04 邪教の館

1 名前:04 邪教の館 投稿日:2006/12/29(金) 01:54 ID:YJ3menIA
04 邪教の館
2 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:54 ID:YJ3menIA
ゾロゾロと楽屋に戻ってくるメンバー達。

先頭を1人歩く れいながドアを開ける。


「ヒッ」
悲鳴とも声とも つかない音を発してしまったのも無理はない。

部屋の中には、呆然と立ち尽くす石川と
その足元に倒れている藤本がいた
3 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:55 ID:YJ3menIA
「「「「「「「藤本さん!!」」」」」」」
「美貴ちゃん!!」

「みんな待て!!!」
藤本に駆け寄ろうとするメンバーを止めたのは、リーダー吉澤である

一体何のため? 現場保存であろうか?

「お願いします」
真剣な顔で辻に一体何をお願いするというのか?



「うむ。」
威厳たっぷりに返事をした後、辻は1歩2歩と藤本に近づいて行く。

固唾を呑んで見守る一同。


辻は 藤本を見下ろして一言..「死亡確認」
4 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:55 ID:YJ3menIA
「「「「「「「藤本さ−−−ん!!」」」」」」」
「「美貴ちゃ−−−ん!!」」



「..梨華ちゃん..殺ってしまったか、
 いつかこんな日が来るんじゃないかと思っていたけど..それが現実になってしまうとは」

口惜しそうに吉澤が呟く
5 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:55 ID:YJ3menIA
「♪蘇れ蘇れ良き人良き人」
「いや、あまり良き人じゃないから無理かも」

歌い出す亀井、冷静な道重


「そうだ、教会!!」
「教会じゃ無理。邪教の館でないと」

動揺する田中、やはり冷静な道重



「ザラキ、ザラキ」
「愛ちゃん、呪文間違ってるから」

そして新垣も冷静であった
6 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:55 ID:YJ3menIA
「でも、どうして? どうして殺しちゃったんですか?」


「それは...」
久住の問いかけに、窓の外を遠い目で見ながら吉澤が答える
7 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:56 ID:YJ3menIA
「美乳臀、新曲出たんだって。バニーガールで。よーやるよな」
突然、藤本のマネをはじめる吉澤

「何よ!! アンタなんか微乳臀じゃないのよ!!」
そして石川の役を演じる辻

「なんだと、この着エロやろー!!」
「野郎はテメーだろ!!」

「...というわけなんだ。わかった?小春」
「はい」
8 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:56 ID:YJ3menIA
「ちょっと、そんなわけないでしょ!!
 大体何よ、さっきから黙って聞いてれば、まるで私が殺したみたいな言い方じゃない!!」

「みたいじゃなくて、殺ったんだろ?」



「よっすぃーのバカ!! もーいいわよ!!
 ののは信じてくれるわよね?」

石川の差し出す手を掴む辻
「12:35分 逮捕」

「ちょっと離しなさいよ!!」
9 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:56 ID:YJ3menIA
「あんた達、黙ってないで、私の無罪を証明してよ!!」

100%クロの この状況の中、一体何をどう証明せよと言うのであろうか?

みんな石川と目をあわさないように下を向いている。
10 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:56 ID:YJ3menIA
「石川さん、せめて自首されたらいかがですか?」
「なんでそんないきなり他人行儀なのよ!!」
「だって他人ですから」
ちなみに石川と会話しているのは辻である。


「梨華ちゃん」
暖かい目で石川の肩を叩く吉澤

「..よっすぃー」



「心配するなって、私が警察まで一緒に行ってあげるから」
1秒後、吉澤は思いっきり殴られた。
11 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:56 ID:YJ3menIA
「そうだ! 三好ちゃんと岡田ちゃんは信じてくれるわよね」


「(唯ちゃん、どうする?)」
「(まず、間違いなく殺っとるわな)」

「(でも正直に言ったらアレだよね..)」
「(せやなー、石川さん おらんようになってもーたら
 いつのまにかホームページに『三好と岡田について重要なお知らせ』とか載って...)」

「(じゃあ、仕方ないから無罪って事にしておく)」
「(悲しいけど、長いものには巻かれるしかあらへんで)」


「「はい、無罪です」」

「ほら、聞いたーー!! 無罪だって!!」
勝ち誇る石川
12 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:57 ID:YJ3menIA
「明らかに言わされてんじゃねーかよ!!」
じっと耐えていた藤本だが、これには我慢も限界だった。

つまり、藤本は死んでいたわけでない。
本当は畳にうつぶせで寝ていて、あたりのざわめきに目が覚めていたのだが、
騒ぎが大きくなって、中々言い出せずにいただけである。



「え?何? ちょっとやめてよ。私悪くないよね。
 大体お前ら誰も泣いてないじゃねーかよ
 な、なんだよ。何する気だよ。やめろよ、おい。やだよ。やだ。助けてーーーーーーーー」
13 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:57 ID:YJ3menIA
「私の呪文のおかげだね」
「いや、さっきの殺す呪文だから」
でも悪魔には逆効果なのだろうか? 藤本の悲鳴を聞きながら、新垣はそう考えた。



そして 怒りに震える石川の腕を まだ掴んだままの辻は、
その顔を見る事ができずにいた
14 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:59 ID:YJ3menIA
E
15 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:59 ID:YJ3menIA
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16 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/29(金) 01:59 ID:YJ3menIA
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