いちご
1 名前:myふたご 投稿日:2009/06/24(水) 05:14

2 名前:myふたご 投稿日:2009/06/24(水) 13:46
………
遠くで水の音が聞こえる。

朦朧とする意識の中で、今日学校が休みで今が朝だってことがなんとなくわかった。

(起きなきゃ)

外は朝日を覆うように霧のもやがそびえ立ち、2〜3メートル先も見えないほど濃い霧が
一面灰色の雪景色に思える。
まだ朝の5時にも満たない時間帯
3 名前:myふたご 投稿日:2009/06/26(金) 09:09
「お母さん、おはよ!」

「小春ちゃん、寝てても良かったのに」



自分の居る二階の部屋から着替えを済ませて顔を洗うと、母親のいるキッチンへ直行する。

すると途端に漂ってくるお味噌汁や、焼き魚の香ばしい匂い
和食好きの小春にとっては幸せいっぱいなのだが、
小春は何故か眉を下げ母親に申し訳なさそうにその場から動かないでいた。


「…朝ごはんの準備終った?」

「うーん、この卵焼きを焼き終われば準備完了よ」

「ごめんなさい…」

「ん?」

「だって…」

「もぉ。小春ちゃんが謝ることなんてないの」

小春の心情を表情から悟った母親は宥めるようにそう言うと、
出来上がった卵焼きを馴れた手つきでお皿に盛り付け最後にコンロの火を止めた。


「だってお母さん昨日の夜も遅かったんじゃ…」

「大丈夫よ、お母さんタフだもん」

「…」

「…お母さんね」

小春に近づいて両手を自分の両手でぎゅっと包む
昔より大人びてしまった娘の顔
嬉しいような、寂しいような
でもなんだかくすぐったい気持ちで
娘として成長を見守ってきた。

4 名前:myふたご 投稿日:2009/06/26(金) 20:54
こんにちは、はじめて小説を書かしていただく
myふたごです。

文章には自信がなく、批判を頂くと簡単に凹んでしまいますのでお手柔らかにお願いします(汗)

今回は、さゆこは

更新不定期です。

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