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34 違和感

1 名前:34 違和感 投稿日:2003年03月15日(土)19時00分43秒
違和感
2 名前:34 違和感 投稿日:2003年03月15日(土)19時03分56秒
「ただいま。」

吉澤はいつもより少し仕事が長引き、家に着いたときにはもう家族は寝ているらしかった。

リビングの電気とストーブをつけ、コートを脱いでいるときに吉澤はテーブルの上に自分当ての小包があるのに気づいた。
どうやら今日送られてきたらしいが、送り主の名前は載ってなかった。
吉澤は興味をそそられ、開けて見る事にした。
3 名前:34 違和感 投稿日:2003年03月15日(土)19時05分13秒
「なんだ、これ?」

中にはCDらしきものが入っていた。
よく調べて見ると、何もタイトルは書かれてなかったが、ゲームソフトの様であった。
吉澤は仮眠をとっていたおかげで全然眠くなかったので、そのゲームをしてみようと思った。
弟の部屋からこっそりゲーム機をリビングまで運んできて、テレビと接続し、ソフトを入れ、電源を入れました。

「なになに?体験ゲーム〜音楽プロデューサー編〜?」

4 名前:34 違和感 投稿日:2003年03月15日(土)19時07分25秒
返事の代わりに家のインターホンが鳴った。
まさかと思い、玄関まで行き、ドアを開けると加護が立っていた。

「よう、よっすぃ〜。」

「おまえさあ、こんなのは家の近くとは言わないと思うけど。まあいいから、上がって。」

「どもども、ところでよっすぃ〜は今何してたん?」

「なんか変なゲームが送られてきてたから、ちょっとやってみようと思ってたとこ。」

「うちも一緒に見ててええ?」

「別にいいよ。」
5 名前:34 違和感 投稿日:2003年03月15日(土)19時09分07秒
そう言って吉澤と加護はリビングに戻って、吉澤はコントローラーを持ってスタートボタンを押す。

「なんや、これ?」

画面に現れたのは私達モーニング娘。だった。
そこは楽屋らしく、メンバーたちは年が近いメンバー同士固まって、談笑している。
それはいつもの光景である。

突然場面が変わり、会議室みたいなところになった。
たくさんの偉そうな男の人たちがずらっと並んで座っていて、そのうちの五十過ぎの白髪混じりのおっさんが口を開いた。
6 名前:34 違和感 投稿日:2003年03月15日(土)19時10分06秒
「最近になり、ますますモーニングのCD売上は落ちていて、レギュラー番組も減る始末です。早いうちに保田に次ぐ卒業者を決めたほうがいいと思われます。どうでしょう、つんくさん?」

画面の中の全員がカメラ目線、つまりこっちのほうに向く。
そして、画面上に十二個の選択肢として、安倍から吉澤まで五十音順にメンバーの名前が出た。

どうやらこの中から選べ、という事らしい。
吉澤は馬鹿らしくなり、ゲーム機の主電源を切った。
テレビの電源も切り、振り向くと加護が真剣な顔で吉澤を見ていた。

7 名前:34 違和感 投稿日:2003年03月15日(土)19時11分31秒
「どうしたの?あいぼん。」

「いや・・・そんな事よりそろそろ寝よ。明日も早いし。」

「そうだね、私も眠くなってきた。」

二人は吉澤の部屋に入り、加護のために布団を敷き、寝ることにした。

その30分後、加護は熟睡中の吉澤をちらりと見た後、再びリビングへ戻っていった・・・。
8 名前:34 違和感 投稿日:2003年03月15日(土)19時12分35秒
・・・今、モーニング娘。は、吉澤と加護の二人組のユニットとして世間から認知されている。

吉澤は何か違和感を感じながらも、その正体は分からなかった。

吉澤は何度かこの違和感について加護に聞いてみた。

が、加護はいつも少し笑いながらこう答えるだけだった。

9 名前:34 違和感 投稿日:2003年03月15日(土)19時13分32秒


「ヒ・ミ・ツ」


10 名前:34 違和感 投稿日:2003年03月15日(土)19時14分25秒
E
11 名前:34 違和感 投稿日:2003年03月15日(土)19時15分09秒
N
12 名前:34 違和感 投稿日:2003年03月15日(土)19時22分20秒
D

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