88 サンタなんて信じない

1 名前:88 サンタなんて信じない 投稿日:2004/12/28(火) 21:03
88 サンタなんて信じない
2 名前:88 サンタなんて信じない 投稿日:2004/12/28(火) 21:03
ピンポーンとチャイムを鳴らすと、ドアが開いて加護亜依が顔を出した。
「どうしたのその格好? かわいい〜。
あ、今夜はクリスマスイブだもんね。そっか〜」

しかし担いでいた白い大きな袋の中身を差し出すと、急に態度がよそよそしくなる。
「え〜。もういいよそういうのは。あんたもさあ、そろそろ大人になりなよ」
3 名前:88 サンタなんて信じない 投稿日:2004/12/28(火) 21:04
仕方が無いので今度は小川麻琴の家を訪ねる。
「お〜、なにそれ似合うじゃ〜ん。ごはん食べてく? あさ美ちゃんもいるよ」

白い大きな袋の中身を出して渡してみる。
「なになに? ……え? 無理無理、別人のふりしたってバレバレだよ〜。
いい年なんだからさ、そんなのもう居ないってみんなわかってるもん」
4 名前:88 サンタなんて信じない 投稿日:2004/12/28(火) 21:05
次は飯田圭織が仕事中のスタジオに来てみた。
「うわ、かわいい〜。どうしたのその衣装、収録? そっか今日はクリスマスだもんね〜」

優しく微笑む飯田に手ごたえを感じて、白い大きな袋の中身を差し出す。
「あ、ごめ〜ん。もうそういう年じゃないしさ。勘弁して。ほんとごめん」
5 名前:88 サンタなんて信じない 投稿日:2004/12/28(火) 21:06
一縷の望みを託して楽屋に田中れいなを訪ねた。
「なにしてんすかそんな格好で。警備員に捕まりますよ」

座って棒つきキャンディーを頬張ってる田中の前に白い大きな袋の中身を差し出す。
「誰も驚かないっすよ。今どきこんなのに騙される子供いないっしょ」
6 名前:88 サンタなんて信じない 投稿日:2004/12/28(火) 21:06
トナカイの着ぐるみに全身を包んだ辻は、寒空の下、一人とぼとぼと歩いていた。
「誰かサンタの役やってよ……」

赤い衣装の入った白い大きな袋を肩に、しょんぼり呟いた。
「引き受けちゃったんだよ」
7 名前:Max 投稿日:Over Max Thread
このスレッドは最大記事数を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

Converted by dat2html.pl v0.2