Honey!

1 名前:ナッツ 投稿日:2003/11/29(土) 12:11
やぐごまでアンリアルです。
妄想全壊の甘さなんで、よろしくです。

ちなみにやぐは大学生で、ごっちんは高校生な設定です。

エロは…あるかも。

(〜^◇^)>それじゃ
( ´ Д`)>本編

(〜^◇^)( ´ Д`)>スタート!
2 名前:Honey! 投稿日:2003/11/29(土) 12:15
「そろそろだ」

真里は見ていたテレビ番組に表記されている時刻を見て立ち上がると、キッチンへ向い、棚からコップを2つ取り出しておく。

その後に、ちょうど良く玄関のドアが叩かれた。

「今開けるー」

相手がわかっているため、相手の確認をせずに鍵を開ける。

「ごっつぁん! また来たのかよ!」
「うんっ」

思ってもいない事を言う真里に気にせず部屋の中に入っていく。
3 名前:Honey! 投稿日:2003/11/29(土) 12:15
「ちゃんと家に帰って、普段着に着替えてから来いよなー」
「だって、三年生になったゴトーを見て欲しかったんだもーん」
「もう夏だし! 何回も見てるっつーの!」
「あはっ」

屈託の無い笑みを浮かべる真希を横目に、冷たい麦茶を差し出す。

「なんだ、やぐっつぁんも準備してたんじゃーん」
「…うっさい」

こんなやり取りも10年程前から続いている。

真希は、昔からの幼馴染。
真希が引っ越してきた当初、周りの子供達にイジメられている所を助けてやると、次の日からは子犬のように付きまとい始めた。

そしていつのまにか家族ぐるみの付き合いになり、年月が過ぎても変わらないままでいる。
4 名前:Honey! 投稿日:2003/11/29(土) 12:17
「やぐっつぁーん!」
「うわぁ! きゅ、きゅ、急に抱きつくなよな!」
「だってやぐっつぁん、小さくて可愛いんだもーん」
「小さい言うな!」
「あはっ、10年前からサイズが同じだよねー」

「なっ…オイラだってあの頃よりは伸びてるよ!」
「そうかな? あのね、やぐっつぁん」
「なんだよ?」

真希はからかうのをやめると、そのまま真里に抱きつきながら話し出す。

「あのね、チューして?」
「やだよっ、する必要が無いだろ」
「ゴトーがチューして欲しがってるんだから、する必要あるよ」
「…………」
「ね?」

上目遣いで見てから、真希はそっと目を閉じる。
5 名前:Honey! 投稿日:2003/11/29(土) 12:18
ねだるのが上手いヤツ。
何度その目と声に従って来たと思ってるんだ。
そもそも幼馴染にキスして欲しがる高校生なんているのかよ!

いろいろ文句を考えても、甘やかしてしまう自分も自分なんだろう。
真里は赤くなりながらも唇を重ねる。

口と口が少し触れるだけの、ただの幼いキス。
真里の瞳の中に、一瞬だけ見せた真希の悲しそうな顔は映っていなかった。
6 名前:Honey! 投稿日:2003/11/29(土) 12:19
へへー」
「……」
「あーあー、もう時間だ…。ねー、今日泊まってっていい?」
「ダメ! 泊まっていいのは金曜か土曜だけだろ? 今日は家に帰るの」
「……はーい」

渋々と玄関に向かう真希に、真里は呆れたように笑った。

「また、明日来なよ。そしたら泊まりにおいで?」
「うん! やぐっつぁんバイバーイ!」

扉と鍵を閉めてから、ふぅと軽く息をつく。

「ったく…、あんな顔でキスしろ、なんて言うなよなぁ……」
7 名前:Honey! 投稿日:2003/11/29(土) 12:21
短いけど、今回はこれで。
大体こんな感じです。

レスとか本当書く気力になるんで、待ってます。
更新ペースはできるだけ週一にしたいと思います。

それでは。
8 名前:つみ 投稿日:2003/11/29(土) 12:24
ほう・・・・
これは萌えるな・・・
9 名前:優子 投稿日:2003/11/29(土) 12:58
やぐごま好きなんで楽しみです!
10 名前:名無し読者 投稿日:2003/11/29(土) 20:24
久々のやぐごま
期待します
11 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/01(月) 21:39
甘々のやぐごま期待してます。
12 名前:Honey! 投稿日:2003/12/22(月) 20:03



*****


13 名前:Honey! 投稿日:2003/12/22(月) 20:04
「ごっちーん、はよっす!」
「はよー」

真希が通学路を歩いていると吉澤ひとみが声をかけてきた。
ひとみは高校一年生の時に知り合い、席が隣同士になった事から仲良くなった。

当時の彼女はどこか儚くて、物静かなイメージがあったのだが、話していくとイメージとは違ったのがわかり、今では真希の一番の親友になっている。

そして、真希の真里への気持ちを誰よりも理解しているのも彼女だ。
14 名前:Honey! 投稿日:2003/12/22(月) 20:05
「あー、ねむー」

「また遅くまでバイト?」
「うん」
「たまには休んだ方がいいよ?あたしみたいに」

「ごっちんは休みすぎだと思うっス!」
「あはっ、いえてるー」

「でも、まあ、さあ」

冗談を交わしていた中に、ふとひとみは真剣な顔をする。

「早くさぁ、カオリに会いたいし」
「よしこ…」

カオリ、とは遠い地方に住んでいるひとみの年上の恋人。
2、3度だが写真を見せてもらった事があり、真希も顔だけは知っている。

真里と歳は近いが、雰囲気はまるで違っていて、美しい顔に長い綺麗な髪がとても似合っていた。
15 名前:Honey! 投稿日:2003/12/22(月) 20:06
「ふぅ…」

真希がひとみに目をやると、ひとみは遠くを見るように空を見上げていた。

「ちょっーとセンチなよしこ可愛いっしょ?」

心配そうな視線に気づいたのか、ひとみは誤魔化すようにふざけて見せた。
真希も合わせるように笑った。
16 名前:Honey! 投稿日:2003/12/26(金) 23:40
短いですが更新。
年明け前にもう一回更新できるといいのですが…。

よしこ登場。
このコンビは結構好きです。
17 名前:Honey! 投稿日:2003/12/26(金) 23:54
>>8 
萌えますかね?
少しでも多く萌えていただけるとありがたいです。

>>9
やぐごまいいですよねー。
最近はあまり絡みが無いので寂しいです。

>>10
やぐごまは小説も結構少ないんですよねー…。
最近、CP板に載っていないのを一つ見つけただけですし…。
脳内で補充する為に書いた文ですが、よろしくお願いします。

>>11
とびきり甘くしたいと思いますが、気分屋なので変わるかもしれません…。
ふっふっふっ…w
18 名前:名無し読者 投稿日:2003/12/29(月) 17:46
よしごまも好きです。
これからも頑張ってください。
19 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/02/21(土) 15:28
保全しておきます!
20 名前:マルタちゃん 投稿日:2004/03/11(木) 13:00
やぐごま大好きです。
頑張って下さい。

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