18 お手軽one magic

1 名前:名無飼育さん 投稿日:2005/02/03(木) 22:41
18 お手軽one magic
2 名前:18 お手軽one magic 投稿日:2005/02/03(木) 22:41
深々と降り積もる雪、田中ちゃんはぼぅっと窓の外を見ていました。
こぎゃんに降ってる雪ば見るのは生まれて初めてなん、と目を輝かせていました。
美貴としては全然珍しくもないので読んでいた雑誌に目を落とした。
するとガラガラ、と窓を開ける音が。

「あ、ちょっと寒いんだから窓開けないでよ」
「雪ってなんなんやろかね?神様が魔法かけて降らせてるみたいやね」

愛ちゃんがやってきて田中ちゃんの隣に立って一緒に外を見てる。
福井だって雪くらい降るだろうに。

「こん降ってる雪の中ば泳いでみたか〜」
「あー、あたしもー」

窓の近くで盛り上がってる2人を見て少しため息をついて本を閉じた。
そして2人に近づく。

「じゃあさ、美貴が魔法掛けてあげるから二人とも目をつぶっててよ」
「えー、魔法?」
「そ、この魔法すっごく簡単でさ、片手で出来ちゃうんだよ」
「へー、じゃぁやってみてくださいよー!」

2人は窓の前に立ち目を閉じる。
3 名前:18 お手軽one magic 投稿日:2005/02/03(木) 22:42
美貴は思いっきり二人を押した。
2人は雪の中を飛んでいるように落ちて行った。
あまりに驚いたのか声も出さずにそのまま白い空ではなく灰色のアスファルトへと向かって行った。

「…ふぅ、さむさむ」

窓を閉めて椅子に座る。
足を組んで雑誌を開く。
するときょろきょろ辺りを見回す矢口さんがやってきた。

「あれー、みきてぃ、高橋と田中はー?」
「魔法の国ですよ」

くっくっ、と笑うと矢口さんは首をかしげどこかへ行った。
4 名前:18 お手軽one magic 投稿日:2005/02/03(木) 22:42
川VvV从
5 名前:18 お手軽one magic 投稿日:2005/02/03(木) 22:43
川VvV从
6 名前:18 お手軽one magic 投稿日:2005/02/03(木) 22:43
川VvV从

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