22 小さなひかり
- 1 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:17
- 22 小さなひかり
- 2 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:18
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日の明けぬうちに出発したはずなのに、目的の駅に着く頃には天高く太陽が輝いていた。
東京から電車をいくつも乗り継ぎ、人の多い時間を避け、必要な時には途中の安宿に宿泊した。目的地までのルートや時間調整。
どの宿泊施設が穴場なのか。
全て今私の隣で眠りこけている彼女に任せていた。さすが大学で勉強している子は何でも知ってるな、と思ったけれど元はと言えば彼女も私と一緒に仕事をしていた。自分の知識のなさにはいつも呆れるけれど、生活にはそう困らない。北枕で寝てはいけない、程度のことを知っていればそこそこはやっていける。
とにかくそこまでして人目を気にする理由。
全てはできるだけ目立ちたくない、そういう思いからだった。もしもこの旅行が途中でマスコミにばれた場合、一番に迷惑をかけてしまうのはこれから私たちが会いに行く人なのだから。
- 3 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:20
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思ったよりも小さな駅だった。
通学・通勤ラッシュはとうの昔に過ぎ、時は緩やかに流れていた。駅の改札はもちろん自動ではなく、狭いスペースに駅員さんが立っていて切符を切る姿は感動すら覚えた。
「なんか、のんびりした町だねえ」
それこそのんびりした口調で、彼女が言った。さっきまでずっと寝ていたので、まだ夢の中なのかもしれない。私はポケットからマネージャーにもらったメモ書きを取り出し、改めて中身に目を通す。この駅についてからは、自分の力で目的地にたどり着きたかったからだ。
「のんつぁん、わかった?」
「うん、あそこのバス停から出るバスで、いけるみたい」
私は駅の出口から少し先にあるそれを指し、言う。
言葉が、バス停と私たちを繋ぐ。その糸を手繰れば必ずあの子のいる場所へと、たどり着く。
その思いは私の体を硬くさせた。無理もない。時間が、見えない壁を私自身の中にいくつも作り出しているのだ。
- 4 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:20
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私が最後にあいぼんに会ってから、一年が過ぎようとしていた。
- 5 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:21
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コンコンに今回のことを申し出たのは、去年の夏のことだった。
最初彼女は、強く反発した。私があいぼんに会うことで、あいぼん自身が酷く傷つくことを心配したのだ。普通に考えれば、あの事件で彼女が負ったダメージを思えば、そっとしておくべきだ。ごくごく当たり前のことだった。
でも、私はあいぼんに会うことを強く望んだ。コンコンと彼女の繋がりと比べたら「友達」という意味では私たちのそれはとても薄いものだったのかもしれない。私と彼女はもう会うべきではないのかもしれない。それにマネージャーさんや事務所の偉い人たちからはあいぼんと接触することは禁じられていた。そこには私たちが簡単に理解できる理由から、そうでない理由まで様々なものがあったのかもしれない。
でも、結局コンコンは最終的には折れてくれた。一緒に来てくれることも約束してくれた。彼女自身にもあいぼんに会いたいという気持ちが強くあったのだろう。ゴレイロの時はのんが譲ったじゃん、とふざけて言ったら恥ずかしそうに笑っていた。
マネージャーさんにも同じ調子で望んだ。さすがに立場上からかコンコンよりは手ごわかったけれど、それでも最終的にはわかったと言ってくれた。ただし次の年の春になるまで待つこと、移動中は決して人目につかないようにすることを逆に約束させられた。とは言え、私が動きやすいようにスケジュールを組んでくれたのも他でもないマネージャーさんだった。色々無理を言ったのにあいぼんが住んでいる場所や、最寄り駅からそこまでの交通手段を調べてくれて、今の今でも頭の下がる思いだ。
- 6 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:21
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バスが走り出すと、すぐに田園地帯に入った。本当に小さな町なんだろう。
窓を開け、春の風を胸いっぱいに吸い込む。空気が綺麗なことも手伝ってか、体の芯がリフレッシュされたような気持ちになった。
バスの中にはおばあちゃんが一人いるだけだった。ただ、もう一人二人お客さんが増えたとしても騒がれない自信はあった。コンコンも私もTシャツにジーンズというラフな格好だったし(おまけに私のは昔やってた番組で作ったたやつだった)、化粧もまったくしていなかった。髪は変に作らず、そのまま下ろしていた。原宿の真ん中に立っていたとしても気づかれない自信があったけれど、さすがにのんつぁんはそれはないでしょ、とコンコンに笑われた。
ゆらゆら、ゆらゆら、バスが揺れる。
まるで揺りかごのような心地のよい揺れは、眠りを誘う。
東京を出発してからはずっと気を張っていたけれど、目的の土地についた安心からか、ひどい睡魔に襲われた。隣ではコンコンがすうすうと安らかな寝息を立てている。浮かぶ笑顔は、久しぶりに親友に会える喜びからだろうか。私にはない感覚だ。あいぼんとは「同じ舞台に立つ仕事仲間」だったけれど、決して周りが想像するような「親友」という関係ではなかった。結局最後まで私たちはお互いの携帯番号を知らなかったし、お互いの家に遊びに行くこともなかった。
- 7 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:22
- それでも彼女に会いたいと強く願ったのは、どうしても聞きたいことがあったからだ。
まるで夢のような、虚構のような私たちが形作った世界。パティシエが高く積み上げた砂糖菓子のように綺麗で脆く、崩れやすいもの。私にとって、その世界のほんの片隅に存在していた、小さなリアリティ。あの時掴んだ何かは、本当に存在していたのか。ただ、それが知りたかった。
- 8 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:22
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「加護さんが、来る…・・・」
あいぼんに最初に抱いた印象は、この一言に集約されていた。
オーディションで一緒になった背格好の似た少女は、最終選考の場となった古寺で積極的に私に近寄ってきた。何かと理由をつけて私のそばを離れないあいぼんは、はたから見れば人懐っこいように見えただろう。対照的に、件の台詞をこぼす私自身は神経質に見えたかもしれない。でも、どうしても彼女の好意を受け取ることはできなかった。あの当時から、その笑顔に隠された翳を本能的に感じていたのかもしれない。今だからこそ、言えることだけれど。
奇しくもオーディションに合格した私たち。よっすぃーや梨華ちゃんも一緒だったけれど、年齢も一緒で背もほとんど変わらない私たちの間には特別な「何か」があった。それを嫌でも感じさせる出来事が、すぐに起きる。
あいぼんは、次々と大きな仕事を任されていった。お茶のCMでは新メンバーで一人だけ注目を浴び、新しい曲では歌い出しのパートを与えられた。さらにタンポポへの加入。大して娘。の中で目立たず、どこのユニットにも入れない私との差はどんどん開いていった。
私たちの間に横たわっていたものの正体は強烈な対抗心であることを、身の中で燃え盛る嫉妬の炎が教えてくれた。とは言え、周りの環境をどうすることもできず、今自分ができることを黙々とこなすことで前に進むしかない。それが私に与えられた、唯一の希望だった。
- 9 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:23
- 格差が生まれた後も、あいぼんは私に親しく接してくれた。
中澤さんやなちみやかおりんたちは私たちを、双子のように仲がいいと暖かな眼差しで見ていた。世間が私たちを「辻加護」とまとめて呼ぶようになったのもこの頃だった。ただ、彼女の作り出す世界に足を踏み入れた私を襲う冷たい感覚は決して消えたりはしなかった。
あいぼんが冗談で言う「ののは暇でええなあ」という言葉に深く傷つき、些細なことで彼女と喧嘩するようになった。
転機が訪れる。一見仲のよさそうな私たちを見て何かを思いついたのか、つんくさんがミニモニ。という新しいユニットを与えてくれた。そこからは流されるように後期ミニモニ。・Wと、私とあいぼんを入れる器は名前を変えていった。
どのユニットにおいても、私とあいぼんは仲が良かった。
けれどそれがカメラが回っている間だけのことだということに、気づくようになる。顕著になったのはコンコンやまこと、愛ちゃんやマメが入って来てからだ。私とあいぼんという二つの点を結ぶだけだった世界にいくつもの点が現れ、三次元的な空間を作る。その広がりが、私に一つのことを教えてくれた。
- 10 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:23
- 私はあいぼんの、友達じゃない。
最初からわかっていたのかもしれない。あいぼんと一緒にどこかに遊びに行ったこともなければ、住んでいる場所も知らない。携帯すらわからない。
けどそれがわかったところで何が変わるわけでもなく、私たちはあくまで「双子じゃないのに双子みたいな」関係をテレビの中で続けていた。運命の相方と躊躇することなく言うことも、南の島で一緒に結婚式を挙げたいなどという子供だましの話を平気で話すことも苦ではなかった。
- 11 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:24
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不意に訪れた眠りから目を覚ますと、バスは目的の地に近づく手前だった。
慌てて私の肩に頬をつけているコンコンを起こすと、飛び降りるようにバスのステップから外に飛び出す。走り去るバスが撒き散らす、舞う砂埃が晴れた先にそれはあった。
まるで何かに見捨てられたような、トタン屋根の古びた一軒屋。周りには家はなく、傾きかけた夕日の彩りも手伝って余計寂れた印象を与える。
「ここに、かーちゃんが住んでるんだね」
コンコンが、家の前に停まっているトラックを見ながら、言う。車体にはかすれた文字で「加護運送」という文字が書いてあった。
「行こう」
たぶん、自分に言い聞かせてたのだと思う。自分の中にできた大きな壁、小さな壁。一つずつ取り払いながら、先に進んだ。
目と鼻の先に、呼び鈴のボタンがある。これを押せば、彼女に会える。けれどそんな簡単な動作が、できない。時計なんか持ってないはずなのに短針が刻む神経質な音が聞こえてくる。春とは言え日が落ちれば薄寒ささえ覚えるはずなのに、不思議と体は熱を帯びていた。
「のんつぁん?」
「あ、ごめん」
最後はコンコンに背中を押されるように、指をボタンに重ねる。ぱきっ、という鈍い音が指先に伝わった。
- 12 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:24
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あいぼんのお母さんは私たちを快く迎え入れてくれた。
あいぼんの実家に遊びに来たのはこれがはじめてのはずだけれど、彼女はまるでよく遊びに来る娘の友達に接するように、私たちをあいぼんの部屋へあげてくれた。
「亜依は、姫と遊びに行っててん。もう、せっかくのんちゃんとコンコンが遊びに来た言うのに……」
姫ちゃん。確かあいぼんの妹の名前だ。あいぼんそっくりの、円らな黒目のかわいい子。あいぼんによく写真を見せてもらっていたのを思い出した。
通された部屋は、私が彼女に抱いていたイメージとは大きくかけ離れていた。フローリングの床に、ベージュのファッションケースと木目調の机。机上には何かの資格の教科書が丁寧に重ねられていた。オフホワイトの壁紙は一部分だけ色が変わっていた。ちょうどポスターくらいのスペース、私は首を大きく横に振る。
「ねえのんつぁん」
「ん?」
コンコンの申し訳なさそうな顔に、何となく何を聞かれるのかがわかった。それもそうだ、私は彼女にここに来た詳しい理由を話していない。
「コンコンの言いたいことはわかるよ。確かにのんとあいぼんは友達って呼べる関係じゃなかった。でも、どうしてもあいぼんに聞きたいことがあって…ってこれは前にも言ったよね」
「うん」
「のんがあいぼんにどうしても聞きたいこと、それは……」
視線を部屋の窓に向ける。オレンジ色に染まった空が、記憶の中にある空と重なった。
- 13 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:25
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「ねえ、のん」
ハロモニのロケ先でのことだった。あいぼんは普段は見せないような表情を、私に見せる。
まるで、暗闇の中で弱弱しく揺れるマッチの灯。次に告げられるであろう言葉を促すことなく、時を待った。
「あのお月さん、見てみて」
言われるままに、空を見上げる。青から紺に変わりつつある夕暮れのスクリーンに、月がぽっかりと浮かんでいた。月は周りから少しずつ青を集めているように、白みがかった青い光をを放っていた。
「あれが、どうかしたの?」
「青く染まったお月さんに、願い事を10回心の中で唱えると、何でも夢が叶うんだって」
思わず鼻で笑いそうになったけれど、いつもならそれはあいぼんの役目であって私のすることではない。彼女の真似をして「ホントあんたはしょうもないこと言うよね」と言おうとも思ったけれど、やめておいた。
「へえ、じゃあやってみようかな」
代わりに願い事を10回、暗唱する。大好きなケーキが毎日食べられたらいいな、そんな他愛もないことだ。正直特に叶えたい望みなんてなかった。けれど、いつもとは違う顔つきでそんなことを言うあいぼんの前で、彼女の言葉を否定するようなこともできなかった。
沈黙。ふと横目で見ると、あいぼんも同じように祈っていた。もちろん彼女が何を祈ったかなんてわからなかったし、空の月が金色に色づいた後でもそのことを聞こうとは思わなかった。
でも、儚げな月に思いを寄せるあいぼんの姿が、妙に心に残った。虚構と現実の狭間を回遊しているような彼女に、唯一私が手触りを感じた瞬間でもあった。
- 14 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:25
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私があいぼんに聞きたいこと。
それは、あの青いお月様に何をお願いしたかということ。
彼女が最初の騒動を起こしてから、ずっとそのことだけが気にかかっていた。何も言わずにみんなの前から姿を消したあの日。あいぼんが唯一残してくれたその足跡だけが何かを知っているような気がしてならなかった。
「ごめん、まだ言えない。でもコンコンの前で聞くことだから、ね」
結局私がとった選択は、それだった。
「うん、わかったよ」
素直に頷いてくれるコンコン。本心はそうでもないんだろうなと思いつつ、私は彼女のそういう押しの弱さみたいなところに甘えることにした。
- 15 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:26
- 不意に、部屋のドアが開く。
ゆるゆると流れる風。夕日に照らされて現れた彼女は、まるで切り絵のように翳って見えた。
目が合う。懐かしいような、それでいて心苦しいような。
「こんな辺鄙なとこに、よう来たな」
ややもすれば呆れたようにも取れる言い方。でも、あいぼんらしかった。
心を覆っていた幾重もの壁が、砂糖を水に溶かしたように崩れてゆく。
そこから先は、楽しい思い出話ばかりだった。
あの番組の時はあんなことがあったね。とか。あの時の収録で咄嗟に言葉が出なくて困った。とか。全てがテレビの枠の中の話なのは少し寂しくもあったけれど、それでもいい思い出には変わらなかった。あいぼんの本当の「親友」であるコンコンがいたせいかもしれない。私は彼女が今回の旅について来てくれたことに、心からお礼が言いたかった。
- 16 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:26
- でも、そんな思い出話がしたくてここまで来たわけじゃない。
確かめなきゃ。
心音がどんどんペースを上げる。
外はすっかり暗くなっていた。きっと空にはあの時見た真っ青なお月様が顔を出していることだろう。あいぼんが姿を消してから、私は月を見るたびに思いそして祈った。
あの時のこと、覚えてる? 何をお願いしたの?
たったそれだけのことがなかなか喉を通らなかった。
それでも私は彼女に何も聞くことなくこの地を後にすることはできない。あれから仕事も滞りなく入った。新しい仕事も覚えた。けれども、自分の中では一歩も進んでいないような状況で。いつまでも同じ場所をくるくると回っているわけには、いなかかった。
「ねえあいぼん」
「ん?」
怪訝そうな顔をするあいぼん。何かを感じ取ったのだろう。風を切る勢いで時が加速していくのを、肌が痛いほどに訴える。
「あの時のことさ、覚えてる? 青く染まった月に願い事をすると……」
- 17 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:28
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○
- 18 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:28
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小さな電車が、闇の中をコトコトと走ってゆく。
行きとは打って変わって、私たちは急ぎ足で東京に戻ることにした。
あいぼんのお母さんからは家で一泊することを提案されたけど、それはできなかった。コンコンは明日から学校があったし、私にしてもこれ以上マネージャーさんに無理を言うことはできなかった。そして何よりも。
車窓から昏い空を仰ぎ見る。燦然と輝く、闇夜の月。あいぼんもきっと今頃、同じ月を見ている。けれどもそれは、私の知っているあいぼんではない。
「懐かしいな。自分、ようそんなん覚えてるなあ」
あいぼんはさも懐かしそうに、それでいて遠い目をしてそう言った。
それ以上、何も聞くことはできなかった。
- 19 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:28
- 私はあの時のあいぼんを知る手がかりなど、もうどこにもないことを悟った。
二人で一緒に月に向かって願いを込めた時、あの時にしか聞けないことだった。流れてしまった時は遡ることはできないし、何もない場所に手を伸ばしたとしても空を切るだけだ。
そう言って自らを納得させることしか、私にはできなくて。
ふと肩が触れる。電車の揺れで隣で眠っていたコンコンが体勢を崩したのだ。寝ぼけ眼で私を見て、まだ起きてたんだのんつぁん、そんなことを言った。
「うん、眠れなくて」
「明日から仕事でしょ? 体、休めないと」
「そうだね。ありがと、コンコン」
あれからコンコンとあいぼんは、二人きりで何かを話していた。オムライスがどうだとか、何とか。私には割り込めない領域。結局は、そういうものに憧れていただけなのかもしれない。
- 20 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:29
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「ねえコンコン、今日は本当にありがとうね」
「何、改まっちゃって」
「ううん、別に」
結局はあの時と何も変わらない。
ただひたすらに、前だけを向いて歩いてゆくしかない。
雨のように降り注ぐ、月の光を浴びながら、思った。
- 21 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:30
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- 22 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:30
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- 23 名前:22 小さなひかり 投稿日:2007/04/01(日) 22:30
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