91 アイコンタクト
- 1 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/12/28(火) 21:58
- 91 アイコンタクト
- 2 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/12/28(火) 21:59
- それは、生放送にモーニング娘。さんがでているときだった。
トークをしている飯田さんの隣で、美貴たんがウインクした。
右目と左目で1回ずつ。
右と左で1回ずつ。
それは、私と美貴たんだけの秘密の暗号。
「今夜、食べちゃうから」っていうメッセージ。
私はメールで言えばいいじゃんって言ったんだけど、「それじゃ味気ないでしょ?密会はバレない様にするスリルがたまらないんじゃない」って。
ハァ…
ため息一つ。
右と左一回ずつって言うのは外でってこと。
私の家なら右だけ。美貴たんの家なら左だけ。
この前は私の家だった。
お母さんがちょっと出て行った隙に、それまで穏やかだった美貴たんは豹変して。
嫌がる私の一方的に攻めてきた。
手をつかんで、口を持ってきて。
もう少しお母さんが帰ってくるのが遅かったらやばかったと思う。
- 3 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/12/28(火) 21:59
- でも、今日は外。
二人きりだ。
女の子二人きりで入るようなところじゃないから、恥ずかしいって言うのもある。
何より、美貴たんが一方的に攻めてくるから……私、我慢できないし……
そのくせ私が手を動かすの休めると、美貴たんは怒る。
満足できないから。
画面では、美貴たんたちが歌っている声が聞こえる。
しっかりと自分がカメラに抜かれるとき、もう一度美貴たんはウインクした。
しかも今度はその後に舌なめずりまで。
「ったく……公共の電波で誘うなんて、大胆なんだから」
文句を言いながらも、私は準備をする。
何度もやっていることだけど、やっぱりドキドキするもので。
帰ってきてからまた浴びるシャワーを一度浴びて、家を出た。
- 4 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/12/28(火) 22:00
- ◇
「ちょ……美貴たん……やめてってば……」
「いいでしょ?ね、ほら、力抜いて。手を退けてよ」
「や……駄目だって……声、聞こえちゃう……」
「いいじゃん、ちょっとくらい聞こえたって」
美貴たんの手が更に激しくなる。
「駄目だって……もう……」
手はどんどん激しく。
力強く。
もう、私は限界だった。
- 5 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/12/28(火) 22:00
- 「もう、やめてってば。どうして私の方のお肉とっちゃうのよ」
「だって、亜弥ちゃんの方が火力強いじゃん。早く焼けるんだって」
伸びてくるお箸を私は懸命に阻止する。
美貴たんの目の前の網には、まだ赤いお肉がのっている。
だから、美貴たんは私のを狙っている。
火力なんて大嘘に決まってる。
「スキあり」
右手で器用に私の両手をつかむ美貴たん。
力強くつかまれたそれは、私の力ではどうしようもなくて。
左手で持ち替えたお箸で、次々と私のお肉をたいらげていく。
「あー私のお肉……」
「ほら、亜弥ちゃん手を休めないで。網があいたら次々のせてってよ」
パッと離された手。
それは新しいお肉をのせるためであって。
また焼ければ私の両手の自由は奪われることになる。
「次は、絶対とらないでよ」
「あったり前じゃん。美貴はそんなことしないって」
にっこり笑うが、それが嘘なのはわかってるから、期待はしてない。
結局時間制限の二時間の間に食べたお肉は5:1くらいだったと思う。
でも、もちろんワリカンで。
「今日は楽しかったーまたねー」といって去っていく美貴たん。
煙くさい髪のまま寝るわけにもいかなくて、家に帰ればもう一度シャワーを浴びる。
振り回されてばっかりの夜だけど……
私はいつも美貴たんの目の動きに注目している。
それが、私と美貴たんの二人だけの合図だから。
- 6 名前:名無飼育さん 投稿日:2004/12/28(火) 22:00
- おしまい
- 7 名前:Max 投稿日:Over Max Thread
- このスレッドは最大記事数を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
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