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新タンポポ物語
- 1 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)09時53分22秒
ルンルン。
今日は新生タンポポでの初めてのお仕事、ジャケット撮影よ。
ふうー、チャーミーちょっと緊張。
だって、…リーダーなんだもんっ。
キャッ。
どうしよう、照れちゃうよー。
頑張れ梨華、ファイっ。
- 2 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)09時54分45秒
「おぃーーっす。おっ、柴ちゃんに新垣に紺野。もうみんな揃ってるじゃない感心感心。
こういうのは最初が肝心なのよね…ってコラっ、何でみんなボーッと突っ立てるのよ。
リーダーが部屋に登場したら、一歩下がって敬礼でしょ?。で、私が『ヨシッ』って言うまで
片足上げたまま頭撫でられるのを待ってなきゃ駄目じゃない。全く軍隊で何習ってきたの?。
はい、グランド10周始めっ。……あれ?何で行かないの?。何よ、その目は?。
活動初日にいきなりクーデター計画?。それともチョッピリお茶目な反抗期のお年頃?。
ははーん、解かったぞ、あの日でしょ?。だったら赤飯のTシャツ着て大声で宣言しなきゃ。
何照れてるのよ。リーダーって言っても同じ女なんだから遠慮すんなよマイブラザー。
と言う訳で私は今日の実戦訓練を見学します。お前ら新入りは歩伏前進で地雷混じりのグランドへ
ローラー大作戦開始っ。運良く爆発した人は至急紀香姉さんに報告をっ!!。以上、ご武運を祈る。」
- 3 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)09時55分15秒
「ねえ、里沙ちゃんあさ美ちゃん。梨華ちゃんに賞味期限切れのマリファナ与えたの誰?。
何かいつもと全然違うんだけど…。」
「あの発表以来おかしいんラブよ、あの人。【上手な部下の操り方】とか【上司の心得】とか
そんな本ばっかり読んでるし。この前なんかTOKIOの城島さんの行動をメモ取りながら
尾行してたラブ。で、私も気になったんでそのメモを横目で確認したら
AM11:00 畑で種巻き(最初の3分で撮影終了。後の作業は農家の人々にお任せ。)
PM13:00 夏野菜の収穫(同上。)
PM15:00 新鮮な食材で料理(同上。)
PM18:00 晩御飯撮影(ニコニコ笑って食べていたが、撮影終了後にマズイと大暴れ)
PM22:00 川原に博物館から盗み出した恐竜の化石をセッティングし思わずニンマリ。
PM23:00 吉岡美穂と密会。
って書いてあったラブよ。ヤラセはガチンコだけじゃ無かったんラブね。まあ最後の
吉岡美穂はヤラセの後ろに”て”がドッキング、…ってそんな東スポ臭漂う裏話は置いといて
あのメモ、何の役に立つんラブか?。」
- 4 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)09時55分50秒
「あっ、そう言えば…うちの村田リーダーも梨華ちゃんに尾行されたって言ってたわ。
でも、『ちっ、駄目だこいつ。仕事ねーもん。』って吐き捨ててどっか行っちゃったって。」
「って事は…私天才紺野の推理によると、石川さんは色んなグループのリーダーをストーキングして
その行動を研究してるんじゃ…。」
「…で、誰を参考にしたら、あんなタチの悪い酔っ払った鬼軍曹が誕生するラブ?。」
「多分、リーダーとピッチャーを間違えて野球場に潜入して、ベンチ裏で鉄拳制裁を振るう
星野監督を偶然目撃し、『これだっ』と舌舐めずりしながら立ち入り禁止の監督室まで
追いかけたが、ベンチの起用法に不満を抱いていた川尻が意気揚揚と戦闘態勢で
中に乗り込んでいくのを見て、事の成り行きを静かに見守ろうと思ったのも束の間
逆襲食らったサブマリンがメソメソ泣きながら血だらけで出てきたので驚いて逃げ出したが
隣に居た今期でクビ確定っぽさ全快の邪念を振り払おうと素振りで首脳陣に猛アピール中の
カツノリのバットが、プロ入り以来初と言っていい程のジャストミート具合で頭を直撃した為
記憶に余計なアレンジが加わったんだと…。」
- 5 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)09時56分25秒
「こらー新入り、何ゴチャゴチャ言ってるの。私語は厳禁、ギンギン爺いの死後硬直っ。
はい、タンポポ整列しなさーい、番号ぉー。」
「…………?。」
「ねえ、やる気有んの?。リーダーが番号っつったら番号言わんかい、このボンクラども。
グズグスしてると二軍に落として韓国球界へ売り飛ばすわよっ。
しかも、【靖国神社の刺客】とか【教科書万歳】とか、有り得ないニックネームのオマケ付きでね。フフフッ。
生きて帰りたかったら言う事聞きなさい。じゃあ、もう一回番号ぉー。」
「イ、イチ。」
「ニ?。」
「…サン。」
「…おい、そこの3番目の眉毛。普通に番号言ってどーすんのよ、何年芸人やってる訳?。
最後はボケなさいよ、バシバシつっこむから。そんなんじゃいつまでたっても
リットン調査団の壁は越えられないでしょ?。いい?これが最後よ、番号ぉ。」
「イチ。」
「ニ。」
「…サン。……ダァーーーっ。元気が有れ…。」
「はい、タンポポ恒例の朝のミーティング、略してタンポンを始めまーす。」
(ё) (……無視?。)
- 6 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)10時04分20秒
「初日からあんまりガミガミ言いたく無いんだけど、あんた達ちょっとタンポポを
甘く見てるからね、今日はリーダーからみなさんへ個別に進路指導します。
まず、柴ちゃん。…新生タンポポにおける柴ちゃんの役割は解かってる?。」
「えっ?、役割?、……ナチュラル担当かな?。」
「…前から聞きたかったんだけど、そのナチュラル担当って何?。具体的に何の活動してるの?。
もっと解かんないのがメルヘン担当よ。何よソレ、ただ乙女チックな夢でも見てればいい訳?。
そんなのその辺に居る近所の馬鹿とかコスプレ親父でも…ってそんな腐れメロンの話はいいのよ。
コホン。柴ちゃんの役割は飯田さんの跡を継ぐ事。あなた飯田さんの代わりなんだから、そんなに
しっかりしてちゃ駄目よ。常に口からヨダレ垂らしながら、視線は60度上空の一点を凝視。
話の脈略に関係無く意味不明なニヤつきを見せ、不意に突然泣き崩れる。これがあの女の
基本パターンだから覚えなさい。これさえマスターすれば貴さんが勝手にイジってくれから。
はい、練習開始っ。」
- 7 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)10時05分01秒
「次、紺野。紺野は誰の代わりか解かってる?。」
「…新タンポポの影の司令塔かつ蝦夷に生まれた天才軍師の鋭い予想では、…恐らく矢口さん辺りかと。」
「あら、…何よ、解かってるじゃない。解かってるのに何であのチビンバを意識してないの?。」
「で、………弱冠3歳にして既にピタゴラスの定義を完全網羅し、世界の学者共を叫喚させた
この怪童紺野に、どんな屈辱的なモノマネを披露しろと?。」
「もーう、本当に世話の焼ける子ね。髪は金髪、会話は下ネタ、言葉に詰まったら取り合えず
ガッハッハーって笑っといて、若い男の共演者に色目使いながら二人で夜の街に消えればいいのよ。
それと、私に焼肉奢って、だきわかれの時はパンツ全快で、たまに辻加護を楽屋でシメて…。
あーもう面倒臭い、後は自分で考えなさい。 とにかく真似すればいいの、解かった?。
全く、馬鹿な部下を持つと大変だわ。ここまで言わないと駄目なんてね。
しっかりしてよ。頭のいいエリートのチンパンジーくらいなら理解出来るレベルの話なんだから。
よし。じゃあ、3分だけ時間あげる。そこにトンカチ有るから身長縮めて戻って来なさいっ。」
- 8 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)10時05分36秒
「最後は新垣…って偉い。何で口から血流してるのかと思ったら、歯抜いたのね。
髪の毛半分むしり取ったのもナイス判断。いいじゃない新垣、さすが私の一番弟子よ。
パンパカパーン、二階級特進決定。草むしり担当からゴミ捨て係に昇格オメデトウ。
でも惜しい。体型が違う。加護ちゃんはもっとふっくら、……そうねえ、例えるなら
雪だるまかクレヨンしんちゃんね。あんな感じで太らなきゃ。
後、欲を言えば少し可愛さとロリロリ感が足りないわね。それじゃあタモリもヅラ付け忘れて
公開生放送カミングアウトだし、下平アナも内村殺すって銃を片手に番組ジャックよ。
J太郎も辻ちゃんのハチマキ探し求めて、全国のハロプロショップをゲリラ襲撃しながら
抗議の落書きするし、伊集院も最後の砦のブリーフを脱ぎ捨てて、生まれたままの姿で
Vサインの仁王立ちよ。それくらいアンタと加護ちゃんは離れてるんだからもう少し努力する事。
いいわね。よし、じゃあこれから臭い飯食べるパパと別れの挨拶してきなさい。
あんたの自宅にシャブ隠してお巡りさんに通報しといたから。」
- 9 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)10時06分08秒
「よーしっ。じゃあ最後に全員で決めの言葉行くわよっ。…せーのっ、タン。」
「…は?。」
「あんた達、飯田イズムが全然解かってないのね。
タンと言えばポポでしょ?。昔のハロモニでの飯田さんの暴走ぶりを観てなかったの?。
はい、ここでみなさんに忠告しまーす。一流のタンポラーになりたかったら深く考えちゃ駄目。
冷静になって疑問に気付いちゃったら負けなのよ。どんなに恥ずかしくても情けなくても
勢いで突っ走りなさい。【考える前に行為しろ】、有名な孫子の言葉よ。何もしてなくても
男の人と目が合った瞬間に妊娠する位の気合を見せなさいって意味よ。解かったわね?。
じゃあいくわよ、せーのっ、アッコに。」
「………お、おまかせ?。」
「よしOK、今日は解散っ。おーい峰、麻雀や面子用意せい。」
「ちょ、ちょっと待ってよ、梨華ちゃん。……行っちゃった。
ねえ、里沙ちゃん。あんたのコネクションでカツノリ呼び出せる?。」
「了解っ。もう一回後ろからバットで殴らせてみるラブ。
正気に戻ってくれたらラッキーだし、そのまま逝ってくれたらもっとラッキーだし…。」
- 10 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)10時06分39秒
翌日。
「あっ、飯田さん。おはようございます。ちょっと聞いて下さいよ。
昨日新生タンポポで初めて仕事したんですけど、あの新メンバー達自覚が足りないっていうか
ヤル気が無いっていうか…。」
「…石川、今日仕事終わったら待ってなっ。ちょっと話が有るから。」
げっ、飯田さんのあの顔、…説教するときの顔だ。
しかも、フクロウは夜に飛びなさい編や、空は何故青いのか編を超えて、108有る意味不明な
例え話の中でも最上級の理解不能具合を誇る、雨に濡れた犬は臭い編を出してくるつもりね。
前に聞かされた時には自分の名前も思い出せない程頭の中に?が飛び交ってて、気付くと
日本海を一人でゲラゲラ笑いながらイカダで漂流しつつ、必死に白旗振りながら君が代熱唱してたっけ。
そしたら見た事も無いような深海魚さん達がヒレで耳押さえながら続々と水面から顔出してきて
凄い目でこっちを睨みながら次から次へと捨て身のトビウオアタックを繰り出してきたのよ。
- 11 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)10時07分14秒
で、それを何とか凌ぎきったら今度は目の前に朝鮮半島が迫ってきて、岸に勢揃いしたアジア最強の
韓国朝鮮連合軍が大騒ぎしながら長い竹やり振り回して、『来るな、シッシッ』って私の事突っついたり
一斉に口を『フーッ』ってやって風力で日本への強制送還を計られたりで、拉致以上の手洗い歓迎ぶりに
何処のリングに上がっても必ず大ブーイングで迎えられる安田忠夫の甘酸っぱい気持ちがリアルに
身に染みたわ。畜生、絶対復讐してやる……BOAに。こうなったら八つ当たりと言う名の代理戦争よ。
あいつが歌う直前にスタンドマイクの高さを二倍に調整したり、バックダンサーにチョナンカン仕込んどいて
いまいちパッとしない現状への不満を涙交じりのパントマイムで表現させたり、何となく地味な嫌がらせで
日本人の武士道、侍スピリッツの底力を思い知らせてやるんだから。プンプン。
って、そんな事言ってる場合じゃないわ。
何とかあの魅惑の伝道師・飯田圭織のバビル二世も真っ青な電波催眠に対抗する術を考えないと…。
- 12 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)10時07分47秒
「(パクパクパク、パクパクパクパクパク)」
スポッ。
あっしまった。バレた。
「石川。…お前、何耳栓してんだよ。」
「あ、…み、耳栓?。くそー加護の奴、騙したのね。さっき、『このコードレスウォークマン、壊れてるけど何か聞く』って
渡されて、じゃあ折角だからって御好意に甘えてみたんですけど…。
ま、まさか耳栓だったとはね。どーりで飯田さんの有難いお言葉が何も聞こえない筈ですよ。
あのハゲ、なかなかヤリますなあ。オホホホホ。」
「…普通、速攻で気付くでしょ?。…って言うか、まず自分の嘘の下手さ加減に気付きなさい。
加護はそんな悪戯しないもん。どうせ辻でしょ?。あの子は本当に何回言っても…。」
この人…田舎で一人暮らししてる老人にニセ羽毛布団売りつけるより騙しやすいんじゃ…。
「じゃあ、改めて話を始めるわよ。でも安心して。今日は例え話しは無し。
これ以上、『あの話には耐えられません』って卒業されても困るからね。」
…ご、ごっちんの本当の理由って…。
- 13 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)10時08分23秒
「新垣達に聞いたよ。お前、新メンバーに無理難題を押し付けてるらしいわね。誰々の代わり
になれって。しかも柴田には私の変わりに番組中に貴さんの鼻ほじって口に入れて爆笑しろとか
いきなり号泣しながら早く月に帰らせてって海へ向かって石投げろとか、とっても心温まるアドバイスを
与えたそうじゃない。……私をどんな生き物と勘違いしてる訳?。」
…あいつらめっ。……伝言ゲームに愉快なアドリブかませやがって。
それとも雪印にまでコネが有って、偽造報告書のコツでも伝授されたのかしら?。
「…でもね、ちょっと嬉しかった。石川がそこまで私達のタンポポを思ってくれてるなんて。
確かに度は過ぎてるけど、昔のタンポポに少しでも近付けようと努力してる気持ちが
凄く伝わってきたから。メンバーが変わっても、いつまでも私と矢口と加護が居たタンポポを
守ろうとしてくれてるんだって解かったから。
新垣達は石川がおかしくなったって言ってたけど、……それは違う。…私には解かる。
必死だったんでしょ?。一人だけ残されて不安だったんでしょ?。それでどうしていいか
解からなくなったんでしょ?。」
「………。」
- 14 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)10時08分54秒
「本当の石川は、優しくて頑張り屋さんで凄くいい子だもん。解かってるわよ、それぐらい。
でもね、あんたの考えは間違ってる。私、石川が入って来た時に彩ッペの代わりを要求した?。
鼻ピアスして象と結婚しろなんて言った事有る?。
彩ッペには彩ッペの。石川には石川の個性が有るんだからソレを大事にしなきゃ。
柴田も紺野も新垣も私達よりいい所一杯持ってるし、きっと昔のタンポポに負けない
素晴らしいユニットに成ると思うよ。
その結果、昔の面影が無くなっても文句言わない。ううん、むしろ応援する。
私はこんなに頑張ってるタンポポの卒業生だって胸張って言えるもん。
矢口だって加護だって、きっと同じ気持ちの筈よ。もちろん彩ッペだってね。
だからさ、もっと自由にやりなよ。過去に捕われない新しいタンポポを、新しい四人で
創り出しなさい。…それに、…いつまでも面影残されてると………こっちも辛いからさ。」
「い、飯田さん。……うわぁーーーん。」
- 15 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)10時09分27秒
「それから、もう一つだけお説教。私、石川をリーダーに任命した覚えは無いわよ。
タンポポにリーダーは居ないし必要無い。誰か一人が引っ張るんじゃなくて
みんなで力を合わせて助け合いながら頑張る、これがタンポポのいい所よ。
石川がリーダーなら柴田は主将、紺野が会長で新垣が代表戸締り役。
それぞれが与えられた仕事に責任を持って、強い個性を放ちながら同じ目標に突き進む。
凄く格好いいじゃない。あんた達なら絶対出来るから頑張って。
…知ってると思うけど、私達は好きで卒業したんじゃない。悔しくて悲しくて泣きながら
タンポポを去ったの。だから余計頑張って欲しい。もっとタンポポでいい歌を沢山唄いたかった。
もっともっと有名になって色んな人に歌を聞いて貰いたかった。
私の愛したタンポポ、途中で終わった夢、矢口や加護の想い、全部あんた達に託すから
…頼んだぞ石川。」
グスン。
飯田さん、…有難うございます。
私、一生懸命頑張るんで、これからのタンポポを見守ってて下さいね。
でも、…新垣は取締り役の間違いですよね?。
- 16 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)10時10分02秒
翌朝。
「はい、今日もタンポン始めまーす。今日はね、私みんなに謝りたいの。ごめんなさい。
鼻にリング付けた北海道産のヤンキー牛と河村隆一のバンド仲間兼その他扱いのエレファントマンは
モノマネ大会で惜しくも一回戦落ちしてしまったので、四人そろったゴレンジャーも
職を失った事への抗議の為に来年の24Hマラソンを決意した飯田さんに文句を言ってはいけません。
ううん、むしろ街頭で邪魔だこのボケッてADに殴られるくらい応援しなさい。
よって、いかりや長介のリーダー辞任が可決されました。イエーイ。」
「ねえ、里沙ちゃん。……カツノリの野郎、しくじった?。」
「多分、得意のファールチップで病状を更に悪化させたラブ…。」
「こらっ、工事とブー。ゴチャゴチャ言ってないでカミナリ様のコントでも練習しなさいっ。」
- 17 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)10時10分36秒
「いい?みんな良く聞いてね。
タンポポに私は必要無い…じゃ無くって、リーダーは必要無いの。
…何で三人とも一瞬やったって顔したのよ。真面目な話なんだから真面目に聞いて。
私が【タ】なら柴ちゃんが【ン】、紺野と新垣はふたりとも【ポ】よ。
四人そろってタンポポなんだから、力を合わせて頑張りましょうね。
…ん?。紺野どうしたの?。」
「あのー、私と里沙ちゃん、どっちが先の【ポ】なんでしょうか?。
どっちかが欠けた時に、【タンポ△】になるのか【タン△ポ】になるのかで
今後の戦略構想上に多少の誤差が生じるんですが…。」
「そんなのどっちでもいいじゃない。【矢部美穂、作家宣言】に匹敵するくらいのどうでも良さよ。
宇多田ヒカルに潰された【セイン・カミュ結婚】と同じくらい世間の感心は限りなくゼロに近いわ。
とにかく言いたい事は以上です。はい解散っ。」
「…結局、石川さんが仕切るんですね。」(小声で)
「こらっ、ユースケ・サンタマリヤ。お前、お笑いなのか役者なのかハッキリせいっ。」
- 18 名前:第九回短編バトル 投稿日:2002年09月23日(月)10時11分10秒
「あっ、そうだ。みんなちょっと待って。
今日、仕事終わったら四人で何処か食べに行かない?。
私いい店知ってるんだ。
もっと仲良くなる為にも、一緒にご飯食べようよ。」
「さんせーい。」
「紺野のスーパー勘ピュータも、その意見に同意します。」
「あ、……場所を教えてくれるラブか?。後から駆けつけるラブ。」
「何よ新垣。都合でも悪いの?。」
「いえ、…飯田さんに言われてるラブよ。最後に戸締りを確認しろって。」
…本気だったのね。
──── FIN。
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