13 ホントのじぶん
- 1 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:07
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13 ホントのじぶん
- 2 名前:名無し飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:07
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気が付いたら、あたしはどこか知らない場所にいた。
鼻をつく独特な匂いがここが体育倉庫であることを教えてくれた。
倉庫の中は薄暗く、小さな窓から入る光がぼんやりとあたしの目を慣らしてってくれる。
跳び箱、平均台、ハードル…そうだ、ここはうちの学校の体育倉庫だ。
でもどうしてこんなとこにいるんだろう。放課後の記憶が定かでない。
考えようとすると、頭がつきんと痛んだ。
中からではなく、外側の痛みだ。どこかぶつけたんだろうか。
確認しようとすると手が動かなかった。
「!?」
後ろ手に手錠をかけられていた。
しかも倉庫のドアの取っ手にくくりつけられている。
手が動かせないどころか、そこから動くことさえ出来ない。
一体誰が、なんの目的で。
もうひとつのドアが開いた。
- 3 名前:名無し飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:07
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「………もも?」
「あー、起きたんだみーやん」
残念、と呟くももに喰ってかかろうとしたけど、出来なかった。
ももの隣には愛理がいたから。
「…愛理…?」
「……」
「愛理の声で起こしてあげようと思ったのに」
ももの手がドアを閉める。再び薄暗くなる倉庫の中。
でも愛理の顔はよく見えた。
ももにキスされる、愛理の顔が。
- 4 名前:名無し飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:08
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「っ!」
突然目の前でキスする二人に思わずかっとなった。
一体何をしてるっていうんだ。
あたしは今こんな状況なのに、何でキスなんかしてるんだ。
「ちょっ―――」
そのことで声をかけようとしたその時。
「…んぅ…」
愛理の口からぽろりとこぼれた声が。
あたしの動きを止めた。
- 5 名前:名無し飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:08
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倉庫の中はとても静かで、二人の舌が絡み合う音がよく聞こえた。
いつのまにか暗がりに慣れてしまったあたしの目は、愛理の口元から伝う唾液まで見えてしまってた。
ねえ、何してるの?
別に口はふさがれてないのに、言葉は形にならなかった。
「…っは、ぁ…」
二人の唇が離れた。
愛理の唇が、ももの唾液でてらてら光ってる。
愛理の目はぼんやりしてて、ももの目は嬉しそうに細まってた。
あたしの目は一体、どうなってるんだろう。
二人を見ようと、必死にぎらついてるんだろうか。
ちがう。
見たくない。
見たくない、はずなのに。
目が離れない。
目を閉じれない。
見たがってる、自分がいる。
- 6 名前:名無し飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:08
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「あっ!」
ももの手がブラウスの上から愛理の胸に触れた。
愛理が高い声をあげる。
シャツの上からさすってるだけなのに、愛理はぴくんと肩をゆらす。
今まで見たことのない愛理の顔にどきどきする。
今まで聞いたことのない愛理の声にくらくらする。
「やぁ、もも、だめぇ…」
「でももうココ、ほら…硬くなってるよ?」
「ふぁっ!」
愛理のそこは服の上からでもわかるくらいに自己主張してた。
そこをももの指がはじくと、愛理の口からまた甘い声が漏れる。
「ほら、嬉しいくせに」
「ちがっ、あっ、だめっ…!」
指ではさみながらこする。
愛理は口では嫌がりながらも、体は明らかに喜んでる。
その顔と声を聞いてたらわかる。
- 7 名前:名無し飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:09
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いつのまにか自分の表情が険しくなってた。
こんな場所で、人の目の前で勝手にエッチしてる二人に対して怒りを感じてるせいなのか。
それとも。
「ボタン外すよ」
「あっ、だめっ、もも…」
「ちょっと寒いかもね。でもすぐあつくなるから」
「ぁ…ん…」
制服のボタンが外されて、愛理の白い肌が露わになる。
驚いたことにブラはしてなかった。
ももの指にいじられて、ぴんと立ち上がってるそこから目が離せない。
「あっ、あっ、そこ、やあっ!」
「いつもより感じやすいね…みーやんに見られてるから?」
「ちがっ…ふぅっ…!」
いつも、という言葉が耳についた。
一体いつから二人はこんな関係だったんだろう。
あたしが知らないところで、二人はいつからこんなことしてたんだろう。
あたりの見てないところで、愛理はいつからももに体を許してたんだろう。
訳がわからなかった。
- 8 名前:名無し飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:09
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愛理の白い肌に汗が浮かんできてるのがわかる。
ももの手が愛理のスカートの裾に潜り込んだ。
びくんと大きく体を揺らしながら、情けない声を出す。
「も、ももぉ…」
「ん?」
「や、ぱ、だめだよぉ…」
「どうして?」
「やだ…やだよぅ…」
ぷるぷると小刻みに震えながらも、愛理の顔はどこか待ちわびてるように見えた。
ももの手に触れられるのを、待ちわびてるように。
ももの手が一旦愛理の体から離れる。
安心からかほっと愛理が息をつくのが聞こえた。
ももの手が愛理の腰を抱いてあたしに近付いてきた。
手を伸ばせば近付く距離までやってきた。
もっとも、今のあたしは手を伸ばせない状態にあるけど。
ももの手が愛理のふとももをなで上げる。
それに敏感に反応しながら、愛理の息が湿ってくのがわかる。
いつのまにか唾がたまってて、飲み込むと予想以上に大きな音がした。
- 9 名前:名無し飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:09
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「ちょ、ね、もも…っ」
「これくらい近かったらよく見てもらえるよ。よかったね、愛理」
「やっ、だ、…あっ…!」
「えっちな愛理、いっぱい見てもらおうね?」
愛理が今日一番高い声をあげた。
スカートが邪魔で、ももの手がどう動いてるのかよく見えない。
もぞもぞ動くたびに起こる衣擦れの音と、愛理の熱っぽい吐息が倉庫中に響いてる。
「愛理、脚」
耳元で短く命令すると、愛理は素直に片足をひょいとあげた。
ももが片手で器用にするすると愛理の下着をおろしてく。
右足だけ脱がせてから、左足の足首にかけたままももはまた手を元の位置に戻した。
- 10 名前:名無し飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:09
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「んあぁっ!!」
ももの指がそこに触れる音が、びっくりするほど鮮明に聞こえた。
聞いたことない、こんな音。
いつも花みたいに笑ってる愛理がこんな音出すなんて、信じられない。
「愛理、スカート持って」
「んやぁ…む、りぃ…」
「ほら。両手空いてるでしょ」
愛理の手が弱々しく自分のスカートの裾をつかむ。
ふるふると震えながら、ゆっくりと持ち上げていく。
熱い。
誰にも触られてないのに、体が熱い。
- 11 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:10
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「どう?みーやん」
「……何が…」
言葉尻が掠れてしまった。
「愛理。ねえ、こんなえっちな愛理知らなかったでしょ?」
「んあっ!」
あたしに話しかけながら、指を突き立てる。
ももの指に感じてる愛理を、あたしは見つめてる。
「愛理って変態サンだからさ、みーやんに見られて悦んでるんだよ。ねー愛理?」
「ぅあっ、やっ、やだぁっ…みやぁ…!」
やめて。
呼ばないで。
そんな甘ったるい声で、呼ばないで。
「愛理気持ちい?気持ちいって教えてあげなよ、みーやんに」
「ぁ、み、やっ…きもちっ……あ、っあぁ…!」
なんだかすごく泣きたくなった。
そんな愛理を見るのが悲しいからじゃなかった。
- 12 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:10
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もう、気付いてた。
「すごい音だねぇ。みんなみーやんに聞かれてるよ?」
「やだ、よぉ…ももっ、も、ゆるし、て…っぅ!」
「許してって言われても…こんなえっちな音出してるの愛理だよ?」
「ふゃああん!!」
あたしは、愛理に、
「あれ、なんかキツくなってきたね。イクの?愛理」
「あっ、やっ、だめっ…!っきそ…!」
「みーやんの前でイッちゃうんだ。愛理ってほんとえっちだねぇ」
「やだっ、ももっ、ねっ、おねがいっ…!」
「なぁに?」
「イ、く、イッちゃ、あ、あっ…!」
「イカせてほしいの?」
「んっ、おねがっ、イカせっ…っ…!」
「いいよ、愛理。イクとこ見てもらおーね」
「ふゎ、も、あ、だめっ、イっ…く……あぁああ…――――っっ!!!」
嫉妬してたんだ。
- 13 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:11
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びくびくと全身で快感を感じてるであろう愛理は、
しばらくするとくてんと糸の切れた操り人形みたいに崩れ落ちた。
ももが愛理をそこに座らせて、こちらを向く。
あたしの体を取り巻いてるのは、
見せ付けられたせいで起こった熱と、
このあとのことを願う期待と。
「みーやん」
愛理のがついた指を顔の前に差し出された。
かいだことのない匂いがあたしをおかしくさせる。
いや、正直にさせる。
「舐めて?」
言われなくても、あたしは口を開いてた。
- 14 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:11
- ル ’ー’リ
- 15 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:11
- 州*´・ v ・)
- 16 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/11/02(金) 20:12
- ノノl∂_∂'ル
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