03 魔法使いマリー
- 1 名前:03 魔法使いマリー 投稿日:2005/02/01(火) 00:31
- 03 魔法使いマリー
- 2 名前:03 魔法使いマリー 投稿日:2005/02/01(火) 00:32
- 「くらえ!メラ○ーマ!!!」
おいらが放った強力な火炎呪文は、巨体モンスターマコタンに命中した。
丸こげ♪丸こげ♪
と思ったら…
「ちょっとマリーさん!何回言ったらわかるんですか!マコタンに炎系の魔法は効きません!」
「うっせーバカ!リカはみんなの回復してりゃいいんだよ!」
「うえ〜ん、あたし勇者なのに…」
ああ、そうだった。
マコタンには氷系の魔法が効くんだった。
ん?竜巻系だっけ?
忘れちまった。
「うがあああああああああああああ」
マコタンのやろう、いっちょまえに吼えやがって。
レベル22のおいらの力を見せてやるぜ。
「ったく、マリーの魔法は使えねえな」
「んだと!ミキ!」
「戦いはパワーなんだよ。この剣でぶった斬ってやる」
「頭悪い戦士のくせして」
「あん?」
- 3 名前:03 魔法使いマリー 投稿日:2005/02/01(火) 00:32
- まったく、こいつはこいつで気に食わない。
マリー様の魔法を舐めるんじゃないよ。
「ケンカはやめてよ〜。あ、剣で戦うならあたしも力貸すよ♪」
「おめーはホ○ミだけやってろ」
「うえ〜ん、ミキちゃんまで〜」
当然だな。一番の役立たずはリカだ。
勇者のくせして力弱いし、魔法もホ○ミしか使えない。
いや、それ以上の役立たずがいた…
「くらえ、マコタン!ミキの必殺技受けてみな!」
「うがあああああああああああああああああ」
「せいやあああ!!!」
「あん?」
ミキの一太刀がマコタンに入りそうになったのに、突然体が止まった。
しかも、かちんこちんだ。
- 4 名前:03 魔法使いマリー 投稿日:2005/02/01(火) 00:33
- 「あー!だめでしょ!ノノちゃん!」
「てへてへ、アス○ロン使っちまったのれす。てへてへ」
「もう、邪魔しちゃだめ!」
「てへてへ、うるせーのれす、ル○ラ」
遊び人のノノが魔法を唱えると、リカはどこか遠くまで飛ばされていった。
ご愁傷様。
まあ、あいつがいなくても、どってことない。
「おい、ノノ。お前すごい魔法使えるんだから、ちっとは敵に向かって魔法使えよ」
「てへてへ、了解れす。バイ○ルト」
「おいこら!てめえ!」
「うがあああああああああああああああああ」
くっそ。マコタンのやろうめ、余計に元気になりやがった。
おいらだけでも逃げるか。ノノは一人でも、何とかなるだろ。
あ、ミキが固まったままだ、ちきしょう。
- 5 名前:03 魔法使いマリー 投稿日:2005/02/01(火) 00:33
- 「こうなりゃマリー様の奥義を見せてやるぜ!」
「うがああああああああああああああああああああ」
「セクシービーム!!!!!!」
おいらは魔法の服のボタンを全て外し、生まれたままの姿をマコタンに見せつけた。
ちっと恥ずかしいが、どうせモンスターだしな。
「うがああああああ………ああ……ぁ……………」
「あっは〜ん、そんなに見ちゃいや〜ん」
「……………うが」
「おねが〜い。今日は、ゆ・る・し・て・ね!あっは〜ん」
最後のおまけは投げキッス。
マコタンは完全に驚きとまどっている。
しばらくすると、マコタンはゴールドをおいらに払って去っていった。
まあ、勝ちってことでいいか。
おいらの奥義は向かうところ敵無しだな。
- 6 名前:03 魔法使いマリー 投稿日:2005/02/01(火) 00:33
- 裸になっちまったから、もう一回装備を調え直してると、どうやらミキの魔法が解けたようだ。
ちょっと離れたところでマコタンを探してるようだが、もうやつはいない。
マリー様がやっつけたからな。
「おい、ミキ!いくら探してもマコタンはいねえぞ!」
「なんだって!」
「おいらがやっつけたからな」
「マリーが一人でだと!うそをつく……グェ!」
ミキがおいらにつっかかってくると、上から何かが降ってきた。
ちょうどミキの上に落ちて、ミキが潰れている。
「いった〜い!あ、マリーさんただいま!やっとキ○ラの翼で帰ってきましたよ!」
「どけよコラ!」
「きゃ〜〜〜」
「この役立たずのリカめ!今度こそぶっ殺してやる!!!」
「いやー!あたしは勇者なのに、なんでー!!!」
そうして、いつものようにリカとミキの追いかけっこが始まった。
そうそう、いつものこと。
- 7 名前:03 魔法使いマリー 投稿日:2005/02/01(火) 00:34
- 「お前はホ○ミだけ使ってればいいんだよ!」
「じゃあ使ってあげる!ホイッ!」
「つまんねーよ馬鹿!」
「うえ〜ん、だから遊び人じゃなくて僧侶入れようと思ったのに〜」
………。
まあ、あれはあれでいいコンビなのかもしれないな…。
「マリーしゃん、マリーしゃん」
「ん?どうした?ノノ?」
リカと同じくらい役立たずのノノが嬉しそうな顔をして、おいらのことを見ている。
いつも楽しそうな顔してるけどね。
「てへてへ、ノノはレベルがあがってあたらしいまほうをおぼえてしまったのれす、てへてへ」
「おお!すげーじゃねえか!何覚えたんだ?」
「てへてへ、ゴショゴショ、てへてへ」
「あん?もっと大きい声で言えって」
「てへてへ、パル○ンテれすよ、パル○ンテ、てへてへ」
パル○ンテ……ってまさか…
その時、突然、空が曇りだした。
やばい、いきなり地割れが起きてお空は嵐だ!
- 8 名前:03 魔法使いマリー 投稿日:2005/02/01(火) 00:34
- 「ノノ!もう使ったのか!」
「おためしれすよ、おためし、てへてへ」
「ばっかやろ〜!!!」
やばい!もう立ってられない!
近くの山はどんどん噴火してるし、雷と地響きで、もう世界がぐちゃぐちゃだ!
「もうだめだああああああ!!!!」
「マリーさんしっかりしてー!」
「マリーさん!」
「マリーさ……」
「マリー…」
- 9 名前:03 魔法使いマリー 投稿日:2005/02/01(火) 00:35
-
「矢…」
「矢口さ……」
「矢口さん……」
「矢口さん!!!」
「うわああああああああああああああああ」
「矢口さん、大丈夫ですか?」
目を覚ますとおいらは、見知らぬ場所にいた…
目の前には役立たずの勇者リカの顔が…
- 10 名前:03 魔法使いマリー 投稿日:2005/02/01(火) 00:35
- 「どうしたんですか、うなされてましたよ?」
「リカ…」
「やだあ!梨華だなんて!もう恥ずかしいわよん!」
………?
見知らぬ場所じゃないし、楽屋だし。
勇者じゃないし、石川だし。
おいら、矢口だし。
「あ、ごめん。石川」
「いいわよ、あたしも真里ちゃんって呼んであげるから」
「うっさいボケ!仕事いくぞ!」
「うえ〜ん、せっかく起こしにきたのに〜」
徹夜でドラ○エなんてやるんじゃなかった…
- 11 名前:03 魔法使いマリー 投稿日:2005/02/01(火) 00:35
- ( ^▽^)<ホイッ♪
- 12 名前:03 魔法使いマリー 投稿日:2005/02/01(火) 00:36
- _, ,_
川VvV)
- 13 名前:03 魔法使いマリー 投稿日:2005/02/01(火) 00:37
- ( ´D`)<べったべた♪
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