27 nkskは柿の種を流し込まれる機械

1 名前:27 nkskは柿の種を流し込まれる機械 投稿日:2007/04/01(日) 23:21
27 nkskは柿の種を流し込まれる機械
2 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/04/01(日) 23:23
「ほら、いいじゃないか!」

そんな声が秘密基地にこだまする。
このアルカイダもびっくりの基地を作ったのは全部舞美だというのだから驚く。
否、そんなことはどうでもいい。
早貴は、身を襲うこの事態に絶望していた。
3 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/04/01(日) 23:27
巨大な漏斗のようなものが早貴のはるか頭上に据え付けられる。
その大きさ、ざっと12畳ほど。
漏斗を満たすのは、大量の柿の種。舞美が早貴のためにせっせと毎日買いためていたものだ。
漏斗の先は早貴の口に固定されていて、早貴がキュフフと息をするたびに彼女の喉に流し込まれる仕組みになっていた。
きっかけは些細なことだった。
舞美のやっているラジオで、舞美が早貴にむりやり柿の種を食べさせることを暴露した。それを感謝の気持ちと勘違いした舞美がとんでもない行動に出た。

そして今、こんなことになっている。
4 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/04/01(日) 23:31
「キュフフ!キュフフ!」
「もっとガーッと食べて!がんばろうね!!」
何を頑張れというのだろう。意味わかんないよ舞美ちゃん。
咀嚼することを諦めた早貴は、柿の種は飲み物ですといった感じで丸呑みしていた。
でもカレーは飲み物だと言い張ったウガンダさんでさえこれは無理だろう。
5 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/04/01(日) 23:33
でも舞美ちゃんに悪気はない。ただ、わたしを楽しませたいだけ。
だったら、最後まで食べるしかないじゃないか。
早貴の心に、熱い闘志のようなものが生まれた。
そこからは、柿の種を喉に流し込む毎日。
小便も大便も垂れ流しだ。
体中の穴という穴から柿の種があふれてくる。
舞美はそれを丁寧に救い上げ、再び漏斗に戻した。
6 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/04/01(日) 23:38





時は流れる。
世の中ではモーニング娘。は解散し、加護亜依は上沼恵美子のポジションをゲットした。
℃-uteでは早貴の存在は黒歴史になり、いつのまにか栞菜がセンターになっていた。
漏斗の中の柿の種もあとわずかになっていた。
「がんばってナッキー!」
舞美は足しげくこの秘密基地を訪れてくれた。もはや誰が早貴をこんな目にあわせたのかすら彼女は忘れていた。
柿の種を完食すれば、光が見える。
ただ、それだけを信じていた。
7 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/04/01(日) 23:40
そして早貴は最後の一粒を、思い切り吸い込む。
それがピーナッツだったのか柿の種だったのか、どうでもいいことだった。
硬い感触が喉を通り過ぎてゆく。

ミッション・コンプリート。

「やった、やったよ舞美ちゃん!!」
8 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/04/01(日) 23:43
「やったねナッキー」
「おめでとうナッキー」
この感動的な一瞬を一目見たかったのか、えりかもこの会場に駆けつけていた。
早貴は今、ハロープロジェクトの誰もなし得なかった偉業を成し遂げたのだ。
紙吹雪が舞い、上空では白い鳩が群れをなして羽ばたいていた。
9 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/04/01(日) 23:45
「舞美ちゃんは?」
ついさっきまでえりかのそばにいた舞美の姿がないことに気づく早貴。
えりかは、漏斗のほうを指差す。

天井から、夥しい量の柿の種の雨が降り注いだ。
10 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/04/01(日) 23:48
「ナッキー、そんなに柿の種が好きだったんだね! だから、感謝の気持ちを込めてもっと買ってきたよ!!」
ついさっきまで、早貴に降り注いでいた希望の光が、柿の種の雨に変わってゆく。
「じゃ、またがんばるんだよ!!」
「舞美が一番かわいいよ」
そんなことをいいながら二人は秘密基地を後にした。
残されたのは、前回の倍以上の柿の種で満たされた巨大な漏斗とnksk。
「キュ…フ」

戦いはまだ、終わらない。
11 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/04/01(日) 23:49
12 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/04/01(日) 23:49
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13 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/04/01(日) 23:50

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