り口から大槻ケンヂの小説を思い出してツボでした。
ジンクスに出てくる時計とか黄色い浴衣とか花火とかは、ノスタルジックな喚起力が
あって印象に残りました。それらが、回想シーンと、どこか非現実的な感覚で描かれる
日常風景との交錯の中で立ち現れてくるのも、ビジュアル的な美しさを感じました。
妹である藤本と松浦の、どこか危うげな関係が魅力的に描かれている一方で、回想の
中で茫洋と描かれる「僕」と安倍との関係はつかみどころのない感じでした。その二つの
関係が語り口の中で対比的に演出されれば、かなり印象に残る作品になったように思えます。
とかく忌避されがちな「僕」を、主体性のない観察者に徹するという描き方は作者の
うまさを感じました。それだけに投稿ミスはもったいな(ry
- 115 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月05日(土)21時41分12秒
- 16 打ち上げ花火、下から横から?
15レスとは短すぎるという意見もあった今回の短編バトルですが、このお話は短さを感じませんでした。ということはなんだか冗長に感じてしまったということです。
花火の仕様をいろいろ変更していく様を楽しめばいいわけですが、最後まで同じ調子で進んでいったため、オチも弱く感じられるようになってしまったのではないでしょーか。
抑揚のある話にするためには、途中のどこかを思い切ってバッサリと削ってしまっても良かったのかもしれません。短編は「書く」のではなく「削る」ことにこそ、作者の腕の見せ所があるのんじゃないのかと、個人的に思っているわけなんです。
- 116 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月05日(土)21時52分34秒
- 46 ひらひら
やはり最後のキョウガクの事実を示すその方法が問題となるわけです。トートツな感じがしますし、なんだか説明的でもあります。じゃあどうしろと言われれば、やはりとりあえず「削って」みるしかないのです。
削って削って、かすかに残った残骸を見て、果たして読者がそれを読み取ってくれるのかどうか、それは運を天に任せるしかありません。しかし、それでも全てをぶちまけて、さあどうだ、というお話よりかは、「短編」らしくなるんじゃないでしょーか。
まあ、自分で考えるのがイヤだ!って人もいっぱいいますけどね。
- 117 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月05日(土)22時06分42秒
- 10 あさ美は花火工場へ行った
2レス目の9行目で読む気がだいぶそがれました。他にもいくつかあったけど誤字くらいちゃんと見直しすれば防げるのに。
初歩的な間違いをする作品は読む気も起きません。頑張って読みましたが。
26件も着信があるのに気付かなくて27件目で気付くっていくらなんでもおかしくないですか?
「やけに静かで空気が緊張していた」ってなんか日本語おかしいよ。
時々出てくる三人称なのに一人称的な表現も止めた方がいい。
それから医者が「絶対に驚かないで下さい」なんて言わないです。
無言でいい。
ニュースも内容がわけわかんなくてリアリティがまるでない。
最後の高橋と小川の行動もまるで意味がわからなかった。てーかふつうにいらないんじゃないですか?
人に見せるための小説で、その映画を見てないとよくわからないってものどうかと思いました。
文章に無駄な部分がおおくて読みにくかったです。
それから作者の言いたいことが二つあるように思ったけど、一つにしろよと思いました。
- 118 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月06日(日)17時39分50秒
- 53 七月七日、ほうき星
つじかごだーっ。面白かった。うん、大好きだ。
最初お子様の辻が出てたから死んだのは加護だと思ってたけど実は違ったんだね。
すっかり騙されちゃった。
お子様すぎる辻のキャラは嫌いだけどこれはオッケー。
子供の頃に辻の時間は止まってるわけだし、加護が大人になってるのもすごいイイ!
ただ、辻が天の川を渡っている最中のくだりがちょっと難しかったです。
15レスという枠の中で苦労したんだろうけど、少しレスが残ってるし
もう少し書き込んで欲しいと思いました。
52 灰色の空
これも凄い世界観ですね。ジャンルはファンタジーでいいのかな?
いろんな事が謎だらけで夢を見ているみたいでした。
きっと、何かを例えた仮想世界なんでしょうけど(貝殻の中とか)
それが何なのかさっぱり分からなくて作者に置いていかれた気分です。
吉澤はどうなってしまったのでしょうか?保田は分かっているみたいですね。
くやしーなー。
- 119 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月06日(日)18時08分58秒
- 51 邯鄲
なんというか、重いよ。リアルでこの設定は珍しいですね。
ラストに母親の夢?を見ないあたりがまた……。
どうでもいいけど『あいぼんっあん』って激しく言い難いんですけど。
あと、ミニモニ。なのに最後の夢で出してもらえない高橋っていったい……。
夢と現実が交互に入り混じっていて、微妙にズレた感覚になってしまいました。
ですが、それが悪いというのではなく、その曖昧な感じが良かったです。
って言ってる事が変だ…ただ現実を見せられてこうだったんだよ。というのではなく、
不思議な感覚を残す事で押しつけがましさを中和しているというか……余計に
分かりにくい感想になってしまった。
虐待や虐めはとても難しいテーマだと思っているので上手に書かないと
浮いた感じになってしまいがちですが、こういう話は距離をおいて
読めたほうが楽しめるのかもしれません。
- 120 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月06日(日)18時09分47秒
- うわ、上げちゃった。
- 121 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月06日(日)18時47分47秒
- 50 花火大会
これは……まったくもっていただけない。
作者は何を思って書いたのか……自分には分からないし分かりたくもない。
ちゃんとした感想はパスで。
49 土曜日の本
この話も苦手な部類だ。
人の死をおもちゃのように扱うのはどうも好きになれない。
正直、感想書きたくないが50に比べるとずっとマシ。
主人公以外の人物を無機質なマネキンのように書いているが
作風の雰囲気に合っているように思った。
だからか、田中の排他的な感じが強く印象に残った。
命の消える瞬間を美しいものに例えて、それをもっとみたいと強く願う。
それには藤本の力がうってつけで、藤本にも田中の力が必要なのか。
藤本にとって、本当の自分をしる事ができるのは田中だけだからね。
非常に良くできていると思う。
- 122 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月06日(日)19時20分39秒
- 48 リバーシブル
すげーすげー。面白かった。
どっちからも読めるだけでも凄いのに犯人変わっちゃったよ。
なんか良いもの読んだなー。感謝感謝。
ちょっと気分がよくなった。作者さんありがとう。
推理物としてはそんなだけど、これは推理物じゃないし。
事件は既に起こっていて、それを解決しながら順に話しているわけだから
読者は推理する余地がいないしね。皆で集まって怪談話をしているような感じ。
とにかく巧みですね。ちょっと感動した。
47 火遊び
リアルのいちごまですね。なんかしんみりしてしまう。
なんだか、同窓会で久しぶりに親友と再会して、ついつい昔を懐かしんで
話してしまう、そんな印象を受けました。
ただ、火遊びってほどでもなかったですね。
ラストの話が思い浮かんでこの話を書いたのか、書きたかった話に花火を
取ってつけたのかがちょっと気になりました。
- 123 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月06日(日)20時30分24秒
- 46 ひらひら
1レス抜けてるのは知ってたからこういう時は後で読むのは都合がいいなー。
血の繋がらない兄を慕う妹という恋愛ゲームでありそうなベタな展開じゃなくて
よかった。本当に良かった。
微妙にあやみきですね。一途な松浦に戸惑いながら友人として付き合ってる藤本
というのは、結構ストライクな設定でツボかも。
主人公の一人称が俺じゃなくて僕だったのに少年臭さを感じて作者のこだわりを
感じるな。
安倍の心中した相手がちょっとだけ気になった。
だれだろ、吉澤かな? でもあえてラストを娘。×娘。にするとは思えないしな。
45 GOOD BYE 夏男
笑った。面白かったー。
最初と最後はどうでもいいけど、登場人物が突き抜けていて最高でした。
悪役の石川もどこか憎みきれないところがあって、
安っぽいストーリーのドラマを見ているようだった。
特に、保田のかっこよさは最高ですね。
馬鹿らしい話を真剣に書いているのも良かったです。
- 124 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月06日(日)20時31分09秒
- 44 ケ・メ・コ
- 125 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月06日(日)20時59分41秒
- 44 ケ・メ・コ
これも面白い。でもこっちの方が純粋なネタ小説っぽいですね。
保田にはどうしてこんな役が似合うのだろう。
保田の人徳か、作者が巧みなのか、ギャグ小説を書きなれた印象を受けました。
ラストの吉澤のセリフで締めるところも作者のセンスを感じるなぁ。
一人称の話口調も軽快で読みやすかったです。
43 Summer Sphere
うわー。これいいな。風景がばーって広がるっていうか、むしろ狭まる?
こういう話って読んでて気持ちがいいですよね。
現実感があるのって結構身近に感じません?
ただ、あえてアンリアルにする事もなかったんじゃないでしょうか。
というか、リアルで読みたかったという自分の我侭ですがw
珍しい、というか、いちよしは初めて読んだんですが、
あまり違和感を感じなかったのは、この話の面白さがCP以外のところに
あったからでしょうね。
- 126 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月06日(日)21時16分31秒
- うわ、124ミスってるの今気づいた。
すみません。改行しようとEnter押したらなんか投稿してたみたいです。
42 美貴が追いかけた夢
これもイイ。タイトルが過去形なのもイイ。
最後のレスの一行目も、納得できていないけど、
現状を受け入れてしまっている感じがでててよかった。
頭に浮かんだ、気に入らない十何人かの顔が誰なのか気になったけど
それはあえて考えないようにしよう。
落ちかかったせんこう花火って誰のことを言っているのか気になったけど
それもあまり考えないようにしよう。
最近の藤本をテレビで見ていると、まだ吹っ切れていないような印象を
受けていたけど、まさにこんな感じだと思った。
- 127 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月06日(日)21時45分11秒
- 41 フラジール
ちょっと待て!生きようとしてないじゃん!
そんな感じの終り方でした……。
最初にいきなり「かけおちしよう」で始まる唐突さ、
徐々に明らかになる周囲との確執と彼女達の貫こうとする意思。
結構ツボだなーと思っていたら、やられたーって感じです。
やっぱり人が死んだり自殺する話は苦手です。
花火の使い方は見事ですね。
色の説明のところなど、へー、そうなんだ。と感心してしまいました。
でもなー。分かるんだけど、理屈じゃないんだよなー。
40 手のひらの破片
綺麗だねー。詩的だねー。
村田×大谷ですね。略して言うとむらまさでしょうか。かっこいいですね。
開いた行間に時間の流れを感じて、夜の静けさみたいなのを感じました。
タイムリミットってことは、時間制限付きでのデートってことなのかな?
1日でいいから付き合ってください。みたいな。
こういう話を読むと、なんだかほっとするなぁ。いいなぁ。
- 128 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月06日(日)22時54分26秒
- 42 美貴が追いかけた夢
世界と主役の対峙で、主役の心情描写を神の視点から描写するだけの話。心情と
いうものは移ろいやすいもので、対象となる行為と対になるべきだと思うが、た
だ心情がひゅーっと流れて代わるだけなので、言葉だけで誤魔化された印象が拭
えません。すぐ変わってしまうものの一点だけを抜書きされても・・と。
どうもこの手の話は、読み流してしまいがちです。印象的な何かが欲しかった。
- 129 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月06日(日)23時05分03秒
- 49 土曜日の本
ニィニィ小説愛をください、という羊で書かれていた小説を思い出した。現実と過去が
交錯する、クールな筆致でファンから嫌われメンバーから疎まれる新垣を描いた作
品だった。文章のトーンが、似てる。
しかし、中身はまるで違う。藤本が歌うたびに田中の周囲の人が死ぬことを淡々と
描くそれに、上に挙げた作品のクールにならざるを得なかった少女の悲哀はない。
ただ、最初から無機質なものだった田中が、少女の陰惨な能力に興味を覚え、近付
くだけの話。中身も表面もクールさで一致していて、多少のつまらなさを覚えた。
雰囲気はいいけど、思いつくままにエピソードが飛んで、まとまりがない印象を受
けた。それさえも雰囲気の内なので一概にどうとは言えないが。危ういところで美
しくまとまってると思う。
- 130 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月06日(日)23時32分07秒
- 29 花火大会の夜
花火大会の夜、石川と小川のどこか深刻げな会話が交わされます。冒頭の時間に対する
観念や、レス3での花火を儚い人の命になぞらえる小川の言葉、カナブンのエピソードが、
ラストの意外な転回に向けての巧みな布石となっていて、短い中にも考え抜かれた構成が
感じられました。
カプセルによって花火大会の終了と同時に死が訪れるように設定されている、という発想は、
ラストでこれまでの情景を一変させて効果的です。ただ、最後のくだりでやや説明的な文章に
流れがちなのはこれまでの雰囲気を崩しているように思えました。短い作品だけに、慎重に
扱って欲しかったかな、とも思います。
自殺の理由がどこか観念的で、死を過剰に演出しようと言う小川には多少の青さを感じ
させますが、作品そのもののデスペレートな空気感と合致していて、完成度は高いと
思いました。
- 131 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月06日(日)23時41分48秒
- 28 SENRIGAN
目の見えない後藤が、石川との会話から与えられる情報だけをもとに、現実以上に
美しい花火を描き出す、という物語。タイトルである「千里眼」がどのような意味で
用いられているのかいまいちよく分かりませんでした。
どこか耽美的な空気感を演出するために、文中の語彙の選び方には考え抜かれたものを
感じました。一方では雰囲気を重視するあまりやや文章として違和感のある表現も
見受けられましたが、全体的なトーンを統一するのには成功していると思います。
見えない物のなかにこそ本質的な美しさが現出する、という発想には魅力的なものを
感じますが、想像の中で美的に構築されたものが絵画という形で共有される、という
ストーリーの流れは多少強引だったかな、とも思います。短いレス数制限のなかで、
後藤のもっているであろう美的な感性が、描写を通じて浮かび上がってくればもう少し
感情移入できたかもしれません。
- 132 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年07月06日(日)23時43分11秒
- あの〜。自分の感想で不愉快になった作者もいるかも知れないけど、あくまで
一個人の感想なので、「バカバカ氏ね。」って読み流してくださいね。
42美貴が追いかけた夢
この作者さんは藤本押しなのかな。自分には正直言って、この藤本の根拠のない自信はどっから来るんじゃ?という感じがして、物語の世界に素直に入っていけなかったよ。藤本は、こういう天上天下唯我独尊キャラで描かれていることが多いけど、実際は結構周りに合わせる事も出来るという印象が自分の中にあるんで(美教、コトミックスとか見ていて)、少し違和感を感じたり感じなっかったり。
でも、この藤本は強烈な上昇志向がありありだな。『誰よりも高い所で輝く夜空に咲き誇る色とりどりの打ち上げ花火』=自分だものな。
- 133 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年07月06日(日)23時44分19秒
- 49 土曜日の本
ごめん。この話は何が言いたいのかさっぱり分からなかった。
田中が死者の「魂」みたいな物が見えることと、藤本が歌うと死者が出るという結論に達した関連が全然分からないし、なぜ、田中が藤本を花火のようだと思ったのか、この話の中からは説得力ある説明は得られなかったような気がする。全体を流れる、世間を小馬鹿にしたような作者の視線も自分には馴染めなかった。
一つのエピソードにすぎないにせよ、」親父狩りして、大して興味もない小銭を巻き上げて人殺しして満足する田中を描く事で作者は読者に何を伝えたかったのか?自己満足なエピソードの羅列は作品の体を成していないように思えたよ。
- 134 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年07月06日(日)23時48分11秒
- 35 恋するSとノクターン
最初読んだときの感想は。ちょっと狙いすぎというか、あざとさすら感じたよ。
恋するSのSって多分線香花火のことだと思うけど、深読みすれば、さゆみ嬢に恋情を抱くSという男を、さゆみ嬢が気まぐれに呼び出した話にも読めるわな。一抹の期待を抱いてさゆみ嬢の元へいそいそやってきた「男」はあっさり線香花火のように燃え尽きて「ムネンナリ」と。
でも、活動弁士の様な擬古典調の語り口や、おとぎ話めいた雰囲気は好印象だった
- 135 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月06日(日)23時51分35秒
- 27 春の夜に散るはなびら
短いレス数制限のなかに、しっかりとした背景の情報を盛り込んでいるのには素直に
感心させられました。戦闘機乗りたちの剛気な日常や、臨場感のある飛行訓練の
描写など、かなり読み応えがある作品でした。
一方では、丹念に作品世界を構築すればそれだけ、リアルな娘。の持っている
キャラクターの居場所がなくなってくる、という難しさもあります。この作品
でも、舞台を敗戦直前の重たい雰囲気の軍隊、という設定が一般的に共有されて
いるキャラクターを圧迫しているように感じました。
軍隊から花火屋に戻りながらも空襲で命を落としてしまう保田の数奇な運命や、小川の
魅力的なラストシーンなど、作品としての面白さはかなり感じただけに、娘。小説と
いうジャンル(?)の持っている難しさを考えさせられました。
- 136 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月07日(月)00時10分31秒
- 39 ISLAND ILLUSION
凄いな…前半と後半でガラリと違う。まるで別人が書いたようですね。
ポカーンとさせられました。前半は面白かったのに、後半の唐突さはなんだろう。
凄い、この一言に尽きますね。
でもやっぱりバトロワ物は嫌いです。
38 花びらを燃やしに
面白かった。今までで一番好きかも。
6期の特徴を良くとらえた作者さんだな。
恋愛のベクトルが見事にループしているように思った。
はっきりと分かっているのは道重が亀井を好きなことだけだけど、
なんとなく田中は道重が好きで、亀井は田中が好きなんじゃないかなーと。
凄く好きな部類の話だな。もっと読みたいとまでは思わないけど、
時々どうしても読みたくなるようなそんなお話。
タイトルの花びらを燃やしにっていうのがどうもピンとこなかったのが残念。
でも、タイトル考えるのに苦労したんだろうなぁ。とも思ってしまう。
好きな話はどうしてもタイトルが気になってしまうのだ。そんなものだ。
- 137 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月07日(月)00時10分35秒
- 18 泣き虫が朝の光をみる
面白かったー。文章のぎこちなさと丁寧さが、語り手の一人称にとてもよく合って
いて、いっぱいいっぱいになりながら一生懸命に綴っている感じがしてとても好感
が持てる。
気になったのは、『痣』という現実の飯田には無い要素の不可。アンリアルにプラ
スしてマイナス要素を付け足すのは、素直に話に乗り難くする。もうちょっとこう、
現実の飯田に即した何かだったら良かったな。
ぐるりとした感覚とか、他人に使われていない表現で描写しようとしたのはとても
いいな。面白かった。
- 138 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年07月07日(月)00時11分27秒
- 28 SENRIGAN
この作品はすごくいい雰囲気を感じたよ。
ところどころ言葉の使い方が妙だと感じる部分もあったが、逆に「椅子に吸い取られるように同化していた。」みたいな鮮烈な印象を受ける表現もあり、なんかステンドグラスのような印象を受ける作品だった。
石川の言葉から自分の中に世界を構築できる能力をもった後藤というキャラはとても秀逸だと思ったし、目が見える石川に「今まで見てきた花火が否定される。」とまで言わしめる、後藤の花火の絵とはどんな物か見てみたい気にさせられた。作品の力だと思う。多くの他の作品が本物の花火を使っているのに、使わないで書いたことも素晴らしいと感じた。
- 139 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月07日(月)00時13分49秒
- 26 確執
今となっては考えられないものの、当時は不仲さが売りでさえあったモーニング娘。の
オリメンと2期メンバーの「確執」を描いた作品。こうしたリアルなエピソードを
もとに描かれる小説は最近ほとんど見ることがなくなってしまったので、却って
新鮮に感じた。
恵まれた状況で新メンバーとして迎えられる6期メンバー亀井を見て、不遇だった
過去の自分を回想する保田、という導入も効果が上がっています。飯田と保田の
喧嘩、というのはリアルなエピソードを敷衍しているわけですが、その場面での
コミカルなトーンや、中澤や石黒のデフォルメされたキャラクターは作品に
独特の雰囲気を与えていて楽しめました。
当時の尖っていた保田と、ラストシーンで今やネタ系キャラを確立してしまった
保田を対比的に描いているのも、なかなか感興のある〆でよかったです。
- 140 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月07日(月)00時14分20秒
- 17 幻缶
うーん。。。話の面白さ云々以前に、表現方法が薄いとどうも。元々ショート・
ショートは小説の態を為してない作品が多くて苦手なんだけど、これもそう。
説明不足が味なんだろうけど、単に安易なようにしか思えないのは俺が読者と
して質が低いせいなんだろうな。
コマーシャルフィルムや短編映画として映像で見るんだったらいいかもね、
程度。文字で読みたいものじゃないよ。
- 141 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月07日(月)00時19分32秒
- 16 打ち上げ花火、下から横から?
矢口と飯田の会話だけで繰り広げられる不条理劇。リアリティの欠片も感じられ
なくて広がっていくバカ話はどうも。結局のところ花火大会の計画の会話を引っ
張るだけなのでとても長く感じた。長い割に悪意は感じるけどあんまりびっくり
するようなオチでもなくて、読んでいてどうもあまり気持ち良くなかったです。
イマイチ。
- 142 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月07日(月)00時29分55秒
- 25.踏切
再読して、非常に緻密に構築された作品であると感じました。
「開かずの踏切」は、松浦の自己完結的な世界認識の象徴として、メタフォリカルに
存在しています。その周辺にある「決まったルートを往復させられるだけの電車」
「俗悪なイラストとして輝きを奪われた花火」も、補完的なものとして効果的に
配されています。
こうした松浦の世界観に風穴をあける存在としての藤本が、世界観からはみ出す
存在として描かれるのも巧みです。退屈な日常は、退屈な現実認識によって齎される
ものだとすれば、藤本は非日常的なものを目の前に現出させます。それが、退屈さの
象徴として描かれていた「踏切」の開放であり、イラストとして閉じこめられた
「花火」の開放として鮮烈に描かれるあたり、素晴らしく見事な演出と言えるでしょう。
重要なのは、実際に踏切を開放することではなく、開放しようという行為へ踏み出す
ことです。そのきっかけを与える存在として、数少ない描写ながら藤本は魅力的に
浮かび上がってきます。
- 143 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月07日(月)00時30分46秒
- (続き)
象徴的な秩序とその破壊、という観念的な内容を、全く観念的な語彙を使わず、
平明な文体と日常風景のパーツのみで描ききった作者は、そうとうな力量の
持ち主なのでしょう。いち作者としても、学ぶところの多い作品でした。
- 144 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月07日(月)00時38分38秒
- 15 AN ANECDOTE OF COMETS
お伽話。文章も上手くわざと童話チックに丁寧に書いたところや、名前を出さ
ないまま情景描写するのが影絵チックで美しい。整い過ぎていて、何もひっか
かりを覚えないのが残念。完成度が高過ぎて、そのまんまにしか受け取れない。
14 エンドレスサマーストーリー
辻加護もの。辻の花火にまつわるエピソードがなにげにリアル(辻のイメージに
はそぐわないけれども) ただちょっと、話の流れやラストに共感できないもの
を感じた。突然の歌の挿入も違和感を感じる。リアルともアンリアルともつかな
いので余計にそう感じたのかも。。。微妙にイマイチ。話の流れは無理をしてい
ない感じで悪くないけど、たら〜とエピソードがひとつ流れただけに思えるので、
もう少しの工夫があると良かったのかなと思った。
- 145 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月07日(月)00時39分24秒
- 23 かぃんどぅ・ぎゃるず
このタイトルはどういう意味なのでしょうか。花火をして遊ぶ娘。たちの群像を、
それぞれのメンバーからの一人称で描き出していきます。それぞれのキャラクターに
対応させて文体を書き分けていくという発想は、高い文章テクニックに裏打ちされて
おりかなり成功しているように思いました。ネタ的にデフォルメされたキャラクター
には異論を感じる人もいるでしょうが、多彩なメンバーをそれぞれ魅力的に描き分ける
作者の力量には感心させられます。
最後にキャラが確立していない6期メンバーで落とすというのも、全体の流れからは
自然で、作者のセンスを感じました。
- 146 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月07日(月)00時41分15秒
- 37 花火という名の共同幻想
難しかった。一人称のような三人称のような。
後藤、矢口の内面をしっかりと書き込まれていて、
読者を用意した答えへ導いていくようなそんな印象を受けました。
後藤が勢いでやっちゃいけないことをやるんじゃないかってドキドキしました。
でもそれにブレーキをかけていたのは矢口なんでしょうね。
本人は嫌そうにしていましたが、偉いぞ矢口!
共同幻想って何のことだろうって思っていたら夢の事だったのか。
でもそれって単なる妄想……いやいや。
ラストはほっと一安心、って感じでした。
36 たのしくあそぼ
なじんでるねー。
たぶん藤本が娘。に入って一番なじんでるお話かも知んない。
藤本が松浦と携帯で話しながら、娘。のメンバーと花火大会をしているのかな?
本当に楽しそうなのが伝わってきたなー。
ただ、良くわからないのは最後のリンク。
見れないものは仕方ないので気にするのは止めよう。うん。
- 147 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月07日(月)00時52分00秒
- 22 音のない花火
後藤の衒いのない一人称で、石川と花火で遊ぶエピソードが淡々と綴られて行きます
完全な「女の子」として描かれる石川と、男性的な後藤はCP小説の王道的な作品で、
シンプルながら過不足なく情景を伝えてくれる文章とともにほっとさせてくれました。
最後の一行で、タイトルにもなっている「音のない花火」が具体的なイメージとして
立ち現れて来なかったのは少し物足りなかったです。「音のない花火」は詩的な
喚起力が強い非常に魅力的な言葉だと感じたので。
- 148 名前:上辺だけを読む人 投稿日:2003年07月07日(月)00時53分35秒
- 46 ひらひら
男×娘。、娘。と兄妹、投稿ミス、人が死ぬ。
個人的だがアンチあやみきなのでキャスティングも含で5つも苦手要素がある。
まるでわんこそばを食わされているみたいだった。
もういいよって言っているのに次から次へお椀に落とされてくる上記の要素。
しいて言えば男のキャラが俺様っぽくなかったから最悪な読後感ではなかった。
逆に言えば喉ごしが悪くないのがパンチ力のなさに繋がり貶すにも褒めるにも足らないものになったと思う。
- 149 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年07月07日(月)00時53分57秒
- 46.ひらひら
なんか前半部分は、かわいい妹に慕われるお兄ちゃんの妄想を読まされているようで、今ひとつ感情移入できなかったよ。
それから、良く読むとこの俺ってけっこう自己中だよな。ジンクスがどうとか、隣には、なつ美がいたとか女々しく回想している割には、「とても一方的なものだった。なにもかも僕が決めて、なつみはただついてくるだけだった。なつみは僕の話をにこにこと嬉しそうに聞くだけだった。僕はなつみのことは聞かなかった。興味がなかったのかもしれない。」って、むこうから告ってきたから、仕方なく付き合ってんのかよ、お前って感じだった。安倍も吉澤との恋愛に苦しんでいただろうに、「俺」のそういう態度が安倍を追いつめたんだぞと小一時間(ry。
- 150 名前:甘草は肝臓にいいぞ。 投稿日:2003年07月07日(月)00時54分45秒
- (続き)
素材はいいけど料理法が決定的に間違っているという印象と、語りたいことを、もっと絞って伝えるべきだと思った。3つくらいのテーマが混在していたような気がする。これは自分が作品の雰囲気よりストーリーの整合性を重視する所為かもしれないが。
細かい事かも知れないが、「理由なんて知りたなかった。」っておかしくないか?口では「そんな事は知りたぁないぜ。」みたいに言う事はあるが、文章でこう書くのは初めて見たよ。
- 151 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月07日(月)01時12分44秒
- 35 恋するSとノクターン
これも凄くイイ!。なんていうか、今回6期主役でハズレないなー。
御伽話チックな騙り口調がナレーションのようでついついニヤケてしまう。
道重の行動を逐一見守りながら語っている、そんな感じでしょうか?
なんだかほのぼのとした感じになってしまいます。
ごめんなさい、タイトルがまったくわかんないです。
Sって誰のことだ?さゆみのSかな。ノクターン
きっとタイトルの意味が分かればもっと面白く感じるだろうな。
34ヒロスエ
なんだなんだ?これはどうなっている。と、これが素直な感想です。
不思議な世界に迷い込んだ感じ。落第、編入、交換留学に転校か……
そこまでいったらこんなになるのも分かる気がする。
とにかく面白かった。悔しいけどちょっといい話は好きなのだ。
- 152 名前:脊髄感想 投稿日:2003年07月07日(月)01時58分40秒
- 20 A Happy New Year
冒頭、小川の柔らかい一人称で、去年末の紅白の終了後から語り始められます。途中
柔らかい丁寧語の語り口が普通の文体に変わるのが気になりました。細かい指摘スマソ
HONDAのどこでもドア、新垣のスネ夫ライクな富豪ぶりから、ネタっぽい雰囲気で
展開して行きますが、中途から小川のシリアスな自分語りが挿入され、冬の湖畔に映える
花火の情景がそれとシンクロして、落ち着いたトーンに変化します。小川と保田との
対話は卒業前の保田のコメントを下敷きにしており、リアリティが感じられました。
最後の神社の場面も同様に落ち着いた雰囲気で描かれ、作者の小川へ向けた暖かい眼差しが
感じられて好感触だったのですが、それだけに前半のどこでもドアや新垣のエピソードが
後半のトーンと水と油で、双方共に効果を薄めているようにも思えました。
どちらもそれぞれ別のタイプで面白い話に発展する可能性を持っているだけに、どちらか
の雰囲気でラストまで貫いて欲しかったというのが正直な感想です。
- 153 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月07日(月)02時51分41秒
- 33 スパークスパーク
笑った。面白かったです。
そういえば、昔ロケット花火を打ち合って遊んだ事を思い出しました。
あれって、地上すれすれを飛ばすと凄い早いし危険なんですよね。
しかも当たるとめちゃくちゃ痛い。泣いちゃうぐらい。
主人公の友人が紺野のほっぺをつんつんした時の、
主人公の気持ちが痛いほど良く伝わりました。
この話の主人公とは一部分で怖いくらいに共感が持てたので
読んでいて楽しかったです。
これまで読んだ俺×娘。の中でもトップ3に入るぐらい笑えました。
空々しく盗み聞きをしていた辻加護コンビもいい味出していますね。
- 154 名前:ネタバレします。 投稿日:2003年07月07日(月)03時01分58秒
- 32 フォイアーヴォルグ
ハードボイルドですね。独特の硬派な世界観で破滅的に生きる人たち。
読んでいて見せられました。うん、すごい。
単純に花火を花火と使わず、薬の副作用で花火となる、その発想は見事ですね。
15%をたったと言う後藤。しかし、15%はすごい高確率ですよ。
10人に1人以上は確実に死んでるわけですから。
何度も言ってて自分でも嫌になってきますが簡単に人を殺す話は
どうも好きになれません。
紺野には狂わないでほしかったです。後、後藤も簡単すぎです。
そんなに簡単じゃないと思います。
ところで最後のスレ流しには不覚にも笑ってしまいました。
本編は真面目に書いているんですよね。ネタじゃないですよね。
油断してた所に刺された感じです。最後まで油断できませんね。
- 155 名前:脊髄感想(深読み隊長) 投稿日:2003年07月09日(水)18時57分49秒
11 逆さま花火
モーニング娘。の歴史を体現してきた二人を軸にして、花火
に興じるメンバーたちの群像が、終始落ち着いた筆致で
描かれていきます。平明で軽さも感じさせる文体には
緩やかな抑揚があり、作者の巧みさを感じさせます。
背景としてさりげなく置かれているように見える花火は、
それぞれに繋がりのないエピソードを統一したイメージに
結びあわせるために効果的に描かれています。藤本と
5期メンバーの絡みから安倍の幼少時の回想、それを
ブリッジにして飯田とのささやかなクライマックスへ
繋いでいく流れは、ごく自然なものに見えて実に巧みな
演出が成されていて秀逸です。
二人の「真面目タイム」から安倍の視点で描かれる
ロウソクの描写は、ロウソクのイメージからゆったりした
時間の流れを全体に与えています。無駄のない文章に
よる無駄のない情景描写は、ときにどんな波瀾万丈の
ストーリーよりも豊かな奥行きを小説に与えてくれる、
実に見事な好例だと思いました。
- 156 名前:脊髄感想(深読み隊長) 投稿日:2003年07月09日(水)19時07分12秒
- 32 フォイアーヴォルグ
初期のバラードを思わせるような、頽廃した世界観の
なかで静かにアポカリプスへと向かっていくような空気感が
感じられます。蓄積された熱が一瞬で放出され、花火の
ように燃え尽きるというドラッグのイメージは、倦怠的な背景に
鮮烈なコントラストを成しており秀逸です。
フォイアーヴォルグに溺れながら、死を恐れることのない
後藤のキャラクターは、そのまま作品の世界観を反映した
ものとなっています。そんな後藤に引かれつつも受け入れる
ことの出来ない紺野は、緩やかに破滅を待つしかない
世界観に抗う存在として、ごく身近な友人たちとの小さな
繋がりだけを拠り所に生の実感を得ています。
本来そうした死を受け入れないということで繋がりあっていた
と思っていた高橋が、実は世界に対して屈服していたことが
判明し、紺野もまた世界に対して敗北してしまいます。後藤の
最後のセリフは、そんな世界に対してのささやかな抵抗を
紺野に促しているようにも読めました。絶望的なラストながら
共感を覚えてしまうのは、私たちもまた世界に対して敗北
せざるを得ない状況におかれているからなのかもしれません。
- 157 名前:脊髄感想(深読み隊長) 投稿日:2003年07月09日(水)19時15分14秒
38 花びらを燃やしに
亀井が好きな道重とそれに気付かない亀井、そんな二人の
あいだで戸惑う田中が年相応に子供っぽいやりとりをしていて
可愛らしいです。ちょっとしたことで、花火を埋めたりしてやたら
儀式的に盛りあがったりするところが、子供らしい行動で
描写にリアリティを感じました。
切ない雰囲気には好感を感じましたが、アンリアル設定という
ところに少し物足りなさも。日常的な風景での絡みであるなら、
出来るだけリアル設定で読みたいという、これはまあ単に
好みの問題かもしれませんが。
- 158 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月09日(水)22時20分25秒
- 35 恋するSとノクターン
レトロ志向の文章、無生物主役、最短、6期中心と、不思議な雰囲気を作り
出した作品。言葉使いひとつでここまで雰囲気が作れるものだなと感心した。
(飼育界隈は言葉使いに頓着しない作者が多い印象があるので、余計に)
無生物主役は、ややもすると独り善がりになりがちだが、この作品は明確に
読者に提示されていてわかりやすくていい。
惜しむらくは、最後の段が甚だしく作品の雰囲気をぶちこわしていることだ
ろうか・・・
- 159 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月09日(水)22時26分11秒
- 36 たのしくあそぼ
モノローグはややもすると独り善がりに(ry
7と8の落差を楽しむべき作品だと思うが、8のオチも、7までの盛り上がりも
いまひとつ薄く、落差が殆どなかったため、どう楽しめばいいのかイマイチ戸惑
った。
個人的なことをいえば、8はもう少し客観的な要素を含んだ情報(例えば1の発
言ではなく煽りレスの応酬など)が欲しかった。しかし、藤本の日常から2ちゃ
んねるネタでオチにもってくること自体にかなりの無理を感じる(ぶっちゃけ、
オチようがないというか)
また、7までの盛り上がりの付け方も、イマイチ。ギャグに徹するならもっと
極端にして丁度いいぐらいではないだろうか(23のかいんどぅ・ぎゃるずが
躊躇いがちにへんにリアリティを考えた作品だったとしたら、あんな面白味が
出ただろうか? いや出ることはあるまい)
面白くない方向にリアリティを出した作品だと思った。主従が逆。
- 160 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月09日(水)22時40分16秒
- 38 花びらを燃やしに
序盤の風景の描写をする主人公の目前を道重に横切らせて話を動かしていく
進め方が巧い。描写と話の展開がうまく融合している。美しさと動きの両方
が堪能できて嬉しい。
作者が自覚的に一人称をコントロールしているのもいい。
作品中に明確な回答は示されず、後半にいくに従って語り手の内部世界が伸
長し世界を侵食していくのはいかがなものかと思ったが。このへんの筆致は
もうちょっと抑えて欲しかったような、このままでもいいような。引き込ま
れる読者はとことん引き込まれそう。
- 161 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月09日(水)22時43分38秒
- 失敬。
39 ISLAND ILLUSION
作者は意図的にやったのだろうが、前半の恋愛部分と、後半のバトルロワイアル
部分が相容れず、興醒めだった。
特にバトルロワイアル部分のリアリティが圧倒的に欠けていたために、展開のシ
ビアさに息を呑むのではなく、作者の狂い方に唖然とした。作者の姿が見えるの
はいかがなものかなーと。
終盤の展開、とくに加護の行動はなかなかイケてるものがあったが、上のような
理由でその魅力が生かされているとは言い難い。ひたすらイージー・ゴーイング。
- 162 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月09日(水)22時49分42秒
- 37 花火という名の共同幻想
文章に凝っている、その文章そのものが日本語としておかしい場合、読者として
は世界にのめりこめないものを感じるだけ。作者の思い入れだけが空回りしてし
まう印象が残る。
緊張感のある文章が引っ張るのだが、とりたててその緊張感に理由があるわけで
はなく、後半の緊張感を緩める展開もとりたてて何といった理由があるわけでも
ない。レス6の台詞の緊張感が、だから逆にとりたてて何ってこともあったわけ
ではなくなされているため非常に上滑りなものになってしまった。勿体無い。
文章だけは深刻ぶっているが、内容がない印象を受けた。
- 163 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月09日(水)22時56分33秒
- 40 手のひらの破片
メロン恋愛もの。一行明けはスカスカしてイマイチ好きになれませんが、文章
以外の部分(例えば行と行のあいだの空間)で何かが表現できると思っている
のは作者だけかと。
41 フラジール
記号化された作品。うーん・・。この作品を楽しむ素養が自分には欠けている
模様です。
- 164 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月09日(水)23時09分50秒
- 43 Summer Sphere
文章が巧いので、吉澤が自分の中の吉澤の印象と超かけはなれているにも関わらず
楽しく読めた。で、巧いままにリアルかと思ったらアンリアルで戸惑った。ううむ。
キャラクタの印象がかけ離れてるせいか、ひっくり返しても巧いねーふーん、程度
の感想しか出てきませんでした。すみません。
44 ケ・メ・コ
シンプルisベスト。面白かったー。10の台詞は微妙にサイコですね。
- 165 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月09日(水)23時28分03秒
- 45 GOOD BYE 夏男
なつみ⇒なつお、の連想でここまで書く作者に感心。すげー。やりすぎも芸だ。
本文は長かったので読んでませんというか情報量多過ぎて脳が拒否しました。
すみません。完結してからきちんと読んでみようと思います。
47 火遊び
今更市井と後藤に気を使うスタッフなんか存在するのだろうか。この違和感は
多分読者である自分と、作者の、いちごまに対する思い入れの温度差なんだろ
うな。作者のキャラクタ観やいちごま観に新鮮さはなく、読んでもあまり面白
味を感じなかった。すみません。
- 166 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月09日(水)23時37分32秒
- 50 花火大会
スプラッタな光景を得意気に描写する吉澤に狂った悲壮感は感じなかった。作者
の得意気さが伝わってくるだけ。最後の段に関わる伏線も前半の仕込みが薄いせ
いと、吉澤の狂い方との関連性が薄いために、イマイチ迫力がない。いきなりそ
んなこと言われても・・・と戸惑った。最後まで読んだあとで一応読み返したけ
ど、あまり面白く読めませんでした。
52 灰色の空
44のケメコを彷彿としてしまったのは自分がアホだからですか。話はどうやら逆
らしいですけれども。ええとええとええと。
- 167 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月09日(水)23時43分00秒
- 51 邯鄲
少女小説の最高傑作に『シンデレラ迷宮』ってのがあって、そのエンディングを
彷彿としました。。とろーんとした関西弁でほのぼのと結構洒落にならんことが
綴られていくのが面白かった。インチキ関西弁さえ味に思えた。面白かった。
53 七月七日、ほうき星
加護と辻と、どちらかのエピソードを切って、単一視点で書いて欲しかった。
辻の描写のあと加護の描写になるのを普通に読んじゃったよ。構成が作品を
殺している気がするんですが。
- 168 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月09日(水)23時51分50秒
- 48 リバーシブル
1行ずつ、裏返しに読めてしまう作品。そのため小説として些か物足りなさを
感じるが、いたしかたないだろう。
で、自分の理解に自信がない。
最初から読む:探偵・矢口、犯人・辻
最後から読む:探偵・安倍、犯人・矢口
推理の言葉が自白の言葉になる、その微妙な感覚のゆらぎを完璧に理解できない
自分が悔しい。大概の作品は作者が悪いとふんぞり返って言えるのだが、これは
理解できない読者がアホなのだ。ウワアン。
- 169 名前:第十二回データ集1 投稿日:2003年07月10日(木)00時02分25秒
- 出演回数、主役回数
安倍(12、2) 飯田(12、3) 矢口(13、4)
石川(10、3) 加護(13、5) 辻 (14、5) 吉澤(8、2)
小川(10、5) 紺野(13、4) 高橋(6、1) 新垣(7、0)
亀井(6、1) 田中(6、2) 道重(4、1) 藤本(10、3)
保田(9、4) 後藤(13、7) 中澤(4、1)
市井(3、2) 石黒(1、0) 福田(2、1)
松浦(4、2)
その他、男主役が2つ ヒロスエ主役1つ 山崎主役1つ 村田主役1つ なんかもあった
カップリング
おがこん 3 あいのの 3 チャミラブ 1 かおのの 2
ゆうごま 1 やすごま 1 あすごま 1 いしごま 2
あやみき 2 こんごま 1 さゆえり 1 めぐまさ 1
かごま 1 やぐよし 1 いちよし 1 なちあや 1
いちごま 1 れなみき 1 よしごま 1
- 170 名前:第十二回データ集2 投稿日:2003年07月10日(木)00時03分07秒
- 一人称 34作
三人称 16作
まざり 1作
不明 1作
一人称内訳
安倍 1 飯田 1 矢口 2
石川 1 加護 1 辻 2 吉澤 2
小川 2 紺野 4 高橋 0 新垣 0
亀井 1 田中 2 道重 0 藤本 0
保田 4 後藤 5 中澤 1
市井 1 石黒 0 福田 0
松浦 1
その他:山崎 1 男 2 ヒロスエ 1 村田 1
リアル 26作
アンリアル 21作
不明 5作
平均レス数 11.46レス
一作あたりの平均登場人数 3.63人
タイトルに“花火”が入った作品9作
娘。の誰かが死んだ、もしくは死んだような雰囲気のもの15作
- 171 名前:第十二回データ集 データ解析1 投稿日:2003年07月10日(木)00時04分47秒
- 今回の登場回数最多は、なんと辻で14作。
続いて、加護、紺野、後藤が13作であった。
今回は、各メンバー満遍なく出ているが、高橋、新垣はやはりやや少なめである。
特筆すべきは、過去常に中心人物であった、石川、吉澤が標準以下の登場回数になっている。
特に、吉澤に至っては、五期以上現役で、高橋、新垣に次いで少ないという、今までにありえないことになっている。
六期に関しては、藤本は先輩メンバーとほぼ同等、その他も、新垣高橋並と、それなりに出てきている。
もう少し露出してくれば、もっと出てくるかもしれない。
既卒メンバーでは、保田、後藤という最近までいたメンバーが目立っていた。
主役回数は、取りかたが人によって違うかもしれないが、ともあれ、後藤が七作でトップ。
既卒メンバーが主役回数トップというのは、前代未聞だろう。
それに続いたのが、加護、辻、小川の五作。
現役メンバーでは、新垣以外は全員一度は主役を与えられていた(六期含む)。
- 172 名前:第十二回データ集 データ解析2 投稿日:2003年07月10日(木)00時05分49秒
- カップリングでは、おがこん と あいのの が目立っている。
ほのぼの〜 な雰囲気が好まれているのだろうか?
ここで特徴的なのは、“いしよし”が一個もなかったことであろう。
次いで言えば、男×娘と呼べる物も二作あった。
一人称の方が多いが、これはいつもの傾向で変ったところはない。
内訳で、一人称が多いのは後藤、保田、紺野であった。
紺野は、前からそうであるが、主役を張る時はやたらと一人称になる傾向がある。
リアルが26作と半分あったが、まあ、こんなものといったところだろう。
ただ、不明5作はかなり多いような気がする。
平均レス数が11.46と減ったのは単純にレス数制限の影響が出たわけであるが、登場人物にもその影響が出ている。
前回の一作あたり4.8人から、平均して1人以上減っていた。
ただ、前前回もこれくらいの人数ではあったから、全員登場ものの作数が単純に影響しているだけかもしれない。
そして、52作中、15作で娘。内死人が出てるわけですが・・・
- 173 名前:12 遠い過去の思い出を書きました 投稿日:2003年07月10日(木)00時13分09秒
- 説教臭くなってすいません。
漏れの親父世代は、大人に混じって消火作業をやったそうです。
イラク問題なんかがあって、戦争モノにしてしまいました。
最初、ののばあさんの思い出だけを書いてみたんですけど、
これだけだと短いし、あんまりおもしろくなかったんです。
そこで、どうせなら、孫まで辻を使っちゃえってんで、
ののばあさんの若いころと、孫ののの対比に使ってみました。
何不自由なく育つ孫と、自分の青春時代の思い出の対比です。
結果的に、説教臭くなってしまいました。
ののばあさんの記憶では、親父から聞いた話を参考に、
鳥=米軍機 悪魔=爆弾 打ち上げ花火=高射砲
爪=機銃掃射 巣穴=防空壕 に喩えてみました。
漏れは森板で「狂ったダイヤモンド」を書いていたMUと申します。
他には羊で「リベンジャー」という名前で、ネタを書いていました。
参加させていただいて、ありがとうございました。
- 174 名前:感想野郎Aチーム 投稿日:2003年07月10日(木)00時13分44秒
- どうでもいいカミングアウト。
46.「ひらひら」書きました。集計されてませんがCPは自分的にはなちよし
です。この程度のものしか書けねーのによくあんなフザケた感想書くよな!とい
う気持ちは是非ここのスレに46の感想という形で、お気軽にどしどしぶつけて
ください。お願いします。
- 175 名前:脊髄感想@自白 投稿日:2003年07月10日(木)00時20分06秒
- 49:土曜日の本 を書きました。
ひとまず皆様お疲れさまでした。特に何度か紛糾しかけたのを纏めあげた
支配人さんには心からのリスペクトを。
以前から、短編をやる度にやたらと人が死ぬ、という話題があちこちで
見られるようになっていたので、それを踏まえた上での作者と読者との
見えない結託を描こうと考えました。
この小説の中の田中を「読者」、藤本を「作者」、花火となって弾ける魂を
「作品」と置き換えたうえで、最後の藤本のセリフを読み返してみて
ください。
作中の田中の所行に関してはいろいろ不快に感じた方がいらっしゃる
ようで、その点は、多くのひとに読まれる機会の多いこうした場所で
読むことをなかば強要してしまったことは申し訳ないと感じています。
エピソードの配列は、花火というテーマを意識して放射状に並べました。
自分の田中のイメージは、刹那的で時間を連続的に見ない今の子供の
典型なので、そうした視線を作品構造に反映させたつもりです。
読み難さはそれと意図したものとして、ご了承下さい。
- 176 名前:脊髄感想@自白 投稿日:2003年07月10日(木)00時20分48秒
(続き)
タイトルはKing CrimsonのBook of Saturdayという曲の歌詞から
内容をインスパイアされたので、拝借しました。
「土曜日の本 和訳」でググって出てくるサイトで読むことが出来ます。
ちなみに、飼育の自スレは白板のシェイプレスです。作者当て正解した方には
特別にリクエストを受け付け(嘘
あと投票スレの40は自分です。自信のない物をこうした場に提出するのは
企画そのものへの礼を失すると考える人間なので、堂々と2点を入れさせて
いただきました。皆さんも躊躇なく自作には投票しましょう。
というわけで、ありがとうございました。
- 177 名前:29 花火大会の夜について 投稿日:2003年07月10日(木)00時23分17秒
- 29読んだよ。時間的には5が一番昔で、下から上に流れていってるみたいだね。で、少し気になったカナブンの描写だけど、死にかけてもあくまで生きようとするもの、もしくは不条理な死の象徴だと俺は読んだよ。死にきれない小川の暗示って見方もありだね。
小川は自殺したんじゃなくて、なんていうか生きるのを止めたって感じだね。俺もあったよ、若い頃はちょっとしたことで凹んで……、ってね。
きっかけは石川との花火大会だよね。これは想像だけど、小川は石川が付き合ってはないけど好きで、なんとかして石川と花火を見たかったんだろうね。そしてそれが叶った事が、きっかけになったんだろうね。
根本的なテーマとして、「自殺と生」みたいなものがある気がしたよ。
いやー、今回も面白いのがたくさん読めてよかったよ。みなさんどうもありがとうと言いたい。
あーそうそう、29の作者、前回「マンション」書いた奴で、今は花板で「Like the smoke of cigarette」書いてるんだってさ。
- 178 名前:04 ドン!バン!ガン!を書きました 投稿日:2003年07月10日(木)00時29分04秒
- 皆さま、お疲れ様です。
そして、ありがとうございました。
書き手としても読み手としても、楽しませて頂きました。
今回15レス制限という新しい試みがありましたが、
自分の場合、うまく詰め込むことを考えるより先に、割り切って省きに入ってしまったので、
とりあえずは苦しまずに済みましたが……、
もう少しじっくり考えてもよかったかなと、思っているところです。
内容に関しては、
自分は第九回と第十回に参加しておりまして、
九回ではネタに走り、十回では暗かったので、
今回はその中間を狙えないかと、考えたものでした。
実際に狙えてるのかどうかは、かなり謎ですが……。
それと、タイトルは、馬鹿馬鹿しい感じのものがよかったので、こんなんです。
最後にカミングアウト。
第九回で『クライ・ベイビー!クライ・ベイビー!』、
第十回で『銀色の雨が降る真夜中に』を書いた者です。
それでは、本当にありがとうございました。
- 179 名前:いつかどこかであいましょう 投稿日:2003年07月10日(木)00時29分22秒
- ・書いたもの
21.いつかどこかであいましょう
・書いた理由
思いつき。アスカとゴトウが仲良しだったらおもしろいかもなーぐらいで。
・個人的裏テーマ
「あざといタイトルいつもの芸風、人が死なないいい話」
・いいわけと反省
別に何かのメッセージをこめたわけではなく、
アスカとイチイを混同させるつもりもさらさらなかったんですけれども。
ひとりよがりな文はよくないなと思いました。説教くさい文章も。
作者がわかってしまうような内容を書くのも。
リアリティがないというのにはただただ同意。だってただの妄想ですから。
・今まで書いたもの
「PLACE」「大キライ」「ANGEL FACE」「時間」「再生」
・今書いているかもしれないもの
緑板「カルアミルク」金板「闇に咲く華」
・今後に向けて
力不足を痛感したので今後は参加を控えてっつーかやめて自スレに引きこもりたいと思います。
・読者及び関係者の皆様へ
ありがとうございました。
- 180 名前:燻った人 投稿日:2003年07月10日(木)00時31分44秒
- お疲れ様でした。
今回も良い作品ばかりで、読むにしても飽きることなく楽しめました。
感想の方もいろいろ戴き嬉しく思います。
愛の手に握られた花火は燻り続け、そして本作も燻りつつ───
と、オチがついたところで退散します。
次回は表現だけと言われないように内容もなんとか、ね。
ありがとうございました。
- 181 名前:花びらを燃やしに 投稿日:2003年07月10日(木)00時39分02秒
- 1:テーマが花火→直接花火を使わない方針で
2:花火→ロマンティックに花みたいに咲く火と形容してみる
上の1、2を踏まえて、アバウトに「咲かない花」を話の中心へ。
3:咲かない花=想いを告げなかった道重
4:絵里との思い出を花火と共に埋める=道重の欠片を埋める
以上3、4を踏まえ、絵里との想い出=道重の欠片=花びらと表してみました。
「絵里との想い出」を来年は一緒に燃やしに行きましょう、ということで、
この『花びらを燃やしに』というタイトルになったわけです。今考えました。
冗談です。実はちゃんと頭でじっくりと考えて悩んだ末に決めたんですが、
こうやって文字に表すと上手く説明できませんね。失敗かもしれません。
私的には道重→亀井→田中→道重?の三角関係っぽくて実はれなさゆ寄り、
を目指したつもりですが、データのほうだとさゆえりで集計されてるようで。
いやまあ、別にいいんですが。
感想と投票の方、本当にありがとうございます。嬉しかったー。
以上、都内某名無しチャットに出没している赤☆でした。
- 182 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月10日(木)00時40分07秒
- 「15. AN ANECDOTE OF COMETS」書きました。
前回は「夜行」というのを書かせていただきました。
投票、感想を下さったみなさま、どうもありがとうございます。
今回とくに読者としてとても楽しめました。
企画、運営に携ったみなさま、そして作者のみなさま、本当にお疲れ様でした。
- 183 名前:八月の降霊会書きましたよ 投稿日:2003年07月10日(木)00時42分40秒
- 支配人さん、作者の皆さん、読者の皆さん、感想書きさん、お疲れ様でした。
今回も楽しませていただきました。
わけわかんねと云われまくった気がしますので、
情けないことですが説明させていただきます。
簡単に云ってしまえば「死んだのは飯田じゃなくて安倍ですよ」
という叙述トリック(と云ったら本物の叙述に石を投げられますが)のつもりでした。
4・6・10あたりで引っかかってくれるかなぁと期待してたのですが、
全然引っかかってないみたいですね。
自分の作品を客観視できない弱点がもろに出た格好です。
ちなみに安倍は名前だけの出演です、特に安倍である必然性等はありません。
そのあたりが急なのも悪かったのかもしれません。
ちなみにラスト、もっと説明するバージョンもあったのですが、
個人的に長ったらしく説明なんぞ読みたくないので省略しました。
結局力不足だったと云うことです。
- 184 名前:八月の降霊会書きましたよ 投稿日:2003年07月10日(木)00時44分06秒
- 以下余談ですが、今回この話を書いてる最中から、
ずっとある方の顔…は知らないので、名前が頭の片隅にありました。
(コテハンのない方なので、便宜的に上海とでもしておきます)
その上海氏を意識しながら書いた話だったのですが、
某所において、氏にこれ以上ないほど的確に本作を読んでいただけた時には感動しました。
「安倍なんてどうでもいいんだよ飯田さえいればいいんだよ」。
これは自分で書きながら後藤に思わせていたことだったのですが、
まさかあの話からそこまで読み取っていただけるとは思っていませんでした。
上海ありがとう川‘〜‘)||人(´ー`●)
最後にカムアウト、と云っても自スレはありません。
前回は作品名の羅列を書きました。
あ、もう一つ。
二番煎じで恐縮ですが、かおなち活性化も願いながら、今月末にでも
「かおなち聖誕祭」スレを立てさせていただこうかと思っております。
スレ主に人徳がないので作品が集まるか非常に不安と云うか集まるわけがないと云うか、
まぁ要は見切り発車な訳ですが、お手すきの作者様方、オリメンに思い入れのある方々、
ぜひともご一考の程、よろしくお願いいたします。
- 185 名前:52.灰色の空 投稿日:2003年07月10日(木)00時46分58秒
- すいません。分かりにくくてすいません。でもそれが狙いだったりします。
というと、どんな矛盾でも成り立ってしまうからつまらないですが、
実のところ、書いた私自身も良く分かっていなかったりする。
でも、書いてるときは、やっぱりというかなんというか、
保田の卒業に対する私の気持ち、とかいうものがわだかまってたりしたんです。
最後のレスあたりの解釈は読んだ人それぞれにお任せ致しますが、
私としては、保田にこれから、ソロとして消えない花火を咲かせて欲しく思います。
吉澤にはプッチモニを守っていって欲しく思います。
そんな感じです。
読者様、支配人様、管理人様、ありがとうございました。
あと、感想付けてくださった方と、票を入れてくださった方には、
さらなるありがとうを。
次回も是非、参加したく思います。
- 186 名前:41 フラジール 投稿日:2003年07月10日(木)00時50分16秒
- フラジール=fragile=壊れやすい、脆い
完全に自己満足な作品書きました。
プロットも何も考えず、思いつくまま1時間弱で書き上げました。
強いて言えばこれは実話。というのは冗談ですが作者の未来の実話。
というのも嘘ですが妄想というか願望。
まぁ取り合えず、今回は何も狙わず、書きたいままに書きました。
ちなみに何故やぐよしにしたかという事は略させて頂きます。
「フラジール」という題名にしたのはこの曲を聞きながら書いてたからです。
この曲自体にそんなにストーリーがあるわけではないので、
特にこの歌を知らないと分からない内容を書いたつもりはありませんでした。
ただこの曲の歌詞にはいろいろ共感する部分があり、「あー心中してー」って思ったのも否定できません。
あ、作中の矢口の話ですよ。決して作者の話ではありません。
ちなみに「二人一緒に死ぬ=二人一緒に生きる」というのが一番言いたかった事です。
死ぬというのは新たな旅立ち…そんな感じで。
花火が六色というのはグーグルで検索して知りました。結構こじつけでした。
- 187 名前:41 フラジール 投稿日:2003年07月10日(木)00時50分53秒
- (続き)
雨の回の時には「暇人ななし」という名で、秘密の回の時には「デフォルトくん」という名で感想書いてました。
今回は時間がなく、他の方の作品を読む事が出来ませんでした。悔やみます。
雨の回にトキサメ、秘密の回に未来の花書きました。
今回、投票して下さった方々、感想下さった方々、有り難うございました。
現在黄板で半放置状態の黒い太陽書いてます。
では、楽しかったです。
今回、なちよし小説が一つしかなかったようで、非常に残念でした。
- 188 名前:9を書きました 投稿日:2003年07月10日(木)00時58分38秒
- 支配人さん、参加者の皆さん、その他この企画に関わった皆さん、お疲れ様でした。
まずこの作品ですが補足しなければならない点が数々あり、
疑問点もかなりある作品になってしまいました。
年代については資料不足、花火の作り方のついても簡素で、
猛スピードで話が終わってしまった感たっぷりです。
キャスティングについてはまず反発キャラは矢口さんかな、と決まってました。
そして相手なんですが全く決まってませんでした。
考えた結果、私が最も小説を書く上で使いにくい人にしよう!
…という事で加護さんに決まりました。
なのであまり深い意味はありません。遊び心が裏目に出ました。
自分も書く上でかなり苦労しました。いやはや。
初参加で無得点を覚悟してたのですが点が入ってたので嬉しかったです。
そして特別賞にもMVP(矢口さん)にも名前が出てたので小躍りしました。
カミングアウト
黄板『小さな丸い好日』と花板『あした』(更新遅れてます。スミマセン・゚・(ノ Д`)・゚・。)を書いております。
ずっと出たかったので短編に出られて良かったです。
最後に顎さん、ありがとうございました!
- 189 名前:ふたりではいる夏のいりぐち。書きました。 投稿日:2003年07月10日(木)01時07分47秒
- 自転車乗ってる部分をメインに、後は紙芝居のごとく短くして行こう、と書いた作品です。
最初いしよしの予定だったのですが高1の年の子じゃないと駄目だなと、
高1メンバーで一番似合う二人にしました。
書き上がったところ、これはトップバッターにするべきだな、いやトップバッターしか
あり得ないと思い頑張りました。01番で良かったと思ってます。
あれ?麻琴きれいじゃない?あらら?
っていうのが今回の感想で一番びっくりしたところでした(w
作者の感覚がみなさんとずれてました。ごめんなさい。
後は流し3レス良かったって言ってくれた方が居たのが嬉しかったりもしました。
ちなみに前回花道、その前かたつむりの午後書きました。
今回の短編に絡んだ話をカミングアウトと同時に発表…しようと思ったらまだ6割しか
書けて無いという状況なので、書け次第あげる予定です。
そして現在ごとーさんの料理もの鋭意構成中です(w
投票してくださった方、感想くださった方、本当にありがとうございました。
- 190 名前:14書きました 投稿日:2003年07月10日(木)01時08分37秒
- 参加された作者の皆様、読者の皆様、そして、支配人様、お疲れ様でした。
作品については何も言うことはありません。
何も考えてませんでした。
ざっと書いて見直しもせずにボタン押してました。
本当にヤマもオチも意味もない話ですみません。
前回はCPでバレた感がありましたので、今回はCPでバレないようにとあいののいきましたが、結局即バレのようで…
次回こそはバレないようにしたいですね。
そしてもう落ちるところまで落ちたので、次回は2票を目指してがんばりたいです。
カミングアウトはするまでも無いと思いますが、前回ポートレートを書いたものです。
赤でぼつぼつとファンタジーものかいてます。
皆様、本当にお疲れ様でした。
投票していただいた方、感想を書いていただいた方、ありがとうございました。
- 191 名前:42 美貴が追いかけた夢 投稿日:2003年07月10日(木)01時13分00秒
- 毎回楽しく参加させて頂いております。
「美貴が追いかけた夢」を書きました。
短編集の時のみ書いておりますので、あまりお目にかかる事は無いかと思います。
前回は「あこがれて」を、その前には「おばあちゃん」を書きました。
また次回も参加させて頂きたいと思います。
管理人様、支配人様、作者の皆様、お疲れ様でした。
読者の皆様、感想・投票を下さった皆様、有難うございました。
では、失礼します。
- 192 名前:幻缶を書きました 投稿日:2003年07月10日(木)01時18分35秒
- 自分には必要以上にいらん念を押す癖があるので今回はそれをなるべくしないようにと思い書いたのですが、
どうも思っていた以上に端折りすぎたみたいで意味が分からない話になってしまっていたらしく反省しました。
別にどう受け取って貰っても構わないのですが、一応自分としては、缶を開けて見える幻というのは
中澤が過去に経験したものの幻影ではなく、経験したかったけど出来なかったものの幻影のつもりでした。
缶を開ける事によって体験出来るバーチャル思い出作りツアーと言ったとこです。
発想が奇抜なだけ、と言われましたが確かに内容なんてあってないようなものだったなぁと。
次回以降また参加する機会があれば内容のあるというか小説として扱えるものを書きたいと思います。
管理人さん、板を開けてくださり有難う御座いました。
支配人さんを始め、みなさんお疲れ様でした。
最後にカミングアウト。青板「恋してしまった」黄板「HA−F」を書いています。
- 193 名前:名無し踏切 投稿日:2003年07月10日(木)01時40分20秒
- 無事終了、お疲れさまでした。読んでくれた皆さん、投票、感想を下さった
皆さんに、当日のTOPで私にモチベーションをくれた管理人さんとあややに、
心から感謝いたします。
「あかずの踏切」には具体的なモデルはありません。ある種の象徴的な
場所と捉えていただければ幸いかと。
自スレは空板のビッグクランチです。長いですが暇な方はどうぞ。そろそろ
完結します。
そんじゃまたいつか。
- 194 名前:23.です 投稿日:2003年07月10日(木)01時57分17秒
- 今回書いていないと思い込んでいて読者のつもりで僕だと言われている23を読んだのですが、たぶんこれ書いたの俺です。うん、きっと。いいじゃん俺で。
一読以上にしてくださった皆様、投票してくださった皆様、あっしったぁっ!!!(正座をしながら)
おまけに見向きもしなかった皆様、投票してくれなかった皆様、面白く無いと感じた皆様、くたば(ry、いや、あっしたぁっ!
そして、すいませんしったぁっ!!(土下座をしながら)
代々変態の血を引くエロ火家には家訓という物がありまして、その例を上げると楽屋から出てこなきゃダメとか生放送で見せつけちゃダメとか和田さん好みは危険だとか、色々ありますが最も幼少より注意されてきた事はモーニング娘。のメンバーの名前を間違えてちゃダメって事でした。
藤本さん及びファンの皆様すいませんしたぁっ!!!(土下座をした状態から三点倒立)
自分で読んでも冷めました。でも僕の夢は藤本さんに告白して「このクソが!近寄るんじゃねーよカスが!」辺りの言葉で罵って頂く事なので夢に一歩近付いた気もします。
- 195 名前:23.です 投稿日:2003年07月10日(木)01時58分25秒
- あとタイトルの事ですが、気付いている方々もいらっしゃるかも知れませんが海板倉庫の「TIME」の改名?のパクリです。
ホントすいませっせっせぇぇー!!(三点倒立からブリッジへ)
今回掲げたのは好い加減上位に入りたいと言う欲望と脱オリジナリティーみたいのでした。
よってやるんなら清々しくパロディーっぽくしてやろーと僕の大好きな話をパクリました。まー個性バリ3だったらしく即ばれていましたが。
その他諸々(自分のに一票入れたとか)とりあえず、すっしょっさぁぁーー!!(ブリッジからエクソシスト走り)
昔は「アメ後」や「言えるわけが無い…・・・」とかそこら辺の話を書いた記憶がありんす。ついでに青板で希望的観測を書いているやもしれない。
- 196 名前:ふぉいあーぼるぐ 投稿日:2003年07月10日(木)02時06分09秒
- ( ´ Д `)ノどもども。
( ‘д‘)ノどもども。
さて、32「フォイアーヴォルグ」を書きました。
はっきり言って案外反響でかくて嬉しい限りです。
作品についてはまぁ、読んでいただければご理解していただけると思いますが。
書き始めてから、「なに!?15レス!少なすぎ!!」と困惑してみました。
元々、長編用に考えていた「吸いすぎると爆発する薬」というのを花火に見たてて使ってみたんですが…。
いやもう、15レスじゃ説明も何も…(´・ω・`)ショボーン
同じネタ2発使うのもアレなんで長編用はボツになるかもですが、この世界観みたいなのが好きなんで
それをテーマにした話も書いてみたいって…そりゃまた別の話。
- 197 名前:ふぉいあーぼるぐ 投稿日:2003年07月10日(木)02時07分10秒
- タイトルのフォイアーヴォルグは造語です。フフフ。
理由は本来の読み「フォエイルヴェルグ」(と発音するらしい)なんですが
発音がカコイイのでこっちにしちゃいました。「何それ」って惑わせてしまった方々申し訳。
ええと、多分「Feuerwerk」はフォイアーヴォルグとは読みません、多分。
まぁ「お話上だ。この世界じゃこう読むんだ」ってことで割り切ってくださいませ。
最後に正体明かしです。やっぱりか、というかもうバレバレかと。
かごま命!
現在は赤板で「ホームタウン」、もう一つ隠しスレで書いてますw
「○○にしては巧すぎる」とか言われて一瞬(´・ω・`)ショボーンでしたがそれはそれで(ry
ではでは、お目汚し失礼いたしました。
なんかもう色々語るの疲れましたw
参加された皆さんおつかれさまです。また次回。かごまよう。ひゅー。
- 198 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時21分32秒
- 03. 最後のせんこう花火
ののかごアンリアル。加護を励ますため花火をする辻だが、加護にとって本当に最後だった…。
ゼネコンの加護建設かぁ。ありそうな感じがする。
しかし、大手ゼネコンならば当然上場してる株式会社だろうから、一家で責任を取るようなことはしないかと。
そのへんの世の中の仕組みについては、自分も詳しくないのですけど。
自営業のちょっと大きめな町工場の有限会社のとかのほうが、一家心中とかしそうな感じ。
辻と加護の言葉に違和感が。特に後半の加護にそう感じた。
話としては感じが出ていて良かったけど、文体が淡々としすぎていて終盤の展開が埋もれてしまった感じがした。
06. 秘密戦隊ジュウゴレンジャー。
いやあ、おもしろい。15レスでもちゃんと起承転結ができていて、すらすらと読めた。
キャラクタの選定もいい。馬鹿正直に、言われたことを盲目的にこなしていくところは亀井っぽい。
飯田や矢口のキャラはありがちだけれど、ちゃんと描かれていてよろしいかと。
ただ、ジュウゴレンジャーと題しているのだから、人数の多さを感じさせて欲しかったとも。
そのほか、他の6期メンとの関連も気になるけど、それは要求しすぎか。
- 199 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時23分34秒
- 09. ドリームファイア
花火職人の一人娘に産まれた矢口の話。今度、花火大会行ったら”ヤグ屋〜”とかけ声を(ry
(いや、カゴ屋〜が正しいか、って全然関係ないし)
打ち上げ花火と手持ち花火って似て非なるものだったような気が。
なにもないところで打ち上げ花火作るのも無理だし、大体火薬の生成からして難しいのでは。
と、そんな重箱の隅をつつきつつも、話としては結構好きです。
昨年の夏に見た女性花火師のテレビドキュメントなんか思い出しました。
12. 遠い過去の思い出
大戦当時にのぞみとか圭織なんてハイカラな名前だねぇ、とか思ったけどどうでもいいことだね。
敵機や爆弾などを悪魔と一律に表現しているところがいいかと。
実際に当時の人が悪魔だと思っていたかはわからないけど、感じが伝わってきた。
対空砲火が花火いうのも、当時の状況を考えるとそうなのかもしれない。
どうでもいいけど、娘夫婦が離婚して孫が母方の名字になったらどうするのだろう、と思った。
- 200 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時24分28秒
- 15. AN ANECDOTE OF COMETS
ロケット花火を空を飛べるか実験して大火傷、入院したヒロミを思い出した。
人間花火というネタになりそうな題材をきれいにまとめていて好感。
ラストの深い深い眠りにとかの辺がとくに良かった。
ただ、どうにも人数が合わないんだよな。残されたのはおそらくあの3人だと思うのだが。
それともなにか自分が勘違いしているのかなぁ。
18. 泣き虫が朝の光をみる
美術教師?の飯田と中学生の辻の交流。
青いコンドルというと、美術の教科書によく載っている山脈と鳥が一緒になった絵(題名失念)を連想した。
辻が結婚したがらないというところや、終盤の辻の感情の動きはよく伝わってきた。
花火はどこなのかと思ったら、別れに対する感情を表現していてうまいなと思った。
21. いつかどこかであいましょう
よくあるいちごまアンリアルものだと思ったら、全然違った。意表を突かれたね。
後藤と福田の二人はあまり接点を感じないけど、この話ではあまり違和感が無かった。
もっとも、いちごまのイメージが強いからかもしれない。
台詞の言い回しとか、福田にしては雰囲気が違うと感じたところも。
- 201 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時25分33秒
- 24. 花火は逃さない
今回大議論を巻き起こした男X娘。、かと思いきやなんと山崎Xキッズ。
いや、話としてはアリな話なのだけど、やっぱりなんかアレですな。
とくに終盤の現実に戻った辺が生々しく感じてイヤだった。
序盤の雰囲気はよかっただけに、余計後味が悪かった。
27. 春の夜に散るはなびら
太平洋戦争末期のパイロットを描いた話。
この時期に日本が迎撃に70機も飛行機出せないだろうとか、雷電は零戦の後継じゃないとか、
重箱の隅はいくつかあるけど、それほど違和感は感じなかった。
関係ないけど、小川に雷電は似合ってるね。零戦や紫電よりもイメージが近い。
実際は難儀な機体だったらしいけれど。
ふと思ったのだが、終戦間際の日本と今の娘。は近い状況なのかもしれない。
残った問題はいかにきれいに終わらせるか。しかし、そのためにどんな犠牲も許されるわけではない。
小川の腰椎捻挫は、その端的な例だと思うのだけれど。
- 202 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時27分07秒
- 30. こんな花火の使い方
天然ボケの紺野がいいキャラ出している。もっとも、紺野は荷物ごと忘れてきそうだがw。
よくネタになる道ばたとか家の近くで遭難することは、現実では結構多いらしい。
近いからと油断するからだろうか。って、話とは関係ないね。
遭難したときはあまり動かないのがセオリー。焦って歩き回って落下して怪我、とかが最悪のパターン。
そういう意味では無事に助かって良かったね。
…空手着は、まぁ触れないでおこう。
33. スパークスパーク
なんか甘酸っぱくていいね。24とは大違いだ。
よくわからない紺野に、近所のおばさんチックな辻加護と、キャラがよく描かれている。
主人公もクセが無くて読んでいて感情移入しやすかった。
しかし、中盤の見せ場である告白シーンがあっさりしすぎな感も。
作者的には、他の部分でみせたいのだろうけれど。
告白の台詞もそこだけ違和感があるし。
- 203 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時28分57秒
- 36. たのしくあそぼ
5期あたりだと思ったら藤本かー。意表突かれた。
あまり表に出ないけど、やはり藤本はやりにくいだろうなと私は思っているので、
この藤本にはちょっと共感。現実の本人はそこまで深く考えていないかもだけれどw。
会話の片側を抜き出した形式ではあるが、文章的に読みやすくてスラスラ入っていけた。
タイトルもいい。藤本さんぜんぜんたのしそうじゃないところがなんとも。
最後の画像は行っていないのでわかりません。見ておくべきなのかな。
39. ISLAND ILLUSION
かごまアンリアル。夏祭りに島を離れる後藤に告白の決心をした加護だが…。
場面が島だからビーナスムースにひっかけてあるのかと思いきや、一世を風靡したアレとは。
11レス目に”亜依”3つ連続で文頭に来ているところがあって、ちょっと気になった。
前半と後半で話の雰囲気が全く違うけど、本筋は保たれているので、ちぐはぐな印象はない。
もう少し、加護が行為に至る心理描写があるとよかったかな。
- 204 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時30分42秒
- 42. 美貴が追いかけた夢
うーん、書きたいことが今一つ伝わってこなかった。
話としての起承転結がはっきりしてないし、情景描写もピリッとしない。
電車の中の事でも、藤本なら平気で怒鳴ってるような気がするし。
最後の、娘。を線香花火に例えるところはよかったけれども。
45. GOOD BYE 夏男
短編にしておくの惜しいなこれ。伏線はまだまだありそうだし、是非ともスレ立てて続きキボンヌ。
と言っておきながら続かない方がいいかもと思ったり。一回限りで使い捨てのゴージャスさがよいのかも。
話の展開としては、不利な状況から逆転するというお約束的なものだけれど、
それを補ってあまりある登場人物やディテールがすばらしい。
なつみが夏男だとわかるところもわざとらしくなくてよろしかった。
基本的な技術がしっかりしている作者だと思う。是非自スレのカムアウトを希望。
- 205 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時31分58秒
- 48. リバーシブル
タイトル通りどちらから読んでも意味が通じる話。
のはずなんだけど、下から読んだらあまりわからなかった。
自分の読解力がいまひとつなんだろうな。
トリックとか、文章の制限がある中で上手くまとめていると思う。
しかし動機をはっきり書かなくても違和感がないのは、藤本が被害者だからか。
ホント、憎まれる役にぴったりだよなw。
51. 邯鄲
プリクラを撮ったメンバーに小川がいないのはなにか理由があるのだろうか。
そっか、腰椎捻挫で自宅療養中なんだ、とか勝手に理由を付けてみる(違。
なんか現実と過去が入り交じるところが愛を乞う人みたいだった。
以前の表情が冴えなかった加護を思わせる。現実では最近そう感じることもないけれど。
眠りから覚めると現実では違う場面に移っているところなど、話のテンポがよろしい。
けれど、ポンポンと展開だけが進んで尻切れトンボのような感じも。
もうちょっとレス数に余裕あると違うラストだったのかも、とか勝手に想像してみる。
それと、以前線香花火は日本製がほとんどだと聞いたのだけど、最近はわからないし、重箱の隅だな。
- 206 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時33分14秒
- 52. 灰色の空
保田と吉澤のアンリアル。よくわからない、架空の世界での話。
淡々と続く、もの悲しい雰囲気が何とも言えずシュールで印象深かった。
現実の彼女らの仕事を象徴しているのかなとも思ったけど、あまり入り込めなかった。
なんでそんな世界に保田が行ったのかよくわからないのですが、そこは重要じゃないんだろうな。
作者さんから泥人形などの解釈を聞いてみたいと思った。
49. 土曜日の本
田中の一人称だと思ったが、途中で藤本に切り替わっているのかな?うーん。
14人体制の時って無いと思うのだが。思わず書いて確認したのは秘密。
文中に出てくるあの人は藤本だよね、多分。それが花火とつながっているのだと思ったのだけれど。
複雑な構成に目を奪われがちだけど、文章もキッチリしてて雰囲気も上手く作られている。
ただ、構成の方に力が入りすぎた感も。そこが作者の狙いなのだろうけど。
- 207 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時33分48秒
- 46. ひらひら
投稿漏れで訂正してるのね。しかも結構重要な部分を。
話がつながらないので前後を数回読み直して、無理矢理納得させて進んだのだが…。
何度も続く偶然やいくつもあるジンクスなど演出が上手い。
それが悲劇として結実していて、しかも再び繰り返そうとしている。
簡潔で読みやすいのに奥深くて余韻がある。そして怖かった。
いかにも短編、といった感じの作品でよかった。こういう話を書けるようになれたら、うれしい。
完成度は高いだけに、投稿のミスが痛かったと思う。
43. Summer Sphere
いちよしアンリアル。ヒマ人市井とその市井を花火大会に誘う子狸吉澤。狸なのはやはり体格が(ry。
Sphereって球って意味で、打ち上げ花火のことを示しているのだろうけど、
天とか天空って意味もあって、その夏の気怠い空気が伝わってきたから、ああ夏の天空なのかな、とか思った。
多分私の解釈の方が間違っていると思うけど。
そういう、夏の雰囲気みたいなのがよく書けていてよかった。
- 208 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時34分18秒
- 40. 手のひらの破片
いしよしとかいちごまだと思ったらまさむら(大谷x村田)かー。これもびっくり。
しかし、この話はそのキャラ設定が全て。話の内容はよくわからないし、キャラも活かしきっていない。
文章にしてもあまり雰囲気というか、なにを書きたかったのかが伝わってこない。
会話文主体の書き方がちょっといいかも、とは思ったけれど中途半端な感じもするし。
関係ないけど、金髪と言ったらメロソ斉藤でしょう。文句無しに。
37. 花火という名の共同幻想
なちごま、アンリアルだと思ったらリアルな話だった。
気持ちをうまく表現できない不器用な後藤と、後藤の気持ちに気づかない安倍。
この二人が空回りしていくところが、感情の変化もきれいに描かれていておもしろかった。
ただ、二人と対比し際だたせる役目の(と思われる)矢口に、逆に中途半端なイメージを感じた。
途中に何度かある人称の切り替わりが効果的な変化を付けて、単調な感じを払拭している。
ただ、もう少し主張が強くてもいいかとも思った。
- 209 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時34分50秒
- 34. ヒロスエ
おもしれーw。ちょっと強引な設定に初めから笑わされた。
展開もしっかりしていて、ラストもちょっと感動。なかなかによろしいかと。
個人的なことだが、せきょーを除く3人は某サイトの話で楽しんでいたので簡単に入り込めた。
でも、ほんじょさんは本庄じゃなくて本上なのね。細かいことだけど私には重箱の隅にはできな(ry。
文章の方も淡々としながらも要点は押さえており、雰囲気がよろしい。
タイトルも初めは意味不明だったが、及第点をつけられる。なにしろあのヒロスエでっせw。
関係ないが、自分ならなっちに誰を加えてモーニング娘。にするかを考えて楽しんでしまった。
31. エッシャー世界
エッシャーって画家の名前だっけ?実際にはつながらない階段がつながっている絵とかだったような。
実際にこの話は力づくで展開していくのだけど、そこがまたよろしい。読んでいて説得力があるのだ。
説得力の大部分はこの形式にあると思うのだけれど。
話の中身も良くできている。すでに終わらせることが難しい娘。の現状をうまく表現していると思う。
ただ、ヲタの心理としてはちょっと寂しかった。仕方のないことだけど。
- 210 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時35分25秒
- 28. SENRIGAN
身障者の後藤と健常者の石川の交流。もちろんアンリアル。
私がインターネットを始めた頃に”千里眼”というサーチエンジンがあったのを思い出した、って関係ないな。
文章は可もなく不可もなく。過剰な説明がないところに好感。
全てが満たされていることの不幸。何かが欠けていることの幸福。それを知ることは難しい。
自分は以前病院のボランティアを少ししていたのだけれど、それを実感することはなかった。
この話が実際にあったことなのかどうかはわからないけど、こういう体験をしてみたいと思った。
25. 踏切
あやみきアンリアル。
藤本に振り回される松浦が、むしろ喜んで振り回されている感じがした。現実では逆のような気がするが。
開かずの踏切。花火を描いた電車。弾ける果実。
深い意味が隠されていると思われるこれらが、話の中の雰囲気を形づくっている。
ただ、その雰囲気に終わってしまって、作者の書きたかったことがいまひとつ掴めなかった。
しかしあやみきって独特の世界を作り出す組み合わせだよな。
- 211 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時36分05秒
- 22. 音のない花火
いしごまアンリアル。夏に誕生日って誰だろう?
容易に思いつくのは道産子ペアなのだが、もしかすると作者は男性を意識して書いたのかもしれないな。
音のない花火ってどんなのだろうと思ったけど、そういうことなのね。うまいね。
べたな恋愛話だけど、ひねったものが多いなかではちょっと目を引く存在。
雰囲気もいいし、文章も慣れている感じがして良かった。
ただ、書き出しの一文には違和感が。
さすがに夏の日でも傾くのは7時半じゃないだろうと。もう少し前から落ち始めていると思うけど。
19. 風が吹く時
初めは誰だかわからなかったけど、保田に後藤、中澤に矢口だろうね多分。加護と市井というセンもあるかw
22に続いて恋愛もの、それも同じ失恋の話である。
乱暴に言うとほとんど同じ話で、慰める役も後藤と共通している。
しかし一番違うのが後藤の心境で、22は振り向いてもらいたいのに対して、19は純粋に励ましている。
どちらが良い悪いではないが、個人的にはこっちの方が入り込みやすかったな。微妙な差だけれど。
惜しいのは後藤の台詞。ちょっとデフォルメしすぎて雰囲気を損なっている感が強い。
- 212 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時37分45秒
- 16. 打ち上げ花火、下から横から?
どっかに似たようなタイトルのドラマがあったね。
見てないからわからないけど、この話とそのドラマは全く違うのだろうな、多分。
さすがに矢口や飯田でもこんなことできるほどお金持ってないだろうな、と関係ないツッコミを入れておく。
当初の目的を逸脱してどんどん進んでいく事態と、ちまちまと出てくる脇役に笑った。
でも、なんかこうスキッとした笑いじゃないんだよね。
話の展開もちょっとたどたどしい感じがするし。
やはり、タイトルから感じたように出発点が良くないのかもしれない、と思った。
- 213 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時39分07秒
- 13. 祭りの後
初めは紺野あたりかと思ったが、最近では珍しいごまちゅー。リアルでいいのかな。
というか、短編集に中澤が出てくるのはひさしぶりな気が。やっぱりゆゆたんは(以下略。
シンプルで描写も最小限だけれど、適度な繰り返しというか似た文章が続くのがいい感じ。
ただちょっと1レス目が周りと比べるとくどい感じがした。
後藤の心理を表しているのかもしれないけど、違和感は否めない。
さらに贅沢を言うと、もう少し祭りの後っぽい雰囲気があるといいと思ったが、
そこまで求めるとせっかくのシンプルさが損なわれるかもしれないですな。
- 214 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時40分28秒
- 10.あさ美は花火工場へ行った
作者から削除以来が出され、そして削除された作品。削除前に私個人でローカルに保存したものを読んだ。
個人的には後から削除以来を出すくらいなら、初めから投稿するなと言いたい。
テレビやラジオほどではないが、飼育は不特定多数の人間が見ている場所である。
それを忘れないで行動する必要があると思う。これは作者だけでなく、自分も含めた全員に言えることだ。
今回の様々な騒動も、そういった配慮があれば防げた部分もあると思うのだが。
作品の方は削除されたので多くは語らないが、話というか題材としてはアリだと思う。
ただ、それを”悪ふざけ”で書いたのなら話は別である。
- 215 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時41分07秒
- 07. 仮面舞踏会
全然踊ってないじゃんかとか、明るいうちの方が目立つと思うぞとか、最近は奇抜な格好が増えたとはいえ、
キャラクタのお面は目立つんでないかなど、つっこみどころは多数。
加えて身内であるミニモニ。のを買わないのかと小一時間(ry。
しかし、話としては悪くない。一番は打ち上げ花火の描写がないこと。
別にあっても悪くはないのだが、花火の醍醐味は打ち上げ前のワクワク感だと思っているので。
それに、花火の描写で差を付けるのは難しいだろうから、逆に描かないことで差を付ける。
そういう意味では狡猾な作者なのかもしれないね。
04. ドン!バン!ガン!
大丈夫。吉澤さんには唄のセンターが無くてもバラエティでのセンターがあるからガッカリするなよ。
とか言うと吉澤ヲタに刺されるかもしれん。気をつけないとw。
吉澤はああ見えて繊細だというのが私の意見。ただし、全てに関して繊細ではないのだけれど。
そういう意味では何となくこの話の吉澤も有り得ないことはないかと思ってしまった。
しかし、物騒になったとはいえ銃器が送りつけられてしかもタイミング良く警察が来る世の中ってイヤだな。
- 216 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時42分43秒
- 01. ふたりではいる夏のいりぐち。
全然関係ないが、タイトルの”いりぐち”が”やぐち”に見えて仕方ないのだ。自分だけだろうけど(ヤグは出ません)。
話の方はおがこんアンリアル。小川も自転車で帰れよ、と思ったら紺野の自転車だったのね。
私の地方で自転車二人乗りだと、ハブステップなので足ばたばたなんてできなくて違和感あるのだが、
冷静に考えると普通にまたがっているのだろうな。
文章はきれいにまとまっていて、雰囲気も良い。とくに仄かな想いを抱く紺野と無邪気な小川が良く描けている。
自分も昔のことをちょっと回想してしまった。うん、あのころは良かったな、と。
- 217 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時45分09秒
- 02. 八月の降霊会
高速道路はほとんど中央分離帯があるから、それを越えて(突き抜けて?)きた対向車線に出るのは多くないと思うが。
いや、北海道だとそういう道が多いのかな。BMWにしても右ハンドルの割合が多いと思うし。
ま、そんな重箱の隅に大きな意味はないけれど、気になってしまったので。
気になるというと、話の方も気になる。なっちが亡くなって、カオリは生き残っているというのが私の解釈。
けれど、最後に後藤がうなずかないのがわからない。カオリの気を引きたくて降霊会をしてるのかなぁ。
うーん、わかんないや。
- 218 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時45分50秒
- 05. 燻り
いしたかアンリアル。いまはチャミラブというのがツウなのかな?
それならおがこんもピーマルとか言うのが正しいのだろうか。って関係ないな。
季節はずれの花火というのも結構オツなもんだよ。特に線香花火は情緒が増す感じ。ただ寒いけれどね。
そういう意味では、花火が高橋の感情をあおるのもわからなくはない。
高橋が妙に確信を持って帰ってこないと思っているのがちょっとわかりづらかった。
そのへんの理由となる描写が一言二言でもいいからあったら、良かったかと。
…それとも、弓道の家元というのがそのフリだったのだろうか。それだったら自分の読解力不足ですスマソ。
08. 炎色の花
終焉を迎えた娘。を花火に投影してつづっていく話。15に近い話だね。
登場するメンバーから、5期以降を認めないという意志表示かと思いきや、
後藤がいなかったりするあたり、作者の意図がよくわからなかった。
つんくが打ち上げるところが微妙に15と違うけど、結果というか結論は結局近くなってるんだよな。
ここまで近いと、どちらも打ち消しあってしまった感じ。
とはいえ、投稿順からするとこっちが先なので、リサーチ不足は15のほうなのかw
- 219 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時47分13秒
- 11. 逆さま花火
15レスでもじっくりと読ませてくれる作品。
文章の量としては多いのだけれど、それを感じさせないところがうまい。
とくに線香花火の火をつける方向のくだりはありきたりだが、飽きさせないところにテクニックを感じる。
キャラ選定もいいし、それを十分に活かしている。この話のなっちと飯田はそれだけで物語ができそうな感じ。
もっとも、こういう語りに適するキャラクターは限られつつあるけれど。
14. エンドレスサマーストーリー
辻加護のリアル。短編集で猛威を振るったののあいも、このごろは衰退気味だなぁといってみるテスト。
辻に友達がいなかったというのがちょっと説得力ないし、友達よりも家族と花火するほうが多いぞ。
もっとも私は東京のアパート住まいではないのだけれど。
話としては悪くないけど、ちょっと平凡な印象が。もう少しヒキがあるとよかったかと。
- 220 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時47分54秒
- 17. 幻缶
ほえほえ、おもしろい設定やね。ということはこの缶は花火以外にもあるのかな。プールとかドライブとか。
台詞だけで花火の場面を表現している部分がなかなかよろしい。
話の中で想像力を巡らしているのと同じ事を読者にも体験させているわけで。って、違うかも。
気がつくとこれも中澤が出ている。こういうお疲れなキャラには中澤は合ってるね。
从#~∀~#从ノ<三十路言うな!
20. A Happy New Year
小川一人称のリアル?な話。
娘。に貸すのだから浜崎とかBoAにもどこでもドア貸しているのだろうか。あ、コネがないからダメかw。
そんな話で前半はネタ系で笑わすのかと思いきや、後半は保田の悩み相談になってちょっとチグハグ。
加えて、文体なのか表現なのかわからないけど意味もなく長く感じた。
そのへんが話の流れというか雰囲気を壊している。
2003年にいろいろあった(まだまだ続くが)小川を題材にしているのは悪くないと思うのだけれど。
- 221 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時48分40秒
- 23. かぃんどぅ・ぎゃるず
花火大会における娘。の風景。
初めはマジメなのかと思いきや、だんだんと崩れていく展開に笑った。
それぞれ定番キャラではあるが新鮮に描かれているし、珠代も花火は落ちないや研修中も良かった。
そして構成。15レスに決まったときにこういう構成が来るのではと思ったけど、難しいかなとも思った訳で。
厳密には一人当たり1レスじゃないので違うが、それでもテンポよく進んでなかなかおもしろかった。
26. 確執
これも投稿ミスした作品だったっけ?修正効いていてわからないですけど。
保田の苦労はおそらく筆舌に尽くしがたいものがあったわけで。
おそらくこんな出来事もあったのだろうとちょっと納得。
メンバーの行動にはすこし違和感があるところもあったけれど。
しかし、最後のオチにはやられたw。しかし亀井よりは道重のほうがさらに気づかなそうかなw。
- 222 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時49分27秒
- 29. 花火大会の夜
怖い小川ですな。最近のヘタレマコからは想像できない行動。
だけど、そういう人間ほど逆に追い込まれると思い切ってすごい行動を取るのかもしれない。
で、話の方はそういう屁理屈でもつけないと小川の心理がわからないです。
簡潔で読みやすいのだけど、必要なところも削ってしまった感じがします。
もうちょっと読み手に情報というか余裕を与えて下さい。文章は悪くないので。
32. フォイアーヴォルグ
この薬は架空のものだよね、多分。それとも実在しているのかな?
タイトルがカタカナで、文中が綴りなのはどうしてなのだろうか。
やはりタイトルの読みやすさを優先したのだと推測してみる。
短いのに刹那的でやるせない雰囲気が見事に表現されていて良くできている。
高橋のキャラがもう少し描かれているといいかもしれないが、まとまりを考えるといらないか。
文章も手慣れた感じがしてなかなかうまいです。
- 223 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時50分19秒
- 35. 恋するSとノクターン
Sはさゆみ嬢のことだね。間違っても上(ryではないハズだw。
独特の言い回しと、道重のもって産まれたキャラが相まって独特の世界を作り出している。
起承転結にはなっていないけど、作品としては十分に成り立っていてGOOD。
7期メンバーにはあまり魅力を感じない自分なのだけど、これを読んで惹かれる理由が少しわかった。
わかった気がしただけかもしれないけれど。
38. 花びらを燃やしに
パッツンってなんだっけ?とりあえず亀井だということはわかったのだが。楽屋裏の会話だったような。
正直、辻加護の恋愛話でもなかなか入り込めない私にとって、
この3人の、しかもこの話のような複雑な関係はなかなか想像できないのでございます。
ま、それは読み手側の問題なので作者さんは気になさらずに。
それを除けば完成度は高く、むしろキャラの名前変えて娘。小説で無くてもいいと思ったくらい。
塩や花火を埋めるなど細かいところが上手く描けていてよろしいかと。
- 224 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時50分52秒
- 41. フラジール
ガソリンってすごく臭いからぬるぬるどころじゃ無いと思うのだけれど。って重箱の隅は置いておいて。
詩のような文章は割合に読みやすく、思ったよりも入り込みやすかった。
話の雰囲気も内容に合っていて悪くはない。
ただ、個人的に死ぬ話が好きではないのだけれど、まぁ許容範囲かなぁ。
花火の色にあわせての6回の逢瀬が良かった。吉澤はわりとそういうこと言いそうな感じもするし。
44. ケ・メ・コ
期待に反しない内容でなかなか満足w
まぁ、中身は典型的なケメコキャラなのだが、隅々まで徹底されていてよろしいです。
ひょっこりのPV全部見てないのでわからないけど、大砲でとばされるヤッスーは衝撃的だったね。
それと同じオチというのは微妙だけど、それも許そう。
でもね、それで花火というテーマを満たすのは反則だな。まぁそんなこと関係ないけれどw。
- 225 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時52分11秒
- 47. 火遊び
今回唯一のいちごまか?ほとんど全滅に近いのかもしれない。
違法行為を出すなとは言わないけれど、アルコールの効果がいまいちわかりづらいかなと。
もう少し花火のシーンに重点を置いてもいいかと。タイトルも火遊びなのだし。
この話のように細かい描写と台詞を重ねていくとどうしても間延びした印象になってしまうわけで。
その辺をただ削ってレス数に納めるのではなくて、抑揚をつけるように意識するとさらによろしいかと。
ま、言うのは簡単ですが、実行するのは難しいことです。自分もなかなか上手く行きませんし。
雰囲気は悪くないので、これからに期待できる作者さんかもしれません。
- 226 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時52分57秒
- 50. 花火大会
魔夏少女(だっけ?)という古いドラマを思い出した、って誰も知らないよなw
あれもなかなか不条理でやるせない話だったように記憶しているが、これも近いね。
構成的に場面の変化がわかりづらかった。序盤の時間的に行ったり来たりしている(と読みとった)部分が特に。
初めの方で吉澤の心境の変化を予感させるものがあるのに、それがあまり生きていない。
多分、一人称が吉澤だというのが明示されていないからではないかと。
せっかくキャラやその相関関係に説明を裂かなくていい娘。小説の良いところを活かしていない。
はっきり書かず読者に誰なのだろう?と思わせるのも手だが、それが内容を損なってしまっては本末転倒である。
- 227 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時54分45秒
- 53. 七月七日、ほうき星
そういえば最近七夕なんてご無沙汰だなぁと思って桃の七夕スレに書き込んだのは秘密w。
というか星自体見ていないな。寂しい人間になっちまったもんだ(泣。
天の川でおぼれるとこの世に落ちてくるのかと思ったが、それほど都合のいい話にはなっていないようで。
それが当然といえば当然なのだが。どうでもいいことだがおぼれたらどこに行くのかな。やっぱり地獄?
みんな花火に気を取られていて七夕なんてすっかり忘れていたようで、
そういう意味では悲しいけれど、情緒があって良かった。
内容も悪くない。もし自分が誰かが死ぬ話を書くならこういう話しか書けないだろうから、もちろん許せるわけで。
情景描写も丁寧にされていてよかった。加護の心境が良く伝わってきました。
- 228 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時55分17秒
- まずは参加者のみなさん、そして支配人さんや顎さんなど関わった方々おつかれさまです。
時間までに読み切れず投票には間に合わなかったのですが、以上が全53作品の感想です。
いつものことですが文責は自分にあります。間違っていたら”コイツ読解力ねーのプッ”とか笑って下さい。
ちゃんと教えていただいたほうがうれしいですけど。
全体を読んで感じたことは、やはり15レス制限にしたのは大きいなということ。
始めから15レス以内に収まって書き上がったのもあるだろうけど、これは削ったなというのもちらほらと。
そして、削るときもただ削るわけではなく取捨選択に作者のセンスというか技術を問われるわけで。
この取捨選択に多少の差を感じたのも正直なところでして。
ま、自分もそれほど自信がないので読んでいて参考になったというのが本当なのですがw。
- 229 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月10日(木)02時55分39秒
- 39 ISLAND ILLUSION 書きました。
いろんな意味ですいませんでした。
破壊力のある、ぶっ壊れた作品が書きたかったのです。
もともと8以降みたいな文章を書いていたので、いろんな人の文章をみて研究しましたw
しかしいろんな所で言われたように、後半の方が逆にダメダメだったみたいですね。
一個だけ「加護は何処でぶっ壊れたのか」と言うことについてですが、ずばりレス9の最後の一行です。
それまでは加護の一人称的三人称だったのが、その一行を境に加護を突き放した三人称に…というつもりでしたが、うまくいかなかったようです。
まあとにかく、自分の書きたかったものが書けてとても楽しかったです。勿論読者としても。
カミングアウトは…、足が痒くてできないので勘弁して下さい。
- 230 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時56分09秒
- それと、今回は誤字脱字は少なかった代わりに、投稿ミスが多かったように感じます。
それだけ短編集が一般化して、投稿に緊張感が無くなったということかもしれません。
自分が初めて投稿したときはミスしないようにと手が震えたものですが。ま、それは行き過ぎですね。
ただ、10番の感想にも書いたように不特定多数が見ている場だということを忘れないように。
修正できたとしても、その前のものは多くの人が見てどこかに保存されていると思った方がいいでしょう。
最後に、楽しいひとときをありがとうございました。
次回も楽しみにしています。
- 231 名前:名無しRS 投稿日:2003年07月10日(木)02時59分43秒
- >>229
挟んじゃってスマソ。
でも足の痒さに負けず自スレを教えて欲しいです。
- 232 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月10日(木)03時06分34秒
- こっちこそ良く確かめもせずにスマソ。
今必死にキンカン塗ってますんで治ったらそのうち…
- 233 名前:♀ 投稿日:2003年07月10日(木)08時30分50秒
- 03 最後のせんこう花火を書きました。
みなさん、本当にお疲れ様でした!!!
こんな物語に的確なご感想を頂き、とてもありがたく思います。
今度こそ上位に入りたいと思っていたのですが、
リベンジは完全に失敗致しました。
実際、花火でなくても良かった内容ですよね。
鍋物でもカレーでも何でも良かったわけです。
そこに問題が蓄積されてしまったような気がします。
プロットは及第点でも、中身がスカスカでした。
頭を使うのは愚弟に頭突きをする時くらいなので、
中身を使う事をしなくてはいけませんよね。
今回、多発した投稿ミスは、どう考えても、
名前欄に題名を書かなかった私から始まったようでした。
ただただ、深く深く反省する次第でございます。
私は白板で『翼の折れたエンジェル』を書いていました。
前回は『失踪』前々回は『雨乞い』を書いた偽みっちゃん(♀)です。
次回こそはリベンジするべさァァァァァァァー!
- 234 名前:NEMO 投稿日:2003年07月10日(木)09時36分08秒
- 43. Summer Sphere を書きました。
タイトルは投稿する寸前になって、辞書をめくってくっつけたものです。
夏の球体=花火と夏の天空、2通り読めるし発音も悪くない、それだけです。
15レス、起承転結を作るには短い枠でしたので、
ただ夏の空気を出せればよい、とストーリー部分はこそげ取りました。
ストーリーはありませんし、解説をくわえる内容もありません。
じっとり暑い風景を思い浮かべていただけたなら、幸いです。
現在は海板で『シロウトクロウト』を亀のごとく書いております。
支配人様、顎様、読者の皆様、ありがとうございました。
投票・感想嬉しかったです。
- 235 名前:ヨ〜ド〜ケッティ 投稿日:2003年07月10日(木)18時29分39秒
- 今回は、30 「こんな花火の使い方」を書かせていただきました。
まず、投稿ミスという大チョンボをやってしまったことをおわびします。
そして、三回目にしてやっと、MVPという、タイトルを獲得でき、
今は取りあえず大満足です。
最初から、花火を変わった使い方させてみようと考え、
しかも三回連続で主人公は紺野として考え始めました。
感想にもありましたが、行動に謎の多い紺野に、
何でだよと突っ込んで欲しい内容。
しまいには紺野まで自分の荷物に突っ込む始末。
- 236 名前:ヨ〜ド〜ケッティ 投稿日:2003年07月10日(木)18時34分38秒
- 花火、そして、突っ込みをテーマにいつのまにか進んでいたのです。
もちろん私自身は遭難、のろし代わりの花火などやったことは無いのですが。
ただ、今思うと、紺野が泣いていたというのは余計だったかなあ。
そんな反省も踏まえて、次回は、得点稼いで行きたいです。
腕に磨きをかけて。
顎さん、支配人さん、読者の方、また感想、投票を下さった方。
ありがとうございました。
そして作者の皆さんお疲れ様でした。
余談ですが、雪版に連載しているものもぜひ読んで感想をください。
- 237 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月10日(木)19時44分20秒
- 24. 花火は逃さないを書きました
いいわけはこちらで
http://www.metroports.com/test/read.cgi/morning/1028616480/366-
- 238 名前:36 たのしくあそぼ 投稿日:2003年07月10日(木)20時17分49秒
- 意図を話すというのはたいへんに野暮なことでして、しかしながら今回はそれを敢えてやってしまうわけでして、つまり話の流れとしては、1.オリメン〜5期メンの行動、2.6期メンの逆説的な行動、3.藤本の行動、となっており、これらを述べる主体が藤本であり、そのこと自体は謎でも隠したわけでもないのでありまして、電話での会話を意図したつもりであり、ということはこれはけしてモノローグではなくて、さて肝腎のオチなんですが、直前までしつこく「目立つ」という言葉が挿入されていて、はて、世界が関係性だけで成り立っているのだとすれば、世界の外部というものは存在しないのであって、となれば最後のレスにおけるURLには何の意味もありませんで、最後のレスはただ「孤独な藤本についてのスレがいくつも立ったようだ」ということを示しているのでありまして、
- 239 名前:36 たのしくあそぼ 投稿日:2003年07月10日(木)20時18分33秒
- ここで先ほどの「目立つ」という言葉を掛け合わせますと、「別に目立ちたくもない藤本が、別の意味で目立っていた」というまあどうってことのないオチになりまして、とここで別の問題が持ち上がってしまったことに気づきまして、まあ、あれです、風板「娘。大売出し」
http://m-seek.net/cgi-bin/read.cgi/wind/1048597738/
というレスのつかないスレがありまして、そこでも花火の話が載っていますので、おいおいと新たに持ち上がった問題に対処しなければいけないのですが、なぜこんなに読みにくいのかというと、作者が自ら
- 240 名前:51 邯鄲 投稿日:2003年07月10日(木)23時05分00秒
- 今回(というか毎回)、人があまり必然性無く死んだり殺されたりする話が多くて、しかも結構、実も蓋もなく「死」の描写があったりして、もう少し包み隠して書いて欲しいなぁ、という感想を持ったというのがこの作品の始まりです。
つまり他人様の作品に対して言うばかりでは無くて、自らも書いてみようと。
悲劇を悲劇として書くのではなく、とにかくネタのような語り口で洒落にならないことを書いていって、真綿で首を絞めるようにじわじわと読者様を異世界へと御招待したいと、そんな身の程知らずな野望を抱きまして書いてみました。上手くいったかどうかは作者には分かりませぬが、梅雨の夜の一刻を紛らわせ得ましたら幸甚でございます。
- 241 名前:51 邯鄲 投稿日:2003年07月10日(木)23時05分54秒
- 児童虐待をテーマにしたことを不快に思われた方がいたら、スミマセンと言うしかありません。母親から疎まれた加護ちゃんが線香花火の火花の中で見た一時の夢。邯鄲の夢がこの話のテーマです。ネタばらしは無粋なのは承知ですが、娘。が夢で、虐待されている現実が本物ということですね。夢の中でも親孝行の気持ちを忘れない加護ちゃんの健気さに、何かを感じ取って貰えたら作者として望外の喜びです。
この作品を読んで下さった方。感想を書いてくださった方。尊き一票を投じてくださった方。ありがとうございました。全ての皆様に心から、甘草は本当に肝臓にいいのでお勧めしたいと思います。(マジで。)
こんな作品を書く奴の言うことは、あまり気にしないでね。
では、またどこかでお会いしましょう。
- 242 名前:26 確執を書いたヴォケ 投稿日:2003年07月10日(木)23時14分38秒
- 支配人さん、作者のみなさん、そして読者のみなさん、おつかれさまでした。
最近、狛犬さんのリアル小説を読んで、書きたくなってしまったっす。
見よう見まねで書いてみたんですけど、狛犬さんみたくはいきませんでした。
今回もネタ系で攻めようかと思ったんすけど、さすがに3度はしつこいっすよね。
前回は【吉澤探偵】前々回は【しりとり】を書きました。
最後に、顎さんにはご迷惑おかけして申しわけありませんでした。
アネキも題名入れ忘れるし、ほんとうにヴォケ姉弟ですみません。
- 243 名前:11 逆さま花火 投稿日:2003年07月11日(金)00時04分07秒
- 11:逆さま花火を書きました。短編企画は今回が初参加です。
タイトルに「ま」を使おう→タイトル「逆さま花火」と決めてからこの話を書きました。
ちょっとしたワンシーンの藤本が好評だった、というのが意外でした。
読んで頂くことで、自作に新たな発見ができたのがとても嬉しかったです。
投票してくださった方をはじめ、読んで頂いた全ての方に感謝しています。
最後に。空板で終止符オーディションというのを書いています。
短編とは大分トーンが違いますが、よろしかったら読んでみてください。
それでは。ありがとうございました。
- 244 名前:07 仮面舞踏会 投稿日:2003年07月11日(金)00時38分45秒
- 読んでくださった方、そのうえ感想等々くださった方々、
退屈な話にお付き合い頂き、本当にどうもありがとうございました。
頂いた言葉をお借りすると、「萌えもの」はスルーされることも覚悟していたので、
正直、かなりほっとしました。
言い訳です。
この手の話は花火=誰かを想う心の内というのがセオリーだと思い込んでまして、
あからさまな表現は文中に加えませんでした。
(鋭いご感想をくださった方がいらっしゃいましたが、花火も打ち上げず、おがこんも中途半端
に終わらせたのは、「萌えもの」も花火も打ち上がるまでが楽しいと思ってのことです。)
ですがあとから読み返してみると、自分でも驚くほど肝心のテーマが分かり難い!
- 245 名前:07 仮面舞踏会 投稿日:2003年07月11日(金)00時39分20秒
- 舞台を花火大会に設定したのは保険のつもりでしたが、かえってこちらがテーマのような印象を
持ってしまったのは失敗でした。当初お笑いにするつもりだった名残のタイトルも、
それを助長してますね。(苦笑)
全体的にミスも目立つし、もう少し丁寧に書けば良かったと思っています。
もしこれから短編集を読もうとお思いの方で、ついでに拙文も読んでやろうという
奇特な方が居られましたら、このわかりにくいテーマと、もう一点、紺野さんと小川さんの座り方、
距離感の変化などに注目して頂けると、いいように使われた登場人物達も浮かばれると思います。
辻さんをチョイ役で出したのは好きだからです(w
最後になりましたが、支配人の方ならびに顎さん、お疲れさまでした。
そして楽しい場をありがとうございました。
- 246 名前:酔っ払いオサーンの初感想 投稿日:2003年07月12日(土)15時40分24秒
- 01 ふたりではいる夏のいりぐち。
一番手に相応しい、と言うと語弊があるかもしれないですが、それが率直な感想です。夏の風景の部
分部分を切り出してくる手法も成功していると思います。綺麗でさらっとしていて、しかも印象に残
るとっても素敵な作品でした。
03 最後のせんこう花火
何故かツボでした。はっきり言って文章もあまり上手くなく、のの語も違和感ありありでストーリー
もありがちですが、ものすごく惹かれました。02を読んで色々無い頭を振り絞って考えた後だったの
でこの作品の純粋な世界観に惹かれたのかもしれません。作者さんにはこれからも頑張って行って欲
しいです。
9 ドリームファイア
この短いレス数のなかでこれだけストーリーを練りこむのは凄いと思いました。花火をテーマらしく
扱っているのにも非常に好感がもてます。惜しむらくはタイトルで内容が思い出せなかったことでし
ょうか。単に俺の記憶力が悪いせいでもあるんですけどね。
- 247 名前:酔っ払いオサーンの初感想 投稿日:2003年07月12日(土)15時44分10秒
- 15 AN ANECDOTE OF COMETS
これも綺麗な作品でした。少女漫画の主人公が、夜空を見上げながら空想している絵が浮かびました。詩のような語り方も好印象です。ただ、他の作品と比べてみるとどうしても派手さがないような気はします。短編コンペと言う場所ではなく、もっと別の場所で単体でこの作品と出会えたらよかったな、と思いました。
24 花火は逃さない
とにかく文章が上手いです。違和感を感じることもなくむしろ思い切り引き込まれました。そして二転三転するストーリーに読者は振り回されます。矢島に同情したと思ったら裏切られ憎み、かと思えば…。ストーリー、文章は素晴らしいと思います。ただ残念なのはテーマの使い方が…。
27 春の夜に散るはなびら
俺はこういう小説には娘としての必然性みたいなものは求めないので楽しめました。最初の方は漢字が多いしぎっしり詰まってるような気がして正直あまり読む気は起きませんでしたが、ラストで、ああ読んでよかったと思いました。まじでラストは凄かったです。
- 248 名前:酔っ払いオサーンの初感想 投稿日:2003年07月12日(土)15時45分31秒
- 246なんかおかしいですね。すいません。32 フォイアーヴォルグ
一言で言うと、派手な作品。確かにアイデアやストーリーはよかったのですが、派手さの影でなんとなく気になる点が目立ちました。この作品は是非とも中編、もしくは長編で読みたいです。
38 花びらを燃やしに
「涙」を上手く使ってるなーと思いました。二人で泣いてるシーンなんかは、ドラマならきっと感動的なBGMが流れているのでしょう。ストーリーはそんなに凝ってはいないですが、その周りを彩るものがすごく綺麗だと感じました。花火は出てくるけど使われない、というものなんか面白かったです。ただ、「絵里の代替品としてあたしを求めているとしたら」の部分が少し急だった気がしました。
41 フラジール
なんかこの作品は俺なんかが語ってはいけないような気がします。これほど圧倒的な愛を描ける作者さんがうらやましいです。
- 249 名前:酔っ払いオサーンの初感想 投稿日:2003年07月12日(土)15時47分43秒
- 46 ひらひら
実際妹がいる俺としては最初のほうはかなりリアリティに欠けましたが、後半は引き込まれました。ぬるーい感じで進んでいって最後で落ちていくような感覚が面白かったです。なんか色々考えていそうな感じですが、読み取れませんでした。
49 土曜日の本
すごい面白そうな話ではあるんですが、俺は頭が悪すぎて理解できませんでした…。で、カミングアウトをみてから読み直すとなるほどなぁと思う所が多くあり、感嘆しました。すごいです。
- 250 名前:20 A Happy New Year 投稿日:2003年07月12日(土)22時45分07秒
- ∬´▽`)ノ<こんにちは。ピーマコです。
この話はマコが湖の畔で花火を一人で見ているというヴィジョンが
作者の灰色の脳に浮かんで消えなくなったから、
セラピーのつもりで書いたんだってさ。
どうりで話があちこち飛んでるよね。
しかし、この話は最初はどこでもドアを出してネタかと思わせて、
いきなり保田さんの一人説教大会そして夜店でおみくじみたいな、
作者の精○○裂気味な気質が100%発揮されてますね。
でも、ほんとうに書きたかったのは
『小川がんばれ2003年はいいことあるぞ』だってさ。
応援ありがと。マコ照れちゃうな。
それから、この作品に唯一1点を投じてくれた、あなた。
あなたのこれからの人生は全て祝福と栄光と幸福の光に包まれていることを
マコ天使が約束するよ。
読んでくれた人や感想をくれた人も祝福するね。
じゃあ。ピーマコでした。
- 251 名前:01書いた者ですけれども 投稿日:2003年07月14日(月)00時14分28秒
- 感想の時に書いていた、こんまこだけかと思いきや実は出ていたという
辻さんを中心にした話が出来ました、
http://m-seek.net/cgi-bin/read.cgi?dir=wood&thp=1055520397&st=88&to=141
森板 恋せよ、少年少女たちってスレ内にあります。
- 252 名前:44 ケ・メ・コを書きました 投稿日:2003年07月14日(月)19時59分00秒
- ありがとうございます、勢いで書いたようなものに3票ももらい、MV
Pにもなって申し訳ない気もします。
前々回、前回と参加させてもらいましたが、今回のが最高点です。
ちなみに前々回はいちよしごま前回はよしかごを書きました。
今回はテーマが花火だったので、暗い話や、ほのぼの系が増えると
思ったので、目立つものにしたいと思って、こうなっちゃいました。
カミングアウトするほどのものではないけど、黄板で夜空のムコウという
放置気味なのを書いています。
コメディーではありません。
- 253 名前:名無しさん 投稿日:2003年07月14日(月)21時37分50秒
- 48、リバーシブル
リバーシブル読みして最後まで到達したときの衝撃はかなりのものでした。
衝撃で一瞬、頭が白紙状態に。まじすっごい。面白かったです。
- 254 名前:酔っ払いオサーンの初感想 投稿日:2003年07月23日(水)04時30分08秒
- 48 リバーシブル
ただただすごいと感服しました。それと同時に某所で仕掛けをばらしてしまった作者さんにかるく殺意が沸きましたw。遊び心にしては凝りまくっていて、第11回の「ミステリーハウス」を彷彿とさせましたが、完成度はこちらのほうがずっと上だと思います。
51 邯鄲
これはだめでした。俺はまさしく児童虐待をたいした取材もなく扱うことには激しい拒否感があるのです。第12回の「サーカス」もそうでしたが、加護を操る作者さんの姿が見えてしまいました。タイトルが小説の一部というのは面白いと思いました。
遅くなって申し訳ないです。今回も非常に楽しめました。ありがとうございました。
- 255 名前:45 GOOD BYE 夏男を書いたものです 投稿日:2003/09/20(土) 04:45
- すっかり遅くなりましたがカムアウトをします。
『GOOD BYE 夏男』を書かせていただきました。
先ず前置きを読んで欲しい。そして、作品を読んで作者の意図を感じとって欲しい。
今回の小説はそんな話です。
ですが、短編企画の規定上、そのようなことは不可能です。
いまさら作者の意図など書いてもそれは言い訳にしかならない。
ですので、終わった後で作品について触れるのは止めようと思います。
ですが一つだけ、どうしても書きたいことがあります。
どうして15レスなんですか?
知人に指摘されるまで15レスに縮小されたことに気づかず25レスのつもりで書いてしまい、話を削るのに血の涙を流す想いでした。
おかげで、物語の一部のみしか書くことが出来ませんでした(泣)
後藤や藤本の見せ場を削るのは正直辛かったです。
足のないジオングなんて、ただのジオングです。
私は足が書きたかった!すらりと伸びたカモシカのような足を!
普通のガンダムで満足できますか?オプションパーツを実装したいと思いませんか?
少し熱く語ってしまいましたが、何が言いたいのかというと、訳のわからない話を書いてごめんなさい。でもきっと懲りません。ということです。
すみません、やっぱり解説(言い分け)します。
見たくない人は目を瞑って下さい。
- 256 名前:45 GOOD BYE 夏男を書いたものです 投稿日:2003/09/20(土) 04:46
- 今回ドラマチックに仕上げて見ました。
ですので放送プログラムが存在します。
『GOOD BYE 夏男』(全11話)放送プログラム
1話 フロリダの桃色ハリケーン
2話 崩壊する現実
3話 一人ぼっちの夜
4話 悲しい決意
5話 タンバリンの魔術師
6話 七つの音色
7話 体育祭
8話 血染めのタンバリン
9話 奇跡の旋律
10話 夜空に咲いた花
11話 約束
です。
まるで長編の設定ではないか! とお思い方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、違います。これはれっきとした短編小説なのです。
なぜなら、全編を通すストーリーは単なる指標でしかなく、この小説の主軸が他に存在するからです。
つまり、ストーリーは短編全体の設定の一部でしかなく、と、ここまで書けば皆さんおわかりでしょう。
ですが、それは間違いです。なぜなら長編の設定だから。
最後に、名将久保義晴が残した名言を皆さんに送ります。
「ペンを持ったら読者全員が小説を読んでると思え」
「ペンをくれ。一作書いてくる」
「トシ。娘。は好きか?」
- 257 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/05(水) 17:43
- ★☆★第13回短編バトル『使用上の注意』★☆★
〜 感 想 〜
- 258 名前:感想書三 投稿日:2003/11/05(水) 18:18
- ■01 混ぜすぎ危険
括弧を入れ子にする表現のスタイルはユニークだが、前後を繋いで読んで、出て
来たストーリーは、吉澤が複数の約束を成就を同時に迫られて途方に暮れるとい
う他愛のないもので、読む苦労に比して返ってくる面白味が少なくて多少の失望
を覚えた。
短い台詞で各人の特徴を生かしているのは素直に関心したが、自分は小説であろ
うとするスタイルに愛着を覚えるタイプの読者なので、失望を覆すほどの面白味
にはなり得なかった。
タイトルほど危険だとは思わなかった。また状況が危険であることは、テーマを
表現してるとは必ずしも言い難く、テーマ消化の点では疑問が残った。
- 259 名前:感想の間奏 投稿日:2003/11/10(月) 02:01
- ええと、書けた感想からぼちぼちと。
全部書けなかったらごみんなさい。
01 混ぜすぎ危険
これじゃちょっと、特に混ぜすぎでもないんでないかい?
あえて1レスなんだろけど、もっとめっちゃ混ぜすぎたのを読み方によっては最後あたりにはちゃんと解るみたいのが良かったな。
どうせ解っちゃう書き方するんならね。
でも1発目としては大アリかと。
02 ののママのお話
テーマ、というか一番マトモな「使用上の注意」を使ってるのが良かった。
本当に自分達の身の回りに存在してるのはこれだけじゃない?違ったらごめん。
オトナになったののちゃん、ママやってるねえ、と単純に微笑ましかったです。
03 「紺野人形」
セリフや最後の展開がやや不自然で強引、とは思ったものの、最後の一行でノックアウト。
好きですよーこの一行だけで3杯メシ食えます。と、普段ゲームは全然やらないけどキライではない、しがない感想書きは思いました。
…というのをとりあえず忘れて1レス目を読み返してみる。
そうか、コレはそういう話だったねそういえば…という〆の部分がないのだね。
でも最後はこの一行であって欲しい…。
良いですこれで、いや、これが。吉澤の妄想の世界のままもくもくもくと読み終えて夢心地。
04 純粋な恋心
すべてが古典的でネタ的ですがとりあえず自分は 最後のレスまでテーマのことを忘れて読んでたので「あぁ!」と思いました。
それもこれも初期に投稿されてたからなんでしょうけども。
タイトルまで古典的なボケで徹底されてますなー、一応ココロの中でツっこんではおきました。
最後にちらり登場の2人が一番オモロかったです、てのは作者さん的にはナシなんでしょうか。スイマセン。
- 260 名前:感想の間奏 投稿日:2003/11/10(月) 02:34
- 05 地震,雷,火事,家電
最近の傾向ではよっちゃんもこんな破天荒なマジボケをやらかしそうなキャラになりつつありますが。
これ、役が逆だったら?と勝手に考えてみた。何か当たり前っぽいね。アフォよっちにツっこむいしかーさん。
んーでもどっちにしろこの話でこの2人ってのがどうも、個人的には当たり前すぎたのでございます。
どっちかが別な娘。だったらもっと、自分的には楽しかったかなあ、と。
ちなみに自分はいしよし小説フツーに読む人間です、ってだから当たり前っぽく感じたのかしらん。
06 変身!
好きだねーキミら2人も、という話だと思ってたら。
まつーらさん、あなたどんなミキタンでも萌え萌えなんでつね…ってそれが一番気になった(気に入った)。
ってあら、最後はおっさんだしな、ミキタン。
というわけで、1つと1つの話が合流して大団円、なんですがミョーにバラバラな印象なまま読み終えたんでした。
3つ全部が全然違う話みたいな。
07 いらいら
再読してから俄然、評価が上昇中です今更スイマセン、な作品。
プラシーボ、って言わないほうが良かったんじゃない?と思ってたけど、そんなコトなかった!と再読して解ったスイマセン。
田中視点で見る小川は本当にいらいらするし、耳が聞こえない世界、自分のこれからについて考える田中の焦燥感…
などすべての描写が、いちいちリアルで丁寧。
それでも一見クールでスマートな文章なのは、田中視点だから?
08 カオリ
イイですねえ、それこそスマート&クールな、えーと小説というよりはネタなんだけども。
人選と各キャラが潔いのとハマってるのが良かった。
結局ロボットカオリが何か言ってるようで何にも言ってないあたりも良かった。
イミがないのがコレの良さだべ(AA省略)。
- 261 名前:名無し戯言 投稿日:2003/11/10(月) 12:15
- 短編にとても興味があったので、あらかた読んでみた。
普段はあまり短編を読まない人間なので、変な感想になるとは思うけど。
01 混ぜすぎ危険
吉澤を遊びに誘う他メンと、困惑する吉澤。
吉澤の「どうしよう…」という台詞を中心として各メンバーの分割された台詞
が線対称に散りばめられる。一番最初の台詞と一番最後の台詞、二番目の台詞
と最後から二番目の台詞、といった風に読み進めていくと最後に前述の吉澤の
台詞に到達するという遊び心のある内容になっている。混乱する吉澤の脳内を
文章で図形的に表現しているようにも思える。吉澤の脳内でメンバーたちの台
詞が混ぜられ危険だ、ということで表題に繋がってくる。
但し、話の内容としてはそれほど特筆すべき点はない。みんなから引っ張りだ
この吉澤さん、という娘。小説によくあるワンシーンに過ぎない。形としては
綺麗に纏まっているのだが。
02 ののママのお話
親になっても子供に注意されてしまうののたん。多分ここが話のオチなのだろ
うが、いかんせん弱い。話自体は悪くないのだから、感動路線で押せばもう少
し違った結果が出たのではないか。それと一番気になるのが、梨華の存在。結
局梨華が何だったのか、語られないまま無理やり変なオチをつけられてしまっ
たので、頭の中が?になってしまった。適当なオチをつけるくらいなら、その
ままの流れで話を締めた方が良かったような気がする。
03 紺野人形
娘。メンバーの使用上の注意。お題が発表された時に何作かはこういう作品が
登場すると思ったが、早速投稿された。娘。に紺野が存在しないという設定の
中、「紺野人形」とメンバーのやり取りが楽しかった。作品の中で吉澤、小川
、辻、道重の四人がそれぞれ紺野人形を育てることになるのだが、放置後パン
チングマシーンの吉澤に食べ物見せびらかしの辻、変な食べ物を与える道重、
そして溺愛し過ぎの小川、といった風にどれも悲惨な結末に終わっているのが
上手いなあと思った。ただ、オチがいささか安直なようにも感じられた。話が
盛りあがっているところへ、無難なオチ。もっと冒険してもよかったのではな
いだろうか。
- 262 名前:名無し戯言 投稿日:2003/11/10(月) 12:18
- 04 純粋な恋心
ひたすら鬼畜な藤本のキャラがいい。「マリックス」「マリクエ7」「マリマ
シーン」などの石川を誘うエサのネーミングや、弓の力で言い寄ってくる高橋
や亀井、田中をいただく時の台詞回しが絶妙(にオヤジ臭い)。どうでもいい
女はついて来るけれど肝心の本命はさっぱり、という非常に馬鹿馬鹿しい話に
仕上がっている。ただ最後の紺野の台詞はあまりにも白々しく、そんな最初か
らわかり切ったことを説明しないで欲しいとも思った。まあこれがなければ今
回のテーマとの関連性が明確にならないだけに、痛し痒しと言ったところか。
05 地震、雷、火事、家電
悉く間違った電化製品の使い方をぶちかます石川。洗濯機、こたつ、最後に電
子レンジ。しかしながらこの三つの衝撃度がほぼ同じなのが、物語を平坦にし
てしまっている。程度の軽いやつから並べたほうがよかったのではないか。電
子レンジにはいっそのこと吉澤ごと入れてしまう勢いで。
ところで気になったのが、ゆでたまご。確か卵をレンジにかけるとレンジ内で
爆発するような気がしたのだが。まあ、そんな瑣末なことは物語には関係ない
ということで。
06 変身!
セーラー戦士に変身できる、おもちゃのスティック。紺野が使ったのはセーラ
ー戦士のそれだが、藤本が使ったのは…というのがこの話のオチなはず。いか
んせん、オチが弱い。というより、落ちてない。作者もそれに気付いてか、パ
ンチラをねだるオヤジ藤本というもう一つのオチをつけているがいまいち。変
なものに変身した藤本という設定をもう少し膨らませてあげてもよかったので
はないか。
- 263 名前:名無し戯言 投稿日:2003/11/10(月) 12:22
- 07 いらいら
アホな話が続いた後の、いい話系。ちょっと尖ったところのある田中と、へら
へらした小川。そして田中の友人である亀井。突然他人の声が聞こえなくなる
症状に襲われる田中、という仕掛けを中心として話は進んでゆく。ああいう先
輩にはなりたくないと小川を見下す田中、そんな田中を先輩として見守る小川
、田中を同期の友人として心配する亀井、それぞれの関係性が上手く機能して
いるように思えた。ただ、無駄な伏線や無理やりな部分もあった。亀井が自分
の存在を卑下する場面はその後物語に反映しないし、何故突然小川の声が聞こ
えるようになったのかの理由も気になった。推測するに、かぼちゃの仮面が亀
井似だったからというのがそれに当たるのだろう。しかし亀井がかぼちゃの仮
面を作ったわけではないので、小川にそういう力があったということか。そこ
ら辺をもう少し説明しても良かったのでは。
08 カオリ
石川、後藤、紺野による「使用上の注意」の解釈。三人に絡むロボット・カオ
リ。そして最後にカオリ自身の手で物語は締められる。三者三様の解釈は性格
が出ていて面白いのだが、いいらさんのオチに疑問符。折角いい振りをしてい
るのに、勿体無い。それとも短編とは本来、こういう淡泊なものなのだろうか。
評価とは関係ないが「ヨシ、ノンチャン、スーパー301ジョウハツレイダ。」
が個人的にツボに嵌った。
09 つんくへの手紙
娘。メンバーが自分自身の使用上の注意=要望をつんくに手紙で伝えるという
内容。その下らなさが非常に良かった。メンバーそれぞれの文面が小ネタ満載
だし、各オチも上手い。最後に吉澤の劇団ひとみ(劇団ひとりのパクリ)を持
って来たチョイスも大正解だと思う。唯一亀井の部分が弱いな、とは思ったけ
れど六期の中では特に目立ったネタはないので仕方ないのかも。ただ、他のメ
ンバーのパートが出来がいいだけに、その点だけが悔やまれる。
- 264 名前:名無し戯言 投稿日:2003/11/10(月) 12:25
- 10 3時間の箱
今回はテーマ上、不思議アイテム話が多かった。この作品もそういう話の一つ
なのだが、物語のきっかけとなる「三時間の箱」そっちのけでひたすら田中と
亀井のいちゃいちゃを見せられたような気がした。こういう純粋なCPのみの
作品は苦手な人間なので、申し訳ないが正当な評価が下せない。
11 サブリーダー
サブリーダーという立場や役割を真剣に考え、悩む矢口。そんな矢口の苦悩を
他所に辻が傍若無人な振る舞いを続ける。リーダーの飯田は辻を甘やかすので
どうしても矢口が辻を叱らなければならない。そんなある時、辻と加護が麻薬
中毒(?)で意識不明のまま病院に運ばれる。奇跡的に回復した辻加護に涙す
る矢口。ここまで読むといい話か、と思ってしまうがその後の展開がアホ過ぎ
る。というより石川のバッグから盗んだ白い粉を辻加護が倉庫で使用、という
展開が既にアホなのだが。辻の黒さが生々しくて少し引いたがまあ御愛嬌。
一つ気になるのだが、何故石川は白い粉など持ち歩いていたのだろうか。
12 WhiTe LiE
悪意のない嘘と白々しい嘘という、ダブルミーニング。こういう言葉遊びは嫌
いではない。時事ネタを盛り込んであるし、吉澤のなあなあな性格も上手く表
現されている。ただ、オチが先のダブルミーニングだけというのは少し拍子抜
けした。もう少し話を展開させてもよかったのではないだろうか。
- 265 名前:名無し戯言 投稿日:2003/11/10(月) 12:51
- 13 当たり前のように
何故か高層ビルに吊られたゴンドラに一人乗っている田中。そして何故だか急
に飛び降りようと閃く。全然当たり前ではないのだけれど。それともそう読者
に突っ込ませるのが狙いだったのか。それ以前にゴンドラに取り扱い説明書な
んてあるのか。ともかく、印象に残らなかった。
14 楽剤師−らくざいし−
ほのぼの、ちょっといい話。渋谷を歩いていた田中がいきなり怪しい人物にド
ロップキックをかまされてラブホテルに連れ込まれるという書き出しはややト
リッキーだが、その後は無難に話が進んでゆく。小川のほんわかしたキャラを
生かした作品だと思う。道重とのエピソードがやや唐突だったのでそれを自然
に表現できれば、とも思ったがそれは望み過ぎか。
5 5番目
コンセプトは先の「紺野人形」に少し似ているが、向こうは最後はいい話にま
とめ上げたのに対し、こちらはあくまで「萌え」と「馬鹿らしさ」を追求した
仕上がりになっている。この二つの要素の匙加減が絶妙な作品だと思った。
「あやみき」「いちごま」という新旧二つのカップリングを取り上げているの
も興味深い。藤本と後藤の注意書きも御馴染みの特徴であり、面白かった。
ところで市井の注意書きの4番目はやはり「急に失(ry
- 266 名前:名無し戯言 投稿日:2003/11/10(月) 13:13
- 16 ルシフェル
異世界もの。この手の作品は相当気を使わないと入り口で読者を遠ざけてしま
う可能性がある。本作は世界観を読者に受け入れさせることには成功している
と思う。妖精、飛竜、魔法使い。特に専門知識を要するようなものでもないと
思うし。ただ、マキの秘密が明らかになってからの話の進め方が非常によくな
い。唐突だし、強引かつ無理やりな展開と説明くさい文章。これでは序盤の苦
心が台無しだ。落ちも急にサラマンダーは云々と説明されても読者は戸惑って
しまう。もう少し丁寧な話のつくりを心がけて欲しかった。
17 vodafone
題名は某携帯メーカーと関係あるのだろうか。実は別に意味があるのかもしれ
ないが。登場人物がココナッツの二人というのが新鮮でよかった。最後が微笑
ましい落ちで終わっているのも好感が持てる。しかしミカはつくづく悲惨な前
世だ。
- 267 名前:感想書三 投稿日:2003/11/10(月) 21:53
- ■02ののママのお話
アンリアルにも近い設定、加護と辻が出てくるのにモーニング娘。のモの字も
出ずに普通に小学校の同級生として架空の思い出話にしてしまう箇所が気にな
りました。
わざわざそんなことをしなくても、「薬の使用上の注意を無視してしまう辻」
みたいな話を書くのには問題が無いように思えるだけに、なぜわざわざそうい
う、思い入れしにくい道具立てをもってくるのか、作者の意図を測りかね、理
解に苦しみました。
本来なら素直に楽しめるであろうシナリオも、上のような瑣末なことに気を取
られがちな自分にとってみれば、そういう楽しみを阻害する要因を乗り越えて
読み切った話のオチが「そんだけ?」だったことにちょっとガッカリしました。
作者がどうこうとか作品がどうこうていうよりかは多分相性の問題です。ごめん。
- 268 名前:感想書三 投稿日:2003/11/10(月) 22:05
- ■03 「紺野人形」
何が気に入ったって、レス6の使用上の注意の列挙に尽きます。ただ取扱説明書
と使用上の注意は、やはり別物なようにも思うのですが。今回ごっちゃにした作
品は多かったですけれども(取扱説明書の一部として使用上の注意がある、とい
うふうに書けば気になりませんが…。言葉は正しく使おう星人なのですみません)
レス2のフリは蛇足だったように思います。
おがこんの恋愛モノ的なフリもいまひとつ余分だったように思います。人形紺野
相手ではただのフェティスト的風味が漂うだけで、まるで萌えません。萌えない
CP要素ならばいっそ削った方がマシというものです。作者が萌え萌えで書いて
いる様子も見えません。なんか、紺野と小川はくっつけておくものだからそうし
ておくかみたいな投げやりさしか感じませんでした。そんな書いてもないことを
勝手に感じられても困ると思いますけど。ごめんなさい。
ラストの展開は面白かったけど、表現方法が些か強引で興を削がれました。なぜ
富豪の娘が尻拭いをしてるんだろうと……。
めちゃめちゃ書いてますが、全般的に楽しく気に入った作品です。面白かったです。
- 269 名前:感想書三 投稿日:2003/11/10(月) 22:16
- ■04純粋な恋心
同じネタを繰り返すのにはテンポが重要だと思う。ひとつの定型スタイルを定めて
登場人物と言葉を微妙に替えるだけで淡々と進んでいくためには、その定型スタイ
ルがそこそこ楽しめるものではないと、面白くなることはない。
この作品は、定型フォームが無駄に長い上に1レスを超えて書かれたものもある割
に1レスを超えた甲斐もなく、テンポも悪すぎる。
しかも意味が分からないと嘯く藤本を、地の文が裏切りまくっており、素直に読め
たものでもない(その違和感を楽しめるほど、洒落た読者でもないので)
オチもオチてるようで全然オチてない。この話の前提である設定を書くことがオチ
なのだと思うのは、あまりに作者の物語に対する認識が低いのではないか。
また、言葉選びのいかんともしがたいセンスの悪さも気になった。名前こそ藤本だ
が中身はそのへんのきっしょいおっさん並である。萌えたくても萌えられない。
話は萌え萌えなのに……どうしたものでしょう? 読んでいてとても困りました。
- 270 名前:感想書三 投稿日:2003/11/10(月) 22:50
- ■05 地震,雷,火事,家電
非常に素直な話で、とても楽しく読めた。キャラクタも○、文章も読みやすく、
肩透かしも絶妙。特に石川はこういう豪快な家電の使い方をいかにもしそうな
ズボラさがあるのが、よく出てるなーと感心した。
それだけにオチのインパクトが全然無くて、そのままするーと終わっちゃって
残念無念。結構好きな作品です。
■06変身!
かなり面白いアイディアだったんだけど一人称の紺野の地の文の説明が少な過
ぎて、今なにやってるのかイマイチよくわからない部分があるのが残念。オチ
もどうかなーと思った。一人称の地の文は、思ってることを書くだけじゃまだ
足らなくて、周囲の状況説明(誰がどうしたとか)を加えないと、作者にしか
分からない文章になります。もうちょっと落ち付いて、何も知らない読者のつ
もりで自分の文章に不足がないか確認すると、かなりよくなると思う。
藤本を妖怪に変身させて呆然とする松浦にちょっと笑いました。
さすがに会話は生き生きしててリアルな感じで良かったです。今後に期待。
- 271 名前:感想書三 投稿日:2003/11/10(月) 23:26
- ■07 いらいら
タイトルを「あやふや」とか「ふらふら」とでも改名したほうがいいのではないか。
回収されない伏線、辻褄の合わないはなし、意味ありげに出ていながらなにごとも
なかったかのように消える登場人物――
吉澤は乙女組じゃないだろ、とか瑣末なことが気になる自分には向かない話でした。
細かい辻褄が合わせられないなら無駄なこと書かなきゃいいのに。
■08 カオリ
綺麗にまとまっていたけど、激しく物足りませんでした。こういうネタなら全員で
やってほしかったな。
■09 つんくへの手紙
全員分あって、どれも楽しく面白かったんだけれども、全体を通して一つの話とし
てまとまる何かが欲しかった。
08と相互補完の関係にあるような気がします。お互い重要なものが欠けているとい
うか。両方好きですけどね。もうちょっと+αがあれば強いインパクトが残ったのに。
- 272 名前:感想書三 投稿日:2003/11/10(月) 23:47
- ■10 3時間の箱
2人っきりにするほうが危ないんじゃないかと思いました(田中さんが)
再読すると亀井の言葉使いが気持ち悪くてたまりませんでしたが、それはそれ。
面白かったです。
■11 サブリーダー
複雑な話で、構成を工夫しようとしている努力は買うんだけど、中途半端に構成
に凝るぐらいなら、もうちょっと頑張って練って欲しかったかな。
この出だしで書くならネタバラシのタイミングが早過ぎるように思う。
書き手の矢口がただの傍観者で、能動的に動くのが辻加護飯田ってのも、矢口を
視点に置いた意味がよくわかりませんでした。
■12WhiTe LiE
最初はまたいしよしかよとガックリしましたが、後の吉加護は見なれてないせい
か新鮮に感じました。
でもこんな初々しさが実際の吉澤さんには足らないような気がします。作者の責
任ではありませんが。
話が真っ二つに分かれてパラレルな印象になっちゃうのはもったいないなと思い
ました。文章はさらりとよめていい感じでした。うまいなー。
- 273 名前:感想書三 投稿日:2003/11/11(火) 00:09
- ■13 当たり前のように
ゴンドラに取扱説明書なるものがあるのでしょうか? やはり正しく使われない
言葉は気になってしまいます。
それに乗ればわかりますがゴンドラから飛び降りるのはかなり難しいです。それ
こそワイアが外れて支柱にでもぶつからない限り無理っぽい。
作中人物を殺したいがために偶然をお膳立てしてるのが見えてしまっては激しく
興醒めでした。ゴンドラの取扱説明書&飛び降りる算段で無理してるのが、この
印象に繋がっちゃうんですね。私だけかもしれませんが。
最後の1レスはすげーカッコ良かったです。
- 274 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/11(火) 00:49
- ■14 楽剤師−らくざいし−
前半の漫才みたいな台詞の応酬や乱暴な展開、地の文のリアクションがもう絶妙
でツボ入りました。
その一方で最後の展開は前半の過激さを裏切る和やかな展開で、今一つ物足りな
いものを感じました。無難にまとめにかかったんじゃないかなーってかんじ。も
う少し破天荒に展開してほしかったかな。別個の違う話を読まされた気がします。
ところで、このあやしい人は小川さんなんでしょうか…。
- 275 名前:感想書三 投稿日:2003/11/11(火) 00:57
- ■15 5番目
テンポが良く、ネタを絞って欲張らない感じでCPものにも関わらず楽しめた。
特に技術者と後藤のやりとりがほのぼのしてて好き。使用上の注意を相談する
というのは、無理なくテーマを生かせてる上になかなか無い感じで新鮮だった。
オチはそれなりにブラックさを予感させるものだけど、いまひとつパンチが足
らなかったように思います。印象に残らなかった。
- 276 名前:感想の間奏 投稿日:2003/11/12(水) 02:39
- 09 つんくへの手紙
一瞬、08の人が続けて投稿したのかと思った。
ネタ系書いたけど、うーんどっちにしよーかなー迷うなー、じゃあ、なんてノリで。
絶対違いますよね。両作者さん、ホントにごめんなさい。
モ板の縮図みたいなネタを全員で演じてるカンジですね。遠慮がないのがヨロシイかと(何に?)。
10 3時間の箱
ななななんで箱?惚れ箱?って何だよすげえ!と思いました。素晴らしい。
その発想に驚いてる間もなくれなえりの萌えの嵐。すげえ。
初めて6期モノで萌えました。はい。
でもカウントダウンものって最近コンペではよく見る気がしないでもないですね…。
11 サブリーダー
まず一行目がイイですね。これ絶対惹かれるパターン。
4期好きとしては辻の鬼畜っぷりに目を覆うばかりですが、何だかんだで結局アホなのでオモロかったです。
でも粉末はもっと、ホント別なのが良かったなー、元々ある意味キケンな粉よりもっと健康的な。
いいらさん大暴れも現実味がなくって想像してちょっと笑ったのはナイショです。
12 WhiTe LiE
4期モノが続くのも最近のコンペでは珍しいなあ、と思いながら読みました。
と自分はどうしても投稿順での印象や投稿作品トータルでの雰囲気も感想や投票に影響されるのでご了承ください。
で、えーとよしかごいし。最初にオチがあるから、うーん、良く言えば安心して読める。
悪く言えばヒネリがないかも。でもこの組み合わせで恋愛みたいのも新鮮だよね。
- 277 名前:感想の間奏 投稿日:2003/11/12(水) 02:56
- 13 当たり前のように
おう、またカウントダウンだ、でもはやくてかっけーのれす。
作者さんはややキケンな高所の体験がありますよね?たぶん。高所恐怖症かもしれないけど。
これ、結構な臨場感だと思います。超リアル。
しかしそら使用上の注意には書いてないだろけど飛び降りたらどうなるかくらいは…アメリカでのマックや電子レンジの裁判を思い出しました。
それでも別にイイんだろうけどね、田中は。
14 楽剤師−らくざいし−
コレも書き出し、というか1レス目も非常に素敵。好きですね。
やだーぐうぜーん、的に現れるシゲさんのエピは…どうだろう、でも渋谷って感じだよね。
序盤の奇天烈な展開からだんだんと後半になるにしたがって日常のちょっとイイハナシ、フツーになってくのが良かった。
それが良かったです。逆に新鮮で。
小川とはヒトコトも書いてないけど小川だと読ませるのも大成功ですな。
15 5番目
ヤバイですね〜随所にある小ネタがツボ。こちらごっちん、こちらごっちん。
話としてももちろんオモロイ。すごーくちゃんとしてると思う。すべてが。
っていうかこのフィギュアなら一体10万で…いや、揃える人いるでしょう、少なくとも一体買う人は結構いるよね(いない?)。
オチがねえ、オチが、あのー投稿日に読んだのと今日読み返したのと、印象がね、ええ、ええ。
作者さんもまさかこんな現実が待ってるとは思わなかったでしょうけど。
読み終えてチョトせつなくなっちゃったのねん…今。
- 278 名前:名無し戯言 投稿日:2003/11/13(木) 00:04
- 18 魔法のかぼちゃ
笑うセールスマンを髣髴させるような作品。いや、飯田が出て来るあたり、ヤンマガ
のアレがモチーフか。そんなことはどうでもよく、テンポが良過ぎてであっという間
に話が終わってしまった。短編で重要視されるのはテンポの良さだが、本作は少し読
み応えがないようにも感じられた。しかしながら凄く読みやすいのも確か。
19 こわれもの
登場人物が誰なのか、作中で明文化されていない。この話を読んだ時に自分が最初に
思い浮かべたのは松浦と藤本だが、本当のところはどうなのだろうか。まあそれは置
いといて、作品の感想を。リリカルで艶のある文体で、二人の少女の危うい友情が描
かれている。この内容にはこういうしっとりとした文体と三人称が良く合うだろう。
綺麗な作品、という印象を受けた。
20 『Mシリーズ』
形を変えたモーニング娘。クロニクル。こういう作品で重要なのは、例えの表現の面
白さ。その要素が本作にもあり、見ていて楽しかった。石川の音痴をサウンドボード
の欠陥に例えてみたり、加護のデブ化はシステムの肥大化に置き換えていることなど
。最後は安倍の卒業と絡めて上手くまとめているが、『この世界は人気が全てだし、
生産性のなくなったマシンは、容赦なく捨てられるっしょ?』という言葉がやけにリ
アルで気になった。やはりもう一世を風靡することは、ないのだろうか…と読後感が
しんみりしてしまう作品だった。余談だが、最後のコーヒーとミルクも何らかの例え
なのだろうか。
- 279 名前:名無し戯言 投稿日:2003/11/13(木) 00:08
- 21 愛の特効薬
黒道重登場。しかも言葉を略する変な癖までくっついてる。ただ、略し方があまりツ
ボには来なかった。「ひろゆき」には少し笑ったけれど。作品内容のほうも最後のオ
チが「愛薬」の存在を無駄なものにしてしまっている。何だよこれ、薬要らなかった
じゃん、つうか誰も飲まないのかよ、みたいな。兄とのやり取りも無駄に長いような
気がした。
22 お守りの中身を見ると?
藤本に懐く辻と、それを疎ましく思う藤本。その二人のやりとりがリアルで、実際に
こんな会話してるのではないだろうか、とさえ思った。藤本が見るなと言われたお守
りを開けてしまう場面なども本人ならやりそうだと思った。物語としては二段オチで、
最終的に悲惨な目にあってしまう藤本さん。最後の辻の一言も利いている。これはメ
ンバーの中でも辻にしか言えない台詞だろう。藤本と辻というキャスティング、そし
てそれぞれのキャラを捉えた言動のチョイスが上手くいった作品だと思った。
23 秘密のノート
娘。(若しくはそれにに使用上の注意をくっつける、というのはこれまで登場した作
品の中にもいくつかあった。本作では紺野の残したノートという形で登場する。書い
ている内容にはくすりとさせられるものが多かったが、やはり9や15を読まされた後
ではインパクトに欠ける。そう思いきや、最後のオチによって挽回。「ぜんぜん秘密
じゃないじゃん」という突っ込みをしたくなるが、秘密にしてそうなものほど見てし
まいたくなるという人間心理を上手く突いた作戦が、いかにも紺野らしい。あのノー
トを見て中澤がどんな言葉を書いたのか、非常に気になるところだ。あとおじゃマル
シェの着声は是非実用化してほしいものだ。
- 280 名前:名無し戯言 投稿日:2003/11/13(木) 00:13
- 24 切
切れるものなら何でも切ることの出来るハサミ。吉澤の胸ぐらを掴んで激昂する紺野
という滅多にお目にかかれないシーンの理由は、そのハサミが原因だった…「切る」
と「切れる(キレる)」は違うではないか、という細かな点(堪忍袋の緒を切る、と
好意的な解釈もできなくはないが、正式には「緩める」もの)はともかく、気になる
点が。意志が伴わなければハサミの能力は発動しない、つまり紺野が「キレよう」と
思わなければあのようなマジ切れ状態にはならないわけだ。ならば、何故紺野は吉澤
の行為がそこまで許せなかったのか。どこぞの大富豪の目の前で小切手でも「切」ら
せようとでもしたのだろうか。
25 変わらないもの、或いはわからないもの
無知な人間を拒絶するかのような作品。当たり前のように「クロスロード」「精神転
移」「クライオニクス」という専門用語、そして二人称。世界観がまずわかりにくい
のに文体にまでそういう要素を加えられると、意図的に読者を遠ざけているようにし
か思えない。
話の内容としては、変わらないもの=過去、わからないもの=人の気持ち、を軸とし
た矢口と飯田の話なのだが、先の二つの要素によってバイアスをかけられてしまって
いるので何だかよくわからないままに物語が終わってしまった。ただ、過去(在りし
日の安倍)をただ見に行くために何度もクロスロードに乗る飯田の心情がもう少し書
き表せていたら、とは思った。二人称なので難しいと思うが。ところで二人称の話者
は一度も出てこなかったが、二人称とはもともとそういうものなのだろうか。自分の
勉強不足かも知れないが。
- 281 名前:名無し戯言 投稿日:2003/11/13(木) 00:16
- 26 S女。
黒亀井。でも道重に向かってキショイとか言っているらしいので、案外本当に作中の
ようなことを考えてたりして。加護と同じAB型だし。
安部公房作「箱男」のパロディらしく、材料の羅列から始まるこの作品。しかし読ん
でいくうちに「箱男」とは似ても似つかぬ話になってゆく。限りない毒舌ぶりと自己
愛をこれでもかと言わんばかりに強調する亀井、そして道重との「変態バトル」。結
果二人は共倒れ、という最後まで馬鹿馬鹿しい内容で終了する。実は保田が云々とい
うくだりの落ちはあってもなくても良かったような気はするが。とにかく亀井と道重
の変態さが際立つ作品だった。アクリル板に限界ぎりぎりまで挟まれる亀井と合わせ
鏡に映る無数の自分にうっとりする道重の絵は是非実写で見てみたいものだ。
最高に下らない、という評価を与えたい。
27 リップ・シンク
戯曲風。25とは違い、それが功を奏しているようだ。特に表情説明や動作説明が、
台詞棒読みでオーバーリアクションな石川に良くマッチングしていた。台詞運びもま
さに戯曲風で、作者はこういうものを書きなれているのだろうかと思うくらい上手だ
った。しかし落ちはあまり納得のいくものではなかった。素晴らしい美声になるはず
なのに、CD通りの歌声とはどういうことか。全然美声じゃないじゃん、と突っ込み
を入れずにはいられなかった。CD通りという言葉で、客がうっとりし過ぎて無反応
だったのか口パクだと勘違いして無反応だったのか曖昧になってしまったし。落ちは
もう少し捻って欲しかったなあ、それまでが良かっただけに。
- 282 名前:名無し戯言 投稿日:2003/11/13(木) 00:18
- 28 ONE LIFE , ONE MAGIC
死んだ母親、そして残された藤本と父親。幼い頃に藤本と母親が交わした言葉を軸に、
ちょっといい話が展開されてゆく。静かだけれど、素朴で悪くない作品なように思え
た。「使用上の注意」というテーマを意訳して使っているが、本来の意味で使用上の
注意を使っている作品はあまりなかったので、特に問題はないだろう。
29 歌ロボット
舞台設定から、目を惹かれる。山頂の四、五メートルもある大岩で、二人の少女が出
会う。しかも一人の少女は何故かロボットの真似をしながら登場する。短編で重要な
「仕掛け」からして上手いわけだ。そして目を見張るような描写の数々。赤い隕石、
なんてフレーズはそうそう浮かぶものではない。しかしこの話の本当に素晴らしいの
は、二人の少女・松浦と藤本の仲違い後からである。藤本の正体、松浦への思い、そ
して藤本と「博士」との過ぎ去りし日々。歌ロボットという題名が松浦と藤本両方に
かかっているのがわかると同時に、自分の中にかかっていた霧のようなものがぱあっ
と晴れた。最終的にはしんみりとした結末になるのだけれど、藤本自身は最後まで幸
福な気持ちでいられたことだろう。
間違いなく今回の中で上位に位置するであろう作品。
ところで、読んでいくうちに「博士」に保田の姿が重なって見えたのは自分だけだろ
うか。不遇な扱い、そして歌。保田の名誉のためにも醜女というキーワードから想起
したのではないことを付け加えておく。
- 283 名前:名無し戯言 投稿日:2003/11/13(木) 00:22
- 30 三枚続きの絵
三つの異なった場面を絵に見立てて表現する手法は悪くない。各場面の「絵」という
キーワードの挟み込み方も自然だ。ただし、今回のテーマは「絵」ではなくあくまで
も「使用上の注意」。それを2番目の場面にしか使っていないのはいただけない。特
にこの作品のように場面を三つに分けた場合には、テーマを一場面に閉じ込めて無効
化する意図さえ感じられた。テーマに対するアンチテーゼなのか。三枚の絵を共有す
る松浦と藤本の姿は微笑ましいが、いかんせん29を読んだ後では。
31 子供はキスは禁止です
何故子供はキス禁止なのか、一番最後を読むことでわかるようになっている。しかし
何故辻加護が「雌雄同体」なのかということ、辻が「チキュウでは・・・」と口走っ
たこと、加護が卵を口から生んだこと、それらの全ての理由がたった数行の説明書き
によって明かされてしまうので「はあ、そうなんすか」としか言えなくなってしまっ
た。それにしてもそんな大事な交接器を丸出しにして生活してるののたん星人とは一
体。我々地球人で言えば(以下略
32 黒雲
松浦と藤本の絡みも、ほぼ三連続だと若干飽きが。まあこれはただの偶然で、作者さ
んの責任ではないのだろうけど。松浦をやや邪険に扱う藤本さん、買ったHDD付き
DVDで松浦に自分の出演番組を見せているとあろうことか浮気現場(?)が。腹い
せに松浦は自分の出る番組を優先的に録画するようにDVDを操作する…だったら普
通のあやみき話。そうではなくそれをやったのが松浦ではなくDVDのメーカーの人
間(しかもデフォの機能で)。しかも「あやみき」の絆を深めるために、というヲタ
丸出しの理由。15といいこの作品といい、こんな形でヲタが社会進出してたら嫌だな
あ。
- 284 名前:名無し戯言 投稿日:2003/11/13(木) 00:28
- 33 テトリス
世にも奇妙な物語風。発想はいい、落ちも上手い。しかし読んでいてこれが辻主演で
ある意味が見出せなかった。極端な話、辻の代わりに加護でも紺野でも山崎直樹でも
よかったのでは、と思ってしまった。辻なりの色を出して欲しかった。
34 代償
内容といい話の落ちといい、作者が市井引退のニュースを受けてこの作品を書いたの
だと勝手に想像する。だからと言って御祝儀的にいい評価を与えることは出来ないし、
逆に滑り込みならではの話の練りの甘さが際立った。後藤が具体的にどういう能力を
持っていたのか、そして何故市井は消えたのかを説明しない限り、この作品は引退し
た市井と後藤になぞらえたセンチメンタリズムによってのみ成立している作品に過ぎ
ない。
以上、長々と未熟な感想を述べてきたわけだが、他の感想書きの人と比べて作品に対
する評価がまるっきり違うのには驚いた。そんな人間の書くことなので、不運にも貶
されてしまった作品の作者さんは決して落胆しないで欲しい。評点については、最終
日あたりにでも出してみようかと思う。
- 285 名前:偉そうに書く人 投稿日:2003/11/13(木) 02:31
- 01 混ぜすぎ危険
安倍・飯田・矢口・後藤・石川・加護・辻・高橋・小川・紺野・新垣・亀井・道重・田中・藤本の順番でよ
ろしいか。作者さんの考えを凝縮してゆくと、こういった内容になるのは、かえって自然なことなのかもし
れない。あらゆる形態の中で処理することを考えれば、余計なものが一切なく、究極の作品とも感じられた
。自分はピカソの「泣く女」を連想させられた。両方の横顔を描くには、ああいった描き方しかない。
02 ののママのお話
劇中劇の中に、さらにもうひとつ話がある。不条理の芝居を観ているような感じがした。「使用上の注意」
という今回のテーマに関して、ストレートな取り組みをした点では、早い者勝ちの感は否めない。深く考え
ずに、ほのぼのした気持ちで読めば、それなりに楽しめる作品だった。ただ、「ののちゃん」と「希美」の
違いに違和感を感じる。単に校正ミスか、他に重要な伏線が隠されているのか、自分には判断できなかった
。
03 紺野人形
補欠採用となった紺野が背景にある。どこか「グレムリン」を連想した自分はオサーンだろうか。吉澤の放置プ
レイやサンドバッグといった性格描写は、こうした娘小説の世界では必要不可欠だ。ただ、実際の娘。で紺
野の面倒をみた安倍などが入ってくると、さらに面白くなるのではなかろうか。設定や情景描写に不満が残
るものの、発想やストーリーは楽しめる作品だった。
- 286 名前:偉そうに書く人 投稿日:2003/11/13(木) 02:33
- 04 純粋な恋心
藤本の表裏を突いた作品。行動は不純そのものなのが、読んでいてツボにはまる。単純なストーリー展開であっても、キャラがあるから、こうした作品はおもしろいのだと思う。どこか雨の回の「しりとり」を連想する作品だが、ネタとしては少し単調になってしまっている。こうした作品は、読者の考えが及ばないものを、何気なくコラボレーションするところに、最大のテクニックが隠されているのではあるまいか。
05 地震、雷、火事、家電
石川のボケぶりがおもしろい。玉子は爆弾の原料になるらしいが、レンジ内で破裂させた経験を持つ自分としては、後片付けがたいへんだったことを思い出した。現在、家電製品の誤った使い方が、思わぬ事故を招くことは、流しの「PL法」で説明されている。それを「使用方法」と勘違いしたと解釈してよろしいか。個人的には、キャラが逆だった方が、さらにツボなのだが。
- 287 名前:偉そうに書く人 投稿日:2003/11/13(木) 03:36
- 06 変身!
変身願望は誰にでもあるものだが、この作品では、変身する子が好きでやってないところがおもしろい。気になったのは、会話文のわりに説明文が少ないところか。ネタと違ってストーリーがしっかりしているだけに、情景描写の少なさが残念な作品。ほのぼのした雰囲気は伝わってくるので、今後の作品作りに期待している。紺野と藤本が変身したのも、なかなかおもしろい比喩だった。
07 いらいら
殺伐とした作品名のわりに、ほのぼのとした内容の作品。あまりキャラが確定していない6期メンを使うところに、少しばかり違和感を感じないでもない。「病は気で治す」といった教訓的な意味が前面に出ており、どこか02の作品と似たイメージがある。だが、描写や設定などは、細かいところに気を配っており、丁寧に仕上げられた力作だと感じた。
08 カオリ
飯田のロボットネタは、久しぶりに見たような気がする。次の09と似た話で、ネタと言ってよいのだろうか。発想や形式は、斬新でおもしろいものだったが、人生は使うものではなく、切り開いてゆくものではあるまいか。また、後藤は「考えた」のではなく「思った」のだと思う。もう少し細かい部分に注意すると、さらに楽しい作品になると思われ、そのあたりが少し残念な気がした。
- 288 名前:偉そうに書く人 投稿日:2003/11/13(木) 22:03
- 09 つんくへの手紙
各キャラの様子を手紙という形式で表現したのは、新鮮でおもしろく感じた。ただ、キャラやイメージに傾倒して、幅が広がらなかった部分は否めないだろう。ある意味、オチはワンパターンでもよいから、つんくの独り言的なものがあってもよかったのではあるまいか。「使用上の注意」といった視点からすると、少しテーマが弱かったように思えてならない。
10 3時間の箱
田中・道重の恋愛ものか。06に似た作風で、心理・情景の描写より、ストーリー優先の展開になっている。オチは07と同じような展開。6期メンを主役に使う意気込みには、フロンティアスピリッツを感じずにはいられない。おもしろいプロットのわりに、淡々と流れる感じになってしまうのは、ストーリーを最優先してしまった結果ではなかろうか。
11 サブリーダー
視点の置き方、つまり設定のしかたに問題が残る。だが、矢口の苦悩と極悪の辻のキャラがツボだった。こういった辻は初めて見るキャラなので、娘小説に一大エポックを導く可能性があるかもしれない。コカインと勘違いした粉末アルコールを鼻から吸引するといった非現実的な行動ではあるが、小説の世界では、基本的に何でもアリというのが最近の風潮。欲を言えばオチの部分に、もう一ひねりあった方がいいだろう。
- 289 名前:偉そうに書く人 投稿日:2003/11/13(木) 23:55
- 12 WhiTe LiE
「嘘」についての「使用上の注意」を描いたところが、奇抜なアイデアだと感じる。独特の情景描写や比喩は、地味ながら確実に作品を盛りあげているのではなかろうか。石川と加護の本心は、吉澤に「好き」と言わせるためであり、悩みなどは二義的な問題だったのではあるまいか。だからこそ、2人は吉澤を追いつめたと解釈した方が自然だ。こうした伏線のある小説こそ、短編企画では増えてほしいものだ。
13 当たり前のように
読解力のない自分には、全てが比喩で構成された小説とはわかっていても、その意味を読みとることができなかった。何度か熟読してから、もう一度感想を書きたいと思う。
14 楽剤師
かなり似た感じの作品の感想を書いた気がする。田中主役の作品が多く、どれも似た感じで混同しているのだろう。楽剤師のお姉さんは、小川でよろしいか。いきなり昏倒させてホテルに連れこむというのは、みごとにツボだった。そして、楽しいことの本質を突く作品でもあり、微笑ましい小説ではなかろうか。ただ、楽しさを押し売ったあげく、食べものをたかろうとする姿勢には、少しばかり違和感を感じた。
- 290 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/14(金) 09:15
- 01 混ぜすぎ危険
どこが使用上の注意なんだろうとすこし頭をひねった。
「混ぜすぎ危険」というのが使用上の注意だと解釈しました。ならばその混ぜすぎ危険は
どこにかかるのか。
吉澤さんのモテ過ぎっぷりに対して、八方美人な振るまいは危険ってことなのか、
それとも単純にこういう文章の書き方について「混ぜすぎ危険(読みづらいから?)」なのか、
もしくは全体的にそういうニュアンスを与えたのか、
いや、もしかすると、これにはもっとおおきな秘密が
ってどうでもいいか。
02 ののママのお話
中盤がちょっと長いと思った。オチとの落差で読者をがつんと言わすためにはやっぱり
それなりの雰囲気作りが要ったんだろうけど、そんな強いオチでもなかっただけに肩透かし。
とは言え、良く出来ている話だとは思った。ラスト間際の「あいぼんがののちゃんが」の
ミスにはちょっと萎えた。大事なところだけに。
「使用上の注意」ってテーマを、注意書きと、あと娘のののののママに対する注意(ツッコミ)にも
含んでるのかな?だとしたら面白い発想だと思った。
※「娘のののののママに対する注意」ってすごいアレですねごめんなさい。しかし他に書き方がない。
- 291 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/14(金) 09:17
- 03 「紺野人形」
抱きかかえられたままの小川を想像して怖ぇよと勝手に思った。吉が小川の家に乗り込んで
人形を発見するあたりなんかホラーな雰囲気で良いと思った。実際こんなんあったら怖いよ。
あと「でも、あのままだと、小川がどうしようもないんです。何とかしてください。」っていうセリフが
妙に飯田らしくて好きだ。言いそう。いや、そんな重要なセリフじゃないんだけど、なんか妙にそこが
引っかかった。
ただ02もそうですけど、クライマックスでミスって。勘弁してください。あとテーマはそんなにピンと来なかった。
04 純粋な恋心
あちこちに散りばめられた小ネタが美しかった。「どろぼー猫」で悲しい?罠を思い出した。そう言えば
アレになんとなく似ていた。面白かったですよ。ところでテーマは…どうなんだろう。
05 地震,雷,火事,家電
洗濯機かよ!ってことでつかみは充分だった。あとコタツの使い方はアリかもと思った。
レンジに卵入れたら爆発するっていう予備知識はあったけどどういう風に爆発すんのか
知らなかったから、へぇ口に入れた瞬間なんだと感心するもその直後にはあまりのグロさに
読むのをやめようかとも思った。考えるだけで痛そうです。
はたして「使用上の注意」と表現するのかは微妙。
- 292 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/14(金) 09:21
- 06 変身!
あっさり仕上がってて、いいんだけど、終わり方も好きなんだけど、「たん」って誰のことか
一瞬わかんなかったり、セーラームーン?とかよく知らない時点で僕の敗北かと。
あとテーマもなんだかよくわかんなかったです。
でも終わり方は好きなんだけど。こういう終わりかたいいですよね。
なんていうか、好きなんですよ。
07 いらいら
初っ端に「1日1回2錠以上飲んじゃだめ。それ以上でも以下でも効果ないから」という台詞が
あるのですが、僕はこの台詞に反応してしまい、もっと不条理な問答を、そして展開を予測して
しまったのですが──まあ、僕にとってはある意味不条理な展開だったのですが。
多分作者さんの頭ん中には明確なヴィジョンがあって、その上で、配役、およびストーリーで、
表現したいことが何かあって、それで田中は音を無くして取り戻して小川に対しての見方も
ちょっと変わってそれが青春ドラマ?なのかもしれないけど田中にぜんぜん思い入れがないから
よくわかんない。
って僕のせいですね。反省なんかしないけど
- 293 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/14(金) 09:27
- 08 カオリ
09 つんくへの手紙
ネタにマジレスなんて出来ない
僕にはとても出来ない
三時間考えたけど むりだ ごめん
10 3時間の箱
「使用上の注意……1、箱で人を殴らないでください」「2、食べないで下さい」「3、……お気をつけ下さい」
やめてくださいこういうのわくわくするじゃないですか。
関係無いけど僕も今回のテーマにあたって「よし、まずは謎めいた注意書きでド肝を抜いて。。。」系のことを
考えていたのですが、ぶっ飛んだ使用上の注意だけは幾らでも思いつくんですが
その後がちっとも進まずに断念してしまったのです。
その点この作はきちんと最後まで結論づけた上で、まあ大したオチがあったわけでもないけどそのかわり
もう萌え萌えなわけです。素晴らしい。萌え萌えなんていう恥ずかしい言葉、本当は使いたくない。
でも、いいものはいい。萌えるものは萌える。
11 サブリーダー
「アンバーがかった」ってなんだよ。アンバーって誰だよ。そこから始まっちゃうような人間に
読まれたのを運の尽きだと思ってください>作者
長い割にまったく面白くなかったです。
一番つまらなかったかもしれない。いや一番ではないか。アレとコレがあった。ってドレだ。
「どこがつまんなかった?」って言われても
理由なんて書かないよ
- 294 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/14(金) 09:33
- 12 WhiTe LiE
下らないことを真剣に長々とやる、みたいなノリは好きなんだけど
吉の思考はちょっとくどかった。というか回想全体がちょっとくどいような。
なんか三行ダブってる投稿とかあったし。しかも結構大事なところじゃないか。
そして回想終わったら即オチですか。バランスが悪すぎだ。もっとも僕が好きなのは
whitelieという言葉だったり、こんな悩んじゃう割に報われない役割の吉澤だったり
するんですよ。
全くの好き嫌いで判断させてもらえればこの作品はパーフェクトだ、長編になっていしよしで終われ
13 当たり前のように
僕も高いところダメなんですよ。だからかもしれないけど
ああ田中って高所恐怖症なのか、と思って読んでた。
そういうわけでもないのなら、どういうわけなんだか、全く何がどうなってんだか、わかりません。
14 楽剤師−らくざいし−
ドロップキックでラブホテルとかいう導入部は
短編にははっきり言って不必要だと思うんだけど、いや個人的には嫌いじゃ
ないんだけどこういうの。他のエピソードなんかもそう。
全てにおいて唐突な感じがして入りこめませんでした。
こういうのはやっぱりスレ立ててもらって
キャラ設定もきっちり把握した上のシリーズもので読みたい気分ですね。
コミカルでハートフルなスレッドに育つことでしょう。
- 295 名前:名もなき読者 投稿日:2003/11/14(金) 14:54
- 01 混ぜすぎ危険
これを書いてくれた人に拍手を送りたい。
こういうのがないとつまらない。
そんな感じ。
02 ののママのお話
かわいらしい話。
絵本のような雰囲気ができてた。
この作者は、辻が好きなのだと思う。
だけど正直、この設定にしなくてもいいのに、と思った。
04 純粋な恋心
同じ展開をくりかえして個性を出す、というパターン。
嫌いじゃない。
楽しく読めた。
だけど、取って付けたような紺野の説明は要らなかった。
- 296 名前:名もなき読者 投稿日:2003/11/14(金) 14:56
- 07 いらいら
不思議な雰囲気を持っている作品。
テーマとのリンクは、有って無いようなもの。
文章のリズムも良くて、読みやすい。
繊細なだけの心に、おおらかさがどんなふうに宿るか。
その片鱗。
09 つんくへの手紙
笑った。
特に紺野の、足の1,2本切り落としましょうか?。
吉澤の劇団ひとり。
これまたテーマとのリンクは、有って無いようなもの。
だけど、毎回出して欲しい。
11 サブリーダー
良かった。
でも、実際のキャラとは隔たりもあると思う。
それでアンリアルな印象が残った。
もっとぎりぎりまで、コカインかどうか分からなくしたほうがいいとも感じた。
これは最後の注意で、吸い込んだものが何か分かったから正解。
- 297 名前:名もなき読者 投稿日:2003/11/14(金) 14:57
- 13 当たり前のように
タイトルの通り、当たり前のように危険な思想。
だけど、その世界観に入っていけなかった。
カウントダウンものは、『マンション』の影響を受けすぎな感じで嫌。
今回、10もそうだったけど。
14 楽剤師
ほのぼの。
拉致監禁は少し受けた。
ラスト、悲しい別れになんなかったのは、短編では正解だと思う。
17 vodafone
前世からの因縁。
構成は、これしかないというもの。
テーマとのリンクも、申し分ない。
銃声と、本を閉じ、目が覚める合図を同じ音にしたのもいい。
それに合わせた、ぺちっ、にミカのやさしさを見た。
人物の選択もいい。
読後感も最高。
- 298 名前:名もなき読者 投稿日:2003/11/14(金) 14:58
- 18 こわれもの
文章がとてもうまいと思った。
少女と彼女の話。
インパクトはなかった。
20 『Mシリーズ』
楽しめた。
これまでの娘。の歴史の楽しいおさらい。
イニシャルを思い出す作業も苦痛じゃなかった。
五期の放置っぷりもいい比喩だと思った。
不思議と悲しさが残る。
22 お守りの中身を見ると?
テーマとのリンクは申し分ない。
過去のことを思い出すタイミングもあれしかない。
辻がかわいい。
最後のは別に、黒ののではないと思う。
- 299 名前:名もなき読者 投稿日:2003/11/14(金) 15:00
- 24 変わらないもの、或いはわからないもの
文章がとても上手い。
唯一の二人称作品というのも大きい。
研究室の苦労を娘。本体の比喩にしたのもいい。
読者は矢口と同じ疑問にぶち当たったと思う。
最後の飯田のセリフで分かる結論もいい。
単純過ぎて、誰も予想しなかったこと。
ただ笑ってるなっちを見たかっただけ。
いい裏切りだと思う。
26 S女
つきぬけた世界。
コンスタントに笑えた。
特に検索のワード。
濡れ衣のの。
個人的には、最後の黒幕はいなくていいと感じた。
28 ONE LIFE , ONE MAGIC
テーマの使い方は、こういうのがいい。
現実的なのに、夢がある。
ない、と信じていない、の違い。
終わり方も秀逸。
- 300 名前:名もなき読者 投稿日:2003/11/14(金) 15:01
- 29 歌ロボット
シコメとロボットと人間。
すり変わる事実。
読み返した人が多かったと思われる。
テーマも必要なもの。
悲劇を呼ぶ、あざとさみたいなものはあったかも知れないが。
ただ、そんなことはどうでもいいとさえ思わせてくれる。
周りから見れば悲劇でも、ハッピーエンド。
それもまた、悲しみを呼ぶ。
33 テトリス
人間味のない、無機質な世界観。
それこそロボットのように、座ると同時に携帯をいじりだす人たち。
それに対するアンチテーゼのようなものを感じる。
テトリスと結びつけた発想も、いいと思う。
34 代償
無限のループ。
悲しい雰囲気が伝わってくる。
キャラが使い捨てな感じは、短編だから仕方がないか。
最後に明かされる後藤の能力。
何でも叶う。
長編化希望。
- 301 名前:感想の間奏 投稿日:2003/11/14(金) 16:42
- 16 ルシフェル
世界観が苦手かなあと導入部で思いやや敬遠してましたが…、ちゃんと読んでみました。食わず嫌いでしたねー見事に。
こんな自分にもわかりやすくすんなり入っていけるように書かれてました。
この世界観でこの文章の単調さだからこそひょっとして入りやすかったのかもしれませんね。
ワザとだったらスゴイと思う。
マキは本当に3人の盗賊だったのか…?ミキは何故覚えていない?このエピがやや消化不良気味。
中編または続編付きで読みたいですね。
17 vodafone
1レス目で激しく萎え…「だわ」が2回、かしら?って、誰?なんて。
と思ったら!違うんだなー違った、それで大正解ですねー。
場面は一転、土煙舞う荒野にサボテン…まずこの落差に引き込まれる。
繰り返される夢オチと場面転換、テンポ良く乾いた世界にこの2人。スゴイね。マジで。
ミカ一人称って初めて読んだけど、まさにコレはミカだね、と思っってたら買って試してたのはアヤカだったのかよ!っていうオチも○。
18 魔法のカボチャ
今回何人目の小川?と思ってしまった。うーん他のメンバーならそれってあんまり…それこそ前回のマルチじゃないけどじゃあ紺野なら?
小川ってキャラがどうもアレなんですかね、くどいわけじゃないけどよく言えば個性的であとキャラの振り幅が狭い?ひょっとして。
閑話休題。
あえて「プッチモーニン」という架空のグループにしたのは何ででしょ?
「この作品はフィクションです」って感じだったのかな、話の内容的に。あといいらさんとのんちゃんがいるから?
それがみょーに…「コワさ」を軽減させてるような気がします。
結局いいらさん達のお仕事ってのは魂をいただくというのが最終目的って認識で良いのかしらん。
- 302 名前:感想の間奏 投稿日:2003/11/14(金) 16:53
- 19 こわれもの
省略されることなく2人の会話の描写が続き、この時期の少女特有のある一面のリアルさというか…見たいような見たくないような。
最初自分はこの2人、カオは全然浮かばなかったんですよねーマジで。石川と吉澤?えーと違うな、辻?いやいやー5期?なんて
あやみきと言われればそんな気もするけどもう少し、誰と誰かを特定出来る材料が欲しかった。
最後に「使用上の注意」が登場人物の知らぬ視点でのみ語られるのが、うーん、コンペのテーマの使い方としては微妙?と思いました。
この作品的にはそっちのが良いってのはわかってるんだけどね。
20 『Mシリーズ』
こういうの好きだなー。発想が好き。
それぞれのキャラと個性をヲタの愛情こもった痛烈な皮肉でマシンの特徴に例えるのもイイよね。
「使用上の注意」というテーマの使い方、としてはアレかもしれないけれどそんなの関係ないっす。
…コーヒーは、”モーニングコーヒー”はもうブラックではなく何かを入れないと「飲む気になれない」んでしょうか。
そんなことないよーミルク入れても入れなくても美味しい、でも一度入れてしまったらもうブラックには戻らない…。
と、そこまで考えてないですね、安倍主任は。
- 303 名前:偉そうに書く人 投稿日:2003/11/14(金) 22:07
- 15 5番目
どこか「紺野人形」と似た作品。作者さんは10代の方だろうか。1体10万円でよかったら、自分は愛車を軽自動車に買い換えても、全員の分を買うと思う。それはさておき、題名が5番目の注意事項とは思いつかなかった。テーマの扱いや起承転結もうまく作られており、何より読みやすくて好印象を持った作品である。ただ、飯田を出したのであれば、次に矢口を出して比較する方が、厚みが増したような気がした。
16 ルシフェル
ストーリーは、これまでの中で、いちばんおもしろい。ただ、肝心な部分が描かれていないところが、じつに惜しいと思う。それは3人の履歴である。もっと3人のことが詳しく描かれていれば、いささか文章が雑なところなどは、隠れてしまうものではなかろうか。だが、情景描写などに苦心したところが見え、一生懸命に書いた力作であることが覗える。偉そうに難癖をつけたが、一皮剥ければ大化けする作者さんとみた。
17 vodafone
3度もアヤカに殺された前世をもつミカ。ここまで行けば、きっと恐ろしい因縁があるのだろう。ミカはアヤカの頬を殴ることで、前世を水に流すのか。それとも、試されたことへの抗議の意味なのか。もし自分であれば、きっとパニックになって、アヤカを殺していただろう。一人称を分けるよりも、三人称の方が自然に読めるような気がする。それでも、全体的な作品の完成度は高いと感じられた。
- 304 名前:偉そうに書く人 投稿日:2003/11/14(金) 22:08
- 18 魔法のカボチャ
おもしろい小説だった。壊れてゆく小川が、妙にリアルに感じたのは自分だけだろうか。こうしたストーリーは、個人的に好みであるので、もう少し、細かい点に気を配ってほしかった。飼育では一人称が人気だが、無理に一人称を使う必要はない。この作品では、一人称と三人称がランダムに交錯しており、展開に無理があったのではなかろうか。特別な効果を狙う以外は、一人称と三人称の交錯は好ましくないと思われる。
19 こわれもの
飼育への挑戦のような作品。あえて三人称で勝負に来たか。この作品が一人称では、幼稚な感じになってしまうだろう。そこを三人称にした作者さんには脱帽。文章も細かいところまで気を配っており、書き慣れた作者さんだという印象を受けた。悪いところを見つけたいのだが、これといった欠点がない。あえて指摘するのなら、文章全体が詩のようになってしまっている点が、個人的には好みではない。
20 『Mシリーズ』
娘。の歴史をパソコンに喩えた作品。各メンの特徴をマシンの癖に喩えるあたりは、個人的にツボにはまってしまった。最後のミルクは、安倍自身と解釈してよろしいか。普通なら、ミルクがなければ、我慢するか代用品を探すはずである。単純なストーリーに、ものを押しこめすぎの感もあるが、「使用上の注意」を作成するといったアイデアだけでも評価できる作品ではあるまいか。
- 305 名前:◆kanso66g 投稿日:2003/11/14(金) 22:57
- 01 混ぜすぎ危険
1レスで会話のみの作品。タイトルにある混ぜすぎというのは集団での発話が
混じり合って混乱している様子を現しているのだろう。会話は中途で立ち切ら
れて唯一中央にある吉澤の発話だけが完結しているが、これで状況の中心に
いるのが吉澤であると示されている。一見すると読みづらそうだし、アタマの
中で再構成しないといけないような叙述のように見えるが、欠けている閉じ
カッコと開きカッコを付け加えて改行すれば普通に読めるし、誰の発言かも
分かるように書いてあるので、そういう意味ではちゃんと読み手のことを
意識した親切な設計だし、危険といいつつちゃんと安全保障はされていると
感じた。変わったものが好きだけど頭を使うのが嫌いな人が、ちょっとした
アヴァンギャルド気分を味わうにはいいんじゃないでしょうか。
02 ののママのお話
ほのぼのとした語り口に辻のキャラクターやオチも柔らかいもので、すんなりと
読めそうだが、意外に構成が込み入っていて一読ではよく分からない部分が
多かった。それが作品の雰囲気とは多少ミスマッチに感じられて、個人的に
統一した印象として残らなかったのが残念。テーマの使い方はストレートな
もので、逆に今回のテーマの狭さが本作を読んで実感された(もちろん本作の
責任では一切ない)。一つの作品によって後に影響を残してしまうようなテーマは
これから考えて欲しいものだ(関係ない愚痴ごめんなさい作者さん)。
03 「紺野人形」
どこまで狙ったものか分からないが、冒頭のフリからその後の展開が現実か
妄想(吉澤の?)か判別できないような感じで、最後の妙にハイテンションな
締めも含めて一風変わった読後感だった作品。人形を持ち帰り三者三様に
扱うそのやり方はけっこうキャラクターのツボを押さえていると思った。
- 306 名前:◆kanso66g 投稿日:2003/11/14(金) 22:57
-
04 純粋な恋心
とうが立ったオサーン風味の語り口が、藤本のオサーンなキャラとして意図されたのか
作者が天然でオサーンなのかはともかくとして、天使の弓矢のような恋心を刺激
するようなツールを持っていながらほとんど使いこなせずにどうでもいい
連中からモテモテになるというパターンは、割とありがちだと思うけど、
使用上の注意を気にしないで使いまくった結果がどうなるかがオチとして
描かれてないので、道具立ては充分のわりにラストが切り落とされたみたい
で消化不良に感じた。謎の道具をごく当たり前のようにメンバーで実験する
藤本の容赦のないキャラは面白かったけど。
05 地震,雷,火事,家電
どこかサイコサスペンスの開幕を思わせるような不吉な導入から、下らない
天然エピソードの連続に流れていくすかしかた(そう感じたのは自分だけ
かもしれないけど)はセンスがあると思った。家電のデタラメな使い方と
いうギャグもキャラクターと合っていて楽しめたし、ラストは爆発力にやや
欠けるものの(爆発してるけど)、オフビートな作風からすればこれがベター
なような気もする。タイトルやレス流しもうまい。
06 変身!
会話中心の軽めの文体で、テンポよく読み進められるがその割に少し状況が
掴みがたいのは、やはり説明不足かと思える。おもちゃの使い方をよく把握
しないでちょっとしたトラブルが起きるというアイディアに、下らないオチと、
過不足なく作られているので特にこれ以上求めるものもないんだけど、個人的な
好みとしては少し軽すぎたような。かといってこのネタでやたら大仰に演出
されてもおかしなことになりそうだ
- 307 名前:◆kanso66g 投稿日:2003/11/14(金) 22:58
- 07 いらいら
気に食わない人間と一緒に仕事をしなければいけないというフラストレーションが
聴覚の障害になってあらわれる、という発想が面白い。容赦なく自分の外の
世界を選別しシャットアウトしてしまう、田中の極端に自己中心的な性格の
描き方はけっこうハマってたと思う。ラストでもあくまで日常の延長にある
ちょっとしたエピソードから微かな救いがもたらされるという流れも、強引に
ドラマを盛り上げようとせずに淡々としたなだらかなもので好感触だった。
プラシーボとして渡されるクスリが、どんな効用を(作品内でも、作品での
位置づけにおいても)持っていたのかいまいち不鮮明だったのが気になったが。
08 カオリ
似たようなスタイルのネタスレを知っていたせいか、それが気になって
しょうがなかった。形式のスタイルの特異さがやはり目立ってしまっていて、
それが逆に作品の内容を薄めてしまっているというか、ネタ小説においては
やはりスタイルと内容は一体化したものだろうから、小説としてちゃんと
書いて欲しかったなーと思った。
09 つんくへの手紙
手紙ということになっているけど、書き方は音声的、というかこういう書き言葉は
ありえないだろうというあたりの違和感も感じつつ、とりあえずは全メンバー
それぞれにキャラを描き分けてフォローしてあって、力作だと感心した。
個人的には辻と道重が面白かったけど、やはり小説として全体を貫くなにかが
見えてこないと、読後の印象が散漫になってしまう。はじめに書いたような
ことも、ネタなら気にならないけど小説として出されたら気になるというのは、自分の中で、ネタは笑えればなんでもありだけど小説はそうは
いかんだろうという思いこみがあるからかもしれない。単純に面白ければ
いいっていうのが一般的なんだろうけど、自分はちょっと病気だからw
- 308 名前:◆kanso66g 投稿日:2003/11/14(金) 22:59
- 10 3時間の箱
6期二人の萌え話。この二人が好きな人なら普通に楽しめるだろうけど、ちゃんと
読むとやはりおかしなところが多い。そもそもストーリー展開に都合が良すぎる
設定の小道具なんかは気になった。全体として素直な展開に素直な演出と叙述で、
それが逆に新鮮に感じられたし、その新鮮さと選ばれたキャラクターも雰囲気と
して合っていたので面白かったんだけど、コアなCPものの宿命として、
広く受け入れられる作品ではないと思った。
11 サブリーダー
状況を語る側から細かに解説を加えてしまう矢口の一人称が、緊迫した局面の
緊張感をいちいち削いでしまっているようで気になった。日常的な設定に
出てくる小道具としても、最後の粉末アルコールというのは多少の違和感を
感じた。辻の粗暴なキャラクターは他でなかなか見かけないものだし、ほのぼの
とした子供キャラの辻というものが絶対化されてるきらいもあるので、是非とも
大切に育てて欲しいところ。
12 WhiTe LiE
モテモテの吉澤が、石川と加護に都合のいいことをいって、修羅場に追い
込まれても結局その場しのぎのウソを付いてしかもそれを正当化しようと
いうお話。ある意味では吉澤のキャラクターをかなり生かしていると言える
かもしれない。なんとなくこんな感じで切羽詰まっても適当に流してなんとか
なってしまいそうな雰囲気が今の吉澤にはある。他愛のないネタを過不足なく
纏められる文章はシンプルでいてなかなか巧いものだと思った。
- 309 名前:◆kanso66g 投稿日:2003/11/14(金) 23:00
-
13 当たり前のように
ビル掃除のゴンドラかコンサートの演出でゴンドラに吊られてるのか分から
ないが、なんとなく死に惹かれるようにして、田中(と思われる主人公)が
あっという間に飛び降りてしまう。感情移入云々とは別にして、バック
グラウンドの刈り込みがかなり大胆で、状況を飲み込むヒマもないまま、
一瞬にしてカウントダウンして終わってしまうという構成が、無慈悲な感情の
流れを有無を言わせず表出するための狙いかとすれば、それなりに成功して
いるんじゃないかと思う。高いところにあがると飛び降りたくなる感情の
ような、説明の付かないものを物語にするために、やたらと観念のデコ
レーションをして普遍化してしまうような作品のほうが一般的なのかもしれ
ないが、この作品のような描き方の方が、小説としては不明瞭ではあっても、
実は率直なのかもしれない。
14 楽剤師−らくざいし−
唐突な導入と訳の分からないまま変な女(小川?)に振り回されつづける
様子が自然な流れで描かれていて面白かった。怪しんでるわりには不用意に
薬を口に放り込んでしまう田中のデタラメな行動も、文体のハイテンションさ
で無理なく読ませる。後半のちょっといい話系な展開が前半の勢いからは
ちょっと遠いような感じがしたというか、後半はそれはそれでちゃんと作られ
ているけどありがちだったりするので、あまり印象に残らなかった。
しかし、ごろっきで振り回される役が田中で嵌ってるというのは、それ以外の
ごろっきが変人ばかりということなんだろうな。
15 5番目
本人そっくりに作られたミニチュアのフィギュア、それは仲のいいメンバーと
一緒にすると勝手にいちゃつきあってしまうという、見事にCPヲタの欲望を
投影した発明品で、なかなかどうして素晴らしく気持ち悪かったのだが、
実際それを気持ち悪くもなく普通に受け入れてしまう松浦や後藤もちゃんと
気持ち悪くて、そういう意味では面白かった。設定の説明がちゃんとした
会話の流れの中で飲み込めるように描かれているあたりは、かなり巧い作者に
よるものだと感じたが、正直自分には受け入れがたい世界観ではある。
- 310 名前:◆kanso66g 投稿日:2003/11/14(金) 23:00
- 16 ルシフェル
宮崎駿ライクな冒頭の絵に、妖精の国、魔法、龍、といったファンタジーの
アイテムが提示されて、世界観を充分に飲み込めないうちに話が動き始めて
しまったような感じで面食らってしまった。妖精たちと人間との関係性で
あったり、盗賊が妖精を狙う理由や、魔法がどういうものであるのか、石川が
なんの目的で動いているのか、後に説明が出てくるかもしれないから、読みながら
アタマの中でしおりを挟みながら先へ進まないといけないので、非常に疲れる。
かと思ったら後藤と藤本の過去が明かされたり、伝説の堕天使やらサラマンダー
召喚なんて展開も出て来たりして、それこそ長編ファンタジーの山場だけを
前後のダイジェストもなく切り取ってこられたようで、場面場面では魅力的な
絵が出されているにも関わらず、全然入り込めないのが残念だった。
17 vodafone
思わせぶりな導入に、覚めても覚めても殺され続けるという悪夢という
アイディアがかなり面白かった。ココナッツの二人を選ぶというのも新鮮で
よかった。前世がどうのこうのというのはちょっとよく分からなかったけど、
二人の超時間的な関わり合いが(しかもかなり殺伐とした)示されて、それでも
なんとなく許してしまうミカがいかにもありそうで妙に腑に落ちてしまった。
アタマがよさそうでかなりの天然なアヤカも含めて、普段めったに使われない
ココナッツのキャラをちゃんと把握していた作者の勝ちという感じだった。
タイトルが謎。
- 311 名前:◆kanso66g 投稿日:2003/11/14(金) 23:01
- 18 魔法のカボチャ
とても魅力的な道具(広い意味での)が思わぬ所から手に入り、しかし自らの
欲望に敗れて使用上の一線を越えてしまって、結果的にヒドイ目にあって
しまう。こうしたストーリーのルーツがどこにあるのか(「笑うせーるすまん」
よりも「ドラえもん」かとも思うが、もっと昔の教訓的な童話あたりに根っこ
があるような気もする)正確にはわからないものの、やはり偉大な定型という
べきだろう。この作品もそうした定型を丁寧に手順を踏んでラストまで組み
立ててあり、その点では好感を持てるのだが、定型の中でオリジナリティを
発揮できる変数の部分はどうか。「道具」の設定はちょっと具体的な効用が
分かり辛いところもあって、物足りなかったが、オチは本人だけでなく周囲の
人間も巻き込んでしまうという、より救いのないものでなかなか楽しかった。
その後の辻と飯田のやりとりは蛇足だと思ったけど。
19 こわれもの
誰ともしれない二人の甘々なやりとりを、洗練されて洒落たものと受け取る
感性が自分に欠けているので、かなり消化不良な感覚が残ってしまった。
表現方法としてはありかもしれないが、二次創作の萌え小説からキャラクター
を取ってしまうと果たして何が残るのか、なにかが残るのかもしれないけど
自分にはその何かが見いだせなかった。あるいは、これは議論のあるところ
かもしれないが、文章やストーリーの流れにも高い完成度があり、ではそうした
外枠があればあとは読者が好きなCPを投影してマルチアングルで楽しめ
ますよー的な意図があるとすれば(ないかもしれないが)、ちょっと作者の
姿勢として、自分としては疑問が残る。
20 『Mシリーズ』
パソコンのアナロジーで娘。史をざっとなぞってみせる。それだけといえば
それだけの話だが、それぞれのメンバーの見方がけっこう興味深いものもあり、
決して短くはない歴史をコンパクトに纏めてあって最後まで楽しんで読めた。
なぜつんくじゃなくて安倍が開発者役なのかが気になったけど、そうした
設定には大した意味はないのかもしれない。
- 312 名前:◆kanso66g 投稿日:2003/11/14(金) 23:02
- 21 愛の特効薬
道重の一人称で、田中との微笑ましい痴話喧嘩が描かれる。兄貴は自分の
知るかぎり二度目の登場だが、マイペースな道重とアタマはいいがどこか
抜けてる兄貴のやりとりはけっこう面白いし、汎用性があるかもしれない。
タイトルになってる特効薬が結局使われることなく終わってしまったり、最後の
方はちょっと流れが崩れたような感じもあったけど、全体的な雰囲気とか変な
毒の吐き方をする道重のキャラはよく出来てたと思う。
22 お守りの中身を見ると?
辻と藤本、という組み合わせが新鮮。お守りに纏わるジンクスは多分一般的な
ものだと思うけど、それを無邪気に信じている辻と、迷信として取り合わない
リアリストの藤本、というキャラのコントラストも自然で、最終的には藤本の
方がヒドイ目にあってしまうというオチも、なんだか理屈では説明できない
不気味さが残って面白かった。最後の辻の言葉のフラッシュバックも効果的に
生きている。
23 秘密のノート
紺野の秘密のノートを発見し、好き勝手な意見をいうメンバー。しかし実際は
紺野の手のひらの上で反応を観察されているだけだった、というアイディアは
面白い。ただ、会話と一人称のモノローグを中心に進められるため視点の
双方向性が感じられず、最後のひっくり返し(のぞき見をしているつもりが、
実際には見られる側であった)での効果的なスライドがあまり巧くいって
いないように感じられた。書きようによっては、ノートで釣りをする悪い
紺野を殺伐と描くことも出来るだろうけど、全体的にほのぼのとした空気感に
仕上がっているので、ちょっと独特の雰囲気のある作品だった。
- 313 名前:◆kanso66g 投稿日:2003/11/14(金) 23:04
- 24 切
シンプルな発想をちゃんと丁寧に纏めていて好感。説明過剰になりそうな
ところもさらっと分かりやすく伝わるように書かれているので、小説として
展開するのが難しそうなネタを自然な流れの中で展開させているのに感心した。
吉澤の携帯削りネタとか、さりげないリアルなエピソードの配置にもセンスを
感じた。
25 変わらないもの、或いはわからないもの
二人称の呼びかけ文体がまず目を引く。が、ここでいう「きみ」というのは
矢口のことであって、もちろん読者は矢口ではないし、状況を飲み込んで
矢口のおかれている立場や感情を理解し共感する前にいきなり二人称で来ら
れても、違和感しか残らなかった。もう一つ、二人称で呼びかけになって
いるとどうしてもその語り手の主体が浮かび上がってきてしまうわけだが、
ではこのストーリーを語っているのは誰なのか。登場人物の一人なのか、
あるいはそこには描かれていない一人の傍観者なのか、フィクションの創造者で
ある作者その人なのか、いずれにしても、二人称である以上、三人称の叙述の
ように透明な語りをすることは不可能なので、そこにも終始引っかかりを
感じる。ストーリー的には、ややアナクロな感じのSF的なガジェットが多用
されているのが気に掛かったが、重要なのは過去に原因不明の自殺をした
安倍と、それにこだわり続けて時間遡行を繰り返し続ける飯田の感情を巡る
ものなのだろう。だろう、というのは中心となる飯田の感情の流れがよく
分からないからで、もし二人称を採用するなら、なぜ「きみ」を飯田として
その心情描写を叙述の中心としなかったのか、疑問が残る。第三者として
描かれる矢口から見たらどうしても淡泊で距離を取った叙述にならざるを
得ないし、それと読者との距離を最短にする二人称の採用は水と油のような
気がするのだ。
と、やたら二人称にばかりこだわってしまったが、特殊な叙述というのは
強力な効果を持っているだけに、パッと見の斬新さだけで採用してしまうと、
あちこちで歪みが出て来てしまうものでもあるので、ゆめゆめ慎重に扱って
欲しいものだと思う。
- 314 名前:◆kanso66g 投稿日:2003/11/14(金) 23:06
- 26 S女。
「箱男」を思わせる導入に、中途には2001年宇宙の旅やら鏡地獄やらを彷彿と
させる場面もあって、笑った。狭いところが好きという亀井と、鏡を見るのが
大好きなナルシスト道重というキャラがどこまで共有されているか分からない
ものの、キャラとストーリーがちゃんと有機的に噛み合って動いていて、
ちゃんとネタであり小説であるという形で完成されている。オチのくだらなさ
もよく出来ていて、ネタ的な小説の作り方としては傑出してるように感じた。
ラストの1レスは個人的には蛇足だったが。
27 リップ・シンク
普段は敬遠されることの多いシナリオ形式ではなく、舞台を想定したちゃんと
した戯曲のスタイルで描かれている。ライブ感を生かしたような演出もあり、
形式の必然性を云々するような意地悪そうな読者(俺だー)に親切な描かれ方。
オチをそのまま描写するのではなくて、舞台上の会話のやりとりで表現する
あたりも、ちゃんとスタイルの特性を理解したものと感じた。オチは読者(=観客)
に想像させるような形で出されているものの、少し焦点がぼやけてしまった
ような感もあり、あまりすっきりとした読後感とならなかったのは残念。
28 ONE LIFE , ONE MAGIC
藤本と両親のエピソード。けっこうありそうだし、リアリティもあって無理
なく心温まるいい話になっていた……という以上の感想が出てこないのだけど、
それで充分のような気もする。ただ全体の流れから見るとかなり不思議な
作品でもあり、妙に印象に残った。
- 315 名前:◆kanso66g 投稿日:2003/11/14(金) 23:10
- 29 歌ロボット
舞台設定の前近代的な雰囲気と、ロボット(現代的なものではなくて、もっと
レトロスペクティブな、懐かしさを感じさせるもの)を軸にしたSF的な
ストーリーが違和感なく絡んでいて、独特の雰囲気がある。街から離れた
山上を舞台にしていたり、シコメの伝承や松浦の原始共同体的な(いや今でも
そういうとこはたくさんあるんだろうけど)ルールの中で将来を律せられて
いる状況など、古風な道具立てもよく作られているし、それ故にこそ最後までの、
淡々としていて憂いを持った流れがちゃんと生かされていて、面白かった。
また背景として描かれている「博士」と藤本の微妙な感情の流れも、「火の鳥」で
自分を愛してくれるロボットを作り続けている、孤独な醜い科学者を彷彿と
させて、どこか古典的なSFへのオマージュも感じられて、オールドSFファン
としては楽しめた。その「博士」の正体が誰なのかは気になるところだけど、
こうした思わせぶりな伏せ方はストーリーの空気感(終始二人のやりとり
だけで進められる)とも合っていて、受け入れられるものだった。
30 三枚続きの絵
枠組みだけ作ってあって、中身が出来ていないような印象を受けた。三つの
エピソードを描写を軸に繋いでいくという着想はちょっと面白いけど、それぞれの
エピソードにちゃんとした引きがないと作品としては上滑りしてしまう。藤本の
感情の流れや、描かれる光景もどっかで見たようなものばかりだし、ユニークな
構成に見合うだけの中身が伴っていないと、中途半端にスタイリッシュに見せ
ようという嫌みさばかりが際立ってきてしまうように思う。
- 316 名前:◆kanso66g 投稿日:2003/11/14(金) 23:11
- 31 子供はキスは禁止です。
辻加護で、二人ともリアル子供な設定で際どいペドフィリアなネタが……特に
二人のキスシーンなんかかなり生々しい。で、どう展開するのかというと
これが……驚かされた。驚いた、という意味では今回のトップだ。で、自分は
けっこうこういうサプライズは重視するほうだったりするから、いろいろと
疑問は残るもののこれはこれで面白い作品だった。タチの悪いお化け屋敷
みたいなもんだけど、支持したい気持ちはかなりある。それにしても、ピンクの
卵からは何が生まれるのか……。それに「ののたん星人」っていうセンスも
どうなんだろう……。いや、好きなんだけど。
32 黒雲
饒舌なひとりボケツッコミを展開する藤本の一人称が面白い。あやみきで
松浦が勝手に暴走して振り回される、というのだとよくあるパターンと言う
ことになるが、これはCPヲタの勝手な暴走というオチで、そこらへんは
15と共通している。15も気持ち悪かったけど、これもやはりヲタは気持ち
悪くて、ただ藤本が(松浦はどうか分からないが)ちゃんと気持ち悪がって
いるという点では、こっちのほうが好きだった。タイトルとか最後の締めは
ちょっと思わせぶりすぎて、全体のトーンと合っていないような気もしたけど。
- 317 名前:◆kanso66g 投稿日:2003/11/14(金) 23:12
- 33 テトリス
絵的にはいわゆるテトリスとはちょっと違う感じもしたが、横一列で一斉に
ケータイを使うと消えてしまうというアイディアは面白い、というか実際に
電車内の迷惑電話をうざいと感じている自分みたいな人間には、楽しい発想
だった。最後の「存在に干渉する」という表現も面白い。辻の、他人は知った
こっちゃないけど自分の安眠妨害はムカつくという感情も、いかにもな感じで、
よく観察している。最後の切り取り方も即物的で、それが却って効果を出して
いたように感じた。
34 代償
ハードボイルドな設定に、記憶喪失、主人公は後藤、とかなり紋切り型な
設定が少し気になる。日付的に市井引退と関連づけたくなるものの、それとは
関係ないにしても、話の練り込みが足りないように感じられた。後藤だけが
一人残された理由だとか、記憶と市井とがどのように関連しているのか、
「仕事」と記憶をなくすことがどんな繋がりを持っているのか、なぜ後藤だけ
特殊能力がないのか、「実験台」というのがなんなのか。それぞれの提示されて
いるパーツが魅力的なエピソードに発展しそうなところで、ことごとく中途半端に
投げ捨てられているように感じられてしまった。この種のネタは、ある程度の
長さの中で展開しないと難しいのではないだろうか。
- 318 名前:感想の間奏 投稿日:2003/11/15(土) 01:21
- 21 愛の特効薬
兄貴を略すネタはオモロイよね〜ホント、単純に。疲れたなんて言いつつまだ略すっていうしつこさが好き。
なのに、なのに。
何でバカ兄貴が今頃かっこつけてラムネ云々って言って(ryってさゆは思ったの?
っていうか愛薬だかなんだか、ってホントに信じてたんだと思ってたよー。
叩かれた原因も最初っから本人はわかってたのねん。
前半のわくわく感とオモロさが終盤で萎みきってます。ああ、残念。
22 お守りの中身を見ると?
ふむ。面白い。面白かった。でも釈然としない。
こーいうブラックものにそゆのツっこむのは野暮かもしれませんが。
藤本が昔お守りを開けた後にどうなったのかを忘れてた、のオチのつけ方はウマイと思います。
でも、あのー何でまた今、同じ目に?っていうか「最期」ってのはそう(交通事故と?)思わせたかったんだと思うんだけど、
一台ではなくすれ違うほとんどの対向車のバッシングがどうやって藤本の「最期」(=事故?)につながるのかと。
ふらふら運転?運転手がぐったりしてた?エンジン煙吐いてた?
この文だけでは、脳内で映像化してたのが最後だけ、???になってしまった。
「世にも奇妙な…」系ではそゆの、うまく抽象的に映像化するんでしょうけどね、リアルな描写のまま終わってほしかったです。
23 秘密のノート
最初っから最後まで矢口が男口調なのが気になるわよ?
それがあるイミ超アンリアルさを醸し出した上に単調だと感じた要因のひとつかもしれません。。
発想はすごく面白かったです。
さらに秘密のノートと思わせといて実は全然…。
こうして娘。たちは暗黙の了解(どこが?)の中で仲良く暮らしていきましたとさ、というオチも安心安心。
- 319 名前:感想の間奏 投稿日:2003/11/15(土) 02:28
- 24 切
んん?都合何回切れたんだ?と最後に数えてしまいました。4回切れてない?違うかな。まあイイや。
2人のやりとりがすごく良かった。好き。
自然でリアル、スマートな会話、ブツブツつぶやいて指折り数える紺野の後ろを歩きながら辞書をめくる小川…
廊下の情景が浮かんできますた。
展開もテンポ良く、最後まですっきり読ませてくれます。
タイトルも良い。
25 変わらないもの、或いはわからないもの
説得力のある文章が世界観をしっかり支えていて、こゆのってやっぱり上手い人が書くべき作品なんだと思う。
個人的には二人称ってあんまり好きではないのだけれど、透明感のある世界には合うのだなあと再認識。
吉澤と矢口の間にも存在するのと同じように、見えない壁が矢口と圭織、そしてなつみの間に存在する。
もどかしい思いを読者に伝えるのにはひょっとして、一人称でも三人称でもなく、コレが一番合ってるのかも、とも。
最後、ああ!と声をあげそうになったよ。
26 S女。
ネタ的に展開される、亀井の毒舌キャラはコレどうなの?しかも全然ネタになってないっつー、亀井だから。ハンパなカンジ。
短編コンペとなると毎回そういうコトバを無駄に吐く作品が出てくるのだけれどどうも今ひとつ、
自スレでは出来ないからとりあえずやっとけなんじゃないの?くらいな気がしてしまう。
普通の女子中高学生が吐いてる毒舌じゃなくて、ヤロー臭ぷんぷんというか、言い過ぎですか?スイマセン。
作者にとっては別にそれは大した要素じゃないのでしょう。
それはさておき。
っていうかくだらねー!あまりのくだらなさに笑った。真面目な顔でくだらないやりとりを続ける二人の変態っぷりがたまりません。
先輩達の賭けだった…っていうオチはあってもなくても。個人的な好みではないほうが良かったなあ。
- 320 名前:感想の間奏 投稿日:2003/11/15(土) 03:20
- 27 リップ・シンク
戯曲形式…あんまり好きじゃないんです。が、こういう寓話的な話には合いますねえ。
ほとんどが2人のやりとり(紺野×後藤含む)というのも合ってるんだと思う、「使用上の注意」を読む場面とかね。それっぽくて良いなあ。
という発見はありました。
こないだのハロモニの3人カラオケを観て、何だ石川さん、ホントは歌うまいじゃん!と本気で感心した後で読み返したから、
でもさーホントは上手いみたいだよ?と1人ごちてしまいました。
28 ONE LIFE , ONE MAGIC
あー、イイお話ですね、ふむ。
藤本の一人称による語り口も、ごくフツーのお父さん(とお母さん)と、フツーにちょっとだけやんちゃ気味な未成年のいる家庭。
フツーなのがすごく良いと思いました。
でも「魔法」というコトバの使い方が唐突だったのかなー何となく。
「魔法」と「願い事」の違い。小さいみきたんにはわからなくても今の藤本美貴にはわかり、そして今の自分にとってもわかること。
スイマセン自分はある種の魔法は信じるも信じないも「ある」と思ってるから、そんなことないよ!という気分なのかもしれませぬ。
29 歌ロボット
良かった。すごく。再読して何かもうじーんとしちったよ。ってホント陳腐なコトバでごめんなさい。
山頂の大岩、ロボットごっこ、月に照らされる2人。そういう理系で文系な雰囲気も好き。
歌というモノは、哀しい中にも何かしら光というかほんのちょこっとだけでも「楽」の要素を自然に漂わせることが出来るなあと思った。
だから余計に哀しさが際立ったりして。
せづねー。
- 321 名前:偉そうに書く人 投稿日:2003/11/15(土) 23:21
- 21 愛の特効薬
道重一人称による田中との仲直り小説。かわいらしくて評判がいい作品。ただし、一人称にこだわる必要はないのではないか。設定を気にするあまり、少し不自由な印象を受けてしまう。どういった語らせ方をするかによって、小説は効果的に素直に書いてゆけばよい。「神の視点」とか言う輩は無視し、素直に三人称で書いた方がよかったのではないか。神にも個体によって、別角度の視点が存在していいはずだ。
22 お守りの中身を見ると
迷信を効果的にコラボレーションした作品。お守りがステータスとすると、中身を見た罰は、問答無用の「卒業」ということでよろしいか。くどくなるが、一人称や三人称を誤解している作家さんが多いように感じる。一人称というのは、見えた範囲だけを語るのが「設定」ではない。それにこだわると、話の展開が限定されてしまう。「後日談」「予想」「又聞き」といった手法もあるので、呪縛にかからないでほしい。
23 秘密のノート
すみません。感想書けません。
24 切
「切る」という解釈にこだわったところが、新鮮でおもしろかった。三人称で挑戦した態度も、なかなか良いと感じた。しかし、三人称で語らせる場合、癖のない語り手にするのか、説明したがりの語り手にするのか、どこまでの意識をもつ語り手にするのかが大切ではなかろうか。また、誰が・どこで・何を・どうしたという説明は当然として、五感への説明も忘れてはならないのではあるまいか。
- 322 名前:偉そうに書く人 投稿日:2003/11/15(土) 23:21
- 25 変らないもの、或いはわからないもの
これまで読んだ中では、いちばん読める小説だろう。地の文などもしっかりしているし、ストーリーにも工夫がみられる。ただし、全体的に文がモノトーンではなかろうか。作者さんには、これでわかると思う。それでも、読み手を楽しませる工夫が随所に見られ、作者さんのレベルの高さを痛感させられる作品だった。これで文に色を加えたら、無敵なのが残念に思われた。とはいえ、すごい作品です。
26 S女。
ネタ要素を多く含んだ小説。かなり娘。を研究していないと、こうした作品を書くことはできないだろう。どこか、つかこうへいを連想させる展開に、作者さんのこだわりを垣間見ることができた。ただ、ネタを知らない者にとってみれば、どういった解釈をすればよいのか迷うところではあるまいか。そこらの気づかいができれば、もっと良い小説になったはずだ。難癖をつけたが、とにかくおもしろい小説である。
27 リップ・シンク
珍しく脚本(戯曲)の作品。ここまで徹底した脚本を書いた作者さんは、芝居を知っている方なのだろうか。ト書きも徹底しており、飼育読者への挑戦状とも言えるべき作品であろう。よく、テレビの台本に似た作品を書かれる作者さんは多いが、これは完全に舞台用の脚本である。シナリオ形式の作品とも違い、これこそが脚本というものだ。作品の内容よりも、こうした作品を提供してくれた作者さんには、頭が下がる思いだ。
- 323 名前:作者です 投稿日:2003/11/16(日) 00:25
- 26 S女。 を書いた作者です。
この作品を書こうと思ったのは…取り敢えずぱっと閃いたんです。
あとは成すが侭…ネタについては好き嫌いが分かれるとは思いますが、
面白いと言って下さった方もいらっしゃったので、胸を撫で下ろしてます。
金板で「海のうた」って作品書いてます。良かったらそっちも見てやって下さい。
- 324 名前:スマソ 投稿日:2003/11/16(日) 00:30
- 11を書いたアフォです。
実は、もう1作あって、どちらを出そうか悩みました。
ヤグヲタの宿命で、こんな不完全な小説を出してしまってすみません。
設定の矛盾、わかりにくい単語を使ってしまい、反省しています。
アンバー=ステージ用の照明の色で、オレンジっぽい色のことです。
欧米の照明では、ブルー系よりもアンバーが多く使われるみたいです。
前回は「遠い過去の思い出」を書いたMUです。
よろしかったら、保田主役のこちらの方も読んでください。
http://www.topsites.jp/test/read.cgi/morning/1063025925/5-20
最後に、ののちゃんを悪く書いてすみませんでした。
- 325 名前:基地害 投稿日:2003/11/16(日) 00:34
- 30の三枚つづきの絵を書きました。
>>315で書いたとおり、枠だけ作って中身を入れないで出した未完成品です。
形式はけっこう気に入ってるのでそのうちリライトします。
白板のシェイプレスで短編書いてます。多分読まない方がいいです。
- 326 名前:ゴロッキ作者 投稿日:2003/11/16(日) 00:51
- 今回短編初参加で、23の秘密のノートを書きました。
内容に自信が無くて、出すまでずっと悩んでいましたが、とりあえず途中まで他のとかぶってなかったので出しました。
感想書いていただいた方が言うとおり、慣れない矢口さん視点使ったり、他に似た作品があったので短めに収めてしまったりと、読みにくい点もあったかと思います。
今回の反省を生かし、これからも企画に参加できたらなって思っています。
読んでいただいた方、感想を書いていただいた方、本当にありがとうございました。
ちなみに、以前に赤板の方で風の坂道というのを書いてました。
それと冬のうちに中編載せる予定なので、良ければ読んでみてください。
- 327 名前:05 地震,雷,火事,家電を書きました。 投稿日:2003/11/16(日) 00:54
- 支配人様、作者の皆様、そして読者の皆様、お疲れ様でした。
今回のテーマでは薬とこれしか思いつかなかったです。
くれぐれもこの作品中にでてくることは真似しないでください。
ゆで卵はレンジ内で爆発することも、殻を割る途中でも割れることもあるらしいです。
試したことが無いのでどのパターンが一番確率が高いかはわかりませんが、たぶんレンジ内で爆発が一番多いと思います。
最後にカミングアウト
現在、赤板で「セバータイズ」を書いているものです。
どうもありがとうございました。
- 328 名前:20を書きました 投稿日:2003/11/16(日) 00:55
- みなさん、どうもおつかれさまでした。
『Mシリーズ』を書きました。
最後のミルクは、初代「顔」の安倍さん自身です。
もちろん、コーヒーはデビュー曲にひっかけました。
比喩を使うのは苦手なので、こんな最後になってしまいました。
砂糖にしようかと迷ったんですけど、自分はミルク入りじゃないと飲めないもので。
前回は「確執」を書きました。
紫板で「娘たちの挽歌」というのを書いています。
よかったら、読んでみてください。
- 329 名前:25 投稿日:2003/11/16(日) 00:59
- 支配人さん、作者の皆さん、読者の皆さん、お疲れ様でした。
今回も楽しませていただきました。
まず今回の投票形式、個人的には非常に楽しみにしていました。
文章に投票してくれた方ありがとう(●´ー`●)
ストーリーに投票してくれた方もっとありがとう(●´ー`●)
作品的には軽いSFでしょうか。
感想に「世界観がわかりにくい」と云うのがありまして、
ああまたやっちゃったな、と反省しきり。
精神転移型とか云われてもわかりませんよね。
作品の末尾で示したとおり、梶尾真治の短編からヒントを得ていたので、
その辺り相当端折って書いてしまいました。
自分の作品をいまだ客観視できていないようです。
- 330 名前:長くてスマソ 投稿日:2003/11/16(日) 00:59
- 次、二人称について。
まず語り手の正体を明かすものなのかどうか、
これはごめんなさい、私も勉強不足でよくわかりません。
ただ、どちらにしても今回は語り手不明、と云うより作者にもわからない、と云う設定でした。
何を云っているのかと思われるかもしれませんが。
また、二人称採用の理由は、単純に一人称も三人称もしっくり来なかったからです。
一人称で矢口になりきってしまうのも、三人称の突き放した感じも感覚的に違ったのです。
やはり何を云ってるのかと(ry
感想でも指摘されましたが、これらは全て「飯田さんを描かないための工夫」のつもりでした。
「きみ」を矢口として、飯田さんに関して曖昧な表現に終始したのは、
「矢口には飯田さんのことなんぞ何もわかってはいない」と云う意味でありました。
読者さんを矢口に似た境遇に放り込み、
ラストのサプライズ(と云うほどでもないですが)を大きくさせようと云う魂胆でした。
飯田さんを造形してしまうと、やはりどこかに、ラストの行動に繋がる伏線を仕込む、
あるいはそれを匂わせる描写が必要となり、
一応この話の肝であるラストの効果が薄くなるのを危惧した、まぁ小ズルイ考えです。
- 331 名前:長くてスマソ 投稿日:2003/11/16(日) 01:00
- しかし実力不足で全く伝えることが出来ず、これに関しては悔いが残ります。
と云っても未だにどうすればいいのかはよくわかりませんで、
文章の色合いと云うこととあわせて、これは課題です。
個人的には二人称は、特に語り手を特定させない描き方が許されるならば、
非常に面白いと思いました。
感想にもありましたが、透明感のある話を書くには向いていると思います。
自分みたいな下手くそではなく、もっと上手な作者さんが書かれる二人称を是非読んでみたい。
前回短編では「八月の降霊会」を書きました。
どうもありがとうございました。
- 332 名前:変身!を書きました 投稿日:2003/11/16(日) 01:39
- オチを決めずに書き始め、ありえないくらい手抜きのオチをつけ、挙句に一度も推敲校正せずに投稿し
説明不足のおまけつき、な話になりました。目を通してくれた方、申し訳ない。
毎週土曜朝に見る某水野さんはほんとに紺野さんに似てるなぁ似てるなぁと思っていて、それを
無理矢理テーマに沿うよう考えた結論が変身玩具なんて安直ですね。はい。
自分にはギャグを書くセンスはないんだなぁと悟らせて頂きました。
カムアウト。青板「恋してしまった」作者です。ちなみに現在中村(中澤×村田)な話を展開中です。
みなさまお疲れ様でした。
- 333 名前:こわれもの 投稿日:2003/11/16(日) 02:12
- を書きました。少女と彼女はあやみきです。
個人を示すヒントの提示が足りなかったようで、反省しきりです。
「少女」と「娘」にすれば良かった。だけど、それじゃあ雰囲気が変わりますねー。
自分は心理にしろ情景にしろ、描写大好きっ子でして、いつもくどさ満開な描き方を
していました。で、今回試みとして、徹底的に書き方変えてみようと、心理面には
踏み込みすぎず、文章を削いで削いでシンプルに、という書き方を試みた次第です。
単なる説明不足になっただけですが。反省点が多いです。
「Pink Prisoner」てのを、一番最近書きました。
みなさんお疲れさまでした。楽しかったです。
- 334 名前:18魔法のカボチャ書きました 投稿日:2003/11/16(日) 06:31
- まさか票をいただくとは思いもよりませんでした。
ありがとうございます。感謝感激です。
自分的には、笑うセールスマンあたりを思い浮かべて作りますた。
えーと、実はもう2つ終わり方を用意してました。
1つは夢オチ、1つはピーマコを死なす(というか植物人間状態にする)か。
でも、両方とも使用上の注意に関係なかったのでやめました。
>あえて「プッチモーニン」という架空のグループにしたのは何ででしょ?
>「この作品はフィクションです」って感じだったのかな、話の内容的に。
そうですね。ここじゃない、どこか別の世界でのお話ということで。
あと、飯田さんたちの仕事の最終目的は魂をいただくでオケーです。
カムアウト。
オムニバス短編の10回で『雨は何も知らない』書きました。
今はひっそりと短編書いてます。ほとんどがCP物なので、
マズーな方はスルーした方がよさげです。
それでは、皆様お疲れ様でした。
ありがとうございました。
- 335 名前:22 お守りの中身を見ると? 投稿日:2003/11/16(日) 14:03
- みなさまお疲れさまでした。読者としても、作者としても、大変面白かった。
それでもって、結構票をいただいておるのにすんばらしく感激いたしました。
投票してくださった方、読んでくださった方、感想書いてくださった方へ、ありがとう。
で、話の内容ですが、ちょっと恐い話を目指したつもりです。上手くいったでしょうか。
最後のオチ、もうちょっと気を配って書けばよかったかと、反省しております。
それでそこに関して補足なのですが、「最期」というのは、藤本が死ぬ、ということでは無く、
事故に遭って、娘。強制卒業、というつもりでありました。
最後に、企画物では「灰色の空」、「Purple Haze」というのを書きました。
そして現在は、羊の「台本どおりに進行するスレ」内で「人生ゲーム」という物を書いています。
- 336 名前:ヨードーケッティ 投稿日:2003/11/16(日) 18:51
- 大方の予想通り、3の「紺野人形」の作者は私です。
ずばりと予想されるのは、
1.作風に特徴があり、印象に強く残る。
2.いつも同じものしかなく成長が見られない。
のどちらと取るべきなのか、まだまだ未熟ですし、ここは2のほうでしょうけど。
紺野さんのファン(ASAMIST)として、最近は
「紺野さんは、かつてのよっすぃ〜のように奪い合いになっているのでは」という買い被りをしているわけです。
それが、作品中のよっすぃ〜のセリフの「早い者勝ち」や、
ナルシスさゆみんが人形をもらおうとしたという行動なんかにつながってるわけで。
当然争奪戦の優勝候補は私の中では小川麻琴。
「使用上の注意」と「取扱説明書」がつながるかは非常に強引な賭けでしたが(強引なのも私の特徴)。
- 337 名前:ヨードーケッティ 投稿日:2003/11/16(日) 19:00
- いまさらですが、今回のテーマは難しい。
やっぱり今までのように「花火」や「秘密」みたいな人単語のほうがありがたいです。(甘え?)
でも、今回は面白い作品多かったなあと思います。
特に、15の「5番目」は人形という点で同じだっただけに、
「ああ・・・、これは勝ち目ないな・・・。」と早々確信してしまうほど。
受験も近く、今は連載作品はありませんが、企画はできるだけ参加していこうと思います。
最後に、支配人さん、読者の皆様、ありがとうございました。
作者の皆様もお疲れ様でした。
なお、さらに詳しいネタばれはHPのほうで書かせていただきます。
http://yordorhinny.hp.infoseek.co.jp/yor-dor-hinny.htmlへどうぞ。
- 338 名前:02 ののママのお話を書きました 投稿日:2003/11/16(日) 19:33
- 作者の皆さん、支配人さん、お疲れ様でした。
読者の皆さん、額さん、ありがとうございました。
「使用上の注意」と聞いて、ピンと来ました。
こうなったら、早く載せてやろうと思い、急いで仕上げたのが運の尽き。
校正段階で「希美」を「ののちゃん」に変換しそこないました。
入院して変な薬を注射されてから、どうも集中力が散漫になっています。
今回もリベンジはなりませんでしたが、参加させて頂いてありがとうございました。
by偽みっちゃん
- 339 名前:第十三回デ−タ集1 投稿日:2003/11/16(日) 21:39
- 投稿作品34作品
出演回数、主役回数
安倍(5,1) 飯田(11,0) 矢口(9,3)
石川(11,2) 加護(8,1) 辻(13,2) 吉澤(9,3)
小川(8,2) 紺野(9,2) 高橋(4,0) 新垣(3,0)
藤本(10,6) 亀井(6,2) 田中(8,3) 道重(7,1)
保田(2,0) 後藤(5,3) 中澤(1,0) 市井(1,0)
松浦(5,0) ミカ(1,1) アヤカ(1,1)
カップリング
あいのの 2 おがこん 1 みきりか 1 いしよし 2
れなえり 1 よしかご 1 あやみき 4 いちごま 2
かおなち 1 かおやぐ 1
- 340 名前:第十三回デ−タ集2 投稿日:2003/11/16(日) 21:41
- 一人称 25作
三人称 4作
その他 5作
一人称うち分け
安倍 1 飯田 1 矢口 2
石川 0 加護 1 辻 0 吉澤 3
小川 0 紺野 1 高橋 0 新垣 0
藤本 6 亀井 1 田中 3 道重 1
保田 0 後藤 2 中澤 0 市井 0
松浦 0 ミカ 0 アヤカ 0
リアル 21作
アンリアル 9作
不明 4作
平均レス数 12.17
一作あたりの登場人物の数 4.15人
- 341 名前:第十三回デ−タ解析1 投稿日:2003/11/16(日) 21:41
- 今回、出場回数トップは、13作の辻だった。
前回に続き二度目の出場回数トップである。
それに続くのは、11作の石川と飯田、10作の藤本、9作で矢口、吉澤、紺野と続く。
現役メンバーで少ない方から見ると、新垣、高橋、安倍、といったところが上げられる。
六期>五期という傾向も見てとれた。
主役回数で見ると、藤本が六作でダントツのトップ、次いで三作で吉澤、田中、後藤。
別に、使用するのに注意が必要なメンバーということではないと思うが・・・。
高橋新垣は相変わらず目立たなかった。
- 342 名前:第十三回デ−タ解析2 投稿日:2003/11/16(日) 21:42
- カップリングで言えば、あやみきがダントツ。
いしよしいちごま、といったところも今回は二作づつあり復権してきている。
一人称が多いのはいつものことであるが、今回はそれも際立っていたように思われる。
短編は一人称が書きやすいというものなのだろう。
一人称が多いのは、藤本、次いで吉澤、田中となっていた。
一人称比率が多いので、主役上位と被っている。
リアル比率は前回よりも多い。
序盤はリアルばかり(不明もあったけど)でかなり驚かされた。
平均レス数は前回より0.7増加、登場人物の数は0.5人増加。
なお、登場人物は、娘。関係以外は含めていない。
さらに言うと、本物が別にいて製造されたロボット側だけ出て来た場合も含めていない。
- 343 名前:5番目 投稿日:2003/11/16(日) 23:05
- 15 5番目を書きました。
先日のマルチに続き、短編バトルにも初参加。
いろんな感想や指摘、大変勉強になります。
ありがとうございました。
難しいテーマを前にあれこれ悩んだ末、なんとか形になったのがこれでした。
小ネタを入れて軽快にバカっぽく。
でも今となってはラストがせつないですね。
これを書いた時はこんな日が来るなんて少しも思わなかった…。
( ´ Д `)<いちーちゃん…
自スレは赤板『キスの味は、マンゴープリン3』です。
更新止まってすいません。
どうもありがとうございました。
- 344 名前:感想書三 投稿日:2003/11/17(月) 00:49
- 「07 いらいら」を書きました。
作品に対するコメントはすでに上の名で書いてますのでそちらをご参照ください。
他に「06 あぶりだし」「11 ありふれた話」「私の居場所はどこにあるの?」
といったものを書いてます。
拙作のような見苦しいものを読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
- 345 名前:28『ONE LIFE , ONE MAGIC』書きました 投稿日:2003/11/17(月) 00:57
- 苦労して育ててくれたパパに感謝するミキティ略してクロパティ。
ママンを亡き者にしてしまったのは、書いている自分としても心苦しく……
森板で「地球最後の日」というのを書いたことがあります。
ひと月以上前に終了したスレなので宣伝するには微妙ですが、
よろしければ読んでやってください。
それでは、今回の企画に関わったすべての人に、お疲れさま、ありがとう。
- 346 名前:ルシフェル 投稿日:2003/11/18(火) 00:03
- 16ルシフェルの作者です。
今回は詰め込みすぎ、読みづらいといった意見を多くいただき読者の方々には
本当に申し訳なかったと思っています。その中でも最後まで読んでくださった
方本当にありがとうございました。
皆さんからいただいた意見は必ず生かしたいと思います。こんな作品でも感想を
書いてくださった方にとても感謝です!
自スレはないんですが、昔白板で「小説・後藤真希」をかいていました。
- 347 名前:24 切 投稿日:2003/11/18(火) 01:21
- 支配人様、読者の方、感想を書いてくれた方、投票してくれた方、
いろんな作品を読ませてくれた作者の方、などなど
この企画に携わった全ての人たちにありがとう、そしてお疲れ様でした。
とても楽しかったです。
先日のマルチで「有 名」というのを書きました。
- 348 名前:04純粋な恋心 投稿日:2003/11/18(火) 11:58
- 管理者様、支配人様、作者読者の皆様お疲れ様でした
感想書いたり投票してくださった皆様ありがとうございました
黄板で書いてる捨てペンギンと申します
この作品は、ボツネタだったのですが、
調度テーマにのせれそうだったので、
多少の手直しと
ミキティのキャラを思いっきり
(予想通り賛否両論の)オサーンな鬼畜キャラにしてキャラクタ部門を狙いました。
しかし、やっぱり紺野の説明は不要でしたね。
結果、優勝は無理でしたけど(そんな甘くないですね)、
おかげさまでキャラクタ部門第4位となりました。
>「どろぼー猫」で悲しい?罠
自分自身、どこかで聞いた覚えがあったので「どろぼー猫」という表現を使いました。
けど、悲しい罠でのごまのセリフだったんですね。
(結果、パクってすいません)
思い出してスッキリしました。
- 349 名前:01 混ぜすぎ危険 投稿日:2003/11/22(土) 22:16
- 気が向いたのでカムアウトします。
ボツになった物語を2個ほど載せたので、宜しければ読んで下さい。
http://m-seek.net/cgi-bin/test/read.cgi/blue/1040714783/l24
これらがボツになったのは色々な事情からです。
(複雑な家庭環境の事情とか、45分間しか全力でプレーするのを医者に許されていないとか、霊丸は1日3回までとか…etc)
- 350 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/02(月) 22:08
- 第一回駄作短編集感想
- 351 名前:名無し没ネタ 投稿日:2004/02/02(月) 22:11
- 1 えしゃりゅりょねーあ
家庭教師の子を身ごもるって浜崎あゆみみたいだわって思ってたら
やっぱり未成年ですか。読みたいです。
2 さよなら!先輩
いつの没ネタかはわからないですがこの時期になってよかったんじゃないかなぁと
思います。試合の様子が目に浮かぶ様でした。
3 ポエム
2行目のつきませぬで思わず笑ってしまいました。
同じ言葉の中から浮かび上がる言葉を拾っていくとその後の飯田さんの行動が
浮かんできて…おもしろかったです。
- 352 名前:感想を書く 投稿日:2004/02/03(火) 01:36
- 1 えしゃりゅりょねーあ
ボツネタはボツネタスレで発表したらいかがでしょうか?
2 さよなら!先輩
本当に駄作企画に出してよかったのですか。
3 ポエム
ウォーリィを探せ。疲れた。
04.6
今更そんなネタされても。オチもつまんない。
05.4
見た目はアグレッシブだがオチが普通でイマイチひねりが足らないというか。
- 353 名前:感想を書く 投稿日:2004/02/03(火) 01:40
- 6seek内小説感想スレ(ネタバレあり) Part2
駄作をテーマにすることで、作品そのものが駄作でなくてはならないという
パラドックスを抜けた秀逸なアイディア。スレを模して語られる奇怪な小説
作品も面白く、いかにもきわどい駄作臭が興味をそそる。
惜しむらくはネタスレという形態をとってしまったことだろうか。抜けるの
は駄作をテーマにする、という部分だけでよかった。形まで抜けちゃったら、
つまりこういわざるを得ないのだ。
「それはズルいでしょう」
作者のエンターティナーぶりがいかんなく発揮され、読者を楽しませようと
する作者の力量が見てとれた。カミングアウトを期待したい。
- 354 名前:感想を書く 投稿日:2004/02/03(火) 01:45
- 07.セクシーギャル刑事〜湯煙旅情編〜
こちらも作品より作者の狡猾さが印象に残る作品。駄作を研究しつくした
かのような細かいネタが駄作好きを身震いさせることだろう。特に秀逸な
のはスレ流しである。かの名言をスレ流しに用いることで作者は真の駄作
とはここまで気を使ってこそ、と黙示しているのである。
この作者は駄作好きで、駄作を研究しつくして、満を持して企画に臨んだ
のであろうが、惜しむらくは、うますぎた。あまりにソツなくこなしすぎ
綺麗にまとめ挙げてしまったため、模範的駄作を模した傑作が出来上がっ
てしまったのである。これはあまりよくありませんね。
個人的には名前「台詞」の苗字羅列が大ウケでした。大好きです。
- 355 名前:感想を書く 投稿日:2004/02/03(火) 01:52
- 08 「愛は哀じゃない。」
駄作という言葉を手抜きの言い訳に使われても。作者だけが楽しい作品。一人で楽しんで。
09 雨夜の月
面白くもなかったけど、どのへんが駄作なのかもわかりにくかったです。
10 三日間の恋人
人物の気持ちの整理を中心に推敲を重ねて駄作じゃなくするほうが良いのでは。
普通の作品にちょっと足らないだけのものを駄作企画に出す作者の姿勢が厭味です。
11 ラジオ(仮)
駄作である理由が意味不明だと思いました。普通につまらなかったです。
- 356 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/03(火) 04:45
- 駄作企画だから何でもありだと思いたい
作品叩きと感想は違いまっせ
- 357 名前:名無し読者 投稿日:2004/02/03(火) 23:00
-
________. | ・・・「からけ」?
||| | \____ __
||| | )\ ∨
||| 空 気. <⌒ヽ ヽ
||| \ ( ´ー`) ∧∧
|||_________V( 丿V^ ●Д゚,,)
|,,| |,,| ヽ ( と ,)
ノ ) | |〜
∧ .し`J,,.
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄\
空気読めてないよ・・・
- 358 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/03(火) 23:07
- 先生、駄作企画を晒して楽しもうって企画なんだから罵倒するのは間違ってると思います!
- 359 名前:感想を書く 投稿日:2004/02/03(火) 23:47
- じゃあ書き直します。
1 えしゃりゅりょねーあ
続きを書いて欲しいと思いました(読むのはお約束できかねますが)
2 さよなら!先輩
とても駄作とは思えませんでした。
3 ポエム
最後の5文字さえれば成立する話にあれだけ書けるのは才能だと思います。
04.6
当時のことを思い出して懐かしかったです。
05.4
趣旨にそぐっている割にオチがあるのはミスマッチだと思いました。
08 「愛は哀じゃない。」
完結したのはすごいと思います。話を広げたのは蛇足だと思います。
09 雨夜の月
後藤に魅力がないことを除けば、駄作ではないように思います。
10 三日間の恋人
ラストのレスの石川の心情以外は企画の趣旨にそぐってない感じがしました。
11 ラジオ(仮)
前半、もうすこし矢口らしさが表現できていれば個性が出たのでは。
残りの感想は割愛します。すばらしい企画をありがとうございました。
次回もとても期待しています。
最後に。感想スレで感想を書かないのは間違ってると思います。
- 360 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/02/04(水) 02:24
- 別に感想なんてどう書こうが本人の勝手だろうが。
甘めの感想もあれば辛口の感想もある。
それこそ感想なんて千差万別なんだから。
腫れ物に触るような感想なんて、無理に書いても面白くないと思うが。
それと感想を書くさんも当てつけのような真似はしないこと。
堂々としてればいいのでは?
11以降の感想も楽しみにしてます。
- 361 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/04(水) 03:13
- 1、2、3の感想とかはもはや感想とは呼べないんじゃない?辛口以前の問題だろ。
偉そうに書いて荒れた前例もあるんだし少しは気を使って欲しい。
てーかちょっと言われたくらいでムキになるなら初めからやめとけと。
- 362 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/04(水) 12:18
- 14 これで推理小説と言えるのか?
おもしろかった、駄作にしなくてもいいのではないかい
- 363 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/04(水) 12:46
- >企画名:第一回駄作短編集
>趣旨:
>世に出ることなく埋もれてしまった没ネタを救済するため、
>没ネタを真剣に書いて、みんなで「うあー」「あひゃー」と言い合うこと。
コピペだけで失礼。感想は作品が揃った頃に書きます。
- 364 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/04(水) 12:54
- >>363
だから敢えてつまらないものを出す企画なんだから、感想でつまらない言うのは間違ってると思われ
- 365 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/04(水) 14:04
- >>364 感想に「正解」も「間違い」もないと思われ
- 366 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/04(水) 15:37
- 人に不快を与える感想書きなんか(゚听)イラネ
- 367 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/02/04(水) 17:53
- 駄作だから、けなしてナンボ、というわけにはいきませんか?
- 368 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/04(水) 18:18
- 上の感想は貶してるとは言えないかと
- 369 名前:ブレスレットレイン'04(苦しいとか言うな) 投稿日:2004/02/04(水) 22:38
- 私は14の作品を読んで、今回の企画の優勝作はこれだ、と感じた。出色の出来だった。メル欄の言い訳に作者の出現、駄作というテーマを隠蓑に書いているのではないかと思わせるほどの笑えなさ。開催前から案内板まで巻き込んでいるという徹底振り。
一種のニューウェーブを感じた。久しぶりに本物が現れたなと、一つの確信さえ持ったほどだ。
だが違った。自分の見解の甘さを認めざる得ないほどの才能を持ち合わせた作者だった。
1作品目が最高傑作だという話はどのジャンルにおいても多々ある。しかし、この作品は、その古ぼけた鎖を簡単に引き千切った。いや、2作目のほうがより駄作だから、まんまとそのレールに自ら乗ったと言うことであろうか。
この話に出会えた衝撃にいてもたってもいられずに、こうして筆を執っている。
『駄作』とは、皆さんの中では何をもって言われるのだろうか。
読みにくい、笑えない、痛々しいなど様々な理由があるだろう。
しかし、それらの根本は何かと言えば『つまらない』という至ってシンプルな衝動だろう。
この話は『つまらない』というラジカルで切実な想いで埋め尽くされている。
何処までも読みにくく、笑えない上に、痛々しい。不快だ。途方もなく不快だ。
読み終わった後に残るのは虚脱感と不快さのみだ。
- 370 名前:ブレスレットレイン'04(苦しいとか言うな) 投稿日:2004/02/04(水) 22:39
- 必要性の無い言葉の連呼。途中で何度も読むのを挫折しかねない文章。名前欄を一々変え、読者の物語への進入を拒む。それに反比例するかのように、最早空回りを嘲笑することすら許されない作者の物語への介入ぶり。
作者の小細工が明け透けに見えるボケ。そして、既に小説上で何度も作者が登場しているというのに、敢えて初心者がやってしまったかのような淡く香ばしく痛々しいメール欄の言い訳。
文章の平面さを逆手にとって何層にも重ね合わせた、3次元的駄作だ。
しかし、いくら掘っても出てくる答えは一緒。つまらないのだ。
これらの出来事が、悪戯に組み合わされて恐ろしくつまらないのだ。
これはある種の奇跡だ。
LOVE涙色という作品をご存知だろうか。あれは、私の中では地球の出現と同確率で生み出された奇跡の集合体だと思っている。
全てが不可能と偶然の連続で形成された奇跡。誰にも到達することの出来ないイノセントで完全なる世界を創り上げているのだ。
この話は全てが逆だ。裏目裏目の連続。タブーの連続。誰もが絶対に触れてはならない世界に触れ続ける。
しかもそれらが無様なほどに噛み合っていない。何の化学変化も齎してないのだ。
何処までが作者の実力で何処までが作者の才能なのか、戦くと同時に老婆心ながら心配になってしまう。
誰しもが、この類稀なる作品の持つ絶対的な力に気付くべきだし、心を打ち抜かれるべきだ。
この駄作に。
- 371 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/04(水) 22:53
- ↑まだ読んでないけど、読みたくなるな(笑
- 372 名前:間奏 投稿日:2004/02/05(木) 03:54
- 01. えしゃりゅりょねーあ
普通に文章もうまいし「うあー」「あひゃー」とは言えないと思った。
続きを読みたいとは思わなかったけど実力のある作者っぽい。
企画の趣旨はこれであってると思います。
02 さよなら!先輩
この企画に出す理由がわからなかった。
発表する場所がなかったから?感想が欲しかったから?
とにかく普通に面白かったです。
ただバスケをあまり知らないから入り込めなかった。
でもいちいち説明するとスピード感がなくなるし、難しいですね。
03.ポエム
アイデアは悪くはないかと。でもこれなら2はもっとスマートにしたほうが良かったと思う。
駄作ではないと思った。
- 373 名前:間奏 投稿日:2004/02/05(木) 03:55
- 04.6
こちらも駄作ではない。個人的にはかなり面白かった。
原作に付加された部分もいい。
マイナスポイント付けさせていただきます。
05.4
削除依頼が出されているのはどういうことだろう。
テンポだけよくて寒いギャグを見てるようだった。
微妙な感じがなかなか狙って出せるものではないと思う。
06.seek内小説感想スレ(ネタバレあり) Part2
企画の趣旨からずれてるような気がしてならない。
内容はなかなか面白かった。読んでみたい。
07.セクシーギャル刑事〜湯煙旅情編〜
中途半端な感じがした。
これが狙いなのかもしれないけど。
- 374 名前:間奏 投稿日:2004/02/05(木) 03:55
- 08 「愛は哀じゃない。」
駄作の定石「夢落ち」
それだけに的を絞った潔さが感じられた。
内輪ネタではあるけどシリーズを知らない人にも楽しめると思った。
09 雨夜の月
雰囲気が綺麗。駄作とは思えなかった。
個人的には好きではないけどうまい。
10 三日間の恋人
これこそこの企画の目指すものだと思った。
微妙な温度で進んでいって、無理があるラスト。
意味のつかみかねる台詞もよかった。
できることならプラス点あげたい。
11 ラジオ(仮)
なんだかもやもやするラスト。
駄作といって切り捨ててもいいけど、すごく気になる。
嗅覚とかにはなにか意味があるのだろうか。
ないならないでいいから作者の解説きぼんぬ
- 375 名前:間奏 投稿日:2004/02/05(木) 03:56
- 12 トリビアの泉
普通に面白かった。
おそらく雨の回のある作品を元にしているのだろう。
元の作品との違いは作者が出てくるかどうかで、つまり作者が見えると駄作になる
と言いたいのかな、と思った。
ほかの部分も意味のわからないカタカナ語の羅列とか
いろいろな駄作を作ろうと試みているのがいい。なのでもちろんマイナス対象。
13.歌だロボット
歌ロボットとビッククランチ読んだことないので飛ばします
14 これで推理小説と言えるのか?
駄作といえば作者を作中に登場させると言うのは誰でも思いつきそうなもので、
これも安易にそれをやってしまっている気がした。
面白かったけど。もう少し突出した何かがほしい。
あとメール欄、一個カムアウトとも取れるものがあった。あれはどうかと思う。
15 香ばしい記録
タイトルにワラタ。
ただのヲタかと思ったら親という設定もよかった。
落ちも笑った。駄作ではないかと。
- 376 名前:間奏 投稿日:2004/02/05(木) 03:56
- 16 Don,t break a spell
もっと早くに主人公が新垣であることを言って欲しかった。
でも長い割りにすらっと読めるし面白かった。
09.06
なんだろう。
意味のない文の羅列に過ぎないのに妙に雰囲気があった。
本当は意味があるのかもしれないけど。
19 ブレスレットレイン'04(苦しいとか言うな)
面白かった。ところどころ流し読みしたけど。
作者さんには悪いけど下手なネタ小説よりよほど面白かったので
マイナス点入れたいと思います。
20:世界は回る
なんとも言いがたい…。
駄作かな。
21 レッツ☆バレンタイン
そんな道重も可愛いです。
面白かった。駄作には見えない。
22 駄作詰め合わせ
駄作という言葉をいろんな側面から捉えているようで面白かった。
名作の反対、厨くさいの、意味不明なの、不快なの、出し損ねたやつ。
駄作ではないと思った。
- 377 名前:362 投稿日:2004/02/05(木) 12:49
- ブレスレットレイン'04(苦しいとか言うな)
飯田さんの座標がよかった(注釈入れなくても気づくよ普通)
ってーかコテハンをカミングアウトしてその後スレたててくれ!!絶対読むから!!
あと、ネタにしてくれてありがとう、そして駄作にしないでごめんなさい
レッツ☆バレンタイン
面白いよ、駄作じゃないじゃん
次回作期待!!
- 378 名前:名無し戯言 投稿日:2004/02/06(金) 01:16
- 「えしゃりゅりょねーあ」
まるで長編小説の冒頭のような内容、と思ったら本当にそうだった。よって短編としての評価を下すことはできない。長編小説の出だし、として考えても第一話にしては話を詰め過ぎ。そのためか、どうも主人公以外の登場人物の顔が見えてこなかった。亀井が何故田中や道重と一緒に行動したいのかが描かれていないので、作者の御都合主義的な意図も見えてしまう。
いずれにしても書きかけ作品という印象は否めず、駄作(短編)という範疇からも外れているように思えた。
「さよなら!先輩」
登場人物が多過ぎて、誰がどの台詞を喋っているのかわからない。バスケの試合のシーンも、キャラに思い入れがないので(短編だから感情移入しにくい)、わけのわからぬまま流れていってしまう。先輩を送り出す後輩、という話の意図はわからなくもないが、とにかく話全体がごちゃごちゃしていて、良く分からなかった。最後の締めも「ありがとうございましたっ」では締まらない。
意図的かつ自然に見せる駄作なのかもしれないが。
「ポエム」
「愛してる」の文字の中にさりげなく紛れ込ませた語句。それが延々と続くのがいかにも馬鹿らしい。最後の変化もどきりとする。ただ、前振りはもう少し短くても良かったのではないだろうか。この内容だったらキレの良さで勝負して欲しかった。
「6」
昨日を繰り返すというネタは娘。小説においても最早定番になりつつあるので、またかと思ったら最後にオチが来た。しかし、作中作というスタイルも何度となく繰り返されているのであまりインパクトがない。期待させるだけ期待させておいて、このようなオチ。しかも、6期オーデの合格者が毎回違うとかペンションが爆発するとか、意味のない伏線のオンパレード。駄作に相応しい作品なのではないだろうか。
「4」
意図して作られた駄作。しかしその外し方が妙に笑いを誘う。ストーリーは説明するのも時間の無駄と思うような出来。意図してなされたかと思うと突っ込むのも馬鹿馬鹿しい。面白かったので駄作ではない。
- 379 名前:名無し戯言 投稿日:2004/02/06(金) 01:18
- 「seek内小説感想スレ(ネタバレあり) Part2」
案内板の実在するスレッドのパロディ。しかも扱っている作品にも筆舌尽くしがたい駄作臭が漂う。このスレを読んだことのある人間なら誰でも見たであろうやり取り(age書き込み、二重投稿や名前欄などの細かい芸も含める)がしばらく続き、最後にどこかで見たようなコテハンが長くうざったらしい感想を書いて締める。最後の1レスもダブルミーニングであり、面白かったと思う。ただこれは内輪ネタであるような気がしないでもない。ネタバレスレを見たことのない人は、これを見て果たして自分と同じような面白さを感じることができるかどうか。
「セクシーギャル刑事〜湯煙旅情編〜」
まず題名からして駄作を狙っている。セクシーギャルや湯煙などこれっぽっちも出てこないのはお約束。頑固ファミリーを題材とした作品だが、ストーリーの無軌道ぶりが楽しい。意図的に駄作を狙うとどうしてもギャグになってしまうのは一体どういうことか。最後に何故か「転校生」ネタを持ってきて無理やり落としているし。面白かったらそれはもう、駄作ではない。
「愛は哀じゃない。」
短編なのにいきなり「前回までのあらすじ」である。それを語っておきながらそれは小川の夢だったというしょうもない内容。しかも「ホームタウン」の作品まで夢オチだったという作者のカミングアウトまで。作品中に作者の恥部が露出するのは作者が恥かしいのであって、恥かしい作品(駄作)ではない。個人的には楽しめたが。実は「ホームタウン」作者以外の人間がこれを書いた、というのならある意味面白いか。
「雨月の夜」
よくよく読んでみると、紺野の後藤の会話が微妙にずれている。ずれているのはまあ良し(こういう雰囲気系の作品にはありがちなので)としても、説明が全くなされてない。紺野と後藤というキャラクターも見えてこない。結果、「頭がいいだけじゃ明日はやって来ない」というメッセージと、ただ後藤×紺野のCPをしたかったという作者のエゴしか残らない。普通に駄作。
- 380 名前:名無し戯言 投稿日:2004/02/06(金) 01:19
- 「三日間の恋人」
文章の冒頭からやたらと出て来る三日というキーワード。男が三日後の出来事を予知できるというオチなのだが、最後の展開がいきなり過ぎるし、不自然。鉄骨の文字が登場するすぐ後に鉄骨に押し潰されるなんて、あまりにも話の組み立てが下手。男×娘に限らず、娘。小説に登場するキャラクターには個性が求められると思うのだが、そこら辺の書き込みも甘かった気がする。やや駄作。
「ラジオ(仮)」
嗅覚を失うという魅力的な仕掛けをしておきながら、矢口のラジオの仮病が落ちだとはがっかりもいいところ。よって通して読むと矢口のただの日記のようにしか見えず、物語として評価できない。駄作以前の問題。
「トリビアの泉」
どこかのSF映画のような話を脈絡なく繋ぎ合わせ、所々に開き直りの作者の御都合主義が公開される。狙った駄作。
その上、駄作のダメな部分で笑いを取ろうとしている(狙って駄作を書いた作品全般に言えることだが)。事実、面白かった。最終章の専門用語群は下らなすぎて調べる気にもならなかったが、多分調べなくてもいいことなのだろう。タイトルに「トリビアの泉」とつけた皮肉が程よく利いた作品。もちろん、駄作ではない。
「歌だロボット」
どこかで見たような題名と思ったら、出だしも「歌ロボット」と一緒だった。とは言え「歌ロボット」とは話としてまったく関係がない。要するにお前、娘。の三大音痴を集めて歌わせたかっただけちゃうんかい、と穿った見方をしてしまう。それを隠すために紺野を小川、道重を田中と称している手法もせこい。そして最後は「ビッグクランチ」のワンシーン。読んだ人間でないとまったくわからない落ちというのは、最早内輪ネタである。かと言って笑えるわけでもなく、評価に値しない作品。
- 381 名前:名無し戯言 投稿日:2004/02/06(金) 01:21
- 「これで推理小説と呼べるのか?」
作者の御都合主義を、飯田が幕間で代弁することで面白さを表現している作品。もちろん駄作狙いなので、推理など意味をなさない。
話者に飯田を起用したのは好選択。飯田ならではの強引かつ電波なキャラが生かされているように思えた。
最後の話者が紺野に変わるの変化があって面白い。細かいところだが、藤本が新垣を撲殺した凶器が鮭とばというのも面白かった。
メール欄の件については、作品の評価とはまったく関係ないのでここでは触れない。
- 382 名前:地味な感想書き。 投稿日:2004/02/07(土) 23:42
- 13.歌だロボット
結論から言えば、駄作ではないと思う。
面白かったです。まぁよく分からなかった所もあったけど。それは雰囲気でカバー。
じゃあ何がいけなかったのか考えてみよう。
一番は、作者さんにはご自分が思ってる以上に元ネタがある話を書く能力があった事ではないでしょうか。
提示されている二作ともを読んでからこの話を読んだのですが、きっとどちらの作品もお好きなのでしょう、
世界観を引き継ぎすぎですね、少々。
だから、壊しきれていない。つまり、二作への敬意が込められすぎ。イコール、普通に楽しめた。
すなわち、パクる、サンプリングする、という場合に於いてのいい例でした。
よって、駄作ではないと思います。
- 383 名前:地味な感想書き。 投稿日:2004/02/07(土) 23:42
- 22 駄作詰め合わせ
結論から言うと、惜しい、です。
1.ョキテカ
だってこれが面白かったんだもん。
こーゆー適当なのいいよね。
カテキョ読んでないけど明らかに全部反対の言葉にしただけなんだろうなぁっていうのが見えていいねぇ。
くだらない。と駄作。は別だと思うので。
2.愛あらばIT'S ALL RIGHT
ごめん。分からないです。
3.火星人紺野の独白
何か法則があるんじゃないかとか考えるのをやめてじーっと、ぼーっと眺めていると笑えてくる。
4.グロテスクマシーン
たぶんなんですけど、プロットとかなしで即席で書いたのではないかと。
それが逆にギリギリセーフな感じなんですけど。
どうでもいいよな、で書いてるものって得てして良かったりするよね。な感じで。
5.カミングアウト
駄作だ。
という訳で、1が余計でした。
1がなければ自分の基準では駄作圏内でしたが、あと一歩でした。
- 384 名前:地味な感想書き。 投稿日:2004/02/08(日) 00:42
- 14 これで推理小説と言えるのか?
メル欄は無視ります。
結論から言うと、駄作と言う名の最高傑作です。
でだ。
10行ほど感想を書いてみたのですが、どれも的確じゃない感じだったので一つだけ。
10レス目の頭。
ちょっとその話に入り込みかけてたいい頃合を見計らってうわ、て引かせてくれる。
このタイミングは秀逸。
- 385 名前:地味な感想書き。 投稿日:2004/02/08(日) 01:22
- 19 ブレスレットレイン'04(苦しいとか言うな)
結論から言うと、駄作ではないと思います。
まず、小ネタにことごとく受けてしまった。
人の立ち位置を座標で表すのは新基軸ですね。今度使わせて貰ってもいいですか?
勢いがすごくあって、読んでて楽しい話でした。(内容云々以前に)
それと、言葉の選び方というか発想が新しい。
くだらない。と駄作。は別物です。分からない。と駄作。は別物です。
何だかよく分からないけどすごく引き込まれる。
その時点で駄作ではないと思います。
23 18 ペネロウプ
結論から言うと、駄作ではないと思います。
読み難い。と駄作。は別物です。
例えば、豪雨によって氾濫した川の流れの中にいるような押し込まれるような勢いで切なさが押し寄せてくる感じ。
例え切れていないのは自分が日本語に長けていなからです。申し訳ない。
駄作とは真逆にある作品だと思います。
- 386 名前:地味な感想書き。 投稿日:2004/02/08(日) 03:09
- 06.seek内小説感想スレ(ネタバレあり) Part2
結論から言うと、駄作とは別物です。
次元が違うと思います。
ちなみにこの本スレ結構好きな人間です、自分。
21以降を受けての感想としては、秘密の回の某作でも思ったが
ここに名が挙がらない自分はとことん(´・ω・`) としてるしかないんですよね…切な…。
小説でもないものに感想を書くのって難しいですね。
これくらいで勘弁してください。
21 レッツ☆バレンタイン
結論、駄作じゃないと思う。
普通に面白かったです。
どこをどう読んで駄作ですね、といえばいいのか全く検討がつきませんでした。
- 387 名前:地味な感想書き。 投稿日:2004/02/08(日) 03:09
- 26 プレゼント
結論、駄作ではないと思います。
作者さんも言っているようにえりまこは正直しんどいですが。
話としては決して駄作ではないと思います。オチは少々ありがちでしたが。
でも印象には残り辛いかもしれません。
その意味では、駄作というより、作品に触れられない、というのが狙いなら成功だと思います。
10 三日間の恋人
結論、駄作な訳がない。
不思議な話。圧倒的な世界観。凄く引き込まれる。
男×娘。だけど、それに嫌悪感を感じるより先に物語の中に入って行けた。
この企画に出すなんて勿体無い、と言いたいくらいでした。
- 388 名前:地味な感想書き。 投稿日:2004/02/08(日) 03:17
- 27 オトコ
結論、駄作ではないと思います。
ポイントは未完と駄作は同一なのかどうかという所です。
これは読者に向けて、皆様のお好きなように落としてください、という心の広い提案なんだと思い込めなくもないですよね。
きっとオチは藤本さんの「じゃ、どーゆーのがしたいの」を受けての松浦さんの返しでいいはずですから。
例えばそうですね、「真夏の冷房のきいた部屋の中のような恋がしたい」なんてどうでしょう…センスゼロですねすみません。
好きな話は、結末が知りたいけどでも終わって欲しくないとも思うのが読者の性。
その点からすると未完と駄作は同一ではないと思いますので。
- 389 名前:名無し戯言 投稿日:2004/02/10(火) 01:40
- 「香ばしい記録」
いきなり実在するキッズスレにおけるやりとり(これは6のようなパロではなくコピペらしいのだが)。これのインパクトが大きい。
その後キッズメンの父親登場→キッズメン登場→オチとなるのだが、最初のインパクトがあまりにも大き過ぎてオチが霞んでしまったように
思える。よくもまああんなに少ない情報でこれだけ妄想できるな、とある意味感心してしまうのだが。
しかしながらこの作品自体がキッズのプロパガンダのように見えるのは気のせいか?
「Don,t break a spell」
孤高を気取る、孤独な少女。しかし彼女は転校生とのある出来事をきっかけに、変わった。
少女が新垣というのが意外。CPで言えば新亀ということになるのだろうか。その組み合わせがかなり珍しく、目をひいた。しかし逆に言えばそれだけがこの作品の特色な気がしないでもない。
孤高を装う新垣の仮面の外れ方があまりにも呆気なさ過ぎ。こんな簡単なことで化けの皮が剥がれてしまうくらいなら、もっと以前の段階でそうなってしまっていたのではなかろうか。それと亀井との出会いが新垣を変えた理由付けも弱いように思えた。
「09.06」
結論から言えば、極めて難解な話。
道重と誰か。禅問答のような言葉のやり取り。共通するのは、時への執着だろう。
どんなに渇望しても、決して逆流することのない時間。それはきっと時間について考えることをやめても、何も変わらない。時が止まることを望む道重(?)とそうは思わない誰か。二人の考えは決して融和することはなく。
不思議な読後感のある作品。良作かと問われれば首を傾げてしまうがかと言って駄作でもない。
- 390 名前:名無し戯言 投稿日:2004/02/10(火) 01:41
- 「ブレスレットレイン'04(苦しいとか言うな)」
前半は文章と言うものを徹底的に弄り倒した内容、後半は作者の脳内を丸々文章にしてみました、という作品。
括弧の中の説明、意味のない座標、何故かExite翻訳まで登場する前半にストーリーはあってないようなもの。ブレスレッドのことなど読者はもとより、作者もどうでもいいことなのだろう。
次、後半部分。ネタの解説から出すはずのボツ作品の構想や内容の一部掲載。最早何でもありである。やりたいことをやり尽くしたという意味では、他の作品の追随を許さないだろう。ここまで来ると果たして作品として評価して良いのかどうか非常に迷うところだが、面白かったので駄作ではないという評価を与えたい。ただし、この手の作品をどこかでもう一度見かけた場合は話は別だが。
「世界は回る」
回るエロワールド。
リレー形式で吉澤から絡みが始まり、そして数人のメンバーを経て吉澤へと還る。CP(エロ)の無限連鎖と言うべきか。しかしそこに絡む思惑が吉澤や石川、藤本だけでは勿体無い。どうせ駄作(御幣の無いように言うと、駄作集に出す作品)なのだから、思い切って全メンバーのあんな考えやこんな考えをごちゃ混ぜにしてひっちゃかめっちゃかにするくらいの大胆な展開でも良かったのではないだろうか。
「レッツ☆バレンタイン」
黒さゆと亀井。でもほのぼの。
バレンタインに纏わる普通の話だと思った。少々オチが弱い気がしないでもないが、駄作ではないだろう。
黒さゆなのに、しかも意外とえぐいことをしているのにほのぼのしてしまうのは道重のキャラクターによるものなのだろうか。
- 391 名前:名無し戯言 投稿日:2004/02/10(火) 01:44
- 「駄作詰め合わせ」
短編なのに短編集、しかも駄作ばかりというお得な作品。
「ョキテカ」は表現を反対にしただけの駄作、「愛あらばIT'S ALL RIGHT」は実質以下略の部分が落ちのしょうもない作品、「火星人紺野の独白」は解読不能、石川のやつ(作品名を挙げるのも億劫なので)は残虐表現をただ並べただけ。カミングアウトは短編バトルカミングアウトのパロだろうか。
頭を使わない駄作とでも言えばいいのか。捻りも何もない。紛れもない駄作なのだが、釈然としない部分が残った。
「18 ペネロウプ」
後藤による、独白。
元ネタがあるらしいのだが、今回はそれについては触れない。それ以外に語るべきことがあるからだ。
後藤がモーニング娘。に入ってから現在までの自らの身に起こった出来事への不満をつらつらと述べている。市井やユウキのこと、最近では紅白に自分の持ち歌を歌えなかったこと。それらをひらがなとカタカナの構成だけで淡々と書かれてゆく。それらの言葉には、意外なほどに重みがある。ここにひらがなと後藤というキャラクターの相性の良さを感じずにはいられない。ひらがな台詞と言えば辻が有名だが、後藤のそれは辻のそれとは異質なものなのだ。
そんな後藤に「いつかわすれさられてしまうそのひまでぼうけんをつづけるだれかがあたしたちをまっているから」と言われてしまうと、もうぐうの音も出ない。文章の最後の「イエス」のように、全肯定してしまうのだ。この悲しき女工哀歌を。
「ブレーメンの投槍隊 」
昔話をベースにとことんナンセンスを追及した、駄作狙いの作品。
くど過ぎるギャグの連発に聊か辟易してしまう。ネタ狙いの作品にも免疫がついてきたということもあり、食傷気味に作品を読んでいたのだが・・・・見事にやられた。ロバート(24)清掃業って。何故24歳か、何故清掃業に従事しているのか。そんなことはどうでもいい。延々と続いたネタの垂れ流しが、このロバート24歳清掃業を生かすためだけにあったと考えれば、全てが納得いく。
タイトルに反し辻加護高橋が出ていないのも好感を持った。
- 392 名前:地味な感想書き。 投稿日:2004/02/10(火) 23:41
- 03.ポエム
結論、惜しいなぁと。
目、悪いんで、物凄く目によろしくない感じだなぁと画面から遠ざかって見る羽目になりましたが
楽しいですね、こーゆーの。
ウォーリーを探せは苦手ですが、それよりは随分見つけやすいし。
「愛してる」の中に紛れ込んでいる言葉さえもありきたりなものなのですが、駄作まで後一歩だったな、と
いう決め手は、最後の言葉が、しっかり、とは言えなくともオチとしての役目を果たした事、でしょうか。
30 闇。或いは、闇。
結論、駄作じゃないと思う。
この話には闇しかない。
目に見える闇。そして見えない闇。
淡々と紡がれる文章がそんな内容とマッチしていると思う。
話の流れが綺麗というか、書き慣れてるなというか、作者さんは頑張っても駄作を書けない人種の人なんだと思います。
16 Don,t break a spell
結論、微妙。
末恐ろしい話です。
誰語りなんだろうか紺野か、大穴で小川か、と思いながら読んでいると中盤で軽く度肝を抜かれかけました。
そしてそこから続く怒涛のようなありえない展開。
それと前半の流れの穏やかさが嘘のようにスピードを持ち出す後半。
タイトルが先で内容が後だったのか、多少無理したのが見え隠れ。
けど、マイナーCPをゴリ推しした心意気を買いたいので、残念ながら駄作ではないという方向で。
- 393 名前:名無し戯言 投稿日:2004/02/11(水) 23:50
- 「【連載小説】イントレランス−あるいは紺野あさ美の逆説」
音痴をネタにしたのは先の「歌だロボット」と一緒だが、こちらのほうが印象に残る内容になっている。
石川が殺されて桃の木の下に埋められたというショッキングな内容のはずなのに不思議とブラックな感じはなく、けれども不思議な読後感が残る。最後の道重の台詞も意味深だ。この作品のどこが駄作なのか、理解に苦しむ。
連載小説と銘打っただけあって何日間かに分けられて更新された本作だが、自分は更新が終わってから一気に読んだのでその効能は不明。個人的には作品の評価には支障ないと思っているのだが。
「プレゼント」
亀井の乙女チックな一面とさりげなく毒吐きな一面が楽しめる作品。
最後にクッキーをつんくに食べられてしまうというオチも、インパクトが弱くはあったがだからと言って駄作というわけでもない。時期を外したという意味ではボツ作になったのは頷けるが。
「オトコ」
あやみきがオトコの話をするという変わった作風。
娘。小説において常にいちゃついている二人がこのような話をすること自体珍しいというか。まあ、結局は元の鞘に収まってしまうわけだが。それよりも問題なのは、未完だということ。話が途中で終わってしまっているのは駄作以前の問題だ。
- 394 名前:名無し戯言 投稿日:2004/02/13(金) 00:08
- 「ファーストタイム」
アルバム「ファーストタイム」リリース時のメンバーによる大家族もの。
チャプターごとに曲名のタイトルを割り当てているのがいい。しかもハピサマの中澤の台詞をそのまま物語にするとは。さんまは背は低くないが、そんな細かいことはどうでもいい。
この作品で特筆すべきは、登場人物全員に満遍なくスポットライトが当てられ、しかもキャラクターが効率よく動いていることであろう。普通ここまでキャラが多いと話が混乱してしまいがちなのだが、本作はチャプターごとにキャラクターを扱うことでそれを上手に防いでいるように思える。外様キャラのさんまにしても、釣りの時の台詞はリアルに迫っていて良かった。
大竹しのぶの友情出演も笑えたが、最後の取ってつけたようなエンディングの素晴らしさ。これを駄作と呼べるはずが無い。
- 395 名前:名無し戯言 投稿日:2004/02/13(金) 00:19
- 【あやみき小説最終話・一人ランデヴー】
短編なのにいきなり最終回という謎のタイトルは置いといて。
魅力的な世界観に派手な複線、謎解きの後の下らない落ちというのは駄作狙いの常套手段ではあるのだが…
平山あや。
もう脱力である。何故に平山あやなのかと。藤本が「あやたん」などという呼称を使っている時点で気づかなければならなかったのか。とにかくこんな下らないトラップに引っかかってしまい、情けないやら恥ずかしいやらである。
もちろん、立派な駄作である。
- 396 名前:名無し戯言 投稿日:2004/02/13(金) 00:34
-
「ロゼッタストーン」
娘。小説におけるメジャーCPの相関図のパロディ。
キャラの言動によるCPの表現の細かさが、なかなか良い。特に高橋と新垣が悲しげに去ってゆく場面などはマイナーCPゆえの悲哀があった。
病院の場面においては、「どんなに娘小説作者がCPにこだわりを持とうが、一般人にはまったく関係の無い話である」という事実を突きつけられるような程よいブラック感があった。
後はもう少しCP(男の夢の中の世界)に関する叙述があれば、と思った。
- 397 名前:名無し戯言 投稿日:2004/02/13(金) 00:49
-
「闇。或いは、闇。」
周りに広がる闇と、内なる闇を描きたかったのはわかる。しかし、肝心の話の中身がどうもいまいちなように思えた。
拉致されたメンバーは娘。なのかそうでないのか、何故少女は当事者でなく友人に憎悪を抱いたのか、説明付けがまったくなされていない。
良作でもなければ駄作でもない、中途半端な作品なように感じた。
- 398 名前:名前はない 投稿日:2004/02/13(金) 01:29
- 30 闇。或いは、闇。
大河ドラマの第一話として大変楽しめた。敢えて名前を伏せることによって
作者は頑張って自分にできる一番辛辣な展開をしたのではないかと推察され
るが、この第一話をしのぐ続編を期待したい。
対面するのが耐え難い悪に直面し、より卑近で身近な人物を逆恨みするとい
う感覚は娘。小説らしくはない(だから作者は名前を伏せたのだろうが。つ
まり作者自身のファン心理に蓋をしたのだろうが)が、とてもリアルな感覚
である。その感覚を知る作者によって紡がれるこの物語の行く末が気になっ
てならない。
何より面白いのは主人公を取り巻くこの自業自得感、同情できない感じだろ
う。今から始まる長編ドラマを通して読者がある一点で主人公に共感するそ
の瞬間を期待させるものがある。主人公の長く先の見えない苦難を通して、
今逆恨みし、おそらく相手からも憎まれるであろう「旅の仲間」たちの危う
い友情物語にも期待が募らざるを得ない。
ここまで期待させて止まないのは筆者の、特に魅力的な臨場感のある筆致だ。
何度も言うが、とにかく続きが読みたい。
- 399 名前:地味な感想書き。 投稿日:2004/02/13(金) 23:51
- 09 雨夜の月
どう言えばいいのか適切な言葉が見付からず何度か読み直したのですが、やっぱり言葉が見付からないです。
揚げ足を取りたくなるような所もなければ、深く心に印象付けられた所もなかったです。
自分に読む力が足りなかったんだと思います。ごめんなさい。
05 4
いろんな意味でかっ飛んでいる。
きっとこれは真剣に読み込んだら負けなのだろう。
面白いなぁと思った部分もあるが、作者さんの駄作にかける想いを汲ませてもらいたいので
駄作と言わせてもらいたい。そんな気分です。
- 400 名前:エラソウでツマンネな雑感です 投稿日:2004/02/14(土) 02:09
- 01 えしゃりゅりょねーあ
「プッ駄作だな」「ワロタ」とは言えず、されど「アヒャー」「ドヒャー」とも言いがたく
ややコメントしづらい作品だな、というのが偽らざる実感だったりします。
短編にしては地味、トキドキ展開が冗長、ノチ、詰め込み感があるかと。
文章力のある作者さんなのでしょう、長編の第一話であったなら納得。
期待の新作の一つとして某所で語られそうな雰囲気ではあります。
02 さよなら!先輩
これも上記に同じく感想を書きづらい。やはりこちらとしては短編を読むつもりで
臨んでいるので、没ネタをそのまま持ってくるだけでは味気ない気がします。
連載のワンシーンならモウマンタイなのでしょうが、登場人物が多すぎるのも、短編としては難。
が、「ありがとうございましたっ」おわり の淡白な幕引きにはちょっとうけますた。
- 401 名前:エラソウでツマンネな雑感です 投稿日:2004/02/14(土) 02:11
- 03 ポエム
古典調なカオリの語りに始まり、永遠に続くと思われた「愛してる」の羅列。
最後を「殺したい―」で〆たのは若干ドキッとしました。
欲を言えば、もう少しその前に隠されているフレーズにパンチが欲しかった。
爽やかに駄作です。
04 6
1日を何度も繰り返すというのは、娘。小説に限らず激しくガイシュツなネタでは。
本当は死んでいる、っていうのもどこかで聞いた事があるような。
語りが上手かったので、どのようなオチがくるのだろうか、と過剰に期待してしまいました。
面白かったけどね。
- 402 名前:エラソウでツマンネな雑感です 投稿日:2004/02/14(土) 02:13
- 05 4
駄作を狙いに狙ったわけですが、作品全体を包み込む何とも言えない寒さは、
なかなかしらふで出せるものではないと思います。
15年前のギャグマンガを今ふと読み返して半笑いする時のような微妙な心持になりました。
駄作ですね。ええ。
06 seek内小説感想スレ(ネタバレあり) Part2
娘。小説というモーヲタ間の内輪ネタの、更に飼育の、そして作者くらいしか覗かないような
スレをネタにした、究極の内輪ネタ。この時点で駄作としての条件を備えているようにも思えますが、
面白かったしネタだし手こんでるしで駄作に非ず。
- 403 名前:エラソウでツマンネな雑感です 投稿日:2004/02/14(土) 02:15
- 07 セクシーギャル刑事〜湯煙旅情編〜
タイトルから、最後のおわり☆の「☆」に至るまで、完璧に武装された駄作。
中途半端な空気感も、転校生かよ!ってなオチも駄作にしてください、と言わんばかり。
作者のほの暗い情熱を感じます。しかし、惜しいかな、駄作ではないでしょう。
08 「愛は哀じゃない。」 -
本当に作者タンは何をしたいのでしょうか。シリーズを知らなくても楽しめる
内容だと思います。しかし、返す返す何がしたいのでしょうか。逆にすがすがしいです。
09 雨夜の月
独特の雰囲気で読ませる作品です。登場人物のセリフもいちいち意味があるような、ないような。
その内、何かこの短編の背後には「深い」テーマがあるんじゃないか・・・
そんな気さえしてきます。駄作ではないでしょうが、好き嫌いが分かれそう。自分は後者ですが。
- 404 名前:エラソウでツマンネな雑感です 投稿日:2004/02/14(土) 02:17
- 10 三日間の恋人
三日後を予知できる男という魅力的なアイディアを、生かしきれていない気がしました。
構成で損をしているのでは、男が死ぬ直前の情景描写が少々雑では・・・など、
思うところもあるのですが、当初の趣旨にガチンコで挑んだ作品に、敬意を表したい、そんな気分です。
11 ラジオ(仮)
硬質の文章が好印象ですが、逆にこじんまりまとまってしまっている気がしました。
結局矢口は仮病をつかっただけなのか?それとも・・・そんなもやもやを余韻にできれば、
作品の読後感も変わってきたのでは。勿論、駄作ではない。
- 405 名前:地味な感想書き。 投稿日:2004/02/14(土) 03:19
- 25 ファーストタイム
テンポが良くて読みやすいです。
よく出来てる、という言葉は褒め言葉ではないのかもしれませんが、そう言いたくなります。
初期メンヲタの自分に言わせてもらえればキャスト的にもど真ん中ストライクな感じですし。
読んでいて楽しかったです。なので駄作ではないですね。
07.セクシーギャル刑事〜湯煙旅情編〜
最初、かぎカッコの前が全部頑固になってる事に気付かず読んでいたのですが
途中で気付いて自分の鈍感さを含め笑いました。
全部頑固でも、どれを誰が言ってるか分かるので無問題な訳で。
その点から見ても、オチがしっかりついてしまっている点から見ても、駄作とは言えないと思います。
- 406 名前:エラソウでツマンネな雑感です 投稿日:2004/02/14(土) 04:52
- 12 トリビアの泉
元来、作中に作者の影を感じることほど、uzeeeeことはないのですが、そこをうまく駄作
のアクセントにし、これでもかのご都合主義で描く、ダダイズムのかほり漂う世界観。こ
れはこれで成り立ってしまっているので、残念ながら駄作にはなりませんね。
13 歌だロボット
正直、パクリという勇者になるなら、勇者らしくパクリでもっと勝負をかけて欲しかった。
音痴ネタ一本で押し通しす男らしさには感動しましたが、オマージュ、というかリミック
スの域を脱していないのが残念。加えて、元ネタを知らない人にはその面白みが伝わりに
くい気がします。
14 これで推理小説と言えるのか?
カオね、言えないと思うよ、残念だけど。の一行目からラストまでネタで引っ張るところ
は偉い。作品の舞台裏を見せて笑いをとる、というのは新鮮なようでよくある手法ですが、
これを終始徹底させた所が新しかった。挿入されたストーリーもベタベタで、そこも薄ら
笑いを浮かべるポイントなのでしょうが、何しろ全く意味を成さないので、スマソ、途中流し
読みしてしまいますた。
- 407 名前:エラソウでツマンネな雑感です 投稿日:2004/02/14(土) 04:53
- 15 香ばしい記録
タイトルが非常にいいですね。スレから話を膨らませていくというやり方は、
以前目にしたことがあるので目新しくはありません。しかし、ここまで妄想できれば
大したものでしょう。上で、どなたかキッズのプロパガンダに思える、と発言されてましたが
まさにその通りかと。よって、駄作ではない。
16 Don,t break a spell
途中、新亀と気づいた時は、ほほぅ有無を言わさずマイナーでごり押しキタ―、と唸りましたが、
作者さん自身も指摘しているように、核となる二人のキャラがちぐはぐで、
そこが気になりました。アンリアルといえども、あまりない組み合わせですし、もっと二人ならではの
特色があればまた違うのでは。CP小説としては成功だったのではないでしょうか。
17 【連載小説】イントレランス−あるいは紺野あさ美の逆説
おや、梶井基次郎みたいなことを言うな、と思ったら最後に名前が出てきて妙に納得。
梶井の小品と同じく、死体が埋まっているのに、さほどおどろおどろしい感じはせず
すっきりと、それでいて独特のオーラ、出てます。個人的に好きなんですが、駄作コンペに出した意義、および趣旨が???
- 408 名前:エラソウでツマンネな雑感です 投稿日:2004/02/14(土) 04:57
- 18 09.06 0
ちょっと、大切にしたい雰囲気。しかし、理解はできません。
作者もそれを望んでいないのでしょう。
19 ブレスレットレイン'04(苦しいとか言うな)
まず一言。アバンギャルドです、このヒト。
座標、自動英文和訳など、真似したくなる疾風怒濤のネタ、ネタ、ネタ。
ほら笑えよ笑ってくださいおながいします的な作者の姿勢が、駄作臭を助長していて
好感が持てます。しかし、完成された一つのネタは、面白くて駄作とはいえません。
20 世界は回る
問答無用のエロティカセブン。
つまり、この後藤本が吉澤を攻め、攻め受け攻め受けで回る世界なので、
吉澤が誰かを攻める→吉澤に攻められたい、という石川の願望が叶うかもしれない
ということでしょうか。
- 409 名前:エラソウでツマンネな雑感です 投稿日:2004/02/14(土) 13:55
- 21 レッツ☆バレンタイン
スレの文末にスペースをあけて、「さゆ+v+c」と表現している所が、黒い重さんの
あざとい可愛らしさと、それを否定できない亀井さん、という構図を良く表していると
思いました。えりさゆの良作、といった印象。
22 駄作詰め合せ
「駄作として魅せよう」という気概は一切なく、「ョキテカ」に見られる投げやり感が
プッて感じの笑いを引き起こすのは確か。しかし、「ズワーイ駄作だ!」と太鼓判を押せるほど
のインパクトやヤラレタ感に欠け、当然「駄作ではありません」な訳でもなく・・・。
23 18 ペネロウプ
「んぁ」「あはっ」という口癖に代表される、アンニュイな後藤のキャラ(あくまで娘。小
説としての)を生かしきった作品。ひらがな表記、句読点なし、というのがスピード感を
もたせ、時にこちらをヒヤリとさせるリアルを浮き彫りにしています。これを読んだ人は、
「そーだよあたしたちはゆめをうりつづけないといけないんだゆめなんてゆめだよそんな
ものどこをさがしてもありゃしない」と言う後藤に、なんとも言えない切なさを覚えるこ
とでしょう。 だって、モヲタなんだから。
- 410 名前:エラソウでツマンネな雑感です 投稿日:2004/02/14(土) 15:05
- 24 ブレーメンの投槍隊
はっきりと、駄作狙いできたのでしょうが、ブラックユーモア+ネタ路線は、最近ではさほ
ど珍しくもありません。芸風が独特なので、なんとなく、あの人が書いたんだろうな、と
いう予測もなりたちます。しかし、(オブ・ジョイトイ)にしつこく受けてしまった自分とし
ては、もはやワロタとしか言葉がないのも事実。
25 ファーストタイム
裕子の結婚相手にさんまをセレクトしたのはグッドです。このテの構成にアリガチな、キ
ャラの顔が見えてこない、という事がなかった。登場人物が多いけれど、うまく消化され
ています。どこか初期作品のなつかしい良さを感じるのは、登場するのが初期メンばかり
だから、というだけではありますまい。
26 プレゼント
亀井と小川のキャラクターにやや違和感を覚えていたところ、投稿する時期を逸したから、
という但し書きを見て、なるほど、と理解しました。確かにえりまこはアリエネですし、つん
くが食べたというオチも弱く、駄作とも、名作とも称しがたいと思います。
が、ほのぼのとした感じを狙ったのなら、それはそれでいいんじゃないでしょうか。
- 411 名前:エラソウでツマンネな雑感です 投稿日:2004/02/14(土) 15:47
- 27 オトコ
包み隠さず、かつ見栄を張らずに言いますと、萌えますた。しかし、これほどセリフの妙
で魅せられる作者なら、もっとできたんじゃないか、というのが素直な感想でもあり。
あやみきで、萌えて、文章が上手。完全無欠の駄作に転がすか、名作にするか。
いずれにしろ(未完)ではどうしようもありません。
28 【あやみき小説最終回・一人ランデヴー】
_| ̄|○
_| ̄|○
_| ̄|○
_| ̄|○ ←ロバート(24)清掃業
- 412 名前:エラソウでツマンネな雑感です 投稿日:2004/02/14(土) 15:49
- 29 ロゼッタストーン
駄作コンペの開催が決定した時、娘。小説のお約束をテーマに料理してくる人がいそう
だな、と踏んでいたのですが、この作品はその期待を裏切らず、かつ面白く纏めていると
思いました。ある意味、ヲタの自虐ネタですが、その塩梅も丁度いい。もう少し突出した
エピソードがあったなら・・と、思うのは欲張りすぎでしょうか。
30 闇。或いは、闇。
あくまで飼育は娘。小説を語るところであり、読者もヲタということを前提にしますと、
娘。小説としての面白みは感じられないので駄作でしょう。しかし、そうすぐに斬り捨てられない
巧さはあります。とは言ったものの、娘。云々抜きにして単体の文芸作品として見るには、
やはり書き込みが足りないという気がしてしまいます。
ほうぼうで高評価の本作品ですが、自分としてはどっちつかずでもったいないな、という印象です。
- 413 名前:駄感想 投稿日:2004/02/14(土) 22:06
- 『えしゃりゅりょねーあ』
個人的に大好きな文章。書くべきところと書かなくても良い箇所とかがしっかりと定まっ
ている感じで、うらやましくさえ感じた。
この原作のドラマは大好きだけど、それを娘。に直したものには特に興味を惹かれないの
で、止めて正解だと思う。そんなのよりも、作者さん自身の考えた話を読みたい。
『ポエム』
>これオンリーで行こう。
この言葉に騙されて、最初、全く気づかなかった(笑
全部「愛してる」って埋め尽くしてあるストーカー的な手紙の作られ方みたいで、これはこ
れでいいんじゃないかって考えてた。そして実際は、もっと恐ろしいものだった。
キャラクター的にも飯田さんしかいないでしょって感じで、最初の方にこういうのを出し
てくる人っていうのも好き。
『6』
スゴく好き。引き込まれた力は今回の中で一番だったかも。
ボヤケているものが少しずつ鮮明になっていくのは、苛立ちを伴った快感すらある。文章
も特徴的で味があるし、中毒性のようなものを感じる。
ラストはどうかというと……まぁ、今まで挙げた事があるからいいかなという感じ。出来
れば最後までちゃんとしているものを読みたかったけど。
- 414 名前:駄感想 投稿日:2004/02/14(土) 22:09
- 『三日間の恋人』
男×娘を初めて読んだかも知れない。そして意外と拒否感を覚えない事を知った。これは
あくまで個人的な意見だけど。
当然男視点からのものだという変な先入観があって、そうではないのが新鮮に感じた。こ
れはもしかしたら男×娘を書くときの常套手段なのかも知れないが。もちろん、その方が
断然受け入れやすいのだろう。
話もそんなに無理がある展開だとは思えなかった。後からじっくり考えたらおかしいとこ
ろもあるのかも知れないけど、読んでいる最中は引っかからなかったから、それで充分楽
しませてもらった。
『香ばしい記録』
いや〜、よかったね。まず笑ったのは、登場人物が全く誰なのか分からないところ。読み
進めていけば読み進めていくほど、妙な笑いが止まらなくなった。
人の興味っていうのは不思議だ。
全く自分と違うものに執着している人の姿を見ると、それだけでこっちまで愉快な気分に
なる。バカにしているんじゃなくて、テンションが上がる。つっこみを入れたくなる。
このタイトルのネーミングセンスには拍手を贈りたい。
『【連載小説】イントレランス−あるいは紺野あさ美の逆説 』
相変わらずの中毒性のある特徴的な文章。『6』を書いた人と間違いなく同一人物だと思
われる。
最初に読んだ時はまだ途中だったから、部分部分は面白くても、全部が繋がらないまま終
わっていて、時間を無駄にしたと思った。
それからちょっと経つと、ルール違反で連載している本作を発見。伏線もちゃんと拾って
いってくれて、完結してくれて、楽しめはした。だけど、取ってつけたような道重さんのキャラに違和感を覚えた。なんでそこにいるのかが、ご都合主義に思えてしまって。
基本的には、やっぱり好き。
- 415 名前:駄感想 投稿日:2004/02/14(土) 22:11
- 『ブレーメンの投槍隊』
今回のネタ系で一番笑えた。
たたみかけるような展開で一気に持っていった後、突如挿入される安倍さんの普通の話。
それまでボケだらけの世界にいただけに、普通の人がおかしくみえる逆転した感覚。思わ
ず唯一の真面目な話に、「それなんだよ!?」と口走ってしまいそうになった。
『【あやみき小説最終話・一人ランデヴー】』
少しでも痛めた胸を返せ!
一人一人仲間が減っていく場面。特に目の前で殺されるシーンは悲しかった。どういう事
が起こって、どうしてそんな状況にあるのか分からないっていうのに、そこまで感情移入
できた。それだけの緊迫感を書ける作者はすばらしい。
分かってると思うけど、ラストシーン。ヤラレタ時の笑いを浮かべながら冒頭の言葉を口
にした。先入観でものを見ていた自分にも気付けたし(思い込んで当り前だけどね)、人を
勘違いしただけで笑いになっちゃうのはビックリ。
こんなのを書けて、こっちに持っていくアホらしさ最高。
普通の短編集としての感想になっちゃいました。
感想を書けなかった作品の作者さん、すみません。
どう書いていいか分からないのも省きましたが、それ以上に時間が無かったので。
書かなかったものの中にもスゴく好きな作品もあります。
- 416 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/15(日) 00:06
- いえぃっ♪一番乗りっ♪♪
そんなわけでセクシーギャル刑事〜湯煙旅情編〜を書きました☆
読んで下さった皆さん、応援してくださった皆さん、
本当にありがとうございましたっ!m(__)mペコリ
正直なところ、めっちゃ手抜きですが←オイ
いろいろ感想もらえてとてもうれしかったです☆
ちなみに、宣伝ですが←スマソ( ̄□ ̄;)
花板でスピカと言う短編集書いてます。よかったらみて下さい☆
- 417 名前:名前はない=感想を書く 投稿日:2004/02/15(日) 00:06
- 04と17を書きました。
04:8割ぐらい出来たかもかな?と思ったあたりでスレを立てました。書いているうちに夜も更けてきて、もう寝ないと明日会社いけない!と思い、こんなこともあろうかと用意してあった「困ったときにどんなスレでも使える便利なオチその3」を使いました。普段からの準備は大切ですね。
17:04の反省を踏まえて、疲れたらいつでも眠れるように連載形式にしたら通算2つの終了レス、1つの更新催促、1つの感想、1つの保全、1つの詳細不明レスを頂戴し、上限ギリギリまで書くつもりが、怒りやその他の思いとないまぜになって結局半分程度で挫折しました。よって当初の予定とは犯人も黒幕も結末も真相も違いますし、音痴に関する伏線も動機に結びつける予定が中途半端でどこにも繋げることができず悔いが残ります。しかしこのような作者の拘りは読者にとっては些細なことで大した違いはないでしょう。本当につまらないものを書いてしまったと思いますが、ルール違反を先にしたのは自分なので自業自得という言葉がふさわしいでしょう。
常日頃から、作品に対しては忸怩たる思いがありましたので、救われる思いで参加させていただきました。次回開催を楽しみにしています。複数投稿解禁で感想は罵倒ありが嬉しいと思いました。
- 418 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/15(日) 00:08
- 12書きました。
本当に即興です。いっつのっとれいにんぐとか書いたあとで気付きました。
なにも考えずに書いたら大した駄作にもならず中途半端な作品になってしまいました。
ちなみに、これまでに書いた駄作は男娘。のOTISとかです。
- 419 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/02/15(日) 00:13
- 13と30を書きました。
もともと短編を書くという習慣がないので、どうしても最初から
駄作を作らざるを得ませんでした。
その割には微妙な評価しかもらえませんでしたが。精進が必要ですね。
前回の「使用上の注意」で「S女。」を書いたものです。
投票してくれた皆様、読者作者さま、お疲れ様です。
- 420 名前:地味な感想書き。 投稿日:2004/02/15(日) 00:57
- さよなら!先輩を書きました。
一度バスケもの書いてみたかったんです。
小川さんが出てこなかったのは、レス数超えそうだから端折ったからです。
ベンチにはいました。たぶん。
13回短編企画で変身!を書いたものです。
皆様お疲れ様でした。
- 421 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/15(日) 08:28
- 駄作6 カミングアウトU
参加者の皆さん、支配人さん、読んでくれた皆さんお疲れ様でした。
22の駄作詰め合わせを書いたものです。
この話しを書いたきっかけは、感想スレなどをみていて、
人によって「駄作」という言葉の定義が全然違うのに驚いたことでした。
自分の認識と人の認識が真逆だったりして、それが面白くて、
こうなったら全員に駄作と言われるよう、いろんな種類の駄作を
極端化してコンプリートしてやろうと思って書きました。
まず1のョキテカ。
これは名作の反対、つまりつまらないものです。
名作をパクるというのも駄作です。
一番語義どおりの駄作かもしれません。
- 422 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/15(日) 08:29
- 2愛あらばIT'S ALL RIGHT。
これは幼く、厨臭い作品、作者が登場する作品を書こうと思いました。。
しかしなんか中途半端だし駄目駄目っぽいですね…。
7あたりと差し替えたいです…。
3火星人紺野の独白。
タイトルは草野心平の詩のパクリです。
意味のないもの、読めないものをと思って書きました。
意味の取りにくい文章を極端化したつもりです。
4グロテスクマシーン。
読んでいて不快になるものを書こうと思いました。
勿論嗜好は人それぞれではありますが。
だからこれにはエロも含まれています。
- 423 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/15(日) 08:30
- 5カミングアウト。
こちらは企画の趣旨に則り、出し損ねたものを転用しました。
これは本当に自分が秘密の回に出そうとしていたやつです。
6カミングアウトU。
冗長で、読む気のしなくなるようなものを書こうと思いました。
たぶん成功してると思います。
頑張ってここまで伸ばしたので…。
長ったらしい文で申し訳ないです。
今回、素晴らしい作品が多くて楽しめました。
本当にありがとうございました。
最後に。
今回の駄作企画で『セクシーギャル刑事〜湯煙旅情編〜』というのを書きました。
- 424 名前:1一番長いやつ書きました。 投稿日:2004/02/15(日) 13:56
- 皆さんお疲れ様でした。
『これで〜』の負けた理由。
・後藤真希が他人の曲を歌った。
・小林幸子の羽が開かなかった。
・ってゆーか去年のSMAP大トリに勝てるやつなどいない。
とりあえず、『これで〜』のアカンかった所。
・情景描写のダメダメさ。
・飯田さんとヤグの泣いた所(13レス目)の薄っぺらさ。
・コピペミス&ズレ。6レス目をコピペしようとして、5さんきゅです≠ノ気付いた時は血の気が引きました。いやマジで。
でもね、大好きなんです、『これで〜』。
正直、書き終わった時、駄作だなんて思いませんでした。
今もそんな事はこれっぽっちも思っていません。
でも駄作≠ニいう響きが好きなので、この作品は駄作です。作者が言うから間違いない。
虐められていると感じたらイジメの始まり、と同じ理屈です。
自分で書いたから当たり前ですが、情景がとても絵に浮かびます。
特に飯田さん、ヤグ、ミキティ、紺野さんの絡みなんて最高です。
そう思いませんでした? 思わない? そうですか。
- 425 名前:トータルでも一番多く書いたはず。 投稿日:2004/02/15(日) 13:57
- 一方の『ブレスレッ〜』
寝不足のまま、推敲もせず、ただネタ(笑え!)を書きなぐるだけ。
その結果トンデモナイモノができました。
……少なくとも、ラムダとスヌーピーは書かなけりゃよかったと思います。
あと、第3象限が第三象限になっていた所と27レス目のこと≠フ表記の違いが悔いです。(他に誤字脱字って無いよね?)
自信のあった所
・4レス目、マコがまいちゃんの発言をし、その後滑らかにカン娘。二人の掛け合い(ほんとだ、そうだね、まいちゃんサイコー)。
・Excite 翻訳
・11レス目、新垣が初めて喋ったのである。≠フ三連発。
・13レス目、メール欄にも書きましたが、北(それはそうでしょう)1輝=B
・18レス目、ボーボボ&おけいさんヲタ
突っ込んで欲しかった所。
・亀井の座標からわかる楽屋の部屋の長細さ。……これはわかりづらいな。そんな面白くもないし。
・春一番四連発。 例 「マザー2かよ」 ←このネタわかりました? 僕はマザー2やった事ないです。
・『日本改造法案大綱』がExcite 翻訳≠ナ偽札についての本になってた所。さすがExcite 翻訳。
とても評価が気になる所
・21レス目……。
意外に好評だった所
・座標
とりあえず、ラジオも小説も、自信満々のネタよりもなんともなしに書いたネタの方が読まれる事を知りました。
あと、ヤンタンネタが通じない事がわかりました。これからも入れていきますけど。
- 426 名前:だから長いとか言わないで下さい 投稿日:2004/02/15(日) 14:02
- あと、気になったんで一部レス返ししても良いですか?暴言とかもありそうですが。
>>369-370さん
最初見たときアホちゃうかと思いました。わざわざこんなもののためにこんなにも書くなんて、アホちゃうかと。
ちなみに僕は関西なので、この場合のアホは褒め言葉です。
ただ、惜しむべき所は、『ブレス〜』をすぐに書いてしまい、『これで〜』の感想がちょっとしか聞けなかった所と、
僕の笑いが通じなかった所ですかね。>笑えない
>>375-376 間奏さん
>カムアウトとも取れるもの ……何処でしょう? 相談スレのことですか? ダメなんですか?
>ところどころ流し読みしたけど ……僕も人の事言えないしね……。
>>377 362さん
>飯田さんの座標がよかった(注釈入れなくても気づくよ普通)
もしかしたら誤解されている気がするので書かせてください。
お笑い用語にてんどん≠ニいうものがあります。
同じボケを何度も繰り返す事で、笑いを二倍、三倍、それ以上にするテクニックの一つです。
この作品では、新垣が初めて喋った≠ェそれに当たるでしょう(厳密にはかなり違いますが)。
で、この座標(というか18レス目)についてですが、
わざわざ言わなくても気づく事はわかっております。
というより気付いてもらわないとあのレスの半分がパアになります。
あのレスでやりたかった事は注釈なんかではなく、
昔やったボケを、説明という形式で引っ張り出してきて、再び笑いを誘う、という
時間差の大きい変則的(すぎる)高度なてんどん≠ネのです。
……というのを今考えつきましたがどうでしょうか。
正直、ここまで考えて書いたかと言えば嘘になる……かな? よくわかりません。
才能です。というより習慣です。
幼少の頃から漫才(特にベテランさんの、若手にはない絶妙な間や安定した笑い)を見まくり、
吉本新喜劇を見まくった遺産です。
とりあえず、こんな考えがあったので、欲を言えばもっと大きくつっこんでほしかったです。
あと、関西人はみんながみんな、僕みたいに「笑いが〜」とか考えてませんのであしからず。
- 427 名前:ナガスギマシタ。ゴメンナサイ。 投稿日:2004/02/15(日) 14:06
- >>381、>>390 名無し戯言さん
>鮭とば 小説とはいえ娘。を殺してしまうのには後ろめたさがあるので、少しでもコメディっぽくしたかったんです。
>この手の作品をどこかでもう一度見かけた場合は 『ブ〜』並に飛んだやつはもう書けないと思います。
>>384-385 地味な感想書き。
>駄作と言う名の最高傑作
一瞬ジエンしたのかと思いました。あなた大好きです(単純)。女の方(そんな感じがしましたが)なら付き合いたいです。
>今度使わせて貰ってもいいですか? ……まさかこれが目的でこれまでヨイショしてきたんじゃ(ヲイヲイ)。
ここまで座標が受けるとは思わなかったんです。それに持ちネタが少ないのでダメ! と言いたい所ですが、
使ってください。でもスレの本文でも名前欄でもメール欄でも何処でもいいんで、どこかに
元ネタ『ブレ〜』作者≠ニか書いてやってください。宣伝とか著作権とか損得勘定とか云々。
あと、よくなくてもあなたのスレ教えてください。
>>406、>>408 エラソウでツマンネな雑感ですさん
>スマソ、途中流し読みしてしまいますた。 ゴルァ! いや良いんですけどね。
>アバンギャルドです、このヒト。 とりあえず、誰もしたことの無いような物が書きたいんです。今考えてる物もそうです。
>真似したくなる疾風怒濤のネタ、ネタ、ネタ 真似していいですが著(ry それとあなたもスレ教えてチョ。
……自スレを持てば更新部分より返レス(馴れ合い?)のほうが多くなりそうです。
えっと、その自スレですが、この一年以内に空、海、森板以外の少ない板で立てる予定です。
ジャンルは長篇スポーツ物にしたかったんですが、僕に長篇は書けそうに無いので駄作短篇集になると思います。
レベル的には『これで〜』並ですがいいんでしょうか? ダメと言われても立てますが。
100lの力で書いたものを、うんこしてる時にこれ10lぐらいの力で書いたんだろーなと思われながら読まれる、
そういふ物を私は書きたい。(ふぉーく、ふぉーく、ふぉーく、ふぉーく、……。)
なんか荒らしみたいですね。長々とすいませんでした。
- 428 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/15(日) 22:19
- 23 18 ペネロウプを書きました。
元ネタは百合若大臣です。
だるいので4レスで止めました。
青板「Nevermore」内「お姫様になりたい」読んでくらさい。
- 429 名前:1と21の言い訳 投稿日:2004/02/16(月) 03:26
- 目指したもの。
「初めてです。〜〜〜」みたいな言い訳の初レスから始まり、10レスくらい書いて放置な話。
そういうのこそ、読む価値もない駄作だよね?みたいな感じでございます。
久々に聞いた誰かのラジオにうっかり騙され、とある前夜祭の最後列引き当ててしまった腹立たしさを読者にも味合わせたい。
後付けの理由です。
まあ、そんなわけで、時間を無駄にしてしまった読後感の最悪さを堪能して頂こうと思いまして、
読んで損したと心から思わせる、とことんいびって、攻撃し尽くしたくなるような苛立ちが必要かと。
『駄作とは内容じゃない。空気だと、私は確信しています』
どこかのヅラじゃない、退廃的な雰囲気漂う音楽関係の先生も言っております。
・・・後付の理由です。
【えしゃりゅりょねーあ 】
最初の投稿ならバカの一言で、駄作として片付けられると思いました。
ただの撒きに過ぎない第一話の、20レスちょっと。
「ふざけんなてめー、次のない続き物を短編に持ってくるんじゃねー」みたいな。
・・・気分悪くなりませんか?
空気の読めなさを買って頂ければ、という意図での投稿でした。
【21.レッツ☆バレンタイン 】
19じゃないことに、途中で気付きました。
ごめんなさい、19の作者さん。
本当に、心から申し訳ないです。
投稿不手際のバカっぽさも駄作の大きな一因かと、最後まで訂正しませんでした。
話としては、ただの事実羅列でつまんないでしょ?という感じです。
作者フリースレにも持っていけなかったもの。
起承転結もなければ、オチも皆無なわけで。
読んで、テメーふざけんな!!くらいの駄作的心構えで読んで頂ければ、思っていたのですが。
月板で「なめ」というのを書いたり、書かなかったり。
時間があって、暇で、尚且つパソコンの前にいて、何となくなんもすることがねーよ、って時に読んで頂ければと。
- 430 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/16(月) 03:37
- >>429
全部嘘です
- 431 名前:ラジオ(仮) 投稿日:2004/02/16(月) 22:17
- 嗅覚に意味はありません。矢口さんの壮大な言い訳です。
なので、矢口さん自身が自分をひいき目のだいぶ混ざった俯瞰で見ている感じで、硬質で
格好良さ気な文章になっているってだけです。
それに対して現実部分では柔らかい文章できっちりと落としたかったんですけど、推敲す
る前に、登録スレがキリ番だったので勢いで出っしゃいました。その結果、自分が意図し
なかったモヤモヤが生まれてしまった訳です。
元々はハードボイルドな展開のものを書こうとしての設定と文章でしたが、この企画の存
在と思いついたオチがこういう方向に転ばせました。いつか最初の構想のものも書くかも
知れません。
とても楽しかったです。そしてお疲れ様でした。
「使用上の注意」の回には、『WhiTe LiE』というものを書きました。
- 432 名前:あやみき小説最終話・一人ランデヴー】 投稿日:2004/02/16(月) 22:58
- 参加するつもりはなかったのですが、徹夜のレポート明け(午前6時)でアヒャっていた為、思いつきでやってしまいました。
翌日 ((((;゜Д゜)))になったのは言うまでもありません。当初上戸のあやゃで行くつもりだったのですが、
平山のあやゃの方が(ノ∀`) アチャー感が強そうかな、と考えま(中略)いしよしで石井リカさんにすることも考えたのですが、こちらは(ノ∀`) アチャー感が強すぎて(略)
さらに某スレで某S御大の作品と錯誤された方がいらしたのは正直おいしかっ(略)…と、いうことは私の心の小箱に閉まっておきます。ダメな映画を見終わった後のはぁ?金返せ!みたいな気持ちに皆さんが少しでもなってくだされたならば、幸いです。
自スレの方も、全く立てるつもりはなかったのに試験勉強明けでアヒャっていたため気付いたら立ててた、というとんでもなく(ノ∀`) ((((;゜Д゜)))な駄作ですが、
まぁ厨なので晒しますと白でかっけーバカというのをやってます。読んでくださった方、企画に参加された方々、ありがとうございました。
- 433 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/16(月) 23:57
- 25 ファーストタイムを書きました。
感想を頂けた、>>394 さん、>>405さん、 >>410さん
ありがとうございます。
前に、短編用スレに「TANPOPO1」の曲名全部を
タイトルにして短編を書いたのですが、
また、アルバムの曲名で短編を書こうと思ってました。
今回、短い期間に一気に書いたので、ストーリーを先に
書いて、それから曲名を当てはめて行きました。
皆さんが注目された、杉本さんですが、指摘された
通り、ハピサマの中澤さんのセリフから採用しました。
最初はさんまさんにするつもりは無かったのですが、
つい、杉本とくれば、「たかふみ」となってしまったのです。
今回、企画に参加したのは、自分の小説にはあまり
レスを貰えないので、自分の小説の感想を貰いたかった
のです。手厳しい評価を覚悟してたので、
三人の方にお褒めの言葉を頂き、驚いています。
駄作としては、7位で結構上位ですから、妥当かと
思います。
私の小説を読んで頂いた方々、ありがとうございます。
ついでに言えば、今、パラレル・ワールドのあやみきを
書いてます。
- 434 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/18(水) 01:22
- 09 雨夜の月を書きました。
川上弘美の『溺レる』を読んでいる勢いで書いた話でしたので、
あんな安易なタイトルではなく、堂々と『窘メる』にしておけば良かったと後悔しています。
企画に携わった皆様、お疲れ様でした。
- 435 名前:名無し募集中。。。 投稿日:2004/02/18(水) 09:32
- >>434
他に書いた(書いてる)やつ教えれ
- 436 名前:三日間の恋人を書きました。 投稿日:2004/02/19(木) 22:18
- ♂×娘。ならば女視点でラブストーリーを書こう、
というところから始まったものの没にしたものを出しました。
イマイチ煮え切らない至らない点が感想を見てわかった気がします。
次はもちっと頭を柔らかくかつ冷静な視点を忘れずに書きたいと思います。
殿でした。
- 437 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/20(金) 01:00
- 24.ブレーメンの投槍隊を書きました。とりあえず、たくさんのどーでもいーものをそこそこ全身全霊こめて書きました。そして、どうでもいい(ood/1062)ものの中に放り込まれたせいで、一番意味のある話が一番どうでもいいものになるような構成を考えてみました。感想でそこに触れて(h)もらえたような感じのことが書いてあった気がします。気づいてもらえたっぽくてうれしかったです。ちなみに、わざわざそんなことをする意味も必要性もありません(eek.xrea.jp/w)。よいこはまねしないほうがいいとおもいます。ちなみに、安倍の話は安倍の卒業(9.html)話のつもりで書きました。たぶん誰にも気づいてもらえないっぽいので、悲しくもここで発表します。悲しがるくらいなら普通に(ttp://ms)提出しろと思います。あと、八畳一間を狭い室内よばわりしているのは、修正前のものを投稿してしまったせいです。とても悔やんでいます。それでは、今回の企画に関わったすべての人(94917)に、おつかれさま、ありがとう。
- 438 名前:06.seek内小説感想スレ(ネタバレあり) Part2を書きました 投稿日:2004/02/20(金) 23:39
-
そうか。ネタスレなのか(・∀・)
どうやらユーモアセンスのかけらもないはずの自分にもネタスレを展開できるだけの素養が備わったのかと勝手に前向きに喜んでみます。
「巧い人、頭の良い人がさらっと書いた感じがヤなカンジー」な意見も見られましたがみんな、そんなに誉めるな!
ところで私は、B級、Z級映画が大好きです。
駄作とは何か?と、今回真剣に考えて、小説ではなく映画に置き換えて考えてみました。
B級、Z級映画の条件を個人的に考えてみると
1.大ヒット作のパロディもしくは二番煎じ→「ジョーズ」ヒット時の「グリズリー」や「テンタクルス」や「アリゲーター」。「エクソシスト」ヒット時の「デアボリカ」や「アビィ」。
2.イタリア映画(1、6、7に共通。)
3.エド=ウッドの作品→「プラン9・フロム・アウター・スペース」「グレンとグレンダ」
4.モンド映画(ヤラセドキュメンタリー映画)→「ブレアウィッチプロジェクト」「世界残酷物語」「グレートハンティング」etc
5.無意味な演出、繋がらないエピソード
- 439 名前:06.seek内小説感想スレ(ネタバレあり) 投稿日:2004/02/20(金) 23:40
-
と、私は考えました。 と、いうわけで、「条件1と3と5と6を匂わせる作品の、ヤラセドキュメンタリー」… 要するに、「存在しない駄作を語る」という、コードネーム「最終絶叫計画をブレアウィッチプロジェクトでGO」という形に落ち着いたわけです。
で、まぁ、結果は綿密なシミュレーションがアホらしくなる駄作でもなく神でもない非常に中途半端な順位に落ちついてしまいましたが、その辺は「B級」っぽいし、ということで結果オーライということにします。
大衆受けする作品は書きたくない(書けないというのが正しい)のがポリシーなので、今回のような企画はとても楽しかったです。悪なくして正義なし。混沌なくして秩序なし。影なくして光なし。駄作なくして名作なし。駄作万歳、B級万歳、というわけで、海(倉庫)で「TEA IN THE SAHARA」とかいうB級作品を書いていました。
最後に名無し戯言さん。 オチに使ってすみません。読み応えのある感想は楽しみに見ているのであって、決してウザーとか思っているわけではありませんのでよろしくおねがいします。
- 440 名前:09.06 投稿日:2004/02/24(火) 20:34
- これは大人に成りきれないと言うか大人になるのを拒んでる道重の心と真逆に芸能界で仕事をするんだから大人にならなければならないと焦ってる道重の心が夢の中で対立しあってるのを表現してまして夢の中に現れた道重に道重自身が誰か?と聞く程お互いの心が違う事を意味していて包帯は安心感を表していてもし安心感が無いのなら服の袖を切って代用するようにあるもので補えば良いというつまり変わってしまっても何とかなるという大人の道重の心の言葉で代わりに次が眠れないつまり変化できないのなら無理して変化する必要がないと言う事を子供の道重の心を睡眠に例えて表していてそのまま大人になる事は子供としての楽しさを失う事になるんじゃないかという意味の青春は大人になると失われるんでしょうという質問を表していて大人の道重の心の姿に向かって笑ってとお願いをしていて大人の道重の心が笑っていないのを憂いていますが大人の心から見た子供の心の道重も笑っていなくて大人の道重が子供の道重に出来る限り優しく問いかけていて読者はここで初めてこれが道重を主人公にした道重の心と心の対立の話だと解るという形になっていて書いていて一番のお気に入りでしたがここから収束させるのが辛かったのも事実で門限を過ぎても帰らないけれど貧乏な姿になりたくないというのはつまり黙っていたって
- 441 名前:09.06 投稿日:2004/02/24(火) 20:35
- 大人になるのはもちろん知ってるけどそれでもずっと子供のままで居たいと子供の道重の心が駄々をこねているのを大人の道重が撃ち抜きますがそんな子供っぽい仕草を見せるのが大人になっても全く別の人間に成る訳じゃないというのを表した大人の道重の心が言葉じゃなくて態度で表していてその後で門限を過ぎても帰らない事は出来るけどそれは時を止める事じゃないと言葉で教えてあげていて大人の道重の心は子供の道重に通じただろうと言う事で帰ろうとしますが子供の道重の心と同じ方向に行かず逆方向に向かう事でここで二つの心が別れる事までが必要だと思っている大人の道重の心の呟きでそして大人の道重の心が通じた子供の道重の心は大人の心が右側の道を選ぶなら私は左に行くべきなんだと悟り大人の心と子供の心は行く先や背負ってる物やするべき事が変わって来るけどいつかまた擦違うどこかで道が重なりあう道重だけにという落ちでちなみにタイトルは六期の道重と真逆の道重つまり六の逆の九という意味でかつ九六くろくつまりクロックで時計も表していたんですがこんな事わざわざ書かなくても皆さんには全て見通されていたようで恥ずかしい限りです
- 442 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/14(日) 13:33
- ***************************************
***第14回短編バトル『斜陽』***
*** 〜 感 想 〜 ***
***************************************
- 443 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/14(日) 14:23
- 壱 黒ベージュは遠すぎる
タイトル、作中作品のタイトル、オチの3点の意味がわからず、楽しめません
でした。元ネタなどはあるのでしょうか? 作中作品に関して保田さんと同じ
印象を持ちましたが、スレ流しがオチと仮定して、それがどうオチなのか見当
もつきません。せめて登場人物の思考の過程を楽しもうとしても、ストレート
過ぎて作者の思考の過程を見ているようで、こちらも困りました。楽屋裏を見
せられても…
オチや背景となるネタの詳細な解説を読みたいと思いました。
3 太陽の影の星
SF部分と日常生活の部分にらしい描写が欠けているのがレトロSF好きと
しては残念なところです。作品の状況も有名すぎるほど有名なSF名作『たっ
たひとつの冴えたやりかた』に酷似しているにも関わらず、死に向かう必然
性の低さから、作者が無理やり感動的な状況を作りたくて無理をしたように
思えます。例えば石川の宇宙船で二人で逃げるという選択肢が無いこと、藤
本が太陽が落ちることを知っていながら隣の星に移住しない理由は何か、な
ど状況的に納得しがたいものがあります。同じ筋で、SF描写と時間の経過
と登場人物の心情にもっとリアリティがあったら、読後感が全然違ってくる
と思います。
文章は読みやすくて明るいトーンをもっていて良いのですが、SF的説明や
複雑な状況をシリアスに読者に理解させるにはやや力不足。深刻なことを、
明るく書くことによって出る不思議な哀しさ、みたいなものを出すには、何
か、重複になりますがリアルで臨場的な表現などが足りません。
登場人物の感情や人間関係の変化も平坦で、読者に時間の経過を納得させる
ものに欠けます。
斜陽度は在りえないほど高くて良かった。物語性に富む素材を選択した作者
に感心。細部に注意を払えばかなり化ける作品だったでしょう。次回に期待
します。
- 444 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/14(日) 14:44
- 4 夜の箱
恋愛にかまけていてしょーもないことを針小棒大に語り、どうでもいいことで
一喜一憂する思い込みの激しいはためいわくな恋人同士の本人達にしか重要で
ないことを深刻の極みにまで昇華された文章で活写することで、芸術的な雰囲
気を出そうと意図して失敗したように感じました。ギャグに昇華するのだとし
ても、もっと華麗にスマートに日本語を操ってもらわないと笑うのも難しいで
す。
序盤の描写は、自分の日本語感覚からは意味と描写が多少ズレているように感
じる気持ち悪さ(文章と内容のズレが気持ち悪いのであって、用語とか作品が
気持ち悪いわけじゃないので念のため)があります。それが女子高生という人
生経験の浅さの描写なのだとしても、受ける印象がそういう青臭さからかけ離
れたものであるため、些か失敗してると言わざるを得ません。
内容の無さを文章で誤魔化そうとして失敗した作品であるように思います。
5 サンセット・イニシエーション
やぐなち、にも関わらず矢口と飯田の会話に終始する話。勘違いの疚しさの、
前提となる部分の解説をキモに据えてしまうのは、話の主従が転倒している
といった印象を拭えない。その前提があるが故の、矢口の疚しさや、安倍と
の関係の描写が殆ど無く、非常に味気ないもののように思えた。
同じ内容で、話の主点を別の場所に置くと、もっと臨場感溢れる話になった
と思う。惜しい作品であるように思った。
ただ心理学用語「吊り橋効果」の学習目的で書かれた作品であるとすれば、
それは成功しています。主役ですから。
- 445 名前:率直な感想 投稿日:2004/03/14(日) 14:49
- 壱 黒ベージュは遠すぎる
頭の悪い読者を置き去りにした作品。
スレ流しを見るに何か深い意味があるのだろうが別に知りたいとも思わない。
お前に分るか?と問われているようでむしろムカついた。
メール欄を見て怒り狂った。見るんじゃなった。
最近感想書きばかり叩かれるが、ならどんな作品を投稿をしてもいいのか?
投稿する側に 問 題 は な い の で す か ?
メタ小説は誰か書くだろうと思っていたが一番読みたくないパターンのメタ小説だった。
フォローは次に感想を書く人が書きます。
- 446 名前:率直な感想 投稿日:2004/03/14(日) 15:30
- 2茨姫
すげー面白かった。
書き上げるまでに5時間もかかってるのは謎だが。
直打ちかとも思ったが5時間で一作書けるんならすごい才能だ。
序盤で登場人物が誰一人分らなくてイライラしたが、中盤以降はむしろ誰だか分らない事が快感にすら思えてきた。
ゾクゾクするってやつ?ジグゾーパズルのようにピースが揃う度に背景や人物像が少しずつ見えてくる感じ?
登場人物が分ったところでもう一度読み直してみたら初読の時よりも面白みにかけた。
この作品の魅力は登場人物がはっきりしないところにあるんだろう。
人称を微妙に変えて誰の台詞かちゃんと分るようにしている所も心憎い。
ただ、企画なんだから直打ちは止めていただきたい。
まさか、コピペに仕方が分らないわけでもないだろうに。
下手すると続きが書けなくなって削除依頼なんて事にもなりかねない。
あ、そういえばそんなやつがいたねぇ。駄作企画に(笑
- 447 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/14(日) 15:40
- 07. とまんねぇなー
可愛いくて、キャラも人間関係も出てて、かなり面白かった。藤本登場シー
ンとかありそうで笑った。
欲を言えば、地の文と台詞の区別が付かないところ、語り手がどこにいて、
何をしているのか分かり難いところ、場面転換をレスの区切りに頼っている
せいで、文章で表現しきれていないところ、人間の位置関係、オチにかかる
部分で具体的に飯田と安倍が何をしにいって、どこで何をされたのか、など
などの部分の改善を望みたい。
それぞれの言葉使いとか行動とか特徴出てて、誰が何をした、みたいな説明
を付けなくても分かるのがいい。でもそれに頼りすぎてて、最低限必要な箇
所もかなり落ちてる感じがした。まだ初日だし、もうちょっと推敲に時間を
かけても良い作品だと思いました。
斜陽部分は無理やりすぎて、いっそ無くても気付かないかもしれないような
気がしました。最後の飯田の独白の壊れ方がそれまでのほのぼの感を台無し
にしているような気もしますが、この黄昏れ方がテーマ的には○なのかも。
8 右手に銃を 左手に君を
抽象的で興味深い。死体は大人になってしまった子供たち。子供のまま
でいたい辻と加護。何かってのは時間だろうか。
抽象的に表現しない、同じテーマの作品のほうに興味を惹かれますが、
こういったストレートなのもなかなか良いです。
3や5に比べて物語が化ける可能性はとても低いように思いましたが、
そのぶん完成度が高かったので良いのかもしれません。
ここまでの完成度で書けるなら更なる+αを求めたくなるのが、ないもの
ねだりの、ないものねだりたる所以というか、もう少し印象に残る何かが
欲しいところです。
- 448 名前:率直な感想 投稿日:2004/03/14(日) 15:56
- 3 太陽の影の星
絵に描いたようなSF小説。
冒頭がいきなり未来人が過去人に話しかけているような説明で始まる。
その後、あらゆる事象についての説明がない。
設定がうすっぺらいから人物も人間関係もうすっぺらく感じた。
全てが絵空事のようだ。
別に貶しているわけではなく、そういうのも有りだと思っている。
そっけないからこそ感じる哀愁みたいなものがある。
生きることを放棄した人間の無力感?
台詞の選択が自分に酔ってるようでちょっとキショかったがそれも的確な人物のチョイスでカバーしている。
なかなかうまいと思った。
テーマの使い方も今までの中では一番よい。
- 449 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/14(日) 16:02
- 10 ガキさんさん
狽、わ。すべてにおいて完璧。めちゃめちゃ面白かった。書いてくれて、
ありがとう! 読めてよかった。
飛ばしてる作品の感想はあとから書くかも。書かないかも。
- 450 名前:率直な感想 投稿日:2004/03/14(日) 16:11
- 4 夜の箱
とにかく苦手だ。
小説を適当に開いて2,3ページを読んだような感じ。
ありえないほど少女漫画をしているのも苦手だ。
この話にはキャラらしさが何処にも見受けられなかった。
短編だからといっても、せめて、起承転結ぐらい入れてほしい。
起結だけでもいいや。それがないと読みどころがわかんないから。
- 451 名前:毒にも薬にもならないエラソウな雑感ですが・・・ 投稿日:2004/03/14(日) 16:58
- 辛口の感想書きさんが多くて、ビビリながら雑感、書かせていただきます。
まず、未だ投稿期間の序盤なんですが、総括しますと娘。のキャラを特化させて読ませようとした作品が少ない
と思いました。反エンタメ、すなわち純文学志向のモノが多い、というか。娘。でなくてもええんちゃう?みたいな。
自分としてはそれでもオッケーなんですが、人によってはそこが「鼻につく」「uzee」と感じてしまうかもしれません。
読者が娘。小説の読者である限り、娘。要素が少ない分、+αの評価を得にくいでしょう。
いかんせんテーマが”斜陽”なのでどうしてもソッチよりになってしまうんでしょうね。大人数での料理には適していないテーマかもしれません。
文章、特殊だな、きれいだな、と思う方、現時点で既に何人かいらっしゃるんですが、
今回ばかりはやや技巧に走っているという印象をもたれがちかもしれません。
事実、娘。小説が、ヲタ間という狭いカテゴリー内で等質のテーマを交換するという
特徴を持っている限り、何か単体の文芸作品としてよっぽどの力がないと、良い評価を得られないのは
当たり前といえば当たり前の事かもしれませんけれど。
自分としては、そこまでウザーくはなかったんですけどどうでしょうか。
まぁ、ここはマジで小説家を目指している人たちの集まる場所ではありませんし
所詮(これはいい意味でですよ)キモヲタ感のキモイ遊びの延長なわけですから、
自分も、適度に馴れ合い、適度にキモく、適度にちゃねらー風味を基本姿勢に雑感を書けたらいいなと思います。
あ、前置き長過ぎですね。スマソ
- 452 名前:名無し 投稿日:2004/03/14(日) 17:33
- >>451さん、同感です
最近の短編、読んで違和感があったのはそれだ。
- 453 名前:雑感です 投稿日:2004/03/14(日) 20:47
- 一回全部書いたんですが、無理矢理雑感書くのももアレなんで書きづらかったものは、省いてみますた。
>>452 そういう風に感じる人もいるんじゃないかな、って邪推しますた。
自分的には好きだったらオールオッケーなんで…娘。小説ヲタなのかもしれません。
エラソウでワケワカンナイこと言ってすいません。
6 These Days
いい意味でも、悪い意味でも初期作品風味だと思いました。
今の辻さんが、「〜れす」で膝のりは…正直ヘンな気もしましたが。
These daysは、いつか必ずThose daysになってしまう。そのちょっぴり悲しい感じ。
それをほのぼのと描けるのは飯田と辻だからなんでしょうね。
好きな人は、すごく好きなんじゃないかな。
- 454 名前:雑感です 投稿日:2004/03/14(日) 20:48
- 4 夜の箱
嫌いではないんです。しかし、この作品には違和感があるのです。
「トワイライトの時間」、「どっちつかずに揺れる時」をうろうろする年頃の亀井が
「相成るのだろう」「挾持」「赫奕たる」etc….といった中島敦ばりの単語を選ぶだろうか、
という疑問からなる違和感です。キャラと、作者さんの好む語彙がちぐはぐな印象→→→
→既存の小説から、キレイな語句をセレクトして、このストーリーに無理矢理つぎはぎし
たのかな、とか激しく失礼で邪推チックな考えが、一瞬浮かんでしまいましたスマソ。
これが、成長した亀井が過去を回顧してのモノローグならまだわかります。
もしくは、亀井が(たとえば娘。小説におけるコンコンみたいな)、ちょっと頭でっかちで理屈
っぽいキャラだとかなら。思春期にありがちな自己陶酔ゆえの文章なんだとか。
もしかしたら、作者さんは亀井のそういった早熟な部分と、年相応な部分のアンバランス
さを描きたかったのかな、なんて勝手に深読みしてみましたが、
やっぱりそう理解するにはちょっと無理があるような気がしました。
とはいったものの、はんなりとしたラスト、結構好きだったりするんです
- 455 名前:雑感です 投稿日:2004/03/14(日) 20:48
- 壱 黒ベージュは遠すぎる
これ、前回の駄作企画に提出するものなら評価変わったかも。
(別にこの作品が駄作という意味ではないです)
全体的に、分かりづらい。ゆえに、独りよがりな印象を受けてしまいました。
オチは…スマソ、ありそうですが、わかりません。メール欄の意味も。
作者の意図が見えにくく、結果、読者を置いてきぼりにしてしまった感じがする。
「いや、うん、それで俺らにどうしろと…」的なリアクションになってしまった。
そのせいで、せっかくのネタにも素直に笑えませんでした。
ちゃねらーなヤッスやコンコンは好きなんですけどね。川o・∀・)
これ、最後数レスをつかって解説編を織り込んだりして面白おかしく仕立てれば、
もっと違ったんじゃないかなぁ、なんて思ってみたり。
- 456 名前:雑感です 投稿日:2004/03/14(日) 20:49
-
2 茨姫
上で指摘されている方、いましたけど、登場人物が誰か始め漠としていて、
徐々に明らかになる展開が、この作品のキモだと思いました。
ああ、誰だか知らんがこの主人公、狂ってるんだな、と。
個人的にこのたかはすさんには、ニュー哀ちゃんの兆しを感じます。
茨姫は、王子のキスで目覚めますが…この二人は表面的には堕ちてゆくんでしょうね。
「二人で狂えるなら世界はそんなに捨てたもんじゃない」からそれでいいのでしょうが。
ちょっと、テーマ“斜陽”との関連性が自分はわかりづらかったです。
(二人して堕ちてゆくからでしょうか)どうでもいいですが、当初、なぜかタイトルを
「いばらぎ」と呼んでいましたwあと、アリャ、小川さんかー、と。
- 457 名前:名無し読者 投稿日:2004/03/14(日) 20:50
- 初日で投稿作品が10作品を超えるってのはすごいな、と吃驚いたしました。
上で感想書いてるような人みたいにちゃんとは書けないですが、ちょっとずつ感想を書きます。
壱 黒ベージュは遠すぎる
オチが分かりませんでした。雰囲気は嫌いじゃないのでとりあえず良し。
カミングアウトでオチがどういうことだったのか、作者さんには説明して頂きたいです。
2 茨姫
結局誰が誰なのか分かりませんでした。頭悪いのかな私は。
テーマとしても、どうも斜陽というものをあまり感じなかった。
3 太陽の影の星
こういうの好きです。あやみきでも、いししばでも無いところに、
私は何故だか作者さんの深いこだわりを感じてしまいます。
4 夜の箱
ほとんど流し読みしてしまいました。
6期恋愛、ありがちなストーリー、イマイチでした。すいません。
5 サンセット・イニシエーション
これもほとんど流し読みしてしまいました。長い割にあまり無い中身と、
やぐなちには萌えない体質により、ちょっとイマイチでした。すいません。
6 These Days
結構好きでした。だけど、ちょっと今更すぎて恥ずかしいかな。
リアル設定の普通の話で辻の口調が「〜れす」は勘弁してくれ、って感じでした。
07. とまんねぇなー
ダラダラ感と細かいネタがたまらなく良い。結構好きでした。
なっちに順応な新垣がかわいい。だけど最後のシーンが良く分からなかった。
8 右手に銃を 左手に君を
そんなに好きじゃないけど、なるほどと思いました。
ストーリーとしての面白みは皆無ですよね。ちょっともったいない気がしました。
9 【夕焼けこやけで日は暮れた】
大好きです。あややかわいいし、あいぼんは切ないし、飯田さんも切ない。
辻ヲタといたしましては「ののたーん(泣」と泣いてしまいたくなったり、ならなかったり。
10 ガキさんさん
これも好きです。新垣かわいいな、おい。ちょっとだけ出てくるののたんもかわいい。
吉澤はなんかかっこよすぎてズルい。最初から最後まで面白かった。
11 オレンジの向こう側
嫌いじゃないけどそこまで好きでもないです。自殺はいかんですよ。
- 458 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/14(日) 21:27
- 07. とまんねぇなー
一言で言うと「もったいない」
わかりずらい部分が多々あった
せっかくのおもしろさが半減してた
10.ガキさんさん
よかった
自分もこれからも娘。を応援します
6 These Days
よかった
飯田さんは本当にこんな風に感じているのかも
5 サンセット・イニシエーション
よかった
ただ、つり橋効果の説明は一言でもいいかも
- 459 名前:雑感です 投稿日:2004/03/14(日) 21:53
- 10 ガキさんさん
今のところ、もっとも「”モヲタ”としての心の琴線」に触れる作品だと思います。
やっぱり、ヲタとしては娘が死んだりするテーマは初めにどうしても拒絶反応が出てしまう。
冷静に読み返さないと、うがった評価をしてしまいそうになる。そういうのと、真逆に位置している作品なんだと思います。
テーマのせいか、文章からして硬質だったり、重厚だったりする話が多く(それはそれでアリなんですが)
ちょっと食傷気味だったところに、ガキさんさんの軽快なモノローグ。好印象でした。
「斜陽」との関連性は?
と、聞かれれば・・「?」ですが、ガキさんさんも言っている通り、この話に(というか読むヲタ側にある)
重低音のように流れている「娘の凋落への兆し」という意識が「斜陽」なのかもしれないと、言ってみるテスト。
「あんまりにあんまりな下馬表」でもこの吉澤さんはカッケーですね。みきよし美味しすぎw
- 460 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/15(月) 00:12
- 壱 黒ベージュは遠すぎる
紺野が今回の企画に参加するという内容のメタ。
しかし登場する紺野が、紺野というよりも、どうしても作者の分身臭が強いキ
ャラクターに思えてならない。
物語に登場するあさ…(農場?)や小説タイトルのいじり方(特にヒスブルと
円広志)などの小ネタに光るものはあるが、それがまったく物語に貢献してい
ない。ネタの意味がわからなければ、当然首を捻る読者もいることだろう。
そして何よりも問題なのが、その小ネタ群と反比例して物語の落ちにインパク
トがないこと。これはあくまでも想像だが、日没までに必死に走るメロスと、
必死にテストの答案を埋めようとする高橋をかけたというのが物語の落ちに設
定されている気がした。
しかしそれではわかりにくいし、落ちも弱い。
- 461 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/15(月) 00:23
- 2 茨姫
記憶を失った主人公ともう一人の登場人物のやりとり。主人公が記憶を失って
いるが故の手探りのような会話と、徐々に明らかになってゆく記憶や二人の正
体(高橋と小川)。無の状態から、少しずつ情報を与えてゆくような話の進め
方はなかなか上手いと思う。
高橋と小川の関係についても、小川に傷をつけた部位に自らも包帯を巻く高橋
−傷が残ることを望む小川、といった具合に一種の共犯関係になっているのが
面白かった。
ただ、高橋の狂気の裏づけになるものがあまり深く描かれてはいなかったのと、
本作自体のテーマとの関連性が薄いことが気になった。一度提示した比喩をわ
ざわざ言い直すという無駄な部分も目に付いた。
作品のそこはかとなく重厚で、かつ淫靡な空気は嫌いではないが。
- 462 名前:基本的に貶しています。 投稿日:2004/03/15(月) 00:24
- ことあるごとに感性とかいってますので、さらりと読み流してください。
黒ベージュは遠すぎる
タイトルは一見ケメルマン「九マイルは遠すぎる」を思わせますが、多分繋がりはありません。
メタの上にネタということで非常に読者を限定しそうな話だなぁと云うのが一読後の印象。
一読ではそれしかわからなかったので再読してみましたが、やはりよくわかりませんでした。
紺野が高橋を馬鹿にしているということはわかるのですが、それより先が……。
(メール欄参照)の変化が関係しているんだろうなとは思うのですが、あふぉにはわかりませんでした。
スレ流しも日本語として少しおかしい気がしないでもありません。
すみません細かいことを気にする人間で。
茨姫
私はどちらかというと娘。小説ヲタですので、娘。の名前が出ている小説ならばオールオッケーという態度でいます。
ですが、それでもこの作品のキャスティングに妙に違和感を覚えました。
それはやっぱり自分の中である程度キャライメージがあるからでしょう。
上で書いている方もおられましたが、正体が割れた瞬間に面白さの上限が訪れてしまった印象です。
それはまったく私個人の感想ですのであしからず。
お話的には興味の繋ぎ方が巧く、すいすいと読めました。
でも、一レス目がはったりをかましすぎといいますか、大風呂敷を広げすぎている感は多少あります。
太陽の影の星
これタイトルいいですねぇ。非常に好きです。
上の感想で「たったひとつの冴えたやりかた」(これもタイトル大好き)の名前が出ていましたが、
私は未読なので比較対象はできかねます。
しかし、この状況において、本作で採られた行動が「たったひとつの冴えたやりかた」かどうかは激しく疑問です。
もちろん冴えたやり方である必要はありませんが、納得できる行動でないと説得力は生まれてきません。
二人の心理の移り変わりがもう少し深く書き込まれていれば、少し読後の印象が違ったでしょう。
あと、これはまったく個人的な好みなので恐縮ですが、11レス目の(特に二言目の)ようなセリフが大嫌いです。
ロマンもイロニーもリアリティもすべてが吹き飛んでしまうように自分には感じられます。
- 463 名前:基本的に貶しています。 投稿日:2004/03/15(月) 00:25
- 上、メール欄が抜けていました。上記の参照部分はこちらのメール欄。
夜の箱
法水君が妙にヒットしましたがそれはさておき、
昔某賞に投稿された「ニンフが文中に乱舞している小説」というのを思い出してしまいました。
私は美文大好きっ子なのですが、美文と巧みな文ははっきりと違います。
そして美文は、常に独りよがりになる危険性を孕んでいます。
私の感覚では、これは美文ですが上手な文ではないのではないかと思うのです。
というわけで、美文よりも上手な文が好きな私としては、
そして内容がないよりはあったほうが嬉しい私としては、この作品には首を傾けざるを得ませんでした。
サンセット・イニシエーション
うーん……ごめんなさい。
気づいたら終わっていたという感じでした。
投票のことを持ち出すのはどうかという気もしますが、
本作のように可もなく不可もない出来の作品は今回のような投票方法にはそぐわない気がします。
作品の感想じゃないですね、すみません。
These Days
なんなんでしょうか、私はこの一人称語りをまったく受け付けませんでした。
飯田さんが辻を溺愛しているというのはまぁ共通イメージでしょうし、
私もある程度は理解しているつもりだったのでしたが、それにしてもこの飯田さんはひどく気持ち悪く見える。
話自体はいい話なのですが、なんというか……すみません、感覚の違いでしょう。
- 464 名前:基本的に貶しています。 投稿日:2004/03/15(月) 00:26
- とまんねぇなー
途中レス飛んでませんか?自分の勘違いかもしれませんが。
いきなり辻の名前が出ていてびっくりしました。
で感想ですが、自分はまったく笑えませんでした。
感性が違うので作者さんには申し訳ないなぁと思います。
オチもよくわからないというか、少なくとも自分の好きな終わり方ではなかったです。
斜陽があの駄洒落だけだとしたら、それもあんまりです。
右手に銃を 左手に君を
これも自分にはキャスティングがいまいち合いませんでしたが、
こう云った茫洋とした話は嫌いではないです。
ですが、第五回大会の聖誕祭のようにかっちり作ってあって、なおかつ広がりがあるほうがもっと好みかもしれません。
主観ですが、こういう話がいわゆる「娘。小説」なのではないでしょうか。
これが一般小説というか、キャラクターがキャラクターとして成り立っていない状態で提示されていたら
「ハァ?」と一蹴されて終わりです。
一レス目の時点でこういう類の話だと予想がつくのでサスペンスがどうにも盛り上がらないのは仕方がないとすれば、
読者によっていかようにも想像をたくましくさせられそうな話作りで、悪くないかなと思いました。
【夕焼けこやけで日は暮れた】
来たよ辻加護!と身構えたことは告白しておかなければならないでしょう。
常々短編バトルで増殖し、しかも妙にいい話が多い取り合わせですから、
ある程度フィルターがかかること、そして先駆の作品と比べられることは作者さんも織り込み済みでしょう。
しかしそうして少しハードルを高くしてみても、悪くないと思いました。
モーニング娘。の存在が中途半端な使われ方ですわりが悪かったり、
21レス目のセリフが嫌いだったりと若干の瑕疵はありますが、本編の評価を大きく下げるものではないと見ます。
ただ、松浦の存在は疑問でした。
誰か必要なのか、またそれが松浦であるべきなのか、それは個人の好みかもしれませんが。
- 465 名前:基本的に貶しています。 投稿日:2004/03/15(月) 00:27
- ガキさんさん
メタ部分がすべてを台無しにしている印象です。
斜陽がないことなんか最後の最後まですっかり忘れるほど話にのめりこんでいたので、
最後はいくらなんでもあんまりです。
テーマという制約がある以上それがない話は評価を下げるべきなんでしょうが、でもこの付け足し方はどうなんでしょうか。
話は大好きです。ありがちかもしれませんが、読んでいる最中は気づかなかったので問題ありません。
返す返すももったいない。
オレンジの向こう側
少し前から急増している自殺の話ですが、
自殺するシーンを描く話は多くても自殺にいたる心理を延々と読ませる話はありません。
自殺という特異な心理を納得させるにはそうするのが一番手っ取り早い上に間違いがないと思うのですが、
誰もその書き方を選択しないのには何かわけがあるのでしょうか。
あと、田中は殺しても死なない気がします、私だけでしょうが。
東京タワー
とりあえずやられました。
不満は山ほどありますが、何か書くことで興をそぐような話なので書きません。
好きな話ではありませんが、やられました。
- 466 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/15(月) 00:32
- 3 太陽の影の星
スペースファンタジーのようなそうでないような。
世界観に対する説明の不足はともかく、石川と藤本が何故一緒に死ななければ
いけないのか、そこのところの説明が完全に端折られているのはかなりのマイ
ナス。
前の人も言っていたように二人で地球に帰るという常識的な選択肢が選ばれな
かった理由だとか、そういう部分は気にしてほしかったように思う。
それと太陽がその星を飲み込んでしまうという状況なら、もっと早く気づけよ
という突っ込みもある。結局のところ、作者は絵面を最重要視した、という見
解でいいのではないだろうか。
確かにラストシーンは美しい。しかし、それを支える根底がぐらぐらではその
魅力も半減であろう。
- 467 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/15(月) 00:41
- 4 夜の箱
硬めの文体と、15歳の亀井には到底合わないような難しめな語彙の使用。
これで亀井と道重の間に深い何かがあるのなら特に問題はない。しかしそれら
の文体が全て見掛け倒しのはったりだということが途中で読者にばれてしまっ
ている。
結局はいちゃいちゃCPものを訳ありな文章で飾り立てただけの中身のない作
品、と謗りを受けても仕方ない仕上がりになってしまっている。
夕日の映える教室の描写は決して悪くないので、内容が伴っていればそれなり
の評価は得られたのかもしれないが。
意図して何かを崩す、というのは捻くれた作者がたまにやることだが全体像が
これでは崩すも何もないだろう。
- 468 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/15(月) 00:49
- 5 サンセット・イニシエーション
なちまり。
おまじないの内容とコンサート、それにつり橋効果をかけたのは仕掛けとしては上手い。
おまじないを成功させようという矢口の想いやそれだけに頼ってしまったという自責の念、
最後の予定調和的なエンディング。当たり障りのない、ほのぼのしたCPものという印象
が残った。ストレートなのがいいか悪いかは好みが分かれるかもしれないが、個人的には
捻りが足りないように思えた。
しかしながらコンサートや楽屋でメンバー同士しょっちゅうキスしてる連中にこの法則が
通用するのだろうか、という突っ込みは野暮だろうか。
- 469 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/15(月) 01:38
- 6 These Days
古き良きののかお、の模倣作。
つんくに叱られた辻を慰め、励ます飯田の姿は娘。小説黎明期の「カテキョ」その他の
ののかおものを髣髴させる。さらに夕日の色合いが持つやさしさを生かした作風。かつ
てののかおものにはまった人間は懐かしさすら覚えるに違いない。
しかし、ここで注意しなければならないのが本作はあくまで古き良きののかおの模倣作
であり、それ以上でもそれ以下でもないということである。
この部分は感覚的なものなので何とも説明できないが、復刻版とオリジナルは違う、と
でも言えばいいのだろうか。
また、飯田が成長した辻を実感しているのにも関わらず「そうれすね…」はないだろう
と思った。作者は古き良きののかおにこだわるあまり、事実を排除してしまったように
思えてならない。
- 470 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/15(月) 01:46
- 7 とまんねぇなー
飯田による6期、ひいてはメンバー観察日記。
各キャラの特色がよく出ているしネタも面白い。しかしいかんせん、クダグダ過ぎ。
飯田と安倍が6期部屋に行くまで、正直斜め読みしてしまいたくなる気持ちを抑え
るのに苦労した。メリハリがないので、読んでいるうちに飽きが来てしまうのだ。
最後は飯田の自滅で終了。これは夕日が自らの赤を空に散らして沈んでいくが如く、
飯田自身も沈んでゆくというメタなのかもしれない。にしても残るものなどなく、
空騒ぎな印象を受けた。
- 471 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/15(月) 01:57
- 8 右手に銃を 左手に君を
愚直なまでに辻加護の行く末を暗喩したような作品。
得体の知れない何かに追われる辻加護。追われる理由も逃げる理由もわからずに。
いざという時には加護を守る覚悟ができている辻だが、多分加護も同じ気持ちに
違いない(作品で明記してはいないが)。
目の前には多くの死体、そして高い壁。絶望的な逃避行に、二人の目の前の現実
(芸能界の)が重なったような気がした。最後のネタばらしのような形のCvsA
は蛇足だったかもしれないが。
- 472 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/03/15(月) 02:00
- 壱 黒ベージュは遠すぎる
こういうのが来るだろなーとは思ってましたが、想像以上に悪いものが来たように思います。
これ以上書くと、余計なことを言ってしまいそうなのでやめておきます。
2 茨姫
おもしろい。密度が濃かった。
濃縮された謎が一つずつ解けていく過程が気持ちよかった。
途中、主語を見失いかけたところがありましたが、すごくおもしろかったです。
3 太陽の影の星
無理にいろんなものを詰め込んで、結局消化不良になった感がした。
設定とか、作者の頭の中ではできてそうなのに、それがイマイチ伝わってこない。
あと、変に句読点が少なくて読みにくかったです。
4 夜の箱
語り口に違和感が凄いあった。
亀井と道重じゃ無いほうがよかったのではと思う。
話自体は綺麗だけど、それですごく入り込みづらかった。
- 473 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/03/15(月) 02:01
- 5 サンセット・イニシエーション
短編の王道とでも言うのでしょうか。
ど真ん中のストレートといった感じです。
もう少し変化をした方がよかったなと。
後、ちょっと吊橋効果の説明をもっと簡略化してもいいように思います。
6 These Days
寂しい話の中にも、どこかほのぼのと感じるのは、ののかおという配役のせいでしょうか。
古き良きという表現が当てはまるような作品。
タイトルが意味深。
7 とまんねぇなー
笑えた話ですが、読んでてダレがきました。
無駄な部分が多かったんでしょうか。
そのままダレていつの間にか終わってしまったよう思います。
8 右手に銃を 左手に君を
一部分だけ切り出したような話。
すみません、全然わかりませんでした。
- 474 名前:深夜に下手の横好き 投稿日:2004/03/15(月) 02:35
- 僕は頭悪いので、上の人達みたいな分析はできません。
なんで、好きだな、と思う作品の感想を書こうかと。
9 夕焼けこやけで日は暮れた
はじめ目を通した時は辻加護の暗いヒューマンドラマものかぁ、くらいにしか思って無かったんだけど…
それどころかケッくらいに思ってたんだけど…読み進む内にそんな安易じゃないかも、と思いました。
加護は辻や飯田さんを想っている。
だけど、結局加護の感傷は内に向いている。虚無感と諦めを持って、達観してみたくてもやっぱり死ぬのが怖い。加護自身、それに気付いているけれど、どうにもならない。ある意味見苦しいドロドロした感情。
それが夕日の美しすぎる描写と対になって、すごくリアルに感じられた。
娘。小説とみると、松浦や娘の扱い方が中途半端だと思った。
でもコレ、僕は結構、いや、物凄く好きです。
- 475 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/15(月) 03:07
- 壱 黒ベージュは遠すぎる
ええっそんなオチだったんですか、凄すぎる!
っていうことだと思うんでカミングアウトを待ちます。
ぶっちゃけどうでもいいです。
2茨姫
微妙に、なんていうか、少女漫画的なものを感じたのですが
そういうの結構好きなんで良かったと思う。
斜陽?何それ。
3 太陽の影の星
正直1レス目の段階で読むのやめようかとちらっと思った
けど全部読んだ。すらすらと読み終わった。
斜陽だから舞台を宇宙にしてみましたみたいな感じだけ残った。
- 476 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/15(月) 03:08
- 4 夜の箱
いきなり読めない漢字だらけで切れそうになった。
豪華な文章ですね。
嫌いじゃないけど好きでもない。
5 サンセット・イニシエーション
とつぜん長文で喋りだす飯田さんはどうにかならなかったのでしょうか。
いや、ほんとに。
それしか印象に残ってない。
6 These Days
ひさしぶりに「〜れす」調の辻を見た気がした。
ののかお。真新しいものはひとつも感じなかった。
だから悪いってわけでは決してない。
- 477 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/15(月) 03:08
- 07. とまんねぇなー
4とは別の意味でひたすら読みづらかった。
好きじゃないし、こういうのが好きな人がいるってことが
想像つかないくらいつまらなく感じた。もう真逆って感じだった。
8 右手に銃を 左手に君を
加護の手を握り締めながら逃げる辻。それだけ。
というか、4の時も思ったけどストーリーとか関係ないんですね。
作者が言い回しに酔いたいだけのような気がした。
9 【夕焼けこやけで日は暮れた】
アンリアル。病気モノ。短編。
三つ揃うだけで苛々してくる。
いきなりこんなもん、ぽんと出されても泣けませんでした。
- 478 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/15(月) 03:09
- 10 ガキさんさん
吉澤がいい奴なのはわかったけど
新垣の悩みの解決には全くなってないと思った。
ラスト2レスはなんとなく読んでて萎えた。
11 オレンジの向こう側
8と大体一緒の感じだった。
12 東京タワー
苗字で呼びかける中澤がカッコいいと思った。
中澤が振り返る五人時代の人間関係に対して
個人的に違和感を少し感じた。
- 479 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/15(月) 03:09
- 13 陽が、沈む
めぐみって誰だったか一瞬真剣にわからなくて困った。
レス流しなんて通常読まないです。
ヤマもオチもイミも見えない。
14 斜陽戦隊オレンジャイ
DTがやってた、ゴレンジャイのパロディ。
ゴレンジャイのほうが数段面白いせいで困った。
なんでこれを元ネタに持ってこようと思ったのか理解に苦しむ。
- 480 名前:名無し読者 投稿日:2004/03/15(月) 16:24 ID:k1E65EM.
- 12 東京タワー
結構好きでした。最後の唐突な終わり方が、やたらと悲しくなりました。
自分の中の娘。黄金期の象徴が中澤なので、ヒシヒシと悲しくなりました。
13 陽が、沈む
詩的な雰囲気は好きだけど、話の中身は難しくてよく分かりませんでした。
7レス目のエロさは村田って感じでよろしかったです。勝手なイメージですが。
14 斜陽戦隊オレンジャイ
くだらなすぎて好き。最後に後藤と安倍でガツンとオチが来るのかと思ってたら何もなく、
そのダラダラな肩透かし感もたまりませんでした。
15 卒業後
レス流しは意味が分からなくて面白かった。内容はコテコテなあやみきなんだけど、
かなり苦手なタイプだった。テーマの使い方もちょっと上手くない。イマイチだと思いました。
16 ぺいんといっとごーるど
強引すぎる展開の豪快さが後藤にぴったりで良かったけど、
ストーリーの展開の面白さは皆無なので、そんなに好きじゃありませんでした。
- 481 名前:名無し感想 投稿日:2004/03/15(月) 17:28 ID:ko1DEEac
- 壱 黒ベージュは遠すぎる
つまらん。
2 茨姫
良かった、面白かった。
夢野久作のシベリアものを連想した。静けさと美しさの下を流れる謎と狂気。
ただ思うに作者は、
小川が加入時には輝いていたということは私達の共通認識でしょうと考えているのだろうけど、
読者の感覚では、小川はただのヘタレでそれはもう昔からだったような気がしているため、
その辺にずれが生じている。
それと二人のどちらが発言しているのか、もう少しだけ読み取りやすくしてほしかった。
もちろん、徐々に二人のことが分かってくることがこの作品のポイントだから、
あまりごたごたと書き込みたくないのは分かる。
しかし、読み取られないまま終わることは一番避けなければならないので、
その辺のせめぎ合いだろう。
読者に歩み寄って妥協と見られるかそうでないかは実力。
3 太陽の影の星
タイトルがすばらしい。それだけに最初のレスに幻滅。
>>あたしは知ったこっちゃないんだけど
なら車が飛んだとか薬ができたとか説明するな。
数百年後の世界らしいが、石川はしっかり西暦2004年に向けて説明してくれている。
あと一、二世紀さかのぼったら自動車?なにそれ?薬?え、宇宙って息できないの?て話だろう。
次のレスではガレージに宇宙船が入っていて、
おいじゃあ、お前の言う車ってなんだよ、それとどう違うんだよと突っ込みを入れた。
タイトルでああSFかなと想起させるのだから、最初は丸ごといらないと思う。
結末に至る心理についての説明、これはたしかに不十分だが、
むしろ星新一のようにもっとあっさり単純にすれば面白いと思った。
設定の説明からなにから、中途半端に読者に媚びたのがいただけない。
- 482 名前:名無し感想 投稿日:2004/03/15(月) 17:29 ID:ko1DEEac
- 4 夜の箱
とにかく最初に思ったのは、これなんで一人称で書いたの?と言うこと。
三人称で書けば語彙の突っ込みとかまったく問題なかったのに。
亀井の視点にほとんど重なる話者の設定にすれば思う存分美文を披露できただろうに。
しかしその美文も会話がはじまると途端に輝きを失って、ああメッキがはげたなと思わされた。
もちろんテンポを崩すから地の文はあまり組み込めなくなるわけだが、
それだけにわずかに残った部分が重要だった。
はじめ、ちょっと書けてるねこの人と思っただけに残念。
5 サンセット・イニシエーション
飯田の解説をこの作品の勘所にすえようとしたのだろうが、言ってることは普通に理解可能。
自分としてはむしろ矢口のほうが頭がよいと思っているので、
いくらか譲って飯田のほうが頭がいいとしても、
内容は普通の頭なら理解できることしか言っていない。
完全にはつかめなくても大筋はおさえられるだろう。
だから成り立たない。
6 These Days
先の人がずばりな言葉を使いました。
模倣作
7 とまんねぇなあー
飯田一人語り、5の人もやっちゃってます。
こちらの方が理解しかねる内容だが、なにぶん二回目だからね、インパクトはない。
それと交信に持っていくためのものを、中盤あたりから徐々に増やしつつ仕組んでいかないと。
しかし最後の部分をのぞいて考えるとよくできてるなあと感心した。
初めまんまと、あれなんだろ?と思わされたし、
新垣の安倍の命令には服従する姿勢なども面白い。
楽屋での六期の会話に亀井の怒る様、それをモニター越しに見る側の統一感のなさ、
それぞれ面白いのに二つがいっしょになった途端につまらなくなった。
- 483 名前:名無し感想 投稿日:2004/03/15(月) 17:31 ID:ko1DEEac
- 8 右手に銃を 左手に君を
一つのスレにもしくはHPで、ずっと辻加護の短編を書いてきて、
はいこんなのもって感じの作品だと思う。
これだけ提示されてもすごくいいよとは言いづらい。
9 【夕焼けこやけで日は暮れた】
また病気かよ、そう思ったのだが良かった。感動した。
>>不安、困惑、焦燥…
丁寧に描かれていて、その先の悲しみへと違和感なく流れていった。
たしかに松浦の存在に疑問があるが、まあ名前の類似からだろうし私としてはあまり気にならない。
ただ母親が亡くなっていると分かったときには、うわ詰め込んだなあと感じてしまった。
もう少し絞れば文句のつけようがない。
しかしそうすると松浦の台詞には行き着かないわけで、やはり必要なのか?
はたまた、やはり松浦が要らないのか?
感動した部分をもっと示したいのだが、どうにも批判的な人間でうまく言葉が出てこなかった。
すいません。
10 ガキさんさん
いいんじゃないですか、最後以外。
すまん、書くことが思いつかない。
11 オレンジの向こう側
そうだよね、なぜか6期にこういう話ありがちすぎ。
女子中学生が書いてるのか?
- 484 名前:名無し感想 投稿日:2004/03/15(月) 17:32 ID:ko1DEEac
- 12 東京タワー
石黒と福田が出てくるまでまんまと騙された、安倍の登場で都合いいなあとは感じたのだが。
しかし不幸にも自殺も二つ目。
しっかりした作りで面白かっただけに、もったいなかった。
同じテーマゆえ作品が数あればどうしてもかぶってしまうのだろうが。
それと、「ドサッ」は何とかならなかったのか、「ドサッ」は。
これのために、あえて自殺を選んだのではなくて安易さからと思わざるをえなくなった。
13 陽が、沈む。
ふたたび作者と読者との間にある共通認識に対する意識のズレ。
14 斜陽戦隊オレンジャイ
おもろい、わらた。
そしてタイトルと本文の関係はこうあるべきと言う見本。
タイトルを提示しただけでギャグだなと読者の意識を誘導しているので、
余分なことは書かずに内容にというかギャグに。
形式化された感は確かにあるが、そこはそれ微妙なマンネリズムを楽しむわけだ。
バレンシアレンジャイへの突っ込みなんかは自然で巧み。
サッカー分からなくても笑えたので、こいつ実力もしっかりありやがると唸らされた。
15 卒業後
ここに来てようやく娘。小説だなと感じた。
カップリングですな。
まっとうですな。
いや一番評価されるべきものだと思ってます、マジで。
ブンガクやるわけじゃないからね。
娘。たちが可愛くて萌える話が一番であるべきだろう。
- 485 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/15(月) 21:35 ID:7zOAArdU
- 基本的に誉めそやします。うざかったらスルーしてください。
壱 黒ベージュは遠すぎる
これは凄い。一番に投稿された作品として、かつて無いインパクトでした。後に投稿を控えていた作者陣を躊躇させたでけでなく、さらに感想書きさんや、読者すらも辟易させた圧力は特筆に価するでしょう。内容はメタ。そ
れも本企画を取り扱ったというふざけっぷりが楽しいです。残念ながら中にちりばめられたネタについて殆どわからなかったのですが、それすら、そして全体に読者を馬鹿にしたような作りすらも、インパクトを持たせるため
の演出だったのでしょう。読者をマジ切れさせることができるのも実力があってこそ。そして、この壮大なアイロニー小説のネタの完結は作者のカミングアウトによって完成をみるに違いありません。今からそれが楽しみで
す。どんな大どんでん返しがまっているのでしょうか。
2茨姫
物凄く意味ありげな出だし。これだけで、引き込まれてしまいました。やきもきと中々進まない更新もくすぐったいじれったさで、しっかりと作者の術中に嵌ってしまいました。意味ありげに散りばめられた小道具、明かされ
ない主人公。最後まで読み終わって、なんだぁ(笑)と一本取られたように感じました。小道具殆ど使い捨てなんだもん。(笑)個人的な好みなんですがこういう狂気に満ちたお話は大好き。マルキ・ド・サドみたいに(全然違
うけど)禍々しい、アンタッチャブルな雰囲気。いいです。そういう役が高橋にぴったり。相手の小川も、無理を言われても断れない情けない感じでよかったです。所々に入っている無意味なボケは作者の照れ隠しでしょうか。
可愛らしいです。
- 486 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/15(月) 21:37 ID:7zOAArdU
- 3 太陽の影の星
SFです。大長編映画のコマーシャルを見ているようなスピード感は秀逸でした。多分書ききって読者を号泣の
海に沈めるのを善しとしなかった作者さんのお手軽感を持たせるための配慮だったのでしょう。おかげで、随分
壮大な話にもかなり冷静に読み進めることができました。ストーリー云々よりも、未来ちっくな宇宙船とか、太陽
の陰になって薄暗い星の様子とか、星の衝突で滅び行く真っ赤に染まった星の空とか、そういったものを写真
のように視覚的に見せる作品なのでしょう。そのために主演の二人を、絵的に綺麗な(主観バリバリ)石川、藤
本の2人としたと考えれば、実に精巧な話ではありませんか。事実、綺麗な情景が瞼の裏に浮ぶようでした。
4 夜の箱
これも凄い。なんだか出だしの難しい語彙を使った文章が亀井の竹馬並みの背伸びを表していたとは。ストー
リーもへちまもなく、かといって何か意味らしい物も見えない、登場人物の背後関係も全くの不明…この「夜の箱
(夜の教室のことでしょうか)」ってなんなのさ!?それは、きっと亀井の心の中だったのです。だから、無駄に難しい
言葉で飾ってみたり、恋愛みたようなことをしてみたり、悩んでるふりをしてみたり…。道重さんはただのゲスト。
亀井さんの心の中は「夜の箱」があらわすように真っ暗で、だから亀井さんは盲なのです。そして、物語では
描写の無い、朝日が昇ると、つまり亀井が成長すると「夜の箱」にも光がさして、亀井は前に進めると。一見ただ
の酔っ払いみたいに見せかけて、ここまでの意味を詰め込んだ作者さんには感服です。
あと「法水君」は法水麟太郎ですかね。脈絡のなさも子供っぽくてグッドです。
- 487 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/15(月) 21:43 ID:7zOAArdU
-
5 サンセット・イニシエーション
これは可愛い。とにかく可愛い。思わずほわわ〜となってしまいました。この物語においては矢口の可愛さがす
べて。リアリティとかそんなものをすべて度外視してしまう作者さんの漢ぶりに惚れこみました。矢口さんは本当
に子供なのです。途中で入る飯田のおよそ無くても問題なさそうな説明も、読者が矢口可愛さに悶死するのを
防ぐために一旦足止めして「?」と思わせることで熱を冷ます効果があったのでしょう。サービス満点です。
そして、この全体に漂うなんともいえないナンセンスな甘々な雰囲気は、初期の娘。小説に見る萌え主体の
それ以外はいらないという原点へのオマージュでしょう。娘。小説はこうあるできだ!という作者さんの声が聞
こえてくるようです。最後の英文は、「日が暮れる時本当の魔法をみつけるのだ!(自分フィルター意訳)」という
ことですね。一人で悩もうが、おまじないがどうだろうが、娘。小説であるかぎり、二人は結ばれるのです。それこそが
本当の魔法なのです。よかったよかった。やぐなち、ごちそうさまでした。
6 These Days
この作品も上で見たような、娘。小説界に見る古典的な作品。実に正攻法で、思わず懐かしさを覚えないわけには
ゆきません。しんみりとする雰囲気、破綻の無いストーリー、お約束の展開。思わず眠くなってしまうほどに
安心して読める佳作です。誰かが卒業する度にこのような昔のことを思い出しつつしんみりする、という話が
書かれるのですが、辻ときてここぞとばかりに人気のかおのので話を仕立てた作者の俊敏さに拍手。
物語は一見飯田の目を通して、辻が成長した、立派にやっていけるということを語っているようです。
しかし、なんの躊躇もなく現在の描写でも辻に「のの語」を喋らせるあたり、作者の「ののたんはまだ子供なんだ!
夜は九時までに(以下略)だからののたんを卒業させないで!おねがい!」という心の叫びが聞こえてくるようで
おもわずほろり。見守ってゆきましょう。
- 488 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/15(月) 22:18 ID:YiFnjWks
- 6 These Days
性格の悪い読者には楽しむのは難しい話だと思った。
性格の描写は、ファンがこうあって欲しいと願う理想的な娘の姿から逸脱は
せず、楽屋の描写も観念的で目新しさを感じない。話の筋はきわめてオーソ
ドックスで面白味に欠けた。読まなくても先が分かる話を読まなくてはなら
ないのは苦痛であり、この話を楽しむことができない自分に罪悪感さえ感じ
てしまう。毒のなさを楽しむには、自分はすこし性格が悪いのだと思う。
話の展開、キャラクタの解釈、文章の色気、の3点でまったく魅力を覚えな
くて申し訳ないぐらいの気まずさを感じた。
文章も話も健やかで素直なだけに、根性の悪い感想にへこたれることなく、
あまりショックは受けずに、自分の良いところを伸ばしてやってください。
9 【夕焼けこやけで日は暮れた】
一読して、まず拒絶反応が出た。地の文の調子が過去の短編バトルの上位
作品である「サーカス」を想起させ、また内容も、加護主役、死、重病、
と、あざといぐらいに感動するものを書いてやろう!みたいな押し付けが
ましさを感じた。
しかし再読を重ねるにあたって、作者の強い筆力を感じた。陳腐な物語を
陳腐でないように綴るリアリティの作り込み方、登場人物の心の動きの、
決して美しくはないリアリティなど一読に値する。
しかし母親の死は、辻の死に何のかかわりもない松浦が、重なる死を拒絶
する台詞を発することを誘導するためとは言え、納得しがたいものを感じ
た。加護と辻の共有体験としての死としての少年の死もあって、短編とし
て3つの死に直面することを、それぞれの重さで書き連ねるのには些か無
理があるように思う。つまり、割れてる、要領の悪さを感じる。
死というテーマに興味は尽きない自分だが、死と直面する闘病ものは、ノ
ンフィクション以外で読む気がしないし、フィクションとして扱うには、
決して好きになれない題材だが、そういいきって捨てるには、作者の筆力
はあまりにも、リアリティがある。
つまり、ちょっと複雑で、まともに評価できそうにありません。でも、作
者の筆力はすごいと思います。
- 489 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/15(月) 22:58 ID:7zOAArdU
- 07. とまんねぇなー
ドッキリ用のカメラで6期メンバーの行動を観察する飯田さん他の話。これ凄く好きです。1と違って小ネタが
3割くらい分かりました。飯田や安倍の目を通してメンバーの可愛さを逐一クローズアップ。ほのぼのと
してしまいました。とくに亀井の科白には萌え萌え。全体的に纏まりが無くって、散漫で冗長なのも、肩肘を
張らずに読めるのですごくよかったです。最後のどんでん返しには思わずポカーンと口をあけてしまいましたが
まさにそれこそ作者の狙いだったのでしょう。手玉に取られても悪い気がしない、不思議な後味を味わ
えました。
8 右手に銃を 左手に君を
これも凄い作品です。むちゃくちゃに観念的で、殆ど状況がわからないのに何故か緊迫感が伝わります。
それもそのはず、辻の一人称なのに、辻本人が何にも知らないのです。なかでも凄いと思ったのが
友達じゃない、恋人じゃない、だけど君じゃなきゃ〜頭の悪いあたしの脳内のどこを探したって見つかりっこないんだ。
という部分。きっと作者もどんな世界かわかってないんでしょう。この加護がいる意味の不明さが
より模糊とした雰囲気を醸し出し作品の混乱具合に見事にマッチして全体がまるで闇鍋。
なんとも言えないアジです。レス流しの「CvsA」というのは「Child vs Adult」ということなのでしょうか。
ということは大人になりたくない辻に迫っていた影は時間という巨大な壁、つまり背後にある巨大な壁の
影を相手にドン・キホーテよろしく銃を向け、虚しく撃ち続ける辻がなんとも切ないじゃないですか。
大人になりたくない最後の足掻きをする子供。その横で何をしているか殆ど存在感のない加護。
うーむ、実に謎めいてロマンチック。まだまだ読み込めそうな作品です。
- 490 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/15(月) 23:00 ID:k1E65EM.
- マンセー感想おもろい。
- 491 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/15(月) 23:16 ID:7zOAArdU
-
9 【夕焼けこやけで日は暮れた】
きたー。いやぁ、きたなぁ。これですよ、オムニバス短編集といえばやはりこれ。
辻加護+病気+死。完璧な方程式ですね。こういうのを読むと
あ〜短編バトルだな〜春だな〜としみじみ思います。完璧なお涙頂戴の定石を踏んでいて言う事無しです。
泣き虫ナースの飯田さんとか、ちょっと頭の弱い辻とか、設定としてこれ以上それっぽく出来てるのは
ちょっと他に無いんじゃないでしょうか。作者の狡猾さなんてちっとも感じません。文章も巧くてついつい
テーマ斜陽というのを忘れてしまうくらい読みふけってしまいました。
それを最後のレスで「斜陽」という言葉を無理やり捻じ込んで思い出させてくれるあたり
読者の姿が見えているのかしらと思うくらいに絶妙です。こういう作品を見ると、娘。小説も
来るところまできたなぁ、と一人ごちてしまいます。松浦さんは作者の好みでしょうか。
無意味そうに見えて凄く必要なキャラだったと思います。どう必要かは今一生懸命考えてます。
10 ガキさんさん
これは秀作!娘。を愛する新垣が娘。を案じてついでに吉澤も案じてガチャガチャする話。
娘。ヲタの代表たる新垣の口で娘。ヲタの心の叫びを語るというのは
新しい新垣のポディションの確立に繋がるのでは、と思わせるぐらいに適役です。
そして、藤本や吉澤のを使って、そんなことはないんだよ、とあたかもヲタが自分を慰める
みたいに慰めてくれる。まさにヲタ心理を体現したような作品です。もちろんそこには
もう誰もコネガキイラネなんて思ってないよ、という過去の反省も入っています。ヲタはもう
コネイラネどころじゃないのです。
そしてラスト。全く必要を感じさせない無理やりな斜陽の使い方は、作者のあまりに律儀
な性格の賜物でしょう。その空回りがまた作者という名のヲタをシニカルに表していて
絶品です。
- 492 名前:基本的に貶しています。 投稿日:2004/03/16(火) 00:37 ID:KvHp5jYk
- 陽が、沈む。
最近いろいろな場面でメロンさんに接することが多くなっていますが、
私には村さんが鬼畜に見えたことが一度もないゆえなかなか首肯しづらかったです。
駄作コンペに投稿された「雨夜の月」の劣化版といった感じでしょうか。
選ばれた言葉自体は美しいのですが、風景も浮かびにくいですし、思わせぶりのさせ方が悪く感じられました。
なんでしょうか、話の内容的にはともかく、描写として必要な部分をそぎ落としてしまった印象です。
斜陽戦隊オレンジャイ
ごっつええ感じはほとんど知らないのですが、
なんとなくどこかで見た気がするのは羊だか狩で似たようなスレがあったからでしょう。
でも、面白かったです。
フライング・サーカスあたりが好きな自分としては藤本のシュールさ加減が一番ツボ。
若干落ちてない気はしますが、でもこれでいいんでしょうね。
卒業後
ミキがキミに見えて仕方がないとかいうのはとりあえず置くとしても、
レス9みたいな会話が嫌いでどうにも話に乗れませんでした。
語彙のない感想でごめんなさい。
あれなんです、最近どうもべたべたと胃にもたれるタイプの話を身体が受け付けなくなっているんです。
年はとりたくないものだなぁとしみじみ思いました。
好き嫌いがはっきりと分かれる話だと思います。
- 493 名前:基本的に貶しています。 投稿日:2004/03/16(火) 00:37 ID:KvHp5jYk
- ぺいんといっとごーるど
貶しようがなかった。
時計じかけのオレンジ
惜しい。
非常に読みやすい文章でさらりさらりとはいってくるのはよかったんですが、
さらりさらりと最後までいってしまい、ラストの盛り上がりに欠けた印象です。
最後2レスくらいは特に急ぎすぎというか、早く〆てしまおうという作者さんの焦りすら感じられてしまうようでした。
前半と後半が若干乖離しているように思えるのは書き込み不足が原因ではと思います。
寂しいと思う気持ちに関する説得力がやや弱いかなという感じでした。
グッバイ、ルビーチューズデイ
あふぉ吉澤って大好きだなぁ自分とか思いながら読んでたら、
あふぉなだけではなくて野蛮でもあったというお話。
個人的には野蛮で殺伐としだした後はまったく楽しめませんでした。
なぜそういう方向に話を展開する必要があったのか理解に苦しみます。
ネタ一本で面白おかしく終わらせる自信が作者さんにはなかったのでしょうか、いやそんなはずはない。
スレ流しはよすぃではなく作者さんのいいわけでしょう、非常に残念でした。
途中の酔っ払った泡坂妻男のような捩れた独自のロジックが非常に面白かったのが、読後腹立たしさすら誘発します。
- 494 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/16(火) 00:45 ID:eEogba5k
- 11 オレンジの向こう側
かつての短編で「マンション」「カウントダウン」という自殺ものを書いた
作者の新作なのではないかと愚考する。執拗に自殺にこだわるわりに、作品
のレベルは下がっているようで残念。亀井さんの狂い方は魅力的だが、主役
に狂うとそのまんま評価されちゃうと読者はもう何もすることない。作品の
なかでその狂気を十二分に生かしたとは言いがたい。
同じ作者なら、もっとすげーものが書けるはずの人なので残念に思う。もし
違う作者なら大変失礼しました。
12 東京タワー
ご都合主義の権化のような展開から一転、そのご都合主義さえラストへの
伏線という底意地の悪さ。面白い。これで11の直後の投稿でさえなければ。
戯画的世界のぺらんとした感触さえ、不思議な哀愁を帯びて見えてくる。
文章の色気の無さが、逆にとてもよい。最後の一行の潔さが格好いい。
魅力は感じないけど完成度は高いし、面白い。印象的。時間を置いたら、
たぶん評価が変わってくると思う。後から後から何か、うわっとくる。
- 495 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/16(火) 01:37 ID:eEogba5k
- 13 陽が、沈む。
村田は罪悪感を感じている。なぜなら妹の紺野に劣情を抱いているから。
しかし近親相姦するようになってから、紺野が賛美歌を歌わなくなる……
というのをこげんシンプルに書かれても……。6レス目の前半とかちょっ
と意味不明でした。
画とか設定とか情景描写にエロい表現使うとことか、無駄に上手いので、
もうちょっと頑張って丁寧に執拗にまったり書いてくれたらよかったかな
と。今のこれなら、正直プロットにしか見えないです。
14 斜陽戦隊オレンジャイ
元ネタ全然知らないけど、すげー面白かった。楽しかったー。自己紹介だけ
で終わっちゃったり、途中で安倍が行方不明になったり、グダグダなまま終
わったりするけど、幸せな気分で読めて嬉しかった。
ダウンタウンのギャグと言われてみれば、中澤のツッコミに浜ちゃんが重な
っちゃいますね。だから何だと言うわけでもないですけど。
15 卒業後
萌え萌えのあやみきアンリアル。うーん…。恋愛のかけひきのゲームのとこ
だけ見せられちゃっても、へぇそうなの、って感じで、ちょっと萌えるのは
むつかしかったかなー。恋愛ゲームしてるだけにしか見えなかった。ま、こ
の年代の人がそんなんするのは珍しくないけど、作者が自覚的にさせている
ようには見えないというか、恋愛ゲームであることの魅力の表現には至って
いなかったかなと。なんかこう、もうひとつ、捻りであるとか強烈な萌えで
あるとか、そういうのが欲しかったな、なんて書いちゃうともうどこにも存
在しない幻の作品を夢見ちゃってるわけで、そんな感想貰っても誰も嬉しく
ないわけで。すみません。
なんか予想通りでした。もうちょっと男に頑張って欲しかったなと。
- 496 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/03/16(火) 02:42 ID:qvOEnnhg
- 9 【夕焼けこやけで日は暮れた】
情景が綺麗で、テーマの使い方が上手いと思いました。
だけど、松浦がちょっと違和感ありました。
でも、好きな作品です。
10 ガキさんさん
とりあえず笑っとけみたいな。
でてくる言葉の必然性をいちいち理解しようとせずに、心で感じろみたいな。
面白いのでいいです。
11 オレンジの向こう側
一場面だけ切り取られていると、どうすればいいか困ります。
自殺したんだ。ってことしかわかりませんでした。
12 東京タワー
二つ続けて自殺ものですが、こちらの方が好印象。
ドサッの意味がすぐにわからず、すこし考え込んだ私は作者の術中にはまってるのでしょう。
- 497 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/16(火) 12:34 ID:WRjqYSts
- 11 オレンジの向こう側
これ好きなんです。れなえり萌え。自殺萌え。現代人っぽく全然意味らしい物が無くても
簡単に自殺してしまう二人がいいです。自己陶酔バリバリの稚い田中が愛しくてしかたないです。
そしてなんとも言えない魅力が亀井。作者の意図通り、激しく亀井に萌えました。
こういう意味不明な、人間ですらないような悪魔ちっくな亀井というのは、かなりツボです。
うん、いいよね。好きな人が死ぬのを追いかけるんじゃなくて、一緒に死ねたら。
そのためにストーカーを装ってまで田中を追い込む亀井がいじらしくて。
このあとオレンジの向こう側で二人がどんな風に過ごすのかも見てみたくなりました。
亀井が一緒にいる限り田中は何処にいったって追い詰められてるんだろうなぁ。かわいそう(笑)
12 東京タワー
これはめちゃくちゃ凄い!普通に、あ〜中澤のほのぼのしんみり話かぁ、と読んでいると
最後でびっくり。それで慌てて、それを踏まえて読み返してみるときちんと複線らしきものが
散りばめられているのです。いやー、やられた。そうして見ると、ただの情景描写くらいに
思っていた東京タワーが一挙に主役に踊り出ます。正にタイトル通り。
日本一の自立鉄塔東京タワー、この話においては、彼はあらゆる象徴を含んでいます。
禍々しいこの国の首都である東京、日本、世間、そして芸能界。中澤は、その
いつも輝いている場所、東京タワーを憧憬を持って眺めるのです。
しかし、東京タワーの方からは、冷ややかに、一人の三十路女が酔って過去に縋って
絶望して死ぬ瞬間を見下ろしています。それはとりもなおさず、さっき列挙した象徴に
換言されます。つまり、中澤の死は冷たい鉄の塊が見下ろしているみたいに
誰からも相手にされないのです。こんな寂しいことってあるでしょうか。でも、それが
東京という街。芸能界という世界なのでしょう。一人のちっぽけな人間の大事な思い出なんて
関係の無い世界。涙が止まりません。この壮絶なアレゴリー小説にただただ嘆息するばかりです。
あと、もう一つの解釈として、最後のドサが、酔いが回って豪快に後ろに倒れて
羽ばたく夢を見ながらぐーぐーいびきをかいて寝ているものとすることも、できなくもないです。
そっちはそっちで、間抜けで好きです。
- 498 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/16(火) 12:37 ID:WRjqYSts
- 13 陽が、沈む
近親相姦きたー。大好きなんです(というと私の人格が疑われそうだけど)
野坂昭如マンセー。それはそうと、本作は観念的で叙情的な作品。
夕日はもとより、ピアノと賛美歌などの数々の要素が不思議な雰囲気を作り出していて
引き込まれました。旧家なのか何なのか、短すぎて背後の関係は全然見えてこないのですが
紺野と村田さんのストイックな世界が一気に反転するさまが見事で、禁断の世界の
甘美な陶酔をピンポイントで見事に突かれました。
個人的に「めぐみお姉様」と呼ぶ紺野に萌え、潤んだ目でそんなこと言われたら
誰だって欲情しちゃいますよね。凄く書きなれた作者だなぁと思いました。
安心して読めました。
14 斜陽戦隊オレンジャイ
これ大好き。すんごく下らなくて意味なんか全く無いお手軽さが素晴らしい。
ゴールデンタイムのアホなお笑い番組みたいでした。寝っ転がりながら
ポテチをつまみながら「ハハハ、くだらねぇ」と笑って読める素晴らしい作品。
そして、何気に一人一人が可愛くて、読んで無駄な時間を過ごしたなと思いつつも
心が温かくなる、縁の下のハートウォーマーでした。ごっつぁんです。
個人的に被りを気にする亀井とセイコーマートでバイトする紺野がツボでした。
ほんわかなひと時をありがとう。
- 499 名前:基本的に貶しています。 投稿日:2004/03/16(火) 18:34 ID:KvHp5jYk
- 黄昏喫茶
マスターは誰だか明かされていないと思うのですが、私的には市井さんが重なりました。
ですがきっと飯田さんなのでしょう、しゃがんで矢口と目線が同じなんですから。
とりあえず正体を隠す理由が私には見当たらず、そこはちょっと疑問。
冒頭の愚痴はどことなく現実の娘。さんたちと重なり、それによって物悲しさ、
または爽やかなラストの心地よさを増幅させる効果をあげていると思いました。
あんまり好きとはいえない作風だと思ったのですが、
読んでる間とても心地よかったことを付け加えさせていただきます。
メール差出人
冒頭から読者を引き込むのに成功していると思います。
突然の告白メール、そして秘密の暴露。
サスペンスを感じさせる出だしから、教えられた秘密が本当だったことがわかり話が盛り上がります。
ですが、それ以降の飯田さんの行動はやや不自然、というか、納得できるようには書かれていないと思いました。
見ず知らずの相手とメールを交換するというのは、そんなに気軽に出来ることなのでしょうか。
私がヲサーンなのでおかしく感じるだけかもしれませんが、
そのせいでどうも後半、やや作り物めいた感じが現れてしまいそこが残念でした。
オリヲタのガキさんという設定はオリヲタである私には受け入れやすいものでしたが、共通認識なんでしょうかね?
- 500 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/16(火) 19:36 ID:ZTRE0A62
- 20 メール差出人
10同様、新垣をヲタの代表と捉えた作品。すいません、これ褒められません。
娘。が落ちている以上にヲタの方が、というよりも我々イパーン人が墜ちるところまでいっている、
という話なのでしょう。リアルすぎます。自己の確立が侭ならず、何かのアイドル(偶像)に
理想を投影していくことでしか生きていけない、ヲタってそんなもんなんでしょう。
冗談でやっているつもりでも、最近そんな臭いがあちこちから漂いだしています。
そして、その偶像の象徴としての飯田。まるで糸人形のようにいいように操られる
主体性の無さ。実体の無さ。この物語では、世界にはその2種類の人間しかいないかのようで
でも、それがなんとも一笑に付しがたい。この作品にリアリティがあったという意味とは
別に、リアルすぎて興ざめしました。物語としてはとてもよく出来ていると思います。
ごめんなさい。
- 501 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/16(火) 22:37 ID:ZTRE0A62
- 20でちょっと凹んで、モチベーション戻るまで書かない、とか思ってたら
半日で戻ったので書きます。やはり褒めちぎっていきたいと思います。うざかったらスルーしてください。
15 卒業後
あやみきだー。甘々だー。萌え萌えだー。
思春期の女の子の恋の駆け引き。少女漫画@あやみきという感じの作品。
「亜弥ちゃん今日彼氏とデートじゃなかったっけ?」
「その予定だったよ。美貴たんがこんな事しなかったらね。それが何?そんなことより早く理由を聞かせてよ。」
この会話が、あとで彼氏が嘘っぱちだと知った後に読むと萌えますな。
それはそうと、とにかく萌えとけ!あやみきなら萌えるだろ!的な作者の強気が見えて
とても好感が持てる作品でした。あやみきは既に王道CPなので、何か余計なプラスαが
無くても、二人がいるだけで認められる、という作者の慧眼、見事です。
松浦と藤本が同い年だという設定も全然気になりませんでした。これもあやみきだからこそ。
作者の思惑通り萌えまくった私。完敗です。
16 ぺいんといっとごーるど
後藤が巨大化して街で暴れる話。これむちゃくちゃ好きです。後藤がかっこいい。
斜陽の癖にすごく前向き、というかマイペースなところが後藤にぴったりでした。
そして、斜陽が豪華。ハローの斜陽、娘。の斜陽、後藤の斜陽。外は夕日。
夢の中でも夕日。実に様々なバリエーションでまさに斜陽づくし。よ、別役実。
全体に暗いようで、でも必死に前向きな後藤が、実に可愛らしいです。
そういえばペイントイットゴールドの歌詞カードで巨大化した後藤が分身した後藤を
潰す絵がありましたな。弾けないギターはそのときに持ってる白いやつかな。
市井に関するところで、一つの時間がそこで終わったみたいな感覚。と言う部分が
某管理人の科白を髣髴させ、この界隈の斜陽すらも込められているのではないかと
邪推するくらい、斜陽だらけでした。是非斜陽賞をあげたいです。
- 502 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/16(火) 22:41 ID:ZTRE0A62
- 17 時計じかけのオレンジ
なんとなく懐かしさの漂う作品。昔の友達にふとあって、またわかれた、というだけの話
にもかかわらす、全体を流れるメロディックな、叙情的な雰囲気が切ないです。
やばい、泣きそうです。一期一会の侘しさといいましょうか。実に表現と情景とがマッチしていました。
ちょっと文句のつけようが無いぐらいステキ作品です。年が旧ると時々思春期のちょっとした
思い出って、ふいに物凄く胸に迫ることがありますね。夕日の綺麗さも、夕焼け小焼けの
メロディーも友達の面影も、宝石みたいにキラキラ光る。いいですね。酔いました。
そして、ラストの一行が秀逸です。高橋の昂ぶった感情が肌に触れるように伝わってきました。
ちなみに私の地元は夕方になると「キンコンカンコン」でした。味気ないな(笑)
18 グッバイ、ルビーチューズデイ
これは衝撃でした。娘。小説においても嘗て無いインパクトでした。
見てはいけないものを見てしまったような、なんとも言えぬ高揚。レス5の、この1レス内に
10個という想像を絶する数散りばめられた鼻毛という単語。やまだかつてないスクープ映像でした。
一体、作品全体で何回登場するのだろうと仄かに期待していたところ、隠語を用いる
ことで回避してしまいました。うむ。ちょっと残念です。
このレス5のインパクトにはかなわないものの、話のほうも中々の奇矯ぶり。
作者のクレイジーっぷり、ロックっぷりをそのまま表象したしたような、吉澤というキャラが
なんとも言えず魅力的でした。すごく突飛な哲学を持っているみたいで、けっこう下らない。
でも、ちょっと頷ける、と思ってしまっては、もう作者の掌の中でしょう。
レス流しは弄んでごめんね、という作者の謝罪ですね。
吉澤ロック、堪能しました。得した気分です。
- 503 名前:感想オサーン 投稿日:2004/03/16(火) 23:52 ID:bXWml.qI
- とりあえず、1〜12の中で印象に残ったヤシ
5 サンセットイニシエーション
もう、手放しでイイ! 萌えまくったぞ。
短編じゃめずらしいカップリングだが、女の子っぽい矢口に降参。
矢口に対する飯田の説教が、またイイ味を出してる。
何だかんだいっても、萌えられる小説を書けるのはスゴイ。
こういった小説は、読者が萌えなきゃ始まらない。
今のところ、漏れの中ではNo.1。
8 右手に銃を 左手に君を
これはおもしろい比喩だよね。ユニットになる辻加護だろう?
元モー娘という壁を乗り越えられずに、死んでいったって解釈していいのかな。
安全装置を外すという意味は、冒険あるいは攻撃みたいな解釈でいいのかな。
生きぬくために追従する元仲間を殺す。みたいな。
こうした比喩ものは好みなので、漏れの印象はよかったな。
- 504 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/17(水) 00:23 ID:vsw4unrk
- 15 卒業後
大事なこと書き忘れていた! 内緒で引越し&携帯チェンジに、とても期待
しました。だから、中盤で藤本の真意や松浦の彼氏が実はっていうネタ明か
しがちょっと肩透かしに思いましたけど、でも、最初の展開良かったと思い
ます。このへんすごく期待させられました。
16 ぺいんといっとごーるど
講談口調で夢落ち。正直大変微妙でございます。太陽たたき落とすのは、
格好よかった。レス7の最後の台詞もよかった。タイトルと本文がその
まんまなのも格好よかった。でも前半部分は、もう少しなんとかならなか
ったのかなと思った。夢に入るまでの部分がどうも気になる。しいて言う
なら説明的過ぎない?みたいな。でも前提ないよりあったほうがいいっぽ
いし。難しいね。
17 時計じかけのオレンジ
日常のなかのほんの偶然。このテンションで日常が描ける作者が格好いい。
最後の一行の鮮やかさが在りえないほど印象的。すごく良い。もっと読みたい。
タイトルはサイコな古典映画の印象が強くて似合わないと思った。
- 505 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/17(水) 00:32 ID:ztkQxBWU
- 9 黄昏喫茶
まずなにがいいって、タイトルの語感がいいですね。どこか見知らぬ街の街角を思わせる。
街角の喫茶店での一幕。語り手である主人公が最後まで明かされないので、読者の方で
ご自由に、ということなのでしょう。ちょっと突飛な例えで自分の人生を飾ってみるあたりの
電波っぷりは、飯田さんでしょうな。まあ、限定はしまい。この飯田さん(暫定)と吉澤の関係が
いいなー。というかこれがメインなのかな。何となく寂しいけど暗くはならない雰囲気。
主人公の妄想の飛びっぷりが、絶妙なさじ加減で物語の色を調節しています。
小道具類もいいなー。美味しいコーヒーって本当に美味しいですよね。青春って感じがしました。
そして、明るく締めた、よし、爽やか、と思って閉じた後の、なんともいえない寂寞が
この物語最大の魅力ではないでしょうか。二人の前途はきっと何処か遠い場所で報われるに
違いありません。ついつい、頑張って!と応援したくなる好品でした。
21 焼きつけるオレンジ
田中、道重主演。これ凄いなぁ。凄く引き込まれました。読んでいる途中、次の展開が全く読めませんでした。
道重の不思議なキャラもさることながら、田中家の異様な雰囲気。彼女を取り巻く世界が、実にモノクロームで
それだけに夕日の効果は満点でした。決してリアリティがあるわけでもないのに、この世界観に没頭
してしまいました。思春期の子供の多感な感性に強烈な物をぶつけてみる、サディスティックな魅力とでも
いいましょうか。彼女達の演じる児戯の間に、子供の頃の本当にある一瞬だけ誰もが持つ絶異の
煌めき、そんなものを垣間見た気分になりました。構成の見事さにやられた感じです。素晴らしい完成度でした。
- 506 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/17(水) 00:39 ID:vsw4unrk
- 18 グッバイ、ルビーチューズデイ
最初は吉澤の言葉使いに辟易して、次に行動倫理にゲンナリして、最後まで
読んでみたら辟易×ゲンナリであらら意外と面白いじゃないのという不思議
な作品。いしよしってもうクるところまでキちゃったんですねというか、ロッ
クだね。なんだろう、最初ゲンナリしただけに最後まで読むと面白くて得し
た気分。もしかしたらプラスマイナスでゼロなのかも。
チューブのファンじゃないので歌詞が分からないのは残念だったけど、なん
となくチューブなら許せると思いました。知らなくても。
20 メール差出人
前半と後半の二部構成ですが、微妙に違和感を感じました。つまり、メール
の『僕』の語り口の違和感です。前半は飯田がメールにのめりこむ説得力に
欠けたように思いますし、中盤で飯田がメール送付人を彼女と決め付けるに
足るものに欠けるように思いますし、後半で真犯人がそれを送りつけたと読
者に納得させるような、そういうメールの文章の中身のリアリティが足らな
いとうか、平たく言うと魅力に欠けるというか……
筋としてはアリなんですけど、作品としての説得力に欠ける気がして、その
理由をなんとなくメールの文章に求めてみたりして。
楽しめる可能性がある作品だったのに、楽しみ損なった感じがして残念。
- 507 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/17(水) 00:56 ID:vsw4unrk
- 21 焼きつけるオレンジ
おかあさんこわい…。家族ものに徹底的に弱い自分としては、このへんを
中心に主人公に加害者が被害者になってほしかったです。
すでに壊れていた道重、壊れてしまった兄と母、と囲まれていながら万引
きはするものの、全然壊れなかった田中の、その対比は、よく知ってる家
族が別のものに変質する瞬間が一番クると思うのです(作者もオレンジを
母親にあてて、田中の最後の独白に夕焼けが怖いとさせるぐらいですから
そこに焦点をしぼったんだと思います) ところが道重の印象が強すぎて、
全然映えない。残念すぎる……。
道重の存在は異質で、この話には要らなかったんじゃないかとさえ思いま
した。主人公のアイディンティティのピンチであるとか、そういうものが
周囲の人々のエキセントリックさに負けてしまって主題として些かパンチ
不足になったというか。
途中、途中の過酷な日常生活の描写が終始で主人公にとって他人事である
のもその一因なのではないかと愚考する次第です。もうちょっとこう思い
切って主人公をどうにかできなかったんでしょうか。作者さんの意気地な
し、と、かなり理不尽な感想を抱いてしまいました。すみません。
- 508 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/17(水) 01:13 ID:j7qeqPKk
- 20 メール差出人
すごく斜陽感が出てたな、と思いました。作中の飯田さんじゃないですけど
見ないようにしてたものを見せ付けられた感じ。
でも所々説明不足ですんなりと展開についていけませんでした。
25レスという短編の枠の中で窮屈に話をまとめちゃったような気がしました。
企画ではなく余裕を持って書き進めていったらもっともっと魅力的になったと感じました。
アイディアが面白かっただけに、あーなんてもったいない、というところです。
飯田さんが安倍さんに苛立ちを覚えるところなんかは良かったです。
21 焼きつけたオレンジ
夕日の描写と思春期なかんじの女の子。いいですね。
きれいなシーンで、映画的に感じます。
けれど道重さゆみの強烈なキャラクターがこの短編の中ではちょっと
もてあまし気味のように感じました。
せっかくの一人称なのだからもっと主役であるれいなの心情も聞かせて
欲しいと思いました。話の中心を道重に取られちゃったような気がしました。
焼きつけた、というタイトル、すごくいいと思いました。
- 509 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/17(水) 01:27 ID:ztkQxBWU
- 22 天狗山赤焼け
昭和初期を思わせるような、純文学様の文章。凄いです、ここまで丁寧に書き込んで
尚且つ実に無理が無く読みやすい文章は娘。小説を書かせておくのには勿体無いくらいです。
そして、完璧に作りこんだ世界。細かな点にまで実に仔細な配慮の跡が見え、それだけで圧倒されてしまいます。
ストーリーも、ミステリー仕立てで、最後までドキドキと胸躍りました。このなんとも後味の悪い
後感も、作品に引き込まれたればこそ。なんだか、同じ基準で他と比べてはいけないような、この
界隈においては極めて珍しい作品でした。実に素晴らしい。こんな作品が読めるとは思っても
みませんでした。ありがとう。この後味の悪さは三島由紀夫の豊穣の海第二部奔馬の読後感に匹敵しました。
- 510 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/17(水) 01:31 ID:lwVDPIdY
- 9 【夕焼けこやけで日は暮れた】
病院生活を共にした辻の死を実感できない加護。目を背けていた事実を夕闇が暴き立て、
そこから松浦との抱擁に至る場面までの流れは良い。しかしやはり飯田の手紙までの部
分が物語の前置きにしか過ぎず、前置きであるが故に期待していた後半部分も期待外れ
に終わっているような気がした。飯田のことを健康な看護婦と表現したり、通りすがり
の家族に対して負い目を感じたりと、加護の心は体と比例して止んでいるように見える。
その部分を深く抉って欲しかった。加護の心の闇を炙り出すことなく後半に重きを置く
のなら、いっそのこと飯田は必要なかったように思う。
10 ガキさんさん
非常に惜しい作品。新垣の軽く毒舌キャラも吉澤の能天気でもちょっといいやつキャラ
も藤本のキャラも立っている。話の流れもちょいギャグから新垣の抱える大きな悩みへ
と発展してゆく理想の形。テーマにも沿っているし、最後のどんでん返しもベタながら
も笑えた。
それなのに最後の最後で大きなミスを犯してしまった。まったく必要ないどころかこの
物語の意義すら揺るがしかねないものだと思う。
11 オレンジの向こう側
自殺もの。田中の死ぬ理由がたった1レスでしか表現されていないのは何とも味気ない。
亀井の狂気ももう少し言葉を重ねて表現すべきだったろう。最後に田中は自らを「狂っ
たふり」と明かすのだけれど、これについても何らかの伏線があったほうがよかった。
- 511 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/17(水) 01:37 ID:lwVDPIdY
- 12 東京タワー
ハロプロをリストラされた中澤のもとに、かつてのオリジナルメンバーが集まる…が
実はそれは幻でしかも中澤が自殺してしまうという落ち。短編に捻りは確かに必要だ
が、何だか悪い方向(それこそ夢落ちのような)の捻りのようだし、ドサッの擬音一
つだけではインパクトも弱いような気がした。途中まではご都合丸出しながらもオリ
メン時代を懐かしめるいい話だったのに。メンバーをわざわざ苗字表記しているのは、
狙ってのこと(メンバーは中澤の作り出した幻影という表れ)だろう。そう言えば東
京タワーもそのうち新しいやつができるという。過去の遺物、とされるのは悲しいも
のだ。
13 陽が沈む
村田主人公の紺野とのCP、しかもライトエロ。取り敢えず設定が特殊なのには驚いた。
しかしながら内容としてはそんなに印象には残らなかった。賛美歌や近親相姦など個性
的な単語は並べられているが、作品の面白さには結びついていない。村田家を取り巻く
背景について殆ど何も説明がないのも気になったし、落ちもないように思えた。まあ話
者が村田だったという時点で既に落ちているような気がしないでもないが。
14 斜陽戦隊オレンジャイ
「ダウンタウンのごっつええ感じ」内の名物コント、「ゴレンジャイ」のパロ。
忠実なパロだし、出だしは面白かったのだが14人は中澤ではないが本当に多過ぎ。本家
同様5人程度に絞るべきだったように思う。また、最後の落ちにもいまいち力がない。紺
野の「ありがとうございました」だけでは場は締まらないだろう。大体が同じようなボケ
(衣装その他)を十数回繰り返していたらそれこそ飽きられてしまう。話にメリハリをつ
ければ、忠実なパロとしての価値はあったかもしれない。
- 512 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/17(水) 01:39 ID:lwVDPIdY
- 15 卒業後
定番のあやみきもの。藤本を振り回す松浦、という構図は最早目新しくないので
そこに作者のオリジナリティーを加えて欲しかった。彼氏という仕掛けも成功し
ているとは思えないし、予定調和の落ち。それと、最後の締めの台詞の前にガクガ
クブルブルは合わない気がした。
16 ぺいんといっとごーるど
仕事を干され気味な後藤の話。ストレートに没落の意味で斜陽を捉えた姿勢は良
い。また、夢の中で後藤が巨大化して夕陽を描くというシーンはなかなか凝って
いる。特にギターで太陽を打ち落とすというのが豪快でいい。夢から醒めれば支
えてくれる仲間たちのメール。確かに捻りはないけれど、悪くない作品だと思っ
た。
- 513 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/17(水) 13:48 ID:vsw4unrk
- 21 焼きつけるオレンジ
補足。自分は家族ものが好きなので道重を切れ、と先の感想で主張していま
すが、娘。小説として考えるのなら切るのは家族のほうかも。
22 天狗山赤焼け
ものすごく瑕疵のある話なのに納得させられた。同様に登場人物の行動動機
に疑問を感じるものに20があるが、22は疑問が残るものの納得できる。
しかし瑕疵はかなり多い。
・安倍の動機は納得。しかしなぜ生きている人間を燃やさねばならぬのか。
樹々でも家でも燃やすものは何でもあるだろうに。
・ドレミ氏病。氏が付いているのにその名の通りドレミが取れなくなる、
というのはかなりおかしい。ドレミ氏(人名)が罹病したからドレミ氏病
と呼ばれるのであって… 創作の病気だよーとさりげに主張していたのだ
としても、あまり感心しない。
・紺野の推理、なにげにかなり強引… 紺野なら良いってものではない。
しかし瑕疵の指摘など揚げ足取りも同然。作品を楽しむ上で不都合はない。
強引な力技だ。エキセントリックな感情を描写のトーンを低くすることに
よって冷静に読ませるのもいい。話の構成の悪さも魅力の内に思った。
23 青い空
夕焼けの向こうの青空の発想もいいし、情景描写ものだけど4とは違って、
破綻のない文章を書く作者だと思う。上手いとさえいえる。しかし風景描写
をなんとなくされても困ります。
辻さんは紺野さんが頭がいいからじゃなくて、辻の質問に一生懸命に答えて
くれるから選んだんだと思います。紺野が一生懸命考えていたので、地の文
ももっと一生懸命考えていたら、もっと好感度高かったように思います。
青い空、というアイディアを使って、なにかこう、もうちょっとドラマを感
じさせてほしかった。文章中で言葉を、ハッとさせる使い方をするのは17
が上手くて参考になると思います。次回に期待。
- 514 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/17(水) 14:15 ID:vsw4unrk
- 24 ランドリー
こえー。おもれー。萌えー。面白かった。読めてよかった。話として完璧。
世界を作ってまた壊しやがった。続き読みたーい。すっとぼけてて、へん
てこりんで、でも柴田も村田もらしくって、文章も話も上手くて安心して
読める。
世にも奇妙な系は安易な感じがして好きじゃないけど、これは好きー。
25 世界の斜陽から
タイトルでコメディを期待した読者の負け。かと思ったら……わーい。
最初とりとめないなーとか、つまんなーいとかぶーぶー思ってましたが、
合否のあたりから俄然面白くなった(クロスオーバーわけわかんないけど)
最後の〆方なんか鮮やか。スレ流しもかっこいい。完成度低いけど面白く
て得した気分。面白かった。でも小川とガキさんも正直出してください。
26 斜陽戦隊サンライズ
……またか。普通に面白く、設定も目新しい気がしたけど、笑いどころは
そんなに多くなくて、この路線でやるならコミカルなだけじゃもう楽しく
ないなぁとしょんぼり。オレンジャイより先に読んでれば楽しめたのかな。
10年に1度しか怪物でないなら普段は何やってんだとちょっと思いました。
完成度高いんだけど、なんかちょっと楽しめなくて申し訳なかったです。
- 515 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/17(水) 17:30 ID:FCTxqPO6
- 23 青い空
まったりとした雰囲気。卒業を控えた辻。そんな彼女とのつかの間の時間を
過ごす事になった紺野。紺野の内面の哀切と混乱とを、文章全体で
表現しているのが凄いです。この、何となく大事にしたい時間を、あらん限りの
言葉で形容したいという紺野の気持ちが切々と伝わって、恐ろしく読みにくい文章も
まったく苦になりませんでした。夕日の向こうに青い空、という本人も半ば陶酔している
論理の中には紺野自身を映しこんで、自分たち、残された者こそ青い空、ということ
なのでしょうね。辻は気付いてないみたいですが(笑)
切なくて、でも少し冷めた目で読めるこの作品、絶品です。
24 ランドリー
不思議な雰囲気。街のどこかに、何をしているのか、どうしても気になってしまう
ひっそりとした店がある。設定がとてもとても魅力的です。そして中で営まれている
ランドリーという不思議な商売。いいですね。不思議な雰囲気がメロンの3人に
ぴったしで、凄く自然に読めました。途中の組織云々の取って付けたような説明にも
思わずクスッとしてしまうお茶目さがありました。記憶を消すって凄いですね。
記憶が無くなることって物凄く恐いです。忘れるんじゃなくて、無くなるんですからね。
物凄く恐くなりそうな話が、しんみりと、絶妙な温度を保っていて嬉しい。
ラストでの柴田の思いや行動が、決してめでたしめでたしでないことを強く
主張するレス流しが面白かったです。メロン好きには堪らない作品でした。
- 516 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/17(水) 17:33 ID:FCTxqPO6
- 25 世界の斜陽から
うわーこれツボでした。豪華だー。いいなー。
同じ時間に起こったいろんな人たちの色々なエピソード。せせこましくなりがちな
娘。小説の世界観をグーンと広げる事に挑戦した姿勢に好感。それが成功したかは
ともかくとして、とても新鮮で楽しめました。妙に説教臭いエピソードもありましたが、
受験結果を待つ二組の描写はいいなぁ。発表日ってドキドキするよね。凄く伝わりました。
そして最後のなにもない二人。いまいち取り止めの無かった全体が、この二人の
会話の中にするすると集約していく様は圧巻でした。拍手。それにしても、いしよしの
エピソードがやたら浮いてるように感じました。きっと、いしよしの斜陽をも暗に
込めていたんでしょうね。にくいですね。それから、
「無理だよ。私、そんな単純じゃないから」
「…そうだよね。圭織ならそう言うと思った」
こんな会話をしてるこの二人が、いったいどんなカップルだったのか物凄く気になりました(笑)
テーマにもストレートで読みやすくて、とても楽しかったです。
26 斜陽戦隊サンライズ
これ、かっこよすぎです。本文を一文字も読まないうちから、タイトルだけで笑えた作品は
ここまでのところ唯一。被ろうが臆せず出してくれた作者に賛辞を送らないわけにはゆきません。
内容も、これといってドカンとくる笑いはないものの、まったりとしていて、平和で
とても好き。そしてテーマソングがかっこいい!カセット買いたくなりました。
10年に一度の珍獣、アンラッキーモンスターが、かわいそうで少し涙もしましたが、
何はともあれいい具合に力が抜けて、一時の休息になりました。ありがとう。
- 517 名前:名無し感想 投稿日:2004/03/17(水) 17:56 ID:.Klpo/II
- 16 ぺいんといっとごーるど
周囲からやる気のないように見られる後藤。よく眠る後藤。
ありふれた斜陽の列挙。そしていちごま。
タイトルから想起されるものをまったく裏切られることのない導入部。
しかし我々が抱く後藤像ゆえか、はたまたそこが作者の力量なのか、嫌味がなく読むことができる。
と、そこで巨大化。
安心しきっていたゆえに自然とこちらの心もふわりと広がる心地よさを感じられた。
しかしそれだけに、レス7だけですべてを拭き払うのは無理があるし、もったいなかった。
17 時計じかけのオレンジ
構造の綺麗さがとてもいい。
綻びのない円を描く短編、こういうのを見るとそれだけで嬉しい。
もちろん内容をきちんと伴っていて、
暖かいのに切ない、まさに夕日のような郷愁を感じさせてくれた。
いいもの読んだなあと素直に思った。
18 グッバイ、ルビーチューズデイ
吉澤がテンションが高くアホで壊れていて一人どんどん盛り上がっていくのを、
軽く笑いながら読んでいたわけだが、レス8に入ったところであーあとなった。
吉澤がどこか壊れていることは前半でちゃんと示されているから、
それがマイナス方向に働いても何の問題もない。
きちんと起承転結の変わるべきところで変わっている。
しかし転にせよ破にせよ、その前の部分との接点はあるべきで、
山登りなら上りから下りに変わるときには必ず頂上があるし、
ドラマで崖から落ちるときにはカメラが足の乗った石をクローズアップする。
「きゃあ!」のすぐあとに何か一文入れていたらずっと印象が違っていたと思う。
- 518 名前:名無し感想 投稿日:2004/03/17(水) 17:57 ID:.Klpo/II
- 19 黄昏喫茶
これあれだよね、いわゆる「あなたの犬になりたい」てやつであの人ってことでしょ。
共通認識だと思ってた。自分と他の読者の間にもズレはあるんだなと変なところで考えさせられた。
しかしそれが明かされるのも最後のほうだから一体作者は、
誰のことだか分かってもらいたかったのか、分からなくても構わなかったのか。
まあそれはおくとしても、自転車のシーンが本当に理解できなかった。
自転車は一台?
漕いでいる人は分かったが、
三人乗りってことは二人誰が後ろに乗っていて、残りの人はどうやってきているのか?
結構人がいそうだが、娘。の残りのメンバーがみんな来たのか?
なんだかこのシーンだけレベルがガタ落ちで、違う人が書いたように感じた。
20 メール差出人
やはり飯田がメールの送信者を信用するようになる心理が十分示されているとは思えない。
新垣が逮捕されない理由は私も分からないですね。
しかし最後に一人、娘。の過去の映像を見るところは異常性が出ててよかった。
21 焼きつけるオレンジ
主人公が魅力的な人物を中心に語ると言う形は昔からあるし、別に比重はこれでよいのでは。
道重は魅力的というよりは、何かすごい人だったが。
私が気になるのは近親相姦のほうで、
狭い範囲で二つ――ひとつは未遂だし、もうひとつの真偽は確かめようもないが――あるというのは
正直萎える。
違う体験だが田中が道重にシンパシーを感じられるものというのを探してほしかった。
- 519 名前:名無し感想 投稿日:2004/03/17(水) 17:59 ID:.Klpo/II
- 22 天狗山赤焼け
短編推理小説。作者も好きでたくさん読んでいるものと思う。
しかし短編の推理小説は実際には数十ページあるものだ。
原稿用紙で百枚くらいあってもよいくらいで。
だから結論を言えば、これは短すぎる。しっかりした形で書ききるにはもっと長さが必要だった。
構成がしっかりしていただけにもったいない。
23 青い空
はじめの数レスの日暮れの様と紺野の心理を読みながら、
隣の少女がしゃべらないまま終わってくれないかなと願った。
と言うのは、それだけそこまでの描写が心地良かったためと、
この後はどうせな話なんだろうなという予想ゆえだ。
そして見事に予想通り。
良い物を与えられて、取り返された感があった。
24 ランドリー
メン・イン・ブラックにあるね、こういうの。しかし面白かったからいいかな。
突っ込みどころは多々あれど、全体にうまく散らばっているのでまあいっかという気にさせられた。
25 『世界の斜陽から』
オムニバス企画で一人オムニバスするというのは面白い。
しかし一つ一つは魅力に欠ける。最後いくらか持ち直したが。
僕らは夕日をリレーするのだ、といったところですか。
- 520 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/17(水) 19:39 ID:vsw4unrk
- 19 黄昏喫茶
弊店間際な喫茶店での最後のパーティとめしよし。うーん…。
個人的な好みでいうと、一人称の語り手は、もうちょっと冷静なほうが好き
だな。例えば「うわーん」と地の文で言わないとか。好みの問題でしょうけ
れども。世界に浸れれば面白そうなんだけれども、読者の自分に楽しむ能力
が欠けているみたい。
煙草の太陽は面白いと思った。吉澤って、ほんといいキャラクターしてるな。
27 二人羽織
光を失った亀井に、二人羽織のように後ろから絵を描いて見せて知らせる
田中。見えないことの視覚的な描写が鮮やかで、なかなか良かった。ある
意味とてもリアルな人間関係。見えない斜陽の美しさ。直接表現しない作
者の凛とした感じ。意固地な病人というのは、病気もののパターンの一つ
だけど、押し付けがましさを感じない精一杯の田中の気遣いにほろっと。
- 521 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/18(木) 00:23 ID:hlnH1W8A
- 17 時計じかけのオレンジ
何気ない描写を重ねて世界観を作り上げる手法はよい。小川とのエピソードもいい話だった。
しかし、小川=いい人という数式でしか彼女のキャラクターが示されていないのが非常に気
にかかった。高橋に必要なのは戻れない時間に対する寂しさを打ち消してくれる存在ならば、
別に小川でなくても良いのでは、と勘繰りたくなってしまうほど。高橋にとって小川でなけ
ればならない理由が欲しかった。
タイトルは夕日と時間をかけた造語で、某映画とはまったく関係がないのだろう。
18 グッバイ、ルビーチューズデイ
話者の吉澤がかなりおかしいテンションなのは、終盤部分の理由付けのためか。
殺戮メインの終盤部分は狂気の香りを感じる序盤と整合性があると思うが、ギャグ風味的な
中盤部分とはどうしても相容れないように思えてならなかった。しかもそんな狂気を心のう
ちに抱えている吉澤にも関わらず辻や石川の吉澤に取る態度はあまりにも普通。ここもギャ
ップを生み出した原因のひとつ。
さらに、石川を殺した理由は明白だが辻を殺した理由がよくわからない。作者がノリで殺し
てしまったような印象を受けた。後から入ってきた飯田も殺すのならまだ納得いくが。
19 黄昏喫茶
果たしてこの作品に吉澤と飯田以外の人間を出す必要はあったのだろうか。どうしても彼女た
ちが「仲間たち」というただの書割にしか見えなかった。理不尽な権力によって店を畳まされ
てしまう飯田の心情や、飯田を励ます吉澤の作り出す作品の空気のようなものは良かったのに。
「仲間たち」が誰が誰だかもわからないような状態で乱入してきた時に、ぶちこわしになって
しまったような気がした。その部分を除けば悪い作品ではなかったのだが。
- 522 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/18(木) 00:42 ID:rvvRXGZI
- 15 卒業後
ガクガクブルブルじゃねえよ。と思った。
あと、15に始まった話じゃないけど、斜陽って何。
夕日がさしこんでりゃ斜陽ですか。
16 ぺいんといっとごーるど
後藤らしさが非常によく出てていいと思った。
こんなに綺麗に沈むじゃないか。の一文がカッコよかった。
それくらい。
17 時計じかけのオレンジ
三回くらい読み返したけど、
高橋にとって小川が、そんなに特別な存在であるとは
これを読む限りどうしても思えなかった。だから違和感だけ残った。
- 523 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/18(木) 00:44 ID:rvvRXGZI
- 18 グッバイ、ルビーチューズデイ
一読してなんてセンスの悪い文章だと少しビックリした。
でもチューブのボーカルの人が出したあの歌はとてもいい歌だと
思う。読み返したらなんだか悪くなかった。
19 黄昏喫茶
喫茶店の終わりを娘。に投影してるなってすぐ読めた。
言いたいことはわかるんだけどなんか面白くなかった。
黄昏喫茶っていうタイトルの、響きはとてもいいと思った。
20 メール差出人
サスペンスって感じでとても引き込まれた。
最後まで読んであまりの強引さに呆れた。
同時にツッコミどころが結構あることにも気が付いた。
- 524 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/18(木) 00:44 ID:rvvRXGZI
- 21 焼きつけるオレンジ
詰め込みすぎでストーリーが死んでる気がした。
でも田中と道重の淡々とした会話はいいと思った。
何をされてもにこにこしてた道重が泣き出す、その描写が淡々としてたことが一番いい。
22 天狗山赤焼け
どう考えても動機付けが無茶だと思った。
文章もやたら長すぎるような気がした。でもしっかりした文章だとも
思った。無茶でも、なんとなく納得させられてしまうような変な感じ。
23 青い空
あまりにも読みづらいので途中で投げそうになった。
改行してないからなのか、会話が少ないからなのか、それとも
他に原因があるのかは知らない。内容はほとんど頭に残らなかった。
- 525 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/18(木) 00:45 ID:rvvRXGZI
- 24 ランドリー
設定にとても惹かれた。
でも内容はそれほどでもなかったように思った。
読後感がなんとなくよかった。
25 世界の斜陽から
すらすらと読んだ。
微妙だった。
惹かれるものは何もなかった。
26 斜陽戦隊サンライズ
全体的にぬるいと思った。
面白くなかったとは思わないけど笑いはしなかった。
歌がちょっと寒かった。
- 526 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/18(木) 00:45 ID:rvvRXGZI
- 27 二人羽織
最初亀井の目が見えてないって全然わかってなかった。
失明してたってわかってからもう一度読み返した。
いい話だな、と思った。
28 夕陽に包まれて
レッスンさぼっといてそのリアクションはないだろう、と思った。
感情移入が一切出来ないまま終わった感じ。
軽くシラけた。
29 U-19
勢いだけって感じだった。
これを読んで「青春だな」って思う人はいるのだろうか。
やたら寒い感じを受けた。
30 オレンジ色の冷蔵庫
矢口の市井に対する心理描写に個人的な違和感がありすぎて
とても付いていけなかった。
美化しすぎなんじゃないか、と思った。
- 527 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/18(木) 01:19 ID:FEn3NI0g
- 28 夕陽に包まれて
上の人も書いているけどさぼって遊んじゃいかんですよ。ユウキじゃあるま
いし。保護者軍団もいかがなものか。
文章は素直でいいと思う。作者は学生さんなのかな。主人公にひたすら甘い
世界を楽しめるように書けてはいると思う。でも、ただ甘いだけじゃ面白く
ないというか、うん、読者の自分はおいてけぼりくらっちゃいました。
終盤の「「「」」」台詞とか使わないほうがいいんじゃないかな。なんか、
じっぱひとからげにされたメンバーに哀愁が見えました。
29 U-19
勢いだけで書いちゃったっぽい。読者おいてけぼり。作者の思い入れだけは
伝わってきたけど、小説を楽しむには至りませんでした。終盤2レスにわた
って自由自由と言われると逆にうざかったです。
吉澤&藤本って人気あるんだなーと思いました。
先の分からなさとか、進路への不安とか、作者の現在の状況がそのまま直接
出ちゃったのかなって感じがしました。冷静に書けるようになってから、も
う一度書いてほしいかもしれません。ちょっと生っぽすぎた。
- 528 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/18(木) 01:22 ID:uAKuDG0k
- 28 夕陽に包まれて
よかった
後藤さんステキすぎます
関係ないけどミキティとマネージャー達がいい味出してた
30 オレンジ色の冷蔵庫
懐かしい組み合わせの会話はよかった
でも、娘の現状をはっきりいいすぎたのはちょっと
まーこーゆーテーマだから仕方ないか
- 529 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/18(木) 01:27 ID:FEn3NI0g
- 30 オレンジ色の冷蔵庫
ファン小説から脱皮しつつある小説に見えた。作者はCPヲタでさやまり
押しに違いない。そこを無理して現実を見据えたものを書こうとして、で、
不整合が出たような気がする。題材は面白いんだけど、矢口と市井の中身
は従来のCP小説のまま、ファンの妄想のなかのまま。そこのギャップが、
まだきちんと作者に自覚がないまま書いてしまったように見えて、気にな
りました。
1行で、冷蔵庫で時間の経過を表すのはすごく魅力的でした。最後のレス
の台詞も好き。でも作品自体はかなり微妙。
31 新メンバー
自分は小説という形式が大好きです。愛しています。ネタは小説よりも、
一段下に見ています。でも面白かったです。2回読んじゃってなお面白
かった。何度見てもオチおもしろい。すげー。
- 530 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/18(木) 01:30 ID:hlnH1W8A
- 20 メール差出人
娘。を愛する新垣の暗黒面とでも言えばいいのだろうか。10との対比が楽しい。
しかし肝心の内容がどうにも。飯田を追い詰めるのはいいとしても、飯田が何故ナイフ
をその日に限って持ち歩くのか。この時点で「安倍を殺してしまうんだな」とわかって
しまって萎えた。また、殺意が芽生えるまでの感情の移ろいも不自然な気がした。結局
まず殺人ありきみたいな印象を強く受けた。
個人的な見解としては、落ちは新垣が逮捕されてしまうほうがよりよかったかもしれない。
21 焼きつけるオレンジ
クラスで忌み嫌われている道重と、田中の心の交流を描いた作品。
道重へのいじめの凄惨さと、それに対して何の興味も湧かない田中。その関係性が万引きを
発端として徐々に変わってゆく描写が良い。同じような心の傷を負うことで親近感が芽生え
るという話の展開も悪くはないだろう。
ただ、道重と田中の経験がほとんど同じなのは芸がない。近似しているようで違っている経
験から心を通わせたほうが断然面白い気がするのだが。
また、家族の描写が近親相姦未遂事件以後忘れられたかのように書かれていないのも問題。
家を出ようとまで思ったのに、その後は何ともないですよというのはいかにも不自然。よく
わからない亀井の出し方をするくらいなら、この部分をもっと深く掘り下げて欲しかった。
田中が道重を「捨てる」場面は非常に生生しく、よく出来ていたのだが。
22 天狗山赤焼け
これも安倍の犯行動機が無理やりだと感じた。ここまでやるなら、辻への溺愛ぶりがもっと
狂ったものでなければ納得いかない。どこか一点、そういうものがあれば、と思った。
それと、部外者の紺野が一人ですいすいと謎を解き明かしていく展開にも疑問を感じた。紺
野主人公ならそう違和感はないのだが、ここまで思考の横綱相撲をされてしまうとしらけて
しまう。短編でやるべき話ではないのかもしれない、と思った。
細かいことだが、吉澤が何故奇病の特効薬になるような希少な存在のキノコを知っていたの
だろうか。名前にドレミがつくことから考えて、どう考えても薬よりキノコのほうが発見は
後だったはず。そんなキノコをどうして吉澤は名前を聞いただけでわかったのか。まあ、ど
うでもいい話ではある。
- 531 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/18(木) 04:23 ID:l2rsZd7U
-
27 二人羽織
これイイ!絶賛しちゃいます。(全部してるジャンというつっこみはなしで)
物語の中に一つの大きな設定を捻じ込むときって、それを納得させようと
やたら説明的になりがちですよね。でも、この話では、亀井の目が何故か見えないというのが
大前提ですが、それが全然わざとらしくない。無理に説明的になると「なんで見えないの?」と
思ってしまうのですが、この話ではそれがありませんでした。見えないから、といって世界が
展開していくのではなくて、するすると気付かない間に納得させられているのには感心です。
二人羽織というタイトルも、イモっぽいなーとか思ってましたが、読んでみるとどうしてどうして。
実に作品の温かみが伝わりました。人肌の温かさに優る物はないですよね。
亀井のためだけでなく、道重の晴れ姿を一生懸命に伝えようとする田中の姿に、
ただのれなえり小説でない、6期(−藤本)の絆の深さが見えて嬉しかったです。
28 夕陽に包まれて
今回、夕日夕焼けオレンジというタイトルが多いなーと思ったんですが、このタイトルはいいですねー。
夕日のように優しい、あったかいメンバーに包まれている紺野。そしてこの後は灼熱の炎で絞られる
んだろうなー(笑)まだ若すぎる年齢で社会人といわれるものになってしまった紺野の、現実では
あまりにもシビアであろう環境を思って、それに対抗する形でこんな夢のような物語を書いたんでしょうね。
とても心優しい作者だと思います。テーマがら現実的で、娘。に対して厳しい作品が多く見られる中で
あえて、それらを向こうを張った本作はとても希少でよかった。ヲタなんだから、最後まで夢を見ましょう、
そういう作者からのメッセージなんでしょうね。賛成です。
- 532 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/18(木) 04:26 ID:l2rsZd7U
-
29 U-19
これ切ないなぁ。イマイチ行く先が見えない吉澤と藤本が、現実逃避に馬鹿騒ぎする話。
勢い任せと見せかけて、かなり凝った作品でした。凄く巧い作者だと思います。
世間と現実とにがんじがらめにされている二人が、無闇やたらに主張する自由。
彼女達の言う自由は、責任を伴う自由主義のことなんかじゃありません。何をやっても
大目に見られて許されるかわりに世界と繋がれない子供の自由。つまり、学校という
場所の中でのみ通用する盲の自由なのです。彼女達はもうじき学校を卒業します。
安住していた鳥篭を、意思と関わり無く追い出されるのです。そして待っているのは現実。
本当の自由を手に入れなくてはいけません。それが、わかっていながら鳥篭を出たくない
という二人の慟哭がこの物語の旨でしょう。大人になれない大人が増えている現代の、
年齢に達すれば否応無く大人にならなければならない社会に刃向かっているのですね。
でも大人になって下さい、吉澤さん、藤本さん。世界はもっと自由ですよ。
テンションの高さの裏に2重構造に意味が潜んでいて、とても完成度が高かった。
いろいろ、考えてしまう佳作でした。
- 533 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/18(木) 09:47 ID:Pr9/pYCU
- 30 オレンジ色の冷蔵庫
オレンジ5つ目。わーい、ぱちぱち。幸せな市井に矢口が愚痴る話。
なんだかいいなぁ。古きよきいちごま時代、さやまり風味の思い出が濤々と頭を
駆けました。そして、そのままのカタチで現在を描くことで、あのときの幻が、殆ど
壊れてしまったことをヤケ気味に書かれていて、作者の悲しみが伝わりました。
このまま物語が進んでいけば何処に帰着するものか想像もつかないくらい
ネガティブ。現状の斜陽を嘆く作品として、これまでで一番悲壮感があり、迫力がありました。
その一方で、市井の結婚と、そのことが幸せな市井とを、誤魔化しなく書き込んであり
作者の市井への愛情も窺えました。二つの意図が引き合った、張り詰めた
雰囲気が、つかの間の冷蔵庫に映えた刹那的なオレンジによく現れていました。
31 新メンバー
あかんです。これたのしすぎ。タンポポって面白い面子の集まりだったんですね。
却下の理由がいちいち頷けて、もうなんか可愛すぎます、みんな。そして謙虚ですね。
短くてさらっとしてて、読みやすくてよかったです。そして、オチは今までのどの
ネタ系作品より笑えました。しかもこの作品、句点がないよー!(でもちょっとだけあるよー!)
もはや、小説の域を脱した、娘。小説ならではの小説。めちゃんこ楽しめました。
- 534 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/18(木) 09:48 ID:Pr9/pYCU
- 32 あいそら
これもすげー愉快でした。1レスに恐ろしいほど字を詰めて大長編と見せかけるところからして
すでにネタの臭いがあったのに気づかないとは。不覚でした。リアルタイムで読んでいたので見事に
引っかかりました。内容は一見するとSF風。しかし、最後でいっぺんにひっくり返されて
何のことやらわからなくなりました(笑)何か物凄く作りこんだような世界観が、全部吉澤の
理解に基づいており、彼女がみんなに騙されて嵌められてたと知った後では本当はどんな
世界なのか知るよしもありません。折角作りこんだ設定を、いとも簡単に
豪快に潰してしまう作者の度胸たるや、見上げた物です。そして、謎は深まるばかり。
もう、真相が気になって夜も眠れません。もしかしたら吉澤はまだ、騙されているのかもしれません。
そして石に触っている間に吉澤が美味しい白豚に変わっていって、安倍と石川と矢口が
舌なめずりをしながら…。なんていう想像まで楽しめてしまう、実に愉快な作品でした。
今後の展開期待度はこれまでのところダントツのトップ。思わず続きプリーズと言ってしまい
たくなる秀作でした。残念ながらタイトルの意味はわかりませんでした。それがわかれば
少し真相に近づけるかもしれないですね。「哀訴ら」だったら嬉しいなー。
- 535 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/03/18(木) 16:58 ID:rewP5tdA
- ネタにマジレスは避けときます。
茨姫
面白いです。『花沢さんの声』とか『指揮するように』とかの表現がなんというか言い得て妙。
包帯の巻き取り方で違いを意識させるあたり、理論的というか怖いくらい高橋の目線ですね。
小川がガッツリ三枚目キャラだと逆におかしかったでしょうね。
天狗山赤焼け
偽物は偽物だと言い切る矢口が切ない。エピローグが頭に来てるお陰で心の準備が出来て
まだ救われましたが。飯田と紺野は実は仙人でしたみたいな設定がありそうな雰囲気でした。
世界の斜陽から
覗き見気分で気楽に読み進みながらも、ラスト近くに紺野が出て来たのでなんとなくヒヤヒヤしました。
が、健康的なメッセージ。ほっとしました。
青い空
言葉のリズムがいいな、と思いました。読めないけど、楽譜に並んでる音符がカッコ良い感じ。
- 536 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/03/18(木) 16:59 ID:rewP5tdA
- 太陽の影の星
いつ藤本が石川を騙して宇宙船を奪うだろうとハラハラしました。星が娘を表してるのかなあ
とも思いましたが、どうもしっくりこない。色んな読み取り方が出来そうですね。
夜の箱
空の色の変化と合わせて、除除にくだけていく文体にも無意識下の亀井の心情が現われてるように
思いました。語彙がやたら固いのはハロプロ大百科ネタですかね。道重に『気障』だと言わせてる
ところにノリツッコミみたいなものを感じました。
サンセット・イニシエーション
イニシエーションの意味がどうも分からず、取り敢えず一読してから調べました。
『儀式』っていう意味なんですね。しかも未来の為の通過儀礼っぽい希望的なニュアンスがある。
センスいいなあと思いました。
These Days
ののかおの別れ。記録という意味でも誰かに書いて欲しかったです。情念たっぷりのこってり加減は
まさに飯田のアルバム。後で何度も読み返したくなるのはそういうものなんですよね。
右手に銃を 左手に君を
辻加護で書かれたというところに意味がある気がします。始め石吉かと思いました。
SPEEDの歌が似合いそうですね。ビジュアルのイメージはミニモニのCAYが浮かびました。
- 537 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/03/18(木) 16:59 ID:rewP5tdA
- 夕焼けこやけで日は暮れた
辻の夢が加護に伝わってますように…。
ガキさんさん
ガキさんカッコいいです。2004年はいよいよ娘小説界もガキさんの年だと感じます。
オレンジの向こう側
周りの大人が気付いてあげないといけないです。亀井さんがストーカーの正体だったら怖い。
東京タワー
最後の台詞を誰が言ったのか分からないのは狙いですかね。すごい薄気味悪さでした。
陽が、沈む。
これはむらこんとでも言うんですかね。紺野の賛美歌って聞いてみたい。
卒業後
松浦は可愛いし、下調べとか根回しとかしない藤本の潔さはカッコいいです。
こういうラフなノリは大好きです。
ぺいんといっとごーるど
テンション低いようで実は高いです。ゾクゾクしました。
行ったことないけど後藤のライブってこんな感じなんでしょうね。
- 538 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/03/18(木) 17:00 ID:rewP5tdA
- 時計じかけのオレンジ
夕方のメロディとか会えなくなった同級生とか反則ですね。無条件で切ないです。
『出会いの意味』を持たせるのは人の気持ち次第かな、なんて思わされました。
黄昏喫茶
ラストにみんなが登場するところがドラマチックでいいですね。作中では夜なのに、
夕日を背に地平線の向こうからシルエットがびょーんと伸びて来てる絵が浮かびました。
メール差出人
騙されました。怖すぎるので、ラストのEOF(end of file)が蛇足っぽく思えたので、
どうせならFがM(musume)だったしたらもうちょっとフィクションっぽさが出ただろうにと思い、
ひょっとしたらわざとそうしなかったのか?なんて考えてしまったら余計怖くなりました。
焼きつけるオレンジ
中2の田中や道重の目には多分周囲の人間がみんな本性剥き出しに見えていたんでしょうね。
何もかも嫌いだと思ったというのも分かります。
ランドリー
面白かったです。続きに気を持たせるラストですね。
- 539 名前:名無し飼育さん 投稿日:2004/03/18(木) 17:00 ID:rewP5tdA
- 二人羽織
やたら五感に訴えかける表現が多いなと思ったら目の異変ということですね。
直截的な表現を避けつつ違和感のないように出来てるのがすごいなと思いました。
夕陽に包まれて
いいですね。取り敢えずノッとけ!みたいな、勢いが好きです。
U-19
年を取ると子供に帰ると言いますけど、いわゆる『子供』はじゃあ酔っ払いみたいなもんなのかな、
と思いました。興味深いです。
オレンジ色の冷蔵庫
いちやぐ。懐かしいですね。古き良き時代って感じです。
矢口は悪口サイトの見過ぎですね。いちごまのことはさておき、2chで言われてることそのまま
受け取ってるような印象を受けました。心配です。
あいそら
短編でどうまとめるのかな、と思ったらどんでん返しですね。タイトルにも何かありそう。
ハードボイルド調のSFかと思いきや悲恋の話。すっかり騙されてしまいました。
- 540 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/18(木) 22:01 ID:FEn3NI0g
- 33 さいごの太陽
童話みたい。ナンセンスで面白かったー。シリアスなタイトルと無茶苦茶な
行動する吉澤が面白かった。
感想をひとことで言うと「……めぐって誰やねん……?」
10 :34 オレンジ
こういう逆説的な価値観好き。藤本が矢口に手さえ出さなきゃ完璧に萌え
れた。
でも印象的な話なのに、タイトル見た途端すべてを忘れてしまうほど平凡
なタイトルはどうにかしてください。なぜ敢えてこのタイトルなのか理解
に苦しむというか覚えられません。今回タイトルにオレンジかぶりすぎ。
読みやすいのが二つきて嬉しい。話の焦点を絞ってきていて短くまとめて
いて二つとも好感度高いです。
- 541 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/19(金) 00:25 ID:MZ/YcnUU
- 23 青い空
こけおどし度は4の遥か上を行く。なまじ文章が上手いだけに救いようがないというか。
贅肉のような意味のない描写の羅列を取り除いてみれば、「辻と紺野は仲がいいですね」
という印象しか残らない。逆に描写の薄い後半部分は前半で作者がだれたのかそれとも
はじめからやる気がないのか…
こんなものを出すくらいだったら、はじめから参加しないほうがよかったのでは?と思っ
てしまった。
24 ランドリー
夕方にしか開かない店、これだけでもうわくわくさせられてしまう。
しかもそんな怪しい店の店主という役柄が、村田にぴったりはまっているように
思えた。さらに言えば記憶の失わせ方もなかなか凝っている。
ただ残念なのは、物語の謎というか一番読者の知りたいであろう部分が作者によ
って強引に閉じられてしまっているということ。読者は柴田とは違い記憶がなく
なるわけではないので、追いてけぼりを食らった気分になってしまう。また、細
かいことで恐縮なのだが一人の人間をモルモットにしてしまう程非情な組織が何
故あのようなぬるい追跡しか出来ないのか。短編だからそんなシビアな設定にす
る意味などないのかもしれないが。
25 世界の斜陽から
夕陽を軸として物語が順繰りに起きてゆく、という発想はいい。
しかし内容としては今一歩の感も。出てくるキャラが全てステロタイプというか
何と言うか。その割には加護より辻が太っているという作者独自の設定を思いつ
いたように出してきたりもする。ハートさまなのは加g…というのは別として、
特殊な設定を出すからにはそれを生かさなければならず、このパートではそれが
まったくないような気がした。藤本・亀井の合格発表のミスリードももう少し引
っ張らないと意味がないような気もした。
「世界の斜陽から」というタイトルからスケールの広い話を期待していただけに
残念だ。
- 542 名前:心狭感想 投稿日:2004/03/19(金) 00:45 ID:/PwwVcLA
- 28 夕陽に包まれて
ありふれた言葉での夕やけ描写を頑張りすぎた感じ。
レッスンさぼって何やってんだ、な感想を別に持たなかったのはくどい夕やけ描写が目に付いたからでしょうか。
物語としては嫌いじゃない。
18 グッバイ、ルビーチューズデイ
ぱっと見がゴチャゴチャしてて読む気を削がれる。
高校時代の級友にウェルカムというあだ名の奴がいたことを思い出した。
物凄く置いていかれた気がした。
07 とまんねぇなー
正直に言えばあんまりよく分からなかった。
でも18と違って勢いで押せば許される話だと思った。
火星の土地はメロンの元リーダーが買いたそうなのでその分は残してやってください。
23 青い空
言葉の選び方は好き。
いい話を読んだなぁという感じ。
ただ何か物足りないというか一夜明ければ内容を忘れてしまいそうな手応えのなさ。
- 543 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/19(金) 00:57 ID:.YPZTFdo
- 33 さいごの太陽
すごいなー。豪快だなー。太陽に穴あけてみたいなー。なんだか、つっけんどんな
ですます調の地の文が、淡々としてて面白かったです。何が起ころうがシラネって感じが
話のバカバカしさを引き立たせていました。ヨシザワサンっつってんのに女性だし(笑)
メグちゃんはキッズの村上さんかしら。なんだか珍しい組み合わせが新鮮でした。
ふつーにスルーしてもなんら問題もないくらい軽い作風がステキです。
34 オレンジ
オレンジ6個めきたー。すげー。見事にオレンジだ。しかもタイトルがオレンジなわりに
いや、たとえこの部屋で夕日を浴びてなかったとしても
石川を好きという事実は変わない。
って、夕日関係ないんじゃん(笑)すごいなー。なんだか、みきやぐの嚆矢型になりそうな
二人の関係に萌えました。石川さんもててますね。でも薄幸そう。全然知らないところで
勝手に自分の名前ばんばん出されて、あげく関係無いカプ成立ですもんね。
石川ってこういうダシにされる役にあいますねー。そして藤本の役もぴったり。
動きこそ無いながら、安心して読めました。
35 いつもより少し短い夏
病気ですねー。道重さん矢口と同じ腸炎なんですかねー。恐ろしい病気ですねー。
なんだか凄く直情的な文章が、かえって道重の分かりやすい思考を隠匿なく
表していて読みやすいです。そして、まわりの人たちのギクシャクしたぎこちなさが
これでもかというほどに伝わって、登場人物全員の、紙のようにぺらぺらで
蒼白な顔色までが見えてくるようです。物語に伝えたい一つの目的意識が殆ど
感じられないかわりに凸凹といろんな突っかかりが楽しめる、短い中でも豪華な
作品でした。面白かったです。
- 544 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/19(金) 01:01 ID:MZ/YcnUU
- 26 斜陽戦隊サンライズ
再びネタ戦隊もの。「低運圧」という設定が目新しかった。
しかしネタの割にはこれといった笑いどころもなく、のんべんだらりと話が
流れていってしまったのは辛いところ。しかも話に落ちもなければ捻りもな
いように思えた。それと、「不運」というおいしいネタを生かしきれていな
い。もう少し話を練り込んで欲しい。
主題歌を最後に持ってくるところに作者の意義込みは感じられたが。
27 二人羽織
自らの目が光を失ったせいで友人である道重の結婚も素直に祝福できない亀
井。そんな亀井の凝り固まった心を田中がゆっくりと溶かしてゆく行程が暖
かい。しかし、亀井をドキドキさせてはいけない。そこにCP要素が混じる
ことによって折角の感動も台無しになってしまうような気がした。この物語
ではあくまでも田中と亀井、そして道重は親友だという線引きを守って欲し
かった。
28 夕陽に包まれて
こんごま。紺野と後藤、そして紺野と後藤のいなくなった人(市井?)との
比較で物語は進んでゆくのだが、どうしても紺野と市井?の比較部分が納得
いかなかった。それとこれとは別だろう、と違和感を感じてしまった。
また、途中で出てくるメンバーも二重三重のカッコで適当に扱われているの
も気になった。作者は紺野を心配するメンバー全員という絵が描きたかった
のかもしれないが、一人一人の顔が書けないのなら最初からしないのが利口
だろう。作者が本当に書きたい、必要だと思う人間に絞って書けばいいのに
と感じた。
- 545 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/19(金) 01:21 ID:5Jijj8Qs
- 35 いつもより少し短い夏
作品の構成や蝉、鏡といったキーワードに工夫を感じた。しかし、短編で
病気もので、感動を狙うのはちょっと無理があるように感じる。
挿入された矢口入院のエピソードにはおお、と思ったけど、その次の友人
の言動で、ちょっとガッカリしました。他人と不幸比べするのは、赤の他
人である読者としては、全然感情移入できないどころか逆にひいてしまい
ます。現実にも結構いますよね、そういう人たち。
田中のキスはどうなんだろ。感染しないのかなとちょっと思いました。
ところで、死は作者にとってリアルな存在ですか? 作者にとってのリア
ルで書いてもらえれば、もっといろいろ感情移入しやすくなりそうな気が
しました。読者としても出来れば感情移入してキャラクタと一緒に状況に
涙したり理不尽さに葛藤したりしてみたいのです。
32 あいそら
最初の3行で引き込まれたけど、世界観がよくわからないファンタジーが
始まっちゃって、壮大そうな割にリュックとか時計とかあって世界観がよ
くのみこめないまま設定の説明などがあって、集中力がたもてなくて石川
と安倍のどっちが味方で敵なのか混乱しているうちにラストになっちゃっ
て、うん、ラストはちょっと面白かったけど、でも設定読むのが苦痛で、
ラストをよく楽しみたいから再読に挑戦するんだけど、やっぱりなんか集
中力が保てなくてよくわかんなくって、まぁ別にわからなくてもフェイク
な設定だから別にいいのかなと思ったりしたり、冒頭の言葉はいったい誰
が誰にと不思議に思ったり、吉澤はうらぎられたーというしょんぼりした
気持ちで永遠に生きなくてはならないのがちょっとかわいそうだったり。
うーん。なんかちょっともしかして楽しみ損なったのかな。
- 546 名前:名無し感想 投稿日:2004/03/19(金) 05:47 ID:Uga4Jl.s
- 26 斜陽戦隊サンライズ
かぶったら投稿しないのも勇気
27 二人羽織
盲目だということになかなか気付かなかった。
しかしこれだけ示されて分からない私のほうがまずいですね。
そういうスタイルなんだと思い込んで頭を固定してはいけなかったと反省。
走らせるペンを握っていても道重の感じなどつかめないと思うが、
そんなことはきっと問題ではないだろう。
押し付けがましさのない文章でいい気分になれた。
28 夕陽に包まれて
いい話だろうがそうじゃなかろうが、大人になるとこういうのはなかなか受け入れがたい。
「おい、おい」って言ってしまう。
29 U-19
静かな作品。
最後吉澤が叫び、藤本が合いの手を入れるわけだが、
藤本は心理的にはそれを遮断して、より深く沈潜していく。
見かけの動と内面の静の二面がうまく成立している。
30 オレンジ色の冷蔵庫
矢口は「オレンジ色に染まる冷蔵庫。あまりに綺麗で目を奪われた」そうだが、読者はいや全然。
主題なんだからもうちょっと描きなさいよ。
- 547 名前:名無し感想 投稿日:2004/03/19(金) 05:49 ID:Uga4Jl.s
- 31 新メンバー
きっと形式が好きじゃないんだろうということで、ここはスルーさせてください。
32 あいそら
こういうのが始まると途端に、その風呂敷はちゃんと締められるのか? といらぬ心配をしてしまう。
長編の始まりを思わせてそこそこうまく落としているのだから、
まんまと引っかかったということなんだろう。
33 さいごの太陽
村田だと思ったよ。女の子ではなくて少女だったらそうは考えなかったろうが。
しかしそれだと児童文学調が若干崩れるかもしれない。まあ女性が出てくるのだから問題ないか。
バズーカが出てくるのはかまわないのだが、
その前にそうしたものが出てきても不思議ではない空気は作っておくべき。
34 オレンジ
30でも書いたが、登場人物もしくは筆者がすばらしいと感じたからといって、
読者も自動的にそう思ってくれるわけではない。
それほどの夕日には思えない。
35 いつもより少し短い夏
夕方に亡くなって次の日に手紙が届くってことは速達か? ヤマトとかかな?
頻繁に見舞う人間への連絡なのだから、電話しろよ。
ちょっと気になるミス。
その他遺体との対面等にもいろいろ突っ込みたくなった。
- 548 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/19(金) 19:36 ID:rW8ogWgw
- 36 ゼロ
22世紀の世界。SFですね。物凄く難解な世界観が作りこまれていて驚きました。
そして、語り口が主人公の辻の視線でもないし読者の視線でもない。この世界の
中の人物の文盲無精髭30男(推定)が影から逐一見守ってナレーションをしてる
みたいな感じがしてエキセントリックでよかったです。安倍やら飯田やらの、キャラ
としての不透明さ、というか作品全体の不透明さがなんともいえないアジになって
いました。そして、ラストに向かう衝撃的な展開はすごかった。この場面、
太陽に突っ込む辻、という状況こそ、作者の一番書きたかったことであり、それ以外は
ただのこじつけなのでしょうね。この作品にはいちいち突っ込むだけで野暮というものです。
魂で感じましょう。壮絶な辻の玉砕を思って涙しましょう。
- 549 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/19(金) 20:04 ID:rW8ogWgw
- 37 ダークマター
ぐわしっ。これ面白い。6期3人のなんとも切実でシュールな世界。
破綻だらけの論理を真剣に戦わせる3人の愛らしいこと。最初の前提からむちゃくちゃだ。
そしてオチは勘違い。いいなー。なっちの体重40キロかぁ。痩せたねー。よかったよかった。
落とされてるし、1レス目のタイトルもないしレス流しも無いし、そんなに自信なかったのかな。
それとも企画ちねちね党なのかな。何にしても普通に面白かったです。にゃっていう
田中がつぼでした。
- 550 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/20(土) 00:28 ID:5u/CmfG2
- 29 U-19
吉澤と藤本による、青春の熱さと空しさを感じることのできる作品。
ラストの吉澤が何度も自由という言葉を連呼するのは、それが本当の自由では
ないことを本能的に感じているからなのかもしれない。言葉を何度も重ねるこ
とで、少しでもそれを現実に近いものにしようとするささやかな抵抗なのだろ
う。
しかしこのラストが寒々しいものに映ったという意見も少なからず見受けられ
た。これは一昔前の青春、もしくは虚構の世界の青春、なのかもしれない。
30 オレンジ色の冷蔵庫
顔の長い人、と聞いて市井の旦那ではなくたいせーを思い浮かべてしまった。
それはともかく、本作は矢口と市井の立場のギャップを描いた作品であり、
特に矢口の置かれている厳しい状況が描かれているように思えた。
だが、タイトルがただのお飾りなってしまったのは残念。時間経過を伝え
るだけの道具にしてしまうのはあまりにも惜しい。それとほかの人も言っ
ていたが、綺麗なものをただ「綺麗」と表現するのはあまりにも芸がない。
綺麗なものをいかに「綺麗」という言葉を使わずして読者に伝えるか、を
考えてほしい。
31 新メンバー
ネタ形式の小説だが、惜しいというか何と言うか。
語り手と思しき柴田が、消去法でしか特定できないのはどうだろうか。それと
飯田と矢口を出すのは最後にしたほうが良かったと思う。この順番が逆なこと
によって、せっかくのネタの良さが半減しているような気がする。途中で色々
挟む事によって彼女たちの存在が頭から消えてしまった。
新メン候補に対する三期タンポポメンバーの反応は面白かったし、最後の保オ
チも定番ながらも笑えた。
- 551 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/20(土) 00:52 ID:5u/CmfG2
- 32 あいそら
長編の出だしのような大仰なオープニングだが、設定が単純かつわかりやすい
ので、混乱することなく読むことができた。
話のところどころにご都合な部分があったのも、最後のオチで解決。
しかしオチのことを考慮しても設定に甘い部分があることもまた否めない。例
えば、二つの種族のハーフである吉澤がなぜ光不足で命の危険にさらされるの
か、そしてその後にそのことについて一言も触れられていない。
騙された、ということに最大のインパクトを持たせたいがために他の部分を犠
牲にしてしまったような気がする。
33 さいごの太陽
「最後の一葉」のパロ。
バズーカで夕日が沈むのを阻止しようという発想、さらにバズーカで太陽の真
ん中に穴が開いてしまうという結果も、全てがダイナミック。鳥山明の「アラ
レちゃん」を髣髴させるような内容だった。
穴の空いた太陽をベーグルに見立てるオチもほのぼのしていたように思う。シ
ンプルだが悪くない。
ただ、レス流しのあれは蛇足。どう見ても村田さんではない。
34 オレンジ
恋敵同士が、お互いを恋愛対象の身代わりとして用いる発想に違和感を覚えた。
お前らそんなことやってる間に他のやつに石川取られるぞ、と心配になった。
物語の流れを夕日が差し込んだことにこじつけるのも無理があるように思えた。
そんなこといちいち書く必要はないのではないだろうか。
それと、最後の決め台詞も理解できない。世界にたった3人しかいないのなら
いざ知らず。
- 552 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/20(土) 01:26 ID:wZSBD50A
- 31 新メンバー
話し言葉と書き言葉が激しく入り混じった地の文や
圭織を佳織とする誤字に軽くひいた。
好き嫌いで言うなら好きだ。
32 あいそら
いまいち訳がわからなかったので指示(?)通り逆から読んでみた。
案外読めたがすぐに詰まってしまった。
解説がすこし楽しみになった。
33 さいごの太陽
揚げ足を取る気じゃないけど「ごめんさない」は無いだろうと思った。
軽い感じのパクリ方が好みだった。
メグが結局誰だったのかわからなかった。
- 553 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/20(土) 01:31 ID:wZSBD50A
- 34 オレンジ
文章が微妙におかしい気がした。
オレンジがくどかった。
ラストがなんとなくカッコ良かった。
35 いつもより少し短い夏
微妙だった。
矢口とか出てきた意味がないような気がした。
ラストいきなり年が飛ぶのもあまり意味がないような気がした。
36 ゼロ
けなげさとかそういうのは伝わったが、全く感動しなかった。
「すずしくなる」っていうボタンの覚え方にちょっと萌えた。
あと光年は時間の単位じゃねえよと思った。
37 ダークマター
語り口がいい感じに好みだった。
六期の三人がなんとなく小学生っぽくてよかった。
総じていい感じだった。
- 554 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/03/20(土) 01:43 ID:dVQA.Px6
- 13 陽が、沈む。
全く話が見えませんでした。
アンリアルなら特に設定を説明させる必要があるかと思います。
14 斜陽戦隊オレンジャイ
ワンパターンのやりとりを14人も続けるのは、ちょっと長くてテンポ悪いように思いました。
それでもおもしろかったです。
テーマに当たるのが石川だけかと思えば、ちゃんと斜陽も入ってたのがよかった。
15 卒業後
あやみきの王道パターンのように思いました。
読みやすかったんですが、もう一山あれば印象に残るものになるのかなと思います。
16 ぺいんといっとごーるど
文章のテンポがすごくよく、読みやすかった。
後藤真希のイメージも上手く使っている。
ただ、展開が唐突過ぎるようにも思えました。
- 555 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/03/20(土) 01:45 ID:dVQA.Px6
- 17 時計じかけのオレンジ
どこにでもある出来事だけど、丁寧に描かれていて綺麗。
ストーリーに波は無いですが、印象に残る作品だなと。
最後の一文がすごく好きです。
18 グッバイ、ルビーチューズデイ
一方的に作者の世界を見せ付けられた気分。
黙ってついて来いみたいな。
それはそれで気持ちよかったです。
19 黄昏喫茶
雰囲気は大好きですが、自転車のシーンから崩れていったようにも思います。
その後、何度もここで終了と思ったら、まだ続いていって。
付け足し付け足しで最後のシーンにいった印象。
間をもっと省いてもよかったんじゃないでしょうか。
20 メール差出人
多少強引な部分はありますが、緊張感があって好きです。
でも、最後の部分は蛇足のように思いました。
そこで少し冷めてしまいました。
自殺で終わった方が個人的には好きでした。
- 556 名前:心狭感想 投稿日:2004/03/20(土) 02:15 ID:ArP4/qv6
- 17 時計じかけのオレンジ
さり気ない導入部は好印象。
5期が好きなんだろうなぁというのは感じられた。
ラスト一行がガツンとくる。
12 東京タワー
飯田と安倍が登場してからテンポがよくなってると思う。
それまでが何かべっちゃりしてた感じ。
最後1レスかっけー。
33 さいごの太陽
これが企画じゃなかったら間違いなく読まないだろうなという出だし。
文章にテンポの欠片も感じられない。
終始納得出来ない話だった。
02 茨姫
世界観はいい。
温かいというより生温い温度が感じられる文体だと思った。
褒め言葉のつもり。
- 557 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/20(土) 13:08 ID:mhmo26BY
- 39 fairy-tale dreams
すごく面白かった。とても引き込まれた。前半部分は。
後半の打ち上げは要らなかったんじゃないでしょうか。前半の主人公は紺野です
けど、後半は誰なのかもよくわかりませんでした。消去法で小川なのかとは思い
ますけど。ZONEのドラムの名前をわざわざ入れ替えてるのはもしかしたら伏線?
あとこの作品に限ったことではありませんが飯田さんの滔々としたトークはどう
にかならないものなんでしょうか。始まっただけで「またか・・・」と醒めてし
まいました(同様:紺野の滔々とした解説)
文章は落ち着いた筆致で、前半部の現実とかすかにリンクした謎にはほんとうに
引き込まれました。読みながらこれが優勝するのではないかと確信を深めたぐら
いです。なので後半部分とのあまりのリンクのなさに呆然とするばかりです。再
読したら印象変わるかも、とさえ思えませんでした。
38 脱化
自らに死刑宣告するつんく♂に礼を言って終わるのが、作者の真意みたいでこわ
かった。やっぱり事務所批判は醒めます。みんなが知ってることをわざわざ文字
にしても楽しめないかな。少なくとも自分は。小説に昇華されてない気がした。
斜陽感は出ていたと思います。
- 558 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/20(土) 16:26
- 38 脱化
つんくさん、ありがとう。という話ですね。この界隈では常に悪の手先扱いのつんくさんに
光が当てられた作品。彼もそれなり頑張ってるんでしょうね。頭ごなしに否定するんは
かわいそうです。たらふく儲けたから、というのはまた別の話。そんな作者のちょっと
余裕のある視点で書いた作品、と見せかけて。実にもう一つの意図「つんんく♂全部
テメーのせいやろうが!責任とってとっとと首括りさらせ!」が、一つの作品の中に
綱引きをしながら収まっていました。笑えます。そんな混乱状態が、安倍の一人称に
直接トレースされてて面白かった。作者の混乱を肴にするのも読者の醍醐味ですね。
39 fairy-tale dreams
紺野と飯田の心温まるお話。のはず。いいですね。読みやすい文章。静けさが音になって
聴こえるような優しい雰囲気。思春期の紺野の小さな感情の起伏がとても丁寧にかかれて
いました。自分の性格の所為かしら、紺野にまったく感情移入できなかったのですが、
タイトル通りに一つの御伽噺として楽しむ事が出来ました。そして、後半。これはなんというか
凄いですね。飯田さんが、というか作者が。バリバリに良い子ちゃんの演説をべんべんとふるう
飯田さんに、前半で温まった心が急激に冷めてゆきました。冷却効果満点です。
しかし、本当のファンというものはこういうもの感動をもって受け入れて、盲目的に
彼女達を愛しつづけなければいけないのです。
この界隈の、娘。を純粋に応援するんでなしにあることないことをネタにして楽しんでいるような
我々キショヲタにとって、実に白々しいナンセンスな演説なのですが、つまりそんな
キショヲタを蔑む意味があったのでしょう。この科白部分に感動できない香具師はキショヲタ!みたいな(笑)
この前後半の温度差と、日陰ヲタの我々に対する皮肉と、多角的に楽しめる作品でした。
レス流しの「恥の多い人生云々」はきっとそんなヲタどものことなのでしょうね。
でもマジヲタには戻れそうもないんですけどね(笑)
- 559 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/20(土) 18:26
- 39 fairy-tale dreams
本当に午後3時の時間が続きますように...
- 560 名前:名無し戯言 投稿日:2004/03/21(日) 00:22
- 35 いつもよりも少し短い夏
闘病もの、かつ矢口の腸炎というタイムリーなネタを取り入れた作品。
蝉などの小道具の使い方や、オープニングとエンディングの重ね方などに作
者の苦労の跡が窺える。
しかし道重の「最後は美しく燃えて死にたい」という願望と、石川の施した
化粧や綺麗な衣服で着飾るという行為がどうしても重ならなかった。ただ綺
麗にしただけでは、夕陽のように、という部分に届かないような気がした。
田中と道重がそれぞれ蝉を見て同じ事を思う場面は、形式としては美しく感
じる一方で、少々都合がいいような気がしないでもない。
36 ゼロ
意味深な出だしと、謎だらけの設定。
読んでゆくうちに輪郭がおぼろげながら見えてくるのだが、安倍の存在がどう
しても辻に「たいよう」と言わせたいがための存在に思えてならなかった。
それだけ安倍のキャラ付けは薄く、それこそ安倍でなくてもいいと思った。
飯田(の声)を効果的に使えていないのも気になった。
無知が故の無垢、という辻の典型的な一面を冷淡に書き切った作品だとは思う。
37 ダークマター
道重と田中、亀井の話していることについては自動的に半スルー。
会話部分を楽しむことが出来なければこの作品の魅力を十分に理解したことに
はならない、というのであれば話は別だが、結局は小難しい思考をめぐらすこ
とと人数に安倍を入れていなかったという落ちのギャップを楽しむ作品のよう
に思えた。40kgという数値が人間の体重を想起させるには丁度いい数値だ
ったので、何となく落ちも読めてしまったし。
- 561 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/03/21(日) 01:52
- 21 焼きつけるオレンジ
田中と道重が上手く書かれているなと思いましたが、
こういう話はあまり好きではないです。
個人の好みの問題なのですが。
22 天狗山赤焼け
詰め込みすぎで強引に収めたように思えました。
もっと長い話で読みたかったです。
23 青い空
一歩引いた感じで、淡々と進んでいく感じが大好きです。
相手が誰でも成立するだけに、紺野という配役がベストチョイスに思えます。
24 ランドリー
重い話になるのかなと思いきや、そのままの調子でおわってしまい拍子抜け。
それでも読後が気持ちよくて、こっちの方がよかったのではないかと思う。
面白かったです。
- 562 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/03/21(日) 01:52
- 25 世界の斜陽から
一つ一つのエピソードが短くておもしろいんだけど、終わってみれば特に印象が残らなかった。
読んでいる間はおもしろかったんですが。
26 斜陽戦隊サンライズ
こーゆーネタがかぶるなんて面白いことですね。
14よりはこっちの方が好印象です。
27 二人羽織
大好きです。もうそれだけしか言えない。
28 夕陽に包まれて
いい話でした。
最後が予想できたけど、心温まるお話でした。
- 563 名前:微妙な感想書き 投稿日:2004/03/21(日) 01:53
- 29 U-19
もう少し心理描写があればよかったかなと思いました。
設定や二人の台詞のやり取りがありふれたものだけに、その部分でオリジナリティが欲しかった。
30 オレンジ色の冷蔵庫
私の個人的な見解とのギャップが大きかったので、ちょっと微妙でした。
31 新メンバー
飯田の名前が違うので、娘。の偽者が審査されてると思ったんですが、考えすぎのようでした。
9人目までの人選の意図がよくわかりませんでした。
もう少し統一した方がこういうタイプの話はいいのではないでしょうか。
32 あいそら
あらすじだけをざっと読まされた印象。
前半の設定はなんだったのと思える最後でした。
中編くらいで書くべき話で、そうすればすごく面白い話になると思う。
- 564 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/21(日) 03:43
- 36 ゼロ
前後にはさんだ観念的であまり魅力的でない教訓と、序盤の展開の遅さに
かなり構えて読んだけど面白かった。善意の行動+苛烈な展開の話は時と
してかなり高感度が低くなるんだろうけど、描写が辻の目線で作り込んだ
SF的な説明をおおざっぱにするのが良かった。描写と話が合ってる話は
けっこう好きです。古き良きSFマインドを感じました。
37 ダークマター
斜陽はどこ? OCHIたのは何故? 読まれたくないのかなと不思議でした。
話自体は軽妙で笑った。
- 565 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/21(日) 03:44
- 40 落日バラスト
今回の飯田さんネタのなかで一番笑いました。誰もが知ってる台詞で、ここ
まで面白く読めるのか不思議なぐらいです。丁寧な言葉遣いもなんとも言え
ません。すごいスマートな話でした。
41 ナナメ
ほのぼのしました。なんとなく心が温まりました。
42 友達の話
「恋する花火とS」を思い出しました。同じネタで笑うのは難しいなと思い
ました。
- 566 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/21(日) 16:36
- 43 皇帝のいない夏
娘。斜陽ネタを退廃的なCPと重ねて描写していて興味深かった。序盤の
喧嘩シーンの思わせぶりな台詞の応酬、先の読めないストーリー、見当違
いの松浦の言動(現状を踏まえた上で娘。にも自分に対しても夢を抱いて
るのは良かったけれど)、強引な後藤の行動と瑕疵だらけで、ものすごく
突っ込みどころは多いんだけど、作者独特の空気や色が出てて良かった。
娘。が斜陽ネタは紋切り型な事務所批判が多く、この作品でも後藤の台詞
にそれが伺えたんだけど、アッサリどうでもいいと片付けられてるのが、
潔くて好きです。
44 亡国の落日
作った設定を全部説明しなくても…、と思いましたが、台詞の間に主人公が
再確認するみたいな感じで設定が表現されていたので、読むのにはそう苦痛
は感じませんでした。
逃避行の段は、設定説明に埋もれて主人公たちが具体的にどういう状況なの
か理解するのはやや困難を伴いました。登場人物が多く、煩雑さは感じませ
んでしたが、行動原理に納得するまでには至りませんでした。
ラストの辻(46)の描写、ほのぼのしました。設定描写が激しいし、かなり動
きのある話ですが、なぜか却って印象が薄く感じました。すみません。
細かい設定の説明と、大きな物語の流れとなるべき箇所の説明トーンが一緒
で、後者がつかみにくく、読みやすい割に物語の全容の把握は意外と困難で
した。
- 567 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/21(日) 16:40
- 45 ハート・シェイプト・ボックス
似て非なる見たことのない世界の日常生活。アリをキーワードにしたこの
世界が不気味で興味深い。登場人物たちの温度が低い感じも好みだ。
夕焼けを別のもので表現するのは、今回のバトル中では初ではないでしょ
うか。よりにもよって何故こんなもので表現できるのか、作者の別の作品
を読みたい気持ちで一杯です。
クールでスタイリッシュでリリカルで美しくて独特。美しいものをありが
とう。読めてよかった。
- 568 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/21(日) 19:19
- 38 脱化
死んだ人が会いに来ることと、なっちのつんくに対しての感情と
冒頭のつんくの台詞と、全てが全然かみ合ってない気がした。
いまいちピンと来なかった。
39 fairy-tale dreams
ひどく冗長に感じた。歌の使い方に関してもどうかと思った。
前半はアンリアル設定なのにリアルっぽいなと思った。
後半はリアル設定なのに会話や台詞にリアリティが見えなかった。
40 落日バラスト
面白かった。
頭からラストまで絶妙だった。
タイトルの意味はわからないけどカッコ良かった。
- 569 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/21(日) 19:26
- 41 ナナメ
やたらあっさりとしていた。
テーマの使い方はこれでいいのか、と思った。
コメントしづらい感じ。
42 友達の話
言葉の使い方が詩的でよかった。
タイトルもセンスいいと思った。
面白くはなかった。
43 皇帝のいない夏
CP小説かと思ったら全然違った。
ふらふらに疲れきった感じの松浦が儚くてよかった。
救いがないところもいいと思った。
- 570 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/21(日) 19:28
- 44 亡国の落日
ひたすらに長かった。
ゴルァ!が出てきた時はマジで萎えた。
だらだら読んでたら終わった。
45 ハート・シェイプト・ボックス
アリ関連が普通に気持ち悪かった。ラスト2レスの感じは
最高だと思ったが、読み返すと状況がつかめなくなった。
最初松浦が高橋を刺したと思ったけど違うのかもしれない。
- 571 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/21(日) 19:34
- 40 落日バラスト
ワラタ。凄くイイです。優しい口調が、全体に優しい雰囲気を作ってますね。
飯田さんの見守る姿勢に徹した姿がかっこいい。なのに、伝わらない(笑)
悪魔に魂を奪われたと言われればなるほど、そんな気がしてくるから不思議です。
かわいそうな飯田さん。でも笑えてしまう最高の切れ味とほのぼの感。ありがとう。
41 ナナメ
可愛い。それっきゃないです。何かトンでもないウソをつこう、が
既につぼに嵌りました。歯切れのいい文章が独特で、ステキでした。
独特の雰囲気が6期の3人と見事にマッチしていました。
私たちは顔を見合わせてくすくすと笑う。 ああ、想像できる。ニヤケちゃいますね。
42 友達の話
続くね(笑)これもいいなー。完全に童話ちっく。
なるほどお月様が綺麗なのはお日様おかげなんですねー。知ってたけど思い出しました。
道重だからそれが見つけられたんだろうなーとか思うとれしくなりました。
- 572 名前:マンセー感想 投稿日:2004/03/21(日) 21:01
- 43 皇帝のいない夏
展開が読めなくてドキドキしました。そしてそれが裏切られる事無く、予想外の
展開の連続で心躍りました。特に、後藤が松浦にとって救いになるだろうという期待が
あっさり、どっさりひっくり返るあたりは圧巻。そして、また物語の流れが
一気に混ぜっ返されてぐんと複雑さを増しました。リアル世界の中に映しこまれた
地獄のような、醜怪な世界がシュールに描かれていて、手に汗握りました。
緊張感がたまりません。そしてそんな世界に一人落とされた純白の松浦の
悲劇が、如実に胸をついてきました。
白い花は一つ残らず枯れていたのだ。この一文がなんともいえず好き。
煩瑣で難解で救いこそ無いものの、ちょっと間然することの無いステキ作品でした。
44 亡国の落日
ぐわーこれすげー。設定の作りこみと細やかな点に至るまでも実に説得力ある
説明が、ファンタジックな世界観をよく伝えていました。これだけ作りこむ努力は
並大抵でなかったことでしょう。ストーリーにも破綻がなく、決してめでたしじゃないのに
何故かほっとしてしまうラストも秀逸。それだけでも、ちょっと無駄な設定が多いなとか
登場人物の表情が見えにくいな、とか何を訴えたいのかしら、とか寄せ集め病院関係者と
妊婦にやられる軍隊ってどーよ、とかそんな小さな難点なんぞ吹き飛ばしてしまいました。
特に医療に関する描写の部分は生生しくて凄い迫力でした。この作品は
粗探しなんかせず、物語の設定に入り込んで現実世界を憂慮しつつ、ストーリーの
通りにまっすぐ読むのがいいですね。実に壮大で、圧倒的なボリュームがありました。
濃い時間をありがとう。
- 573 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/22(月) 01:07
- 54 絵里が見た夕日と手を伸ばしたさゆみ
3レスめがひっかかるのですが
ハッピーエンドと受け止めていいのでしょうか?
だとすれば、素直にいい話なんですが
- 574 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/22(月) 01:45
- 46 フランダース
面白いネタだった。
夕陽捕まえるくだりは何気にトンチも効いてていいと思った。
でも途中で飽きた。
47 タブー
海亀スープのクイズを思い出した。あるいはあれが元ネタなのだろうか。
ラストの一文は正直肩透かしだったが、オチ自体はいいと思った。
市井食っといて平然としてる後藤もありだと思った。
48 太陽が沈むとき
とりあえず感情移入出来なかった。
悲しいんだろうな、とぼんやり思いながら読んでた。
とても長く感じた。
- 575 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/22(月) 01:46
- 49 耳に残るは君の声だけ
初っ端二行目で軽くひいた。
でも文章自体は素晴らしく好みだった。
好きだ。
50 すかいめろでぃー
読み終わってすぐ内容を忘れた。
太陽も月もピンと来なかった。
全く合わない話だった。
51 翼をください
妙にリアルでよかった。
さくっと終わるのもよかった。
それくらい。
- 576 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/03/22(月) 01:58
- 52 イカアシジュポーン
面白そうなタイトルだと思った。
途中まで少しワクワクしながら読んでたら
いきなり終わった。つまらなかった。
53 融陽(ゆうひ)
辻の葛藤ぐあいがよく表現されてていいと思った。
思ったところでいきなり終わった。
物足りなさだけ残った。
54 絵里が見た夕日と手を伸ばしたさゆみ
推敲が足りてない感じだった。
全部読んだ後、タイトル見て笑いそうになった。
やたらちぐはぐな印象。
- 577 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/22(月) 01:59
- 46 フランダース
最初の1レス目で軽くひいた。押尾に爆笑した。そのへんから笑いのツボに
はいった。是非押尾の一人称で何か書いてほしいと熱烈に思った。
吉澤のやったことにもうけた。夕陽を捕まえるのにも納得。破天荒でいて
結構、話の筋をちゃんと気にしてるのもよかった。
47 タブー
会話がよくほのぼのと楽しめた、と思ったら。オチにびっくり。
海亀スープの話を知らないとオチがわからないんじゃないかとちょっと心配
になった。今回の市井騒動ネタのなかでは一番ちゃんと小説に昇華できてい
る話だと思った。面白かった。
49 耳に残るは君の声だけ
更新リアルタイムで追ってて、本当にドキドキした。ので、最後、いきなり
退廃的になっちゃって軽くこけた。でも好き。こういうCPもいいなと思っ
た。でも保田すげー無責任でちょっと笑った。原因の一端を担ってたことを
知る話かと思ったけど、そうでもなくてよかったような残念なような。
- 578 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/22(月) 02:08
- 51 翼をください
ちょっと飛ぶ、の意味をつかみかねて、わずか1レスなのに悩んだ。
スレ流しで、きっと良い意味なんだろうと思った。
それ以外の意味があったら、ごめんなさい読み取れませんでした。
52 イカアシジュポーン
タイトルの意味が会社の名前という段階で興味を失った。会社案内をした
ところで終わるのはどういう意味なんだろう。暗号解読するほど脳が健康
では無い段階でこれを読むのはキツすぎる。作者はカミングアウトで作品
の意図を自分にも分かるように懇切丁寧に説明してください。
53 融陽(ゆうひ)
大人になってしまった辻というだけで面白かった。こういうの、もうちょっ
と読みたい。モノローグで現在の状況説明だけで終わっては問題外。
54 絵里が見た夕日と手を伸ばしたさゆみ
面白かった。どう終わるのかとわくわくしながらリアルタイムで読んでいた。
落ちそうになったとき、予想通りだと思った。そしてタイトルに気付いた。
そのまんまだった。……。まさかこのまま終わるとは思わなくて軽く驚いた。
- 579 名前:心狭感想 投稿日:2004/03/22(月) 03:01
- 35 いつもより少し短い夏
タイトルがいいから期待してしまう。
文章的にも内容的にも別に嫌いじゃない。
でもオチは微妙。
19 黄昏喫茶
リアルの娘。とリンクさせているのだろうか。
7レス目いいなぁ。
犬ネタはごめんなさい。
10 ガキさんさん
どうしたらいいんだろう。と思ってしまった。
「ヲタが書きました」度がマックスでちょっと鬱。
17レス目から下いらない。
50 すかいめろでぃー
若い人が書いたのだろうなぁと。
すかいめろでぃーって何?どこにあった?
終始普通。
- 580 名前:心狭感想 投稿日:2004/03/22(月) 04:20
- 42 友達の話
一発ネタで勝負!なんだろう。
そのせいかタネがネタに見えて…。
特にコメントする事はない感じで。
44 亡国の落日
何か色々納得いかないけどまぁいいや。
世界観作りが微妙な気がした。
内容の割りに重みが感じられない。
47 タブー
別に何も悪くないんだけど。
何にも残らない感じ。
明日になったらタイトル見ても内容思い出せないと思う。
31 新メンバー
オチは嫌いじゃない。
小説にまでキッズが出る時代になったのかと思うと鬱。
読みやすいといえば読みやすい。
- 581 名前:心狭感想 投稿日:2004/03/22(月) 04:20
- 49 耳に残るは君の声だけ
保田は保田っぽいんだけどなぁ。
文章自体は好きな感じ。
再読したくなる。
13 陽が、沈む。
プロットも覚え書きもなしに即興で書いたのかと思った。
希少CPである事意外に惹かれるところはない。
オチてるのかも疑問。
24 ランドリー
2レス目必要だったのだろうか。
何か内容がちぐはぐしてる気がした。
ランドリーの発想以外はありがちな感じがした。
53 融陽(ゆうひ)
正直、辻加護ものを短編で読むのはもう飽きた。
キャストもストーリーもありふれてる感じ。
何で今更?と思った。
- 582 名前:心狭感想 投稿日:2004/03/22(月) 05:03
- 06 These Days
纏まってるなぁ。
上手いし、何も悪くないんだけど。
ずるい。かなぁ。
01 黒ベージュは遠すぎる
メール欄の五月蝿いのは無視。
ごめんなさい。
きっと作者さんとは一生かけても分かり合えません。
38脱化
嫌いじゃないなぁ。
文体と内容が合ってる気がした。
こんな話も悪くないよなぁと。
16 ぺいんといっとごーるど
前半はふーんって感じだった。
けど後半読むと前言撤回って感じ。
全然悪くないんだけど、何か、何かがしっくりこない。
- 583 名前:名無し感想 投稿日:2004/03/22(月) 18:16
- 36 ゼロ
話者の位置づけが変わっていて面白かった。
かおりんとの日常を描くシーン、起きる前とその後の一日とのバランスが取れていない。
フェードアウトしていくような印象を受けた。
そのためNozomiにとってかおりんが唯一の他者であったということに重さが出てこず、
ひいてはなつみの存在も軽くした。
37 ダークマター
あれこれ言っても仕様がないだろう。面白かった。
短文で構成している点もよい。
38 脱化
自殺を伝えられて、じゃああれは? というのはありふれたものであるが、
逆にその限定された形の中で安倍の心にまずまずの振幅を与えていたのではないだろうか。
39 fairy-tale dreams
前半と後半で状況が違うのは全然構わないのだけれど、
重なり具合とズレ具合の割合はつまらないほうに流れた印象。
しかしそんなことよりなにより、飯田の性格がぶれてしまっていて、台無し。
40 落日バラスト
これまでの作品に対して何度も思ったのは、
それを描くにはもっと長いものにしなければ描ききれない、ということだったのだが。
今初めて、これは短いからよかったと言える。
無駄がなく、それでいてですます調の持つ膨らみみたいなものの中に、
必要なものはすべて込められている。
- 584 名前:名無し感想 投稿日:2004/03/22(月) 18:23
- 41 ナナメ
昔はつまらないことをなぜか面白がったなあ、と思い起こさせてくれた。ありがとう。
42 友達の話
面白くもないが、言葉の選び方には少し感心。
43 皇帝のいない夏
後藤があのような行為におよぶ理由が分からない。
44 亡国の落日
作品における設定などは、作者によって示されているにもかかわらず、読者がそれと気付かず、
しかしいつの間にか受け入れているような状態、それが最良。
読者が近景に焦点を合わせているときに、墨絵のようにぼんやりと遠景が浮かぶ形だ。
もちろん、小説という形式は、
西洋発のロジックなものであり、油絵の具でギトギト描くものだと言うことも可能だが。
45 ハート・シェイプト・ボックス
美醜表裏一体の様がとても映像的に表されている。
夕日の表現の仕方も唯一のものだったし、なにより単純に美しかった。
また講義という間接的な形をとって小説世界を読者につかませるというのは、よい方法だったと思う。
若干意味を汲み取れない箇所があったのだが、
こう完成度が高いと私の読みが悪いだけなのだろうかと心配になった。
- 585 名前:名無し感想 投稿日:2004/03/22(月) 18:26
- 46 フランダース
必然性という言葉を出した時点で、
私そういうこともちゃんと分かっていてあえてこんな風にふざけてるんですよ、
というのが見てとれてしまった。
保険うったなあという感じ。
水に映った太陽とか月ってのもありふれてるしね。
47 タブー
ウミガメのスープの話は有名だけど、やはり知らない人もいっぱいいるだろう。
こういう形で知ってしまうのはちょっともったいない気がする。
もちろん、作者に罪はないのだけど。
それと私も今回の企画中ずっと、
「あ」という台詞があるたびに、髪の毛かと反射的に思ってました。
48 太陽が沈むとき
今回唯一泣きそうになった。
初めの台詞が伝聞の形をとっていて、しかも夕方にという近い未来に限定されていたため、
一体どういうことなのかとまんまと引き込まれた。
少しずつ明らかにされるその流れ、そしてそこに緩やかに寄り添う姉との別れの回想。
バランスがよく段差のない文章だったので、より感動を誘われたのだと思う。
49 耳に残るは君の声だけ
肉体関係のあった人間の死を夢に見る程度の他人事として距離を持っていられるなんて事は、
人間として間違っていることだが、
小説の場合それは問題ではなくて、逆に保田をとても新鮮なものに映した。
猫やタバコの煙なんてレベルにまで高橋の存在を軽くしてしまうのだから。
『城崎にて』で、志賀直哉は何が死にそうで「悲しかった」のだったかなあ、なんてことをふと思った。
猫だった気がするのだけど。
- 586 名前:名無し感想 投稿日:2004/03/22(月) 18:27
- 50 すかいめろでぃー
なんか、もうこれさっき読んだよなあ、という感覚。
51 翼をください
斜陽は?
52 イカアシジュポーン
普通に読んで、あそこで終わりと思えないんですけど。
53 融陽(ゆうひ)
辻の現状がどれほど加護と離れたところにあるのか示されていないので、
それでも私は後悔していないのよ、ということには持っていけない。
54 絵里が見た夕日と手を伸ばしたさゆみ
他の人も言っているがレス3が浮いている。最後はこれに対応した形にするべきだっただろう。
やっぱり親友だったとか、それ以上だったとかね。
今あげたのはセンスないので、自分で考えてください。
道重が亀井にメールして、それで自分はちゃんと連絡を取ったという感覚、その辺はよかったと思う。
そういう奴いるなあと。
- 587 名前:道草感想 投稿日:2004/03/22(月) 22:26
- 壱 黒ベージュは遠すぎる
紺野さんが高橋さんを主演に小説を書く話。カミングアウトを計算に入れた作品は、今ま
でで初めてじゃないでしょうか。もちろんそれは、小説だけを読んだ人を置き去りにする、
『アナザヘブン』(映画、観てないですけど)のようなもので、決して評価できるもので
はないと思いますが。それでも作者さんの誰もやっていない事をしたいという心意気は分
かりますし、一度ならいいんじゃないかという気もします。9レス目は笑えました。
2 茨姫
Cocco風味の詩のようなもので幕を開けたこの作品。メールによって、主人公が記憶を喪
失している可能性を示唆したのは良かったんですが、それは同時に、石川さんが重要人物
に思えてしまったというウィークポイントでもあったと思います。心構えをスカされてし
まった感じですね。構成も実にうまいですし、世界観もここまで完成させている人はめず
らしいと思います。何故この作品がそれほど評価されていないのか、個人的には不思議で
す。今回の企画の中で、ハート・シェイプト・ボックスに並んで一番好きでした。
8 右手に銃を 左手に君を
子供キャラのぶつかる壁。足元にはそれを超えられなくて芸能界から消えていった人たち
の死骸が転がっている。なんとなくベルセルクの一部分が、絵として浮かんできました。
内容は全然かぶってないんですけど。どこだか分からない世界の切り取りはあんまり好み
ではないんですが、これはいいと思いました。時事ですし。
- 588 名前:道草感想 投稿日:2004/03/22(月) 22:31
- 9 【夕焼けこやけで日は暮れた】
設定で気持ちが冷めてしまうのは申し訳ありません。これで文章や内容が薄っぺらいもの
ならば、何の関心もなく通り過ぎてしまったと思います。だけど、この作品にはそのマイ
ナス面を盛り返せるだけの力がありました。寂しさを絵の具を洗い流す心情で比喩すると
ころなど、思わずうなってしまいました。これで最初に挙げた マイナスな部分がなければ
……と考えてしまいます。作者さんの他のものも読みたいです。
12 東京タワー
飯田さんが中澤さんを追いかけて事務所を辞め、安倍さんがそれを追いかけてくる。その
時点で嫌な予感がしていました。そしてその予感を具現化するように都合のいい展開で仲
間たちが集まり、めでたくヤル気が戻ってめでたしめでたし。……と思っていた自分は、
完全に手のひらの中にいましたね。都合がいいことは作者さんは百も承知で、勝手に展開
を予想する読者に、愚かだったことを思い知らせてくれました。自殺ものが続いて、頭の
どこかにその選択肢が残っているっていうのに、驚きを与えることが出来るのは脱帽です。
16 ぺいんといっとごーるど
何といっても、夢部分に尽きると思います。豪快でリズムにのっている文章は、ちょっと
出来ないくらい素晴らしいです。そんな描写は全くないのに、後藤さんの行動に合わせて
音をだすブラスバンドが見えてくるようでした。ディズニー映画みたいに、赤い服を着た
動物たちが後藤さんに踏み潰されないように逃げ回りながら、ラッパを吹く。そんな絵が
浮かんできました。感想が一人よがりな気もしますが、想像を膨らませてくれる心地良い
文章は、やはり感覚がいいんだろうなと感じました。
- 589 名前:道草感想 投稿日:2004/03/22(月) 22:34
- 21 焼きつけるオレンジ
うーん、読み返しても余韻にひたってしまう重い話。普段自分に何が起こっても気にする
様子がなかった道重さんが涙するシーンはハッとさせられましたし、それぞれの夕日が嫌
いな、もしくは恐い理由も納得ものでした。田中さんと道重さんが一緒に逃げる展開も見
たかった気もしますが、そうなればここまで強い印象ではなかったでしょう。不幸だらけ
の世界にあって、道重さんのより深い闇を読後も引きずってしまいます。逆に言えば、そ
れほど引きずり込まれました。
22 天狗山赤焼け
和の香り漂う不可思議な小品。あまり評判はよくないようですが、エピローグから始まる
という変わった構成も読み返させるのに成功していたと思います。すくなくとも自分はど
う繋がっていたのか確認しました。一つだけモヤモヤが残ったのは、矢口さんが口にした
偽者という言葉でした。何のことを示しているのか解説を希望します。それから、この紺
野さんと飯田さんの2人組みで各地を巡って欲しいと思いました。主役的な扱いじゃなく
て、最後にひょこっと現れて、困っている娘。たちを助けていく。そんな短編の合わさっ
た長編を読んでみたいです。
25 世界の斜陽から
タイトルが今回の中で一番秀逸だったんではないでしょうか。あんまり評判が良くないメ
ンバー区切りの展開物。そんな悪条件を見事に払いのけたのは、何と言っても一番最後の
ブランコに乗った二人だったと思います。何も起こらないことを描いて、逆に話が一気に
心に迫ってくるのはどうしてなんでしょう?全てを見ていた太陽が、五分番組の暖かなメ
ロディーとナレーションを伴って、優しく沈んでいくようでした。
- 590 名前:道草感想 投稿日:2004/03/22(月) 22:36
- 32 あいそら
意外と好きです。どこが、と言われたら、やはりラストシーン。これも自分の予想を見事
に裏切ってくれたのが良かったです。自分の中では、安倍さんに惹かれてしまった吉澤さ
んは、実はもう闇側の人間になってしまっていて(そんな単純な物なのかどうかは置いて
おいて)、吉澤さんが石を掴むことで光側が滅びるという展開でした。賛否両論があるの
も分かりますが、衝撃が好きな自分としては、楽しい作品でした。
36 ゼロ
不思議な雰囲気のただよう話。全く想像の中だけで作られた世界なのに、辻さんの日常を
描ける作者さんは、只者ではない気すらしました。こういう世界観がしっかりと出来てい
る作品は、それだけでうならされるものがあります。個人的には、間をたっぷりと取った
映画にして欲しいです。
40 落日バラスト
……素晴らしい。何から何まで完璧です。文章の長さ、悪魔と飯田さんの会話、飯田さん
の決心、道重さんの返し。実際にあったといわれる道重さんの言葉を、驚くほど上手く用
いていると思います。切れ味の鋭さでは、今回の中で一番かと。
- 591 名前:道草感想 投稿日:2004/03/22(月) 22:38
- 44 亡国の落日
投稿が最終日になったのもうなずける力の入った大作……短編。どこがいいかと言えば、
リアルさを伴っているところだと思います。衝撃的なのは、人があっさりと死んでいく点。
本当のことを言えば、短編企画で急増している飛び降り自殺の方があっさり死んでいった
りしているのですが、命の重さが違うようにすら感じられました。見殺しにするくらいな
ら飛び出すのが娘。小説の一般的な方向だと思うので、違う方面を目指す作者さんは文句
なしにかっこいいです。
45 ハート・シェイプト・ボックス
びっくりしました。感想書きながら気付いたことなんですが、自分の評価の一番のポイン
トに、世界観がしっかりしているかどうかがあるようです。そしてこれは、その点におい
て完璧です。正直、抽象的すぎて分からない箇所はいくつかあります。そんな曖昧模糊と
した中でも、冒頭の二人の会話などの伏線はちゃんと活かされ、物語に温度こそ低いけど、
確かに血が通っている感じがしました。うーん、解説……してくれないでしょうね。
- 592 名前:感想 投稿日:2004/03/23(火) 00:00
- 01 黒ベージュは遠すぎる
前半は面白かった。作中作がイマイチでちと間延びしたような気が…
02 茨姫
いけないモノを読んでいる気がしてドキドキした。最後の会話の部分が「あたし」同士なために読んでいて混乱した。狙いであったならごめんなさい。
03 太陽の影の星
面白かったのに…ハッピーエンド好きなので最後は良い落としが欲しかったです。
04 夜の箱
うーんと、これは誰かの作風のパロディーなのでしょうか?素養がないので笑えませんでした。あとで解説してくれたまえ法水君。
05 サンセット・イニシエーション
落ちはどこに?キョロキョロ……探してもなかったです。とっても恥ずかしいほどストレートで微笑ましかったです。
06 These Days
らしくて良かったです。この二人を見るのももうすぐ終わりなんだなぁと、シミジミしてしまいました。
07 とまんねぇなー
わはははは。激ワラタ
08 右手に銃を 左手に君を
落ちはどこに……キャラも……
09 【夕焼けこやけで日は暮れた】
いい話や……グッスン。いやマジで。
10 ガキさんさん
面白かった。キャラ最高。無理にいい話にしなくてもいい気もしたけど……まあ人それぞれ。
- 593 名前:ないものねだり 投稿日:2004/03/24(水) 00:55
- 48 太陽が沈むとき
自転車で急ぐ藤本や、海で遊ぶ前に時計をちゃんと置いて遊ぶ、そんなゆった
りとした丁寧で現実的な描写と、村だと生贄だとかといったキーワードが凄く
ちぐはぐだったと思います。
現在の松浦と、疑問だらけだった過去の自分の体験と重ねて、いろいろな疑問
が溶けていく構成はなかなか巧みで引き込まれました。なぜ生贄を捧げないと
いけないのかといった説明をサッパリ削ったのもセンスはあると思いますが、
やはり気になる「村長」といった感情移入を少し削ぐひっかかりのある言葉。
生贄という前提にものすごく疑問が残るため、従容として死んでいく松浦と
その死を受け入れる藤本にひっかかりを覚えるのです。感動させるために作
者が無理して設定を作りましたという感じが…
世界のなかで登場人物が息吹いているのは良かったです。描写も好きです。
文中で説明する必要はないけど、世界設定がもう少し、登場人物や描写に見
合う形をしていたらもっとのめりこめたと思いました。
少し「竜が飛ばない日曜日」という市販の小説を思い出しました。
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