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『オムニバス短編集』感想用スレッドVol.5

1 名前:第10回支配人 投稿日:2002年12月03日(火)18時13分09秒
前スレの容量が229KBと残り少ないので、会期途中でまたがらないよう新スレを立てました。

尚、基本的にネタバレを含みますので、基本的にsage進行(メール欄の横のsage欄にチェツクを入れる)
でお願いします。

感想はこちらに書いて下さい。
なお、感想を書き込む際には、感想を書きたい「作品名」を忘れずに記入すること。

(例)
>○○□△(作品名)
よかったです。

これは感想が誰に対してなのか混同しないようにするためです。
それと短編集の運営などに関しては、該当するスレがあるのでそちらにお書きください。
以上のルールに従い、どんどん書き込んで下さい。

2 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月03日(火)18時51分50秒
>ダイヤモンドレイン
すげー!キャラとストーリーが見事にマッチしてます。
五期メンで、ここまで雰囲気を作るとは・・・・・・
やっぱりSEEKはレベルが高い!

>お天気雨
可愛い〜!
ののちゃんの可愛らしさが溢れる作品でした。
ほのぼのメルヘンチックで、私の大好きなタイプの作品です!

とりあえず、読んだのは、この二作品です。
それにひきかえ、私の物語は・・・・・・鬱
3 名前:名無し感想者 投稿日:2002年12月04日(水)12時11分20秒
では便乗して>>2に挙がってない作品から目についたものを少し。

>恋想
面白い始まり方で、すっと読めた。
引き込まれるのも文章が巧いからだろう。
ただ、それだけにラストが弱いのは残念だった。
王道といえば王道なのだろうが。

>中澤組四代目 〜残侠伝
出たね。文太。
作者はこの手の邦画が結構好きなんだと思う。
文章がしっかりしていた。
でも文太が書きたかったのか、短編が書きたかったのか…
雨も少し弱いかな。

>雨降り
短編ではなく中編〜で読んでみたいなぁ。
と思わせる内容で、でも事実8レスでまとめたのは
逆に良いことだったのかもしれない。
色々考えれる。

経過を見て
CP多いね。つうか5期が多い。
これから5期で書こうと思っている作者さんは躊躇うかもしれない。
あと雨は難しいという印象が残りました。
事実上文章力勝負になるのかも。
引き続き楽しみにしております。
作者さんがんがれ。
4 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月04日(水)12時37分43秒
恋想

最初、吉澤は本当の男役かと思ったよ。でも普通(wの「いしよし」だったんだね。
女の子が女の子を好きになるということは、レズって言っちゃうと陳腐になるけど、
この話は結構、説得力ある仕上がりになっていると感じたよ。
作者のちょっと突き放した感じのする文章とか、「眠れぬ夜に彼女を想う。」
のリピートや「もしも雨じゃなければ、この夜はもっと違うものになったかもしれないのに。」
の文章などキラリと光る部分が好印象だったな。

小さな反乱

上手いけど、ギャグが一寸上滑りな感じがしたな。
書くことに手慣れている分だけ、作者の「面白いやろ」って声が
文章の隙間から聞こえてくる気がしたよ。
矢口が雨を嫌う理由も結構早い内から読めちゃったし。
この作風は、たぶん9回短編や青薔薇リメークにも出てたあの人では
と邪推しますが、さてどうですか?

5 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月04日(水)12時40分38秒
rainfall

この作品も、かなり特殊なCPの「なかよし」を持ってきた辺りに、
第九回で話題になった、ある作者を強く連想させるなぁ。
いまひとつ、中澤がよっすぃーの家を衝動的に訪ねなければいけない理由が
ピンと来なかったよ。
よっしぃーの誕生日にいつも雨が降っているというだけで、
よっしぃーが神様から祝福されていないと思いこむところも、それはちょっと考えすぎじゃないのという印象しか持てなかったよ。
それじゃあ晴れの特異日の10月10日に生まれた人は神に祝福されているのかと小一時間(ry。ごめんね。

雨に消えた少女

これはツボにはまったよ。文章はちょっと練れてない感じだけど、
最後まで落ちを読ませずに、ミステリー仕立てで緊張感を持続した所は好印象。
落ちも悪くない。特に紺野が狭い路地にはまりこんだ部分の描写は白眉だね。
「KONNO ASAMI」と「KON AMI」のアナグラムも小技が効いてて上手いと思ったよ。
6 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月04日(水)12時59分10秒
ダイヤモンドレイン

これもいいね。自分に自信なさそうな紺野と、
自然とみんなの中心になる明るい小川のキャラがリアルだと思ったよ。
たぶん、現実もこうなんじゃないかと妄想させられたよ。
学校生活のささいな一場面が切り取られた、読んでいて気持ちのいい作品だった。
「…スコップって…私…本当にばかだよ…」のセリフが紺野の小川に対する
感情を余すところなく伝えている気がして、印象に残った。

中澤組四代目 〜残侠伝

正直言って、雨は関係ない話じゃん。
菅原文太を書きたかったみたいだけど、文太=任侠物って東宝やくざ映画シリーズかよ。
ストーリーもありきたりだし。
もっとひねりが欲しかったよ。
文章は巧いが、それだけって感じがしたよ。
7 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月04日(水)13時02分07秒
霧雨ワルツ

これはいい。絶賛しちゃいます。わずか1レスで、この世界観の凝縮は見事。
「たかまこ」という親友でありながらライバルという、現実の設定を生かした
キャスティングもいい感じ。今回は5期が出てくる作品に当たりが多いな。

お天気雨

これは・・・。
全く同じストーリーの漫画を最近読んだよ。あの漫画の作者降臨ですか?
とりあえず、辻はテラフォーミングされて、水の惑星になった火星で、
観光客を相手にゴンドラとかを漕いでますか、と言っておこう。
8 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月04日(水)17時18分31秒
7.霧雨ワルツ
1レスものは「青」の回にもあったが、投稿数が多いときには一服の清涼剤として
ありがたい存在。小川と高橋のやりとりがほのぼのとしてほほえましい。
短いなりに落ちもあり、情景の爽やかさともあいまって好印象を受けた。
ただ、情景の鮮烈な印象は残すけれども、物語性の持つ力のようなものをこの形式に
求められない以上、過度の評価をできないのもまた事実。1レスであれば、もう少し
エキセントリックなところがあってもいいのではないかという気も。
9 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月04日(水)17時18分52秒
10.雨降り
不思議な世界観を築いている。ただ、その世界観に寄りかかりすぎてストーリーの詰めが
甘い印象。最期に自らを消してしまうあたりは、読み返してもなかなか理解できなかった。
レスにはまだ余裕があったので、自分を消したいほどの悲しみをもっと具体的に描いて
いてもよかったかもしれない。また消される側の悲しみについても具体的な記述が
不足しており、なかなか感情移入するのが難しかった。その辺について、くどくない程度に
もう少し丁寧に描いていれば、また共感できる部分も多かったかもしれない。
潜在力のありそうな人にはどうしても注文が多くなりがちだが、期待してる証拠と
思ってくれれば。独創的なアイデアには好印象を抱いた。
10 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月04日(水)17時19分57秒
16.すべては彼女の気分次第。
キター!という感じで、今、売り出し中のアヤミキ。よくも悪くも今の飼育らしい作品で
他の人の感想がとっても気になる。松浦が本当に「ミキたん」と呼んでいるのかはともかく、
小説の中ではもう少し違う呼び方にして欲しかった気もする。だって、読んでる方が
恥ずかしいんだもん。松浦の機嫌次第で本当に天気が変わりそうなわがままっぽいところは、
よく書けていると思う。で、個人的には、もう少し藤本の奴隷っぽいところが出てたら、
さらに萌えたかも。行間が詰まってて、少し読みにくかった。シリアスな内容なら
ともかく、こういうテンポよく読ませるものは、空けてほしい。
「行間ウザイ」、とか「詰め過ぎ見にくい」とか煩くてごめんね。
11 名前:名無し 投稿日:2002年12月04日(水)21時47分28秒
小さな反乱

やっぱり来たか!!と思った。
もう一ひねりが欲しかったけどおもろかった。
12 名前:名無し 投稿日:2002年12月04日(水)21時50分07秒
ダイヤモンドレイン

文書力もあるし話も楽しかった。
でも紺野があそこまで漢字や言葉を知ってるのかという疑問は残った。
でもナケタ
13 名前:名無し 投稿日:2002年12月04日(水)21時53分19秒
雨降り

世界観が好き。王道と言われそうだけどイイものはイイ!
短編という場をうまく使っている。
14 名前:名無し 投稿日:2002年12月04日(水)21時59分03秒
天体観測

バンプと娘が好きな人にはたまらないと思う。
実際自分もいつかバンプで小説書きたいと思っていたのでこれを見つけたときは悔しかった。
バンプ自体、詩が素晴らしいのでそこが武器になるけど逆に重荷になるところもあると思う。
しかしこの小説は全く世界観を損なわないでとても巧く表現していた。
本当に楽しかった。
15 名前:名無し 投稿日:2002年12月04日(水)22時01分45秒
雨は何も知らない

いやーーーー!!
続きが読みたいけど読みたくない。
そんな感じ。
16 名前:名無し 投稿日:2002年12月04日(水)22時12分35秒
銀色の雨が降る真夜中に

一レス目を見たときaikoかなと思ったけど全然違いました。
前振りが巧く使われてない気がする。
ヘルモニさんの影響で今回はこういうのが増えるのかな。
銀色を使ったのはウマイと思った。
17 名前:名無し@感想書きます。 投稿日:2002年12月04日(水)22時54分47秒
とりあえず、自分の印象に残った作品だけ。

>霧雨ワルツ
「え?終わり?」と思ってから、もう一度読み返した。
なるほど、1レスだけでも十分話が伝わるなぁ。
話を膨らませすぎず、たった1レスだけでも情景が伝わるね。見事。
小川高橋というCPも好きなので、好印象。

>雨は何も知らない
すごい。印象という意味では、今まで読んだ中では群を抜いてる。
衝撃的というか。
今のところ、NO.1。

>五光
5期メン、目立ってるなぁ。
この作品、「雨」というのを別の意味で使ってるのが良いと思いました。
ああ、なるほど・・って納得。

>雨のち笑顔
あまあま。この小説書いた人、多分知ってる・・。
展開がベタなのを、かごまというCPで乗り切った感じ。
それだけに、かごまならでは、というものがないのが残念。

>すべては彼女の気分次第
あやみき、いいなぁ・・。
頭の中で、本当にこういう情景が浮かんでくるよ(w
逆にこの作品は、あやみきならでは、というのがハッキリしてて良い。

こんな感じかな・・。いまのところ。
18 名前:名無し 投稿日:2002年12月05日(木)04時13分53秒
簡単に、全体の感想を。
CP物、そして5期メン物が圧倒的に多く感じられる。
CPも、いしよしやいちごまなどの王道CPが少ない感じ。
逆に、5期メンCPや、なかよし、かごま、松藤など、やや新鮮な雰囲気。
やっぱりいいね、この企画。
ということで、個々の感想を。
19 名前:名無し 投稿日:2002年12月05日(木)04時16分55秒
4.「ダイアモンドレイン」

おがこん。まず、文章が巧いと思う。
っつーか、表現が綺麗。
だけど、この展開どっかで見たことあるぞ(w
そんなのも含めて、ほのぼのしつつも切ないのが良い。
20 名前:名無し 投稿日:2002年12月05日(木)04時21分09秒
6.「中澤組四代目 〜残侠伝」

笑っちゃったよ、文太かよ(w
テーマ決めの時の名残か?
文章は巧いけれど、別にこれ、ハロプロの小説にする必要ないよなぁ…と感じる。
雨というテーマに沿ってるかどうかも微妙。
でも、面白かった。ごめんなさい、素直に面白かったです。
21 名前:名無し 投稿日:2002年12月05日(木)04時23分58秒
7.「霧雨ワルツ」

インパクトという意味で、たった1レスでの投稿には脱帽した。
さらっと読めるのが好印象。
ボリュームが少ないと感じるかどうかは、人それぞれだと思うが。
とにかく、1レスだけでの世界観を褒めたい。
22 名前:名無し 投稿日:2002年12月05日(木)04時27分04秒
8.「お天気雨」

童話のような話。辻主役はまさに適役だね。
ほのぼのした感じがgood。
個人的には、こういう話好きだなー。
23 名前:名無し 投稿日:2002年12月05日(木)04時31分29秒
11.「The snow letter in a bottle」

あいこん。いいねー、俺、こういうほのぼのの話がどうにも好きみたいだよ。
子供っぽい高橋、大人っぽい紺野。キャラがはっきりしてて良い。
ただ、「雨」というテーマには弱いように感じた。
24 名前:名無し 投稿日:2002年12月05日(木)04時34分56秒
11.「天体観測」

正直、読み始めるまで「バンプかよ」と思ってましたが…。う、これも好きかも。
登場人物がほとんど明かされてないので、思わず深読みしてしまった。
でもこれ、バンプの歌詞を知ってるのが前提で、文章が活かされるよなぁ…。
まさか、知らない人もそれほどいないだろうけど。
25 名前:名無し 投稿日:2002年12月05日(木)04時36分54秒
あ、天体観測は「12」だった。失礼。
次。

13.「雨は何も知らない」
こ、これは…。ガクガクブルブル…。
もっと続きが読みたいような、読みたくないような…。
ホラー系ですか。怖いです。
26 名前:名無し 投稿日:2002年12月05日(木)04時41分21秒
15.「雨のち笑顔」

かごま。ストーリは平凡だけど、安心して読めるかな。
っつか、読んでるこっちが恥ずかしくなるような展開。
「雨」というテーマは活かされているのに対して、後藤と加護のキャラに違和感。
ほのぼの好きとしては好印象。可もなく、不可もない感じ。
27 名前:名無し 投稿日:2002年12月05日(木)04時44分09秒
16.「すべては彼女の気分次第。」

松藤。このCPの小説って、初めて読んだ。
リアル物って、実はあまり好きではないんだけど…これは良いね。
特に、松浦のキャラがよく掴めてると思う。
あ、現実でも、こんな事言ってそう、やってそうって具合に。
28 名前:名無し 投稿日:2002年12月05日(木)04時47分11秒
17.「銀色の雨が降る真夜中に」

いしよし。うぅん…。文章はとても巧いし、「雨」というテーマも活かされているんだけど…。
ほのぼの好きな人には、ちょっと重いかも。
世界観が、ビジュアル系の歌詞みたいで。
綺麗なんだけど、暗いなぁ…。ただ自分の好みではないけれど、巧いと思います。
29 名前:名無し 投稿日:2002年12月05日(木)04時50分11秒
18.「よりみち」

これは素晴らしい!絶賛。っつーか、5期メン最高。
今現在、これが最高。
だから、あまり感想書かない(w
30 名前:名無し 投稿日:2002年12月05日(木)04時55分05秒
20.「明日、天気に」

これまたかごま。「雨のち笑顔」の人と違う作者さんだと思うが…。どうだろ。
話自体は好きなんだけど、どうしてか、かごまって自分の中でイメージが弱いなぁ…。
別に、後藤と加護じゃなくても良い感じがしてしまう。
それでも、こういう話は好きですよ。
31 名前:名無し 投稿日:2002年12月05日(木)04時55分48秒
とりあえず、今日はここまでで。
抜けてるのは、まだ読んでないからです。

なんか、偉そうな評論ばっかしてますね…。反省。
32 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月05日(木)07時59分10秒
とりあえず気になったものだけ。

14「五光」
テーマの『雨』をどうやって書こうか考えたんだろね。
アイディアとしては一番好きかも知れない。
それだけにもうちょっと練って欲しかった。少々説明不足な感じ。

17「銀色の雨が降る真夜中に」
インパクトがあって、テーマも巧みに使ってると思った。
文章的にも巧いし、こういう痛いのが苦手な人意外は評価が高そう。

テーマが「雨」でも普通に雨を使ってないアイディア作品で勝負してる。
そういう意味でこの二つが今のとこ私的に上位。
33 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月05日(木)20時25分22秒
雨乞い

何と評価していいか微妙。純粋にギャグとして読むべきか、シリアスなのか。
それから、プロローグの北条氏云々という設定があまり生かされてない
気がするのは自分だけだろうか。
雨乞いのための人身御供という着眼点は感心したが、いつの間にか「階段落ち」
を如何に、無事にくぐり抜けるかという話になってしまった気がするよ。
階段落ちを引っ張り出すためには、必ずしも雨は必要なかったんじゃないかな。
嫌いじゃないし、面白い話だとは思ったが。

雨降り

印象に残る作品だね。
ゴナゴトで昔、「君の流した涙は、雨になってこの地球に降り注ぐ(うろ覚え)」
というようなお題が出たことを思い出したよ。
悲しみを昇華して雨に変えてしまう、不思議な来訪者。
最後は自分も雨になってしまう。
市井はこういう、この世の者ではないような存在の役をやらせるとピッタリはまるよね。
34 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月05日(木)20時28分03秒
まだ少ししか読んでませんが印象に残った作品の感想を。

02、小さな反乱

加護+雨の王道ネタ。
ストーリーそっちのけのネタや、ハイテンショントーク、
25レス目のオマケ(気付いてない人も多いと思う)等
随所に作者さんの遊び心が伺えて楽しかった。
短編にしては長めの話だが勢いで一気に読めた。
素直に笑えた。


04、ダイヤモンドレイン  

普通にいい話で泣きそうになった。
小川が好きになった。


06、中澤組四代目 〜残侠伝

ここまでテーマの雨を無視されると逆に清々しい。
男(作者さん)の生き様を感じた。


続きは後日。
35 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月05日(木)20時29分28秒
The snow letter in a bottle

ごめんなさい。コメントできません。あまりに自分と作品の指向性が違うんで。おじさんにはコメントできないよ。許して下さい。
こういう作品を読むと、自分が喪った物の大きさで悲しくなってしまうんだ。

天体観測

これは「こんまこ」?
雨というお題に対して、形式的に書かれた流星雨と予報はずれの雨の二点では
弱いと思ったよ。着眼点はいいけど。
作品のウエイトが、雨という題を生かす方向ではなくて、2人のなんか微妙な
関係の描写に費やされていたのは、自分的には減点要素だな。
それを抜きにすると、自分のストライクゾーンの内角高め位の作品ではあったよ。
36 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月05日(木)20時37分43秒
雨は何も知らない

ホラーだ。
日常の隙間にぽっかり開いた、何もかも飲み込んでしまう謎の穴という
シチュエーションは使い古された感じがするけど、
やっぱり改めてこういう話を読むと怖いよ。
五期CPの王道、小川紺野がまたしても大活躍の秀作ホラー短編だね。

五光

うまくまとめてあるなと言うのが第一印象だったよ。
自分は花札のルールはよく知らないから、作者の書いてある通りに
そうなんだ、というしかないけど、雨の札を加える事とで
四光(4人)が五光にランクアップするというのは面白いね。
たぶん五光は五期にかけてあるんだろうね。
37 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月05日(木)21時27分46秒
雨のち笑顔

加護と後藤は仲がいいね。
それは伝わったよ。ストーリーは普通かな。
もう少し作者だけが持つオリジナルな部分を生かしたエピソードを
入れた方がいいと思ったよ。

すべては彼女の気分次第。

アイドルサイボーグ松浦のキャラがすごいね。
こんな奴はいないと思いつつも、松浦ならこう言うかもしれない。
こう行動するかもしれない。と思わせる描写は感心したよ。
ただ萌え全開のこの手の作品は、おじさんには毒気が少々強すぎたよ。

あ、それから松浦と、はしのえみが似ていると思っていたのは自分だけではない
と知って、なんか安心したよ。
38 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月06日(金)00時21分39秒
銀色の雨が降る真夜中に

読んでいて耽美系の散文詩を読んでいるような気になった。
こういう近親相姦背徳的なテーマは、短編に合わない気がしたよ。
ある程度長い話で生きるテーマじゃないかな。
でも、ツボな人には熱狂的に支持されそうな、読者を選ぶ作品だと思ったよ。

よりみち

なぜ、この結末なの?というのが第一印象だよ。
小説の中に小説が入っているというは、良いアイデアだと思うし、
いい感じに進んできて、いきなり
「一気に書き上げてしまうのはもったいないと思ったからだ。」という
???な理由で唐突に終わるのは、読者として座り心地が悪いよ。
もう少し続けても良かったんじゃないの。

『ページとの一致(約100000件中1-20件目)』と書き
の一文も意味が分からなかったよ。
ネット検索の結果表示か?
39 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月06日(金)11時32分17秒
アメ後

文章もストーリーも、まだまだ発展途上中かな、と思ったよ。
王道CPの「いしよし」は結構、数が書かれているだけに難しいよね。
がんがって。

明日、天気に

いいね。でも加護が丁寧語で話すキャラには違和感があったよ。
てっきり、雨ふらし=紺野かと思った。
でも、正体を最後まで謎にしておく作者の意図で、わざとそうしていたのかな。
それから、全般的に加護らしさ、後藤らしさが希薄だって気がしたよ。
別に他のメンバーがやっても同じではないかと思った。
「かごごま」でやる必然性が感じられたらもっと良かったかも知れない。
40 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月07日(土)03時45分42秒
サーカス

いままで最高最強作品発見。
反則すぎます。いい意味で。ストライクゾーンど真ん中。
ストーリー、文章力、構成力全てが群を抜いていると思われ。

『偽る事は、間違いだった。辻があの頃の自分の世界に安心していたのなら、
それは大きな間違いで、加護は心の中で何度も辻にごめんを繰り返した。
雨はいつしか止んでいた。』

幼児虐待という難しいテーマを扱い、母親に虐待されている事から目を
逸らすために、自分を偽っている加護。加護に影響される辻。
しかし、辻の死をきっかけに自分を偽る事を止めた加護。
加護にとっては、自分を偽っている時期は正に「雨が降っている」時代だった
のだろう。そして、偽ることを止めたときに「雨はいつしか止んでいた」のだ
ろうと思う。

41 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月07日(土)03時47分43秒
サーカス(続き1)

サーカスのエピソードがまた、絶妙だと思ったよ。
「クシャクシャの千円札」
「――お前も道化はみなきゃならん。道化はこの世の縮図じゃ」
「ピエロは喋れへんねん。だからみんなに笑われんねん。」。
「ピエロは間違いなく何かを訴えていた。それは笑われる事かもしれないし、
ワザと失敗する事かもしれない。とにかく、何かを訴えていた。」
・・・・・ツボをぐいぐい押されまくりました。

二人手を繋ぐと、走って家路を急いだ
「なあ、ピエロなんか言ってたよなあ」
「うん!絶対なんか言ってたよ」
二人ははにかんだ様な笑みを作って走りながら、サーカスのショーを幾つか思い出していた。
・・・・・切ないね。
42 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月07日(土)03時52分05秒
サーカス(続き2)

―――――加護にとって辻は真実で、辻にとって加護のいる世界は常に正しかった。

この言葉の持つ重さが重くのしかかるよ。
辻は、加護にとっての唯一神になったんだろうな。
加護の中にはいつも神の視点から見ている辻がいると。

この作者は、まじで本業の人ですか?

P.S. 保田圭さんお誕生日おめでとうございます。
    助演女優賞をあなたに差し上げます。
43 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月08日(日)00時11分49秒
また逢えたね

ちょっとエピソードを詰め込みすぎな印象を受けたよ。
アイデアが先走りしすぎている気がした。
それから、明らかに浜崎のPVの影響を受けてるよね。
後半の戦闘シーンとか、湖に沈む所とか。
でも結構好き系の作品かも知れない。

ずっとずっと

この世に未練を残して、後藤をあの世に道連れにしようとする悪霊の市井。
それに立ち向かう吉澤。文章は練れてない感じだけど、作者の一生懸命さは
伝わってきたよ。市井はまたしても異界の存在の役だね。

Plane universe Parallel universe

地上にある星を誰も覚えていない
人は空ばかり見てる
つばめよ高い空から教えてよ 地上の星を
つばめよ地上の星は今 何処にあるのだろう

祝 中島みゆき紅白初出場&娘。初共演。
明るい作風はいいね。
44 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月08日(日)00時18分40秒
もらい泣き

赤や青の電灯がつくといいな。
って『木琴』かよ!!
なんか、自分とこの作者とは趣味の傾向が似てるような気がしたよ。
妙に内省的な作品傾向は、まるで合わせ鏡を見ているようだ。
地味だけれども印象に残ったよ。
この作者は「青」の回にも飯田を主人公にしてた人かな。ふと、そんな気がしたんで。

かくれんぼ

「こんのの」を専門に書いている、あの作者の作品ではないかと思ったよ。
私=紺野だよね。
悪くない。ほのぼのしている。手堅い。
でも、もし自分が思っている作者の作品だとしたら、
自己模倣に陥っていると感じたよ。
ストーリーは違っても、こんののを中心とした「ほのぼの感」は
いつも同じということです。
偉そうな事を言ったけど、クオリティーの高い作者には、
厳しい要求が求められると思って勘弁してね。

45 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月09日(月)16時50分49秒
33.存在
冬夜の情景の一描写としては小奇麗にまとまっている。だが、紺野が小川と
「どうしても」しし座流星群を見たかった背景など何もかかれていないのでは、
感情移入がし難いし、そこに気を取られる分、情景描写も散漫な印象を与える。
あ、流星と雨をかけていたのか。今、気づいた。

34.一人の部屋で
ああ、なるほどー、という感じ。訴えたいことと狙いはよくわかるのだけれども、
今ひとつこなれていない表現方法(たとえば「〜(モノマネ)」といったところ)が
人によっては、気になるかもしれない。ただ、なんというか、一人で頑張る後藤を
励ましたいという作者の温かさは伝わってきて好感は持てる。ただテーマである
「雨」との関連性は弱い。
46 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月09日(月)16時51分09秒
32.さびしくないよ
推理モノかと思ったが違うようだ。そして、タイトルからごまっとう絡みかと思ったが、
これも違うようだ。「」をはずして故意に誰の台詞かわかりづらくする表現方法の
効果のほどはよくわからないが、なんとなく、まあ、雰囲気は出ていたのだろう。
最期の落ちがあまりに悲惨でやるせなく、冷たい雨に打たれる犯人の心情を切々と
描いてあまりある。奇をてらった感じだが、なかなか読める。

26.かくれんぼ
丁寧語による表現が柔らかい雰囲気を醸し出しており、ほのぼのとした情感を引き出す
のに成功している。基本的に楽屋の中、という一点透視の構図ながら、メンバーの
台詞を巧妙に織り交ぜて視点話者の転換による視点の動きにより、飽きさせない。
ただ、正味13レスという短さにもよるのだろうが、ほのぼのとした雰囲気に頼りすぎの
感は否めない。短い中でも物語性を持たせてくれれば、さらに満足度は高かったと思う。
47 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月09日(月)19時56分51秒
トキサメ

トキサメは「時雨」かな。
時を駆ける少女を下敷きにしたと思われる作品だね。
悪くはない。が、これといったインパクトもないって感じたよ。
時駆けと印象がだぶるせいかな。
無理矢理に「なちよし」の恋愛物に持っていく必然性もない気がしたよ。
余計な事だけど、お嬢ちゃんが全部お譲ちゃんになっていたよ。
間違って覚えていたら直した方がいいよ。

魔弾の標的

強烈な世界観は感じられた。
しかし、雨という題には関係ないよな。と、長編小説の書き出し部分みたいだ。
というのが第一印象だね。
第一の魔弾には大量の水が云々という記述があったけど、
これでは弱い。、作品そのものに占める重要性も低いと感じられた。
きつい言い方になるけど、短編コンペだから、短編小説の書き方があると思うよ。
いいものを持っている作者みたいだから、ただ自分の世界観を開陳するだけ
ではなくて、与えられたルールの中で作品を書いて欲しいな。
48 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月09日(月)20時06分34秒
破片世界のサヤカ

市井主役のパラレルワールド物かな。
緊張感のある文体は印象に残った。
交通事故に遭った市井と、遭わなかった市井の対比は上手いと思ったよ。
この対比が「破片が繋がりひとつの大きな破片になる。」
「――すべての破片がないと完成しない。」という作者のメッセージを明確に伝えている気がしたよ。

何度か読み返してみて、やっと分かったけど、
市井は2つの世界を行き来しているんだね。
しかし、最後の最後に「向こうの世界」に行けなくて
「私には、私しかいないんだ。這ってでも助かってやる」と思っても
向こうの私を助けてやることが出来なかった。
だから、「雨の中でうずくまるもうひとりのサヤカを思って、私はしばらく泣いた。」んだ。
凝った作品構造しているなぁ。感心してしまったよ。
49 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月09日(月)20時28分12秒
たまゆら

なんて言うか、初期の高橋源一郎とか村上春樹の作品を読んでいるようで
頭がくらくらしてきたよ。
胸を掴まれて『ピカチュウ』と叫べと強要されている紺野って・・・
日本国はおっぱい至上国家であり、ほとんどの公共施設、及び機関が
ポヨンポイントにより割引されるって・・・
確信犯的に書いているとするなら、すげえ才能だよ。
無意味の意味文学って言うか、実験小説的って言うか。
絶句だよ。

でも最後の1スレは余分だと感じたよ。
ていうか別の形の終わり方が良かった気もするよ。余計なお世話だけど。
50 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月09日(月)21時29分07秒
十五の思い出

読後感はすごくいいね。
勘違いかも知れないけれど、過去の名作娘。小説のオマージュが
散りばめられている気がしたよ。

たぶん、加護は芸能界から完全に引退しちゃったんだろうね。
辻は3年後も、まだ娘。をやっていると。
決定的に違った立場になった2人が再会するシーンは心に残ったよ。
「今度遊びに来るときに返してくれればいい」と傘を貸す加護。
(これが最後の思い出になる)と思う辻。
2人とも、もう再びめぐり会うことはないという想いがあると解釈していいのかな。

「愛ちゃん」「大好きだよ」の最後のセリフも
「亜依ちゃん」「大好きだよ」のダブルミーニングだろうね。
51 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月10日(火)12時47分08秒
さびしくないよ

犯人は小川?
高橋も出ていない気がするから高橋?
「先輩たちに続いて、あさみちゃんが外に出てドアを閉めた。
あわててドアを開けて私も出た。」
の部分から、5期メンだよね。
各メンバーの特徴はうまく捉えていると思ったよ。
しかし、ラストの何か救いの無さは自分的にはちょっとNGかな。
小川いい子なのにね。

存在

作者は違うみたいだけれども
12番の「天体観測」のアナザーストーリーみたいだなぁ。
たぶん「天体観測」も「こんまこ」だと思うし。
流星雨、小川を待つ紺野というストーリーの細部まで一緒だよね。
素朴な疑問だけど、この話の作者は先行作品がありながら何故これを書いたのかな。
2つをどうしても比べる事になるので多くは語れないや。
紺野の切なさは良く出てたと感じたよ。
52 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時36分35秒
01.恋想
・アンリアル 吉澤 石川
ハプニングによる出会い。惹かれあう二人。スレ違いの後の大団円。
まさに王道。キングオブいしよし。
実は正統派ないしよしは今回非常に珍しい。
しかし細かい表現でみせるところはあるけど王道を逸脱してない感じ。
さすがに短編集も10回になると見飽きた感がある。
雨の使い方も型どおりと言った感じ。

02.小さな反乱
・リアル 加護
疾走するコメディ。勢いが最後まで継続しているのはすごい。
使われるギャグも面白いがちょっと悪乗りしすぎな気もする。
しかし2番目と早いうちにスレ隠しをネタにしてしまう着眼点は感心。
テーマは上手く使われていると思うが、オチが割と早いうちに分かってしまうのが厳しいところ。
53 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時38分35秒
03rainfall
・リアル 吉澤 中澤
短編ではなぜか良く見かける「なかよし」。意外と愛好家は多いらしい。
誕生日が雨ってのは当人にとっては嫌なもんなんだろうなと思う。
でも、友達が引くほどではないような、と無粋な事を言ってみる。
落ち込む主人公が誰かの一言で救われる展開はオーソドックス。
ただ、18年分の苦悩を晴らすにはちょっと弱いか。
吉澤が中澤の言葉を納得するだけのなにかエピソードがあっても良かったかもしれない。
テーマ的には二重丸。

04ダイヤモンドレイン
・アンリアル 紺野 小川
ネガティブな紺野とポジティブな小川。実際は逆な気もするが。
地味な五期には中学生日記的な学園物が似合う。もちろんいい意味で。
話の展開はオーソドックス。丁寧な文章で綺麗に仕上げてあるがやや定型すぎるか。
贅沢ではあるが、すれ違った後の話にもう一工夫欲しい気もする。
テーマの使い方はまあまあ。
54 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時39分40秒
5番 雨に消えた少女
・リアル 紺野
ホラーに見せかけたコメディ。もう一ひねりあるのかとちょっとドキドキしたが、
すんなり終わって安堵が半分、物足りないのが半分。
全体的にほのぼのして可愛いせいか、怖さはあんまりなかった。
しかし、爆笑する紺野は見てみたい。
テーマの使い方は良い。

06.中澤組四代目 〜残侠伝
・アンリアル 中澤 (文太)
テーマ決めの名残か、文太を使った話。
この人を使うならこれしかないだろうな、というある意味ではオーソドックスな展開。
文章はしっかりしているのできっちりと読ませるものになっている。
ただ任侠物のパターンで意外性には欠ける。キャスティングの話題性は超えられてない。
さらに本来のテーマである雨も生かされているとはいえない。
55 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時41分20秒
7.霧雨ワルツ
・アンリアル 小川 高橋
たった1レスできっちりとした絵を作り上げるのは見事。
しかし、やはり絵であって話にはなってない。
作られた空気は良いものなだけにきちんとした話を読んでみたいと思う。
テーマはきちんと使われている。
ところでこれエンドマークが無いですよ。

08.お天気雨
・アンリアル 辻 飯田 加護
まるで童話のような可愛らしい話。
『お天気雨』というタイトルで『狐の嫁入り』をネタにする洒落っ気が好き。
いくらなんでも子供過ぎる辻や、人畜無害すぎて話に引っかかりがない気はするが、
ほのぼのとした幸福感のせいで文句をつける気になれなくなる。
テーマの使い方は上手い。
56 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時42分16秒
09雨乞い
・アンリアル 中澤 矢口 辻
時代物だが地の文が現代調で違和感を感じる。
どちらかといえば重たい内容のはずだが、茶化すような口調で感情移入しにくい。
歴史的な背景がきちんと書かれてる割にはあまり意味がないし、中澤の京都弁も変。
ちょっとどこにポイントを置こうとしていたのかがよく分からない。
文章の作り自体はうまいと思うのだけど。
テーマとしてはよく出来ている。

10、雨降り
・アンリアル 市井
前々回の「テラリウムメーカー」を思わせるファンタジックな話。
死神のような市井のキャラと悲しみを雨として昇華させるという設定が良い感じ。
きれいにまとまっていて上手いと思う。
ただ短いために強いインパクトを残す事はなかった。
モノローグが多いこともあり全体の印象が薄め。
雨は効果的に使われていたと思う。
57 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時43分29秒
11 The snow letter in a bottle
・アンリアル 高橋 紺野
シロップをかけた砂糖菓子のような甘甘話だが、こういう話を背中を
バリバリ掻きながら読むのも嫌いではない。
ただ、このキャスティングでやる必要があるのかは疑問。
実際、高橋の名前が出るまで小川かと思っていたし。
やはりこの組み合わせならではの何かが欲しい。
テーマの使い方もやや弱い。

12 天体観測
・アンリアル 紺野 小川
フォーク系のバンドのPVか、コカコーラのCMのようなさわやかな話。
冬の夜の透明な空気が感じられる綺麗な描写は叙情的。
ただこれだけではちょっと物足りない。
お話として成り立つだけのドラマが欲しいと思う。
テーマの使い方も弱い。
58 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時44分25秒
13 雨は何も知らない
・アンリアル 紺野 小川
あえてオチを外したホラー物。
不条理な恐怖感は良くでてたと思うが、地の文のリズムが悪く一部読みづらい個所があった。
短い分手堅くまとまってはいる、代わりに突っ込みは入れにくい。
テーマとしては上手いと思う。

14 五光
・リアル 高橋 五期 保田
多少こじつけめいてはいるが良く出来た話。
テーマの使い方も独創的で面白い。ただ知ってる人ならタイトルでネタばれしてしまうが。
雨の札に書かれた先輩の名前もベタではあるが好きな展開。
できれば最初に喧嘩の話も絡ませておけばよかったと思う。
59 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時45分24秒
15 雨のち笑顔
・アンリアル 加護 後藤
短編集では珍しい「かごま」。ままごと的な恋愛が微笑ましい。
カップリングの多い後藤だが、お姉さん役はあまり見かけないので新鮮で良かった。
ただし、ストーリー自体は割と普通。
雨というテーマは生かせていたと思う。

16 すべては彼女の気分次第。
・リアル 藤本 松浦
飼育初?のアヤミキ。『ミキたん』はどうかと思うが、松浦のキャラはなかなか魅力的。
反面、藤本は普通すぎるかも。他の人物でも替えがききそう。
個人的な印象だともう少し大人な感じのほうがいいのでは?
テーマの使い方は割と良い。『晴れ女』松浦を使ったのはいいと思う。
60 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時46分30秒
17番 銀色の雨が降る真夜中に
・アンリアル 吉澤 石川
女性向のサスペンス漫画にありそうな話。結構怖い。
狂気に蝕まれていくモノローグがリズミカルかつ綺麗な文章で描かれている。
話のまとまりもよく、作者はなかなか手馴れている気がする。
テーマの使い方も上手い。

18番 よりみち
・アンリアル 新垣
小説内小説の部分だけを見れば、夢見がちな新垣にやや違和感を感じるものの
さわやかな青春を感じて悪くない。
それだけにメタな部分の仕掛けが浮いている。
残念ながら効果があるとも思えないし、作者の意図が読めない。
テーマの使い方は良かった。
61 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時47分43秒
19番 アメ後
・アンリアル 吉澤 石川
「いしよし」前提の「いしごま」……と思ってたら違うのか。
最後に名前を出したところを見ると狙い? にしては意図が見えない。
軽妙な文章と個性的なキャラクター。
トレンドの先端というか、今人気のあるタイプの話。
ウザイほどエネルギッシュな石川が面白い。
テーマの扱いはまあまあ。

20.明日、天気に
・アンリアル 後藤 加護
ありがちなモノローグ物かと思いきや。
掛け合い漫才のようなあめふらし加護と後藤のやり取りは微笑ましい。
しかしそこの楽しい部分の書き込みが少ないせいか、
あめふらしがいなくなった後の後藤の喪失感が薄く感じた。
テーマはうまく使っていると思う。
62 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時49分01秒
21 サーカス
・アンリアル 加護 辻 保田
真実と正しい世界。似ているようで違う冒頭の言葉の意味を本編で語り、
ラストにもう一度同じ言葉をもってくる。上手い。
重たく辛いテーマ、淡々とした文章だが、作者の視線はどこか暖かい。
詳しい指摘は避けるが、とにかく細部まできちんと計算されている印象。
話の組み立て、ちょっとした文章の選択まで実に見事。
職人技を見せ付けられた気がした。
ただし、テーマ的にはちょっと弱い。

22.また逢えたね
・アンリアル 石川 吉澤
いわゆる「いしよし」なのだが、吉澤の言葉遣いの悪さや「石川」と呼び捨てるところが
どうにも気になって話に入り込みにくかった。
その他のキャラも今ひとつ娘。らしさに欠ける。
なにか古い少女漫画のような台詞回しにも違和感を受けた。(夢見る夢子って)
娘。小説、それも短編において、お約束をあえて外す場合、何か必然性が無いと辛い。
テーマ的には良いと思う。
63 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時50分05秒
23 ずっとずっと
・リアル 吉澤 後藤 市井
後藤を巡る吉澤と市井の争い。名作も多く生まれたシチュエーションで人気も高い組み合わせ。
「卒業」を「死」と捉えれば、いなくなった人間と残された人間の戦いともいえる。
悪くはないが、全体的に言葉が足りないように思う。
セリフに「ため」がないせいか、どうも軽い。
だからせっかくのクライマックスシーンも心に響いてこない。
長台詞を分けて間に描写を入れるとかしてみては?
テーマは弱め。

24番 Plane universe Parallel universe
・リアル 安倍
童話のような出だしの割にとても現実的な苦悩。
最近の状況を見れば、一旦登りつめたものが抱く恐怖は感じていて当然。
安倍をキャスティングしたのは正解だろう(むしろ安倍だからこういう話になった?)
提示される疑問、それがふとしたきっかけで解決する、平穏を得た後のモノローグ。
短編としてはとても正統派なつくり。
個人的な好みだがタイトルは日本語のほうが良かった。
テーマを真正面に捉えているのも好印象。
64 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時50分59秒
25:もらい泣き
・アンリアル 飯田
ハロマゲドン(とそれに伴う人事)を飯田中心に捉えたのは珍しい。
細かく現実とリンクしている話は切実で、マジファンとしては切なくなる。
最近の傾向から言えば反主流なキャスティングなのだが、丁寧に作られた話でとても好感が持てた。
テーマの使い方も非常に上手い。

26:かくれんぼ
・リアル 紺野 辻 加護
内容的には辻加護モノといえるのだが、紺野(文中言及されてないが)の目線を通す事で
優しい雰囲気をさらに出している。
かくれんぼの様子を微笑ましく見てるメンバー、ついには自分達まで乗ってくる様子は
とても楽しそうで読んでいるほうも顔がほころぶ。特に吉澤の使い方が上手い。
最後のセリフも紺野らしくて良い。雨の後の晴れ間のようなさわやかな読後感。
テーマの使い方も上手い。
65 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時52分03秒
27:トキサメ
・アンリアル 吉澤 安倍
珍しい組み合わせ。登場人物がみんなテンションが高く、面白い。
もう少し膨らませて中篇にしてもよさそう。特に石川となっちの絡みはもう少し見てみたい。
典型的といえば典型的な話。エピソードと文章にやや無駄があるように感じたので、
全体をもう少しシェイプさせて丘のシーンを膨らませても良かったかと思う。
テーマの使い方にももう一工夫欲しかった。

28 魔弾の標的
・アンリアル 安倍 飯田
長編が書ける位の設定を短編で使い捨てるやり方は結構好き。
ただこの話の場合、設定と人物紹介だけに終わっているような気がしてカタルシスに欠ける。
天上人、地底人といった設定も作者の頭の中にあるものが熟しきっていない気がする。
雰囲気はいいのだが全体的に練りの感じられないできだった。かおなちの恋愛風味も中途半端。
設定、CP、長編風な作り、いろいろ詰め込みすぎた感じ。焦点をもっと絞ったほうが良いだろう。
雨を消す魔弾もテーマを考えるととってつけたようで薄い。
66 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時52分45秒
29.破片世界のサヤカ
・リアル(?) 市井
破片のように散らばる平行世界。その全てがひとつのものであり、破片がそろって完成する。
うーん、難しい。文章はテンポもあってうまく、緊張感にあふれている。
構成も凝っているのだけど、もう少し噛み砕いても良かったのでは。
雨の生かし方は普通。

30 たまゆら
・アンリアル 紺野 辻 加護
なんだこれは(w シリアスな出だしかと思いきや崩壊していく世界観。
くだらない造語を連発しつつも生真面目さを失わない語り口調。
こちらの予想をするするとすり抜けていく展開。戸惑いつつもつい引き込まれてしまう。
そして最後に待つのはある意味とても壮大なラストシーン。
このオチなら全編シリアスでも良かった気はするが、とても楽しませてもらった。
でも雨はどこ?
67 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時53分44秒
31 十五の思い出
・リアル(?) 辻
辻と加護をテーマにした近未来物。いつかはこんな日が現実に来るかと思うとしんみりする。
とりあえず、小川と新垣がどうなったのかが気になるところだが。
過去から現在への切り替えと「亜依」から「愛」への切り替えを対比する事で
上手く辻の気持ちを現している。
文章も手馴れていて読みやすい。できれば大人になった辻の描写も見たかった。
テーマの使い方はまあまあ。

32 さびしくないよ
・リアル 吉澤 (小川)
        | 
    ∬´◇` ∬ ………
      (∩∩)────────
    /
あまり多くを語る話ではないと思う。ただ一言「これ好き」。個人的にツボだった。
セリフのみのパートに「」がないのは、しゃべってる人物との距離感を感じて
面白かったと思う。
テーマの扱いはやや弱め。
68 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月10日(火)21時54分52秒
33番 存在
・リアル? 紺野 小川
青春のひとコマといった感じ。さわやか。
紺野の楽しそうな気分は伝わってくるが、短い分あっさりぎみ。
タイトルと本編のつながりも今ひとつ見えない。
テーマも流星=雨だけではちょっと弱い。
というか、似たような話を読んだ気がする。

34 一人の部屋で
・リアル 後藤
微妙に自分を良い人に設定している後藤が可愛い。
深刻になりすぎず、といって妙に切なくなるこの匙加減は絶妙。
「(モノマネ13人分)」はかなり笑った。それと自分を主張する新垣が結構好き。
意外と本当にこんな事してそうな気がしないでもない。
テーマの使い方はまあまあ。
69 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月10日(火)22時56分46秒
一人の部屋で

ソロ活動を始めて一人の楽屋が寂しい後藤の
一人芝居だね。
各メンバーの会話の特徴がよく出てると感じた。

雨音にはいろんな音が含まれていると言うし
雨は忘れていた記憶を呼び覚ます作用があるらしいから
この話は雨が聞かせてくれたファンタジーかな。

かたつむりの午後

うーん耽美だね。
「雨に濡れるガラスに映し出されるのは、
触角のように長い長い足のかおと、
かおの上で貝殻みたいにまんまるになって顔を後ろに向けてる私の、
2回目のキス。」
こういうイメージは嫌いじゃないよ。
カタツムリの精みたいな飯田さんと、それに取り込まれたよっすぃー。
でも、もう少し感情の動きとか情景描写を丁寧にやってもらったほうが
読者としては作品に感情移入できるかな。
いい感じだけど、舌足らずさを感じてしまったよ。
70 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月10日(火)23時05分20秒
冬の雨

「藪の中」by芥川って感じだね。
途中で人間の嫉妬心をテーマにした話と分かってびっくり。
ほのぼの系かと思ったから。
でも、そう思って読み返してみると最初から細かく伏線が
張られているんだね。感心したよ。

でもリアルな話だよね。
子供でいることを強いられる加護。
どんどん綺麗になる辻。
大人として成長していく5期メン。
加護の心に芽生える負の感情。

そして、よっすぃーにも・・・。

加護が真犯人なのかは謎のままだけど。
小川かも知れないし、飯田さんかも知れない・・・
心の闇。
71 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月11日(水)17時01分46秒
35番 かたつむりの午後
・アンリアル 吉澤 飯田
一部に愛好家の多いかおよし。
この組み合わせの持つ耽美感は、同級生の設定だとちょっと弱くなる気がするのが残念。
気だるげな雨の日の感じは出ていたと思う。
かたつむりの部分はちょっと分かり難いかも。
テーマとしては良い。

36番 冬の雨
・リアル 吉澤 加護
いしよしかと思いきや4期の苦悩をテーマにした意外と重い話。
出だしの石川との会話や、子供っぽいキティちゃんの傘と細かい仕掛けが多い。
そのせいか、オチを見た後でもう一度読み返すと同じシーンでも印象が変わってくる。
雨は上手く使ってると思う。
72 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月11日(水)17時02分51秒
37 安倍さん。
・リアル 吉澤 安倍
珍しいなちよし2つ目。
何気に毒を吐く安倍さんがいい。
まあ、本来吉澤は振り回されキャラだからテンションの高い石川や安倍とは相性いいはず。(小説上ね)
微笑ましくていい話だが、分量のせいもありインパクトは弱め。
心の雨というアプローチは面白くてよい。

38:天がくれた
・アンリアル 飯田 後藤
SF童話といった感じ。展開がきっちりとしていて、お話としての完成度が高い。
おそらく後藤は人魚姫のイメージで捉えるのが正しいのだろうが、
ついインスマスを想像してしまう自分は業が深いらしい。
ま、それはともかく、感情を出せない後藤と感情を理解してもらえない飯田の対比は上手く、
最後のシーンへのつながりも自然。
雨の使い方も非常に上手い。
73 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月11日(水)17時04分16秒
39 雨の時代
・アンリアル 飯田 矢口 安倍 紺野
いくつもの話が錯綜しつつ重なり合う。
そして一つの驚くべき話になっていく……んじゃないのか。
途中までは免許更新のときに見るビデオみたい。
オチは……うーん。前半の雰囲気からしておチャラけるのはどうだろう。
なんか矢口がただの悪い子にしか見えない。
雨の使い方は悪くない。

40 カーテンコール
・アンリアル(?) 安倍
まさに異形の短編。免疫のない人にはキツイか。
短編集にとうとうこういうのが現れたかとちょっと感動。
深くは考えず、フリークス具合を楽しむのが正しい見方かも。
ただし、テーマの消化はイマイチ。

74 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月11日(水)17時35分24秒
安倍さん

雨と飴をかけた作品は絶対来ると思っていたから、
キターってかんじかな。
何か小洒落た雰囲気の作品だと思ったよ。
ただなぁ。ヲサーンには「夕焼け色した」とか
「お天気飴」とかの比喩がこそばゆいよ。
本当に自分が喪ってしまった物の多さを痛感するよ
75 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月11日(水)17時37分23秒
天がくれた

後藤は人魚ということでよろしいですか?
しかし、魚顔=後藤で、この設定だとすると黒いなぁ。

じゃあ、後藤の姉さんは半魚人顔の市井か?
「いちごま」が裏設定なのか?
「陸に上がる」とはソロ活動をする事の暗喩なのだろうか。
迂闊にソロ活動した市井は陸の上で干上がってしまったのか。
「雨」とはハロプロの暗喩か。
雨に守られて陸に上がるとは、ハロプロの庇護の下でソロ活動をすると言うことか?
結局この話は寄らば大樹の陰ということか?
76 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月11日(水)17時40分02秒
天がくれた(続き)

なんて冗談はさておき、結構気に入ったよ。
文章のリズムに上手く乗り切れない部分があったけど
話自体はいいね。
雨のイメージの使い方が上手いとおもった。
特に「天が降らした雨 それは呼吸をするための道具になる」
は印象に残った。
水に棲む後藤にとって雨は呼吸するための助けになるという本来の意味は
もちろんのこと、人間関係に悩む飯田にとっても、この雨は心の呼吸を助ける道具になったと思う。つまりそれは「天が私にくれたもの 彼女という心の安
らぎ」と言うことなんだろう。
77 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月11日(水)17時42分35秒
天がくれた(続き2)

水に棲む者が陸の人間に恋すること。は
普通の人とは違う変わった人間の飯田が自分を理解してくれると思った
(実は飯田の勘違い)人間に恋することと重なる。
そういう意味では後藤(とその姉)と飯田は同じ世界の住人なのだろう。

後藤の姉は悲劇的な結末を迎えたが、飯田は後藤と巡り会うことで生きる力を
もらった。現実は大して変わらないけど、少なくとも上向きのベクトルが
感じられて好印象だった。

良く考えられた話だと思ったよ。

78 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月12日(木)18時59分33秒
41 It is not raining
・リアル 小川 紺野
五期では一番人気(?)のこんまこ。
出だしの深刻さとは裏腹に軽い笑いを入れながらのマッタリとした話。
この空気感は他の組み合わせでは出せない独特なもの。この辺りがこのCPが好かれる理由だろうか。
恋愛まで行かない純な気持ちというのは大好物。
紺野のいじらしさとちょっと余裕のある小川もらしくて良い。
余韻を残した終わり方も好き。
逆説的なテーマの使い方も独創的。
ただ分かりやすいオチとはいえ、タイトルがネタばれしてるのはどうかと思う。

42番 雨なんて…
・リアル? 加護
……えーっと。1レスの作品は既にあるし、加護の髪ネタも被ってる。
こういうインパクトものにネタ被りは致命的。情報収集もちゃんとしましょう。
それを差し引いても前振りが少ないからオチが弱い。
暗い話だというイメージが浸透しないうちに終わってるから、笑いに繋がらない。
厳しいようだが、いろんな意味でもっと読む側のことを考えたほうがいい。
79 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月12日(木)23時10分26秒
雨の時代

やあ、おじさん一本取られちゃったなぁ。
読後感は上手くだまされたという清々しさを感じたよ。
前半部分のシリアスな緊張感は、落ちを際だたせる効果を十分に果たしていたと思う。
賛否両論あると思うけど、前半部分の延長で通俗的な悲劇にするよりも、
この話みたいにギャグ落ちにするほうが作品としての完成度は上だと思ったよ。

しかし、側頭部に箸が刺さって流血する安倍には笑った。

矢口のやる気なさそうな、交通事故を起こしてバイト首になっても雨の時代
だから仕方ないとうそぶいて、二度寝する強烈なキャラも印象に残った。
80 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月12日(木)23時14分43秒
カーテンコール

うーん。何と言っていいか。言葉が見あたらない。
この話は、作者の提示した世界観を丸ごと飲み込めるか、飲み込めないか
で評価が分かれると思う。
読後感は椎名誠の『武装島田倉庫』『水域』と共通する感触を受けた。

説明なしに乱発される造語。全体を漂う世紀末感。濃厚な死の臭い。

もし、この作者が椎名の影響を受けていなければ、独自の才能発見と
いうしかない。それくらい特異な世界を感じた。
こういう感性はは嫌いじゃない。

---酸性雨の降り注ぐ廃墟で、次々に暴走していく全自動雨天歌唱機巧人形たち
  (オートマターと言った方がいいかな)

この話から、現実の娘。に対する寓意を読みとることも可能だと思う。
しかし、自分は耽美で世紀末的な異形感漂うイメージを楽しめば、それでいいと思った。

雨というテーマも、この世界観を構築するのに必要十分量は使われていたんじゃないかな。
81 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月13日(金)00時48分53秒
It is not raining.

うわあ。サイコホラーだ。
またしても「こんまこ」。「こんまこ」に外れ無しだな。
純粋に面白い。

雨が降っているから家にいようという紺野。
それは、ひょっとしたら小川と二人きりでいたいという
一時的な気の迷いの「小さな嘘」だったのかもしれない。
遮光カーテンだって、明るいと寝れないからという単純な理由かも知れない。

でも、紺野が仕掛けた「柔らかい檻」は小川をゆっくりと包んでいく。
しかし、その檻は紺野をも取り込んでいく。
紺野はラーメンを外に食べに行きたくても食べられないはめになる。

だが、いつの間にか紺野と小川の立場が微妙に逆転していった。

『彼女は嫉妬深い人間じゃない。
多分どっちかというとそれはあたしだ。』

小川が紺野を縛り始める。
「じゃあ、あさ美ちゃんにとってあたしは、一番の友達かな」
自分だけの親友で居て欲しい。という小川の気持ち。
雨がずっと降っていて欲しい。という小川の気持ち。

柔らかい檻に閉じこめられたのは果たして小川なのか、紺野なのか。
82 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月13日(金)00時53分48秒
雨なんて…

加護の心の叫びですか?
でもなぁ。加護の禿ネタはもう出てるしなぁ。
なんか30秒くらいで書いた話だよね。
もう少しなんとかなったんじゃないかな。
83 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月13日(金)21時41分42秒
43.ト長調の雨に
・アンリアル 高橋 小川 後藤
クラシックという特殊なジャンルを使っているのは面白い。
こういう作品だと娘。らしさを出すのが難しく、別にこのキャスティングじゃなくても……、
となりやすいのが難点。
しかし、実力を出し切れない小川、それを励ます高橋という図式は現状とあわせても違和感無い。
旅立つ後藤がそれを後押しする展開も良く出来ている。
個人的に永遠の二番手、というイメージのある小川に伴奏役は適任だった。
雨を音楽で表現するというアイデアも斬新だが、それに留まらず文章できちんと表現しているのが見事。
タイトルも綺麗。
84 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月13日(金)21時43分19秒
44番 雨のち晴れ
・アンリアル 中澤
面白い試み。娘。でなかったifの世界を扱ったものは今までもあったが、中澤を使ったのは珍しい。
この年代の女性の心情がリアルに描かれていて地味ながら良作。
ただ、中澤の年齢的なものか、娘。との関りがどうしても薄くなりがち。
結果、娘小説としてはぎりぎりのラインになっていると思う。
しかし、この時期になってこういった作品が投稿されるという事は、オムニバスをバラエティ溢れる形に
する事に一役買っている。あまり数多く見たくはないがアクセントとして光っていると思う。
表面的、寓意的双方で雨の使い方も上手かった。
もうひとつ、なんとなく嫌な予感を感じていたが最後がハッピーエンドでほっとした。
85 名前: 投稿日:2002年12月13日(金)22時08分14秒
恋想

アンリアル。いしよし。作中の二人には、娘。の彼女らの特徴を掴んだ表現は
一切なく、逆に娘。のイメージを自分をシンボリックに利用した格好。
こういう小説はどこに興味を持てば良いのかわからない。オリジナルでどうぞ、
としか。良くも悪くも完成されすぎてる故の疵か。
86 名前: 投稿日:2002年12月13日(金)22時20分11秒
小さな反乱

きちんとシナリオを作り、終わり方の往生際が悪いあたり好感が持てる。物語の
焦点を矢口か加護に絞ったほうがテンポ良く読めたような気がする。リアルであ
ることも好感度にプラス。
コミカルな語り口のネタが滑っている印象。盛り込みすぎてもから回りするだけ。
必要なネタ以外はすべて削り切ってみてはどうだろう。
87 名前: 投稿日:2002年12月13日(金)22時31分29秒
rainfall

物語の前提条件がリアリティ不足。誕生日の天気など、本人以外どうでもよいこと
だろう。前提条件が大袈裟なので、その吉澤の苦しみに付き合う中澤さえも浮いて
見える。
雰囲気をつくるはずの詩的な文章も、語尾が雑で体言止めの濫用部分など、息切れ
しているかのようなたどたどしさを感じる。
88 名前: 投稿日:2002年12月13日(金)22時53分32秒
ダイヤモンドレイン

読み進みながら物語への興味を終ぞ感じることがなかった。次にどうなるのか
少しも興味を惹かれない。すでにどこかで読んだようなごくありふれた物語を
光らせる作者なりの要素が4なのだとしたら到底共感できない話だ。

行き違ってしまったままの二人の思いがもっと自然なら、あるいはとても好き
になれたのかもしれない。堅実な語り口には好感を持ったが、その口が語るき
っちり作り込んだ仮想世界には馴染みにくいものを感じた。

「小さな反乱」には前回短編バトルの「勝ち組」の色を感じたが、この作品は
「イエスタディ〜カリフォルニアガールズ」や「みんなの冬休み」のような色
を感じた。この作品が好きな方は合わせて読むとよいかもしれない。
89 名前: 投稿日:2002年12月13日(金)23時08分46秒
雨に消えた少女

物語の構成に難があるのか、語り口に難があるのか、いまひとつ読みにくい。
にも関わらず、オチの楽しさが全ての欠点を補ってあまりある。面白かった。
90 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月13日(金)23時17分59秒
投稿中かな? 横槍失礼。

21.サーカス
一見してかなりの文章力の持ち主の手によるものとわかる。何時頃の時代を想定している
のかわからないが、丁寧な情景描写からは懐かしい香りが感じられる。
昔はどこにでもいた、精神的に障害のある(今は気(略と言えなくなったらしいので)
老婆に保田婆ちゃんが見事に嵌っている。ただ、辻加護の二人が母親に虐待される背景が
よくわからないため、その点に関してあまり過度に感情移入はできなかった。その辺の
家庭環境について、もう少し説明があれば、さらに作品としての奥行きが深まったと思う。
とにかく前半の含蓄に富んだ文章の密度の濃さには圧倒された。文章の力である種の
雰囲気を醸し出した力量は今回の作品中、恐らく最上位に来ることだろう(まだ全部
読んでいないため、暫定だが。)
91 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月13日(金)23時18分14秒
21.サーカス(続き)
ただし、前半の非常に密度の濃い文章により、後半、何かが起こるであろう期待感は
高まるのだが、サーカスの観覧から、辻が車に引かれるまでの流れに一貫性が感じられず、
スートリーとしての弱さを感じた。途中、ピエロが何か言う場面で、雨の音に遮られて
聞こえない、というシチュエーション。このあたりの表現には非凡なものを感じるものの、
結局、ピエロが何を口走ったのか、読者に悟らせるには、材料が不足していたように思われる。
読み手に考えさせることを狙っていたとしたら、やや、読者を買いかぶり過ぎかもしれない。
いずれにしても、全体に渡って情緒に流されやすい題材を、保田婆ちゃんという、正常でない
が故にその発言が世間の通念に囚われないというアイロニカルな存在を置くことにより、涙頂戴の安っぽい雰囲気に堕してしまうことから救っている。その辺り、作者の尋常でない力量を
感じさせ、カミングアウトが非常に楽しみな存在となった。
92 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月13日(金)23時18分42秒
7.ダイヤモンドレイン
心情描写、情景描写、ともに丁寧に書き込まれており、力の入った様子がうかがえる。
転勤の耐えない父親に伴って転向を繰り返すやや内気な少女、紺野という設定は、
5期メン、加入当初のイメージが強く、タンポポのラジオなどで意外と大食いで活発な側面を
垣間見せる本人の実像とは、ややギャップを感じる読者も中にはいただろう。
逆に活発で人気者という設定の小川はかなり控えめ、かつ涙もろい一面を見せており、
そのイメージに囚われると、違和感が気になるかもしれない。
ストーリーはやや展開に強引なところが見られた。紺野に対する小川の立場が明確でないまま、
小川が「秘密基地」に紺野を誘うところに性急さが見られるとともに、小川との関係がぎくしゃく
した途端の紺野の転校という展開には、ややご都合主義に近いものを感じた。
心情描写、情景描写、ともに高い水準にあるだけに、肝心のストーリー展開がややおざなりに
感じられたのは残念であった。
93 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月13日(金)23時18分52秒
42.雨なんて…
1レスのネタテイストな作品。
リズムよく、雨なんて…を連呼して最期にきちんと落としているあたりは見事。
作者はきっと雨に濡れることを極端に恐れるナイスミドルとお見受けした。
中年の悲哀が感じられる味わい深い逸品。

37.安倍さん。
意外に、といっては失礼だがおもしろかった。作者はかなり書き慣れている人だろう。
雨にかけて飴ネタを持ってくることは予想していたが、その飴にいろいろな名前をつけて
薀蓄を(しかも勝手な)語る安倍、という絵が容易に浮かんできておかしい、というか
和む風景だ。過度に甘い表現にならず、娘。のキャラクタを存分に活かした桂作と言えよう。
94 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月13日(金)23時22分22秒
ト長調の雨に

この作者は、語りたいことが内側にいっぱいあるけど
技術がついていっていないと感じたよ。

なんか説明的なト書きとセリフが交互に書かれているという印象を受けた。
それから、言葉の選び方に強い違和感を感じたよ。
例えば、告別コンサート。
告別とは、告別式というように死んだ人とお別れするって意味だよね。
惜別コンサートもどうかな。

絢爛たる、超克、囀り、蕭々と
みたいな妙に難しい漢語が水と油のように、文章の流れの中で浮いて、リズムを崩していると思った。

雨というテーマを音楽で表現される雨で消化したのは、オリジナリティーがあると感じたし、天才の後藤。小川高橋のライバル関係(小川が伸び悩んでいるところも)。妙に野心的で優しいところも見せる石川など、現実の娘。の関係を上手く、自分の話の中に流し込んだ所も良い。
95 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)00時24分53秒
中澤組四代目 〜残侠伝

アンリアル。作り込み過ぎた世界観に違和感を感じる、前に情報量と雰囲気に
飲み込まれた。強引に力で押さえつけられたようにも感じるが、白旗を挙げた
い。特に最後の討ち入りのシーンにはシビレた。
欲を言えば、往時の邦画のごとく登場人物皆殺しぐらいの勢いのものを読みた
かった。
番外編にはニヤッとした。
96 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)00時43分43秒
霧雨ワルツ

1レスであることに何の意味もない。ただ短いだけだ。どういう背景を背負ってる
かさえわからないアンリアルの1エピソード。同じことをするなら、どうしてリア
ルではいけなかったのだろう? アンリアルにする意味がわからない。
97 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)01時06分24秒
お天気雨

辻の一人称がたどたどしくて、心情描写中心で周囲の描写がなおざりなので、
いまひとつ情景がつかみにくかった。幼さの描写に辻を使うことにも違和感を
感じる。
だが、狐の嫁入りシーンは鮮やかに描けていたと思う。
98 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)01時32分09秒
雨乞い

アンリアル。時代もの。ラージヒルのジャンプ台とか地の文が設定やら時代考証
やらを蔑ろにするのはいかがなものだろう。
作者の狙いだろうが、神事『階段落ち』の描写も貶められた書き方をしている。
頑迷な信仰に対する批判のない諷刺なのだろうか。オチも後味悪く、コメディと
しては素直に楽しめない。

黄板のCosmic Love Bazookaを思い出した。
99 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)02時40分04秒
雨降り

アンリアル。小説の因果は綺麗にキマッてるが、作者の頭のなかで考えた、こう
あるべきという枠が見えてしまっているのが残念。文章の表現力が薄く、わざと
書いてないというよりは、そこまで考えてないようにしか見えない。
例えば市井がモノローグで自分の仕事を説明するのは無駄に読者サービスが良過
ぎだと思うし、後藤に能力が移動したのか後藤が元から能力者なのか判然としな
いのは不親切で、その部分とバランスがとれていないかんじ。読者をもっと徹底
的に突き放してみてはどうだろう?
100 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)02時49分58秒
The snow letter in a bottle

短編という枠のせいか、作者自ら物語を過去形にすることで殺しちゃったのが
残念。過去形になっていた物語を現在形で読めたら、多少は感情移入できたの
かもしれませんが――語り口も構成も、読者から物語の生の姿をどんどん遠ざ
けている。作者はそれが狙いなのかもしれませんが、鮮度の落ちたものは余程
の技量がないと美味しく頂けません。
101 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)02時54分48秒
天体観測

物語の構成が難しく、自分が理解してる話(小川と紺野が流星雨を見に行ったが
下らないことで喧嘩別れをした。紺野は未だに午前2時になると約束のとおり、
天体観測に向かう。多分小川も、紺野に会わないまでも星を見ているだろう――)
が正解なのかどうかわからない。空気は良いのだが、50ピースのパズルの10個
ぐらいが噛み合ってない印象。
102 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)03時01分59秒
雨は何も知らない

シンプルな言葉で淡々と異様な光景を綴っていくのが良。起承転結もなければ
解決もなくオチもないが、これはこれで良いかと。説明を排した思いきりの良
さがホラーに軽やかな爽やかさを与えている。オチがないことすら素晴らしい
効果だ。
難を申せば接続詞に一部違和感を覚える用語があった。

天澤退二郎の『光車よ、まわれ』を思い出した。浅い水溜りで次々と子供が溺れ
死んでいく水のファンタジーで絶版が惜しまれる児童書だが、作者がご存知かど
うか気になる。
103 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)03時06分51秒
五光

花札を持ってきたのは面白いが、いかんせんエピソードが弱い。花札渡されて
水をぶっかけられただけで何かが変わるなんて、人生の価値が下がるような。
もう少し厚みのあるエピソードが欲しい。
高橋のキャラクタはなかなか見られないが納得できるもので新鮮に思った。良。
104 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)03時12分06秒
雨のち笑顔

原型を止めない加護と後藤のアンリアルCPもの。喧嘩してすぐに回想シーン。
回想が終わったらすぐに仲直り。回想しないで仲直りするための四苦八苦を書け
ばまだ読めたのでは。場面とキャラクタの行動につながりがなく「喧嘩」「始ま
り」「仲直り」と書いたカードを並べただけに見える。どこを楽しめば良いのか
途方に暮れた。
105 名前:萌えR 投稿日:2002年12月14日(土)03時18分29秒
すべては彼女の気分次第。

すべてにおいて完璧な萌え作品。藤本のキャラクタに違和感を感じないではない
ながらも白旗。降参です。キャラクタの設定勝ちというか、見たままというか。
TVで松浦が「ミキたん…」と呟いてツボはまってたらコレ。作者ツボつきすぎ。

一見我侭な松浦が藤本を降りまわしているように見えて、松浦の機嫌は藤本一人
にかかっている――という逆説的な力関係が秀逸。
106 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)03時24分00秒
銀色の雨が降る真夜中に

サイコな物語。吉澤の一人称の狂い方が微妙に中途半端で読者のことを意識した
解説(包丁のことなんだけどね、とか)が差し挟まれるのを煩く思った。
吉澤は自分の感情に終始していて、肝心の吉澤の目を通した石川が全く綴られて
いないのは、作者が意図したことかどうか。意図してなくても、吉澤の狂った描
写には似つかわしく効果を挙げているが、作品としては独り善がりで吉澤の愛情
が字義通りではなく、狂った妄執にしか感じられず、『愛ゆえの狂気』と解釈す
ることはできない。徹底的に狂った路線を追求するか、愛ゆえの狂気のような狂
おしさが出せれば魅力ある作品になっただろう。
107 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)03時28分13秒
よりみち

メタフィクション。棒線で区切られた外側の意味がまるでわからない。新垣が
脳内検索をかけたのは『にぃこん』なのか。最終頁の書き込みは新垣の願望な
のか――
初読のときは先が読めず非常に楽しく読めた。オチにもスカッとしたが――ハ
テ、ここでよく考えると意味がわからない。それが無様じゃないと思う方なら、
作者による解説をお願いしたい。
108 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)03時32分29秒
アメ後

アンリアル。読者の石川とよっすぃ=いしよしという先入観を逆手にとった
ひっかけが小気味良かった。が、単体の小説として見た場合それで良いのか
どうか……(自分がひっかかって気持ち良いのではなく、ひっかかったであ
ろう他人を想像して笑えるというのは些か性格悪い気も)
途中が些かウンザリさせる話運びであろうとも最後のひっくり返しが予想外
なら、それはそれで読者としては至極幸福なことだ。
109 名前:短編のタイトル 投稿日:2002年12月14日(土)10時12分46秒
今回はタイトル付けがイマイチな作品が多いと思った。
50近い数からいくつか選んで読もうと思った時、
タイトルと他人の口コミが一番の判断材料だと思うのに。
わざと「雨」をはずすくらいしても良いのでは?
110 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)15時06分03秒
明日、天気に

3レス目で、アメフラシの正体が1レス目の子供であり、後藤の雨嫌いを克服させ
るためだけにやってきたものであることが多くの読者には直感できたのではないだ
ろうか。最後までその予測の範囲を出ない物語を読む意義がどこにあるのだろうか。
綺麗に物語の体裁さえ整えたらそれでオッケーというのはあまりにも志が低くない
か。後藤の語り口には良い部分と悪い部分が同居している。語り手が語り手自身に
再確認という体裁で読者に状況を説明するのは一見親切なようだが、個人的にはと
てもくどく、無様で見苦しい手法に感じる。
主人公に心の平安を与えるためだけの物語が読者を引き込むには作者なりの+αが
欲しい。
111 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)15時13分27秒
サーカス

非常に観念的な話だ。作者がまず最初に定義して草を踏み、およそ子供であること
しか共通点のないキャラクタの情報を辻と加護という鋳型に流し込む。情報の量は
多く豊かだが、どうしてこの作品が娘。小説でなくてはならなかったのか疑問に思
う。小説が巧みであれば巧みであるほどその疑問がよぎってならない。なぜこの作
品はアンリアルでなくてはならなかったのか。

饒舌に語られた文章にリアリティを感じるか否かで、この作品に対する印象は変わ
ると思う。原因と結果が綺麗に並ぶ数式のようなこの話に、自分はノれなかった。
112 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)15時40分43秒
また逢えたね

キャラクタや科白まわしには馴染めないものを感じたが、物語への興味が勝った。
なぜオリジナルで書かないのかという疑問より先に、多彩な登場人物で娘。が演
じる芝居を見たような気になれる。が、それも回想シーンまで。ここから先は、
幾分辛い。結末にもガッカリした。CPものと思わせるキャラクタ配置で、そう
ではない物語が展開していくことに、期待しすぎでしまった。
表現力はある人だと思う。前半部分の吉澤の言動に結末に呼応する石川への思い
の伏線があれば、まだマシだったのか、最初からひいていたのかは分からない。
中盤まで楽しめただけでも良とするべきか。
113 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)16時09分47秒
ずっとずっと

自分勝手で適当な行動をする市井、市井の唆しにあっさり従うほど自分を持って
いない後藤、作者の設定した正しいと感じることだけを貫く吉澤、のキャラクタ
描写にはリアリティも必然性もない。どれも話に都合が良いだけの存在だ。
肝心の話も、市井が死んだから後藤が自殺するのを吉澤が止めました、と風が吹け
ば桶屋が儲かる的な出たとこ任せの展開には共感することも難しい。

バイクは登録や保険の問題があるので、買ってすぐには使えなかったような。この
ことに限らず、背伸びせずにもっと作者に身近なものや感情からシナリオを作って
みては。
114 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)16時20分31秒
Plane universe Parallel universe

独白系は苦手だ。しかも作品のための自問自答的なものとあれば。
雨と現実の『落ちる』の重ね方には、リアリティを感じつつも違和感を感じた。

タイトルを表現してると思われる12番の描写は美しかった。タイトルに重ねられ
た幾重もの意味だけで、水紋のように余韻を楽しめる。
115 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)16時33分17秒
もらい泣き

使ってるエピソード(木琴、雨女、馬の絵、手紙…)は全般的にタラーとしてて
物語としての意味は薄いけど、リアリティを出すガジェットとして巧く機能して
いる。短編ならではの山椒のような小粒でピリリと辛い話を期待している自分に
は物足りないが、これはこれで良いうような。
そんなぼやっとしたエピソードが並んでいる割にタイトルの部分である貰い泣き
を言葉で無粋に定義してしまった市井の存在にだけ違和感を感じた。作品的には
テーマの部分なので良いのだろうが、市井の存在だけ女優じみて見えた。
116 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)16時44分03秒
かくれんぼ

物語の起点として使われながら終点になっていない1レス目に毒を感じる。
雨を起点にすれば、終点と呼応してバランスが良くなるだろうに、敢えて1レス
目を書いたことが不思議だ。
作品自体は1レス目の毒は微塵も感じさせない印象に残らない話で、ますます不
思議に思う。
117 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)16時54分24秒
トキサメ

アンリアル。ウェットになりそうな話を危ういところで切り上げてアッサリ終わら
せた最後にセンスを感じる。石川の、たった一行の科白が魅力的だった。
20レスを超える作品で、設定なども詳しく説明されているが、語り口が軽妙なせい
か長さを感じなかった。
118 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)17時03分27秒
魔弾の標的

アンリアル。作品の大半が設定の説明に費やされているが、未消化でわかりにくい。
読者に理解させることが目的ではない説明なら、むしろ説明しないほうがマシ。
物語もダラシなく、説明を重ねれば何かが終わると勘違いしているフシが見受けら
れる。設定の説明だけ、物語は突然過去の回想に入り切ってしまい戻ってこない…

わずか14レスしか使わないのであれば、説明不足の箇所を補うか、物語をきちんと
終わらせるか、あるいは物語に関係のない部分を削ぎ落として欲しい。短いのに冗
長な印象を受けさえする。
119 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)17時15分13秒
破片世界のサヤカ

世界のスライドがわかりにくいのはわざとだろうか。想像力が刺激される話だ。
もう一人の自分が助からないが故のハッピーエンドという作者の作品世界に対
する容赦のなさが、作品に魅力を与えている。失われた破片への愛惜を感じる。
120 名前:初感想書き読み専 投稿日:2002年12月14日(土)17時27分32秒
1 恋想

雨のイメージが弱い。
キャラは嫌いではないが好きでもない。
続きを読みたい(面白くないという意味ではなく、)とは思わなかった。
恐らく、文章が読みやすく、短編でなくてもよく読めそうな王道だったからかもしれない。

ラストが印象に残りにくく、弱く感じたのが残念。

121 名前: 投稿日:2002年12月14日(土)17時28分45秒
たまゆら

最初は、かごつじこんの恋愛ものかー、何てイヤなかんじなんだろうと思っていた
んだけどポヨンポイントなんて馬鹿馬鹿しい設定をふいに切り出して、読者にこれ
が異世界であることを理解させるという作者の方が何枚も上手だった。
双子山の泉が生まれ変わりポイントで、たまゆらの世界とは羊水の世界のことか。
文章の綺麗さと世界観の異質さとが絶妙。面白かった。
122 名前:初感想書き読み専 投稿日:2002年12月14日(土)17時30分58秒
2 小さな反乱

ネタものでそれなりに笑えたのだがいまいち加護の話し方に違和感を感じた。
矢口の嫌がる理由がすぐに分かったことも残念だが、それを持ってくる辺りに毒がw
ただ、文章は読みやすかった。
作者が楽しそうに書いている様を想像してしまった。

しかし雨度はそこまで高くはなく、残念なことに汗度の方が上回ってしまった(藁
123 名前:初感想書き読み専 投稿日:2002年12月14日(土)17時35分41秒
3 rainfall

CP的には嫌いではなく、好きな方。
世界の誰にも祝福されずにのあとに中澤がそれを否定する言葉をラストに
持ってくるのが読めることが残念。いや、仕方ないのだが。
雨度は弱くはない。
ただ、人の誕生日を覚えていてもずっと雨だったかなんて本人以外どうでも
いいことのような気がして、覚えているのだろうかと思った。
間違いなく自分は自分の誕生日が何曜日だったのかも覚えていない。
124 名前:初感想書き読み専 投稿日:2002年12月14日(土)17時40分26秒
4 ダイヤモンドレイン

うわーおがこんかよ!
消極的で気の小さい紺野に自信まんまんの小川。
読みやすかった。
自信満々の小川も紺野には弱かったというかひとりの少女だったというか・・・
なんとも切ない感じが伝わった。
最終的に紺野が小川に謝ることも顔をあわせることもなく終わる所が悔しい。
やはり雨は淋しいイメージなのだろうか。

しかし、この作品は好きだった。
125 名前:初感想書き読み専 投稿日:2002年12月14日(土)17時43分22秒
5  中澤組四代目 〜残侠伝

雨度は感じなかった。
文章は上手く、技量を感じるのだが、それだけって感じ。
何が読んでて悔しかったかというと、長いのに雨が関係ないということ。
正直、いつ雨が出てくるのか、どんなオチで雨を持ってくるのかワクワクした。
期待を禿げしく裏切られた。

モチロン、読み逃したところや読み足りない部分があるかもしれない。
熱く語ってくれる人がいれば頼む。
126 名前:初感想書き読み専 投稿日:2002年12月14日(土)17時46分00秒
6 霧雨ワルツ

1レスもの。
アンリアルでなくても・・・。
雨度はかなり低く感じる。
しかし嫌いではない。
もう少し話を練りこんで欲しかった気はする。
せっかく数少ない高橋さん登場だったのだから(藁
127 名前:あいうえと 投稿日:2002年12月14日(土)23時05分01秒
1、恋想

表現等は光る部分もあったけど、文章全体として不器用さを感じた。
多分、「それ」「そして」など指示語、接続語の多用と一文がやたら長い
個所があるせいかな(後半はそんなに目立たなかったけど)。
恋愛小説ということで、二人の出会いから告白までの流れを書いてるけ
ど、間がぽっかりと抜けている感じがある。
偶然出会った人にすんなりと自分の過去や現在の状況を話せるのかが
疑問。その点の葛藤が欲しい。
「出会ったときから恋をしていた」からなんて言い訳がつくのかもしれな
いけど、恋で全てをひっくるめるのは安直すぎる。恋愛が主軸なんだから
特にそう思う。
128 名前:あいうえと 投稿日:2002年12月14日(土)23時20分52秒
2、小さな反乱

テーマが「雨」ということでコメディ系は少ないだろうから、貴重な存在
になるのかな。
こういう話はあまり深く読まないでいいし、作者もそう望んでいるはず。
だけど……矢口はピンチランナーで雨に濡れまくってるんだよなぁ。
ネタが面白いかどうかが重点だろうけどは正直滑っていたかな、
と感じる。某作品のノリなだけに特に……。
129 名前: 投稿日:2002年12月15日(日)00時07分18秒
十五の思い出

非常に微妙。物語の大半を占める加護と辻の確執や思い出話には殆ど興味を持て
なかった。作者の組みたてたエピソードにリアリティがあればあるほど、リアル
の辻加護との距離を感じてしまう(これは自分と作者の辻加護に対する視点に差
異があるだけで、そのこと自体は小説の出来不出来には関係ありませんが、自分
が読者として楽しめるかどうかは左右します。小説として完成されていればされ
ているだけ距離を感じる) その一方で、最後の切り返し方が鮮やかで、この一
点のために書かれたのであれば、とても巧みな作者だと思いました。
130 名前: 投稿日:2002年12月15日(日)00時39分19秒
さびしくないよ

表現の形式は小説という形式から逸脱しきっているのに、何が起こってメンバー
がどういう行動しているのか、説明的じゃなく自然に理解できる。物語に関係の
無い科白がないのにわざとらしくなくて感心する。ほのぼのとしたナンセンスも
のかと思いきや終盤の不気味で悪意溢れる展開が心憎い。手抜きなのか全て作為
的なことなのかはわからないが会話文のみの形態が効果を挙げている。

犯人は小川か高橋かの二つにひとつ、なのだろうか?
131 名前:あいうえと 投稿日:2002年12月15日(日)01時28分27秒
3、rainfall

コンプレックスというのは好き。でも個人的な嗜好で申し訳ないけど
こういう葛藤はどちらかというと一人称で書いて、もっと心理を突っ込
んでほしい。そしたら、少しは深みは出たと思う。
それと、その成り立ちが納得できない。周りが引くのも、中澤が困るのも
よくわからないな。
雨というテーマにとらわれたというか、重いものとして考えすぎたと思う。
それが必然だったのか偶然だったのかは明日香に聞いてみたい。
132 名前: 投稿日:2002年12月15日(日)02時23分33秒
存在

特に情報を盛り込むことはなく、リアルだかアンリアルだかは判然としないのは
良かったと思う。行動の描写が中心で感情の描写がシンプルで、読者の想像の余
地を残しているのもいい。ただ、流星雨を見上げて手をつなぐだけで物語に起伏
はなく、圧倒的なはずの流星雨の描写も殆どなくて楽しむ箇所がなかったのは残
念。
133 名前: 投稿日:2002年12月15日(日)02時30分46秒
一人の部屋で

(モノマネ)と読み比べて誰なのかがようやくわかって、わかった自分が頭良くなった
気がして自分に感心していたのですが、他の方の感想を見ると、主人公=後藤と
判断できないほうがおかしいみたいで自分が恥ずかしいです。
小説としては壊れてますが、一人でバカな独り言をする間の表現といい、雨音の
激励といい、独特の雰囲気が面白かった。
134 名前: 投稿日:2002年12月15日(日)02時46分49秒
かたつむりの午後

アンリアル。CP。物語のなかで、殆ど互いに関心を持っていなかった二人が
互いを意識し――と、原因と結果が作品のなかにあるのが良。印象的な天気の
描写が、物語の起伏と連動していて効果を高めていて感心した。
展開とか結構強引だし、語り口は荒っぽいけど、それも味かと。
135 名前: 投稿日:2002年12月15日(日)02時55分26秒
冬の雨

ツリーが倒れたという日常的なミステリにきちんと解決編を用意した上で、終盤
にもうひとひねりして遠くへいく。加護の正体不明さが何とも言えない奇妙な不
気味さとリアリティ(ひとり大人になっていく辻にコンプレックスを抱く加護に
リアリティがあるのかどうかはさておき)がある。吉澤の石川への微妙な感情を
えぐったのも、昨今のTVでの吉澤の言動との相乗効果で面白い。
136 名前: 投稿日:2002年12月15日(日)03時03分50秒
安倍さん。

リアル。安倍のキャラクタには納得。吉澤には違和感。雨と飴を掛けただけじゃ
弱いと思ったのか、お天気飴なんてこじつけたのが、実に安倍らしく効果的。
作品の内容と絡めた最後の一行は、もう少し恋愛色を感じさせない表現のほうが
自分としては良かったかな。
137 名前: 投稿日:2002年12月15日(日)03時16分21秒
天がくれた

互いを思いやっているようで、自分のことしか思っておらず、自分の悲しみの
延長で共感したかのような後藤と飯田の関係を全面肯定で描写したことに違和
感。飯田の悩みと後藤の悩みが、話のなかで噛み合ってなかったような。
文章は良かった。雨のなかを泳ぐ魚の幻が見えた。綺麗だった。
138 名前: 投稿日:2002年12月15日(日)04時06分28秒
雨の時代

アンリアル。悲劇を予感させながら進む雨の事故の物語。オチが外してない上に
飯田の口を借りることで2重に落ちていて面白かった。過去の話も構成が絶妙で
臨場感タップリに楽しめた。
雨といえばバイクで事故ったり、目の前で人が跳ねられかけて車が道のど真ん中
で大回転したりとロクな思い出がなかったことを思い出しました。
139 名前: 投稿日:2002年12月15日(日)04時18分12秒
カーテンコール

アンリアルだが、歌を歌うモーニング娘。の話で、その意味ではリアルなのか。
歌を歌うことによる悲劇の物語で、なぜここまでして歌ったり聞いたりしない
といけないのか、など巨大な疑問がいくつも残る。が、説明なんて野暮は要ら
ないと思った(魔弾と読み比べてもそうだ)
すべてが壊れきる結末は迫力があり、短いなかにこれだけの緊張感を凝縮させ
れたのは素晴らしい。欠点は多いが、補ってあまりある迫力がある。

後藤がいない現在の娘。への暗喩を感じた。
140 名前:萌えR 投稿日:2002年12月15日(日)04時23分44秒
It is not raining.

完璧な萌え作品である。何せ小川が何も気付いてない! 小川ピンチ!
そこまでしているのに友情でしかないと思い込んでいる爽やかな小川に思わず
合掌。このまま数ヶ月もしなうちに拉致監禁される小川の姿が脳裏に浮かびま
した。そんなドロッとしたものを爽やかに描いてしまう作者に感服。
物語中の強引な部分は、実は…という伏線の仕込みというあたりにも作者の巧
みさが窺える。丁寧な仕事だ。

森板の小川さんの誕生日。を思い出しました。こちらも楽しかった。
141 名前:萌えR 投稿日:2002年12月15日(日)04時31分29秒
雨なんて…

ワンアイディア、1RES。軽快な作品だが、思い付いたことをそのままで投稿
するのではなく、落ち付いてもう少しネタを練ってから投稿して欲しかった。
読んでも何の驚きもなく新鮮さもなく(2番目に投稿された小さな反乱が、かな
り印象的にネタが際立つような工夫を重ねてることもあって見劣りすることは否
めないが、この作品の存在がなくとも加護=禿というオチは定番である)、楽し
めない。1レスという軽量作品では、余程のアイディアがないとただの手抜きに
見えて評価擦ることは難しい。
142 名前: 投稿日:2002年12月15日(日)04時52分47秒
ト長調の雨に

アンリアル。であるにも関わらず、小川の才能を絶賛する高橋、自分の才能を自分
でつぶす小川、という『娘。×つんく♂』などで見られる二人のリアルに重なって
とても面白く読めた。
地の文が饒舌すぎ、すでに指摘されてるとうに日本語の用語がめちゃめちゃで、カ
タめで厳格な雰囲気の文章をぶち壊しにしているが、才能と憧れをテーマにされちゃ
何とも言えません。雨を弾かせたのも、いい。

お節介ながら情熱のまま一気に書きあげたあとは辞書を片手に推敲するといいかも…
143 名前: 投稿日:2002年12月15日(日)05時13分52秒
雨のち晴れ

モーニング娘。にならずに普通に同棲生活している中澤が、TVで見る娘。を
意識しつつ現実を歩む話。序盤は読みにくいし、とってつけたような物語の結
論には……うーん。淡々と綴られる明るいんだけどもの哀しさの漂う独白が読
みにくいーこんなん中澤ちゃうわーつかOLになったら娘。になると普通思わん
やろーとか思いながら読みすすむうちに不思議に中澤への共感が芽生えていて
納得できないことはなかった。
起承転結とかなくて、モノローグだけで相手の男の顔もよく見えないのに…ウーム
144 名前: 投稿日:2002年12月15日(日)05時26分21秒
ウワサの真相

アンリアル。CPもの。いきなり恋してるまで話がすっ飛ばされて、その理由が
説明されても「あああなたそれは一時の気の迷いだから友情程度に思っておきな
さい」としか考えられませんでしたが、バッドでどうしたのかが気になった。そ
の興味で最後まで引っ張られた。その謎と、謎の作り出した画が、ちょっと面白
かった。
145 名前: 投稿日:2002年12月15日(日)05時37分08秒
「この雨は止みません」

リアルかと思いきや、アンリアル。警句と警句通りの情景で、オチがない。つーか
オチてない。娘。にする意味も薄いし吉澤の過去も物語中なんの意味ももってない。
吉澤の行動は雨が降る因果に関係なければ、雨を止ませることもできない。うーん…

タイトルになった言葉の響きが、作品を読み終わってみると無気味に感じた。
146 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月15日(日)10時03分42秒
45番 ウワサの真相
・アンリアル 小川 紺野
日本映画にありそうな青春コメディ。最後に描かれた『絵』を思い浮かべるとニヤリとしてしまう。
今回大人気の『おがこん』だが、この作品に関してはキャラがでているとは言い難く、
『いしよし』に変えても違和感無い。
書きたかったからと言われればそれまでだが、あえてこの組み合わせを使ってくる意味が欲しかった。
石川と吉澤を出してれば自然とカップルとしてみてもらえる『いしよし』と違い、
『おがこん』にはまだそこまでの力がない。そのため「好きだ」の言葉があまりにも唐突。
キャラを優先するなら、恋愛要素をなくして別の展開を用意したほうが良かったのでは。
雨は上手く使われていると思う。
147 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月15日(日)10時04分18秒
46 「この雨はやみません」
・アンリアル 吉澤 紺野
オチを廃した不条理なホラー……を目指したのだろうか。しかし残念ながら不発のようだ。
作者の狙いどころがどこか分からなく、読み終わった後に何も残らない。
分からないと言えば中途半端なアンリアルさ。この設定には何の意図があったのだろう。
芸能界をやめた吉澤の虚無感を出したかったなら、ラストは滅びゆく世界に対して「自分には関係ない」
と嘯いて欲しかった。それならば作品の雰囲気が生かせたと思うのだが。
雨の量は今回随一。
148 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月15日(日)15時23分34秒
47 台風の涙目
・リアル 吉澤
謎めいた会話が緊迫感を盛り上げる。
雨運転手の会話は分かるような分からないような観念的な会話。
あれで納得した吉澤は偉い。
雰囲気作りは良いし最後の終わり方も悪くない。
雨の使い方も非常に上手い。
でもどうも全体がぼやけた感じ。受け止め方が悪いのか?


どうも読み違えてる気がしたので感想の修正。

18番 よりみち
5、6レスは4レス目までの新垣が書いたと言う事なんだろうか。
つまり、紺野の言葉に感銘を受けて課題の小説を書いていたと。
だとしたら私的好感度が一気にアップ。
『一気に書き上げてしまうのはもったいないと思った』の表現がとてもよく感じた。
しかし、『ページとの一致(約100000件中1-20件目)』の部分は相変わらず不明。
よろしければ終わった後にでも解説求む。
……やっぱり一気に読むのは良くないな。
149 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月16日(月)00時22分30秒
48 てるてるぼうずに願いを
・アンリアル 安倍 辻
ありそうでなかなか見かけない、なちのの。
ほのぼのとした良い話だが、あまりに辻が幼い。
いくらなんでもこんな中学生はいないだろうとツッコミを入れてしまう。
アンリアルなのだから無理に実年齢にあわせる必要もなかったと思うのだが。
安倍があっさりてるてる坊主を作るのを放棄してしまうのもどうかと思う。
(キャラ的にはありそうではあるのだが)
結果、山場に欠けるため物足りないまま終わった感じ。
題材的には悪くないだけに惜しい。

49.再生
・リアル (福田) 市井
つまり福田が六期メンに応募することを決意する話か。
どうも語ってる内容と結末が結びつかないような。
ものすごく強い決意をしているのに、ある意味一番楽な道を選んでいるのでは。
また、最後まで主人公を明かさないのはもちろん狙いなのだろうが、
どうにも気になってストーリーに入り込めなかった。
雨の扱いも低い。
150 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月16日(月)00時24分51秒
50 クラスメイト
・アンリアル 小川 紺野
何かあったのかと勘ぐるほど今回多い「おがこん」。
完全に推測だが作者は若い方のように感じる。
全体的にやや背伸びをしているように思えた。
残念ながら内容と文章が上手くかみ合っていない。
〜た。〜た。「 」と言った。「 」と言った。
が続く書き方は作文調で興が醒める。
そして、すると、でのつなぎ方もやや不自然なところがあった。
しかし、優等生な少女の見せた最後の抵抗。
雨の中踊るシーンはとても印象的。
安易に死を選ぶ話は好きではないが、ラストのくだりは妙に切ない。
抽象的だが『若さ』と言うものがダイレクトに伝わってくる作品だった。
151 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月16日(月)00時27分32秒
51:雨になれ
・リアル 高橋 小川
妙に毒を吐く高橋が印象的。
小川をライバル視しているのか、恋愛感情があるのか、その複合なのか。
本当の気持ちを隠して笑顔を作る高橋。それを知るのは加護だけ?
雨は涙の象徴なのか。
何かいろいろ裏がありそうなのだが残念ながら自分には読み取ることができなかった。

52: 横恋慕
・リアル? 飯田
何となく予想はしていたが……やはりこうきたか。
あくまでも生真面目な文体で綴られるスラプスティックワールド。
こういうノリはかなりツボなのだが、ちょっと長過ぎ。
辻が再登場するあたりでまとめても良かったのでは。
極上カルビもさすがに食べ過ぎては胃にもたれる。
雨も別になくてもいい感じ。
152 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月16日(月)01時06分45秒
俺は再生おもしろかったよ。
一度止めたところに戻ろうとするなんてとてつもない勇気が要るんじゃないかな
グダグダ説明しないでデジカメという一言で決心を表してるのも良かった。
市井と福田という組み合わせも自ら卒業を選んだ同士だからわかる物があると思う。
あと市井が明日香ってちゃんと言ってたよ
雨の必要性はあまり感じなかったけど

感想の感想ぽくなっちゃった。
153 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月16日(月)01時19分10秒
53:メロン記念日の一番長い日
・リアル メロン記念日
メロンの主役は初?
それぞれのキャラはそれっぽく、対比も面白い。
なにより作者のメロン記念日への愛を感じる。
文章も軽妙で読みやすく、とても楽しかった。
しかしこれは雨ではなく雪だよなあ。

54:あなたの雨に包まれて。
・アンリアル 後藤 矢口
死を前にした病人と看護婦。
やり取りされる会話の内容は類型的だが悪くはない。
しかし矢口の気持ちもわかるが、ただ我を通そうとするだけでは共感は得にくい。
婦長の言葉も正論ではあるのだから、それを覆す主張が欲しかった。
後藤が雨を好きなのか嫌いなのかも曖昧。
主張がやや上滑りしている印象。
154 名前:ドライ・オイスター 投稿日:2002年12月16日(月)01時32分36秒
>>152
最後、ではなく最後の方、でしたね。最初、市井か後藤の話かと思ったんで。

55しりとり
・リアル 紺野
異様にテンションの高いコメディ。
流れを無視した怒涛の展開はナイトメアのよう。
しかし紺野以外のキャラはきちんとパターンを踏襲。
ちりばめられたネタも細かい。かなり好みの別れる作品だろう
あえて注文をつけるならラストのセリフ。紺野は「ん」で終わるべきでは?
155 名前: 投稿日:2002年12月16日(月)08時48分33秒
台風の涙目

面白かった。とくに序盤の伏線を消化した終わり方が好き。タクシー運転手との
会話はちょっと長すぎたと思う。途中で何が焦点だったのか、わけがわからなく
なった。あまり自然な会話の流れじゃなかったような感じと相成って、少しぼん
やりしてしまった。でも読みながら、終わるのがもったいない話だと思った。
156 名前: 投稿日:2002年12月16日(月)08時55分30秒
再生

シニカルな文章は好きだけど、ほとんどモノローグで終わるのはいかがなものかと。
最終結論の前までは納得の内容だけど、結論はちょっとイージーな気がした。
語り手の立ち位置はリアルなだけに、語り手以外(というか市井)が薄っぺらく見
えるのも、ちょっと。この設定で動きのある物語が読みたい気もする。
157 名前: 投稿日:2002年12月16日(月)09時03分15秒
てるてるぼうずに願いを

100個ぐらいにしておけば良かったのにね。なっちゃんの提案は、なんか却って
逆効果のような気がしました。前提(運動会で1位になりたい)と方法(てるて
る坊主を作る。姉の嘘だけど)と結果(姉はさぼったけど妹が頑張って1000個で
きました)が噛み合ってなくて変なかんじ。
158 名前: 投稿日:2002年12月16日(月)09時12分18秒
クラスメイト

淡々とした文章で綴られていたのが良かった。小川は雨を見るたびに紺野のことを
思い出すのかな… 盛りあがりには欠けるけど、冬休みが明けてからの描写は良か
った。
159 名前: 投稿日:2002年12月16日(月)09時19分06秒
雨になれ

途中がすっぽ抜けてる印象。突然終わって唖然とした。ちょっとよくわからない。
雨へのつながりも、多少強引。
160 名前: 投稿日:2002年12月16日(月)09時33分15秒
横恋慕

…ねらわれた学園(映画版)…い、いや、なんでもありません。なんでも…
飯田を取り合う吉澤vs辻ってのがあまり見なれないものでツボはいりました。
最後から2レス目、バタバタしすぎなような気がするような、これはこれで
良いような…
161 名前: 投稿日:2002年12月16日(月)09時44分06秒
メロン記念日の一番長い日

ライヴが始まるまでのドツボ感がおもしろかったー。ラストらへんはどうにも
面白くなかったのは自分がライヴにいったことないせいでしょうか。
これは、どこまで史実でしょうか? 
162 名前: 投稿日:2002年12月16日(月)13時32分26秒
あなたの雨に包まれて。

死期を間近にした後藤と看護婦矢口の話。予想通りに展開してったので、どうにも
こうにも。こういった定型パターンの話でも作者なりのリアルな訴えが感じられれ
ば面白く読めたのかもしれない。看護婦の言葉も、表面上の上滑りしていくものし
か感じられない。作者には、こう書けば、感動されると思われているようで、読者
としてはあまり気持ちがよくない。


しりとり

ハイテンションで楽しく読めたが、同じギャグが続くのはいかがなものかと。
163 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月16日(月)19時16分24秒
40.カーテンコール
これは凄い。こんな奇妙奇天烈なイメージを喚起する文章には、久しぶりにお目にかかった。
なんとも意味はよくわからないのだが、とにかくその言葉の促すイメージの突飛さに圧倒
される。「苛烈音波圧」だとか、「雨天歌唱装置」だとか、妙な語感の造語のセンスもさる
ことながら、何しろ娘。が糸巻き人形という設定に、ともかく娘。のなんたるかをピタリと
言い当てているような説得力があり、短くてオチもなさそうな構成の割に、圧倒的な映像の
迫力と微妙な哀感とにより、不思議な読後感をかもし出している。うーん、なんだかよく
わからないけど、凄いものを見てしまった。そんな印象。
164 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月16日(月)19時16分47秒
11. The snow letter in a bottle
1レス目を読んで甘そうな雰囲気に身構えたが、読み進めるに連れて、意外と(失礼)
動きのある展開に引き込まれた。雪の日の海岸という、なかなか絵になる情景が静かな
筆致で描かれていて良い。冬の海は(特に日本海)荒れていて、とても海岸線に近寄れる
ものではない、などと野暮なことは言うまい。偶然、想い人が現れる都合の良い展開も
ここでは、むしろ必然性さえ感じられるほど自然なのだ。そして最期に明らかになる
心温まる真実。そのラストが活きるのも、すべては、「思いを綴ったラブレターを勇気が
なくて渡せずにポケットの中に入れたまま…」この一文があるからだろう。誰もが一度は
経験する、甘く切ない思い出。うーむ。青春だなー…この「わかる、わかる」感があればこそ、
後半で思いが通じたときの登場人物の喜びに共感できるというものだ。過ぎし日を振り返る
中年男性(女性)の切ない思春期への憧憬が心に染みる温かい作品。
165 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月16日(月)19時17分06秒
34.五光
コンパクトながら、5期メンと先輩保田の心の交流を描いた心温まる作品。
花札の役にかこつけて、強引に水をぶっかけてしまう傍若無人な先輩が保田以外では
あり得ない、というほど、ここでの保田のハードボイルドっぷりは板についている。
アメリカ人なら、ここで一言いいたくなるところだろう。ヤッスー・ザ・クール!!
ひょっとして、この水攻めは作者によるひょーきん族の懺悔へのオマージュではないか?
などといらぬ詮索をするのは野暮というものだ。
これほど爽やかに娘。の友情を肯定し、人間愛に希望をもてる作者が、世の辛酸を
嘗め尽くしたナイスミドルであろう、などと考えること自体、筋違いもはなはだしい。
保田のうちに人格者を見る素直さに、若人特有の正義感が見て取れるではないか。
ともかく、一見してなんのことかわからないタイトルの謎が最期に「雨」が加わることで、
見事に解消されるこのカタルシス。ここにある種、短編の理想を見た、と言ったら、
言い過ぎだろうか。
ただ、これだけは言っておきたい。この括弧の使い方は「「「いただけない!!」」」
166 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月16日(月)19時17分32秒
13.雨は何も知らない
簡潔な文章を重ねていくことでテンポよく読ませ、引き込まれる。紺野が謎の失踪を遂げる
ことで次の小川が遭遇する恐怖感が増幅する。この辺の効果は巧い。ただ、謎を提示した
段階で終わってしまったような、尻すぼみ感、というか、肝心なところでお預けを食らった
というか、食い足りない感覚は残った。まー、ただ、謎は謎として残されたままの方が、
余韻が残る、というかなんともいえない読後感でいい、という人もいるかもしれないが。
個人的には実力ある作者と見たので、何か魅力的な解決をしてくれていたら、という期待を
抱かずにはいられないのだが。
167 名前:名無し募集中。。。 投稿日:2002年12月16日(月)21時14分06秒
雨になれ

高橋の小川への淡く切ない想い。埋まらない距離感に対する焦燥と絶望。
高橋がなりたい自分、目指す自分は決して小川に好かれることは無いだろう。
それを判っているがゆえの雨=高橋のやりきれない心。

一応伝わるものはあるが、少し煮詰め足りないような読後感だった。もっと
高橋の切なさを盛り上げる工夫ができたと思う。

しかし、弁当に刺身って。。。
168 名前:名無し 投稿日:2002年12月16日(月)22時14分39秒
51:雨になれ

ラストへの展開が物足りないと感じる反面、
この方が高橋の小川に対する想いを
読み手に色々考えさせることが出来るようにも感じた。
淡々としているが、高橋の複雑な想いは表現できているように思う。
169 名前:コメディおじさん 投稿日:2002年12月16日(月)22時46分37秒
55 しりとり

ツボにはまった!
170 名前:近視小僧 投稿日:2002年12月16日(月)23時04分10秒
スレ違いだったらすみません。
ブラウザ環境の俺にしてみたら、かなり読みにくい作品が多い。
セリフと散文の間に一行だけ空間を入れてもらうと、かなり読みやすくなるみたい。
さらに、文章の右端を揃えるのも、見た感じはきれいだが、読みにくいんですわ。
句読点くらいで区切ってくれると、かなり読みやすくなるんですよ。
今回も多くの作家さんが集まったけど、参考にしてみてはいかがでしょうか。
171 名前:消防名無しの感想文・小紺編 投稿日:2002年12月17日(火)00時01分57秒
4.ダイヤモンドレイン

子供にも大人にもなりきれない根暗思春期紺野。
クラスのみんなから好かれるムードメーカ的存在の小川。
紺野が小川に惹かれるように、
実は小川も何らかの理由で紺野に惹かれていたのでしょうか。
正反対の者同士って喋るきっかけとか掴めなかったりするから、
席が近くになったことで小川も一方的にしろ、紺野とよく喋れるようになった。

自分はその解釈から、
遊ぶ約束を取り付けるまでの性急さをあまり違和感なく受け取りました。
どちらかというとそれが逆に、小川の紺野に対する興味の大きさに感じられたかな。


5.雨に消えた少女

間抜けな紺野に笑えました。しかもリアルで実際やりそうな気がしなくもない。
しかし、ディスプレイに表示される見たこともない番号(小川)って…。
スタジオの電話を借りたんだね、きっと。うん。そうに違いない。
172 名前:消防名無しの感想文・小紺編 投稿日:2002年12月17日(火)00時03分14秒
12.天体観測

BUNP OF CHICKENの曲か。
すでに物語性を持ってる歌詞を元ネタにしたのはどうだろう。
曲に振り回されてて、結局作者の書きたかったことが
読者に伝わってない気がしたかな。


13.雨は何も知らない

これは怖かった。結構怖がりな自分は画面前で震えてしまいますた。


33.存在

テーマの雨としては弱い気もするが、綺麗な使い方だと思います。
確かに流星雨ネタは天体観測でもうすでに出てるけど、
オリジナル性がある分、こっちのほうが良いかもしれない。
173 名前:消防名無しの感想文・小紺編 投稿日:2002年12月17日(火)00時03分51秒
41.It is not raining.

どっかで、作者は狛犬さんだとか、
森板でモテまこ書いてる人だとか見かけますた。
カミングアウトがとてもとても楽しみです。

しかしこの小川、本当に危ないなw


45.ウワサの真相

交通事故にあってるというのに、
軽く笑いを混ぜてる文章が良い感じです。
自分の身体に戻るよりも告白を優先させる小川も素敵。
どうやって思いを伝えるのかその場面になるまでわかりませんでしたが、なるほど。
どんな言葉を書いたのか最後までわからない作りも、
気になって気になって、どんどん読めてしまいました。
どーでもいいですが、舌打ちする紺野さん、好きです。
174 名前:消防名無しの感想文・小紺編 投稿日:2002年12月17日(火)00時04分26秒
50.クラスメイト

泣いてしまいました。
紺野が何を考え、どうしてその結果を選んでしまったのか。
小川は雨が降るたびに紺野のこと思い出すんだろうなぁ。
泣ける話を書くには、誰か殺せば大体OKだとか
すごい腐った考えしてた自分ですが、シナリオで泣けるなんて凄いなぁと、
小学生並みにただ感服いたしました。


何だか作品によって感想が異様に短かったり長かったりしてるな(汗
感想書きに慣れてないんで、上手く書けなかった部分が多いです。
的外れなことばっか書いてるかもしれません、すみませんでした。
175 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月17日(火)00時42分14秒
一応注意しておくとここはsage進行です。sage欄にチェックを入れて投稿してください。
176 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月17日(火)19時14分46秒
6. 中澤組四代目 〜残侠伝
いろいろなところで話題になっていた文太もの。とにかく、おもしろい。任侠ものがこれほど、
中澤のキャラクタとしっくりくるとは思ってなかったが、考えてみれば、きっつい言葉や外見の
割に涙脆く、義侠心に富んだところなどは、こういう役どころにうってつけ。たまたま文太が
狩短編などで話題になっていた時期だけに、その流れから連想したものと見受けるが、そうした
話題性を抜きにしても、これは物語として十二分におもしろい。任侠ものの常道である、
オールドやくざが新興やくざの無法ぶりを見るに見かねて最後に正義の怒りを爆発、という
ストーリーが展開。もはや型ともいうべき展開を踏襲しているのだが、そうしたお約束の流れを
ディテールにこだわりつつ、きちんと体現しているのは見事。短文中心にリズムよく流れる文章
も趣向がある。
177 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月17日(火)19時15分29秒
6. 中澤組四代目 〜残侠伝(続き)
特に引き込まれたのは、文太と娘。たちとの心の交流である。辻加護とのほのぼの
とした会話、矢口との掛け合い。眦を下げっぱなしの文太の映像が浮かんでくるようだ。
娘。小説では定番化した感のある、つんくの悪役っぷりも、堂に入っており、勧善懲悪もの
で力量が問われる悪役の悪役らしさ、悪役への負の感情移入を容易にしている。つんくが
悪ければ悪いほど、文太の最期に涙が止まらないというものだ。
まるで、よくできた伝統芸能のように、決められたパターンを踏襲しつつ、それでも読者を
作品世界に引き込んで、かつ泣かせる手腕はたいしたものだ。
ただ、ひとつ気になったのは、同じ話者のせりふが続いているにも関わらず、括弧で区切られて
いるため、話者が転換したように見えて混乱を招いた点。文脈から判断はできるものの、
同じ括弧内で改行した方が読みやすかったように思う。それにしても、文太でこれだけ
おもしろいものが書けるのなら、テーマは文太でもよかったかもしれないね。
178 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月17日(火)19時15分50秒
15.雨のち笑顔
1レス目からなにやら不穏な空気が…と思いつつ読み進めると、案の定、いやげな雰囲気。
しまったあ、これがカップリング地獄というやつですかあ…… 気づいた時にはもう遅い。
いきなりのあいぼんの強烈パンチ。なにしろ「魚魚魚〜!!!」ですぜ、だんなー。
うひー、おじさんにはきょーれつ過ぎるー。いや、しかしだ。しかしですよ。
どうにも芳しいものを感じませんか。どーにも明るい能天気なこの文体。こんな文章、野郎に
書けますか?えっ?書けないでしょう。これはきっと、うら若き女子中学生が、「えへっ(ハート)
などと言いながら描いてるに違いないのです。どーですか、お客さん?そう思えばなんだか、
ほほえましいものを感じませんか?えっ、どーです。例えば、いつも通学時にすれ違う、可愛い
清楚な雰囲気のあの子がこんなのを書いてると想像してごらんなさい。むひー、おじさん、もー
たまらんですよー。いや間違っても、いい年したおやぢが、「かいーな、ちくしょおっ!」などと
ふぐりをボリボリ掻きながらこれを書いてるなんて想像しちゃあいかんです。いかんですよ!
179 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月17日(火)19時16分12秒
18.よりみち
なんだろう。不思議な読後感の作品だ。というよりは、わからなかったというのが正直なところ。
最期の段で、すべては新垣の創作文の中での出来事だったことが明らかになるが、問題は例の
個所。『ページとの一致(約100000件中1-20件目)』これはなんだろう?ぐーぐるなんかの
サーチエンジンで結果を表示させたらしいことはわかるが、それが一体何を意味するのか。
どうにも不合理な謎を残されて座りが悪いというか。自分の理解力がないだけなのだろうけど、
もう少し、わかるように書いてくれればありがたかったのだが。
180 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月17日(火)19時25分52秒
12.天体観測
BUMPのヒット曲と同じタイトルだなー、とは思っていたが、読んでみてここまで忠実に歌詞の
世界を再現しているとは知らなかった。ただ、よくある、アーティストのファンサイトなどで
血迷ったヲタが歌詞にもとづいた妄想文をアップしたものに比べれば、よほどよく出来てるとは
思う。なんと言ってもおがこんだしねー。この作者のBUMPの歌詞に感動した余りの勢い
というか、この歌が好きなんだ、という気持ちが文章に滲み出ていて、好感が持てる。
許せないのは、元ネタに対し、敬意も愛情も感じられないような剽窃だが、この作品はまったく
OKだろう。
問題があるとすれば、有名過ぎる曲だったということで、どうせなら「リトルブレイバー」か
何か…いや、いっそのこと「K」で、そうだ、梶井の「Kの昇天」になぞらえて「圭の昇天」
なんてどーだ!むひー、梶井かと思わせて、実はBUMPの泣きの世界ですぜー、だんなー。
おまけに保田で昇天、もとい保田が昇天ですぜー。いやー、参ったなー、人前で、こんな必殺技、
教えちゃったよ、どーしよー。ま、いっか。
181 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月17日(火)19時26分08秒
12.天体観測(続き)
さてさて、まじめな話、不思議なのは、かなり文章なんか巧い人らしいのに、なぜ、人の世界観
に依存しなければならなかったのか、という点。拙い文章であれば、そうせざるを得なかった
事情もわかろうというものだが、これだけ書けるならなぜ自分の作品を、と思わずにはいられない。
ともかく心配なのは、邦楽板でも痛さではキリンジヲタと双璧と言われるBUMPヲタだけでなく、
キモさでは他者の追随を許さないモーヲタという二重苦を背負って生きなければならないこの
青年の前途である。っていうか、俺じゃん!それ!うひー。
182 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月17日(火)20時56分52秒
1.恋想

いしよしの恋のお話。
吉澤が石川にひかれていく感じが切なくてよく書かれていた。
短いストーリーの中でもちゃんとした世界観はできてたと思う。
雨の使い方は自然の流れ、という感じだった為、あまり必然性は感じられなかった。
雨は偶然降ってきた、という感じがする。


2.小さな反乱

加護一人称のお笑い。
取り合えず笑わせてもらった。
いろんなとこに小ネタがあったし、ラストもどこまで引っ張るかというぐらいオチがあった。
雨というより水だが、一応外では雨が降ってたみたいだし、雨の必然性は充分ある。
加護と矢口両方の弱い水ネタを持ってきたのは面白かった。
183 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月17日(火)21時23分10秒
3.rainfall

なかよし雨女のお話。
吉澤の誕生日になぜ必ずしも雨が降るのだろうという突っ込みは置いといて(雨女だから?)
取り合えず、吉澤が雨を嫌っていたという事は痛いほど分かった。
この作品は雨が必然。雨がメインテーマとして動いている。
最後の中澤の台詞も心にぐっときた。ただ少し盛り上がりに欠けた気がする。
どこかもうちょっと二人の想いが書かれていれば尚いいなと思った。


4.ダイヤモンドレイン

おがこんのSecret Baseを思い浮かべるお話。
短編という感じはしなく、結構長く感じただけに、世界に引き込まれた。
紺野の寂しさがにじみ出てたと思う。
いろいろなところで表現の使い方がきれかった。
ただ雨は、作品の中でふり続けていたというだけにしか感じられない。
小川が風邪をひくには必要だったかもしれないが、メインには使われていないのが惜しかった。
184 名前:消防名無しの感想文・高紺&小高編 投稿日:2002年12月18日(水)00時29分09秒
7 霧雨ワルツ・小高

騙されやすい小川と、したり顔の高橋たちが目に浮かぶようです。
1レスという短編の中でも非常に短い話ですが、
その中にこれだけの情景、2人の関係を映し出す文章。見習いたい。


11 The snow letter in a bottle・高紺

自分は小紺が好きですが、もちろん高紺だってOKです。感想行きます。

テーマ雨に対して、この話は雪を使ってますね。人によっては
これって雪じゃん!雨じゃないじゃん!とかいう人もいるようですが、
自分的にはこれもありだと思います。
高紺はリアルじゃ仲悪いとか言う話も聞きますが、
甘える高橋に母性本能をくすぐられてしまう紺野。良いです。素敵です。
185 名前:消防名無しの感想文・高紺&小高編 投稿日:2002年12月18日(水)00時30分20秒
43 ト長調の雨に・小高

告別コンサートに驚きました。
最初高橋の置かれている状況もいまいち掴めなかったので、ある意味引き込まれます。
テーマの使い方は好きです。雨の歌というそのものずばりの曲を弾かせるとは。
しかし表現の仕方が何というか、ボキャブラリーが少ない自分は、
ちょっと理解できない部分があったのが少し残念です。
辞書片手にもう一度読み返すため、頑張ります。
186 名前:消防名無しの感想文・高紺&小高編 投稿日:2002年12月18日(水)00時31分50秒
51 雨になれ・小高?

毒舌というか、高橋が黒くて何とも言えません。嫌いでは無いです。
バトロワ見たことないので桐山とか言われてもわからなかったりするんですが、
前後の文章などを見る限り、良いキャラクターというわけではないようで。

好きだから近づきたいという感じなのかな。
でも自分とは全然違う小川だから、どんどん離れていってしまう。
もしここで小川が、軽蔑されるかもしれないと思っていた高橋と同じ答えを
返したならどうなってたんでしょう。高橋は、小川麻琴になれたんでしょうか。

結局自分と小川は全然違っていて、そのことに徐々に気づいていく高橋は、
泣くことすらいつの間にか我慢してしまっている。
雨になれ!というのは、よくありがちな展開で考えると、
雨が降れば泣いていても誰もわからないみたいな意味なのでは、
と、少し頭使ってみました。


相変わらず感想でない感想になってて、すみません。
今度はもう少しちゃんと書けるように勉強してきます。
187 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月18日(水)17時14分21秒
5.雨に消えた少女

紺野主人公のホラーなお話。
オチが優しかったものの、途中まではとても恐かった。
紺野が感じてる恐怖が一緒に体験できた感じがする。
雨が中心というよりビデオが中心にストーリーは進んでいったが、雨は恐怖を溢れ出すいい演出になったと思う。
個人的にはハッピーエンド(?)なラストじゃなくて、例えば本当に紺野が消えるなどもうひと捻りほしかった。
それと小川は仕事場の電話を使って紺野に電話をしたのだろうか?
小川の携帯番号が見慣れない番号だというのには少ししっくりこない。


6.中澤組四代目 〜残侠伝

文太と中澤のお話。
短編というにはとても長かったがそれなりに深かった。
まさかこんな形で菅原文太が現れるとは思わなかったが、上手い具合に娘。とも関連させられてたと思う。
だがやはりテーマの雨はとってつけたような感じがした。
寺田光男には密かに笑ってしまった。いい味出してたと思う。
188 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月18日(水)17時36分11秒
1.恋想
恋愛モノにしては、成染めから最期に結ばれるまでの主人公の悩みや内部での葛藤が
描かれており…と書いたところで、ハタと気づいた。いや恋愛モノだからこそ、その辺りの
心情の動きを克明に描かなければ、物語として成立しない。ただ、ウジウジ悩む内気なキャラ
という類型か、あるいは、ひたすらその主軸となるカップルがいちゃいちゃするだけ、という
愚にもつかぬ駄文に堕してしまうことに気づいた。すぐれた小説に出会うと、そうした偏見の
持つ危うさに気づかされるが、この作品なども、そうした好例のひとつとしてあげたくなる。
ストーリーに力点を置いた視点からすると、どうしても恋愛モノの場合(特に短編の場合)、
驚くような展開とかスピード感溢れる緊張の連続、といった「つかみ」としての特色を出し難い
ので、どうしても過小評価されがちだ(最近の飼育ではそうでもないようだが。)
189 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月18日(水)17時36分23秒
7.霧雨ワルツ

たかおがの1レスなお話。
題名の通り、雨がワルツを踊ってるよう事を想像できる話。
取り合えずテーマの雨が綺麗に表現されていたと思う。
1レスだが、ちゃんと続きを考えさせられるような終わり方で、作者さんの上手さを感じた。


8.お天気雨

辻一人称のかわいいお話。
狐の嫁入りはくると思っていたが、それを本物(?)の狐と関連させて上手く作っていたと思う。
辻のキャラもしっくりと当てはまっていて違和感は感じなかった。
なんとなく不思議な感覚にさせてくれたが、平和な雰囲気が漂っており、ほのぼのとしていた。
雨の使い方は上手いと思う。個人的な意見としては、最後本当に辻が神様の世界に行ってほしかった。


9.雨乞い

やぐちゅー(?)で時代物っぽいお話。
雨を使う、でなく雨が必要、という点でテーマを活かしたのは良かったと思う。
いわゆるちょっとお約束の生贄を使うために昔の話にしたのだろうが、北条氏の話はあまりよく分からなかった。
飯田さんのキャラが合いすぎてて恐かった。
個人的な意見としては、最後はハッピーエンドでなく、本当に矢口、または辻が死んで天気が回復するという方が良かった。
190 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月18日(水)17時36分37秒
1.恋想(続き)
だが、例えばこの作品での吉澤の心情の動き、石川に惹かれていくことに気づいていく過程、
そして憑かれたように石川に会おうと衝動的に雨の中を走り出す心の高揚。そうした展開が
唐突でなく、ひとつひとつが丁寧に描かれた結果として結ばれるラストに、単なる甘い話では
終わらせない何かをもたらしているように思う。できれば、最期、とってつけたように置かれた
石川の内面の葛藤や、人に好かれないと思い込んでいた背景が、もっと丁寧に描かれていれば、
さらに感動は深まったように思えるが、これはさすがに行数を割かないと難しいのかもしれない。
191 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月18日(水)17時37分03秒
2.小さな反乱
これはまたかなり芸の細かい、完成度の高い仕事だ。ネタ書きの職人さんがふらっと、こういう
小説形式でネタを書くと、驚くほど素晴らしいものを書くことがあるが、この作品にもそうした
ネタスピリットをビシビシと感じる。随所にちりばめられた小ネタのキレもさることながら、
小説の形式を手玉に取った、騙しの手法などは、既に手垢のついた手法として、よく見慣れている
はずなのになぜか新鮮に感じてしまう。最期、終わったと見せかけて、それが虚構であると覆す
手法。どちらかというと、ミステリーなどでよく見る手法なだけに、ネタでこれをやられたことの
驚きが、新鮮に感じられたのかもしれない。それにしても、加護の禿げネタはもう、笑いを通り
越して、悲哀さえ感じさせる。そして、矢口のスッピンは…これはある意味、一番のタブーかも
しれない。そう考えると、一見、ネタテイストを装いながら、実は、メディアでは窺い知れない
ハロプロ内部の闇を白日の下に晒し出した意欲的な問題作なのかもしれない。うーむ、深い。
192 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月18日(水)17時37分20秒
3.rainfall
珍しい中澤と吉澤モノ。吉澤のせりふ回しになんとなくリアリテイを感じる。ただ、特定の日に
いつも雨が降る、という現象は統計的に見て充分、あり得そうな話に思えるが、それを思い悩む
吉澤、という設定には、やや浮世離れしたものを感じた。これは、当然、ラストで中澤に、吉澤
を嫌っての雨ではなく、「うれし泣き」なのだと言わせるための人為的な障害なのだろうが、
それを言いたいがために、誕生日が常に雨であることを思い悩む吉澤、というややリアリテイに
欠けるイメージで、文章全体の印象を散漫なものにしてしまっているのは残念だ。
193 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月18日(水)17時37分41秒
8.お天気雨
これはまた、昔話をうまく取り入れてほのぼのとした情景をうまく描いた作品だ。
辻の一人称が丁寧語であることと、加護や飯田との掛け合いに作者の優しい人柄が
投影されており、好感が持てる。辻の食いしん坊なところと随所に出てくるキーワードである
「おいなりさん」の親和性も良い。ただ、「狐の嫁入り」自体をストーリーの山に持ってきた
点は、やや物足りない。「お天気雨」=「狐の嫁入り」とタイトルを見た途端に、大多数の
読者が連想することは、当然想定されることであり、短編では、往々にしてそれを裏切る
展開が求められることからすると、少し安易に置き過ぎたかもしれない。
194 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月18日(水)17時37分58秒
9.雨乞い
これは意欲作だ。歴史モノに真っ向勝負したその姿勢には敬意を表したい。ただし、
細かい点では、いろいろと注文をつけたいところが残る。まず、小田原北条氏治下の
関東地方という設定であるならば、極力、外来語の使用は避けるべきだ。水戸黄門などで、
歩いている道に車の轍がある、というだけで苦情の電話をTBSにかける時代劇ヲタに
かかったら、ひとたまりもないだろう。これらの表現をあげつらわれ、生まれてきたことを
後悔するくらいの厳しさで時代劇精神を叩き込まれることも覚悟しなければならない。
ネタに徹しているのなら(例えば、ドリフのバカ殿とか)あまり気にもしないのだが、
この場合、「エルニーニョ」とか、「トランス」という言葉は余りにも安易に使われすぎている。
話の展開に起伏があり、時代考証以外の登場人物の設定などに、工夫された痕跡か見受けられる
だけに、余計にこのような表現のバラつきはもったいない。ただ、そうした、残念な点を差し
引いても、そして、文章がやや荒削りである点を考慮しても、よく寝られたストーリー展開は
充分、魅力的だ。この人の他の作品を読んでみたい。
195 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月18日(水)18時05分32秒
10.雨降り

市井の非現実的な悲しいお話。
タイトルだけだと単純な感じがしたのだが、中身を読んでみて衝撃を受けた。
雨、悲しい、涙というのを上手く組み合わせ、それを幻想的に作り上げている作品。
短いのに容易に感情移入できるし、テーマの雨が中心になって話が動いている。
やっぱり市井を助けるのは後藤なのかな、と思った。とてもしっくりきたけど。


11.The snow letter in a bottle

たかこんの甘甘な思い出話。
タイトルを訳すと「ボトルの中にあった雪の手紙」といったところか。
これは雨というより海といった感じだが、高橋がずっと手紙は雨で濡れていたと思ってたのが上手くフォローした。
あるストーリーを話すといって真実の昔話につなげていったのは上手かったと思う。
しかし、紺野の膝の上で甘える高橋は少し違和感があったので、せめて訛りの入った台詞を言ってほしかった。
196 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月18日(水)18時13分37秒
中澤組四代目 〜残侠伝

テーマ無視とか言われてるけど、むしろテーマを丁寧に扱っている印象を受けた。
ストーリーの都合で雨を降らせて、それを利用するだけじゃなくて、
どうして雨が降る必要があるのかを、安易に片づけず、小説全体で説明しようとしてるように見えた。

過剰なくらい背景や設定の書き込む中で、頑なに見えるほどに雨の説明を避けて、あくまで間接的に雨の意味を語らせようとする狙いと心意気も買いたい。
雪を見れてはいけない(=雨が降っていなくてはならない)点は十分理解できた。
直接の説明をせずに雨を処理して、そこに嘘としての雨という工夫も生きていた点は、テーマ雨の作品として素直に凄いと思った。

ただ、中澤の最後のセリフをもっと咀嚼するなりして文太と中澤の立場の違いを明確にするなり、「中澤組」と「中澤一家」の対比を強調するなりしたら、
暗示的な表現でも雨の印象や、雨が象徴している意味の厚みなんかがもっと理解しやすくなった気がする。
197 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月18日(水)18時14分20秒
中澤組四代目 〜残侠伝(つづき)

でもなんと言うか、話題性のある文太を使ってわざわざベタな任侠物のストーリーに仕上げるあたりも含めて、
自覚的に雨の印象を目立たないようにしてるんじゃないかというような気もして、
テーマとして扱うこと=印象が強いことではない、という無言のプレッシャーすら感じた。感想書いてて怖かったりして…
でもそんな意固地な雰囲気も、この作品に限っては文太っぽい感じすらして、鼻につくと言うよりかえって好印象でした。

何だか口幅ったいこと書いてますが、そう言うの全部を抜きにしてシンプルに面白かった。
そこが一番凄いとこだと思った。「あいぼん」の四文字だけで、これだけ笑ったのは初めてかもしれない。

あと、もしこれ菅原文太(本人)が作者だったら完璧だな、とか思いました。
198 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月18日(水)18時19分32秒
12.天体観測

おがこんのBUMPなお話。
題名の歌、そのままの内容といった感じだが、情景の書き方などきれかった。
雨を流れ星に例えたのには意表をつかれた。
「天体観測」の歌詞の世界が上手く描かれていたのだが、もう少し独自的なストーリーがほしかった。
それと私だけなのかもしれないんですが、この小説を読む限りではおがこんという事が分かりませんでした。
他の感想書きさんの感想を読んではじめておがこんだと知った。


13.雨は何も知らない

紺野と小川の恐怖のホラー。
雨というより水溜りだが、ハッピーエンドじゃないオチにはぞくぞくとさせられるものがあった。
個人的にはこういうオチが物凄く好きであり、つぼにはまった。
雨は何も知らないという事から逆に、雨は何も関連していないとも取れるが、作者さんがそこまで考慮していたのかは不明。


14.五光

5期メンの花札なお話。
花札は知らないが、雨を水と例えて保田さんの優しさが伝わってきた感じのする作品。
5期メンの仲たがいに水を加えて仲良くさせるという発想は面白かったと思う。
雨で花札を思い浮かべた作者さんは凄いと思う。
199 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月19日(木)16時01分21秒
雨のち晴れ

うーん。微妙な話だな。
中澤姐さんが娘。になっていない世界の話だよね。
読んだ印象は、妙に姐さんが男に都合のいい女になっているような気がしたよ。
無職でも喧嘩しても、あなたがいてくれればいい。みたいな。

あんたと中澤姐さんの2人しか出てこないところも
娘。小説としての評価が分かれる部分だと思うよ。
俺×娘系の話は敬遠される傾向にあるみたいだし。

だだ、自分的には『人生いろいろ。雨の日も晴れの日もあるさ。』みたいな
ポジティブなメッセージが最後に伝わったのは好感を持ったし、大阪弁の一人称は結構新鮮かも。嫌いな話ではないよ。

ウワサの真相

人には見えない幽霊?なのにバットが持てるかという素朴な疑問が。
それなら、めんどくさい事しなくても、紙と鉛筆で、
紺野とコミュニケーション取れたんじゃないの?
小川が紺野に恋愛感情を持つのも、なんか唐突だし、
紺野も小川が好きだったと伝えるラストもなぁ。とってつけたみたいだし。
2日も意識不明なのに軽傷というのも何だか。

きついことばかり書いたけど、明るい作風はいいと思ったよ。

200 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月19日(木)22時38分32秒
30.たまゆら
冒頭の登山部分の情景描写が印象的。登山の理由については、後々明らかになっていくが、
どうにも、自分の中でこの作品の印象が散漫になってしまっている。
冒頭のイメージを引き摺って、加護辻紺野の心情の動きを中心に展開するシリアスなドラマと
思いきや、確かに、話の主軸はその方向に向って進んでいくのだが、途中で明らかになるこの
作品の背景は、いかにも唐突。ネタとして非常におもしろい設定であり、それはそれで別の
語り口があれば、魅力的だったと思うのだが、後半に向けて紺野の視点で語られる過去と現在の
流れにおいて、ポヨンだのピクンだのは、はっきりいって不要である。いや、俺のピクン度が
低いから怒ってるとか、そういうわけではない。断じてない。
おっぱいにこだわる描写の分、紺野が消えてしまった背景の核となる、飯田らしき「あの人」
との関係について、もう少し、有機的な関連性を持たせてほしかったように思う。方向性に一貫
性がないため、やたらと星や光の描写だけが印象に残り、ストーリーの流れが素直に頭に入って
こない。力のある作者だけにそこが残念だ。
201 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月19日(木)22時38分56秒
38.天がくれた
飯田は電波だが、後藤は何だろう?この作品での後藤の役回りがよくわからない。
いきなり出現して、飯田の悩みを聞いてやるという。だが、途中から激昂して、
自らの過去を語り出し、挙句の果てに「ゴトーはね」と馴れ馴れしく呼びかける。
そして、いきなり後藤に惹かれてしまう飯田。テンポよく流れ、臨場感溢れる文章に紛れて
巧妙に隠されてはいるが、この作品主軸を貫く骨子は、こう並べてみるとかなりトンデモである。
だが、雨が止むと干しあがって死んでしまうという姉の逸話や、やはり、後藤自身も雨が止む
に連れて消えてしまうなどの最期の部分により、むしろ話の奥行きは深まっていく。
惜しむらくは、干からびる前に海に帰って(なのか?)しまった後藤の往生際の悪さであろう。
姉の凄絶な死に向う立ち居振る舞いの見事さが鮮烈に印象づけられたあとだけに、臨場感溢れる
干からびゆく後藤の描写が見られなかったのは、返す返すも残念だ。
202 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月19日(木)22時39分18秒
17. 銀色の雨が降る真夜中に
短い文節で畳み掛けるような文章が独特なリズムを生み出す。凄惨な内容なのにそう感じさせ
ない表現力はたいしたものだ。双子のいしよし。実の妹である石川に恋焦がれる吉澤(と書くと
おかしいか。)現実離れした設定であるにも関わらず、引き込まれるのは、歌詞のような、
リズムに酔わされているのか。まんまと作者の術中に嵌っているような気がする。吉澤が石川
に殺意を抱く契機となる、情事の発見の場面。ここの提示の仕方もうまい。ストレートに男が
被さっていた、と表現せずに、足が重い→辞書が重い→すべてが重い→男が重いと持っていく
この手法。実に鮮やかだ。最期の部分、吉澤の狂気が見せる、銀色の鮮やかな映像が血の飛び
散る凄惨であるはずの場面を幻想的と呼びたくなるほどに印象的なものとしている。
短くまとめている点にも好感が持てる実力者による佳品。
203 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月19日(木)22時39分39秒
19.アメ後
なんだろう。オチのない、ある種甘々な話なのだけれど、妙におもしろかった。台詞回しが
よくできていて、虚構の中のリアリティというか、映像と音声が浮かんでくるようだ。
特に石川の迷惑っぷりが、実にほのぼのと描かれていてよい。ただ、最期に吉澤が勇気を出して
告白した、というのは、愛の告白ではないよね?そこはちょっと引っかかった。ただ、そうでないとすると、あっさり終わりすぎのような気もするし。もう少し、恋の予感、というか、
これからの展開を期待させるような、仕掛けを施してくれていたら、誤って、萌えまくりの
いしよしヲタになっていたかもー。あー、危なかった。
204 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月19日(木)22時39分59秒
20.明日、天気に
ある日突然、後藤の前に現れた謎の妖怪…というドタバタ喜劇を予想させる序盤から、徐々に、
死んだ加護の思い出を引き摺るが故の雨嫌いが明らかになり、そして、妖怪の正体は実は…
となかなかよく出来たストーリーで、カップリングっぽい雰囲気の割によく練られていると
感心した。ただ、関西弁をしゃべらせると、さすがに加護であることがすぐにバレてしまう
から避けたのだろうが、それにしてもどこかで、加護であることをほのめかすような伏線が
あってもよかったのではないかと思う。雨ふらしの正体が明らかになるところで、驚いたのは
確かなのだが、同時にやや、唐突に感じたのもまた事実だ。
それにしても、かごまって、CPの類型の中ではどんな位置につけてるんだろう。実在の本人達が
仲良さそう、という点では、いしよしなどよりよほどリアルではあるが。後藤より年下の女の子
が、加護の姿に自分を投影して、綺麗で優しいお姉さんに甘えたい願望を満たしているんだろうか。
205 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月19日(木)22時40分17秒
5.雨に消えた少女
これはまた、よく練られたストーリーだ。紺野が借りたというホラービデオの内容も筋の展開に
うまく織り込んで、有機的に作用させている。吉澤の尋問(という設定が実はすごく好き)中に
はられた伏線が、後で活きてくるところなど、ああ、なるほど、と感心させられた。
ただ、なんとなく淡々と進んでしまった印象が残るのは、小川からの電話がかかって、
真相が明らかになる場面の提示方法が、比較的、淡白なものに留まったためかもしれない。
っていうか、あれだ。地の文での描写中心で、紺野の恐怖感があまり伝わって来なかったんだな。
作者さんは、もっと派手に、紺野を遠慮なく叫ばせてやってくれてよかったんだが。
ま、紺野のことだから、実際上も淡々と怖がっているのかもしれないが。
その辺の臨場感が今ひとつ感じられなかったことを除けば、本当に、よく考えられたストーリー
で短編として申し分のない出来だと思う。
206 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)00時14分39秒
15.雨のち笑顔
かごまのラブラブメリークリスマスな話。
テーマの雨を普通に使ってる作品って、案外少ないんだなと思った。
だから余計に、普通にこうやって降ってる雨が凄く新鮮に思えた。
何の捻りもなしに、普通にラブラブなかごまだが、それもまた良かったと思う。
雨の後は笑顔が晴れるという表現は上手いと思った。

16.すべては彼女の気分次第。
あやみきの超能力的な話。
空の天気は全て松浦の気分次第というのにはびっくりした。
はじめは藤本が天気よくしたと思ってたんだけど…。
やっぱり雨=機嫌悪いなんでしょうね。
テーマの雨を面白く使ってると思いました。

17.銀色の雨が降る真夜中に
いしよしの血をみるお話。
衝撃的な作品だった。普通にいしよしになるかと思ってたら、びっくりした。
二人が双子という設定も面白い発想だと思った。
雨=血として使う作品も出てくるだろうとは思っていたが、銀色設定になるとは思わなかった。
ただあの動機だけで吉澤が石川を刺す決意をしたのには少し違和感を感じた。というか怖かった。
個人的にはこういう作品大好きです。
207 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)01時08分42秒
18.よりみち

新垣タンのお話。
ラストを読んだ時、この作者さんは書くのが嫌になったのかな、と思ってしまった。
まぁそれはないと信じるとして、やっぱり最後のレスは謎で私にはよく理解できなかった。
初めは雨嫌いだった新垣タンが、最後は吹っ切れて雨と戯れる姿は素敵でした。
作中、ずっと雨が出てきているので、テーマもきちっと使いこなせてたと思う。
ただやっぱり、何だか不思議な新垣タンワールドに入ってしまったような気になった作品でした。


19.アメ後

いしよしの謎なお話。
一度読んだだけでは頭が混乱したので二度読んだ。
これは、「よっすぃー」と「吉澤ひとみ」は別人という事でいいのかな?
二人が同一人物として、ずっと石川と対話してたんならそれはそれで面白いと思うけど。
雨はただ降っていたというだけだった気がするけど、考えさせられる作品でした。
208 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月20日(金)02時00分38秒
この雨は止みません

今まで出なかったのが不思議な、大洪水伝説物だね。
一見、基地外のような紺野が不思議な味を出しているのが
印象に残った。
しかし、物語のほんのさわりの部分だけで終わっている印象が強い。
聖書はもとより、降り止まない雨と大洪水という題材は
映画や小説に既存作品があるので、何らかのプラスαがないときついと思う。
既視感を覚えた。
そこまで求めるののは無理があると思いつつも、あえて一言。

台風の涙目

良くできた話だと感じた。しかし、作者自身が素材をうまく消化しきれていない印象を受けた。
雨女郎の話、雨男、雨の音に道を教わる、風の話、風鈴・・・と目まぐるしく
話題が変わり、唐突に「この街は風に動かされ、風に護られているんだ。」
みたいな啓示的なセリフが入ったりと、エピソードがあれこれあって、
それぞれはいい素材が却って印象がぼやけた物になっていると思ったよ。

吉澤の中に小さな玉があって、風鈴のようにいい音を鳴らしているというイメージはいいと思ったし、自分的にはこのイメージに収束するように効果的に
エピソードを構成すればもっと良かったと思ったよ。
209 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月20日(金)02時09分43秒
再生

尾崎豊の歌詞を読んでいるような気分になったよ。
シニカルで反抗的で「青春」の青臭い苦悩に身を焦がしている。

正直いって、福田のそういった葛藤の解決が一度は自分から捨てた
娘。への復帰だとしたら、それは違うだろって言いたくなったよ。

何かを変えるとは過去に戻ることでは無いと思うし、今の娘。に福田の位置は
ないと思うので、この作品には全く感情移入できなかった。ごめんね。

てるてるぼうずに願いを

この作品の辻は14歳というより、小学校低学年だな。
ほのぼのしてていいと思うけど、うーん、辻ちゃん一等賞取れるといいね
210 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)10時56分44秒
20.明日、天気に

かごまの幽霊ちっくなお話。
後藤が雨を嫌いになった理由、そしてそんな後藤を雨好きにさせようと現れる雨降らし。
その雨降らしと後藤の本当の関係。ストーリー的にもテーマの扱い方もとても上手いと思う。
死んだ加護を雨降らしの妖怪(幽霊?)として登場させるのは面白かった。
ラストの後藤が雨を吹っ切ったシーンも良かったと思う。オチもしっかりしている。


21.サーカス

辻加護の虐待な悲しいお話。
母親から暴行を受ける辻と加護。二人の心情が痛々しい程伝わってきた。
始めと最後に書かれている真実、と正しい世界。これは胸にぐっときましたね。
ただピエロが何を言いたかったのかはよく分からなかった。
辻の事故と繋がっていたと勘ぐるには資料が足りない。
雨は普通に使っていたと思う。実は一瞬、泣きそうになりました。
211 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)11時12分29秒
22.また逢えたね

いしよしの前世的ソウルメイトなお話。
短編にしちゃいろいろシーンが多く、長かった気がする。
前世物、生贄物としては雨乞いとかぶるが、石川の水恐怖症から繋げたのは面白かったと思う。
雨は雨乞いと同じ使い方。どうでもいいけど飯田さんはこういう役によくなりますね。
吉澤が前世も女だったらそれはそれで面白そうだったかな、とも思ったり。
魂の僧侶という本を思い出しました。


23.ずっとずっと

よしごま(いちごま?)で幽霊ちっくなお話。
市井がなぜ死んでいたのかという突っ込みはおいといて、後藤を一緒に連れて行こうとするなんてひどい!吉澤頑張れ、ってな感じの作品。
雨を降らせたのも結局市井だったのかな?おかげで後藤の家に行くのに戸惑うわけですが。
市井がなぜ後藤を連れて行きたかったのか、吉澤が市井を説得する時、両方の台詞を、一つにまとめちゃわずにもう少し分けたほうが良かったかも。
発想的には面白いですが個人的にはハッピーエンドというラストじゃなしに、本当に市井が後藤を連れて行ってた方が好きだったかも。
212 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)11時33分13秒
24.Plane universe Parallel universe

安倍の自問自答納得なお話。
安倍だからこそこの話はできるのだと思った。
何だか雨の定義を教わった気がしました。
最後には雨に納得する安倍も、上手く書かれていたと思う。
作者さん自身が雨に対してこういう感情を抱いてたのかな?
私はあまりこういう風に深く考えた事は無かったよ。


25.もらい泣き

飯田さんの切ない涙雨なお話。
飯田さんの卒業、脱退していったメンバーへの哀しみが痛いほど伝わってくる。
また、それらの哀しみによって飯田さんが涙を流す変わりに雨が降ると指摘した市井の言葉もぐっとくる。
登場人物に市井を出したり、懐かしいメンバーの名前がよく使われていたのでこちらも懐かしい気持ちになった。
雨をただの涙雨で表現しなかった作者さんの力量を感じる。
213 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)12時16分32秒
26.かくれんぼ

紺野(?)のほのぼのある雨の日なお話。
「私」は紺野さんですよね?語り方として。
辻加護が暇だからかくれんぼを始める。本当にリアルでありそうな話で感情移入できました。
普通のかくれんぼなのだが、様子が細かく描かれていたので、どのように行っているのかが容易に頭に再現できた。
雨が降っていたからかくれんぼをした、という部分でテーマを使っているが、少し弱い。


27.トキサメ

なちよしの時かけなお話。
未来からやってきた安倍を家にあげる吉澤。ストーリーは時かけそのままですね。
前半はネタ系かなと思って読んでいたが、後半はシリアス感動系を狙っているような書き口に変わって、少しバランスが悪いように思えた。
だがイベントが多く、レス数は長かったのにも関わらず軽い感じで読み進めれた。
雨は安倍がおちてきた時に偶然降っていたと考えるべきなのでしょうか?
安倍のぼけと吉澤のつっこみキャラはあっていたし、のれたので、個人的にはネタ系で統一してほしかった
214 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)12時36分16秒
28.魔弾の標的

かおなちのアンリアルな世界。
14レスと短い中で全く違った世界観を作り出した作者さんには凄いと思った。
この独特な世界のエピソードは詳しく書かれてなかったものの、なぜかいろいろと納得できてしまった。
ただ短編にするには少しもったいないと思った。続きがあるのなら読みたいです。
かおなちだが濃厚にラブラブなシーンを作らずとも、その愛が伝わってきた気がする。
「黒」は新垣かな、と勝手に想像しています。


29.破片世界のサヤカ

市井の生死をさまよう二つの世界。
一度読んだだけでは分からなかったので二度読みましたが、やっぱりよく分かりませんでした。
結局市井は二人いたの?それとも二つの人生があったの?
市井はナオキに謝れた事によってもう一つの死ぬはずだったサヤカは消えたという事?
いろいろな解釈ができるけど、結局作者さんは何が言いたかったのかとても気になります。
雨が降っていたから事故が起きたと考えれば、雨は必要だけど、テーマの使い方は少し普通。
215 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月20日(金)12時48分39秒
クラスメイト

これはツボ。こんまこは外れ無し。
作者は文章はあまり書き慣れていない印象を受けたが、むしろ技巧を排した
淡々とした語り口がこの作品のテーマに合っていると思った。
こういうテーマはともすると、お涙ちょうだいになりやすいが
作者と作品との距離感が絶妙で、作品のテーマをくっきりと
浮き上がらせていると感じた。

中くらいの成績で特に目立つこともない、あっけらかんとした性格の小川と教育ママの期待を背負って、いつも敬語を話す優等生の紺野。常に敬語を話すと言うことは、ある意味、いつも自分の周りに壁を作るということだと思う。この配役は、これ以外の組み合わせは考えられない位はまっている。

人が自ら死をなぜ選ぶのかという理由は、本人にしか分からないことだろう。
しかし、偶然にも紺野の最後の姿を見ることとなった小川の呆然とした気持ちや、透明な悲しみがこちらにも伝わってきた。

216 名前:乾燥が来ます 投稿日:2002年12月20日(金)12時52分01秒
クラスメイト(続き)

雨の中で初めて素の姿に戻って踊る紺野。
このシーンは雨が効果的に使われていて、哀切をもって胸に迫る。
初めて雨の冷たさを知る紺野。紺野が今まで生きてきた環境の過酷さが
「雨ってこんなに冷たかったんだ…」この一言できっちり伝わってくる
ことに感心した。この作者はセリフの使い方が本当に上手いと思う。


そして紺野の葬式でも泣けなかった小川が彼女のために泣く、
紺野の幽霊が現れて「土砂降りですね」と言って消えていく最後のエピソードは
非常に印象に残った。このシーンの鮮烈さは今回の全作品の中でもトップだと思う。
この情景、このセリフでなければならないという部分を正確に射抜いている。
217 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)12時54分36秒
30.たまゆら

こんのののファンタジーちっくなお話。
シリアスかと思ったらぽよんやぴくんには笑い転げた。この話はネタの中のシリアスという感じがする。
短編というには凄く長く感じたが、それなりの別世界が作りあがっていた。
雨の使い方も綺麗で物凄く上手かったと思う。
最後のレスが読者に謎をもたらしたが、あれが無いとこの作品の本当の意味が伝わらないと思う。
きっと作者さんはたまゆらという別世界があってそこで純粋になれたら本当の世界に生まれてこれるという事を言いたかったのではないだろうか。
冒頭では永遠の仔を思い出しました。
218 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)12時56分32秒
31.十五の思い出

辻加護の切ない思い出話。
雨をテーマにおいて将来、娘。から加護がいなくなり寂しい思いをしている辻の思い出話を作ったのには衝撃を受けた。
雨といってもいろんな雨は出てくるし、タイトルの十五というのにもいろいろな意味が込められている気がする。
短編というには少し長かったがいろいろな所に感情の重みや意味を置いてる作者さんの上手さを感じた。
いつもきつい口調だった高橋の優しさも、ラストで感じる。
辻が本当の18歳になった頃にもう一度読みたいと思った。
その時加護は果たしてどうなってるのだろうか。
219 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)13時00分06秒
32.さびしくないよ

探偵物を匂わせる本当に寂しいお話。
犯人は、小川ですね?これはどちらかというと読者への挑戦状という気がする。
まぁ少し考えたら分かりますが。
会話分に「」をつけなかったのも面白かった。また、そうやって読者を混乱(?)させようとしてたのかも。
名前だけで消去法を行っていくと高橋、矢口、小川の名前が出ていないが会話の「それやと」や「オイラ」という部分から高橋と矢口が喋っているのが分かる。
これは小川へ何かを伝えたかった作者さんの優しさなのかどうかは分からないが、面白かった。
ただ雨の使い方はちょっと弱かった。
吉澤の石川が犯人というその証拠を言う時に使っているが、少ししっくりこない。


33.存在

こんまこの流星群なお話。
既出の天体観測とどうしても見比べてしまうが、これはこれで良かった。
夜、外に出て流れ星を見るというのは何だか新鮮な感じがする。
雨=流れ星の使い方は、やっぱり綺麗だと思ったが、既出の為インパクトは薄れた。
短編という感じの短さだったがもう少し捻りがほしい気がした。
220 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)13時29分32秒
34.一人の部屋で

後藤の孤独な迫真演技。
モノマネの意味が途中から分かった。発想としては面白かった。
後藤がソロになって一人寂しいんだな、という作者さんの想いがひしひしと伝わってくる。
ただ、雨はとってつけたような感じがして、必然性は感じられなかった。
でも個人的にはこういう話好きです。


35.かたつむりの午後

かおよしの雷鳴キスなお話。
雨=雷として、それを面白く、上手く、謎に使っている作者さんに感激。
飯田さんだからこそこのキャラは務まるのだな、と思った。
かたつもりという表現を出してきたのは相変わらず謎だったし、名前も知らないクラスメートにキスするところも謎だった。
雷のおかげで惹かれあう二人というのも凄く良かった。
というかめちゃくちゃつぼにはまりました。かおよしヲタになりそうです。
とても素敵で萌えさせてくれた作品をどうもありがとう。
221 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)13時59分27秒
36.冬の雨

吉澤が探偵(?)の推理物。
雨を使っての推理物は難しいな、と思ってたがやっぱり来ましたか。
雨と傘を使っての加護のトリック。お見事でした。
ただの推理物というだけじゃなく、同期メンバーに対しての潜在的な嫉妬心が上手く表現されてた。
リアルな加護や吉澤も考えた事あるだろうな、というエピソードだったので感情移入しやすかった。
個人的にはこういう作品大好きで、とても楽しませてもらいました。


37.安倍さん。

なちよしの甘いお話。
雨=飴で思いっきり勝負にきたが、いろいろな種類の飴を使ってそれを心情と天気につなげるとは思わなかった。
安倍のキャラはそっくりそのまま当てはまっていた。
体重の事をぐさっという部分はきつかったが、なんとなく安倍の愛情も感じた(かも)。
短編らしい長さで読みやすかったが、もう少し二人が絡んでも面白かったかもと思った。
222 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)14時16分34秒
38.天がくれた

かおごまの不思議なお話。
後藤は海の生き物だったんだな。物語冒頭から何か不思議な雰囲気が漂ってたけど、すぐに話しに引き込まれた。
たった一日、たった一瞬、後藤と会っただけなのに心を救われた飯田さん。
二人の感情が痛いほど流れ込んできた。
また、これも飯田さんならでわの悩みのような気がする。キャラは凄くあてはまってた。
雨もストーリーの中ずっと降っていたし、それがきっかけで飯田さんは外に出て後藤と出会ったんだから上手く使っていたと思う。
最後の、天がくれた彼女という心のやすらぎという文には感動しました。
223 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)14時27分11秒
39.雨の時代
殺人(?)物だと思ったらアララなお話。
途中まで、小学生と同じ気持ちで飯田さんの話を真剣に聞いていた私でしたが、安倍の弁当の話を聞いた時には、本気で笑った。
矢口、飯田さん、安倍と紺野のシーンを上手い具合に分けて読者をひきつける力を感じた。
実際、話に凄い入り込み、オチも予想していたのだが、全く違っていてどきもを抜かれた。
安倍はこういうぼけキャラあってますね。飯田さんもこういうお間抜けキャラがあってます。
雨もうまく使えていたし、真剣な語り手も良かったです。
個人的には、めっちゃ好きでした。ってか笑ったし、こういう話、大っ好きなんです。

40.カーテンコール
安倍の糸巻き人形なお話。
大きな衝撃を受けた。これほど意味が分からなかった作品は今回始めて。
自分の単語力、読解力が欠けてるせいか、ほとんどよく分からなかった。
特にいろいろな装置名は理科を不得意としている私には本当によく分からなかった。
これほど分からない作品なのに、なぜか情景が思い浮かんだ。
みんなが必死で、全てが壊れていく様子が無情にも伝わってきた。
作者さんの解説を待ち望んでます。
224 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月20日(金)16時48分55秒
41.It is not raining.
おがこんのちょっとお茶目なお話。
タイトル通りの展開。実は嫉妬深い紺野と鈍感な小川。
おがこんヲタには結構くる作品ですね。
紺野の素直じゃない性格、小川の素直な性格がよく表れてた。
ただタイトルで展開が容易に想像できたので、もうちょっと違ったタイトルでも良かったと思う。
しかしこういう感じのおがこんは好きです。

42.雨なんて…
加護一人称の1レスなお話。
1レス作品二個目なんだが、短編というにはふさわしすぎるほど短かった。
雨は切ない気持ちになる、という部分は良かったと思う。
もし、笑いを狙うつもりだったのならもう少し考えた方が良かった。

43.ト長調の雨に
高橋と小川の素敵な友情ライバルなお話。
音楽界の事はあまり詳しく知らないが、容易に感情移入できたのは作者さんの上手さだろう。
高橋と小川、お互いの実力を認め合いながらの微妙な関係。
それでも友を思って小川に再びチャンスを与える高橋、それを助ける石川、とてもよかったです。
実際に演奏を聞いてるわけではないのに、まるで自分もそこにいるように、耳に後藤と小川のハーモニーが聞こえてきました。
225 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月20日(金)20時22分28秒
55.しりとり
もう、いろんなところで言われているだろうし、本人も(多分)意識してるんだろうから、
遠慮なく書くけど、ボブ風味なネタ作品。後藤の魚語とか、どうやっても、しりとりで
わざわざ「ん」で終わる言葉を吐いてしまう紺野とか、おもしろいはずなんだけど、
頭の中で、「なんかたんない、なんかたんない♪」と後藤が歌いまくるのはなぜか考えていた。
キャラクタの違いだとしたら、どうだろう。加護で関西弁なら違和感ないだろうか?
これが新垣だったら、まったくもって違和感なかっただろうか?
それもある。が、ボブとの最大の違いは地の文で紺野が一人称で語っている点にあるときづいた。
その違いは大きいかもしれない。比べてしまって申し訳ないのだが、比較しないと、
うまく説明できないのだ。
226 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月20日(金)20時22分56秒
55.しりとり(続き)
まず、地の文を挟むことでネタのキレを左右する文章のリズムが途切れる。
スピード感がその特色のひとつである、ボブ風味のネタで、そのロスは小さくない。
さらに、地の文であの口調でモノローグされると、紺野のキャラがかなり嫌な人に感じられて
しまう。一番の違和感はここにあったような気がする。これが心の中で悪態をつきながらも、
台詞では、偽善的に丁寧語を使ってたりすると、また別の味わいが出るのだが、この手法では
どーにも、紺野の悪人性が強調されて、根っからの善人である私の良識が素直に笑うことを
許してくれなかったよーだ、ハッハッハ。まあ、不快と爆笑の差は紙一重なので、こういう、
批判的な意見にも気が向いたら耳を傾けて、ネタ道にしょーじんしてくれたまえ。
227 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月20日(金)20時23分15秒
54.あなたの雨に包まれて。
はっきり言おう。これは大好きだ。おじさん、泣いちゃったよー。いや、正直なところ、
どこにでもある話だと思う。っていうか、短編集でも毎回、必ず出てくる、病院で誰か死ぬ
話のひとつだ(さすがに前回はなかったか。)それなのに、ああ、それなのに。なぜに、
この作品は、それほどおやぢの涙腺をくすぐるのか。ああ、なぜなのか。
思うに、それは患者と医療者側の立場の違いによる心のすれ違い、そして、その立場を超えよう
とする矢口の強い意志、その背景、両者が互いを理解するまでのそれぞれの苦しみなどなどの
過程が情緒に流されず(いや、俺は流れたけど)、丁寧に描かれていたからだろう。
228 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月20日(金)20時23分35秒
54.あなたの雨に包まれて。(続き)
もはや、古典芸能に近い、お約束な話ではあるけれど、いや、それだけに、矢口の看護婦が
健気で(・∀・)イイ!! 矢口が明るく振舞えば振舞うほど、その背後にある悲しみが切々と
伝わってくる。コントラストの妙ですな。ラストの見せ方にもうひと工夫あってもいいかな、
とかタイトルにもうひと捻りあってもいいかな、との注文をつけることもできるが、それは
飽くまで副次的な問題であり、それがないからといって、この作品に一貫して流れる人間愛の
本質がいささかでも揺るぐことはないのだ。ああ、素晴らしく奇麗ごとを並べている俺に乾杯!
229 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月20日(金)20時23分58秒
52.横恋慕
これはびみょー。後半のネタ部分がさいこーにおもしろいだけに、序盤のシリアスっぽい展開を
引張りすぎ。ネタ系では一番おもしろかったのに、作品自体が分裂症を起こして悲鳴をあげている。
序盤の何かありそうなシリアスな展開も巧いから。何が起こるんだろう、とわくわくしながら
読み進めているといきなり、ベタな展開に。そりゃーねーよー、だんなー。
この作者さん、たしか一年前にも、こんなことやってなかったかー?どちらに転んでもいい
仕事をしそうな作者さんだけに、欲張ってしまったですかねー。もったいない、もったいない。
それにしても保田は相変わらずいい役ですなー。っていうか、それ以外のメンバー、
みんなヤバいですよ、だんなー。うひー、腹いたいー。
230 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月20日(金)20時24分18秒
53.メロン記念日の一番長い日
いやー、意欲作ですなー。メロソ主役ですぜ、だんなー。ただ、時系列でメロソの行動を追って
いく、という書き方は、メロソも長かったかもしれないが、読者にも長く感じられたかもー。
前半の柴田と紺野の絡みとか、村田が雪投げられるとことか、掴みはバッチリだっただけに、
後半、淡々とライブ本番まで展開していくとこに物足りなさを感じた人も多いのでは。
メロソヲタにとっては、感涙ものの、半現実的ルポルタージュとして資料的価値の高い
文章となっているのだろうけど、ひとつの短編として見た場合、どうしてもストーリーに
起伏のない点で印象が薄くなる。メロソ各メンバーのキャラを把握してる(らしい)希少な
作者さんだけに、今後もメロソ主役で楽しい作品を書いてほしいものだ。
231 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月20日(金)20時24分36秒
51.雨になれ
なんというか。5期メンの日常のさりげない会話を内省的な筆致で、印象的に切り取って
見せた作品。弁当のおかずのおすそ分け、楽屋でDVDを見る先輩。日常的な光景。
だが、そこに、もし「殺しあわなければならない状況になったら…」という、ある意味、
究極の選択をつきつけることで、ありふれていたはずの日常がわずかな振幅でもって
揺れ動く。内省する高橋。その思いが決して小川には受け入れられないだろうことを
知りつつ、どうすることもできない心がすがるものは…
語り口の見事さに引き込まれるが、高橋の心情のぶれはおそらく、たまにくる微震のような
ものであって、いずれ、すぐに平静を取り戻すはずであることを考えると、あのラストは
やや、大げさであったかもしれない。ただ、日常の些細な食い違いから、小川との距離が
離れていくことに気づきながらも、その小川にひかれる高橋のやるせなさがなんとも言えぬ
雰囲気をかもし出していて、しみじみと良かった。この作者の書いたもので一番好きかも。
232 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月20日(金)20時24分54秒
50.クラスメイト
陰惨ないじめによる自殺でない分、救われているが、前半の小川の突き放したような態度
から、偶然(ではなかったのか?本当は)、紺野と死の直前に言葉を交わしてしまったこと
で、その心情を想い、慟哭するまでの過程がリアルに描かれていてしんみりとしてしまった。
紺野の死を告げられた直後でなく、葬式の場でもなく。教室の席で紺野の姿を思い出して
ようやく、その喪失の悲しみに胸を締め付けられる。追憶(なのかな?)の紺野が小川に
話し掛ける台詞、「土砂降りですね。」これが効いている。ぐっとくるね、ここは。
自殺の理由について、想像するための材料は、ここでほとんど提示されていないけれど、
理由がわからないだけに、その死に対する小川の反応が逆にクローズアップされる。
友人でもない、しごく希薄な関係にある知人の自殺。その死の重さを、生前、わずかに
交わした故人との言葉に痛感する小川の悲しみは、決してひとごとでなくリアルだ。
少し重たい内容だったけど、何か考えさせられるような不思議なよさを感じた。
233 名前:間奏 投稿日:2002年12月21日(土)14時31分59秒
 2 小さな反乱
ともかく笑った。加護のキャラが好み。

時節柄、鉄パイプで殴打はちょっと…
ベタにハリセンか松坂慶子から奪った大根ぐらいにして欲しかった。

 5 雨に消えた少女
最後にホラーに戻るという定型にならないところがよかった。

 6 中澤組四代目 〜残侠伝
その心意気に。やぐちゅーを入れるなど短いけど萌えポイントの
つかみ方も上手い。

中澤と文太、どちらか片方に重点を置いた方がよかったかな。
任侠モノであるなら文太の殴り込みシーンがはしょりすぎ、
これでは観客が映画館を出たとき肩で風を切ってはくれません。
抗争で揺れている地方都市(狩)か一時の狂乱も去り寂れた炭坑(…)で
これを投稿したら作者さんにこの言葉を贈れたのに残念。
「作者さん。あんた本当の男だよ…」

 8 お天気雨
飯田さんを間に両脇に辻加護。手を繋ぐ三人が森の中の小道をゆく…
この絵だけでもう満足させて貰いました。
234 名前:間奏 投稿日:2002年12月21日(土)14時33分02秒
 16 すべては彼女の気分次第。
紋付き袴で参加してる作者さんの多い中。普段着姿が清々しかった。
二人のキャラ、会話も魅力的。

 18 よりみち
新垣の心の動きがなんとも…

最後はない方がよかった。
雨に濡れる話そのものがなかった事になる読み方も出来るし…
どっちだろう?

 21 サーカス
上手いと思った。ピエロのショーまでは完全に引き込まれた。

まとめ方があまりにも定番。しかも流れが早すぎ。テーマが重いだけに、
短編で納得させるには無理があったのでは…

 25 もらい泣き
ストレートに作者の思いが溢れる。高橋の使い方が印象に残った。

感情過多でもあるかな。思いを共有出来ないと辛いかも。

 31 十五の思い出
上手いと思った。
別れを確認する辛さを高橋との関係で救っているのも良い。

それでもやはり辛いな…読んだあと哀しくなってしまう。
235 名前:間奏 投稿日:2002年12月21日(土)14時34分12秒
 34 一人の部屋で
発想に驚いた。前向きな明るさが漂う余韻も好き。

 35 かたつむりの午後
何で選んだんだろう?好きだからとしか言えないんだけど。
電波な飯田さんがよかった。

 38 天がくれた
発想に。人に救いを与え、また自身も救われるという考え方も好き。

 39 雨の時代
笑った。一気に土俵外に持っていかれました。

時をバラバラにして再編成。最初と最後の矢口は意味的に薄いかな。

 41 It is not raining.
おもしろかった。二人の微妙な関係も好み。

 45 ウワサの真相
おもしろかった。バットを持ったときにはてっきり
「強制的ロミオとジュリエット物語」になると思ったが。

 47 台風の涙目
上手かった。タクシーの運転手の話なんか流して読んでたのに、
いつの間にか吉澤と一緒にドキドキしていた。
最後に石川でなく後藤を絡めることで友情色を前面に出したのも好み。

 53 メロン記念日の一番長い日
前半は完璧。すごく面白かったし笑った。

最後は…上手く使っていた石川で落とすくらいのサービスが欲しかった。
もったいないお化けが出ます。
236 名前:間奏 投稿日:2002年12月21日(土)14時41分37秒
一つ抜かしてしまった。
 9 雨乞い
良い意味で裏切られっぱなしの展開。堪能しました。

凝った作りが多い回でしたね。今回も楽しませていただきました。
作者さん支配人さんありがとう。
237 名前:コテツ 投稿日:2002年12月21日(土)22時32分16秒
01.恋想
こういう男女に置き換え可、な、いしよしもの(断定御免。)って、
長編ならばアリやと思う。支持率多かったしね、アレ。
だけど雨がテーマの短編バトルとしては評価は低くなりますな。
焦がれて真夜中に電話して、のあたりの心理描写なんかすごーく好きや。
雨にぬれたままの二人のシーンもスゴく好き。けれど…。
気にしないで番外編は書いていただきたい。
書かないと真夜中に電話します。(番号知らんけどデンパで)
作者予想間違ってたら間抜けなコメント。あと要らん事書きすぎや>ジブン
238 名前:コテツ 投稿日:2002年12月21日(土)22時36分28秒
17番 銀色の雨が降る真夜中に
狂気の愛ゆえに…のはずが、この吉澤クン、実は狂ってません。(断定御免。)
狂っているからこその吉澤モノローグの部分が、どうも、言葉に酔ってるだけに見受けられて。
銀色の雨が降るというこのテーマにこじつけた(断定御免。)独白を
吉澤にさせたかった為に作者に狂わされた感がする吉澤クン。
実は狂ってないんだと、必死に正気な言葉をちらりと吐いてます。
それでも結局刺したのは、愛してるが故にというより愛憎の憎の部分が大きかったからかも…。
なんて邪推をしてシマウマ。
239 名前:コテツ 投稿日:2002年12月21日(土)22時43分48秒
22番 また逢えたね
回想前のシーンでは、吉澤クンは最後まで脚本を読んでいなかったんちゃう?
それぐらいラストの台詞が唐突に感じたで。
また、いしよしかよ、と思う反面、
ロミオとジュリエット的なシチュエーションは
やっぱこの二人でないとしっくりこんな、なんて。
いしよしに毒されてるワシとしては、ありきたりな物語じゃ物足りなくなってきたんやね。
回想シーンはカッケかった。
240 名前:コテツ 投稿日:2002年12月21日(土)22時51分59秒
44番 雨のち晴れ
関西人がいっぺん標準語で書いたものを
関西弁に書き直して推敲しないで出したかんじ。ワシの感想文と一緒やな。
所々残る標準語の語尾が、ねーさんのモノローグのはずやのにと、気になってしゃーなかったわ。
せやけど、関西弁にもいろいろあるし混ざることもある、一概にこれが正解ですなんてのは無いんで
そこは無視して読んでみた。
関西弁で、神田川やな。
大阪ならではの地域色をちょっと織り込んだら
東京美人になってもーたねーさんと大阪のOLなねーさんとの比較
がもっと出たんとちゃう?
大阪OLのねーさんが自分でジブンの状況を一瞬雨に例えるのはちと苦しい感じがしたわ。
甘甘やもん、このひとら。あ、玻留子って実在の店?環状線の下あたりにありそうなネーミングやで。
241 名前:コテツ 投稿日:2002年12月21日(土)22時53分29秒
06.中澤組四代目 〜残侠伝
いよっねーさんおっとこまえ!
短い話で、ようカタルシス(悪を懲らしめるとこ)まで持ってきてる。
ん、まてよ。こういう形式美に素直にのりすぎてたかも知れんな、読者として。
でも、ありがちな話やん、とつっこむ前に最後まで読まされてもーたわ。
雨は描写をひねりすぎたきらいがあるかも。
242 名前:コテツ 投稿日:2002年12月21日(土)22時56分11秒
02.小さな反乱
しょっぱな、ボンがこんな乱暴な関西弁使うかなと『違和感』感じたで。
でも、ネタ系やからえぇか。読み進めると、皆ネタ系のキャラをつこてるテ判ったしな。
ネタ自体が、ネタ系では使い古された感があるのが残念やけど。
55しりとり
紺野のキャラが独創的すぎてついて行けんかった。
既存のキャラ使いすぎゆぅたり、勝手なキャラすぎやッてゆぅたり、ホンマ読者は勝手ですよって気にせんでね。
243 名前:コテツ 投稿日:2002年12月21日(土)22時58分50秒
20.明日、天気に
アメフラシが関西弁をつこてたらつこてたで、オチまるわかりやしな。
アメフラシの台詞、関西のイントネーションで話してることにしてもっかい読んでみてんけど、
そしたら今度は、なんで後藤は気づかんねん。っちゅぅ話や。難儀やな。
52: 横恋慕
オチがあってまたオチがあってさらに待た別のオチがあって。
これが、短編コメディにもかかわらず、冗長さを感じた原因やないかな。
複数が横恋慕しているが、一組だけ解決しているのもなんとも中途半端やな。
でも笑かしてもろたで。雨は全く印象に残らんかったけどな。
244 名前:コテツ 投稿日:2002年12月21日(土)23時06分36秒
36番 冬の雨、32 さびしくないよ
今回、吉澤探偵は梨花ちゃんにいじわるやね。理由は娘小説では一時期よく取り上げられてたこと。
『さびしくないよ』の後に『冬の雨』を読んだら、
『さび〜』では吉澤はほんとは真犯人が判っていたけど…
小川は梨花ちゃんいじめに体よく利用されただけだったんやないかと妄想してもーた。
最初の指摘と後で対峙する真犯人が別という形をよくとられるのでなんかおかしいナとは思てたんや。
雨の必然性は『さびしくないよ』の方が薄いと思うけど、話としてはこちらのほうが好きやね。
別作者だとしたら、『冬の雨』を『さびしくないよ』の補完話のように書いてごめんやで。
『冬の雨』のカミングアウトを強く希望するで。
245 名前:コテツ 投稿日:2002年12月21日(土)23時14分12秒
rainfall
中澤と吉澤の微妙な距離感はまだ残っているのか、
二人ともなんでキャスティングされたかまるでわかってないかんじ。

一人の部屋で
後藤さんらしいなあ、遅れて出てきた感じやね。テーマが前回色のが強いってこと。
でも、好きやで、これ。笑かしてもろた。
ヤスオタとしては、ヤスがどの時点のモノマネなのか、一読で判らなかったのが悔しかったな。

かたつむりの午後
こら、ひーちゃん。雷を怖がってる振りしてるだけやろ!
飯田さん、ちゃっかり便乗してます。電波なフリシテ。
飯吉だから好きなのか、この作者だから好きなのか…。
246 名前:コテツ 投稿日:2002年12月21日(土)23時18分07秒
!!!作者は読むな!!!←じゃあ、書くなボケっ
お天気雨
辻が幼稚キャラにキャスティングされるのにもううんざりやで。
ほのぼの系でいいらさんや、あいぼんと組まされるのにもな。(個人的な趣味やで)
このテの話のキャスティングとしてはベストのような気がすんねんけど、
作者はキャスティングだけで満足してしまい、娘。達が娘。として動いてへんで。
ぴったりな話を発見したのが嬉しかったんやろけど、もう一ひねり娘ヲタなりの描写が必要というこっちゃ。
ジブン、誰ヲタなん?もうワンランク上の表現目指すのにはまずはそッから考えてみたらどうやろ。
(自分の事は棚上げな感想)
247 名前:コテツ 投稿日:2002年12月21日(土)23時25分34秒
イタタタタタ、もう無理。申し訳ない、悪ノリしすぎました。
全く作者の心情を考慮しない罵倒、切捨て御免な感想、自分の推しカプには甘い感想、妄想全開感想。
今回というか毎回このスレは、感想もレベルが高いので、私はあえて(常々やってみたかった)厨な感想を書いてみました。
自分の妄想に基づいただけの感想はかくも見苦しい、ソシテ全然生産性がないということがよくわかりました。
でも、結構筆が乗る感じがするので、感想を書きあぐんでいる方はあえてこの方向で演ってみるのも一興かと。
関西弁のこと。
関西人でさえ関西弁で文章書くのは非常に難しいです。
字面では標準語でもイントネーションで関西弁になったりすることもあるし。〜だわ。とかね。
方言の中でもメジャーな部類に入る関西弁ですら、小説の中では扱いづらいと察します。
北海道弁や福井弁なんて、正確に使われたら読んでるほうが判らない。難儀やな。
今度はもっとマトモに書いてみたいと思います。感想の練習に使ってしまってごめんなさい。
248 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月21日(土)23時44分37秒
全部保存してからタイトル順に整列させて読んでいきました。
でも並べ替えはしない方向で。読み進むうちに積み重なる部分がありますから。
感想をピンポイントで読むなら関係ないですけど(笑

46 「この雨は止みません」
 
自堕落な生活を送る元歌手?吉澤の不思議な体験。
吉澤でリアルな話かと思わせておいて、紺野が出てくるあたりはアンリアル。
まぁどちらにしても大きく変わるわけではないけど。
不条理系というか、世にも不思議な〜みたいな話だけど、ちょっとシンプル過ぎる感じが強い。
なにもかも見透かしたような紺野が印象的。紺野の言葉になにか裏付けがあればもっと良かったかと。
 
41 It is not raining.
 
小川x紺野のリアルな話。
この組み合わせはいまいち馴染めないのだけど、それは私の側の問題ですな。
友達を独占したい、って気持ちは自分にもあったし、紺野の行動はわからなくもない。
けど、紺野の心の動きが今一つ伝わってこなかった。
小川も雨が降ってないってことだけで紺野の気持ちを察するところも、説得力が小。
249 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月21日(土)23時46分06秒
24 Plane universe Parallel universe
 
雨と自分を重ねてしまう安倍の話。
声の主は誰なんだろう、とか無粋な詮索はしないように(笑。
娘。でありつづけることに云々ってのは目新しくはないけど、有効だし好きな題材ではある。
けれど、この役だったら矢口の方が適任じゃないかな、と言ってみる。
あ、でもそしたらありきたりな話になっちゃうか。
でも安倍を使った意図が見えないんだよなぁ。全体的にも主張というか意図が薄い感じも。
 
03 rainfall
 
吉澤x中澤。おそらく作者は常連のあの方であろう、と勝手に推測。
年に1回雨降らせられるのなら、私ならむしろポジティブになるけどなぁ。わかんないけどさ。
むしろ凹むキャラなら石川の専売特許かと。この方の吉澤はこんな役が多いから違和感少ないけど(笑。
ラスト、中澤が大人の包容力を見せてくれるところがステキ。
…自分が始め書きながらボツにしたネタと似ていて、かぶらなくて安心したのは秘密。
250 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月21日(土)23時47分36秒
11 The snow letter in a bottle
 
高橋x紺野のリアルな恋愛のお話。てか紺野ってモテモテ?(死語
最近ハロモニ見てないから高橋というとヒナのイメージしかない罠。これも個人的なことだけどさ。
ボトルメールっての流行ったけどどうなったんだろうかね。
手紙は滲んでしまったけれど、想いは伝わったってところが良かった。
けれど、現実世界における告白の状況がわからないので、ボトルメールの話とシンクロしないです。
あと、雨が出てないような気もしますが、まぁ雪は雨の凍ったものだから大目に見ようかと。
 
54 あなたの雨に包まれて。
 
闘病の後藤とナース矢口のお話。ありがちって言えばありがちな感じは強い。
矢口の妹のくだりは好感が持てたけど、後藤が生きようって決心するところは伝わってこなかった。
ナースとしての行動も気持ちは分かるけど実際どうなの?って思うところもちらほらと。
某日テレのナースマンとかいうドラマの影響受けてるかもですけど。
病名とかのテクニカルタームが全然出てこなくて読みやすいようにも感じた。
しかし、その分説得力というか奥行きに欠けてしまった感じもあって残念。この辺はバランスの問題だね。
251 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月21日(土)23時49分05秒
19 アメ後
 
フられた石川が見ず知らずの吉澤に泣きつくというお話。
石川が告白したのがよっすぃーで、しかし吉澤ひとみは別の人間だという。
これは娘。小説のセオリーを無視する革新的な行為である。深い意味があるかはわからないけれど。
実際私は後藤が主人公だと思って読んでました。性格とか”ワタシンチ”とかの言い回しで。
まぁ吉澤だとしても違和感無かったけど。
お話としては、可もなく不可もなく。むしろこれからな長編のプロローグ的に感じました。
 
45 ウワサの真相
 
小川x紺野の学園もの。臨死で幽体離脱した小川が紺野に告白を試みる。
雨のグランドに文字書けるんでしょうか。小降りだったらOKかな。
ってそんなのばっかに気になる自分がキライ。
小川が復活?する経緯というかキッカケがわからないのが不満。
詳しくは求めるのは無粋だけど、なんの手がかりも無いのはイヤかと。私の読み落としかもしれないけど。
話としてはいいけど、胡散臭い週刊誌(ヘアヌード有り)を感じさせるタイトルで損してる気がした。
252 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月21日(土)23時50分23秒
08 お天気雨
 
辻加護飯田のほのぼのハートウォーミングなアンリアル話。お約束的だけど短編集では欠かせませんな。
こういう話ではこの3人の右に出る組み合わせはないですね。
6期が入ってどうなるか気になるところではあるけど。
お天気雨の別名を『狐の嫁入り』と言うのは知らなかったけど、十分面白かった。
賛否両論あるだろう辻の言い回しも、こんな感じならむしろウエルカムでしょう。
ラストの問いかけもいい感じで締めてます。
253 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月21日(土)23時51分41秒
40 カーテンコール
 
命をかけたライブを行う娘。たち。そして同じく生命を散らしながらも熱狂する観客。
思わず某村上龍の”五分後の世界”のワンシーンを思い出しました。関係無いだろうけど。
音楽という狂気が形作る世界は、破滅へばく進して行くからこそ美しいのかもしれない。
実際、アイドルや歌手が永遠に同じポジションにいるなんてむしろ恐ろしい。
そういう意味では6期が入る前に崩壊したの彼女たちは、作者の娘。に対する決別なのかもしれない。
が、そうなると観客が全滅したのは納得行かない。安倍の最後を見届けるファンがいてもいいハズ。
今のファンがこの先ずっと同じでいるとは思わないけど、少なくともファンだった時間は残るのだから。
と、深くて重い問いかけを感じましたが、私の読み違いだったらスマソ。
254 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月21日(土)23時52分39秒
26 かくれんぼ
 
辻加護のやりとりを紺野?が語るという楽屋でのお話。
果たして6期が入るとかくれんぼできるような広い楽屋になるのでしょうか?…ってどうでもいい。
やっぱりこういう役回りは辻加護が適任ですな。高橋とか小川のかくれんぼなんて想像できん(笑。
現実の辻加護もそんなことを想像しづらくなってきてはいますが。
ラストのオチは軽い気もするけど好印象。伝えるかどうか悩むとこなんかそれらしくて良い。
 
35 かたつむりの午後
 
吉澤x飯田の学園モノ(って分類でいいのか?わからん)。
午後というタイトルからもっとゆったりまったりなものを想像してしまった私。
個人的には夕刻のとかの方がいいかと思った。ま、間違ってないけど。
吉澤の怖いモノが雷キス…の順だというのは笑った。
飯田も個人的に好きな不思議少女系なキャラクタでよろしいかと。
ラストのかたつむりの格好してるってのは微笑ましかった。わかりづらかったけど。
255 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月21日(土)23時53分45秒
50 クラスメイト
 
小川x紺野の悲しい友情話。
最近は法律もできて中学生にはお酒売りませんよ、ってまたそんなところかいな。
まわりと一線を引いてるクラスメイトって私のクラスにもいたけど、その理由はなんだっただろう。
ともかく、始めてみた笑顔が最後の笑顔になってしまったのは悲しい。それが最後の夜ならなおさら。
そのへんが、小川の泣くなんてレベルを越えてしまった悲しみとして表れていると思う。
ハッピーエンドが好きな自分だけど、これは評価できると感じた。
 
21 サーカス
 
辻加護に保田ばあちゃんのアンリアル。
ハロモニのバスが来るまでのイメージ強くて保田ばあちゃんに違和感が。
全編悲しくてやりきれない感じが漂うけど、サーカスに行くあたりから好転。
と思わせておいてさらに波乱。しかし、逃げてばかりの加護が強く生きていくようになるラストはgood。
書き出しと締めの一文が同じなのもキレイ。ポッと心温まる感じでよかった。
256 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月21日(土)23時54分22秒
32 さびしくないよ
 
楽屋ミステリー。ってもケーキが無くなっただけだけど。
作者にはかなりの心当たりが…。
チョコレートケーキって時点でオチが見えたし、ラストも想像できちゃった(笑。
しかし、文章の取り回しがいいのでかなり面白かった。
吉澤も同じユニットなんだから気が付いてやれよ、可哀想じゃないか。
 
55 しりとり
 
紺野一人称の楽屋サスペンス、って全然違うがな。
ブラックな三人にいいように弄ばれる紺野には笑った。
周りのことをボロクソに言っているのに、芯はまじめというギャップがよろしい。
罰ゲームのたびに通りかかる豪華ゲストも面白い。
ま、しりとりに勝てない紺野が悪いといえば悪いのだけど。
がんばって一巡くらいさせようぜ(笑
257 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月21日(土)23時55分12秒
23 ずっとずっと
 
市井の後を追う後藤、それを救おうとする吉澤。しかしその行く手を阻止しようと…。
句読点が多かったり改行が変なところにあったりと、少し読みにくかった。
電車の止まるような風雨だとバイクはかなりきついんでない?
バイク屋飛び込んでも登録の手間とかあるから即時納車も無理だろうし…マタソレカヨ,スミマセン。
市井の死んだ理由というか経緯が無いのがマイナスかな。
そのへんがあれば、市井のわがままな気持ちの裏打ちをしてくれたんじゃないかと思う。
 
16 すべては彼女の気分次第。
 
藤本x松浦なリアル話。BK3の影響かあるいはごまっとう効果なのでしょうかこの組み合わせ。
どっちも興味ない私にはちょっとイメージわかないっす。つか、仲悪そう(笑。
それは別として話は良かったです。年下でも松浦が藤本を翻弄してそうだし。
松浦が天気操れるってのはどこか信憑性があるね。もちろんヲタも(笑。
258 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月21日(土)23時57分15秒
04 ダイヤモンドレイン
 
紺野x小川のアンリアル。
子供のころたった一度だけの約束を守れなくて仲がこじれた時のことを思い出した。
そういう意味では、典型的なストーリーなんだけど…。
でも席替えとか秘密基地とか微妙に心をくすぐる要素が入っていて心地よかった。
ラストも綺麗に締まっていてよかったです。
前半の自己分析のくだりはちょっと流れを壊してる感じがして、そこがマイナス。
259 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月21日(土)23時57分53秒
30 たまゆら
 
紺野に辻と加護。微妙な関係の三人が願いの叶うというたまゆらを見つけに…。
なんつーかなぁ…。作者の狙うところがいまいちはっきりしない感じ。
シリアスに心情を描いているのだけど、ポヨンとか(つかタクシーでのやりとり全部)がむしろ邪魔。
全体的にアンバランスでよくわからない雰囲気になってしまっている。それを狙ったのかもだけど。
よくわからないといえば、なぜ紺野だけ違って見えたのか。そして消えてしまったのか。
最後の24レス目の意味もわからない。そしてタイトルも…。
私の読解力がないのかなにか大切なことに気づいていないのか……よくわからない。
 
とここまで書いてその後に某所でネタ開かし見て目からウロコ。
輪廻転生で生まれる前の世界なのね。中澤なんかはみんな知らない間にいなくなってるんですな(笑
おもしろさは再確認しましたけど、もっとネタ系だっていう主張が欲しいかも。
260 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月21日(土)23時58分56秒
48 てるてるぼうずに願いを
 
安倍と辻のマロメロコンビ。姉妹だからもちろんアンリアル。
希美となつみのやりとりはきっとこんな感じなんだろうな、と思わせる。
てるてるぼうず1000個ってのはやりすぎだと思うけど。
母親に見つかって願いが叶うってのが嘘だとわかって一騒動、なんて展開を期待してしまった。
けなげにがんばる妹と、適当なことを言ってごまかす姉の対比が印象的かと。
希美にはがんばって一等賞とってほすぃね。
 
27 トキサメ
 
吉澤x安倍。タイムスリップ中に吉澤の時代に迷い込む安倍。
晴れで充電できて雨中でしか使えないってのは不便な機械だね、ってんなことどうでもいいし。
安倍の言葉使いに違和感。キャラなのはわかるしそれを否定しないけど、なんか変だった。
雰囲気は好きだけど、全体にちょっとドタバタした感じ。
もうすこし心情表現とかゆったりしてると、もっとよかったかな。
261 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時00分56秒
43 ト長調の雨に
 
高橋x小川、アンリアル。後藤の惜別コンサートをめぐるお話。
1レス目を見て後藤が死んだのかと勘違いしちまいました。すぐに間違いだとわかったけど。
前回のマヌーヴァみたく専門用語で攻める系、とでも言いましょうか。割といい感じでした。
ストーリーが現実の弾けきれない小川とダブってしまいました。がんがれ小川。
しかし、5年も中断していて大丈夫なのかなぁ。
ある音楽家が一日でも演奏しないとヘタになるみたいなこと言ってたので。
雨は一滴も降ってないけど、それはそれでOK。
 
22 また逢えたね
 
いしよしアンリアル、輪廻転生もの。
個人的には熱血保田先生と水嫌い石川のスポ根を期待したのだが…まぁそれはどうでもいいね。
ヒプノセラピーは知らなかったけど、意味がわかると同時にラストまで大体予想できてしまった。
でも医学生が鎮静剤使ってよろしいものなんでしょうか。
より子が巫女さん?ってのも納得行かないけど、これは個人の好みだろう。
262 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時01分51秒
53 メロン記念日の一番長い日
 
メロンのリアル話。短編では初だろうし、そうでなくとも珍しいのでは。
前半のコメディ部とライブ開始後の後半がちょっとミスマッチな感じ。印象が散漫しちゃってます。
キャラの描き分けは良くできてるけど、もっと絞り込んでもいいかと思う。
勝手に補足説明をすると、メロンコンは大雪だったのと、柴田のビックになる発言は事実みたいです。
そのへん、もしかすると作者は柴田の発言が書きたかったのかも、とも感じたのですが。
 
25 もらい泣き
 
幾多の仲間の卒業を乗り越えてきた飯田のお話。
なんつーかな…書きたいことはわからなくもないけど、共感できないつうか、伝わってこない感じ。
一連のハロプロ騒動で一番冷静に振る舞ってた(ように感じた。痛々しくはあったけど)飯田。
それを単純に”泣かなかった”と片づけるのはなにかなぁ、と。
あと、平家って本当に雨女だったの?
263 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時02分49秒
18 よりみち
 
実は娘。小説作者だった新垣…って解釈でいいものだろうか。
鉛筆で書いてるけど、何で終わりのページにサーチエンジンの結果みたいなの書き入れるんだろ。
よくわかりませんでした。
えっと、新垣作の小説部分は結構良かった。続きキボンヌとか言ってみる。
蛇足ながら私も娘。小説の端くれとして一言いわせてもらうと、書ける気分のときに書いておいたほうがいいよ。
いやこれホント。書けない時は全然書けないんだから。
 
37 安倍さん。
 
吉澤と安倍の楽屋話。飴と雨かけてますな。
うたのおねえさんバージョンの安倍ですなこれは。悪くはないけど。
お互い巨大化に悩む者同士、共感する部分があるのだろうか(笑。吉澤は簡単に魔法にかかってますね。
安倍のそんなところはさんざん言われたし、実際にそうだとも思うので違和感はないけれど。
ということで個人的には好きだな、コレ。
264 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時03分38秒
34 一人の部屋で
 
娘。卒業後の後藤の楽屋話。
面白かった。モノマネしてひとりでにへらにへら笑ってるところが想像できて結構ツボ。
モノマネもだんだんとレベルが上がっていって、ひとり三役、そしてモノマネ8&13人分まで到達。
年末のモノマネ番組に期待だねこりゃ(嘘。
えっと最後にこれだけ。辻の体重が”ごひゃくぐらむー!”ってのはおかしいぞ(笑。
 
42 雨なんて…
 
1レスのネタ系もの。いや、多くは語るまい(笑。
こういったライトなのも、長くて重くて深いのも一緒に楽しめるのが短編集。
いやはや、面白い。
265 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時04分25秒
51 雨になれ
 
高橋一人称の楽屋話。
娘。小説界で一斉を風靡したバトルロワイアルが話の中で話題になってます。
高橋が桐島や相馬っつうのは想像できません。個人的には灯台で仲間割れするグループに入ってそうな感じ。
ダンスの上手い小川にあこがれる高橋というのもわからなくはない。
けど、最近の小川のヘタレっぷりをみるとどーにもそのへんの想像が働かないダメ脳味噌だったりする。
ラストもちょっと。自分の考えを否定しなくてもいいし、それで泣くそして雨へとスムーズにつながらないっす。
 
05 雨に消えた少女
 
紺野主人公のホラーもの(ウソ。リアル。
柴田が出てきて鍵を握る人物なのかと思ったけど関係ないのね。
あと、”小奈美”を”おなみ”と読んでた私は何だったんでしょーか(タンナルオバカサンヤネン。
オチはわからなかったけど、ちょっとパンチに欠けたかな。
とりあえず辻加護のいるところにはフード付きのものは着てかないほうがよろしいかと。
266 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時05分12秒
15 雨のち笑顔
 
アンリアルの加護x後藤。
ゴトーさんはバイト大丈夫だったんでしょーか?ていらぬ心配をしてみる。
クリスマスかぁ…今年も用事入ってて、その前に相手もいない罠、って個人的なこと嘆くなよ自分。
かごまというと後藤の卒業特番で二人が手を握ってたのが印象的でして。
そんな状況を思い浮かべさせる話でした。
 
44 雨のち晴れ
 
中澤一人称のパラレルもの。
平家が娘。のリーダーだったらオーディション自体の勝者は誰なんだろ?…とどうでもいいことを考えてみる。
実際、中澤も娘。に関しては繰り上げ当選らしいから、もしかするとこの話のようなことになってたかも。
電話がつながらないあたりで悪い方向へ話が進むと思ったけど、そうでなかった。
ストーリーの組立もしっかりしてるし、雰囲気も好きだなぁこれ。
矢口にちなむんなら真里だろ、とか無粋な発言をしてみる。
267 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時06分45秒
39 雨の時代
 
アンリアル、警官の飯田が語る矢口と安倍姉妹の交通事故。
車の事が出てきたので某氏だと勝手に推測。ハッピーエンドなのも作風近いし。
雰囲気もいいし、複数の話が一点で交わる構成は良くできている
けれどラストの矢口。気持ちは分かるけど、時代のせいにするのはイカンと思う。
それと飯田の話にがっかりする教師達はもう一度実習からやり直し!(笑
 
13 雨は何も知らない
 
紺野、小川の学園ホラー。アンリアル。
世にも不思議な〜とかにありそうな感じ。「この雨は止みません」に近いか。
単に引きずり込まれるというだけだけど、余分な描写が無い分想像をかき立てられて、怖い。
紺野は魅入られるように水たまりに引き込まれ、小川は手で引っ張り込まれている。
この差は何なんだろうか。先に入ってしまった紺野が小川を強く想っていたから、とかかな。
268 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時08分21秒
09 雨乞い
 
やぐちゅー、アンリアル時代劇物、でいいのかな?
また逢えたねと同じく雨乞いがテーマなのだけど、狙いは全く違いますね。
石川と後藤がすでに犠牲者になってるのは何か意味があるのでしょうか?
全体の雰囲気は伝わってくるけど、微妙に富国強兵とかチャーターとか毛色の違う言葉の部分も。
でも。コントの時代劇みたいな感じで面白く読めました。

10 雨降り
 
アンリアルいちごま。
短くてシンプルだけど、もうちょっと雰囲気が伝わると良かったかと。
悲しみを涙にして、世界中の悲しみと幸せのバランスを取るというのは良いアイディアだと思う。
後半の後藤が市井の涙を指摘するところもよかった。ありがちな感じもあるけれど。
ラストはちょっとわかりづらかったけど、破綻はしてないしこれでいいと思う。
269 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時09分00秒
52 横恋慕
 
飯田を巡る吉澤と辻の話。リアルだけれど話としてはネタ系。
忍者紺野やヒステリック矢口などそれぞれのキャラが面白い。
終盤、吉澤対辻のシーンでのネタはわからないものもあったけど、そこも楽しかった。
吉澤には是非精進してもらって辻へのリベンジを希望。次回の短編集で待ってます(笑。
 
17 銀色の雨が降る真夜中に
 
いしよしアンリアル…痛いよぉ。
銀色の雨って比喩はかっこよかった。一粒だけだけど。双生児なのも目新しいか。ちょっと無理あるけど。
禁断の姉妹愛に走るひとみの悲壮感が強く伝わってきてます。
でも梨華はひとみの気持ちを知ってたのかなぁ、と無粋な詮索。
作者が望んだ悲しい結末にはなってるし伝わってはくるけど、もう一ひねり欲しかったかも。
270 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時09分41秒
14 五光
 
五期メン、リアル。
花札とは目の付け所が鋭いね。今度のお正月ヒサブリにそれで遊びたくなった、って関係ないがな。
仲悪い原因みたいなのがはっきりしないのがちょっと不満。個人的に五期が仲悪いイメージ無いのもあるけど。
花札の役を知らないからか、ラストは何となくしかわからなかった。みんなで最強ってことなのか?
それにしても保田は渋いとこ持って行くね。こんなキャラが春で卒業だと思うと残念。
 
49.再生
 
福田一人称、リアルに分類されるのかな?
ネタとしては良くある話だけど、シリアスにはあまり見かけない福田の復帰話。
話としては面白かったけど、現実では絶対にあり得ない話ですなこれは。
それともTV出演拒否で映っていたのだろうか(笑。
淡々と展開して行くところが福田っぽさ全開。
けれど、冷静に考えると逆にそれだけって感じもしました。
271 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時10分44秒
31 十五の思い出
 
辻加護、加護が娘。を卒業して3年の話。
仲の良い(ことになっている?)辻と加護もいつまでも同じでいられないわけで。
そういう意味ではありがちではあるけど、作者の意欲は感じました。
加護の卒業の理由(事務所の意向か個人的な都合か)が見えないから、辻の頑固さに説得力が薄いかな。
しっかし18歳の辻加護ってどうなってるんだろうか…。
 
02 小さな反乱
 
加護の一人語り、リアルでネタ系。
個人的には乙葉よりも吉岡美穂の方が好み…って関係ありませんハイ。
禿と分厚い化粧という禁断ネタを駆使して笑わかしてくれました。しかしケメコよりすごいって…。
着ぐるみで展開gz何となくわかったけど、テンポが良くて全く問題なし。
ラストも、そして最後のオチも効果的でした。
蛇足ながら、私が監督だったら辻の台詞はNGにしないな多分。でも話が成り立たなくなるね(笑。
272 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時11分52秒
33 存在
 
こんおが。アンリアルでいいのかな?
しし座流星群見たなぁ。結構感動しました。ひとり寂しく見たのだけどさ。
シンプルで綺麗にまとまってて好感。雨で濡れる心配もないし(笑。
自分もいつかそんな経験してみたいなーと切に感じて羨ましくなっちましましたとさ。
 
47 台風の涙目
 
吉澤一人称のリアルもの。雨好きな運転手と出会い、そして…。
ほのぼのないい話を狙ったのでしょうか?なんか中途半端な感じがします。
タクシー運転手の話は魅力的だったけど、それがついてない日とどういう関係なのでしょうか?
タイトルも何を表しているのかわからなかった。台風って何かを示しているのでは、と思うのだけど。
273 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時12分32秒
06 中澤組四代目 〜残侠伝
 
アンリアル。中澤その他、そして菅原文太。
タイトルと伝え聞くキャストでネタものだと思っていた私が悪かったです。めっちゃ真面目です(泣。
文章も安定してるし、細かいところ(言い回しとか設定とか)まで気が行き届いていてナイス。
文太と辻加護が戯れているところなんか想像して、かなり微笑ましかったっす。
こんなのがいっぱい読めるのならテーマは文太でしたかった、と思うほど。
関係ないけど、ごくせんに中澤が出ると聞いたとき極道側と信じて疑わなかったのは私だけでしょーか?
 
38 天がくれた
 
人間飯田とお魚後藤の雨中での心の交流。…いやお魚じゃないかもしれないけどさ。
雨の中ずっと見ていたという時点で人間じゃないかも、とは思ったけど十分に意外だった。
お互いに悩みを語り合って一歩を踏み出すみたいなのは結構好きかも。
細かいところに他のメンバーが出てきてるんだけど、詳しく解説してない潔さに好感。
274 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時13分49秒
12 天体観測
 
こんおが?のアンリアル?。よくわからん。
某バンドのヒット曲と同じタイトルで、世界観も近いような気がする(曲良く知らないんだわ)。
もしその曲の世界を忠実に再現しようとしてるのなら、その時点であまり評価できないかも。
文章自体は普通かな。でも細かなところに違和感もあり。
1分も経ってないって言っておきながら数分だったり。小川もキャラ違うような気がするし。
そういえば同じタイトルのドラマがあったけど、全然見てなかったなぁ…。
 
36 冬の雨
 
リアルな楽屋話、そして名探偵吉澤。ってそんなシリーズないけどさ。
現実ではアフォさを披露することの多い吉澤クンですが、なぜか探偵役もしっくりきますね。
吉澤クンって動物的なカンみたいなのを持ってるような気がするからだと解釈してますが。
トリックの部分だけでなく、動機の部分も良く書けていて好感。とくに吉澤に問いかけ返すところが。
辻加護もいしよしも2人の関係がずっと同じってのは無いから、こういう話は増えるかもですけど。
えと、傘は29本って数えたのかな?(笑。
275 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時14分20秒
29 破片世界のサヤカ
 
市井一人称のリアル。前回のいちごまの痛いのに似てるかな。
前回短編集のREVERSEに似てますな。違うと言えば違うけど。
パラレルな世界を行ったり来たりしする市井の心の動きが鮮明でよろしいかと。
助けられなかった市井がどうなったのか…って関係ないことですね。
複雑な構成の割にわかりやすくて良かったです。
 
28 魔弾の標的
 
アンリアル、なちかお。
荒廃した世界でたくましく生きていく2人、ってのは伝わってくる。
現実世界の延長なのか、それとも違う世界なのかわからないけど、まぁ重要じゃないね。
魔弾を放ったのは白なのかな。それとも自然現象なのかな?
文中では神の仕業とも、白の企んだこととも受け取れる表現が混ざっているので。
276 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時15分12秒
07 霧雨ワルツ
 
おがたか、アンリアル。
一応、終わりとかエンドとか入れて欲しかった。考えようによっては放置とも取れるし。
短いなりにも十分に雰囲気が伝わってきてよろしいです。
…どっちかというと騙すのは小川の方のような気もするけど。
あと、霧雨は案外濡れるよ、とか言ってみる。
 
20 明日、天気に
 
ごまかごアンリアル。
この二人で恋愛関係にもっていかなかったってところに、ちょっと好感。
初めは雨降らしが辻だと思っちゃったけどね。
なんで加護が雨降らしになれたのだろうか?後藤が雨を嫌いだからかな。
悲しくはあるけど、心暖まる話でよかったです。
そういえば、今回の短編集はテーマの割にてるてるぼうずの出番は少なかったような気がする。
277 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時16分04秒
01 恋想
 
いしよしアンリアル。板金工場の吉澤に喫茶店の看板娘、石川。
なぜか1番目がラストに来るという偶然。いやタイトル順にしただけなんだけどね。
とつとつと吉澤の一人称で語られて、リズムもあって悪くはない。
その分逆に現実感がないと言うか距離感を感じてしまう。
長い物語の回想シーンだけ読んでる感じ。全体的には悪くないんだけど。
 
 
…これで全部だと思います。前回みたく56番目とか無いよね(笑
読み違いや落ちなどあるかもしれませんが、そのときは自分の読解力の限界ってことで勘弁を。
そんなときは、某所などでこそっと教えてもらえるとうれしいかも。
278 名前:名無しヨハンソン 投稿日:2002年12月22日(日)00時16分53秒
まずは楽しいひとときを過ごさせていただきありがとうでした。
作者さん、まだ終わってないけど支配人さんと集計人さんに感謝。

印象としては5期メン増えたなぁ、ってのが一番。
特に小川。現実での放置具合は悲しいほどなのに、ここでは目を見張るような大躍進。
某上海氏がチャットで叫び続けた努力のたまものだろうか。
そして印象に残る雨の作品が少ないな、とも。
テーマが難しいのか、降らせればいいんでしょと感じたのもいくつか。
もちろん、深く考えられたものもありましたけど。
全体的にはレベルが上がったように感じる反面、強い印象を残すものも少ない。そんな感じです。

それにしても55作品は多かったですね。
読んでる途中は気にならないのだけど、次の作品に移るときにファイルの多さにめまいがしました。
白のフリースレの効果も無くなってきたみたいですし。
個人的には、投稿終了で即投票開始でなくて、数日の間を取った方がいいかも、と思いました。
…全部出そろってから読むという私の勝手なスタイルが悪いと言えば悪いのですが。

ということで改めて、短編集に関わったみなさんに感謝。
次回も期待してます。
279 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月22日(日)01時36分06秒
44.雨のち晴れ

中澤×男のちょっと変わったお話。
完全に今までの作品とは違った世界観。感心しました。
それは多分、娘。×男だったからなのかな。
取り合えず新鮮でした。そしてなぜか切なかった。
娘。に入ってなかった中澤の違う人生。それを天気で例えていて非常にうまいです。
テーマの使い方も、深くてとてもいいと思った。


45.ウワサの真相

おがこんの幽体離脱なお話。
おがこんヲタにはぐっとくる作品二つ目。感動しました。
主人公が事故にあって幽霊になるという発想は面白かった。
小川は幽体離脱したって事ですよね?どうやって生き返ったのか気になるけど。
語り口調はかなり書きなれてる気がした。読みやすかった。
雨は、グラウンドに文字を書くためには必要だったのかな?不自然な感じはしなかったけど。
280 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月22日(日)04時14分57秒
31.十五の思い出
しみじみと胸にしみる作品である。三年後の辻という設定がまず魅力的だ。加護はすでに卒業し、辻は何かわだかまるところがあるらしい。だが、仲間との内部での競争に疲れたとき、思い出すのは加護のこと。心の深層を少しずつ手繰っていくように、ひとつ、ふたつと段階的に提示されていく回想がいい。まだ仲が良かった頃の辻加護が雨の中、傘も差さずに飛び出していくあたりの描写。実に闊達で屈託の無い二人の友情。雨が降った後に現れる虹の描写の美しさは、追憶の中だけに余計に美しく感じられるのだろうか。思い出の渦中、随所に挟まれる車中の描写は、まるで、辻の追憶を辿る旅路であるかのような錯覚を読者にもたらす。ここで読者もまた、辻の過去へと溯る列車に乗って揺られていく。苦しい練習の最中、加護が渡してくれた飴玉。美しい友情の思い出。だが、突然の加護の卒業発表により、それがあっけなく崩れ去ったのは、むしろ自分の大人気ない行為のためではなかったか。
281 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月22日(日)04時15分28秒
31.十五の思い出(続き)
辻が三年の過去を溯ることで、何を確認したかったのか、ここでは明らかにされない。だが、雪の中、辿り着いた加護の家、不在を告げられながら、尚も家の前で、加護を待つ辻の心情はいかばかりか。そして、帰ろうかと諦めかけたところでようやく、現れた加護。この成長した加護のたおやかな描写はどうだ。
「加護は柔らかく微笑んだ」
この優しい表現。そして涙する辻に渡された飴玉の味は三年前といかほど異なって感じられたことだろう。交わす言葉のひとつひとつに、三年の月日を思い知らされる辻。そして、加護に告げられて携帯のメールを確認し、電話を取ってみれば、また、自分の今、一番、大事なものが何なのか、ようやく悟ったときには、三年の過去とともに口中の飴もまた消えていた。結局、辻の思い出を辿る旅路は、記憶の中の生暖かい場所を尋ねつつ、それがいつまでも記憶の中にあるようには自分を癒してはくれないことを確認するための儀式のようなものだったのだろう。
282 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月22日(日)04時16分07秒
31.十五の思い出(さらに続き)
最後に発せられた辻の言葉、
「大好きだよ」
今、一番、大切だと気付いた、その人に向けられた言葉に、再び前を向いて進んでいけるのだろう、辻の明るい未来が感じられて、読後に深い感動が押し寄せる。この言葉に作品のメッセージが凝縮されているように感じられて、おやじ読者は涙せずにはいられない。十三、十四、ときて十五は思い出に。娘たちに、いや、人間に向けられたこの作者の温かい視線に包まれた素晴らしい作品を再び年の瀬に読めたことに感謝、感謝。

35.かたつむりの午後
タイトルがおもしろい。なんのこっちゃと読み進めてラストでやっとわかり、むむっと唸る。吉澤を膝に乗せる飯田の形態描写。おおっ、そういうことか。しかし、ふと頭をよぎる微かな疑問。
「いいらさん…重くないんかい?」
それはともかく、雷を怖がる吉澤の可愛らしさ、それを諭す飯田の悪女的な囁きがこの作品の最大の萌えポイントだろう。あまり頭の中に映像を浮かべず、言葉の響きに酔いしれればきっと楽しめる作品だ。
283 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月22日(日)04時16分39秒
36.冬の雨
これはまたおやぢ好みの正統派推理モノ。屁理屈コネコネおやぢの大好物だー。そして、推理一辺倒でなく、4期それぞれの心の葛藤が底流にあることで、本格推理にありがちな薄っぺらい人物描写に奥行きをもたらしている。結局、加護が犯行(と言い切ってよいのか?)を認めなかったために、真実は闇の中だが、年齢相応に大人びていく辻を見ながら、変われない自分の境遇にわだかまる加護。そして、同様に、どんどん自分の前を進んでいく石川のことを素直に好き、と言えない吉澤。両者のわだかまる心が、作品世界の空気を澱ませて、「冬の雨は嫌い」という吉澤の独白に真実味を持たせる。犯行に至る動機を娘。の現実の状況に即した形で丁寧に描いているだけに、非常に説得力がある。そして、その心の闇は決して加護ひとりのものではない、と吉澤をして言わせるところに、善悪の二元論では片付けられない人間世界の複雑さを見事に体現していると思う。これだけ、きちっと推理を完結させつつ、しかもその背景まできちっと提示できる人というと、真夏にコーンスープを飲ませたあの人しか思い浮かばないなー。違ってたら、ごめんだけど。
284 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月22日(日)04時17分14秒
43.ト長調の雨に
題名からして既に作者が絞られるあたりが渋い。そして期待に違わぬ内容。天才ピアノ少女として、メジャーへの道を着実に登っていく高橋。一方で、素晴らしい(らしい)才能を秘めつつも何故か、ピアノの道を捨ててしまった小川。その小川にこだわる高橋。圧倒的な才能を持つ天才少女たちの心の葛藤だけに、凡人おやぢには、ややわかりづらいところもあるが、その内に秘めた偉大なる才能に惚れこんだ高橋の粘着さだけは伝わってくる。そして、同じく天才でありながら、自らが好敵手と認める高橋には認められず、己のプライドをいたく傷つけられて敵愾心を剥き出しにする石川。そのポジションが薬味のような感じで、ピリッといい味を出している気がする。そして、高橋の熱意にほだされた小川が最後に後藤と共演する曲が「雨の歌。」ブラームスのこのソナタ、実は、同名の歌曲の旋律をそのまま第三楽章の主題に採用したことから、そう呼ばれているらしい。その手の格好のネタで薀蓄を語らないあたり、この作者らしからぬところではあるが。いやー、思わず教養が溢れ出ちゃったなー。俺ってインテリげんちゃん?うひー。
285 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月22日(日)04時17分51秒
27.トキサメ
これはまた、なんというかほのぼのさせられますなー。ある日突然やってくる未来人というあたりに、小太りの猫型ロボットを想像したのは俺だけではないはず。っていうか、なっちのイメージにぴったりだなー、おい。そのなっちが過去の世界で巻き起こす展開はお約束ながら、微笑ましくっていいねー。なっちをこの配役にしたのは大正解だ。バカっぽい、流れを装いつつ、「なっちの時代にはもう自然の空気を吸えない…」なんて、環境問題にも警鐘を鳴らしてるっぽいところが隠し味になってて、単なるバカ作品と一線を画していると思う。いやー、それにしても、なっち嵌りすぎだわ、こりゃ。

28.魔弾の標的
この設定はもの凄く魅力的。「白」とか「黒」とか「黄」なんて、表現がもーいっちゃってます。ただ、残念なのは、設定の紹介だけで終わっているところ。これって、その設定を説明するだけのワンシーンの描写に過ぎないんだよね。これで、この続きをどっかのスレで連載始まったら、痺れるんだけど、短編としては、ストーリーの起伏ないね。ってことで、連載激しく期待してまっせ。
286 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月22日(日)04時18分23秒
29.破片世界のサヤカ
いやー、短いながら独特の世界を築いてますなー。おじさんも感心、感心。臨場感溢れる事故から辛くも逃れたと思ったら…なんというんだろう。事故を免れた世界の市井、事故にあった世界の市井。その精神が交互に入れ替わる。こういう、設定なのだろうか。頭の固いおやぢには、ちとわかりづらい世界だのー。ま、それがどういう設定であろうとも、最後の部分で市井が別の世界の自分の境遇を思って涙するあたりは心打つのー。なんとも言えない独特の雰囲気が○。

48.てるてるぼうずに願いを
いやー、ほのぼのとする話ですなー。ストーリー自体は単純で、よくある話かのー、とも思うが、純真無垢な妹ののたんの願いを叶えたい、という姉なっちの優しい心情がこの作品全編に渡る、温かい雰囲気をもたらしている。ただ、ちと、辻のキャラを幼くしすぎたように思えるのはいかがなもんかのー。これじゃ、小学生、低学年ですぜー。等身大の辻を使って、ほのぼのした世界を作り出すのは、必ずしも不可能ではないと思うのでー、これだけ彼女らに優しい眼差しを向けられる作者なら、いいものを書けると思うのだが。
287 名前:名無し娘。 投稿日:2002年12月22日(日)04時19分28秒
49.再生
いやー、これはいい。最初のうち、こりゃなんなんだ、と言いたくなるほど気が滅入りそうな硬い表現の羅列に頭を抱えそうになった。だが、6,7レス目でようやく誰の視点なのかが判明して、それまで、ふーん、と流し読んでいたそれ以前のレスが突然、意味を持って立ち上がってきた。福田に再起の決意を促す(本人にそのつもりはないりだろうが)市井の能天気というかマイペースなやりとりがいい。自然体というか。実在の市井がそれほど、屈託の無い生活を送っているのか、という問題はこの際おいといて、彼女の存在は、福田が再び歌を歌おうとする媒介者としての役割上、不可欠である。オーディション向けにデジカムを買いに行く福田、というのもかなり間抜けな絵ではあるが、その前向きな志向のエネルギーというのだろうか。読後、何か力を貰ったような、妙な高揚感を覚えた。
288 名前:コテツ 投稿日:2002年12月22日(日)18時45分57秒
42番 雨なんて…
「それ、マエも聞いたから」
私は、よくこんなツッコみを娘本人達のギャグに対して一人さびしくやってます。
以前出たギャグやぼけをわざと二回繰り返して笑いをとることを「天丼」というんですが、
見事にスベってしまわれたようで。
さらに五枚ぐらいスレを立ててそれが全部、このネタでオチていたら、アンタは漢になれたんカモなぁ。

39 雨の時代
最後のオチにモノもーす。矢口の状況は世間一般的にゆうなら、『冬の時代』
それを、雨に変えた造語で表してるから一瞬わかんなかったよ。
どこがオチてんだ、とツッコんじゃったよ。
289 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月22日(日)21時43分15秒
無粋と思いつつ苦言を一つ。
短編バトルの経緯を考えると、感想スレで作者について言及するのはいかがなものかと思う。
前にあった作品との対比を語るならともかく、これはこの人のだろうと予想するのは投票に影響を与える可能性がある。
投票終了までは、こういう話は別の場所で行うべきだろう。
今回ちょっと目立った気がしたのであえて一言。
290 名前:コテツ 投稿日:2002年12月22日(日)22時19分08秒
51:雨になれ
往々にして質問者には期待する回答が用意されている。
どういう答えを期待してたんだろう、高橋は。
『戦う』のを小川に選択してほしかったんだとしたら。
(ここらへんの心理描写が感情描写が先走ってわかりづらい)
小川からもライバル視されたかったってことでいいかな。
自分は相手のことを強烈に意識してるのに、
そいつはジブンをその他と同列に見ている発言をしやがる。悔しいよね。
そんな高橋をものいいたげにみつめている紺野さん。<一行なんでスルーしがちだ、気づいてやれ。回答すら描写されてない豆よりマシだけど。
[質問]3レス目のあいぼんはいつから居て、いつ消えたんだろう?誤植?

24番 Plane universe Parallel universe
安倍のナルシスティックなキャラが、自問自答形話にマッチしていると思う。
雨を現実の安倍の位置と例えるのもおもしろ納得。
けれど、そうすると最後の悩みの昇華のところに納得がいかない。
グラウンドの方だって素敵な世界ってことは、
安倍は今の位置より落ちても良いってことで納得できてるのか?<誤読してる?

またしばらく、間があきますので、他の方書き込みどうぞ。
291 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月23日(月)00時05分23秒
46.「この雨は止みません」

吉澤と紺野の恐怖のノストラダムス。
怖い話だった。今まで読んだ中で一番背筋がぞっとしたかもしれない。
ノアの箱舟の時に使われた雨をここで持ってくるとは思わなかった。
吉澤と紺野しか出てこないという珍しいキャスティング。
紺野はやっぱりこういう役が似合いますね。雰囲気ですぎてて怖かった。
個人的にはこういう未来が暗い話、大好きです。


47.台風の涙目

吉澤×男っぽい摩訶不思議なお話。
25レスきちっと使ってる分、長かった。ほとんどはタクシーの運転手との会話でしたね。
なんだかとても難しいお話で、おつむの悪い私にはよく理解できませんでした。
でも取り合えず、吉澤は台風の目にいたんだよね?
タクシーの運転手は吉澤を元気付けようとしたのかな。
雨音でいろいろなことが分かるっていう発想は素敵でした。
私もこんなタクシーに乗ってみたいです。
292 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月23日(月)00時06分09秒
48.てるてるぼうずに願いを

なちののの願掛けるお話。
ほのぼの感満載のなちのの姉妹。とても可愛く思った。
運動会で1位を取りたい辻を必死で助けようとする安倍。
1位を取るには練習が必要で、降ってる雨が邪魔になる。
雨を止ますためにはてるてるぼうずを1000個作らなければいけない。
安倍さん、嘘も方便ですね。でも1000個って想像を絶する多さだと思うんですが…。
そのへんはあえてつっこみません。でもてるてるぼうずネタが案外少なかったので新鮮だった。


49.再生

福田の6期メン応募しましたなお話。
最後の最後まで誰が主人公か分からなかったから、福田の名前を見た時にはびっくりしたよ。
同時に、あーなるほど、って感じ。でもまさか相手が市井だとは思わなかった。
ただ、雨は弱かった。ストーリーとはあまり関係してない気がした。
福田が過酷(?)な人生送ってるという様子はよく分かった。
なんとなく、悲しいお話ですよね。
関係ないけどデジカメじゃなくてデジカムだと思いますよ。
もし今回の6期オーディションのことを言ってるのならば。
293 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月23日(月)00時06分40秒
50.クラスメイト

おがこんのとても悲しいお話。
紺野死んじゃやだ。泣きそうになりました。とても切ないです。
紺野の自殺理由を最後まで謎にしておいたのが気に入った。
小川視点で見ていく限りでは、やはり親の圧迫に耐えられなくなったのだろうか。
小川が最後に、雨の中紺野と会って話したシーンはとても印象的でした。
ただ、雨は少し弱かった。ただの演出にしか使われてなかった。
それでもこういう暗いお話大好きです、個人的には。


51.雨になれ

高橋のバトロワしたらのお話。
途中までの文章と、最後の「雨になれ」のレスのつながりがよく分からなかった。
ごめんなさい、読解力ないんです。でも普通によく分からなかった。
よく分からなかった私に言わせてみると雨を無理矢理こじつけた感じがした。
でも途中までのバトロワ話、そして高橋の小川への嫉妬心には興味を持てた。
私も高橋にバトロワの役を当てはめるとすると相馬を選びますね。
ついでに小川はメガフォン、新垣は死んだふり、紺野は毒盛りって感じですね。
294 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月23日(月)00時07分38秒
52.横恋慕

よしかおののの三角関係っぽいおもろいお話。
シリアスだと思ったらネタだった。
途中までは飯田の切ない感情がよく表れていて引き込まれたのだが、吉澤がキスしようとしたところから何かが変わった。
犬が吉澤だったというのにも驚いた。「飯田さんの犬になりたい」発言が現実になった気がする。
雨は弱い。普通に外で降ってただけという感じがした。
辻と吉澤の体重を使った話には終始笑わせてもらった。
ただ、視点の切り替えが少し激しく、飯田で始まり吉澤で終わったのは何か違和感を感じた。


53.メロン記念日の一番長い日

メロン記念日の過酷な現実。
実はメロンについては名前と顔が一致しない程度しか知らないんですが楽しく読ませてもらいました。
25レスの中で時間によって4人の行動を分けて書く。とても上手かったと思う。
雨というより雪だが、最後の「雨を晴れにさせる」という台詞が救った。とても感動した。
実際のメロンのコンサートはこんな感じだったんだろうか、
と思わせるぐらいこと細かく書かれていて、自分が本当にメロン記念日になった気がした。
読みやすく、感情移入しやすい文章で、とてもひきつけられました。
295 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月23日(月)00時10分08秒
54.あなたの雨に包まれて。

やぐごまの涙涙の悲しすぎるお話。
泣いた。もうこの一言につきる。感動しました。短編でここまで深く書ける作品は凄いと思った。
後藤の心の葛藤。それを助ける矢口の優しさ。徐々に心を開いていく後藤…。
変に恋愛っぽい部分をいれなかったのも、また良かったと思う。
雨も、ただ降ってるだけかな、と思ったらちゃんと後藤の感情と繋げていた。
人が死ぬというのは簡単な事じゃないと思った。小説だけで、とても悲しい気分になった。
そしてその周りにいる人たちも悲しいんだと思った。矢口のような看護婦もとてもいい。
取り合えず泣きました。感動する作品をどうもありがとう。
296 名前:暇人ななしの初感想 投稿日:2002年12月23日(月)00時11分26秒
55.しりとり

紺野の口が汚い真面目なお話。
紺野の口の汚さにはびっくりした。また、そこに作者さんがいつも考えてる事が込められてるのだなと思った。
後藤、安倍、辻とそれぞれ3人の悪い部分を上手く引き出して面白おかしくしていた。
それをまじめに評価して見下す紺野も最高でした。
いつの間にかしりとりになっていたというつなげ方も面白い。
秀才な紺野もしりとりで負けて、メンバー3人が言うむちゃくちゃな罰ゲームに真剣に取り込む姿は素敵でした。
そこに雨を加えて、テーマもうまく使えてたと思う。


今回初めて感想書きに挑戦しました。
思ったより大変だった。けど、それぞれの作品を流し読みしないできちんと読めたから良かったと思う。
感想を書かなかったら分からなかったその作品の良さなどが発見できた。
雨というテーマで55作品も出たのにはびっくりした。

参加した皆さん、感想書いた皆さん、投票した皆さん、読了した皆さん、お疲れ様でした
297 名前:第十回短編コンペデータ集1 投稿日:2002年12月23日(月)00時32分05秒
出演回数、主役回数
安倍(11,5) 飯田(13,6) 矢口(9,2) 保田(7,0)
石川(14,4) 加護(13,5) 辻(14,3) 吉澤(16,11)
小川(14,8) 紺野(20,10) 高橋(9,5) 新垣(4,1)
後藤(9,4) 中澤(4,4) 市井(5,3) 石黒(0,0) 福田(1,1)

松浦(1,1) 藤本(1,1) 柴田(2,1)
メロン記念日として、4人が一作に登場し、それぞれが主役。
つんく、たいせー、吉澤直樹、より子、夏も登場。
文太も一回出たことをここに記しておく。

カップリング
いしよし 4 なかよし 1 こんまこ 6 たかまこ 2
かおのの 2 やぐちゅー 1 たかこん 1 かごま 2
あやみき 1 あいのの 4 いちごま 1 よしごま 1
なちよし 2 かおなち 1 こんのの 1 かおよし 2
かおごま 1 なちのの 1 やぐごま 1
298 名前:第十回短編コンペデータ集2 投稿日:2002年12月23日(月)00時33分13秒
一人称 41
三人称 14

一人称内訳
安倍 3 飯田 2 矢口 0 保田 0
石川 1 加護 3 辻  1 吉澤 10
小川 5 紺野 5 高橋 4 新垣 0
後藤 2 中澤 1 市井 2 石黒 0 福田 1
藤本 1

リアル 21
アンリアル 31
不明 3

平均レス数 15.73

一作品あたりの平均登場人数 3.35
登場人物数
1人 4作
2人 25作
3人 7作
4人 5作
5人 4作
6人以上 10作
299 名前:第十回短編コンペデータ解析1 投稿日:2002年12月23日(月)00時34分54秒
今回は、登場回数で初めて五期メンである紺野がトップだった。
ついで、吉澤、三番手に石川、辻、小川である。
これまでの傾向を覆す大異変である。
常に多数の作品で登場して来た後藤が、今回は9作のみと激減した。
矢口、保田といった二期メンバーも影が薄い。
四期+紺野小川、といったあたりが、中心を担っているようだ。
また、今回はたいせー、吉澤直樹という初登場があった。
より子が出て、ソニンが出て来ないのはなぜなのだろうか?

300 名前:第十回短編コンペデータ解析2 投稿日:2002年12月23日(月)00時36分10秒
主役回数はいつものように吉澤が強くトップ。
それに続くのが、紺野、小川であった。
保田は今回、主役ゼロと完全に影が薄くなってしまっていた。
矢口にしても、主役と言えるかどうか微妙なあたりで二つあるだけである。
二期メンバーは、今回非常に目立たなかった。
五人の卒業メンバーは、出てくると主役である確率が高い。
最近卒業したばかりの後藤を除けば、卒業したメンバーはわざわざその人を主役にした時、以外は出てきづらいのだろう。
五期メンバーは、新垣以外は特に抵抗なく主役としても使われるようになって来たようだ。
前回までほとんど主役となることのなかった、小川、高橋も今回は先輩達と同等、あるいはそれ以上に目だっていた。

カップリングとしては、こんまこが6でトップ、ついで、いしよし、あいのの の4。
あとは、ちょこちょこといったところ。
五期メンバーがここでも目だってはいるのだが、よく見てみると五期メンバー同士の組み合わせばかりである。
いしよしは、通常スレッドと比べると少ないように見えるが、それでもしっかりと数はある。
それに対して、よしごま、いしごま、いちごまといった、人気があるらしいものは、短編では数が少ない。
301 名前:第十回短編コンペデータ解析3 投稿日:2002年12月23日(月)00時37分11秒
一人称が多いというのはこのところずっと続いている傾向であり、特に変わった所はない。
ただ、内訳を見ると、吉澤だけが異常に目だっている。

今回、短編コンペ史上初めてアンリアル作品の数が、リアル作品のそれを上回った。
一般スレの傾向が短編コンペにも反映されてきたということだろう。
個人的には、今回初めてというのが逆に意外であった。

平均レス数15.73は、まあ、それくらいかと。

今回初めて、一作あたりの登場人数という項目を入れてみた。
意外と少ない。
全員登場物があったり、つんくたいせーなどもカウントした上でこの数である。
なお、この項目や、登場回数には、その場にいるだけ、というのはカウントしていません。
人数が少ないので気づいたことは、二人だけの話が多いということ。
実際に数えてみたら、25作品と半数近くあった。
このあたりは短編らしい、ということも出来るのだろう。

テーマの雨に関した項目は、今回は正直作りようがなかったのでありません。

今回は、紺野と小川の回だな、という印象でした。
302 名前:「雨になれ」を書きました 投稿日:2002年12月23日(月)01時02分03秒
[回答]加護はもうちょっと後に出番を作るつもりで忘れてました。

作品の不出来は皆さんのご指摘の通りで、感想を見た限りでは誤読もなく意図通り
に受け取られているようなので特に言い訳するようなこともなく。最後の展開がア
レなのは純粋に力不足で補足するようなこともありません。

投票してくれた方、有難うございました。高橋毒舌って言われて、全然そんなつも
りなかったので驚きましたが、そういえば基本的にそういう感じのものしか書けな
い模様です。

黄板で「Never read me.(決して読むな)」という作品を書いてます。タイトル
通りの内容なので、適当によろしくお願いします。
303 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月23日(月)01時37分01秒
「よりみち」と「存在」書きました

まずは、管理人さん、支配人さん、お疲れ様でした。
感想くださった方、読んでくださった方、ありがとうございました。

初めに、「存在」について。
この話は、一晩だけの話ですが、これからの二人を暗示しています。
最初は会話がなく、情景描写も冷たい感じになっています。
そこに小川が現れると一気に会話が出てきて、暖かい描写になります。
これは、
「ふと思い出した。あさ美は最初、麻琴とはあまり話さなかった。
麻琴が冷ややかに接してきたからだ。
それが、いつの間にか一番の仲良しだ。
どういうきっかけがあったのか、まったく覚えていない。」
ここの部分と重なります。
そしてラストで「その手は、一晩中離れることはなかった。」。

つまりこの一晩の情景描写・紺野と小川の様子が、
二人の一生(と言うと大袈裟だけど)を表しています。
304 名前:「よりみち」「存在」 投稿日:2002年12月23日(月)01時38分11秒
「よりみち」のラストの言い訳。
あの終わり方の一つの理由は、話を壊したかったからです。
誰かも言ってましたが、新垣が作者に都合のいいキャラになっていたからです。
線で囲まれた部分を自分で読み返してそれに気付いて、壊したくなりました。
ただ壊すだけじゃなんなので、『こんなのはどこにでもある話だ』と言う意味をこめて
例の検索結果を新垣に書かせました。

もう一つあります。
まず、タイトルでもある『よりみち』これは、『好きで、楽しいけれど意味のないこと』
を表しています。新垣が雨に濡れるのは、面白いことなんだけど、意味がない。
むしろ風邪引くかもしれないし、服はビショビショになる。マイナス面のほうが多い。
けれどそれをやるのは、ただ単に『楽しい』と言う理由だけ。
305 名前:「よりみち」「存在」 投稿日:2002年12月23日(月)01時39分59秒
これはそのままラストの新垣にも当てはまります。
小説を書くのは楽しい。けれどどこかむなしい。小説を書くのはただ単に『楽しい』から。
それが言いたくて新垣はこの小説を書いたんです。
そしてむなしさを忘れないように例の検索結果を書いたんです。

あの小説からそんなこと読み取れないだろうし、
わけわかんなかったと思います。
しかも説明ヘタクソなので意味わかんなかったらごめんなさい。

それから、「存在」は「天体観測」のパクリか?と思っている人もいると思いますが、
もちろん違います。前の作品をまったく読まずに投稿してしまいました。

複数投稿、すいませんでした。
初めて参加しましたが、楽しかったです。
みなさん本当にありがとうございました。
306 名前:抱き合わせ乳首 投稿日:2002年12月23日(月)01時46分43秒
思春期ヲタの某固定にそそのかされてカーテンコールを書きました。
他に書いたことあるのは「えっちな中澤」というシリーズです。
羊で書いてた完結編「背徳の罰」は自分の板でそのうち仕上げる予定。


こんな感じで良いのだろうか。。。(^^;
307 名前:名無しさん 投稿日:2002年12月23日(月)02時02分55秒
「さびしくないよ」を書きました。

・あれは推理物です
・題名は「ここにいるぜい」とどっちが良かったのでしょうか
・ラストはホントに溶かそうとしましたが思いとどまりました

 森板で「名探偵チャーミー」書いてました。パクリでよろしければどうぞ。
308 名前:「魔弾の標的」書きました 投稿日:2002年12月23日(月)02時30分02秒
皆様お疲れ様でした。

分かっていただけたかどうかわかりませんが、思いきり「聖誕祭」を狙いました。
目指したのは緊張感のある文章と、続きが読みたいといわせるくらい読者を引き込む事だったのですが、
この文章のどこに緊張感があるのかと自分ながら悲しくなりました。

答えてくれる人もいないのに質問形式で言いたい事言います。
 一発目の魔弾が余分だったか?
雨、と言う言葉を使わないでおこうというのは決めてたのですが、水がどうこう、の件のせいで
中途半端に雨を使ったのはまずかったかもしれません。
いっそのこと水、って言葉も使わないくらいでいったほうが良かったのか。

 どの辺りの説明が冗長なのか?というかこの話説明不足じゃ?
何度読んでも説明不足にしか思えません。
まさか冗長とは。
ついでに、誰か私に「説明不足」と「読者に想像させる」の違いを教えて下さい。

花板にて、「シフォンの風」というのを始めました。
「冬の雨」だ「かたつむりの午後」だ、げんまさんだカルアさんだと言っていただき恐縮です。
正体知ってショボーンとなった方、ごめんなさい。
買いかぶってくださった方、ごめんなさい。
309 名前:『たまゆら』のあとがき 投稿日:2002年12月23日(月)02時36分16秒
『たまゆら』を読んでくださった皆さん。
ありがとうございました。

いきなりですが、私なりの解説をしたいと思います。
さて、タイトルでもある「たまゆら」とは何のことでしょうか。
それを説明する為にはテーマについて話さなければなりません。
この話には本テーマ「雨」とは別にもう一つテーマがあることに気づいた事だと思います。
そうです、「おっぱい」です。
むしろこちらがメインです。
別におっぱいが好きだというわけではありません。
いえ、好きです。
どちらかというと足フェチです。
あぁ…綺麗なおみ足で踏みにじられたい(ウットリ)
まぁ私の事はどうでもいいです。

さて、本題ですが、人は何処から生まれ何処へ帰るのでしょう。
人は母親の胎内で受精し、誕生します。
ですが精神はどうでしょう?
私は考えました。
寝たり寝なかったりで何日も考えました。
そして一つの答えにたどり着きました。
そうです! おっぱいです!
皆さんビックリしましたか?
私はビックリしました。
皆さんは覚えているでしょうか。
紺野は言いました。
「『たまゆら』とは意味であり、場所であり、存在であり、私だ」と。
これが答えです。
310 名前:『たまゆら』のあとがき 投稿日:2002年12月23日(月)02時37分28秒

テーマの話が出たので「雨」についても語らせてください。
一見「雨」というテーマ性は弱そうですが、これは雨だからこそ完成した話です。
辻は言いました。
反対側の山に行くには虹の橋で繋げばいいと。
加護は言いました。
虹を作るには雨を降らせばいいと。
そして、紺野は「たまゆら」の力を使い、辻の望みを叶えようとします。
すなわち、ふたつの山を繋ぐ虹の掛け橋を作るということ!!
「たまゆら」により生み出された光は、流星のごとく頂上付近に降り注ぎます。
そして、光は一箇所に集まると虹の橋を形成しました。
まさしく光のシャワー(雨)を降らせる事により虹を作り出す。

「おっぱい」 => 「たまゆら」 => 「雨」

と繋がっているのです。
すなわち

「おっぱい」 = 「雨」

となる。
これがこの作品の全てです。

長々と失礼しました。


感想を下さった皆さん、本当にありがとうございます。
色々と疑問があるようですが、その中の一つだけ答えたいと思います。

A.最後のレスは必要だったのか。
Q.必要です。

最後に、カミングアウトはしません。
今回、この企(字数制限により中略)ありがとうございました。
311 名前:雨の時代 投稿日:2002年12月23日(月)02時52分26秒
初めて参加しますた。
具体的な感想をもらえると、勉強になりまつ。
有賀党御座居間巣!

こんな愚作を評価してくれて申しわけないでつ。
次回はもっとがんがって、恥ずかしくないものを書きますでつ。
漏れは森板で『Tokyo killing City』を書いてまつ。
よかったら読んでくらさい。
312 名前:The snow letter in a bottleを書きました 投稿日:2002年12月23日(月)02時52分36秒
お疲れ様でした。

初めて短編書きました。初体験。優しくしてねと今から言っても遅いですが。
雪じゃんと言われても泣いてません。海水じゃんとか言われても泣いてません。
高紺ありえねーとか言われても泣きません。
ついでにテーマが雪とか海とかだったらこんなの出すわけもなく。
雨が降るという現象を出したくなかっただけでした。

感想をくれたみなさん大変参考になりました。有難うございました。
313 名前:メロソ記念日の一番長い日を書いたんだとさ。 投稿日:2002年12月23日(月)02時58分20秒
ちゅーことでメロン記念日モノを書いたわけですが。
そこそこ好評でうれしいです。自己記録更新だし。
実際のライブツアーは初日が12/9の赤坂ブリッツ。東京は大雪の日でした。
もちろんメロンのソロではこれが初、大盛り上がりだったらしいです。
”This is 運命”ではモッシュやダイブも発生、骨折者が出たとのウワサも。
実際、最終公演ではモッシュやダイブを禁じるアナウンスが。とてもアイドルのライブとは思えない光景でした(笑。
それから柴田のビックになる発言も事実です。でも掲示板でそこだけ見たのでアドリブだと思ってました。
まぁ、実際はお約束の台本バリバリなMCだったのですが。
 
後半がつまらないとか、全体に長いという感想をたくさん頂いたのですが、それは本人も自覚しております。
いいわけをするとラストは時間切れになって練りが足りなかったのが最大の理由かと。
実際にはコンセプトがはっきりしていないことじゃないかなーとは思っていますが。
実のところ、本当に書きたかったのは柴田のビック発言だったりしますが。
314 名前:メロソ記念日の一番長い日を書いたんだとさ。 投稿日:2002年12月23日(月)02時59分55秒
それから愛を感じるとかキャラを把握してるとか誉められましたが、実際は適当です。
セクシー斉藤、メルヘン村田、体育会系大谷、そしてマイペース柴田とキャッチフレーズをつけて考えていっただけです。
メディアだってアルバイト柴田くらいしか見てなかったですし。
…まぁ、メロンは嫌いじゃないですけど(笑。
 
で、恒例のカミングアウトですが、最近は中澤姐さんの砂遊びを書いてる者です。
…自スレにはメロン出てきてないんですけどね(爆
 
最後に、読んで下さった方、投票して下さった方、そして支配人に感謝。
また次回も参加したいです。
315 名前:五光書きました 投稿日:2002年12月23日(月)03時02分24秒
雨降って地固まる

雨→傘→花札の絵柄→雨四光→四光→雨の札+五期四人→五光

幸せですか?のPV

と言う安易な発想からこんな話に。
それプラス吉澤より高橋のほうが真の男前なんだと言う事をちょっとだけ主張したかったので。

アンリアルの長編を書いている最中で、あまりにも現実とキャラが離れすぎに
なってきていたのでリアルの非CP物を息抜きに書いてみました。
全く推敲をしていないため誤字脱字があったり、一レス分UPし忘れたりしてますが
別にこれでも話として一応出来ているので今更訂正して上げる気もありません。
むしろ無いほうが良いのかもしれませんし。

緑で「冬桜の記憶」「セルロイドエイジ」書いてました。
感想を下さった方々、投票してくださった方々、どうも有難うございました。
316 名前:『たまゆら』書きました 投稿日:2002年12月23日(月)03時12分47秒
ごめんなさい。気が変わったのでやっぱりカミングアウトします。
しないと言ったりすると言ったりで皆さまにホントにご迷惑をおかけします。
すみません。

白板で『いしよし畑』を書いてます。
今は半放置状態で本当に申し訳ないです。

本スレを聞いてがっかりした方、本当に申し訳無しです。
それでは失礼しました。
317 名前:「雨は何も知らない」書きました 投稿日:2002年12月23日(月)03時33分13秒
管理人さん、支配人さん、書き手の皆さんお疲れ様でした。
そして、感想をくださった方、投票してくださった方ありがとうございました。

この題名、「雨は何も知らない」は、雨と全然関係ないのではないか、と
思われている方がいるかもしれません。確かに、ここでは水溜りではなく、
得体の知れない穴(空間)が出てきています。…まあ、ぶっちゃけ穴と雨は関係ありません。
水溜りではないのですから。

しかし、私はそのことで「雨は何も知らない」ようにしたのではありません。
この話に、影の薄い雨が降っていたと思います。その影の薄い雨には意思(?)があります。
地上に落ちる時、それまでの風景を見る、その風景を見て何かを感じることができるのです。
しかし、地上に落ちてしまうと、それまで感じていた、または、思っていたことは、
キレイさっぱり無くなってしまいます。(地上に落ちる=命を落とす、と考えています)
318 名前:「雨は何も知らない」書きました 投稿日:2002年12月23日(月)03時33分45秒
たまたま、紺野の近くで降っていた雨は、紺野に襲い掛かる不幸を目撃します。
しかし、その後は地上に落ちてしまう。と言う事は、紺野の存在が自分達(雨)の中では
無くなってしまう(覚えていない)。そして、すでに紺野がいない状況で降っている雨は、
何があったのかは知らない。紺野がいたことさえ知らない。

紺野がいる状況で降った雨の視点、紺野がいない状況で降っている雨の視点、
どっちから見ても、何も知らないんです。だから、「雨は何も知らない」のです。

意味が分からなかったらギョエーナサーイ。あ。あと、別にこれは小川と紺野じゃなくても、話は成立します。
自分がこの二人が好きで、この話に出したワケじゃありません。
まだ投稿とかしてないけど、このCPでお話とか作ってません。
あま〜いお話とか作ってません。決して。

長くなりましたが、カミングアウト。
前回「屋上とごとーさんと〜…」「いねむり」書きました。
319 名前:ト長調の雨にを書きました 投稿日:2002年12月23日(月)03時39分47秒
はて、みなさんお疲れ様でした。

「告別コンサート」という語感に違和感をお持ちになった方がおられましたが、告別式の
印象が強いせいでしょうか。ベートーベンのソナタに「告別」というものがありまして、
これは別に死別を扱ったものではありませんしそのイメージから、普通に「告別コンサート」
としたのですが、まー、違和感があったのなら、しょーがないですねー。

で、日本語がメチャクチャとか、技術がついていかない、などの文章に関するご指摘を多数、
いただきまして。自分としては、ストーリーとして、あまり落ちてないので、その辺の指摘が
多いかと思ってたので、意外でした。どの辺がメチャクチャだったのか、具体的に教えていただけると
助かります。なにせ、自分ではちっとも、わかってませんので。

何はともあれ、前回出したものより、好意的に受け止めていただいたようでホッとしてます。
なんだろーな、やっぱキッズを出したのが、まずかっただろーか。

で、みなさん、自スレを晒してらっしゃるよーですが、私のは探さないで下さい。
小学生でエロ書いてるなんてバレたら捕まっちゃいますもん。
320 名前:「中澤組四代目 〜残侠伝」を書きました。 投稿日:2002年12月23日(月)03時43分56秒
管理人様・支配人様・読者の皆様、参加された方々お疲れさまでした。
初参加させて頂いたのですが、とても勉強になりました。
笑ってもらいたい(失笑・冷笑コミ)一心で書きました。
作品を出した以上、言い訳は見苦しいかとも思うのですが、
一応最低必要な分だけは、この場を借りて説明させてもらいたいと思います。

・テーマ"雨"無視でつか?
大失敗に終わってしまいましたが。終始テーマ雨は念頭においていました。
その点だけは汲んで頂ければ幸いです。

・文太書きたかっただけちゃううかい?
娘。の"疑似家族"的な雰囲気が好きなので、ヤクザものは前から書きたいと思っていました。
今回当初は中澤脱退時になぞらえて、任侠物を書こうと思っていたのですが、
書き進めているうち「このままじゃ裕ちゃん死んじゃうよ!」と言うことに気づき、急遽文太に登場願いました。
自分には裕ちゃんは殺せませんでした。
死ぬためだけに登場するはめになった文太には、大変申し訳なく思っています。

白板で「うららかな午後」というドタバタ学園物を書いています。
文太は出てきませんが、物好きな方はよろしければご覧下さい。
321 名前:───ダイヤモンドレイン 投稿日:2002年12月23日(月)03時45分35秒
おつかれさまでした。たくさんの投票と感想、大変喜んでおります。
結果も予想外に高順位で嬉しく思います。
本当は終盤に細々とやろうと思ったのですが、時間が取れそうもないので、
サクッと済ませちゃいます。

それでは目に付いた疑問に回答でも。
まず「小川が何故(いつ、どのように)紺野の転校を知っていたのか」
これは間を読んで欲しかったというか、読み手依存ということになっています。
こちらの設定では、担任の先生が学校生活において感じとった
「どうにもクラスに馴染めていない紺野にとって、小川は数少ない友達」
という解釈から、その日あった出来事の連絡を兼ねて、
休んでいる小川に電話で「紺野が急に転校する」ということを伝えた、ということになっています。

小川が紺野にこだわる理由はただ一つ、"友達"だからということです。作品中に
>"紺野あさ美"も彼女にとっての"クラスメイト"であり、ただそれだけのこと。
とありますが、これは紺野の一方的な自虐意識の働きでしかなく、
この時点ですでに、小川にとっての紺野は"友達"なのです。
322 名前:───ダイヤモンドレイン 投稿日:2002年12月23日(月)03時47分26秒
秘密基地というのはクラスの人気者である小川に、
突拍子のないことを言い出す能天気なイメージを植えたかったため。
紺野が留守番を放り出してでも約束を取らなかったのは、数時間経過した時点で
もう小川は私なんかを待ってはいないだろう、というこれも自虐意識からのものです。
それに対して小川が何時間も待っていたのは、それが小川が思う"約束"であり"友達"だからかな。
行き違いですね。
小川がぬいぐるみを直接ではなく、紺野が学校に行っている間に家へ届けたのは、
あの時、少なからず嫌な別れ方をして良いようには思われてないだろうし、
紺野にとって自分はもう会いたくない存在になっているのかもしれない…という彼女なりの配慮です。

ラストに関しては何も言いません。その後二人はどうなったのでしょうか。
読者の頭の片隅で、余韻と共にほんのりでも想像で描かれれば、それが正解なのだと思います。
323 名前:───ダイヤモンドレイン 投稿日:2002年12月23日(月)03時48分10秒
脱字が少々。
>>17L3とL7に「に」が抜けております。文章校正中に謝ったものかと思われます。
申し訳ございません。

最後にカミングアウトですが、ここでは第八回で「インディゴブルーの治療薬」を。
ということで、自スレは狩のギルド【エム】です。
重ね重ね、ありがとうございました。
324 名前:しりとりを書きました 投稿日:2002年12月23日(月)03時52分16秒
 おつかれさまです。
紺野いじってごめんなさい!
実際の紺野って、がんばって健気で意地らしいじゃないですか。
ちょっと悪態をつくキャラにしたいと思ったんですけど、やりすぎました。
吉澤あたりでやったほうがよかったと思いました。
単純な構成のほうが笑えると思ったんですが、
もう少し工夫したほうがよかったですね。
でも、ボブさんと比較してもらえて嬉しいです。
ボブさんには足元にもおよばないですけど、
少しでも近づけるようにがんばってみます。
ありがとうございました。

フライングしてまで投稿する内容じゃなかったっすね。
それと、たしかに最後は「ん」で終わらせるべきでした。

× すげえサイテーだぜ。ちくしょう!

○ すげえサイテーだぜ―――ハクション!

厨房ですんまそん!
325 名前:「トキサメ」を書いた者です 投稿日:2002年12月23日(月)03時53分24秒
初めて短編を書きました。

まず、テーマを決める時に始めに思い浮かんだのが「記憶喪失」という文字だったのですが、雨で記憶喪失になるというのも弱いし難しいし、短編ではまとまりそうにないな、と考えたので、なぜかそこから時空移動に飛びました。
CPは決めていたので、始めの予定では、「吉澤が雨の中、記憶喪失の安倍と出会う」というものだったのですが、どうも続きが考えられないので、未知の人物安倍が空から降ってくるという風にしました。
空から降ってくる未知の人間=未来からくる、に繋がって今の話が出来ました。

いろんな所で時を駆ける少女をベースにしてるんだな、と言われてたんですが、本人は全く別の所からこのテーマに行き着いたつもりです。
ちなみに、皆さんが言っていた時を駆ける少女というのはドラマでしょうか?それとも小説の方でしょうか?
私は小説の方は読んだ事ないので分からないんですが、ドラマの方は見た事があるので、時空移動というテーマを思いついた後にかぶってると気付き焦りました。
なるべくかぶらないように努力したんですが、結局私のオリジナリティの無さから似たような話になっちゃいました。
326 名前:「トキサメ」を書いた者です 投稿日:2002年12月23日(月)03時54分42秒
短編を書くのは初めてで、文字数を気にしたせいで展開がどたばたとなり、二人の感情の変化などが深く書けなかった事を凄く後悔しています。

また、未来から来たという事で安倍の訛りをひどくしたんですが、逆に読者さんに違和感を与えてしまったようで反省してます。

後、時空の歪みは雨で起きた、という事を伝えたかったんですが、強調の仕方が悪かった(というか実は忘れてた)ようで上手く表現できず、それも反省してます。

ちなみにトキサメは時雨から取りました。多分、トキサメという言葉は実在しないです。
今回、雨という字が入った題名が多かったので、あえて「しぐれ」と読まずに「ときさめ」と読んでそれをカタカナにしてインパクトを狙いました。

ネタとシリアスのバランスが悪かったという点ですが、私はネタを書くつもりも書いてるつもりも無かったので、実はずっとシリアスを書いてるつもりでした。
読者さんが前半部分でネタっぽいと感じてくれたのなら、それはそれで嬉しいです。
327 名前:「トキサメ」を書いた者です 投稿日:2002年12月23日(月)03時55分18秒
後で読み返したらなちよしにする必然性も無かったと思います。
というか、吉澤が安倍に惹かれる様子などがあまり描かれてないので、少し強引すぎたと思います。
描写に関して、自分の力量の小ささに滅入ってる所です。


最後に、投票してくださった方々、感想くれた方々、読んでくださった方々ありがとうございました。
また、他の素晴らしい作品に紛れて駄文を載せてしまった事を心よりお詫びします。

自スレはほとんどの人にはばれてると思いますが、黄板の方で今回短編に使おうと思ってた記憶喪失をテーマに書いてます。


それでは、皆さん本当にお疲れ様でした。
328 名前:「天体観測」と「It is not raining.」 投稿日:2002年12月23日(月)03時56分33秒
皆様、お疲れ様です。
自分はこの2つを書かせていただきました。


・天体観測について。

歌詞そのまんま〜という話ですが、自分は元からこの歌詞を
そっくり小紺の物語として書き起こしたかっただけでして、
もちろんちゃんと「叩かれても仕方無いよね☆」と覚悟しておりました。

実は「天体〜」を書く前、投稿に使用するネタは他のにするつもりでした。
しかし書き始めの土壇場で知り合いからこの曲を洗脳のように聞かされてしまい、
すっかりはまってしまった、というしょーもない逸話もあったりなかったり。

オリジナル性のないただのパクり作品に覚悟もかぼちゃもないですが、
自分の書きたい物が書けて良かったです。多分。
もう少しちゃんと文章練れば良かったとか後悔してません。

作品の中身に触れるとしたら、やはり最後の部分でしょうか。
紺野と小川は出会えたのかどうか。
これはちゃんとした正解はありません。実際に会えたのかもしれないし、
歌詞通り脳内で、だったかもしれません。
頭悪い自分はその解釈に困ってしまい、こんな曖昧な終わり方になりました。

考えた挙げ句てっきり都合良く寄りを戻したのかと思ってたぐらいで>曲。
329 名前:「天体観測」と「It is not raining.」 投稿日:2002年12月23日(月)03時58分23秒
・It is not raining.について。

最近になってやっと気づいたんですが、
自分はタイトルとかのセンスが、どっかのつ○く♂さんばりに悪いみたいです。

チャットや感想ではホラーだとかサイコだとか蜘蛛女・紺野とか言われてますが、
自分は小川と同じく爽やかな作品に仕上げたつもりです。
いつの間にか拉致監禁とかに発展してるのにビビりました。
実はそんなつもりなかったんです。確かにそんな要素は含ませておきましたが(?)、
ここまでクローズアップされるとは…。

とか書いたらせっかくの評価が落ちそうな気がしなくもないですが、
カミングアウトだから素直にさらけ出してみました。


自スレは大体の方が気づいておられるようですが、
白板:かぼちゃ。
森板:小川さんの誕生日。
の、2つです。更新してなくてすみません。

最後に、叩きと感想その他諸々、本当にありがとうございました。
指摘されて「ああ、そうか」と納得できる部分も多かったですし、
こんなダメな自分が書いた物でも好きだと言ってもらえることが嬉しかったです。

ちなみに前回は参加していません。今回初でした。
それでは。
330 名前:嘘付きは泥棒の始まり 投稿日:2002年12月23日(月)04時16分55秒
十五の思い出掻きますた。
今回書く際に念頭においたもの。
涙・桜・虹・雪・飴・雷・南へ行く・十五歳・十五個・リベンジ・十三、十四・美少女辻

以前に短編集に参加した際ボロクソだったので、リベンジと気分転換をかねて軽い気持ちで参加しました。
結果。今回もボロクソ。
雨と言ったら飴だろう。飴と言ったら辻だろう。辻といったら美少女辻。
美少女辻といったらAさんということで、未来ものになりました。
そんでもって、十三、十四のパロだろ、と言われればたぶんそうです。
とりあえず、最後の二行で色んな雨を出せたので満足です。
結局雨=飴のネタ小説が空回りしただけなので、深いところは気にしないでください。
十五個にこだわりすぎて冗長になったのはかなり反省。
本当はカミングアウトするつもりなんてなかったのですが、楽しそうなのでやってみました。
自スレはあったりなかったりします。
最後に。これって必然性ある?
331 名前:第10回支配人 投稿日:2002年12月23日(月)04時30分20秒
引越し警報が出ていますので、次に書き込む方は新スレに移行してください。

新スレ:『オムニバス短編集』感想用スレッドVol.6
http://m-seek.net/cgi-bin/read.cgi/imp/1040583760/l25

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