балалайка
- 1 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 01:41
- балалайка
- 2 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 01:45
- 材料
ウォッカ 1/2
ホワイト・キュラソー 1/4
レモン・ジュース 1/4
作り方
シェークしてカクテルグラスに注ぐ
- 3 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 01:54
-
「小春ー」
緊張に震える小春を現実に戻す声。声の主を見て彼女の心は少しだ
け、開放された。
「あ、吉澤さんに藤本さん」
小春にとって頼もしい、二人の先輩。
でも、どうしてここへ?
小春の脳裏に疑問が過ぎる。
ここはテレビ東京の天王洲スタジオ。とは言ってもハロモニの収録
などやっているはずもない朝の6時半だ。
そう。小春は「月島きらり」として新曲を、おはスタで披露する予
定だった。おはスタと言えば生放送。少しのとちりすら許されない
状況に、さすがの強心臓の彼女ですら身を固くしていた。
- 4 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 02:01
- 「どうしたんですか二人とも」
すると吉澤は頭を掻き掻き照れくさそうに言う。
「いやさ、たまたま時間が空いててさ」
「よっちゃん何言ってんの。2曲目とは言えかわいい後輩が歌を生
放送で披露するんだから、リーダーとして応援してやんなきゃって
わざわざ早起きしたんでしょ」
間髪置かずに放たれた藤本の突っ込みに、顔を赤くする吉澤。
「本当ですか! うわあ、嬉しいなあ」
二人の好意を素直に喜ぶ小春。彼女の笑顔はまるで音が聞こえてき
そうなほどだった。
- 5 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 02:07
- 「でもなんだか…」
ところが再び不安に表情を曇らせる小春。
「何だよ小春、急に落ち込んじゃってさ」
「だって、吉澤さんと藤本さんが見てると思ったら。逆に、しっか
りやらなきゃなって思っちゃって」
肩を竦める小春。
「ほらー。だから逆効果だって美貴が言ったじゃん」
「まあまあ。そんなに緊張してたらさ、ノドカラカラになるぞ。こ
れでも飲んで落ち着けよ」
差し出されたスポーツドリンクは見る見るうちに空になった。
- 6 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 02:13
- するとそれまで真っ青だった小春の顔色が真っ赤になり、きゅーと
音を立てて倒れてしまった。
「ほら、元気が出たろ…ってあれ?」
「よっちゃん、小春に何を…くさっ!」
ペットボトルに鼻を近づけた美貴が顔をしかめる。
「これお酒じゃん! 何飲ませてんの!!」
「いや、小春の新曲がバラライカなだけにカクテルのバラライカを」
「はぁ?飯田さんみたいなこと言わないでよ寒いから。って言うか
まさかそれだけのために?」
「いやあ面白いかなって思って」
「面白くないから。生放送だから」
「うちらもハピサマ歌う前は中澤さんに一升瓶を」
「寂しい男日照りの三十路と一緒にすんなっての!」
- 7 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 02:18
- いやミキティ中澤さんは当時まだ27歳だよと言いたかった吉澤だ
がそこはリーダーだったのでぐっとがまんの子だった。
「しょうがない。こうなったら美貴が滝川きらりとして」
「いや滝川てかりの間違いじゃない?」
「なんか言った?」
「いや何にも」
そんな問答を二人がしていると、後ろからむくっという音が。
「おお、もう復活したか。さすがはミラクル…」
と言いかけた吉澤の顔が固まる。
楽屋の畳に胡坐をかいて座る小春。その目は、いつもの5割増しほ
どの二重になっていた。要するに、据わっていたのである。
- 8 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 02:26
- 「…おい、ごま塩ご飯に天津飯」
小春から発せられた声は月島きらりのようなかわいらしい声ではな
く、薄暗い山の奥から響いてくる獣の声、言い換えれば和田アキ男
のような声だった。
「誰がほんこんの額だオルァ!!!」
「ちょ、ミキティ落ち着いて!」
頭髪に関する言葉には特に敏感な藤本を、慌てて羽交い絞めにする
吉澤。たとえ自分がごま塩ご飯と言われようが、天王洲を血の海に
変えてはいけないのだと心に言い聞かせる吉澤。
しかし滝川の狂犬をあざ笑うかのように、小春は藤本の前髪を後方
へと押しやった。
- 9 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 02:35
- 露になる藤本の北の大地のように広大な額。
「藤本なんだよこのデコは。ちょー受けるんだけど。GAMなんて
やめてみうなとワットってユニット組めよ。エセハーフとバードマ
ンの二人組と違ってW(ワット)って意味だけどな!」
そんなことを言いながらへらへらと笑い続ける小春。その時、藤本
の中の何かがぷちんと音を立てて弾けた。
「お前の全存在がうぜえんだよ!!」
「ミキティそれ梨華ちゃんのセリフ!」
そんなどうでもいい指摘をしている間に藤本は吉澤の羽交い絞めを
解き小春に襲いかかった。いくら小春が酒の力でスーパーサイヤ人
になったとしても生きて太陽は拝めない、そう思った時だった。
- 10 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 02:44
- 一瞬何が起こったのか、吉澤には理解できなかった。
しかし、地べたに這っているのが藤本で仁王立ちで勝ち誇っている
のが小春だということは一目瞭然だった。
「おばあちゃんが言っていた。クビになったソロに意味はない。意
味があるのはきらりん☆レボリューションだと」
「ク、クロックアップや!」
何故か関西弁になる吉澤。ちなみにハロモニコントでの吉澤の関西
弁は視聴者に不評なことを彼女は知らない。
このままでは小春は酔ったままテレビの生放送に出るという大変な
事件を起こしてしまう。某つるべのようにタワシを世間に晒した後
ではもう遅いのだ。
- 11 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 02:50
-
「むらかみめぐみ!14歳の母!!」
大声で叫ぶ吉澤。すると、小春の動きが止まった。
「むらかみめぐみ!14歳の母!!」
もう一度同じ言葉を叫ぶ。二つの単語の相関性は特になかったが、
繋げると何故か物悲しかった。きっと雨の中の相合傘を想像させる
からなのだろう。
「今だ!ミキティ!!」
気絶している藤本に呼びかける吉澤。やっとのことで起きあががっ
た藤本と二人、何とかして暴れる小春を縄でふん縛ることに成功し
たのだった。
- 12 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 02:56
- 「よし、これでハロプロテレ東出入り禁止だけは免れたぞ」
吉澤が安堵のため息を漏らす。しかし。
「ちょっとよっちゃんさん」
「ん?」
藤本が恐る恐る、言った。
「こいつ、小春じゃない」
吉澤は亀甲縛りにした女の姿をよく見てみた。確かに足は小春同様
すらりと長かったけれど、肌の色は黒かった。顔もよくよく見て見
れば幸楽の白い作業着が似合いそうな顔立ちだった。
「ちっ、変わり身の術か」
吉澤は気絶している少女の顔を見て呟いた。額に赤い文字で「西」
と書かれていたけれどそれを読み解くのは恐れ多くてできなかった。
- 13 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 03:00
- とんとん、と藤本が吉澤の肩を叩く。
「よっちゃんさん、言いにくいんだけど」
「何ミキティ、今はそれどころじゃ…」
鼻先に差し出された、腕時計。
時計の長針は、9の数字を指していた。
「しまったああああああああああ!!!!!!!!!!」
- 14 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 03:07
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しばらくお待ちください
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テレビ東京 12ch
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- 15 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 03:09
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翌週、何事もなかったかのように月島きらりの声は時東ぁみが当て
ていた。
- 16 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 03:12
- 発明
- 17 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 03:12
- 美人と
- 18 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/31(火) 03:12
- パイナポー
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